本スレの
>>207へ贈る・・・
プロジェクト・ロンド2としてグレフが秘密裏にセンコロ2の計画を練っている間、
とある青空専門学校では、土管の上のカレルが大演説をぶっている。聴衆はミカン箱に腰掛けたファビアン一人である。
聴講料はジュース一缶という良心的啓蒙機関。近代教育は原点に立ち戻るべきではないか、というメッセージが読み取れる。
カレル「対戦ゲームのセオリーを貴様に伝授してやるッ!」
ファビアン「・・・ふあ〜ぁ・・・」
カレル「さあ一緒に唱えろ!『対戦STGのセオリーその1ッ!暴れ厨房 のち中堅』!!」
ファビアン「・・・あばれ厨房?のち中堅ん?」
カレル「そうだッ!初めてゲームに触る人間はテクニックなぞ知らないでダッシュをしまくり撃ちまくるものだ!
だから初心者用の機体として、ダッシュ攻撃が滅法強い機体を用意しろ!
とりあえずダッシュ攻撃していれば安牌、CPUは倒せる位の調整でいい!!」
ファビアン「・・・それ全然ダメなんじゃねーか?」
カレル「構わんッ!その代わり、ダッシュ攻撃後の硬直を長くとればいい。対人戦では同一戦法がのさばるということは無いからな。
上手い奴は、暴れの攻撃を冷静に回避して、硬直をとりに行くことを考える。
暴れている側はそこから反省し、自らの戦法を組み立てなおすなりキャラを変えて行く。駆け引きが生まれる。」
ファビアン「でもダッシュ攻撃はダダキャンで硬直なくせるぞ」
カレル「な ら ダ ダ キ ャ ン な ん ぞ な く せ ッ !!!!」
カレルの絶叫は空き地にこだました。近所を通りかかるおばさんが不審そうにこちらを睨む。
カレル「そもそも硬直時間が各機体で均一というのも怠惰な話なのだ、硬直時間にも差別をつけない理由がどこにあるッ!
そういうところからゲームというものは・・・ブツブツブツブツ」
ファビアン「・・・そういやよ、旧バージョンのオレのバーストボールなんかは暴れなんじゃないのか?安牌だったぜ?」
カレル「あれは暴れとは言わん。」
即座に反応するカレル。