【ヴォォォイド】アラド戦記のキャラ萌えスレ【タリナーイ】

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1名無したんはエロカワイイ
ハンゲームのアクションRPG「アラド戦記」のキャラへの愛とかを語るスレです。
前スレはメイジオンリーでしたが、レイスやシャレドに萌えたい方もいると思うのでまとめます。

【注意事項】※暫定的なものです。
・SS、絵、妄想その他、アラド戦記に関するものであれば基本的に何でも投下可です。
・ただしエロ物は嫌悪感を持たれる方もいるため、明記・忠告した上でupロダなどに上げ、
見たい人だけが見れるようにするような工夫をしてください。18歳未満は見たくても駄目ですと一応忠告します。
・スパロボとは何の関係もありません。
・荒らされても泣かない。相手をしない。
・ハンゲームに期待しない。

以上を守ってマターリやりましょう。
2名無したんはエロカワイイ:2007/02/22(木) 23:23:31 ID:Kn932MVQ
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!

.         ,:::-、       __     >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
    ,,r   〈:::::::::)    ィ::::::ヽ    >3 >>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
  〃   ,::::;r‐'´       ヽ::ノ     >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
  ,'::;'   /::/  __            >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
.  l:::l   l::::l /:::::)   ,:::::、  ji     >6 いまさら>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
  |::::ヽ j::::l、ゝ‐′  ゙:;;:ノ ,j:l     >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
  }:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;!     >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
.  {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/      >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
  ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/      >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
.   `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ       >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
        `ー-"
3名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 00:39:08 ID:teOhKDKg
ano
あの
チェスッ!
4名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 00:58:34 ID:rwmqOsD5
ano
あのwktk
むしすんなしね
5名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 01:50:03 ID:5j21hwUi
ano
あの
もっと
はなしきかせて
むしすんなしね
6名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 08:10:25 ID:Eh2xNegQ
期待の星
7名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 08:44:26 ID:f1PCRyjA
cho
みうs みす
ちょ、書き手俺だけですか?orz
8名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 09:42:10 ID:8K9pmCFZ
ふぁ。。ふぁいとおおお
9名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 12:56:15 ID:f1PCRyjA
やっと一段落着いたから投下することにするぜ。い、いつもはこんなに仕事早くないんだからね!
その前に前回の話と、登場人物の設定を書いておくぜ。前スレはいずれ消えるだろうし。
・男
レンジャー。かつて決闘で生活していたプロの決闘士だったが、
唐突にダンジョンでの狩メインに転向。決闘をすることは極稀になる。
ボウガンを除く四種の武器を状況にあわせて使う。(ボウガンは身につけるスペースがないので除外)
リアリストではあるが、少なくとも男自身が思っているほど非情でも冷酷でもない。
・少女
バトルメイジ。以前は決闘を楽しむ普通の冒険者だったが、
チェイサー使用について他の冒険者と揉めた事があり、軽いトラウマになっている。
しかし決闘することをやめたわけではなく、魔法を一切使わない肉弾系メイジとして周囲に認知されつつある。
武器は棒か槍。その時の気分で換える。
おどおどしていたり泣き虫だったりとやや暗いイメージがあるが、本来の性格は天真爛漫。

キャラクタについて書くのは好きじゃないんだが、メインがプレイヤーキャラであり、なんか長くなりそうなので
少し肉付けしました。二人の容姿はデフォで考えてます。だが名前はまだない。
101:2007/02/23(金) 13:01:55 ID:f1PCRyjA
「……」
「っ……」
男は、リヴォルバーを構えていた。そしてその先に、赤毛の少女を捉えていた。
少女は自分に銃口を向けている男をじっと見詰めている。武器は構えていない。
しかし誰が見ても明らかな優劣でありながら、彼女は微笑みすら浮かべていた。
対して、男の表情は険しい。咥えたタバコの灰が落ちるのを気にする余裕もないようだった。
 二人はしばらく無言のままだったが、やがて男が口を開いた。
「降参しろ」
「え、どうして?」
恫喝するような口調にも、少女は悠々と答える。その様子に男は目を細め、舌打ちした。
「3つ数えるうちに降参しなければ、その頭を吹っ飛ばす」
「ふふ、ほんとーにできるのかな、おにーさんに」
「1」
「む〜、しょうがないなぁ」
「2」
ぷくっと頬を膨らませている少女を見て、わずかに男の表情が緩んだ。
 次の瞬間、射線上から彼女は消え、
「くっ!」
再度狙おうとした男の視界に、今まさに下から上へと得物を振りぬこうとしている少女の姿が映る。
かわす事は不可能だった。
「っ!」
石突によって強かに打ち据えられた彼は空中高く浮かされ、そこに少女の放つ色とりどりの魔法の球体を叩き込まれる。
「これでおしまいっ!」
低くうめき声を上げる男に、彼女は容赦なく、力を込めた掌底を放った。
細身の少女が放ったとは思えないほどの轟音と共に、男は前方に吹き飛ばされる。
「がぁっ!」
彼が飛ばされた方向には積まれた樽があったが、あまりの勢いに崩れ、そのいくつかを破壊してやっと沈黙した。
そこから男が自力で立ち上がってくることは、なかった。
それを確認したシュシアが少女の名を高らかに呼ぶ。それが決闘の終幕の合図だった。
 観戦者の盛大な拍手と賛辞に微笑んで一礼したあと、少女は壊れた樽と飛び散った水の中に倒れた、
自分の倍ほども背のある対戦者を抱き起こした。
11名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 13:03:06 ID:f1PCRyjA

・ ・ ・

最初に知覚したのは、鈍痛だった。
「う……」
薄く目を開け、照明に顔をしかめる。しかしここが何処であるかはすぐに察しが着いた。
(……酒場? 俺は……)
顔だけを動かして辺りを見回す。だが既に店は閉まっているのか、客の姿は見当たらない。
そしてどうやら、自分は背もたれつきのイスを数個使って寝転がされていることにも気がついた。
「気がついた? おにーさん」
頭の上の方から声をかけられ、彼はその体勢のまま顔を上げる。
 視線の先で、赤毛をツインテールにした少女が手を振りながら微笑んでいた。
「お前は……」
「おはよ、おにーさん♪」
それを見た彼の顔が一瞬こわばったが、屈託なく笑む少女に全て察した風にため息をついた。
「俺は、負けたのか……」
「うん」
男はもう一度、深くため息をついて上体を起こした。軽く衣服を整え、銃があることを確認し、
少女の方に振り返る。
「で?」
「で、って?」
「どうして俺が起きるまで待ってた。勝ったから何かくれとでも?」
「違うよ!」
軽く皮肉を言ったつもりが力一杯否定されて男は少々驚いたようだったが、また口を開く。
「……じゃあ、何故?」
「あのね、ちょっと、言いたいことがあって」
「? なんだ、言ってみろ」
少しずつ、ためらいがちに話す少女を少し訝しがりながらも先を促す。
「うん……あの、ごめんなさい」
121:2007/02/23(金) 13:04:20 ID:f1PCRyjA
「は?」 
「チェイサー使っちゃって、ごめんなさい」
「……はあ?」
男はなにがなんだか分からないといった表情のまま、少女を見つめる。
だが少女はよほど後ろめたいのか、目を合わせようとしない。
「うん、それだけ、言っておきたかったから。じゃあ、バイバイ」
そう言って彼女は手を振り、踵を返した。
「あ、おい!」
ほとんど反射的に男はその腕を伸ばし、少女を掴もうとする。だがその肩にわずかに届かず、
その手は少女の、二つに分かれた髪の毛の一つを思い切り引っ張った。
「ぃにゃっ!?」
「あ……」
前に進もうとする力と後ろから引っ張る力の和は相当だったらしい。少女は素っ頓狂な声を上げ、一歩目を
踏み出そうとする姿勢のまま固まった。
「い……」
「い?」
「痛いよ! 放してっ!」
「あ、すまん」
彼がぱっと手を放すと、バランスを崩した少女は前によろけて膝を付いた。
「うっ……」
「悪かった、大丈夫か?」
苦しそうに呻いた少女に、さすがに罪悪感を覚えたのか、男が心配そうに訊く。
「……ちゃんと」
「ん?」
「ちゃんと謝ったのにどうしてひどいことするの!?」
「いや、だから悪かっ」
「あたしはただ自分の魔法を使っただけなのに、それがそんなに卑怯なの? 不愉快なの?」
感情的になった少女をどうしていいか分からず、男はただ黙って見つめていた。
「ねえ、嫌なら謝るから、もうしないから、だから許してよ! ……許して、許してよ、お願いだから……」
最後はほとんど搾り出すようなか細い声で、それっきり彼女は沈黙した。泣いているのか、時折肩が震えている。
男は対応に困ったがそのまま放っておくわけにもいかず、少女の頭にぽんと手を置いた。少女がビクッと大きく震える。
131:2007/02/23(金) 13:05:06 ID:f1PCRyjA
「う……やだ、ひどいことしないで……」
「わかった、しない。だから、少し落ち着け」
少女の頭を優しく撫でながら、ゆっくりと言い聞かせる。
「……うん」
涙の混じった声だったが、確かに少女は頷いた。男は内心でほっとしながら、その頭を撫で続ける。
「あら、意外とフェミニストなのですね」
「!」
唐突に後ろから声をかけられ、男は驚いて振り向いた。
「シュシア……いたのか」
「それはもちろん。私の店ですもの」
いつの間にいたのかワインのグラスを片手に、シュシアが微笑ましそうに二人を見ていた。
「なあ」
「なんです?」
「俺はこういう場合どうすればいいんだ?」
訊いた途端にシュシアの笑みが深まる。
「さぁ、怒ってないのでしたら抱きしめて差し上げたら?」
「何を馬鹿なことを言って……」
クスクスと声に出して笑うシュシアにため息をつき、少女に向き直る。
「……」
「……」
そして、頬と目を赤く染め、何かを期待しているような瞳でこちらを見つめている少女と目が合った。
すぐに俯かれてしまうが、それでも上目遣いで男の表情を盗み見ているのは誰の目にも明らかだった。
 男はまたため息を、今度はずいぶんと長く吐いてから、おもむろに少女を抱き寄せた。
「これで良いだろう?」
「ん、うん……あの」
「どうした?」
「ほんとに許してくれる?」
「最初から怒ってない」
「……うん、わかった。でも、ごめんね」
141:2007/02/23(金) 13:06:23 ID:f1PCRyjA
「何がだ?」
「チェイサー。最初は使うつもりじゃなかったんだけど……」
「けど?」
「久しぶりの決闘で、楽しくって……おにーさん強かったし……だから」
「気にするな。手加減されて勝っても嬉しくない。それで負けたら尚更だ」
「……ありがと、おにーさんは優しいんだね」
「そうでもないさ」
少し自嘲気味に笑って、少女の頭を優しく撫でる。しかしそれが嬉しかったのか、彼女は自ら男に抱きついた。
「ふふ、そうしてると、まるで恋人同士みたいですわね」
後ろからシュシアがからかうように言う。その言葉に照れたのか、少女はより強く抱きつき、男の体に顔をうずめた。
「ふん……親子同士の間違いだろって痛ぇ! 腹をつねるな!」
「……だって、ひどいことしないって言った」
「何もしてないだろう」
「ひどいこと言ったもん。傷ついたもん」
「はぁ、わかったよ、悪かったよ」
「うん……それからね、もっとなでなでして……」
少女の口調が少し、幼くなった。声も少し力が抜けている。
「それはいいが、眠いのか?」
「うん……なんだか疲れちゃったみたい……」
「そうか、このまま寝てもいいぞ」
「ありがと、おにーさん……。あのね……」
「どうした?」
「明日一緒に、ダンジョン行こ……」
「ああ、いいぞ」
「約束、だからね……」
「ああ」
「ん……。……」
少女の声が聞こえなくなった代わりに、穏やかな寝息が聞こえてきた。それを確認し、少女を抱いたまま立ち上がる。
15名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 13:08:23 ID:f1PCRyjA
「子供は苦手だな、どうも」
「あら、あなたが苦手なのは女の子ではないかしら?」
「ふん、そうかもな」
シュシアの言葉を否定せず、彼は自分が寝かされていたイスの上に少女を寝かせた。
「オーダーいいか?」
「二割り増しですけれど」
「分かってる。ラム酒とステーキで。焼きはミディアム」
「はいはい、かしこまりました」
「あぁ、あと」
「? なんですか?」
男は少々考え、傍らの少女の髪を撫でながら言った。
「毛布を持ってきてくれないか。二枚な」
161:2007/02/23(金) 13:11:33 ID:f1PCRyjA
と、まあこのくらいを一話にして、続きができ次第投下しますね。
即興で作ってるんで矛盾ができるかもわかりませんが。
後々のお話は自分でも分かりません。書いてる途中で変えた部分も多いので……。
171:2007/02/23(金) 13:14:19 ID:f1PCRyjA
「……」
「……すぅ、すぅ……」
耳元の寝息を少し鬱陶しく感じながら、男は困っていた。
「……暑い」
「んぅー……」
その傍ですやすやと穏やかに眠る少女は、毛布に包まりながら男の首に抱きついていた。
(……動けん)
男が目を覚ましたときには既にその状態だった。昨日休む時にはいくらか距離を離して寝ていたのだが、
どうも途中で起きてこちらに来たらしい。ちなみに二人が寝ている場所は酒場のイスの上である。
人が一人やっと寝れるくらいの幅しかなく、つまり少女はほとんど男の上に乗った状態になっている。
毛布一枚で充分なところに、さらに人一人と毛布を重ねられたら暑いのは当たり前だ。
(しかし……)
と、吐息がかかるほどの距離で安眠している少女を見る。
「ん……おにー、さん……♪」
幸せそうな表情で、自分に頬擦りしてくる少女。それを見て無下に起こす気にもなれない。
(全く、手間のかかる……)
そうは思うが、悪い気分ではなかった。自分を頼り、身を任せてくれる少女がいる。
かつて仲間がいた頃の自分も、頼られることは苦ではなかった。むしろ頼られることで、自分の居場所を見つけた気すらしていた。
(いや、だが)
それを素直に喜ぶことができないのもまた事実だ。結局、今自分は一人なのだから。この子もまた
「クソ……」
呟いて、思考を振り払う。余計なことを考える必要はない。この少女が男に付いてくるかどうか、それはまだ分からないことだ。
 彼は右手を毛布の外に出して髪をかきあげ、気持ちを落ち着かせるように一息ついてから、少女の頭を撫でた。
「にゅ〜」
くすぐったそうに、しかし幸せそうな表情は崩さずに少女が呟く。彼女が薄く目を開けたのはその直後だった。
慌てて撫でるのをやめるが、一度覚醒したものはそう簡単には戻らない。
「おにぃさん……?」
「……すまん、起こしてしまったか」
「うぅん、それよりもっと……」
「ん?」
181:2007/02/23(金) 13:15:28 ID:f1PCRyjA
「もっと……なでて……」
「あ、ああ」
どうも撫でられるのが心地良いらしい。少女の頭に置いた手の動きを再開してやると、嬉しそうに目を細めた。
そしておもむろに、少女の顔が男に近づく。もともと近かったが、まさに顔と顔がくっつきそうなほどに接近し、今なおその距離を縮めている。
「お、おい」
「んー……」
声をかけてみるが、彼女の接近は止まらない。
「こら、寝ぼけてるのか!? おい、って」
まさに互いの唇同士が付くか否かと言うところで、二人の体は宙に投げ出された。狭い椅子の上で暴れればそれも当然である。
「だぁっ!」
「にゃっ!」
結果、男が少女を下敷きにする形で床に叩き付けられた。
「う……」
「……大丈夫か?」
自分の下で呻く少女を心配する。彼女の頭だけはなんとか守ったが、その分男の体重が彼女にかかってしまっている。
「あれ、おにーさん……」
今の衝撃で今度こそちゃんと覚醒したのか、少女が数回瞬きをした。きょろきょろと辺りを見渡したあと、
男の方をじっと見つめる。そしていくらか上気した顔で口を開いた。 
「あの、あの……」
「ど、どうした?」
妙に慌てている少女になんとなく嫌な誤解を予感する。
「ひょっとしておにーさん、あたしにひどいことしてる……?」
「それは、誤解だ……」
ずいぶんと沈んだため息を吐いてから男は身を起こす。
「えと、違うの?」
「断じて違う」
きょとんとしながら尋ねる少女に断言してから、彼はその体を抱き起こした。
「ん、わかった」
「良い子だ」
「じゃあなでてー」
褒められたのをいい事に、にぱっと笑いながら少女が言う。
191:2007/02/23(金) 13:16:15 ID:f1PCRyjA
「……またかよ」
言葉では辟易した様子を見せながら、黙って頭を撫でる。彼女は少し惚けた表情をして、男に抱きついた。
「おいおい」
「んー、もうちょっと」
「仕方がないな」
こんなところはとても他人に見せられないなと思いつつ、それでも彼女の頭を撫で続ける。
「!」
不意に、男の動きが止まった。少女が不思議そうに見上げてくるが、何も言わない。
男の手が懐の銃にあることに気づいたのだろう。その手と顔を交互に、心配そうな表情で見つめている。
「だ」
「あら、しばらく見ないうちにロリコンに転職したの?」
誰だ、と問いかける前に、後ろから声がかかる。それが男の感じた気配からであるのは確かだった。
声で判断し、わずかに振り向いて背後の人物を確かめると、男は懐に忍ばせた手を抜いた。
「そうそう、賢い判断だわ」
「あんたか」
その女性は死角であった男の一連の動作を全て悟っていたかのように言い、男は心の底から辟易した様子で言った。
「こんにちは、ガンナーのキリよ♪」
「知ってるよ……」
「えと」
「はぁいメイジのお嬢さん、久しぶりね」
「あ、あなたは」
「知り合いか?」
「……うん、ちょっと」
この地上にいる冒険者に天界のガンナーの技術を教え、銃を扱う者にとってはかなりの有名人であるキリだが、
それゆえにバトルメイジである少女と知り合いであるのは妙なことだった。
「またどうして?」
「えっと、それは」
男にとって素朴な疑問だったが、少女は妙に歯切れが悪い。さすがにいぶかしんだが、
「ま、いいじゃない。いい女には不思議が付き物よ」
「じゃああんたはいい女じゃないんだな」
「例外は何にでもあるものよ」
というやり取りの果てにうやむやにされてしまった。
201:2007/02/23(金) 13:18:14 ID:f1PCRyjA
 疑問が晴れたわけではなかったが、まあ、誰にでも言いたくない事の一つや二つはあるだろう、
ましてこんな素行の悪い女との出会いなど封印したいに違いない、という自己完結を施すことにした。
直後に何故か、キリに殴られたが。彼女いわく失礼なことを考えている顔をしていたらしい。
「馬鹿な、大抵のことでは表情が揺らがない自信はある」
と言ったらまた殴られた。男は納得がいかない風だったが、
とりあえずこれ以上スタミナを減らすわけにもいかないので話を進める。
「で、どうしてここに?」
立ち上がり、埃を払いながらキリに尋ねる。横で少女も同じように服をはたいていた。
「酒場に客が来て何が悪いっていうのよ」
「酒を飲みに来たのか? 開店前から」
「……そうね、確かにお酒を飲みに来たわけじゃないわ。でも、客よ」
その言葉にキリの真意を察し、目を細める。
「……俺に依頼か? 珍しい」
「まあ、大した依頼じゃないけど」
「なんだ?」
「グラックカラックへ行って、タウのリーダーを倒してきて頂戴」
「タウキング? 何で俺に頼むんだ、そのくらいが丁度いい冒険者なんてたくさんいるだろ」
「別に、あなたの恋人に依頼してもいいけど?」
「恋人?」
「その子、あなたの恋人でしょ」
キリは指をつい、と動かして傍らの少女を指す。
「え、えっ?」
不意に話を振られた少女は戸惑いながら、男とキリを交互に見つめる。男は気にするなと少女に言いながら、
若干げんなりした表情でキリに言った。
「お前は俺を何だと思ってるんだ」
「ロリコン」
「〜っ!」
キリが馬鹿にしたように言った瞬間、男の手には銃が握られていた。
「ふふん、あたしとやり合おうって言うの?」
余裕の表情を浮かべながらも、その右手は銃を握り、男を正確に捉えている。
「ふん、相変わらずいい腕だな」
「ふふ、あなたもね」
21名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 13:19:12 ID:f1PCRyjA
そう言いつつもお互い銃を降ろそうとはしない。だが数秒の睨み合いの末、男がため息をつきながら銃を下ろした。
「ったく、いつからシングルアクションなんて使うようになったんだ」
「ふふ、たまたまよ。他人に教えるからには、何でもできないとね」
「チッ、ついてない」
舌打ちし、男は不意に歩き出す。慌てて付いてこようとする少女を、男は顔を向けずに手で制する。
「お前はキリから依頼の内容を聞いておけ、俺は戻って旅支度をしてくる」
「う、うん」
「心配するな、ちゃんと戻ってくる」
男は振り向いてはくれなかったが、去り際に頭を優しく撫でた。それだけのことが、少女にとっては
どんな言葉よりも信頼するに足ることのように思えた。
 男が酒場を出て行くのを見てから、少女は振り返った。
「キリおねーさん」
「ふふ、シュシアから大体の話は聞いてるわ。あいつなら大丈夫よ」
「うん……信じてる。けど、キリおねーさん」
「ん、なあに?」
「おにーさんて弱いの?」
少女の質問に、キリは盛大に笑い出した。
22あとがき:2007/02/23(金) 13:24:36 ID:f1PCRyjA
anoあのよんでくれてありがとう。


ちょっと、む、無視しないでよね、もう死んじゃえ!
とりあえず彼らがダンジョンに行く前で一段落です。
ついでにいうと、予定は未定です。
23名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 13:40:55 ID:5ojnlyHa
f1PCRyjAしね
24名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 14:17:01 ID:dFXBJ/bv
ano
あのレンジャイは寝てるときはタバコ吸ってないんですか?
お疲れ様、面白かったです。
続きも楽しみにしてます。

25名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 16:30:17 ID:Ou6ajb4G
ano
ミス
あの
続きも書いてください。
むしすんなしね
26名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 17:35:10 ID:CQatys57
ano
あの
とてもおもしろかったです
むしすんなちね

27名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 18:30:06 ID:3PMv919B
ano
あの
前スレdatください
むしすんなしね
28名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 21:50:53 ID:f1PCRyjA
>>23
もっとお母さんみたく言ってくれ。
>>24
ありがと。めがね付けて寝る人がいないのと同じです。
>>25,26
ari
あり
俺のように妄想乙でいいんでどんどん投下キボンヌ
むしすんなしね
>>27
前スレは44レスしか付いてないですよん。
29名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 22:02:18 ID:x8S7K0RP
ano
あの
ちんちんおっきした
むすんなぬるぽ
30名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 22:33:27 ID:5j21hwUi
ano
みす
あの
ばとるめいじと
レンジャーの
PTは
よわいよ
むしすんなしね
31名無したんはエロカワイイ:2007/02/23(金) 22:38:43 ID:f1PCRyjA
お前は俺を怒らせた。
まとめて相手にするから弱いんだよ……きっと。
>>29
ガッ
32名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 00:37:24 ID:xvsXg6bm
応援爆破
33名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 01:25:30 ID:IoD6nN/8
ano
あの
ふかくにも
おっきした
むしすんな
しね
34名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 05:13:40 ID:JITQzZrq
ano
あの
おまえのせいで
決闘でバトrうメイジに
鬼かげ歩使えなくなったじゃないか
おい
むしすんなしね
35名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 07:46:37 ID:5QPhOjn3
ano
ミスったwwww
あの
レンジゃーがなんかもてもて
うらやまいs
むしすんないsね
36名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 10:11:49 ID:5QPhOjn3
ID:f1PCRyjAモバゲーのサークルはいらないか?
小説もあるよ
37名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 11:20:14 ID:Yki8QoUu
ano
あの
レンジャーさんに覚醒技使ってはしいです
むしすんなしす
38名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 12:05:28 ID:6C6DR1eh
ano
あも
つずきはないんですか
ぬしすんなしめ
39名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 13:37:52 ID:6aFBP6hx
kok
ここは
厨房喋りじゃないとだねなんですか?

前回の話がすごく・・・読みたいです・・・
あと続編激しくきぼんぬ!!!
40名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 14:01:55 ID:qpSQ/Isu
oi
are
nihonngoutenakunatta
おk
おい
嬉しいんだけど、さすがにそんなに早く書けませんむしすんんあちね
普段の俺は一ヶ月一話ペースなんです勘弁してください。
>>34
バトメと組めばよくね?
>>35,36
ゴメンレンジャイばっか育ててるから。鬼とか格闘とかレイスとか書きたいけど。
サークルについてkwsk
>>37
ごめんねクールタイム0.2秒のHSで許して。正直アレを書く技量が無いです
>>39
俺が前スレで使った所為かもしれません。なんかいらないぶきとかあったらください

ゴメンねレスする暇あったら書けって話だよねゴメンね
41名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 14:05:36 ID:5QPhOjn3
>>40携帯でモバゲーってあって、そのサークルに
小説書く所がある。因みに主催者のIDはぁゅ君って言うやつ。






senndenn
ミス
宣伝乙
42名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 14:11:43 ID:qpSQ/Isu
>>41
ご利用の携帯には対応しておりません。
HAHAHA


俺のあーうー乙
43名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 14:12:52 ID:5QPhOjn3
>>42donnmai
are?
nihonngoninaranai-
darekatasukete-
ありがと
どんまい
44名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 21:05:25 ID:qpSQ/Isu
本スレで厨房語が出てるとここの住人なんじゃないかと思えてくるな……。
しかし本スレ住人のどれだけがここのスレを知ってるんだろうか……。
45名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 21:06:10 ID:ElVxjfrz
少なくとも俺は知っている
46名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 21:07:49 ID:qpSQ/Isu
レス早くて吹いたw
47名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 21:23:23 ID:g4WuDby1
>>44
ano
みすった
あの
先につかわれたのは
ほんすれだと
おもいます
おい
おい
おい
むしすんなしね
48名無したんはエロカワイイ:2007/02/24(土) 23:52:55 ID:qpSQ/Isu
絵は本スレでも気軽に投下できて良いよね……
どんなに上手くなっても本スレにSSは投下できないな。
>>44
いや、そうだけど。なんか目に付くんだよな。
>>39
言い忘れてたけど前回の話はないです。
というか、もう少し投下されると思ってたので続きを書くつもりもなかったのです。
でも人いないんだもん。
49名無したんはエロカワイイ:2007/02/25(日) 02:05:35 ID:IcRzCKPW
oi
みす
おい
覚醒技のかわりに0.2のHSだと
クールタイム0.2のHSじゃ・・・・・0.2?・・・0.2!?
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
50名無したんはエロカワイイ:2007/02/25(日) 02:22:08 ID:AAwRl3I3
素直に面白いと思ったよ。続きが気になる。
51名無したんはエロカワイイ:2007/02/25(日) 07:39:12 ID:tKcAVf2f
>>49
ano
みすた
あの
いらない
MPかいふく
あったらください
おい
むしすんなしね
52名無したんはエロカワイイ:2007/02/25(日) 08:13:21 ID:jAxGT5r8
ano
ミスったwwww
あの
いらない40LVtokaattarakudasai
are?
nihonngoninaranakunatta-
darekatasukete-
直ったwwあいrがおt
ありgt
ありgと

やっぱいいや。しね
53名無したんはエロカワイイ:2007/02/25(日) 13:22:29 ID:tKcAVf2f
BM
54名無したんはエロカワイイ:2007/02/25(日) 17:47:41 ID:961AHfHf
ano
あの
このものがたり
めもちようにほぞんしてもいいですkあ・
おい
こら
むしすんなしね
55名無したんはエロカワイイ:2007/02/25(日) 19:56:53 ID:mCtRGLMm
ano
ミス
あの
続きはどうなんですか・
oi
musi
おい
むしすんなしね
56名無したんはエロカワイイ:2007/02/25(日) 22:52:39 ID:y8t76VZf
あー……前作と前々作を合わせた以上の文字数になりつつある……
もうどうしたらいいかわかんね\(^o^)/
会話主体になってきたしキャラの動かし方が分からなくなってきてオワル\(^o^)/
本スレのメイジと喧嘩屋の絵に性欲を持て余しすぎた。



ていうかな、本スレだけじゃなくってこっちにも絵が欲しいんだぜ?
57名無したんはエロカワイイ:2007/02/25(日) 23:16:49 ID:Lgc2P4BZ
性欲をぶちかます
58名無したんはエロカワイイ:2007/02/25(日) 23:18:57 ID:gxVJKMzX
(((( *ノノ) キャー
59名無したんはエロカワイイ:2007/02/26(月) 04:30:06 ID:wfc7vDT8
暇だし絵でも投下するか。(夕方過ぎだけどね)

擬人化湯上がりシャレドたん
野獣化食後風振様

どっちがいい?
60名無したんはエロカワイイ:2007/02/26(月) 06:01:58 ID:H7hFXkcz
>>59
どっちかっていわれればシャレド
61名無したんはエロカワイイ:2007/02/26(月) 08:36:07 ID:IuWF2JCw
シャレドたんに一票
62名無したんはエロカワイイ:2007/02/26(月) 11:49:24 ID:mV54bBU2
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 シャレド!シャレド!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J

63名無したんはエロカワイイ:2007/02/26(月) 14:17:48 ID:Oif79vhM
はげに5票
64名無したんはエロカワイイ:2007/02/26(月) 16:52:26 ID:6dhMORN3
書いても書いても終わる気配のしない俺がシャレドに5票入れる
65名無したんはエロカワイイ:2007/02/26(月) 18:34:40 ID:QBF9peld
シャレドまだ〜?チンチン
66名無したんはエロカワイイ:2007/02/26(月) 19:47:19 ID:Vd7t/NFI
てか、これ書いてる人はコテ作ったほうがいいと思うんだ。うん。
671/2 ◆v.MbDi2cxY :2007/02/27(火) 05:00:25 ID:EK6eOY/a
「ふぅぁーうぁー」

僕の名前は挑発人形シュルル。
今日もご主人を倒そうとするモンスターの目を僕に集めて、その隙にご主人様に纏めてご主人様が魔法で退治しやすい環境を作ってる。
これが僕の役目であり仕事だ。(時々、目隠しして剣もったおっさんがつっこんできたり、口元を隠した機械を使わないとろくに戦えないヤサ男まで攻撃に参加してくるのが癪だけど)

はっきり言って、モンスターから攻撃されてくるわけだから、当然痛いさ。
けど、辛くは無い。何故なら、僕はこの為に生まれて来たんだから。
682/2 ◆v.MbDi2cxY :2007/02/27(火) 05:17:54 ID:EK6eOY/a
ああ、それにしてもなんてご主人様は素敵なんだろうか…

人間達は「まだまだ子供」なんて言うけど、赤い髪、ツンとしたお耳、僕とは全く違う可愛らしいお声…全てにおいて完成されているじゃないか!!…まぁ、ほっぺに絆創膏はったり、ご主人みたいなオーラ出してる女の人も悪くは無いとは思うけど…とにかくご主人様が一番だ。


この思い、伝えたくてたまらない。
たまにはご主人様に投げられだけじゃ無くて、自分からご主人様の胸に飛びつきたい…

だけど!!僕は挑発人形・シュルル。

だけど、ご主人様の事が大好きだ…。

だけど…僕は誇り高きご主人様の挑発人形・シュルル!!



だから僕は、今日もご主人様の為に叫ぶんだ。


「ふぅぁーうぁー」
69あとがき ◆v.MbDi2cxY :2007/02/27(火) 05:23:49 ID:EK6eOY/a
ついつい勢いで書いてしまった。後悔や反省はしばらくしてからする事にする。
(脱字と前半の「纏めて〜」あたりの文がおかしい点についてはすでに後悔も反省もしている…)

なんらかの感想があれば嬉しいです。
気が向いたらまたなんか書きます…
ってか、すでに過疎のおかん!?
70名無したんはエロカワイイ:2007/02/27(火) 05:41:09 ID:kVsxTokd
地味に俺がいたりするんだよな

ついでに言っちゃなんだがここはやはり過疎っている
71名無したんはエロカワイイ:2007/02/27(火) 08:26:42 ID:kDAepLda
過疎でも俺はここが好きです
72名無したんはエロカワイイ:2007/02/27(火) 11:04:27 ID:5IUP0/SY
まったり系小説マダー?
73名無したんはエロカワイイ:2007/02/27(火) 11:49:29 ID:kDAepLda
ちょっと今ライナス×シュシアの小説構想が浮かんだ。



やっぱだめだな
74名無したんはエロカワイイ:2007/02/27(火) 11:54:26 ID:kDAepLda
3年ROMる
75名無したんはエロカワイイ:2007/02/27(火) 12:54:33 ID:EK6eOY/a
結局感想は書いてくれないのかよ…w

グラとソウルの絡みネタの小説考えた。(エロとかは無いよ)
名前は次書き込んだ人が書いてくれ。
また深夜に書き込みする。
76名無したんはエロカワイイ:2007/02/27(火) 14:36:17 ID:z7KdOjiM
シュルルの話?俺大好き。
こういうのいいわぁ

77名無したんはエロカワイイ:2007/02/27(火) 15:00:01 ID:VPsQ5zvF
シュルルの視点から描いた話、続きが気になりますね。
シュルルはロリk(ry  ご主人様に尽くす存在か・・・いいね!
78名無したんはエロカワイイ:2007/02/27(火) 17:44:16 ID:ISxujTiB
ちょ、俺のいない間に作品がww
>>67
ちょっとシュルルのレベル上げたくなってきたぜ。
レベル27でいまだに10だからなぁ。
>>73
YOU書いちゃいなYO!

続きの方は書いても書いても終わりません。長すぎです。
その上自分の感性と好みで書いてるので、なんかいろいろ乱れてますorz
軽く手直しが出来次第今日の深夜にでも投下するつもりですが……
79名無したんはエロカワイイ:2007/02/27(火) 18:16:49 ID:VPsQ5zvF
>>78
実は期待している俺がいる。
焦らず頑張ってくださいな。
80名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 00:04:01 ID:MbnuOjaf
>>78        へ_へ 
まってるよ〜チンチン\(\・∀・)
81名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 01:28:15 ID:VkDUP/tS
ano
みす
あの
しゃべりかた
もとにもどすな
おい
むしすんなしね
82名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 02:00:19 ID:jhv0GPer
ごめん。消えた。マジ泣きそうだわ。
ちょとタバコ吸っちゃう。
83名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 02:02:15 ID:MbnuOjaf
ano
あの
もしよかったら
またがんばってね
むしすんなぬるぽ
84名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 02:04:06 ID:jhv0GPer
ごめんねごめんね。
でも同じ道をもう一度辿るのは辛い……今日はもうメモ帳見たくないorz
85名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 02:07:32 ID:hi7TmTHG
ハンゲのメンテで落ちた、キャラ消えてたらどうしよ
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
86名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 02:08:09 ID:jhv0GPer
多分大丈夫……俺も寝たままメンテ中起動してたりするし。
87グラップラーとソウルの話1/2 ◆v.MbDi2cxY :2007/02/28(水) 04:27:45 ID:pKwO42C/
「はあっ…はぁっ…」

ここはアルフライラ臨時駐屯地。
グラ子はその大地に蜘蛛の巣窟EXから帰還したボロボロの体でフラフラと岩壁にもたれかかった。

「はぁっ…はぁっ…(さすがにキツいわね…アラクロッソのミサイル、お腹にもらっちゃったもんね…)」

正直な話、グラ子は限界を感じていた。そんな中、リーダーであるポンマスの声が聞こえてきた。

「Mでもいけそうですね。ちょっと解毒買ってくるんで、その間に準備整えておいて下さい。」


(!?…私はもう限界だ…脱退しよう…)
「あ、リーダーすい…」

そんなグラ子の声を遮るように、メンバーブリン夫が話しかけてきた。
88 ◆v.MbDi2cxY :2007/02/28(水) 05:00:37 ID:pKwO42C/
「グラ子さん、大丈夫?アラクロからミサイル直撃しちゃってたよね?」

「ブリン夫さん…」
グラ子はブリン夫を戦力として認めてはいたが、大剣を持ちながらも、前線に立たず、中距離戦を主体とするスタイルに余り好感を持ってはいなかった。それに、蜘蛛の巣窟の戦いの熾烈さから、普段の彼女らしからぬ言葉が口から漏れる。

「…あなたはいいわね、前線に立たなくても、みんなの役に立てて。」
(しまった…こんな事本当は言いたくない…)

こんなグラ子の言葉に、ブリン夫はあっさりと笑いながら陽気に返す。

「そうなんすよねぇ、一番後ろからすごいカボチャ飛ばす魔女さんと、リーダー、そしてグラ子さんのおかげで、僕は陣出すしか出来ないんですよ。」

ブリン夫の明るさに一瞬戸惑いながらも、罪悪感を感じながらグラ子は返す。

「…ごめんなさい、私、酷い事言っちゃって…私、役立たずだよね?私なんか、要らないよね…」

「えっ、なんで?グラ子さん、かっこいいよ☆ほら、見てこの腕。」
罪悪感から、ネガティブになっているグラ子に、いつものような明るさであっさりと返したブリン夫は、カザン症候群に侵され、蒼きオーラを放つ呪われた腕をグラ子の前に出し、続ける。
「見てよ、この腕。この腕のおかげで、僕は剣をろくに振れやしない。だから、精一杯みんなの為に陣を出すんだ。」

※思ったより長くなります…すいません。次からは下書きしてから書くようにします。
89名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 05:04:48 ID:mSEwiLy2
これも面白そう・・・!続きにwktk
90 ◆v.MbDi2cxY :2007/02/28(水) 05:29:25 ID:pKwO42C/
「…」
グラ子は何も言えず、差し出された腕を撫でた。

「くすぐったいよ、グラ子さぁん。」
「あ、ごめんなさい!つい…」
「僕らが安心して陣を展開させたり、なんちゃらハロウィンを出せるのも、グラ子さんのおかげなんだよ。ほら、あのなんとかスパイア投げ、あれやってくれると、僕らは安心できるんだ。」

「クスッ…」
スキルの名前をはっきりとは覚えて無いブリン夫に思わずグラ子は吹き出してしまった。

「?なんで笑っちゃったの?まぁいいか。」

(そうだ…私はグラップラーなんだ。与えられた役目は敵を投げる事なんだ。投げ最強職の意地を見せなければならない…!)

街の方からリーダーと、いつの間にかついて行っていた、ちいさな魔女が帰ってきた。
「みなさん、お待たせ致しました。ついでにお二人の分の解毒も買って参りました。」
「ねぇね、おもしろいお兄さんと、一番前に立つお姉さん、この大きな乾燥肉、良かったら食べて下さい。私、全然攻撃当たらないし、お肉あんまり好きじゃないの。」

「おぉリーダーさん、ありがとう、魔女っ子もありがとう、また色々お話してあげるね」
「二人ともありがとうございます、ありがたく使わせて頂きます。」



「それでは蜘蛛の巣窟M、準備おkですか?」
先程より真剣な声でリーダーは確認する。

「はい、一生懸命頑張りますっ!!」
「おkです、また陣張りまくります^^」



「いつでもおkです。」
最後にグラ子がハチマキを締め直し、力強く返答し、4人は蜘蛛の巣窟へと再び足を踏み入れた。


彼女が後のトルネードである。
91 ◆v.MbDi2cxY :2007/02/28(水) 05:38:41 ID:pKwO42C/
('A`)<俺、クオリティ低いよクオリティ…。脳内ではもっとかっこよく書けてるんだけど、実際に文にしてみたら…。
文法時々おかしくて恥ずかしいよ…「安心」って単語を繰り返しちゃってるとことか、グラ子の(〜最強職としての〜)なんてとこは一番キメなきゃならないとこなのに…。
お目汚し失礼しました。
また書くことがあれば、次こそPCからちゃんと遂行や見直しして書くようにします。
92名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 05:43:53 ID:pKwO42C/
>>76ー78
感想ありがたい。
物言わぬ物ってなんかもの悲しさがあって好きなんだ。
あと、キャラ萌えスレで言うのもなんだが、レベル40まではSPに余裕無いし、シュルルは10止めでいいと思うw

とにかく本当にありがとう。
93名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 08:25:09 ID:jhv0GPer
いや、いいよいいよー!こんなPTなら喜んで参加したい。

PCからってことは、携帯から書いてるのかな。だとすれば尊敬すらする。
携帯だと色々と勝手がね……。思ったような文章にならないんだよね。
オチ(?)も付いてるし、面白いと思います。あとシュルルは10でとめときますw

さて……修復始めるか……
94名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 16:05:23 ID:32/t0M1k
ttp://aradsenki.kill.jp/uploader+cgipm/src/up1183.txt
のバックストーリーとこのスレ見ててアガンゾーとロクシーの話を書きたくなった
死にネタ必至だが需要があったらあげたいと思う(´・ω・`)
95名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 19:38:54 ID:ozUZli4x
かくとうかさんとめいじさんのものすごくえっちなえをかきました
96名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 19:55:32 ID:rHMype/k
>>95
うぷぷぷぷぷぷうpうpうp、mlfl;mq;lqるぷぷぷp
97 ◆gI/NBZHK6U :2007/02/28(水) 20:52:58 ID:UiwazN2W
「もう知らない!」

そう言うとパーティーを脱退した。
また怒らせてしまった。
彼女は格闘家、オレはガンナー。
いつも一緒にダンジョンに行くことが多いが、彼女とちょっとしたことですぐもめ事になってしまう。
オレはそうならないよう気を使っているつもりだがなかなかうまくいかない。

「ふぅ・・・」
ためいきをつくと決闘へ向かった。

特にやることもないのでいろいろな部屋をまわり戦っていた。
しかし彼女のことで頭がいっぱいで決闘に集中できない。

「くそっ」
ため息まじりの文句を言うとその日はアラドをやめた。

次の日、帰宅しアラドへ向かおうとパソコンの電源を入れた。
34chにいくと例の彼女がいた。
ささやこうと思ったが気まずくなってしまうのが嫌なので何もせずにダンジョンへ向かった。

「あ、きてたの?」
彼女がささやいてきた、しかしオレは敵に囲まれており返事をしている場合ではなかった。
「おーい」
「無視かい」

さすがに返事をしようと障害物の近くで返事を返そうと発言枠を出したとき
背後からやってきたエクスペラーに倒されてしまった。
先ほどコインをつかってしまい復活できない、しかたなく街へもどった。

「あ、おかえり」
彼女は言ったが、ダンジョンをクリア出来なかったことに腹を立てていたオレは彼女に当たってしまった。




「お前のせいで死んじゃったじゃないかよ」
98 ◆gI/NBZHK6U :2007/02/28(水) 20:54:06 ID:UiwazN2W
しばらくの沈黙が続いたあと、彼女が沈黙をやぶった。
「ごめんね 本当にごめんなさい」
「もういい、どっかいってくれ」
「・・・ごめんね」
そう言うと彼女は違うチャンネルへ行った。

またやってしまった。
悪いのはいつもオレじゃないか。
なのに彼女のせいにしているだけ。

男はあやまろうと彼女がいったチャンネルへすぐ向かったが
彼女はダンジョンにいっていた。

「ごめんなオレも悪かった」
そう男がささやくと返事がかえってきた。

「その言葉をずっと待ってたの」

すると彼女がもどってきた。
「お前がささやくから死んじゃったじゃないかよ! ・・・なんてね」
「?」
「あたしね、あなたのその言葉が聞きたかったの」
わけもわからず男は聞き返してしまった。
「どういう意味だ?」
「あなた、いつも自分が悪くないと思ってたでしょ、だから あたしあなたがあやまってくれるのをずっとまってたの」

知らなかった、彼女がいつもこんなことを思っていたなんて。

「そうだったのか・・・」
「やだなあこういう空気 明るくいこうよ」
「・・・うん」

しばらく沈黙が続いた。

「さーて、ダンジョンいこう、ね?」
そう言うとパーティーに招待してきた。
パーティー加入すると彼女は はりきった顔で
「さあいくぞー!死ぬなよー?」
といった

男はフッと笑い
「オレを誰だと思ってるんだ?」と答えた。
「そうこなくっちゃ!」

そう言うと二人はいつもと違う気分でダンジョンに向かった。
99 ◆gI/NBZHK6U :2007/02/28(水) 20:56:04 ID:UiwazN2W
あとがき

萌えない設定、下手なストーリー
とにかくダサくてごめんなさい。
勢いで書いてしまいました。
もっと文才磨いてから出直してきます
100名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 22:34:12 ID:jhv0GPer
乙なんだぜぇ。リアルな設定もイイもんだね。
女が男キャラ使ってたり、男がメイジ……はどうか知らんけど。色々応用が利きそうだ。
ネット内のちょっといい話ってのはFF11なんかでも流行ったし、ダサいってことはないよ。
また書いてください。

>>95
はやく!はやあああああああく!!!
101名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 22:58:58 ID:VkDUP/tS
彼女は俺をパーティに招待しようとした次の瞬間!


『通信状態が悪いためパーティを組めません』






(゚д゚)
102名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 23:38:50 ID:WBmIsqb2
>>101
かなり吹いたwwwww
ちょwwおまwwwww
>>95
釣りじゃないことを祈ってるよ。
ano
あの
はやくうpしてくださおい
つりすんなしせ
103名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 23:45:03 ID:BhnobDUW
「ふぅ…」

ため息と一緒にパッドを無造作に机に置く
ディスプレイではキャラが倒れ、既にカウントが2秒を切った所だった
パソコンから目を離し、席を立つ

「何か飲もうかな」


俺のキャラはソウル、現在レベル40でペア狩り仕様のソロリストだ
経験値の増加にめげずにダンジョンに挑んでは町に送り返されている
ペア狩りなんて言っているのにソロをしているのには理由が有る
いつも組んでいる相方の受験だ

俺は学生ではないし、既に受験も終えた身だ
だが、向こうはそうもいかないらしく日夜勉強三昧らしい
ネットの中でも、毎日話していた相手が居なくなるのは寂しいもので
俺は手持ちぶさたもいいところだった

たかだかゲームで誰かを待ち望むなんて、馬鹿らしいとも自分で思った
だから、相方が帰って来ない間に強くなってやる!と、意気込んだまでは良かったけど
ソロに馴れていない俺が持っていたのは、勢いだけだったって訳だ

104名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 23:46:43 ID:BhnobDUW


「やっぱり俺ってゲーム音痴だなぁ」
なんて改めて実感したりする始末だ
決闘には興味はないし、相方と遊ぶ程度で満足している
だが、その遊び相手が居ないのだから退屈でしょうがない
PTを組めばきっとダンジョンも決闘も楽しいのだろう
だが、それは相方に悪い気がして何となく出来ない

「ま、いっか。 今日は寝よう」

そう決めてパソコンの電源を落とす
傍らには無造作に置かれた携帯電話があった
相方には携帯のアドレスを教えてある
あいつが戻ってくるときには、きっとこの携帯にメールが来るんだろう
俺はまたあいつと騒げる日を想像して、自然と口が緩んだ

「やっぱりゲームは一人じゃつまらないもんな」

そう言って俺は寝る支度をする
パソコンの傍らの携帯は、今日もメールを待っている
俺は相方との賑やかなダンジョンを想像して、眠りについた
105名無したんはエロカワイイ:2007/02/28(水) 23:48:54 ID:BhnobDUW
暇だったので書いてみたよ、95までの暇つぶしになればいいな
106鬼剣士物語:2007/03/01(木) 01:05:43 ID:Z5fh/V2W
僕は鬼剣士。レベルは6だ。やっとこそロリエン深部を抜け、新しい街ヘンドンマイアへと足を踏み込む。

街に入った右手側に男前の20代ぐらいの男が腕を組んでたっていた。

「すみません、シュシアさんってどこにいるのでしょうか?」
男はチラッとこっちを見て、
「ここから上の通りにある酒場の中だ……。」
「あ、ありがとうございます。」

お礼をいったものの、なにか感じの悪い人だなぁと思いつつも酒場へと向かう。

107 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/01(木) 04:27:15 ID:NtY6tO1X
俺以外にもSSをうぷしてくれてる人が出てきて嬉しい限り…

今日はリア事情でなんも出来ませんが、また明日にでも読み書きさせて頂きます。

楽しみです。
108名無したんはエロカワイイ:2007/03/01(木) 14:51:57 ID:MZMxOwhS
というか最初ゴブリンにさらわれたセリアを助けなかったらどうなるんだろうか
あぁ性奴孕ませ妄想が止まらねぇぜ
1091/2:2007/03/02(金) 18:30:09 ID:oi6BD8B1
俺の名は聖徳 太子。至尊6のバーサーカーだ。
昔は弓塚さつきというライバルがいたが、今はいない。
あいつは「Moai}になったからだ。
所が、まだ俺には敵がいた。その名は「粘着房」。
こいつらは全く持って厄介だ。何故なら、みんながみんなサブキャラだからだ。
そのため、1人1人にかまってたら相手にならない。
そう、だから俺は無口になったのだ。
それでも、まだ1日に10人ぐらいのやつらから「しね」「きもい」などの発言はくる。
しかし、俺はそれにも耐え抜く力をもった。
よって、やつらはもはや敵ではない。
━━━続く━━━
1102/2:2007/03/02(金) 18:40:43 ID:oi6BD8B1
しかし、まだ俺には敵がいた。それは「2ちゃんねらー」。
流石の俺でもこいつには勝てない。いくら俺が反論しても、
「本人乙」の台詞でノックダウン。これには非常に困った。
さらには俺を升扱い。これにはさらに困った。
どう解決したらいいか分からなかった。
そこで、WEBサイトを適当に見てて、俺はひらめいた!
「動画を撮影する」という方法を。
そこで俺は早速撮影して、それをyou tubeに投稿した。
これで俺は升扱いされないで済む!と思ってた。
が、そこでちゃねらーは、「太子必死だな。」や、「よくあそこで突っ込むな。あんなの
マグレだ。」などを言われて俺はへこんだ。
そんな時、アバターが実装された。そこで、俺は
リアルマネーをかなり付き込んだ。それで、俺は完璧なアバターにした。
これで俺の服のかっこよさが分かってみんな俺を見直してくれる!!
と思ったが、それも妄想にすぎなかった。
「センス悪www」「バロスww」などの発言。
これで俺のピュアあハート(心)に相当な傷がついた。
だが、それでも俺は負けない。
明日がある限り。
〜〜〜終わり〜〜〜
111名無したんはエロカワイイ:2007/03/02(金) 18:42:54 ID:oi6BD8B1
あとがき。
ano
あの
最後までよんでくrてありあgとう。
むしすんなしね。
最後に人言。



















俺は聖徳 太子じゃないかんな!!!!!11!!!1!!!w
112名無したんはエロカワイイ:2007/03/03(土) 04:34:35 ID:XkssqMvA
フヒヒ、おつかれなんだぜ……。
太子カワイスw


あぁ……決め手だった一言がまだ思い出せないぜ……
あと一レス分だっていうのに……
113名無したんはエロカワイイ:2007/03/03(土) 08:48:55 ID:o9FsgjXV
ところで太子ってどうなったんだ?
決闘ランキングから消えてるようだが。
114名無したんはエロカワイイ:2007/03/03(土) 08:58:37 ID:XkssqMvA
昨日の本スレの流れを見れば幸せだと思うが、
とりあえず一言でまとめるとハンゲのバグらしい。
鬼剣士の上位が総合に反映されてないようだ。


そして俺は色々追記したりしてまだ一レス分が書き終わらないぜ。
115名無したんはエロカワイイ:2007/03/03(土) 09:44:07 ID:o9FsgjXV
>>114
情報サンクスb
いや〜太子がキャラ消したのかと思ったぜ!
116名無したんはエロカワイイ:2007/03/03(土) 23:02:20 ID:3J/FAH1Z
メイジも更新されてないお
117名無したんはエロカワイイ:2007/03/04(日) 21:13:45 ID:XZH0O13f
test
118名無したんはエロカワイイ:2007/03/05(月) 19:44:47 ID:VI5aWg2d
アバくダサイ
1191 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:17:56 ID:jfIDtW7X
やあ、レンジャイバトメの話を書いている1です。
途中で消えたショックで作業が低速していましたが、
やっと形になったので投下します。推敲はいつも通りしてません。誤字はスルー。
今回は特に趣味と妄想に走っているので気をつけてください。
ちなみに19レス分あります。長いです。
1201 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:19:51 ID:jfIDtW7X
「必要なものは揃ったか?」
「……うん」
街の外に出るゲートの前で、男が少女の持ち物を確認する。
「薬に食料、替えの装備に着替え……問題ないな」
「これ、お釣り」
「……やる」
粗末な金貨袋を差し出す少女を手で制する。
「でも」
昨日キリと別れてから、少女の装備が貧弱だからとちゃんとした旅支度をさせるため、男が渡した金だ。
それほどの大金でもないし、もとより余ったら少女にあげる予定だった。一人で出来たご褒美、とでも言えばいいだろうか。
ちなみに自分で用意しろと言った男に対して少女は二人で買い物がしたいと言ったが、
冒険者としての器量を試すためだと言ったら渋々納得していた。
「いい。お菓子でも買えばいいだろ」
「……うん」
少女はためらいがちに頷いてから金貨袋を懐に入れ、柔らかい笑みを向けた。
「ありがと、おにーさん」
「ふん」
鼻で笑ってそっけない態度を見せるが、男の表情は悪くない。が、それも一瞬のことで、彼はすぐに街の外に向かって歩き出していた。
「ねぇ、おにーさん!」
その背中に、少女が声をかけた。ん? と振り返る男に、とててと拙く駆け寄る。
「あの、昨日のキリおねーさんとの勝負……」
「勝負? あぁ、あれか」
お互いに銃で狙いあっていた事を勝負と言っているのだろう。
「あれは、おにーさんが勝ったの?」
「……いや、負けたよ」
あまり思い出したくないのか、苦々しげに呟く。それを見た少女が、俄かにガッカリした表情を見せた。
「そうなんだ……」
「残念そうだな」
「だって」
口を尖らせる少女の頭をぽんぽんとなだめるように撫でながら、男は苦笑した。
「まさかシングルアクションなんて使ってるとは思わなかったからな」
「えっと、シングルアクション? ってなに? 昨日も言ってたけど」
1211 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:20:28 ID:jfIDtW7X
「銃の作動機構のことだ。俺を含め、多くのガンナーが使っているのがダブルアクション」
「うん」
「で、昨日キリが持っていたのがシングルアクションだ」
男はおもむろに懐からリヴォルバーを一丁出し、トリガー部を少女に見せる。
「ここを引くと弾が出るのは知ってるな?」
「うん」
「これだと撃発に若干間が開くんだが、シングルアクションはそれが短い」
「うん。……え、え?」
それだけ言って銃をしまう男を見上げ、説明不足だと訴える。
「同時にトリガーを引いたとき、行程が長い方と短い方だったらどっちが早く撃てる?」
「えっと、短い方?」
「その通り。構えた瞬間に勝負は決まってた。無意味に怪我をする必要はないだろ」
「……うん」
一通り理解はしたようだが、どうしても腑に落ちないといった表情で少女が頷いた。
「俺が負けたのがそんなに嫌か?」
「そういうわけじゃないけど……でも」
「心配するな。ちゃんと守ってやるよ」
「ち、違うもん! あたしがおにーさんを守ってあげるの!」
大分気分を害したのか、少女は顔を赤くして反論する。それを軽く流しながら、男はタバコに火をつけた。
(あのまま撃たれたらお前にも当たってたから、な)
それは言わずに少し笑んで、男はもう一度少女の頭を撫でた。

 グラックカラックは、タウ族の多く生息する地域である。仲間意識の強いタウたちは、
自分たちの縄張りが荒らされるのを嫌う。二人もグラックカラックに入ってすぐ、タウたちの率いるモンスターに囲まれていた。
「この、人間風情がぁ!」
「ふん」
勢いよく打ち下ろされたタウの斧を難なく避け、その足を払う。土煙を上げて倒れたタウを踏みつけながら、
その頭に銃口を向ける。
「魔物風情が……」
「貴様!」
後ろから突進してくるタウへ、振り返ることすらなくもう片方の銃を向け、
「アディオス」
同時に銃声が響く。二匹は死の痙攣を起こし、すぐに沈黙した。
1221 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:21:06 ID:jfIDtW7X
「おにーさん、上!」
「分かってる」
少女が慌てて槍を構え、男の上空から襲い掛かろうとするルガルを攻撃しようとする。が、間に合わない。
それを分かっているのか、男は仰向けに倒れると同時に手を地面につけ、上に向けた足を広げると、
手を使って全身を勢いよく回転させる。遠心力をつけた足はルガルの腹を横から打ち据え、その息の根を止める。
「わ、かっこいい」
「ぼさっとするな!」
少女へ銃口を向け、二発撃ち込む。
「にゃっ!?」
それは驚いた少女の、その後方にいたゴブリンに着弾し、その体を高く打ち上げる。
「止めを刺せ!」
「えっ、あ、うん!」
少女は一瞬戸惑ったがすぐに振り返り、落ちてきたゴブリンにタイミングを合わせて突きを放つ。
「チェイサー!」
彼女が叫ぶと、その周りに漂っていた魔法の球体がゴブリンに向かって高速で向かっていく。
それはぶつかると同時に高レベルの魔力を発し、ゴブリンの体を破壊した。
「クソッ、人間どもめが!」
わずかに残っていたタウ族は捨て台詞を吐いて逃げ出し、そしてあたりが静寂に包まれる。男は周囲を見回して、
敵がいないことを確認してから少女に近付いた。
「上出来だ」
「あ、ありがとう」
「今日はここで休む、焚き火用に枝を拾いに行くぞ」
「え、もう?」
少女はきょとんと男を見る。まだ夕方なのに、と言いたげな表情はキャンプの経験がないことを示唆している。
「ああ、夜露で濡れた枝は使い物にならない。今のうちに準備しておくんだ」
二人のいる場所は丁度開けた場所になっているが、すぐ傍には鬱蒼とした森が広がっている。
少し入れば薪はいくらでも見つかるだろう。
「武器以外の荷物はここに置いておけ、邪魔になる」
「盗られたりしない?」
「仲間の死骸があるところに奴らは寄ってこない。人間なら別だがな」
「ふぅん……」
若干不安そうにしながらも、少女は男の言うとおりに荷物を置いた。
1231 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:21:43 ID:jfIDtW7X
「さぁ、行くぞ」
「あ、待ってよぉ」
少女を置いてすたすたと森の中に行ってしまう男に、少女が走って(?)付いてくる。
「……お前、楽そうでいいよな」
「え、そんなことないよ?」
と振り向いた瞬間、どてっ、という鈍い音と共に少女が転ぶ。
「……」
それを見た男はやれやれ、と呟いて、少女に手を差し伸べた。
「うぅ……ありがと、おにーさん」
その手を掴み、少女はわずかに頬を染めながら立ち上がった。
 パンパンとスカートをはたく少女を横目に見ながら、男は足元の手ごろな枝を拾い上げる。
「こういった枯れ枝を集めてくれ」
「う、うん、分かった」
「あまり離れるな」
「うん」
頷き、早速あたりに落ちている枝を拾い上げて男に見せた。
「こんなのでいいの?」
「ああ」
言いながら、男も枝を拾っていく。
 思ったとおり、薪になりそうな枝は豊富にあった。幾らか拾うと手一杯になるが、
さすがにこれだけで一晩は過ごせない。少女にその旨を告げ、
ベース(キャンプをする場を男はそう呼んでいる)と何度か往復することにした。
途中、少女が競争しようと言い出してからは、(主に少女によって)集まる速度が飛躍的に上がった。
その甲斐あってか、数分で十分な量が集まった。
「よし、これで最後だ」
「えー、もう終わり?」
「多すぎても仕方ないだろ、戻るぞ」
両手に幾らかの枝を持ち、男があごでベースを指す。
「……ん。……あの」
「どうした?」
ベースに戻ろうとするが、付いてこない少女を訝しがって立ち止まる。
1241 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:22:21 ID:jfIDtW7X
「えっと、その……だ、だから」
「だから……なんだ?」
「もう、察してよ!」
「なんのことだ?」
顔を赤くしながら不満そうにする少女に首をかしげる。その顔をさらに赤くしながら、聞き取れるかどうかの声量で少女が呟く。
「だ、だからね………………お、おしっこしたいの」
「……はぁ、なんだよ、怪我でもしたかと思っただろう」
顔を真っ赤にしてようやっと言いたい事を伝えた少女に、男は呆れを交えたため息と共に言った。
「だ、だって、恥ずかしいもん」
「生理現象だろう、何が恥ずかしいんだよ」
「あたしは恥ずかしいの!」
「分かった分かった……。それじゃあその枝は俺が持っていくから、早くしてこい」
「あ、うん。ありがと」
男に枝を渡して礼を言いながらもそわそわとしている。
「あまり遠くに行くんじゃないぞ」
「うん」
振り返らないまま返事をし、少女が奥へと行く。それを確認しないで、男はベースへと戻った。
(もう、おにーさんは女の子に対する配慮ってのが足りないんだから)
すたすたと奥に進んでいく少女は、男の言いつけなどまるで忘れているかのようだった。
(……優しいのはいいんだけど、子供かペットみたいな扱いだよね)
男が強いのは認めるが、決闘では勝ったのだしもう少し対等に見てほしい。
もっとも、頭を撫でられるのが好きなのは確かなのだが。
(おにーさんはあたしのこと、どう思ってるのかな……)
不意にそんな思いが頭をよぎり、男のいる(はず)の方を向く。
「……あ」
そして、自分が思っていたよりも奥に行きすぎている事に気がついた。木々にさえぎられ、広場は欠片も見えない。
 日はいったん落ち始めたら、暗くなるのは早い。先ほどよりも幾分暗くなった森の中は薄ら寒さを覚える。
(早く済ませて、おにーさんのところに帰ろ)
そう思い、スカートをたくし上げた直後、不意に影が差し、闇が濃くなる。
「え?」
まさか男が付いてきたのかとスカートから手を離し、振り返った。
「あっ」
1251 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:23:02 ID:jfIDtW7X
「こんなところにいやがったかぁ、人間!」
そこにいたのはタウ族のモンスターだった。驚いた少女は武器を構えるどころか声をあげる前に、その腕を捻り上げられ、
首を掴まれる。
「がっ、はっ」
「さっきはよくも、よくも俺たちの仲間をやってくれたじゃあねぇか! あぁ!?」
苦しげに喘ぐ少女に向かって恫喝するように怒鳴りながら、地面に押し倒す。
「ぐぅっ!」
少女は痛みと苦しさに耐えながらもなんとか武器を構えようとするが、その手が別の何かに踏みつけられる。
「あ、うあぁぁぁああ!!」
ビキリという嫌な音を聞きながら、一体何が起こったのか状況を把握しようとして視線を泳がす。
「あ……あぁ……」
そして、絶望に顔を歪めた。
 少女の周りを、二桁を軽く超える数のタウ族が包囲していた。
「こんなガキ一人にいいようにされたのか?」
その中で、粗末な衣装だが、タウの中では一段と着飾った風な一匹が、少女の顔を覗き込み、次に仲間を睨んだ。
「い、いえ、もう一人男がいまして、そいつが……」
睨まれた少女を拘束している一匹が、俄かに恐縮した口調になる。そのことからも、その特殊な装飾をしたタウが、
討伐の対象であるタウキングであることは明白であった。
「ほお。おい、人間の小娘。その男は何処だ?」
「……」
少女は答えない。
「答えろ人間!」
一匹が斧の柄で、少女の顔を打つ。
「……知、らない」
だが、少女は白を切る。
「嘘をつけ!」
「……」
少女は答えない。答えるつもりもなかった。どちらにしろ、ここから自分が助かる可能性を見出せなかったからである。
どうせ同じ結末が待っているのなら、裏切りたくはない。
「貴様!」
「待て」
「は、ハッ!」
痺れを切らしたタウがまた少女を殴ろうとするが、タウキングに制止され、姿勢を正す。
1261 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:23:44 ID:jfIDtW7X
「この数だ、さすがに戦いに慣れた冒険者にも少々キツかろう」
「……?」
急に落ち着いた口調で話し始めるタウキングを、少女だけでなく周りのタウ達すら不審な目で見た。
「仲間のためを思って自分の身を削るその心意気や良し、命だけは助けてやろう」
そう言うと、タウキングは少女を拘束していたタウ達に指図し、少女を解放する。
「……え?」
呆気にとられ、少女は地面に倒れたままタウキングを見つめる。
「そう、命『だけ』は助けてやる……その代わり」
タウキングの大きな口が弧を描き、その太い腕が少女を、否、少女の服を掴んだ。
「この全員で貴様を犯し! その四肢砕いてくれるわ! そうでなければ同族を殺された恨み、晴らせぬ!」
そしてそのまま、力任せに引き千切る。
「い、やぁっ!」
上着を剥がされ、その白い肌が露わにされる。咄嗟に両手で隠そうとするも、再び少女の傍に寄ってきたタウ達に抑えられる。
「クックック、原形を留めぬ陰部にされ、無様に這う穢れた貴様を見た仲間はどう思うだろうなぁ」
「やだぁ、やだよぉ!」
下卑た笑みを浮かべるタウキングに、周囲のタウも含み笑いを漏らす。少女は力の限り抵抗を試みるが、
筋肉質のタウ達に押さえ込まれては成す術がなかった。
「や、めて……やめて、ください……お願いしま、す」
やがて諦めたようにぐったりとすると、視線の定まらない虚ろな瞳でぼそぼそと呟く。
だがそれは、タウ達への敗北宣言にしかならなかった。
「心配するな、すぐ終わらせてやる……貴様には痛みしか与えんがな」
「うっ、うぅ……ごめんなさい、許してくださいごめんなさい、許してください、ごめんなさい、許して」
もはやうわごとのように呟くことしかしない少女に、これ以上ない征服感を感じながら、
タウキングは少女のスカートをめくり、その下着に手をかけた。
「ほう、タウのリーダーはロリコンだったのか」
「!」
少女にとっての最後の砦が剥ぎ取られる寸前降ってきた声は、明らかにタウ族とは別の声だった。
「誰だ! どこからだ!?」
「上だ」
咄嗟に見上げたタウキングの背後に、一人の人間が着地する。
「貴様! さっきの!」
タウの一匹が荒げた声を発するのを気にもせず、男はタバコの煙を吐いた。
「臭い」
「なにぃ!?」
127名無したんはエロカワイイ:2007/03/06(火) 07:24:22 ID:jfIDtW7X
「小物の臭いがぷんぷんする。タバコでも吸ってなきゃやってられないな、全く」
「このっ!」
襲い掛かって来るタウを軽くいなし、手にしたタバコを咥えなおす。
「消え失せろ、命だけは助けてやるよ」
そう言い、いつの間にか手に持っていた二丁のリヴォルバーを構える。
「ふざけるな! これだけの数を相手に勝てると思うな!」
タウキングの怒鳴り声を聞いた男は、面倒くさそうにため息を吐いた。
「臭い上に五月蝿いときたもんだ……全く迷惑な種族だな」
「うおおおおおおおっ!! 全員、かかれっ!」
男の挑発に耐えかねたか、タウキングが雄叫びと共に周りのタウに指示を出す。
それを合図に十数匹のタウが一斉に男に襲い掛かる。
「……馬鹿め」
男は手近な二匹の頭に弾丸を食らわせて沈黙させ、続いて背後に迫ったもう一匹に飛び膝蹴りを喰らわせる。
浮いたタウに飛びつきその顎に銃を付きつけ、
「チェス!」
下から発された弾丸はその頭蓋を貫通し、脳髄と鮮血を撒き散らす。その体を蹴り飛ばして他のタウをひるませ、
音もなく背後から再び襲いかかろうとするものには、お返しとばかりに音もなく銃口だけを向け、正確にその頭を撃ち抜く。
「死ね!」
死角から発された斧のなぎ払いは、しかししゃがみこんだ男の頭上を通過した。
男はそのまま地を蹴り空中高く飛び上がると体を縦に半回転させ、丁度逆立ちのような格好で地上に向かって
銃を乱射する。いや、乱射という表現は正しくない。男の発した弾は全て的確にタウ達の頭を捉えていた。
そのままの格好で地面に落下する直前男は両手を付き、前転の要領で瞬時に立ち上がってから、一言呟く。
「アディオス」
男のその言葉を待っていたかのように、頭を貫かれた五匹のタウがくずおれた。
「……で、次に死にたいのはどいつだ?」
男は傷一つ、どころか血や汚れ一つ付けず、何事も無かったかのように言った。
実際、先ほどと変わったことといえばタウの死体が増えただけだ。その事実に、生き残った数匹のタウ達もたじろいでいる。
「……ふん、さすが一人で仲間を助けに来るだけの事はある」
タウキングが、積み上げられた仲間の死体を見て苦々しげに呟く。
「だが、銃が無ければどうという事はない人間だ!」
「……」
男は黙ってタウキングの怒鳴り声を聞く。
「そして、そのリヴォルバーにはもう弾がない、そうだろう!」
1281 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:24:56 ID:jfIDtW7X
「……ほう。よく分かったな、確かにこの銃は五連発式だ。十発撃ち切った今、弾は残っていない」
勝ち誇ったように言われたのを否定せず、男はリヴォルバーの薬室から薬莢を抜いた。
「そうやすやすとリロードさせるものか! 行け!」
怯んでいたタウ達も男がリロードの作業に入るのを見て好機だと思ったのか、再び襲い掛かる。
「……やはり馬鹿だな」
男は呟いて、パッと手を離してリヴォルバーを地面に捨てる。
「馬鹿め! 今更命乞いなどしても遅いわ! 我らタウ族を敵に回したことを後悔して死んでいけ!」
タウ達は勝利を確信し、各々の武器を振り上げる。
「馬鹿はお前らだ」
男が呟いたその刹那、先ほどとは違う軽い発砲音が数秒断続的に響く。タウ達の動きは武器を振り上げたままで
止まり、そしてそのまま、鮮血を吹き上げた。
「よ、っと」
血がかかるのを跳躍して避け、男は一匹だけ生き残ったタウキングに銃口を向けた。
その後ろで、既に絶命していたタウの一団が一斉に倒れ伏す。
「な、何故……確かに弾は切れていたはず……」
「それはその通りだが、誰が武器は一つだけなんて言った」
言われて初めて、男の手にあるのがリヴォルバーではなく自動拳銃であることに気づく。
「ぐっ、武器を隠し持つとは卑怯な……」
「年端もいかない少女を無理矢理犯そうとする奴に言われたくないな」
男は冷たく言い放って、発砲する。それは頭ではなく、タウキングの腕を撃ち抜く。
「ぐぉっ、ぐっ」
「精々この子の苦しみでも感じて逝け」
そう言い、さらに数発撃ち込む。それぞれ足、肩を撃ち抜き、自身を支えきれなくなったタウキングはその場に崩れた。
「ぐぉぉ……命だけは、助けるんじゃなかったのか……」
「あれはお前の可哀想な部下に言ってやった言葉だ。お前は最初から殺す予定だ」
「くっ、このニンゲ」
タタン! 憎らしげに搾り出す言葉を最後まで聞かないまま、その眼窩に撃ち込んだ。
「……やれやれだ」
疲れたようなため息をつき、銃を懐にしまう。そしてタウの死体の中に落ちていたリヴォルバーを拾い上げ、
それもまた同じように懐にしまった。そしてそこに残った血と硝煙の臭いを嗅ぐのが男のスタイルだったが、
(今はそんなことをしている場合じゃないな)
タウキングの死体の傍らで、上半身を晒されたまま倒れている少女に近寄る。普通なら慌てて隠そうとしそうなものだが、
その両手は力なく垂れ、ぐったりとしている。男の表情が、少し険しくなった。
1291 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:25:38 ID:jfIDtW7X
「……おい、大丈夫か」
そう言い少女を見つめるが、彼女に反応はない。目は開けているが、その視線は定まらず、虚ろな反応しか返してこない。
「おい……大丈夫なのか、返事をしろ」
「……」
「おい、生きているんだろう!? 返事をするんだ!」
怒鳴るが、それでも反応はない。
(俺が駆けつけた時間からして遅すぎたはずはないが……)
しかし少女の反応は尋常ではない。男はそれが俄かに堪らなくなって、少女の肩を掴む。
「返事をしろ……してくれ、頼む」
「……う」
低く呻いた少女が、定まらない視線で男を見上げる。
「気づいたか?」
「……ぃ……て」
そして唇を動かし何事か呟いた。
「なんだ、どこか怪我したのか?」
男も少女が何を言っているのか咄嗟には聞き取れず、その口に顔を近づける。
「ごめん、なさい……許して、ください……ごめんなさい、許してください、ごめんなさい……あっ……」
虚ろな呟きが止まる。男に抱き上げられたからだった。
「お前……!」
「ひっ……ごめんなさい、謝るから……だから、ひどいことしないで」
「しない……だから、戻って来い」
沈痛な表情で、嘆願するように呟く少女を震える手で優しく撫でる。ん、と軽い呻きを上げ、少女の腕に少し力がこもる。
「あれ……おにーさん、どうして……?」
「……正気に、戻ったのか?」
「ん、そっか……助けに来てくれたんだ……」
まだすこしぼんやりとした口調ながら、先ほどまでの危うい感じは消えていた。
男は安堵し、少女を抱いている力を強くする。
「んん、痛いよ、おにーさん」
「……すまん」
「……あ」
「ん、どうした?」
「おにーさん、あたしから離れて」
「?」
唐突に突き放されるように言われる。
1301 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:26:11 ID:jfIDtW7X
「なんだ、どうしたんだ」
「い、いいから、離れて、離してよ……おねがい!」
少女はぐいぐいと手を突っ張って男から離れようとするが、状況が理解できない男は拘束こそ弱めたものの、
少女を離そうとはしなかった。
「せめて理由くらいな……あぁ、上着を着てないのが恥ずかしいのか?」
「ちがっ……それもそうだけど、そうじゃなくって」
「とにかくベースに戻るぞ、話はそれからでも遅くないだろ」
少女を抱きながらベースに向かって歩き始める。
「だ、だって、もう……がまんできない」
「……ん?」
「だから、あっ」
少女がびくっと震える。男を離そうと突っ張っていた手をぎゅっと握る。
「やっ、だめ……とまらな……」
「……あー」
腹から足にかけて俄かに温かくなり、水が地面を叩く音が響く。男は全てを理解し、細かく震える少女の頭を撫でる。
「うっ……ぐす……」
「し終わったか?」
嗚咽する少女は男の問いかけに黙って頷く。それを確認し、男は何事もなかったかのように再び歩き出した。

「全く、手間のかかる……」
「……ごめんなさい」
焚き火がパチパチと爆ぜる音を挟んで、短い会話を交わす。
「……まだか?」
火に背中を向けたまま、男が尋ねる。男は既に着替え終わっていたが、少女はまだもたついていた。
少し、手の動きが緩慢なのは決して気のせいではない。
「うん……これ、大きすぎるよ」
「ベルトが付いてるだろ」
「あ、うん……出来た。い、いいよ」
少女が許可を出し、男は火に向き直る。焚き火の向こう側に、男の予備のズボンを装備した少女がいる。
「あの、これ……なんか」
「なんだ」
「その、ごわごわするっていうか、擦れるっていうか」
「下着を着けてないからだろ」
「い、言わないでよ……」
「替えの下着を持ってこなかったお前が悪い。汚れた下着を穿くか? それとも下から丸見えの状態でスカート穿くか?」
「う、うぅ〜!」
少女が真っ赤になって俯く。意地が悪いようだが、男の言ったほかに取り得る選択肢はなかった。
1311 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:27:26 ID:jfIDtW7X
「……生理現象を恥ずかしがるなといっただろう」
「だって」
「素直に俺に言うのと、言わないで俺にひっかけるのと、どっちが恥ずかしいんだ」
「……どっちも」
「……」
ため息をついてその場に座る男を見て、少女もしゃがみこんだ。
「だ、だって、あたし女の子だよ? 恥ずかしいに決まってるじゃない」
「女の性かもしれんが淑女じゃあるまい。それともバトルメイジというのはただの肩書きか」
「それは……」
「戦場で余計なことを考えていると即、死に繋がる。街の中では女の子で構わないが、外に出たらそれを捨てろ」
「そんな事……言われたって……」
「お前は精神的に弱すぎる。汚れても犯されても生き抜こうとする覚悟がなければ」
「それじゃダメなの!」
唐突に感情的な声を上げる少女に、男の言葉が中断される。
「……それじゃダメなの。たとえ生き残っても、あたし」
自分の膝を抱え込み、深く俯く。
「あたし……おにーさんと一緒じゃなきゃ、やだ」
「……」
「あ、あたし自身は、どうなってもいい……けど」
「……」
「おにーさんに嫌われるのは、耐えられない……耐えられないよ」
「……」
嗚咽を漏らしながら少しずつ話す少女を始終黙って見つめながら、男は焚き火に薪をくべる。
 そしてため息をつき、荷物から毛布を二枚取り出すとおもむろに立ち上がり、少女の傍に立つ。
顔を上げ、不思議そうに男を見つめるその瞳は、少し腫れているようだった。
「ほら」
男が適当に毛布を少女に放り投げる。空中で広がったそれは少女の頭にばさりと被さり、その視界ごと覆った。
「わぁっ」
少女は頓狂な声をあげ、わたわたと毛布から顔を出す。それを待ち構えていたかのように、男の手が
少女の頭をがしと掴んだ。そして今までと違う、乱暴な動きで撫で回す。
「あっ、やあっ、ちょっと待っ、うぅ〜」
頭ごとぐりぐりと動かし、少女の髪がぼさぼさに乱れるまで止めない。
1321 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:28:05 ID:jfIDtW7X
「な、なにするのよぉ」
やっと解放された少女はしきりに髪を整えようとする。しばらくかかってやっと整うというその時、その手が男に掴まれてしまう。
「……」
「な、なに?」
男は険しい表情で少女の手を見て、それを触ったり握ったりを繰り返していたが、やがてため息をついてその手を放した。
「……手はもう大丈夫らしいな」
「うん……」
先ほどまでの腕を気にしていた様子は、もう見られない。痛みは大分引いたのだろう。
「ガントレットをしていて良かったな」
「でも壊れちゃった……シャラン様に怒られちゃうかも」
男はベースに帰ってきた時に気づいたが、バトルメイジの象徴であるガントレットにひびが入っていた。
ガントレットは魔法ギルドで作られたものだ、半端な力では壊れることはない。余程の衝撃を受けたのだろう。
それをもし、ガントレット無しで直接受けていたら、冒険者としては再起不能になっていたかもしれない。
「なら、明日は魔法ギルドに行くか」
「え……あ、あの、一緒に行ってくれるの?」
「嫌か」
「ちがうよ、嬉しいよ……けど、怒ってない?」
「何を」
「だから、その……服とか」
ちら、と少女が向けた視線の先には、先ほどまで着ていた少女と男の服が纏めて入れられている袋がおいてある。
いわゆる「汚れ物」袋だ。
「恥ずかしがるなと何度言わせる」
「ごめんなさい……でも、やっぱり気になるもん」
男は謝りながらもそのことを気にする少女の頭をゆっくり撫で、その横に腰掛ける。
「気にするな、戦場ではよくあることだ」
「そうなの?」
「ああ、かけられたことも一度じゃない」
もっとも、それは命のやり取りをしてるが故の話ではあるが。
「だから気にするな」
「……うん、分かった」
「良い子だ」
「子供じゃないもん」
子供という言葉に反応した少女が、男の言葉を突っぱねる。褒めたつもりの言葉に拗ねられ、男はため息をついた。
1331 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:29:05 ID:jfIDtW7X
「何言ってんだ、昨日は子供だったろ」
「今日から子供じゃないもん」
「そんな急な成長があるか」
「あるの、あたしはもう大人だもん」
「なんだよ……初潮でも迎えたか?」
適当に思いついた言葉を言っただけだったのだが、少女はさらに不機嫌になる。
「……えっち」
「戦うには必要な情報だ。図星なら生理中の戦闘は控えるんだな」
「あーもー、どうして思考が戦闘中心なのかなー、おにーさんは」
「当たり前だろ……冒険者にとって生きるってのはそういうことだ」
当然のように言う男に、少女は少し残念そうなため息をつく。
 男と少女はそれからしばらく黙ると、ぼんやりと炎を見ていた。男はおもむろにタバコを取り出し、火をつける。
何も喋らない。男が白い吐息を吐く音と、木の爆ぜるだけしか聞こえない。
「ふぁ……」
まったりとした空気を加速させるように、少女が眠たげに小さく欠伸をした。
「眠いのか?」
「うん……疲れちゃった……」
「……色々あったからな」
「うん……よく覚えてないけど……」
「覚えてない?」
「なんかね、いっぱいのタウに囲まれてるところから……おにーさんが起こしてくれるまで、よく分かんないの」
あれほどのことがあったのを、少女は覚えていないという。確かに様子は変だったが、ずっと意識はあったはずだ。
男は一瞬少女の顔を見、その言葉の真偽を見定めようとした。が、少女の表情に不審な点は見られない。
「……」
その間に何があったのか言おうかと考えて、やめた。
モンスターに危うく犯されそうになった事など忘れたいに違いない。忘れても問題ない。
それに記憶を失っている間の異様な雰囲気も気になる。他人の暗部に、あまり触れないほうがいいだろう。
「あたし、恐くて気絶しちゃってたのかな……情けないね……」
男の考えをよそに、少女は湿っぽく呟いた。視線は炎の先にある。少女が目を細め何を見ているのか
男には分からなかったが、落ち込んでいる様子なのはよく分かった。
 不意に、男の腕が少女の首に回った。
「え?」
そしてそのまま、ぐいと自分のほうに抱き寄せる。急にバランスを崩された少女は、
男に抱きつく格好でなんとかバランスを保つ。
1341 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:29:40 ID:jfIDtW7X
「……むぅ」
抗議の目で見上げるが、男の方は全く意に介さないと言った風にタバコをふかしている。
その様子に軽いため息をつくと、諦めて目を閉じる。どうしてか分からないけれど、とても疲れているのだ。
「……ねえ、おにーさん?」
「なんだ」
眠気に身を任せつつも、少女はひとつだけ聞いておこうと思った。明日になって街に帰ってしまえば、
男との関係はそれっきりかもしれない。もっとも決闘での対戦相手として、酒場での客としての関係は続くだろうが、
少女が望んでいるのはそういうものではない。
「おにーさんはさ……あたしのこと、どう思ってる?」
「どう?」
質問の意図が読み取れなかったのか、男が鸚鵡返しに言う。少女は少し躊躇って、深いため息をついてから、
もう一度聞いた。
「……あたしのこと、好き? それとも、嫌い?」
「嫌いな奴の下の世話なんかするかよ」
「……。……じゃあ、好きなの?」
自分の忘れたい事を茶化すように言われ目を開けてじっとりと睨み付けるが、
男が全く気にしないので仕方なく目を閉じ、また訊ねる。
「……」
男は答えず、そのままの表情で炎を見ている。いや、実際にはわずかに目を細めてはいたが、
目を閉じていた少女にはそれが分からない。
「……ねぇ」
沈黙に耐え切れず、少女が口を開く。
「お願い、答えてよ」
「自惚れるな、馬鹿」
懇願するような少女の言葉を男はぴしゃりと撥ね付ける。それが余りに冷淡な口調だったので、少女がびくっと震えた。
「好きでも嫌いでもない、その程度だ」
「……そう」
「お前がどうしようが俺には関係ない。自分の意思で、自分の好きにしろ」
予想外の冷たい返事に、少女がその言葉を飲み込むのに数秒要した。
「そ、っか……そうだよね、出会って三日も経ってないのに、あたし……」
自分を納得させるように呟くが、口調は落ち込んでいる。それでも男は白い息を吐くだけだった。
 少女は男との別れを覚悟し、自分を戒めるために男の言葉を反芻する。頭の中で、何度も。何度も何度も。
繰り返すたびに、別れが辛くならないようにと願って。
1351 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:30:28 ID:jfIDtW7X
「……あれ?」
その願いが通じたかどうか、少女はあることに気付いた。
「どうした?」
「ん、でも、ちがうかな……? ううん、そういうことでもいいよね……」
自分の『発見』に夢中なのか、男の言葉も聞こえていない風だった。
「なんだ、どうしたんだ?」
「おにーさん、気付いてないの?」
そう言い男のことを見上げる少女の顔は赤くなっている。普段なら、きっと気付きもしない些細な言葉のあや。
いや気付いても絶対に言わないだろう、普段ならば。しかし少女の男と離れたくないという思いが、
次の言葉を紡ぐ決心をさせた。
「あのさ……おにーさんの答えって、プロポーズにもなるんだよね」
「……どこが?」
恥ずかしがりながら言う少女に、男は案の定疑問を浮かべる。
「だってさ、あたしの意思であたその好きにしていいって事は、ずっとおにーさんといてもいいんでしょ?」
「……まぁ、な」
「ってことは、おにーさんと一緒に暮らしてもいいんだよね?」
「……『ずっといる』ってそういう意味か……まあ、そうなるな」
「で、さ……」
諦めたように男は言うが、少女が更に言葉を続けようとしているのに気付き、「まだあるのか?」と苦笑する。
「あのね、好きでも嫌いでもないって事はさ……」
そこで言葉を切る。男から視線を外して俯くと、耳まで赤く染めて小さく言った。
「愛してる、ってことでもいいでしょ?」
「……さすがに強引過ぎないか?」
「いーの! そう思うのはあたしの勝手だもん!」
さすがに恥ずかしかったのか開き直るように言って、男の腕を振り解く。それから男の上に向かい合う形で座ると、
その口からタバコを取り上げる。
「おい……?」
「えへへ……おにーさんが意地悪言うのが悪いんだよ? だからこれくらい、いいよね?」
訝しがる男にいたずらっぽく笑うと、少女は男に顔を接近させた。
「何を言っ……おい、何をしようと、ちょっと待っんっ……!」
男の言葉が遮られる。
 少女は目を瞑り、そのまま数秒間男の口を塞いだ。
1361 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:32:44 ID:jfIDtW7X

・ ・ ・ 

開店前、月光酒店。照明もつけないまま薄暗い店内の床が、ミシリと響いた。
「ああ、申し訳ありませんが、まだ準備中なのですけど」
店の主、シュシアはそう言いながら開店準備をしていた手を止め、音のした方を見る。
「あら……」
「ただいま、シュシアさん」
その先に、少女が微笑んでいた。
「おかえりなさい、随分と早かったですね。……ところで、その格好は?」
シュシアは少女に微笑を返すが、ふと、少女が穿いているズボンが少し大きすぎることに気づく。
そもそも、いつもはスカートの少女がズボンを穿いているのも妙といえば妙なのだが。
「あはは……色々あってね。あ、それよりも、シュシアさん!」
「えぇ、なんです?」
引きつり笑いをしながら話をはぐらかす少女を、少々訝しくは思いながらも特に訊かずに先の言葉を促す。
「あたし、引っ越すことにしたの!」
少女の言葉にシュシアが少し目を開いた。
「まあ……それは、急な話ですわね」
酒場の奥にある空き室が、少女の住処であった。その部屋を貸す代わりに、酒場での雑用や決闘をするのが約束だった。
「うん……ごめんなさい」
突然の申し出に謝りつつも、少女ははにかんでペロ、と舌を出す。
「いえ、それはいいのですけれど……どちらに引っ越されるのですか?」
「うん、あのね、おにーさんと一緒に住むことにしたの!」
とても嬉しそうな表情で勢いよく言う少女にシュシアはまあ、と驚きを隠せなかったが、すぐにまた微笑んだ。
「それはよかったですわね。……それじゃ、こまごましたものは後で送って差し上げますわ」
「うん、ありがとう! それじゃ、早速支度するね!」
満面の笑みを湛えながら走っていく少女を目で追い、部屋に入っていくのを見届けてから、
酒場の入り口にたたずんでいるもうひとつの影へと振り向いた。
「大体のお話はキリ様とあの子から聞いてはいましたが……」
視線の先の男は、シュシアのほうを見ずにタバコを吸っていた。
「本当にロリコンに転職されたとは思いませんでしたわ」
1371 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:33:19 ID:jfIDtW7X
男の体がガクッと傾ぐ。すぐに体勢を直した男は、シュシアを軽くにらんでいた。
「おい」
「冗談ですわ、あなたには感謝してますもの」
「そうは思えない」
「本当のことです。あの子のあんな表情……見たことありませんわ」
「ふん。……あいつは」
『おにーさ〜ん!! てつだってくれないのぉ!?』
男が何か言い出す前に、少女が部屋の中から不満そうに呼びかける。
「やれやれ……それじゃ、奥に行かせてもらうぞ」
「え? えぇ、どうぞ」
シュシアは驚いたような表情を見せながらも、ため息をつく男を少女の部屋へと促す。
男がそこへ入っていくのを見届けてから、彼女は一人呟いた。
「あなたのそんな表情も……随分と久しぶりですわね」
そして二人がなんやかやと言い合うのをBGMに、開店の準備を再開する。
『おい、これはなんだ!』
『え、ジャックオーランタン。可愛いでしょ』
『これ、どうするんだ……?』
『持ってくに決まってるじゃない! ここに置いとくわけにいかないもの』
『捨てちまえ! こんなでかい物部屋に置けるか!』
『やだもん! もってくもん!』
『じゃあお前の部屋は無しだ!』
『おにーさんの部屋で寝るからいいもん!』
『お前なあ! 少しは遠慮しやがれ!』
(……まあ、前途は多難なようですけれど)
聞こえてくる二人のやり取りに苦笑しつつ、カウンターにグラスを二つ、コップを一つ置いてから少し考え、
(一人だけジュースじゃ、怒られるかしらね)
コップをしまうと、グラスをもうひとつ追加する。それから、上等なシャンパンを用意した。
 ほどなくして、大きなかぼちゃを背負って憮然とした男と、たくさんの荷物を抱えて上機嫌な少女がやってきた。
138あとがき ◆3qsZSGF36Y :2007/03/06(火) 07:42:52 ID:jfIDtW7X
そんなわけで、俺のSSもいったん終了です。
途中怪しげな雰囲気もありながら、なんとかハッピーエンドになりました。
一部消えたときはタウキングにあんなことやこんなことをされて自我が崩壊したり、
そのあと男に殺されるような話も考えましたが……。

まあなにはともあれ、しばらくはマッタリなんじゃないかな……
次はエロでもかいてみるか……?
139名無したんはエロカワイイ:2007/03/06(火) 13:11:11 ID:jfIDtW7X
オーケー確かに今回は俺の趣味に走りすぎた。
だがちょっと待ってほしい。全力でスルーしなくてもいいと思うんだ。
あといらないアバターあったらください
140名無したんはエロカワイイ:2007/03/06(火) 13:58:27 ID:T99IwVjN
>>139
時間帯の問題だと思うぜ
それか今読んでる最中とか(俺もまだ途中
141名無したんはエロカワイイ:2007/03/06(火) 14:21:11 ID:tDt5TAzn
読みきった!前回のSSといい後半もとても面白かった(´∀`)
途中メイジがアッー!っと思ったけど、すかさず助けに来るレンジャーが憎・・・かっこいいね。
終了なのが残念だけど、次はエロとな?!

アババー(・ω・)つ「夏休みセット」
142名無したんはエロカワイイ:2007/03/06(火) 14:44:27 ID:KsHA7bB+
ガンナの声が脳内変換で最近よく見てるスラダンの仙道になった
自分おめでとう
143太子物語の作者:2007/03/06(火) 18:39:30 ID:bOo3FoK+
うお!?久しぶりにめっちゃ楽しめた!!
サンクス
144名無したんはエロカワイイ:2007/03/07(水) 03:12:53 ID:8PAqERqo
今読み終わったぜ。
やべぇこれはツボりまくりだわ・・・
レンジャがフルメタのソースケの声に脳内変換されたのは俺だけじゃないよな?

次はエロ?・・・あぁ、後日談的な話で色々ヤルわけか
145名無したんはエロカワイイ:2007/03/07(水) 04:56:29 ID:c8Fzptm0
今やっと読み終えた
これ読むとレンジャーの姿がだんだんFF8のスコールになってくるw
次はエロっすかぁ
エロはなぁ・・・・・・・・・・



大歓迎w
146名無したんはエロカワイイ:2007/03/07(水) 06:02:38 ID:M1x/R205
うpされて5分後には読んでたけど今頃レス・・・( ゜д゜ )

とりあえず、メイジたんに(*´Д`*)
助けに来るレンジャーにも(*´Д`*)

え?何々?次はエロやるんですか?
147名無したんはエロカワイイ:2007/03/07(水) 10:57:43 ID:zAoeKvDj
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡メイジ!格闘!シュシア!セリア!オフィーリア!キリ!ロリアン!
   ⊂彡
148名無したんはエロカワイイ:2007/03/07(水) 18:30:28 ID:YetIKvSl
今読み終わった!
俺もこれはかなりツボだ!続編かなり期待シテマス!!1
あ、あといらないあばたーとかあったらくd
149名無したんはエロカワイイ:2007/03/08(木) 22:42:09 ID:Sr+2EQgd
ツボった 
ktkr!
150名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 02:22:09 ID:RMpo+n6w
ano
みす
あの
とてもおもしろかったです。
それと
シャレドのエロ絵はまだですか?
むしすんなしね
151名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 07:07:21 ID:N2sOyy9e
阿修羅と格闘家の小話できたんだけどうpしても問題ないかな
レスつかなかったら心の中に封印するよ
1521 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/10(土) 07:47:36 ID:QDG+gmD4
良かった、感想ありがとうです。
俺が思ってるより昼間の人間(つまり昼は忙しい人)の方が多いんだね。
ちなみに俺の中ではレンジャーは若いスネークです。
でもスコールやソースケも若干混じってるかもしれない……。仙道は……。
続きは書くつもりですが、かなりオリジナル設定が入る悪寒。まあまだ慌てるような時間じゃない。
それとエロは期待しないでください。

>>151
ためらうな、撃て!
153名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 08:51:49 ID:N2sOyy9e
>>152
ありがとう
あなたの作品に感想を言うことすらためらっってるチキンだけど頑張ってみるよ
ちょっとクサいから苦手な人はスルーでよろしく
154名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 08:59:34 ID:N2sOyy9e
束の間の休憩を与えられ、暖かい陽射しが降り注ぐ木陰に身を置いた。
まだ太陽は天高く昇っているというのに、連戦の疲れからか幼い魔法使いは深い眠りに落ち、寡黙な重火器使いはいつの間にか姿を消してしまっている。

「その傷、さっきの戦いで受けたのか」

木の傍に寝転がりながら剣の手入れをしていた剣士が不意にぽつりと呟いた。
反射的に太い幹に預けていた背中を丸め、負傷した箇所を隠すように膝を抱えた。

「……どうして。あなた視力を失ってるはずじゃ」

鬼神の波動で視力を失う代わりに波動の力を得た。以前彼はそう語っていた。
蜘蛛と悪霊のひしめくあのダンジョンで味方に気を配る余裕なんてあるはずもない。
足手まといだと思われたくない。その一心で悟られないよう振舞ってきたのに。
不思議に思って問うと、彼は口元を少しだけ緩めた。

「確かに俺には君の姿は見えない。けれど」

大木の葉が風に揺れて音を立てる。頭上の太陽が雲に隠れて、眼帯に覆われた彼の面立ちに影を落とす。
閉ざされた視界の中迷いもなく伸ばされた手がするりと私の頬を撫でた。

「こうして触れることは出来るからな」

そのまま腕を引かれ、すっぽりと逞しい胸に収まってしまった。
重装備をしていても傷だらけの体を目の前にして頭の中が真っ白になり、やがて現実に引き戻されると慌てて俯いた。

「…私ってそんなに隠し事が下手なのかしら」
「わかってないな。どうして俺が君の異変に気づいたのか」

きゅっと眉根が寄せられるのを見たと同時に温かいものが頬に触れた。
一瞬のことで呆気にとられていると、意外なほどやわらかいその唇が綻んで盛大に笑い出す。

「これでわかった?」

恥ずかしさから勢いで彼を殴ると、おとなしく眠っていた小さな魔法使いが寝返りをうった。振りかざされた腕がちょうど顔に直撃する。
普段は最前線で戦っている彼が無邪気な一撃で呻いている事実に、今度は私の方が笑いを堪えるのに必死だった。
155名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 09:00:36 ID:N2sOyy9e
あとがき
もうね、なんとでも言ってくれ…
スレ汚しごめんね!
156名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 09:41:36 ID:QDG+gmD4
お疲れ様、スレ汚しなんてとんでもない。
機会があったら、長い話にも挑戦してほしいなぁ。

作品を見るってのは、読み手はもちろん書き手も影響されるから、
遠慮せずに投下し続けてほしいぜ。



ところで、絵はまだですかむしすんなs(ry
157名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 10:00:29 ID:x41Veo7z
ここはマターリしてていいスレですね(^^)
158名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 10:42:02 ID:VCmMKCEV
>>154GJ!!!!!!!!!
159名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 10:55:31 ID:N2sOyy9e
>>156
ありがとう(´;ω;`)
長い話は手探りでぽつりぽつりと書き溜めてるんだ
>>156氏みたいに上手く纏められたらうpさせてもらいたいと思う

>>158
ano
あの
はずかしいけどありがとう

絵の繋ぎに書いたんだが肝心の絵をはやくください
むしすんなs(ry
160名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 11:14:11 ID:XEZXMJjC
>>154
やべぇ普通に萌えた
こういうシチュエーション好きだ
文章の構成とかしっかりしてるし考えて書いたんだなーってのがわかって(・∀・)イイ

>>1>>154
ano
あの
オマイラ大好きだ!
長編ぜひぜひたのんます!
161名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 11:22:31 ID:VCmMKCEV
>>1>>154>>109-110好きだ
162名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 11:32:08 ID:j5ICJhQS
>>161
同意
もっとたくさんかいてください
むしすんなしね
163名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 11:51:21 ID:VCmMKCEV
>>162
ano
みうs
あおn
おえrにいwないでうkだsい
なんでもないしね
164名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 12:04:01 ID:j5ICJhQS
>>163
ano
あの
あなたのアンカーあてだたんでうs
てかあなたもかいてみてくだしあ
165名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 12:32:43 ID:VCmMKCEV
ano
みす
<<164
じゃないみす
>>164
俺には発想力ありません
166名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 12:39:58 ID:N2sOyy9e
俺も発想力乏しいけどがんばってみたよ(´・ω・`)
次はどんな話がいいかな?
長編の繋ぎにちょこちょこ短編書こうと思ってるからリクエストあったらよろしく!
期待に副える自信ないけどね…
167名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 12:40:49 ID:VCmMKCEV
>>166太子物語があるから、弓塚物語に期待
168名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 12:48:35 ID:N2sOyy9e
>>167
ano
みうs
あの
…俺最近始めたから名前くらいしか知らないんだ、ごめん(´・ω・`)
169名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 12:58:37 ID:j5ICJhQS
>>154
鬼×格闘、銃×魔法はガイシュツだから鬼×魔法か銃×格闘がいいかな
NPC絡みもいいが…って俺欲張りすぎ?
170名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 13:04:09 ID:VCmMKCEV
>>168
ano
変なこと言ってすみません。
乱交
171名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 13:38:28 ID:N2sOyy9e
>>170
ちょ!いきなりハードル高いよそれ!
とりあえずガンナーと格闘家の話がぼんやりと浮かんだから形になったら晒してみる
エ、エロはもうちょっと待ってくれ…orz
172名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 13:43:32 ID:VCmMKCEV
>>171おkk
またーりがんばてくれ
173名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 13:56:17 ID:QDG+gmD4
今までにないスレの盛り上がりに思わずwktkしてしまった。
174名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 15:32:44 ID:N2sOyy9e
>>171で言ってた話が出来上がったんだけど…このスレも半日規制あったりする?
よければ暇つぶし程度に投下しようと思うんだが(´・ω・`)
175名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 15:41:41 ID:QDG+gmD4
スレを立てた俺が言う。

や っ た も ん 勝 ち

性質上連投を免れない場合もあるし、気にしなくていいんでない?
俺のように19レスも使ってる場合もあるし。
176名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 15:46:34 ID:j5ICJhQS
>>174
ano
あの
御託はいいから早くうpしろ
ごめんなsし
いや、マジで頼む
177名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 15:51:30 ID:N2sOyy9e
スレ主さん >>176さん
ありがとう…って言ってもまだ自信ないんだけどね
今度はなぜかスピ×ネンマス+ソウルっぽい話
苦手な人はスルーでよろしく!
178名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 15:54:15 ID:N2sOyy9e
「あらぁ、どうしたのお兄さん」

ハンサムな顔が台無しよぉ、と長身の女が穏やかな口調で語りかけてくる。雑貨店の前を通り過ぎた時には大きなリボンが特徴的な少女が心配そうにこっちを見ていた。
今の俺は誰が見ても酷い顔をしているらしい。機嫌がいいと言える状態にないのは確かなのだが。

「なんだなんだ、そんなに不貞腐れちゃってさ」
「用がないなら話しかけるな」
「相変わらず俺には冷たいねえ」

皮肉混じりに洩らすこの男にもそう見えているらしい。突き放すように言ってみても、彼はただへらへらと緩んだ顔で肩を竦めるだけだ。何にでも首を突っ込みたがる性に嫌気が差す。
隣を歩く男を置き去りにしてやろうと歩調を速めてみた。すると小走りになった男が行く手を阻むよう腰の弾薬ケースを引いた。情けないことに力では敵わず足が止まる。男はふふんと鼻を鳴らして俺の襟を掴み、顔を寄せて低い声で囁いた。

「彼女には優しいくせに」
「何を言っているのか分からんな」

先刻までの緩んだ表情が隠れる。凛々しい面持ちを作った男の変貌ぶりに呆気に取られつつも、僅かに速まった鼓動を悟られないよう次の言葉を待った。

「俺知ってるんだぜ? あんたが彼女を守るように戦ってること」

はっきりとした口調で言った彼は最後に白い歯を覗かせた。こいつには何を言っても無駄だろう。そう思わせるには十分なくらい確信に満ちた言葉だった。
ダンジョンで先陣を切る時と変わらず、俺を見る眼は真っすぐで勇ましい。普段からそうしていればリーダーらしい貫禄が出るのに、と溜め息を洩らさずにはいられないほどに。

「……念を扱うんだ。気を集めて具現化する瞬間に隙ができるだろう」
「へえ、俺が陣を張る時には放置するのになあ!」

したり顔で男は何重にも鎖が巻かれた腕をひらひらと振ってみせる。景色を揺らめかせるどす黒いオーラが、自分もまた詠唱時間を必要とする戦闘スタイルなのだと主張しているようだ。

「いい加減機嫌直せよ。失敗なんて誰にだってあるだろ」
「別にそのことを怒っているわけじゃない」
「じゃあ何でそんな顔してんだよ……ああ、そっか」

何かに納得したらしい言葉に眉根を寄せてみるが、それが何かを考える余裕など吹き飛んでしまった。男が口を噤んだ瞬間、その肩越しに長い髪を束ねた女の姿が見えたからだ。動きやすさを優先させた服から覗く肌には無数の傷が見て取れる。

「あの……すみませんでした」

遠慮がちに届く柔らかい声。随分走り回ったのだろう。姿を現した彼女は俺より余程体力があるにも関わらず肩で息をしていた。開口一番の謝罪に一瞬唖然としてしまったが、勢いよく一礼をして去ろうとする彼女の腕を咄嗟に掴んでいた。

「何故謝る」
「だって、まだ念障壁うまく張れなくて……」
「それを誰か咎めたのか」

強めの語調で尋ねると彼女はびくりと肩を震わせた。不安そうに揺れる瞳を見下ろすと、不機嫌そうな俺の姿が映っている。これでは怯えるのも無理はないだろう。
ああ、それにしても。どうしてこんなにも。

「……俺も悪かったな」
「え?」
「お前を守りきれなかった」

彼女が自分よりも他人を気に掛けるのか。その理由が少しだけ分かった気がする。

「ははっ、それで自己嫌悪に陥ってたなんて可愛いとこあるじゃん」
「黙れ」

おどけて言う男の額に特殊弾を込めた銃口をあてがう。だからなんで俺には冷たいんだよ、と口を尖らせるリーダーの姿に目を瞠った彼女の口元に、久々の笑みが浮かぶのを見た。
179名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 15:55:36 ID:N2sOyy9e
あとがき
もうね、やっぱりごめんなさい
NPC絡ませたかったけど俺にはムリだったよ

ano
あの
湯上りシャレドたんはまだですかしn(ry
180名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 16:01:39 ID:VCmMKCEV
>>178GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
181名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 19:06:44 ID:fXfi+QLE
182名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 20:25:37 ID:XEZXMJjC
>>178
(・∀・)イイ!
読んでてこっちが恥ずかしくなったぜ!
ホントいい仕事するなー
コテハンつけないのか?
183名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 21:06:42 ID:VCmMKCEV
因みに、コテハンのつけかたは、
名前の後に半角#を1個(2個だっけな?)つけて、#の後ろに好きな文字を入れる。
例)名前#好きな文字
見たいな感じ
184名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 21:26:25 ID:vwKVgz2j
今までずっと傍観してました、どれも俺的に好きです。こう読んでると書いてみたくなるけど俺の文才が危ういので正直悩んでます・・・
185名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 21:39:00 ID:VyQaSVaT
>>184
書いてみるんだ
書かなきゃ上達しないだろ
186名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 21:55:03 ID:Zv7OdN7B
知っている有名人なんかで書けば、キャラを作る必要もないから楽だと思うぞ




さぁ、だから誰か何か書いてくれ
187名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 22:01:58 ID:QDG+gmD4
>>184
文ってのは書けるから書くんじゃない、書きたいから書くんだ。


俺が書き始めた厨房のころのノートなんかひどいもんだぜ。
そっから成長してるかどうかは分からんが、好きだから今も書いてるんだ。

>>178
嫉妬。
188名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 22:05:28 ID:vwKVgz2j
わかりました、今書いてます・・・まだぽつりぽつりとですが
189名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 22:24:39 ID:vwKVgz2j
書けました、↓に本文
190名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 22:27:52 ID:vwKVgz2j
降り頻る雨の中、二人の男が町外れの廃墟に佇んでいる。
「さぁ・・・もう逃げられまい」
仰向けになった彼に自動拳銃を突きつけ男が勝ち誇ったように言う。
彼は踏みつけられながらも何とかマスケット銃を手元に引き寄せようとする。
男はそれにわざと気づかない振りをしていたらしく彼の銃に伸ばしていた手を踏みにじった。
声にならないうめき声を聞きクククッと笑ったかと思うと急に表情を変え銃で彼の顔を殴った。
「お前にはそろそろ消えてもらわなければならない、お前に恨みはないが仕事なのでな・・・」
そう言って銃口を彼の額に向けた。彼は死を覚悟し目を閉じた。




191名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 22:29:22 ID:vwKVgz2j
しかし銃声は鳴らなかった。
「殺すなら殺せ・・・」
そう呟いたものの返事はない、不思議に思い二度と開くことはないと思われた瞳を開いた。
彼は自分の目を疑った。
そこにはさっきまで彼を殺そうとしていた男が胸に大きな傷を受けてすぐ近くに倒れていた。
傷口の深さから判断してまず助からないだろう。彼はまず幸運に感謝しすぐに何があったのか整理しようと試みた、しかし彼の今の精神状態からでは判断できなかった。
ただ一つわかるのはここにいるということは彼もこの男同様無惨な屍となる可能性があること。
彼はここから抜け出すことを考えた。
192あとがき:2007/03/10(土) 22:33:41 ID:vwKVgz2j
はい、十分くらいで書いたんですごい適当かもしれません・・・携帯から書いたんでかなり改行がおかしいかも・・・
193名無したんはエロカワイイ:2007/03/10(土) 22:39:38 ID:VCmMKCEV
滅茶苦茶GJ!!!!!!!!1
しかも、こんなすばらすぃ作品を携帯から書くなんて・・・
194オートマvsマスケ作者:2007/03/10(土) 22:46:23 ID:vwKVgz2j
>>193
拙い文章ですいませんです・・・高校生にはこれが精一杯で・・・
195名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 00:32:22 ID:35/IpcKJ
ano
あの
このスレは
かなりの良すれ
でせぬ
ですね
そして
194さんおつえdす
高校生にしては
すごいですぬ
10分なのに
すごいですえn
むしすんなぬるぽ
196名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 01:48:13 ID:XA1CMjqO
197名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 06:20:43 ID:OKIkMaib
最後のシッショー吹いた
198名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 06:36:10 ID:+zfJVnrl
154と178で小話を載せた者です

>>180
こんなのでも大丈夫かな?凄く励みになったよ、ありがとう
>>181
なんかもう色々すまん
>>182
コテハンつけられるほど完成度高くないからなぁ…
俺の話の中に少しでも感じるものがあったなら嬉しいよ
>>184…って表記してもいいのかな?
このスレの話、本当にいいものばかりで触発された気持ちは良く分かるよ
そしてGJ!こういう雰囲気の話って俺が書けないから憧れる
高校生なんだな。俺も実はヒマーな大学生だったり
>>187
俺はあなたの文章の構成に嫉妬してる
これだけの話を上手く纏め、書き上げる技術にも
1991/2 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/11(日) 07:06:19 ID:CUBLm/iT
「ふぅ…なぜ私は炎スキルが使えないんだろう…」
そう呟くと私はため息をついた。

私には悩みがある。
炎が一切使えないのだ。光はマスターしているものの、そんなのは誰でも出来る、当たり前の事なのだ。

シャラン様に尋ねてみても、軽くあしらわれただけ、他のみんなに聞いても笑われるだけで、恥ずかしくも悔しい思いをするだけだった。

「悩んでたって仕方無い、か…」

そう独り言を呟くと、私は狩りに行く事にした。
2002/2 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/11(日) 07:31:01 ID:CUBLm/iT
そうとなると、私は妖精時代の指輪をはめ、その上に学者をつけ、首に闇との接触をつけ、そしてお気に入りの【手のひらサイズの箱】をポケットにいれ、意気込んで外へ出た。

行く場所は第一脊髄ソロ。



ここでの戦いは熾烈を極め…はしなかった。距離を置けば攻撃されることは無い信徒にタコさん、動きの遅いデンドロイド・ゴリデン…もはや、完全に慣れてしまっているのだ。
炎を使えないあてつけというわけではないが、光属性攻撃無しで簡単に突破していった。

(次はアレックスさんとドルニアがいるけど、そんなに苦戦はしないはず…)
そう呟いてゲートをくぐっては見たものの、私の想像はあっさり打ち砕かれた。

手前のアレックスは「加速ー起床・加速ー攻撃・ヒットリカバリー」のオーラをまとい、奥にいるドルニアは「加速ー攻撃・無敵ー状態異常・強化ー物理防御」のオーラをまとい、信徒をポコポコ産んでいるではないか。まだこちらに気が付いてないのがせめてもの救いか…。

「これはまずいな…」
しばらく私は考えた。

…悩んでたって仕方が無い、落ち着いて処理していこう。
そう結論付けた私は、近くへオイルフラスコと爆炎弾を順に投げつけ、火をともした。
そして【手のひらサイズの箱】からタバコを一本取り出し口にくわえ、火をつけた。

「炎さえ使えたら、こんな面倒な事しなくていいのにな…」
そう呟くと、マスターした銀の弾丸を銃にこめ、敵陣へと突っ込んでいった。
201あとがき ◆v.MbDi2cxY :2007/03/11(日) 07:34:47 ID:CUBLm/iT
まぁとりあえず、ひとりにでも「やられた」って思って貰えたら我幸いです。

>>198
面白かったですw
コテハン付けてまた何か書いて欲しいなぁ…
202名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 07:58:38 ID:fNGx1ua8
乙!
なるほど、シャランときたからメイジの話かと思ったらwww
前作と違う作風で面白かったっす

>>198
謙遜する必要はないぜ。って言っても難しいけど。
とにかく自分の好きなキャラを自分の好きなように、
ぐりぐり動かすのが楽しめれば十分じゃないかなぁ。
ちなみに俺もヒマーな大学生だw
>>194
やるじゃない。10分で、しかも携帯からでここまで書くなんて。
少なくとも同時期に俺が書いたエロパロより上手いよ。
エロと比べんな? サーセンwwww
203名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 12:33:43 ID:BPCgVWry
携帯なのでID日替わりの>>194です。一応話の続きができたのですが今ひとつ盛り上がに欠ける感じがします・・・かなり中途半端に文章が切れてますが・・・
204名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 12:34:23 ID:BPCgVWry
彼はひとまずヘンドンマイアに戻ることにした。ここにいても何も変わらないことがわかっていたから。
外に出るとまだ雨が降り続いていた、雨を防ぐ術もなく多少濡れてでも今は少しでも早く町に戻ることが賢明だと思ったからだ。
刹那に彼は背中に物凄い殺気を感じた。同時に彼は悟った。

振り向いたら殺される。

205名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 12:35:56 ID:BPCgVWry
彼は町に向け全力で走っているのにも関わらずその殺気の主はその倍ほどのスピードで迫ってくる、距離は次第に縮みもう少しで追い付かれると思ったところでその殺気は消えた。



あれは何だったんだろう、そう思っている間にヘンドンマイアの門が見えた。もう東の空に太陽が昇り始めている。
町に戻りホッとしたのか疲れが一気に押し寄せてきた。
自分の家は町の反対側にあり、歩いて1時間はかかる。どこか休める場所はないかと辺りを見回すと酒場が目に付いた。
彼はここに何度か足を運んだことがあった。
まだ開いているかわからないがとりあえず中に灯りが点いているので誰かがいるのは確かだった。
206名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 12:37:28 ID:BPCgVWry
中に入ると長椅子に何人かが酔い潰れて眠っていた。
カウンターにはここの女主人のシュシアと客が一人ビールをちまちま飲んでいた。
彼も酒でも飲んでさっさと寝てしまおうと思い、
「ビールを二杯頼む、もう一杯は隣のこいつに」
「あら・・・最近来てくださりませんでしたね、それと隣のその方はただお酒が苦手なだけで別にお金がないわけではないようです」「なんだ・・・じゃあ俺が二杯とも飲もう」
喉が乾いていたのでビール二杯を飲み干すなど容易だった。
喉の乾きが潤ったところで今度は空腹が彼を襲った。
そういえば半日の間何も食べてなかったことを思い出した。
「腹も減ったな、パンはまだあるか?シュシアが焼いたパンが好きなんだ」
「すいません・・・いつも昼頃焼いているもので・・・」
「ならば仕方ない、すぐ作れるものでいい、何かないか?」
「そうですね・・・チーズならありますが」
「それで構わん、焼いたやつを食べたいな」
間もなく焼けてドロドロになったチーズが出されると彼はむさぼるようにチーズひとかたまりを軽々平らげた。
空腹が満たされたことにより今度は睡魔に襲われた。
そこで彼も先客同様長椅子に寝転がり深い眠りに就いた。
207あとがき:2007/03/11(日) 12:42:50 ID:BPCgVWry
すごい半端な終り方してすいません・・・
これからどうなるんだろう的な終り方をした方がいいのかなーって思ってますがそれは続きを書くためです
208名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 14:25:10 ID:YqrCZ9SD
きんもーっ^^
209名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 16:23:39 ID:WY9MUgT+
めっちゃ面白いよ!!
これからも期待。
210名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 20:16:38 ID:35/IpcKJ
ano
あの
湯上りしゃれd(ry
211名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 20:20:55 ID:WY9MUgT+
シャレドって「フーアイソー」って言いながら凍らしてくるオバハンでしょ?
212名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 20:22:51 ID:35/IpcKJ
ano
あの
シャレドはじつは
仮面かぶってます
むしすんなフアイソ
213名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 20:30:30 ID:WY9MUgT+
フーアイソーフーアイソーテコトハ!!!!!ウワァァァァ!!!!!!
214名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 20:33:05 ID:35/IpcKJ
>>213
ano
あの
さいご
ウワァァァァ
じゃなくて
フワァァァァ
です
おい
おい
おい
おい
むし
むし
むし
すんなしね
215名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 21:08:49 ID:+zfJVnrl
>>199
なんというか、魅せ方がうまい!
思わず つ火炎放射 って言いそうになったジャマイカ!
>>194=>>204
展開が気になるな
次回作に期待!

そんな俺は剣士×メイジ話作成中
今までどおりクサい話になってしまいそうだよ(´・ω・`)
216名無したんはエロカワイイ:2007/03/11(日) 22:59:14 ID:35/IpcKJ
>>215
ano
あの
剣士vめいいz

はなし
がばてね
むしぬんなショボン(´・ω・`)
217名無したんはエロカワイイ:2007/03/12(月) 01:08:04 ID:XBQ/pqs+
>>216
俺なんかでよければ頑張ってみるよ
長編もこつこつ書き溜めてたりするんだけど…激しくスレ汚しになりそうな悪寒
218 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/12(月) 01:28:10 ID:Nt14gYSS
>>215>>211
あ、火炎放射完全に忘れてたw
とにかく感想トンクスです。
初めてPCから見てみたけど、かなり見ずらいね、俺の話w
次から改行に気をつけます。

じゃぁリクエスト(?)もあるみたいだし、擬人化湯上りシャレドたんの話でも書きますか。
(ってか、絵を描くって言った人はどこいったw)

それじゃ、また明日の明け方頃にでも。
219名無したんはエロカワイイ:2007/03/12(月) 05:12:08 ID:at6KlCQK
グラ使いの俺は>>87で軽く泣いた
220 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/12(月) 12:54:08 ID:4N8vt1Gt
「わったぁしぃはぁ〜、シャーレド〜♪
しぃろいお肌にくりくりおめめ、
かぁみはボサボサ、
なんて言わないでぇ〜♪」

そんな歌を歌いながら、湯上がりのシャレドは髪を乾かしていた。
その時、突然ドアが開けられた。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

「おっ、おっ、お〜れはっ、レイゾ!!
みなぎる力、あふれ〜る、闘志!!
立ちふさがるな〜、何者も〜♪」
お世辞にも上手とは言え無い歌を歌いながら、仕事帰りのレイゾは冷蔵庫を漁っていた。

「おっ、プッ○ンプリン発見!!けど、【シャレドの(はぁと)】って書いてるや…ええい、こうなったら頼みこんででも奪い取る!!」

そう決心をすると、レイゾはシャレドのいるバスルーム(脱衣場)へと突っ走っていった。

ガチャッ!!バコーン!!
そして強引にドアをあけた。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

レイゾ「お〜い、シャレド、これ、食ってい…」
シャレド「キャッ!!」
レイゾの目に入って来たのは、控えめに主張する胸、そしてry
シャレドは慌てて隠す。

レ「あっ、いや、そのまさか、全部何も脱いで着ていないとは思わなくてなんだぜ?」
シ「…(顔を真っ赤にしながらレイゾを睨み付けながら)なんでいきなり開けるのよ!!早く出てってー!!」
レ「いや、出ていこうにも、その、ほら、その見事なおっぱいプリ…じゃなかった、プッチンおっぱいをな、あ、いや、そのふじこ@」
シ「なにわけわかんない事言ってんのよ!!凍れ!!」
レ「ぎぃやゃぁぁぁ!!」


擬人化シャレドと擬人化レイゾの同棲生活〜完〜

……続く?
221名無したんはエロカワイイ:2007/03/12(月) 12:56:37 ID:4N8vt1Gt
趣向をガラっとかえてこんなん書いてみた。
つか、書きやすいw
気が向いたらまた書きます。

>>219
ありがとう、本当にありがとう、俺はおまいさんのその一言で仕事中ずっとニヨニヨしてたぜ。
222名無したんはエロカワイイ:2007/03/12(月) 17:47:04 ID:s1/AzYJ9
>>220GJ
223246の人:2007/03/12(月) 17:59:22 ID:mRQ3ZuzT
ano
あの
シャレドとれいおzの
しょうせつまたかいてね
けっこう
たのしめたよ
ほんとっここはりょうすえr
だね
むしすんなスィィィィィネ
224名無したんはエロカワイイ:2007/03/12(月) 20:03:47 ID:s1/AzYJ9
フーアイソーフアーイソーカワイソーィフーアイソ!!!!!!
むしすんなしね
225予告 鬼畜レンジャー&スピッド 18禁:2007/03/12(月) 21:13:54 ID:lVX1e0c7
作成中
226246の人:2007/03/12(月) 21:15:53 ID:mRQ3ZuzT
>>225
ano
あの
たのしみに
まってます
がばってくださいね
おい
むしすんなスーアイソ
227名無したんはエロカワイイ:2007/03/12(月) 22:13:15 ID:lsvYUm4y
>>220
anokore
あのこれなんてエロゲ?無視すんな乙。


じゃあ俺もbksとシャレドの18禁作るわ。
228名無したんはエロカワイイ:2007/03/12(月) 22:30:11 ID:evkwSZRk
はい、作成待ちを埋めるためにやってきた>>204です。
チマチマやってようやくまた形になりましたので・・・
229名無したんはエロカワイイ:2007/03/12(月) 22:32:00 ID:evkwSZRk
「兄ちゃん、そろそろ起きたらどうだ」
この声で彼は目を覚ました。
さっきカウンターで飲んでいた客が起こしてくれたようだ。
窓の外を見てみるともう日が沈みかけている。半日は寝ていたらしい。
すでに酒場は多くの客でごったがえしている。
「お、もう始まるみたいだな。」
彼は何のことかと客の視線の先を見てみるとこの酒場で時々開かれる決闘のようだった。
一段高くなった台の上に進行役の店員とこれから決闘をする二人が向き合っている。
一人は紫色に変色した左腕を持つ男の剣士だった、いわゆる鬼剣士である。
話には聞いていたが彼は見るのが初めてでしばらくその鬼手を見つめていた。
もう一人は女の格闘家、拳にナックルをはめている。
顔立ちは整っていて美しい、彼の好みだ。しかしなぜ決闘などしているのかよくわからなかった。
そんな疑問を抱えながらも彼は決闘が始まるのを待っていた。
230名無したんはエロカワイイ:2007/03/12(月) 22:33:14 ID:evkwSZRk
「お前はどっちに賭ける?それとも決闘を見るのは初めてかい」
「あぁ・・・そうです」
隣にいた男にいきなり声をかけられたのでそんな返事しかできなかった。
「決闘のルールはとにかく相手に攻撃をかける手前にもっていった方が勝ちだ、基本は顔か首に武器を突きつけることかな。なーに、お前が思ってるほど野蛮なものじゃないさ」

店員の合図により決闘が始まった。
両者間合いを詰めて拳と剣がぶつかり合う。
よく見ると鬼剣士の剣にナックルの痕がついている。
どこにそんな力があるのかと驚く間もなく決闘は続く。
格闘家の足が鬼剣士の腕をかすめ、鬼剣士の大剣が格闘家の肩に擦り傷を作った。
これは痛いだろうなと思いながらも彼はどちらが勝つのかワクワクしていた。
勝負は一瞬の出来事で決着がついた、格闘家が鬼剣士の手元にミドルキックを入れ、鬼剣士の武器を落としたのだ。
それでもまだ大剣を拾おうとする鬼剣士に、
「まだやるの?」とでも言いたげに首をかしげる姿は憎らしくも愛らしかった。
231あとがき:2007/03/12(月) 22:36:34 ID:evkwSZRk
毎度毎度新聞小説みたいに細切れですいません、俺自身が格闘家好きなので多少ダブらせてみました。あのむn(ry
携帯なのに何やってんだ俺・・・
232鬼畜レンジャー&スピッド エピローグ:2007/03/12(月) 23:34:51 ID:lVX1e0c7
酒場のカウンターでレンジャーとスピッドが肩を並べている。

「ふん、次の相手もメイジか・・・」

タバコをすいながら対戦リストを見ているレンジャーが不満そうに呟いた。
その隣でビールを飲んでいるスピッドの対戦リストのようだ。

「俺的には全然OKだぜ?」
と陽気に答えるスピッド。それを溜息交じりのタバコの煙を出しながらレンジャは言う。
「お前はロリコンだからな、しかし何歳のメイジだ?よく毎回こんな相手を見つけられるな」

嫌味っぽく言うがスピッドは全く気にしていない様子で、全てを認めているようにも見える。
そして笑いながら答える。
「色々と苦労してんのよ俺も。決闘の得点と金を全てシャイロックに渡して対戦相手を変えて貰ってるからね」
「お前にとっちゃ決闘はあの為だけにあるような物だしな」
「そういうこと、最近は俺の好みの子ばっかりだからちゃんと次はレン(レンジャ)の好みのタイプにしてあげるからさ」

タバコを灰皿にすり潰し鼻で笑うとレンジャは背を向ける
「作戦はいつも通りで〜」
レンジャの背後からスピッドの声が響く、片手を少し挙げてレンジャは酒場を後にした。

「シュシアさーん、明日の決闘貸切でお願い」
「あらあら、高くなりますよ」



>>続きは明日の夜!なんかあまり文章良くないかも。
233名無したんはエロカワイイ:2007/03/12(月) 23:46:18 ID:evkwSZRk
>>232
いやいや、すごい先が気になります!早く読みたい・・・でも自分の方も書きたい・・・
234246の人:2007/03/13(火) 00:27:33 ID:VcG7JYcv
>>229-230
>>232
ano
あの
両方とも
すごく
よみやすくておもしろかったでそ
はやく
つずきがみたいです
おい
むしすんなロリコン
そして、翌日。。。

少し遅れてメイジがやってきた。
「ああ、遅れてすみません。あの、スピさんですか?」
「お、君が相手か」
その後軽い挨拶を終え決闘を開始する

「それじゃ、今日はシュシアさんがいないからコインで開始の合図を決めよう」
「はい、お手柔らかにお願いしますね」

これから起きることを何も知らない少女は笑顔で答える。
ピンっと弾きコインは空中に舞う。それが地面に付いた瞬間 スピッドは常に込めておいた灼熱弾を放つ、

「え!?」(何で始めからセットしてあるの?)

メイジは一瞬戸惑うがバックステップで避け、樽の影に隠れた。
が、次の瞬間後ろから足払いされ腹に足を乗せ銃口を向けられた(パニッシャー)。。
樽の陰には既にレンジャが待機していたのである。
メイジは何が起こったのか理解できず、きょとんとしている。
「レン、あんまり傷をつけないでくれよ」
「ああ、大丈夫だ」

「何で??」
驚くのも無理はない、1:1決闘で2:1の状況になっているのだから。
「ああ、色々説明するの面倒だし、まあ諦めてくれ」
そう言いメイジの両手を持ち上に挙げレンジャに持たせる。

「じゃあ、いただきまーす」



>>今日眠くないから続き作っちゃいました次からエロ
「え、何を・・きゃあ」
スピッドはメイジのスカートの中に頭をいれ太股から舌で舐め上げる。
「ふぁ」
「いゃ、やめ・・てぇ」
状況を理解したメイジが足をバタつかせ抵抗し始め、スピッドの顔に膝蹴りを入れる。

「まだ状況がわかってねえのか?」
さっきまで明るい感じだったスピッドは眉を細め冷徹な声で言う。それを聞きメイジは怯えだし、ついには泣きだしてしまった。

「うぇ、やめてよぉ」
「やめるのは無理だな、なーに大人しくしてれば気持ちよくしてやるよ、だけど今の膝蹴りは痛かったなあ」

そう言って銃に弾を込め始め
「次に抵抗したら撃つよ、こうやってさ」
と銃口を陰部に突きつける。

「いゃぁあ ごめんなさぃ ごめんなさぃ」
すると、ポタっポタっ とメイジの股から銃を伝い液体が流れ落ちた。

「これだから餓鬼は好かない」
レンジャは やれやれ という感じだ。逆にスピッドは興奮している。


>>続きは夜の8時くらいにUPします
237名無したんはエロカワイイ:2007/03/13(火) 05:48:35 ID:di6XapBM
しばらくぼけっとしてる間に作品増えてていい感じだな
湯上りシャレドたん(*´д`*)ハァハァ
そして>>215で言っていた剣士(知らないうちにバサカになってた)×メイジ書いてみたんだが…
この流れを豚斬って投下する勇気のない俺(´・ω・`)
238 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/13(火) 09:40:58 ID:YaL2Je5k
>>237
トンクスw
夜8時ってんだし、掲載してもいいんじゃないかなぁ?
まぁ俺もさすがにこの流れで擬人化シリーズは投下できなかったけどw
239名無したんはエロカワイイ:2007/03/13(火) 10:02:22 ID:di6XapBM
>>238
出来上がった話がまたほのぼの系だから載せづらいというか…
けど>>238氏の擬人化シリーズ楽しみにしてるから載せて欲しいな
ってことで俺が人柱になってみる
バサカ×メイジ 苦手な人はスルーよろー
240名無したんはエロカワイイ:2007/03/13(火) 10:03:14 ID:di6XapBM
最近、街へ帰還してから通う場所ができた。別に義務だとかいう不粋な理由ではなく、ただなんとなく足を向けてしまうような、そんな場所。

「こんにちは剣士さん、またいらっしゃったのね」
「まあね。ねえ、あの子いる?」
「ええ、いつもの場所にいますよ」

随分とご執心ですのね、とシャランの揶揄を背中に受けつつ魔法ギルドの扉に手をかける。
陽が傾きかけているせいか金属で出来たノブは冷たく、触れた指先から熱が奪われていくようだ。そんなことすら気にならないくらい顔が熱いだなんて、いっそ気のせいだと片付けられたらいいのに。
難しい言語で書かれた本の間を擦り抜けて、書庫の一番奥を目指す。彼女は必ずそこで本を読んでいる。
後ろの窓から夕陽が差し込んで、真剣な表情でページをめくる姿が淡く幻想的に見えた。

「……また来たんですか。何度も言うようですけどここには魔法使い用の本しかありませんよ」
「うん、分かってる。でも決闘の下準備くらいにはならないかと思ってさ」

小さな溜め息が洩らされるのと同時に適当な本を取って向かいに座る。彼女は視線を動かさずに本に見入ってた。

「その本があなたに読めたら、の話ですけどね」

こうしてここへ来るのは何度目になるだろう。思い返しながら指をひとつずつ折り、片手で足りなくなったところでやめた。彼女が読書をしている姿を見てからというもの、毎日のように足を運んでいる。数えても仕様がないことくらいとうに分かっている。
そう、今の自分にとって本という媒体は彼女会うための手段に過ぎない。本の題や内容なんてどうでもよかった。いつまで経っても距離が縮まらないのは残念であるけれど、会いに来ることだけが自分に出来ることなのだから仕方がない。

「剣士さん」

本がちょうど中盤辺りに差しかかった頃、穏やかな声が降ってきた。呼びかけられるなんて珍しいと顔を上げた途端、なんの躊躇いもなく彼女が顔を寄せてくる。

「なっ……!」

思わず大袈裟に体を引き、反らせて距離を作ろうとする。いつの間にか屈み込んでいた彼女は構うことなく頬に手を伸ばしてきた。

「その赤い目! 本なんて読んでないで寝てください」

可愛らしく頬を膨らませた彼女の指が瞼をなぞる。咄嗟にその手を掴むと、揺れた机から彼女が読んでいた本が落ちた。大きく円な瞳に自分の姿が映ってるなんてなんだか不思議な感じだ。

「いや、これはカザ……」
「強くなっても大切なものを失ったら意味がないでしょう?」

一瞬悲しそうに顔を歪めた彼女はそう言って身を翻し、さっさ本の世界へと帰ってしまう。ほっとしたような、期待外れのような。そんなことを考えてしまう自分の心臓が早鐘のように鳴り続けていることに気づいてしまった。

「そっか……ありがとう」

読みかけの本を乱暴に棚へ押し込んで立ち上がる。足音がいつもより響くのはきっと心臓が煩いからだ。このままでは自分がおかしくなってしまうかもしれない。逸る気持ちと同じく、扉へ向かう足はだんだん早まっていくというのに。

「何のことですか」

背後から投げかけられた声に、不覚にも振り返ってしまう自分がいて。

「だって君が読んでる本、カザン症候群についての本だからさ」

はた、と挙動を止めてから慌てて背表紙を隠す愛しい存在を背に、明日はもう少しだけ早くここに来るのだろうと思った。

「まさか気にかけてもらえるなんてな」

噛み締めるように呟きながら、橙に染まる地平線を眺めてつくづく思う。今が夕暮れ時でよかった、と。あの夕焼けが、真っ赤になってしまった顔を隠してくれるかもしれないから。
241名無したんはエロカワイイ:2007/03/13(火) 10:04:49 ID:di6XapBM
あとがき
最近自分の中で職ごとの性格わけを勝手にしちゃってるわけだが
総じて剣士には食わせ物が多い俺クオリティ
…そろそろコテハンつけようかな(´・ω・`)
俺の話苦手な人も避けやすいだろうしね
242名無したんはエロカワイイ:2007/03/13(火) 10:25:36 ID:oq3fMpdB
>>240
GJ!!!!!!!!!!!!!
ano
あの
俺おまいさんの話大好きだわー
バサカってカザンに心を支配された剣士って設定だっけか・・・
公式設定使ってるのも(・∀・)イイ!
243名無したんはエロカワイイ:2007/03/13(火) 11:14:57 ID:bgWm/xD+
またもやIDが変わっている>>204です。こういうほのぼのとした文が書けないのでうらやましいです・・・。
244 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/13(火) 12:30:38 ID:YaL2Je5k
>>240
イイ!!イイヨイイヨ!!GPであります!!

さて、俺も頑張るか。
レイゾ「997!998!999…!!」
シャレド「(かっこいいよ、レイゾ。たくましいよ(//∀//)」

夕暮れの河原、レイゾは平手打ちの素振りをしていた。
そしてそれを優しく暖かな目で見守るレイゾ。

レ「…1000!!よし、素振り終わり!!次はアレだ。はあぁぁ…!!わあぁぁ!!」
シ「(かっこいいよ、レイゾ。力強いよ(≧▽≦))」

レイゾが気合いを込めると、リング状のウェーブが発射される。
そしてそれを胸をときめかせて見守るシャレド。

レ「おっしゃ、最後はやっぱりこれだ!!行くぞ!!
ノ ッ ポ は 切 り 裂 い て や る !!」
シ「(キャーッ!!素敵、レイゾ!!)」

レイゾはご自慢の石刃を形成させ、それを天高く吹き飛ばした。
そしてそれを今にも失神してしまいそうなシャレドは見守る。


カーン!!

あたりに気持ちの良い金属音がなり響いた。

レ「あら?何かにあたっちゃったかな?」

レイゾはおそるおそる上を見上げた。

そこには辺り一帯を統治する、長身で精悍な顔立ち、白銀の甲冑を身にまとったシグハルトが石刃を片手で受け止めていた。

レ「げぇっ!!シ…シグハルトの旦那!!」
レイゾの前に降りてくるシグハルト。

シグハルト「これはなんのつもりだね?レイゾ君。」
レ「あ…これは…その…練習でね…その…ふじこ@」
シグ「ほう。僕もちょうど練習相手を探していてね。構えてくれたまえ、レイゾ君。」
レ「いやwwwちょwwwおまwww」
シグ「ゆくぞ!!ライトニングッ・レイザァァーー!!!!」
レ「ぎいいぃやあぁぁぁっ!!」

シャレド「シグハルト様かっこいいよ、シグハルト…(*´Д`)=зポッ」

ー第二話・完ー
246246の人:2007/03/13(火) 14:55:43 ID:VcG7JYcv
>>245
ano
あの
かなり
おもしろかったです
シャレドって
だれがすきなのかな
おい
おい
おい
むしすんなしね(´・ω・`)
247擬人化シリーズ ◆v.MbDi2cxY :2007/03/13(火) 16:04:05 ID:YaL2Je5k
「先生、お疲れ様でした!!」

ここはシャレドandレイゾ宅のすぐ隣、【シーウスの格闘道場】。
一日の鍛錬を終え、門下生のミルキウスやエクスペラー達が雑談をしながらわらわらと道場から出てきた。

エクスペラーA「なぁ、今日もシーウス先生かっこよかったよなぁ。」
ミルキウスA「あぁ、本当!!俺もあんなのになりたいよ!!」
ミルキウスB「それ、みんな思ってるって。」
ミルキウスC「あの寡黙な所もまたいいよなぁ。」
エクスペラーB「ちくしょう、俺も龍人族に生まれたかったぜ…」
ボムカゲル「みなさんはまだいいですよ…僕なんて、僕なんて…」

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

一方、当のシーウスは、門下生を見送るや否や、すぐに自室へと急ぎ、紙袋から一冊の書物を取り出した。今朝入手したばかりのものだ。

「な…なんだと!!」

普段の彼とはうって変わって、声を上げてしまった。

続く
248擬人化シリーズ ◆v.MbDi2cxY :2007/03/13(火) 16:28:17 ID:YaL2Je5k
シーウス先生が声を張り上げたのも無理はない。

「ついに…ついに…脱いだのか…っ!!」
彼が手に持つ書物は【月刊テンジョウクラブ】。成人男性なら誰もが一度は見た事がある代物だ。
その表紙にデカデカと
「今売れっ子の人気巨乳姉妹、イーブルアイちゃんがついに脱ぎます魅せますなにもかも!!」
なんて書かれていたのだ。毎月欠かさず購読している彼はもうその文字だけで大興奮である。

「お…おうお…ごくっ」
呻き声を出しながら生唾を飲むシーウス先生。震える手でページをめくる。
そこに映るイーブルアイはコスプレや水着ばかり。
しかし、最後のグラビアは袋とじであった。

「むうぅ…小癪な…」

シーウス先生は急いで壁にかけてある槍で開封した。

「…っ!?」
そこには確かに全裸のイーブルアイ姉妹が映っていた…のだが、肝心のバストや見たい部分にはしっかりとモザイクがかかっていたのであった。
彼は激怒し、叫んだ。


「生意気にもバッファーにかかっているだとおおぉぉぉーーー!!!!!」

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

【シャレドandレイゾ宅】
レイゾ「うおっ、もう道場の時間は終わったのに、まだシーウス先生は鍛錬してるのか…」
叫び声が台所にまで響いたのか、エプロン姿のシャレドもレイゾのそばへ来る。
シャレド「みたいねぇ…それにしてもご精がでるわねぇ」
レ「シャレド…その姿萌え〜!!俺も今から精を出しまぁす!!」
シ「キャッ。まだ早いわよ〜。レイゾのえっち☆こ・お・れ(はぁと)」

ー完ー
249名無したんはエロカワイイ:2007/03/13(火) 16:41:36 ID:1vpsc6qG
ano
あの
おもしろいです。
むしすんなしね
250 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/13(火) 16:43:14 ID:YaL2Je5k
アラドそのものがあまりにもおかしいらしいので急いで書いた。なんか大変らしいね。

>>246
レイゾ一択さ。
251246の人:2007/03/13(火) 17:00:52 ID:VcG7JYcv
247-248
ano
あの
シーウスって
かっこいいね
レイゾなみだ
まあ
れいぞのほうがかっかいいけどね
あと
擬人化シリーズおもしろいねえ
じがいにきたいだ
>>250
ano
あの
のっぽはきりきざむって
名言ですね
ぼく
のっぽだけど
きりきざまいでね
おい
おい
おい
むしすんなスゥィンネ
252名無したんはエロカワイイ:2007/03/13(火) 17:35:34 ID:GhKYp3cq
>>248
バッファーわろた
「はぁぁ、見・・ない・・でぇ」

行動を全て規制されてしまったメイジには口でしか抵抗できない。だがスピッドは更に規制をかける

「よーし、じゃあ次はスカートを口でくわえてたくし上げな。レンはもう腕抑えなくていいよ、抵抗しないでしょもう」
「ふ、なら少しタバコを吸ってくる。挿入(いれ)る時くらいには戻ってくる」

「うぅ」
スカートを口でたくし上げるとビショビショのパンツがあらわになった。
それを下ろすと毛も生えていない恥部がむき出しになる。

「ふぅぅ」
首をふるふると振り嫌がるメイジを見て

「これでスカートを口から放したらペナルティだぜ」
「ふぅ ふぅ!?」
スピッドが恥部の中に舌を入れすごい勢いで吸い上げる。

じゅるっ、じゅるる
「ふあ、ふあぁあぁぁ」

メイジはたまらずスカートを口から放し昇天(イって)しまい、腰から崩れ落ちた。
「はは、残念。ペナルティ受けてもらいますか、これはスピッドだからできる技だぜ。受けな{スレイブ弾}」

くちゃ パン 
「うあ、ぁぁぁ」
まだ、昇天で意識が朦朧(もうろう)としているメイジの陰部に銃口を入れ弾を撃ち
その弾はすぐに子宮に到達し溶け始める。
そのまま陰部に銃を突きつけると愛液がたくさん出てくる。。
メイジの意識が戻ってきて自分の身体の異変に気付く
「あ・・・れ、うそぉ、止まらないよぉ」

「効いてきたみたいだな、すごい濡れ様だぜ」

スピッドは楽しそうに銃口を陰部に入れたり出したりしてメイジの変化を見ている。

 ぐちゃ ぐちゃ じゅぶ 
「あぁぁん、ふわぁ 気持ちいいよぉ」
「もうそろそろだな、感謝しろよ、痛くないようにしてやったんだからな」
「あは、ありがとスピさ あん」

そしてメイジの服を全て剥ぎ、仰向けになったスピッドの上に乗るように言う。

「ほら、自分で挿入(い)れな」
「はぃ、入れますぅ」
メイジは自らスピッドのイチモツを自分の中にくわえ込み腰を振りだす。

 ぐち じゅ ぐちゅ
「くぁ、はぁ、あぁ」

ぐちゃ ぐちゃ ぐちゃ
「あん ぷぁ ふわぁ」

そこにタバコを吸いおわったレンジャが戻ってきた。
「お、お帰り〜前はもらったよ」
「じゃあ、後ろの穴は俺が貰う」

そういってレンジャがアナルの方に指を入れた

 ぐぽ ぶりゅ
「きゃ、いたぁ・・」

メイジを前に倒し愛液をすこしづつアナルに塗り広げていく。
「いたいよぉ、やめてよぉ」

 ぐぷ ぶぷ ぐりゅ
「あぁぁ、あ、あぅ」

メイジがだんだん嫌がるようになってきていた。

「?スレイブが切れてきたな」
「あー、クールタイム長いからまだ使えないよ。嫌がってる方がレンは好きなんじゃない?」
「俺は根本的に餓鬼は好きじゃない」
ボヤキながらもメイジのアナルに肉棒を挿入れる。

「うぁ、んぅ」
「はぁ ぁふ ぁぁぁ」
「いぃ、もっとぉ」

スレイブが切れても感じているメイジは淫乱なのだろう。
そんなことを考えるスピッドがレンジャに声をかける

「よし、ラストスパート行きますか」
「俺には速射があるからな、射精はいつでもお前に合わせられる」

2人が腰の動きを加速させる。それに合わせてメイジも腰を使い始める。
ピストンするごとに愛液が零れ落ち、下にいるスピッドの下半身はびしょ濡れになっている。

 ぐちゅ くちゅ ぐぷぷ
「いにゃ、あ、 はあぁ」

 ぴちゃ くちゃ くちゃ ぷちゅ
「あん、ふぁ、はぁ、、うにゃぁ」

 ぐちゃ ぷちゃ くちゅ ぐちゅ
「あやぁ きちゃぅ ああぁぁぁ」

「俺たちもイクぞ」
「いや、中・・だめ・・だょぉ」
自我を取り戻したメイジは最後の抵抗でスピッドのイチモツを抜こうとする。
が、レンジャが上から身体を押さえつけ空しく終わる。
そして二つの穴に同時に射精(だ)された。

 ビュル ビュルル
「あぁぁぁぅ?ふぁぁ!?」

今まで体験したことのない快楽でメイジも昇天(イって)しまい
2つの穴から精子が逆流する。

「はぁ、ふぁ、もぅ・・だめ・だょ」

・・・・

一通り酒場の清掃を終えたレンジャとスピッド、その片隅で眠っているメイジ。
既に日が昇り始めていた。もうすぐシュシアが店を開けにくる。
最後の仕上げをするためスピッドが特殊弾を銃に込めていた

「プロは後始末も完璧にこなさないとね」
「ふ、お前もまだ鬼畜に成り果てたわけじゃないな。そんなもの作るから金がなくなる」
「まあね、まだこの子も若いしこの記憶はきついでしょ。じゃあ行きますか」

そして、スピッドが開発した1日の記憶を消す弾を空中に炸裂させると
突如まぶしい光が酒場を包み込む。

「アディオス」

メイジに別れを告げ酒場を後にする2人。
その2人が後にアラド大陸を救うことは誰も予想していなかっただろう。

ーーーーーーーー完ーーーーーーーー
これで少しでも勃起してくれる人がいれば幸いだす
おいどんは書きながら勃起していたでごわす
257246の人:2007/03/13(火) 20:46:28 ID:VcG7JYcv
>>256
ano
あの
スピさんって
かっこいいですね
アググ
うまく
かんそうかけません
おい
むしすんなスィェィァンネ
258名無したんはエロカワイイ:2007/03/13(火) 22:32:42 ID:di6XapBM
>>248
同じくバッファーわろた
ジグ様かっこええ(*´д`*)ハァハァ
擬人化シリーズいいな!俺も何か書いてみようかな…
259名無したんはエロカワイイ:2007/03/14(水) 01:47:01 ID:TRBJCwZZ
速射って意味違うだろwwwwwwww
260名無したんはエロカワイイ:2007/03/14(水) 07:10:39 ID:uSe565RE
鬼剣士×ガンナーでウホッ
261名無したんはエロカワイイ:2007/03/14(水) 09:39:26 ID:oBZWL7iT
スピへ
つ(交差射撃)
262 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/14(水) 12:29:43 ID:bKY5StPa
>>252>>258
バッファーネタはやりすぎかと思ったけど、うけてくれた人がいてよかったです。
空魚系のバッファーを「食べました」ネタも書こうかと思いましたが、これ以上擬人化をタラタラ続けるのもなんですし、他のネタも書きたいので、いったん>>258に任せますw

余談:俺の書き込み時間帯がガラっと変わった事に気がついた人はいるかなw
263 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/14(水) 12:39:11 ID:bKY5StPa
と、言うわけで新作のネタ振りを。

・舞台設定は現代風。場所は東京とかの都市を思い浮かべて下さい。
・その世界にアラド世界の職の人もしっかり存在させます。
・主な登場人物
@鬼畜異常者(スピッドファイヤー)
A女上司(主人公。職は話の中で明らかに)
B男部下(職は話の中で。)
その他職なし一般人。エキストラ。

俺の文章力じゃ話の中で表現出来そうに無いので手抜きさせて頂きました。
また夜来ます。お楽しみに。
(なんか偉そうかな?)
264鬼畜レンジャー&スピッド :2007/03/14(水) 17:21:05 ID:XD+qX7+r
2話目作ろうかな、何人これを見たのか気になるこの頃です。
要望などあったらどうぞ。エロやめては却下します。
265名無したんはエロカワイイ:2007/03/14(水) 17:43:16 ID:oBZWL7iT
>>264
NPCとスピレンジャのカラミを見てみたいです><
266246の人:2007/03/14(水) 18:03:21 ID:B0GZ+Xq3
>>264
ano
あの
できれば
レイスもだしてほしいな
モンスもありかもね
おい
うぉぃ
むしすんなシェォァネ
267名無したんはエロカワイイ:2007/03/14(水) 18:15:28 ID:I2MziAYm
>>264格+鬼+ガン+魔の乱交
268名無したんはエロカワイイ:2007/03/14(水) 19:08:54 ID:zPikzBt2
◆v.MbDi2cxY さん
擬人化は俺に任せろ!ってほど自信はないけど頑張ってみるよ
似非ほのぼの系が俺の真骨頂(´・ω・`)
自作も楽しみにしてるよー
269名無したんはエロカワイイ:2007/03/14(水) 19:09:59 ID:zPikzBt2
>>268
自作× 次作ね
文章書いてるものとして恥ずかしすぎる(´・ω・`)
270246の人:2007/03/14(水) 19:43:07 ID:B0GZ+Xq3
>>269
まったりいこうぜ(´・ω・`)
271名無したんはエロカワイイ:2007/03/14(水) 21:28:45 ID:P6HYxS3x
カンナとメイジがジュースと間違えてシュシアに届けてもらった酒を飲み、
酔ったカンナは以前酒場のパーティーで身に着けた妙な知識でメイジを責めたてる・・・
って構成が浮かんだ
もしこんなの書きたい人いたら任せました
272名無したんはエロカワイイ:2007/03/14(水) 21:49:40 ID:/Zy6YapG
メカ×ロボまだー?





調子乗ってすいません。ゆるしてくだしあ
273鬼畜レンジャー&スピッド :2007/03/14(水) 23:13:17 ID:XD+qX7+r
一応考えはまとまりました。要望締め切ります。
次は一気にUPしようと思うので少し時間が掛かるかもです。

予定として日曜の夕方〜夜にUPします。
274名無したんはエロカワイイ:2007/03/15(木) 05:29:57 ID:9T6oBMOo
>>268です
いちおう擬人化もの出来たんだけど…うpしても大丈夫なのかなこれ
NPCも出せたし俺的にはちょっと満足してるかも
いつもどおり苦手な人はスルー推奨
275名無したんはエロカワイイ:2007/03/15(木) 05:32:26 ID:9T6oBMOo
彼女は突然俺の目の前に現れた。

「もうデンカスったら! 何処に行っちゃったのかしら」

金糸のような髪、端正な顔立ち、そして抜群のスタイル。まるで御伽噺に出てくる妖精であるかのような彼女は何かを探しているらしく、しきりに辺りを見回していた。きゅっと眉根を寄せて不満げな表情のまま、天城の階段をどんどん上がっていく。
こんなところにいては危険だと伝えたい。けれど美しすぎる彼女に話しかける勇気などなかった。近づきたくても凍りついたように足が動かないのだ。遠ざかる靴音を聞いて嘆息を洩らすくらいしか、今の俺にはできなかった。

けれど、それは彼女の小さな悲鳴がすべてを変えた。さっきまで動こうとしなかった足が悲鳴が聞こえた場所へと急ぐ。セルマリオンやミルキウスがひしめく部屋を抜け、ようやくたどり着いた部屋で俺は目を瞠った。

「ちょっと! 出しなさいよ!」

気丈に振舞う彼女はシーウスの檻に囚われてなすすべもなく、ただ憤りを露わにしていた。傍らにいるのはデンカスという生き物だろう。首輪から繋がる紐の先の主人を心配そうに見上げている。
格子を掴む手にいくら力を入れても、そのか細い指ではどうにもならないことくらい俺にだってわかる。彼女も自力での脱出を諦めたらしい。ぺたんとその場に座り込んで、膝を抱えつつ桜色の唇を引き結んだ。
ああ、例えば俺が腕の立つ剣士であったなら彼女を助け出して安心させることができるのに。そう、例えば凄腕のガンナーであったなら彼女を救って笑顔を与えることができるのに。
それすら叶わない俺はなんてちっぽけな存在なのだろう。シーウスの視線の先で蹲る彼女に声をかけることすら出来ずにいる。俺の言葉はきっと彼女に届かない。

「あ、ロリアンおねーちゃん見ーつけたっ!」

それからどれくらい経ったのか。はた、と気がついた時にはシーウスが地に伏し、代わりに赤毛の少女が可愛らしく微笑んでいた。魔力で出来た檻はすでに消え去ったようで、ようやく解放された彼女も柔らかい笑みを浮かべている。

「あたし先にラキウスやっつけてくるね」
「ええ、頑張って」

ふたつに結んだ髪を揺らし、ぱたぱたと忙しなく駆けて行く少女の背を見送る彼女。ロリアンと呼ばれていただろうか。彼女に相応しく、美しい名前だ。
幼い少女が俺が出来なかったことを簡単に成し遂げたことを少々悔しく感じつつ、それでも彼女の笑みが見られたのだからいい、そう思って一歩を踏み出した瞬間。

「あら、まだ残っていたの?」

俺の靴音と彼女の台詞が重なる。温度を持たないその言葉は、体を再び凍りつかせるには十分すぎた。棒立ちなっている俺の前に仁王立ちで立ち塞がる彼女は、さっき力なく蹲っていた時と別人のように強気だった。
形のいい眉を吊り上げまっすぐ俺に向かい合い、そして淀みなく言い放つ。

「さっきは油断したけど私ってば美しいだけじゃなくて魔法学園の主席なのよ。エクスペラーごときがそれ以上近づくなら容赦しないわ」

長い睫に縁取られた瞳に映る俺のなんて情けないこと。あの赤く力強い煌めきを俺はきっと忘れない。だって物凄く怖かったんだ。
276名無したんはエロカワイイ:2007/03/15(木) 05:33:41 ID:9T6oBMOo
あとがき
unn
みす
うん、元ネタはあのクエね
ボス部屋でボス死んでもエクスペラー残ってて、ダンジョンクリアにならなかったのを思い出しつつ書き書き
ロリアンの高飛車な性格けっこう好き
ギャグ(になってるのかわかんないけど)向きだと思うよ俺は
そしてこれって擬人化になってるのか激しく不安
ただなんとなく片思いものが書きたかっただけ
次はエロかなーと思いつつうpロダに上げるのが面倒な俺がいる(´・ω・`)
277名無したんはエロカワイイ:2007/03/15(木) 05:55:25 ID:aLPyNuHS
>>247
擬人化シリーズ(・∀・)イイ!
ボムカゲルの卑屈っぷりにわろた
イーブルアイたんイイネェww>>256
俺は別にいいんだけどさ、>>1にあるとおりエロはupロダ通した方がいいと思うよ
>>275
ちょwお前エクスペラーだったのかよw
片思いにきゅんきゅんしちまったぜ…w
お前さんの話全部ローカル保存してる。勝手にサーセンww
そろそろコテハンつけてくれぃ
278194もしくは204:2007/03/15(木) 08:40:50 ID:rObPOrqF
日曜のエロを楽しみにしつつその前座にどうぞ、相変わらずの拙文ですが・・・
279名無したんはエロカワイイ:2007/03/15(木) 08:43:39 ID:rObPOrqF
店の中は歓声に沸き、称賛の声や野次が飛び交う。
その中を決闘を戦った者同士が握手し、自分達の仲間のもとに戻る。
これで終わりかと思っていたらもう一試合あるようだ。

今度は背中に重火器を背負ったガンナーと年端もいかない少女が向かい合っている。
決闘で重火器をどう使うのかというのとあんな少女がどうやって戦うのかに疑問を感じつつ決闘が始まった。
始まった瞬間少女は手にした、というより側に浮かせたロッドで思いきりガンナーの腹を突いた。
ガンナーはいとも簡単に上に飛ばされ、みぞおちにでも当たったのかそのまま動けなくなっていた。
そこにメイジが妖しく光るロッドをガンナーの顔に突きつける。
280名無したんはエロカワイイ:2007/03/15(木) 08:44:43 ID:rObPOrqF
店内はしばらく静寂に包まれた。が、一瞬にして喧騒へと変わった。
「すげぇなお嬢ちゃん!」
「うちの娘にも見習ってほしいぜ!」
などと口々に客は少女を誉め称えた。
少女は顔を赤くして照れくさそうに頭をかきながら自分の席に戻っていった。
一方負けたガンナーは他の客に起こされ肩を支えてもらい長椅子に運ばれていた。
「ワインを二杯頼む、グラスは別々でな」
そう言って彼は長椅子の方へ歩みを進めていった。
281あとがき:2007/03/15(木) 08:47:33 ID:rObPOrqF
前の話から何日か置いた割に短い文章ですいません。
+展開が遅くて・・・あまり早く進める発想がないもので
282 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/15(木) 09:42:14 ID:ajtPycRM
>>274
GJであります!
「擬人化」っていう変な縛りいれちゃってごめん。

あと、>>263で予告しておきながら普通に夜には帰ってこれずじまいorz
すいませんでした。
今なんとか帰宅したとこなんですが、流石に体がもちねぇんで寝ます。
それではまた。
283名無したんはエロカワイイ:2007/03/15(木) 10:29:06 ID:9T6oBMOo
>>282
ありがとぉぉ!擬人化シリーズの師匠にお褒めの言葉をいただけるなんて光栄だ
ジャマー成功並に嬉しいよ(*´д`*)ハァハァ
ネタ被らないようにチョイスしてみたんだけどまだまだって感じだな…
期待はしてるけどムリは禁物だぜー
と、エロに挫折気味の俺が言ってみる
284名無したんはエロカワイイ:2007/03/15(木) 11:04:54 ID:9T6oBMOo
>>277
ちょwおまwww
そんな風に言ってもらえて嬉しいよー
コテハンか…最近連投気味だしつけてみようかな
いやいや、エロを書き上げてからつけるよ、うん

>>281
のんびりでもいいじゃなーい
俺も文章ダラダラだしさ、気楽にいこうよ
そして最後にGJ!!
285263 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/15(木) 17:48:54 ID:Fi3tl+Iv
「誰か助けてー!」
桜が咲き誇る夜の公園、焼け焦げた服を着た女性が、二丁の銃を持つ男から必死で逃れようと走る。

しかし、とうとう大きな桜の木に追い詰められ、気を背にへたり込んでしまった。

「なかなかイキがいいですね、今日の獲物は・・・。ふふ。」
追っていた男は不適な笑みを浮かべ、なお続ける。
「さくらというものはとても美しい。しかし、一年中咲いていてはそうもいかない。
散るからこそ美しい・・・そう思いませんか?」
女はただただ泣くばかり、何も答えようとはしない。
痺れを切らした男はさらに問う。
「女性もそうだとは思いませんか?」

この問いかけに女はぎょっとし、「お願い、命だけは助けて!」と叫ぶ。
男はかまわず、「お立ちなさい。」と返す。ゆるゆると立ち上がる女。

「そういえば、わが国にはこんなすばらしい歌がありましたねぇ。
さ〜く〜ら〜、さ〜く〜ら〜・・・」

男は歌いながら、慣れた手つきで銃に灼熱をこめる。

「や〜よ〜い〜の〜そ〜ら〜にぃ・・・」

そして、両の腕を胸の前で交差してかまえる。

「み〜わ〜た〜す〜か〜ぎ〜り〜・・・」
「お願い、やめてーーー!」

女の絶叫をかき消すように、爆発音が夜の公園に響き渡った。
286263 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/15(木) 18:26:53 ID:Fi3tl+Iv
翌日、とあるメーカービル−−この国の国民なら誰もが知っている超大手企業のものだ。

このビルの一室、なにやら忙しそうに書類に目を通し、忙しそうにしている女性が一人。
肌は白く、済んでいて、キリリとした瞳、髪は腰まであるのだが、「仕事のジャマだから」とのことで、
ダンゴにしてまとめられている。
着ている白いブラウスなどの印象から、「キツそう」とも思われがちだが、誰の目から見ても「美しい」部類に入るタイプだ。

「せんぱーーい!」
この女性に声をかける幼い顔の男が一人。まぁ、着ているものはごくごく普通の背広。
「俺、絶対今日の会議でこの企画、上に通して見せますよ!!」

「私のことを先輩と呼ぶな。ちゃんと【課長】とよべと何度言わせたら・・・」
「はい、だから俺、頑張ります!」

わけのわからない切り替えしに、「フゥ・・・」とため息を吐いた。

(こういうとこがなかったら、もうちょっと「見れる男」なんだけどなぁ・・・)

言動、行動共に今ひとつしまりがないこの部下だが、とにかく仕事が出来るのだ。

「そろそろ会議の時間よ。行くわよ。」
「はいっ、先輩!」
287名無したんはエロカワイイ:2007/03/15(木) 18:45:56 ID:6M+7yci4
まだ続きかな?分からんがGJ!!!!!!!!!1
288263 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/15(木) 18:46:06 ID:Fi3tl+Iv
ありきたりな会議にひと段落がついて、二人が所属する部署に発言権が回ってきた。

「では、わが部からの企画を提案させていただきます。詳しくは彼から説明させていただきます。」
「はい!この計画は、空間移動ポータルを設置して・・・」
♪じゃんっ、じゃんっ、じゃん、ちゃららじゃんっ、じゃんっ、じゃんちゃらら
じゃ〜じゃんじゃ〜じゃんじゃ〜らあら・・・♪
勢いよく発言したはいいものの、彼の携帯から勢いよく着信音が流れ出してしまった。
「あ・・・あわわ、すっ、すいませ〜ん!!」
大人しく電源を切るなりすればいいものの、携帯を振ったり、抱きしめたりする彼の姿を見て、
会議に出席する者はクスクスと笑ったり、にこやかに見守るばかり。
誰も怒りはしないのは普段の彼のキャラからだろうか。

(あのバカ部下・・・)
女課長のみは例外だった。



会議が終わると、課長は一切部下のことを無視して、自分の部署へと足を急がした。
当然のように部下が追いかけてきた。
「せんぱーーい、まって下さいよ!どうでした?さっきの俺?」
「あのな・・・何故電源を切るのを忘れたんだ?」
「違いますよ、忘れたんじゃなくて、切れなかったんです!」
「・・・はぁ?」
「ほら、これ、今朝発売されたばっかなんですよ?着信音さえデフォのまんま、
電源の切り方なんて分かるわけないじゃないですか?」
「あきれた・・・あなたよくそれでその【職】につけたわね?・・・まぁいいわ、企画も通ったし、これから忙しくなるわよ。今日から終電以外では帰れないと思え?いいな?」
「はいっ。せんぱ・・・」
「先輩と呼ぶな!」
289長いから覚悟してね ◆v.MbDi2cxY :2007/03/15(木) 19:15:26 ID:Fi3tl+Iv
実際、二人は終電間際まで会社に残ってようやくいまが帰り。
帰る方向が一緒の二人は同じ電車に揺られ、課長が降りると、目的駅でもないのに、なぜか部下までがついてきた。

「送らせてください、夜道は心配です。」

数分ほど二人は夜道を歩いていたのだが、課長はふと時計を見る。
「!?部下君、終電、もうそろそろやばいんじゃない?」
「え・・・うっぁぁあ?本当だ、先輩、明日も明後日も、ずっと送らせてください、それじゃ!」

そう短く告げると、部下は駅の方へと走り出した。
(なんなんだ、彼は・・・。)
課長はかるく首をひねった。

・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―

(また今日も好きって言えなかった、畜生!)
心の中で叫びながら部下は駅の階段を駆け上っていった。
【最終電車、出発しまーす】
「ああぁっ!待ってくださいぃぃぃぃ!!」
懇願空しく、最終電車は行ってしまった。
そんな部下を冷ややかな目で見つめる駅員が一人。

「ano、あの、駅員さん、今から僕電車作りますんで、線路だけ置いててくださいね・・・?」
「何バカなことを言ってるんですか。さぁ、早く出て行ってください!」
「はい・・・すいません・・・。」

部下は「はぁぁっ・・・」とため息をつき、ふと外を見てみた。
視界に映るは帰り道なのであろう、桜が咲く公園を歩く課長の姿が。
(先輩・・・キレイだ・・・。こんなに好きなのに、僕の気持ち・・・伝わってないよなぁ・・・
なんで、なんでなんだよ・・・)

しばらく部下は課長の後姿に見とれていた。

―明日へ続く―
290 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/15(木) 19:17:06 ID:Fi3tl+Iv
とりあえず「アラドっぽくない部分」の話はおしまいです。
続きは明日か早くて今日の深夜です。

ほんと完全にスレ違いなSSになってしまって申し訳ないです・・・
291名無したんはエロカワイイ:2007/03/15(木) 20:01:41 ID:6M+7yci4
途中で書いてしまった。
sorry。改めて、GJ!!!!!!!!!!1
292名無したんはエロカワイイ:2007/03/16(金) 06:03:46 ID:eGvsv4Le
   ∩
   ( ⌒)       ∩ グッジョブ
   /,. ノ      l 'uu 
  / /      / /"
  / / _、_   / ノ 
 / / ,_ノ` )/ /
(        /
 ヽ      | 
293名無したんはエロカワイイ:2007/03/16(金) 22:16:50 ID:o5HmrW96
続きまだ〜?
294 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/17(土) 01:08:24 ID:WcqVv8/F
一人夜道を帰る上司の前に、男が立ちふさがった。

「こんな暗い夜道、女性の一人歩きは危険だ…私が灯りをともしてさしあげよう。」

男は腕をあげると、脇道の桜の木に一発灼熱を打ち込んだ…

「なっ…あなた、どういうつもりなの?」
「こういうつもりでございます。」
次は課長のすぐ横で灼熱がはぜる。

(くっ…逃げなきゃ…)

とっさに判断した課長は踵を返し、走り出し。
「ふふふふふ、逃がしはしません!!」

楽しむかのように男はトリガーを引き続け、爆発を起こす。


何メートルか逃げ続けた所で灼熱の嵐は止まる。

(止まった?)

振り返ると男は手を止め、灼熱を銃に込めているのが目に映った。

(反撃するなら今しかない!!)
そう判断し、飛びかかろうとしたその時である。

「先輩から離れろーっ!!」

どこからともなく、部下が棒きれを振りかざし、男に向かってきた。
295 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/17(土) 01:30:30 ID:kmHmwQCF
しかし、その姿はどこと無く頼りなく、予想通りに男に交わされて、
逆にマッハキックを貰い、あっさりと地面に部下は倒れこんだ。

「ぐはっ!」
「なんですか?あなたは。とっとと燃え尽きなさい。」
冷徹な目で部下を見る男は、灼熱をこめ終えた銃を部下へと向ける。

「待って!彼には手を出さないで!」
すぐさまに上司は部下の間へ立ちふさがる。そしてー

「私ならなんでもする、だから・・・ね?」
ゆっくりと男へブラウスのボタンを外しながら男へと歩み寄っていった。
そして、吐息がかかるほどに近付くと、ゆっくりと男の股間へと手を添えた。

「ふふ、いつもはスグに散らしてきましたが、たまにはこのようなことも良いものです。
あぁ、熱くなってきまし・・・ん?ひ、ひぎゃあぁぁぁ!」

一時は上司に身を任せようとしていた男だが、すぐに悲鳴を上げながら地面をのたうち回る。
手を添えられた股間から、爆発がおきたのだ。

「まだまだこれからよっ!」
上司はのたうち回る男に馬乗りになると、顔面を3発殴る。

「あがっ!あがっ!あがっ!この、き、貴様ーーーっ!」

殴りが止むと、次はキックが飛んできたが、それをすんでのところで交わすと、
銃を上司へと向けた。

「ぶっ殺してやる!!!・・・なっ?」

しかし、突きつけた銃が突風でも吹いたかのようにあっさり宙を舞う。

「なんなんだ、畜生!」

次はもう一丁の銃を向けたが、それも同じようにして飛んでいった。


「?????」
男は改めて上司を見るものの、ただ腕を組んでいるだけ。
しかし、突然目の前の空間が渦を巻いたかと思うと、先ほど蹴りを入れた部下の姿が現れた。

「カムフラージュさ。」
そう部下は告げ、指をパチンと鳴らすと、再び姿が闇に消えた。

変わりに男の目に映る・・・というか、目に入るのは砂。

「目、目がぁぁぁぁ!」
296 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/17(土) 01:46:54 ID:kmHmwQCF
それからというもの、戦況は一方的だった。
男は透明になったメカニックから殴られ続け、
むき出しになった股間へは喧嘩屋からの投石の雨嵐。

ついに倒れた男に、最後の仕上げにと網が投げられる。

「この・・・このままで終わると思うな・・・ってええええ!?!?!」

ようやく見えるようになった目で喧嘩屋をにらみつけようとすると、そこにはあまりに絶望的な光景が目に映る。

スピッドの周りには今にも砲撃を開始しようとしている固定砲台が数基、
今にも爆発せんばかりのロボや、一回り小さい獲物を探しているロボが取り巻いていたのだ。

「このままで済むといいわね。」

悪魔のような笑みを浮かべながら、ツカツカとスピのそばに喧嘩屋がやってきた。

「このまま終わるかどうかはこの子達のご機嫌次第です。」

肩で息を切らしながら、喧嘩屋の隣へメカニックが現れる。

最後の足掻きといわんばかりに、スピは絶叫する。

「貴様ら・・・仕込み火薬に透明・目潰し、凶器は使うわ今のこの多勢に無勢の状況・・・卑怯だとは思わんのか!!」

愉快そうに喧嘩屋とメカニックは、声を合わせて言う。


「「卑怯?敗れた者が何を言う。勝利のどこが悪いのだ?」」
297 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/17(土) 01:52:42 ID:kmHmwQCF
ええと・・・なんか色々とすいません・・・自分には長編(っていうか無駄に長くなっただけ)を書くのは無理っぽいです。

しかも最後に=完=書き忘れてるし・・・。
その後のエピローグは各自で脳内補完よろしくです。(あと、素直な感想もお願いしたかったり・・・)

次はまた擬人化シリーズみたいにあっさりとした物書きます。(月曜以降です。)

【予告】
・「極悪バトメ」
・「ぶち壊しネンマスさん」
・「デキる!!ネンマスさん」
298名無したんはエロカワイイ:2007/03/17(土) 12:10:47 ID:ulTTbBjZ
>>297
GJ!!!!!!
おまいさんの話のテンポが好きだ(*´д`*)ハァハァ
メカ使いの俺は憐れなスピにひたすらワロタ
次回も楽しみにしてます
俺もヒマなときにまた何か書いてみます
299名無したんはエロカワイイ:2007/03/17(土) 14:53:34 ID:EXIFCR99
求)パパ
出)わ・た・し♪

当方メイジLV3で〜す♪
私のパパになってくれる人大・大・大募集♪
ぜひ私のためにお洋服を買ってください♪♪
買ってくれたパパにはもれなく生着替えをプレゼントしちゃいまーす♪

パパになってくれる人は住所氏名年齢電話番号と特徴をおねがいしまーす♪
300名無したんはエロカワイイ:2007/03/17(土) 14:55:42 ID:EXIFCR99
求)兄貴
出)俺

俺、レンジャーLV30です。
俺の兄貴になってくれる人を募集します。
兄貴の好きな服なら何でも着る覚悟ができていますのでよろしくお願いします。

兄貴になってくれる人は住所氏名年齢電話番号と特徴をおねがいします!
301281:2007/03/17(土) 23:22:22 ID:bTIrpvhe
かなり間開けましたがまた続きできました。今回は会話が多いのでちょっと長いです。
302名無したんはエロカワイイ:2007/03/17(土) 23:23:49 ID:bTIrpvhe
ワインを男の口に少し流し込むと男が目を覚まし、直後にむせた。
「誰だお前、いきなりワインなんか押し込みやがって。」
少し怒った様子で男は言う。
「いや、はたくのもかわいそうだと思って・・・。」
「大きなお世話だ、ほっといてくれ。」
そう言うと男は重火器のベルトを肩にかけ、店を出ていこうとした。
「待ってくれ。」
彼が呼び掛けた、男は振り返る。
「何の用だ、用がないなら帰るぞ。」
「傭兵として俺と働いてみないか?」
303名無したんはエロカワイイ:2007/03/17(土) 23:24:47 ID:bTIrpvhe
男は少し間を置いて、
「少し考えさせてくれ。」
そう言って男は店を後にした。
続いて彼はさっき決闘をしていた三人にも同じように接触を計った。
そのうち鬼剣士と格闘家からはOKが出たがメイジは
「あたしむずかしいことわかんないからやらなーい。」
と断られてしまった。
彼はようやく帰途につき、銃を納めたホルスターとマルチプルマガジンをそばのテーブルに置き、彼は眠りについた。
304名無したんはエロカワイイ:2007/03/17(土) 23:26:06 ID:bTIrpvhe
翌日彼は朝早く『支部』へと向かった。新たな傭兵の勧誘に成功したことを報告するためである。
この傭兵組織は各町に支部を置き、広大な情報網を持ち、それを駆使し国単位の問題まで取り扱う。彼は主にヘンドンマイア支部に出入りしている。
支部長は彼の成果に満足のようだ。
「よくやった、ところでそいつらの実力は見てきたんだな?」
「ええ、彼らの様子は酒場での決闘でいかに行動を制限された状態で戦えるかを見ておきました。一人始まった瞬間に負けた者がいますが・・・。」
「ふむ・・・しかしそいつだけはお前が任務に同行して力量を確かめればいい、実力がなければそれまでだ。」
「・・・了解しました。」「ちょうどいい任務がある、グランプロリスのサンダーランドにいるゴブリンのリーダーであるキノルを退治してほしい、というものだ。確かに最近のやつの行動には目に余る。」
「でここ数ヵ月に渡って続いているキャラバンの襲撃は全てキノルの手によるものとお考えですか・・・?」
「八割方そうだろう、襲撃のあった周辺にゴブリンの足跡が確認されている。」「わかりました、彼に同行し、万が一彼が死んだ場合には俺一人で任務を遂行します。」
「うむ、頼んだぞ。」
305あとがき:2007/03/17(土) 23:28:13 ID:bTIrpvhe
今さらその文章の字が抜けてることに気づきましたorz
相変わらず駄文ですいません・・・
306名無したんはエロカワイイ:2007/03/19(月) 06:55:12 ID:7+3SMR6I
ano
みす
あの
めいじとけんしのは
もうでてますか
おい
むしすんなヘヨー
307名無したんはエロカワイイ:2007/03/19(月) 16:47:59 ID:7+3SMR6I
本当にスルーしなくたっていいじゃないか
308名無したんはエロカワイイ:2007/03/19(月) 22:06:48 ID:2D1sOk0g
ただたんに過疎り気味なだけだから気にすんな
309注18禁 鬼畜レンジャー&スピッド 2話:2007/03/20(火) 00:12:56 ID:OX5Xlyyz
予定より遅れてスイマセン。文章見直してないんで変かもしれないです。
一応2話完成したんでどうぞ。

ttp://reviewer-net.ddo.jp/uploader/src/up0071.txt.html

パスは「arad」です。よかったら感想お願いします。
310新ジャンル「極悪バトメ」 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/20(火) 00:34:11 ID:riwDGrOb
バトメ「シャッキーン★過疎に降臨極悪バトメッ!!
闇夜に生きる極悪バトメッ!!
今日も可憐な極悪バトメッ!!
そんな私はごくっあくっばとっめぇ★」
エレマス「えーんえーん」
バ「あーら、エレマスさん、どうされましたの?」
エ「あ…バトメさん…あのね、ママからお小遣い貰って、ガチャ回したらね、これが…つ【ブルーアリスブラウス槍マスタリー+1】。これ、バトメさんがよかっ」
バ「おーっほっほ、あーらお可哀想に、そんな不要な物、あたくしめが貰って差し上げますわ!!」
エ「う、うん、私は使えないし、貰っ」
バ「しかーし私は極悪バトメ!!物を奪うだけならず、ただただMPを回復するだけのゴミお洋服を押し付けてしんぜますわ!!つ【ラズリタンクトップ古代の図書館+1】寒空にタンクトップで風邪もひいておしまいなさい!!」
エ「え…いいの?けど、これって、高価なん」
バ「おーほっほっほ、さぁ、下らない物でスロットを埋めてしまいなさい!!では、ごめんあそばせっ!!レッツェレビッ(テレポート)」
エ「ありがとう、バトメさん…」

311名無したんはエロカワイイ:2007/03/20(火) 10:49:58 ID:Lnn7FDlH
>>310
久しぶりに泣けた・・・
俺もバトメさんを見習って生まれ変わりたいな・・・
312名無したんはエロカワイイ:2007/03/20(火) 11:49:11 ID:ytQYFl9V
>>310
さすが…としか言いようがないな(*´д`*)ハァハァ
やっぱりこのテンポが最高だよ
俺もバトメさんを見習いつつレンジャー×キリのえっちい文章書いてみる
いつもどおり期待しないでね(´・ω・`)
313名無したんはエロカワイイ:2007/03/21(水) 07:14:34 ID:uC/A7p1g
大きく期待(´・ω・`)
314名無したんはエロカワイイ:2007/03/21(水) 14:34:28 ID:FuvgfPFb
◆v.MbDi2cxY 氏のキャラ勝手に使った上に本スレに誤爆しちゃったぜ☆
恥ずかしくて死にそうだ。
315名無したんはエロカワイイ:2007/03/21(水) 15:19:22 ID:scERXSXh
>>314
ちょwwあえてGJ!!!
316312:2007/03/21(水) 15:22:21 ID:scERXSXh
ガンナー(いつの間にかレンジャになってた)×キリはまだ半分くらいかな
ここ過疎ってるけど物凄い良スレだから頑張るよ(´・ω・`)
317名無したんはエロカワイイ:2007/03/21(水) 15:31:53 ID:FuvgfPFb
混乱のあまり一番大事なことを忘れてたぜ。

◆v.MbDi2cxY 氏、すまなかった。
318 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/22(木) 15:56:19 ID:6Ab2YkHv
ん?携帯忘れて出張行ってた間になんかあったのかい?w
とりあえずGJ

>>311>>312
いつも感想ありがとうございます。
「見習って〜」って書いてるのを見ると、なんかツンデレキャラっぽく受け止められてるかもだけど、あけまで「天然キャラ」を意識して書いてました。
魅せ方って難しいね。

予告したもの(超短編。あんまおもしろくない)はまた書きますね。
ここ最近、激務でまともに寝た記憶がないのでおやすみなさい。
319名無したんはエロカワイイ:2007/03/22(木) 17:57:33 ID:ZYrMqww6
320名無したんはエロカワイイ:2007/03/22(木) 18:18:13 ID:5yA7qoDi
>>318
【レス抽出】
対象スレ: アラド戦記 そんなわけナイアド(爆182hitComboi!

391 名前:俺式「極悪バトメさん」 ◆3qsZSGF36Y [sage] 投稿日:2007/03/21(水) 14:31:07 ID:XEsoEycv
〜ダンジョン内にて〜
バトメ「ヘッチャケッサ!(天撃) ……ヘルペッチャー!(全爆) やっ、ていっ、れっちゃーぁ!」
バ(ふう、まずいですわ……ボス戦までまだ大分ありますのに、二人倒れて残ったのは私と低レベルbskさんだけ。でも私ももう……)
レイス「ヤァッ」
バ「ハッ! しまっ」
目の前には鎌を振り上げた幽霊。天撃はクールタイム中。覚悟を決めて目を瞑る。
bsk「フッ、テイッ、ライフィニー!(三段) バトメさん、大丈夫!?」
レ「おのれ、口惜しい……」
バ「え、ええ……助かり」
b「すみません、僕まだこのダンジョンは入れるようになったばかりで、役に立てなくて」
バ「……。ふふん、そうですわね。あなたのレベルでは剣にも盾にもなりませんわ」
b「はい……」
バ「まあ、精々私が倒れないようにお気をつけあそばせ。私がいなくては全滅は必至ですわ」
b「っ! ……」
バ「あら、どうしましたの? 図星を突かれて悔し」
b「サクリファイス!」
バ「え、あ、傷が……。……あ、arig、じゃなくて、あ、あり」
b「?」
バ「っ〜!! あ、有り得ませんわ! ただでさえ柔らかいのにこれ以上死に易くなってどうしますの!!」
b「でも、僕よりバトメさんが生き残った方が」
バ「聞く耳持ちませんわ! そんなに死に急ぎたいならこれでも使ってなさい! つ【フォーチュンコイン(300枚)】」
b「え、でもこれってむしろ嬉」
バ「何か文句がありまして!?」
b「いえ、ないです……。じゃあ、ありがたく……ん? あれ、この一枚、フォーチュンじゃなくてコン」
バ「私が何か間違えたとでも仰いたいの!?」
b「いえ、その……ありがとうございます」
バ「礼を言われる筋合いはありませんわ。あなたの重量に余裕がなくなった分、私がアイテムをもらえますもの!」
b「あの、でも僕重量アバター」
バ「さあ行きますわよ! 回復したからにはボスなんて余裕でぶち殺して差し上げますわ! おーっほっほっほ!」
b「あ、はい、頑張ります!」



これをID:FuvgfPFbが誤爆して謝ってるわけさ
321 ◆3qsZSGF36Y :2007/03/22(木) 21:49:34 ID:1/90cldv
間違いなく今俺が忘れたい過去ナンバーワン。

本当にごめんなさい。
息抜きというか、ネタとしてこのスレに投下しようとしただけだったんだ。

しかもキャラ誤認してたし……
違うんだよ? 俺も天然かツンデレか迷ったんだよ?
だから許してくだしあ><
322名無したんはエロカワイイ:2007/03/22(木) 22:26:46 ID:m1UVXZTX
ano
misu
あの
結構たのしめたよ
またつくってくだしあ
それで
擬人化シリーズの新作みたいです(´・ω・`)
323 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/23(金) 12:34:29 ID:0pfILvgD
起きたー。

18時間くらい寝たぜ。

>>319
部屋に飾りたいぜノーマッシュたんw
擬人化させるぜコンチクショウw

>>320
凄まじくツンデレ化してるなwそれはそれでGJっ

さっき本スレにも書いたけど、「トンファーシルクシャツ(ドゴオォォ)」とかを描いてくれる人いないかなぁ。

とりあえずまた夕方か夜に予告したSSうぷるぜよ。
なんだか最近俺だけ暴走気味だなぁw
324名無したんはエロカワイイ:2007/03/23(金) 15:22:07 ID:pWoynF4z
>>323
18時間とか頭いたくならないか!?
325名無したんはエロカワイイ:2007/03/23(金) 16:57:24 ID:bEpCBmHy
326名無したんはエロカワイイ:2007/03/23(金) 23:19:22 ID:6zzP9HHn
>>325
何というか・・・朝の絵面だよな
327名無したんはエロカワイイ:2007/03/24(土) 03:12:02 ID:CdsKi543
エレマスxメカを書き始めて一週間が経った

1/4ぐらいしか書いてないのに2500文字とかになってて収拾つかなくなってきたぜ('A`)ドウシヨ?
328名無したんはエロカワイイ:2007/03/24(土) 08:21:08 ID:l+mw6Czv
うpロダにうpすればいいんじゃね
329名無したんはエロカワイイ:2007/03/24(土) 17:00:34 ID:+qmWHgnb
>>325
メイジ角とか無ければもっといい・・・
330名無したんはエロカワイイ:2007/03/25(日) 02:37:04 ID:XQwYhPIs
極悪バトメさん 〜予期せぬ訪問編〜

ランチャー(以下L)「この前あの極悪バトメとやらが闇k行きのpt募集してたんだ、そんで申請したら『あら、あなたのような
レーザー厨がワタクシの神聖なptに参加できる権利がありまして?』と吐かれて断わられたよ」
スト(以下ヘヨ)「まじか?!もれもこの前その極悪バトメって奴に『あなたのハッケイとかいう技は発声がいかにも頭抜けてそうで不快なの』とか
いわれたぜ」
L「まったく・・・あいつ晒しスレで晒してやろうか・・・」
ヘヨ「そうだな、もれ晒してくるヘヨー」
L「痛っ!ちょwwお前軽く技発動してんじゃねえか!しかも発声間抜けっぽww」
ヘヨ「すまん、つい癖で・・・っておまwww」
L「・・・」
ヘヨ「・・・」

5分後
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
274 :天城一上手いスト:200△/●/○(×) ID:qwertyui
極悪バトメ
ランチャー

罪状
暴言、特に自分の使う技をきもいなどと言われた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

遂に晒されてしまった極悪バトメさん!
バトメさんの運命やいかに?!

続く
331名無したんはエロカワイイ:2007/03/25(日) 02:55:47 ID:XQwYhPIs
ヘヨ「よしよし、これで完了、ヘヨーみろ(ざまーみろ)」

5分後、そんなわけナイアドスレを閲覧し終わって戻ってきたヘヨさんが晒しスレを確認

ヘヨ「どれどれ、お、結構レス伸びてるじゃねーの、どれどれ・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
275 :晒しが生きがいの名無し:200△/●/○(×) ID:poipoikk
>>274
あげるなボケ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
276 :晒しが生きがいの名無し:200△/●/○(×) ID:lkjhgfds
>>274
名前の通り極悪、てことねwランチャーの方は知らんがww
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
277 :晒しが生きがいの名無し:200△/●/○(×) ID:oiuytrew


            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ 〃 ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !   
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |   <>>274 「や ら な い か?」
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
278 :晒しが生きがいの名無し:200△/●/○(×) ID:mnbvcxza
>>274
ヘヨーヘヨーヘヨーヘヨーヘヨーヘヨーヘヨーヘヨー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヘヨ「・・・まともなレスが全然ねえ!!!!!!!!!」

ヘヨさんの運命やいかに?!

続く
332名無したんはエロカワイイ:2007/03/25(日) 08:37:19 ID:7IqflboO
これで一旦おわりなのかな?
とりあえずGJ!!
ストが何気にコテハンなのがわろたwwww
333名無したんはエロカワイイ:2007/03/25(日) 21:15:16 ID:OC3+qsb5
俺も書こうと思ったがみんなうまいな
自分の作品だけ浮きそうな気がして怖いな。
直接ここに書き込んじゃっていいかな?一回メモ張→ここに張り付け
のほうがいいかな?
334名無したんはエロカワイイ:2007/03/25(日) 22:31:35 ID:J9QhA8DZ
ダラダラ長編チマチマ書いてはここに載せる日替わりIDです。俺は直接載せてますよ・・・携帯から
335名無したんはエロカワイイ:2007/03/26(月) 14:11:11 ID:Fxp5Ihok
>>323
そう言ってもらえると救われる…でも氏のキャラを勝手に使うのはもうやめとくぜ…。
あ、お詫びにこれ置いときますね。
つ【シルバーアーマーシャツ 暴走+1】

>>333
数レス使う場合はコピペの方がいいかな。一レス分なら全く問題なしかと。
336名無したんはエロカワイイ:2007/03/26(月) 17:44:27 ID:jOO1eytP
うはぁ…しばらく離れてる内に作品が増えてるぜ(*´д`*)ハァハァ
>>318氏 >>330氏 超GJ!!!!
>>333
俺だってヘタレだけどちまちま書かせてもらっちゃってるぜ
おまいさんも書いたれー!
337333:2007/03/26(月) 19:48:57 ID:IqcB0QD/
書こうと思ったけど萌えるかわからん
ただの小説っぽいのでもいいかな
338名無したんはエロカワイイ:2007/03/27(火) 16:01:22 ID:vdPoGLBh
小説製作中なんだが、
名前どうしよう・・・

名前が無いといまいち愛着が沸いてこない、ってかつくりづらいんだけど。
でも今までキャラに名前付けてる人いないよなぁ。
どうしたものか。
339名無したんはエロカワイイ:2007/03/27(火) 16:58:30 ID:lRWBwXF8
>>338
軽くキャラ設定を書いて、このスレで名前募集してみたらどうか?
それで>>338が気に入ったの選べばいいと思うよ。
340乱茶のお話、前編1 ◆5Pmvy88852 :2007/03/27(火) 17:29:55 ID:vdPoGLBh
草の影から狙い済ましていたかのようにルガルが格闘家に飛び掛っていた。

―ターゲットロック、ショット。

その独特の形をした重火器から放たれた熱光線はそこに来るのがわかってたかのように寸分の狂いもなくルガルの頭蓋を横から貫いた。

「あ、ありがとうございました!!」
「いや、気にするな。」

(ふぅ、まさか俺が感謝の言葉を言われるときが来ようとはな。)

と、何度目のお礼になるかわからない言葉を受け流す。
彼女はそれは別に気にしないという風で襲われる前にやっていた探し物を再開した。
辺りに敵の気配がしなくなったのを確認して手ごろな岩に腰を下ろす。
そして身に着けずにしまっている古いペンダントを取り出して思い出していた。
あいつも難しい言葉を遺していったもんだな。


『ランチは難しく考えすぎてるんだよ。
 Take it easy、意味は知ってる?』
『ゴブリンのおまえが知っててこの俺が知らないわけないだろう。』
『あはは、でたよランチのインテリ気取り〜』
『・・・言ってろ。先に行くぞ。』
『あ〜〜〜!!冗談じゃんかー、待ってよ〜!』


思い出して苦々しく笑う。
341乱茶のお話、前編2 ◆5Pmvy88852 :2007/03/27(火) 17:30:25 ID:vdPoGLBh
「どうかしたんですか?」
「!!」

ひょいっといつの間にかすぐ目の前にきて顔を覗かれていたのにびっくりして後ずさる。
そしてそっとペンダントをしまってなんでもないと言うと

「あ〜〜〜!!女の子が心配してるのにそういう態度はよくないんですよ〜!」
「・・・こういうのは慣れてないんだ。」
「あはは、わかって言ってるんですけどね〜」

笑いながら前を走り出しぴたっと止まってこちらに向き直って、置いていきますよーと呼んでいる。
さっき危ない目に遭ったばかりだというのに全く懲りていない。
信頼されているという事なんだろうが、
「まったく・・・」ぽりぽりと頭を掻いて後を追う。
普通こんな無愛想な態度をしてれば距離を縮めてこようとしないものだと思うのだが。

「それと!!」
また唐突にくるりとこちらに向き直って俺をびしっと指さして言う。
「そのペンダントの事、いつか聞き出してみせますからね!!」

追いついて「はいはい、頑張って」とぽんぽんと彼女の頭をはたくと、
「あたしは子どもじゃないです!!」と、む〜と唸っている彼女を見て、やれやれ、悩みは尽きないな、と人にはわからないくらいの薄い笑みを浮かべた。


そもそもこの娘との旅の始まりは奇怪なものだった。

『グラックカラックへ連れて行ってくれませんかーー!!
 お願いします、どうしても行きたいんですーー!!』

もちろん足を止める者など誰もいなかった。
見るからにグラックカラックでは通用しそうになく、足手まといになるのは目に見えている。
そうでなくとも、グラックカラックにはグランプロリスの主が出没するとの噂があった。
その噂を聞きつけてきた天城で腕を磨いていたそこそこ名のある冒険者がグラックカラックを探索してたところ、死にそうになって逃げ帰ってきたという話も一つや二つではない。
それからは腕試しをしたいという命知らずの物好きしかグラックカラックへと挑むのもはいないという状況だった。
そして、そのときは斯く言う俺も命知らずの物好きだった。
―挑む理由の違いはあるのだが。
そこに手をメガホンにして叫んでる彼女と目が合った。
昔ならふいっと目を逸らし気にも留めていなかっただろう。

でも、どこかで見たような、懐かしい、目。

思い出そうと目を離せないでいたら彼女はいつの間にか目の前に来ていた。
そして満面の笑みを浮かべて一言、
「それじゃお願いしますねっ!!」

その笑い顔と人懐こさに理不尽さ、そして、この目。
思い出した。
こいつは―
342 ◆5Pmvy88852 :2007/03/27(火) 17:40:58 ID:vdPoGLBh
伏線だらけ、荒い文章、自己満な話・・・
とりあえず書きたいこと書いたみたいな感じなんですがいかがでしょ・・・?

後編は設定はなんとなく考えているんですが文章は全然手をつけてなくて、
評判で書こうか書くまいか決めます。
結局名前は主人公のみ、しかも職種から・・・
どうしたもんだろ。
343名無したんはエロカワイイ:2007/03/27(火) 18:09:51 ID:try0d/Vu
>>342GJ!!楽しめたよ。
なんかバイオ1のクリスとレベッカみたいな感じがした。

俺もなんかしら考えたんだけど、萌えけいじゃないし話もきもいから
悩んでるorz
344 ◆5Pmvy88852 :2007/03/27(火) 18:20:36 ID:vdPoGLBh
さっそくコメントありです!
自分設定いっぱいでなんだこいつって思われそうですけど・・・

あ、あとペンダントはネックレスに置き換えててください!
ミスですorz
( VノェV)<あと主とシャウタは別物で。
345名無したんはエロカワイイ:2007/03/27(火) 18:51:40 ID:pvyBp2kK
>>342
ナイスワーク!
後編も楽しみにしてます。 
キャラ名は自分で考えてしまって良いと思いますよ。
俺も以前聞いてみましたけどスルーでしたからw

>>343
はやく!はやああああく!
346 ◆5Pmvy88852 :2007/03/27(火) 19:01:07 ID:vdPoGLBh
やばい、話の流れだけすっごい長くなりそう・・・
ダイジェストでいいですか?w

>>343
はやぁぁぁぁぁぁぁく!!
347名無したんはエロカワイイ:2007/03/27(火) 19:04:04 ID:try0d/Vu
>>345-346ごめ、期待(?)裏切るけど書くのは明日か明後日になりそう。
話がなかなかまとまらない。ごめんm(_ _)m
348名無したんはエロカワイイ:2007/03/27(火) 19:07:03 ID:pvyBp2kK
遅筆を気にやむ必要はないです。
俺もぜんぜん筆が進みませんしね……
349名無したんはエロカワイイ:2007/03/27(火) 19:09:00 ID:fQSdLbi/
>>347の筆おろしに期待。
350名無したんはエロカワイイ:2007/03/28(水) 05:18:10 ID:1RmnOQ9K
俺のどきがむねむねする作品まだ〜?
351名無したんはエロカワイイ:2007/03/28(水) 08:36:41 ID:gk7ks186
このスレ面白ですね♪
ファンになりました^^
また読みにきまーす☆
352347 ◆Gen3ev8pmI :2007/03/28(水) 09:03:53 ID:acZJL4uV
昨日の>>347です。
一応話がきまったので書きます。
※一部ゲームの設定無視です。

俺はガンナー。まだ転職もしてない無職ガンナーだ。
だが、俺はもう無職じゃない。何故なら、今日転職するからだ。
通常ガンナー、否、鬼剣士もメイジも格闘家も18LVになると転職することができる。
ガンナー「キリ師匠〜」
キリ「ん?」
彼女はキリ。天界のキリだ。まあ、いわゆる俺等ガンナーの師匠みたいなものだ。
キリ「今日は何の用?」
ガンナー「はい!今日、俺は18LVになったので、転職させてください!」
キリ「あら〜、もうそんなLVになったの?」
相変わらず、この人は何か浮いてる。
キリ「で、何になりたいの?」
ガンナー「ランチャーです。」
キリ「あら!ランチャーは肩も汚れるし大変よ?それでもいの?」
ガンナー「そんぐらい何でもありません!!」
ガンナーには2次職が4つある。

まずひとつは【スピットファイヤー】
彼等は玉に命をかける職業だ。
光属性の玉、(銀の弾丸)や、相手を凍らせる玉、(冷凍弾)、さらに相手を燃やす
ことができる(灼熱弾)などだ。

次に【レンジャー】だ。
彼等は言わば戦争のプロフェッショナルだ。
どんな体勢からでも銃を撃つことができる。

そして【メカニック】
メカニックはロボを使って戦う特殊なガンナーだ。
かつては銃や機械の修理のための職業とされていたが、今では強力な
ロボを戦う職業としても認められた。

最後は【ランチャー】
俺はこの職業になりたくて頑張ってきた。
この職業は主に重火器を用いて戦闘する。
ガトリングやレーザーなどがそれにあたる。
さらに、ハンドキャノンマスタリーを打つ速度も上がる。

キリ「じゃあ、まず最初はロトンの所へ行って来てくれるかしら?」
ガンナー「分かりました。」

果たしてガンナーはランチャーになれるのか!?
                                    ___続く___
353 ◆Gen3ev8pmI :2007/03/28(水) 09:05:18 ID:acZJL4uV
あとがき

続きは午後の6時あたりで書きます。
長々とすみません
354名無したんはエロカワイイ:2007/03/28(水) 11:18:55 ID:kPcsMLU3
>>353
はやぁぁぁく!!
じょーだんです。
楽しみにしてるのでがんばってくださいね〜
355 ◆Gen3ev8pmI :2007/03/28(水) 11:22:15 ID:acZJL4uV
>>354ano
みうs
あの
感想ありあgとう
あrがtう
ありがとう
頑張るからまってて
356名無したんはエロカワイイ:2007/03/28(水) 19:21:47 ID:bFx9X6tf
>>355
iko
いこ
おい
はやく
むしすんなしね
357名無したんはエロカワイイ:2007/03/28(水) 21:57:41 ID:450XQSue
俺も筆遅いから・・・というより最近なかなか先が見い出せない・・・

読ませてもらったけどGJっす、工房の俺が言うのもなんですが
358ぶち壊しネンマスさん ◆v.MbDi2cxY :2007/03/29(木) 12:46:26 ID:5I7CZEnE
ここはアラド大陸一の大きさを誇る図書館。
厳かな装飾が嫌み無く施されており、重厚な雰囲気を醸し出された静かな空間。
そこで瞳の赤い剣士と、七色のオーラを放つ少女は二人肩を並べ、静かに本を読んでいた。
その二人とは少し離れた所へ、金色のオーラを放つ女性が座り本を読み出した。

エレマス「ねぇねぇ、バサカさんバサカさん?」
バサカ「ん?あぁ、なんだい?」
エ「あそこにいる女の人…私と似たオーラを出してるけど、なんなんですか?」
バ「うん、あの人はネンマスターって言ってね、念を扱う人なんだ。確かに君に似ているね。」
エ「不思議な人ですね…お話してきます!!」
バ「あ、ちょっと…」

ネンマスに近づくエレマスと、それを追うバサカ。

エ「こんにちわ、ネンマスターさん。」
ネ「…」
エ「あの…私たち、似てますね!!」
ネ「…」
エ「良かったら、お友達になりませんか?」
ネ「…」
バ「おいおい、読者の邪魔しちゃ駄目だろ。」
エ「あうぅ…」
バ「すいません、お邪魔しちゃって…」
エ「せめて、何を読んでいるかだけでも…」
ネ「ひぐらしのなく頃に。」
エ「…え?」
ネ「ひぐらしの泣く頃に。綿流し編。」エ「…」
ネ「…」
バ「(うわぁ、世界感とかぶち壊し…)」

ちょっと続く。
359デキる!!ネンマスさん ◆v.MbDi2cxY :2007/03/29(木) 12:56:26 ID:5I7CZEnE
ここはアラ(ry
厳か(ry
そ(ry
(ry


エ「あ、えと、私あんまりその話し知らないんですけど、面白いですか?」
ネ「…」
エ「あうぅ…ぐすっ…」
ネ「…」
バ「こら。ほんと邪魔してすいません。」
エ「せめて、一番魅力的な登場人物とか、見所とか…」
ネ「公康のおじ様!!」
エ「…え?」
ネ「公康のおじ様。アニメ版の鎖を三個分緩めて貰えるとことか、まさに【萌え〜】の境地でありますよっ!!」
エ「…」
ネ「…」
バ「(そんな脇役キャラ、そして尚且つそんな地味過ぎるシーンに【萌え】を見いだせるとは…このネンマス、デキる…っ!!)」


ー完ー
360 ◆v.MbDi2cxY :2007/03/29(木) 12:59:44 ID:5I7CZEnE
正直すいません。
ひぐらしわかる人もわからん人もごめんなさい。
361名無したんはエロカワイイ:2007/03/29(木) 21:11:30 ID:5qNlQD7y
>>360
公康のじいさま好きとはコアな…
そんなネンマスに萌え
362名無したんはエロカワイイ:2007/03/29(木) 23:25:32 ID:VukR7nhU
バサカとエレマスとられた
もうだめだ。死ぬ。
363名無したんはエロカワイイ:2007/03/30(金) 06:12:27 ID:atHGYqyV
ano
あの
結構たのしめたぜす
あと俺は
綿流しより祟殺しの方が好きです
暇つぶし編もいいかな?

ここアラドスレでしたね
サーえsん
みうs
みす
んで萌えるきゃらは
大石警部かな?
てあk
鎖3個ゆるめるって
しおんが主体の目明しじゃなかったっけ
おい
おい
いお
みいs
もういいしえn


364名無したんはエロカワイイ:2007/03/30(金) 21:28:08 ID:SflA9f9E
さすがにそれはない
365名無したんはエロカワイイ:2007/03/31(土) 01:02:05 ID:x7bzuuTY
テスト
366名無したんはエロカワイイ:2007/03/31(土) 01:03:05 ID:x7bzuuTY
テスト
367305 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 02:19:50 ID:Uoyna/V/
ごぶさたですがやっと出来上がりました、ここのところレベル上げばかりで・・・
368305 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 02:22:01 ID:Uoyna/V/
 出撃命令が下されると彼は準備に念を入れた。
 家の戸棚に納められている数々の銃から自分の気に入っているマスケットとボウガンを二丁ずつ選び出し、入念なメンテナンスをした後ホルスターに納め、弾薬帯をたすき状に肩にかけ腰に巻き、それからマルチプルマガジンに各種特殊弾を詰めた。
 通りの一角で彼はランチャーと待ち合わせていた。しかし、30分待っても一向に現れない。いらだちのあまり近くにあった石柱を蹴り始めた頃やっと現れた。
「どうした、一時間遅刻だぞ」
「いやいや・・・ちょっといざこざがあって・・・」
「普段からこういうことでは困る、次から気をつけろよ」
「了解です先輩」
その"次"があるかどうかを考えながら、町の外へ歩き始めた。
369305 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 02:23:07 ID:Uoyna/V/
「依頼の内容は聞いているな?」
「聞いてます、要はゴブリンのリーダーを殺せばいいんでしょう?それくらい楽勝っすよ」
「ゴブリンとはいえ油断するな、数の上ではあっちが有利だ」
「俺の重火器があるから大丈夫っすよ」
ランチャーは笑っていたが彼は複雑な心境だった。この男がどれだけの力量なのか、そしてこの任務を遂行できるのか心配だった。彼にはかつて部下がいた、同時に恋人でもあった。しかしある日を境に彼女とは二度と会えなくなってしまった。
 昔のことを思い出しつつ彼とランチャーはヘンドンマイアの門の前に着いた。
「あれ?先輩泣いてるんですか?」
「ん?泣いてる・・・俺が?」
彼は頬に手を当てて初めてその雫に気づいた。
「それ・・・涙ですよね?」
「・・・のようだな」
「のようだなって自分のことじゃないですか・・・何かあったんですか?」
「お前に心配されるようなことではない、お前は初めての任務なんだ。気を引き締めろ」
「・・・わかりました」
その後は二人とも無言で門をくぐり、サンダーランドを目指し歩いていった。
370305 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 02:27:02 ID:Uoyna/V/
 その日彼は大勢の仲間とベヒーモス神殿の最深部、第二脊髄に侵入していた。すでにエリアの8割は制圧している。二人の周りにはそこらじゅうに狂ったGBL教信徒の亡骸や仮面が転がっている。
 二人は神殿の柱の影に身を潜め攻撃の機会をうかがっている。
「準備はいいな、俺が先に突っ込んで敵を覚攬するからお前は残りを撃ち殺せ」
「わかりました、でももしあなたに何かあったら・・・」
「心配するな、お前という最高のパートナーがいる」
「ありがとうございます・・・」
彼女は彼にキスしようとしたが、
「イチャイチャするのは後だ、お楽しみは敵を叩き潰してからだ」
「はい・・・」
「じゃあ先に行かせてもらう、遅れるなよ!」
そう言って彼は柱の影から飛び出し矢継ぎ早に敵に向けてマスケット銃を放った。銃弾は確実に信徒の頭部や心臓を撃ち抜きその場に屍の山を築いた。
371305 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 02:33:10 ID:Uoyna/V/
 残った信徒たちが一斉にためらうことなく自分の腹に短刀を突き立て切り裂いた、すると中から数匹のテンタクルやルククが飛び出してきた。
 彼は顔をしかめ舌打ちしながらもマスケット銃に新しい弾丸を込めていた。装槙が終わるとすぐさまテンタクルに向け銃を放った。弾丸はテンタクルに当たり爆発し、その体を焦がし沈黙した。
 残ったルククが柱の後ろに隠れ、様子をうかがっていた。その間に彼はまた別の弾丸を銃に込め、さらに奥に突き進んだ。
 後ろでは銃声が聞こえている、彼女も戦っているようだ。彼は柱の後ろにちょうど落ちるように手榴弾を投げ、潜んでいるルククを吹き飛ばした。まだ動くものには容赦なく銃弾を浴びせた。
372305 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 02:35:27 ID:Uoyna/V/
 最奥部の祭壇に近づいてきたのか敵の攻撃が激しくなってきた。今回の任務は第二脊髄神殿の祭壇を破壊することだった。
 何でもこの神殿に第八使徒ロータスを降臨させようとしているという情報が内部からの密告者により明らかになった。二人はそれを阻止すべくここに派遣されたのだ。
 宗教の信者とはいえかなりの戦力を持っていた。自律起動型の重火器、輸送用の飛行船、素性のわからない生物。
 二人を含めた約20名の傭兵が派遣されてきたが、第二脊髄に到達するまでにすでに10名の死者が出ている。
 祭壇の前には数名の色の違う信徒が何やら唱えていた。恐らくロータスを降臨させるための永唱だろう。
373305 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 02:45:05 ID:Uoyna/V/
 祭壇の前には数名の色の違う信徒が何やら唱えていた。恐らくロータスを降臨させるための永唱だろう。
 彼は真ん中の一番偉いと思われる信徒に向け銃を放った。
だが何かバリアのようなものが張ってあり途中で跳ね返された。
彼は続けて3発放ったがどれも跳ね返されてしまった。次第に紫色の光が祭壇から発せられるようになった。
彼は動揺を隠し切れず誰か味方に協力を求めようと後ろを振り返ったとき、彼は目を疑った。
 そこには5人の傭兵の無惨な死体が転がっていた。しかし彼女の姿はなかった、安堵しながらも彼は彼女を探すべく祭壇を後にした。
 途中に立ち塞がる信徒を冷凍弾で凍らせながら先を急いだ。通路を走る途中で何かの影がうごめいているのが見えた。
その影の見える部屋に近づいていく途中に部屋から銃声が響いた。この音は彼女の銃のものである。
我慢しきれず二丁の銃を構えて突撃した彼の目に飛び込んできたのはまさに地獄の様相を呈していた。
374305 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 02:48:18 ID:Uoyna/V/
 何千という人骨の山が転がり、その中央にこの世のものとは思えない禍々しい生物がそびえていた。
石造りの祭壇と一体化し、八本の腕をうねうねと動かしているそれは密告者の持っていた石盤に印されていたロータスそのものであった。
「馬鹿な・・・手遅れだったのか・・・」
しかし彼は彼女を助けに行くべく構わず突き進んだ。
ちょうどロータスの後ろで触手をかわしながら彼女は銃を撃ち続けていた。
しかしロータスはひるみもせず触手を繰り出し続けている。
375305 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 02:49:54 ID:Uoyna/V/
「逃げろ!その化け物がロータスだ!任務は失敗だ!!」
「え・・・?」
一瞬彼女がこちらを見た。その瞬間ロータスの触手が彼女を捕え激しく締め付けた。
「あぁっ・・・!」
彼はありったけの弾丸をその触手に撃ち込むもビクともしない、
「あなたは逃げてください・・・っ・・・まだ死んではいけません・・・ぅぅ・・・」
「俺がお前を置いて逃げられるか!二人で帰ると約束しただろ!」
「・・・でも・・・ぁ・・・あなたはまだ生きられる・・・私はここで終わりなんです・・・」
「馬鹿を言うな!今助けてやる!」
そう言って彼は手持ちの手榴弾を全て投げつけたが一向に離す気配がない。
「クソッ!どうすりゃいいんだ!」
「・・・私はもう助かりません・・・だから逃げて・・・」
「嫌だ!お前を置いて・・・」
「逃げなさい!・・・これが私の最初で最後の・・・上司であるあなたに対する反抗です・・・」
そう言った瞬間ロータスが暴れ始め、壁や天井を叩き始めた、そのうちの触手の一本が彼を部屋の入り口まで弾き飛ばした。
「ぐうっ・・・」
身動きが取れなくなっている彼の元に生き残った傭兵の一人が駆け付けてきた。
「ここは危険だ、引き返すぞ!」
「待て・・・まだあいつが中に・・・」
「助けに入ったら俺たちもお陀仏だ!命あっての物種だろうが!」
「だからあいつを助けに・・・ぐっ・・・」
その傭兵が彼の腹を殴り気絶させた。そして彼を担ぎ上げ神殿入り口まで引き返した。
376305 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 03:03:24 ID:Uoyna/V/
 気づくと彼はダークエルフの飛行船であるマガタの上だった。
「ここは・・・あいつは!あいつを助けに行かなきゃ・・・」
意識がもうろうとしながらも彼は起き上がろうとした。しかしロータスの触手を受けて足に怪我をしたのかその場に倒れた。
「どうした?騒がしいぞ、俺の船でドタバタしないでほしい」
マガタの持ち主であるカゴンの注意も無視し彼は起き上がろうともがき始めた。
「お前・・・どうしたんだ、男のくせに泣くとは・・・失恋でもしたのか?」
「・・・あいつが・・・あいつが化け物に・・・」
「・・・そうか、それなら好きなだけ泣け。その傷を癒すことができるのは時だけだからな」
そう言い残すとカゴンはどこかに去っていった。
一人取り残された彼はいつまでも泣き続けていた。
377あとがき ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 03:04:54 ID:Uoyna/V/
かなり長くなりました、なんか主人公がかわいそうになってきたな・・・ついでに第二脊髄云々は回想ですよ
378うっはミスが ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 03:13:00 ID:Uoyna/V/
うわ!一部被ってる部分がありますがスルーしてくださいな・・・
379名無したんはエロカワイイ:2007/04/01(日) 07:53:00 ID:i3ftLF6+
ID:Uoyna/V/超乙です!
380 ◆QswjOJVdDs :2007/04/01(日) 12:18:31 ID:Uoyna/V/
俺は携帯から書いててID日替わりなんで思いきってコテにしました・・・
381名無したんはエロカワイイ:2007/04/01(日) 17:37:26 ID:VRfLNFEK
実はエイプリルフールなのでした
382名無したんはエロカワイイ:2007/04/03(火) 21:05:49 ID:O3mwbKkm
誰もいない…投下するなら今のうち

|
|´・ω・)っ ttp://aradsenki.kill.jp/uploader+cgipm/src/up3011.jpg
|

|  サッ
|彡
|
383名無したんはエロカワイイ:2007/04/03(火) 21:10:28 ID:97gpxbkk
>>382めっちゃ絵うまくね!?!?
(´∀`)。0(エロイの書いてくれるといいな)
384名無したんはエロカワイイ:2007/04/03(火) 22:00:23 ID:TuXlwqDk
>>382
うほっ!
鬼剣士の燃え絵きぼんぬ
385 ◆QswjOJVdDs :2007/04/03(火) 22:24:19 ID:0BM4qWya
あれ?いつのまに書き込みが・・・って



久しぶりにうまい絵見た
俺だけスレの主旨に反した文書いてすいません
386名無したんはエロカワイイ:2007/04/03(火) 22:42:55 ID:s2eIs6Ca
>>382
GJ!このスレではじめての絵だなwww
>>385
いやいや、GJですよー。
というかアレがスレの趣旨に反してたら俺のも大概w

さて、中途半端な出来ではあるがそろそろ投下でもするか。
387レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/04/03(火) 23:01:34 ID:s2eIs6Ca
 すぐ傍で、すうすうという寝息がする。穏やかなその寝息は、何も心配事がないというように規則正しく続いていた。
もちろんそれは男のものではなく、そのすぐ目の前で眠っている少女のものである。
(……眠れん)
目を閉じてはいたが、男は眠ってはいなかった。セミダブルのベッドに一人は広いが、二人では窮屈であることを男は改めて知った。
顔にかかる寝息も、シーツの中にこもる少女の匂いも、男を落ち着いて眠らせてはくれない。ベッドに入ってからずっと、
まどろんだり覚醒したりの繰り返しである。
 先に断っておくが、男は別にその少女に劣情を抱いているわけではない。男には少女性愛の気もないし、性欲を制御できるよう
訓練もされている。
 もちろん、同じベッドで同じシーツの中で寝ているということは、男が普通の人間よりも少女を信頼している証拠ではある。
とはいえやはり、昨日今日知り合ったような人間を心から信用しているわけでもなかった。しかしそれでは何故、自分は少女の
我が侭を聞いて、今ここでこのようにして一緒に寝ているのだろうか。知り合ったばかりの人間を自分の拠点に招き、
挙句同じ寝所で睡眠を共にするなど、男のセオリーに反することばかりだ。グラックカラックでの一件の後、
すぐに別れる事もできたはずであった。
(しかし、放っておくわけにはいかない……)
どうしてと問われて答えることができない、漠然とした義務感のようなものを少女に対して感じていた。ある種の魅力、だろうか。
非力で、我が侭で、すぐに泣いてしまう彼女の何処にそんなものがあるのか、男にとってはこの上ない不思議であった。
ただ、そういう少女の様子を見ていると、なんとなく頬が緩んでしまっている。
「……」
目を開けると、すぐ傍に少女の安心しきった眠り顔が映る。普段髪を後ろで二つに縛っている少女は、今はそれを解いて長い髪を下ろしていた。
しっかりと睡眠をとるときはそうするらしく、見た目の活発さが無くなった分、少しは大人びて見える。
 男は手を伸ばし、少女の髪をそっとなぞる。紅い髪は上等な絹のような肌触りを返してきた。綺麗ではあるが、
とても修羅場をくぐってきた人間の持ち物ではないように思えた。
(だが)
と男は思う。初めて会った時、そしてグラックカラックでも、少女の妙な言動を見た。何かトラウマになるような出来事が
あったのかもしれない。そしてそれがどういうものか、容易に想像はつく。しかし少女が何も言わないので実際はわからないし、
男も特に気にするつもりはなかった。誰にでも言いたくないことはある。それを無理やり聞き出すほど悪趣味なことはない。
(なんにせよまだ幼いのに、難儀なことだな……)
と心の中で少女に話しかけ、頭を優しくなでる。ん、と軽く呻いて少女が薄く目を開けた。
「あ……」
「……おにーさん?」
それほど力を入れてなでたわけではないのだが、少女はすぐにパッチリと目を開けて男を見た。
388レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/04/03(火) 23:02:12 ID:s2eIs6Ca
「すまん、起こしてしまったか」
「ううん、いいよ……もうちょっと撫でてくれるなら」
その会話で、以前にも似たようなことがあったなと思い出す。ひょっとしたら頭を触られるのには敏感なのかもしれない。
 男は少女の申し出を受け、少しだけ力を込めて少女の頭をしっかりとなでた。前髪をかき上げるようにすると、
少女はくすぐったそうな笑みを浮かべた。
「好きなのか?」
「え?」
「撫でられるのが」
「……うん」
「そうか」
質問に少し顔が曇ったように感じたが、男は気にしない。撫でているうちに、その表情も元の気持ち良さそうなものに戻った。
「おにーさん」
数分経ち、少女が声を上げる。
「ん?」
「ありがと」
そう言うと、おもむろに男の手を両手で掴んで接吻した。
「お、おい」
「あ、ごめん……嫌だった?」
「いや、そういうわけじゃないが」
「そう、なら良かった」
にこっと優しい笑みを浮かべて、少女はもう一度男の手にキスをする。
「……」
男はため息をついて少女から手を離すと、シーツをどけてベッドに座った。男から離れた少女は少し寂しそうだ。
「どうしたの?」
「タバコを吸ってくる」
「あたしもー」
「馬鹿言え、子供が吸うもんじゃない」
「あー、また子ども扱い?」
不満げな声を上げる少女にため息をついて、男は口元に手を当てて少々考える。
「……お前の体のためだ」
「えっ?」
「煙草は喫煙者の内臓を確実に冒していく。それも若いほど負担が大きい」
389レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/04/03(火) 23:02:55 ID:s2eIs6Ca
「……わかった。そういうことなら、我が侭言わない」
渋々といった表情だが、少女は頷いた。
(扱いやすい奴だ)
そうは思うが、顔には出さない。
「良い子だ。……あ」
また子供と言ってしまった。まずい、と思いながら少女の顔を覗くと、案の定さっきより不満げな顔をしている。
「すまん、侮ってるわけじゃないんだ。ただ……」
「ただ?」
「……ん? えっと……なんだろうな」
「なにそれー」
適当な言葉が見つからずに茶を濁すが、やはり少女は機嫌が悪そうだ。
「悪い、なんて言っていいのか分からない……すまない」
「あう……そんなに素直に謝られると、なんかあたしが悪いみたいじゃない」
途端に気の沈んだ男を見て少女が慌てる。男はそれに曖昧な態度を見せると、何も言わずに寝室から出た。
何か言いたげな、釈然としない表情を残して。
 男は煙草を懐から出し、一本口にくわえた。口元を抑えているのは煙草を挟むためだけではない。
(ただ……なんだろう。俺は何が言いたかったんだ)
その表情は釈然としないまま、深い思案をめぐらせているようだった。
 外に出るドアを開け、一歩踏み出す。外はもう明るい。片手で日の光を避けながら、空いた手で火をつける。
すぐに肺が煙で満たされ、気分が落ち着いていくのを感じた。

 男の家は、ヘンドンマイアの住宅街から少し離れた山腹にポツンと建っている。広さはそれなりだが二階建てで、
一階にリビングと台所、風呂場があり、二階には倉庫があった。また寝室とトイレが各階に一つずつあり、男の部屋は
一階であった。二階の寝室にはベッドこそ置いてあるものの、ほとんど倉庫として使っていた。少女の持ってきた
無意味にでかいカボチャの置物も、そこの仲間になっている。
「誰かと一緒に住んでるの?」
少女はカボチャを置くために、ここに初めて来たときに男にそう聞いてみた。広すぎる住居。二つあるベッドにトイレ。
どれも一人で暮らすには必要のないものであり、少女が疑問を抱くのも当然だった。
 少女のその質問に、男は首を振って答えた。何も言わず、ただ首をゆっくりと横に振るだけ。その動作は少女の疑問を
余計に深まらせたが、それ以上追求することはしなかった。なんとなく、拒絶の雰囲気を男から感じ取ったためである。
ほとんど無茶を言って一緒に住まわせてもらってるのだし、男の機嫌を損ねるようなことはしたくない。それに、
自分だって男に隠し事をしている。男が感づいているのとは別の、少女がこのアラド大陸に来た理由。それをまだ、
男には打ち明けていない。
390レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/04/03(火) 23:03:26 ID:s2eIs6Ca
 少女はなにも観光のために魔界からアラド大陸に出てきたわけではない。少女なりに筋の通った理由がある。
しかし褒められるようなことではない上、男のことを利用してしまう可能性も高い。しかしそれが元で男に見限られようと、
少女には為すべき事であった。
(そのためには何だってする。例えおにーさんに嫌われても、これだけはしなくちゃいけない)
ベッドから起き上がり、少女は作業机の上に置いた新品のガントレットを撫でる。鈍い光を放つそれは、少女の決意の結晶でもあった。
(本当に……おにーさんがいなくなっても平気?)
撫でながら、自身に問いかける。覚悟しているとはいえ、グラックカラックで言ったことは嘘ではない。
だから男がいなくなった時、撫でてくれる手を失った時、それは果たして耐えうることであろうか。
(……)
答えは、出ない。答えを出してしまったら、きっと決心が鈍るに違いない。
「……あー、可愛くないなぁ、あたしって」
目的は果たしたい。だが男に嫌われたくはない。だからと言って男に目的を話す決心や目的をあきらめるという選択肢を
選ぼうとはしない。随分と利己的な考えに、自分のことながら嫌気が差す。
(あたし、おにーさんの言うような、「良い子」じゃないよ……)
ガントレットから手を離し、罪悪感からか沈んだ表情でうつむく。
 しばらくそうしていたが、不意に自分の頬をぺちぺちと叩いた。
 せめて、迷惑にならないように強くなろう。いつかその時が来ても、一人で生きられるよう強くなろう。
 そうやって自分に気合を入れると、満足したのか短くため息をついた。
「ふう……さて、そのためには今できることをやろうっと」

 男が再び家の中に戻ったのは、五本目のタバコを吸い終わったころだった。六本目に入ろうかというところで、
自分が今どれだけハイペースで吸っているのか思い至り、自粛したわけである。
 結局、言いたいことの答えは出なかった。しばらく一人の人間に入れ込むことがなかった所為か、思うところはあるのに
それを言葉で表現できない。歯痒い思いではあるが、言葉にできないものは仕方がない。男はそれについて考えるのを中断した。
「……?」
中に入ってすぐ、違和感を感じた。まず鼻で、次に耳で。小麦と肉の匂い、それから湯の沸く音。
 トイレを過ぎバスルームを過ぎ、リビングに繋がるドアを開け中に入る。そこからキッチンを覗くと、
エプロンを着けた少女がなにやら奮闘している。その様子がキッチンの窓から入る光で輝き、妙に幻想的だった。
「……」
まさに『ぽかん』といった表現が似合いすぎる表情で、男はその様子を見ていた。どれだけ眺めていたのだろう、
少女が男に気付き、少し恥ずかしそうにこちらを見て笑う。
391レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/04/03(火) 23:03:59 ID:s2eIs6Ca
「おはよ、おにーさん」
「あ、ああ、おはよう……」
間が抜けた反応を返し、初めて自分が少女に見とれていたのだと自覚する。いやまさか、と口元に手を当てるが、
否定する要素が何一つない。確かに、今少女に対してときめくような感覚があった。独りが長いというだけではない、この感じは、
懐古によく似ていた。
「……? どうしたの?」
男の挙動不審な様を不思議に思ったのか、少女が首を傾げる。
「いや……何してるんだ?」
「うん、あのね、朝ご飯作ってるの」
見ればわかる。
「どうして?」
「どうしてって……。え……ダメ、だった?」
不意に顔色が曇り、心配そうに見つめてくる。いやいや、と少女を安心させるように少しおどけた調子で首を振る。
「そういうわけじゃなく……まあいい、手伝おうか」
そう言って男が少女に近寄ろうとするが、慌てた様子で動きを制された。
「だめっ、おにーさんは座ってて!」
「どうして」
「あたしおにーさんに頼ってばかりだから、少しは自分のできることをしたいの!」
男はそうかと頷くと少女なりの自己主張だろうと納得し、リビングのテーブルの席に着いた。
「暇なんだが……そうだな、話相手にもなってくれるか?」
「も、もちろんだよっ」
少女はフライパンをぎこちなく扱いながら、背を向けたまま言う。男は暇つぶしを提案したものの特に話題があるわけでもなく、
さて何を言おうかと窓越しに外を見た。ヘンドンマイアの白亜の建造物群と、遠くのウェストコーストの港が太陽に照らされて
きらきらと光っていた。
「……今日はいい天気だな」
「あははっ。うん、そうだね」
男の言葉があまりにもお決まりだったせいか、少女が笑いながら同意する。
「ヘンドンマイアの街はよく知ってるのか?」
「ううん全然……酒場のお仕事もあったし、昼はウェストコーストまで出かけてたから」
「どうして? 買出しか?」
「ううん、それもあったけど。ほら、魔法学校があるじゃない、あたし、そこで勉強してたの」
「魔法学校……ああ、魔法ギルドのことか。しかし大変だな、それじゃ休む暇もなかったろ」
少女は沸騰したお湯の入ったやかんをコーヒーメーカーに傾けながら首を振る。
「そんなことないよ。仕事なんてホントにお手伝いくらいだったし、学校のことは私が言い出したことだから」
392レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/04/03(火) 23:04:38 ID:s2eIs6Ca
「しかし金もかかるだろうに、よく続けられたな」
「それは……ほら、やっぱり物騒な世の中じゃ戦うための魔法が必要だと思ったの。もちろん、武器も使えなくっちゃね」
「ということは、あの棒や槍も学校で習ったのか?」
「うん、そうだよ」
「エレメンタルマスターになろうとは思わなかったのか?」
その問いかけに少女は振り向いて、困ったような笑みを浮かべた。
「四大元素を全部扱うだけの才能はあたしには無かったみたいなんだよね」
エレメンタルマスターとはその名の通り、四大元素(アラド大陸では火、水、光、闇の元素)を極大化させた原初の魔法を
扱うメイジである。極大化というだけあって見た目の派手さと威力は格別で、その気になれば光を自在に操ったり、
ブラックホールを形成することもできるらしい。しかし四つの元素全てを極めねばならず、努力と才能の両方が決め手になる。
才能があっても努力を怠れば魔力が暴走し、努力をしても才能が無ければ元素を極大化させることができないからだ。
 少女は笑みを残したまま男に背を向けた。
「……それにさ、嫌じゃん。誰かが命がけで戦ってるのに、安全な所で魔法を使うだけなんてさ」
「ふうん……」
注意しなければ聞き逃しそうな声で言う少女の後姿を、男はまじまじと見つめた。それは嘘かな、と男は思う。
いくら年端もいかない少女とはいえ、魔界からこちらに来れるだけの実力を持った者であれば、エレメンタルマスターに
なる才能がないはずがない。後者の呟きが大方の理由であろう。もっともそれほど隠すような理由には思えないが、
単に照れくさかったのかもしれない。
「って、エレマス志望の子に言ったら殴られた」
明るく言って、少女は肩をすくめながら抽出したコーヒーをカップに注ぐ。朝食はもう少し待ってて、と言うと男の前に
そのコーヒーを差し出した。
「そりゃ当然だが……随分バイオレンスだな」
淹れてもらったコーヒーを味わいながら苦笑し、改めて窓の外を見る。先ほどと変わらないその光景を見て、
男は今日何をするかほとんど決めていた。
「本当にいい天気だな。……そうだ、街の観光でもするか」
その言葉に少女は目を輝かせて頷いた。
393あとがき ◆3qsZSGF36Y :2007/04/03(火) 23:10:32 ID:s2eIs6Ca
はあ、まあ相変わらずながったるい話で恐縮です。
とりあえず大きな塊の前半部分でした。
後半もこのくらいのレスで収まるといいな……。

えちーの書くって言っといて普通でごめんね。
シャレドタン書いてたけど消えちゃったんだよ。多分レイゾの呪いだね(・3・)
394名無したんはエロカワイイ:2007/04/03(火) 23:18:22 ID:TuXlwqDk
(・3・)アルェー
(・3・)今日は投稿多いNE
(・3・)何があったんだYO
395名無したんはエロカワイイ:2007/04/04(水) 09:52:29 ID:mC7uuNn8
◆3qsZSGF36Y乙ですお
396名無したんはエロカワイイ:2007/04/04(水) 12:00:33 ID:cDJbev0N
俺乙
397名無したんはエロカワイイ:2007/04/04(水) 13:40:04 ID:PkbFVgM1
やっぱりこれ好きだわ俺・・・
べっ別にロリコンとかそういうのじゃないんだからねっ
398名無したんはエロカワイイ:2007/04/04(水) 14:01:49 ID:H/ueKeX6
◆3qsZSGF36Y乙!
やっぱお前さん最高だわ
399名無したんはエロカワイイ:2007/04/04(水) 15:12:11 ID:vXvUGWEr
◆3qsZSGF36Yさんかこいい!!
もっともっと読みたいなぁ。
気長に待ってますので頑張ってくださいね〜
400 ◆3qsZSGF36Y :2007/04/04(水) 18:46:36 ID:Y5glhlSQ
やあどうも、帰り道腹痛で駐禁取られてきたアフォです。
行きはちゃんと駅前の駐輪に止めてきたのになぁ……このバカ○○○!!


感想ありがとです。励みになります。でも最後の一行入ってなかったのにいまさら気付いた。まあいいか。
お、俺だって別にロリコンなんかじゃないんだからねっ

で、ちょっと聞きたいんですが、
ヘンドンマイアとウェストコーストって帝国に支配されてるんだよね?
バケンはベルマイア共和国の人間なんだよね?
そろそろ名前持ちキャラ出しても良いよね?

ちょっとアラド内の政治情勢を再確認しておきたいので暇なときにでもレス頂けると嬉しいです。
401名無したんはエロカワイイ:2007/04/05(木) 01:13:49 ID:92yLHDnj
アラド大陸に異変
   ↓
帝国が戦争仕掛けてきた
   ↓
冒険者が立ち上がる←いまここ
   ↓
後はゲーム内のクエ参照
支配じゃなくて戦争の真っ只中ってことじゃないかな
402 ◆3qsZSGF36Y :2007/04/05(木) 23:32:44 ID:xfFHv2SS
>>401
レスdクス。
いやあ、一応低レベルキャラ作って街の全員と会話してみたんだけれども、
どうも全体の話が掴みづらかったもので……。
そん中でバケンとカゴンがベルマイアの支配、スカディ女王の撤退について、
カンナが帝国の軍人を怖がるような発言をしていたのでヘンドンマイアって占領中なのかな、と。

うpられてた設定資料にも目を通してはいるんですが、いまいち把握しづらいですな。
まあ、占領されてようがなかろうが、お話の一部が変わるくらいなんですが。
403名無したんはエロカワイイ:2007/04/07(土) 12:02:30 ID:CzF/fSBp
お知らせ〜じんまん格闘家/blavk鬼剣士は詐欺師です。
404名無したんはエロカワイイ:2007/04/07(土) 20:28:50 ID:PuGAW3bB
>>403
なんてことを…
405名無したんはエロカワイイ:2007/04/07(土) 23:07:10 ID:oWi48iNn
むいすんないしねあ
406名無したんはエロカワイイ:2007/04/09(月) 11:03:49 ID:KIqpvVk3
レンジャーロリコンにすんなや
自己満マジウザイ
407名無したんはエロカワイイ:2007/04/09(月) 11:26:45 ID:+mhbFTCw
小説自体オナニーなんだから一々突っ込まなくてもいいだろ・・・
408名無したんはエロカワイイ:2007/04/09(月) 12:04:49 ID:tjwDIxJr
ラテール 2DアクションMMO
【公式サイト】http://www.latale.jp/
【wiki】http://latale.wikiwiki.jp/
【外部掲示板(新)】http://jbbs.livedoor.jp/game/36346/
【画像掲示板】http://latale.mad.buttobi.net/
【取引板】http://trade.xii.jp/
【スキルシミュレーター】http://www.alt-kakao.net/Latale/
【ステータスチェッカー】http://dekopon.hiyamugi.com/data/calc/status.html
【服シミュ】http://www.alt-kakao.net/Latale_fuku/index.html
【質問スレ】http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/36346/1172154922/

ルニア戦記 パクリゲーであるアラドをパクったチョンゲー(笑)アラドより面白いがまだサービス前
http://www.4gamer.net/DataContents/game/2194.html

疲労度あるのに必要経験値の高さに萎えた
糞バランスに萎えた
ラグバグチートに萎えた
ユーザーの質の低さに萎えた
糞運営に萎えた
そんな方にお勧め
但しユーザー、運営の質は保証できません
409名無したんはエロカワイイ:2007/04/09(月) 13:11:59 ID:N8JMRjw5
自己満足で書いてるものにどうこういわれてもなぁ……
そんなに嫌なら自分で書くか、お金払って誰かに頼めば良いよ。
410名無したんはエロカワイイ:2007/04/09(月) 18:50:05 ID:IGBiRqWa
わかってないゴミ共がでてきたな
411名無したんはエロカワイイ:2007/04/09(月) 22:42:59 ID:/mb3vTHm
まあ落ち着け
412名無したんはエロカワイイ:2007/04/10(火) 00:07:25 ID:0xPHfHJx
流れが…変わった!
だがこのスレ応援する
413名無したんはエロカワイイ:2007/04/10(火) 00:33:49 ID:FeVHSj/N
過疎スレ

投下マンセー

人増える

ニーズ増加、作品・作者への批判・討論→書き手の意欲減

新しいニーズに対応した新しい書き手の登場


投下スレはこんな流れになることが多いな。
書き手の方々にはどうか頑張ってほしい。
414擬人化シリーズベヒモス編 ◆v.MbDi2cxY :2007/04/10(火) 16:14:24 ID:Q7wJl38c
夕暮れの校舎、教室の中、聖ロータス学園公認カップルのテンタクル夫とデバウラ子は見つめあっていた。
しかし、その沈黙を長くは続かず、テンタクルはデバウラーの肩を強く抱きしめた。

クル夫「もう我慢出来ないんだウラ子さん!!」
ウラ子「こんな所でなんて…誰かに見られちゃうわ…」
クル夫「たまにはこういう所でもいいだろ!?」
クル夫は荒々しい手つきでウラ子のセーラー服のスカーフをほどき出した。
ウラ子「駄目…恥ずかしいわ…」

ガタン!!
その時、突然教壇の花瓶が床に落ちて割れ、中からクラスメートの教徒達が出てきた。
教徒A「シンニュウシャダー」
教徒B「あ、どうぞ僕らに構わず続けて」
教徒C「すいません…みんなにそそのかされて…」
教徒D「あ!!てめぇ何自分だけ偽善者ぶってんだよ!!」
教徒E「わりぃ、つい出来心で、な。」


クル夫「…いや、お前ら、この際怒ったりしないから、」
ウラ子「どうやって入ってたのか詳しく。」


第一話ー完ー
415 ◆v.MbDi2cxY :2007/04/10(火) 16:16:25 ID:Q7wJl38c
覚えくれてる人いるかな、お久しぶり。
いつかは設定盗用すいませんでした。

またちょくちょく書かせて頂きます。
416名無したんはエロカワイイ:2007/04/10(火) 16:36:04 ID:FeVHSj/N
おおう、お疲れ様。スレに張り付いてた甲斐があったぜ。
忘れるわけないじゃないかー

しかし、デバウラーの肩か……擬人化なのは分かってるんだが、どの辺が肩なんだろう……
417名無したんはエロカワイイ:2007/04/10(火) 16:43:45 ID:1ps50FMO
女のほうが強いところも地味にイイ
418名無したんはエロカワイイ:2007/04/10(火) 17:10:45 ID:qoc+GsVp
シンニュウシャダー
419名無したんはエロカワイイ:2007/04/11(水) 18:21:52 ID:D3SZTiOy
シンニュウシャダー
タタタタタタ
シャァー
420擬人化シリーズベヒモス編 ◆v.MbDi2cxY :2007/04/12(木) 03:06:02 ID:mkGPCXr2
暗い夜の中、聖ロータス学園の校舎内を、地響きとともに何かが這いずり回る。
???「駄目だ…また発作が出たか…我慢できない…ぐ、ぐあぁぁぁぁ!!」

轟音とともに、校舎中の窓という窓全てぶち破り、タコの触手が生えだした。

ロータス「ふう☆これであ〜んしんっ☆一回出したら2ヶ月は落ち着いて過ごせるわっ♪」

しゅるしゅるとタコの触手はどこかへ消え、再び夜に静寂が戻った。

翌朝、いつも誰よりも早く学園に着く二人は荒れ果てた校舎を見て、ただただ愕然としていた。

アレックス校長「またか…なぜなんだうわあぁぁぁん!!」
ハンター教頭「こうちょ、落ち着いて下さい、つい先ほど腕利きの大工は呼びました、彼のならすぐかけつけてくれて、修繕もすぐにしてくれるはずです。さぁ、毒涙を拭いて…」
ア「そんなんじゃないんだよハンタっち!!これじゃ…これじゃ今日は子供達が校舎に入れないじゃないかあぁ、うわあぁぁぁん!!」ダッダッダッダッダッ
ハ「あぁ、こうちょ!!毒涙振りまいて走っちゃ駄目です!!」
レイゾ「ちわー、校舎の修理に参りましたー」

ア「あ、大工さん、お待ちしてました!!うわあぁぁぁん、ぎゅって抱きしめますようわあぁぁぁん!!」
レ「ちょ、おま、強く抱きしめすぎwwwってかそもそも抱きしめんな…って何!?皮膚溶けてる溶けてる!!熱っ!!ぎやゃぁぁぁっ!!
ハ「やれやれ、また別の大工と、あと救急も呼ばなければなりませんね。」


第二話ー完ー
421名無したんはエロカワイイ:2007/04/12(木) 03:10:11 ID:mkGPCXr2
覚えてくれてる人がいるのはうれしい限り
しかしまぁ、この流れ(アクト2実装)の中でも>>416は張りついてるのかが気になるw
422名無したんはエロカワイイ:2007/04/12(木) 14:38:07 ID:odknzqFE
ぬぅ、警戒を緩めた頃に投下とは味な真似を……!

ともあれ、お疲れ様。レイゾきたー!
PCつけてる時はいつでも張り付いてるんだぜ?
423名無したんはエロカワイイ:2007/04/16(月) 01:37:19 ID:DCl6wFUS
過疎ってるなしかし
424名無したんはエロカワイイ:2007/04/16(月) 02:09:31 ID:OfkS7dqH
>>423
貼り付いてるけど誰も書き込まないだけさ
425名無したんはエロカワイイ:2007/04/16(月) 19:24:08 ID:w2bVPfXn
act2実装で超絶大出世した>>294の新入社員君はどうなったのだろう。
426名無したんはエロカワイイ:2007/04/18(水) 09:23:08 ID:XD6OTs6t
このレスを見たあなたは確実に交通事故に会います



逃れる方法はただ一つ
↓このスレに行き
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gameama/1176443371/



佐々木・真希最強



と書き込んでください。書き込まなければ確実に明日交通事故にあいますよ
427名無したんはエロカワイイ:2007/04/18(水) 12:21:12 ID:WKiGwDTA
>>426
なんでランキング程度でそんなに必死になれるのか不思議でしょうがない
過疎スレなのに…
428名無したんはエロカワイイ:2007/04/18(水) 15:51:22 ID:3C/32gVq
>>425
君、結構無茶振りよそれw
アラドACT2もなんやかんやで楽しいし、他の書き手もそっちに必死なんじゃね?まぁまったりと投下を待ちましょう。
429名無したんはエロカワイイ:2007/04/21(土) 16:04:38 ID:Cz+r9Xbz
エターナルフォースブリザード
一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる
相手は死ぬ
      V
     ∧_∧
    ( ´・ω・`)     ∧_∧
    /     \   (´Д`; )スゲェ・・・!!!
.__| |    .| |_ /      ヽ
||\  ̄ ̄ ̄ ̄   / .|   | |
||\..∧_∧    (⌒\|__./ ./
||.  (;    )マジカヨ・・・ _____ノ|   ∧_∧
  /   ヽ           \|   (    )その発想はなかった・・・ 
  |     ヽ           \/     ヽ.
  |    |ヽ、二⌒)        / .|   | |
  .|    ヽ \∧_∧    (⌒\|__./ /

430名無したんはエロカワイイ:2007/04/25(水) 12:57:39 ID:XvYSOoEO
やっぱ書き込みねーな
431名無したんはエロカワイイ:2007/04/25(水) 17:14:36 ID:tf5zCqAb
随分過疎になりますた
432名無したんはエロカワイイ:2007/04/25(水) 18:15:14 ID:KdfMjjoO
誰か投稿してくれお・・・・
433 ◆v.MbDi2cxY :2007/04/26(木) 03:32:42 ID:YIGGhGku
アラド大陸も新たな季節(ACT2)を迎えました。そこで、日々冒険者を助ける人物へ、ベルマイア公国から褒美として、新しい服が贈られました。

GSDに贈られた物・タイトスレーブレスシャツ
・シルバーアーマーパンツ
GSD「ちと若者向けじゃの…やれ、昔を思い出すわい。」
まんざらでもなさそうに、GSDは喜んで着こなした。

風振に贈られた物
・タオイストグラブ上下
風振「ちょうど胴着を新調したかったのです、気持ちを新たに修練に励みます!!」
気合いも新たに、風振はグランプロリスの山へと向かった。

キリに贈られた物
・シルクシャツ
・クロスジーンズ
キリ「あら、たまにはこういうのもいいじゃない。けど、私には…」
(チョキチョキチョキ)
キリはクロスジーンズを短パン風に切った。
キリ「うん、やっぱりこっちの方がいいわ。フンフフンフフーン♪」
キリはご機嫌に、最近手に入れた機械へと向かって行った。


気が向いたらもうちょっと練って他の書きます。
434名無したんはエロカワイイ:2007/04/28(土) 22:36:09 ID:HPDtpm9s
>>433
久々にktkr
キャラ固有の生活感(?)がグッドだと思います
435名無したんはエロカワイイ:2007/04/30(月) 05:43:50 ID:lfJYEbvw
リリスネタあるけど投下する勇気ないよ・・・・
436名無したんはエロカワイイ:2007/04/30(月) 11:28:53 ID:DZjGAU5a
ネタってのはみんなで楽しむもんだ、そうだろう?


だから、さぁ、はやく!はやぁぁぁぁく!
437名無したんはエロカワイイ:2007/05/02(水) 03:32:13 ID:K5bs1q9M
夕暮れ(?)の巣屈、教室の中、聖アラクロッソ学園公認カップルのマルフィ夫とポイズン・マルフィ子は見つめあっていた。
しかし、その沈黙を長くは続かず、テンタクルはデバウラーの肩を強く抱きしめた。

マルフィ夫「もう我慢出来ないんだポイズン・マルフィ子さん!!」
マルフィ子「こんな所でなんて…誰かに見られちゃうわ…」
マルフィ夫「たまにはこういう所でもいいだろ!?」
マルフィ夫は荒々しい手つきでウラ子のセーラー服のスカーフをほどき出した。
マルフィ子「駄目…恥ずかしいわ…」

ガタン!!
その時、突然ドクロがミニマルフィサの巣に転がっていき、中からいろんな人達が出てきた。
ミニマルA「シンニュウシャダー」
ミニマルB「あ、どうぞ僕らに構わず続けて」
アラクロッソ「すいません…みんなにそそのかされて…」
モーガン「あ!!てめぇ何自分だけ偽善者ぶってんだよ!!」
スピラッジ「わりぃ、つい出来心で、な。」
ボロディーン「てか、シンニュウシャダーっておかしいだろ,どっからもってきたんだ」
リリス「私も学生の頃は・・・・キャー」
ソウルイーター「若いっていいねえ」


クル夫「…いや、お前ら、じゃなくてあなたがた、この際怒ったりしないから、」
ウラ子「A、B以外どうやって入ってたのか詳しく。」

438名無したんはエロカワイイ:2007/05/02(水) 03:37:23 ID:K5bs1q9M
ぜんぜん原稿ないのでむしゃくしゃしてやった。
今はものすごく反省しています、すいません。

もうゲーム設定完全無視ですね(´・ω・`)
おもしろくもなんともいえません。

◆v.MbDi2cxY様、ゆるしてくだしあ><
439名無したんはエロカワイイ:2007/05/02(水) 03:52:29 ID:03xmrU42
誤字ありまくりじゃないか?www
440名無したんはエロカワイイ:2007/05/02(水) 04:05:25 ID:K5bs1q9M
ごめんなさい、俺にはそれが精一杯です。
誰かなにかかいて(´;ω;`)
441名無したんはエロカワイイ:2007/05/03(木) 13:03:20 ID:ewFYEluR
ano
みす
あの
ナイアドのエロ画像くだしあ
おい
むしすんなしね
442名無したんはエロカワイイ:2007/05/04(金) 04:32:27 ID:C3ravCYG
ナイアドときたか(´・ω・`)
443名無したんはエロカワイイ:2007/05/04(金) 06:49:50 ID:e5+T5ANU
 紫色のローブに不気味な仮面をつけた教信徒。
 一つ目の巨大な蛸や、機械仕掛けの龍をモチーフにした大砲。
 地を這うように移動し、鋭い爪で獲物の命の灯火を消さんとする化物、ハンター。
 熟練した冒険者でも気を抜けば次の瞬間命を落としかねない場所、ベヒーモス。
 唸り声や奇妙な呪文が響き渡るこの場所に、似つかわしく無い軽快な足音が混ざって響き始める。
 化物達も足音に反応したのだろう、一斉にその音の源に視線を向ける。

「侵入者ダァー!」

 教信徒が擦れた声で叫ぶ。
 その声が響くが早いか、一斉に化物達は「狩り」を始める。
 獲物は、目の前にいる少女。
 その少女の格好は、先ほどの足音と同じようにこの場に
 いや、冒険者という物に似つかわしくないものだった。
 可愛らしく紐が蝶結びされたブーツ。
 蒼い宝石が埋め込まれたベルトを通した、茶色いズボン。
 赤いタンクトップは上半身全体を包むほどサイズは無く、へそは丸出しになっている。
 そして真っ赤なツインテールの上に伸びる、小さな白い角。
 まるでどこかにピクニックに行くかのようなその姿は、本来このような場所にあるはずが無いのだ。
 だがその少女は、迫り来る恐ろしい化物を前にして、平然としている。
 それどころか微笑さえ浮かべていた。

「えへへ……、今日も、頑張ろ♪」

 言葉と同時に少女の背後から細長い物体が現れ、吸い付くように手の中に納まる。
 月牙と呼ばれる、その名の通り先端が月のような形状をした槍だった。
 しっかりと握り締めるが早いか、少女は化物の群れの中へ猛スピードで突っ込んでいく。

「それっ!」

 一旦槍を後ろに引き、大きく前方へ突き出す。
 先陣を切っていた筋骨隆々とした体を持つ化物、ハンターがその餌食になっていた。
 左肩に槍が深く突き刺さり、ハンターは激痛のあまり狂ったように叫ぶ。
 だが。
444名無したんはエロカワイイ:2007/05/04(金) 06:50:59 ID:e5+T5ANU
「もういっちょぉ!」

 槍が引き抜かれ、血が吹き出すよりも早く今度は、下から思い切り上に突き上げられて空中に舞う。
 状況が理解できないハンターはなす術も無い。
 ゆっくりと地面へ墜落していくが、地面へ追突することは許されなかった。
 墜落地点に先回りした少女は、可愛らしく片足を上げ、右手を上げたポーズのまま待ち構えていた。

「よっとぉ!」

 ハンターの体に強烈な衝撃が走る。それと同時に内臓から血が噴出すような感触が沸き起こった。
 次の瞬間には、血で出来た放物線を描きながら吹っ飛んでゆく。
 その巨体に巻き込まれた教信徒が下敷きになっていった。
 一瞬化物たちの間に動揺が広がる。
 少女はその隙を見逃すわけも無く、更に追撃をしようと、両手を高く振り上げた。

「ハァー……ヴォイド!」

 突き出した両手から生まれる闇の球体。
 ゆっくりと前進するそれは、ハンターや蛸、発射準備に入っていた大砲をまとめて飲み込んでいく。
 何とか逃げ出そうとする者もいるのだが。

「誰がそこから出ていいって言った?大人しく飲み込まれちゃえ♪」

 槍で突き刺され、無理やり球体へ押し込まれた。
 止めとばかりに、少女は猫のような鳴き声を発して。

「行っておいで、プルート!」

 三角帽子を身につけた小さな黒猫が、球体に飲まれなす術も無い化物たちを引き裂いてゆく。
 後に残るのは、ハンターに押しつぶされたお陰で助かっていたり、遠くはなれた場所で様子を伺っていた教信徒のみ。
 何を思ったか教信徒達は次々とナイフを取り出し。
445名無したんはエロカワイイ:2007/05/04(金) 06:52:50 ID:e5+T5ANU
「ロータス様、万歳!」

 どれもが同じ言葉を発してから、ナイフを自分の心臓めがけて深く突き刺した。
 教信徒の体が崩れ、ローブがふわりと地面に落ちる。
 次の瞬間、教信徒だった者は、先ほど球体に押しつぶされた蛸の化物へ変貌していた。
 普通の人間が見ればショッキングな光景だったのだが、少女は嬉しそうにその光景を見ていた。
 最後の抵抗を行おうと一斉に飛び掛る蛸の群れに向かって。

「吹き飛べ!」

 ハンターを瀕死に追い込んだ連続技の最後を飾った技、落花掌を迷うことなく放ち一瞬にして吹き飛ばす。
 そして再び猫のような鳴き声を発して。
 再び現れた黒猫に、あっという間に教信徒だった蛸は引き裂かれ、絶命した。
 かすり傷一つ負っていない少女は満足げに笑みを浮かべ、大きく伸びをする。
 そして遠くに見える、白と黒のローブに意識を向けて。

「行っくよー!」
 
 地面から浮いて、群れに突っ込んだときのような猛スピードで向かっていった。


「はい、お待ちどうさま」
「わーい♪いっただっきまーす♪」

 ヘンドンマイアの月光酒店で、シュシアが少女に出したのは、出来立てのたこ焼き。
 少女は大きなたこ焼きを丸ごと一個口に入れて、その熱さにはふはふと息を吐き出しながら食べていく。
 数分かけてようやく一個を飲み込み終えると、体全体で感激を示す。

「ん〜!おいしー♪」
「本当にあなたはたこ焼きが好きなのね……」
「これが食べれるだけでもここに来た甲斐があるよ〜。も、さいっこう!」
「あなたに貰った蛸の足、多分ここに訪れる誰よりも多いですよ」
「へへ、毎日頑張ってるから!……だからぁ」
「ダメです。レシピは内緒です」
「ぶー。いいもん、教えてくれるまでベヒーモス篭るもん」
「無茶はなさらないでください……たこ焼きのために命を落とすなんて、普通以上に情け無いですよ」
「たこ焼きのためなら命賭けるよ!……あ、そだ、また竜の心臓とってくるからさ、お酒ちょーだいね♪」
「……お客様ですから、材料を持ってきていただければ直ぐにお作りしますけれど、あなたはお酒を飲んで大丈夫なんですか?いつも思うんですけど」
「だーいじょーぶだいじょうぶ!あたしぐらいならもうみんな飲んじゃってるよ!シュシアさんのたこ焼きもおいしいけどドレイクシャンパンとあわせるともっとおいしーんだよねー♪」

 数分経過して少し冷めたたこ焼きを、あっという間に平らげてしまうと、更に少女はお持ち帰りとして二つたこ焼きを手に入れ、意気揚々と酒場を出て行く。

「……化物とはいえ、そのテンタクルやルククとかいう蛸が可哀想に思えます」

 シュシアは少女が去ったのを見届けてから、ため息を吐き出してから呟いた。
 しばらくベヒーモスには、静かに祈りを捧げる時間は訪れそうに無かった。
446名無したんはエロカワイイ:2007/05/04(金) 06:55:04 ID:e5+T5ANU
掲示板眺めてたらびびっときたのでささっと書きました。
初めてなので変なところもあるかもしれませんが、宜しくお願いします。
ちなみにたこ焼きメイジのモデルはマイキャラです。
(回復たこ焼きとシャンパンをメインにしているもので…)
では、失礼します。
447名無したんはエロカワイイ:2007/05/04(金) 09:24:29 ID:C3ravCYG
イイヨースゴクイイヨー
(´・ω・`)自分はテキーラ、チーズ主体です
448名無したんはエロカワイイ:2007/05/04(金) 21:44:44 ID:7LbjN/aT
ウチの子たち

ポンマス 『あー? 男なら肉に決まってンだろ、肉!』
乾燥肉を頬張りつつバトる。

ネンマス 『草花は心を落ち着かせる』
果実や花葉を傍らにバトる。

メカニコ 『祈りの時間をくれてやる・・・貴様らに神がいるのならな』
聖体とぶどう酒で最後の晩餐しつつバトる。

エレマス 『んふふ〜♪ お酒は大人の証拠だよね〜♪』
酒乱の如くバトる。

・・・チーズとテキーラ使ってねぇやw
449名無したんはエロカワイイ:2007/05/05(土) 21:20:42 ID:irqIN22M
>>447
ありがとう御座います。
こういう場所でSSを書くのは初めてなので
とても緊張しましたが、気に入っていただけたようでよかったです。

>>448
回復アイテムが豊富なので
使うアイテムに個人の好みが出ますよね。
食べ物系どれもおいしそうなグラフィックしてますし。

思いつきでたこ焼きエレマスの話なんて作ったんですが
やたらと構想が浮かんでくるので
また出来たら此方に書きたいと思ってます。
では、失礼します。
450名無したんはエロカワイイ:2007/05/07(月) 00:41:18 ID:cF0E57XZ
こんばんは。
二回連続で同じ作者がSS投稿は良いのかどうかわかりませんが
思ったより早く出来たので書かせていただきます。
もし不快な気分になった方が居たら申し訳ありません。
451あるエレメンタルマスターの1日。:2007/05/07(月) 00:42:50 ID:cF0E57XZ
「侵入者ダァー!」

 ベヒーモス神殿外郭。
 ロータスへの祈りを行うため、不気味な呪文を繰り返し唱えていた教信徒達は、壁が派手に破壊される音で一斉に振り向き、叫んだ。
 乗り込んできたのは、二人。
 どちらもまだ幼い少女であった。
 一人は短く白い角が頭から覗き、黄色い髑髏のネックレスに、赤のタンクトップに茶色いズボン。
 そして紐が蝶結びされた茶色いブーツ。
 一人は黒に赤のラインが入ったシルクハットを被り、白い髑髏のネックレスに。
 多くの新米メイジが身につけているような赤と黒を基調にしたドレスに、黒い靴。
 正反対のような格好をした二人だが、一つだけ共通していることがある。
 どちらの少女からも、虹色のオーラが立ち昇っていることだ。
 それは、二人が元素を極めるタイプのメイジ、エレマンタルマスターである証拠だった。
 
「耳障りな声ですわね。一秒でも早く息の根止めてあげますわ」

 上品な口調で物騒なことを平気で言い放つドレスのメイジ。

「蛸足蛸足〜♪あれが蛸になるように瀕死で放っておいてよ?」

 散歩にでも来たように、気楽に伸びをしながらこれまた物騒なことを平気で言う白角のメイジ。
 教信徒の叫びに反応したのか、壁の隙間から蛸の化物、テンタクルが現れ。
 物陰から数台の大砲、カタパルトが車輪が動く独特な音を立てながら現れ、照準を合わせ始める。
 最後に外壁をつたってきたのか、猛烈な勢いで神殿の中へハンターが飛び込んできた。
 ドレスのメイジは、先ほどの指示に対して冷たい微笑を浮かべることで了承という意思を示し。
 白角のメイジはそれを見て子供っぽく笑い、白い歯を覗かせた。
 そして二人は同時に詠唱を開始する。

「行きなさい、フロストヘッド!」
「飲み込んじゃえ、ヴォイド!」

 先陣を切って地を這うように移動していたハンターの手に、雪だるまの頭のようなフロストヘッドが直撃する。
 あっという間に両手が氷付けになり、どんどんハンターの移動速度は落ちていった。
 何とか氷を破壊しようと、床に両手を叩きつける動作に没頭した所為で、今度は目前に迫っていた闇の球体に顔面を直撃され、そのまま球体に引きずられていった。
 ヴォイドは発動者の敵を飲み込んでいく。ハンターも例外ではない。
 顔面から球体に突っ込んだハンターの体は、めきめきと言う吐き気を催すような音とともに大量の血が流れ出て来る。
 じたばたともがいていた体も、いつの間にかぴくりともせずに球体に引っ張られるままになっていた。
 それを確認したドレスのメイジが、新たに詠唱を開始する。
452あるエレメンタルマスターの1日。:2007/05/07(月) 00:43:51 ID:cF0E57XZ
「さぁ、私の可愛いプルート!行きなさ―!?」

 奥にいたカタパルトの集団が、今にも砲撃を放ちそうなのを確認し、それを妨害するために彼女はプルートを召還したのだが。
 目の前は彼女からしてみれば信じられない状況になっていた。

「ちょ、ちょっと貴女!?退きなさい!死にたいの!?」

 先ほどまで隣にいたはずの白角メイジが、槍を手に敵の群れへ突っ込んでいっていた。
 剣士や格闘家の後ろで安全を確保した上で、元素を操り敵を討つ事こそがエレメンタルマスターの仕事だと信じているドレスのメイジには、わざわざ自分から突っ込む行為など
 自殺志願に見えても仕方なかっただろう。
 動揺を抑えきれないドレスのメイジは、結果味方に不意を突かれた形になり、カタパルトの攻撃妨害は失敗に終わる。
 三台のカタパルトは悠々と照準を合わせる時間を貰い、そして砲弾を発射したのだ。
 勿論目標は、群れの中に突っ込んでいた白角メイジ。
 ドレスのメイジは、次に瞬きをしたときに目の前には、爆発で体を四散させた無残な死体が存在することを覚悟した。
 だが。

「はい、残念でしたー♪」

 瞬時にかがみこんで、勢いをつけて白角メイジは飛び上がる。
 砲弾はどれも見当違いの方向へ飛び爆発した。
 落下する白角メイジが振り下ろした槍が車輪に突き刺さり、一台のカタパルトはバランスを崩す。
 更に残りの二台にリロードする暇も与えず、着地した少女は片足と右手を可愛らしく上げて。

「いっちょ上がり!」

 あの細い体のどこからそんな音が出せるのかと思うほど、とてつもない轟音とともにカタパルトはまとめて吹っ飛んでいく。
 車輪は欠け、砲台は崩れ、筒は割れてしまったカタパルトは、もう機能することは無い。
 ドレスのメイジがほっと胸をなでおろそうとしたその時。
 まだ撫で下ろせる様な安全な状況になっていないことが一目でわかる光景が目に飛び込んできた。

「う、後ろ!」

 白角メイジの真後ろから、その柔らかく白い肌を食いちぎろうとテンタクルが足を広げて覆いかぶさろうとしていた。
 距離が離れすぎてプルートがいけるかどうかわからないが、放たないよりはマシだろうと、ドレスのメイジはずっと掌の上で丸まっていたプルートを投げつける。
 しかし彼女の予想通りプルートは、テンタクルの所までは行かずに戻ってきた。
 
「あぁ、もう!」

 戻ってくるプルートをキャッチする時間も惜しく、ドレスのメイジは地面から浮いて、移動し始めた。
 慌てて近づいてくる仲間に気づいたのか、当の本人は何でもないといった風に笑って。

「よっと」

 目にも留まらぬ速さで覆いかぶさる直前のテンタクルの足を全て切り落としていた。
 止めに、何も出来なくなったテンタクルの目に槍を突き刺し、絶命させる。
 ドレスのメイジは余りにも常識はずれな行動ばかりする白角メイジに、空いた口がふさがらないといった様子で近づいてきた。

「ちょ……あ、あなたっ!?」
「んー?」
「エレメンタルマスターですよねっ!?」
「うん、前から見ても後ろから見ても上から見ても下から見てもそうだけど?」
「あの戦いぶりはどう云う事かしらっ!?」
「どう云う、って?普通に戦ってるよ?」
「いえ、ですから……!」
「ほらほら、まだ敵はいるんだからおしゃべりはその後〜。片付けたらゆっくりお話ししよ♪」
453あるエレメンタルマスターの1日。:2007/05/07(月) 00:46:29 ID:cF0E57XZ
 白角メイジが槍で示した先は、次々とナイフを突き立てテンタクルやルククへ変身していく教信徒達。
 そしてこの騒ぎに怒りが抑えきれなくなったのか、白いローブの大司教に黒いローブの大司祭。

「あれも蛸に変身すればいいのにな〜。……でもこの前も倒したのにまた居るなんて、しつっこいよねぇここの連中って」
「何を呑気なことをっ……!もう!」

 戦いを楽しむかのように、笑顔を絶やさずに再びヴォイドの詠唱を始めた白角メイジを横目で見ながら
 ドレスのメイジも目の前の親玉を倒すために詠唱を再開する。

「ヴォイド!」
「ヴォイドッ!」

 二つの闇の球体が揃って前進し、テンタクルも大司教も大司祭も飲み込んでいく。
 ドレスのメイジは動けなくなった敵の集団にプルートを何度もけしかけ次々と引き裂いていっているのだが。
 白角メイジはまた突っ込んで槍で滅多指しにする、斬るといった肉弾戦を仕掛けていた。
 テンタクルは押しつぶされ、大司教も耐え切れずに飲み込まれ。
 最後に残った大司祭は。

「サンバースト!」

 白角メイジに心臓の辺りを槍で貫かれ、完全に動きを止められると同時に、顔面に巨大な光の球をぶつけられ絶命した。
 全ての敵を倒したのを手分けして確認し終わってから、白角メイジはドレスのメイジに向かい右手を差し出し。

「お疲れ様♪サポート上手くて助かったよ〜♪」

 と、悪びれも無く云って見せた。

「え、あぁ……それはよかったですわ」

 状況の流れについていけなくなったドレスのメイジはのろのろと手を差し出し握手を交わす。

「あっ。最後に手伝ってくれるかな?」
「はい?」
「これ。蛸の足入れてね」

 そう言われて手渡されたのは中ぐらいの瓶。
 蛸の足、と鸚鵡返しに呟いて見てみれば。
 確かに足が幾つも散らばっている。
 白角メイジは既に足を拾い集め始め、慣れた手つきで瓶に入れていた。
 ドレスのメイジも、のろのろと蛸の足を瓶に詰め始めた。
454あるエレメンタルマスターの1日。:2007/05/07(月) 00:47:24 ID:cF0E57XZ
「ありがと〜♪」

 三分もすれば、二つの中ぐらいの瓶一杯の蛸の足。
 ここでようやく思考が復活したドレスのメイジ。

「……ねぇ、貴女、どうしてエレメンタルマスターなのかしら?」
「へ?どうしてそんな事聞くの?」
「だって貴女!戦いぶりを思い返して御覧なさい!明らかに槍で突付きまわしてる時間が多かったですわ!」
「うん、そうだね〜。でもいつもの事だよ?」
「い、いつもの……!?エレメンタルマスターが肉弾戦仕掛けるなんておかしいと思わなくて!?」
「全然?だってさぁ、逃げ回るのって好きじゃないもん。」
「何でバトルメイジじゃないんですの!血の気の多い貴女ならよっぽどそっちの方が向いているでしょうに!」
「バトルメイジ?ダメダメ、チェイサーと自分の立ち回りを一緒になんてとても出来ないもん。ほら、それにヴォイドとか、サンバーストとか肉弾戦にすごい役立つんだよ?」
「あ、あぁ云えばこう云う……!それに、その服装は何ですか!異性を誘惑するような!……破廉恥ですわ!」
「だってその服、動き辛いし暑いからヤダ。スカートだったら飛んだとき押さえないといけないでしょ?それにあたし別に彼氏は欲しくないもーん」
「長年魔界で着こなした学校の制服を暑いからの一言でなんて……!……はぁ、もういいですわ」
「とにかく、今日はありがとね♪」

 そう云うと白角のメイジが、先ほどドレスのメイジに渡していた瓶を奪い取り、自分の鞄の中へしまっていく。
 当然ドレスのメイジは反発した。

「ちょ……それは私の分でしょう!?」
「え?キミもたこ焼き目当てだったの?」
「違いますわ!たこ焼きにしなくなってそれだけの量だったら三日はのんびり出来るんですの!」
「三日はのんびり……売るって事!?冗談じゃないよ!これは全部たこ焼きにしてもらうの!」
「寝言は寝てから仰いなさい!瓶を一つよこしなさいっ!」
「やーだー!悪魔!鬼!洗濯板ー!」
「誰が洗濯板ですかこのたこ娘!」

 ぎゃーぎゃーと、見た目相応の小娘の喧しさが響き始める。
 丁度その時、別ルートから大司教達を討伐に来たパーティだろう、格闘家とガンナーのペアが乗り込んできた。
455あるエレメンタルマスターの1日。:2007/05/07(月) 00:48:46 ID:cF0E57XZ
 目の前に広がる、少女二人の大喧嘩に唖然としている。
 とりあえず早く立ち直ったガンナーが近づいて、仲裁に入った。

「お前達、何をしている」
「なによ!?」
「なんですの!?」

 きっと睨み返す二人のメイジ。だがどちらも涙目で迫力は無かったが。
 馬乗りになって相手の頬を引っ張っていたドレスのメイジは、暴れすぎた所為かスカートが盛大にめくれ上がり、赤いタイツが丸見えになっている。
 上に乗られて、相手の髪の毛を引っ張っていた白角メイジは、それまでに散々服を引っ張られたせいか、胸元がすっかりはだけて白い素肌と、二つの桜色を惜しげもなく晒していた。
 その光景に、冷静沈着が売りのガンナーもさすがに手で視線をさえぎり。

「すまん、頼む」

 後ろで呆然としていた格闘家に声をかけた。
 我に返った格闘家が代わりに近づき。

「貴方達、こんな所で一体どうしたのですか?」

 と、なるべく平静を装い優しく声をかけたのだが。
 二人の勢いはとどまるところを知らない。
 ますますヒートアップしていっているようにも見えてきた。

「どうしたも何もないですわ!このたこ娘が蛸の足を一つも寄越さないなんて寝言を言うから!」
「だってキミ足を普通に売っちゃうんでしょ!?たこ焼きにしないなんてもったいないもん!だからあたしが全部貰うのー!」
「あれだけ心臓に悪いことしでかしてまだ言いますかこの角!よーこーしーなーさーいー!」
「いーやーだー!」
「た、たこ……?そんなことで……?……と、とりあえずお二人とも、服装をきちんと直された方が良いかと思」
「角ー!」
「洗濯板ー!」
「また云いましたわね!?アナタだってたいした大きさじゃないですわ!」
「乙女に向かってなーにをー!」
「それは私の台詞ですわー!」

 止められない。
 そう確信した二人は、ただただ其処に突っ立って眺めるしか手段が無かった。
 

 蛸の足で、化物の巣窟で大喧嘩する二人の話は、しばらく酒場での酒の肴になったと云う。
456名無したんはエロカワイイ:2007/05/07(月) 00:51:59 ID:cF0E57XZ
たこ焼きエレマス二回目です。
名前を決めていないので表現の仕方が回りくどくなってすみません。
白角がたこ焼きエレマス
ドレスのメイジが、たこ焼きエレマスがたまたま一緒にパーティを組んだエレマスさんです
では、失礼します。
457名無したんはエロカワイイ:2007/05/07(月) 01:02:20 ID:4dPnwcfh
激しくGJ! と言わせて頂くッ!!www

タコの恨みを勝手そうな角エレさんが
いつか触手にニョロニョロ反撃される事を祈っとくw
458名無したんはエロカワイイ:2007/05/07(月) 01:10:16 ID:9SygPcr6
お、投稿キタコレ。GJですぜ!

いやはや、その執筆速度と意欲は見習いたいものです……。
これからも白角エレの活躍に期待w


萌え分補給完了。俺も頑張ろう。
459名無したんはエロカワイイ:2007/05/07(月) 22:18:41 ID:cF0E57XZ
>>457
ありがとう御座います。
人に自分の作品を見て楽しんでいただける
と言うことがこんなにも嬉しいことである。
と、私もここで学ぶことが出来ました。
>何時か〜
ギクリ。

>>458
気が向かないと一文字も書かない人なので
こつこつ書ける人の方がすごいなぁと私は思います。
ちょっと忙しくなってきたのでこれほど早くは執筆できそうにありませんが
まとまった時間が手に入ればまた新しく書きたいと思っています。

では、失礼します。
460名無したんはエロカワイイ:2007/05/07(月) 22:41:06 ID:4dPnwcfh
ギクリって・・・既にニョロニョロ反撃されてたのか?www
新しいSSに期待してますぜ、ダンナw
461 ◆v.MbDi2cxY :2007/05/09(水) 03:29:05 ID:iBeaFEFm
>>459
乙です、GJ!!
名前の設定ってほんとに難しいよね…

自分も、自分の作品を読んで貰えるのがこんなに嬉しい事だと言うのをここで知った口です。

次回作を楽しみにしています。
462名無したんはエロカワイイ:2007/05/09(水) 03:43:07 ID:dWoZlRrw
http://slimurl.jp/NDY4MjYzNDYyODY=.html
アラド戦記のツール・パッチ・マクロ・チート・bot各種取り揃えてます。
5月8日更新。解凍出来なかった不具合を修正しました。

※連投広告規制食らったんで短縮urlで失礼。
463 ◆QswjOJVdDs :2007/05/12(土) 14:22:01 ID:ng1q6Qp3
携帯がランチャーにBBQループされて書き込めないから見てるだけだった・・・
みなさんGJっす、俺は今ちょっと書く手が止まってます・・・。
464名無したんはエロカワイイ:2007/05/12(土) 16:58:54 ID:Ma85AqEX
>>456
イイヨースゴクイイヨー
次回にも期待(´・ω・`)

>>463
気長にまってます(`・ω・´)y−~~
465名無したんはエロカワイイ:2007/05/12(土) 19:45:31 ID:vH3nsekp
昨日タコ焼きエレマスが露店出してるの見ましたよ〜

これからもガンガレ
466名無したんはエロカワイイ:2007/05/12(土) 20:07:28 ID:Ma85AqEX
暇なんで小ネタ

ダレでもできる簡単お手軽武器の作り方(初級編

(`・ω・´) 「まず、光剣と疾風の叫びとにわかを用意します」
(´・ω・`)「先生、疾風の叫びってなんですかぁ?」
(`・ω・´) 「40棒です」
(´・ω・`)「なるほど、用意しました」
(`・ω・´) 「次にコウケンの取っ手の所に疾風の叫びの先端を丁寧にわかで付けて・・・」
(`・ω・´) 「あっとゆうまに光槍ブリオナックの出来上がり」
(´・ω・`)「先生、光槍は弱くて安くてよくでて使い物になりません。それに意味不明です、死んでください」
(`・ω・´) 「(´・ω・`)しょぼーん」
467名無したんはエロカワイイ:2007/05/12(土) 20:59:03 ID:Ma85AqEX
(´;ω;`)しょぼくてごめんよ
468 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/12(土) 22:21:39 ID:i3+Rf1PB
>>465
こういう書き込みを見ると、SSを見ている方が
確かにアラドにいらっしゃるということが実感できて嬉しいです。
のんびり執筆中、深夜ぐらいにもしかすると完成するかもしれません。

>>467
武器と武器を組み合わせて新しい武器、って何時か出そうな気がしますよね。
なんだか不思議とほんわかした雰囲気に癒されました。
ありがとうございます。

トリップ付けてみました。
上手く出来てるといいな…。
469名無したんはエロカワイイ:2007/05/12(土) 22:30:49 ID:SJ+pXHRr
俺もタコ焼きメイジの人発見w
昨日は槍だったのに今日はロッドになってらっしゃるwww
470 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/12(土) 23:02:39 ID:i3+Rf1PB
>>469
早い目のレス失礼します。
武器は槍と杖、両方使い分けてます。
ノックバックしなかったりするのは魔法で片付けてるので…。
あと、その日の気分ですね。
基本的には槍もって突付き回してます。
サンバーストのレベルアップより
落花掌や天撃の強化を優先するほど近距離スキル大好きです。
471 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/13(日) 03:26:34 ID:3ldEaJtU
こんばんは。
のんびりと書いていたらこんな時間に…。
シリアスシーンって難しいですね。
472彼女は何故殴るのか。:2007/05/13(日) 03:28:22 ID:3ldEaJtU
ベヒーモス神殿外郭。
 何度大司教や大司祭が討伐されても、GBL教団の教信徒からまた新たに第二第三の大司教や大司祭が現れる。
 だが冒険者達は諦めることなく、ロータスによって操り人形と化した哀れな教信徒達に引導を渡し続けていた。
 今日も終わりの見えない戦いに赴いた三人が、神殿の中を走り回っている。
 教信徒の鋭いナイフと、ハンターの長い爪を一気に屈みこんでストライカーが避ける。
 そのままの勢いでタックルを放ち、教信徒とハンターは倒れこむ。
 更に其処へ黒猫が猛烈な勢いで迫り、あっという間に切り裂き命を奪った。
 僅か数秒の出来事だった。

「ふぅ。的確に動いてくれて本当に助かりますわ」
「どういたしまして。魔法も、来てほしいときに来てくれて有難いです」

 前方にはもう動く影は居ない。後ろでずっと響いていたキャノンの音も止んでいた。
 ハンドキャノンのリロードを終えてからガンナーが口を開く。

「…後ろも片付いたようだ。先に進むとしよう」
「ありがとうございます。もう少しで目的の大司教と大司祭が居る祭壇のはずですわ」
「しかし、何度来ても慣れません。ロータスが彼らを操って、手の付けられない状態なのはわかっているのですが……」

 自分の両手につけたグローブを見つめ、やりきれない様子で呟くストライカー。

「そんなことを考えるな。雑念は死に繋がると口癖のように云うのはお前だろう。…割り切らんと、こんな仕事はやってられん」
「……ごめんなさい」

 抑揚の無い口調で言い放つランチャーは、口を開いている間も常に周囲を警戒し続けている。

「深く考えすぎなのですわ!……私だってこれでいいのかと悩むときがあるのは確かですわ。……でも、ロータスを倒しにいけるほど力があるわけでも無いですの」

 一瞬だけ悲しげな表情を見せたドレスのメイジ。
 だがその表情は直ぐに、いつものツンとすました表情へと戻る。
 そして湿っぽい雰囲気を吹き飛ばすかのように、わざと大きめの声で言って見せた。

「でも世の中には、そんなことも考えないたこ焼き命のタコ娘だっているんですわ!こういうときはあの性格を見習いたいと思いますの!」
「……あの、喧嘩をされていたエレメンタルマスターの方ですか」
「そうですわ!全く、思い出すのも嫌ですがこんな話の流れになったのですから仕方なく思い出してあげました!大体、エレメンタルマスターが敵陣に切り込むなんて愚の骨頂ですの!全くあの娘は勝手ですし私のプライドを傷つけますし……」

 雰囲気を改善するはずのドレスのメイジの語りは、いつの間にか、三人でパーティを組むきっかけとなった喧嘩の原因に対しての愚痴に変わっていた。
 止めようにも会話の間に入るタイミングがつかめないストライカーに、呆れたようにため息を吐くランチャー。
 一行は突き当たりを左に曲がり、階段を上り、祭壇へと向かう。

「全く私にあんな恥ずかしい格好をさせたうえに足まで独り占めしようとして……!魔界人としてなってませんわ!」

 愚痴は止まる気配が無かった。
 だが。
473彼女は何故殴るのか。:2007/05/13(日) 03:29:21 ID:3ldEaJtU
「……あ……!」
「あ!」

 開けた場所に出ると同時に目に飛び込んでくる、愚痴の対象だった白角のメイジ。
 白い角に、赤いタンクトップに、茶色いズボンにと、あの時と一つも格好は変わっていない。
 彼女の足元には、息絶えた大司祭と大司教。
 
「先を越されたか」
「……ッ……!」

 まさかドレスのメイジも愚痴の対象が目の前に現れるとは予想しておらず、言葉に詰まっていたのだが。

「……い、行きますわよ!残りを片付けてから帰るとしましょう!」
「え……あ、待ってください!」

 踵を返し、走り去っていくドレスのメイジを慌ててストライカーが追いかけて。

「………………」

 呆然と立っている白角のメイジを一瞥してから、ランチャーも後に続く。

「あ…………」

 後に残された白角のメイジは、何かを言おうとしたが、最後まで口には出来なかった。
 そしてしばらく其処に立ち尽くした後、力ない足取りでどこかへと歩き去っていった。


「ふぅ、お二人とも、今日はお疲れ様でした」
「いえいえ。予想以上に時間がかかりましたね」
「弾薬が丁度無くなった。危ないところだったな」

 神殿から脱出して、一行を照らすのはオレンジ色の光。
 照らされた一行の表情には、疲労の色が濃く表れていた。

「すっかり日没ですわ……。早く飛行船でぐっすり眠って、ウェストコーストに戻りましょう」
「でも、よろしいのですか?私達二人に部屋を譲っていただいて」
「今日はたまたま人が多いから仕方の無いことですわ。どなたと一緒の部屋になるかわかりませんけれど、御気に為さらず。……ゆっくりと愛を語り合うといいですの」
「ちょっ……変なことを言わないで下さいっ」
「ふふ、ごゆっくり♪」

 軽く手を振って、顔を真っ赤にしたストライカーに、いつもと変わらぬ態度のランチャーから別れ、ドレスのメイジは一人別室へ向かう。
 ウェストコーストまでは遠い。
 中に居るほかの冒険者との挨拶もそこそこに眠りに付こうと思いながら、ドレスのメイジは扉を開けた。
474彼女は何故殴るのか。:2007/05/13(日) 03:32:03 ID:3ldEaJtU
「……!!!」

 開けて中の光景を目にした瞬間、ドレスのメイジはあの二人に部屋を譲ったのを後悔した。
 何故なら中にいたのは。

「あ」

 あの白角のメイジだったのだから。
  
「え、えと……こんばんわ!」

 いつもどおりの、あのときの喧嘩など忘れてしまったように明るい調子を装って声をかけてくる。
 その様子に
 ドレスのメイジの何かが、外れた。

「……何故、貴女は」
「え……?」
「何故貴女はそうなの!?バトルメイジでも無いのに敵の中に突っ込んで仲間の心配も考えない!
 挙句喧嘩をした人間に何も無かったかのように謝りもせず!……馬鹿にするにもほどがありますわ!」

 とてつもない言いがかりであり、酷いことを言っているのはドレスのメイジ自身自覚していた。
 そもそもあの喧嘩、どちらかが先に謝れば済む話だったのはいうまでも無い。
 それなのにドレスのメイジも、白角のメイジもお互い一歩も譲らずに別れてしまったのだ。
 止めなくてはならない発言を、自分で話しているのに自分で止められない。

「……!あ……」

 一通り言い終わった後に、ぞくりと背中に寒気が走り、ドレスのメイジを罪悪感が襲う。
 白角のメイジは、そんなドレスのメイジを見て、微笑んでみせた。
 自分自身を嘲り笑うような、そんな微笑を。
 
「……ごめんね。あたし馬鹿だから。意地っ張りだし。……槍で戦うのも、魔法に自信が無いから」
「なん……ですって?」
「あたしね、学校じゃいっつもビリの成績でさ、いじめられっこ、っていうのかな、そんなのだったんだ〜」
「う、嘘を言わないで下さる!そんなのが此方にこれるわけ無いでしょう!?」

 魔界人が人間界へ降り立つには、学校でのかなりの好成績が必要だった。
 一番か二番の成績を修めないと許しが出なかったはず、とドレスのメイジは記憶している。

「うん、お許しなんて無かったよ。……でも、あたしは学校に居るのも苦痛だった」
「貴女……無断で……!?」
「うん。いじめっ子だった奴を脅してね。誰にも見つからずに来れたよ。あっちじゃ多分あたしは死んだことになってるかな」
「…………!」
「色々酷いことされたよ。持ち物を無くされるなんて軽い方だったし、魔法の実験台にされたり。
 ……裸にされて、化物の目の前に出されたり、ね。世の中にあんなに痛い事ってあったんだね」
「貴女……」
「ここに来れて、本当に良かったよ?初めてここに来たその日は一日中泣いたもん。嬉しくて。
 それで、ここに来て槍を見たとき、これだって思った。魔法が下手なら槍を上手くなれば良いって。
 エレメンタルマスターの試験も楽だったよ?どんな手段であれ品物を持ち帰ればいいんだから。
 魔法なんて使わなくても手に入ったもの」

 其処まで一気に言うと、一度息を吐き出して、白角のメイジは続ける。

「魔法を殆ど使わずに槍で突っ込むのは、そういう理由からなの。
 ……あのときの喧嘩はあたしが悪かったよ。ごめん。たこ焼きっておいしくてさ、ついつい独り占めしたくなっちゃったの。
 ……でもキミは、やっぱり気に入らないよね?成績はビリで、戦い方なんてなっちゃなくて、無茶ばっかりするし欲張りなあたしなんか、嫌いなままだよね。
 ……もう、あたしを嫌いなままでいいから放って―」

 ぱん、と乾いた音が響いた。
475彼女は何故殴るのか。:2007/05/13(日) 03:33:17 ID:3ldEaJtU
 白角のメイジの左ほほが赤くなる。

「……勝手に話を進めないでほしいですわ。確かに私は今の貴女が嫌い、大嫌いですわ。勝手に何かを恐れて勝手に結論付けて逃げる貴女は大嫌い。
 ……自分で云った事を思い返して御覧なさい。もう貴女をいじめる最低な人は居ないじゃないですの?
 あなたの成績をつける先生だって居ないでしょう?それなのに何を恐れて貴女は逃げるの?
 ヴォイドやサンバーストを習得できる力があるのに何故魔法の習得をためらうの?」
「キミに何が……!」
「わかりませんわ。そんないじいじした底辺以下の気持ちなんて微塵もわかるつもりありませんもの。
 まずは私に理解してもらえるような性格に私自ら叩き直してあげますわ」
「……え……」
「拒否権はありませんわよ?私がしてあげると言っているのだから素直に受けるものですの」
「何で……」

 何か言いかけた白角のメイジを、ドレスのメイジは抱きしめた。
 そして優しく微笑んで白角のメイジに命令する。

「つべこべ言わずに、まずはその涙、枯らしてしまいなさい。特別に私の服をハンカチ代わりにすることを許しますわ」

 全く素直ではない仲直りだ、とドレスのメイジは呆れた。
 だが、それはそれでよかったのではないだろうか。
 自分の胸に顔を埋めて、大声で泣き叫ぶ白角のメイジの姿を見ながら、ドレスのメイジは思った。
476 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/13(日) 03:35:15 ID:3ldEaJtU
何故たこ焼きメイジが殴るのか。
…そんなことを考えたらこんな理由が出来てしまいました。
一応たこ焼きメイジのお話はこれで終わりかもしれません。
(続けようにも、やることは変わらないですからね)
では、失礼します。
477名無したんはエロカワイイ:2007/05/13(日) 04:48:57 ID:bUeloIgE
タコ焼きメイジ(受)xドレスメイジ(攻)か・・・w

身のこなしがヘッポコすぎて
折角覚えたバスターやヴォイド当たらず天撃で戦うエレマスもいる
頑張れ、タコ焼きメイジwww
478名無したんはエロカワイイ:2007/05/13(日) 13:36:06 ID:oua3cvx2
夕暮れ時の酒場。剣士と思しき人物が二人テーブルを挟み、向き合っている。
そこには他者が立ち入れない緊張した雰囲気が漂っていた。

ウエポンマスター「後一撃だというのに中々粘るじゃないか。だが、これで決めさせてもらう!」
阿修羅「最後まで諦める訳にはいかない!決闘者(デュエリスト)の誇りにかけて!」


剣士の一人がカードの束から一番上の札を引くと同時に、叫ぶ。
ポンマス「俺のターン!ドロー!!」
ポンマス「俺は場のハンター2体を生贄に捧げ、アレックスを召喚!!更に装備カード、突然変異、加速-移動、加速-攻撃をアレックスに装備させて、ターンエンド!」
ポンマス「装備カードの効果により、次のターン俺のアレックスは4回攻撃を行う!」
ポンマス「発狂アレックスの4回攻撃を貴様のモンスターでは防げまい、次が貴様のラストターンだ!」

阿修羅(くっ、俺の場のモンスターはGBL教徒とタコ卵だけ… 確かに、奴の言う通り俺のモンスターでは奴の攻撃を防げない。
逆転するには、次のドローであのカードを引くしか…信じるしかない!俺の心の目を…!)
阿修羅「俺のターン!ドロー!!」
479名無したんはエロカワイイ:2007/05/13(日) 13:36:59 ID:oua3cvx2
阿修羅(………)
ポンマス「望みのカードは引けたか?だが、ここから逆転する方法などありはしない!」
阿修羅「逆転する方法がない?どうかな?俺は手札から魔法カード「タコ蘇生」を使用!魔法効果により墓地からデバウラー(青タコ)を召喚!」
ポンマス「ふっ、そんなモンスターを出したところで、アレックスの攻撃は止められないぜ?」

阿修羅「どうやら、俺がこれから召喚するモンスターが分かっていないようだな!」
阿修羅「さらに、手札から魔法カード「GBL教信徒の自害」発動!GBL教信徒を墓地に送り、テンタクル(赤タコ)とルクク(ミニタコ)を特殊召喚!今、場に3種のタコと卵が揃った!!」

ポンマス「ま、まさかそれはあの伝説のカード!?」
阿修羅「テンタクル(赤タコ)、ルクク(ミニタコ)、デバウラー(青タコ)、タコ卵の4体を生贄に捧げ「グレートテンタクル」を召喚!」
阿修羅「そして、喰らえ!大タコ大回転アタック!!」
ポンマス「ぐわぁっ。バカな…お、俺のアレックスが……」

声を発すると同時にうなだれる剣士。勝負はついたようだ。
阿修羅「油断したな、決着が付く最後の瞬間までデュエルっていうのは……ん?」

話していた剣士が気配を感じ扉の方を向くと、勢いよく開けられる扉の音と共に神々しいオーラを纏った女性と幼い少女が酒場に入ってくる。

ネンマス「あっ、やっぱりここにいたか、皆への借金も返さずにこんな所で遊んでて!」
ポンマス「女子供には分かるまい…これは男と男の熱い戦いであって、遊びなんかとは訳がちが……むぐっ」
ネンマス「私も付いていくから、アルフライラに行って少しでも稼いで来なさい!」
ポンマス「無理!無理ッス。俺の+4ツヴァイハンターでは、どうにもならないッス」
ネンマス「そんな事言ってたらいつまでたっても返せないでしょうが!」

問答無用で頸を掴まれ、引きずるように酒場の外へと連れていかれるウエポンマスター
それを見やりながら、幼い少女が座っている剣士に不思議そうに声をかける。

メイジ「お兄さんたち、どうして狩りに行かないの…?」
阿修羅「……不遇職だからさ」

ポンマス「ぎゃー、たーすーけーてー」


※アラド戦記カードバトル act2レボリューション
スターターセット(30枚入り)
ゲーム内マネー3Mにて好評発売中!
480名無したんはエロカワイイ:2007/05/13(日) 13:38:39 ID:oua3cvx2
ano
あの
マイナーなネタで、すいません
編集せずに書いたので変な所があったら脳内修正してくだしあ
481名無したんはエロカワイイ:2007/05/13(日) 13:43:50 ID:6r5jkK2J
>>480
ano
あの
そのネンマウs
みす
そのネンマス
ギザモエス
おい
おいむしすんなしね
482名無したんはエロカワイイ:2007/05/13(日) 14:52:03 ID:bUeloIgE
一瞬どこの遊戯王スレに迷い込んだかと思ったぜwww
取り敢えずスターターセット買わせてくれwww
483名無したんはエロカワイイ:2007/05/14(月) 09:48:49 ID:LRXnBsVL
ano
あの
ずっと俺のターン
……
おい
おいむsすんあ
484名無したんはエロカワイイ:2007/05/14(月) 13:03:35 ID:gU+8CA+v
ano
あの
たこ焼きメイジさん
チェイサ覚えれ
おい
むしすんなちぇいさ
485名無したんはエロカワイイ:2007/05/14(月) 13:07:17 ID:Ax1T3i3n
>>484
oi
おい
たこやきメイジ
エレエマウス
みす
エレマス
しね
486 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/16(水) 21:33:05 ID:54E7Njpc
こんばんは。

>>484
485さんがとても簡潔に答えてくださっていますが
たこ焼きメイジはエレマスです。
エレマスなのに進んで近距離戦闘しているのがたこ焼きメイジの特徴です。
チェイサーも興味はあったんですが…。
試験の厳しさとプレイヤーの腕が下手なので断念しました。


たこ焼きメイジの最後のお話を書いているんですが
>>457さんの言うようなにょろにょろ…つまり成人向けの内容になってます。
完成したらアラド戦記のうpロダに上げてパスをここに書いておけば大丈夫でしょうか…?
初めてだらけで少々戸惑っております。

では、失礼します。
487名無したんはエロカワイイ:2007/05/16(水) 21:42:55 ID:nbjfRPZR
.    ∧_∧
.   ∩ミ, ´ー`彡_∩゜.:+___∩: :.+
ワク. | ノ U U  ヽノ     ヽ+.:
:.ワク/  ●   ● | ●   ● | クマ
  ミ  '' ( _●_)''ミ'' ( _●_)''ミ クマ
. /  ._  |_/__ノヽ__  |_/__ノヽ
 -(___.)─(__)__.)─(__)─
488名無したんはエロカワイイ:2007/05/16(水) 22:12:24 ID:pCzGy4nB
なんだかよくわからないけど松茸置いときますね
  ___
 /~_ ~\
(_ヾ リ γ_)
  "i  i"
  |  |
  |  |
  |   |
  ヽ_ノ
489名無したんはエロカワイイ:2007/05/16(水) 23:11:19 ID:pCzGy4nB
>>486
ano
あの
たこ焼きメイジさん見つけたのでタコ足送っちゃいました。
続き作成頑張ってくだしあ(´・ω・)
490 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/16(水) 23:24:05 ID:54E7Njpc
>>489
いきなり蛸足が送られてきて何事かとびっくりしました。
大切にたこ焼きにさせていただきます(?)ありがとうございました。

囁きを送ってくださる方も居るのですが、露店中は基本的に席を外しておりますので
返事が返せなくて申し訳ないです。
でも、しっかり受け取って大喜びしてますので、ご安心ください。

…一本完成。あと一本は明日完成させようと思います。
では、失礼します。おやすみなさい。
491 ◆3qsZSGF36Y :2007/05/17(木) 20:45:24 ID:lqtf+Lfq
やあどうもお久しぶり、覚えてる方はいらっしゃるでしょうか。
あれから結局だらだらと長く続いているのでモチベが保ちづらくなってる次第でございます。
ごめんなしあ。

とりあえずキリのいいところで区切ってこちらに投下しようとは思ってるのですが。

>>◆dqVzDvT5pM氏
成人向けのものにつきましては、>>1に書いてある通りにしていただければ問題ないかと思います。
アラド戦記のロダでも構いませんが、パスを「arad」などのように分かりやすい物にしてしまうと
意図せず閲覧されてしまう可能性もあるため、別のものを使うことをお勧めします。
あとモチべの保ち方を教えてください。


俺自治厨乙。
492 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/17(木) 23:20:27 ID:gH1Bqf5a
こんばんは。
二本書き上げるつもりが思ったより長くなってしまい未完成です。
一本は完成しているので、そちらを先にアップさせていただきました。
ナンバーは4420
パスワードは
takoyaki
です。

成人向けの内容となっておりますので、ご注意ください。

>>◆3qsZSGF36Yさん
回答ありがとう御座います。
モチベーションの保ち方についてですが
…うーん、人それぞれだと思います。
私の場合、見てくれる人が居ると舞い上がるいわゆる豚もおだてりゃなんとやら
という単純な性格なので書くのが早いだけかもしれません。
参考になるかはわかりませんが
構成を考える時間は基本的に寝ながら考えてます。
熟睡した後にすっかり忘れる危険も伴いますけれど、一番考えやすい時間ですね。

では、失礼します。
493名無したんはエロカワイイ:2007/05/18(金) 00:00:56 ID:SBT+A+Ut
>>492
ano
あの
すごくぬるぬるです…
494名無したんはエロカワイイ:2007/05/18(金) 00:05:39 ID:zNzIudZM
Σ(゚д゚ ) タコの復讐キター!

GJしつつ後半にも期待
タコ焼きメイジに幸あれ〜♪w
495 ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 00:58:22 ID:aIjqyF4V
>>492
拝読させていただきました。
なんとも自分の琴線に触れまくりで大変楽しめました。

そして回答有難うございます。
自分も寝てる時が一番考えが浮かびやすいですね。
まあその大半は取るに足らない妄想であったりするのですが。

なんとかまとまったので今日中には投下しましょうかね。
尻切れになってしまっていますが…。
496名無したんはエロカワイイ:2007/05/18(金) 01:42:11 ID:GESAdjt3
>492
GJとりあえず蛸足送りますね!!111
497名無したんはエロカワイイ:2007/05/18(金) 07:10:19 ID:zNzIudZM
「一つお前に言いたいことがある」
「ん?」
「あまりあの女に入れ込むな」
「・・・はぁ?」
「お前も男である以上仕方ないとは思うが」
「ちょっと待て」
「それでも限度と言うものはあるだろう」
「だから待てコラ」
「そもそも、武器の修理代に困るほど貢ぐなど間違っている」
「待てって言ってんだろ! 何の事だ、何の!?」
「・・・天界から来たとか言う、あの女ガンナーに貢いでいるのだろう?」
「違ぇっ!! 装備の強化だ、強化!!」
「・・・・・・・・・む?」
「魔法使いのお前と違って、俺は装備強化しないとやってけねぇっつーの。キリんトコ行くのはその為だけだ」
「そうなのか」
「それ以外に何があるっつーんだよ・・・」
「すまない、早とちりをしたようだ」
「分かればいいけどよー・・・」
「だが、やはりあの女の所にはあまり通い詰めるな」
「何でだよ?」
「・・・お前の横に居るのは、私だけがいい」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「心配すんな、一緒に戦う相棒はお前しかいねぇよ」
「それなら、良い」

・・・とゆー堅物メイジx鬼剣士の電波を受信したんで書き殴りw
498名無したんはエロカワイイ:2007/05/18(金) 07:41:16 ID:KiTAMy/i
ガンナー×鬼かと思ってウホッ展開を期待したのは俺だけではないはず
499名無したんはエロカワイイ:2007/05/18(金) 08:27:34 ID:zNzIudZM
(゚д゚;三;゚д゚) ウホッには興味ないッス!!
500名無したんはエロカワイイ:2007/05/18(金) 10:47:23 ID:+RUiP7un
たこたこ。(´・ω・)
堅物メイジって想像できんw
501名無したんはエロカワイイ:2007/05/18(金) 19:22:07 ID:JDRB+wNF
>>492
ちょっと遅いけどやっとダウソできた・・・
ano
あの
才能ちょっとでいいからわけてくれませんか?orz
502 ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 23:01:26 ID:aIjqyF4V
>>497
いやいいね、むすっとしたツンデレメイジを想像してしまったよ。

なんといいますか、皆さん個性的で可愛いキャラが多いので思わずパk
もとい、インスパイアしたくなりますね。以前ひどい目にあいましたが。

さて、今日中といいつつこんな時間になってしまった…。
一月半前の続きを投下しますかね。
503レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 23:02:53 ID:aIjqyF4V
 魔法都市ヘンドンマイア。今ではベルマイア共和国の首都となっているその都市は、かつては砂漠であった。
しかし巨大な魔法陣により自然のエネルギーが供給され、数多くの重要機関がそこに存在している。その魔法陣はいまや
土地のエネルギーを維持するだけではなく、上下水道、温水・火力供給の源にもなっている。
 男はヘンドンマイアの起源であるその話を聞いた時、魔法への魅力と同時に、恐怖を感じていた。自然をも操ることのできる力は
確かに素晴らしい。しかし一歩間違えれば、それは破壊と殺戮をもたらす悪魔の業になりかねない。
 そんな事を、男はあるメイジに言ってみたことがある。するとメイジは笑ってこう返してきた。
「そんなの、機械だって同じじゃないですか」
それは……と言い返そうとして、言葉を続けることができなかった。メイジの言ったことは確かだったからだ。機械と科学は
生活や移動に便利なものを多数作り出してきた一方、爆弾や銃などの兵器をも産み出してきた。それらに平和的な利用法が
ないわけではないが、多くの場合そうではない。天界での歴史を少し勉強すれば、誰にだって分かる。
「ね? 魔法も機械もおんなじなんですよ。結局のところ、使う人次第なんです」
貴方がそんな風に思ってしまうのは、きっと天界に魔法というものが無かったからですね。そう付け加えて、また微笑んだ。
「なら、機械や科学は恐いか?」
アラド大陸にもそれなりに機械や科学への知識はある。しかしそれは天界に比べればずっと劣っていて、大陸最高峰(自称)の
科学者であるロトンであってもまだ錬金術の段階である。メカニックの扱う自律歩行機械もランチャーの扱うレーザー銃も、
大陸の人間からすれば未知の兵器であろう。
「うーん、正直、ちょっとは」
メイジは男の質問に少し困った顔をしてから、苦笑して言った。
「あ、でも、貴方の事は信じてますよ」
「お前を助けたから?」
「それもあります。でも一番は」
そこでメイジは言葉を切ると、手元にあった本を立ててから開いて、男から顔を隠した。頬を染め、なにやらぼそぼそと呟く
メイジの頭を、男は苦笑しながらぽんぽんと撫でた。
 随分前の、男の記憶の話である。
(……あれからもう数年経つのか)
男は回想をやめ、手元に注意を戻す。
 男と少女の周りの景色が、ゆっくりと後ろに流れていく。
504レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 23:04:21 ID:aIjqyF4V
「わー、すごいねー!」
「黙ってろ、舌を噛むぞ」
後ろではしゃぐ少女を諌め、体を傾けカーブを曲がる。少女は振り落とされないよう、男の腰を掴む腕の力を強めた。
 二人はバイクに乗っている。バイクといっても簡素なもので、車輪にモーターを付けただけのものであったが、
それでも市街から離れて生活している男は重宝していた。荷台は無いが、代わりに座席があるので二人乗りもできる。
いつもはもっとスピードを出すのだが、今日は観光が目的なので抑え目にしている。ヘルメットもしていない。
 道は決して走りやすいとはいえない状態だが、景色の方は申し分ない。少し高めの位置にある自宅付近からは
ヘンドンマイア全体が見渡せたし、坂を下りきった今は柔らかい風と暖かな陽射しが心地よい。
 普段は5分で着く所を倍以上の時間をかけ、ようやく住宅街の入り口にたどり着く。さすがにこれ以上は道も狭く、
人通りも多いためにバイクを降りる。男に倣い、少女も飛び降りた。
「あー、楽しかった!」
笑って伸びをしながら言う少女に、男は肩をすくめて見せる。
「お前、機械とか科学とか、そういうものが恐くないのか?」
少女もメイジなら機械や科学は未知の領域のはずだが、その質問にはきょとんとしていた。
「恐い? なんで? そんなこと全然思わないけど」
「……そうか」
単に愚鈍なのか、何も考えていないのか、でなければ他の文化に寛容なのか。少女の様子からどれが正しいのかは読み取れなかったが、
少なくとも過去に親しかったメイジとは別種の人間であることは分かった。
(……まあ、それはそうか)
なんとなく当てが外れたような感覚を受けながら、男はバイクを市庁の横隅に置いた。天界でやれば間違いなく数分で切符を切られるだろうが、
ここではそういう心配は必要ない。何しろ移動用の機械自体が珍しいので、そのような法が整っていないためだ。
窓の中からこちらを伺う職員の視線も、迷惑だからというわけではなく好奇心によるものである。
 タイヤにチェーンをかけると、男はおもむろに歩き出した。少女が慌ててその横に付く。男の足は市庁の裏の通りに向かっていたが、
そこで特に行き先を決めていなかったことに気付いた。
「……さて、どうするか」
観光と言っても特にめぼしい場所があるわけではない。とりあえず繁華街である市庁付近に来てみたが、これといって予定は無かった。
 それを少女に伝えると、彼女は指を口に当てて考えるしぐさを見せたが、すぐににっこりと微笑んだ。
「んー……あたしはおにーさんと出かけるのが楽しいから、別に特別なところに行かなくていーよ」
「それで、楽しいのか?」
「うん!」
男の怪訝な表情に向かって少女は満面の笑みを返す。男はその曇りのない純粋な表情に少々たじろぎながらもそうかと呟き、
口元に手を当てて考える。
505レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 23:06:05 ID:aIjqyF4V
「そうだな……じゃあ、買い物に付き合ってもらうか」
「うん、何を買うの?」
「ポーション類とレシピ、武器を直して食材を買って、あとは……」
男は歩を止め、少女の顔を見つめた。
「ん?」
「服、かな」
「へえ、おにーさんって意外とお洒落さん?」
茶化すような少女の物言いに肩を竦めながら、男は少女を指差した。
「俺のじゃない、お前のだ」
「え、あたしの?」
「そうだ。お前、その格好で暑くないのか」
陽が煌々と輝いている中、少女はいつもの黒と赤のドレスを着ていた。男の服装もそうではあるが、明らかに場にそぐわない。
「別に……」
しかしそれを指摘された少女は、眉をひそめて視線を落とした。
 女の子に服を与えるといえば普通は喜ぶものだが。そう思いながら、男は言葉を続ける。
「せめてそのジャケットは脱いだらどうだ」
「……嫌」
男の言葉に少女は俯いた。どうあっても脱ぐ気はない。そういう表情をしていた。
「……そうか」
その様子を訝しくは思いながら、男は深く聞こうとはしない。言いたくない事は言わなくていい、そのスタンスを崩すつもりはない。
ただ今は少し、歯痒い。そう思った。
 続けられる会話もなく、なんとなく沈んだ雰囲気のまま歩みを再開する。再開すると言っても、すぐそこにはすでに雑貨店が見えていた。
その店先で忙しそうに荷物を運んでいる少女に、男は声をかけた。
「カンナ」
「はーい? あ、お客さん、いらっしゃいませー!」
薄赤色の髪をしたその少女は男に名前を呼ばれ振り返り、にこやかに挨拶してきた。
「珍しいじゃないですか」
荷物を店の奥において再び男の前に慌しく走ってきたカンナは、その顔を見上げて言った。
「ん、何がだ?」
506レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 23:06:57 ID:aIjqyF4V
「以前は一週間おきに来てたじゃないですか。でも、前に来てからまだ四日しか経ってないですよ」
「ああ、そういえばそうだったな。ま、一人分消費量が増えたからな。……っておい、何してるんだよ」
男が腰に違和感を覚えそちらを向くと、少女は男の服の端を掴みながら、男を盾にしてカンナから身を隠すようにしていた。
だが気にはなっているのか、男の横からちらちらと顔を見せては恥ずかしそうに隠れている。
「お前……そんな性格だったか?」
「し、知らない人とお喋りするの、苦手なの」
とはいえ白昼の往来でそうされるのはビジュアル的に問題が多いので、なんとかして少女を服から引き剥がそうとするが、
少女はそれを頑なに拒む。
「ぐ、この……離れないか」
「やー」
「……あの、お姉ちゃんさ」
そこへカンナが、目の前の店主を尻目に格闘し始めた二人の間に割って入る。
「え? お姉ちゃんって……え、あれ、あたし?」
「そうそう」 
「……」
(どう見ても同じくらいかカンナの方が年上にすら見えるけどな)
その言葉をぐっと飲み込み、男は黙って二人を交互に見やる。
「お姉ちゃんってさ、酒場で働いてなかった?」
「え? ど、どうして知って……あ」
カンナにそう言われ少女が初めて顔を上げる。そしてカンナの顔を数秒見つめると、何か思い出したような声を上げた。
「やっぱりそうだ、久しぶりだね」
「あ、うん……久しぶり」
「なんだ、知り合いか?」
「知り合いっていうか、顔見知りです。私よく酒場に配達に行くんで、その時に」
「うん。でも名前は今日初めて知った。えっと、カンナさん、だっけ」
「やだ、さん付けなんかしなくていいよぉ」
「え、あ、うん……じゃあ、カンナちゃんでいいかな」
屈託ないカンナの勢いに、少女はたじたじといった反応を見せている。知った顔だったことで幾分緊張は解けてきたようだが、
いまだにその体は男の背に半身以上隠れたままだった。
507レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 23:08:18 ID:aIjqyF4V
「おい、盛り上がってるところ悪いが、俺は客だぞ」
戸惑っている少女に助け舟を出すように、男はため息混じりに一歩進んでカンナに言った。
「あっ、ごめんなさい! えっと、ご注文は?」
「布とオイル一つずつ、解毒ポーション二ダース」
「はいはい、いつものですねー」
「おい、二ダースだぞ」
「えっ? あれ、そうでしたっけ」
「しっかりしてくれよ」
「だっていつもはー……あ、お姉ちゃんの分ですか」
男に呆れたようにため息をつかれカンナは少し頬を膨らませたが、すぐにそれに気付いた。
「そうだ」
「はーい、ちょっと待っててくださいねー」
「あ、待て」
笑顔を残して店内に戻ろうと背を向けたカンナを呼び止める。
「はい?」
「あー……着物って、売ってるか?」
「はあ、売ってますけど……珍しいですね、お客さんが服を?」
首を傾げるカンナに、少々言い難そうな表情をして男は先を続ける。
「いや、俺のじゃないんだ……こいつの……」
そう言い男が『こいつ』と呼んだ少女の背を押すと、その体が短い悲鳴と共に男の影から出てくる。カンナはその姿を見て、
大体のことを把握したように頷いた。
「えっ、あ、あたし?」
「そうだよ。お前、いつもその服じゃないか」
「ち、違うよ、格好はおんなじだけど違う服だよ……だから買ってもらわなくっても」
「腕を見せるのが嫌なんだろう。長袖で良いからもう少し涼しい格好をしろ」
「えっ?」
男の言葉に、少女は目を見開く。
508レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 23:09:05 ID:aIjqyF4V
「どうしてそれを」
「胸を見られて何も言わなかったのに、手に触れたときはひどく怯えていた。そういえば、お前の腕を見たことがないと思ってな。
鎌をかけてみたんだが、あたりだったようだな」
「う、ん……」
戸惑った表情で少女は頷き、それからすがるような目を男に向けた。
「別に、その事を詮索する気はない。良いから着付けてもらえ、大人の女なら自分の格好に敏感なもんだ」
少女の憂いを感じてか、男は軽く頭を振りながら話をそらす。「大人」という単語に気を逸らされた少女は硬く閉じた唇を
僅かに緩め、頬を染めた。
「お、大人って、そういうもの?」
「大多数はな。ほら、カンナも仕事があるんだ、あまり待たせたら悪いだろ」
男は少女からカンナへと視線を移しながら、少女の背中を押して歩ませる。
「え? あ、いや、別に良いんですけどー……」
二人の様子を見ていたカンナは、不意に自分の名前が出たことに驚いたように口元に手をあて、何事か言いたそうに言葉を続けた。
「その、お二人は恋人同士、とか、ですか?」
そしてなんとも言いにくそうにもごもごと、単語を切って話しながらやや引きつった笑みを浮かべる。
「……そう見えるか?」
「え、えと、何か雰囲気というか、その」
「……いや、別に恋人というわけじゃない。ただの居候だ」
カンナの男へ向ける視線が不審から不穏へ変わっていくのを感じて、あらぬ誤解をされては困ると口を挟む。
「で、でも同棲はしてるんですね……」
相変わらず引きつった、妙に距離感を感じさせる笑みを浮かべながらカンナは言う。その態度に居たたまれない気持ちを味わいながら、
男はため息をついた。
「こいつが頼んだことだ、俺は別に……そういうのじゃないからな」
「「そういうの……って?」」
「う……」
弁解をしたつもりが、少女もカンナに混じってじっとりとした視線を向けてきた。しかも口元には笑みを湛えており、
そのギャップが異様さを醸し出している。
「いや……その……」
「あー、以前私のお願いを聞いてくれてたのも私が『そういうの』だったからなんですね」
「ふーん、おにーさんがあたしに優しいのもあたしが『そういうの』だからなんだ」
「だから……ちが……」
ダメだ。もはや何を言っても立場を逆転できそうにない。男はあきらめたように深いため息をついた。
509レンジャイバトメ ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 23:09:53 ID:aIjqyF4V
「ふふ」
「あははっ」
大男を負かした少女達は顔を見合わせて笑い合う。
「まあ、お客さんの趣味がマイノリティでも私には全然関係ないですけどねー」
「ま、おにーさんがその気でもあたしは別に問題ないけどねー」
「わ、魔界の人って進んでるなぁ」
「そんなことないよぉ」
共通の敵を見出し、すっかり意気投合した彼女達は他愛のない会話で笑い合っている。もう既に先ほどまでのぎこちなさなど
微塵も感じさせなかった。その様子を見て、男は参ったなと困った表情をする一方で、少女に新しい友人ができたことに
安堵のため息を漏らす。
「さぁ、俺を苛めるのもその辺にして、そろそろ」
「あはは、すみません、つい。それじゃお姉ちゃん、ちょっとこっちに来て」
「あ、うん」
カンナは少女の手を取って店の中へと消えていった。が、すぐに一人で戻ってきて、男にビシッと指を差す。
「覗いちゃダメですからね」
「誰がするか」
カンナの言い分に即答すると、男は店に背を向けてタバコを咥えた。
「店の前に棄てないでくださいよ」
「安心しろ」
後ろ手に携帯灰皿を持ち、見せ付けるように振る。それでも店前で喫煙されるのはあまり好まないのか、カンナは一つため息をついて
また店の中に入っていった。
 その様子に気付かない振りをして、男は煙草に火をつける。通りを忙しそうに行き来する人々を眺めながら、おもむろに煙を吐いた。
(……ま、たまには道化を演じるのも悪くはない)
屈託のない笑顔を向けられるのは嫌いじゃない。そのためなら、少しくらいバカにされてもいい。落ち込んでる顔よりは、
笑っている顔を見ていたい。
 そんな事を考えていた矢先に少女が同衾の事実を漏らしてしまい、男はカンナから『ケダモノ』という称号を付けられる羽目になるのだが。
510蛇足 ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 23:10:42 ID:aIjqyF4V
クエストを完了しました。報酬を受け取ります。
報酬−称号『ケダモノ』
攻撃速度+5%
力+15
体力+30
精神力+10
知力−55
リロード速度向上
自分が睡眠にかかるとき、一定確率で「暴走」状態になる

汚らわしき天界人にカンナが付けてくれる称号。付けていると道具屋がカンナからカンナの父親に変化する。
※なお、全ての効果はダンジョン内では適用されない。
511あとがき ◆3qsZSGF36Y :2007/05/18(金) 23:16:31 ID:aIjqyF4V
とりあえずここまでで……読んでくださってありがとう。
このあとの続きも構想はあるのですが、実際に書くか、いや書けるかどうかは不明です。

あとレンジャータンはロリコンじゃないです。多分。
512名無したんはエロカワイイ:2007/05/18(金) 23:17:43 ID:zNzIudZM
ロリコンじゃなくてケダモノだもんなっΣd(^-゚*)

称号-ケダモノに爆笑しますた。GJ!!www
513 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/18(金) 23:20:58 ID:8+Rocjcd
>>497
メイジって公式の絵や声とか、グラフィックで元気っ子をイメージしがちなんですが
クールなメイジっていうのもまた存在感が抜群ですね。
意外な性格のメイジさん、楽しませていただきました。

>>◆3qsZSGF36Yさん
オチに笑わせていただきました。
……うちのたこ焼きメイジもその称号が貰えそうですね。
514名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 00:05:27 ID:e1/Gxu1b
久しぶりにここにも活気が戻ったなぁ…
あれ…目から汗が…
515 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/19(土) 00:39:35 ID:Po79zVbB
こんばんは。
たこ焼きメイジ最終話完成しました。

ナンバーは4449
パスワードは
takomage
です。

成人向けの内容になっておりますのでご注意ください。

…なんだか寂しい気持ちでもありますが。
これが私なりの完結です。
516名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 01:15:38 ID:Yz32M8io
>>515
あらん限りのGJ! を捧げるっ!!w

取り敢えず、イジメっ子達は加速-攻撃、加速-起床なフェンリルさんに襲われるといいと思うんだ。うん。
タコ焼きメイジ(&ドレスメイジ)の今後に幸あれ〜♪
517名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 01:21:07 ID:Yz32M8io
で。再び電波受信したので書き殴らせてくださいなっと。

(1/2)
「一つお前に言いたい事がある」
 朗々とした声が響く。声の主は少女。
携えた杖と虹色の輝きが、彼女が魔法を扱うに長けた者・・・エレメンタルマスターである事を示している。
「後にしろ、後に! つーか無駄口叩くなっ!! ヤラレんぞ、主に俺が!!!」
 返答は少女の前方からの怒声。対峙するモノ達に、手にした大きな剣を振るう青年。
その巨大な剣と白い片腕が、彼が鬼に呪われながらも自らを鍛えんとする者・・・ウェポンマスターである事を示している。
「いや、今でなければ駄目だ」
「だから無駄口叩いてる暇はねぇっ!!」
 青年の剣が一閃し、対峙するモノ・・・デンドロイドと呼ばれる、蠢く樹木の化け物の枝を切り払いその勢いのまま幹すらも両断する。
デンドロイドのジャングル。彼女達が居る場所はそう呼ばれている。
「そこは危ない」
「はぁ!?」
 少女の声に、青年が僅かに振り返る。同時に紡がれる呪文。
「ランタンファイア!」
 その言葉と共に少女の掌から炎の弾が放たれ・・・
「うぉ!?」
 青年を掠め、更にその奥に蠢くデンドロイド達に命中する。

ゴァァァァァ・・・

 炎に包まれ、上がる絶叫。身悶えするも炎の勢いは止まらず、やがて燃え朽ちる。
「良し」
「良し、じゃねぇ!! 俺ごと燃やす気かっ!?」
 燃え尽きたデンドロイドの群れを一瞥し、呟いた彼女に放たれるは再び怒声。
「危ないと言ったじゃないか」
「おー、聞いた。ちゃんと聞いたとも・・・だがな・・・・・・・・・」
 青年が足早に少女に近づきながら答える。心なしか、彼の身は煤けていた。
518名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 01:22:06 ID:Yz32M8io
(2/2)
「あ・ぶ・な・い・の・は・お・ま・え・だ!!」
 ぐわしっと青年の逞しい腕が少女の頭を掴み、そのまま身体ごと持ち上げる。
所謂、アイアンクロー。
「くぉの万年チビっ子放火魔め! 木に火ぃ付けりゃ燃え盛んのは当たり前だろうが!!」
「しかし私の得手は炎の魔法だ。他の魔法では殲滅力不足は否めない」
 青年に掴まれたまま・・・所ではなく、更に左右にぶらぶらと揺さ振られながらも、平然とした声で少女が答える。
・・・割合この少女、タフなのかも知れない。
 はぁ・・・と溜め息一つ吐き、青年が少女の頭から手を離す。
「次からもっと早く言えよ? 焼け死になんて俺はゴメンだぞ」
「善処する」
 掴まれた為に乱れた髪形を整えながら少女が応じる。
「ああ、そうだ。怪我はないか?」
「ん? ・・・舐めときゃ治る、こんなモン」
 青年の頬に、腕に、滲む血の跡。デンドロイドの枝や根による攻撃によって出来た傷。
「そうか」

ぺろり

「うぉあっ!?」
「・・・すまない。痛かったか?」
 少女のいきなりの"口撃"に、思わず声を上げる青年。
「マ、マジに舐めるなっ!!」
「舐めておけば治るのだろう?」
 真顔で応じながら傷口に舌を這わせる少女に、青年の顔が赤く染まっていき。
「と、とっとと先行くぞ! 傷の手当てなんざ、化け物退治の後だ、後!!」
 ジャングルの更に奥へと駆け出す。
「うん・・・それでは続きは後で、な」
 そう呟き、少女も青年の背を追い駆けて行くのであった。
519名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 01:23:49 ID:Yz32M8io
以上、電波駄文失礼っ Σ 三 ヽ(;´д`)ノ カキニゲー!
520名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 11:04:23 ID:e1/Gxu1b
>>519
ano
あの
こうふんしておっきした
むしすんあ乙カレー
521名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 12:01:51 ID:Yz32M8io
>>520
ano
あの
恐悦至極!
むしすんなあり♪w
522名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 17:01:53 ID:1mWauK9+
レンジャイバトメとかコテつけて書いてるやつペドフィリア?
文章力ないしごちゃごちゃして読みにくい
そしてなにより内容がキモイ
523名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 17:04:00 ID:Pnz/zKfj
>>522
そんなに見たくないならNGにすれば良いじゃない
524名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 17:10:14 ID:1mWauK9+
>>523
その手があったか!サンクス
525名無したんはエロカワイイ:2007/05/19(土) 18:30:33 ID:/jjEIqUT
とりあえずドレスのメイジもらって帰りますね
526名無したんはエロカワイイ:2007/05/20(日) 11:16:03 ID:1k99GgkB
>>522-524
最近本を読まないものでね、すっかり文章力なんてなくなってしまったよ。
新しく書き手さんも増えてきたことだし、老兵は死なず…と言うしね、そろそろ筆を置くべきか悩んでいたところだ。

そんなわけで全体的には同意するが、ペドフィリアの点についてだけは激しく否定させていただく。
527名無したんはエロカワイイ:2007/05/20(日) 12:22:45 ID:QoHV3EFh
>>526
そんな事言わないで…
少なくともおいらは好きな作品だからやめないで欲しい…
勝手な事言って申し訳ないっす
528名無したんはエロカワイイ:2007/05/20(日) 21:32:14 ID:3GlI2wLJ
>>526
ano
あの
あなたのSSすきです
だからやめないでほしいです
むししちゃらめぇぇぇぇ
529名無したんはエロカワイイ:2007/05/20(日) 23:14:41 ID:3GlI2wLJ
電波第3弾。

「一つお前に言いたい事がある」
「何だ?」
 少女へと答えた青年は、今日は愛用の大剣を持っていない。
そして愛用の紫色のヘッドセットも着けていない。
代わりに手にするのは小振りな包丁。そして白い頭巾。
対峙するのは化け物ではなく、大きな肉塊。
彼は・・・そう。現在、お料理中である。
「時には肉料理以外も食べたい」
「じゃあお前が作れ」
 肉塊を小さく切り分けると鉄板の上へと放る。
火の加減を調節し、傍らの保存庫からパンとシュシア印のラム酒を取り出す。
「・・・私は料理は苦手だ」
「料理以外も苦手だけどな」
 皿の上にパンを並べながら応じる。
割合、その姿は様になっている。どうやら手馴れているらしい。
「・・・掃除なら出来る」
「あー・・・確かに綺麗にはなったな。部屋ン中空っぽで」
 鉄板の前に戻り調味料を振りかける。
よく焼けたステーキを皿に移すと、再び包丁を握りラミファと呼ばれる木の葉を細かく刻み盛り付ける。
「いちごとブルーベリー、今日はどっちだ?」
「・・・いちごで」
「おう」
 保存庫から小瓶を取り出し、テーブルに運ぶ。どうやら、ジャムらしい。
更にパンとステーキ、そしてラム酒とグラスも運び、少女の対面へと腰掛ける。
「さて・・・食うか」
「うん。いただきます」

 ヘンドンマイアの片隅、彼らの暮らす小さな家。
冒険者達も、時には平穏な一日を過ごすのであった。
530名無したんはエロカワイイ:2007/05/20(日) 23:15:58 ID:3GlI2wLJ
文章力が欲しいです・・・安西先生・・・orz
531名無したんはエロカワイイ:2007/05/21(月) 19:26:11 ID:5R3vekMs
ano
あの
クールなメイジ好きです。
もっと電波受信してくだしあ
むしすんなしね
532名無したんはエロカワイイ:2007/05/21(月) 19:40:39 ID:BU86vjQK
ano
あの
(*゚∀゚) ~ ~ ゚ デムパュンュン!!
むしすんあがんがる!
533名無したんはエロカワイイ:2007/05/21(月) 22:02:44 ID:cSgwunjF
ano
みす
あの
各職の転職時が味気ないから
拙いながらストーリー化かましてもよかですか?
おい
おいむしすんあとんりゃえずやってみる
534名無したんはエロカワイイ:2007/05/21(月) 22:03:56 ID:S20PamRG
>>533
oi
おい
いこ
gogo
さっさとしと
みす
さっさとしろ
535名無したんはエロカワイイ:2007/05/21(月) 22:53:22 ID:gXQHuUiz
 こんなに萌えるレンジャイとバトメがあったのか〜
536名無したんはエロカワイイ:2007/05/21(月) 22:59:28 ID:gXQHuUiz
あらら・・・492のSSってどうやって読むんだろー・・・初心者晒しまくりだわあ
537名無したんはエロカワイイ:2007/05/21(月) 23:07:47 ID:BU86vjQK
>>536
まずはメール欄(名前のお隣ね)に sage と書きませう。
>>492のSSは成人向け(by作者さん)なので、成人以下の人は見ちゃらめぇぇぇ。
アラド戦記の関連スレとか見てるなら、アップローダは例のトコですので、
成人以上な場合はナンバーとパスをメモってアップローダにれっつごー。
538名無したんはエロカワイイ:2007/05/21(月) 23:28:16 ID:l6aDrzdt
>>530
なんか眉毛と髪の毛が同化してるどっかの組長と
ランチャーとか地雷をぶっ放す銀髪ツインテ幼女を思い出した。

まったりな感じでいいね〜
539名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 00:00:56 ID:cRosDLQY
せんせー・・・アップローダーまではいけましたが・・・何が何やらさっぱりわかりません・・・
後、マナー等教えてくださり感謝です
540名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 00:16:22 ID:ESG+Fbry
>>539
いいか、俺からもヒントをやるからあとは自分で何とかしろ
ファイル名はちゃんと見たか?

以下本文
久々に来たけどオラァわくわくしてきたぞ
職人さんたち超GJ
541 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/22(火) 00:17:02 ID:q7WdVeLh
こんばんは。

>>539
私の言っているナンバーというのは
up○○○○の数字のことです。
今アップローダーを確認してきましたが
11ページ目に>>492の作品が
9ページ目に>>515の作品がありました。

念のためもう一度申し上げますが、成人向けの作品です。
くれぐれもご注意ください。
では、失礼します。
542名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 00:50:36 ID:E4QsA+Us
正直アップローダーの場所が分かりません><
誰か教えてくだしあ><
543名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 01:45:19 ID:p9bYairK
>>542
そんなお前さんはアラド戦記wikiを閲覧してくるといいと思うぜ。
544名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 02:37:13 ID:S0qFPLfE
え、ちょっと待って
新参すまないが、このスレ、オフィーリアのSSが1つもないじゃないか。
お前ら敢えて触れてないんだよな?な?
545名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 02:52:02 ID:p9bYairK
>>544
そんな事言ったら、シャランさんやロリアンアン、ダフネたんもまだ登場してないんだぜ。
誰も書いてないなら、お前さんが先行者となって書けばいいんだぜwww
546名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 02:58:00 ID:S0qFPLfE
>>545
自分で書いたのは萌えないんだよな
エロでも抜けない
547名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 03:11:34 ID:p9bYairK
>>546
お前さんの書くSSに刺激され、誰かがオフィSS書いてくれるかも知れんじゃないか。
誰かの妄想は他の誰かの萌えとなり、その萌えがまた妄想の元になるんだぜwww
548名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 04:30:30 ID:E4QsA+Us
>>544-546
何凄い話術使ってるんだよw

>>543
貴方のおかげで今日もぐっすり眠れそうです
549名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 04:37:14 ID:p9bYairK
>>548
アップローダは無事発見できたかい?
出来なかったなら、それは愛が足りなかったンだネwww

さて、電波受信の作業に戻るか・・・。
550名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 04:47:44 ID:HvKL1Iv3
 おかげ様でようやくたどり着けました・・・ほんとにサンクスです!
551名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 04:54:38 ID:c0cYah8O
ファンサイトキットはどこにいったんだ
一段落着いたから絵でも描こうとしたのに資料がないじゃないか(;´д`)
552名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 04:55:32 ID:p9bYairK
>>550
助言の対価は、作者さんへの感想文提出で勘弁してやるぜwww


曇ってると電波受信がよろしくないなぁ・・・。
553名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 04:58:05 ID:YOPXTD06
>>551
アラド戦記のうpろだに上げといたぜ。
554名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 06:03:10 ID:G8pFGX7t
いつか晒されたDNFのエロ漫画うp
555名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 06:15:16 ID:ea0Gv/WQ
最初から読んだけど>>154さんのほのぼのSSが一番すきだなぁ
筆置いちゃったみたいだけど復活してくれないかな(´・ω・`)
556名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 10:29:34 ID:bLFD5z/5
oi
おい
なに
この良すれ
おい
むしすんなフォオオオオオオオ
557533:2007/05/22(火) 10:32:54 ID:BxgrbPqX
うpろだにあげといたよ〜
4567 パスは oni
とりあえず鬼剣士の転職をストーリー化
ほかの職は思い入れがないから時間かかるわ質がさらに低いわになると思う
ツッコミとかは勘弁してくれな、こちとらずぶの素人だから
ああっそれにしても文才が欲しいっ!  ざわざわ
558名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 11:41:50 ID:00D5bt6a
>>557
OK
バサカの部分落ち着いて読み直してみるんだ


シュシアじゃなくてシャランデスヨ
559533:2007/05/22(火) 12:16:12 ID:BxgrbPqX
俺のどちくしょうが・・・・・・
指摘ありがとう。さっそく消して上げなおしとく。
560533:2007/05/22(火) 12:36:39 ID:BxgrbPqX
4568上げなおし パスは同じ
上げなおしとくってのは言っちゃいけなかったな。
”上げなおした”ならよかったな。
次は無いようにがんばる(`・ω・´)
でもまたあっても謝らない(´・ω・`)
561名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 13:18:28 ID:VecD6sPv
応援するしかできませんががんばってくだしあ
562名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 20:54:21 ID:p9bYairK
>>560
鬼剣士ラヴィ(*゚∀゚) な自分としては鬼系SSは嬉しい限り。
ぐっじょーぶ♪w
563名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 23:04:24 ID:6ekytciN
格闘家ももっとみてみたい><
564名無したんはエロカワイイ:2007/05/22(火) 23:06:04 ID:p9bYairK
>>563
世の中には言い出しっぺの法則と言うのがあるんだぜ?w
565533:2007/05/22(火) 23:48:19 ID:BxgrbPqX
ガンナー編”うpした”
4590 パスはgun
思い入れ無くて面白みが失せるのを恐れて妄想でふんだんにデコレートした
こういうの嫌いな人が居たら遠慮なく言ってくれ
こればっかりは全力で謝るから(´・ω・`)
格闘家シリーズはこれよりひどくなるんだぜ orz
566名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 00:08:15 ID:WyiGZprC
>>565
お前さん・・・ちょっとその文才クレよorz
綺麗に纏まってるし、全体的に渋い雰囲気で良いじゃねぇかコンチクショウ!!
格闘家編とメイジ編にも期待しちまうぜ、覚悟しろよっw
567名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 03:14:59 ID:GeAxsjSM
>>553
返事が遅くなってすまない
まさかこんなに早くレスが帰ってくると思わなくて見るのが遅れてしまった

ありがとう、しっかり頂きました
568名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 03:48:01 ID:h2YXLTxe
>>565
正直微妙…かな
鬼剣士の方が好きだったから多分そのせいだ
同じく格闘、メイジ期待してる
569名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 03:57:30 ID:0l3Jxirj
>>567
そりゃよかった。
このスレには圧倒的に絵が少ないからな。糧になるなら幸いだ。

文と違って絵は自分の腕が分かりやすいからな……
570名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 05:31:48 ID:+wPOz+tk
>>568
ano
あの
全力で謝らせてもらおう。
おい
おいむしすんあごめんなさいすみません調子乗りました許して。
571 ◆v.MbDi2cxY :2007/05/23(水) 12:44:56 ID:Z/4FHsBt
最近はアプロダに上げるのが主流なのかな?

また前みたいに直貼りしてもいい?
572名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 12:49:05 ID:cLn+Ju3s
>>570
ano
ガンナー編よかったです。
おらなんだかわくわくしてきちまったぞ!
>>571
いいと思いますますますます・・・(´・ω・`)
573名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 15:00:46 ID:WyiGZprC
「一つお前に言いたい事がある」
「んー?」
 ウェポンマスターの青年とエレメンタルマスターの少女が暮らす家。
今日もまた、少女の声が凛と響く。
「一つ、お前に言いたい事がある!」
「だから何だー?」
 対する青年の言葉は日頃の大声ではなく、何処か気が抜けたような声。
胡坐に座り込み、愛用の大剣を布で丹念に拭いている。
一日の討伐を終え、武器の手入れに余念が無い。
「・・・こちらを向け!」

グキッ

「うぐぉっ!?」
 青年の背後から少女の腕が首に回され、随分な力で捻られる。
「ぐぉぉぉ・・・!」
「一つ! お前に! 言いたい事があるっ!!」
 首を押さえながら呻く青年を尻目に、少女が宣言する。
珍しく、その声は怒声。
「お前・・・首捻りゃ、死ぬぞ・・・!?」
「その時はしっかりと灰にする・・・それよりも、だ!」
 割と際どい発言をしつつ、少女が青年の傍らをびしっと指し示す。
「それは、何だ!!」
 指し示された先にあるのは、一振りの刀。
青年の愛用する無骨な剣とは違う、洗練された美しさすら感じさせる曲刀。
「ナニって・・・紅だが」
「名前など聞いていない!」
 少女、怒り心頭なご様子。
背後に般若・・・ではなく、ジャック・O・ランタンでも見えそうな勢いである。
「お前の武器は何だ! その刀に乗り換えるとでも言うのか!」
「ばっか。お前、コイツで化け物斬ったら汚れちまうじゃねーか」
 その刀・・・紅を手に取り、慈しむかの如く鞘を撫でる青年。
その瞳はまるで、恋人を見るかの様に優しく。
「見てみろよ、この刃紋。この曲線。綺麗だろー?」
 抜き放った刀を見る青年の表情を、一言で表すならば・・・悦。
少女を前に刀を手に取り、恍惚とした表情でその美しさを語る青年。
・・・かなり危険な絵面である。
「・・・それで、一体、何本目だ?」
「記念すべき十本目」
 秋布、竹光、霧雨・・・と指折り数え、即座に返答。
嗚呼、刀フェチ。此処に極まり。
「お前は、何故、使いもしない物を集める!」
「いや、こいつらが俺の所に来たいと」
574名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 15:01:37 ID:WyiGZprC
「言ってない! 断じて言ってない!!」
 一頻り叫んだ後、がっくりと肩を落とし少女は呟く。
「女に貢いだ挙句、今度は死蔵する武器を集めるか・・・」
「ちょっと待て。そこまで言うかコラ。つーか貢いでねぇよ」
「無駄銭を費やしている事には変わりないじゃないか」
 うっと青年が言葉に詰まる。
「駄目男。ヒモ。ツンツン頭」
「ヒモ違ぇ!! あと髪型は関係ねぇっ!!」
 あまりの言い様に吠える青年。その勢いのままこう続ける。
「大体、お前だって使ってねぇモン集めてるだろ!?」
「・・・何の事だ?」
 青年の言葉に冷静に返す少女。
だがしかし、僅かに視線が泳いでいる。
「服とアクセ。随分買い込んでるらしいじゃねーか」
「な、何故それを・・・!?」
「カンナから聞いた」
 うっと、今度は少女が言葉に詰まる。
「違う格好してんの、俺見た事ねーんだが?」
 攻・守・逆・転。青年がややニヤリと笑いながら言葉を紡ぐ。
「そ、それは・・・」
「それは?」
「その、つまり・・・」
「つまり?」
「・・・・・・・・・」

もじもじ

「は、はずかしい、じゃないか・・・」
 両手の指先をツンツンクネクネさせながら、俯いた少女が囁く。
長い髪から覗く耳までも真っ赤に染まっている。
「・・・は?」
「だ、だから! お前に見られるのが恥ずかしいと・・・」
「・・・・・・・・・ばーか」
 口ごもる少女に返されたのは優しい声。
「どんな格好してても、お前はお前だろ? 何が恥ずかしいんだよ」
 俯いたままの少女の頭に、青年の腕が伸び。
「俺もたまには違う格好のお前を見てみたいし」
 少し乱暴、くしゃくしゃと撫でる。
「・・・本当に?」
 赤く染まった顔を上げた少女を、見つめ返すのは青年の笑顔。
「おう」

 それは、年若き冒険者達の日常の一ページ。
575名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 15:02:36 ID:WyiGZprC
 ごじつだん、そのいち。

「・・・でも、お前の収集癖は認めた訳ではない」
「少しぐらいいいだろ?」
「却下する」
「なんだと、このゴスロリ放火魔」
「私の何処が放火魔だ!」
「頭のてっぺんか爪先まで全部だ! 全部!」
「ランタンファイア!」
「本気に燃やすなー!!」

『人の世の・・・騒がしいものよ・・・』



 ごじつだん、そのに。

「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・その、何だ・・・あまり、そう見るな」
「ミニスカか」
「一々口に出すな」
「ジャンプしたらモロパ」

ゴンッ

「つ、杖で殴んなっ!」
「お前はいつも一言多い」
「でも実際下から見たら丸見」

ゴンッ

「今日は、討伐には行かない!」
「痛ぅ・・・じゃあ何すんだよ?」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「デ、デートとか・・・」
「ん。じゃ、そうすっか」
576名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 15:04:05 ID:WyiGZprC
電波その4、以上。


読み難いよね、自分の文('A`)
577名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 20:07:10 ID:vEwjfqi/
>>576
不覚にも萌えた
激しくGJ!
578630:2007/05/23(水) 21:18:47 ID:cLn+Ju3s
ここはいやされるよ・・・・('A`)
579名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 21:19:29 ID:cLn+Ju3s
ああ変な名前ついちゃったし・・・
すれよごしすみませんorz
580名無したんはエロカワイイ:2007/05/23(水) 22:17:04 ID:+wPOz+tk
格闘家編うpしといた
4609 パスはkaku
まとめきれずにえらく長くなった、スマン
軽い小説みたいなカンジで読んでくれると助かる
質は保障しないけどクレームに対しては全力でこたえるよ

>>566
テメェ、俺のウジほどしかない文才を奪ってどうしようってんだ(´・ω・)
こんな拙い文章すらも書けなくなっちまうっちゃ、勘弁してけれ('A`)
581 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/23(水) 22:42:17 ID:/NQJmnmp
こんばんは。

>>576
お話が増えるにつれてどんどんキャラのイメージが濃くなってますね。
楽しませていただきました。
文章は、特に気になるようなところは無いと思います。読みやすいですよ。

>>580
ぱっと終わらせてぱっと転職、という味気ない過程に一気に色が付いたように思えました。
さりげなく公式サイトのキャラ紹介の台詞があるところに感動です。
残るメイジ編、私のメインキャラですので一番楽しみにしてます。


私も何か書こうとまたやる気が出てきたのですが
たこ焼きメイジが終わっているのではて何を書こうかと考え中…。

では、失礼します。
582名無したんはエロカワイイ:2007/05/24(木) 05:44:31 ID:N93HA2V8
いつの間にやら40本以上もSSが書かれてるんだなぁ・・・。
ここは癒される(*´ー`)
583名無したんはエロカワイイ:2007/05/24(木) 16:02:32 ID:N93HA2V8
電波その5、執筆中。
天気が良いと電波の受信状況が良いね。
584名無したんはエロカワイイ:2007/05/24(木) 16:50:34 ID:N93HA2V8
(1/4)
「一つ貴様らに告げておく」
 杖を携え、虹色のオーラを身に纏う少女の声がした。
傍らにいつもいる筈の青年の姿は、見えない。
「私は今、急いでいる。邪魔をするな」
 少女の眼前には、亡者の群れ。
知性を感じさせぬ瞳が、無明の闇を映し出す。
「邪魔をしないならば見逃す。今すぐ立ち去れ」
 此処は煉獄。深い闇と血肉を求める亡者が跋扈する、現世の地獄。
「・・・やはり、無駄か」
 小さく呟き、詠唱。
一瞬の後、闇の中に真紅の光が放たれた。



「・・・やべぇ。迷った」
 愛用の大剣を肩に担ぎ、青年が呟く。
傍らに小さな相方の姿は、今は無い。
「どーっすっかな・・・」
 白く光るその片腕で頭を掻きながら周囲を見回す。
その先に、蠢く黒い影。
「・・・・・・・・・」

ポリポリ

「めんどくせぇ・・・」
 心底面倒そうに溜め息を吐き、得物を構える。
そして叫ぶ。
「おい、そこの化け物! ウチの爆裂ロリータ見てねーか!!」
 ひたり、ひたりと影が近付く。
それは、幾本もの刃に身体を貫かれ、生きたまま腐り逝く獣・・・アレックス。
「あー・・・聞いても分かる訳ねぇよなぁ・・・こいつら、バカだもんな」

グァァァァァッ!!

 激しい雄たけびと共に飛び掛るアレックス。
青年はその一撃を受け流し、そのまま一太刀浴びせかける。
背後に軽くステップを踏んで構え直し、そして呟く。
「邪魔くせぇ・・・取り敢えず逝っとけ」
585名無したんはエロカワイイ:2007/05/24(木) 16:51:21 ID:N93HA2V8
(2/4)
「シュルル!」
 少女の魔力にて仮初の命を与えられた人形が、唄うかの様に叫び亡者達の気を引く。
亡者の群れが人形に集まると共に、少女の詠唱が完了。放たれる。
「ランタンファイア!」
 炸裂。爆砕。
周囲を確認し何も居ないと分かると、少女は小さく息を吐き肩の力を抜いた。
「・・・全く、あの馬鹿者は何処を彷徨っているんだ」
 人形を拾い上げ、軽く払うと懐にごそごそと仕舞い込む。
再び周囲を確認し・・・溜め息一つ。
「進むか、戻るか・・・」
『戻ってどーすんだ? 大体、悪の親玉っつーのは一番奥にいるモンだ。ほら、さっさと行くぞ』
「・・・・・・・・・」
 以前に青年と交わした言葉を思い出し、少女は前方の闇を見据えた。
そして歩き出す。その足取りに、迷いは無く。



 赤。赤。赤。一面に広がる血色の光景。
「・・・・・・・・・」
 それは迷い込んだ教徒のものか、それとも冒険者のものか。
乾き切ってもいない血が、床一面へと広がっていた。
その上に佇むは、口から鮮血を滴らせる死者の群れ・・・ハロウアイ。
「・・・胸糞悪ぃなオイ」
 新たな"食料"を見付け、動き出すハロウアイ。
青年は構えもせず・・・否、得物から手を離し床に落とすと呟く。
「一つテメェらに教えてやる」
 腰に手をやり、柄・・・刀身の付いていない、凡そ武器とは見えない物を普段とは逆手・・・
鬼の力を封じた白い腕で掴み、そのまま身構える。
「テメェらに、死後の安らぎはやらねぇ・・・永遠に苦しんで逝け」

ヴンッ

 刹那。青年の構えた柄から光が溢れ、その光が刀身と化す。
ウェポンマスターが自ら封印した鬼の、その抑え切れない力を転化し生み出すという、光の剣。
その光に弾かれる様に、ハロウアイが僅かに怯む。
「掛かって来いよ・・・切り刻んでやる!」
586名無したんはエロカワイイ:2007/05/24(木) 16:52:08 ID:N93HA2V8
(3/4)
「・・・行き止まり、か」
 崩れ落ちた瓦礫を避けながら歩む少女の足取りが止まった。
怪我こそ無いものの所々が裂かれた着衣が、此処までの苦難を示している。
 化け物の気配は、ない。青年の姿もまた、見えない。
「・・・道を間違えた、か?」
 来た道を引き返そうと、少女が振り返った瞬間。
「・・・・・・・・・くっ!?」
 瓦礫の影から現れたのは、闇よりも黒い獣。
亡者と獣を恐怖で支配する、煉獄の主。
「ハンターマスター!?」
 少女の叫びと共に、黒い巨体が飛び掛る。
構えようとした杖を弾き飛ばすと、その勢いのままに少女を押し倒す。
「私に、触れるな・・・っ!!」
 その言葉も虚しく、穢れた腕が伸ばされ。

ビッ!

 鋭い爪が上着を切り裂き、少女の白い肌に赤い筋を刻む。
その相貌は弱者を弄ぶ愉悦故か、醜く歪み。
露にされた少女の胸元に、ぽたりぽたりと涎を垂らす。
「い、いや・・・!」
 その体格さ故に、逃れるどころか身動きすら出来ず。
少女は唯一、自由となる口でただ叫ぶのみ。
彼女がただ一人、信じている青年の名を。
「助けて・・・!!」
「おう」
 声と共に獣の顔を押しのけ、少女の視界に入り込む白い影。
「俺の相棒に、いつまでも乗っかってんじゃねぇっ!!」

ゴゥウッ!!

 掴み上げると同時に、ハンターマスターの巨体を物ともせずに弾き飛ばす。
「悪ぃ。遅くなった」
 少女と獣の間に割って入るのは、少女の見慣れた後姿。
「お、遅すぎるぞ、この馬鹿者!」
「折角助けてやったのに、バカとは何だオイ」
 少女に返すその軽口は、聞き慣れたいつもの声。
「馬鹿に馬鹿と言って何が悪い。そもそも」
「まあちっと待て。後でたっぷり聞くからよ・・・その前に」
 突進し振るわれた爪を片腕のみで器用に弾き、再びその顔面を掴み上げながら青年が叫ぶ。
「テメェは、ぶっ殺すっ!!」
587名無したんはエロカワイイ:2007/05/24(木) 16:53:03 ID:N93HA2V8
(4/4)
「一つお前に言いたい事がある」
「その前にちっとは隠せよ、その薄い胸」
「み、見るな馬鹿者!!」
「へいへい・・・ほれ、上着。俺のだけど。ちゃんと前閉じろよ?」
「うぅぅぅ・・・!」
「で。一つ言いたい事がある?」
「そうだ! 一つお前に言いたい事がある!」
「だから何だよ?」
「私を一人にするな・・・っ!」
「・・・悪かった、な。危ない目に遭わせちまった。すまない」
「・・・素直に謝られると、調子が狂うじゃないか」
「謝ってんのにその言い草はなんだコラ。俺が日頃素直じゃねえみたいじゃねーか」
「事実だろう?」
「なんだとこの洗濯板胸っ!」
「なっ!? し、失礼な!」
「大体、先に居なくなったのはお前の方じゃねーか! 何処行ってたんだコラ!!」
「そ、それは・・・!」
「それは?」
「その・・・お、お花を摘みに・・・」
「は? 花なんか何処にも生えてねーだろ、こんなトコに」
「も、黙秘する! そもそも、勝手に先に行ったお前が悪い!!」
「こっちはこっちでお前がいねぇ間大変だったんだぞ!」
「・・・・・・・・・!!」
「・・・・・・・・・!!」

 ハンターマスターの屍を前に口喧嘩を繰り広げる青年と少女の姿が、
冒険者達の語り草に上がるのはまた別のお話。
588名無したんはエロカワイイ:2007/05/24(木) 16:54:14 ID:N93HA2V8
以上、電波その5でした。

光剣とかえらい勢いで嘘設定なんで、突っ込まないであげてクダサイ。
お願いしますorz
589名無したんはエロカワイイ:2007/05/25(金) 10:12:33 ID:staWLmrz
ano
あの
スレストすまそorz
むしすんなしんでくる
590 ◆v.MbDi2cxY :2007/05/25(金) 12:52:06 ID:pX7S4+lL
>>589
作品をあげると、何故かピタっとレスが止まる現象が起こるのはこのスレの特徴wキャラスレ全体での特徴かな?

面白かったです、楽しく読ませて頂きました。


色々周りの事が落ち着きました。
過去の自分のあげたSSの続き(後日談)や、ACT2の要素を踏まえた物をまた書かせて頂きますので、よろしくお願いします。
591 ◆v.MbDi2cxY :2007/05/25(金) 16:21:43 ID:pX7S4+lL
>>87のお話し、その後

ポンマス「…はぁっ、はぁっ…」

マグマケープNをクリアした>>87達4人PT。戦いは熾烈を極めたものの、なんとか勝利を収める事が出来た。

ポ「…さぁ、次からランクをあげるわけですが、皆さんはよろしいでしょうか?」
エレ「はい…いっぱいたくさん頑張ります!!」シュルル「ふわぁーうわぁー」
ブリン夫「こんな僕でもよろしければ^^;」
グラ子「ぅ押忍っ!!!!」

ポ「わかりました。さすがに剣が折れてしまいそうですが、私は全力で振るい続けます。」
エ「私も、ランタンさんがききにくいし、フロスト君は威力は小さい…けど、声が枯れるまで、魔法を唱え続けます!!」
ブリン夫「陣が潰されて、僕戦力になれてるか不安…」

そんなブリン夫に、グラ子はポンと肩に手を置く。

グラ子「大丈夫、心配するでない。例えここが辛くとも、お主はここまでどんなにみんなの役に立って来たことぞ。」

ブリン夫「グラ子さん…?」
グラ子「ポンマスどのっ!!エレどのっ!!そしてブリン夫どのっ!!」

ポンマス・エレ・ブリン夫「「「Σ('A`)えっ、あっ、はい(なんだ突然)」」」
グラ子「ここまで不遇であった小生と組んで頂き、誠に感謝致しますぞ!!」
三人「…」
グラ子「しかぁし、ここの敵の大将三人は掴み、投げる事が出来ます!!投げられる事が出来る【素体】が3つもあるという事実…この不肖グラ子にとっては有り難き幸せ!!命尽き果てようとも、力の限り投げ続けましょうぞおぉぉっ!!」

三人(最近、グラ子さん変わったよね…)

グラ子「さああぁぁっっ、準備を整え、参りましょうぞ、ぶるぅぅぅらあぁぁぁぁっっっ!!!」


彼女がトルネイドと呼ばれるのはそう遠くない日である。
592名無したんはエロカワイイ:2007/05/25(金) 17:33:11 ID:9Lfkt3+R
やあ(´・ω・`)  久しぶりだね皆
ごめん、メイジ編が予想以上に時間がかかりそうなんだ
もし待っていてくれてる人が一人でもいたら、申し訳ない、としか言えない
だから話題提供として一つ、男の子なら大好きだろう作品をうpした
内容がアレだけに大きいお友達のみ、節度を理性を持って楽しんでくれ
ポイント4675 コード pescando
それじゃあ、みんなに少しでも読みふけってもらえるよう、祈ってるよ
ちなみに居るかどうか知らないけど、イタリア語を嗜んでいる人が居たら、
なにかピンと来るものがあるだろうが、どうか、黙っていて欲しい
何卒、最後の最後まで読んで欲しい
絶対に不快な思いはさせないから(´・ω・`)
593名無したんはエロカワイイ:2007/05/25(金) 17:45:07 ID:vTkbjC/+
>>592
おつかれsま
みす
おつ


エレマス×ランチャを要求しゅる
みす
しね
594ランチャー×エレマス:2007/05/25(金) 22:33:18 ID:FeWuVnv3
ランチャー「ばっぢゅーかー!」
エレマス「痛す」
595 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/26(土) 01:53:40 ID:3iX9n59d
>>593

他所様に対してのリクエストなのに反応して一本書き上げてしまいました…。
ここに乗せても宜しいでしょうか…?>>592様。

596名無したんはエロカワイイ:2007/05/26(土) 17:24:16 ID:Fw5KihWd
俺がダメって言っちゃいかんだろう(´・ω・`)
他の誰かが言うならともかく
597 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/26(土) 17:46:15 ID:3iX9n59d
少々不安ですが、活気付ける意味で投稿させていただきます。
もし不快になられた方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
598名無したんはエロカワイイ:2007/05/26(土) 17:47:10 ID:6WHuTby/
oi
おい早くしてくだしあ><
599深夜の二人。:2007/05/26(土) 17:48:51 ID:3iX9n59d
 月光酒店。
 ヘンドンマイアに店を構えるこの酒場は、冒険者たちの癒しの空間として人気が高い。
 暖かな雰囲気を感じさせる木造の建物、ほんのりと漂う酒の香り。
 そして酒と合う美味な軽食に、美人と名高い女店主、シュシア。
 どれをとっても一流のこの酒場に、冒険に明け暮れる人間は男女問わず
 この酒場で一時の休息を楽しんでいた。
 そんな酒場も深夜になると次第に騒がしさは消えて。
 僅かに残った冒険者達が小声で何かを語り合うだけの静かな場所に変わる。
 隅のテーブルに陣取り、向かい合って酒を飲み交わすのは。
 一人は見上げるほど背が高く、痩せた青年。
 その身長の高さは、彼が天界人であることを主張している。
 少し癖があり乱れているクリーム色の柔らかい髪、口元を隠すほどに大きな襟があるコートを着込み
 腰のベルトには様々な物品を提げている。
 藍色のズボンの裾は同じ色の紐でしっかりと巻かれており、サンダルからは男性にしては綺麗な素足が覗いていた。
 そして傍らには、普段は背負っているのだろう重火器が立掛けてあった。
 それは彼が重火器を専門的に扱うランチャーである証。
 もう一人は、青年とは対照的にとても背の低い少女。
 明るい灰色のボブヘアーに、新米メイジが着ているようなドレスを身につけている
 胸元にかけているのは白い髑髏のネックレス。
 赤茶色のストッキングに真っ黒な可愛らしい靴を履き。
 彼女の手元には普段はいつも頭に乗せているのだろう、お洒落な黒のシルクハット置いてあった。
 傍から見ればこんな時間こんな所に居てはいけないような幼い少女なのだが。
 体から淡く輝きながら立ち上る虹色の輝きが、その疑問を打ち消す。
 それはエレメンタルマスターの証であり、彼女が人間ではなく、魔界人であることを証明しているからだ。


 尤も、魔界人だからといって彼女が酒を飲んで良い年齢なのか、ランチャーは甚だ疑問に思っていた。
 目の前の少女は平気な顔でドレイクシャンパンに口をつけており、その味に満足そうな表情をしている。
 多分飲んで大丈夫なのだろうと一人勝手に納得する。

「……お酒は私、もう飲めますわよ。このぐらいの嗜みは既に教えられているんですの」
「……そうか」

 先ほどの疑問が表情に出ていたことに、ランチャーはそこで気が付いた。
 酒が入っている所為だろうか。
 悪戯っぽく笑うドレスのメイジから視線を離し、手元のシャンパンのグラスに移す。
 セリマリオンの心臓から作られるこの酒は、血のように赤い。
 静かにグラスに口付け、ランチャーは酒を味わう。

「でも、珍しいですわね?何時も一人で飲んでいたと記憶しているのですが」
「……アイツは酒が飲めないんだ」
「そうでしたわね。グラス一杯で酔っ払う人なんて始めて見ましたの」

 ランチャーの言うアイツ、とは仲間であるストライカーの事だった。
 グラス一杯のシャンパンで卒倒して、大騒ぎになったことを思い出し苦笑するドレスのメイジは、目の前においてあるチーズに手を伸ばす。

「飲めないことが悪いわけではありませんけれど……ちょっと勿体無い気がしますわ」
「全くだ」

 小さなチーズの塊を、更に手で千切って、上品な仕草で口に入れるドレスのメイジ。
 こくりと飲み込む姿が可愛らしい。
600深夜の二人。:2007/05/26(土) 17:49:34 ID:3iX9n59d
「あの方が飲めないから……私を?あの子でも良かったじゃないですの?あの子も結構いけますわよ?」
「……酒を飲むよりたこ焼きを食わされる方がメインになったら目も当てられん」
「あぁ、それは云えてますわね」
「そう云う事だ……。それに、な」
「?」
「たまには語り合いながら酒を飲みたくなるんだ。……こういう情けも何も無い世界で生きているとな、つい酒に走って溺れそうになる。
 それを止めるために、たまには相手を誘って。……語れそうなのはお前ぐらいしか居なかったんでな」
「貴方は色々溜め込んでそうですの。普段無口で仕事人、って感じでしょう?」
「云うな」
「ふふ、何だか新鮮ですわ。寡黙な仕事人がここまで語るのを、私が聞いているなんて」

 二人同時にグラスを傾け、血のような酒を口に流し込み、会話は止まる。
 ランチャーのグラスはそこで空になった。
 だが、ドレスのメイジがすぐさまシャンパンの瓶を持って、再びグラスに酒が注がれていく。
 テーブルの上には、中身の無い瓶が二本、開けられたばかりでまだ殆ど中身が残っている瓶が一本。

「……三本目なんだが。何時開けた」
「さっき話してる最中にですわ」
「それは持ち帰りの予定だったんだが」
「予定は未定、ですわ」

 くすくすと笑いながら、ドレスのメイジもグラスに残った酒を飲み干し、再び注ぐ。
 既に頬には赤みがさっとさしており、気品のある口調の端には甘ったるい響きが混ざり始めていた。

「もうそろそろ、止めておけ」
「あら、まだいけますの。開けてしまいましたし三本目も飲みきってしまいますの」
「……やれやれ」

 合図をしたわけでも無いが、二人が同時にグラスを手に持って。

「乾杯、ですの」
「……乾杯」

 ちりん、と清々しい音が酒場に控えめに響いた。
601 ◆dqVzDvT5pM :2007/05/26(土) 17:51:30 ID:3iX9n59d
少々改行の箇所をミスしてしまいました。
読みにくくなっていますがお許しください。

キャラの設定はたこ焼きメイジのそれを引き継ぐ形にしました。
ランチャー×エレマスかと問われると自信を持ってはいとは言えませんが…。

では、失礼します。
602名無したんはエロカワイイ:2007/05/26(土) 19:14:05 ID:ANENdPFW
その後、酔ったドレスメイジに押し倒されるたこ焼きメイジを妄想したwww
603名無したんはエロカワイイ:2007/05/26(土) 21:06:23 ID:MxGBeyTT
ano
みす
あの
ふいんき
不陰気
不陰気
なぜか変換できない
しね
604名無したんはエロカワイイ:2007/05/26(土) 23:15:07 ID:FLrxDO9M
ano
あの
たこめいじとどれすめいじ
もえる
おいむしすんなもえ
605名無したんはエロカワイイ:2007/05/28(月) 21:46:58 ID:ARGi1w81
(1/3)
 刀を両手に携え、戦場を踊る彼女はさながら戦乙女。

 俺の生まれた村は、グランプロリスの森近く。
時折ゴブリンやルガルと言った化け物達に荒らされ、少なからぬ被害を受ける。
ベルマイア領とは言え、こんな小さな村まで守ってくれる余裕は、残念ながらないらしい。
それ故に作られたのは村の自警団。
 彼女は、そのリーダー。剣の腕も、性格も、男勝りな女傑だった。

 化け物が怖くは無いのか。もしかしたら死ぬかも知れないのに。
幾つもの小さな傷が浮かぶ彼女の腕を見ながら、俺はそう聞いた事がある。
「怖いに決まってるよ。死ぬのは、嫌だね」
 笑いながら彼女は答えた。
「でも、皆が傷付けられるのも嫌なんだ。だから戦う」
 まだ子供だった俺の、その問い掛けに。
「幸い、ほら。私強いし? オトコどもは不甲斐無いしねー」
 豪快にそう笑い飛ばして。
そしてもう一度、俺の目を見据えて。
「アンタは強くなりなよ? そんで私に楽させて頂戴」

 俺が覚えている、最後の彼女の笑顔。


 その日の夜だった。
それまでは疎らに現れるだけだった、タウの大群が押し寄せてきたのは。
ゴブリン程度ならば、村の自警団で十分撃退出来た。
だが、タウともなると・・・並みの人間が、立ち向かえる相手ではないのだ。
 結果・・・名も無い小さな村は、一晩で消えた。
住民達は散り散りに逃げ、その消息は殆ど分かってない。
生き延びたのか、死んだのか、それすら定かではない。
彼女もまた、その行方は分からない。

 覚えているのは彼女の笑顔。
そして、彼女の振るう二振りの刀。
606名無したんはエロカワイイ:2007/05/28(月) 21:47:45 ID:ARGi1w81
(2/3)
 家族とはぐれ、それでも生き延びた俺は、ヘンドンマイアに逃れ。
鬼に呪われ、そして老人に拾われ、剣を学んだ。
生きる為に。鬼に負けぬ為に。化け物に復讐する為に。
 鬼の呪いにも、剣の扱いにも慣れ、一端の冒険者と呼ばれるようになった頃。
小耳に挟んだのは、二刀流の女剣士の噂。
彼女なのだろうか? あのタウの襲撃を生き延び、今も戦っているのだろうか?
今の俺ならば、彼女の力になれるだろうか?

 噂が真実かどうかも定かではない。彼女かどうかも、また定かではない。
・・・それでも。
 鬼に呪われ、いつ終わりが来てもおかしくない。
限られた時間の中で、もしも確かめられるのであれば。

 戦乙女を捜すのも、悪くない。


「一つお前に言いたい事がある・・・」
「・・・ん・・・・・・・・・?」
 目を開けば、見慣れた姿。
「泣いて、いるのか・・・?」
 頬を伝う水の感触。
「大丈夫か? どこか痛むのか?」
 身体に触れる少し冷たい手が自覚させる。
嗚呼。俺はまだ、俺である事を。
「少し昔の夢を見ただけだ・・・」
 頬を拭い、小さな身体を抱き寄せ、再び意識を手放す。
やりたい事が増えていく。終わりたくない理由が増えていく。
鬼が宿ったこの腕が、存在を主張するかの如く、僅かに疼く。

 屈したりしねぇからな。
目的抱えてる人間は、しぶといんだぜ?
607名無したんはエロカワイイ:2007/05/28(月) 21:48:39 ID:ARGi1w81
(3/3)
あとがき。もしくはそのよくあさ。

「一つお前に聞きたい事がある」
「んー?」
「泣くほど辛い夢を見たのか?」
「あー・・・いや、初恋の女の夢だが。随分と懐かしい夢だったな」
「・・・・・・・・・」
「・・・何ムクれてんだよ?」
「別にむくれてなどいない」
「ムクれてんじゃねーかよ」
「煩い! 私の隣に寝ながら別の女の夢を見るなど・・・っ!」
「・・・俺は夢を見る自由もねぇのかよ。つーか嫉妬か」
「嫉妬などしていないっ!」
「してるじゃねーかよ・・・今はお前が一番だぞ?」
「・・・・・・・・・」
「照れるなよ」
「う、煩い! そんな言葉だけで私が信よぅ・・・・・・・・・」

 二つの影が一瞬重なり、再び離れ。

「・・・態度で示せば信用するだろ?」
「う、うん。信用した・・・」

 ヘンドンマイアは、今日もナイス・エクスストリーム・ハッピー・デー。
608名無したんはエロカワイイ:2007/05/28(月) 21:49:48 ID:ARGi1w81
ano
あの
電波垂れ流しでスマンコッテスorz
609名無したんはエロカワイイ:2007/05/28(月) 22:25:59 ID:IOeO1EeA
なんというツンデレ
610名無したんはエロカワイイ:2007/05/29(火) 00:10:58 ID:r0XPowb7
ano
あの
ツンデレと言うかクールデレ風味で一つ。
あ、やっぱツンデレでいいです。
むしすんなちね
611名無したんはエロカワイイ:2007/05/30(水) 00:08:02 ID:f12VFHv6
>>515どこにあるんですか?
612名無したんはエロカワイイ:2007/05/30(水) 00:17:30 ID:gkm19B60
アラド戦記wikiの関連リンク辺りを参考するべし。
成人指定なので、良い子は見ちゃらめぇぇぇ。

ナンバーって言うのは、アップローダにアップされたファイル番号だよ。
613名無したんはエロカワイイ:2007/05/30(水) 23:10:39 ID:gkm19B60
(1/2)
「一つ、お前に言いたい事がある」
「あ?」
「立てない」
「は?」
「腰が抜けたみたいで・・・足に力が入らない・・・」
「・・・はぁ。ったく、仕方ねぇな」


「痛くねぇか?」
「いや、大丈夫だ」
 そんな訳で、私は今背負われている。
我ながら情けない限りである。
 此処は、煉獄と呼ばれるベヒーモスの背にある神殿の一画。
闇に落ちた亡者と獣が彷徨う呪われた場所だが、今は静かである。
私を背負うこの男が、此処の主たるマスターハンターを倒したので。
数刻もすればまた新たな主となる獣が現れ、化け物達も活性化するだろう。
「痛けりゃちゃんと言えよ?」
「大丈夫と言っているじゃないか」
 ・・・心配性な男だ。
同時に、心配させてしまう自分が不甲斐なく思う。
 私は、体力がない。
正確に言えば、私達魔界の民は、大陸の民に比べて総じて小柄で体力がないのだ。
それを補うために、魔法という技術が発達したのだが。
 それは種族の違いだからと、そう割り切ってしまう考え方もある。
だがいざこうして大陸に降り立ってみれば、その違いを歯痒く感じる事もある。
「そう言うお前は大丈夫なのか?」
「ん?」
「お前だって怪我しているじゃないか。それに、その・・・上着も、借りてしまっているし」
 大き過ぎて、私には全く似合わないが。
私の上着は、破かれてしまい服としての機能を失っているので、仕方が無い。
「気にする程じゃねぇよ。ま、ちっと寒いが」
「・・・すまない」
 自己嫌悪。
私は、借りばかり作っている。
今日だってそうだ。マスターハンターに襲われ、そしてこの男に助けられた。
この男は、一人でマスターハンターを倒した。
・・・私は、無力だ。
「ナニしょげてんだよ? お前らしくねーな」
 時折、思うのだ。
私が、もっと武器の扱いに長けていたら。
バトルメイジと呼ばれる、魔力の具現化に長けていたら。
 そうであれば、肩を並べて戦う事が出来るのではないかと。
 この男の背中に、庇われながら戦う事もないのではと。
614名無したんはエロカワイイ:2007/05/30(水) 23:11:27 ID:gkm19B60
(2/2)
「・・・本当に、すまない」

とすっ

「いたっ!?」
 手を、離された。
「お前らしくねぇ」
 無様に尻餅をついた私を、覗き込む男の顔。
・・・ちょ、ちょっと近すぎるぞ?
「どうせ役に立ててないとか思ってんだろ?」
 頭に乗せられる大きな・・・白く変色した、男の手。
「出来ねぇ事があったって仕方ねぇだろ。そもそも一人で何でも出来るんなら、ツルむ意味ねぇし」
「それは、そうだが・・・」
「ちゃんと助けられてるよ、お前にゃ。だから、つまんねぇ事で謝んな」
 くしゃくしゃと少し乱暴に撫でられる。
何故この男は、こうも容易く私の心を読むのだろう。
何故この男は、こうも容易く・・・私を安心させてくれるのだろう。
 ・・・私が単純だと言う事は、断じてない。と思いたい。
「それよりも、だ。そろそろ自分で歩けるか? 流石にちっと疲れたぞ」
「あ、うん」
 ゆっくりと、しっかり下肢に力を込める。
・・・うん。大丈夫みたいだ。
「大丈夫っぽいな」
「うん。すまない」

ぐわし

 頭を、掴まれた。
「謝んなってさっき言ったろ?」
 そのまま持ち上げられる。
・・・ちょっと痛い。
「謝る前になんか言う事あんじゃねーか? ここまで担いでやったんだぞ?」
 ・・・えっと。
「あ、ありがとう・・・?」
「そーそー。謝るばっかじゃ滅入るだろ? んじゃ、とっとと帰ろうぜ」
 再び、手を離され。
目に入ったのは男の笑顔。

 もっと、強くなろう。
私自身の為に。この男の為に。
いつか、借りを返せるように。
この男と、同じ目線に立てるように。
 そう、心に誓った。
615名無したんはエロカワイイ:2007/05/30(水) 23:14:58 ID:gkm19B60
>>584-587の後日談的電波を発信してみるテスト。
一人称って書きにくいデスね・・・。
616名無したんはエロカワイイ:2007/06/03(日) 00:10:18 ID:iw2z9sBc
すまないお待たせした。メイジ編うpしたよ。
4962 パスは mage
絶不調なときに強引に書き上げたから内容的にはもう死にたいorz
恥さらしは早々に消え去るとするよ。
みんなこんなバカヤロウに付き合ってくれてありがとう(´・ω・`)
楽しかったよ ノシ
PS、すまん君の電波メイジの風味インスパイアさせてもらったよ。
出来がいいから助かったぜ。
617名無したんはエロカワイイ:2007/06/03(日) 00:54:19 ID:ZStZMPF5
>>616
鬼君成仏しろよ。バト娘は俺が幸せにするから(つд`)
やべー。エレ娘に似た名前でバト娘育てたくなってしまったぜ。
ひーひー言いながらついさっき転職したばっかりなのにっwww

魔道学士やプリーストも実装されたら是非に書いてくれぃ。
超期待してる。
618早朝の二人。:2007/06/03(日) 04:37:14 ID:iUGbAFWt
「えー!?二日酔い!?」
「大きな声出さないで欲しいですの……響きますわ……」
「あ、ごめん。……もう、飲むのはいいけど自分の限界ぐらい把握してよ」
「反省してますの……二本あけたところで止めておけば良かったですわ……」
「えーっと、じゃあ今日は各自自由行動?」
「そうしてもらえると、嬉しいですわ……」
「ん、わかった。水持ってきてあげるから今日は反省しながらのんびりしててよ」

 ベッドの上で布に包まり、何度も寝返りを打ち少しでも気分の悪さから逃れようと悪あがきするドレスのメイジを呆れ顔で眺めつつ。
 まるで芋虫のようだと思い苦笑いして、白角のメイジは水差しとグラスをベッド脇の小さなテーブルに置いた。
 力なく手を振るドレスのメイジに、白角のメイジも同じ動作を持って返してからドアを閉め。
 苦笑するストライカーのほうへ向き直った。

「全く。もっと賢く飲まなくちゃ」
「私は一滴も飲めないので、お酒を飲む人の気持ちはどうにも理解しがたいです。飲んだ後にいつもこんな風になるのなら飲まなければいいと思うのですが……」
「や、飲んだからって絶対にあぁなるってわけじゃないんだけどね。……ランチャーさんは無いでしょ?」
「いえ、彼もよくありますよ。今日はそうでもないようで、部屋に篭ってずっと武器のメンテナンスをしていますけれど」
「へぇ、結構後先考えずに飲むんだ、ランチャーさんも。……お互いのパートナーが動けない、動かないけど、どうしようか?」
「お昼から私は日課の鍛錬があるのですが、よければご一緒にどうですか?」
「鍛錬……かぁ。槍でも大丈夫?」
「平気ですよ」
「ん、じゃああたしも一緒に行く。……でさ」
「はい?」

 くぅ、と可愛らしい音が響いた。
 少し顔を赤らめながら、白角のメイジは照れ隠しに笑ってみせて。

「まだ昼には程遠い時間なんだけど。それまでどうしよう?」
「まずは朝ごはん、ですよね……でも」

 お互いが、苦笑い。
619早朝の二人。:2007/06/03(日) 04:38:26 ID:iUGbAFWt
「あ、あたし昔っからお料理下手なんだー。あの子と一緒になるまで適当に出来上がってるのを買ってたし……」
「わ、私もその、鍛錬ばかりで料理の修業を積んだことは一度も……」
「あははー」
「は、はは……」
「……あ!シュシアさんに頼むのは!?」
「さ、酒場はこんな早朝からやってるんですか?」
「…………んーん」

 二人の視線は、キッチンへと向かう。
 丁寧に整理され、清潔感を保つ其処は、ランチャーとドレスのメイジの性格を表している。
 
「一応……あの二人が作るのは何度も見てるし!」
「で、できますよね私達にだって!」
「うん!できるできる!作って食べてレッツゴーたんれーん!」
「お、おー!」

 不安を吹き飛ばすようにわざと明るく振舞い、二人はキッチンへと消えた。


 数時間後。


 ドレスのメイジの二日酔いがある程度治まり、ランチャーの武器のメンテナンスは満足のいく結果になり、二人が同時に部屋から出て目にした光景は。
 
「な、なんですのこれ……」
「…………俺が聞きたい」

 綺麗好きであるドレスのメイジには地獄絵図のように見えただろうし。
 几帳面であるランチャーにもやっぱり地獄絵図に見えた。
 どの事態から把握すればよいのだろうか。
 まず、調理器具が辺りに幾つも置かれている。テーブルや床など至る所に。
 しかもその殆どが変形、破損して使用は二度と出来ないぐらいに破壊されていた。
 何故かハーブ、スパイスを含む全ての調味料まであたりに散らばり床を汚している。
 キッチンの奥からは奇怪な音によく知った二人の悲鳴が聞こえているし。
 たった今そのキッチンから白い煙が勢いよく噴出した。
 夢でも見ているんじゃないかとドレスのメイジは思ったが、頬をつねると鈍い痛みが走る。

「わ、あつっ!油が、油がー!」
「あ、ちょ、ちょっと火が強過ぎます!あぁっだめ!」
「…………もし」
「…………何だ」
「……二日酔いにしてあの子を放った罰ですの、これは?」
「……メンテナンスに集中してアイツを放っておいた罰でもあるだろうな、これは」

 その日の昼間。
 調理器具や料理書を買いあさる不思議な四人組がヘンドンマイアに現れたという。
 
620 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/03(日) 04:40:28 ID:iUGbAFWt
深夜の二人の後日談、にあたるお話です。
今回は前回のお話で出てこなかった二人をメインにしてみました。
アラドはこういう冒険者たちの日常生活の描写が難しいところがあるので
かなり作者のオリジナルが入り込んでいますが……世界観壊れた
と言う人には先に謝らせて頂きます。ごめんなさい。
では、失礼します。
621名無したんはエロカワイイ:2007/06/03(日) 14:00:21 ID:ZStZMPF5
つ 称号"キッチンブレイカー"w

その後ランチャイさんとドレスメイジたんによるお料理講座が実施されそうだw
622名無したんはエロカワイイ:2007/06/07(木) 15:47:27 ID:mVikvgGE
age
623名無したんはエロカワイイ:2007/06/07(木) 21:51:46 ID:+RPQEyAk
(1/4)
「一つお前に頼みがある」
「何だ? 頼みなんて珍しいな?」
 例によって、エレメンタルマスターの少女とウェポンマスターの青年の二人組である。
「今日は外郭に行きたい」
「そりゃ別に構わんがそれが頼みか?」
 違うと言わんばかりに首を横に振る少女。
「今日は力試しをしたいと思っている」
「マジで珍しいな・・・」
 その言葉に、槍でも降ってくるんじゃないか、と天を仰ぐ青年。
「だから、お前は手を出さないで欲しいんだ」
「はぁ?」
「普段私はお前の後ろで戦っているだろう? だから、一人でも戦えるかどうかを確認をしておきたい」
「・・・此間の事、まだ気にしてんのか?」
 此間―――煉獄での一件の事であろう。
「それも、無い訳では無いが・・・実力を把握しておくのも、冒険者としては大事な事だろう?」
「まあ、そうだな・・・」
 青年は頷いてから暫し考え、そして一言こう告げる。
「・・・危ねぇと思ったら手ぇ出すぞ? いいな?」
「うん。その時は、よろしく頼む」

 GBL神殿外郭。
その名の示す通り、ベヒーモスの背中に建てられた神殿の最も外側。
外部からの侵入者―――つまり冒険者に対し、信徒やロータスの下僕であるテンタクル達が見張りをしている場所である。
『侵入者だっ!』
 金切り声を上げ、手に手にナイフを振り上げた信徒達を。
「ヴォイド!」
 少女の言葉と共に打ち出された黒い球体が飲み込み、あるいは弾き飛ばしながら進んでいく。
「フロストヘッド!」
 弾き飛ばされた信徒は、更に放たれた魔法によって凍り付かされ。
「ランタンファイア!!」
 炎の魔法によって止めを刺され絶命する。
「・・・瞬殺だなオイ」
「苦痛を長引かせるよりは良いだろう・・・本来ならば、元凶を滅ぼすべきなのだが」
 元凶―――ロータスに洗脳された信徒達に一瞬の黙祷を捧げる、少女と青年。
「ロータスを倒す為にも、実力の把握と更なる鍛錬は必要・・・だな」
「うん、その通り・・・先に進もう」
「おう。ま、慎重に行くとしようぜ」
624名無したんはエロカワイイ:2007/06/07(木) 21:52:38 ID:+RPQEyAk
(2/4)
「で。結局何もせずに最奥に着いちまった訳だが」
「静かに」
 息を潜めながら覗うその先には、白と黒のローブ姿。
外郭で見張りを行う信徒達を統べる、大司教と大司祭である。
「どうする? 手伝うか?」
 愛用の得物を片手に、そう問う青年に。
「いや、大丈夫だ・・・見ていてくれ」
 少女の答えは詠唱。そして僅かに微笑み。
「―――Showtime」


 ―青年SIDE―
「まずはハンターから処理か。定石だな」

「次はカタパルトにアレックス・・・いや待て、そこで突っ込むな!!」

「・・・そりゃまぁ、気付かれるわな。全部来ちまったぞ? どーすんだー・・・?」

「おっと、出たな黒玉。ってまた突っ込むのか!? ・・・素通りかよ!?」

「・・・成る程、黒玉で削る訳か。って黒玉遅ぇ。追い抜かれてんじゃねーか」

「また素通り・・・なんだ、追いかけっこか?」

「黒いのがなんかブツブツ言ってんぞー? 詠唱阻止は・・・っと、黒猫か」

「・・・割と平気そうだな、オイ」

「お、白いの倒したか。あとは黒いの・・・ってまた詠唱してやがるし」

「・・・出たよ黒い物体。アレ、ウゼェんだよなぁ」

「カボチャ乱れ撃ちか。流石放火魔」

「・・・勝負ついたな」
625名無したんはエロカワイイ:2007/06/07(木) 21:53:24 ID:+RPQEyAk
(3/4)
 ―少女SIDE―
 部屋へと飛び込む。
相手の位置は既に掴んでいる。まずは手前にいる二体のハンターから。
「フロストヘッド!」
 一体を凍結させ、もう一体が近付くよりも早く。
「プルート!」
 闇色の猫のその爪が、ハンターの身体を切り裂く。
まだ浅い・・・更に詠唱。
「フローレスセント!」
 光の玉が周回し、近付いてきたハンターに接触。電光と共に弾け、それを絶命させる。
もう一体・・・氷付けになったハンターには。
「ランタンファイア!」
 炎を浴びせ消し炭と変える。
残りは奥にいるカタパルト、アレックス、信徒・・・そして外郭の主達。
 一瞬、彼の居る方向へ目をやる。
私は、危な気なく戦えているだろうか?
彼には、この光景はどう見えているだろうか?
 そんな事を少しだけ考えながら、次なる詠唱を開始。
同時に足は奥へと進み・・・カタパルトとアレックスを目視確認。
「ヴォイド!」
 十分に魔力を込めた魔法を発動。その声に主達が気付いたのか、こちらへと向かってくる。
・・・うん、想像通りだ。
 少し距離を取り更にヴォイドの詠唱。即座に放ち、向かう先は主達の方角。
『侵入者だーっ!』
 振り上げられた短剣をかわし、更に奥へ。
ヴォイドに巻き込まれながらも近付いてくる主達と信徒。
ヴォイドの進行速度よりも主達が近付いてくる速度の方が、やや速い。
が、問題ない。
「ヴォイド!」
 再び魔法を解き放ち、逆方向へと走る。
かわしそびれた信徒の短剣が袖を掠める・・・だが、浅い。
 微かに聞こえてくる詠唱。大司祭が、周囲に混在する精霊を具現化しようとする。
「プルート!」
 詠唱を破棄し即座に魔法を開放。それを阻止し。
「ヴォイド!」
 更なる追撃と追走。遠距離からの攻撃をしてこない彼ら相手ならば、近付きすぎなければ攻撃は受けない。
『お前の望み、一つだけ叶えてやろう・・・!』
 大司教がヴォイドに弾かれ倒れると同時に、大司祭の詠唱が再び響く。
詠唱阻止・・・出来ない。大司祭の足元に現れる黒い影。
 闇の精霊、ストーカーである。同じ闇の属性を持つヴォイドやプルートが効き難い、厄介な相手だ。
だが、私の本来の得手は闇魔法ではなく。
「ランタンファイア!」
 燃え盛る炎の魔法だ。相性は良いとは言えないが、それでも攻撃は通る。
残る大司祭にも、既に十分なダメージを与えているはず・・・このまま片を付ける!
「ランタンファイア!!」
 幾度目かの爆炎が迸り闇の精霊を霧散させ、大司祭が膝を折り倒れる。
・・・勝負、あった。
626名無したんはエロカワイイ:2007/06/07(木) 21:54:08 ID:+RPQEyAk
(4/4)
「おう、お疲れ」
 青年がそう声を掛けながら、ゆっくりと少女の元へ歩む。
「うん。少し疲れた・・・でも、一人でもちゃんと戦えたみたいだ」
 青年に振り返り、小さく微笑む少女。
「こんだけ出来りゃあ上等だろ。いきなり突っ込んだ時はビビったけどな?」
「計算通りだから、あれは問題ない」
「ま、倒せればそれで良いんだしな・・・って、バカ! 後ろ!!」
 血相を変えた青年の叫び声に振り返る少女。
その先には、今まさに短剣を振り下ろそうとする大司教の姿。
『ロータス様万歳っ!』
 青年が走る―――間に合わない。
そして、短剣が少女目掛けて振り下ろされる。
「龍牙!」
 その短剣に突き刺されるよりも早く。
低く身を屈めながら突き出された杖が、大司教の鳩尾へと命中し。
「―――撃!」
 更に足元から掬い上げるような一撃が、空中へと持ち上げ。
「サンバースト!」
 宙に舞った大司教を光の帯が弾き飛ばし、神殿の壁へと叩き付ける。
「・・・驚いた」
「お、驚いたのはこっちだ!」
 少女に駆け寄りながら青年が怒鳴る。
「少々、詰めが甘かった」
「ったく、危なっかしいな・・・つーかいつの間に闘技と光の魔法なんか覚えたんだ?」
「つい先程だ。付け焼刃にしては上手くいった」
「・・・放火魔から一人テロリストに進化か」
「失礼な」
 顔を見合わせ、互いに笑う。
「でもまぁ、強くなったな。そのうち、俺が居なくても平気になりそうだ」
「いや、それはない」
 じっと青年の目を見据え、少女はこう告げる。
「私の当面の目標は、お前の横で共に戦う事なのだから」
 対する青年の答えは非常に簡潔で。
「んじゃ、俺も精進しねぇとな。勝手に追い抜いていくなよ、戦友?」
「当たり前だ」

 強く頷いた少女の顔は、今日一番の輝かしい笑顔。
627名無したんはエロカワイイ:2007/06/07(木) 21:56:13 ID:+RPQEyAk
我が家のエレ娘がLv30になりますた記念電波っす。
メイジ楽しいよメイジ(*´∀`) 打たれ弱いけどなっ!
628 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/09(土) 22:15:38 ID:BgQJ2FEL
こんばんは。
>>627

ヴォイドに巻き込むテクニックが表現されていてにやりとしました。
別々の視点からの表現というのも新鮮で、面白かったです。
良い電波の受信がこれからもありますように。

私のたこ焼きメイジも早いもので41…。
ベヒーモス編最後の仕上げとしてかなり長いものを執筆してます。
頑張って書き上げよう。
では、失礼します。
629名無したんはエロカワイイ:2007/06/12(火) 16:14:25 ID:/On84Eqq
ミクルビーム
630名無したんはエロカワイイ:2007/06/12(火) 17:36:50 ID:azithicc
ミクルレーザーふらぁぁぁぁぁ!
631名無したんはエロカワイイ:2007/06/12(火) 17:45:16 ID:4iBXr20d
>>630
若本ヴォイスで再生されるからぶるぁぁぁぁ! イウナ(・∀・)
632名無したんはエロカワイイ:2007/06/13(水) 18:33:52 ID:vgndeUa3
ミクルぶらすたああああああああああああだろ・・・アラド的に考えて
633名無したんはエロカワイイ:2007/06/17(日) 01:27:25 ID:oXYNCrcq
ワンモアセッ!
その調子だっ!ワンモアセッ!
ヴィクトリーーーーー!!!
634名無したんはエロカワイイ:2007/06/17(日) 03:17:32 ID:C3Chi2OV
>>633
ビリーはカエレ(・∀・)
635名無したんはエロカワイイ:2007/06/18(月) 22:03:57 ID:9tVOGi51
(´・ω・`)
636名無したんはエロカワイイ:2007/06/18(月) 22:48:12 ID:Z4xcwt7r
お久しぶり、以前各職ストーリーを書いた野郎だよ。
act3実装決定記念でリク受けしてみるよ。
さあ俺に電波を送信する作業を始めるんだ。
それにしても俺の文ヒデェな…
なんだこりゃ?小学生の作文のがまだマシだな('A`)
637名無したんはエロカワイイ:2007/06/19(火) 00:09:46 ID:dtdNgMZC
レンジャイバトメ
638名無したんはエロカワイイ:2007/06/19(火) 00:11:50 ID:KrlnbQQj
>>636
届け、俺のデムパ!! ユンユン(*゚∀゚) ~~~ ゚
639名無したんはエロカワイイ:2007/06/19(火) 00:48:55 ID:wldNzHCm
デンパ(`・ω・´)!´
640名無したんはエロカワイイ:2007/06/19(火) 01:31:26 ID:E7M+FvIZ
ところでもう>>492>>515>>592>>616といったうpろだに表示されないものは
もう見れないのかな?見たい…(´・ω・`)
641 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/19(火) 01:51:52 ID:qaAaAkob
こんばんは。

>>636さん
遅くなりましたがメイジの各職の転職物語、楽しませていただきました。
他の作者の方々のキャラをモデルとした物語の展開など(バトルメイジですね)
リアルタイムでそれを見ている側としては思わずにやり、としてしまいました。

私が送る電波は…。
自分の持ちキャラをモデルにした物語でしょうか?

>>640さん
現在執筆中のものも同じくうpろだにアップするつもりなので
その小説が完成次第、前回アップした二つの小説もアップしておきますね。
7割ほど完成、今日中に完成できたら、といったところですが…。
頑張ります。


友人に手伝ってもらってバトルメイジ始める事が出来ました。
のろまな私にはハイスピードな戦いすぎて少々振り回され気味です…。
では、失礼します。長文失礼しました。
642名無しさん@お腹いっぱい:2007/06/19(火) 10:01:41 ID:e78TIqZY
デンパユンユン(*゚∀゚)
でも俺なんかが他人のお株をどうこうしていいものだろうか?
まあとりあえず書くっぺや。

>>640
見せる気が無いわけじゃあないが、内容がアレなんで恥ずかしいんだ('A`)
そのうち加筆修正して上げ直すから勘弁してけろ。
にしてもホントひどいな。
俺はこんな駄文をうpして何を満足してたんだ('A`)
643名無したんはエロカワイイ:2007/06/19(火) 12:19:30 ID:E7M+FvIZ
>>641さん
再うp感謝です!楽しみにしてます。無理なさらぬよう頑張ってくださいね。

>>642さん
駄作だなんてとんでもない、全くできない自分からすると
SSを作れること自体すごいことだと思います。

このスレのSSどれもレベル高いです…見ていて全部楽しい!
載せる人みんな愛してるうううう
644 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/21(木) 00:00:20 ID:oP5e0EID
こんばんは。
たこ焼きメイジ長編の半分が完成しましたので、先にうpろだにアップしました。
後半も現在執筆中、もう暫くお待ちください…。

ナンバーは5627
パスワードは設定しておりません。

またそれに伴い、過去うpろだに上げていた作品二本を再びアップしました。

ナンバーは5628
パスワードはtakoyaki
です。
成人向けの作品ですのでご注意ください。


Act3で雪山が出てきたため新しい物語が作れそうです。
また、バトメのイメージも決定したためそちらの小説も執筆できそうです。
…時間があれば完璧だったんですが。
のんびり書き上げていきます。
では、失礼します。
645名無したんはエロカワイイ:2007/06/21(木) 02:05:21 ID:Q3TxDOb+
>>644
これはキタイ出来る!
がんばってくれヨ!
646名無したんはエロカワイイ:2007/06/21(木) 02:37:38 ID:VGeYGO4G
>>644さん
携帯なのでID変わっていると思います、再うpリクさせていただいた>>640です。
作品拝見させていただきまして、激しく楽しませていただきました!
リク受け付けていただきましてありがとうございました。
バトメのも楽しみにしてます(・∀・)
647名無したんはエロカワイイ:2007/06/21(木) 07:16:50 ID:vTs0lFcc
>>644
執筆乙であります!

雪山かぁ・・・行ってみたいけどログインできぬぇ(´・ω・`) バグいやん・・・。
648名無したんはエロカワイイ:2007/06/22(金) 01:54:36 ID:rOTwtNZh
あれ?なんかうpろだアクセスできないんだけど
俺だけ?
649名無したんはエロカワイイ:2007/06/22(金) 02:10:27 ID:Fl4gyRKL
いやー自分もです(´・ω・`)
何故だかエラーが出ますね。SS見れない(´;ω;`)
650名無したんはエロカワイイ:2007/06/22(金) 22:36:49 ID:PnkML1jL
グウウウウオオオオオオ!
見れねぇじゃねぇか!上げれねぇじゃねぇか!!
とりあえず前半パートでけた。
こっから後はガチでR指定だから大きいお友達限定だ。
で、開けない原因は何なんだ('A`)
651名無したんはエロカワイイ:2007/06/23(土) 00:21:49 ID:+Yg7XdkQ
昨夜からずっと開けませんねー。
もう見れないのかなorz
652名無したんはエロカワイイ:2007/06/23(土) 16:47:07 ID:QB8CJ/6R
IDオキ似るが
パス06360636
上課金もあるけど。まぁみんな使えるようにして。あとこれはキャラ名ちんk
で52レベルだよ、
課金レアばかりあるから・まぁ悪用はしないでね。うpしときました
653名無したんはエロカワイイ:2007/06/23(土) 22:40:20 ID:+Yg7XdkQ
お、うpろだが復活・・・?
654 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/23(土) 23:44:07 ID:EZPQH/S2
653さんの書き込みを見て急いでうpろだを見てきました。
復活しているようなので、もう一度アップしておきますね。

ファイル名[arad027]
パスワードは前回と同じ[takoyaki]です。

過去執筆した成人向けの小説になりますので、ご注意ください。

ファイル名[arad028]
パスワードは設定していません。

現在執筆中のSS、前半部分となります。
後半はもう暫くお待ちを…月曜日にアップできたら良いなと思っています。

655名無したんはエロカワイイ:2007/06/24(日) 00:24:13 ID:vJAMzTiP
>>654さん
うpおつです!続き楽しみにしてますね(´д`*)
656 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/26(火) 00:20:03 ID:llq9Cy6X
こんばんは。
後編完成しました。

ファイル名[arad091]
パスワードは設定しておりません。

どこか描写がおかしい箇所があるかもしれません。
戦闘とかの表現は難しいですね…。

次はバトメか雪山か…。
少し余裕が出来たので執筆にまた力を入れることが出来そうです。
では、失礼します。
657名無したんはエロカワイイ:2007/06/26(火) 00:23:56 ID:qZIOzYQM
おおリアルタイムで遭遇・・・!
いつも読ませていただいております、執筆おつです。
今から拝見させていただきます(*゚∀゚)=3ハァハァ

次回作もがんばってください!
658名無したんはエロカワイイ:2007/06/26(火) 00:55:11 ID:qdKK4h1V
今宵のランチャイ君は・・・ちょっと熱い男だだだっ!
そしてドレスメイジたんは夜這いが趣味、と・・・(待w
ぐっじょーぶ♪
659名無したんはエロカワイイ:2007/06/28(木) 21:59:24 ID:4efv2Y3A
このスレ好きなんだが過疎ってるのがたまにキズorz
660名無したんはエロカワイイ:2007/06/28(木) 22:09:27 ID:y4NqmKGr
>>659
ネタを投下すればきっと賑わうと思うんだぜ?w
661名無したんはエロカワイイ:2007/06/28(木) 22:21:58 ID:4efv2Y3A
>>660
投下できるほどえろくないんだぜ(´・ω・`)
662名無したんはエロカワイイ:2007/06/28(木) 22:35:11 ID:y4NqmKGr
>>661
エロくなくたって いいじゃないの にんげんだもの
   みつを
663名無したんはエロカワイイ:2007/06/28(木) 22:58:33 ID:4efv2Y3A
>>662
いあーSSとかホントむりなんだorz
おとなしくwktkして待っとく(´・ω・`)
664名無したんはエロカワイイ:2007/06/28(木) 23:30:01 ID:y4NqmKGr
>>663
ちっ。残念だぜwww
私はネタが欲しいぜぃ、電波の受信が最近さっぱり。
665名無したんはエロカワイイ:2007/06/28(木) 23:49:14 ID:4efv2Y3A
>>664
まーSSもすぐできるもんじゃないだろうからなぁ・・・w
しかし前のうpろだにあった作品が気になるこの頃。
このスレもっと早く見つけられてれば・・・orz
密かに再うp期待。このスレの繁栄を願っておやすみなさい
666名無したんはエロカワイイ:2007/06/28(木) 23:54:30 ID:y4NqmKGr
>>665
前のうpろだにあった作品というと・・・

・たこ焼きメイジさんの作品(R18指定2本、新うpろだに再うpされてり)
・転職シリーズさんの作品(各職の転職SS4本+スト&阿修羅のムフフ? 作品1本)

かな?
転職シリーズさんは加筆修正して上げ直す予定だそうなので、まったり待つと良いと思うよー。
667名無したんはエロカワイイ:2007/06/30(土) 12:01:25 ID:dxeNWCp8
あと半日まってくれブラザーたち
668名無したんはエロカワイイ:2007/06/30(土) 13:15:52 ID:VCWg/8sL
イエッサー!
669名無したんはエロカワイイ:2007/06/30(土) 20:16:59 ID:dxeNWCp8
arad224 パス arado 成人指定注意

エロ分吸収!アドレナリンッブーーーーーーースト!!!(#゚皿゚)
こんな糞作品でもいいという物好き共キャマーーーーン!!!(w#゚皿゚)w
原作者様ごめんなさいm(。_。)m
670 ◆dqVzDvT5pM :2007/06/30(土) 21:07:17 ID:3k8pYbN7
こんばんは。

>>669さん
早速拝読させていただきました。
私も成人向け作品を作っているくせに、何故だか読むのに少し覚悟を必要としました(笑)
この作品のような幸せな結末は大好きです。
また、表現の仕方が鮮やかだなぁ、と思いました。
私も頑張らないと…。
良い作品でした。
これからも良きネタが舞い降りますように!

レンジャイバトメの方も、また続きを書いていただけないかと思ってます。
…何時になるかわかりませんが、待ち続けています。

では、失礼します。
671名無したんはエロカワイイ:2007/06/30(土) 22:28:31 ID:VCWg/8sL
>>669さん
執筆おつです!こういう結末の二人もいいですなw
次の作品も期待とかしちゃっていいですか(´д`*)

◆dqVzDvT5pMさんの作品も毎度楽しませて頂いております。
自分も皆さんくらい文才があればなぁorz
レンジャイバトメの方も、ここのところお姿見かけませんが・・・
二人の関係がどう進展していくのか気になりますねー。
お時間あれば、続きを執筆していただければと自分も思う次第であります。

転職シリーズさんの加筆修正版も楽しみだZE☆

672名無したんはエロカワイイ:2007/07/01(日) 01:10:04 ID:9xXFsvOA
>>656
たこ焼き一行?の冒険がまた見られるとはっ・・・
しかもあのダンジョンのおどろおどろしさがうまく描写されていて
こっちまで夢に見そうです。
まだサブのクエスト終わってないのに・・・あぁおそろしや
あとランチャーはストさんを大事にしてやってほしいです。

>>669
原作ではここまで手を出していないよね
だが、それがいい。
ケダモノの称号は伊達じゃないんですね!
いや、愛があるからOKなのか・・・?
今度は他の冒険者の物語も希望するんだZE
673名無したんはエロカワイイ:2007/07/01(日) 03:12:46 ID:9xXFsvOA
最近のSSラッシュに触発されて自分も書いてみた!
自キャラがモチーフだけど、キャラクター描写が表現しきれないんだぜ・・・
ちなみにエロ分はないです、というかエロ書くスキルがSP不足で取れません><

一回の書き込みでどれだけいけるかで投下するか決めたい。
スレの皆、オラに勇気をわけてくれ!
674名無したんはエロカワイイ:2007/07/01(日) 04:20:41 ID:JDgA3hKp
>>673
ためらうな!撃て!!111
675名無したんはエロカワイイ:2007/07/01(日) 04:57:53 ID:ky0DkOOW
>>673
ファイア!!!(σ゚皿゚)σ

ところで、そろそろ俺にもコテハンがほしいな
ストーリー男とか転職さんとかじゃあ今いち呼びにくいッ!
だれかゴッドファーザーになってくれないか?
676673:2007/07/01(日) 05:27:51 ID:9xXFsvOA
>>673
おけ、いっちょ見てやってくれい。

>>675
転職ということでハローワークとか。
ちょっと違うか・・・

ついでに投下しておくっ
長くなったので二つに分けることに・゚・(ノД`;)・゚・

転移による騒動を皮切りに、世界で数々の異変が確認され十数年が経過した。
モンスターの出現、姿を現した天城、広がる伝染病、混乱する世界。

それに伴い冒険者も増え、武勇で名を馳せた者もあれば
志半ばに倒れる者も少なくはなかった。


これは色々な危険と隣合わせの冒険者達の物語である。

ヘンドンマイア、大陸の中ほどに位置する砂漠の上の大都市。
かつて、大魔道師が魔法陣を用いて造られたとされるベルマイアの首都である。
世界でも有数の都市でもあり、騒ぎの発端となったグランプロリスに隣接する形で
位置するため、冒険者がこぞって集まるようになっていた。


そんなヘンドンマイアのある宿の一室、簡素な机とイス、ベッドがあるだけで良く言えば質素、悪く言えばオンボロ。
カーテンの隙間から差し込む光だけが部屋の雰囲気を少しだけ明るく保っていた。
冒険者向けの安宿、異変が起きてからこのような施設が多く建てられたため、さほど珍しくはない。

だが、その部屋の主は今はいなかった。
窓からの光が夕日色に染まるころ、ドアノブが軋みながら回り扉が開かれた。
「火薬が値上がりか・・・。ガンナーが多くなったとは聞いていたが・・・」
と、独り言を言いながら長身痩躯の男が少し不機嫌そうな顔をして紙袋をかかえ部屋に入ってきた。

腰の後ろに十字を模した大きな鉄塊をぶら下げ、紫色のコートを纏い、緑色の眼鏡をかけている。
天界より来た賓、天界人のガンナー。その一人であった。

「さてと、はじめますか」
と、男は紙袋の中身を机の上に広げはじめた。
深い緑色の液体が入った瓶、ケースに入った空の薬莢、紙に包まれた黒い粉、そして弾丸。
部屋は薄暗く、男は明かりをつけようとしたが、しかしその手は止まった。

「しまった、もっと早くやるべきだったな・・・」
 
天界人は夜目が利かないため、暗いままではあまり細かくは見えない。
しかし、しょうがないとばかりに男はそのまま作業を始めてしまった。
イスに腰掛け、男は腰のポーチから工具を取り出し、作業用の手袋をはめ
ケース内の空薬莢をひとつまみ・・・
しようとしたが、指は見事に宙をかいていた。
改めて薬莢を取り直し、瓶に入った液体をさじで少量掬い取り薬莢に詰め
それが終わると弾丸をはめ込み黒い粉を慎重に加えていく。
出来た弾をつまみ上げ、角度を変えて点検してから薬莢の入ったケースに戻し、
先程と同じように別の空薬莢を取り出し、また同じ作業を繰り返した。
677673:2007/07/01(日) 05:44:08 ID:9xXFsvOA
改行が多いそうで2回じゃ乗せられない/(^o^)\
3回に分けますね・・・スレ汚しすいませんorz
その2

「よし、終了っと」

窓の光が月明かりに変わる頃、瓶の液体はほぼ空になり、空薬莢は全て
中身が入った状態でケースに戻されていた。
「あとは最後に処理をしてと・・・」

一通り作業が終わり、最後の仕上げに取り掛かろうとしたとき廊下をかける音が聞えた。
扉の前まで来て、その音が止まると変わりにノックとなって部屋に響いた。
「もう夜だ、もう少し静かに来てくれないか」
男は扉の向こうの訪問者に話しかけた。
「明日も早いでしょ?だから早めに用を済ませて寝るために急いできたのよ」
扉越しに返事が返ってきた。声自体は幼い雰囲気があるが、よく通る凛とした喋り方。
ドアを開けて現れたのは、虹色のオーラを纏う小さなシルクハットをかぶる金髪の少女。
大陸に来たもうひとりの客人、魔界のメイジである。

「ちょっと、灯りくらいをつけなさいよ。」
「あぁ、だが今は火気厳禁だから我慢してくれ」
暗闇でもわかるような白く透き通った肌、天界人とも違うピンと伸びた形の耳。
わずかな月明かりに照らしだされたブロンド、華奢な体躯であるが冒険者の芯の強さを伺える
平坦な胸だけを覆うブラウス、丸出しのお臍にハーフパンツと露出度がやたらと高い。
最も天界人のであるこの男にとってはこの暗闇では細部の判別はあまりつかない、しかし
「出るとこ出ていないとサービスにならない。そうゆう需要もあるかもしれないが」
わかるところはそれでもわかるらしい
678673:2007/07/01(日) 05:46:05 ID:9xXFsvOA
ラスト なれない事はするもんじゃないな・・・

「誰にいってるのかしら?」
少女のオーラが少し色濃くなったような気がしたが、男は意に介さず
「で、用とはなんだ?」
少女は釈然としないものがあったが、話を続ける
「まぁいいわ・・・明日行くジャングルには火の属性が有効なような
の。
灼熱弾、というのだっけ?あの弾丸を多めに持ってきて欲しいのよ」

男は机の上のケースを指差しながら言った。
「それならもう用意してある。あとは最後の処理をするだけだ」
「処理?もう今のままでも使えそうな感じはするんだけど・・・」

と、ケースを眺めながら少女は疑問を口にする。
「こうゆう特殊な弾丸は暴発しないように自分のマナを使って密閉処理をするのさ」
「マナ?天界人はあまりマナを扱う術に長けていないと聞きいたのだけれど」
「あぁ、その通りだ。しかしマナで密閉処理することにより暴発を防ぐのはもちろん、
作られた弾丸が悪用されないように、本人のマナパターンでなければ発動しないようにする処理を施す。
要は弾に鍵をかける、と言ったところか」

少女の見ているケースから男は無造作に弾丸を一つ取り出しながら、
「スピッドファイアの作る弾丸は強力な物が多い、安全にも気を遣わなければならない」
と、最後にそう付け加えながら男は言った。
「なるほど、でもそれならば使う際にもマナを消費しなければならないんじゃ?鍵をかけたのなら、鍵を開けなければ使うことも出来ないよね?」
少女は男の手にある弾丸を見つめながらさらに疑問を投げかける。感心したように男が
「さすが魔術に通じているだけはある。その通り、使用する際に密閉解除しなければならないから
マナを使うことになる。そこが唯一の問題だが、マガジンに入ったまま暴発されるよりはいいからな」

「たしかにそれは目も当てられないわね・・・」
少女は一筋汗を浮かべながらその瞬間を想像した。
弾一つでも奥が深いのね・・・と言いながら男の持つ弾丸を自分の手に取ってみた。
と、手のひらの弾丸がほのかに暖かくなっているのを感じ、
「へぇ、弾丸って暖かいのね」
と少女が男と聞くと、男は顔を青くして少女の弾丸を素早く奪い取った。
「まずい!お前の周りの火の精に反応してるぞ!熱っ!?」
「!そういえばまだ密閉処理してなかったっけ!?」
男は発熱した弾丸を取り落とした。先ほどまで作っていた特殊弾丸のケースの上に・・・
「逃げろ!爆発するぞ!」
男が叫ぶより早く
「テレポート!」
少女の代わりに藁で出来た人形が一体残された。
「あぁ、爆発オチか・・・」
男の呟きは爆風によってかき消された。
「明日はオフになりそうね・・・」

fin

679673:2007/07/01(日) 05:50:59 ID:9xXFsvOA
特殊弾込めるだけなのになんでMPこんなにつかうんだ!
という自分なりの解釈。
作成方法とかも適当ですが、毎回使う分はこんな風に作ってるんだろうか・・・
という妄想も含まれております。

ano
ミス
あの、キャラが立ちません先の人たちすごいよ無視すんなシヌ
680名無したんはエロカワイイ:2007/07/01(日) 17:32:00 ID:JDgA3hKp
うpおつ!イイヨースゴクイイヨー
確かに特殊弾でMP使う理由考えるとそういうのもアリですなっ

>>675
転職の転をとってテンさんなんてどうだろう
すまんセンスなかた\(^o^)/スルーしてくれ
681名無したんはエロカワイイ:2007/07/01(日) 19:17:48 ID:viv7ell4
>>679
なんという爆破オチ
古典的ながらテンポ良くて読みやすいZE
イイヨイイヨーグリーンダヨー(*´ー`)
682 ◆dqVzDvT5pM :2007/07/02(月) 00:37:27 ID:CsS8JT3W
こんばんは。

>>679さん
アラド戦記の細かい疑問を解決したような作品ですね。
きっとそんな理由からMPを消費するのでしょう。
爆発後エレマスさんに解放されてるスピッドさんを想像してしまいました。
楽しませていただきました。ありがとうございます。

ジャズを聴きつつ書き終わったバトメSSを不意打ちのように投下っ。
683お腹が空いたと狐は呟く。:2007/07/02(月) 00:38:59 ID:CsS8JT3W
 風が唸る音が響き渡る。
 その音に共鳴するかのように、低く高く、龍人は声を上げていた。
 宙に浮く石に腰掛けた人形師の視線は、塔の外へ向いていた。
 塔からは、ここと同じような塔が幾つも、そして空が見えた。
 上にも空。下にも空。
 その光景は、この塔がとてつもなく高い建造物であることを物語っている。


 空気が変わった。
 どこかしら穏やかだった雰囲気は、慌てて駆け込んできた一人の龍人が何事かを叫ぶと、張り詰め、緊張した空気へと一変した。
 その場にいた龍人たちは、二又の槍を手に、何かを叫んだ龍人と共にどこかへ走り去っていった。
 人形師も龍人に続き、どこかへ消えた。
 後に残るのは、青白い肌をした、言うなれば王者の風格を持つ龍人に、その左右で微動だにしない龍人だけだった。


 何か柔らかいものを力強く引っ叩いた様な音が響いた。
 少し遅れて、体中をぼこぼこに変形された龍人が血を吐きながら吹っ飛び、痙攣を何度かしたかと思うと、動かなくなる。
 人形師は岩石の槍で足元から貫こうと素早く詠唱を完了する。
 だが、それは見当違いの方向へ出るだけで、後は龍人と同じように吹っ飛び、そして同じように動かなくなった。
 侵入者の強さに、恐れ後ずさりする龍人に人形師。
 先ほどの戦闘で付着したであろう血を気にもせず、所々錆付いている棒を華麗に操るのは一人の少女。
 少女の後ろに数多く漂う、白い光球に黒い光球、淡い光を放つ光球は、バトルメイジが操るチェイサーと呼ばれる物体だった。
 それだけなら少女は特に珍しい存在ではない。
 アラド大陸には何百人と言う魔界人が訪れ、彼女達の魔法や召喚術、そして魔法武具は広く知られるところとなっていたからだ。
 だが少女は、そんな何百人と言う魔界人の中でも、とてつもない個性を放てると断言できた。
 それは何故か。
 

 伸ばしっぱなしで、あまり手入れもしていないであろうミルク色の髪の毛の天辺から飛び出す、黄色く大きな耳。
 サファイア色の胸当てと、黄色いショートスカート、腕には魔道武具の手袋を着けて、その手袋にはめられた青い宝石が輝いていた。
 太ももまで覆う網タイツに、明るい青の色をした、大きめの靴。
 そして、腰の辺りから立派な毛並みの、黄色い大きな尻尾がゆらゆらと揺れていた。
 本来魔界人の特徴とも言える尖った耳は、無い。
 少女はいわゆる、狐のような姿をしていた。
 その表情は、何かをわめき続ける龍人や人形師を目の前にしても、全くの無表情。
684お腹が空いたと狐は呟く。:2007/07/02(月) 00:40:21 ID:CsS8JT3W
 狐のメイジが動いた。
 慌てて迎え撃とうとする龍人が、槍を突き出すが、その槍は体の何処にも触れることは無かった。
 狐のメイジが手に持つ棒を龍人の腕に叩きつける。
 ぼきりと音が響き、だらしなく垂れ下がった腕に槍を持つ力は残されていない。
 痛みに悲鳴を上げる前に、今度は下からの鋭い突き上げが腹に突き刺さる。
 屈みこんだ龍人に、更に追い討ちを掛けるかのごとく、狐のメイジは棒を大きく振りかぶって。
 次の瞬間には、見事に龍人の横っ面に棒が叩きつけられていた。
 吹っ飛んだ龍人の奥に浮遊していた人形師が怯えたような声を上げるが、その声は最後までは出ない。
 狐のメイジが思い切り棒を伸ばし、体に突き入れられたためだ。
 腰掛けた石が浮遊できなくなり、地に落ちる、寸前。
 再び下からの強烈な突き上げで、人形師は重力の意思に反して高く浮いた。
 狐のメイジの右掌に光が集まる。
 目の前に落下してきた人形師に、迷わずその掌を叩きつけると、人形師は粉々に砕け散っていった。
 風の唸りだけがその場を支配する。
 たった一人の少女に、龍人や人形師は全滅していた。

「……っ!」

 狐のメイジの直ぐ傍に飾られていた、甲冑が剣を振り上げた。
 咄嗟に引いても、傷を負うことになるのは明らかな距離。
 
「爆っ!」

 狐のメイジは引かずに、短く、はっきりと叫んだ。
 後ろを漂っていた光球の群れが輝き。
 大爆発を起こし甲冑を飲み込んでいく。
 爆発が収まったころには、ぼろぼろになってしまった甲冑の残骸が残っているだけだった。
 
「……うん、よし」

 残りの甲冑を棒でこんこんと小突いて、動かないことを確認すると、狐のメイジは階段を駆け上っていった。


「……居た。あれ」

 誰に言うわけでもない独り言。
 狐のメイジの目の前には、明らかに他の龍人とは違う雰囲気を持つ龍人が堂々と立っている。
 その龍人に近づけさせまいと、残っていた他の龍人や人形師、そして甲冑もその擬態を解き一気に襲い掛かってきた。


 狐のメイジの手袋の宝石が輝いたかと思うと、黒い光球が現れ始めた。
 その数は次第に増える。
 勢いをつけて飛び上がった狐のメイジは、棒を甲冑の頭に叩きつけた。
 
「邪魔。どいて」

 狐のメイジの言葉に反応するかのように、その甲冑に黒い光球が一直線に向かっていき、爆発する。
 その爆発に巻き込まれた龍人や人形師は、皆何かに引っ張られるように狐のメイジの後方へ吹っ飛んでいく。
 押し重なるようになった龍人や人形師の目の前に、光球が現れて。

「爆っ!」

 再び起こる大爆発。
 あっという間に、襲い掛かってきた集団は全滅してしまった。
 後に残るのは、青白い肌の龍人に、青い色をした人形師。
685お腹が空いたと狐は呟く。:2007/07/02(月) 00:43:56 ID:CsS8JT3W
 人形師が何かを詠唱する。
 狐のメイジの足元に冷気が走った。

「氷……」
 
 軽くステップを踏んで飛びのいた場所からは、鋭い氷柱が突き出していた。
 他の人形師の魔法より素早い。
 不敵な笑みを浮かべるその人形師を見て、狐のメイジは次の標的を決めた。

「あなたも邪魔」

 三色の光球が飛び出し、一気に狐のメイジは距離を詰める。
 だが、青白い皮膚の龍人も黙って見ているわけではない。
 二又の槍を突き出し、狐のメイジを仕留めようとする。
 そのスピードはやはり、他の龍人より素早かった。
 予測は出来ていたものの、体の反応が少々送れ、腕に切り傷が残る。
 血が滲み出るが、狐のメイジは無表情のまま、その龍人と対峙する。
 再び、突き出される槍。
 今度は、狐のメイジは屈み込んでその攻撃をかわし、代わりに強烈な突き上げを龍人の喉元に見舞う。
 大きくのけぞり、倒れこむ龍人。
 それを尻目に、狐のメイジは駆け出した。
 だが。

「っ!?」

 体に電撃が走った。
 倒れこんだ狐のメイジの胸元に冷気が集まりだす。
 何とか体を転がして、突き出してきた氷柱に串刺しになることだけは避けられた。
 
「……!」

 突き刺さる二又の槍。
 それは丁度、狐のメイジの体を押さえつける形で突き刺さっていた。
 それを確認した龍人は槍を手放し、屈み込んで。

「あっ……がっ!」

 狐のメイジの、その細い首を片手で締め上げ始める。
 無表情だった狐のメイジは、今や苦痛の表情を隠そうともしていない。
 棒を手放し、からからと乾いた音が響く。
 龍人の手に爪を立て、少しでも締め付けを和らげようとするが、幾ら武術を軸とした戦闘術を学んだバトルメイジでも、その手を払うことは出来なかった。
 頭から覗く狐の耳が、異様なまでに痙攣する。
 瞳孔は開き始め、徐々に爪を立てる力も弱まっていく。
 急激にその命が消え去ろうとするその瞬間。

「……!?」

 首を締め付ける力が消えた。空気が一気に入り込み、咳き込みながらも精一杯肺に酸素を送り込む。
 ぼんやりとした視界に移る、龍人の逞しい胸元からは、光り輝く大きな刃が飛び出していた。
 刃が消え、龍人は狐のメイジの上に倒れこむ前に、何者かに蹴り飛ばされ、転がっていった。
 同時に人形師も、真っ黒な子猫に引き裂かれ、屍に成り果てていた。
 
「大丈夫?」

 続いて視界に飛び込んできたのは、狐のメイジと同じ魔界人の、不思議そうにしている顔。
 その魔界人の少女の、燃えるように赤いツインテールからは、真っ白な小さな角が二つ飛び出していた。
686お腹が空いたと狐は呟く。:2007/07/02(月) 00:45:09 ID:CsS8JT3W
「お怪我はありませんこと?」

 その少女とは別の魔界人の少女の顔も視界に飛び込んできた。
 灰色のボブヘアーに、黒いシルクハットの、上品そうな顔つきの少女。
 狐のメイジは、交互に二人の顔を見てから。
 くぅ、と可愛らしい音を立てた。
 覗きこむ少女は、きょとんとした表情でその場に固まる。

「……お腹空いた」

 まるでその場に合わない、調子外れの台詞を狐のメイジは呟いていた。
 
「……ぷっ」
「……ぜんっぜん、大丈夫ですわね」

 けらけらと笑い転げる赤いツインテールの白角少女に、呆れたようにため息をつく灰色ボブヘアーのシルクハット少女。
 笑い声は風に乗り、遠くまで響いていった。


「三日間何も食べてない!?」
「……お金、落としたの」
「よ、よくそれでこんなところに挑戦したね……。無茶はだめだよ?」
「……うん。助け、ありがと」
「どういたしまして。たまたま来てたんだけど、運が良かったねー」
「貴女が新しい武器を振り回したくてここに来たのが思わぬ幸運を引き起こしましたわね」
「……言い返したいけど言い返せない。……あ、そうだ、お弁当あるんだった。食べる?」
「……いいの?」
「いいよ」

 無邪気な笑顔で白角のメイジが差し出すのは、たこ焼き。
 少々冷えてはいるものの、まだほんのりと暖かい。
 恐る恐るといった様子で、狐のメイジは丸ごと一個を一気に口の中に放り込む。

「おっ、豪快だねー」
「……貴女がいつもやってるから見慣れてますわ」
「いやぁ、やっぱたこ焼きはこうやって食べるのが一番だよ?」
「はい、はい」

 などと、二人の会話をぼんやりと聴きつつ、狐のメイジはもぐもぐと口を動かし、飲み込む。
 そして、味の感想を一言。

「おいしい」

 とだけ言って見せた。
 その感想が嬉しかったのか、目を輝かせる白角のメイジ。

「でしょでしょ!?ほらーやっぱりたこ焼きはどんな人でも愛してくれる素敵な食べ物なんだよー」
「だからといって毎日たこ焼きにはしませんわよ」
「けち」
「誰がけちですか。貴女の健康を思うからこそですわ」

 すっかりたこ焼きのとりこになってしまった狐のメイジは、あっという間に平らげてしまった。
 その様子を、白角のメイジと、シルクハットの少女、ドレスのメイジはにっこりと笑いながら眺めていた。
687お腹が空いたと狐は呟く。:2007/07/02(月) 00:45:39 ID:CsS8JT3W
「それじゃね!お財布に紐をつけて首から提げておくと落とさないから!」
「たこ焼きはおいしかったでしょうけれど、偏ったお食事はダメですわよ」
「……うん」

 狐のメイジの両手には、紐の付いた財布に、いくらかのお金。
 無一文は可哀想だと、目の前の二人がそれぞれ出し合ったのだ。
 お礼を短く言って、早速財布の中にお金をしまいこむ。
 白角のメイジが元気よく片手を大きく振り、ドレスのメイジが上品な仕草で、右手をゆっくりと揺らし、狐のメイジに背を向け歩き出した。
 何故だか、狐のメイジにはそれがとても寂しく思えて。

「……待って!」
「ふぇ?」
「はい?」

 再び振り向く二人はきょとんとしていた。
 言い出しにくそうに、少しだけもじもじして、狐のメイジは声を絞り出す。

「……また、会える……?」

 白角のメイジとドレスのメイジは顔を見合わせて、微笑んだ。

「もちろん!何か困ったことがあったら呼んでよ!あ、あとヘンドンマイアの町外れのお家に住んでるから、いつでも来てね!」
「いつでも遊びにいらしてくださいまし。歓迎しますわ」

 ぱたぱたと、尻尾が嬉しそうに左右に振られた。


 狐のメイジが彼女たちの家に住み込み始めるのは、そう遠くない未来だった。
688 ◆dqVzDvT5pM :2007/07/02(月) 00:48:13 ID:CsS8JT3W
…な、長っ!?
ごめんなさい、ここまで長いとは…。

新しく作った私のバトメをモデルにした狐メイジさんです。
たこ焼きメイジのように続き物が書けるか…わからないですが。
いいジャズを見つけたので執筆意欲だけは湧いてます。
拙い作品ではありますが、お楽しみ頂ければ幸いです。

では、失礼します。
689名無したんはエロカワイイ:2007/07/02(月) 00:59:21 ID:HHOrwCuS
また一人、たこ焼きの魔力に堕とされたメイジたんが・・・w
狐たん可愛いよハァハァ(*´д`)=3
690名無したんはエロカワイイ:2007/07/02(月) 01:50:04 ID:BLXPgkgc
執筆お疲れ様でございます。毎度楽しませていただいておりますっ。

先日、たこ焼きメイジの話を読んだが為にたこ焼きを食べたくなり冷凍ではなく
店で焼いてるものを食べにいったのですが熱くて半分に割りつつ食べてしまった・・・
今度は1個まるまる食べたいものです、やけどしないように。

次回作も期待してます(´д`*)
691名無したんはエロカワイイ:2007/07/02(月) 02:42:46 ID:Q1v4fN6V

>>◆dqVzDvT5pMさん
おぉ、またもたこ焼きの新作が!
相変わらず戦闘描写がいいですねえ・・・
今日セパ上で氷に貫かれたのを思い出させます。

感想ありがとうございます。
後日談をまったく考えてなかったw
そうゆうのもありですね・・・
また電波受信したら投下してみようと思います。
あと狐の子を嫁にくだs・・・うわなにするやめr

692名無したんはエロカワイイ:2007/07/04(水) 17:35:33 ID:/60co9wr
48↑異民族が倒せない(ガンナー)  作詞・作曲 ラビナ兄ちゃん

気がついたら 同じ面ばかりプレイ そしていつも違う技でしぬ
あきらめずに 強い相手に挑戦するけど いつも即死しちゃーう
もっと雪があればー 楽に相手倒すことできるけど
何回やっても何回やっても
異民族が倒せないよ
あのデスペラ何回やっても避けれない
後ろに回って流れ起こしてもいずれはロボのリンチにあう
ナダレ連打もためしてみたけど黒薔薇相手じゃ当たらない
だから次は絶対勝つために俺は人質だけは最後までとっておくー







(´・ω・`)もうね。いいネタ浮かばないんだ。
>>◆dqVzDvT5pM
狐メイジハアハア(´д`*)
次回に期待します!(`・ω・´)
693名無したんはエロカワイイ:2007/07/05(木) 22:42:39 ID:eCKl9YGF
>>654再うpしたんですか?
ナンバー教えてください
694 ◆dqVzDvT5pM :2007/07/05(木) 23:07:41 ID:lNHAZACx
こんばんは。

>>692さん
流石に覚醒しているとあのラビナもさくっと倒せてしまうのでしょうか。
ひたすら逃げ回ってランタン乱射してる私から見れば羨ましい限りです。
元のネタは、私大好きです。
今も時たま物置から引っ張り出してプレイするぐらいです。
あの竜巻はトラウマですよね…最初対面したときは歯が立ちませんでした。

>>693さん
申し訳ありません。ちゃんとその記事を御覧になりましたでしょうか?
コメントに「キャラ萌えスレ SS」と入れてありますので、それも参考にしていただければ。
ランキングを使えば最初の方にあったと思います。
もう一度書くことも勿論出来ますが、あえて行いません。ご了承ください。


話は変わりますが、バトメの続編のネタが浮かんできました。
今週は時間がたっぷりあるので早めにお披露目できそうです。
では、失礼します。
695名無したんはエロカワイイ:2007/07/05(木) 23:24:45 ID:8I2jyfOL
>>◆dqVzDvT5pM
貴方はいい人だ(´;ω;`)ワザワザ返事アリガトウ

  




新作が待ち遠しス・・・・
ドキドキしながら待ってま〜す(`・ω・´)
696 ◆dqVzDvT5pM :2007/07/05(木) 23:28:47 ID:lNHAZACx
書き込んで気づきました。
再アップしたもののうち、成人指定のものはランキングだと最初の方には来ませんね。
うっかりうっかり…。
成人指定の方はパスワードを設定していますので、ランキングではかなり古いページに来るようになっています。
とりあえず、私がアップしたSSのコメントには全て
キャラ萌えスレ SS
というコメントをつけてあります。
それを見つけていただければ。
では、失礼します。
697名無したんはエロカワイイ:2007/07/06(金) 01:41:40 ID:JKxa6Qjl
ano
あの
新作楽しみです
698名無したんはエロカワイイ:2007/07/06(金) 02:39:02 ID:BLiLg2YI
ano
あの
ero期待していいですか

むしすんなしぬ
699名無したんはエロカワイイ:2007/07/06(金) 21:04:58 ID:s358QFxP
そろそろ格闘にも萌えたいのだが。
700名無したんはエロカワイイ:2007/07/06(金) 23:47:35 ID:OSW5qecx
お久しぶりです。
レンジャイバトメの続きをロダに上げておきました。
[arad498.txt  pass;common]です。
後半部分ではなく1話丸ごとですので、このスレに書いてある最初〜ケダモノも含まれています。
おおよそ全体の半分以降が追加部分です。
エロくはないですがなんか荒れそうなのでロダに上げさせて頂きました。
まぁ、ひとえに筆力の足りなさが原因とは分かっているのですが……。

しかし今回もひどいです、特にラストは見せ場にしなければならないのですがgdgdに……
いつもしている申し訳程度の見直しもしてないので変な所が多々あるかと思いますが、ご愛読いただければ幸いです。
……最良の状態で上げろって話ですね、えぇ。分かってはいるのですが。
それと今作からだんだん俺設定が出てきますがそこら辺は私の悪い癖です。
では、またの機会に。


>>669
けしからん

もっとやれ
みs
もっとやって下さい
701名無したんはエロカワイイ:2007/07/06(金) 23:55:59 ID:xZ1SgiC/
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
702名無したんはエロカワイイ:2007/07/07(土) 00:20:05 ID:2Z9Fswgs
>>700
ついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!執筆おつです!
存分に堪能させていただきました(*゚∀゚)=3
これは是非是非続きを書いてほしいところ・・・!!1

しかしここは本当にネ申の多いスレですね
703名無したんはエロカワイイ:2007/07/07(土) 01:52:18 ID:FWeWWjek
レンジャイ君と過去に共にいた少女とは!?
バトメたんの目的と腕を隠す理由は!?
この二人の将来の行く先は!?
そしてレンジャイ君はいつまでケダモノの称号なのか!?w

続きが気になりまくりっすー。執筆おつ&GJ! っすー♪
704 ◆dqVzDvT5pM :2007/07/08(日) 02:58:11 ID:009pNQ0f
こんばんは。

>>700さん
ついに待ちわびた続編が!
楽しませていただきました。
続きが気になりますが…幸せになって欲しいですね。

そして不意打ちで投下。
705天の魚は美味か否か?:2007/07/08(日) 02:58:42 ID:009pNQ0f
空に海が存在する。
 何を馬鹿な、と鼻で笑われる様な夢物語は、現実だった。
 ミドルオーシャン、と呼ばれる場所は、確かにここ、天城と呼ばれる、高く高くそびえ立つ塔の中に存在していた。
 尤も、本当の海でないことは確かだ。
 火は点くし、呼吸も出来るのだから。


 鮮やかなマリンブルーの景色。
 細かな気泡が立ち昇り、弾け。
 所々にやはり鮮やかな蒼色をした海藻、純白の珊瑚などが生えており、目を楽しませてくれる。


 楽しませてくれるのだが。


 そんなものに構っていられるほど、この場所は安全ではなかった。
 やはりここも魔物の巣窟には違いないのだから。
 そんな場所を、水の抵抗など無いかのように素早く動き回り、魔物を次々と撃破していく、少女が一人。
 その姿は一言で表せば奇妙だった。
 人と狐との姿が合わさっているような姿なのだ。
 無表情のその少女、狐のメイジは、景色など気にも留めないかのように、ただ淡々と目の前の敵を倒していく。


 鉱石の塊に意思が宿った魔物、ゴーレムが、その大きな手で狐のメイジを叩き潰そうと襲い掛かる。
 だがそれは大きくはずれ、飛び上がって攻撃を回避した狐のメイジの持つ、鉄の棒を叩きつけられる。
 間髪入れず、白く輝く光球が猛烈な勢いで飛び込んで、破裂した。
 強烈な浮力が発生し、ゴーレムはその巨体を浮かせた。

「もう、逃がさない」

 突き出された棒が体の一部を削る。
 更に、狐のメイジが全力を込めた突き上げで、巨体はもっと高く飛んだ。
 再び襲い掛かる白い光球。飛ぶ。
 地面へ墜落されることは許されず、強烈な衝撃が叩きつけられ、今度は壁に向かって一直線に吹っ飛んでいく。
 耳障りな音と一緒に、体をへこませてしまったゴーレムが再び、狐のメイジのほうへ向かって吹っ飛ぶ。
 もう一度棒を突き出し、突き上げて、白く輝く光球をぶつけ。
 狐のメイジの言葉どおり逃げられずに、ゴーレムは完全に鉄屑と化すまで宙に浮いたままだった。


 まだ離れた場所には、5、6体、材質はそれぞれ違うゴーレムが、器用に両手を使って地面を這っている。
 石で出来た床に擦れる耳障りな音が届き、狐のメイジの尻尾は不機嫌そうに、少し乱暴に振られた。
 不機嫌なのは、音だけの所為ではない。
 明らかに周りのゴーレムと違うものが一匹混ざっていたからだ。
 それはとてつもなく巨大。
 長くこの海の中に居た所為か、まばゆく輝く金色は見る影も無く、くすんだ黄色になってしまっている。
 あちこちに突き出た刺に、大きな腕。
 殴られれば痛いなどと言う暇も無く命を落とすのは明らか。
 力いっぱい殴りつけていた所為か、両腕はじんじんと痺れるような感覚が続いている。
 棒もよく見れば傷がつき削れ、今にも壊れそうだ。
 金属や石の塊を殴っているのだから消耗が早いのは当たり前なのだが、狐のメイジはその硬さに少し機嫌を悪くしていた。
 錆びてしまった鉄の棒でも、長い間使ってきた大事な相棒。
 それを壊してしまうのは、嫌なのだ。
706天の魚は美味か否か?:2007/07/08(日) 02:59:38 ID:009pNQ0f
 だからといって、今から尻尾を巻いて逃げ帰るわけにも行かなかった。
 それでは鍛錬にならないではないか。

「当たらなければ、怖くないね!狐ちゃんみたいに専門的な訓練はしてないけど、あたしだってずっとこれで生きてきたの!そう簡単には負けないよ♪」

 狐のメイジが勝負を挑んだものの、見事なまでに完敗した相手。
 白い歯を見せて悪戯っぽく笑う白角のメイジの顔がふと脳裏によぎる。
 何時かあの白角のメイジと互角に戦えるほどの実力を手に入れたいと、秘めたる想いを熱く燃やしている狐のメイジは、何かを決意したかのように、軽く棒を振り回してから、群れへと突っ込んでいった。
 

 既に光球は限界まで作り出し、いつでも発動できるよう待機してあった。
 手始めに、周りの雑魚から倒してしまおうと、背中を向けた隙だらけの、ブロンズゴーレムに棒を叩きつけ、そして光球を飛ばす。
 光球がはじけたと思うと、また直ぐ手に装着したグローブの宝石から新たな光球が生み出されていった。
 精神力の消費は大きいが、このように硬くタフネスな敵にはこの方法が一番。
 つまり、絶え間ない攻撃で一気に潰す。
 既に八個もの光球の直撃を受けたブロンズゴーレムは、粉々に吹き飛んでいた。
 破片を蹴り飛ばし、足場を確保しながら次の標的を定める。
 だが、どの標的も群れており、各個撃破は難しい状況だった。
 またもや不機嫌のサインである、乱暴な尻尾振りをしたかと思うと、狐のメイジは一気にゴーレムの群れに駆け寄って。

「爆っ!」

 短く叫ぶと同時に光球が大爆発を起こす。
 石が弾ける音に、金属が砕ける音が辺りに響く。
 バランスを崩し倒れこんだゴーレムの群れの目の前には、狐のメイジの姿は無く、一つの爆弾が。
 もう一度爆発音が響き、ゴーレム達はただの破片と化した。
 残るは、場所に似つかわしくない甲冑に、巨大な黄金のゴーレム。
 甲冑の方は、前回狐のメイジが挑んだ場所でその厭らしさを味わっていた。
 そして、下手に手を出さず近づかなければ動かないこともわかっている。
 巨大なゴーレムの腕に棒を叩きつけ、注意を自分の方に向ける。
 勿論おまけで光球も顔面と思わしき場所にくれてやる。
 予想通り、巨大なゴーレムは甲冑のある場所から離れ一人向かってきた。
 あとは、先ほどのように倒すだけ。
 だが、一撃も喰らわない、という厳しい条件が付くが。


 先に動いたのは巨大なゴーレムだった。
 その大きな手を思い切り薙ぎ払う。
 とっさに後ろにステップを踏んで、狐のメイジは距離を取る。
 大きな手の指先が、スカートの生地を掠めた。

「……面倒」

 思った以上に攻撃範囲が広く、そして早い。
 このまま打って出ないと更に危険が増すのを悟った狐のメイジは、一気に距離を詰め、そして飛んだ。
 尖った場所に手をかけて、ゴーレムの背中に乗る。
 振り落とそうとゴーレムが暴れる前に、ありったけの光球をその背中にぶつけてやった。
 巨大なだけで、材質はそこらのゴーレムと同じようで、面白いように削れている。
 大きな穴が開いたのを確認したメイジは、その穴に更に爆弾を放り込んで、攻撃の届かない場所へ飛び降りる。
 両手足を使った、動物のような着地体制。
 後を追うように浮遊してきた棒を手に取り、再び構えると同時に響く爆発音。
 背中に黒煙があがり、いくつかの破片が飛び散っていく様が良く見える。
 だが、決定打ではないようだった。
 バランスは少し崩したものの、何事も無かったかのように向かってくる巨大なゴーレム。
707天の魚は美味か否か?:2007/07/08(日) 03:00:37 ID:009pNQ0f
爆弾の残りの数を確認する。一個。
 体を支えている場所である、あの胴体を破壊してしまえば何とかなるのではないだろうか、と狐のメイジは思いつく。
 思い立ったら即行動、光球をありったけ作り出し、一気に懐へ飛び込む。
 体制を整えたばかりの巨大なゴーレムはそれを叩き潰そうとしたものの、反応しきれず、大きな手は何も無い場所へ振り下ろされる。
 手が石の床を叩き壊す音と同時に再び響く二重の爆発音。
 明らかに、先ほどより大きなぐらつき。
 手で周りを薙ぎ払った直後でバランスを崩していた巨大なゴーレムは、大きな音を立てて倒れこんだ。
 だが。
 
「っ!?」

 倒れた拍子に、片腕が思わぬ方向へ振られた。
 狐のメイジはとっさに棒を構え、防御の姿勢をとる。
 ボキリと嫌な音が響き、体に伝わる衝撃。
 衝撃を抑えきれず、狐のメイジは吹っ飛ぶ。
 ごろごろと床を暫く転がり、またもや動物のように四肢を使ってブレーキをかけ、素早く自分の体の異常を調べる。
 骨は折れていない。目に付いたのは転がったときに付いた擦り傷程度だ。
 だが、棒が自分の周りに浮遊してこないのに気づく。
 
「……!!!」

 少し遠くに落ちているのは、真っ二つに折れてしまった鉄の棒。
 戦闘で耐久は落ちていた棒が、あの一撃を受け止めることは無理だったのだ。
 こうも見事に折れてしまうと、修理を行っても自分の手にぴったりと合う元の棒には戻らないだろう。
 どうやらゴーレムは、活動を停止したらしい。
 駆け寄り、棒を拾う。

「……折れた」

 ぽつりと呟く。
 棒を眺める狐のメイジの表情は悲しげだった。
 耳も尻尾も垂れてしまっている。
 

 何か重たいものが落ちる音が響き、狐のメイジはその方向へ顔だけ向けた。
 見れば甲冑が手に持った武器を捨てているではないか。
 あのゴーレムを倒したことで、戦意を失ってしまったのだろうか。
 だが、狐のメイジにとってそれはどうでもいいことだった。

「……折れた……!」

 長さは半分になったものの数は倍になった棒を両手に持ち。
 必死に逃げ回る甲冑をぽかぽかと叩いて回る狐のメイジは、暫くその行為に没頭していた。
708天の魚は美味か否か?:2007/07/08(日) 03:01:45 ID:009pNQ0f
「……」

 すっかり甲冑いじめも飽きてしまった狐のメイジ。
 魔物の気配の消えたフロアで、ごろんと横になってしまう。
 尻尾は今まで以上に乱暴に振られていた。

「……?」

 目の前を、中くらいの影が横切っていった。
 起き上がって、その影に注意を向ける。
 
「さか、な……?」

 確かにそれは魚だった。
 よく見れば、大量の魚が悠々と泳いでいる。
 その姿は、ウェストコーストで見られるような魚とは少し違った。
 だが、狐のメイジのカンが告げている。

「……」

 この魚は、絶対おいしい。
 気が付けば狐のメイジは再び棒を両手に構えて。
709天の魚は美味か否か?:2007/07/08(日) 03:02:51 ID:009pNQ0f
「……一つ訊いていいか」
「?」
「その網は何だ」
「……魚」

 ランチャーは、狐のメイジが背負って持って帰ってきた網を見てため息をついた。
 色とりどりの魚が網一杯に入っている。
 そんなことなどお構いなしに、狐のメイジは網を適当な場所に置くと紙とクレヨンを取り出して、何かを描き出した。
 数分して紙はランチャーに突き出された。

「……何だこれは」
「作って」

 まるで幼児が描いたような絵を見て何を作れというのか。
 そう言いたかったが、この娘にそんな言葉は通用しないことをランチャーは知っている。
 とりあえず、それらしいものを作れば満足するのではないだろうか。

「あ、お帰りなさいまし。……あら」
 
 ドレスの上に白いエプロンを付け、三角巾を被ったドレスのメイジがキッチンから出てきた。
 網の中に入っている魚を見て嬉しそうな声を上げる。

「これ、狐さんが取って来たんですの?」
「……」
 
 狐のメイジは小さく頷く。
 
「まぁ!こんなに沢山!丁度私、お魚のお料理を作ろうかと思っていたんですの!ナイスタイミングですわ!偉いですの!」

 本当に嬉しそうに話すドレスのメイジを見て、狐のメイジも何故だか嬉しくなってきた。
 自分の武器が折れてしまった悲しみが少し和らぐ。
 既に日は沈みかけ、食事の時間が近かった。


「わ、お魚料理のオンパレードだねー。どしたの、これ?」
「狐さんが今日一日頑張った成果ですの!」
「へぇー!よくこんなに釣ってきたねー……って、あれ?今日はミドルオーシャンに行ってたんだよね?」
「……棒で叩いて獲ったの」
「うそっ!?狐ちゃんすごいね!お魚を釣り道具無しに捕まえるなんてあたしは無理……」
「あ、このフライおいしいですね」
「天界の魚は久しぶりだ」
「さぁ、狐さんも一杯召し上がってくださいまし。今日の食卓は狐さんが主役ですの!」
「……うん」

 褒めに褒められ、いつの間にか狐のメイジの尻尾は、嬉しそうに左右に振られていた。
 武器が折れてしまった悲しみは、どこかへと消え去っていた。
710 ◆dqVzDvT5pM :2007/07/08(日) 03:06:02 ID:009pNQ0f
狐のメイジ漁師になる。
…バトメだとあのボス手に負えません。

ところで。
>>698さん。
何で私の行動を先読みできてますか?
そちらの方はもう少しお待ちください。
711名無したんはエロカワイイ:2007/07/08(日) 03:10:10 ID:PGMwqxEC
起きててよかった・・・前にも近い時間に遭遇したのですよっ。
嬉しくて読む前にかいちゃう。執筆おつかれさまです!!!
いつも楽しませていただいておりますっ。

>>710の発言に激しくwktkしつつ新しいの読むぞー(*゚∀゚)

712名無したんはエロカワイイ:2007/07/08(日) 14:04:30 ID:uabw4k6h
おぉう知らないうちにすごいことになってるね。
皆々様方にGJと言わざるを得ない。
DNFのストーリー全職分みてシゲキックスされたから
生まれて初めて絵を描いてみようと思うけどかまいませんね!



ちなみに絵心は幼稚園児並みなんで夜露死苦
713名無したんはエロカワイイ:2007/07/08(日) 20:18:26 ID:Ay1s1X2W
もしや韓国語であった漫画のやつのこと?
韓国語わからないからストーリーよくわかんなかった(´Д`;)
期待してるZE☆
714名無したんはエロカワイイ:2007/07/10(火) 11:24:31 ID:7Iehz81S
ano
みす
あの
wktk
715名無したんはエロカワイイ:2007/07/11(水) 03:52:49 ID:b3QPYDBv
ソウル⇔ネンマス←レンジャイな三角関係を思いついて書きはじめてみたんだが
……安西先生……文才が…文才が欲しいです…
716名無したんはエロカワイイ:2007/07/11(水) 08:49:37 ID:iPyCRNqB
三角関係とな!
たぶんこのスレ初の試みですな(・∀・)
超がむば!!!
717名無したんはエロカワイイ:2007/07/11(水) 22:12:57 ID:cyEe9/IG
>>710
すべり天撃をぎりで当てるようにしつつ
オーラないときは逃げに徹すれば何とかなったりするぞ
激しく無様だけど
と、天城時代のPTではいつも一人取り残されていた俺が言ってみる
それはそれとしてGJ!
718名無したんはエロカワイイ:2007/07/12(木) 11:11:40 ID:Hu4IbDMl
最近この板の影響かバトメ作りたくて仕方ない…。
でも試験も操作も難しそうなんですよね(´Д`;)
バトメは打撃型(?)とチェイサー型があるようですが
>>710さんのSSにある戦闘方法だとチェイサー型になるんでしょうか?
スレ違いな気がしないでもないけど教えてえろい人><
719名無したんはエロカワイイ:2007/07/12(木) 20:18:49 ID:5yxULfM3
>>718
スレ違いな気がしないでもないけどえろい人だからお教えしまつ。

チェイサー型は最低限の物理スキルを取得し、チェイサーを2種、もしくは3種メインに上げるタイプ。
基本装備は布、叩いて射出、叩いて射出って戦闘法になる。

打撃型は逆にチェイサーの取得を最低限に抑え、物理スキルをメインに上げる。
こちらは槍マスタリーもしくは棒マスタリーも上げていく事になる。
基本装備は皮、もしくは皮と布のハイブリット。チェイサー射出はあまりせず、
チェイサーによる強化を維持しながら叩く戦闘法になる。

どちらのタイプにしても
・天撃5
・龍牙1
・落花掌1
・砕覇1
・チェイサー全種類1
・オートチェイサー
・全爆
は取得する事が多い。
このスキルを基本として自分の戦闘方法にあったスキルの伸ばしていくと
結果的に打撃型、もしくはチェイサー型に分かれる事になる。
>>710さんの狐たんの場合は、まだ分化する前じゃないかな?
ミドル浅瀬だとLv25前後ぐらいだと思うし。
720名無したんはエロカワイイ:2007/07/12(木) 21:43:30 ID:Hu4IbDMl
>>719さん
なるほど〜…ご丁寧に教えていただき、感謝です!
いろいろ落ち着いたら育てたいな…w
まずはメンテ終了が先ですがね(´Д`;)
721 ◆dqVzDvT5pM :2007/07/12(木) 22:12:21 ID:90sI3lrt
こんばんは。

>>720さん
特に私は意識して育てていないので、どっちともいえないようなタイプになってます。
(布&皮装備のマスタリー取得、チェイサー射出メイン)
でもちょっと変な特徴のキャラばかりなのでそれはそれでいいかなと自己完結してます。
早く砕覇を覚えたい28レベル…もう少し!


ネタが湧き出しすぎて上手く纏められていない文が少し目立っていましたので
(前回はまだまだ手直しできる箇所がありました…)
ちょっとクールダウンを行いながら新しいSSを執筆しています。
成人向けのものなのでそれこそ慎重に…。
完成はまだ先になりそうです。
楽しみにしている方、申し訳ありません。

では、失礼します。
722名無したんはエロカワイイ:2007/07/13(金) 03:19:16 ID:OXoRD0fc
◆dqVzDvT5pMさんいつもご苦労様です。
SSは楽しみですが、どうぞごゆっくり。
無理なさらぬよう頑張ってくださいませ。

一種の焦らしプレイとして受け取っておきます(*゚∀゚)=3
723書き逃げ(将軍×毒1):2007/07/14(土) 23:02:05 ID:pj3zyUyj
「もう我慢できなーーーーいっ!!」
草むらに座り込んでいたポイズンアイビーは、徐に立ち上がって叫んだ。
彼女の腰まである栗色の髪がふわり、と揺れる。
少し離れた位置にある木箱にゆったりと腰掛けていたジェネラルはびっくりしたように彼女を見つめる。
「なんだよ、いきなりどうした?」

ここはビルマルク試験場の一角。
邪魔なタウ達を片付け、一息入れていた時の事だった。

「貴方ね、どうしていつも女を4人もはべらせてるわけ!?
どこに狩りに行ってもいつも一緒、貴方の側にひっついてべっったりくっついて、目の毒だったらないわよ!!」
「毒はお前だろ」
「うるさいっ!!」
現在、件の女性達は他の場所で待機しているため、ここには二人しか居ない。
だからこそ彼女は大声で文句を言えるのだ。
おーこわ、と言わんばかりにジェネラルは大げさに肩をすくめる。
肩についた烏の羽飾りを軽く撫で、自身を睨み付けている女性を横目で見た。
彼女の色白の頬は、怒りなのかなんなのか。赤く紅が差した様に紅潮している。
「…で?」
他に何が言いたいんだ?
そう促す。
「……っ」
彼女は言葉に詰まる。

そう、ポイズンアイビーは目の前に居るこの男に惹かれて居たのだ。

まだ二人がスピットファイアと喧嘩屋だった頃から、共に狩りをすれば面白いようにモンスター共が消えてゆく。
何食わぬ顔をしつつ、たまにふざける事はあっても仕事はしっかり出来て、会話をする事も楽しかった。
自分が想像もしない事を言い、自分とは全く違う観点からの物事の見方をする彼。
彼と知り合うまで、知り合ってからも色んな人と一緒に狩りをしたけれど
何かがつまらなかった。同じような話しばかり聞かされて退屈で。
印象に残るものが何もない。

次はどんな話しが聞けるのだろう。

彼と過ごす時間は、彼女の楽しみになっていた。
しかし、彼女が体調を崩し、狩りに出かけられない間にそれが少し変化をする。
彼が自分より先に覚醒を果たし、見知らぬ女性を4人従えるようになっていたのだ。
体調が戻り狩りに復帰した彼女に、彼がそのコンビネーションを披露する。
彼が一声かければ彼女達は彼の周囲に結束し、彼と共にモンスター達を殲滅していく。
鮮やかとも言える立ち回りで、彼をしっかりとサポートするのだ。
724書き逃げ(将軍×毒2):2007/07/14(土) 23:02:38 ID:pj3zyUyj
…そこは、自分の場所だったのに…。

自分より先に歩き出した彼を見て、彼女は焦りを感じた。
このままでは置いていかれるかもしれない、と。
自分が彼には必要なくなるかもしれない、と…。
その考えはとてつもない恐怖だった。
そんな事はない、と諌める心とは裏腹に、以前聞かされた彼の評判が頭を過るのだ。

「あいつは一人でもやっていけるから、いらないものは切り捨てる人間なんだよ」

必要の無い存在にはなりたくない、と、何でも良いから側に居られる理由を作りたい、と
彼に追いつきたい一心で必死に鍛錬を繰り返し、念願の覚醒を果たして。
彼にその事を伝えて新しい技を彼に披露し、褒めてくれつつ見せてくれた笑顔を見たその時、気付いたのだ。

自分が彼に惹かれていた事に。
これでまた彼の側に居ても良いのだろうか、と嬉しく思った心はとても素直だった。

でも、そんな事は口に出せなかった。
何故なら、今の関係が崩れる事が怖かったので。

只の狩りの上でのペアでしかない

そんな事を言われようものなら、彼女は彼の前から姿を消したい衝動に駆られるだろう。

それでも、彼女のそんな思いとは裏腹に、彼の周囲に居る女性達を見ると苛々が募る。
自分がモンスター共に網をかけ拘束し、一塊に集めると、そこに彼が呼んだ彼女達が集中砲火を仕掛ける。
確かに殲滅は速い。
けれども、狩りを共にすればするほど彼らのコンビネーションを見せ付けられ、訳の解らないもやもやした感情が胸の内にに広がってゆくのだ。

先ほども、巨大なタウから彼を庇うかのように、彼の前に立ちはだかった彼女達を見た時
彼女の感情はついに爆発した。

急に黙り込んだ彼女を見、ジェネラルは眉を顰める。
「気が済んだのか?」
「………」
気が済む筈もない。
それでも、これ以上言える筈もない。

「私が一緒に居るのに、どうして他の女を連れて歩くの」

だなんて。
これは醜いやきもちなのだ。
白い長袖のシャツの腕を握り締め、言葉を飲み込む。
帽子でも被っておくんだった、と後悔が胸を過った。
言いたいけれど言えない悔しい気持ちが溢れ、涙までこみ上げてきたのだ。

――苦しい。
――好き過ぎて苦しい。
――こんなに苦しいなら、いっそのこと……

そこまで考えた時、ポロリ、と涙が零れ落ちる。
725書き逃げ(将軍×毒3):2007/07/14(土) 23:03:10 ID:pj3zyUyj
「!?」
彼女の頬を伝う涙を見た瞬間、ジェネラルは硬直する。
「なっ、なんで泣くんだ!?」
「なんでもないわよ!!!ほっといて頂戴っ!!」
長い髪をなびかせ、ジェネラルに背を向ける。
「ほっとけってお前……」
呆れたようにジェネラルが呟いた。
ポイズンアイビーは俯いてじっと足元の茶色いブーツを見つめ、涙が頬を伝うがままに任せる。
何故こんなにも涙が出るのだろうか、それすらも彼女を苛立たせる。
ジェネラルは腰掛けていた木箱から身を起こし、タイトコートの裾についたゴミを払いながらポイズンアイビーへ近寄っ

た。
「自分の相棒がそんな状態なのをほっとけるとしたら、俺はとんでもない冷血漢だと思うんだがな」
後ろに撫で付けた真灰色をした髪の後頭部をポリポリ、と掻きながらポイズンアイビーの肩に手をかける。
彼女はその手を反射的にばしっと叩いて振りほどくと、ジェネラルは少しむっとしたような表情になり、今度は力をこめ

て肩を掴み半ば強引に振り向かせた。
「何よ」
頬を赤らませ、涙に濡れた瞳でジェネラルを睨む彼女。
彼は、それを見た瞬間「綺麗だ」と素直に思った。

栗色のゆったりとした髪は、月の柔らかな明かりに照らされ
その栗色の髪を飾る黄色いリボンのヘアバンドも
前髪から微かに覗く、気の強そうな眉も
そして涙で濡れた長い睫毛と、その意志の強そうな茶色い瞳も
柔らかそうな白い頬にある傷跡も
全てが彼女の魅力なのだ。

そろそろ俺も末期だなぁ、などと暢気に考える。
睨みつけられていても尚愛おしいのだ。

あまりおおっぴらに感情を表さないジェネラルと違い、ポイズンアイビーは良く笑い、良く怒り、表情がくるくると変わる


それを見たいがために、彼は色々な事を彼女と話し、共に行動していた。
何より、居心地がとても良く。
自分はとても気難しい性格でそりが合わない人の方が多すぎて、誰かと行動を共にする事が面倒くさかったのだ。
一人でも狩りは出来る。
こんな世界でも、自分は一人で生きていけるのだ。
ずっとそう思っていた時、彼女は現れた。
以前組んだ事のある知人からの紹介で知り合い、何度か誘われるままに狩り等を共にしたが、不思議と苦痛を感

じなかったのだ。
反応がとても素直で裏表が無く、全てが直球で返ってくる。
そして気が強く負けん気で、何度か手合わせをしたが無理だと解っている勝負になっても諦めない強さがあった。
自分に無いものを持つ彼女との時間がとても楽しく感じて、いつしか自分から彼女を誘うようになっていた。
今までの自分では考えられない事だった。
それが、ここ最近の彼女は反応が曖昧で少し心配で。
何か悩み事でもあるのだろうか、自分と一緒に居るのが苦痛なのだろうか。
そういえば最近、周囲まで明るくなるようなあの笑顔を見ていない…。

その矢先に先ほどのあの発言である、放っておけるはずがなかった。
726書き逃げ(将軍×毒4):2007/07/14(土) 23:03:41 ID:pj3zyUyj
「泣き止めよ」
「無理」
「なんで泣いてるんだよ」
「貴方には関係ない」
「関係あるだろが馬鹿」
「うるさいわね、勝手に出てくるんだからほっといてって言ってるでしょう」
「だからほっておけるわけ無いだろうが」
「良いからもうほっといてよっ!!」

これでは埒があかない。
ここまで言い合いをしていても、依然として彼女の瞳からは涙が零れ落ちているのだ。
なんとかして涙を止められないものか。
自分が見たいのは、彼女の泣き顔ではなく笑顔なのだ…。
そう思った時、彼の手が自然に動き、彼女の頬に指が触れた。
「!?」
触れた瞬間、彼女が固まる。
今まで、彼女の窮地を救うためにその体に触れた事はあっても、こんな風に触れるのは初めてだった。
人差し指で左頬の涙を拭い、身を屈めて右の頬にそっと口付ける。
「…ちょ……っ」
そんな行為をされた彼女は慌てて彼から身を離す。
「…流石に、そこまで慌てて離れられると俺でも傷付くんだが……」
頬に触れていた指の形はそのままで顔だけ項垂れ、ぽつり、と零す。
「あ、ごめ…じゃな、い、だって、だって…な、何、今のっ!!」
彼女はさっきまでの泣き顔から一転し非常に戸惑った表情で、今度は違う意味で顔が真っ赤になっている。
唇が触れた箇所に手のひらを当て、ミニスカートから伸びた膝を地面について座り込む。
「おい、汚れるぞ」
ぐいっと腕を引き上げ、体を支えて立たせてやると
「そんなに驚いたか?」
にやり、と笑みながら彼女を覗き込む。
「………っ!」
それで彼女ははっとした表情に変わる。
「またからかったのね――――――!!!!」
今度は怒り。
本当に良く表情の変わるやつだ。でも、泣き顔よりは断然良い。
怒られているのに思わず頬が緩む。

「こんな…っ性質のいたずらまでしなくても良いじゃないの!!」
今までに数々のいたずらはされていた。
けれど、こんな類のいたずらは初めて、本当に初めてだったのだ。
その彼女の台詞を聞いた彼は、半ば呆れ気味に溜め息をつく。
「お前なぁ…なんでいたずらでキスなんかするんだよ、アホか」
「…は?」
「惚れた女が目の前で泣いてるのに、どうやって止めれば良いかってそれしか思い付かなかったんだろうが」
「……は?」
「それをお前、あんなに思いっきり拒絶されたらいくら俺でもなぁ…」
「何、言ってるの?」
727書き逃げ(将軍×毒5):2007/07/14(土) 23:04:25 ID:pj3zyUyj
ジェネラルの言葉が、真っ白な頭に広がる。
「惚れた女って誰…」
「お前」
「寝ぼけてるの?」
「寝起きでもねぇしぼけてもいねぇよ」
そこでじっとポイズンアイビーを見詰める。
「よし、涙、ちゃんと止まったな」
ぐりぐりっと頭を撫でる。
「…意味が解らない……」
「完全に呆けてるな、というか解っては居たがやっぱり鈍いな」
まるで面白がってるかのように、顎に生えた髭を撫でながらジェネラルは彼女を見ている。
「前まではずっと一人で居た俺がお前とならペアを組んで居られるのも、俺が先に覚醒したのも、全部お前が好きだ

からだぞ?」
「嘘」
「嘘言ってどうするよ」
くっくっと笑いながら、それでも愛おしそうな目で彼女を見詰める。
「覚えてるか?
お前が体調を崩したのは、俺がミスってお前がマグマロードの溶岩で火傷したからだったろ。
それで俺はもっと強くなってお前を守らないと、そんなミスをしないようにならなくちゃいけない、と思ったんだぞ」
全く気付かなかった。そんな事故で、そこまで考えていたなんて事を。
「腕、見せてみろ」
そう言いながら、彼女の腕を取りシャツの袖を捲り上げる。
「…火傷が痕にならなくて良かった」
ぽつり、と洩らしたその一言で、彼の気持ちが彼女の心に染み渡る。

「…私、も…」
「ん?」
「…好き。凄く、好き」
その言葉を聞いたジェネラルはふっ、と微笑んで
「あぁ、やきもち妬いてたのか、お前。俺も十分鈍かったわけだ。
…俺が一番大事にしたいのは、たった一人、お前だけだよ」
そういって、掴んだままだった腕を引き寄せ彼女を抱き締める。
ふわり、と
華奢な腕、だけれどとても力強い腕で、しっかりと彼女を抱き留めて。
柔らかな月明かりに照らされた、赤く染まった彼女の顔を上向かせる。

「今度は逃げるなよ?」

そっとその唇に口付けた。


「それから、あのブラック・ローズのメンバーだけど」
唇を離した後、照れくささから彼女を抱き締めつつジェネラルは呟く。
「…うん」
「あいつら、仕事で俺のサポートやってるだけで、ちゃんと彼氏とか居るぞ」
「……言ってくれれば良かったのに…」
ぽてっ、とジェネラルの胸に頭をもたげ、自分の思い込みに呆れる。
「俺だって気付いてなくて、妬かれてるなんて知らなかったんだから言えるわけないだろ」
「…うん、そうだね」
ジェネラルの鼓動が、自分と同じ速度なのを確かめながら。
ポイズンアイビーは、目を閉じたままぼんやりと思った。


愛の告白が狩りの最中だなんて、ムードないなぁ、私達……。

まるで相槌を打ったかのように、彼女のイヤリングがきらりと光った。

END
728書き逃げ(後書き):2007/07/14(土) 23:05:01 ID:pj3zyUyj
自分が行くchで良く見かけるペアさんがネタを思いついたきっかけです。
なんか萌える組み合わせだなぁ、と思ったら書きたくなりました。
今気付きましたが、編集ミスで改行がおかしいです。
しかも5で上げてます。orz ウツダシノウ

自分的アバター設定
ポイズンアイビー:新レア髪、イエローリボンバンド、シルバーロングチェーンイヤリング、白ボックスT、チェーンネックレス
          ブラウンレザーベルト、ブラックファンクスカート、ブラウン牛革ブーツ、アプリコットスキン
ジェネラル:新レア髪、新レア帽子、スペースベアード、カラスの羽飾り、ブラックタイトコート
          ブラウンフックベルト、レザーパンツ、新レア靴、日焼けスキン

それでは、お目汚し失礼致しました。
729名無したんはエロカワイイ:2007/07/14(土) 23:13:24 ID:pj3zyUyj
やってしまったぁああ…

>>721
>「こんな…っ性質のいたずらまでしなくても良いじゃないの!!」
「こんな…性質の悪いいたずらまでしなくても良いじゃないの!!」

に変換お願いします…orz

やっぱり_| ̄|○  鬱だ死のう...
730名無したんはエロカワイイ:2007/07/14(土) 23:15:27 ID:pj3zyUyj
はい、アンカミスアンカミス

>>726
>「こんな…っ性質のいたずらまでしなくても良いじゃないの!!」
「こんな…性質の悪いいたずらまでしなくても良いじゃないの!!」


もうここには顔出せない、自分顔真っ赤wwww
731名無したんはエロカワイイ:2007/07/15(日) 00:58:07 ID:7KjTBXSB
おk落ち着こうwwwでも激しくGJ!!1
もう顔出せないなんて言うなよ〜すごく楽しかったぜ。
読んでいて顔がニヤけたのは秘密だ。執筆おつです!

お決まりのペアとかイイネー。いつも同じ人と狩りとか憧れる・・・
PTはずっと野良しか組んだことない寂しい人の独り言ですた
732名無したんはエロカワイイ:2007/07/15(日) 05:44:35 ID:pT+QGdoI
キャラの編成が自分と同じだ・・・この組み合わせはいいよね!

読まさせてもらいました。
やっぱり喧嘩(アイビー)の姐さんは気が強くて好きだけど素直になれない、
みたいなキャラなんだろうと妄想してる人がいてよかったww
そしてこの将軍様は結局美女5人をはべらすわけか・・・
羨ましい・・・もといけしからん
お陰で覚醒する気力がわいてきた!
そういわず次も投下してくれると嬉しいんだぜー

ano
あのアバのSSうp希望します。



733名無したんはエロカワイイ:2007/07/15(日) 09:32:43 ID:B48qSaRv
おもしろいねGJだがガンナーは旧レア帽子と新レア髪があうとおもう☆ZE
734書き逃げの人:2007/07/15(日) 11:04:33 ID:VP0mvOwm
どうしよう、温かいレスがこんなに…!!
生きててヨカッタ

>>731
にやけてもらえたら幸いっすw
自分は回線が糞なんで万年ソロだから、やはりペアとか憧れです

>>732
将軍×毒萌えますね!!SS書いたら益々大好物な組み合わせになりました
喧嘩=気が強くて天の邪鬼とか妄想するともうね (;´Д`)ハァハァフンフンソウソウてなりますね
覚醒頑張ってくだしあ。そしてハーレムを…!!
アバはこんな組み合わせなら良いかな、という妄想なので手持ちのアバに無いものが多数…
期待に答えられず申し訳ない

>>733
自分も最初カウボーイハットで書いてたんですが
良く考えたら帽子のつばがちゅーする時に邪魔だな、と思いサークレットに変更しました
そんな理由です


励ましの声凄く嬉しかったです。最近狩りではモチベが保てないけどアラドは好きなので…
また妄想が膨らんだらお邪魔します
将軍×毒の続編か、新しい組み合わせか非常に悩みます

ではでは… ノシシ
735名無したんはエロカワイイ:2007/07/15(日) 19:48:42 ID:pi/S0kXL
アバを自分好みに集めるのは大変ですよね(´Д`;)
そろそろ見た目にも気をつけたいお年頃ってことで
アバのトレスレとかよく見るようになった自分ですが
アバの名前を見て見た目がパッと浮かばないのが悩み…
wikiもあまり揃ってないし自分のしたい格好すら上手く妄想できません><
どこか見た目一覧みたいなのないもんかねぇ…
736名無したんはエロカワイイ:2007/07/15(日) 22:44:05 ID:0uDLR2fw
なにこの気持ち悪いスレ
737名無したんはエロカワイイ:2007/07/15(日) 22:50:25 ID:xQvTy34d
阿修羅に燃えるスレですがなにか
738 ◆dqVzDvT5pM :2007/07/15(日) 22:55:28 ID:M6OhG/rw
こんばんは。

>>734
よく見かけるペアの方がモデルと言うのはいいですねー。
私のSSだとドレスのメイジ以外は皆自分のキャラなので羨ましいです。
これからも将軍×毒さんに幸せがありますようにー。
私も回線が悪いのか、大抵誰かと組んでもPCマークが出て散々な目にあいます。
ギルドメンバー殆どの人がそうなったのは流石にへこみました。
なので万年ソロ…。

>>735
Wikiにある画像も初期のアバターですよね。
やはりランダム取得なのもありますし、数人で全部そろえるのはお財布にも厳しいですし何しろ量が多すぎます…。
でもあったら便利ですよね。新しいキャラの構想が練りやすくなると思います。

全く関係の無い話ですが、白角のメイジはそれぞれの種類を一回ずつまわしたら出てきた
アバターで構成されています。
それからずっとその格好、良い偶然に恵まれたと思います。

では、失礼します。
739名無したんはエロカワイイ:2007/07/16(月) 17:24:59 ID:nN5EtvTc0
>>738
レスありです
回線はプロバイダも関係すると言いますから、変更も考えたのですが年契約だとつらいです

また今一本、自キャラモデルで書いてるんですが、どうにも恋愛物じゃないと筆が進まず
あめぇ、あめぇよ!甘すぎて顔が角砂糖になっちまうぜ!!って感じです
完全なる二次創作、パラレルワールド
もういっその事将軍×毒シリーズでも極めようかな…個人的に一番萌えるので…
最近件のペアの方を見かけなくて少し寂しい気持ちです

ログ読んでて思ったんですが、酉つけた方が良いんですかね?
では、他の方の投下を楽しみにしながら書き終わったらまた投下しに参ります

あ、>>728のアバSSキボンがあったので、知人の協力の元に作ってみました。
ポイズンの方はリボンのイエローがなく白、腰のベルトもブラウンではなくレッドで
将軍も腰のフックがブラックですが…大体のイメージとして受け取って下さい
ttp://up.jeez.jp/index.php?mode=pass&idd=868
受信パスは[0723]です
740 ◆dqVzDvT5pM :2007/07/16(月) 19:07:30 ID:Aql28to30
こんばんは。
流れを読まずでしゃばってアバター画像アップしました。ごめんなさい。
どうしても文章で格好を語るのは難しいため、というのもあるのですが…。
こんな格好で彼女達は冒険してるんだよという参考までに。

ファイル名[arad872]
パスワードは[takopt]
です。

>>739さん
甘い台詞を書くときは何も考えず書いてます。
じゃないとあまりの恥ずかしさに倒れそうで。

トリップに関しては、どっちでもいいのかなぁと思います。
勢いでつけてしまいましたが、特に必要性は感じなかったり。
外そうかな…?

では、失礼します。
741名無したんはエロカワイイ:2007/07/16(月) 23:20:04 ID:/AWlGpvd0
みんなのオサレ具合に嫉妬
どうせどうせorz

>>740さん
たこ焼きメイジと狐メイジは想像通りでしたが、ドレスメイジの髪型は意外でしたw
実際の格好を見れて感謝ですん。もし見つけたら蛸足でも送りつけますね
742bsk&グラ1:2007/07/17(火) 15:41:08 ID:UsxDTJNk0

 ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…

薄暗い洞窟の中で、その女性は傷だらけになった自身の体を、岩がむき出しの壁にもたれさせる。
天然の洞窟の天井には、一体どれ程蜘蛛が生息しているのか、と思うような蜘蛛の巣が無数にかかっている。
あちこちに散らばる人骨が、夥しい数の人間を犠牲にしてきた事を物語る。
「きつい…」
まだ、自分のレベルではここに挑戦するのは無謀だったようだ、と多少の後悔が胸を過った。

蜘蛛の巣窟の奥にある、高レベルの冒険者向けのダンジョン。
何度か足を通わせなければ見つける事は出来ないここに、一人でやってきた。

「馬鹿だな、お前。一人で無茶するなっていつも言ってるだろう?」

この場には居ない、赤い瞳をした自分の相棒の声が聞こえる。
「解ってる。それでも、一人で来たかったんだ」
自分一人しか居ないのに、そう声に出して返事をした。

いつも自分の前に立って、敵の群れに突入し、その手に持った大剣を振りかざしている彼。
自分が傷付けば、自身の血を分け与える特殊な術を使って癒してくれる。
いつも、自分を守ってくれていた。
だけれど、自分も格闘家で、接近戦を得意とするのだ。
いつも守られていてばかりでは、格闘家の名が廃る。
どうして自分がここにたった一人で来たのか、その理由を再び思い直し、彼女は自分の額に巻いた鉢巻きをしっかりと結び直した。
そして、背中に背負った麻袋のリュックを下ろし手持ちの回復剤を調べる。
「テキーラが4本、大きな乾燥肉が3個、特産チーズが2個…後はベヒーモス神殿に行った時の残りの聖体が2個、か」
冒険者としての勘で、ボスはそう遠くない事が解る。
奥の方から、不気味な気配を感じるのだ。
少ない回復剤。けれども、ここで引き返す訳にはいかない。

(…あの人の側に居られるだけの力が自分にあるのか、どうしても確かめたい…!!)

体を見渡し防具の損傷箇所を調べる。
ほんの数日前にシャローキープでの狩りを終え、アルフイラ駐屯基地で武器屋を営むゲイル=イレップスに修理をして貰ったばかりだというのに
気に入りの連翹色をしたタイドスリーブレスタンクトップの上に身につけている
アクアクルステ・ライトアーマーの各部位それぞれには無数の傷跡、酷い所にはひび割れまでが出来ていた。
愛用しているバルチャーファイターも、蜘蛛共を掴み、投げ飛ばした時の返り血に濡れている。
拭き取り用の布を取り出し、乱暴に拭う。
首から下げた、彼に貰った報酬で手に入れたというアレックスの破片を握り締め。
目の前には居ない、このダンジョンのボスを睨みつけるかのように顔を上げ、先の部屋へと彼女は進んで行った。
743bsk&グラ2:2007/07/17(火) 15:41:39 ID:UsxDTJNk0

「ライナスの親父っ!!」
「ん?おお、どうした」
「アンタ俺の連れ見なかったか!?」
この質問を繰り返すのは何度目だろうか。
彼は、逆立てた白い髪を益々逆立てるかと思う程の荒さで、エルブンガードの小武器屋を営むライナスへ詰め寄った。
額に填めた青いヘッドギアの下からは汗が滴り、緋色の瞳の周囲を滑るように流れ落ち
はぁ、はぁ、と肩で呼吸をし、睨みつけるようにライナスを見ている。
その様からは、恐らくウェストコースト、ヘンドンマイア中を駆け回ったのであろう様子が見て取れた。
ライナスは顎鬚を撫でながら、はて?と首をかしげた。
「お前さんの連れというと、頭に白いリボンをつけた茶色い髪のショートカットのグラップラーか?
そういやぁ、いつ頃だったか、ヘンドンマイアの方から旅支度を整えて、駐屯基地の方へ歩いて行ってたぞ」
(やっと見つけた……!)
「サンキュー!!」
そう言うが早いか、彼は背中の赤いクロークを靡かせ大急ぎで身を翻し、アルフライラへと走って行った。

走りながら、腰に下げた大剣・ベノムスレイヤーの柄を握り締め、くそっ!!と悪態をつく。
(夕べの様子がおかしいからまさかとは思ったが、あの馬鹿……!)


「あたし、ずっと気になってた事がある」
ポツリ、と、酒場の二階にある一室の簡素な椅子に腰掛けた彼女は言った。
「ん?何?」
ベッドの縁に腰掛け、剣のくもりを必死に磨いていたバーサーカーは気持ち半分で返事をする。
「あたし、お荷物になってない?」
「うーん…中々落ちねぇなぁ……は?」
それまで目を奪われていた気になるくもりから目を離し、椅子に座るグラップラーを見る。
「お前、何言ってんの?」
「だって…ギルドを通じて知り合って、一緒に狩りに行くようにはなったけど…
あたしと貴方じゃ、レベルに差がありすぎるってずっと思ってた」
バーサーカーが呆れたような顔をして
「レベルなんか関係ねぇだろ」
と言うと、彼女はうつむいていた顔をきっ!と上げ
「あるよ!!」
と反論する。
「だって、あたしの技のレベルじゃ、貴方のサポートも満足に出来ない
どう考えたって貴方の技の威力にも敵わないし、貴方だったらソロでだってやっていけるって
あたしじゃない人と組んだ方がもっと連携だって…」
「ストップ」
手を挙げ、グラップラーの言葉を遮る。
「お前、それ以上言うと怒るぞ?」
赤い瞳の中に、本気の怒りの色が走る。
「……」
「なんだって今頃そんな事言い出すんだよ?意味が解らねぇ」
「……」
「…謝る気はねぇ、か。取り敢えず、今夜一晩しっかり頭冷やせよ。俺は部屋に戻る」
ガチャガチャと音を立て剣を鞘に戻してバーサーカーは立ち上がり、ドアへと歩いていったところでふっと振り返り
「勝手な行動取るんじゃねぇぞ」
そう言い残して部屋を後にした。

そして朝、彼女の部屋を訪ねた時は、もぬけの空だったという。
744bsk&グラ3:2007/07/17(火) 15:43:19 ID:UsxDTJNk0
一体どのダンジョンに入ったのであろうか。
バーサーカーは、ダンジョンへの分岐点に立ち止まり思案する。
彼女と共に行ったアルフイラのダンジョンは、シャローキープ、蜘蛛の巣窟、黒妖精の墓の3箇所である。
だがまだ黒妖精の墓は一度しか行っていないので、恐らく蜘蛛…
そう思うが早いか、彼の足は蜘蛛の巣窟への道を走り出した。


一足中へ踏み入ると、そこには蜘蛛やグール共の屍骸が散乱しており、つい先ほどまで戦闘が行われていた事が伺える。
壁や地面を注意深く見るとそこには、見慣れた衝撃により生じる多少の凹凸が確かめられた。
自分の考えが当たっていた事に安堵し、バーサーカーは一層足を速める。
奥へ奥へと進むにつれ、地面に落ちた血の量が増えていくのが気になった。
明らかにモンスター共とは違う血の色…
心臓の鼓動が早くなる。
とその時
「…――っ!」
「!?」
微かに、悲鳴が聞こえたような気がした。
「おい…やめてくれよ…」
ぽつりと呟き、五感を研ぎ澄ませ、声のした方向を探る。
生き物の動いている気配
格闘家特有の打撃音
それらを察知した時、彼は全速力で洞窟を駆け抜けた。


「っくぁ…っ!!!!」
ドガッ!!という激しい音と共に、女性の体が地面に叩き付けられる。
頭がフラフラとし、目の前が真っ白になる。どうやらスタンにかけられたらしい。
(ヤバい…!!)
その彼女に更に追い討ちをかけようと、禍々しい紫色のオーラを発したノーマッシュが手を振りかざした。
スタン解除が間に合わない。このままでは避けきれない。
「きゃあああああああああああ!!!!!」
その瞬間脳裏に浮かんだのは、相棒の自分に見せてくれる笑顔。
(ごめんね…)

ガツッ!

一瞬の静寂

「……?」
咄嗟に目を瞑っていた彼女は、来るはずであろう衝撃が来なかった事に疑問を抱いて目を開いた。
彼女の瞳に映ったのは、白い髪の毛。
そして、見慣れた赤のクローク。
その先には…
「瀕死じゃねーか、馬鹿」
「…なんで、ここに…?」
彼女に襲い掛かろうとしたノーマッシュの前に立ちはだかり、ベノムスレイヤーでそれの腕を受け止めていたバーサーカーは
ちらり、とグラップラーに目線を送り
「話しは後だ」
とだけ言い残し、目の前の敵に向き直る。

745bsk&グラ4:2007/07/17(火) 15:44:12 ID:UsxDTJNk0
大剣を振り上げ、腕を跳ね除ける。
「とぁ!!」
相手の一瞬の隙を見逃さず、そのまま上段斬りを叩き込みその肩に斬り付ける。
ぐらり、と体が揺らいだがまだ息の根はある。
そのまま首をがしっと掴みノーマッシュのエネルギーを自身に取り込んだ後、血しぶきと共に吹き飛ばした。
「ハァッ!!」
そこへ高く飛び上がり空中から加速をつけ、剣を突き立てて絶命させる。
「グ…ゥ…」
動きが治まったのを横目で確認し、周囲でこちらの様子を伺っていたグール、蜘蛛共に目を向ける。
「人のモンに手ぇ出した落とし前、つけさせてやるよ」
ボソリと呟き剣の柄を握り締めて一番近いマルフィサに向かっていった。

「さて」
周囲のモンスター共を片付け終わったバーサーカーは、隅で放心したように座り、黙り込んでいるグラップラーを見やる。
その体が一瞬ピクリ、と動いたのは見間違いではないだろう。
スタスタ、と側まで歩み寄り、しゃがみ込む。
無言で腕を取り顔を上げさせ、怪我の具合をチェックした後、ひょいっと彼女の体を抱え上げた。
「ちょっとっ!!」
「ん?」
慌ててグラップラーは手足を動かすも、一人で無茶をしたせいか、体の節々に鋭い痛みが走る。
「…ぅ」
「……」
その顔に苦痛が走ったのを見て取ったバーサーカーは、やはり無言で彼女を抱えたまま歩き出した。
「……」
(きっと、凄く怒ってるんだろうな…)
ちらり、と自分を抱き上げている男を見ると、無表情で。
彼女は所在もなく、肩をすぼませ大人しくする他無かった。

彼が歩みを止めたのは、数部屋前の棺のある部屋だった。
彼女を抱えたまま蹴ってその棺を壊すと、そこからは柔らかな黄緑色の光を放つ妖精が現れる。
無言のままでその妖精と重なるように彼女を立たせると、妖精はふわり、と彼女の周囲を飛び回った後
黄緑色の光を彼女の全身を包み込むように広げ、傷を癒していった。
妖精の生命エネルギーは、混乱チーズや毒肉より余程安心して回復をしてくれる。
自身の術で彼女の傷を癒す事も出来たが、魔力もあまり残ってなさそうだったのでそこは自重した。
「…あり、がと…」
「ん。…じゃ、行くぞ」
「え?」
街に戻るぞ、と言われる事を覚悟していたのに。
「もうちょい進めば親玉が居るだろ。折角だから報酬貰って帰ろうや」
「…戻らなくて良いの?」
「あのなー」
はぁ、と大げさに溜め息をついた後。
「あそこまでたった一人で頑張ったのが解ってて、親玉目前にして戻れなんて俺が言うとでも思ったかよ」
「……」
『頑張った』…
「まー、すげー無茶しやがって、って思うけど、さ。実際滅茶苦茶心配したし。
…それでもお前はやりたかったんだろ?」
746bsk&グラ5:2007/07/17(火) 15:44:54 ID:UsxDTJNk0
「うん」
「さっきはかなり危なかったけど、俺が間に合った。それで結果オーライだ。だから…」
ぐしゃっと、彼女の頭を撫でて。
「決めたんなら最後までやり遂げろ。…ま、今度は二人で、だけどな」
にっ、といつもの笑顔を見せてくれた彼を見て、さっきまでの独りだ、という孤独感と
怒っているのかとの不安が嘘のように消えてゆく。
変わりに溢れてきたのは、頑張ろうというエネルギー。
「…ごめん。心配させて」
「全くだ。俺の知らないところで勝手に体に傷なんかつけてんじゃねーぞ」
「ごめ……ん?」
しまった、という表情を浮かべたバーサーカーは、慌てて来た道を奥へと進み出す。
「……さ、行くかな、うん」
「あ、ちょっと、今の何?」
すたすた、と足早に歩くバーサーカーの後を追いかけるグラップラー。
「なんでもねーよ、気にすんな」
「気にすんなって言われても気になる」
「空耳だ。お前は空耳を聞いた」
あくまでもしらをきり通そうとするバーサーカーの背後で、彼女は両手を前に出し、投げ技の掴みの体勢を取る。
「背後には十分お気をつけ下さい、バックブリーカーが迫っております」
「ごめんなさい首が折れます勘弁してください」
「じゃあスパイラルハンマーで…」
「俺を狙って飛ぶなぁあああああああああ!!!!」
最後には何がきっかけでそうなったのかも忘れるほどに、グラップラーとバーサーカーの追いかけっこはしばらく続いた。


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ…」
追いかけっこの勢いをそのままに、ボス部屋である事を示した珠玉が両側の柱で光る部屋の入り口まで駆け抜けた二人。
流石に疲れたのであろう、共に膝を突いて呼吸を整えている。
一番憐れなのはその二人のやり取りに巻き込まれたモンスター達ではないだろうか…。
現在居るその部屋を見渡すだけで、激しさが伺える。
壁にある無数の凸凹は、彼女が彼をめがけてモンスターを投げ飛ばした後であるし
地面にある無数の凸凹も、彼を狙ったのに邪魔をしてきたモンスターが突っ込んできてしまい狙いが外れて
無残にもスープレックスやスパイラルハンマーで叩き付けられて出来たものであるし
円形に血が飛び散ってモンスターの屍骸が転がっているのは
彼が彼女の攻撃から身を守るためにエネルギーを爆発させ周囲に撒き散らした後であり
何より一番悲惨だったのは、咄嗟に身を庇う為にバーサーカーに捕まれたポイズンマルフィサであろう。
自身の生命エネルギーを吸い取られつつも、グラップラーの最大にパワーチャージをしたショルダータックルと板ばさみになり
瞬時に絶命してしまったのだ。
747bsk&グラ6:2007/07/17(火) 15:45:35 ID:UsxDTJNk0
「…ぷっ……」
先程までの一人での苦戦が嘘のようだ、と、こんなに遊んで何をやっているんだろう、と思ったグラップラーは
不意におかしくなって吹き

出してしまった。
「…くく…っ」
つられてバーサーカーも笑い出す。
「あっははははは、もー何やってんのー!?」
「ぶははは、それはお前もだろーがよ!」
「あたし達一体何やってんだろー、はーぁ」
ひとしきり笑い合った後、やっぱり二人で居ると楽しい、という実感が胸に広がる。
自分はどうして、こんな事を忘れて居られたんだろうか。
楽しいから、彼と一緒に居たのに。
「…お前さぁ、昨日言ってただろ」
ボソっとバーサーカーが口を開いた。
「ん?」
「俺とお前じゃレベルが違う、とかどうとか」
「…うん」
「俺は、やっぱりそんなの関係ねぇと思うんだ。
確かに、俺の方が経験はあるし、差だって多少、あるとは思う。
けど、そんなのは誰だって同じだろ」
ぽつり、ぽつり、と。彼女の反応を確かめるように言葉を続ける。
「うん」
「で、俺には俺にしか出来ない事があって、お前にもお前にしか出来ない事があって…」
「うん」
「俺、あんまりこう、上手く言えないんだけど」
「うん」
言い辛そうに、ちょっと顔を横に逸らして言う。
「お前と居ると楽しいからさ」
「うん、あたしも楽しい」
ほっとしたように向き直り
「一緒に居る理由なんて、それだけで十分じゃねぇ?レベルなんて、これから一緒に上げて行けば良いだけだろ」
「…うん。まぁ、ちょうど同じ事考えてたってのはここだけの話しだけどね?」
顔を見合わせて再び笑う。
「ごめんね、変な事で悩んじゃって、さ」
「んーまぁ、誰だって悩むくらいするだろ。良いんじゃねぇの?」
「そっかー。って事は貴方でも悩む事あるんだねぇ」
思いもかけない反撃にがくっと項垂れるバーサーカーを見て、再び彼女は笑う。
「…俺ってどんだけー…まぁ良いや、さっさとアラクロッソぶっ倒してショシュアんとこで旨い飯食おうぜ」
すっくと立ち上がり、グラップラーに手を差し出す。
にこっと微笑んだ彼女はその手を取り、隣に並んで立ち上がった。
「助けに来てくれたお礼に、ワイン奢っちゃうよ」
「ふむ。それは速攻で片付けて戻らないとだな」


10分後、二人の姿はヘンドンマイアの月光亭にあり。
仲良くエルブンワインを片手にたこ焼きを抓んでいる姿を見たショシュアは、胸をほっと撫で下ろしていたそうだ。

748bsk&グラ後書き:2007/07/17(火) 15:46:30 ID:UsxDTJNk0
どうもこんにちは、書き逃げの人です。誰も居ないであろう時間に投下するのが好きな自分。
頑張って恋愛色を薄くしてみた結果こうなりました。(ほんのり恋愛風味)
折角時間があったのに、疲労度開放そっちのけで何やってるんだろう、まぁいいや。
Lv設定はbsk→Lv42〜44、グラ→Lv35〜38
装備している武器、防具名等でわかる様にしてみました。
レベル差のあるペアの悩みを妄想してみたり。ただ鬼が書きたかっただけだったり。
ダンジョンは蜘蛛Mくらいの設定です。スパイアのないグラにちょっと無理をさせてしまいました、ごめんなさい。
スキル名などはどこまでが違和感無く表現出来るのか、多少悩みながら書きました。
他の職人様が投下するまでの場繋ぎにでもなれば幸いです。

それでは、次は将軍×毒…を書くかも…

ノシシ
749名無したんはエロカワイイ:2007/07/17(火) 18:45:15 ID:Y3MtdFAk0
激しくGJ!

偶然にも今日、友達がゲームを始めだしたんだけど一緒に狩りする上で
絶対にこういう悩みって出てきちゃうと思うんだよね
レベル上だったり、慣れてる方は気にならないものなんだけど・・・
自分もこのbskみたいにカッコヨクこういうことが言えるようになってやるZE☆

執筆おつでした!次回も期待してます(*゚∀゚)=3
750名無したんはエロカワイイ:2007/07/19(木) 09:26:30 ID:A3ZPEQ7V0
繋ぎにすらならないけど

カザン「この体に宿りし鬼神よ その力を我に示せ」
ブレ 「虚ろな目に魅入られし者は抵抗する力を失うであろう」
サヤ 「悲しき思いは冷気となり 周り全てを凍てつかせる力となる」

陣張る時の台詞とか妄想してみたり
こんなゆっくり張ってたら間に合わないけど・・・orz
751名無したんはエロカワイイ:2007/07/19(木) 15:56:43 ID:OXFcViu60
カザンやなんかもスキルなんだから、発動までに詠唱あればかっこいいのにね!
といってもやっぱ言ってると間に合わなさそうですが・・・w
よく特徴とらえてると思います。ぐっじょーぶ!
752名無したんはエロカワイイ:2007/07/19(木) 15:58:15 ID:e0tDueR6O
題:重火器はいったいどこから取り出してるんだよ oi おい むしすんなしね

昼下がり
月光亭には腹を空かせた冒険者達が押し寄せる
肉厚のステーキやらグランプロリス産野菜の特盛りサラダなどなど
皆、シュシア特製の料理を口にする
そんな中で二人は窓辺のテーブルに陣取っていた
「ねぇ」
ハチマキが印象的な女が連れの男に話しかける
「む?」
サラダをモグモグしていた男が顔を上げて答える
「前から気になってたんだけどさ」
いつになく真剣な表情の彼女を見て男はモグモグしていたサラダを飲み込んだ
「くるくる回ってズドドド!ってやる奴とかさ」
「(……あぁ…ガトリングか)うむ」
「キュインキュインとかなってズビー!ってなる奴とかさ」
「(……レーザーライフル?)あぁ」
「あれいつもどこから出してるの?」
効果音を身振り手振りで表現しつつ
ハチマキの女はテーブルに手をつき身を乗り出して男に詰め寄った
「(顔近い…)あれはな…」
753名無したんはエロカワイイ:2007/07/19(木) 16:00:47 ID:e0tDueR6O
「実はな」
「うん」
「もの凄い力で潰して折り畳んで荷物袋に仕舞ってあるんだ」
二人の間に沈黙が流れた
男はこの沈黙が永遠に続くのではないかと感じたそうな
「そ」
「そ?」
「そーだったのかぁぁぁぁ!」
「あぁそうなんだ(コイツ位のおバカにはこれ位の方が分かりやすいよな)」
本来はなら
多次元平行質量保存理論を応用したバックパックに収納したり
遠隔物質再構成理論だとかを駆使した転送装置を使って重火器を転送したりしてるんだぞ!
とか言って自慢したい男なのだが
そんな事は全く気付かないハチマキの女であった

オマケ
「ドッセーイ!(ビュオオ)」
(何で振り回すだけで竜巻が起こせるんだ…)
754名無したんはエロカワイイ:2007/07/19(木) 16:06:00 ID:e0tDueR6O
ブラスター×トルネードの
固定攻撃力スキルコンビで書いてみました
トルネードがアホの子なのは愛故にです

ではサラバ
755名無したんはエロカワイイ:2007/07/19(木) 16:35:22 ID:Cn6ipm2hO
わろたwww
756名無したんはエロカワイイ:2007/07/19(木) 18:01:35 ID:qu9CEdNj0
ワロスww
757名無したんはエロカワイイ:2007/07/19(木) 18:02:27 ID:AbLsFrru0
トルネドかわゆすww
758名無したんはエロカワイイ:2007/07/19(木) 23:53:16 ID:XxFMj59HO
重火器は全部四次元ポケットにしまってるのかと思ってた(´・ω・)
759メカとグラと時々テンペさん1/3:2007/07/20(金) 23:59:53 ID:ET7IWWXS0
ここは溶岩窟。アルフライラの奥にゴーレムがいるという場所に僕と彼女はやってきた
今までの敵とは違った厄介なやつらがうようよいる
「テンペさん、よろしくっ!」
相棒のテンペさんも連れて3人で回ることにした
彼女は火傷も気にせず殴っては投げ、僕に近づいてきた敵をあさっての方向に飛ばしていく
そんな彼女に何もしてあげられなくて歯がゆい
「アンタの作ったロボはすごいよ、力だけのアタシと違って頭脳派なんだから頼りにしてるよ」
火傷と切り傷で体はボロボロ、テキーラをあおっては肉を頬張りながら微笑む彼女
そして敵がいなくなったのに僕らの真上でうろうろしているテンペさんを見上げる
「もうひと息じゃない、がんばろうよ」
僕たちは勝利と互いの無事を祈って乾杯した
そして、その後今まで倒してきたゴーレムが3体もいる部屋についた
この狭い場所ではこっちが不利なのは目に見えている
彼女が投げてダウンさせ、テンペさんが追い討ちをかけてくれる
殴られてもふっとばされても立ち上がる彼女とテンペさん
せめてやつらに見つからず懐に入れるようにと思って迷彩服を投げたのに届かなかった
だって彼女は僕の見積もった場所のはるか上空にいたのだから
760メカとグラと時々テンペさん2/3:2007/07/21(土) 00:01:23 ID:ET7IWWXS0
上に吹き飛ばされたあと、打ち下ろしか?それともまた打ち上げてお手玉か?
最悪の事態が頭をよぎる
助けたいたすけたいタスケタイ
体が自然と動いていた、恐怖はなかった、装備なんて布で即死確定だけど
君を守ることが出来るのならかまわない
それでも、届かない
頂点まで浮いた彼女がスローで見える、薬を飲む余力も無く目がうつろだ
助けたいのに無理なのか?守ってもらうだけなのか?
そして、ゴーレムが次の攻撃を彼女に向けている
僕があの一撃を止められないと彼女は・・・!!
無理だと思った瞬間爆風が起き、彼女は僕の元に落ちてきた。
ゴーレム達は息絶えていた

彼女のダメージは酷く、大好物の肉はやっぱり食べられそうに無い
回復薬のバッグを漁ってやっと見つけた鉱泉水を自分の口に含んで彼女に口移しした
何度も何度も繰り返した、彼女の目が覚めることを祈って
「助けてあげられなくてごめん、守ってもらってばかりでごめん
僕は君のパートナーとしてふさわしくない・・・」
涙がこぼれて前が見えなくなって僕の嗚咽だけが静かな空間に響いていたけれど
「うそつき、助けに来てくれたじゃん。ありがとう」
761メカとグラと時々テンペさん3/3:2007/07/21(土) 00:02:22 ID:ET7IWWXS0
その後僕らは街で彼女の静養にしばらく費やした
でも僕は彼女を怒らせてしまった
僕は正直に助けに行けなかったことを詫びたのに恩を売るなと一蹴されたからだ
あの時君を助けたのはテンペさんなのに
「マスター、ワタシハ、ダイジョウブ。ダレモ、シナセハ、シナイ。
マタ、サンニンデ、ボウケンシマショウ」
僕にはテンペさんの声が聞こえていた
彼女には僕の姿に見えたのだろうか?
僕はこんなにカクカクしてないぞ
そして、もうひとつ怒られたことは
「アンタ以外に誰がアタシのわがままにつきあってくれるってのよ!」
762メカとry:2007/07/21(土) 00:05:16 ID:ET7IWWXS0
皆さんに触発されて書いてしまいました
テンペにさんつけるのは私のコトです
メイン、サブ、テンペさんと愛着持った子達を出しました
完璧親ばかです
763メカとry:2007/07/21(土) 00:05:48 ID:ET7IWWXS0
皆さんに触発されて書いてしまいました
テンペにさんつけるのは私のコトです
メイン、サブ、テンペさんと愛着持った子達を出しました
完璧親ばかです
764名無したんはエロカワイイ:2007/07/21(土) 01:33:32 ID:1hz9aqlt0
>>763 GJです
765名無したんはエロカワイイ:2007/07/21(土) 10:30:13 ID:QvKi05Kj0
にしても人いねぇな
766名無したんはエロカワイイ:2007/07/21(土) 10:31:10 ID:QvKi05Kj0
あぁ、ごめん、誤爆した
767名無したんはエロカワイイ:2007/07/21(土) 13:40:17 ID:Whhua4420
テンペさん萌え
768名無したんはエロカワイイ:2007/07/21(土) 20:24:39 ID:1hz9aqlt0
今更ながら>>654 >>656のSSを見てないのに気づいた。
暇ができたら再UPお願いします。
769名無したんはエロカワイイ:2007/07/21(土) 22:28:12 ID:uImsvLZH0
>>768
ロダを見たけど消えてないぞ
770名無したんはエロカワイイ:2007/07/21(土) 23:19:20 ID:1hz9aqlt0
>>769
マジですか
俺が見てるロダまちがってんのかな・・・・
771名無したんはエロカワイイ:2007/07/21(土) 23:23:42 ID:gJKfZuQTO
アラド戦記うpろだhttp://up.jeez.jp/
772名無したんはエロカワイイ:2007/07/21(土) 23:28:15 ID:1hz9aqlt0
見てたロダを間違っていて本ロダにありました。
迷惑かけてすいませんでした
773名無したんはエロカワイイ:2007/07/23(月) 09:18:15 ID:2jD8sb1a0
いつもニヨニヨしながら拝見させて頂いています。
絵分がないなぁと思い僭越ながら投下させて貰いまうs

ttp://www.uploda.org/uporg918815.jpg

うpとかしたことないからこれでいいのかどうか…
スレ汚し失礼しました〜
774名無したんはエロカワイイ:2007/07/23(月) 10:33:07 ID:3n7OJcwV0
>>773
大変GJだとおもいまうs
775名無したんはエロカワイイ:2007/07/23(月) 12:44:22 ID:ZDa8TkhE0
>>773
いいセンスだ
776名無したんはエロカワイイ:2007/07/23(月) 19:23:04 ID:KPlL0anJO
>>773
もう消えてるんだぜ…
777名無したんはエロカワイイ:2007/07/23(月) 23:58:08 ID:l0fBjb9t0
ほんとだ・・・(´・ω・`) ショボーン
778773:2007/07/24(火) 15:00:59 ID:vzW7xrfY0
>>774
>>775
すごく…嬉しいです…
叩かれないかひやひやしてたんだぜ('A`)

>>776
<(^o^)>
  ( ( ナンテコッタアアアアアアイ
  / レ
慣れない事はするもんじゃないな…

このまま無かった事にするのも寂しいんでアラドうpロダに再うpしてみました(´・ω|
arad1096 pass:kenka
暇潰しにどうぞ('A`)
779名無したんはエロカワイイ:2007/07/25(水) 21:47:56 ID:JjUsIQhY0
イイネイイネー。GJ!
テストあってゲームもできん状態だしいろいろたまるから見てると癒されます。
ありがとう(`・ω・´)
780名無したんはエロカワイイ:2007/07/26(木) 01:20:10 ID:oLSvEUEfO
いろいろ、ね…w
781名無したんはエロカワイイ:2007/07/26(木) 06:58:37 ID:YvQLYOWp0
そうだよな、色々たまるな、試験期間は……

たまったものに負けてる俺乙 o rz
782名無したんはエロカワイイ:2007/07/26(木) 17:47:16 ID:kfcLTbj40
ここを見るのはいい癒し(*゚∀゚)=3
息抜きも大事だよね!
783名無したんはエロカワイイ:2007/07/28(土) 03:31:06 ID:c/c4OUYi0
ここんとこ寂しいね(´・ω・`)



ごめんネタがなくて
784名無したんはエロカワイイ:2007/07/28(土) 15:17:04 ID:DUnCapFv0
ano
あの3分くらいで絵を描いてみました。
あまりにも暇だったら見てください。

arad1342 パスpon1




チュ−リップじゃないです(´・ω・`)
785773:2007/07/28(土) 17:19:21 ID:KlFg+yY00
>>784
お絵かき仲間キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!! と思ったら…
ano
あの
吹いた麦茶返してくだしあ><
786名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 04:12:25 ID:xJKAqEyg0
>>784
テラチューリップwwwwwww
787784:2007/07/29(日) 11:50:39 ID:iJ1XVv860
>>785
ano
みす
あの吹いたってどういうことでうかおいむしすんあ!





つ旦~
ウーロン茶でよかったらお返しします

>>786
わ、わざとなんだからね!




(´・ω:;.:...
788784:2007/07/29(日) 15:59:45 ID:iJ1XVv860
また描いてみました。
今度はちょっと時間をかけたのできのうのポンマスよりはマシになってます。
描いたのはストで自分のキャラをモデルにしました。

見る前に注意点
・jpgにすると劣化するのでbmpにしました(´・ω・`)ゴメンネゴメンネ
・体のバランスがおかしいのは気にしない!
・背景がよくわからないのも気にしない!
・773さんの上手な絵と比べない!
以上(´・ω・)

arad1392 パスpon2

自然に身を任せ大気の流れを感じてください。
何か感じられるものがあればそれがハゲです
789名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 17:22:44 ID:smwe5bUD0
>>788
座り方がなんかむかつくw
いやいい意味でね!
790名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:11:58 ID:Tl2jd4Ca0
暇すぎたのでペイントでザッザと書いてミマシタ。
クォリティ低いのはご愛嬌。許してやってください

http://up.jeez.jp/index.php?mode=pass&idd=1402

パス mage

フローレも描こうとおもったけどなかなか難しく断念orz
791名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:55:41 ID:P++NA3I80
>>790
ニャンニャンは俺の嫁(*´д`)
792名無したんはエロカワイイ:2007/07/30(月) 03:12:10 ID:WzwdLUdE0
みんな絵うまいなぁ・・・w
お二方ともお疲れ様&GJです(`・ω・´)
793784:2007/07/30(月) 12:22:27 ID:YLpu1yDe0
>>789
それは喜んでいいんですか><

>>790
カワユスー(*´ω`*)

>>792
くだらない絵を見てくれてありがとです(つд⊂)
794名無したんはエロカワイイ:2007/07/30(月) 21:39:47 ID:B1dkvici0
>>784さんと>>790さんに触発されて、書いてみた…はいいけど
手書き→携帯→PC 異質になってる/(^o^)\ 編集してもリカバリきかねぇ\(^o^)/オワタ
でもせっかく書いたのでみてくだしあ!
No.1467 PASS kaku
795黒猫の一日。:2007/07/31(火) 02:01:32 ID:VuyMhoff0

 ボクの仕事は、窓辺でのんびり日向ぼっこをしてること。
 あと、色んな人にじゃれつくこと。
 あと、餌をおねだりすること。
 あとは、ご主人様をお守りすること。


 今日も朝からいい天気。
 ずっと寝転んで暖かさを感じていたけれど、ボクはお腹が空いてきた。
 そうだ、ご主人様におねだりしよう。
 そう思って、体を起こして声を上げようとしたけれど。

「………………」

 ご主人様は、熱心に本を読んでいた。
 あの状態でボクがおねだりすると、一秒でも早く読書に戻りたいという風に餌をくれるから、ボクはとっても申し訳ない気持ちになるんだ。


 だからボクは、気づかれないようそっと窓辺から降りて、別の場所に行く。
 僅かに空いたままのドアを頭で押して、隣のドアの隙間に潜り込む。
 かちゃかちゃと何かの音が響くその部屋。
 床の上に、大きな男の人が座り込んで何かしていた。
 ボクにはそれが何かわからないけど、とっても面白そうなんだ。
 でも、突付かせてもらえない。
 ちょっと残念だけど、しかたないかな。
 
「……ん?」

 声を上げたボクに気づいてくれたその人はいつも、変なにおいが染み付いた大きな手袋を外してからボクを撫でてくれるんだ。
 ボクはそれが嬉しいからもっと声を上げる。
 もっと撫でて、撫でて。


 あ、そうじゃなかった。今はお腹が空いているんだよ。
 ご飯、ご飯。

「腹が空いているのか……これでも食べるか?」
 
 そういってその人は鞄の中から、紙に丁寧に包まれた何かを取り出して、それを破いた。
 中から出てきたのは、チーズ。ふた欠片くれた。
 ボクはチーズ大好きなんだよ。
 嬉しいから声を出しながら食べる。
 食べている間もゆっくりと頭を撫でてくれるその人は、大きいけど優しい人なんだよ。


 もう少し欲しいとおねだりしようと思ったけど、もうチーズは全部その人が食べちゃったみたい。
 足に頭をこすり付けて、ありがとうと伝えてからボクは、空いている窓から外へ出た。
796黒猫の一日。:2007/07/31(火) 02:02:05 ID:VuyMhoff0

 外では、狐みたいな女の人と、ちょっと小柄な女の人が一緒にお食事をしていた。
 ボクに気づいたのか、小柄な女の人が笑顔で手を振ってくれた。
 ちょっと早歩きで、ボクは近づいた。
 あれだけじゃ、足りないよ。ご飯、ちょうだい。

「あら、ご飯を貰ってないんですか?」

 違うよ。貰ってないけど、違うよ。
 ご主人様の邪魔をしたくないだけだい。
 だから、ちょうだい。

「うーん、ハムって食べてくれるんでしょうか……?」

 何でも食べるよ。
 ボクの目の前に出した以上、そのハムはボクの物。
 うん、おいしいよ。

「……お魚は?」

 狐の女の人が、お魚のフライを取り出していた。
 お魚は大好物。
 ちょうだい。

「……おいで」

 ボクは言われるままに、狐の女の人の膝に乗って、フライを貰った。
 おいしいなぁ。


 あぁ、おいしかった。
 お礼に思いっきりすりすりしてから、ボクはまた別の場所へ行くんだ。
 また小柄な女の人が手を振って、今度は狐の女の人も手を振ってくれた。
797黒猫の一日。:2007/07/31(火) 02:03:25 ID:VuyMhoff0

 出てきた窓とは違う、別の窓からボクはまた家の中に入った。
 其処に居たのは、ベッドの上に寝転がる、ご主人様の一番のお友達。
 直ぐにボクに気づいて、起き上がった。

「どうしたの?遊んで欲しいの?」

 ううん、違うよ。
 まだもう少しお腹空いてるの。
 だから、遊んで欲しいわけじゃないんだってば。
 ご飯ちょうだい。
 
「いやー丁度暇だったんだよね。遊ぼうー?」

 ご飯!ご飯!


 結局、ボクの抗議は無視して結構長い間遊ばれた。
 楽しかったけど、お腹空いてるんだってば。
 自分だけばててないで、ご飯ちょうだい。
 
「あー……お腹空いたんだ。あれだけ遊べばねぇ」

 遊ぶ前からだよ。

「お腹が空いたらたこ焼きだよ!あげるー!」

 毛繕いが大変なんだけどなぁ、これ。
 でも、いいや。いただきます。


 いろんな人からご飯を貰って、お腹がちょっと落ち着いたボク。
 またご主人様のところに戻って、窓辺で寝るんだ。

「……あら、おかえりなさいまし。お腹、空いてるでしょう?」

 そう思っていた僕は、本を読み終わっていたご主人様の姿を見て、考えを改めた。
 何かを優雅に飲んでるご主人様。
 ボクはご主人様のこの姿が一番大好きなんだ。
 だって、綺麗でしょ?
 お腹は空いてないよ。一杯貰ってきたんだもん。
 だから、晩御飯のときにちょうだい。

「あら、そうでもないみたいですの。……ふふ、甘えんぼさん」

 でも今ご飯を貰わない代わりに、ご主人様の膝の上でお休みしたいな。
 窓辺で光を浴びるのは好きだけど、ご主人様の膝の上はもっと好き。
 
「おいで、プルート」

 ボクは、召喚された猫だ。
 名前だって、皆プルート。
 だけど、皆同じじゃないんだ。餌をくれた人みたいに、皆違うんだよ。
 名前だって、プルートだけど、違うんだ。
 ボクはこのご主人様だけのプルートなんだよ。
 それをしっかり証明するために、ボクは膝の上に乗って、思う存分すりすりするんだ。
798 ◆dqVzDvT5pM :2007/07/31(火) 02:05:53 ID:VuyMhoff0
お久しぶりです、こんばんは。
夏風邪こじらせて医者に脅されました。
今は完治しましたが。
成人向けのもなかなか完成が見えず…ごめんなさい。

プルートが最近人気のようなので一本書いてみました。
暫く手をつけていなかったリハビリも兼ねて…。
初めての一人称視点のSSなので、難しかったです。
暑いこの時期、暑さのイライラを和みで中和していただければ幸いです。

では、失礼します。おやすみなさい。
799名無したんはエロカワイイ:2007/07/31(火) 02:57:58 ID:lrLAXhh30
>>778>>784>>790>>794さん
この板にも絵描きが現れたどー!と感動いたしましたw
みなさん絵かけるなんてすごい・・・自分は絵心が無いもので・・・。

>>◆dqVzDvT5pMさん
お姿が見えないと思っていたらか、風邪ですか・・・!
医者に脅されるってどんだけ〜・・・いやいや完治して何よりです。
蒸し暑い日々が続いているものですから体調も崩れやすいですよね。
皆さんの健康を祈るばかりです。

プルートのお話はブランクを感じさせませんねー。
さすがの一言であります。しかしプルートは消費MPがgggg
成人向けも期待しちゃう!
800名無したんはエロカワイイ:2007/07/31(火) 12:56:39 ID:UWjqKzCt0
ぬこかわいいよぬこ・・・(*´д`)ハァハァGJハァハァハァハァ
801名無したんはエロカワイイ:2007/07/31(火) 19:18:57 ID:AOTJ4uqO0
>>798
GJ!
風邪には気をつけて……
自分もエアコン付けっぱなしでうたた寝してたら
生まれて初めて39度の熱を出したぜ!
802名無したんはエロカワイイ:2007/07/31(火) 19:26:47 ID:r+2SStfs0
>>794
芸術家の絵みたいでかっこいいですね(`・ω・´)
803794:2007/08/01(水) 09:02:59 ID:H1YPm//k0
>>◆dqVzDvT5pMさん
健気さに萌え! GJ! こんな子、我が家に欲しいです (´д`*)

>>799さん 絵描きだなんて(〃ノノ)…皮にk(黙…にしk(殺
>>802さん ヾ(・ω・*)ノ<アレは本当の自分ではないのでーす(悪い意味で
また、懲りずにレンジャをUPしても…いい…かな?
804名無したんはエロカワイイ:2007/08/01(水) 12:13:01 ID:YqCJVR/w0

_  ∩
( ゚∀゚)彡 うp!うp!
 ⊂彡

805名無したんはエロカワイイ:2007/08/01(水) 17:35:04 ID:/ledgqyp0
「一つお前に聞きたい事がある」
「んー?」
 夜の帳に包まれた暗い部屋に二人分の声が響く。
「傷・・・痛くないか?」
 白い指が、厚い胸板に刻まれた傷を軽くなぞる。
「別に今は痛くねぇなぁ・・・一応治ってるし」
 大きな手が、少女の頭をくしゃくしゃと撫でる。
寄り添うように、重なり合うように、二人ベッドの上。
互いにほぼ全裸なのは・・・つまり、まあ、そういう事を致した後だからである。
「傷だらけだな・・・」
「そりゃまぁ、化け物と戦(ヤ)りあってるからな」
 指でなぞったその傷跡に少女の唇が微かに触れ、離れる。
「傷は戦士の勲章、か」
「いや、それはねぇな」
 青年の応答は、少し笑い混じりで。
「傷を負うってのは、むしろ未熟な証だ。強ぇ奴は怪我なんざしねぇよ」
「そういうものなのか?」
「少なくとも、俺はそう思ってる」
 もう一度、青年の手が少女の髪を掻き乱すように撫でていく。
そして、思い出したかのように一言。
「あー・・・背中の傷は男の勲章かもなぁ」
「背中の傷が? 何故だ?」
 少女の耳元に青年は口を寄せ。
ニヤリと微笑みながら囁く。
「お前、イく時思いっきり爪立てっからな」

ぼんっ!

 そんな音が聞こえそうな勢いで少女の顔が赤く染まり。
「ば、馬鹿!」
「これが結構痛かったりするんだが。ま、ちゃんと気持ち良くさせてるって分かるし、いいか?」
「うぅぅぅぅ・・・!」
 顔を伏せ、青年の胸板をぺしぺし叩く少女に。
 優しく髪を撫でながら、青年は口付けを浴びせ。

 ・・・二人の夜は、今日も更けていく。
806名無したんはエロカワイイ:2007/08/01(水) 17:36:48 ID:/ledgqyp0
アラド関係なくね? とか思いつつ電波受信したので書いてみたり。
これぐらいなら年齢制限必要ないよね? よね?

暑さで電波受信機ぶっ壊れてるぜハッハッハー♪
807794:2007/08/01(水) 22:41:53 ID:AbwzoN8B0
pass:renjaでttp://up.jeez.jp/index.php?mode=pass&idd=1574
懲りずにうpしてみる。今回は元の写真(縮小版)も付録(?)でついてます(イランガナ
まだまだ要修行ですます、ハイ…。
ぼ、僕の脳もこの暑さで溶けてるってことになりませんかね?!
808名無したんはエロカワイイ:2007/08/02(木) 02:10:07 ID:l4duolkT0
見た側は溶けたというより蕩けました

>>805とかニヤけちゃったぞぶるああああああああああ
年齢制限必要なのも書いていいと思うよ!
みす
ぜひかいてください
809名無したんはエロカワイイ:2007/08/02(木) 19:24:52 ID:GKBWeUHx0
>>808
エロなんて書けねぇよ(´・ω・`)



頑張るっす。はい。
810名無したんはエロカワイイ:2007/08/03(金) 15:29:39 ID:d3JWlOjw0
805に萌えました(*゚∀゚)=3
811名無したんはエロカワイイ:2007/08/05(日) 20:30:32 ID:4VN+tQCJ0
いつも見ていましたが書きたくなったので投下
812名無したんはエロカワイイ:2007/08/05(日) 21:15:18 ID:4VN+tQCJ0
1人の長身の男が酒場の木で出来たイスに腰掛けていた。
「アラド大陸じゃスーツなんて浮いてるなぁ・・・。」
紺色のスーツに身を包み、逆立ったグレーの毛、黒い革靴。
ヘンドンマイアではありえない服装だった。
男の視線は4人の長身の男達に向いていた、この男とは違う服を着たものたちだ。
「紫のあの服かぁ・・・都会じゃ見かけなかったけど・・・ここのガンナーは田舎の人たちなのかな。」
男は天界人で普通の会社で普通に働いていた、天界には無法地帯もあったけど、国もある、荒れてない国だってあるのだ。
4人のガンナー達はスーツの男に気がついた。 ラピッドスーツの男が喋り出す。
「あいつ都会から『落ちた』奴か、やっぱ俺たちとは違うんだな。」
黄色いラピッドスーツの男は煙草を咥えていた、火はついていないようで仲間の一人に話しかけた。
「火ぃ付けてくれ、お前ライターなくても出来るだろ。」
煙草の男は右隣に座る男に話しかけた、その男は赤いライダージャケット、普通のガンナーが履いてる様なズボンだった。
「ライターぐらい持っておけよー、しょうがないな。」
男が腰に下げた十字のマガジンから赤い弾を取り出し、一瞬だけ開く、すると不思議なことに炎が出た。
「悪ぃな、お前が居ないと煙草が吸えないぜ。」
すると煙草の男の左隣、紫の服を着たガンナーだ、まだ新米らしく、10代後半だろう。
「兄さん・・・スピットファイアーの能力をそんなことに・・・」
スピットファイアー、やはり荒廃した国で戦いを選んだガンナーらしい。
もう1人の男は眠っていた、背中に巨大な重火器を背負っている。
「ZZZ・・・」
さっきの煙草の男はレンジャーであろう、テレビで見たことがある。
ニュースの内容が頭に浮かんだ。
「―戦後に荒廃した市街地跡からの中継です、今も地元のレンジャー同士の銃撃戦が続いており・・・」
813名無したんはエロカワイイ:2007/08/05(日) 21:48:35 ID:4VN+tQCJ0
レンジャー、荒っぽいことが好きな奴らだ・・・、戦争で無法地帯となったところで暮らすガンナーで
かなり腕が立つ・・・本物は一度天界の病院で見たことがある、片目を失い、血だらけで担架に乗せられていたな・・・
危険も多いわけだ。

隣の男はスピットファイアーらしい。
弾丸の研究を進め、独自の戦い方をする。
何を考えてるのかちょっとわからない人たちだな。
「アッ!フリグレ落っことしたぁぁぁぁ!逃げろッ!」
男がフリグレと呼ぶものを落っことした、あれは爆弾か?・・・や ば い
爆音が聞こえた、周囲の机が吹っ飛んで・・・あれ?飛んでこないぞ。
「ヘイ皆さん!そこに近づいたら彫刻になっちまうぜ!おっと危ないお嬢さん!」
「アッッハーイ!」
ズデボキャ!
奇声を発しながら小柄で赤毛の少女が床で滑った、顎を打ったらしい、痛そうだ・・・
床が凍っている・・・かなり広範囲に渡っているぞ。
「お・・・っとっとっととととと!・・・ッ!」
目を布で覆っている男がずっこけた、視力を失っているらしい。
僕はその男を助け起こしに行った。 男の目から布が取れていた、眼球は灰色で視力を失っていることを確信した。
「だ、大丈夫ですかぁ!?」
手を差し伸べた、いかん・・・僕の手が見えないのか・・・、しかし不思議なことに僕の手をつかんだ。
「ありがとう・・・すまないな。」
距離感まで完璧につかんでいる、おかしい、目が見えないはずじゃ・・・僕は失礼と知りつつも聞いてみた。
「どうして正確に僕の手が・・・?」
彼はいやな顔もせず、にっこりと微笑んで答えた
「私は鬼の暴走で視力を失ってましてね・・・、代わりに波動を身につけましてね。」
「波動?鬼????」僕にはわからない話だった。
男は不思議そうな顔をした、あの4人組はわかるのかな。
「ご存知有りませんか?我々鬼剣士は元は普通の剣士でしたがある日腕に鬼神が宿りましてね。
昔は見えてた目もそいつの暴走で見えなくなってしまいまして・・・、波動という力に目覚め、目の代わりにもしてるんです。」

・・・まぁ大変なんだろうなぁ、床でこけたところを見ると物体の形は分るけど細かいところは分らないのかなぁ
814名無したんはエロカワイイ:2007/08/05(日) 22:29:43 ID:cGCfdFy70
な、なんという斬新な萌え
けしからん!もっとやって下さい(*´Д`)ハァハァ
しかし、一度メモ帳か何かで全部書いてから投稿して欲しいんだぜ?
815名無したんはエロカワイイ:2007/08/05(日) 23:30:29 ID:h5xkOSGqO
これは投下終わってるのか?
判断し辛いんだぜ
816名無したんはエロカワイイ:2007/08/07(火) 18:22:55 ID:J89REmTNO
    /⌒ヽ ダレモイナイ
  _(´・ω・)__
 /  ) (  /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
817名無したんはエロカワイイ:2007/08/07(火) 22:06:29 ID:3v1zMKgr0
(・ω・) ダレモイナイネ
818名無したんはエロカワイイ:2007/08/08(水) 04:09:11 ID:eGKmvZJEO
題:あぁ…竜巻様!
「暑い…」
重火器の整備をしていた男はポツリとつぶやいた
「あ〜う〜」
傍らにはベッドに寝そべってゴロゴロと転がりながら暑さと格闘している女
普段付けているハチマキはベッドの傍らには置いて、いや捨てられていた
 
ここはヘンドンマイア
アラド大陸でも比較的住みやすい気候の地域ではあるが
夏になればそれなりに暑くなる
「あ〜う〜アツイ〜」
「仮にも女なんだからシャツをバサバサするなよ…」
「なんでさ?」
「いや、つまり…俺も健全な男なわけでだな」
「(・ω・)?」
「あー…うん、何でもないキニスンナ(駄目だコイツ本気で分かってない…)」
819名無したんはエロカワイイ:2007/08/08(水) 04:10:55 ID:eGKmvZJEO
重火器男とハチマキ女はヘンドンマイアの片隅の宿の一室で蒸し焼き状態になっている訳である

「う〜う〜」
「ベッドで転がっても無駄に暑くなるだけなんじゃないか?」
「そりゃそうだけどさ、ジッとしてるのもなぁ…」
「しょうが無いだろ?原因はお前にもあるんだから」
「う…」
「本気で重火器を押しつぶして畳もうとする奴が居るとは思わなかったよ…」
(>>752参照)
「それはアンタがウソ教えるからでしょー!」
「あーハイハイ俺が悪かったよ」
「む〜」
820名無したんはエロカワイイ:2007/08/08(水) 04:12:28 ID:eGKmvZJEO
ブラスター×トルネード第二段です

トルネードがアホの子なのは(ry

ではサラバ!
821名無したんはエロカワイイ:2007/08/08(水) 09:24:45 ID:OR9Z1LsH0
重火器を必死で潰そうとしてるトルネドを想像して萌えたw
822名無したんはエロカワイイ:2007/08/08(水) 21:04:04 ID:d6yKHfVm0
アホの子可愛いよアホの子(*´д`)ハァハァw
823名無したんはエロカワイイ:2007/08/10(金) 18:51:24 ID:tb0I9U+z0
イイヨースゴクイイヨー
GJ!(´д`*)ハァハァ
824名無したんはエロカワイイ:2007/08/11(土) 00:06:57 ID:6vGOPfzmO
    /⌒ヽ
  _(´・ω・)__
 /  ) (  /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トルネドかわゆす
825名無したんはエロカワイイ:2007/08/12(日) 04:22:32 ID:MfTk62nH0
誰もいない(´;ω;`)ウッ・・・
826名無したんはエロカワイイ:2007/08/12(日) 11:36:43 ID:2iTNhW7q0
カモーン!マイフレンド!!!
827名無したんはエロカワイイ:2007/08/13(月) 03:50:16 ID:HoLKfkG40
ドロー!モンスターカード!!



あれ、誰もいな(ry
828名無したんはエロカワイイ:2007/08/14(火) 05:22:27 ID:abO7N77O0
何故か誰もいない
829名無したんはエロカワイイ:2007/08/14(火) 16:30:18 ID:DmlNaQuy0
きっとみんな暑さでダウンしてるんだ。
そうに違いない。決して過疎ってるわけではない。
830名無したんはエロカワイイ:2007/08/14(火) 17:21:51 ID:BZq3VhgV0
暑さで電波の受信機が壊れてまっす。
ネタないっす。
最近同じダンジョンでLvUPに励んでるし、新しいネタ思いつかぬぇ(´・ω・)
831名無したんはエロカワイイ:2007/08/14(火) 21:54:25 ID:xEtzETwTO
ついさっきの出来事。

友達(鮭)と初めて稜線にいってきたポンな自分。
ナイアドに気とられてたら鮭が戦士に掴まれてたんで
すぐ助けたのはいいんだけど
掴まれてってか抱かれて鳴いてる鮭の妄想がとまんねええええぇぇ
すぐ助けてちょっと惜しいことしたとか思(ry

そんなこと考える僕は変態ですかね…なんかもうぼすけて
832名無したんはエロカワイイ:2007/08/14(火) 22:25:00 ID:hEWZaU+O0
>>830
つ アンシエントレシーバー

そろそろプリースト実装か…
再出動までみんなの作品を拝ませてもらうわいさ〜
833名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 01:16:27 ID:t1EvOen90
IEからだと見られないらしいな。
その所為かしたらばの萌えスレが加速しまくりんぐですよ。
834名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 01:23:40 ID:PL/Kakj2O
>>831
妄想GJ
835名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 14:02:58 ID:bGLUT6970
gdgdなマンガうpしてもいいかな?(´・ω・`)
836名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 15:05:58 ID:doliEhAg0
>>835
カモーン!!(o゚∀゚)o
837名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 17:09:20 ID:FKzVYFZq0
>>835
マンガとな!?見たい見たい(*゚∀゚)=3
838名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 18:45:52 ID:fP1ai9D90
カマーン!!(w゚皿゚)w
839名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 19:39:23 ID:9EaJaYb00
ano
あのそんな期待しないでください(´・ω・`)

arad2194 パスpon3
840名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 19:42:21 ID:9EaJaYb00
ID変わってるけど835です(´・д・`)
841名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 20:17:48 ID:doliEhAg0
>>839
吹き出した麦茶返せwww
842名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 20:19:09 ID:hOSCQ2AH0
カオスフルwwwww
843名無したんはエロカワイイ:2007/08/15(水) 21:24:55 ID:FKzVYFZq0
あえてGJwww和んだwwww
最近したらばの方が盛り上がってるなと思ってたけどその反面で
いろいろと揉めるのみててなんとなく鬱になってた。
これみて元気になったわ。サンクスww
844名無したんはエロカワイイ:2007/08/16(木) 00:38:04 ID:3d18YAnZ0
狙ってるんじゃないかと思うくらい絵の雑さが壷にきたwwww
845835:2007/08/17(金) 16:59:06 ID:8NytPR4m0
あるぇ〜、思ったより好評(?)でよかったですw
ホントはサテライトでピンポンダッシュするって言うのを思いついて(ヒットの数だけピンポン鳴りまくる
描こうと思ったんだけど、そこまでたどり着きませんでした。

>>843
したらばのほうは見てないけど、人が集まるとどうしても荒れちゃうよね・・。
でもこんな絵でも元気になってくれてうれしいです。こちらこそありがとうヾ(o・ω・o)ノ"

>>844
あぁ、実は狙って描いtげふんげふん!
マウスで一生懸命描いたんだよ(`・ω・´)
846名無したんはエロカワイイ:2007/08/20(月) 00:32:31 ID:eFzXg6fp0
おいらはここのまったり進行が好きだ
847 ◆dqVzDvT5pM :2007/08/20(月) 06:19:11 ID:ppiu5it50
おはようございます。
いきなりここが見れなくなって何事かとあたふたして一週間。
やっと解決方法がわかりました…。

>>831さん
やっぱり考えることは皆同じですかっ!
ちょっとギクリとしました。

>>835さん
38度を平気で超える自室でSSを書く気力を再び取り戻させていただきました。
ありがとうございます。お茶返してください。

>>846さん
したらばの方は随分と賑やかですね。
お互いが発表しあって和んだりできるというのは、素敵なことだと思います。
私も皆さんを和ませる作品などをこれからも作って行きたいです。


話は変わりますがうpろだが現在アクセスできないのでしょうか?
まだ半分ですが一応前半部分としてアップできる準備ができているのですが…。
なんだかこう……歯がゆいです。
848名無したんはエロカワイイ:2007/08/20(月) 12:00:18 ID:eFzXg6fp0
◆dqVzDvT5pMさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
PC版のここは何故かいつも表示されずおいらも往生していました。
お部屋は38度↑とかきついですね・・・(;´Д`)
室内でも熱中症になることがあるようなのでお気をつけください。

うpろだですが、今みてきたところ普通に表示されました。
朝はたまたま落ちていたのかな・・・?
一応、URL置いておきますね っttp://up.jeez.jp/

新作が楽しみすぎる・・・(´д`*)ハァハァ
849 ◆dqVzDvT5pM :2007/08/20(月) 16:41:41 ID:ppiu5it50
こんにちは。

>>848さん
うpろだ復活したんですね。
アドレスまで置いて頂いて…本当にありがとうございます。
熱中症に関しては、既に何度かなりかけているという危険信号です。
「寝るな!寝たら死ぬぞ!」
をリアルで体験できる私の自室。
そんな体験コーナー誰が勝手に設置したんでしょうか。


SSの方はアップできない歯がゆさを原動力に、続きを一気に書き上げてしまいました。
今あがっているものは、完成品です。
長い間お待ちになった方、遅くなって申し訳ありませんでした。

ファイル名[arad2379]
パスワード[tako3]

【ご注意!成人向けの作品です】

となっております。


では、失礼します。
850名無したんはエロカワイイ:2007/08/20(月) 20:00:19 ID:eFzXg6fp0
ふおおおおおぉぉぉぉ・・・! あ な た が 神 か
やはり◆dqVzDvT5pMさんの作品はおいらのツボにクリーンヒットです(´д`*)ハァハァ
夏バテも一気に解消しちゃったぜフゥーハハー!
素敵な作品どうもありがとうございましたっ。
またたこ焼き一行のお話が読めるといいな(´д`*)

まだまだ暑い日々が続きますが、どうかお気をつけて。
水分しっかりとらないとね・・・リアル死ねますから・・・( ´Д`)
851名無したんはエロカワイイ:2007/08/20(月) 20:11:03 ID:AWCjsChb0
あなたが 神 か

いや、あなたが神だ!


でも体には気をつけて下さいね
852名無したんはエロカワイイ:2007/08/20(月) 21:11:08 ID:k58aA9QY0
勃起した(´・ω・`)
853名無したんはエロカワイイ:2007/08/20(月) 21:32:17 ID:JSS/HomJ0
たこタン可愛いよたこタン(*´д`)ハァハァハァ・・・ウッ!
そして書き手さんは熱中症に気をつけてご自愛をぉぉぉぉっ!
854テンさんカップル味 ◆wVRw39DT3M :2007/08/20(月) 22:58:54 ID:6JJUi4UC0
2408 pass natu
ボケた頭で久しぶりに。俺的カップリングを簡潔に書いてみた。
レアは微エロ、お子様は大人の階段を一段上がってからどうぞ。
例によって文句、批判はどしどし受け付ける(w゚皿゚)w
855名無したんはエロカワイイ:2007/08/21(火) 01:38:07 ID:cpn3TW8j0
>>849さん、>>854さん
共にGJであります(・∀・)
今日は二つも作品があがるなんていい日だ・・・
856名無したんはエロカワイイ:2007/08/21(火) 12:42:40 ID:aLctBgp3O
いま6chでドレスメイジさん見たかも(・∀・)
857 ◆dqVzDvT5pM :2007/08/21(火) 20:09:34 ID:zqvTWqBM0
こんばんは。

>>856さん
とても言いにくいのですがそれは私じゃあありません。
と言うのも、ブラックミニハットを私が所持していないため、ドレスのメイジの格好ができないんです。
少し前にあげたアバターの画像は、ブラックミニハットだけ友人に借りて撮影してます。

そんなわけですので、ここでの話をその方にふられても混乱されるだけだと思います。
すみません、嬉しさを壊すようなことを言ってしまって。

では、失礼します。
858名無したんはエロカワイイ:2007/08/21(火) 21:06:04 ID:aLctBgp3O
ふごぉっそうだったのですか…おはずかしい。
話しかけてはいないのでセーフでした。
べ、別に話しかけるのは恥ずかしいと思ったわけじゃないんだからね!

本物見つけたら蛸足まみれにします(郵便的な意味で
859名無したんはエロカワイイ:2007/08/22(水) 22:14:02 ID:V7cc4/6pO
題:けしからん、実にけしからん、もっと見せい

ウェストコースト
観光の名所であり、避暑地であり、交通の要所であるこの街には
必然的に人が集まる

往来を行き交う人々の中で一人の女性が目に付く
ハチマキが印象的で、健康的な、それでいて魅力的な肢体

男が声を掛けるのは必然だったのか

「はぁ〜い、そこの素敵なハチマキお嬢さん」
「ほ?」
「あぁ…やはり美しい…ミーの予感は当たったようです」
「は、はぁ…」
突然話しかけられ困惑するハチマキ女
それに対して男の方はハチマキ女の顔を眺めつつ溜め息を漏らしている
この男、チャラチャラした物腰ではあるが腰には二丁の銃と巨大なマガジンを下げている
どうやら冒険者のようだ
860名無したんはエロカワイイ:2007/08/22(水) 22:14:59 ID:V7cc4/6pO
「え〜と…アタシに何か用?」
流石のハチマキ女でも
突然妙なことをブツブツ呟く男の出現に面食らったようで歯切れが悪い
「用?勿論ありますとも、貴女のような美しい人には幾らでもね」
「え〜と(・ω・`)?」

普通の女性ならナンパだと直ぐに気付くのだが
ハチマキ女は残念ながらア○の子である
マガジン男の回りくどい芝居掛かった話し方が外国語に聞こえてくる

「えーと…よくわかないんだけど…;」
「嗚呼!成る程…この胸の内に秘めた言の葉をありありと晒せと仰るのですね…」
「あ〜?う?」
「御一緒にそちらのリストランテで御食事を…」
「おい、何やってんだ」
絶妙のタイミングで会話に割り込む男が一人
ハチマキ女のパートナー兼保護者の重火器男である
「何だね?君ぃ…ミーの邪魔をしないで貰おうk…」
マガジン男は言葉を最後まで出し切れなかった
「俺の女に手を出すな…!」
開いた口にガトリングの銃口が向けられていては
出したくても出せないのは当然だとも思うが
861名無したんはエロカワイイ:2007/08/22(水) 22:25:49 ID:V7cc4/6pO
その後
体の色んな所から液体を垂れ流しながら謝り続けるマガジン男を道端に放置し
必要な物を買い終えた二人は宿へと戻ってきていた
「ね〜え」
ベッドに寝そべりゴロゴロしながらハチマキ女は重火器男に顔を向ける
「む?」
相変わらず重火器の整備をしながら生返事を返す重火器男
「昼間の事なんだけどさ」
「昼間…?あぁ、『怪奇!体液噴出男』か」
「うんその液男が絡んできた時さ」
「(略しすぎだろ…)あぁ」
「液男になんて言ったの?」
「あーそれはな…(面と向かって言えるかよ…)」
「うん」
「お前を周囲の大気もろとも凍らせて砕くぞって脅したんだよ」
「…」
「どした?」
「天界人はそんな事ができるんだぁ…」
「あぁ……まぁな(あーまた信じてるよ…あんなに目を輝かせて…)」
862名無したんはエロカワイイ:2007/08/22(水) 22:27:55 ID:V7cc4/6pO
どうも

ブラスター×トルネードのアレです

最近ブラスターはツンデレなんじゃないかと思ってゲフンゲフン
夏は受信機が熱暴走しがちで困る


ではサラバ!
863名無したんはエロカワイイ:2007/08/22(水) 23:18:25 ID:5kNex6LY0
液男www
そしてエターナルフォースブリザード自重wwwww
864名無したんはエロカワイイ:2007/08/23(木) 03:01:09 ID:XNbHMQ9X0
毎度この二人には萌えさせられる(*゚∀゚)=3
865名無したんはエロカワイイ:2007/08/23(木) 07:54:09 ID:JbOsa5lV0
ワロタw
866名無したんはエロカワイイ:2007/08/25(土) 22:32:16 ID:FGJM6Gb80
邪気眼やめれwwwwwwwwwwwww
867名無したんはエロカワイイ:2007/08/26(日) 11:51:45 ID:fE384Oyq0
昨日サブで振動石クエやってきて気付いたんだけど
振動石って最終的にはシャランさんによって
体の中に埋め込まれるというオチだった・・・

どっから入れるんだろーとかいろいろ考えた。
868 ◆dqVzDvT5pM :2007/08/26(日) 12:05:24 ID:qWlbFpq+0
こんにちは。

>>867さん
オチも考えてそれもありかなぁと思ったのですが…。
結局はあんな感じになりました。(形も大幅に変えてますし…)
身体の中に埋め込まず常に持ち歩いてる、と言う何時もながらのオリジナル混ぜておりますがご容赦ください。

話は変わりますが。
実はメインのキャラ未だに振動石がクリアできてなかったりします。
シャランのところに行くクエストが何時までたっても出てこないのですね。
でも報告するのも面倒なのでずーっと放置してます。

では、失礼します。
869名無したんはエロカワイイ:2007/08/28(火) 17:40:05 ID:jk2HtoY20
エターナルフォースブリザード
一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる
相手は死ぬ
      V
     ∧_∧
    ( ´・ω・`)     ∧_∧
    /     \   (´Д`; )スゲェ・・・!!!
.__| |    .| |_ /      ヽ
||\  ̄ ̄ ̄ ̄   / .|   | |
||\..∧_∧    (⌒\|__./ ./
||.  (;    )マジカヨ・・・ _____ノ|   ∧_∧
  /   ヽ           \|   (    )その発想はなかった・・・ 
  |     ヽ           \/     ヽ.
  |    |ヽ、二⌒)        / .|   | |
  .|    ヽ \∧_∧    (⌒\|__./ /


ブラスターかっこよす(*´・ω・)
870喧嘩屋ショート話 ◆v.MbDi2cxY :2007/08/30(木) 17:49:56 ID:NZP5lGdrO
海辺の小屋の個室、一人の喧嘩屋はこの夏発売されたばかりの緑の水着に着替え、表に待たせている付き合い出したばかりの男の前に飛び出した。
「ごめん、おっまたせー♪」
「うおっ、まぶしっ!!」
「えへへー、思い切っちゃった。似合ってる?」
「うん、似合ってる似合ってる。けどやっぱ、戦いの中で傷いっちゃってるんだなぁ…女の子には辛いよなぁ…」
「コラッ、そんなとこばっかり見るんじゃないのっ!!もっと他に見るとこあるデショ!!」
しんみりしてしまった男に気を使ってか、喧嘩屋はおどけ、ずいっ!!と胸をはる。
「ああ、そっ、そそそ、それもそうだな、じーっ」
「へっ…あっ、いや…//△//」
太ももと腹部についた傷の数センチ上をまじまじと凝視され、喧嘩屋の顔は真っ赤に染まる。
「だからって、そんなに見るんじゃないのー!!(//Д//)ノ※※」
喧嘩屋は足下の砂をひっつかみ、思いっきり男へと投げつけた。

-完-
871名無したんはエロカワイイ:2007/08/30(木) 18:01:07 ID:EYLktsbQ0
うおっまぶしっワロタwwGJ!

まだまだ暑い日が続きますがもうすぐ夏も終わりですなぁ。
ゲーム内で水着つける人はやはり減るのだろうか・・・
872名無したんはエロカワイイ:2007/08/30(木) 18:27:56 ID:6AuslxTb0
>>870
やあ、本スレで宣言してたから待ってたんだぜ
873 ◆v.MbDi2cxY :2007/08/30(木) 21:54:28 ID:NZP5lGdrO
>>871
うおっ、まぶしっ!!
なんとなく勢いで使いましたが、元ネタ全く知りません。
雪山で水着スタイルするのがなんとなく好きです。

>>872
オーケイ、お待たせぇ。
(・ω・)/
874名無したんはエロカワイイ:2007/08/31(金) 00:18:48 ID:kS43CQEv0
◆v.MbDi2cxYさん、お久しゅうー。執筆乙であります。
うおっまぶしっの由来どこかで聞いたけどなんだったかなー・・・
ルパンの作者が売れる前に出してた作品(アニメだったかな?)のどこかに
出てきた言葉だったと思う。どうでもいい上にうろ覚えですまん。

ところでものすごく恥ずかしいこと聞くようで恐縮なのですがずっと前から気になってたことを。
・・・本スレってどこなの?(´・ω・`)
875名無したんはエロカワイイ:2007/08/31(金) 00:40:31 ID:wyHSLe5N0
>>874
ムサシのことを言っておられるのかね?

http://game11.2ch.net/test/read.cgi/netgame/1188416839/
すでに次スレたってるけどまだこっちでいいよね
876名無したんはエロカワイイ:2007/08/31(金) 03:28:53 ID:kS43CQEv0
>>875
ムサシ・・・?よく分からないけど誘導ありがとう。
本当に、ふつーにどれが本スレなのか知らなかったの(´Д⊂
877久しぶりに書きました ◆QswjOJVdDs :2007/08/31(金) 09:29:42 ID:lNMrD/fo0
もはや何人かは忘れてしまったのではないかと思っております。
夏休み中にうpしようと思っていたのですが生憎禁止されていたもので・・・
とりあえず1回分うpします↓
http://up.jeez.jp/index.php?mode=pass&idd=2869
PASSはspid05
まだ書き溜めてあるので随時うpします。それでは・・・
878名無したんはエロカワイイ:2007/09/01(土) 01:01:20 ID:cQlg9rv/0
テス
879名無したんはエロカワイイ:2007/09/01(土) 01:09:28 ID:QVGBbLDL0
>>877
ano
みす
あの
続きまってます
880名無したんはエロカワイイ:2007/09/06(木) 22:19:33 ID:X2nN6T//0
求)燃料
881名無したんはエロカワイイ:2007/09/09(日) 00:50:55 ID:9FViqwcv0
レンジャイバトメの続きくれ
882名無したんはエロカワイイ:2007/09/09(日) 03:58:12 ID:8rXqCEHz0
確かにレンジャイバトメの続きは是非執筆していただきたいですね。
いろいろと気になる点が残っているんだぜ・・・!
883名無したんはエロカワイイ:2007/09/11(火) 01:18:18 ID:k0boL8OZ0
どんなに過疎っててもおいどんはどこの萌えスレや小説よりも
ココが好きでごわす(`・ω・´)
884名無したんはエロカワイイ:2007/09/11(火) 03:23:53 ID:+PDiM0mc0
>>883
あんたとはいい酒が飲めそうだ
885名無したんはエロカワイイ:2007/09/11(火) 08:42:02 ID:MTOVIASE0
鬼剣士の話も作って下さい。
886 ◆v.MbDi2cxY :2007/09/11(火) 15:49:11 ID:lbHYcXo5O
新ジャンル
【おっぱい大好きメイジ】

書きます。
二〜三日待ってて下さい。
887名無したんはエロカワイイ:2007/09/12(水) 03:14:35 ID:A6Jz1pXl0
( ゚∀゚)o彡おっぱい!おっぱい!

・・・あれ
( ゚д゚ ) え・・・メイジが?
期待してます
888名無したんはエロカワイイ:2007/09/12(水) 13:06:46 ID:+R5yPMBpO
>>886
に激しく期待
889序章というか、背景説明 ◆v.MbDi2cxY :2007/09/12(水) 16:24:55 ID:eRncWlTdO
一人の幼いメイジちゃんがいました。
このメイジちゃんは女の子のおっぱい、それも大きな大きなおっぱいが大好きです。
そんなメイジちゃんは、ついにねんがんの
@ネンマスター
Aグラップラー
B喧嘩屋
Cストライカー

さんと露天風呂に入ることに成功しました!!

続く
890 ◆v.MbDi2cxY :2007/09/12(水) 16:57:53 ID:eRncWlTdO
@
湯船に浸かっているメイジちゃんとネンマスターさん。
メイジちゃんはお湯にぷかぷかと浮いているネンさんのおっぱいに夢中です、ガン見しています。
そんなメイジちゃんにネンさんは声を書けます。
ネンさん「どうしたの?メイジちゃん?」
メイちゃん「ネンマスターのお姉ちゃん、おっぱいおっきいです!!」
ネ「あら?うふふ、ありがとうねJ(^-^)し」
メ「私も、おっきくなったら、ネンさんみたいになりたいです!!」
ネ「そうねぇ…とりあえず、ちゃんと肩までお湯に浸かって、10数えるまで温まらないと、おっきくなれませんよ?」
メ「はい!!(ザブン)いーちっ、にーい、さああぁん…」


メ「じゅーうっ!!」
ネ「はい、よくできましたーっ('-^*)し」
メ「あうぅ…体が熱いです、お先に失礼します」
ネ「はい、それじゃあね(^-^)ノ~~」

A
湯船から上がったメイジちゃん。
走っちゃったせいで滑ってしまいました。
メイジちゃん「うわぁっ!!」
???「おっと、危ない!!」

そこを、一人の女性に助けてもらいました。グラップラーさんでした。

グラップラーさん「大丈夫かい?気をつけな?」
メ「はい、ごめんなさいです…それにしても…ごくっ」
グ「ん?どうしたんだい?」
メ「が…我慢出来ない…失礼します!!」
メイジちゃんは目の前にあるグラップラーさんのおっぱいに目が釘付けです。
それだけでは飽きたらず、胸に顔をうずめて、頭をフリフリしまいます。

グ「あははは、くすぐったーい(^_^;)何するんだよw」
メ「ああぁ…ごめんなさい…けど、今の瞬間、すごく幸せでした!」
グ「おいおい…あんたは鬼やガンナーか」
メ「え?鬼やガンナーもこんな事をよく…」
グ「するかっ!!いやね、職業柄、体を密着させる事が多いからさぁ…で、倒れたそいつらの顔、なんでかわからんけど、どいつもこいつも恍惚というかなんというか…」
メ「ああ、わかりました。けど、死んじゃったその愚弄者どもも、私と同じでしあわs」
グ「殺してねーよ!!」

Bに続く
891 ◆v.MbDi2cxY :2007/09/12(水) 17:40:38 ID:eRncWlTdO
>>889の最後の文、
露天風呂がある旅館に行く事が出来ました
に脳内変換お願いします。やっちまった。


B
脱衣所に来たメイジちゃん。そこにはたった今服を脱いだばかりの喧嘩屋さんがいました。
喧嘩屋さんは体中に傷があります。
大抵の人はそこに目が行きますが、メイジちゃんはそんな物には目もくれず、おっぱいに目がいってしまいます。
しかし、喧嘩屋さんは傷を見られていると思い、不愉快そうにメイジちゃんを睨みつけます。

ケ「小僧…」
メ「びくっ!!あぁ、すいません…」
ケ「俺の体の傷がそんなに珍しいか
(-"-#)」
メ「え…傷?イヤだなぁ、私はその綺麗なおっぱいを見てただけです!面と向き合った今、改めて見させて貰います!!イヤですか、ダメですか!!」
ケ「な…綺麗…おっぱ…あ、コラ!!そんなとこも見るな(//Д//)」
メ「手で隠したって無駄です!!ほうら、そんなに見られて心なしか(自主規制)」
ケ「コラ…ガキがそんな事言うな!!」
メ「あぁ、ごめんなさい、私としたことが…」
ケ「全く…大体、こんな物、全く役には立たんぞ?」
メ「えぇ?そうかなぁ…ほら、例えば、喧嘩屋さん得意の毒塗りをおっぱいに、こう…で、ゲスでクズな男共を」
ケ「あたしゃくのいちか。」


C
体をよく拭いて服を着たメイジちゃん。
ラウンジに行くと、ストライカーさんがいました。
ストライカーさんは湯上がりの体に薄いランニングとハーフパンツを着ているだけです。
もし男の人が見たら、このメイジちゃんのようにチラ見してしまうでしょう。

メ「あの…おねえさん?」
ストライカーさん「へよ?」
メ「そんなカッコでいたら、薄汚い男共に見られちゃいますよ?」
ス「へよよよん、へよへよっ。」
メ「気にしてないって…それでも」
ス「へーへよん。へよよ。」
メ「減るもんじゃない、ですか…それじゃあ、私も見させて貰っていいですか?」
ス「へよよ、へよへよよへ。」
そんなストさんの言葉を無視して、メイジちゃんは素直な感想を述べます。
メ「ストライカーさん、鍛えてるだけあって、いい体とおっぱいしてますね…羨ましいです。」
ス「へよへっへへよよよ。へよーっ!!へよ」
メ「戦いで邪魔、ハッケイしたらおっぱいにひっかかってスタックですか…おっぱい大きいのも色々大変なんですねぇ…」
ス「へよ。」


おっぱいについて、色々見解を広めれたメイジちゃんの一人旅でした。

-完-
892名無したんはエロカワイイ:2007/09/12(水) 19:25:34 ID:LnpTrcHZ0
お・・おっぱいがいっぱい!!1
893名無したんはエロカワイイ:2007/09/12(水) 21:01:20 ID:zizxYmk+0
ストバロスwwwwww
894名無したんはエロカワイイ:2007/09/12(水) 21:28:30 ID:BYRKRDPj0
ストの扱いに俺が泣いた
895名無したんはエロカワイイ:2007/09/12(水) 22:45:20 ID:OJIE3YyO0
スト吹いたwwwwww
896名無したんはエロカワイイ:2007/09/13(木) 02:58:39 ID:2+gFMuXB0
ストwwwwwwww
897 ◆v.MbDi2cxY :2007/09/13(木) 03:46:17 ID:8f4lGssWO
想像(ってか期待)の上をいくストへの反応っぷりに吹いたw
おまいさん達そんなにネタ路線好きか。俺も好きだ。

楽しんでくれて何より。またなんか書きます。
898 ◆QswjOJVdDs :2007/09/13(木) 18:39:43 ID:n+0qaQKr0
>>897
読ませてもらいました。同性のたくましい(?)肉体に興味を抱くのはよくあることだったと思います。
俺も小さい頃ガチムチに憧れて鍛えてたのが懐かしい・・・
今?
女の子大好きですサーセン

それはそうとこちらも編集を急いでます。エロい描写をどうしようか悩んでまして・・・
899名無したんはエロカワイイ:2007/09/14(金) 12:27:28 ID:UR+E90d5O
へよ。へよよー
900名無したんはエロカワイイ:2007/09/14(金) 14:36:37 ID:GEhAY03z0
ネタ路線は好きだとも。
だがもちろん激裏的なものも・・・いやなんでもない
901 ◆QswjOJVdDs :2007/09/15(土) 09:01:48 ID:7LZOoAzI0
続きうpしました
http://up.jeez.jp/index.php?mode=pass&idd=3421
PASSはspid06
この数字の部分がzipフォルダの数字と一致してますので見つけたらDLしてみてくださいな
902名無したんはエロカワイイ:2007/09/18(火) 01:26:54 ID:Eqt1+c4BO
どうも
重火器を振り回してヒャッホウしているしがないブラスターです

俺にはパートナーが居ます

屈強な剣士でも
強大な力を秘めた魔道士でもない
何の変哲もない女の子です

ハチマキが印象的なとんでもないアホの子



ロリエンで迷子になっていたのをアイツを助けたあの時から
ずっと二人で旅をしてきた
903名無したんはエロカワイイ:2007/09/18(火) 01:27:36 ID:Eqt1+c4BO
でも今でも慣れないことが一つ

「またか…」
「む〜…うに〜…」
「毎朝気がつくと俺に抱きついてるのは何故にか」

これだけは慣れない
所謂あれだ

その

まにょまにょした物体が腕ににににに

「う〜ん…ちょう!」「ほげぁ!」

そして何で毎回キレイにスープレックスをキメるんだ
それも寝ながら


俺の朝はこうして始まる
904名無したんはエロカワイイ:2007/09/18(火) 01:28:44 ID:Eqt1+c4BO
ブラスター×トルネードのアレです

今回はブラスター視点で書いてみたりしてみました

ではサラバ!
905名無したんはエロカワイイ:2007/09/18(火) 03:03:59 ID:Vt8ytUAO0
>>ロリエンで迷子になっていたとんでもないアホの子
わろたwwwww
906名無したんはエロカワイイ:2007/09/20(木) 10:30:10 ID:FeoEzy/q0
死亡の塔動画もあってグラのアホの子さが加速してる気がする。

スパイラル狙いでぴょんぴょん飛びすぎですよお嬢さん。
907名無したんはエロカワイイ:2007/09/26(水) 02:39:05 ID:D2aduj9+0
しかしプリって本当にくるのかね
まぁ萌えとは関係なさ・・・そ・・・う・・・?
908名無したんはエロカワイイ:2007/09/26(水) 03:51:17 ID:AUNz9TEq0
プリか・・・韓国公式のコミックと同じように必死で移動中なんじゃね?
909名無したんはエロカワイイ:2007/09/26(水) 21:11:02 ID:Y+iuSPd+0
続き書きました
http://up.jeez.jp/index.php?mode=pass&idd=3945
PASSはspid08
今回はとてつもなく短いあとがきをつけてみました。
910名無したんはエロカワイイ:2007/09/30(日) 03:47:06 ID:83zQ3PPeO
次スレは500kb越え又は>>980ぐらいかね?
911名無したんはエロカワイイ:2007/10/01(月) 03:13:42 ID:BkBjUGJS0
スレ立てとか詳しくないけどこのスピードなら>>990でもよさそ・・・w
作品があがればkskするかもしれんがのぅ
まぁそんな頻繁に作品ができるわけないんだろーけどなぁ
でも寂しいぞくそぅ
912 ◆v.MbDi2cxY :2007/10/01(月) 08:25:45 ID:yJP2e9gAO
仕事とビル解放と新キャラ育成に忙しすぎてSS作成どころじゃないw
明日プリ実装と新ダンジョン来たらどうなるやら。
例によって携帯からなんですが、まだ建てにいかなくて平気な状況ですか?
913名無したんはエロカワイイ:2007/10/01(月) 13:17:47 ID:0OmiEL4OO
容量はまだ491kだしね
誰か職人が投下するなら次スレ立ててから投下で埋めるのもアリだね
914 ◆v.MbDi2cxY :2007/10/02(火) 04:24:00 ID:VVe0QlfbO
一文字が1Mで、255Mで1Kだっけ?
500Kでレス出来なくなって、今491Kなら、今のこのスレの残りは9K、つまり
255M×9K=2295文字くらいって事?
スレ違いすまそ。
915名無したんはエロカワイイ:2007/10/02(火) 17:11:07 ID:vm7+bUsi0
ハンゲがふがいない間ミリタリー+黒ショットカットメイジをいじめときますた
ttp://www.uploda.org/uporg1047957.jpg.html
流れたらそれまで。携帯ラフにつきボケまくり失礼
916名無したんはエロカワイイ:2007/10/02(火) 20:02:38 ID:GCrQUarH0
>>915
ハァハァ!ミリタリーパンツが可愛いと思う自分にはタマラン作品ですたい
しかしメンテおわるのかなー(´・ω・`)
917名無したんはエロカワイイ:2007/10/03(水) 21:24:34 ID:DHUaewB50
もう流れてたー/(^o^)\
918名無したんはエロカワイイ:2007/10/05(金) 11:12:29 ID:bVOBKzKd0
とりあえず・・・最初のほうのBMが覚醒して、大人になったって話を書いて欲しい・・・w
919名無したんはエロカワイイ:2007/10/05(金) 17:37:48 ID:bVOBKzKd0
ano
あの
グンラディス
miss
グランディスのSS書いて
miss
書いてください
920名無したんはエロカワイイ:2007/10/06(土) 02:06:36 ID:ztH4fkSx0
レンジャイバトメのバトメが覚醒して・・・かぁ
すごくおもしろそ・・・w
921名無したんはエロカワイイ:2007/10/06(土) 09:13:02 ID:NO7EoT6Z0
ダレモイナーイ

俺も書いてみようカナァ〜
922名無したんはエロカワイイ:2007/10/06(土) 09:47:32 ID:NO7EoT6Z0
んー・・・いいネタ思いついたんで、誰もいないうちに設定投下

主演:阿修羅&チャンピョン

阿修羅・・・最強の防御力を目指している、一応50LVに到達しているが、覚醒はしていない

チャンピョン・・・最強の物攻(一撃必殺)を目指している、実験はいつも阿修羅でやっている(マテ

ふむ・・・盛り上がりそうに無いなw
923名無したんはエロカワイイ:2007/10/06(土) 10:21:53 ID:NO7EoT6Z0
いつも・・・いつもそうだ・・・・・・
何故、そんな満面の笑みで俺を実験台にする・・・
〜今朝〜
いつも通りの朝、目覚めたら目の前には・・・
無邪気に笑っていつも俺を実験台にするドSチャンピョンがいた・・・
「なんだよ・・・こんな朝っぱらから何重装備してんだよ・・・」
「フフフ・・・新しい装備かっちゃった♪」
そう・・・この一言で俺の今日の出来事は始まった(ある意味終わった
「見て見て♪ 昨日、マグマヘルいったらロックザチャンピョン拾ったの♪」
天真爛漫に一撃必殺虐殺チャンピョンは言った
「これね、カウンター攻撃時50%ダメージ追加OP付いてるんだよねぇ」
「・・・そりゃ、史上最強のローキックしたらすごいだろうなぁ」
予想は的中した、朝からこんなにテンション高いと思ったら・・・こう言う事か
そう・・・前にアレをやられたときは、アクセサリーで50%アップしたダメージ食らったなぁ・・・w
今度は100%UPか・・・ん?なんで重甲つけてるんだ・・・
「あと、メッセクォドラットセットもそろえた・・・これで150%UP!!」
・・・2,5倍でつか・・・・・・ダンジョン行く前に天国逝きそうだよ・・・・・・
「じゃ、私が合図したら後ろ向きで通常やってね〜」
言ったとき、彼女は勢いよくシャープアイポーションを飲み干し、強拳と急所を発動した
「・・・どうしても俺じゃないとダメなのか?」
「貴方以外の人にやったら死ぬじゃない」
・・・うん、俺が最強の防御力を求めるようになったのも彼女のせ・・・お陰である
「OK,準備完了さっさと始めちゃって」
ちくしょぉぉぉおおおおおおお・・・と心の中で叫びながら、俺は死のカウントd・・・剣を振るった
ズドゴォオオオオオオオオン ヘンドンマイアの静かな朝、轟音は鳴り響いた・・・
そして、現在に至る・・・足が動かない・・・というより無くなった様な・・・感覚事態が無い
「なるほど、これだけの威力があればメカタウも瞬殺間違いなし!!」
「・・・動けないんですけど・・・俺はお留守番?」
「え?何言ってるの?これからビルKに行くに決まってるじゃないの」
「・・・勘弁してくださいよぉ」
阿修羅:LV50 ALL+10勇猛SET 流星落 市販アクセ 
チャンピョン:LV50 メッセクォドラット(普段はスプリガンティンバー +10ロックザチャンピョン ハルギのボーンリング 他
924名無したんはエロカワイイ:2007/10/06(土) 10:28:03 ID:NO7EoT6Z0
勢いで投稿してしまったw

なんだこれ・・・2,5倍の史上最強のローキック?

どうすんの、しかも何気に50エピックだしw

この阿修羅・・・きっと長生きできないでしょうねぇ・・・







阿修羅なのに「目覚めたら目の前に・・・」の表現はおかしかったですかねぃ?

後、狩っちゃったと買っちゃった、両方の意味だからひらがななんだからねっ!?
925名無したんはエロカワイイ:2007/10/06(土) 20:05:48 ID:Of5sBsVk0
阿修羅の扱いに泣いた
防御無視を乗せるのだけはやめたげて!!
926名無したんはエロカワイイ:2007/10/06(土) 20:06:12 ID:TNCqKaGRO
うん、とりあえずsageる事から始めよう?
な?な?
927名無したんはエロカワイイ:2007/10/07(日) 06:06:45 ID:M8TaIZCCO
ここがどこだかわかっているのか?
928名無したんはエロカワイイ:2007/10/07(日) 08:19:08 ID:F2w9a9/Z0
スミマセン、まったく萌えない設定&ストーリーでしたw

続きで萌えるシーン作ろうかと思ってw
929名無したんはエロカワイイ:2007/10/07(日) 08:23:26 ID:F2w9a9/Z0
オレ的には撲殺天使ド○ロちゃんの弱体化的ストーリーを・・・

嗚呼、完全にコメディー思考かw
930名無したんはエロカワイイ:2007/10/07(日) 08:37:28 ID:rEhdhCaB0
心意気は立派だ。
が、メール欄に半角文字でsageと入れると尚いいんだぜ
931名無したんはエロカワイイ:2007/10/07(日) 13:46:47 ID:0wLlVxyk0
____       ________             ________
|書き込む| 名前: |            | E-mail(省略可): |sage           |
 ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              ∧ ∧  。  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              ( ゚Д゚) / < ここに「sage」(半角)と
                               ⊂ つ    | 入れるとスレがあがらない。
                            | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   \_____________
                            |          |
                            |          |
                       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|


932 ◆v.MbDi2cxY :2007/10/09(火) 07:38:44 ID:nIVXz3ewO
むちゃ振り設定に乗り遅れてしまった。

未来安価しようにもいかんせん人がいないw
933名無したんはエロカワイイ:2007/10/11(木) 22:16:55 ID:MdE11xQPO
ファイアーアッパーカット!
934名無したんはエロカワイイ:2007/10/14(日) 04:38:54 ID:8sR7vlHS0
萌えスレが、というよりアラドが過疎ってるみたいね
自分の周りではそうでもないけど周りみてると・・・

ここは過疎ってほしくないよ(´・ω・`)
935 ◆v.MbDi2cxY :2007/10/14(日) 04:49:31 ID:70gboe0AO
アラド自体は過疎ってないと思うよ。
ただ、古くからのプレイヤーはモチベダウンにより、低レベルの新キャラとか、別ゲーとかにいってるだろうね。
…なに当たり前の事書いてるんだろ、俺。


そう言って俺は背中の重火器を下ろし、ごついハンドキャノンからリボルバーに持ち換え、煙草をくわえ狩り場へと向かった。



…なんか色々とごめんなさい。
936名無したんはエロカワイイ:2007/10/14(日) 05:02:39 ID:WFo5RTvDO
別ゲやるってのが過疎なんだろーけどw
まぁそこまでひどい過疎ではないけど人減ったかなとは時々思う…

ここの場合はときどき見れないから過疎気味なのかもしれない。
そんな自分もなにか作品できてないかなっていつも携帯でチェック…
937名無したんはエロカワイイ:2007/10/17(水) 02:20:52 ID:a0EQrq1YO
明日メンテないのな…
プリーストいつっすか!?
938名無したんはエロカワイイ:2007/10/18(木) 21:08:27 ID:wnkp0WvHO
おっさんだから…需要がs(ry

プリーストって言われてGGのブリジットみたいなのを一瞬想像したのは俺だけでいい
939名無したんはエロカワイイ:2007/10/19(金) 03:09:00 ID:pX0ifJ5V0
おっさんがメイジをむりやり・・・
という妄想をするのも自分だけでいい
940名無したんはエロカワイイ:2007/10/19(金) 07:11:13 ID:9DgAlJHy0
聖職者自重w
941名無したんはエロカワイイ:2007/10/19(金) 11:00:47 ID:dNI6CmGJO
いやいや、聖職者だからこそ溜まるものがry
だって普通はプリーストといえば魔法使い的なイメージだけど
あんなに筋肉質なんだぜ…?
942名無したんはエロカワイイ:2007/10/20(土) 18:38:53 ID:I/W4WO+00
それなんて性職sy(ry
943名無したんはエロカワイイ:2007/10/20(土) 23:03:25 ID:j9RGWORq0
性職者わろたwwww
944名無したんはエロカワイイ:2007/10/21(日) 05:53:40 ID:sXkcaHyPO
おっさん来る前から変態決定wwww
945名無したんはエロカワイイ
「おじさんってさぁ、結婚してるの?」
小柄な少女が、大柄な男に向かって話しかける。
男は少し顔をしかめながらも、少女に向かって口を開く。
「いや、私は聖職者だから……そういう交際は一切無い」
「えー、じゃぁ恋人とかもいないわけ?」
最初に質問した少女とは別の、金髪のツインテールを渦巻状にした
少女が言う。
「そうだが」
「じゃーなに? もしかして童貞って事?」
「……あぁ、そうだな」
その瞬間、少女二人は堪え切れなくなったかのように吹きだした。
「えーマジ童貞!?」
「キモーイ!」
「童貞が許されるのは小学生までだよねー!」
「キャハハハハハハ」
いきなり大笑いし始めた少女達に男は戸惑いを見せたが、
自分が馬鹿にされていることを知ると、ギリと歯を鳴らした。
「……んぞ」
男の呟いた低い声は、少女達には中身こそ分からなかったが、
負け惜しみか何かに違いないと思った。
「姉さん、童貞が何か……」
「絶対に許さんぞ!!」
少女が何か言う前に男の激昂が轟き、二人はその身を萎縮させた。
その隙に男は少女を引き倒し、豪腕でその上衣を破り去った。
さらに少女が悲鳴を上げる間もなく


省略されました・・・全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでも仕方が無いので
act4の妄想をしながらお待ちください。