伯爵さまがいなくなったあと
私たちは絶望といえるほど悲しい思いはしなかった
だからといえども悲しくないともいえない不思議な感覚
伯爵さまが 死んだ という感覚がとてもじゃないけどなくって
またいつかあえるって そう信じてるだけのたわごとだけど。
なーんてそんなことをザ・伯爵ズで話し合っているところにふとおもったのよね
「おお、マネーラ顔がうかないぞ」
でかい体のドドンタスがいった。まったくこいつは空気とかよまないのかしら
ほら。隣でしんみりとした顔のなっちゃんことナスタシアちゃんがいるっていうのに。
「・・・・伯爵さま・・」
さっきからそればっか。たしかに残念なことだけどそんなに過去ひきずらなくっても・・
・・・・・
・・・・・・・・・・・やだ。私までしんみりしてきちゃったじゃないの
「そうよ・・・」
やっと話し出したわたし。
そうよ、そうよそうよそうよ
「ぜんぶぜんぶあのピエロがわるいんだから!もうあのピエロがわるいの!!」
叫ぶほど大きな声で私は激怒。そしてあえてディメーンの姿に変身したりした。
いろいろなものに変身しすぎて二人ともすこし戸惑っていたが私の意見に深く納得
「およびかい?」
ききおぼえのある声
この声。この声もしかすると。
いやまさか。そんなわけあるわけあるわけ・・・・・
「おやおや♪
相変わらず君たちは伯爵のことについて話しているのかい
あきないねえ」
「ディメー―――ン!!!!」
すかさず私はディメーンへかまえた
周りにマネーを高速回転してディメーンにとばした。
だがディメーンはすかさず瞬間移動し
「マネーラ。ナスタシア。ドドンタくん。ぼくは別に君たちに戦いを挑んだ
わけじゃないんだよ」