1 :
名無したんはエロカワイイ:
PLZ!
3ゲットしてもよろしいでしょうか?
じゃあ3ゲットしますね。
ここはSSスレ? だとしたら大歓迎
5 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/01(火) 13:35:11 ID:NXLxQvd8
テレッテハード
こんなシャドウに弄ばれるなんて…くやしい…!
7 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/01(火) 14:00:56 ID:RT8csPc/
てかマジでクリムゾン描いてクンニーかなー
まぁネタにはなるよな。
勃たんが。
はげどー
風花 ⇒ 調教もの
会長 ⇒ レイプもの
ゆかり ⇒ 触手もの
会長のこくまろみるく話はまだかね?
12 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/01(火) 21:56:26 ID:RMK5aUEX
>>11 会長「ほーらコロマル、ミルクだぞ〜」
コロマル「わん!わん!」
会長「ふふふ・・・可愛いなあお前は…って・・・え!?き、キタロー!な、何をする!!やめ・・・あっ…」
コロマル「わんわん!!わん!!」
>キタローはコロマルのミルク皿を徐に持ち上げコロマルのミルクを飲み干した!!
会長「き・・・キタロー…」
アイギス「コロマルさんも錯乱しているようであります」
コロマル「くぅ〜ん・・・」
ヅラ「って、それこくまろみるく話ちゃあってころまるみるく話やないけ!!(ベシィー!)」
友近「あは〜いい気持ちだ〜〜ちにゃ!!」
放課後→夜
>──嫌な予感がする…
テレッテ「…お帰り…お前…千尋ちゃんが遊びに来てるぞ…」
肉「今、風花の部屋で二人っきりで話しているらしいが…」
ゆかりっち「…二股かけてたんだ…ふーん…サイッテー」
会長「・・・最低だな…処刑…いや、私が手を下すまでもないか…」
アイギス「心拍数上昇、キタローさんは動揺しているであります」
>…冷たい視線が自分に襲う…
>いや、それ以上に二人同時に刺されるかもしれない・・・
荒垣「…てめえが撒いた種だ、報いはしっかり受けろ」
──風花の部屋
風花「…うすうす…知ってました…キタローさん…私以外の女性と付き合ってるって…」
千尋「…私も…です…」
風花「…はは…わ、私ね?薄々分かってたんだ…私みたいな女の子、本気な訳無いって…あ、遊びだったんだって…」
千尋「…」
風花「…」
千尋「い、いえ…き、キタローさはきっと、私の事、きっとただの後輩として見てただけだと思うんです…た、ただ…私が勘違いしてただけで…」
千尋「…」
風花「…」
>──気まずい空気が流れている…
風花「でも…私は彼の事が…大好きです…」
千尋「わ、私も…キタローさんが大好きです…」
千尋「…」
風花「…」
──リビング
>千尋と風花が3階から降りてきた。
>両方とも神妙な顔つきをしている…
テレッテ「…お、おう…早かったな!」
会長「な、何か飲むか?こ、コーヒーでも入れようか?」
肉「そ、そうだ、天田!おなかが空かないか?俺牛丼買ってくる!」
天田「あ、ぼ、ボクも付いていきます!!」
ゆかり「…逃げたな…」
>…修羅場というものか…背筋に寒いものが通る・・・
続く!かもしれない!!
15 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/02(水) 17:44:22 ID:SDWTd1ih
俺の脳内では、
風花「でも…私は彼の事が…大好きです…」
千尋「わ、私も…キタローさんが大好きです…」
のあとに3P突乳
楽しく読んでたけど千尋のキタローさでDB思い出して噴いたwwwwwww
>>14の続き
>気まずい空気が流れ続けている…
荒垣「…ほ、ほら、コーヒーだ…後俺が昼間焼いたケーキもある…」
>豪華なケーキが出てきた。美味しそうだが今は食べる気が起きない
荒垣「さて…後は三人でごゆっくりと話してくれ…お、俺は『世界の車窓から』を見る時間だからもう行くぜ…」
美鶴「あ、ああ!わ、私も毎週欠かさずみてるのだ!や、やはり一人で見る『世界の車窓から』は最高だな!!」
ゆかり「そ、そうそう!先週の展開から気になってたんだよねー私!」
順平「だ、だな!やっぱり毎週見てるものはきっちり見ないとな!!」
>世界の車窓からは毎週ではなく毎日やっている…
>真田先輩や天田のごとく、四人とも逃げる気満々だ…
ゆかり「と、言うわけで私達は部屋にもど…」
風花「ま、待ってください!!」
>風花が4人を引きとめた!!
千尋「あ、あの…ご迷惑かもしれませんが…わ、私達とキタローさんの話の証人になってください!!」
美鶴「し、しかし『世界の車窓から』がだな…」
風花「そこのテレビでも見れます!思う存分見てください!!」
>風花はテレビのチャンネルを世界の車窓からに変えた!!
>4人とももう逃げられない…
>重たい空気が流れる…
>もう逃げ出したい…っつーかもうごめんなさい…
カチ…コチ…カチ…コチ…
>──長い時間が流れる
>…外野四人はコーヒーを飲みながら見たくも無いであろう『世界の車窓から』から目を離さない…
千尋「…あの…風花さんと二人で…話し合ったんです…これからの事…」
>この重たい空気の中、一番初めに千尋が口を開いた
風花「そ…その前に…キタローさんの意見が聞きたいと思って…」
>来た…来てしまった…
風花「まず…私から聞きます…スー…」
>風花は深呼吸をしている…
風花「は、初めて繋がった夜に言ってた事は…嘘だったんですか!?」
>美鶴がコーヒーを吹いた!!順平がコーヒーを吹いた!!ゆかりがコーヒーを吹いた!!荒垣がコーヒーを拭いている!!
風花「初めてで怖がっていた私の体を縛り…『愛している…だから逃がさない…お前を俺だけの物にしたい…』と…」
>風花の話す熱が上がっていく・・・
風花「耳元で囁きながら動けなくなった私の体を半ば無理やりに近い形でむさぼりつくしていたあの瞬間は…あの時耳元で囁いてた『愛してる』のあの言葉は…嘘だったんですね…」
>…何も答えられない!!
>外野4人が冷たい目で自分を見ている…
>やめてくれ…そんな目で俺を見ないでくれ…
風花「…答え…られないんですね…じゃあ体を縛ったのも…やっぱりただ私が逃げないようにするためだけ…」
>風花は涙目になりながらうつむいている…
千尋「じ、じゃあ…私の…2回目のあの夜の事は…どうだったんですか…?」
>続いて、千尋が話し始める…
>外野四人も心構えができたのか、驚きはしたもものコーヒーはもう吹かない
千尋「『愛してる…だから妊娠させたくない…そして千尋の全てを知りたい…』と言って…そ、その…あ、あの…お、お尻に…そ…それを…あ、あの時の事は…!!」
>美鶴が再びコーヒーを吹いた!!順平も再びコーヒーを吹いた!!ゆかりも再びコーヒーを吹いた!!荒垣が再びコーヒーを拭いている!!
>こちらも再び答えられない!!
>特部のみんなに自分の趣味がばれた!!
千尋「…そ、そうですよね…わ、私みたいな地味な女の子に妊娠させたら…面倒ですよね…ただ…それだけの理由ですよね…」
>外野四人が軽蔑の目でこちらを見ている!!
>自分の中の別の何かがはじけそうだ!!
>どうしますか?
・そのまま黙っている
・『二人とも本気だった』と漢を見せる
・『そ、それよりも寿司食べたくない?がってん寿司にでも…』と話をごまかす
続く!!
EDテーマ聴きながら読むとまた格別だわw
フイタwwwwwwww
3択
1つだけ選びなさい
@ハンサムのキタローは突如起死回生のアイデア がひらめく。
A外野が助けてくれる。
B刺される。 現実は非情である。
答えBBB
な感じだなw
そこでコロマルが助けてくれるわけですよ!
死ぬけどな。
ものすごいスレに来てしまった
アイギスどこ行ったの?
穴の無い方お断り
28 :
>>20の続き:2006/08/04(金) 01:08:27 ID:lVGJcnhE
・そのまま黙っている
・『二人とも本気だった』と漢を見せる
ニア ・『そ、それよりも寿司食べたくない?がってん寿司にでも…』と話をごまかす
千尋「…」
風花「…」
外野「…」
キタロー「…」
コロマル「わん!!」
>時が止まった…これが"世界"のペルソナの力なのだろうか?
千尋「がってん寿司は…夜10時閉店です!!」
風花「私達の問題よりも…おすしの方が大切なのですか…!?」
>キタローの回答に二人は少なからずショックを受けている…
>二人とも号泣している…
>もう逃げられない…
>どちらを選んでももう片方に刺される…
ファルロス『逃げられない運命って、あるのかな…?』
>自分の心の中の死神が笑顔で問いかける
>ファルロスよ、我が友よ、避けられない運命は確実にあるという事が今なら分かる…
風花「答えられない…と言う事は…私か千尋さん…どちらか片方が本命…と、言うわけじゃないんですね…?」
千尋「私達、話し合ったんです…もしキタローさんがどちらも選ばないという選択をとったらどうするかって…」
>二人とも涙は枯れ、この世の全てに対して疲れたといった表情を見せている…
>もう…駄目だ…
>もう…駄目なんだ…
ゆかり『む、無理心中かな…?二人ともナイフとか後ろに隠してたりするのかな…?』
美鶴『そ、それはまずい!!やる事は外道極まりないとは言え寮でそれは流石にまずい!!』
荒垣『三人とも…ペルソナの準備はいいか…?意地でも止めんぞ…?』
順平『あ〜…チドリ〜!!俺はお前一筋だよ〜!?』
>外野、うるさい…
風花「あの…キタローさん…お願いがあるんです…話し合ったんです…互いが納得するまで…」
千尋「キタローさんは嫌かもしれません…けど…私にこんな事をさせる様に仕向けたのは…」
二人「「キタローさんですから…聞いてくださいね…?」」
>ガクガクブルブル((;゚Д゚))ガタガタブルブル
ゆかり『そ、そろそろ止める?』
荒垣『まだだ…相手はまだ凶器を出してない…中途半端な所で止めちまったら自殺しかねねえ…』
美鶴『ギリギリまで引き付けてか…危険な作戦だな…!!』
順平『こ、こりゃあもうお手上げ侍?』
>外野4人はやっとこさ二人を止めようとしてくれている。
>かくいう自分は恐怖で動けない!!
千尋「私達二人…」
風花「一緒の世界で……」
>一歩…また一歩と近づいてくる…
美鶴『荒垣!まだ動かないのか!』
荒垣『まだだ…まだ…』
>ガクガクブルブル((((((;゚Д゚))))))ガタガタブルブル
>二人、同時に自分に抱擁しようとしてくる!!
荒垣「しまった!!早い!!」
>荒垣先輩達がやっと動いてくれた!が、もう遅い!
>荒垣先輩達のそれよりも早く二人に抱擁された!!
>ああ…人生オワタ\(^o^)/
千尋・風花「私達二人…同時に、抱いてください!!!」
>こんな事ならゆかりや会長にも手を出しておくベキだった…って…え?
>…
>…!?
>予想外の展開にゆかりはキョトンとしている!!順平はズッコケている!!美鶴は顔を真っ赤にしている!!荒垣は鼻からペルソナが半分飛び出ている!!
千尋「お願いです…!!お願いなんです…!!私、貴方に選ばれる自信が無いんです!!」
風花「あ、貴方に捨てられるくらいなら…!!私達2人…同時に…愛してください!!」
>二人には恐ろしいほど信頼と愛が感じ取れた…
>こ、この展開は予想していなかった…いや、実際は予想されていたが…
>…ど、どうすれば…
@漢は度胸!なんでも試してみるものさ!!
Aふ、二人とも落ち着こう…そ、外にでて頭冷やそう?な?
B(もう)どうでもいい…
おまけ
──リビング、階段横カウンター
アイギス「空気を読んでここで傍観しているのでありますが…キタローさんと風花さん、そしてご学友の方は何を話していらっしゃるのでしょうか?」
コロマル「わん!わん!!わんわん!!」
アイギス「ふむふむ、あれが世間様で言う痴情のもつれと言う物でありますか…なるほど…なるほどなー…」
コロマル「くぅ〜ん…」
アイギス「コロマルさんもでありますか!?コロマルさんは経験豊富でありますね…」
コロマル「わん!わん!!」
続く!!
1番でお願いするであります
このスレ、地味に深夜のお楽しみになってたりする
元の巣がひどい事になってるしなあ・・・
33 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/04(金) 11:14:28 ID:XjqoxaYN
最高すぎる
神だな
これは面白い
omosirokattaGJ!!!!!!!!!!!!!!!
夏休みに湧いた厨房ウズェエエーーー!!!!!
とスレタイだけ見て判断したことを反省しています。オモシロス。続き楽しみにしてるww
夏休みに湧いた厨房ウズェエエーーー!!!!!
とスレタイだけ見て判断したことを反省しています。オモシロス。続き楽しみにしてるww
4人のリアクションが一番楽しみな俺がいる。
風花スレでの誤爆を見て以来探し続けてようやく辿り着いた俺が来ましたよ
>>39 皆のすなる念レスといふものを、ニートもしてみむとてするなり。
>>31の続き
ニア@漢は度胸!なんでも試してみるものさ!!
Aふ、二人とも落ち着こう…そ、外にでて頭冷やそう?な?
B(もう)どうでもいい…
風花「…キタローさん!?こ、ここでですか…!?み、みんなが見てるのに……け、けど…あなたがそれを望むのでしたら…」
千尋「わ、私達…な、何でも試される覚悟はできます!!」
>風花はフードをはらりと外し、上着を脱ごうとしている!!
>千尋は制服のリボンに手をかけ、ボタンを外そうとしている!!
>二人とも羞恥心に耐えているのか、顔を真っ赤にさせている…とてもそそられる…
荒垣「ち、ちょっとまてぇえぇぇぇぇぇっ!!」
二人「ひっ…!?!?」
>二人が服を脱ぎ始めたところで、やっと我に返ったのか、荒垣先輩がそれを抑止する
荒垣「て、てめえらまだ高校生だろうが!!てめぇらの深い関係に口を出す気はさらさらねえが!せめてこんな所で脱ぐんじゃねえ!!」
二人「は…はい!!…ご、ごめんなさい!!」
美鶴「荒垣!よく言ってくれた!グッジョブだ!」
ゆかり「よ、よかった…こ、こんな所で盛り上がられたら私もうリビングに降りれない…」
順平「っつーかどうでもいいけど荒垣さんもまだ高校生なんだよな…忘れがちだけど」
>荒垣の叱咤により、とりあえずこの場で服を脱ぐのは止める事にした二人
>…
>……
>………ちぃっ!!
ニア どうでもいい
荒垣「テメエが原因なんだよ!!どうでもいいじゃねえだろうが?!…ったく…てめぇはこれで外で頭でも冷やして来い!!」
>荒垣に¥1000を渡された。
>…とりあえず少し寮から出ろっていう事だろうか…?
>刺されないと言う事への開放感と、さっきまでのストリップショーの興奮で気づかなかったが、外野の自分への視線がとても冷たい。
>針の様な視線から逃げるべく、寮の外へ出る事にした…
荒垣「ふぅ…原因は去ったか…おい山岸!そして…伏見とか言ったな、少し話がある。あのなぁ…?高校生の交際ってのは…」
ゆかり「あのぉ…荒垣先輩?」
荒垣「失恋の一つや二つは当たり前なんだよ!!一番悪いのは二股をかけたアイツなんだが…」
順平「荒垣先輩…?」
荒垣「お前らみたいな経験が少ない奴にとっちゃあ生死の問題なのかもしれねえが…たたかそれ位の事で自暴自棄になるなんてなあ…何だ!さっきからうるせぇな!!」
美鶴「荒垣…熱弁中悪いが…二人もキタローと一緒に行ったぞ…?」
荒垣「こいつらをキチンとした人の道に戻す為の説教中だ…って!?な、なにぃ!?」
── 学生寮 → 岩戸台駅
>秋の夜風が気持ちいい…
風花「キタローさん…寮から追い出されちゃいましたね…?これじゃあ…今日はもう寮には帰れませんね…」
千尋「私も…今終電の時間が過ぎちゃいました…お母さんには友達の家に泊まるって言ってあります…」
>まさに両手に花というものであろうか、二人の清純な美少女が哀愁にもにた笑顔で自分の腕に絡み付いている…
>恐怖を乗り越えた者が味わえる…至福の空間というものなのだろうか…?
千尋「…私達を…何処へ連れて行ってくれますか・・・?」
風花「キタローさんが付いていてくれるなら…今夜は何処にでもついていきます…」
>二人とも何かを期待している…
>…
>……
>そうだな…
/岩戸台駅 鍋島ラーメン・はがくれ
明彦「天田、旨いか?」
天田「ええ、深夜に食べるラーメンは別腹です!!でもいいんですか?牛丼買いにいくと言う名目で外に出たのに、こんな所で時間つぶして…」
明彦「ははっ、気にするな、美鶴には旨く言っておくから」
天田「じゃあ怒られそうになったら真田さんのせいにしておきますからね♪」
明彦「お〜…怖い怖い…けど、あんな空間に居る方がもっと怖いだろ?」
天田「ですね。残った寮のみんなには悪いけどここにいる限り巻き込まれないですからね♪」
明彦「そういう事だ!話聞くだけで重くなりそ…」
はがくれ店員「へいいらっしゃ〜い!!」
明彦「…(;´Д`)」
天田「…(;´Д`)」
>まずは腹ごしらえとおもってラーメン・はがくれに行く事にした。
>本当は雰囲気が良い店に行きたかったのだが、こんな時間にあいている店などここか海牛しかない
>しかし席は満席だった…だがよく見ると真田と天田がいる…
>目が合った。相席してもいいかどうかアイコンタクトを試みた
明彦「(´Д`;三´Д`)」
天田「(´Д`;三´Д`)」
>無言で首を振っている…
>だがどうでもいい
>自分と風花と千尋は、真田と天田の席に座る事にした。
>二人とも、悲しそうな顔をしている!!
>どうしたものか…
@かわいそうなので適当に頼んですぐ切り上げる
A嫌がらせの如く話を振る
B坦坦・タンメン一つ!!
つづく!!
ガキさんワロスwwww
肉天コンビの今後が心配だ
風花はキタローをくん付けじゃね?
ワロスwwwww
最高
久々に外道キタロー。
こういう鬼畜フリーダムなのがキタローなんだよな。
今では順平ですら常識人に見えるから困る。
グッジョブwwwww
最高にワロタ
そのうちゆかりと会長に手を出したバージョンも描いてくれよな!
おいらの一番星の結子たんは?シカトですか・・。
ゲームでも荒垣がこんな風にバカやってる姿が見たかったなあ
>>51 ケツ子の乳が最強なのは間違いない
が、いかんせん顔が…
>>44の続き
@かわいそうなので適当に頼んですぐ切り上げる
ニアA嫌がらせの如く話を振る
B坦坦・タンメン一つ!!
>確か牛丼買いに行くんじゃなかったんですか?と聞いてみる事にした。
真田「…あ、ああ…そ、その、牛丼よりもラーメンが食べたくなってな」
天田「…そ…そうなんですよ!折角ですからラーメンを食べようかと…」
千尋「じゃあ、私達偶然ですね?」
風花「こっそり食べる夜食は美味しいもんね?けど天田君、夜更かししちゃダメだよ?」
>二人は何時ものように…むしろ何時もよりも上機嫌で話している
>天田と真田先輩はそれに対して疑問に思っているようだ…
真田「そ、それにしてもココのラーメンは旨いなあ!!」
天田「そ、そうですね?こ、ここのラーメンはコラーゲンがたっぷりで…」
真田「そ、そうそう!ニンニクとかたっぷりで精力がつくな!!」
>先輩も天田も話をごまかそうとしている…
風花「せ、精力がつくんですか…そうなんですか…?と、言う事はやっぱり…キタロー君…」
千尋「…わ、私達との…ま、前準備って事なんですね?」
>風花も千尋も期待した目で顔を赤らませている!?
>その様子に先輩と天田はよく分からないといった顔をしている。
天田「あ…あの〜」
真田「ふ、触れないほうがいいかもしれないが…どうなったんだ…そ、その…?」
>二股騒動はどうなったのか聞きたいといった表情をしている。
@自分で教える
A千尋、教えてあげてくれ
ニアB風花、教えてあげて?
Cどうでもいい
風花「え、ええ!?わ、私ですか!?」
>あまり面識が無い千尋に教えてもらうよりも先輩や天田ともよく顔をあわせる風花の方が教えたほうが面白いだろう…
風花「え…えっと…まずは…えっと…」
千尋「風花さん…がんばって!」
>風花は顔を真っ赤にしている…自分の中の新しい何かに目覚めそうだ…
風花「あ、あの…私達…話し合った結果…キタロー君に同時に愛してもらい…今日…一緒に抱いてもらう事になったんです!!」
>風花は羞恥心を消すためか、大声でシャウトした!!
>天田がラーメンを吹いた、周りのお客も吹いた!!千尋は顔を真っ赤にしてうつむいている!!
真田「え…?よ、良く分からないのだが・・・?」
>真田先輩は理解できていない!!」
天田「じ、じゃあ!!い、今から三人で…その…!?」
>千尋と風花は黙ってうなづいた!!
天田「き、キタローさん!そ、そんなのダメです!!高校生として…いや、男としてどうなんですか!!」
真田「…よ、良く分からないのだが天田、どういう事なのか説明をしてくれないか…?」
天田「お子様は黙っていてください!!」
千尋「あ、天田さんって言いましたっけ…そ、その…わ、私達はそれで納得しているんです…だから…」
風花「…天田君…私達ね…天田君が思っているほど…立派な人じゃないんだ…」
真田「…い、意味が分からん!キタロー!説明しろ!!」
>天田は半泣きだ!!話が理解できていない真田先輩も別の意味で半泣きだ!!
天田「そ、そんな…嘘だ!!風花さんが…憧れの風花さんが…そんな…淫らな行為を……う、うわぁぁぁぁん!!」
>天田は泣きながらはがくれから出て行った…
真田「お、おい!天田!頼むから説明をしてくれ!!」
>真田先輩もその後を追って行った
>二人の会計はきっと自分持ちだ…
千尋「…と、とりあえず…ラーメン頼みましょうか?」
風花「ごめんね天田君…あ、私はがくれ特製ラーメンを・・・」
>外から声が聞こえる…
外から聞こえる声『うわぁぁぁん!キタローさんのAHOー!!ボクの初恋を返せー!!(ポコポコ)』
外から聞こえる声『天田!おちつけ!小豆あらいのマスコットキャラにジャブを連打した所で何も変わらない!とりあえず説明しろ!』
>外からの声は気にせずに、ラーメンを食べる事にした…
>もう10時半だ…さて、どうしようか…
@白河通りのホテル街へ…
A誰もいない学校へ…
B長鳴神社へ…
おいおい
キタロー
新しい死亡フラグがついたぞ
果たし状に気をつけろ
肉先輩の半泣きがナンパイベントの半泣きとダブってワロタ
真田先輩ワロスww
60 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/07(月) 02:45:54 ID:deCPbfHA
よかった!今日はきてた!!
しかし風花に説明させるとは流石鬼畜キタロー!!
やべぇ面白ぇw
天田にお子様呼ばわりされる肉彦にハゲワロタww
本当情けねえな先輩はw
この肉彦は保健体育赤点だろw
取り巻きの女の子たちをクールにあしらってる理由が
これで納得できてしまいそうで困る
GJすぎですW
…で、できれば自分は2番の学校プレイを激しく見たいです
この晩、どんな結末に終わろうとも愚者コミュリバース確定な気がするw
他にも女帝皇帝恋愛と・・・、色々飛び火しそうではある
ネ申すぎる!!
笑いがとまらない!
70 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/07(月) 14:58:04 ID:S0+5Io4/
神社いいな
神社に俺も一票
けど書きたいやつをで
神社は舞子タンと再会するまでお預けだよ?
16歳になった舞子タンが女子高生姿で「お兄ちゃん!!」って
要ビーズの指輪。
2がいいなー
おk、今日は書けないのでその間3択のどれかを選んでくれ。
どのオチもちゃんと考えてる。
Aしかなくね?
おいおい、スレタイひどいが、神降臨中ジャマイカ。
1年後中等科に上がった天田が復讐の鬼になる・・・のか?
やっぱりジュヴナイルもんだしAかと思うが、あの暑かった夏の日って感じでBも
捨てがたいな・・・罰当たりだけど。
風と花と線香花火 〜天田少年記〜
神社3票で学校3票
同表か…とりあえずドッチかで書き始める。多分投下は明日の夜
ホテル人気ネーナwwww
>>78 ホテルは当たり前すぎて…。
ってわけで学校に1票。
青いのって・・・いいよね!!
って事でアウトドアに寺で!!
学校が良いな。
勿論、影時間に突入するんだよな?
千尋置いてけぼりになるのかw
なあ、ちょっと怖いこと言っていい?
……夢中で腰振ってる最中に千尋が棺おけになったら。
>>84 …キ─────ン!!(バラエティ等でぶつけた時に良く出される音)
キタロー「アッ───!!!」
棺桶にも穴があいている.........
どうしますか?
ニア とりあえず入れてみる。
覗いてみる
指を入れてみる。
>>84 夜中に腹抱えて笑っちまったじゃねーかww
どうしてくれるwwww
SEXスレとかいう爛れ入ったスレタイの割に
>>56の書くSSのテンポが凄過ぎる
>>88 こころもち開いた棺桶の中から手招きする(千尋?)が…
ベルベットルームとかどうよ?
>>91 エリーも入れて3Pになってしまうじゃないか
それでもイイが後が更に怖いな………
ふと気付いたんだが、世界の車窓からって11時放送じゃなかったか・・・
じゃあプラネットアースでいいよ
もう何が何やら
影時間だとどこに行ってもストレガ三匹にpgrされそうだ。
>>94 プラネットアース、昨日から再放送してたんだな・・・
これなら「世界の車窓から」の10000倍は面白いぞ、良かったな四人とも
小学生になじられる肉、超ガンガレ
何このスレ笑い過ぎて腹イテわ
>>97 謝れ!世界の車窓からを本当に毎日見てる俺に謝れ!
午後10時半──”今日”が終わるまで後1時間半…終わりまでのカウントダウン──
「タカヤ…タカヤ…時間や、はよ起きいや」
夢と現実の狭間、深く眠る事ができなくなってからどれくらいになるだろうか?
タカヤと呼ばれた少年は、自分を呼ぶ声を頼りに、夢と言うには余りにも生々しく、現実と呼ぶには余りにも空ろな世界から帰ってきた。
「ジン…ですか…もう、時間ですか?」
高揚も何も無い声で返事をする。
「ああ、そや。今日の依頼届けは13件。…ったく…30分しか上げてないのに良く見つけるわ…」
ジンと呼ばれた少年は、メガネのズレを整えながらパソコンの前で苦笑している。
パソコンの左手にはタカヤと呼ばれる少年の為にいれたのだろうか、淹れたての香ばしい匂いと湯気が出ているティーカップが置かれている。
「…思った以上に多いですね…今日中に全て…と言う訳には行きそうにありません…」
痩せこげた右手でティーカップを持ち、コーヒーを啜る。
「…チドリもいませんしね…」
少し間を置いた後、一口しか飲んでいないコーヒーを台所に流し、”仕事”の準備を始める。
「…そやな…おらんようになったんやな…」
パソコンの前で少し陰を落とした表情をする。
「ま、まあ!チドリがおらんでもワイかて住所位調べられるで?さて、どれからかかる?」
話題を変えようと、パソコンで出力した”依頼書”をタカヤの前に広げる。
「そやなぁ…!?これとか面白いで?かの有名な”セベク・スキャンダル”の首謀者の一人!!コイツの性で何人の人間が路頭に…」
「ジン!!!」
依頼書の内容を説明しているジンを一喝するタカヤ。
その声に驚きと戸惑いの表情をしてしまう。
「…私達に罪の大小など関係ありません…忘れたのですか…?」
静かに、しかし威圧を込めて続ける。
「す…すんません…そんなつもりや…」
その威圧感に目を背けてしまう。
「…分かればいいのです…一番近い所から行きましょう…」
威圧感がふっ…と溶け、先ほどの淡々とした口調に戻る。
「あ…ああ…そ、そやな!そ、そやったらこいつが一番近いですわ。」
動揺が隠せない表情で資料の中の一枚を手渡す。
依頼動機は対した事はない、ただ「五月蝿いから殺して」という理由。殺される側にとっては最悪の理由。
「そいつ、今ちょうど近くにおるんですわ、夜勤か何かはしらんけど」
ジンの説明半分に依頼書に目を通すタカヤ。
闇の中に溶け込んだ様な瞳を持つ顔をにこりとさせた。
「いいですね、今日はこれで行きましょう…」
そう言って、ベットの横に置いてあった銃を腰に刺し、足早にドアの外へと向かった。
「──ああ…今日は新月ですか…」
部屋の明かりと夜の暗黒の狭間で立ち止まり、つぶやく。
月があるだろう方向に両腕を伸ばし、悲しそうな表情を見せる。
「──毎日が満月ならばどんなに素晴らしかっただろうか…?」
何も、そう、何も写っていない空ろな瞳を上に向けるタカヤ。
その姿は、天空を懐かしむ翼が折れた白い鳥の様だった。
それを見てジンは思った。
ああ…この人はまさに”堕天使”なんだと────
@白河通りのホテル街へ…
ニアA誰もいない学校へ…
B長鳴神社へ…
/巌戸台駅──ポートアイランド行きモノレール
>ガタンゴトン…ガタンゴトン…
>誰もいないモノレールに揺られ、学園に向かう事になった。
>学園内の写真部部室なら防音効果もばっちり、完全な密室だしソファーもある、ついでを言えば水泳部のシャワー室もつかえる。
>写真部の部室の鍵と、プール部屋の鍵も持っている。部活掛け持ちしておいて本当に良かったと思う瞬間だ。
>本当はホテルに行きたかったのだが、流石に男1で女2だと目立つ…あそこのホテルは気に入っているのだ。出禁になったらたまらない
>しかし…当の二人は自分の横ですやすやと寝息を立てて眠っている…疲れているのだろうか…?
???「こんばんわ、元気にしてた?」
>誰も居なかったはずの空間に、少年の声が聞こえる…
???「ふふふっ…ベット以外で会うなんて何ヶ月ぶり以来だろうね?」
>二股をしてはいたが、こちらに来てからは横の二人以外とベットを共にした事はない…
>と、言うかそんな事を横の二人に聞かれたら今度こそ絶対に刺されるだけでは済まないので誰だかわからないが冗談でも勘弁してください
???「本当に誰だか分からないのかい…?寂しいな…ボクだよ、ファルロスだよ」
>目を凝らす…確かにそこにはあの縞々のダサいパジャマ姿の男の子、ファルロスが居た。
ファルロス「やあ、やっと気が付いてくれたね?…ちょっと君との友達としての自信が崩れそうになっちゃったな…」
>…確かにベットの以外で会う事は無い人物だ。いや、深い意味は無い。
ファルロス「今日はね…?警告に来たんだ…君の…友達としてね?」
>…警告?どういう事だろうか…?
ファルロス「…ボクは人間が子孫を求めようとするのは自然な行為だと思っていた。だから女の子とそういう行為をするのは僕は全然かまわない
…けどね?僕は君の中にいて分かったんだ…」
>ファルロスが長々と話し出した。少年の姿で子孫繁栄とか人間の摂理に関して話されたらちょっと悲しくなる。
ファルロス「…僕は人間としての常識というのも理解できるようになったんだ…二股はいけないよ…?」
>久々に出てきたと思ったら説教か…非常に悲しくなってきた。
ファルロス「二人とも魅力的な女性だ…だから出会いもある。別れもある…1人だけ得るのはかまわない、それは一人の男性として当たり前の権利だからね?
だけど…2人は欲張りだ、君が二人を独占する事で…どこかの男性の出会いの権利を消しちゃう事になるんだ…それはルール違反だ…」
>どうでもいい…
ファルロス「だから…今ならまだ間にあう、そんな行為は止めるんだ…安心して?そこの二人、本当に君の事が大好きみたいだから、どちらを選んでも刺される事はないよ?
…ね?」
>どうしますか?
@…確かにそんな不健全な関係になったら駄目かもしれない…
Aどうでもいい
Bそれにしてもファルロスのやつ引き締まったいいケツしてるよな。マジ、エロ過ぎる。ブチ込みたいぜ
@…確かにそんな不健全な関係になったら駄目かもしれない…
Aどうでもいい
ニア Bそれにしてもファルロスのやつ引き締まったいいケツしてるよな。マジ、エロ過ぎる。ブチ込みたいぜ
>自分の中の何かがはじけた…
ファルロス「…どうしたの…?…え?う、うわぁ!!な、何!?何をするつもりだよ!?や、やめてよ!僕ら友達だろ?いや…だ…友達はこんな事しな…」
アッ──────!?!?!?
>!?
>謎の少年のコミュ”死神”がリバースした!!
>ペルソナ”タナトス”に”貫通属性弱点”が付加した!!
>謎の少年は消えて行った…
>もうすぐポートアイランド駅に着く…
──────
アナウンス『まもなく、ポートアイランドです。まもなく、ポートアイランドです。お降りの方は──』
千尋「う…ん…あ…アレ・・・?あっ!!」
風花「…あっ!ご、ごめんなさい…私…ね、眠っちゃったかも…」
>二人が目を覚ました。
風花「…ご、ごめんなさい…そ、その…折角キタロー君と一緒だったのに…眠っちゃって…」
千尋「わ、私にその気が無いわけじゃないんです…な、何故か凄く眠たくなって…」
>気にするな
風花「それにしても凄く変な夢見ちゃったんです…私と千尋さん以外の子が、『ベット以外で会うなんて何ヶ月ぶり以来だろうね』とか言ってる…」
千尋「わ、私も…そしてその人とキタローさんが…」
二人「「そ、そんな事してないですよね!?私達二人以外、もう誰も手を出してたりしていないですよね!?」」
>気にするな!!
>…そんな事を話している内にポートアイランド駅に到着した…
>夜11時には学校に到着するだろう…
>さて、学校に着いたらまずは何をしようかな…
@とりあえず汗を流してもらう為にまずは二人を水泳部部室へ…
A早速写真部部室へ二人を連れ込み…
B趣向を変えてお手洗いで狭い空間で…
続く!!
更新キタ!!!!
ファルロス お前が女関係のことをいうな!!
いやキタローがキタローだから・・・
キター!!!
マニアックな俺はトイレを希望する!!!
ところで、ここにP3系のSS、他の人は投下しないのかな?
エロパロが荒れてるし・・・こちらに避難させて貰ってもいいでせうか?
エロはエロパロでやってくれよ。
110 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/09(水) 01:39:40 ID:riEofHaq
全年齢板でエロやってんじゃねぇよ
明らかに板違いだろ
削除依頼だすか、、、
お前はsageろよ。
エロパロの状況を知っての発言かソレは
まあ神の作品が見れるならぶっちゃけどこでも良いや
現状を知っているからこそ言うんだ。
こっちに逃げるようじゃ荒らしの思う壺だぞ。
これが噂のコウメイの罠か・・・・
エロパロの荒れる時間見てみたが、この作者、逃げるというより、荒れる前からこちらで書いてるぞ?
いや、108の人だよ、逃げるなっていうのは。
ストレガキター!個人的に嬉しい。場面転換やシリアスもうまいな。
死神リバース禿ワロスwww
エロっていうか今のところ、ここは下ネタはあるけどギャグだし、もしも
いざってときは移動なりその時に臨機応変できるのと思うけど…
エロパロが本格的に移住してくるとなるとマズーってとこかな。
とりあえず◆0qBlL3BFNI神は次も楽しみしてます。
俺の事か・・・orz
だが、あそこに投下する勇気は・・・さすがにない・・・
>>117 他の誰かが投下したその後に続くというのはどうだ?
未成年も見る板にエロパロの後釜スレなんて、21歳以上のやる事じゃないな
120 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/09(水) 08:21:41 ID:srLL9ZeY
完全制圧完成記念age
ここにも沸いたwww
むこうでヒント与えたやつがいるから探して来たんじゃね?
直接描写さえ控えりゃ問題あんめ。
>それにしてもファルロスの奴、引き締まったいいケツしてるよな。マジ、エロすぎる。ブチこみたいぜ
こんなところで『そマブ』を見れるとは思わなかったwww
>>123 直接描写の線引きがよくわからないよ…
ブチこみたいぜ→アッ──────!?!?!?
はアリなのかい?
>>124 人によって違うんだろうけど、
生々しい表現や描写があったり、直接的名称(○○コ、○ナ○、ペ○○等)があったり
するのは個人的にこのスレではアウト。
『そういうことがあった』と匂わせるぐらいならOK。
ちなみに上の『そマブ』と『アッー!』は一部では有名なネタだから、
下ネタギャグとしては十分に成立する。
元々キツい描写でもないしね。
アッー!のモトネタってなに??
>>126 ピアスの少年のピット落下時の声だと思っていたが・・・
下ネタというとちがうっぽい?
アッー!はTDNじゃん
東京ディスティニー……ヌード?
やらないか
アッー!
シグルイだと思ってたけどもしかして違うかしら。
ここは戦闘のプロの出番だな?
くそみそテクニック
↑TDNワロス
どっかの誰かが神の業績をまとめてくれたのかなとか少し期待してたのは秘密だ
ガチエロ書こうと思ってた…どうしたものか…う〜む…
いや、それは普通にまずいからね。
普通に読みてえぇ。
ここに書けないなら荒らし覚悟であっちに書いてくれないか…?
いろんな板にコピペされると思うし、こっちにまで沸いてくると思うよ。
ほとぼりが冷めるまでoffice wordとかに書いてデータのみうpするのはどうでしょう?
つーか多分あの書き手の話なら大丈夫だと予想
適当にエロ話書いてレス誘うような書き手とは器が違うわ、マジで
どうしてもエロが書きたいor読みたいなら、BBSPINKの方のキャラサロンにスレ立てれば良いのでは?
あそこはなりきりに使ってるスレが圧倒的に多いが、実は普通にSSスレもOKだし。
>>141 どの書き手のことを言ってるんだ?
会長の人?祐子先生の人?
他人を貶めるようなヤツまで現れるか…
こりゃこのスレもダメかもね
まあ、今書いてる人がガチエロ路線はそのままで別の所にうpするんなら、
誰か別の人が新たにSS書いてもいいんじゃない?
キャラスレではSSは避けられる傾向があるからここをSSスレにしちゃって。
俺も気が向いたらネタでも考えてみる
146 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/10(木) 00:10:37 ID:brHsl3H3
完全制圧完成記念age
147 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/10(木) 22:19:55 ID:WCramvTw
―不信のとき― 月光館学園篇
実は廃棄寸前の糞スレ乗っ取ってエロスなSSが読みたいと思ったのが切っ掛け
皆が書く切っ掛けになるかなとか思って書き始めただけだが何時の間にかこんなに読者がwwwwうはwwwwごめんなさいwww
別に俺のスレって訳でもあるまいし皆俺なんか無視して微エロ書こうぜwwwww15R程度のwww
SSにこだわらずコラとか絵とかwwwww
ちなみに俺はガチエロ禁止だと知ってどうするか考え中。方向性はほぼ決まっている。
エロ部分だけエロパロに投下とかどうよ。
挿絵描きたい
半二次にスレがあるよ。
いや、普通にエロパロの方に投下してもいいんだろう。
というか挿絵ならそっちが一般的かな。
エロならエロパロで、後は読みたい奴の為に
誘導すればいい
エロが嫌な奴は読まないだろうし、はっきりしていいジャマイカ
その通り!
だからこれからも話をどんどん書いてください。
エロパロの方ですが沈静化するのを待つしかないでしょうね。
155 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/11(金) 22:30:41 ID:vlEITukW
そんなものが娯楽とは…
つまらない人生だなwww
>155
顔も見えない相手を叩いて楽しいのかwww
一度リアルでやってみろよ 臨場感が違うから
犯罪示唆かよ
なんで荒らしすぐに構ってしまうん?
160 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/12(土) 00:33:50 ID:Rq6PK78i
荒らしを必死にスルーし…
職人が投下しやすい環境を創るべく…
雑談し…秩序を保ち…雰囲気を盛り上げ…
そうして丹念に整備されたスレに投下されたSSを…蹂躙する…
最高の娯楽だ!!!
161 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/12(土) 00:46:50 ID:Rq6PK78i
「・・・日増しに高まるスレ住人の不満を抑えきれないようだな・・・?」
「所詮、P3オタは我々とは違い劣等人種だからな。彼らには少々荷が重すぎたということだ」
「特定ジャンルSS投下でスレッドを私物化する、そうした職人のやり方に問題がある、・・・そうは思わないのか?」
「縛り付けた覚えなどないな。彼らはスレが特定の職人のP3SS投下専用にされることを望んだのだ」
「望んだだと?」
「そうだ。・・・エロパロ板を見渡してみろ。どれだけの住人が自分だけの判断でスレ建てを成し遂げるというのだ?自らの手を汚し、即死リスクを背負い、そして自分の投下で育てていく・・・。そんな奴がどれだけこの世の中にいるというのだ?」
「・・・・・・・・・」
「・・・貴公らのスレ建てを思い出してみよ。貴公らが自治し、必死にSSを投下したスレ住人はどうだ?自分の身を安全な場所におきながら勝手なことばかり言っていたのではないのか?」
「彼らは自分のスレを保守するだけで精一杯だったのだ・・・」
「いや、違う。ROMでいるほうが楽なのだ。ROMだから不平を言うのではない。不満をこぼしたいからこそROMの立場に身を置くのだ。彼らは望んで『ROM』になるのだよ」
「ばかな・・・。人には自分のレスを決定する権利がある。自由があるのだ!」
「わからぬか!本当のSSとは誰かに与えてもらうものではない。自分で勝ち取るものだ。しかし住人は自分以外にそれを求める。自分では何もしないくせにSSだけはキボンヌする。
神の登場を今か、今かと待っているくせに、自分がその神になろうとはしない。それがROMだっ!」
「ROMはそこまで怠惰な動物じゃない。ただ、我々ほど賢くないだけだ」
「・・・新規職人よ、貴公は純粋すぎる。スレ住人に自分の夢を求めてはならない。神は与えるだけでよい」
「何を与えるというのだ?」
「放置されるという特権をだっ!」
162 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/12(土) 00:48:03 ID:Rq6PK78i
「ばかなことを!」
「人は生まれながらにして深い業を背負った生き物だ。投下SSという快楽の為に他人を平気で犠牲にする・・・。
よりエロいSSを望み、そのためならスレを荒らすことだっていとわない。
しかし、そうした者でも罪悪感を感じることはできる。
彼らは思う・・・、これは自分のせいじゃない。
荒らしの自作自演のせいだ、と。
ならば、我々が乱れたスレを正そうではないか。秩序あるスレにしてやろう。
快楽をむさぼることしかできぬ愚民にはふさわしい役目を与えてやろう。
すべては我々が管理するのだ!」
「意にそぐわぬものを虐げることが管理なのか!」
「虐げているのではない。我々は病におかされたこのスレからその病因を取り除こうとしているにすぎん。他組織に影響を及ぼす前に悪質なガン細胞は排除されねばならぬのだ!」
「身体に自浄作用が備わっているようにスレにもそれを正そうという働きはある!」
「それを待つというのか?ふふふ・・・貴公はP3オタという基地外を信用しすぎている。スレ住人はより投下のあるスレへ、より平和なスレへ身を寄せるものだ。そのためなら投下してくれる職人を潰すこともできる・・・。P3オタ!」
163 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/12(土) 00:52:48 ID:Rq6PK78i
「P、P3オタ・・・!なぜ、君がここに・・・?」
「紹介しよう、新規職人殿。彼女こそP3オタにして伽耶信者アンチの腐女子、このスレの荒廃の原因だ!!」
「!!」
「貴公の指摘したとおり、このスレはもうおしまいだ。しかし、彼女がこの板に存在する限り次スレに移住しようとスレは荒れ続けるだろう。」
「P3オタ・・・、君は・・・、いったい?」
「私はP3のSSを愛していたわ。たった一つの旬ネタだもの。当然よね。でも神SSじゃなかった・・・。そして、私を見捨てた・・・。手に入らないのなら、いっそ・・・。」
「P3オタ!!」
「私の投下先を奪った職人と別れるのは惜しいが、これ以上、敗北者を痛めつけるつもりはないのでね。失礼させてもらうよ。」
「ま、待てっ!!」
「さらばだ、愚かな新規職人よ。」
やれやれ(´・ω・`)=3
クオリティたけぇwww自分も微力ながら協力しますよww
職人を叩き潰してやりましょうww
>酷い自演だ…
くだらない
他にすることはないのか
ニアどうでもいい
167 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/12(土) 01:03:30 ID:Rq6PK78i
「新規職人、どうして僕らが戦わなきゃいけないんだッ!」
「どうして、P3ネタだけがちやほやされるんだ?
前スレの時からそうだった・・・。P3ネタはいつもみんなからマンセーされ、他のネタはいつもスルーされてきた。
その違いはなんだと思う? みんなP3厨のせいだ!そう思わないか?
おまえのSSはP3ネタだが、俺のSSは異聞録ネタだった。最低の反応だったぜ。
だけど、なんで俺がスルーされるんだ?そんな理由で?P3ネタと異聞録ネタにどんな違いがあるっていうんだ!」
「それはきみの思い過ごしだよ。僕らは職人仲間だったじゃないか!」
「僕らは職人仲間だったんだ。それなのにいったいどうして?」
「おまえがそう思っていただけだッ!俺はおまえなんか大ッきらいだ。
俺はおまえがうらやましかった・・・。皆からキボンヌされ、投下ごとのイイ!レスとマンセーのAA嵐・・・。」
「スレ住人はきみのことを僕と同じ神だと思っているよ。」
「ウソだーッ! おまえは知らないんだ。スレ住人は違うッ!
スレ住人が見ているのはP3ネタだけだ。俺のSSなんかどうでもいいと思ってる。
わからないのか?スレ住人は数少ない新規職人すら叩いてたんだ。
スレ住人がマンセーしているのはお前だけだッ!」
「今からだっていいじゃないか。もう一度職人に戻ろうッ!」
「ふざけるなッ! おまえは裏切り者だッ!今の俺には仲間がいる。アンチP3派だって、便乗荒らしだって俺を当てにしてくれている。」
「違うッ!利用されているだけだ。価値がなくなれば捨てられるだけだぞ。」
「それが仲間ってもんさ。俺はおまえみたいなガキじゃねぇ。
ガキのおままごととは違うんだよ。利用しているのは俺の方さ。
仲間にしてやっているんだ、俺がッ!」
168 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/12(土) 01:07:27 ID:Rq6PK78i
「やめろッ、二人ともッ!! やめるんだッ!」
「仕切り厨、なぜ止めるッ!」
「今がどういう状況かわかっているのか! 頭を冷やせ、新規職人ッ!」
「こいつを叩けって言い出したのはあんたらじゃないかッ!今さら・・・。」
「いいから私の話を聞けッ!P3ネタ職人も聞いてくれ。」
「『【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ』が落ちたッ!分派住人がここへ戻ってくるぞッ!」
「そんな!
>>1さんは? そんなバカなことって・・・!!」
「
>>1殿がどうなったかは知らん!類似スレに行ったのかゲーキャラ板に移住したのかもわからん。
とにかく、これ以上、スレ住人同士で争っている場合じゃない。単刀直入に言おう。
分派残党よ、P3厨を容認しろッ。これまでのことは水に流そう。叩くべき相手は他にいるッ!」
「そんなバカなッ!俺は認めん、認めんぞッ!」
「いい加減にしろッ、新規職人。私の言うことがきけないのかッ!?」
「P3ネタ職人君の読みたいSSは何だ?・・・いいや、私にはわかっている。
しかし、議論では人はオナーニできない。どんなにひねったスレタイでも投下が無ければただの重複スレで削除されてしまう。
重複スレで終わっていいのか?ペルソナシリーズのエロSSが読みたいんじゃなかったのか?
なぁ、もう一度手を組もうッ。」
169 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/12(土) 01:09:48 ID:Rq6PK78i
「それは絶対にできない。あなたも批評厨も同じだ・・・。神職人に依存し、開拓精神を失った敗北者、それがあなたたちだ。努力もしないでスレの発展を実現できるものかッ!」
「なら、きみはどうするんだ!?きみなら理想的なスレを建てられるとでも?」
「僕はそんなにごうまんじゃない。ただ、納得したいだけだ。
ここのスレ住人が神のP3SSだけをキボンヌしているなんて僕には信じられない。だからこそ確かめたいッ!」
「スレ住人はスレの発展のために新規職人を潰す。それが当然と考えて批評するんだ。だから、争いがこのスレから消えてなくなることはない。
このスレが実質P3スレである限り議論はなくならないのだ。我々の役目は、そうした人々を管理し類似スレへ導くことだ。彼らはそうした仕切り屋を望んでいる。」
「僕にはわからない・・・。あなたの言葉を信用することができない。いったい何を信じればいいんだ?僕は何のために議論しているんだ?あなたは何のために・・・?」
「・・・わかった、もういい。きみに時間を与えよう。納得がいくまであがくがいい。さあ、P3職人よ、行け。伽耶信者アンチを連れてこのスレを離れろッ!」
「仕切り屋ッ、どういうことだッ!!」
「さあ、行けッ。自分の目で世の中を確かめてこいッ!きみの求めるものは、ここにはない。どこを探したって見つかるはずがない。それを確かめるんだッ。
再度スレが落ちた時、ここへ戻ってこい。私はきみを待っている。さあ、行け、ぐずぐずするなッ!」
「僕はけっして絶望しない。自分に負けやしないッ!」
「待てッ、P3職人ッ!」
「放っておけッ!自分で納得しない限り意味がない。」
「分派させると投下が分散することになる。それでもいいのか?」
「そのときは、私が夏厨の名誉にかけてそのスレを荒らそう。」
「・・・ヤツを叩くのはこの俺だ。」
―――僕は現実を知らない、ただの子供なのだろうか?
こういう時専用ブラウザだと便利だよなw
美鶴「ん・・・・?今誰か給湯室を使っているのか?」
岳羽「あ、風花とキタローくんが使ってるみたいです、なにしてるかまでは判らないけど」
美鶴「そうか・・・・最近あの二人は仲が良いみたいだな」
岳羽「二人とも幸せ臭振りまいてますからね、正直妬けちゃうな」
美鶴「フフ、そうだな・・・・・・・ん?」
岳羽「?・・先輩どうしたんですか?」
美鶴「なんだ・・・・なにか聞こえる・・・?」
岳羽「あれ・・?私にも・・なにこれ、先輩から聞こえる・・?」
美鶴「私のペルソナの特性・・?山岸のペルソナと無意識下で共鳴してるのか・・?今までこんなケースは・・」
風花「・・・・・・・・・こんな時に・・・・・・・・・駄目っ!・・・・指を入れるなんて・・・・・」
美鶴(これではまるで盗み聞きではないか・・!)
岳羽(あの二人なにやってんの・・指・・・?)
風花「・・・・・誰だってこんな事・・・・・・濡れ・・・・あぁ、こんなに腫らし・・・・」
美鶴(・・・・・・・・え?・・・何を・・・・・?)
岳羽(ちょっ・・・・これってまさか・・あの二人、冗談でしょ!?)
風花「・・・・・気持ちいいですか?・・・・・・じゃあもっと・・・・・・抜かなくていいですよ、そのまま・・・・・・」
美鶴(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!)
岳羽(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!)
美鶴「二人共!一体何をやっている!!」
岳羽「なにやってる・・・てか、本当になにやってんのよ!!」
キタ「うわっ!!」
風花「ひゃわぁっ!!」
美鶴「この寮の寮長として簡易裁判を執り行う!判決は即刻処刑だ!キタローは壁を背にして目をつぶれ!両手は腰の後ろだ!!」
岳羽「あんた達二人がどういう特殊性癖だろうが日によって趣向凝らそうが自由だけど!場所は選・・・・ってあれ?」
キタ「なにやってるって・・風花と一緒に天麩羅揚げようと・・・」
風花「それで油の温度確かめるってキタロー君が油の中に指入れて・・・駄目って言ったのに・・案の定火傷して・・」
キタ「腫れてきたから風花に濡れタオルで冷やしてもらって・・今もう一度タオル濡らそうとしてたんだけど・・」
風花「どうしたんですか?なにかあったんですか?」
美鶴「・・・それは一大事だな!私は救急箱を持ってこようか!」
岳羽「私もお供します先輩!一人より二人の方が!そういう感じの諺もありますし!」
美鶴「それは心強いな!後ろは頼むぞゆかり!では行くぞ!!」
キタ「一体なんなんだ・・?」
風花「変なの・・・」
どんだけチャレンジャーなんだよキタローwwww
てんぷら油に一瞬だけ指突っ込んで温度見る、というのは有り。
火傷するほど突っ込むのはキタロークオリティ。狙ってるとしか思えません><
176 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/12(土) 04:52:31 ID:NHBnWBsS
ひゃわあぁぁぁ〜〜〜〜
>美鶴「・・・それは一大事だな!私は救急箱を持ってこようか!」
>岳羽「私もお供します先輩!一人より二人の方が!そういう感じの諺もありますし!」
>美鶴「それは心強いな!後ろは頼むぞゆかり!では行くぞ!!」
二人の息の合いっぷりにワロスwww
神降臨までの暇潰しにでもどうぞ
>そろそろ夜になりそうだ、寮に帰ろう
美鶴「君か、おかえり。大事な話があるんだがあとで作戦室に来てくれないか?」
にア分かった
今日はちょっと
美鶴「では、待っているぞ」
>美鶴が話があると言っていた、そろそろ作戦室に行かなくては
美鶴「来たか…」
>ゆかりと風花もいる、なにか嫌な予感がする…
美鶴「聡明な君のことだ、なんの話か大体検討がついてるんじゃないのか?」
分からない
にア……
美鶴「フッ、まあいいだろう。では墓場、オマエの彼女は誰だ?今ここで答えてみろ!」
ゆかり「……」
風花「…墓場君」
千尋
結子
舞子
にア……
美鶴「…答えられないか、三股もかけていれば当然だな」
ゆかり「信じてたのに、サイッテー」
風花「…墓場君、酷いです…」
>やはり3股がバレていたようだ、もうお終いだ…
ゆかり「キタロー君となら一緒に助け合って生きていけると思ったのに、
美鶴さんや風花だって大切な友達なのに、こんなことするなんてあんまりだよ」
風花「やっぱり私みたいな子本気で好きになる分けないよね…、でもこんなの酷すぎるよ」
>2人は今にも泣き出しそうだ…
美鶴「私だって初めて本当に人を好きになったのに…キタロー、一体どういうつもりなんだ?どうしてこんなことを…」
やりたかっただけ
スカアハと完全神柱が欲しかった
にア分からない
美鶴「キタロー、頼むからこれ以上私を失望させないでくれ…」
>空気が重い…
美鶴「…もういい、これから3人で話し合うから君はもう部屋に戻ってくれ、処分は追って伝える」
>今は部屋に戻るしかなさそうだ
ゆかり「どうするんですか?美鶴さん」
美鶴「…処刑だな、奴のしたことを考えれば当然だ」
ゆかり「そうですよね、こんな酷いこと…、私もそれしかないと思います」
美鶴「山岸はどうだ?」
風花「わ、私は…」
ゆかり「ちょ!風花、あんたまさかあいつのこと庇うつもり!?」
風花「そうじゃないけど、ただ墓場君どんな気持ちでこんなことしたのかなって思って…」
ゆかり「どんな気持ちって、ただ調子に乗って3股かけてただけでしょ!」
風花「本当にそうかな?墓場君、いつも親身になって私の力になってくれてあれが全部ウソだったなんて私には思えないよ」
ゆかり「風花の気持ちは分かるけどさ…」
風花「ううん、私は遊び半分で付き合ってる人が出来ることじゃないと思う」
ゆかり「風花…」
美鶴「山岸、何が言いたい?」
風花「墓場君はただ私達の力になりたかっただけなんじゃないかな…リーダーとして、仲間として」
ゆかり「そ、そんなことあるわけ…」
風花「墓場君、タルタロスに行ってもエントランスの端っこの方でなんか一人でブツブツ言ってる事とかあって…
なんか思い詰めてるふいんき(←なぜか変換できない)だった…、そんな人に遊びで3股かけたりする余裕があるのかな?」
ゆかり「そういえば、私もボロニアンモールでキタロー君が路地裏に入ってくの見たことあるんだけど、
気になって追いかけてみたらずっと壁に向かって独り言言ってた、その時はどうしていいか分からなくてそのままにしちゃったけど…」
風花「墓場君もずっと悩んでたんじゃないかな、私達の為とはいえ結果的にこんなことになっちゃって…」
美鶴「確かに私もあいつの気持ちが全部ウソだったなんて思えない、いやキタローがしてくれたことはどれも半端な気持ちで出来ることじゃなかったじゃないか!」
ゆかり「美鶴さん、あいつ本当に…」
美鶴「リーダーとしていつも的確な判断を下し私達をまとめていくだけでも大変なのに、私は自分の都合で学校では生徒会の仕事まで押し付けてしまって…」
ゆかり「私も…いちばん辛いのは彼なのに、私いつも自分ことばかっりで…自分が恥ずかしいよ」
風花「じゃ、じゃあ…」
〜修学旅行で美鶴がフッ切れた時とかに流れる音楽〜
美鶴「ああ、分かっている」
ゆかり「うん、私もみんなと同じ気持ちだよ!」
風花「じゃあ行きましょうか」
美鶴「ああ、行くぞ!」
コンコン
美鶴「キタロー、居るか?ちょっと話があるんだが」
開ける
にア開けない
美鶴「三人で話し合った大事な話なんだ、聞いてくれないか」
>どうやら開けるしかなさそうだ
美鶴「す、すまないな遅くなってしまって、そ、そのなんと言うか…すまなかった、私が未熟なばかりに君には嫌な思いをさせてしまった」
ゆかり「ご、ごめんね、私キタロー君の気持ちも考えないで自分のことばっかりで、本当にごめんなさい!」
風花「私も、ずっと墓場君が苦しんでるの気付かなくて…ひとりで舞い上がっちゃって、これからは私も本当に墓場君の力になれるように頑張るから!」
>なにがなんだかわからない
美鶴「キタロー、君の私達への優しさが本物のように私達の君への想いもまた本物なんだ!」
ゆかり「うん、私も今なら分かるよ、自分がどうするべきか…」
風花「これからは私達がずっとキタローくんの傍にいるから…」
美鶴「キタロー、私達のこと受け入れてくれないか?君なら出来るはずだ」
>3人は何かを期待しているようだ
そんなこと、急に言われても…
にアそういうことなら遠慮なく…
どうでもいい
美鶴「フッ、それでこそ私が見込んだ男だ」
ゆかり「キタロー君なら私達の気持ち、受け止めてくれるって信じてたよ」
風花「さすがリーダーですね!」
>それから3人で長い夜を過ごした…
一人どこ行ったんだw
>>179 ふいんきでは、なくふんいきで変換できる
GJ。
しかしこれもカリスマのなせる業なのか?
>182
そ れ は し ら な か っ た!!!
無く雰囲気
すげぇ変換できた!
怒ってる3人の名前が
>>178の選択肢に一人もいねぇw
ブリリアント!
どこまでが本気か分からない。
そんな雰囲気が良いですね。
なんでもかんでもネタにしちまってwwwww
おもしろいなおまいら。
さあ、もっとエロワロスなネタを書きなぐるんだ。
このギリギリ加減が最高だこのスレ
先人は言った・・・・暇潰しには幕張と
「おっぱいが見たいの!!おっぱいが見たいの!!おっぱいが見たいの!!」
放課後の教室で絶叫する順平。
「おっぱいが見たいんだ〜!!」
そんな順平を、キタローは人外の物でも見るような目で眺めていた。
「あ・・・キタロー、一生のお願いだ・・・・・俺に至急おっぱいをワンペアー見せてくれ・・・・」
キタローが無言で自分の制服をたくし上げる。
「ほれ」
「誰がお前の小汚い乳を見せろと言った!?」
「見せろと言ったりやめろと言ったりわけのわからんやつだ」
「だ・か・ら!!」
順平が腰を落とし、頬を染めた。
「女の子のおっぱいが見たいの(はぁと)」
「なめてんのかボケ!!そんなもの日本男児の98%が常にそう思ってんだよ!!見たくて見られるようならとっくに俺が回数券もらってるよ!!」
キタロー咆吼。
「男というのは見たい・もみたい・吸い付きたいの三原則を常に我慢しなければならんのだ!!!!!」
キタローの目には男涙がにじみ出ていた。
「そんなことはわかってるんだ〜今日の俺はピーク時の一〇倍は見たくなっているんだ!!
」
参考
満月 70
平常時 50
タルタロス待機時 100
今日 1000
「今おっぱいが見れなかったら、刈り取る者と化して破壊を振りまいてしまうかもしれん・・・・」
ぶるぶると涙を流す順平。
「・・・・それじゃ、ゆかりに一肌脱いでもらおう。初日に俺を脅そうとした借りは返さねばならん。」
ゆかりは図書室にいた。
「おいゆかり。部活はいいのか?」
「ああキタロー君。今日はないの」
「そうか」
不意に、ゆかりにぐっと顔を近づける。
「それよりゆかり、今順平がえらいことになってるんだ。サイヤ人を救えるのはゆかりしかいないそうだ」
「なにそれ」
あきれながらも、キタローに従って教室に向かう。
そこには順平が一人で待っていた。
「順平、ゆかりを連れてきたぞ」
順平がゆっくりと立ち上がり、ゆかりを見据える。
「よーねーちゃん」
「何よ、順平?」
「乳見せな」
ズバキャッ!!!
ゆかりのハイキックが順平のこめかみをぶち抜いた。
「次は殺すよ、順平」
冷ややかに言い放ち去っていくゆかり。
「テンプルにおもいっきり・・・」
「良い脚持ってるじゃん・・・タイに行くかい・・・」
激痛にのたうち回る順平。
「ゆかり行っちゃったぞ」
「絶対にあの女のおっぱいを見てやる」
順平が熱く拳を握りしめる。
「嫌がるゆかりのおっぱいを無理矢理にでも拝見してやる!!」
瞬間。
(嫌がるゆかりのおっぱいを無理矢理)
キタローのブレインコンピューターにシュミレーションが打ち出される。
(友達であるゆかりが・・・・・・・・・『や、やめて・・・』とか言う
のを無理矢理・・・・)
キタローの肩が震えだした。
「キタロー?どうした」
「絶対にゆかりのおっぱいを見てやりましょう順平さん!!」
「キタロー君、やっとやる気になってくれたね!!」
何のことはない。
キタローはそんな“シュチュエーション”が大好きだった。
そして再びゆかりの前にキタローが現れた。
今度は順平も一緒である。
「ゆかりさん。暇そうですね」
「3人麻雀でもやりませんか?」
紳士的(なつもり)で話しかける二人。
「やらない」
当然のごとくあっさりとつっぱねられる。
「・・・ゆかりさん麻雀知らないんだよキタロー君」
「やっぱり女の子は知らないよねー女の子は」
勝ち誇ったように呟くキタローと順平。
「やり方ぐらいわかるよ」
『女の子は』というのは少し気に入らないらしい。
「だけどねーキタローさん」
「何か言い訳臭くないですか順平さん」
わざと聞こえるようにひそひそ話をはじめる。
流石にゆかりもむかついてきたようだ。
「わかった、相手してやるわ。だけどお金は賭けないよ」
キタローと順平がかすかに笑った。
作戦第一段階成功である。
試合開始。
特に何もするわけでもなくゲームが進むように思えた。
しかし。
「あ、順平君のそれロン」
「えっ!?あたっちゃったの?俺もービックリ」
「それじゃー一枚脱いでもらおうか」
「もう、恥ずかしいけどルールだからしょうがないや」
当たり前のようにブレザーを脱ぐ順平。
「・・・・ねーちょっと、脱ぐって何の事」
「何の事って・・・・」
『脱衣麻雀に決まってるじゃないですか』
(は、はめられた!!)
ゆかり驚愕。
(これからが本当の闘いだ!!)
キタローと順平、タナトス・トリスメルギドスの想いが一つになった。
(か、完全に・・・・狙われている〜〜〜〜)
三人麻雀は比較的高い手が作りやすい。
だが脱衣麻雀の極意は早上がりである。
「ロン平和(ピンフ)のみ!!」
注・平和(ピンフ)・・・・模造刀と同じぐらいありふれた役。
『は〜っ!!』
胸をときめかせてゆかりを見るふたり。
ゆかりが上着を脱いだ。
まだカッターシャツは付けたままだが、それでもスタイルの良さがわかる。
(母さん・・・・・今日僕大人になります・・・)
(師匠・・・東方は赤く燃えています・・)
二人の目から涙があふれてきた。
「さーてさくさくいきましょうか」
キタローの手が牌をかき回す。
しばらくして、またゆかりが牌を出した。
「ロン!!断公(タンヤオ)!!」
注・断公(タンヤオ)・・・・道を歩いている人の顔を見たら売れないアイドル声優のそっくりさんだったなというぐらいのありふれた役。
微笑みながらゆかりに目を向ける。
「・・・絶対に負けない!!」
スカートのホックがはずれた。
カッターシャツでパンツが見えないように押さえているが、それでも白い脚は丸見えである。
「チドリ〜!!俺は!!!俺は〜〜〜〜〜〜〜!!」
「オオオオォォォ!!!!!!」
キタローと順平が狂喜乱舞した。
そして数十分後。
「ロン!!」
「ツモ!!二人ともぬがんかい!!」
「みえみえのひっかけやんけ!!」
今、銀河で一番熱い月光館では、三人の脱衣麻雀の終局を迎えようとしていた。
キタローは依然として一枚も脱いでいなかった。
順平はゆかりに集中的に狙われパンツ一枚。
そしてゆかりはショーツとブラジャーだけになっていた。
「それロン!!」
順平の攻撃。
「おっぱい決定〜!!」
キタローが泣いた。
しかし。
「・・・・待てキタロー。早まるな」
ゆっくりとゆかりを見据える順平。
「ゆかりさん、今の無しでいいから靴下をはいてくれ」
「ばかやろー!!ここまで来て変な要求をするな!!お前はマニアックすぎる!!ツモられたりお前がロンされたら終わりなんだぞ!?おっぱいだぞ!!おっぱいがもう決まっているんだぞ!!」
「靴下はいたままですっぽんぽんのほうが一五倍は興奮するだろうが!!」
「それはお前だけだ!!」
キタローの必死の説得も順平には通用しない。
「もうテッテレの手は借りない!!俺が上がって決める!!」
次の親はキタローだ。
(俺が上がっておっぱいを・・・・ゆかりのおっぱいを・・・)
ぶつぶつと呟きながら、牌に目を移した。
(俺が・・・・・)
「早くきれよ。キタローが親だぞ?」
「も・・・もうあがっとります」
『え!?天和(テンホー)!?』」
天和・・・・・廃牌のままいきなり上がっている、翼人が何回転生しようとお目にかか
れるかどうかわからない超ラッキーな役である!!
「おっぱい!!」
順平が誇らしげにキタローの手を頭上にかざした。
「ありがとうヒクソン」
キタローの瞳から熱い物がこみ上げた・・・・・・
「・・・・さぁゆかり、おっぱいを見せてもらおうか。グレイシー最強の男はもう脱いでいるんだぞ」
キタローの言葉通り、順平はすでに全裸でシャドー柔術をしていた。
「・・・・・・・・」
ゆかりがブラに手をかけ
幕張か
ガラッ
「君たち、こんな時間まで何をして――」
教室に入ってきた生徒会長・小田桐が見た物。
男二人に半裸の女性一人。
「――る」
小田桐硬直。
(まずい!!学校の教室内で脱衣麻雀をしたのが小田桐にばれたら)
(停学になってしまう!!)
コンマ一秒で視線が交錯する。
そして
「このくされ外道が!!」
ドゴッ!!
キタローの拳が順平を吹っ飛ばす。
「え・・・な、なんで?」
殴られた順平にはわけが分からない。
「ゆかり・・・大丈夫か?」
「ありがとう・・キタロー君・・・・」
自分のブレザーを脱ぎ、ゆかりに着せるキタロー。
「ちょ・・・ちょっと、君たちどういうことだ?」
「じ・・・・順平君が・・・・」
眼を(目薬で)ぬらし、ゆかりが弱々しく呟く。
「このクラスで一番可愛い・・・・いえ、P3中でもっとも可愛い私を
狙って・・・・・いきなり、お前が欲しいとか言って襲いかかってきたんです・・・・」
「な・・・っ!?で、吸われたりとか揉まれたりとかされたのかね!?」
少し興奮気味な小田っち。
「平気です・・・・でも、キタロー君がいなかったら今頃は・・・・・」
そのままざーとらしくと泣き崩れる。
「貴様ぁ!!!!」
小田桐が順平の腕を掴み挙げた。
「生徒会室まで来てもらう!!」
「だまされてる!!あんたはだまされてる!!俺はやつらにはめられたんだ!!」
全裸の姿で言っても説得力はない。
順平の声が消えていくのに長い時間はかからなかった・・・
幕張は人を選ぶけど俺は大好きだなあ。
キタローはここまでヨゴレじゃないと思うがw
順平はあまり違和感がないな。
順平「テレッテ尽くし!」
こうですか!僕にはわかりません!
>>203 何を言う
女5股かけるような外道をヨゴレじゃないと
むしろ順平のが違和感感じるは俺はw
奴がここまで上手く事を運べるとは思えん
>>206 いや外道なのは同意なんだが、もっとクールに卑劣というか。
・・・とりあえず塩田になぞらえるんならキタローはおっぱい星人なのか。
って舞子の存在だけは順平に教えてはならんな・・・奴がチャッ○・ウィル○ン化
してしまう。
便乗厨が現れた御陰で一気に糞スレと化したな
はっきり言って始めに書いていた奴以外全員寒い
ハイハイ
心の中にしまっておきましょうね
あー面白いなーw
幕張も好きだけど、うぐいすもけっこう好き
順平可愛そうだがおいしいなw
うはwwww名スレにwwww
おれも今日か明日には投下完結予定
その後、名無しに戻るぜ!!
214 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/13(日) 00:13:26 ID:Hn/Za/r6
ちなみに露骨なエロネタは通報するから
>>214 とりあえず分かったから下げてくれないか?
エロパロスレ荒らしてる奴だからNG推奨
ウンチネタはエロですか?
218 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/13(日) 02:12:06 ID:DiyMFhvL
P3厨完全制圧完成記念age
ゆかり怖ええw
美鶴「ただいま…何だ、賑やかだな」
>美鶴が帰ってきた…
美鶴「もうすぐ次の満月が迫ってる上に、テストも間近だ。息抜きも必要だろうが、時間は限られている。
そのことを忘れないで…(くどくど)」
順平「やだなー、先輩。これは強くなるための手段!つまり訓練の一環ですよ」
美鶴「テーブルに卵やら牛乳やらを並べて、何が訓練なんだ?」
真田「まあ見てろ。卵と牛乳と蜂蜜とプロテインをミキサーに入れて…混ぜる!」
順平「シェケナベイベ!!」
>白く濁った液体がジョッキに注がれていく…
真田「できたぞ。これを毎日飲み続ければ、筋肉がつくこと間違いなしだ。岳羽や山岸もどうだ?」
ゆかり「えー、そんな筋肉つけたいとは思わないし…」
順平「ゆかりっちはもうちょっとパワーつけた方がいいと思うぜー?回復役が虚弱ってんじゃ、いざってときにマズイだろ?」
ゆかり「ムカ。いいわよ、飲んでやろうじゃない!」
真田「岳羽は部活のためにもなるし飲んでおいたほうがいいだろう。シャドウと戦うにあたっては気休め程度かも知れんがな。
それでもいざという時のために、やれることはやっておくべきだろう。俺はいつもそうしてきた」
風花「そうですね…皆さんの足手まといには、なりたくないから…」
美鶴「…そういうことなら、さっき偉そうなことを言った手前、私も参加しなくてはなるまいな」
>皆で真田の作ったドリンクを飲んだ…口の中になんともいえない味が広がる…
順平「うげ、飲めなくはねーけど毎日は勘弁…」
ゆかり「…同じくー」
風花「良薬は口に苦しっていいますよね」
真田「そのとおりだ山岸。…ん?どうした美鶴?」
美鶴(ま、不味い!一口飲んだだけで、何だこの不快な味は!)
>美鶴はドリンクの入ったジョッキを持ったまま、固まっている…
もう飲めない?
ニア口に合わないなら無理するな
根性が足りない
材料を見るとそんなに変な味はしなさそうなんだが・・・
もしかして、牛乳、卵、蜂蜜の比率に比べプロテインが大量に入ってたとかか?
1:1:1:10ぐらいとかw
つ「まずい高級プロテイン」
あのプロテインだけは食わないって
神様に誓ってしまったんです
美鶴「い、いいさ。皆が飲んでいるのに私だけ、というわけにはいくまい。何よりそれは私自身のプライドが許さん」
ゆかり「いや、あの先輩…そこまでするほどのことじゃ…」
美鶴「いくぞ…んっ…んっ…んっ…!んぷっ!げほっ…!ごほごほっ…!」
風花「きゃあっ桐条先輩!?」
ゆかり「だ、大丈夫ですか!?」
美鶴「て、手を出すな!最後までやり遂げてみせる!!」
順平「…何だよ、このノリ…」
>白く濁ったドリンクが美鶴の口元から垂れて胸元を汚している…
>何やら変な気分になってきた…
美鶴「…んっ…んっ…んっ…!」
>美鶴は顔を真っ赤にしながら、涙目で一生懸命ドリンクを飲んでいる…
>昨日、友近から借りた、ぶっかけもののエロDVDを思い出した…
>自分の中の何かがハジけそうだ…
美鶴「…ぷはあっ!…はぁっ…はぁっ…ど、どうだ全部飲んでやったぞ…」
真田「いや、どうだって…そんなに飲みづらかったか?そのために蜂蜜入れたんだが…」
美鶴「…蜂蜜?」
>美鶴が飲んだジョッキの底の残りを指ですくって舐めてみた…
>…口の中にすさまじい苦味が広がる…
順平「マジで?蜂蜜ねーと飲めたモンじゃねーからなコレ」
美鶴「… …明彦」
>地の底から響くような声とともに、恐ろしい気配を感じる…
>ここに留まりますか?
はい
ニアいいえ
真田「ま、待て美鶴!わざとじゃないぞ!それに最初に言ってくれれば…!」
>ボロニアンモールで時間を潰してから寮に戻った…
>翌日…力が1上がった!
全員分いっぺんに作ってるのに会長のだけ蜂蜜入ってないのは何か変じゃないか?
最初のほうに入れたやつで混ざってなかったとかじゃね?
美鶴「私はたんぱく質ならキタローから摂取しているから結構だ」
229 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/13(日) 22:55:23 ID:tBheB6/b
美鶴「オレサマ オマエ マルカジリ」
馬鹿じゃないの?てか、馬鹿じゃないの?
ここってエロパロ?
そうだ
違う
rァどうでもいい
3日程見ない内にカオス状態で驚いた
>>232会長が…
深夜──学生寮
荒垣「…はぁ…ったく…」
>>106からの続き
順平「…俺…明日から風花の顔直視できねえ…」
ゆかり「私も…」
美鶴「お前達はまだいい…私は千尋とも顔をあわせなくてはならんのだ…」
4人「はぁ…」
──ギィー…バタン
美鶴「…明彦か、お帰り…」
順平「天田もおかえ…天田!?どうしたんだ?」
天田「ひっく…えぐっ…裏切ったんだ…僕の純粋な気持ちを…エック…裏切ったんだ…!」
荒垣「アキ!!てめぇ!!一体何があった!!」
明彦「知らん!はがくれでキタロー達と鉢合わせしてからこんな調子だ!!俺が知りたい!!」
ゆかり「あ゙〜…なるほどね…」
天田「えっく…ヒック…い、今頃キタローさんのAHOは『ペルソナ3』の後ろに『汚された純白〜女子高生鬼畜調教物語〜』とかいうサブタイトルが付きそうな行為を風花さんともう一人の女性と…えっぐ!」
明彦「…と、まあこんな具合に先ほどから意味不明な事をだな…」
荒垣「…アキ…お前はそこら辺の勉強は小学生からやり直せ…」
──
順平「しっかし…あの風花がねえ…二股っていってもせめてチューくらいかと思ってたよ、俺は」
ゆかり「…今思うと私も狙われてたのかな…屋久島で…その…」
美鶴「?屋久島で何かあったと言うのか!!…あの外道!」
ゆかり「ち、違います!!そ、その、屋久島でちょっとホロッと来ちゃった事があってね?『汚された純白〜女子高生鬼畜調教物語〜』なんて事はまったく無いよ!?1回だけベットを共にした事…と、とかも無い無い!!!!」
美鶴「それなら良いのだが…アイギス、お前は何かされたとかは無いか?」
アイギス「…べ、ベットの中で過ごす事というのは…悪い事なのでありますか?」
順平「…へ?」
ゆかり「…どういう事?」
アイギス「布団の中で共にすごした事なら…な、何度かありますであります!!
…な、なお、私は機械であり正確女子高生に該当されないので『汚された純白〜女子高生鬼畜調教物語〜』には該当しないであります!!だ、だから…キタローさんをこれ以上責めないで欲しいであります…」
ゆかり「…アイギスまで…!?」
順平「し、しかもこの順応性…アイツに骨抜きって奴…?お、お手上げ侍!!」
美鶴「…か、帰ってきたら処刑だ!!」
コロマル「くぅ〜ん…(アイギスが勝手に布団に入っていっただけなんだがなあ…ま、自業自得か…)」
荒垣「あ〜…もう…これでいい…これでいいよ…」
コロマル「わん!わん!(荒垣も大変だなあ…)」
荒垣「…心配してくれてんのか?…お前は優しいなあ…」
コロマル「わんわんわん!(お、俺の話が分かるようになったのか?嬉しいねえ…アイギスだけじゃ物足りなくてねえ…)」
荒垣「ああ…そうだ…」
コロマル「わんわんわん♪(じゃあ早速…お腹空いたぜ…お前のあの手料理が食いたいねえ…♪)」
荒垣「ああ…確かにもうすぐ影時間だな…俺もあいつ等が心配だ…」
コロマル「くぅ〜ん…(通じてねえ…)」
──深夜──月光館学園、水泳部部室…
千尋「…深夜の学校に忍び込んじゃうなんて…ちょっと、ドキドキしますね?」
風花「見慣れたプールも、こうやって見ると何故か神秘的…」
>…目の前にはバスタオル一枚で肌を隠している二人の美少女…
>今から俺はこの二人とチョメチョメタイム突入…
>…
>……
>信じられない!
>いや、確かに二股かけて居たし二人とも何度もチョメチョメした事はある…
>しかし二股がバレて悲劇が起こりえると思っていたらそれどころか二人同時にチョメチョメだなんて!!
>おーい、ファルロス、聞こえるかー?変えられない筈の運命を変えた時、人は初めて真の幸福が得られるんだぞ〜?
頭の中の声『知らない!知らないよ!!君なんてもう知らない!!ひっく…ひっく…』
>う〜ん…ファルロスはリバースしたままの様だ・・・
千尋「…キタローさん…どうしたんですか…?」
>後ろから千尋の声が聞こえる。
千尋「…夜は…待ってくれません…早く……」
>千尋に後ろからそっと腕を巻きつかれ、そのままギュッと抱きつかれた。
>タオル越しに伝わる胸部の柔らかさに千尋を感じる…
風花「…そうですよキタロー君…?私と千尋さん、二人同時に愛してくれるんですから…時間がいくらあっても足りませんよ?」
>風花が正面から腕を首にからませてそのまま抱き寄せてくる
>タオルで隠れている胸の谷間と暖かい吐息が風花を感じさせる…
c:¥>最後の理性
'最後の理性' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません
>自分の中の何かがはじけた…
>どうしますか?
@目の前の風花の耳たぶを噛み、弱いところを責めながらも明けの明星
A横から顔を出している千尋の頬をなぞりながら唇を奪い漆黒の蛇
B一気に蹴りをつける!!俺のターン!千尋×風花!!ミックスレイド!!ハルマゲドン!!
@目の前の風花の耳たぶを噛み、弱いところを責めながらも明けの明星
A横から顔を出している千尋の頬をなぞりながら唇を奪い漆黒の蛇
B一気に蹴りをつける!!俺のターン!千尋×風花!!ミックスレイド!!ハルマゲドン!!
240 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/15(火) 02:07:23 ID:5r2n5mKA
699 2006/08/15(火) 02:03:54 ID:5r2n5mKA
名無したんはエロカワイイ
腐女子ってきもいおw
@目の前の風花の耳たぶを噛み、弱いところを責めながらも明けの明星
A横から顔を出している千尋の頬をなぞりながら唇を奪い漆黒の蛇
B一気に蹴りをつける!!俺のターン!千尋×風花!!ミックスレイド!!ハルマゲドン!!
>走り出した欲情は止まらない!!
>一気に全部してやろう!そう思ったとき…
>あることに気が付いた────
────ベルベットルーム
エリザベス「こちら、エリザベスでございます、ただいま、午後0時、影時間の始まりをお伝えいたします。
なお、この夢と電脳の間の虚ろなるこの空間の間では、特定以上の行為が始まろうとすると、このように何故か影時間になるようリミッターがかかっております、これなら21歳未満のお子様でもご安心してご覧できますね?
それでは…ごきげんよう…」
──影時間──月光館学園、水泳部部室
>…影時間を…忘れてた…!!
>部室だった空間が、どんどんタルタロス内部へと変化していく…!!
続く!
>>241 どうでもいいけど一人語りはやめろ
うざすぎ
wktk
244 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/15(火) 02:12:23 ID:hb/fBXwG
P3厨完全制圧完成記念age
名前欄語りは確かに要らないな、おしい・・・
だが相変わらず微エロで壮快なので頑張って簡潔に完結させてくれ
あとここも目を付けられたか・・・
自己顕示欲の強い職人ってマジうざいな
前スレの神職人が消えたから、何を投下しても住人がおおらかに対応してくれるとはいってもなあ・・・
ここもレベルが下がったもんだ
もう少し推敲してから投下できないのか?
同じく前スレなんぞ初めて聞いたぞ
なんだ前スレって
エロパロスレのことを言ってるんじゃね?
どう考えてもつながりは無いけど
荒らしはいつも見当違いのこと言うからスルー。
エロパロでも真3のSSに対して
「お前本当にP3プレイしてる?
P3を題材にする必然性が感じられないんだが?」
とか言ってたくらいだしw
黙って投下するならいいが
うざいコメントつきで住人に擦り寄ってくるのがきもい
>>252 すげぇ・・・相手にしちゃったけど・・・こいつこのスレッド全く読んでねえ・・・!!!
住人っつーかきもいとか思ってるのって一名だけな希ガス
きもい一人語りする職人はうざいんで出入り禁止だな
ID:2KGqrNK0
ID:7rsZSTQo
反応するなというのに。
四月は春季例大祭の時期
神社的には8/15よりもその時期のほうが大事
……ここに誤爆してたのか
――手記はここで終わっている
どうでもいいからエロ小説を書きなさい。諸君。
エロパロスレにいきなさい、チミ
しっかし、昨日の奴はムカつく通りこして笑えたなあ・・・
前スレから云々とか糞スレ乗っ取った神本人に対して出入り禁止とか・・・
スレ読んでないのがバレバレで・・・
放置せよ
今は静かに神を待つ時
268 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/16(水) 01:50:11 ID:V1r26970
完全制圧完成記念age
お前らが文句垂れるから職人が消えたじゃねーか。
身体で責任とって貰うよ!?
じゃあてめーが書けよ。
掘るぞ!
その…やさしく……してくれよ……?
というかいまだに生き残ってるというのが一種の奇跡だよなこのスレw
さあみんな、ストレガみたく刹那の快楽を愉しむんだ。
正直、この悪ぶった高校生みたいなノリが大好きw
274 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/17(木) 13:11:27 ID:YvSWxK8E
完全制圧完成記念
しゃぶれだぁ?おまえもしゃぶれよ!
初めてだから下手かもしれないけど…あの…一生懸命がんばるから…。
朝
風化の部屋に忍び込み、寝起きの風花を襲う。まんざらでもなさそうなので中でフィニッシュ
昼
アイギスにフェラさせながらお弁当タイム。下がないのでしかたなく口でフィニッシュ
放課後
屋上でゆかりをバックから襲う。嫌がる彼女の中でフィニッシュ
夜
美鶴の部屋に入り込み眠たくなるまでやりたい放題。責任は取りますといいながらフィニッシュ
就寝
それがキタローライフ
特別裸外部員に扮したキタローがモナド10Fのエリザベスと対決
↓
「無効・反射・吸収の耐性をはずしてくださいませ」 「どうでもいい」などの
会話を経て全裸に。
↓
マサカドでメギドラオンをはなたれ、「ドロー、ペルソナカード」などと罵られる
↓
マサカドのメギドラオンで「インフィニティアッー インフィニティアッー!」と悶える
↓
風化に弱点を聞きながらエリザベスにルシファーを見せる。「ハルマゲドン!!」と悶えながら
エリザベスがペルソナをピクシーに変える。このあと、エリザベスがディアラハンをとなえ、キタローに
メギドラオン。「アッ、HPがアッ、がんばってアッ、アッー!」と風花は声をあげる。
↓
その後またモナドに上って4回目の戦いが始まる。ヤラれてばかりだったキタローが一転、攻勢に出て、
完全神柱でエリザベスを押し始める。小刻みにペルソナを変えながら、「ペルソナアッー、ペルソナアッー、ルシファー!」
と叫んで、エリザベスにハルマゲドンを勢い良く発射。
あと残HPの計算に失敗して、 3回ほど「モナド」に上ったらしい。
色々無理矢理だけどワラタ
美鶴 花沢さん
ゆかり カオリちゃん
風花 早川さん
いや、この際顔は置いといて。
>まんざらでもなさそうなので中でフィニッシュ
村々した
小学生の作文並だな
なんともレベルの低いスレだ
>>283 IDがペドの低脳なお前だけには言われたくないだろうよw
>>280 おまいはP3をやる前から会長の魅力を理解していた。
…勝ち組かも
本ストーリーの全編にわたって本編では語られなかったエロいエピソードが
入ってる裏ペルソナ3みたいな長編大作同人誌を誰かつくってくれないかな
>>289 自分が発起人になれ
ぜひそんな同人誌読みてぇ
>>289 非常に心惹かれる企画なんだけど
本編の裏で実際に起きてても違和感なさそうなエピソードっつったら
結構数が限られてこねえ?
路地裏でたまたまガキさんが居なくてそのままヤラれちゃうゆかりっちとか
ラブホで誘惑の声に負けてそのままやっちゃうキタローとゆかりっちとか
実は別の部屋でギシアンしていた会長と真田先輩とか
夜二人してでかけてるのはどっかでエッチしてるからな会長と真田先輩とか
キタローにゆかりっち取られそうでファビョった順平がゆかりっちを強姦とか
初登場のとき長いことトイレ行けなかったせいで
座りションしてたところを順平に見つかって襲われる風花とか
タルタロスの上でハーレムパーティ乱交してるキタローとか
その頃必然的に逆ハーレム状態になってるエントランスで乱交させられてる風花とか
寮に来た初日に「ここってどうなってんの?」とか言われて
セクース機能アリなことがバレて性処理係になっちゃうアイギスとか
実は会長も仇として狙っててちゃっかり肉奴隷調教しちゃう天田とか
病室で動けないチドリにイロイロ性的なイタズラをする順平とか
リバースした千尋や結子のところに影時間に出かけてって「棺おけ解凍→レイープ」な鬼畜キタローとか
不良に絡まれたところで傍観してるとそのままやられちゃうゆかりっちとか
ハダカの付き合いが行き過ぎてガチレズの道をひた走るゆかりっちと会長とか
クリスマスイベントのコミュMAXバージョンは全員白河通りコースだとか
露天風呂イベントのコミュMAXでは順平らのバカ騒ぎをよそにこっそり相手の子と混浴えっちだとか
そのくらいしか思いつかねえ。
>>291 そんだけ思いつきゃ十分過ぎるわwwwww
とはいえ、↑に上がった例を見てもわかる通り
コミュMAX系以外でエロに発展する可能性のあるシーンのほとんどが
鬼畜・陵辱系のエロになってしまうからなぁ。
そういうのに耐性ある人は平気だろうが…。
終盤のカルト信者に寮を襲わせればいいんじゃね?
んんんーそれなんてデビルマンーーー?
身なりのいい男にいいようにやられる会長とか見たいような見たくないような
それ犯罪
そんなにロリが好きなら
風花に舞子とおんなじ格好させればいいじゃないか
それ変態
会長はバックと騎乗位どっちが好きかな?
意外と情熱的なバックが好きそう…
>>300 「君の顔を見ながら…」とか言うイメージなので騎乗位か正常位だ、多分
んじゃ、対面座位とか。
駅弁に決まってるだろ
会長は置いておいて、
ゆかりには
風花には理非知らず、
ゆかりには乱れ牡丹、
千尋には押し車
ケツ子には時雨茶臼
がそれぞれバッチグーだと思うんだ。
なぜ「ゆかりには」が二つ?
バッチグーって言葉は久々に見たな。
307 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/20(日) 23:13:35 ID:G1NaL14R
しかし乱れ牡丹以外わからない
『理非知らず』 女性が両手を後ろ手で縛り、さらに両腿も縛った状態でHする体位。見た目はほぼレイプ。
『乱れ牡丹』 大きな鏡の前で、女性に大股開かせて行う後背座位。
『押し車』 腕立て伏せ状態の女性を後から犯しながら前に歩く体位。男女ともに体力が必要です。
『時雨茶臼』 女性騎乗位
俺はアイギスにはこたつがかりかなと思う。できるかどうかは別として。
ここはエロスが飛び交うスレですね?
しかしみんな体位に詳しいな。理非知らずを検索してオッキしたオ
なんでエロパロ行かないの?
こういうの全年齢板でやんないでよ
スレタイからしてアレだし…
KSK
ksk
...
ここで進速しておきますね
↓その発想はなかったわwww
DA・YO・NE!
>スレの空気が妙に重い…
>何かした方がいいか…
どうかしたのか?
ニアどうでもいい
326 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/23(水) 13:14:31 ID:2yGEJDjf
完全制圧完成池沼信者完全敗北確定記念age
>>324 心意気は…
認めてやるぜ(*^ー゚*)b
328 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/23(水) 13:45:32 ID:bTU3UKFL
エロ
今度は下着を妄想しようぜ!
ゆかり・ピンク
風花・白地に水色のボーダー
会長・白のレースの高級品
千尋・白
結子・黒
エリザベス・青
>>329 会長は黒、ケツ子は白レース以外は同意させて頂きます。
>>329 エリザベスは はいてない に決まってるだろ!
ベス子と舞子はブラいらないよね?
舞ちゃんやエリたんがしてたら不自然だからな
336 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/24(木) 03:29:51 ID:pFmXS2Oz
悪質なスレですね
通報しました
アリスちゃんの勝負下着
ウフフフフ
340 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/24(木) 12:29:49 ID:CuEPVLkB
>>350 タルンダ
> もうお手上げ侍
どうでもいい
>>350 そこまで堕ちたか・・・
神がいたころはよかった・・・
>>350 バカじゃない?
・・・ってかバカじゃない?
350 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/24(木) 22:08:55 ID:9t0IXz0D
P3オタキモい
自殺して死ねよ
日本語でおk
これは斬新な手ね。
rア別に…それほどでもない
355 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/24(木) 22:44:28 ID:bNCuARWH
ボクはサンバのようなSEXをする
これはどうでもいいわね。
その発想はなかったわ
気が付いたら350がとられてたので出せなかったネタを貼っておく
自分で書いといてドン引きしたが、貼っておく
アイギスは自我を与えられたってあるが自我ってなんだろうな
なんも調べずこんなこと言って申し訳ないが自我=本能みたいなもの
という解釈でいいんだろうか。
アイギスには女性の自我が入ってるわけだから
仕様上では体はもう100%機械なわけなんだが
なんかこう、感じる部位とかはあるんじゃないのか?
つまりだな、キタローのモノをしゃぶってたら
急に股間のあたりが切なくなってきて空いた手でこすったり
カツカツ指でつついたりするんだが我慢できなくなって
「はぁ・・・装甲がっ・・・装甲が邪魔でありますぅ・・・」
とか言ってなんかどうしようもなくなったりとかウヒョーウヒョーウヒョー
どうよこんなアイちゃん!?
俺はもうアイギスを愛ギ過ぎて頭がおかしくなりそうだ。なんてな!
>>358 にア病院に行った方が良い
どうでもいい
>>360は
>>358に はなしかけた
どんな たいどでせっしますか?
ゆうこうてき
いあつてき
ニアうほっ
このゲームなげーよ
いつになったら終わるんだよ
>>362 ネタバレだが
1/31でエンドだ。
12/31で終わるルートもある
>>362 そのクソ長いゲームを気が付けば2週やってたり。
そして、ゆかりを落としてるし、会長のクリスマスみてねえし
もっかいやるかとか考えてる俺ガイル。
【第一回スパンキング対策会議】
最近、スパンキングマン徐々にその勢力を伸ばして来ている。
これは由々しき問題だと思うが諸君はどう思うかね?
別に俺はスパンキングも構わんけどお前がどうしても何とかしたいというなら
スカトロマンを台頭させて排除するってのはどうか
カーセクスマンに一票入れさせて頂く。
>>368 カーセクス以外にもありとあらゆる場所で背徳的行為にいたる流れを所望する
一応学生ジュブナイルものだしカーセクスは難しいのでは?
ラウンジにあるカウンタ裏セクスマン・・・・ごめん名前長い上にマニアックすぎた
寮内セクスマンに1票ということで。
寮内であって個人の室内での行為ではない、というところに注意していただきたい。
371 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/26(土) 16:22:13 ID:gWg/hGbX
放置プレイマンに一票
会長に放置プレイしたい
だから何でエロパロ板でやらないのかと
>>372 なんか近づきがたい雰囲気だからかな?
それとも、単にみんながシャイボーイなだけなのか。
世の中には本番バリバリよりギリギリ寸止め、って方が好きな人種もいるしな。
俺とか。
ここでペッティングマン登場
俺はP3に対しては寸止め越えを望みがちな破廉恥漢…
スパンキンク初めて言い出したの俺ww
俺は主張したいッ!スパンキングにこそ真のエロスがあるということをッ!
ペルソナとは『心』の力ッ!そして『スパンキング』とはお仕置きッ!
ただのSMではどうしても肉体を痛めつけることを主観とするッ!
しかし『スパンキング』とはあくまで『お仕置き』だッ!
『お仕置き』とは人の『心』に語りかけるものなのだッ!
『心』をテーマにしたこの作品にこそ『スパンキング』は相応しいのだッ!
つまりお尻叩かれて恥ずかしがってる会長やゆかりや風花やアイギスが見たいのです。
ちなみにスカもいいかなと。スパンキングされて失禁は最高です。
>…
>スパンキングマンのよく分からない熱意を打ち明けられた…
わからないでもない
よくわからない
ニアどうでもいい
>スパンキングマンのテンションが下がったようだ…
ニアどうでもいい
俺は俺の信じる道を行くだけだ!
>スパンキングマンが勝手に仲が深まってる気になってる気がする…
パリーン
383 :
Y子:2006/08/27(日) 03:50:18 ID:+3vGIbjz
や
き
め
と
き
↑逆さに読んでね!
387 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/28(月) 05:01:30 ID:50nokDw+
あげ
神よ!!ゆかりっちのSSプリーズ
391 :
名無したんはエロカワイイ:2006/08/29(火) 04:04:21 ID:P1T2txpS
上げておこうか
キタローに合わなかったらこんなに不幸!
順平 :高校卒業と同時に取った自動車免許で調子こいて高速道路に、そして事故死、遺体の状態が酷過ぎた為棺は完全密閉型であった
美鶴 :ナビが満足に出来なかった為タルタロス探索中に「刈り取る者」と仲間が遭遇、全滅、その事を一生悔いて生きた、享年64歳
岳羽 :謎の行方不明に、「真田との駆け落ち」「誘拐」「オカルト」「拉致」などの噂をバラ撒き一時メディアにも騒がれるが、結局飽きられて収束した
真田 :ほぼ同上
風花 :イジメにより学園へ不登校がちに、成績低下、それに憤慨した家族の「役立たず」という罵倒により心を病み、自殺した
アイ :屋久島に廃棄されっぱなし、終いにはネズミの巣と化した
荒垣 :ポートアイランド駅傍の通称「溜まり場」で変死体として発見される、死因は不明、結局自然死として処理された
コロ :主人の轢き逃げ現場近くに佇んでいた所今度は自分が轢き逃げされる、付近住人は捜査を警察に訴えたが警察は受理しなかった、合掌
天田 :その不遜な態度のおかげでクラス内グループと対立、乾燥器の中に詰込まれてスイッチオンという悪質なイジメで命を落とす、しかも事件は結局「子供の事故」として処理された
友近 :弄ばれた事で女性不審に、そのまま男色へと走り最終的に動物に辿りついた、ある意味幸せ
結子 :度重なる嫌がらせ、進路への不安などが重なり非行化、シンナー中毒となり、施設に収監された
小田桐:度が過ぎた喫煙者追及により不良の怒りを買い呼び出された後に暴行を浴びる、その際負った後頭部への打撃が元で植物状態に
宮元 :部活での無理が崇り一生歩けない体に、家族に毒を撒き散らす日々、最後には思い余った母親に刺され死亡した
千尋 :生徒会室からの帰り際にイジメメンバーにぶつかってしまった事がきっかけで風花亡き後のイジメ対象に、貧乏や男性恐怖症などを巧みに責められ続けたことにより心的外傷を負った、今も通院中
平賀 :留学先で路上強盗に遭遇、ナアナアな対処をしていた所あっさりと刺殺された、金品もしっかり盗られた
べべ :叔父上と決定的な対立、そして無理に滞日したが結局金銭に困り、ホームレスと化した
早瀬 :出稼ぎに出た、しかし工場の寮に初めて入った夜開かれた歓迎会で急性アルコール中毒に、その若い命を散らした
舞子 :幼少期に味わった離婚により愛情欠乏症に、次々に男を渡り歩き、最後には嫉妬からの暴力に遭いその命を落とした
神木 :人知れず死ぬ、死後病室に残されたノートには数ページに渡り千切られた後、そして残りのページにはただ恨み言が書き連ねてあった
無達 :暴飲暴食喫煙が崇り3大成人病が見事に悪化、病院で死亡、遺体引取人は現れなかった
田中 :金に溺れ、人との絆を進んで放棄したそのツケが祟ったか影人間に、その資産は親戚家族などにあっさり掠め取られた、生命維持装置もあっさり切られた、合掌
,ィ´ ̄ ̄ ̄``ヽ
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>早瀬 :出稼ぎに出た、しかし工場の寮に初めて入った夜開かれた歓迎会で急性アルコール中毒に、その若い命を散らした
これは違うだろう。
むしろキタローと出会ったからこそ、進んで家族の為に就職する意志を固めたのだから。
「母親名義で入学金を借り、奨学金を利用して進学する。
だが交通事故に遭い、命こそ落とさなかったものの一生競技が出来ない身体になる。
そのため奨学金を打ち切られ、学費が払えず自主退学。
後には不自由な身体と借金だけが残った」
が正しい。
グルメキングはどこへいった。
グルメキング:宗教に嵌まり込みすぎ後に自己で教団を立ち上げる。少女に強制猥褻数百件の疑いで逮捕。
これはたしかにネガティブすぎるが、たしかにキタローのおかげで幸せになる人間のほうが多いのは事実か。
でももしもキタローが現れなかったら、幾島とかストレガ連中はどうしてたんだろうね?
ストレガはどのみち三人とも長くなかったろうから、復讐代行業かカルト教団で食いつなぎながら、いずれ死亡か。
幾島は…、どうすんだろうな…。
かろうじて幸せになりそうなのは桐条パパぐらいか。もっとも死なないってぐらいで、全体から見れば結局不幸かもしれんが。
幾島 : 青森県五所川原市幾島町
アイギス「このスレはアイギスが乗っ取ったであります!異論は不可能であります!!
…な、何をするんですか!やめるであります!わ、私は機械であります!そ、そんな事…」
幾島とは誰でありますか?
スポーツマンでさわやか系だけど内気な彼
スマン、素で勘違いしてたw
幾月だなwwwww
補修
テスト
407 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/02(土) 06:06:30 ID:t+rMOt7v
あげ保守
ゆかり「ほーら、ぼ〜っとしないでさっさと保守しなさいよ、順平」
順平「ん〜、眠いし、なんか過疎ってるからパス」
ゆかり「はぁ?なに言ってんの、ちょっと、君からも順平になんか言ってやってよ」
キタロー「どうでもいい」
ゆかり「…はぁ」
順平「マジでやるだけ馬鹿みるぜ〜、ゆかりっち」
キタロー「確かに」
!!
グシャ!!
キタロー・順平『前が見えねぇ』
ゆかり「今日も保守っと…」
順平「なぁ〜ゆかりっち、保守するだけ無駄じゃね?」
ゆかり「うるさいなぁ、役に立たないんならせめて黙っててよ、順平のアホ」
順平「うわっヒデ!」
どうでもいい
保守は大事だ
ニア順平は保守しないの?
順平「ん〜、いや期待してないわけじゃねぇんだけどさ、なんつ〜か、無理っぽくね?」
ゆかり「それでもいつか活性するかもでしょ」
美鶴「そうだぞ伊織、いま出来ることをする、それが重要なんだ」
順平「先輩まで…はぁ〜、わかりましたよ、保守しますよ」
美鶴「ブリリアント!それでこそだ!」
肉彦「美鶴、俺のプロテインしらn」
美鶴「それではこれからも保守を頼むぞ」
410 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/05(火) 15:42:44 ID:si+hzAt6
保守なら俺にもできるぜ
美鶴「excellent!!みろ順平、
>>410のように保守してくれる人間が私たち以外にもいる、このスレだって捨てたものじゃない」
順平「へへ…そーっスね、もしかしたらまた活性するかもって思えてきたっス」
それはない
ニアがんばろう
どうでもいい
ガキさん「スレの活性か…それも必要だが今は飯を食え、せっかく作ったのに冷める」
肉彦「そうだぞ三人とも、せっかくシンジが作ったんだ、冷める前に頂こう」
ガキさん「アキ…パワフルプロテイン掛けてんじゃねえ…!!」
肉彦「?何のことだ?」
ゴッ!!
ガキさん「クリームシチューがピンク色になってんだよ!」
肉彦「前が見えねぇ」
412 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/05(火) 23:29:49 ID:3WArY1c9
413 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/06(水) 00:08:53 ID:FsN56/Qd
アイギス「えっちな教師が見ているであります」
ニアそちらへアイギスを押しやる
殴り倒す
どうでもいい
美鶴「さて…昨日何人か来てくれたが、今日も一応保守しておこう」
ゆかり「あっ先輩、今日もせいが出ますね」
美鶴「岳葉か、そうだな、書き込んでくれる人がいる、そう思うと保守のしがいも有るものだ」
順平「テレッテッテー順平も保守りまっス〜」
ゆかり「おっ珍しい」
順平「ゆかりっち…俺はやるときはやる男だぜ?」
ゆかり「はいはい」
肉彦「みんなでどうしたんだ?筋トレか?…筋力トレーニングか?」
ゆかり(言い直した意味わかんないよ)
美鶴「明彦、そういえば一つ言っておかねばならない事がある」
肉彦「なんだ、美鶴」
美鶴「次にミキサーを壊したら処刑だ」
肉彦「なんのことだかわかr」
美鶴「ミキサー部分にプロテインが詰まってたんだが」
肉彦「…すまない」
美鶴「今月でミキサーだけで五台目だ、わかっているな?」
肉彦「……すまない」
ほっしゅほっしゅ
417 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/06(水) 17:41:21 ID:QzoZLCv1
ぶーすとほっしゅ
ミキサー壊し過ぎだろw
何のためのスレだか不明なんだが。
美鶴「
>>420からなんのためのスレか解らないと言う突っ込みが入った」
ゆかり「なんのためのスレって…そ、その…」
順平「なんのためのスレって、ゆかりっちてばおぼこじゃあんめぇし」
順平の顔がクシミダマみたいだ
グシャ!!
ゆかり「今の顔も言葉もセクハラ、聞いてる?順平」
美鶴「今は職人も居なくなってしまってな、こんな感じだ」
ガキさん「だがいつか来るだろう職人の為に、俺達はここで保守やってる」
肉彦「ああ、諦めたらそこで全て終りだからな」
風花「ここに在るのは間違いかもしれません、ただ…」
アイギス「このスレは生まれてきた、罪は無いであります」
千鳥「多分、このスレに先はない…」
ジン「せやけど、せっかくやから千までは使いきりたい」
タカヤ「そう言う思いで私たちはここに残って居るのですよ」
順平「前が見えねぇ」
肉彦「トレーニングついでに保守だ」
>>421 俺が悪かったぁぁぁ!!!!!
(ノД`)
年上の小悪魔美鶴会長
動揺しやすい強気なゆかりちゃん
今夜の選択はDOTTI?!
両方
…ゆかりかな
肉彦「おっと、プロテインを物色してたらこんなところに来てしまった、なぁにダイジョブさ、この筋肉があればな…ついでにアレ書いとくか」
)まι
肉彦「流石は俺だ、字は筋肉の次に美しい」
美鶴「どうしたんだ明彦、こんなところで?」
肉彦「美鶴見てくれ、まだ俺だって捨てたもんじゃないだろ」
美鶴「なんだ?…明彦、いい年なんだから落書きはやめろ」
ゆかり「どうしたんですか先輩達、てゆうかその落書きはなんです?」
美鶴「岳葉か…明彦がちょっとな」
肉彦「…しゅだ」
美鶴、ゆかり「??」
肉彦「保守だ」
ゆかり(うわぁ…とうとうプロテインが脳に)
美鶴「明彦、漢字を使え」
ゆかり(先輩も突っ込み所はそこじゃないです…)
順平「先輩達、三人でど〜したんスか?おっ真田さん保守してたんスか」
ゆかり(読めるんだ)美鶴(解るのか)
>>426 なんの呪文かと思ったww
職人さんもいいけど最近この保守ネタが楽しみで見に来てしまう
ゆかり「こんなの不謹慎かもしんないけどさ、やっぱりそう言われると嬉しいよ、…
>>427」
順平「ハイハーイみなさ〜ん、ゆかりっちが照れってッテーま〜す」
ゆかり「!!うっさい、順平の帽子ハゲ!」
グシャ!
ガキさん「なんの音だ?…順平の足が悪魔風になってんぞ」
ゆかり「あはは…は、じゅ、順平てば某海賊漫画に影響されちゃって」
ガキさん「…どっちかってぇと、その某海賊漫画の、やられ役のザコみてぇな白眼剥いてるが」
ゆかり「あははは」
ガキさん「ちったぁ手加減してやれ」
ゆかり「…はい」
ガキさん「あと、アレを忘れるなよ」
ゆかり「はい、保守っと」
順平(俺…放置侍?)
>>426 エリザベス登場
ベス「美しい…これほどの美しい保守をみるのは久しぶりです」
ベス「是非、この保守を売っていただけないしょうか?
報酬は全能の真珠でいかがてしょう?」
>それはおいしい…
>何とも形容しがたいラクガキが全能の真珠になるとは…
肉彦「ダメだ」
>…!
肉彦「この保守はこのスレを『保ち守る』もの…
決して飾りではない!!」
ベス「…申し訳ありません、私が不粋でしたね。
では私もそれに習い…」
イ口
|木
ウ
寸
ベス「僭越ながら私も保守をさせていただきます」
何ともクォリティの高い保守だ
保守のほうが気にいっちまったw
ここの保守見るのが寝る前の楽しみになってきた
ゆかり「どうしたんですか、先輩」
美鶴「岳葉か…いや、最近私達の方に人気が出てきてな」
ゆかり「そんなこと気にしてたんですか〜、良いことだと思いますよ、私」
美鶴「どういう意味だ?」
ゆかり「私達の保守に人気が出る、スレに活気が戻る、職人さん達が戻ってくる、良いことじゃないですか」
美鶴「…そうか、そうだな、私もそう思うよ」
ガキさん「お〜い、飯だぞ、飯〜」
ゆかり「おっ、もうこんな時間」
ガキさん「さっさとこねぇとテメェのスキル欄にデッドエンド二つ加えるぞ〜」
美鶴「ふふっ急ごうか」
順平(あ…あれ、アギラオとマハラクカジャが消えてデッドエンドになってる…お、オカシクね?な、なんで…?)
ガキさん「順平」
順平「は、はい、なんスか先輩」
ガキさん「テメェは肉ばっか食いやがって…そのスキル欄は罰だ」
順平「テレッテッテー」
ガキさん「暫くエントランスで反省するんだな」
ガキさあああああああん
435 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/07(木) 22:10:49 ID:tuQGnfrv
ガキさんどんな特殊能力だwwwww
436 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/08(金) 02:17:53 ID:xoLCNGf6
アイギス「ぉっぱい成長とまらへ〜んであります」
438 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/08(金) 09:24:31 ID:YUniWqeB
股間から冷却水が漏れてますね
順平「おおっ、これはロングホーントレインの…」
順平がクシミダマってる
怪しい…
順平の携帯を覗きこんだ!!
順平「おわっ!おまっ急に…」
衝撃的な画像だ!
順平「あの…これは〜その〜」
……
サイテーな奴
ニア黙って手を差し出す
順平「…へへ、お前って奴は…高校終わってもダチってことで、いいよな」
順平との間にかけがえの無い絆を感じる…
ゆかり「な〜に見てんの?順ぺ…キャアアアア!!」
順平・キタ「!!」
美鶴「どうした岳葉!」
ゆかり「サイテー、この二人アイギスの…」
非常に不味い…
美鶴「〜〜ッ!!しょ、処刑だ、処刑する!」
肉彦「どうした美鶴、赤い顔して、風邪か?」
美鶴「う、うるさい!」
ピキーン
順平「…マジでやべぇなこりゃ、逃げr」
ゆかり「ガルダイン!」
風花「バッチリヒット!」
展開が早い…!
逃げなくては!!
美鶴「終わらせる!」キタロー「ヒヨヨヨヒー!」
ピキーン
アイギス「なんだか騒がしいであります…」
コロ丸「わんわふっわん!」
アイギス「ほ〜、そうなんですか…なるほどな〜」
ガキさん「何て言ってたんだ?」
アイギス「保守はしすぎてもいけない、一日一回、多くて二回、それでダット落ちは避けれる、と申してます」
ガキさん「まぁだろうな、ただ…雑談とか感想とか、そんなモンと一緒にするなよ」
アイギス「大丈夫であります、保守の場合は保守のみの書き込みを指します」
ガキさん(下で起きたことは知らねぇのか…これでいい、そうだろ?アキ…)
アイギス「それでは、保守であります!」
440 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/08(金) 18:43:08 ID:kEgvnXsh
内角から抉り込むように保守
保守ブースタ
保守ハイブースタ
マハホシュンダ
ヒエロホシュリュペイン
言われたそばから保守しすぎw
s
E
X
y
そ
448 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 20:59:06 ID:NI2PDX+J
マ
ブ
450 :
かしまし〜キタロー・ミーツ・ガール〜:2006/09/10(日) 01:42:57 ID:jjDOBO/i
不思議な夢を見た。
はっ!とキタローは体を起こした。
キタロー「…んーっ」
思いやり伸びをする。なんだか嫌な夢だった気がする。しかし上手く思いだせない。あと少しで思い出せそうだ…
と。なんだか胸が苦しいような気がした。あっ、かなりトイレ行きたい。しまった。思考がStop。夢の記憶は流れてしまった。仕方ないので、伸びをやめて、違和感を感じながらも尿意を抑えられなくなったので、すばやくトイレにいき…
キタロー「!!!」
そこで漏らした。
いや、実際は、トイレに立ったはよいが、パンツをずらし、いつものように出した…ら?ビショビショになった。
なんと!アレがない!それどころか女性のに!!
慌てて羽織っていたものを全て脱ぎ捨て、鏡を見ると、なんとまぁ…鏡の向こうには女性が立っていた。まさにボンキュッボン♪の美しい体型に!胸はゆかりはもとより、美鶴に匹敵するのではないか、という代物に。こころなしか顔も女性らしくなっている気がする。
キタロー「………」
キタロー「…どうでもいい」
順応性の高いキタローは、それを受け入れてしまったのだった。
しかしここで問題が発生した。キタローの服には…彼…いや彼女自身の胸を全て覆うだけの余裕はなかったのだ。続く
452 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/10(日) 01:46:02 ID:A8lzurmP
保守った甲斐があったああああああああああっしゃああああああ
453 :
短いけど続き:2006/09/10(日) 01:47:24 ID:jjDOBO/i
要所はせめて隠せるにしても、夏服では…せめてブラが欲しいものだった。どうしたものか…
美鶴に相談する
ゆかりに相談する
風花に相談する
ニアどうでもいいと割り切る
保守でありす
女体化キタロー想像してハァハァ
小田桐が自分を理解してくれる女性という新しい可能性を見つけたことにより風紀の取り締まりとの二律背反に陥りそうだな
あと、キタローにハァハァする爺ちゃんを見た婆ちゃんの怒りで法王コミュがブロークンしそうだな
風花「キタローさんの女体化・・・ほしゅですよ!ほしゅ!」
天田「風花さんちょっと顔怖いですよ・・・!?」
>>457 キタロー「…風花には頼めないな……」
美鶴「き、君が女に…!?
……。
…あぁ…す、済まない…
…しかし…その…なんと言うか…
…悪くはないな…」
キタロー「…美鶴にも頼めないか…」
エリザベスさんにはもっと頼めないな。
着たい保守しますよ
このスレ全部通して読んでみたけど、
なんで今「前が見えねえ」が流行ってんだよwwバルス
>朝起きると女性になっていた…
>…とりあえず鏡で自分の姿を確認しなければ…
>…
>鏡にはこの世の者とは思えない程の美少女が映っている…
…!?
パリーン
愚者のコミュ『自分自身』のランクが1になった!
で以降は自分をオカズにオナニーする度にランクアップ。
そんな妄想してたら甘勃起してきたよ。
保守っはぁぁあいぃぃぶぅぅすたぁぁぁああああ!
463 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/12(火) 00:59:26 ID:4zvcCA0L
冗談ぬきで「風花が恥骨割れて苦しんでる」ゆめ見た!!
寝直せ
>>460 発祥はゆかりスレのコメディSS。
前が見えねぇネタが非常に多いな。
>>458 __,,......,,,,___
,.'7'::::::::::::::::!:::::`ヽ.
/::::!:::::::::::::::::::!:::::::::::::i
,.!:::::i:::::::o:::::::_」:::_;;:::: ) ( 、
./`.7-i-r‐ r‐ 'i_! !ハ ⌒ ヽ.
i !/!,_,ハ_ハ,.-' -‐'‐ i__! i. ',
! i !.´ __、 ',.-- 、 i i i !
`'7ヽ!.'´ ` "ノ / i イ
!. ハ" '___ くン 、/'´
ヽ,ヘ.>.. ヾ ..ノ ,.イ/
.`>, -=´_,.!-、
r-、 _,く`' ーrr-'":::::〈ヽ、.__
,,..-ヽ;:`ヽ. ,.イ´::::::>-‐-<-‐'":::::::/ `ヽ.
-‐::::::i::::::::i / !;:::::::! i´ ̄`i i::::::::::::;::! i
_ / ____!___ヽヽ| ヽヽ ── .____|___
`X ____|____ .├--  ̄ ̄i. /| `ヽ |
/ \. | | __ノ / 」 ___ノ でございます
保守
鏡を見てオナニーしてる女キタローで百回抜いた
>現在午前3時、どうにかして下着を調達しなくては
・ゆかりの部屋に行く
・美鶴の部屋に行く
・風花の部屋に行く
・アイギスの部屋に行く
・ベルベットルームに行く為ポロニアンモールへ向かう
rァゆかりの部屋に行く
ブラ=風花
パンツ=ゆかり
ガーターベルト=美鶴
しかし、ブラのサイズが合わなかった!!!
ところで、乳の大きさは
美鶴>キタ子>>>ゆかり≧風花>結子>>千尋≧アイギス>>>ベス≧舞子=アリス
ってことで良いのか?
ほとんど異論は無いが
舞子=アリス≧ベスだとおも
美鶴>キタ子>>千尋≧風花>>ゆかり
俺ん中ではこんな感じ。
風花は着痩せするタイプ、ゆかりは嘘乳、千尋は巨乳とぽっちゃりの境目。
>ゆかりの部屋
ゆ「勉強してたらもうこんな時間・・・そろそろ寝ないと・・・」
>ドアをノックする音
ゆ(・・・?こんな時間に、誰・・・?)
「はーい、今開けますー」
>ドアを開けると、そこには見知らぬ美少女の姿があった
でも何処かで見たことあるような気がする
というか似ている。彼に。
ゆ「えーと・・・ どちら様?」
キ「キタローです」
>アニメ声だ ゆかりは混乱している
ゆ「え?キタローって、え?」
キ「だから僕。キタロー。ちょっと頼みがあって・・・」
ゆ「え、えーと・・・とりあえず、ここじゃ何だからあがって?」
キ「お邪魔します」
>ふたりは部屋の中央で正座しながら向き合っている
ゆかりは状況を把握できていない
キタローはとりあえず説明した
キ「というわけで、起きたらこんな体になってた。」
ゆ「なってたって・・・なんでそんな平然としてるわけ?
ってゆうか私もちょっと信じられないし・・・」
>話しつつ、自然と胸に目が行ってしまう
ゆ(何アレ・・・美鶴先輩ぐらいあるんじゃないの・・・?
っていうかなんでこんな可愛いのよ、背もちっこくなっちゃって・・・)
キ「?」
ゆ「・・・なんでもない、色々わかんないことだらけだけど、頼みって何?」
キ「ああ、実は・・・」
ゆ「実は?」
キ「下着貸してくれない?」
ゆ「(゜д゜ )」
目をそらすなww
wktk
誰かこの美少女初心者に、
下着の貸し借りなんて同性でもしねえよ!!
とつっこんでやってくれwwwwwwww
>続き
>ゆかりは激昂した!
ゆ「馬鹿じゃないの? ってか馬鹿じゃないの!?
いくら私と君が親しかったり、急に女の体になっちゃったとしても、
ちょっと前まで男だった人に下着を渡せるわけないでしょうが!!
下着の貸し借りなんて同性でもしねえよ!!」
>一瞬ゆかりに何か乗り移ったみたいだがどうでもいい
キタローは何故怒られているのかわからないようだ
ゆ「なんかおかしい・・・なんかおかしいわ。
・・・キタロー君、まさか、私をハメようってんじゃないわよね・・・
順平と組んで・・・ありえるわ!順平出て来なさい!居るのはわかってんのよ帽子!」
>ゆかりはいつも以上の非現実を目の当たりにして疑心暗鬼になっている!
キ「た、岳羽、落ち着いて・・・」
ゆ「五月蠅いわね!私をハメようったってそうはいかないんだから!
どうせこの胸も偽者でしょ!?」
むに。
キ「あっ・・・」
ゆ「え?」
ゆ(この感触・・・本物?)
>ゆかりの手は止まらない
キ「ちょっ やめ・・・ あんっ!」
ゆ「あ、ご、ごめん!」
>キタローはへたりこんでしまった
ゆ「ちょ、大丈夫?ねぇ!」
>ドアをノックする音
「岳羽」
>美鶴の声だ
美「こんな時間に何を騒いでいるんだ?」
>色々ややこしくなりそうだ
後は頼む ガクッ・・・
>481の勝手に続き
美鶴「こんな時間に何を騒いでいるんだ?」
ゆかり「すみません騒がしくして。もう、休みますから」
>ゆかりは慌てたのでキタ子に躓いて、思い切り重なって倒れこんだ。
キ「うぁっ……」
>戦闘でクリティカルを受けたときのような声が響く……
美「どうした? 誰かいるのか? 勝手に空けるぞ」
美「う……」
>ゆかりの下に、知らない少女が転がっている…
>どうにかして出ようともがいているが、
>高校生一人分を押しのける力はないようだ…
美「誰だ? 部外者は立ち入り禁止のはずだが。
それにここは個室だ。岳羽、おまえも友達ならロビーに
通してそこで話せ」
美「ん?」
>美鶴は、キタローがノーブラなのに気づいたようだ。
>そういえば、どことなく、現場リーダーを任せた彼の
面影があるような気がする・・・
美「君は、誰だ」
キ「ゆかりちゃん、ちょっと、どいてくれない?」
ゆ「うるさい、あんたが変なタイミングで動くから、
立とうとしてもバランス崩して立てないでいるんでしょ!
ちょっとおとなしくしていてよ」
美(なるほど、女性のからだにあの服装は非常に違和感があるな…
作法の教師に従って、私がスカートを選んだのはたしかに無難だった……)
>美鶴は物思いにふけっている……
>ようやく重なっていたふたりが解けて、それぞれ美鶴に向き直って座った。
美「とにかく、ここは出てくれ。岳羽も、話なら三回ラウンジででも……」
美「!」
>美鶴はキタローの胸元を注視している……
美「……その、言いづらいが、上に何か羽織ったほうがいいと思うぞ…」
キ「ですよね…悪いんだけど、その…」
ゆ「わかったわよ。間がわるくて今これしかないけど」
>ゆかりは着ていたカーディガンを脱いでキタローに手渡した。
>カーディガンはゆかりの体温で暖まっている
>かすかにコロンの匂いがする
>しかし、フィットタイプのニットなので前がしまらない!
>しかたなく前を開けたままでいたが、そうするとボタンが
胸に当たって、痛いような気持ちいいような、変な感じがする……
美「どうした? 移動するぞ?」
キ「ちょ、ちょっと、待って…胸が……」
キタローは立ち上がりかけてまた座り込んでしまった。
胸を押さえている……
ゆ「どうしたの? もしかして、今頃成長痛?」
美「困ったな、いずれにしてもここに部外者は長くおいておけないぞ」
キ「だから僕は部外者じゃな…あ…」
>女の子はこんな爆弾をふたつも抱えているのだろうか…
>このままでは戦うどころか、通学することも難しい……
>さっきぬらしたままの下着の不快感も耐え難くなってきた…
キ「すいません、ゆかりでも、先輩でもいいけど、
僕に女性用下着一式買ってきてもらえませんか?」
美「その一人称はおいておいて、だ。
君はどこから来た?」
ゆ「もういい、あたしコンビニ行ってくる。
ブラは無理だけどショーツなら売ってるから。
キミも、ちゃんと自分で先輩に説明してよね?
あたしまだ強制退寮にはなりたくないから」
>ゆかりは出ていってしまった…
美「あの格好で外は、寒くないだろうか?」
>美鶴は見当違いの心配をしている…
>美鶴に説明しますか?
「先輩、実は俺…」
(美鶴の注意が外に向いているこの隙に押し倒す)
・・・・
続きはまた夜にでも。
他に書きたい人いたらどうぞ。
寮
テレッテ「テレレテーテー♪テレッテテンテーテー♪」(買い物時の曲にあわせて)
タッタッタ…
【!?】
テ「誰だ、あんなやつ寮にいたっけ?おいちょっと」
>順平にみつかったようだ…
テ「こらこら、ここは関係者以外立入禁止だぜ?迷子ならこの未来警察イオリマンにまかせな」
キタロー「順平…僕だよ キタロー」
テ「え…ああ、キタローの妹か。どうりで似てるわけだあっはっは。キタローの部屋なら二階の」
キ「だから僕だって!!ほら召喚機!…困ってるんだ、助けてくれないかな‥本当にお手上げ侍」
テ「まじ……(しかしキタローが女にねえ…よく見ると結構可愛いんじゃねえ!
いつもは無表情で「淳平は後に続け」とか命令しやがる癖に今は上目づかいで微妙に顔赤いし、さっき怒った時 胸がな…揺れてるんだよ!それに恥じらいながらの俺のギャグ…
く お お お お あ あ っ ! ヘルメス!!
やべ…俺興奮してきた)」
>順平に危険な何かを感じる
テ「わかった、じゃあ原因を調べてみっか。そのまえに…ちっと胸さわらして」
キ「タナトス!!」
テ「ちょ…ちょっとまてよ!温泉で裸見せあった仲だろ!?その延長だって…おいやめ」
>真田先輩に相談してみるか…
この瞬間を待っていた!
うお帰ってきたら増えてた 乙です!
ところで美鶴はー?
うおっ!
しばらく見ないうちにキタローが女体化してる!
身長が小さくて爆乳?
だれかーーー!キタ子の3Sを教えてくれーーー!
やべえ、未来警察イオリマンが気になるw
>美鶴に説明しますか?
ニア 「先輩、実は俺…」
(美鶴の注意が外に向いているこの隙に押し倒す)
キタ「先輩、実は俺…
墓場なんです…」
美鶴「ん? 2Fの墓場キタローの血縁者か?
そりゃ、同姓の親戚かもしれないが……」
キ「じゃなくて、俺です! 墓場キタロー本人ですっ!」
美「あのな、仮にも女の子が、一人称俺はよくないと思うぞ。
ネット某所のスレッドでも犯罪者の属性として悪名高いのが俺女だ。」
キ「違うんです、さっき目覚めたら、本当にこんな、か、カラダに……」
>キタローは焦ったのと必死になりすぎたので涙目になっている…
キ「だから誰か、女の子にし、いや、ふ、服を貸してもらおうと思って…」
美「ふむ?」
>美鶴は話に興味を持ったようだ…
美鶴「もしもその話が本当なら、非常に興味深いことだ。
そうだ、幾月さんに連絡を取らなければな。」
>美鶴は携帯電話を取り出した。
>キタローは慌ててその手を押さえる。
キ「俺、被験体になるなんて嫌です!」
>ただでさえいろいろな変化に動揺しているのに、
この上あの怪しげな男に弄り回されるのは
想像するだけでも恐ろしい…
美「そうか。それでは、うかつに部屋の外にも出せないな。
何せ機密扱い……いや、ちょっと待ってろ」
>美鶴はほどなく何かを持って戻ってきた。
美「脱げ」
キ「え…! 何ですかせんぱ」
美「下ばきを取れ。私をごまかせると思うな、
さっきから粗相のあとは歴然としているじゃないか。
岳羽の帰りを待つまでもなく、嫁入り前の娘として
未使用の下着ぐらい常備しているものだ。
これをやるから脱げ。そして
変態*の徴を私に見せろ。」
注:昆虫の変態とかそういう意味で美鶴は言っています。
決して、性転換した人が性的異常者だといっているわけではありません
キ「う……」
>さっきトイレで失敗してぬらした下着から、ズボンに
染み出して色が濃くなっている。
この部屋のクッションも汚してしまったかもしれない。
遅かれ早かれ脱がなければならないが、
もしかして、女性下着というものは
装着に特殊技術が必要なものなのかもしれない。
着付けも教えてもらわねばならないのなら、
恥ずかしいが、ここで脱ぐしかない……
>自分の中で、何かが突き抜けた!
>墓場は震える手でズボンの前をくつろげ、
はじめにズボンを、次にブリーフをからだから
取り去った。
>この会話の間にもしかして元に戻っていればと
はかない期待も一瞬抱いたが、
>やはり、そこにはあったはずのものがない。
美「ふむ。たしかに、興味深い事例だな…」
>美鶴の指示で、大きくまたを開かせられて
キタローは自身を晒している。
美「ところでこの年齢ならおおむね在ったはずの
体毛群はどこへ行ったんだ?
処理をしなくてもハイレグアーマーがはけるぞ♪」
>自分はバイパンになってしまったようだ。
>コロマルのアルビノと確率的に似ているような気もするが
>こんなことを考えているのはきっと混乱しているからに
>違いないのでどうでもいいことにする。
キ「せ、せんぱい……」
>キタローは熱っぽい目で美鶴を遠慮がちに見返す。
キ「恥ずかしい、も、もう…隠させてください…
お願い、早く、それをっ!」
>キタローは美鶴の持っている包みに手を伸ばした。
美鶴は素早くよけたので、キタローはダウンになった。
美鶴「いや、まだだ。
滅多にない機会だ、詳しく調べさせてもらうぞ。
そこに仰向けになれ。足は開いたままで」
キ「う、う…ああ……」
ゆかりの部屋から、せつな気な声が漏れ聞こえる。
Tシャツの上だけ着たキタローが横たわって、
美鶴にからだを調べられていたのだ。
きれいに整えられたつめのついた指が
さっきはじめて自分に備わった器官に
差し入れられて弾力を確かめられている。
美「やはり他人の持ち物は
客観的に調査できる分興味深いな。
空洞の天方向は平坦でやや堅く、他の三方は
弾性があり、表面は複雑だ」
>女性の長い爪は凶器だ。
暴れたり機嫌を損ねたりしたら
敏感な部分にどんな損傷を受けるかわからない。
>キタローは涙を流していた。
>美鶴は右手でキタローの下の唇を押し開き、
左手ではTシャツごしに胸の突起をもてあそんでいた。
美鶴「ヴァギナからの分泌物は性的快感と連動するという、
君のそういった機能も女性型として変異したのだろうか?」
>泣きながらキタローは一切の抵抗ができない……
「ただいまー」
>ゆかりがコンビニから帰ってきたようだ…
ゆ「ちょ、先輩? 何やってんですか?」
痛くはないが
…すいません筆者鼻血が出そうなので今夜はここまでにします…
>496の最終行消し忘れです。
>495さんその元ネタわかりません。
勝手に先をつけても別の話にしてもOK
書けたらまたあさってあたりきます。
露骨エロス&女体化は…一応一般向け板なんだからさ…
…初代神が居たときはこんなになんつーか…アレじゃなかったのに…初代カムバック('A`)
この後メンバーの全員が女体化キタローに惚れると勝手に予想
キタローが可哀想に思えてきたw
素直にエロパロへ移住した人もいそうだな…
でも今あっち荒れてるからなー
>>498 初代はもう消えたんだ・・・永遠となった影時間を残して・・・
続き書いてくれよ・・・千尋×風花×キタロー
キタロー総受けなんだw
うんいやほんと見たいよ千尋×風花×キタローの続き…
文句ばっか言ってないで自分で行動起こしなさいよ
ちょっと興信所行ってくる!
wktk
ちょっと葛葉探偵事務所いってくる!
(cレ ゚∀゚レ<どうでもいい
じゃあ俺は生体エナジー協会行ってくる。
じゃあ俺は鳴海探偵事務所で麻雀してくる!!
ちょっと金星の巫女たちにぱふぱふして貰ってくる!(by偽典
じゃあ今のうちに女体化キタローはおれのもの
そりゃねーぜ父ちゃん
517 :
名無したんはエロカワイイ:2006/09/16(土) 03:44:44 ID:FJd2mPJ5
続きキンマモン
Judgement1999で全裸でコードブレイカーしてたら顔に変なペイントした黄色いニット帽の少年と意気投合しちまった
(wノ_・) ?どうでもいい…
ほしゅっておく
>521-522
続き書いていいの?
んじゃ、あさっての夜あたりに。
21禁の板じゃないこと忘れてました。
さじ加減がむずかしいな・・・
女性化ネタというと双葉のせいでジン子とガキ子さんが思い起こされてしまう
関西弁メガネっ子と巨乳姐さんモエス
>>524 あんまりさじ加減に悩むようなら、いっそ修正無しで21禁板に貼っつけてくれてもいいぞw
こっちに一言書いてくれりゃ、見にいくからさ。
ただあっちのスレにもキタロー女性化ネタが投下された直後なんで、微妙にアレだがw
もっともあっちの相手キャラは会長じゃなくてアイギスだったが。
21禁板ってどこにあるの?
21禁カテゴリ見ろ
この前半虹のメガテン総合スレにペル3の女性化詰め画像があがってた
それのことじゃね?
>>532 何!そんなものがあったのか!
しまった・・・見逃してしまった・・・・・・orz
いや、悔しがるほどのモンでもなかったぞ
一部マジ美形も混ざってたが
どこぞのあごひげなんかやる気のなさ以外の何者も伝わってこない有様だった
だってあれはネタ画像だろw
ヒゲそのまんまだったし
べべは可愛かったけど
ヒョッコリ萌エター!!
いやオレも見逃してるけど orz
保守
538 :
電波の人:2006/09/21(木) 23:25:54 ID:VH/YHm6b
| д゚|ヒャッハー
>>538 IDが惜しすぎる!! YとVが入れ替わっていれば!!
>>532 >この前半虹のメガテン総合スレにペル3の女性化詰め画像
是非みたいです、誰かうpしてください
>>540 保存したつもりだったがしてなかった
誰か頼んだ
俺も保存してない、つーか首すげ顔コラだろ?
そんな必死になるものでもないよ
風花の顔に肉彦の体もあったしな。
首すげ替えでマシなのはジンの顔に風花の体ぐらいか。
影時間終わったので削除
00:05:04の時点で影時間は終わっている。
そもそも影時間にパソコン使ry
これは「特別製」だ
>544
ごめん、風邪ひいて寝込んでる。
期待するほどのものでもないだろうが、
もうちょっと待ってくれ。
保守
お大事に。
期待してまってるよ。
自分、保守していいすか?
いいよ
保守
保守ット
保守ガードキル
558 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/03(火) 12:04:53 ID:BtlDPGQ4
同人買った
メガネ、マネージャー、エリザベス
能登、ゆかり、会長、アイギスと
盛りだくさんで満足
絵は好み別れそうだが
kwsk!
>>558 Burn My Dateとかいう奴か?
>>560 Burn My Dateは目を付けていたが、とらもメロンも速攻で完売。
買い損ねた・・・
さっきいったらあったぞ
563 :
562:2006/10/04(水) 20:44:32 ID:LohsM3Ob
あ、とらのほうな
SEXネタだよおめーら
ジン「た、タカヤー」
タカヤ「何を恐れているのです、そのまま私を
思い通りにすればいいのに」
ジン「俺の手で・・・汚してしまうのはイヤやねん・・・
でも・・・したい」
タカヤ「ジンはエッチな子ですね」
ジン「・・・タカヤにやったらそんなんいわれてもいいもん・・・」
本番には達してないのでアウトッ!!
このゲームって、ショッキングピンクな敵を後ろからレイプすることに重点を置くといいんだよな…
一瞬「ショッピングキング」かと思った。
新手のコミュ使いかと妄想してしまったよ。
>>496
風邪治った?
ゆ「よし、よし、よし、よし」「コロちゃん、すご〜い」
風「コロちゃん興奮してます。目がヤバイです」
>568
ありがとう。大分よくなった。
こんやちょっとだけ投下します。
(しばらく方向転換の説明的部分なので、お暇な方だけどうぞ)
====(496の続き)
「何やってんですか?」
コンビニ袋を持ってゆかりが立っていた。目的のものは買えたらしい。美鶴は起き上がった。開放されたキタローは息を整え、Tシャツを引っ張って剥き出しの下半身を隠そうとした。
「あ…ああ、ご苦労だった。これで足りるか?」
美鶴から五千円札を出されてゆかりは戸惑った。代金は本来彼から受け取るべきものだからだ。それに、これでは、お金を渡されて会長とキタローの二人きりの時間を作ってやったみたいにも取れる。
「でもなぜ先輩が? 墓場くんの…」
「彼からはあとでもらう。それでいいだろ?」
そして真実すまなそうな様子でこう付け加えた。
「遅いのに使いに行かせて悪かった。考えてみれば、私も未使用なのを持っていたのだからそれを渡せば済むことだったのだ」
そう言った美鶴の手には、確かに未開封の、白いレースつきの代物が握られていて、ゆかりはカッとしたはずみに、追求すべきことが別にあったのを思い出した。
「さ、墓場。岳羽が買ってきてくれたぞ。服を直せ。それと、これも予備に使うといい。」
「先輩……」
「ん?」
「あたしの部屋で、何やってんですか。ここPINK板じゃないって分ってんでしょうね?」
「何?!」
美鶴は驚愕した。素で気づいていなかったらしい。
「すまない……」
何をどうやったのかわからないが、この板が全年齢板だと確認したらしい美鶴は傍目にもはっきりわかるほどしょげていた。
「いきなりこんな事態になったので、てっきりそういうことを期待されているのだと思い込んでしまっていた……それに、興味もあったし……」
「な……期待、って……」
どうやら、「周囲の期待に応える」という使命感が強すぎたための暴挙であったようだ。桐条グループの後継者として育てられた故の重圧とはこんなところにも及ぶものなのであろうか。
「考えてもみろ、我々は近い将来、男性とこういうことをして子を産むのだぞ。実際がどういうものなのか、知っておくにこしたことがないとは思わないか?」
「う……確かに……」
「聞き及ぶところによれば、あれは、慣れないとたいそう痛いらしいしな……」
「先輩、それ……」
「何だ、岳羽」
「あんまり、ひとには言わない方がいいと思いますよ」
見かねてゆかりはさえぎった。真面目なのは確かなんだけど、アプローチが間違ってる気がするし、邪な輩の耳に入ったらこれほど付け入りやすいネタもないだろう。
「そうか? ……そういうものなのだろうか、ありがたく忠告として受け取っておく……」
「ところで墓場。」
美鶴はようやく人心地ついたキタローに向き直った。
「すまなかった。もしかして、私は君に酷いことをしたのだろうか。」
「……いえ。」
キタローは一瞬顔を朱くしたが、きっぱりと答えた。
「俺の身体でよければ、これからも使ってください。」
「あっ! どさくさにまぎれて何を!」
「岳羽、それから墓場も」
「はい」
思わずハモってしまって、キタローとゆかりは顔を見合わせた。
天然の美鶴は、今の、不純同性交友の誘いをあっさりスルーしてしまったらしい。
「もう夜中というより未明の時間だ、協力してくれるというのはありがたいが、そろそろ休んだ方がいい。そして墓場、君を三階に置いておくわけにはいかない」
「そ、そうよね……でも、もう空いている部屋は……」
ゆかりは部屋を見回しながら考えをめぐらせていた。まだ目の潤みが完全にはひいていない美少女を自分もかまいたくてたまらないが、中身がどれだけ男が残っているか未知数な現状では、このまま自分の部屋にひきとるとどちらかが危険なような気もしないでもない。
「アイギスに頼んでみよう」
美鶴は立ちあがった。
「墓場、一緒に来られるか?」
「あ、待って、あたしも……」
三人はアイギスの部屋に向かった。
===
今夜はここまでです。
あんまり風呂敷ひろげても手に負えないので、
今月中にはしめるつもりです。
セミオーダー下着のセールスレディが来るところまでは
書くつもりだけど、男性キャラのワクテカまでは無理だと思う。
それでは、また週末あたりに。
GJでありまッスェ!!
GJ!!
風邪が治ったみたいで良かった。
トゥットゥトゥワァヤァ トゥットゥトゥットゥワァヤァ
保守
>573でああ書きましたが、あれからネタが
振ってきて、オチまで浮かんでしまった。最後まで
早く書きたいので予定より早く>572の続きを貼ります。
============
三人はアイギスの部屋に向かった。
ノックの音。
「アイギス。起きているか」
「今は真夜中でありますが、私をお呼びとは何事でありますか。私の力が必要な異常事態でありますか」
通常の活動時間に合わせてセットされているらしいアイギスの応答に、美鶴は一瞬言葉に詰まった。
「……端的に言えばその通りだ。ここを開けてくれないか」
しばらくしてドアが開かれた。
「!」
誰も何も言わないうちに彼女は事態を正しく理解したらしい。次に、キッと美鶴をにらんだ。
「美鶴さん、この方に何をしましたか」
「ちょ、ちょっとアイギス、何を……」
「美鶴さんに質問しています、あなたは口を出さないでください」
アイギスはゆかりを無視している。
「発汗、皮膚温度の上昇、そして体型変化の程度がはなはだしく異常です。いわば性転換させられてそのうえ著しく羞恥心をひき起こされた事態に類似します。」
「待て。私は何も…、もとい、彼の体型変化には私は関与していない」
(珍しい……先輩がアイギスに迫力負けしている……)
ゆかりは妙なところで感心している。
「昨夜から今までの間にこの方に接触可能であった人物のうち、最も権力と技術力を持った人間とはあなたであります。ですから、これはあなたのせいだと私は判断しました」
「まて、その思考経路は穴だらけだ。大体、これほど完全な形態変化の成功例をお前自身は知っているのか?」
「私の知識の中にはありません。ですが、十年の間には技術革新も」
「待って、アイギス」
「風花……」
「山岸…すまない、起こしてしまったか」
いつからモニターで話を聞いていたのだろう、風花がおっとりと近づいてきた。
「アイギス。あなたの使命は何だったかしら」
「私の……使命、でありますか。」
「そうよ。あなたは特定の目的のために作られたはず。」
「……シャドウ討伐、であります。」
「それをあなたに命じたのは誰?」
「……その質問には、お答えできません。シークレットであります。」
「…では、あなたを作るよう命令した人物、もしくは、組織は誰?
……ああ、私に答えなくてもいい、思い出して欲しいだけだから。」
「メモリーを呼び出しました。お話の先を」
「アイギス、私たちの名前を言える?」
「ハイ、失礼ながら敬称略でいきます、山岸風花、
(中略)墓場キタローで終わりであります。」
「いいわ、アイギス。さて、私たちは皆、あなたを作った組織のた
めに活動しているの。この事実は認められる?」
「事実、であります。私は、あなた方が私と志を同じくする者だと
いう事実を認めます。」
「さて、今までのことを前提として、あなたが桐条先輩を敵視す
るのは、正しいことかしら? キタローくんが異常事態だと、
説明もなしで一瞬で把握した認知力は素晴らしいわ。けれど、
その原因が桐条先輩だというのは、事実ではなく単なる思い
込みでしょう? 現に先輩は否定しているわよね?」
(思い込みをするロボットってのもなかなかいないよね……)
ゆかりは妙なところで感心している。
アイギスはしばらく風花の言った内容を咀嚼していたらしい、やがて口を開いた。
「けれど、人間は嘘をつきます。美鶴さんは嘘を言っているかもしれません」
「では、誰なら信じられる? キタローくんの証言なら、どうかしら?」
「信じられます。キタローさん、私はあなたに確かめます。美鶴さんが、あなた
の体型変化という異常事態に無関係だというのは、本当でありますか」
「本当だよ。(今のは先輩のセクハラ部分を微妙にごまかしてたけど)だから、
先輩を威嚇するのはやめて欲しい」
「対敵モード解除します」
やれやれ、一同は胸をなでおろした。寮内で銃を乱射でもされてはたまらない。
「とにかく、中へ入れてくれない? 廊下で立ち話も何だし」
寮の個室は五人が座るとさすがに狭い。全員が座ったところで、ゆかりは
質問した。
「ところで、どうしてこの子がキタローくんだとわかったの、アイギス」
「わかります」
アイギスの返答は、今のゆかりの質問とずれていた。
「私の一番は、この人と共にいることですから」
「……いいわ、あんたにまともな説明を期待したあたしが間違ってた……そう
いえば先輩も、この子イコールキタローくんだって、あっさり信じてたわね」
「何を言う、内腿に歴然と証拠があるじゃないか。十字型に並んだホクロが。」
美鶴は胸を張った。
「え? いつそんなの見てたんですか?」
(風花あんたもいつ知ったのよそんなの……)
ふくれたゆかりに美鶴が追い討ちをかける。
「君は、彼のミックスレイドを見てなかったのか?」
「ミックス、レイド? ああ、もしかしてファイナルヌードって、その……」
「あれは敵味方ともにダメージが大きすぎるので一回だけで封印させた
がな、あのときは明彦が魅了されて酷い目に逢ったっけ……」
「召還されたペルソナのイメージが広がって我々の前を通過しますが、
そのときにご本人の姿も一瞬、ありのまま……」
「何なのあたし見てない!」
「もしかして、ゆかりちゃんエントランスで待機してたときのじゃ……」
「それっぽいわね、どうせ」
(……男に戻ってもオムコに行けない……)
「仮に墓場が戦闘に復帰できても、ファイナルヌードは禁じ手にした方が
無難だろうな。今度こそ確実に男どもが使い物にならなくなる。」
「…ところで、そろそろ本題に入っていいか?」
「何でありますか」
「墓場を、今夜からお前の部屋に置いてやって欲しい。彼、もとい、
彼女のガードも頼む。……その、変化に彼自身ついて行けなくて
まだ満足に行動できない模様だしな。」
「承知いたしましたであります。墓場さん、それでは寝ましょう。」
「待て。話が前後したが、当座、明日のことだ。
まず、当分学校は休め。君の事情と学籍などについては理事長と
調整する時間が必要だ。それから、明日女性用下着のセールスを
よこす。到着時間が決まったら携帯で連絡するから、玄関を開けて
やって欲しい。」
「え、でも、このサイズなら特注ですよお?」
小柄なため服のサイズには苦労している風花がそう言った。
「私が付き合いのある、セミオーダーの業者に頼んでみる。カップ
の底面積と高さで48通りの中から選んで作らせるので、既製品の
中級品ほどの値段でGカップまでは対応できる。普通ならひと月を要
するが、今回は事情が事情なので洗い替え含めて三個を超特急で
作ってもらうよう頼んでおくつもりだ。……
あと、服もいるな。そのズボンは腿のあたりが苦しそうだ」
(太腿……岳羽といい勝負だよな我ながら……)
こっそり見比べられているのも知らず、ゆかりは親切に申し出た。
「良ければ一緒に服買いに言ってもいいよ。
……あ、ブラだけ出来てても買いに出るため
の服がそもそもないか……サイズ測らせてもらえば適当に見繕っ
て買ってきてあげるよ?」
美鶴も提案した。
「ウチの従業員の制服なら、予備があるから買出しのためにはそれ
を貸してやろうか?」
(従業員って……もしかして、メイド?)
ゆかりと風花はそれぞれ、メイド服を着た巨乳キタローを
想像しようとしてみた。
「それなんですが、先輩。貸していただけるなら、二組お願いできませんか?」
「ん? かまわんが」
「女体化してまだ数時間しか経ってません。変わったのと同じく元
に戻るのも突然かもしれません。女の子の服をすぐ買ったり作った
りして、ムダになっても困ります。下着は仕方ないですがアウター
は、しばらくは、借りて済ませられるならその方が俺は……」
ゆかりと風花の頭にびっくりマークが出現した。ただし内心は二人二様で違っていた。
(あたしなら余興でもゴメンなのに…本当にどうでもいいのね…)
(どうしよう、かわいい、かも……)
「わかった、手配しよう。ただ、採寸だけはさせてもらえるか?
すまないが急ぐので、今から必要最低限だけは。」
「……はい……」
「私も手伝います。メジャー取ってきますね」
風花は自室に向かった。
(寝ようと思ったけど)「あたしだって。」ゆかりも立ち上がった。
どうやら、寝かせてもらえるのはまだまだ先のようだ……。
===
今夜はここまでです。
次は、アイギスとの会話を予定しています。
……エロパロを進めてくれた人いたけど、エロパロでは
逆にかけなかったと思う。なるべくたくさんの人を
登場させる予定なのでキャラスレも無理ですし。
よろしければ、このスレで続けさせてください。
蝶GJ!!
イケてるわ
GJ!待ってた甲斐があった
つづきたのしみ
588 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/18(水) 00:02:11 ID:k4DFw7oD
期待age
アイギス編途中まで。
桐条の従業員服(女性用)を手配してもらうため、
キタローは美鶴の採寸を受けた。意外に短時間で済ん
だのは、彼女自身受け慣れているからだろう。
「ごめんね、ベッドを占領してしまって」
女性陣が引き上げたあと、キタローはアイギスの
ベッドに落ち着いた。アイギスは机の前から椅子を持っ
てきて傍らに腰掛けている。
「私には、夜間に仰臥する必要はないであります。以前は
ゆかりさんに禁じられたのに今一緒に居られる
ようになった理由はわかりませんが、あなたの側にいられるのは
良いことだと思われます。」
「仰臥というより、人間は寝るんだよ。その……ロボット
の君も、エネルギー節約のためには、パワーを落とす
とか何かしなくていいの? 」
「そういうことは専用の場所があります。そこに居ない
私はいつでも稼動中、であります。」
専用の場所、という単語で一瞬ラブホテルを連想して
しまったが、もちろん、アイギスが製作され、また時々
メンテナンスを受けるというラボのことを言っているのだろう。
「ところで、少し、話をしてもいいかな……」
ターン制で話をするのは、トランシーバーを使っているみたいだ。
「あ、その前に、明かりを消してもらえる? 眠らないといけない
けれど、明るいといつまでたっても眠くならなさそうだから」
「承知しましたであります」
アイギスは立ち上がって、部屋のスイッチを押した。部屋は
真っ暗になった。
「さっきの山岸の説得で思い出したんだけど、君は、自分の仕様
書を見たことがある?」
さきほどの問答を思い出して慌てて付け加えた。
「機密事項なのは分っているよ。これは質問じゃないんだ、ただ、
君は自分で知っているのかなあって思って。」
「必要であれば、書類の該当箇所を暗唱することもできますが」
「……いや、そうじゃない。幾月さんは、君を『対シャドウ兵器』と
僕らに紹介した。けれど……」
キタローは悲しそうに続けた。
「なぜ、君は女の子なんだろう」
この言葉に返事はなかった。アイギスはしばらく続きを待っ
ていたが、適切な返答が見つからなかった。だからこう言った。
「どうぞ。私は、聞いています」
「うん……」
キタローは屋久島でのことを思い出していた。
「はじめて会ったとき、何てかわいいんだろうと思った。映画や写真の
絵葉書から抜け出したような完璧な美少女だったよ君は。海を見てい
た、水色のふわっとしたワンピース。屋久杉の森の中で、僕を選んで
くれたとき、夢を見ているみたいにうれしかった。」
「でも、君は、本当は女の子じゃない。ねえアイギス、ラボの研究者
たちは、どうして君を女の子の形に作ったんだろう。金髪で、青い眼を
した僕のアイギス。どうして……」
「キスするほど近くから見なければロボだと気づかないほど、完璧な
白い肌。僕らより少し前に生まれた大人たちの夢を具現化したような
その姿。もしかして、シャドウ討伐が終わっても、壊されずに済むかも
しれない。人間の顔をしていれば、酷い扱いを受けないかもしれない。
逆に、若い女の子として男たちの道具に使われるかもしれない……」
「でも、君は女の子じゃない。なぜなら、今の僕にあるものが君には
ないからだ。ねえアイギス、君にそれがないのは、研究者たちの最
後の良心だと思うんだ。君が頭から足の先まで女の子だったら、
男たちにそういうふうに扱われるだろう」
「難しいですね、お話」
感情のこもらない声。しかし声さえも可愛らしい。サンプルは誰
だったのだろう。
「私の使命はシャドウ討伐であります。それが終わったあとのこと
は意識の上にありません。しかし、そのあともまだ私に使命がある
なら、それを遂行するであります」
そして、無邪気なアイギスは聞いた。
「今のあなたにあって私にない器官とは、何でありますか?」
==
きょうはここまでです。
アイギスとの絡み話を終えたら翌朝の
男どもの反応を書く予定でいます。
あ、しまった。コピペ失敗。
>589と>590の間にアイギスの
「どうぞ。」
が抜けてます。すみません。
GJ!
GJ!
こりゃたまらんGJ
ちきしょぉお!!!!!俺を殺せぇ!!!!
>>593!!!!!
うわぁぁあGJ!!!!!!!!
続きwktk
アイギスその2
「けれど君は本当は女の子じゃない。なぜなら、今の僕にあって
君にはないあるものが存在するからだ。」
「お話、難しいですね。今のあなたにあって私にない器官とは、
何でありますか?」
自ら知識を蓄えようとする好奇心旺盛なロボット相手に、
愚痴とはいえ不用意な話題を出してしまったことをキタローは
悔やんだ。この質問に答えるべきか?
何も知らなかったアイギスに知識として性情報を教えてや
ったところで、将来彼女が、性技を役立てさせられるような羽目に
必ずなるとは限るまい。彼女を見た男がセックスの相手にさせ
ようと思いつかない程度なら、教えてやっても差し支えないだろう。
しかし、男性器なら「ある」ことが一目瞭然なのだが、「引っ込
んでいる」方はどう示したものだろうか。キタローはちょっと考えた。
「ねえ、君は闇の中でも僕が見えるよね?」
「はい」
アイギスのファインダーは当然赤外線対応もしているはず
だし、現に、さっき消灯したあと迷いもせず椅子を持ってやっ
てきていた。
「ちょっと、向こうを向いていてくれるかな? そして、いいと言
ったら明かりをつけて。」
「承知しましたであります」
キタローは素早くショーツを脱いで下半身を剥き出しにし、
枕を背に寄りかかってやや斜めに腰掛けてから合図して電
気を点けさせた。
「恥ずかしいけど、説明のために僕には明かりが必要だか
ら。アイギス、こっちに来てくれる?」
「はい」
「僕の、ここをよく見て。足の付け根の間に、唇が一組、縦
についているのが分かるかい? ここから空洞が始まっ
て、赤ちゃんが育つ部屋までつながっているんだ。男の子に
は、この唇の代わりに突き出したものがついていて、それを
女の子のここに差し入れて、赤ちゃんを作る。女の子も男の
子もそれぞれ赤ちゃんの素を持っていて、男の子は突き出
したものから女の子の中に素を注ぎ入れる。女の子が元々
持っている素と、男の子からもらう素とが混ぜ合わさって、
それで赤ちゃんができるんだよ。」
「確かに、私にはない器官のようであります。私にはその穴
がない、だから、男子の性器を受け入れて赤ちゃんを作る
こともできない、と、そういうことでありますね。」
(あっさり「性器」と言われちゃった……言い換えた苦労が……)
「でも、道具というのは? 私には素もないので、たとえ唇をつ
けてもらっても、人間の男性は私に赤ちゃんを作らせることは
できないと思われますが?」
やばい。話が、行きたくなかった方向へと近づいてきている。
科学的に、感情を入れず、データとして話すよう心がけよう。
「男の子の部分をね(やはり●●●とか▲ん▲とか言いたくな
いじゃない?)、女の子のここに差し込むときは、それだけじゃ
なくて、抜き差しして擦り合わせるんだ。刺激されると男の子の
モノは堅くなって一層やりやすくなるし、充血して膨張するか
ら女の子に締め付けられることになって気持ちがよくなる。
男の子が気持ちよくなるためには、別に女の子のココを使わ
なくたって、そもそも恋人のからだをどうしても使わなければ
ならないってこともないんだけれど、やわらかさ、弾力、
温度、湿り気からやっぱり女の子のヴァギナ(しまった伏せ
忘れた……)が一番いい。いわば一番の贅沢品なんだ。仮に
君が、それを備えていたなら、間違いなく君はそのように使わ
れることになっただろうね。」
「贅沢品、でありますか。なるほどなー。」
アイギスは感心しているようだ。
「キタローさんのここ、触っても良いでありますか。私も、贅沢をし
てみたいであります」
それは人間なら手を伸ばしてくるという行為だけど、アイギス、
君のそれは機関銃の集合体でもあるんじゃ?
「ちょっと、ちょっと待ってアイギス。まだそこ、弾が装填されてない?」
「外してあるであります。今は丸腰状態であります。」
「なんか、その表現違和感がある……ちょ、ちょっと、じかに触っ
ちゃダメー! ちょっと待ってったら!」
押し返して、何とかじかに触られるのは阻止した。指を一本だけ
伸ばして他を曲げさせて固定し、ショーツが入っていたビニール袋
を上からかぶせて止めた。
「さ、これなら触ってもいいよ。でも、敏感なところだからあくまで、
そうっと、ね?」
アイギスの指がゆっくり迫ってきて、敏感なところをかすめ、ずぶ
りと差し込まれる。
「本当ですね。でも、これでは長さが足りないであります。穴の突き
当たりはもっと奥であります。」
「それは……君の指は男性のそれとは、大きさも形も違うから……」
「どのような違いでありますか」
「うーん……簡単に言うと……」
こっちにその気があるなら、モノを見せて一戦に持ち込むのは簡
単なんだけど。こういう想像が現実味を帯びてしまったことで既に、
アイギスに余計な知識をつけさせないというのは微妙に失敗したよう
な気がするけど。言葉だけでアレの形状を描写するのは面倒だな。
「太さがずっと同じ筒みたいじゃなくて、頭だけ太い。入ったあとは壁
を刺激できるようにね。そして差し込みやすいように、先端は尖り気味なんだ。」
「わかりました。今、気がついたであります。」
アイギスは指を引き抜くとすっくと立ち上がった。
「私のオプションの中に、用途不明のものがありました。今、使い道が
分かったであります」
部屋の隅にまとめてある、工具や部品の中から、アイギスが自ら取
り出してきたものは――。
===
今夜はここまでです。
投下後に心配になったのですが、
これって注意書き必要だったかな。
保守と投下後の反応ありがとうございます。
次はギャグ、しかも夢オチになります。
あと一、二回で対アイギス編は締めます。
キタロー先生の授業とっても具体的でわかりやすいと思います><
604 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/20(金) 23:00:24 ID:Nodtpa3Z
神だ やっと神と
GJ!!!
保守
フィンガーバルカンが固定装備のアイギスだから、
取り出してくるのはヒートロッドに違いない。
それもフック型の奴
それは危険区域だな
wktk
611 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/23(月) 22:43:45 ID:ysGiCm9L
誰か「大人のP3」持ってない?
612 :
名無したんはエロカワイイ:2006/10/26(木) 22:51:46 ID:2L6orJaH
保守や!ageるんや!!
>607読んだ時点でもう、「何」であるかは書いてしまっていたのだけど、
ネタとしては607さんのも捨てがたかったな。
601の続き。
「ちょ、アイギス、それ誰のおみやげ?」
アイギスは、クラッカーにチョコレートの傘のついたあのお菓子
「きのこの山」を持っていた。
「えーと、ロビーから勝手に持ってきちゃったら、岳羽ががっかりするよ?」
けれども、こんなバナナほども巨大な「きのこ」が、ゆかりのおやつだっ
たことがあったかどうか、そもそも限定版のジャンボでもこんな大きさのも
のが市販されてたかどうか全然知らないんだけど……。
「? 何でありますか?」
今のは、現実を認めたくない無意識が見間違えたのかもしれない。
アイギスが持っているのは明らかに男性器を模した道具で、ただし傘の
部分だけ褐色に塗られていた。
(作った人が自分のをモデルにしたんだろうか? 何だかイヤだな……)
「アイギス、一体それ、どこにどうやって装着できるの?」
動揺のあまりキタローは、聞いたところでどうしようもない質問を口走った。
「接続部品はいろいろあります。腕パーツとしても、先ほどの唇部分にも
装着できます。さらに装着しなくても、床などに固定して遠隔操作もでき
ます。便利であります」
視線をその、正視したくもない代物に戻したら、今度はまた色が違って
いて、鈍い青のシマシマで塗り分けられたように見える。何だろう、誰か
を思い出すような……
「今からこれを試すであります。」
「えっ?」
ベッドの上に普通に座っていたところを、すごい力で壁に押し付けられた。
アイギスは両手でそれぞれ膝を掴んで力任せにといった感じで開いた。
「いいいい痛いよアイギス、男は股関節が堅いんだから。それにそんなの
入らない……俺、女としては処女なんだからっ!」
「形態記憶、であります。入ったところで穴の型を取って調整します」
アイギスは右腕パーツを、特製オプション品に替えて、じりじり近づいてきた。
「ちょwwwwwwwwww それ、フィストファックwwww壊れるから無理だ
からそれやめてwwwwwwwwwwwwww」
「vipper口調はやめるであります。刈り取る者が来ますよ」
正確に入り口に当たったと思う間もなく、一気に押し込まれた。
「うっ……」
衝撃で一瞬息が詰まった。
入り口でつつき回されるよりは、一気に貫かれた方が痛みは少ない。
圧迫感はあるが、恐れていたほどの苦痛ではなかった。
「このまま動かさずに、まずは型を記憶します。」
中を占めていた物体が少し縮んで、そこの筋肉に余裕ができた。
「は……」
キタローはほっと息を吐いた。
「次に、動かして探ります。」
モーターらしきものが始動して、複雑な軌跡を描いて回転を始めた。
からだの中で生まれた熱は、緩慢な動きのせいでなかなか大きくならない。
「あっ!」
「そこでありますか」
しかし張り出した箇所から送られる刺激はそこから外れてばかりで、
焦らされた苦しみに涙が出てきた。
「どうして……酷いよ、なぜこんなに僕を苦しめるの?」
「まだまだであります。今は序の口でありますから。でも、あなたがそう言うなら」
アイギスは”腕”を引き抜いた。少し細くなったせいか、今度は楽に抜けた。
開放されたキタローはぼんやりしていて、「準備」を終えたアイギスに後ろを取られたのに気づかなかった。
「え? 何? …胸に当たって痛いからそれ……」
気がついたら羽交い絞めにされて上に持ち上げられていた。
「ガマンして下さい、今降ろします」
「って下にあるの何? あ、あああ……っ!」
今まさに緩慢にかき回されて拡げられ緩んだ少女としてのそこに、
直立して固定されたパーツが、今度こそしっかり食い込んだのだ。
「スイッチオン」
アイギスの命令を合図に、体内に納められたロッドが傾きを変える。
ベッドの上、キタローの下半身は一杯に開かれて、内腿とお尻の
筋肉が悲鳴を上げている。上半身はアイギスに抱えられたままで、
離そうと思うだけで締め付けてくるので逃げることができない。
縦横に動く先端が先ほど見つけられたスポットを時折通過する。その
度に震えたり息を詰めたりお腹に力を入れて耐えようとしてみる。アイギ
スが背中でくすりと笑った。
「あなたは筋がいい。もう、腰が動いていますね」
「う、うそ……」
「本当です。試しに、わたしの手を固定してみましょうか?」
アイギスは左肩から手を外してキタローの左臀部に当てた。上半身の
支えを半端に失い上は姿勢が崩れた代わりに、アイギスに外と中から
かわるがわる圧力がかかる結果となった。
「これでわかったでしょう、この手を外して、自由に動けた方がいいとは
思いませんか?」
アイギスは手をずらして、今度は両方の肩甲骨を支えた。
「このまま、やや後ろに倒れてください。手が、寝台に届きます。それで、
からだを支えて。そうです」
思考力がなくなっていて、アイギスの言うことに従うしかない。
「わたしは、今度はこちらを固定します」
アイギスは後ろから内腿に手を差し入れて、さらに開かせた。今度は
前に回って、上から腿に体重をかけたので、膝を深く折らされた格好になった。
「これで、あなたは、動かすべきところしか動けません」
Tシャツに汗が滲んでいる。
アイギスはロッドにまた別の命令を追加したらしく、速度が上がっ
たのがわかった。拡げられる苦痛の中に、フリッカー信号のように
快感が走る。快信号をピックアップして感覚に集中し、自ら動かす
のではなく起こる痙攣と動機させて増幅させる。
キタローはいつしか腰を大きく振り、のけぞって胸を突き出しながら
あえいでいた。薄い布一枚で覆われているだけの無防備な胸が手
つかずであるのが、ひどく場違いな気がして、キタローは哀願した。
「お願い……アイギス……胸、胸を……」
「何でありますか、聞こえません」
「だから、胸だよ、おっぱい! 触ってっ」
「今の発言は、指示にしては漠然としすぎていて具体性にかけると
思われますが」
「そんなのっ、見てれば……試して反応見れば分かるだろっ。」
みっともないとは思うが、切羽詰っているのを認識しているはずな
のに、わざと焦らして楽しんでいるのはどういう意図でプログラム
されたのだろう?
「絶対わざとだろそれっ。」
もうキタローは半泣きである。
「許可するから、お願いだから、…好きに、してみろよ……」
「承知しましたであります」
アイギスは腿から手を外すと、身を乗り出し、軽く指を曲げて
ブラジャーカップのように二つの胸に被せた。
「お前それ…揉むとか、つまむとかさあ、う……」
アイギスの指の形が肝要であった。アイギスはキタローの動き
に合わせて、胸に吸い付いているかのように手を動かしているの
だが、急な動きの直後に起こるずれによって、指と指の間の窪み
に、敏感なつぼみが当たる。それは予期せぬ快感を生んだのだ。
キタローは薄れ行く意識の中で、アイギスの呟きを聞いた。
「なるほど、人間の女の子は違います、興味深いです、なるほどなー」
「君は、本当に僕の、ことが好きなの?」
「『好き』とは何でありますか。私はもっと、データが欲しいであります。」
「これは、じゃあ実験? でももう、僕……」
そのままキタローはするずると崩れ落ちた。意識を失ったらしい。
「お目覚めでありますか。まだ時刻は早いようですが」
キタローは朝日の中で目を覚ました。アイギスが覗き込んでいた。
「わっ! アイギス、アレは? あの……装着自在パーツというか
ファルロスというか…」
「? 何のことでありますか」
飛び起きて、昨夜アイギスがパーツの入れ物を持ち出してきたあたり
を探す。それらしきものは影も形もない。
次に、自分の格好を確かめた。Tシャツに、ゆかりが買ってきてくれた
ショーツ。きちんと着て(はいて)いる。
ここで始めて、昨夜乱暴されたのは夢だったのかもしれないと気がついた。
「それにしても……怖かった……」
気持ちよくもあったけど。いったのかいけなかったのか、記憶にない
のは残念だ。
「あの……どうかしました?」
「アイギス…一晩、泊めてもらって思ったけど、やっぱり、自分の部屋
に帰るよ」
「え? あの…でも」
「ゴメンね。」(君が守ってくれるとしても、今は君こそが一番こわいんだよ……)
====
今夜はここまでです。アイギス編はここで終わりです。
ヤってる話は下手なので、
萌えないとかあまりつっこまないでやってください。
次は、男子たちとの会話で、
女体化の原因らしきものが一つ浮上します。
これからは、順平に汚れ役をさせてしまいますが、
よろしければお付き合いください。
全然今月中に終わらなかった……
GJと言いたいところだが今回のはあぼーんされそうで怖いな
んー…
ここまでやるなら、もう素直にエロパロ板で書いた方がいいんじゃないか?
GJ!エロス
エロパロのスレはもう終わったんだよ・・・
もう会長もアイギスも無いんだよ・・・
どうせ俺なんて…
お前ら本当カブト好きだな
一応、スレ保守しておくよ。
消されたらその時は素直に諦めよう。
>>625 正確にはキックホッパーが(スレ違なので以下ry
保守りん
ストレートなスレタイで吹いたwww
実は良スレな罠。
続きが楽しみすぎてドッグフードてかてかになった。
ここまで直球なスレタイも稀有だなwww
スレタイと中身で二度吹いたwwwww
ゆかり「キタロー君・・・そろそろはじめようか・・・。」
> キタロ うなづく
先にシャワーを浴びる
ギリメカラが寂しそうにこちらを見ている…
イア 泣くまでなぐる
忌憚のない感想ありがとうございます。
言い訳がましいですが、あとはセックリありません。本当に。
強制猥褻とキスと演技はありますが。
================
>>618の続き
キタローはベッドから降りてドアを開けた。
「あ、まだここに居た方がいいであります」
アイギスの声を背中で聞きながら廊下に出た。今朝の夢で、
思いついたことがある。それを確かめるためには、自分の部屋に
戻って制服を取ってこなければならない。
今は九月、日中は夏休みを延長して欲しかったくらい蒸し暑い
が、朝晩は大分涼しくなった。Tシャツとショーツ一枚ではさすが
に薄着が過ぎよう。やはり、女物の服を一つくらい買った方が
いいのだろうか。
考え事をしながら歩いていて、階段の下から真田が口をあんぐり
あけて見ていたのにキタローは気づかなかった。
「お……お前、誰だ。その格好は……」
登校前にランニングでもするつもりだったのだろう、シルバーの
トレーニングウェア上下に、首にタオルを巻いて、驚きの余り呂律が
回らなくなっている。
「でも先輩、屋久島では先輩の格好もこんなモンだったじゃないですか」
「屋久島……? お前もしかして墓場? でも女の子が下着一枚はない
だろ……うっ」
真田は鼻を押さえてしゃがみこんでしまった。
「何だ、朝っぱらからうるせえぞ」
二階ラウンジに一番近い部屋から荒垣も顔を出した。
「何だアキ、また鼻血か。…そして原因はお前か。スカートはけとは言
わんが、もっと自覚をだな…」
荒垣は大物なのか何かのか、キタローの女体化をあっさりスルーして
真田に近寄った。真田の指と顔の間からは赤いものが漏れ出している。
「ったくおめえは粘膜が昔っから弱いよな、チリ紙もってきてやるから
そこのソファーで仰向けになってろ…ああお前、墓場も手を貸せ」
「よせ近寄るな、またのぼせて……」
「ああ? しようがねえな。ホラこれ着てろ」
荒垣はコートを脱いでキタローによこしてきた。
「それじゃアキには目の毒だ。こいつ寝かせたらちゃんと服を着てこいよ」
「シンジ。お前も服くらい買えと何度言ったら……」
「うるせえな。コートの中は毎日替えてるからいいじゃねえか」
荒垣はTシャツというより、丸首の白い半そで下着とラクダ色の
腹巻だった。どこの賭け場かといった風情だ。
「美鶴が怒るぞ、寮でも廊下に一歩出たら公道と一緒だとまた…」
「制服からパンツまで桐条のお仕着せで平気なお前に言われたくねえ。」
「運動着は俺だって自分で買うぞ。こないだは水着だって…」
二人は仲が良いらしい。
登校前のあわただしい時間。
「テレッテッテー。順平は、出勤しまーす。あれ、真田さん、どうしたんスか?」
「少々、のぼせてな」
寝不足の美鶴は顔色が白い。
「ああホラ、まだ起きるんじゃない。ちゃんと血を下げてから学校行けお前は」
「走りこまないときょうの調子が……」
「まだそんなことを言うのか明彦、氷結で強制的に鼻血を止めるぞ」
「やめてくれ…」
濡れタオルの下でようやく真田はおとなしくなった。
「でものぼせたなんて……気温はまだ二十五度いってないですよ?」
壁の寒暖計を見ながら天田が首をひねる。
「あー、その、それは、少し、刺激の強いものを見てしまってな…」
美鶴の説明も歯切れが悪い。
「刺激? は? ところで、アイツどーしたのよ? ゆかりっちは朝練でいな
いのはいいとしても、いつもきっちり準備万端、伊織おめー遅刻すっぞって
すごむアイツがまだ出てきてないってーのは?」
「先輩…話しておいた方がいいんじゃ…」
風花が美鶴に視線を送る。
「あの…先生には連絡してあっても、同じ寮ってことで、お友達とかから
聞かれるでしょうし……」
「うむ。実はな、昨夜墓場が……」
「ええー!」
直後、屋根も飛びそうな順平の叫び声がした。運動会の朝の花火
さながら、その声は巌戸台駅のホームからも聞こえたという。
「という訳だ。あくまで、急病ということにしてある。事態の詳細が不明なうえ
見通しも明らかでない。部外者は寮に近づけるな、性転換については極秘に」
「分かりました。ところで、どんな具合なの? オレまだ見てねーんですけど」
「それは…おい荒垣、その格好でうろつくなと言ったろう。」
音もなく荒垣がロビーに現れた。
「悪いな、コートを墓場に貸したままだからな」
「そんなことより、墓場呼んできてくださいよ先輩。あいつ割と女顔だし、
制服着ちまえばわからないんじゃ?」
順平の疑問に、天田以外の四人は顔を見合わせた。
「すまないが……」
「いってくる」
荒垣は態度に似合わず腰が軽い。服装をとがめられたこともあって、
この場を去る口実を探していたのかもしれない。
やがて、荒垣のコートを羽織ったキタローが入れ違いに現れた。
「あーこりゃ……いくら何でもごまかせねーわ……」
男物のコートの下からもはっきりわかる二つの丘。
順平はキタローに近づくと、いきなり胸をコートの上からつかんだ。
「何するんだ」
反射的にキタローはその手をはじき飛ばした。
「うわっオレどうしよ、●っちまったみてえ」
「何を馬鹿なことをやってるんだ」
真田は呆れている。
「ところで、下着販売の者が三時に来るから、それまでは戸締りを
しっかりして、玄関も出るんじゃないぞ。いまや君は存在自体が
シークレットだからな。それから、私の使ってないローブも、うちの
従業員の服と一緒に届けさせるから、そのコートは荒垣に返して
やってくれ。このままではアイツが風邪をひく」
何事もない時間はまたたく間にすぎて、放課後になった。
==
きょうはここまでです。
あと、>631からのネタが続いてたのに
割り込んでしまってすみませんでした。
>>639 むしろ俺が割り込んだ形で本当にゴメン。
>>639 仕込まれたネタが面白すぎてギリメカラの腹筋も割れたぜ。
────────────────────────────────
(;';ё;`;):それじゃあ、明日は仕事の帰りに皆でご飯に行こう!
────────────────────────────────
川'-`):賛成!
────────────────────────────────
(・∀・):それはイイ!
────────────────────────────────
( ^ω^):楽しみだお
────────────────────────────────
『(^o^)』が入室しました
────────────────────────────────
『(;';ё;`;)』が退室しました
────────────────────────────────
『川'-`)』が退室しました
────────────────────────────────
『(・∀・)』が退室しました
────────────────────────────────
『( ^ω^)』が退室しました
────────────────────────────────
(^o^):こんにちは皆さん!
────────────────────────────────
『(^o^)』が退室しました
────────────────────────────────
帰宅部の順平には、放課後に大した用事はない。いつもは
存分に寄り道をして、本屋で漫画を見たり、スポーツ用品店で
野球道具を眺めたり、服屋で(以下略)たりしてから寮に帰っ
てくる。ぶらぶらしてるのはキタローでなく実はテレッテの方
だったりするのだが。
きょうの順平は、今まで行ったことのない店に立ち寄ってい
た。駅ビルにある女性下着の店だ。
「上は無理だけど下の方なら、サイズ適当でも使えるだろ」
突然女体化した不自由はテレッテといえども理解していて、
ショーツのひとつも差し入れてやろうと考えたのだ。もちろん、
この機会に堂々と女性下着の店に入れるというもくろみも
しっかりあったのだけれど。
「どのようなものをお探しですか?」
小さく畳んで並べてあるのを片っ端から拡げてみていると、
間もなく店員から声をかけられた。カップルならまだしも、
こういう店で、男の子が一人で物色していると非常に目立つのだ。
「うーん、ふだん着けられるものを考えてんだけど、いっぱい
あるんすね、女のパンツって」
「お遣いものですよね? お色や形などのご希望は?」
「形は…わかんね。色は…」
清楚な白もいいけど、アイツのイメージじゃない気がする。やっぱ健康的にパステルカラー? あれ、あっちのレースがゴージャスな、黒とかワインレッドとかも意外に似合う気がするぞ。
「あの…何だか色も、よくわかんなくなってきました。どうしたらいいでしょうかね?」
そう言われたら店員も困ると思うのだが、あっちはさすがにプロで、
「おいくつの方ですか?」
微笑んで、選ぶ手がかりを出してきた。
「俺と同い年の奴だけど」
「それでしたら、こちらの組ものが、よく出ているものですね」
示されたのはパックになった三枚組のシェイプアップショーツだった。
「こちらの、ブラと合わせられるシリーズも、お客様ぐらいの年代の方に
人気の商品でございますが」
ハイビスカスのモチーフをあしらったそれは、順平の目にも魅力的に映った。
「…でもこれ、下だけで買えないですよね?」
「できますよ。」
「でも本来、セットになってるものですよね?」
「やはりブラのほうはご本人様にご試着いただいてからの方が…」
「買ってって、あとで返品とかできませんよね?」
「さようでございますね。やはり、直接肌につけられるものですから…」
「うーん……」
順平は視線を泳がせた。すると、ワゴンのセール品が目に入った。
薄緑色の一点を順平は選び出して、値札も確認した。
「これにします」
前中心にリボンと一緒に、開いたパラソル型のモチーフがついている。
お尻には蛙のプリント。明らかにシーズン遅れの商品で(だから
安くなっていたのだが)順平は、その素直な色合いが好ましいと思ったのだ。
それに実のところ、女性用下着の、布面積に比例しない値段にちょっと
めげてもいた。これくらいなら、万一キタローが喜んでくれなくても、
がっかりの度合いも少なくてすむ。
「おかえり。しばらく、部屋には入れないぞ」
順平が帰ると、寮のロビーで真田に足止めを食らった。
「二階ラウンジは臨時の試着会場になっている。男は立ち入り禁止だ」
「何で…って、そうか、セールスマンが来てるんだっけ、下着の」
「正確にはセールスレディだ」
キタローに、セミオーダーのブラを作ってもらうために、出張で試着会を
やってもらっているのである。
「でも荒垣さんがいないようですが?」
「シンジは二階の階段室でコロマルと一緒に番をしている。」
「ホント、迷惑ですよね。僕、宿題を早くやってしまいたいのに」
ランドセルをしまいにも行けない天田が同意を求めるように順平を振り返った。
「まあ、そう言ってやるな。意外に荷物が多くて、もう一階上にあがってもらう
のは気の毒だからと急遽変更したんだ」
「ごめんなさい、もう終わりで撤収ですから」
風花がすまなそうに降りてきた。
「山岸、シンジはまだ上か?」
「はい、今ついたての片付けをしてくれてます」
「俺も行こう」
真田は立ち上がった。
大きなキャスターつきの鞄を引いた女性が階段を降りてきた。
ゆかりとキタローも続いている。セールスレディーは、緑の
ロングドレスに、赤い変わったヘアスタイルをしている。スタイルは
いいが、胸の大きさでは完全にキタローに負けてるなと順平は思った。
「んじゃ、超特急で作らせて送るからね、間違ってもさらしなんて
巻いてつぶしちゃだめよ?」
キタローは無表情ながらこくんとうなずいた。
キタローが着ているのは、屋久島で見た美鶴の家のメイド服だ。
「お前その服何?」
「桐条先輩が、これなら貸してくれるっていうから…? どうした?」
順平は言葉をなくしている。似合いすぎて、軽口を叩く気にすら
ならなかったのだ。
「伊織、墓場に悪さするんじゃないぞ」
「そうよ、まだブラが出来てきてないんだからね?」
ゆかりに念押しされて、順平はキタローに渡すものがあるのを思い出した。
「あ、そうだ、コレ。数いると思うし、思いついて帰りに買ってきた」
「あ…ありがとう…」
礼は言ったが、包みを開けて何をもらったか認識はしているようだ
が…キタローの表情は暗い。
(突然女になっちまったからって、そんなに落ち込むほどのことかな?)
寮生のうち、高校生と高校生相当の、男子だけ集めてキタローが
打ち明け話をしたのは、さらにその翌日の放課後のことだった。
===
今夜はここまで。
冬祭り抽選に通って、そっちの原稿もあるので
こっちも超特急でエンディングまでこぎつけます。
お疲れさんだな
真田先輩より強いCD女ktkr
盗聴屋とマンシーカーしてたんじゃなかったのか?
>650
わかってくれてありがとう。
そうか、彼女転職して今はパオフウと一緒なんだっけ…
自分が忘れてたということで、流して欲しいな。
(別に罰の後日談を否定するとかいう意図はなかった)
>>647の続き。
====
キタローが女体化してから二日。寮4階のラウンジで、美鶴が
特別課外活動部の面々を集めて、キタローを医学検査に連れて
行った結果を報告していた。
「…染色体検査の結果はまだだが、これまでのところ完全に女性
だそうだ。一般的に、元もと半陰陽がどちらかに傾いて性転換が
自然に起こったように見える事例はあるが、その場合とは全く違う
らしい。転入時の身体特定と、新学期のスポーツテストのデータが
なければ話自体信用されなかったところだ。」
「さしあたって、治療すべき疾患は特にない。しかし…これほど急激
な変化だ、しばらくは無理はさせられまい。握力と垂直飛びも
性差相応に落ちているのも気がかりだ」
「んじゃタルタロスでのレベルあげは…?」
「私からはこれを理由に彼をリーダーから外すつもりはない。幸い、
満月までは半月ある。墓場には学校に出なくていい分ゆっくり考えてほしい。」
キタローは何かいいかけたが、結局言葉を発することなくまたうつむいてしまった。
「でも、一体何がどうしてこんなことになったんだろう…」
女体化キタローに最初に遭遇したゆかりがつぶやいた。
「それについては…気がついたことが。とりとめない、そして
長い話になるけど」
キタローはカードセットを取り出して拡げ、ペルソナカードとコミュ
カードの一部を取り出して、コミュとペルソナレベルの説明を始めた。
「これは…」
説明が一通り終わって、真田は絶句した。
「これでは、墓場の代わりは誰もできないな」
「ペルソナをつけかえられるのも、そしてそのペルソナに力を与える
コミュとやらをはぐくむのも、この中では彼だけなのだからな」
美鶴は腕を組み替えた。
「そして、これが昨日の昼間みつけた、異常なカードです」
キタローが表を出しておいたのはペルソナカードの一つだが、
描かれているはずのペルソナがグレイに抜かれてシルエットになっている。
「絵がないから何のカードかわからないけど」
「ペルソナがどこかへ行ってしまった、ように見えるわね」
「現にこのカードを装着しても、何も呼べない。別のカードは呼べるのに」
「お前は今もペルソナ自体は使える、ということだな。」
「で、ごめん、すみません、先輩」
キタローはゆかり、風花、美鶴に軽く頭を下げた。
「この中で男性陣だけに相談があります、天田くん、君も悪いけど
席を外して欲しい。真田さん、順平、そして荒垣さん。下の僕の部屋で
話を聞いてくれませんか」
「子ども扱いですか…いいです、僕もう休みますから」
含みのある口調を残して天田は席を立った。
ラウンジに男性陣が消えるや否や、美鶴は声をひそめて一同に命じた。
「作戦室へ」
場面移ってキタローの個室。キタローはドアに内鍵をかけた。
荒垣は低い唸り声を出した。
「実は…これが何のペルソナかは分かっています。インキュバスです」
「インキュバス…? あのち」
順平は真田の視線に制止されて皆まで言えなかった。
「そして、対になるサキュバスのカードは…」
「うわっお肌つやつや…」
インクと紙が別物であるかのようにこちらはくっきり絵柄が浮き出ている。
「男性性と女性性をつかさどるペルソナのアンバランスが、この事態を
引き起こしたと考えるのか…」
「その予想が当たっていれば、だがな」
荒垣の口調にとげがあるのは気のせいではないようだ。彼は何かが
気にいらないらしい。
「現にお前はち…がなくなってる。ち…を取り戻すには、インキュバスが
持っていった何かを取り戻せばイイ…ってことっすかね?」
「あ、そうだ、順平。きのう買ってきてもらったコレ、今つけてるけど」
「は?」
「こんな感じ。ハイレグだし、動きやすいよ」
何を考えたのかキタローはスカートを深くまくって、ショーツ(中身つき)を見せた。
「…何だか、暑い。この服、生地が多くて」
メイド服のエプロンドレスを肩から抜き、ワンピースドレスのボタンを外し始めた。
「おい」
荒垣が低い声で割って入った。
「ずいぶん俺たちを見くびってくれたモンじゃねーか…」
荒垣は立って部屋の鍵を開き、ドアを少し開けようとして、チッと舌打ちした。
「どうやら、釈明の手間が省けたようだぜ…美鶴、入ってこいよ」
美鶴・ゆかり・風花が顔を覗かせた。
「何で…」
「その前に墓場は服を直せ。状況だけ見れば、基地外パーティー開始
直後ってとこだ。これで、美鶴に聞かれていなければ俺ら全員つるし
上げくらってたとこだぞ」
「当然だ」
美鶴も胸を張る。
「あの…この部屋に皆は入れません」
「ラウンジに戻るぞ。ああ、お前は来るな。そこで頭冷やせ」
キタローは一人部屋に残された。
「あの…話が見えないンすけど」
順平が荒垣の肩をつついて説明を求めた。
「アイツは、俺らを挑発して、理性が吹っ飛んだところで黙って
抱かれるつもりだったってことだ」
「何?」
同じくワカンナカッタ真田が驚いた。
「さすが、シンジは大人だな…」
「ったく、バカが思いつめるとロクなことがねえ。しばらく、あいつには
気をつけてやらねーと」
「それで元に戻れるのか?」
子供時代、自分よりものを知っていたシンジという記憶が大きく、
わからないことはシンジに聞けばいいといまだに思っている真田がたずねた。
「わかんね」
「タロットのリバースとか、ペルソナの蒸発とか、今説明された
ばかりで、前提のそこから俺らにはピンとこない話だしな…」
真田は頭をかきむしった。
「百歩譲ってそれで男に戻せるんだとしても、俺にはできねー。
傷心に乗じてモノにするなんて、男のすることじゃねえよ。アキ、
お前も無理だろう」
「ああ。俺にも、愛染明王は無理だ」
「…お前たちがマトモで助かったよ…」
美鶴は心底ほっとしているようだ。
「でも、女の子になったからって戦えなくなるわけじゃないじゃ
ない? 却って、SP消費とか少なくして強くなれるかもよ?」
「そうだよね…ゆかりちゃんだって桐条先輩だって今まで普
通に戦闘に参加してた訳だし…」
最初の印象は、心細げな転校生。平均より小柄で、おと
なしそうで。だから真っ先に声をかけた。
四月のある日、とんでもねー事件に遭遇して、学内のス
ターであるボクシング部主将の真田先輩に連れられて寮に
入ったら、そこにはもうアイツがいた。
リーダーなんて先輩のどっちかでいいじゃんかよ。だの
に、指名されたのはアイツで。やる気は自分の足元にも及ば
ない。なのに気がつけば、どんどんアイツと俺との差は開いている。
一体、あいつのどこが、俺と違うのだろう。
何で、俺じゃだめなんだろう。
黙ってぐるぐるしてると、余計育っちまう。ときどきは、ガス抜
きしないと、とんでもないことをしでかしそうだ。
「テメエ何なんだよ?!」
「お前はいいよな…」
自分でも八つ当たりだと思う、そんな感情をぶつけられても、
表情ひとつ変えない。自分への接し方も変わらない。
タルタロスでは普通にパーティーに入ってるし、装備品も
アイテムも回してもらえる。
順平は、ますますキタローのことがわからなくなった。
わからないままで、どす黒い闇を沈殿させたまま日を送っていた。
今、闇の底に、火花が走った。じりじりと、熱を帯び始めている……。
行動への導火線まで、あと、わずかの距離だった。
===
続きはまた明日。
これでレイープに走ったらイタイヤツどころじゃねえな、テレッテ
・・・・・・・・・・・オラ、ワクワクしてきたぞ!
魅力カリスマの更に上を往くか
>651にとんでもない誤字が…
×身体特定
○身体測定
>657 ベタですまない。でもこの話は次回が本領。
==
順平がキタローの部屋のドアを叩く。キタローは不在だった。
寮内を歩き回って、アイギスを通訳に、コロマルに話しかけている
ところを見つけた。
「…でね。その子に、渡してもらえるかなこの手紙。今すぐじゃなく
ていい、明日の…そう2時過ぎに」
「了解した、確かに引き受けると言っているであります」
「じゃ、頼んだよ、コロマル」
キタローが立ち上がったところで声をかけた。
「よお。ちょっと話が…」
「いいよ。…その前にアイギス。そういうことで明日、九時すぎから始めよう。」
「準備しておくであります」
アイギスは歩き去った。
「どうした? 込み入った話?」
「ああ…うん。」
ロビーではめいめいがめいめいの用事をしている。
「上行かね?」
「わかった」
二人は男部屋が並ぶ二階のラウンジに移動した。
「あのよ…ウツっぽかったのはもう、いいのか…」
「ああ。心配してくれたんだね、ありがとう。さっきはみっともない
ところ見せちゃったけど」
「浮上かよ」
キタローがこの事態すらも軽々と克服しているように見えて、
順平はむらっときた。
「何だよ。結局俺にリーダー譲ってくれる気もねえってことか。ああ
そうお前はそういう奴だよ。十日もタルタル行かねえでどうなっちまうんだよ」
「勉強でもしろよ」
キタローは呆れたように言った。
「二年でヤローは俺だけだし、一回くらいやらせてくれたっていいじゃんかよ」
口にして順平ははっとした。”やらせる”?
目の前の少女の顔も、同じダブルミーニングに気づいたらしく、
顔が白くなる。赤い唇との対比が、人形のように美しい。
無言で立ち上がりかけたのを、肩を抱いて引き戻す。
「なあ。減るもんじゃなし、触らせてくれね? 新しいおもちゃだし、
自分でも触ってみたりしねえの?」
「離せ」
もうキタローは順平の顔も見ない。それでいて、払いのけるでもなく、
順平が自発的に引くのを待っているような余裕さがまた腹が立つ。
構わず順平はキタローの首筋に顔を寄せた。
「ぞくぞくするよな、この距離。中身がお前でも、たまんね…」
「臭いよ、息。警告は次で最後だ」
「させるかよっ」
先制するにしかず。順平は体重をかけて力任せにキタローを長いす
に押し倒した。
「何をしてるんだ、伊織」
真田が呆れたように立っていた。荒垣も。
「あ…まあ、その…」
順平は帽子頭をかきながらキタローの上からどく。キタローもスカート
の裾を直して起き上がった。
「俺、もう寝るっす。おやすみなさーい」
順平は自分の部屋に引き上げて行く。真田はキタローに声をかけた。
「お前はアイギスのところじゃなかったのか?」
「いえ…元の部屋に。今夜こそちゃんと眠りたいので」
「そうか…」
これで納得したところを見ると、真田もアイギスの知識欲に悩まされた
経験があるようだ。
「墓場」
「はい」
荒垣が頬に手を伸ばしてきた。
「何か…」
「いや、何でもねえ。早く寝ろ」
「はい…」
三人はそれぞれの部屋に戻った。今夜は静かな夜になりそうだ。
==
先に断っておきます。次回は未遂です。
そして今後の流れとしては、荒垣、真田と続いて終わりの予定。
よし、アイギス。
テレッテに全弾ブチ込め。今すぐだ。
早く(ハリー)!!
早く(ハリー)!!早く(ハリー)!!
早く(ハリー)!!早く(ハリー)!!早く(ハリー)!!
GJ!!続きを楽しみに待ってます。全裸で。
これはいい魅力ハイブースタですね
>661の続き
======== 翌日。
「両手剣はこの位でいいかな? アイギス」
「データは十分であります」
他のメンバーが登校したあと寮に残ったキタローは、アイギスを
助手に、戦闘フォームの確認を行なっていた。体力測定データは
昨夜のうちにアイギスに渡してある。今日は現況での各所の筋肉
強度をもっと詳しく見てもらい、それをもとに最も効率の良い武器
を選ぶ予定であった。
「鈍器も…一応振ってみる?」
「パワーの不足を武器の重さで補えはしますが…心拍数が上がり
すぎています、少し休んでからにしましょう」
今朝がた、真田が貸してくれた心拍計が、電子音でカウントを刻む。
「思春期女子は成長が著しいが、心臓など循環器系の発達が追い
つかず脳貧血を起こしやすい。留守に自主トレーニングをするつも
りなら、オーバーワークにはくれぐれも気をつけろ。上限値はセットし
ておいたから音が変わったら休め。それから、このリストにある自覚
症状は危険だから出たらすぐ運動は中止するように」
キタローは片寄せたソファーセットに座り、あらかじめ作っておいた
特製ドリンクで水分補給した。
心拍計の音が戻った。==
「あとは鈍器と…弓だっけ?」
「室内で弓を射るわけにいきませんので、矢をつがえずに構えて
みていだだけませんか? 本来、岳羽さんあたりにチェックをお
願いすべきなのでしょうけど」
「僕は自己流だからね…岳羽の目からはさぞ目茶目茶だろうな…」
キタローは苦笑しながら立ち上がった。
「アイギス、それでは解析を頼むよ」
武器を片付けてソファーセットの位置を戻し、キタローはシャワー
を使うことにした。実を言うと男子用・女子用のどちらを使うべきな
のかよくわからない。今は他に誰もいないので気が緩んだのか、
気がつくと男子用の脱衣所で裸になっていてキタローは自分に呆れた。
一人になったとたんこれほど放心するなんて、自覚はなかったけど
今までよっぽど緊張していたんだな。
アンダーバストを取り巻くように、心拍計のトランスミッターが巻かれ
ている。ジョイントを外すとそれは黒い帯になった。肌に当たっていた
部分にはべっとり汗だ。
動作確認で一度使ったと真田先輩がやたら気にしていたのはこれか。
濡れてないと反応しないものだし、洗ってあるなら俺は気にしないのに。
汗を吸った学校指定ジャージを全自動洗濯機に放り込み、キタロー
は浴室に入った。
物事に執着することがすべて悪いのではない。
たとえば、テストで高得点を取ることを目標に、勉強に励み、
その結果成績が向上するという場合もある。しかし、たとえば小学生が
プロ野球選手に「今すぐ」なりたいと望み、実現しないからと自暴自棄
になるのはよくない執着である。また別の話だが、学芸会の一人しか
いない主役に執着して、他の人に決まってからも諦めきれず、その
主役を排除しようとするのも間違った執着と言えよう。
あるものをどうしても欲しいと執着する行為そのものが悪いわけでは
ない。その対象と、目的を遂げるための手段が問題である。
さて、われらがテレッテも全くの無能ではなかった。というのは、執着
したターゲットを手にするために工夫し実行する頭と行動力がある事実
を、今から述べるエピソードで自ら証明してくれたからである。それらを
もっと別の方向に使えば汚名返上も容易いであろうのに、その「間違っ
た」方の執着に動いてしまったところが、このゲームのテレッテたる所
以であろう。
筆者は先のレスで故意に隠した事実があった。寮内に実はテレッテも
潜んでいた。昨夜リーダー交代をキタローにもちかけ、弾みで押し倒し
て、両方とも不首尾に終わり、腹が立って眠れなかったので午前中
フテ寝していたからである。十時ごろ空腹でようやくベッドから起きる
気になり、ついでに昨夜アイギスと「九時に」なにかやると言っていたこ
とを思い出した。
「あれ? アイギス」
「おそようであります、順平さん」
「アイツ…いや、他の人はどうしたの?」
「荒垣さんはスーパーの特売にさっき出かけました。コロマル
さんも一緒です。キタローさんは入浴中です。他の人は学校です」
「ふーん…そお。ところでアイちゃん、俺とデートしない?」
「私は任務中です。邪魔しないでください、であります。勝手に
一人で遊べ、であります」
「ち…可愛くねえ…」
順平は風呂場の方向へ向かった。
湯の音がしている。
順平はそーっと、音のするほうをうかがってみた。脱衣所の
カゴが一つ埋まっている。ピンクのバスタオルの下に、栗色の
何かが畳んであるようだ。その色を見たとたん、順平の脳みそ
が、まくれあがったスカートとその中身で一杯になった。
キタローは湯船から上がった。ぼんやりしていたせいで、
少しのぼせたようだ。
固く絞った手ぬぐいを棚に置き、バスタオルを広げる。カゴに
違和感がある。着替えを忘れたかな? あとはゆかりの買って
きてくれたショーツが畳んであるのと、心拍計のトランスミッター
ベルトと同じく心拍計の腕時計型レシーバーしかない。
キタローはショーツを穿くと、手ぬぐいを洗濯機に入れに
いった。先に入れておいたジャージが見える。キタローは
スイッチを押しながら、着て来た運動着の他にメイド服一式も
持ってきたはずだよなと首をひねった。
トランスミッターとレシーバーは落とすといけないのでまた
身につけた。そしてバスタオルを巻いて浴場を後にした。
階段を上がって二階一番奥の自分の部屋に入る。
机の上に栗色のドレスがある。やはり、クローゼットから
出しただけで忘れて行ってしまったのだろうか?
また首をかしげたところで、何者かの体重が背中から
覆いかぶさった。
全く、それだけの頭と行動力があるなら、勉強とか戦闘とかで
使えよと言いたい。順平の行動は既にストーカー並のそれであった。
天の羽衣伝説よろしく、脱衣所からキタローの服を持ち去り、
途中であるものを用意して、キタローがドアをあけたときに死角に
なる位置に潜んでいたのである。
キタローが完全に背を向けた瞬間に後ろを取るのは、金色敵を
追い掛け回した経験がありさえすれば容易いことだった。
キタローが事態を把握するために振り向くのを捕えて唇を奪い、
そのスキに両腕を背中でまとめて、マジックテープ式のサポーター
で固定して縛った。胸に差し込んであったバスタオルの端を抜き
取って剥がし、ショーツ一枚の裸にしてベッドに突き飛ばした。
「さっすが俺♪ やったぜ俺♪」
声に出しては言わなかったが、もくろみ通りになった心境はまさ
にこの通りであっただろう。
「さて、拘束のタイムリミットは三十分♪」
順平はキタローの身体を返して仰向けにした。
「痛いだろ? 血流が滞って時間が経つほどヤバい。一発やったら
解いてやるよ」
「早●が…」
順平はキタローの頬を平手打ちした。
「お口を使えないのは残念だが、ひと言ひと言むかつくからな…」
順平はキタローの口にガムテープを張った。
心拍計の電子音が正確なリズムを刻む。
「何だ? …これか、うるせーな…」
腰骨の下、ヒップとウエストの差の分ベッドと隙間ができた
あたりに手を差し入れて、腕時計のボタンを分からないながら適当に
押したら音は止まった。
「胸のコレ、ボンデージみてえでエロいな…寝ていて胸がガスタンク
並みってどんだけ巨乳かよ? ウホッ」
順平はキタローにまたがって胸をもみしだいた。
「柔らかけー。パイずりもできっかと思ったけどこれは弄りまくる方が
萌えるなー」
白い肌の先端に、ミルクティー色のつぼみが息づいている。順平は
舌なめずりをするとその片方をほお張った。
キタローは全身をこわばらせて目をぎゅっとつぶり、顔を背けている。
「オイオイ気楽にしてろよ。おとなしくしてりゃ何も怖いことなんかねー
。悦くしてやるから」
順平はキタローの鎖骨から前肩を撫でると、一旦キタローの上から
降り、腰から下を持ち上げてショーツを剥ぎ取った。脱がせた下着を
置こうとして、机の上の携帯が目に入った。
「そっか、記念撮影しなくちゃな♪」
キタローの足を開かせ、素早くシャッターを数回押した。
「あとで待ちうけに設定しといてやるよ」
携帯を机の上に戻したすきに、キタローはまた足をしっかり閉じている。
肩から上腕にかけては鳥肌が立っている。
「何だよその態度。こっちを見ろよ。…見ろってんだよ!」
凄んでようやくキタローは目を開けた。その焦点が微妙にずれている。
順平は戸惑った。いつでも自信たっぷりで、頭の回転も速くて、油断する
と容赦ないコメントを浴びせられる。それが墓場キタローという男だった
はずなのに。
まるで踏まれて散らされた花であるかのように、弱弱しい視線を放って
いる。これは、一体誰だろう。
「お、俺…そっか…息が吸えなくて苦しいか…待ってろ、今、口のテープ
は外してやってもいいかな…」
剥がしたとたん、キタローは肩で息をしている。順平は再びベッドに
あがって、キタローの両足を肩に担ぎ上げた。
女の子の部分を責めるのはまだ先のつもりだった。ただ、せっかく捕えた
魚に、まだ逃げられたくなかったのだ。この体制で順平から逃げるには、
足を大きく広げなければならない。
「さあて、今度は左の胸いっちゃおっかなー♪」
順平はもう一方の胸を口に含むと、別の乳首を指で嬲り始めた。
「よせ…やめろ…やめてくれ…」
キタローの顔が歪む。
「お♪ 乳首立ってきたじゃん。ち・く・び。あむっ♪」
そのときキタローが大きく息を吸った。
「た」
「あぶねっ」
順平は慌ててキタローの口を手で塞いだ。
「そろそろ口でしてもらおーか」
順平はガムテープに後ろ手を伸ばす。助けを呼ぶチャンスが、
また失われそうになっていた。
時間を少し遡る。
一階ロビーで作業に没頭していたアイギス(傍からは、ただ
座っているだけに見える)はふと、顔を上げた。キタローが装着
していた心拍計にシンクロさせていたセンサーがまた動いている。
「データ計測は終わったはずなのに…おかしいですね」
そこへ荒垣が帰ってきた。
「よお」
「ワン!」
コロマルも尻尾を振っている。
「荒垣さん」
アイギスは荒垣に訴えた。
「奇妙な事態です。墓場さんの心拍が上昇しています。筋繊維
パルスとの相関は運動時に一致しません」
「腕慣らしをしてたんじゃなかったのか」
「いえ、終わりました。三十分前に入浴を」
「…来い。コロマル、お前はここで”待て”」
荒垣とアイギスが男女風呂場を確認し、寮内の見回りを始めた
ところで、アイギスの高性能な耳が、キタローのただ一声だけの
SOSを聞き取った。
「…この中だな。中の様子が分かるか」
「二体、いえ二人います。一人はキタローさんと思われますが…」
「扉を突破する。鍵だけ壊せるか?」
「射撃は、中の人間もろとも壊す危険があります」
「…そこで待ってろ」
荒垣は素早く自分の部屋からヘビーアクスを持ってくると、木製の
ドアを叩き割った。
時はまさに、順平が自前の村正を抜いてキタローの唇につきつけ
ているところだった。
===========
区切りまで書いてしまおうと思いましたが力つきました…
なんでムダに細部が細かいんだよ>自分
671から672の間に順平はまたガムテープを使って
ずぼんをくつろげてからまた剥がしたということにしといて
ください。
いいな、かなりいい。
文章力スゴすぎ。プロ目指してほしいくらいだ
GJであります
JP最低だなww
ガキさん遠慮なく殺っちゃえYO
いや、アイギスに銃殺されろ。
なんか微妙にホントの順平とは気質が違う気がするけど
とりあえずコトの次第を傍観してみる。|д゚)
まあ、ネタだしな。
まー、奴は意外と観念硬いよな。アイギス対象外だったり。
そもそも気が弱いから多分こんなこと出来ないw
ガキさんがじゅんぺーに欲情してオカマを掘るに違いない
そしてコロ○がガキさんを…
荒垣はものも言わず順平を殴り飛ばしてどかし、キタローを抱き起こした。
手首を縛っていたマジックテープを外して自由にした。
「大丈夫か。しっかりしろ」
「だ…」
キタローの目はまだ焦点が合っていない。
荒垣はベッドシーツを抜き取ってキタローを包むと、アイギスに着替えを
持ってついてくるよう命じ、キタローを抱き上げてドアの壊れた部屋から
連れ出した。とりあえず荒垣自身の部屋へ運び込み、朝ベッドメイクをして
ピンと貼ったシーツの上にそっと下ろした。
涙ぐんでいるキタローはしきりに唇を擦っている。
「よせ。血が出るぞ」
荒垣はタオルを出すと、アイギスに暖かい濡れタオルを作るよう頼んだ。
アイギスが服と一緒に持ち出したキタローの携帯が目に入った。
「借りてもいいか?」
返事を待たずに開くと、順平が撮影した素っ裸のキタローの大写しが
表れて思わず閉じてしまった。荒垣は気を取り直し、限られた人間しか
知らない番号にかけた。
「美鶴か? 俺だ」
『荒垣…このホットラインにかけてくるとは、何が起こった。今どこにいる』
「寮だ。バカが一人出た。会って話せるか?」
『…よほどの事態だな。三十分待ってくれ、車を回す。こちらは私一人で
良いのか?』
「構わん。むしろ外に漏れるとまだ困る。墓場を連れて行く」
『わかった。ではあとで』
ノックの音がした。アイギスだ。
「暖かいタオルです。あと、洗濯機が洗濯を完了してあります。片付けた
方が良いのではと忠告します。」
「……」
「俺の体操着…」
「アイギス、乾燥機は使えるか?」
「はい。乾燥機に移してタイマーをかけるであります」
「では、やっておいてくれるか。俺と墓場は今から出かける。留守番を
頼む。ただし、行き先は誰にも言うな。服を買いに出たとでも言ってくれ。」
「それから、コロマルさんが待っているであります」
「わかった。”マテ”はもういいと言ってやってくれ。出掛けに俺も声をかけておく」
荒垣はタオルの一つを取って、キタローの口を拭いてやった。
「あとは自分でできるな?」
キタローはさめ始めた別のタオルで、順平に触られたり舐められた
りした部分を拭いて綺麗にした。
「伊織にやられたのか」
キタローは黙って首を横に振った。
「そうか…医者は本当にいいんだな?」
キタローは首の動きだけで答える。
「これから美鶴に会う。何も心配しなくていい、俺が守ってやる」
ああ、書いててつまらんくなってきた。
もうこれでおしまし。
レベル明らかに落ちてきたし。
マジですか。
残念であります…
>681は私じゃありません。
このスレにもトリップ必要になってきたか。
トリップつけます。
不愉快な思いをした方申し訳ない。
このスレは、レスポンスも気のきいたこと
書いてくれたりする年齢の高い
落ち着いた人が集まっていると思っていたのに。
他スレのss嫌いがここにも魔手を伸ばしてきたのかもしれない。
680の続き。
疲れて休んで何のコメントもつけずに放っ
ていた隙にこんなことになっていたなんて。
覗いてみてよかった。
================
「そうか…」
某所。荒垣とキタローは並んで美鶴と向かい合っていた。荒垣の見た事件の経過を聞き終わると、美鶴はしばらく黙っていた。
「話はわかった。任せておけ。お前たちに悪いようにはしない」
「待て美鶴。何をするつもりだ…」
「何、とは?決まっているだろう、監禁と強姦未遂の証拠はその携帯画像で十分だ。人間の尊厳を踏みにじる不届き者など特別課外活動部からは追放、さらに学園からも放逐してやる。桐条の名において全力でだな…」
「そこまでは必要ない。」
「何?」
美鶴は虚をつかれたようだった。
「どういうことだ。これは許しがたい犯罪だぞ。墓場が被害状況を根掘り葉掘り聞かれるような目に遭わせるまでもなく、私が…」
「まあ待て。要は、二度とさせなければいいんだ。物理的に墓場と伊織を離す。そこで、許可が欲しい」
「何の許可だ」
「俺が、墓場と結婚することをだ。寮を出て二人で暮らす」
「な…」
予想もしていなかった急展開に美鶴は驚いているようだ。
キタローも驚いている。
「墓場、俺はお前のからだが欲しいわけじゃないから心配する
な。そういう形にすれば守ってやりやすくなるというだけの方便
に過ぎない。墓場、美鶴、お前たちの前でこんなことは言いたく
ないが、奴は女とみて舐めている。やれると思っていて拒まれた
り邪魔されて余計意地になってるから、どうやっても手を出せな
い状況をつきつけない限り諦めないだろう。」
「なるほど…確かに、人妻を夫から奪い取るほどのバイタリティは
あいつにはないから…」
「よかろう。条件がある。」
「何だ」
「まず、現段階では婚約のみとし、結婚は墓場の卒業後にして
やってくれ。…高校生の学生結婚はわが学園に前例がない。
前例がないところでのフロンティアは、荷が勝ちすぎてな…」
「それは構わない。案外墓場も、あっさり男に戻ってこの問題自
体がなくなるかもしれないしな」
「二つめ、寮を出るのは如何なものかと思う」
「しかしそれでは…伊織を追い出すしかない。なにもかもなくなったなら
ヤケクソになって、破滅人生まっしぐらだぞ?」
「寮を出れば伊織からは守れるが、ほかの虫がつくということも
ある。お前は以前言ったな、わざわざ寮を出て治安のよろしく
ない地域に居を構えたのは、私が説得に来られないようにする
ためだと。墓場なら連れてゆけるのか?」
「……」
「正直、今の墓場は格好のエサだからな。四六時中見張ってい
るわけには行かないぞ? その点、セキュリティ的には寮の方が
よほどしっかりしている。」
「お前の言うことも一理ある。…しかしこれは、俺のわがままで…」
「荒垣。お前は無責任なことはしないと信じているぞ。…だが、こ
れで、月光館学園への復学はなくなった。わかっているのか?」
「かまわねえ」
「お前がその気なら、転校先を…」
「いらねえ。代わりに、欲しい情報がある。」
「何だ」
「急ぎではねえが…公認会計士になるための情報が欲しい。
専門学校、または通信教育で」
「承知した。探しておこう」
荒垣にも生きる目的が出来たらしい。
「一体この騒ぎは何なんです?」
運動会の練習で、夕方になって帰ってきた天田は、一階ロビーが
即席のパーティー会場になっているのを見て呆れていた。特別課外
活動部のメンバーが揃ったところで美鶴が婚約発表とこの件の扱い
について公にした。天田の不機嫌はさらに増した。
「先日皆を振り回したと思ったら今度は婚約ですって? そんなことを
してる時期じゃないと思いますが」
「お前も好きなの取って腹いっぱい食べるといいぞ」
そんな天田にクラッカーでチーズサンドを作ってやりながら真田は言った。
「正直俺にもシンジが何を考えているのかわからなくなったのだがな……」
「伊織、ちょっと…」
順平は目立たないように美鶴に呼び出された。
「何で呼んだかわかっているな?」
「……」
「次の試験で全科目平均点以上を取れ。それで、不問にしてやる」
「え?」
「刑事告訴されても文句が言えない立場だ。それを、今回は見逃して
やるといっているんだ。耳がないのか?」
「え、あの、そりゃ…」
「もう一つ、これは私からだが、墓場への侮辱は許さない。彼、いや
彼女は、この桐条美鶴が見込んだ大事な人材だ。これまでは目を
つぶってきたが、次はないぞ。…わかったら行け。そして、二人を
祝福してやってくれ」
「荒垣。見慣れない者がずいぶんいるようだが…何だあの奇妙な
ヘアスタイルの面々は。あの者は刺青に半ズボンとは、普段着と言
うより難民のようじゃないか。どこから連れてきた」
「にぎやかしに友人を呼んでいいと言ったのはお前だろう。彼らの身
元は保証する(ア●ラスが)。空気として扱われることに彼らも同意し
ているからかまわなくていい」
「まだある、時代錯誤な学生服に黒マントのあの少年はどこの生徒だ。
お前と並ぶほど背があっても私の目はごまかせないぞ、酒を飲んで
良い年じゃないだろう」
「スーパーの試食コーナーで大学芋が見つからなくて途方にくれてい
た。雇い主がしわんぼうでろくに食べてないそうだ。なりはでかいが不
憫な奴だ、食わせてやってくれ。」
「今夜は、早めに休んだ方がいい。…美鶴、そろそろ抜けさせても
らっていいか? 墓場も疲れたようだし」
「あ、じゃあ、あとは片付けとかやっときます。先輩もどうぞごゆっくり
お休みください」
にわかカップルにしては、肩を抱かれて立ち去る姿が堂に入ってい
て、ひやかす声もない。
実は女性陣に対しては、開場前に美鶴がこの偽装結婚について
根回しを既に終えていたのである。
==========
今夜はここまでです。結局、予定していた範囲を消化してしまいました。
本日書いた部分は680、685-689です。
乙!思わぬ展開だ
アンチは放置の方向で
ガキさん何歳だっけ…
>691
ありがとう。こんなに、レスがつくのが待ち遠しかったことはないです。
>692
高校三年休学中だから、誕生日が来てたら18。
もしそうなら16-17歳のキタローとは結婚可能だけど、
女体化キタローはまだ戸籍が男のままなのでこういう流れにしました。
>689の続き。
====
部屋のドアを閉めると、キタローの背から荒垣の手が自然に離れた。
荒垣はそのままクローゼットに向かい、コートを脱いで着替えている。
ベッドの上に新品の男性用パジャマが置いてあった。
「お前はそれを使え。買ったのは大分前だが封も切ってない」
そういう荒垣はページュ色のプリントのパジャマに袖を通していて、
キタローの唇に思わず笑みが浮かんだ。コートで隠れるからとシャツも
持ってないのに、寝巻きは持っているんだな。
開いてみたらサイズはMで、キタローが着ると適度にゆとりがあった。
「荒垣さんには小さいようだけど…買ったとき間違えちゃったの?」
「自分用じゃねえからな。…笑うなよ? 前に何かの雑誌で読んだ、女を
部屋に呼ぶときの準備として、パジャマを用意しておけって。女性もの
じゃない男性ものであるのが肝心だ。そしてワインとかの軽い酒でも出し
て、泊まってもおかしくないと女が自分に言い訳できるような状況を…何だ?」
「今更きいても手遅れかもしれないけど、荒垣さん、他に好きな人がいたんじゃ?」
パジャマをきっちり着てスリッパをつっかけた荒垣はクローゼットを離れ
てベッド脇に移動した。
「そんなモンじゃねえ。見ての通り昔話だし、実際はやれればどうでもよかった
気がする。…ところで、本当にやるのか?」
「発案はあなただ。流れは作るから、要所で声出してくれればいい。」
「…お前はそこに座ってろ。俺は声が通らねえからこっちで様子窺いながらやる。」
※ドアの外にやってきた順平に聞かせるために、キタローと荒垣が声の
「演技」をしています。全年齢板であるため以下40行自主規制。
荒垣は薄く開いたドアから、見える範囲に人影がないのを確認した。
「もういいぞ」
「お疲れ様」
キタローは顔を高潮させ、額には汗が滲んでいる。
「自分で『得意』だと言っただけのことはあるな」
「荒垣さんこそ。息、ピッタリだったじゃないですか。ほぼぶっつけ
本番だったのに」
「……まあ、これで、少なくとも今夜俺らは枕を高くして眠れるってことだ」
荒垣は椅子の向きを変えて置き、入り口の電灯スイッチに近づいて
キタローを振り向いた。
「電気消すぞ。俺はもう寝る」
オレンジ色のほのかな常夜灯だけが残っている。荒垣は椅子まで戻
って腰掛けると、毛布を三重ほど巻いて包まった。
「お前はそのままそこで寝ろ。俺はここでいい」
「え。だって…」
「うるせえ。さっさと寝ろ。女の方が体力ねえんだからこういうときは素直
に譲られてろ」
「荒垣さん?」
小さな声でキタローは呼びかけてみたが返事がない。寝たふりをして
いるのか本当に眠ってしまったのか、どうでもそこから動く気はないようだ。
諦めてキタローも横になった。
「やあ。」
闇の中に不釣合いにさわやかな声がする。戸締りはきっちりした
はずだ。どうして寝室に他人が入り込んでいるのだろう。
目が慣れると見知らぬ少年の姿が見えた。オールバックの髪、
黄色いマフラー。誰なのだろう。
自分が寝巻き姿なせいか、ひどく心細い。荒垣……荒垣はもう
いないんだ。おかしいな、結婚したばかりなのに。俺を守ってくれるって
言ったのに。
「この姿になってから、君に会うのは初めてだね。僕のこと、もしかして
忘れてしまったのかな」
まるで数年来の知り合いのように親しげに話しかけてくる少年に
おかしなところはない。ただ、年頃の少女である自分の寝室に当
然のように入り込んで話しかけているというほかには。そして自分は
彼がとても怖いのだ。このまま、話を続けさせるととんでもないことを
言われそうな気がする。
「彼はダメです。あなたにとって危険であります。」
誰かが言っていた。あれは誰が、何を根拠に。
マフラーをした少年は話し続けている。
「僕を憎むようなこと、教えてあげようか」
前にも、こんなことがあったような気がする。彼だけは、侵入を
許してしまう。そしていやおうなしに思い知らされる、夢の中で時計の
正時の鐘が聞こえて、限られた時間が容赦なく鎖鎌を振り下ろすた
めに迫っているということを。
「僕は、ずっと君の中にいた。ずっと君を感じていた。僕は十年前に
間違って君の中に飛び込んだ、最後のかけら。」
少年はすまなそうな顔をする。自分を怯えさせていることはわ
かっているよ、とでも言うように。
「”かけら”が育って君と別れるとき、僕は間違って、多く取ってしま
った。いや、間違ったんじゃない、分かってて取ったんだ。そう、君の
男の子の部分、そしてインキュバスも」
やめてくれ、もうわかった。叫んで少年を止めたいが、からだが
動かなくて声も出せない。
「寂しかったんだ、僕は。ずっと君の中で、誰とも話せず、外の世界
と触れることもできずに。生きて動いている君を感じて、ずっと
羨ましかった。君が蓄えた魅力と言う光をちょっぴり分けてもらって、
自分も人間として生きてみたかった。」
少年は目をそらして、首をマフラーの上から押さえる。あのマフラー
の下、彼はとんでもないものを隠しているんじゃないだろうか。
「けれど、そんな時間は長くは続かない。僕は、思い出した。僕は
人間なんかじゃない。…どう、これでも、僕を殺したくはならない…?」
「なんで……なぜ、そんな…」
怖い。彼は、何を言っているんだろう。
目の前の少年は生きている匂いがしない。暖かな肌もほとばしる
血潮も持っていない。さっきから感じている違和感はそれで、だから、
ずっと怖かったんだ。
殺すって…? 確かに、自分は、自分なら、それができる。できると
思う。無抵抗で、もう行き続ける意志を完全になくしている相手を
斃すのはたやすい。でも、なぜ、殺さなければならないのだろうか。
「僕の話し方がよくなかったみたいだね……仕方ない、君には、
見せたくなかったけど」
目の前の少年が閃光の中に消える。
目もくらむ光が薄れたとき、そこには、綾時と呼ばれた少年では
なく、太い血管の浮き出た巨大な男性器が浮かんでいた。それに
まといつく闇は、まさしく死を呼び寄せるもの……
「タイムリミットだ、君は、選ぶべき道を選ばなかった。勝ち目のない
戦いに倒れるまで絶望の中であがきつづける運命が残った。でも、
君の愛らしさに免じて、もう一つだけ切り札をあげよう。僕を君の中に
帰す、そうすれば君の仲間は全てを忘れて、滅びの日まで平穏な
日々を続けることができる」
巨大な男性器から、猛禽類の爪を持つ黒い手がにゅっと突き出して
目の前に迫る。
「君を、つれて行くよ?」
「ハッ!」
キタローは飛び起きた。心臓が激しく打っている。椅子に座ったまま
眠っていた荒垣にも気づかれてしまったようだ。
「どうした…」
荒垣は毛布を外して立ち上がり、電灯をつけて近づいてきた。
「今何時…」
「午前三時だな。」
沈黙が積もって空気を重くする。しばらくしてやっと自分が何を言うか
と荒垣がずっと待っていたことに気がついた。
「水……コップを、借りても……」
キタローが立ち上がるよりも早く、荒垣は部屋の洗面所から水を汲ん
で差し出してきた。
「ありがとう……いつもは、ベッドサイドに寝る前に水さしを用意してお
くんだけど、きょうは忘れてしまって……」
「よくあることなのか?」
キタローはきょとんとしている。
「ああ……ふつうは、夜中に飛び起きたりは、あまり、しないものなの?」
荒垣は眉をひそめた。傍からはわからないほど、ほんの少し。
「お前が夜遊びする理由はわかった」
荒垣はキタローに背を向けてベッドに腰掛けた。
「床に就けば夢を見る。人間は眠らないではいられないが、苦しい入眠
から、無意識ながら逃避しようとしてるんだろう」
キタローは上目遣いに荒垣を見たが、否定はしなかった。
水を飲み終えたキタローは荒垣の脇を通って机の上にコップを返した。
同じルートで戻る途中、腕が一瞬荒垣に触れた。
「待て、何だこの冷たさは」
荒垣はキタローを抱きとめて言った。毛布だけの荒垣より、布団で寝て
いたキタローの方が皮膚温度が低かったのだ。
「……正直、この選択は正しかったんだな」
やがて荒垣はため息混じりにキタローを放した。
「眠ったまま冷えて行くお前に誰も気づけねーで朝起きてこねえなんて
ことになる前に……」
「荒垣さん……お願いが。」
キタローはベッドに正座して荒垣ににじりよった。
「一緒に、寝て、下さい……」
「お前は怖くないのか? こんなせめーベッドで、男の手やなんかが
どうしたって触れちまうんだぞ?」
「……かまわない……あなただって男だ……こうなったときから覚悟
はしてる……」
「ちっ……」
今まで理性で抑えていた衝動を解き放った荒垣が、キタローを抱きしめた。
「俺は犬猫やら子どもが好きだ。目にしたらどうしても構いたくなる。
だが俺は怖い、主に顔だと思うが他もでかくて怖い。犬は吠えるし猫は
ひっかくしガキは泣く。だから自分を抑えてきたのに…」
荒垣の大きな手がキタローの頭や背中をなでまくる。
「もっと別のものを、奪われると思ってた……」
見上げるキタローの頬を捉えて荒垣はその目を覗き込んだ。
「一時の衝動でそんなことを言うもんじゃねえ。お前の貞操は守ってやる」
「何のための貞操だよ。はじめて…自分から抱かれてもいいと思った人
に拒まれるなら貞操なんて意味がない!」
「お前……未経験じゃないだろう?」
荒垣がたしなめたが何かがはじけたキタローは止まらなかった。
「自分からしたいなんて言ったことない! 望みに、応えてヤってただけだ!」
おそらく、童貞を嘆くハイティーンの大部分はこの発言に憤慨するで
あろうが、よく考えるとキタローもまた十分不幸であった。
荒垣は、ふっと微笑った。
「俺はお前にぶちこんだりしねえよ。正確には、できねえ」
「……?」
「俺はED(勃起障害)だ」
「何で……いつから……」
「さあな」
キタローは荒垣に飛びついてパジャマのズボンから取り出した。
荒垣は「むだだ」と一言いってみて、あとはキタローの好きにさせ
ていた。
いろいろやってみたがどうしても荒垣の男性は硬度を増さず直立も
しない。キタローは握ったまま絶望の目で荒垣を見上げた。
「それじゃ、僕らはどうしても結ばれないの?」
「そんな顔はするな」
荒垣はキタローの手を外して宝物を収めた。
「こいつがだめでもお前を気持ちよくする方法は他にいくらでもある」
荒垣はキタローの髪をやさしく撫でた。
「だがもう寝よう。伊織の反応によっては、今夜も”演技”を聞かせなき
ゃならんだろう? アイツに本物の交歓を聞かせるのも癪だと思わないか?」
荒垣はキタローを抱いたまま布団を引き寄せてもぐりこんだ。キタロー
は荒垣の腕の中でリラックスして眠りに就いた。
翌朝。
登校前に順平がキタローに話しかけてきた。
「あのよ……ごめん」
何のことだ?
二度とするな
ニア どうでもいい
「そ、そうだな……何だかまとまっちまったみてーだし。幸せに、してもらえよ?」
とりあえず、伊織に襲われることはなくなったようだ……
よく眠れるので、キタローの絶好調は続いている。
=========
本日はここまでです。
ガキさんしゃべりすぎかもしれないけど、
しゃべってくれないと話が進まないので。
「ガキさんに添い寝してもらう」のテーマは
あと一回分あります。
…何でしんじゃうんだよ……
何で生存ルートを自分は書けないんだよ……
乙でした。
荒らしに負けず頑張ってくださいね〜
乙です
ガキさんは漢だな!
乙!ツンデレ荒垣の「デレ」が実にシブいな
乙!続き楽しみにしてる
超おもろい!
グッジョブ!
続きが楽しみ!
久しぶりに覗いたら女体化ネタかよ('A`)
まあ、楽しい人には楽しいんだろうが…
車道にシャドウが!!
幾月辞表だせ
ちょw幾月ww
45:名無したんはエロカワイイ :2006/09/24(日) 21:38:51 ID:FCRIGi30 [sage]
俺たちは「車道」と呼んでいる
彼女がオレのニギミタマをころころと弄ぶと、オレのサンダルフォンだった
グルルがむくむくと大きくなる。ヴェータラ!といわんばかりに屹立し
たオレのサトゥルヌスはまさしくオロバスと呼ぶに相応しい。
彼女の舌がカーリーにウベルリと絡みつく。
そろそろか。オレは立ち上がると彼女のデカラビアにベリスを
エリゴールする。
クー、フーリン、クー、フーリンとリズミカルに腰をふる。
彼女のデカラビアがノルンを奏で始める。
「ホ、ホルスになっちゃう!ハリティー!ハリティー!イヌ、イヌ、イヌガミーーーッッッ!!」
彼女はひときわ大きな声をあげる。そしてオレのサマエルからは
ネビロスが迸り、ぐにゃりとオベロンになる。
18禁ペルソナ
>702の続き。
本日分は消化試合なので、お暇な方のみどうぞ。
===
翌日。
皆が学校へ行ったあと、キタローは胸にニプレスを張って少し運動した。
学校の休み時間を狙ってメールも何通か送った。
その翌日、放課後。
「リーダー、留学生から資料ことづかってきましたけど」
風花が厚い書類封筒を持って帰ってきた。
「ありがとう」
キタローはロビーのテーブル一杯に模造紙を広げて電卓でなにやら計算中だ。
「布買ってきたが、ここに置いていいか?」
荒垣が手芸店の包みを担いで帰ってきた。
「ありがとう。でもみんな帰ってきたし、今は一度ここ片付けるから、部屋まで
運んでくれない?」
「一体何を始めたのよ?」
ゆかりがキタローの手元を覗き込む。
「うん。マントを作ろうと思って」
「マント?」
「先輩に服を借りられたのはいいけど、これすごく目立つんだよね。修道女
が外出のときに羽織る上っぱりみたいのを着れば少しは目立たなくなるか
もって。もうすぐ下着も出来てくるから、そしたらタルタロスに復帰できるように。」
「……素直に普段着買ってきたほうが早いんじゃないの?」
「そうかもね。でも、寒くなったらコートもいるし、お金はそれまで節約して、
今のうちは荒垣さん方式でしのぐことにしたんだ。あーでも学校のミシンが
使えないのは痛いな……」
「ミシンなら、ここにもあるが……」
「え? 本当ですか? 真田先輩」
「ああ。以前召還器を入れるベルトを縫ったからどこかにあるのは確かだ。
この建物は古いから、他にも思いがけないものがあるぞ。」
キタローが超特急で仕上げたマントはちょうど、セミオーダーした
ブラが届くのに間に合った。早速その晩タルタロスへ登るべくキタ
ローは召集をかけた。
「すごいですリーダー。」
「ブランクあったとは思えないよね」
「足手まといになるかと心配しましたけど、杞憂だったみたいですね」
「それは皆のお蔭……、桐条先輩、意外と動きやすいですね、このスカート」
「まあ、本来労働着だからな。ゆとりもたっぷり取ってあるし」
「でも俺らとしては戦闘乙女っていうとミニスカートとか、見えそうでみ
えないハーフベストとか……」
「ばかもの。一緒にするな」
真田が順平の頭をぽかりと叩く。
「お前日曜朝の戦闘モノを真に受けてるだろう。あれは撮影用だ。
だいたい肌が見えるようじゃ防具の意味をなしてないじゃないか」
復帰第一回めのタルタロスは満足できる成果を出した。次の満月まで
あと半月を切った。キタローは、皆が効率よくレベルあげできるように、
パーティー編成に真田の助言を仰いだ。
「俺が言うのもおこがましいですが、先輩方はレベル的に十分だと思い
ます。対して岳羽は、スリップがないので安定感はあるもののHPが
一段少なくて消耗戦では不安ですし、順平はまだまだパワー不足なんで、
がんばって力をつけて欲しいところです。アイギス・コロマル・そして
天田君もなるべく経験を積ませたい」
「うむ、大筋では俺も同意見だ。……だが、何でシンジがこんなに入っ
てるんだ?」
「何だか分らないですけどいっつも絶好調なんですよあの人。俺のあと
すぐターン来るし。少し”待機しろ”もお願いしますか?」
「おかしいな、大体疲労するまで戦うと、体調が戻るのに三日は要する
のに。俺らこの頃一日おきにタルタロス登ってるよな? まさか、シンジ……」
シャワーを浴びてキタローは部屋に戻る。パジャマを着て、ニット帽
の代わりにナイトキャップをかぶった荒垣は机の前で書類を広げてい
たが、キタローを認めるとまとめて封筒に戻して立ち上がった。
「さて、寝るか?」
彼はさっさとベッドに上がり、両手を開いてキタローを呼んだ。
「来いよ」
キタローは荒垣があけた空間にすっぽり納まった。荒垣はその姿勢
のまま電灯の紐を引いて明かりを消す。キタローは荒垣に抱えられて
一緒に横になる。落ち着くや否や荒垣の手が背中を撫でてくる。荒垣の
手は尻までは絶対に伸びてこないのが格好いい。
この間お尻は撫でないのかときいたら荒垣に呆れられた。勝手に他人の
尻を撫でるのは様子見のホモか痴漢なのだそうだ。
他人の体温と、いとしそうに撫でてくる手の感触が気持ちよくて、吸い込
まれるようにキタローは眠りに就く。でも。
「どうした……」
夜中に、必ずぽっかり目を覚ましてしまう。
直前まで、夢を見ていたことは覚えている。夢の内容は覚えていない。
いい夢でなかったことだけは確実だ。なぜなら、荒垣が苦しむ自分を見
かねて、現実に呼び返してくれたのがこの状況だからだ。
「大丈夫か。水は?」
「あ……いらない。それより、起こして……」
電気時計がかすかにモーターの音を響かせている。
「チ……俺は獏にはなれねーな……」
キタローは黙って首を横に振った。
「ちぃとそこにうつぶせに寝てみろ」
目覚めたあと、荒垣は肩や背中の凝りをほぐしてくれる。からだの
調子がよくないと悪夢として表れることもあるからだそうだ。触られて
始めて、筋肉のこわばりに気づくこともよくある。
「ずいぶん凝ってたみたいだね……」
「俺の素人手当てにゃ限界があるからな」
「胸も重いし」
「ちげーねえ。胸の大きい女は肩こりになりやすいそうだ」
荒垣の呼吸がかすかに聞こえる。キタローは深呼吸をしようとして、
実際は呼吸を荒垣の合わせてしていた。
「ここが堅くなって……」
荒垣が押している箇所は少し痛い。
「胸郭が十分開かないのが、悪夢の原因かもしれないな。それに……」
「何?」
「前のお前の寝巻き。アレ小さすぎだ。古着にもほどがあると思って
ラベルを見たら、子供服じゃねーか……」
「破れるまで着るつもりだったのに。ぴったりしたのを着るのが好きなんだ」
「孤児院のお仕着せでも、あそこまで合わないのはありえなかったぞ?」
「だって胸の隙間に、夢が入り込む余地がある気がして……うつぶせで
胸を布団に押し付けるか、あおむけなら胸の上に手をしっかり置いて、
悪いものが入ってこれないように、そう思うと安心するんだ……」
「むしろ悪夢を見る秘訣だがな、俺の常識じゃ……マッサージは終わりだ」
荒垣は掛け布団を引いた。
「そら、もっとこっち来いよ。こうすれば……」
荒垣はキタローを抱え込んで、キタローの胸を自分に密着させた。
「この姿勢なら、どうだ……?」
キタローが登校できない間もカレンダーは進む。特別課外活動部の
面々にはキタローのメイド服も見慣れたものとなって行く。
「あーもううちの部最低。何の関連があって文化祭でメイド喫茶やらなき
ゃなんないのよ……」
「代われるなら僕が代わってあげたいけどね……」
美鶴に学校関係の手続き調整を頼んではあるが未だに登校できる
めどが立たないキタローは、文化祭参加すらできないのである。
ゆかりと並ぶと女の子二人にしか見えない(事実その通りなのだが)
キタローを肴に、少し離れて順平は真田と話している。
「ところで、なかなか男に戻んないっすね、アイツ。」
「むしろ前より美少女になったんじゃないか?」
「あ、やっぱそう見えるっすか? 一発ヤれば男に戻れるってのやっぱり
アイツの勘違いだったのかな?」
「何の話だ?」
「だって逆っしょ? 身も心も満たされて、女にされましたってなるのが
自然でしょ。あー、俺もカワイイ彼女欲しいな…『順平さんの色に、染まり
ます』なんちゃって」
「伊織……初歩的な質問かもしれんが、あの二人、肉体関係はあるのか?」
「嫌ーですよ真田さんカマトトぶっちゃってー。婚約でしょー、ひとつ屋根
の下どころか一緒の部屋で寝てんでしょー。そりゃ当然やってるに決
まってるじゃないですかー。」
「……そうなのか?」
「それに内緒ですがね、俺、聞いちまったんですよ。部屋の前で。ネコの
さえずりみたいなアノ声と、合いの手みたいに入る色っぺー荒垣さんの
声。あのラブラブっぷりを見せ付けられちゃ……ね、俺の出る幕じゃ
ハナからなかったってことで……」
(やべっ囀るのは鳥だ。猫は……何っつたかな……)
ツッコミを予期して身構えた順平。真田は途中から聞いていない。
キタローを見て、誰に言うともなしにつぶやく。
「そうか……あいつはシンジに抱かれてるんだな……」
九月某日。キタローは、荒垣から紙包みを渡された。
「昨日拾った金で買ってきた。やる。」
女物のパジャマだった。
「ヨークで切り替えて胸のところギャザーが入ってる。いつまでも
男物着てるよりはからだに合ったものの方が寝心地が良いだろう」
風呂上りのキタローはさっそくそれを下ろして、荒垣に見せに戻った。
「……!」
荒垣はひと目見るなり鼻を押さえて目をそらした。
似合わないというのではない。サイズも合っている。むしろ合いす
ぎているのだ。肩や袖の長さはぴったりで、ギャザーのためふくらん
でいる胸が、本来の形を忠実に反映しているために、裸よりも
なまめかしい風情になっているのである。
「お前まさかその格好で廊下を戻ってきたのか?」
「そうだけど…何?」
一方キタローには、自分がそれほどの危険物になっている自覚は毛頭ない。
「次はもう一枚はおりものを持って行け。ちょっと……すまん」
荒垣は勇気を出してキタローに近づき、片手をおわん型にして
パジャマの上からキタローの胸にかぶせた。
やはり、ギャザーがつくる空気じゃない、しっかり生身の胸が
入っている。そしてよく見ると、頂点の飾りも、布の下から自己
主張しているのがわかる。
(もしかして俺が気づかなかっただけで、秋の新婚さん向けコー
ナーとやらで買ってきちまったのか?)
世間の新妻が全員キタローの体型で、かつこのパジャマで家の
中でふらふらしていれば、翌年の出生率はさぞかし跳ね上がる
だろう。女らしい体型に沿わせたパターンと、汗を吸う生地という
観点で選びまくった結果がこういうことになろうとは、荒垣のまった
く予想外であった。
「コレ、袖と襟ぐりにリボンがついているの可愛いね。山岸の制服みたいだ」
キタローはのんきにディテールを楽しんでいる。
「風呂行ってくる、先に寝てろ」
ようやく立ち直った荒垣は逃げるように部屋を出ていった。
十月四日未明。
いつものようにタルタロスでレベルあげして、ばらばらに戻った寮。
入浴セットを持った荒垣は、風呂場の前で天田と鉢合わせした。
「お……天田、風呂まだだったか。先入れ」
「いいです。終わるころまた来ますのでどうぞ」
「子どもは寝る時間だ、さっさと入って早く寝ろ。あとがつかえてる」
荒垣は天田に有無を言わせず立ち去ろうとした。
十五分後。同じ場所に現れた荒垣を湯上りの天田が待っていた。
「何だ。湯ざめしねーうちに寝ろ」
「話があるんですけど」
「今からか? すぐ済む話なら……」
「すぐは済みませんね。ですから、時間を取ってください」
「いいだろう。いい加減子どもは寝る時間だ……明日でいいか?」
天田は薄く笑った。
「明日……ですか。分かってますね……では、明日の11時55分。
通称たまり場の、ドラム缶なんかが並んでる辺りで」
「おい……それはいいが、何で外で会うんだ? ここじゃだめなのか?」
「部外者に邪魔されたくないですから」
「分かった。俺はもう寝る。お前も早く休め」
キタローが帰ってきたのは一番遅かった。ただいまを言ってマント
をハンガーにかけて鴨居に吊るす。
「モノレールが……影時間が……レベルは……クリティカル率が……」
すっかり以前の感覚をとりもどしたキタローが楽しげにさえずっている。
話の中身は頭に入ってこない。
椅子に斜めにかけてキタローを見る荒垣は、今までになかった複雑な
表情が浮かべていた。
「でね、駅前通りの……」
武器と装備品を片付けて、棚から向きを変えた瞬間、キタローは後ろ
から荒垣に抱きしめられた。
時間が止まる。
============
このシーン続きます。
G(ガキさん)J(純情)!
>>713 やべぇw腹いてぇww
このスレ、性転換ネタ以外の職人さんはいないのか?
普通のも見たいんだけどなぁ
正誤表
>717
×実際は呼吸を荒垣の合わせて
○実際は呼吸を荒垣に合わせて
>720
×荒垣は天田に有無を言わせず立ち去ろうとした。
○荒垣は天田に有無を言わせず立ち去った。
>721
×荒垣は、今までになかった複雑な表情が浮かべていた。
○荒垣の顔は、今までになかった複雑な表情を浮かべていた。
>723
私は450さんの女体化キタローを
引き継いで話を書いているだけであります。
(482〜)
美少女巨乳キタローさん以外の
ネタもあるにはありますが、
このスレ投下分は性転換キタローを元に戻すまでで
もう手一杯なのであります。
つまり単発以外のネタは職人が来るまで待つべしってわけか
初代マダー…?
必死になって追い出そうとする輩が居たからな…
なんにせよ職人が少なくなるのは悲しいze
>>713 そこは
「ハスターになっちゃう!イア!イア!ハスタァーーーッッッ!!」
にしてほしかった
>721の続き。
======
時間が止まる。
いや、時計の秒針は動いている。影時間はとうに終わっているから。
荒垣の力強い腕が、キタローの両腕ごと抱きしめているのでキタローは
何もできない。荒垣が顔を自分の首筋に埋めている気配が伝わってくる。
以前順平に襲われたときは体重をかけて自由を奪われた、そのときとは
違う。荒垣はちゃんと自分で立っている。けれども何も言われないので、
キタローは不安になる。
「荒垣さん……?」
おそるおそる声をかけてみる。返事はない。
キタローが視線を下に向けるとすぐ、関節の目立つ大きな、油気のない
荒垣の手が見える。その手がいつの間にか下にずれて、二つのなだらか
な丘を押さえている。そのことに気がついて初めて、感覚が戻ってきた。
事態に驚いたあまり皮膚感覚がブロックされていたらしい。
「あ……」
荒垣に触れられるはじめての感覚に、からだの中心から熱が上昇する。
キタローはわずかに震えて、背中をのけぞらせて小さく呻いた。
男だったころに抱かれた経験がないわけではない。これからの予感に
腰が震える。今にも荒垣の手が動いて、胸を果物の皮を剥くように開か
れて果実を貪られるのだろうか。それともスカートをまくられて、自分の
芯を征服されるのだろうか。
「荒垣さん……」
どうして何も言ってくれないのだろう。
荒垣の腕は決してきつくはない。だが振りほどくこともできない。
もし逃げるような素振りを見せたらその瞬間、逆に捕えられて欲望のまま
蹂躙されそうな気がする。
荒垣は目に見えない嵐と戦っていた。荒れ狂う暴風をその背で
受け止めて、それからキタローを守るように立ちはだかっていた。
感じやすい女の子は大切に扱わねばならない。やがてその身に新し
い生命を宿す大事なからだだ。
けれども、キタローをそれから守りたい嵐は、荒垣自身に由来した
ものでもあった。完全なる存在が二つに分かれた両性にとって、性の
営みは決して等価ではない。セックスとは片方の他方への征服その
ものであり、また一方が優位を主張して他を組み敷く行為でもあるのだ。
男を知らなかった少女が経験する破瓜の痛み。自分よりはるかに
大きな人間に自由にされる恐怖。征服される方には決してなり得ない
荒垣には想像するしかない。さらに、キタローは見知った男性に襲わ
れるという経験もしている。挑めばどうやってもキタローは怖いと思うだろう。
神経系に作用するペルソナ抑制剤の”お蔭で”、キタローの少女の
部分を切り開くことができないからだになったのは荒垣にとっては
救いでもあった。
シャドウはまぎれもなくヒトに由来する怪物である。制御を失い
衝動に身を任せることでヒトはシャドウになるのだ。今の荒垣なら、
たとえキタローの愛らしさに負けてその腕のなかに虜にしおおせても、
我を忘れてキタローの無垢なからだを自らの欲望で汚すことは
一生ないだろう。
キタローの少女が、これから自分の身に起こることへの期待に反応
する。甘く粘る蜜が通り雨のように落ちて下着を濡らした。キタローは
啼き声を立てそうになって思わず目の前の大きな手を唇で噛んだ。
時が動き出す。
腕の中の少女の甘噛みで荒垣は我に返った。キタローを拘束して
いた生きた鎖が解けて、荒垣は自分をつきとばすようにキタローから
離れた。足の力が抜けたキタローは膝を折って床にしどけなく座り、
無垢な目で荒垣を見上げた。
荒垣は椅子にかかっているロングコートを取って身を翻す。
「オシッコ行ってくる。お前も風呂入ってこい」
キタローが風呂場から戻ると、荒垣はベッドの中で文庫本を読ん
でいた。いつもの荒垣だ。キタローを認めて荒垣は本を閉じ、布団を
空けてキタローを招いた。
「明日、学校の下見に行ってくる。」
「明日は日曜だよ? 学校は休みじゃないの?」
「いいんだ。寮からの所要時間を見るだけだから。そのあと、その
……デートしないか」
「どこへ…、ううん、どこだっていいんだ。でも……人前でえっちな
ことしないでね?」
「どうしてだ?」
荒垣はからかうように笑う。
「は、恥ずかしい、から……二人だけの時ならえっちなこと、したって、
いいけど……」
「恋人期間もないまま夫婦になっちまったからな。昼過ぎに待ち合わ
せて……いや、いい。一旦戻ってくるから一緒に出よう」
「いいよ。待ってる。あ、でもシャガールはだめだね……僕、服は
あれしかないから、店員さんに間違えられても困る……」
キタローは荒垣に抱かれて眠りについた。
十月四日朝、キタローは目を開けた。荒垣が真剣な目で見ていた。
パジャマの前が開いて胸がむき出しになっている。キタローは飛び起きた。
「する……の……?」
「落ち着け」
キタローの肩を荒垣はそっと押さえた。
「まだどこか苦しいのか、お前自分で脱いだんだ。ボタンかけ直して
やろうと思ったが、つい、その……見とれてた……」
荒垣はベッドから降りて板戸をあけた。朝の光が差し込んでくる。
「起きられるなら、頼みがある」
「何?」
「脱いで、見せてくれ、全部。生まれたての光の中で、お前を見てみたい」
===
きょうはここまで。
続きはバカップル満載なので、暖かい目で見てやってください。
乙!…でも10月4日か…荒垣は…
>735の続き。
ハイパーカウンタ持ちのガキさんが
タカヤの通常攻撃(銃)二発であっさりあぼーんした理由を
捏造してみました。すなわち、天田の呼び出し現場には
丸腰ででかけていったと。
================
キタローは布団から出た。言われたままパジャマを脱ぎ、ショーツから
片足ずつ抜く。
「風邪をひく……上は羽織っていい」
荒垣がパジャマの上をキタローの肩にかけさせる。
「そこに膝立ちになって、こちらを向いてくれ。もう少し胸をそらし気味に」
「こう……」
「それでいい……」
荒垣は後ろ向きに窓辺まで移動した。
突然の注文に戸惑いながら、キタローはけなげに姿勢を保っている。
すんなり伸びた手足、輝くような白い肌。突き出した胸は先端に向かって
尖り、縦長楕円の臍、なだらかな下腹、そしてその下には可愛らしい
くぼみが見える。
「あ……がきさん……」
キタローの呼ぶ声が不安に掠れる。
「きれいだ……」
荒垣はベッドに近づいた。
「もういい。服を着てくれ。まだ早いから二度寝してていいぞ」
改めてパジャマの袖に腕を通させると服の上からキタローを抱きかかえた。
「お前はきれいだ、こんなにきれいなモンを俺は見たことがねえ。今にも
羽根が生えて飛んでいっちまいそうだった」
「そこまで言われるとどんな顔したら良いかわからなくなるよ…」
「本当だ。ここに、間違って地上に降りてきた天使がいるんだ」
「荒垣さん、でかけるの?」
ベッドをキタローの背景にするためにどかされた布団をまた
拡げてやる荒垣はいつもの
ロングコート姿になっていた。
「コロマルと散歩に行ってくる。」
「え? じゃあ待って、着替えるから僕も一緒に……」
「いいから。」
しいて押し戻される。
「お前昨夜も遅かったろ、てめえ一人の身体じゃねえんだ、体力を
温存させておけ」
「まるで孕ませられちゃったみたいな言い方だね」
キタローはくすっと笑った。
「ああ、それが本当なら楽しみだな」
荒垣はキタローの下腹に耳を当てる。
「冗談、俺まだ排卵があるかどうかもわからないのに」
キタローはそう言いながらほのぼのとした気分になった。
「想像できるか、明彦、あいつも今じゃスカしてるがな、十くらいの頃は
そりゃー可愛かったんだぞ」
「そうなの?」
「いつでも俺ん後からついてきてな、シンちゃん、シンちゃんって
おちおちトイレにも行けねえ。面倒は面倒だが悪くなかったぜ」
「早く、一緒になれるといいね。そしたら一緒に赤ちゃん育てよう」
「…どうかな……」
「何、生ませるだけ生ませて育てるのは手伝ってくれないの?」
「今はまだ一人だけで手一杯だ。そら、大きな赤ちゃんだぜ……」
「あ……不意打ちなんてズルいよ……」
「ゆりかごやってやるから眠れ」
荒垣はベッドに入り込んでキタローを抱えて揺らしている。
「ねえ荒垣さん、前から思ってたんだけど、その鼻歌」
「ん?」
「ヘンだよ、サビはいるかと思ったらまた別の曲最初からはじめてるんだもの」
「……はずかしいじゃねえか、俺は音痴だし」
(そうか、午後のデートは二人っきりのカラオケもいいな。……でも、
俺もあんまりカラオケは好きじゃないんだ。カラオケでステータス”勇気”
が上がるのは、僕が歌が苦手だからなんだけどね)
キタローはいつの間にか眠ってしまったらしい。
眠ってしまったキタローをベッドにそっと横たえて、荒垣は出かけた
ようだ。そして、これが荒垣と交わした最後の会話となった。
昼過ぎにようやくキタローはロビーに降りてきた。
風花がキタローを見つけるなり慌てて寄ってきて事務室
そばのコーナーへ誘った。
「あの…誤解しないでね?」
「何? 山岸」
「今朝荒垣さんから私のメールと携帯番号聞かれたの。もし
荒垣さんの携帯見て発信記録に私の名前があっても……」
「ああ、何を心配してるのかわからないけど、大丈夫。ホラ、
タルタロス行く前に皆の体調とか予定とか、山岸に集めとく
ことになってるだろ。きょうは経理学校の下見に行くって言って
たから、出先から連絡入れる場合に備えてのことだよ。」
「……そうだったの……」
「それに、
あの人ケータイ持ってないし、持ってたとしても勝手に履歴
見たりしないから。」
ロビーはいつもと違いにぎやかだ。なぜなら、今夜は満月で
大型シャドウの出現が予想されるからなるべく外出は控える
よう美鶴が通達したからだ。
「でも、ふつうに外出してる人もいるよね?」
「天田君は塾の模擬試験ですって。早くにお弁当持って出か
けたみたいです」
「そして順平は病院?」
「出ていいのなら」
真田が立ち上がった。
「俺もその辺走りこんできたいんだが、三十分位ならいいよな?
コロマルの散歩も兼ねて」
「コロマルさんの散歩は今朝二時間あまりかけて、荒垣さんが行な
っていたであります。散歩は何回でも歓迎だとコロマルさんは言って
おりますが、体力温存という観点からは、真田さんとの散歩は二日に
一度が適当かと思われます」
「……明彦、戒厳令下ではないのだから、そのくらいの判断は自分で
しろ。ただし、前のようにシャドウを寮まで連れ込むんじゃないぞ」
「分かってるよ美鶴。古キズをいちいち蒸し返すな。三十分で戻る。
あとのトレーニングは部屋でやるから……」
その頃、荒垣は天田と約束した場所に立っていた。
開けた場所に同じ体勢で立ち続けるほど狙いやすい的はない。
荒垣は移動しながら、自分を待っているはずの天田を探し回った。
二年前の事件のときあの母子がここにいた理由は憶測の域を出
ない。日ごろの所作からして天田は明らかにこの界隈の住人では
なく、荒垣を罠にはめたということは考えにくかった。身なりの良さに
目をつけられてカツアゲでもされたか、こづかいにしては多い財布の
中身を狙われて襲われたか。自分で歩ける状態でいればまだ良い
が、意識がないまま隠されてしまっているということはないか。
天田の言った11時55分が昼間のそれではなく、影時間直前の
深夜をさしている可能性に思い至ったのは、日も傾いた時分で
あった。荒垣はここで風花に連絡を入れた。
「俺だが」
「荒垣さん?」
「早速メモが役に立ったな。あのな、今夜の。俺ァ少し集合から遅
れる。位置はまた教えてくれ」
「はい…あの……」
今どこに、と聞く前に荒垣の声がかぶさった。
「それと、アイツに。すまないと伝えてくれ。きょうはダメになったと」
===
続きはまた明日以降に。
GJです。
・・・しかしなんだろう、この切ない気持ち。
>741の続き。
========
満月シャドウを倒したS.E.E.S.は銃弾の音を聞いて現場に駆けつけた。
血だまりの中にロングコートを着た男が倒れている。その肩に縋って少年が
必死で彼の名を呼んでいる。少年――天田は、美鶴を認めるとうなだれて
断罪も辞せずというようにその前に立った。
「僕のせいです。僕が、影時間直前に荒垣さんをここへ呼び出しました」
「シンジ、シンジっ……」
「先輩、ゆすったらダメです、出血がひどく……」
「レーザー治療の要領でピンポイントに氷結を当てる……コンセントレイト!」
「だめです、動脈の損傷が大きすぎます……血圧低下、心拍も弱く……」
「あっ風花……大丈夫?」
「大丈夫よ……ごめんね、緊張しすぎたみたい……」
「影時間が終わる。明彦、荒垣を見ててくれ。天田、一緒に来い。待ち
時間に話を聞かせてもらう」
「はい……罰は甘んじて受けます……」
「うむ。……墓場は他の者を引率して寮で休んでくれ。伊織、見たところ
お前が一番体力を残してるな。皆を寮までガードしてやれ。山岸、あと
で連絡を入れる。帰ったらすぐ休め。なにをぐずぐずしている、早く……」
美鶴は反応の鈍いキタローに向き直った。
「お前の気持ちは察するに余りある。しかし、今のお前の姿を人前に出す
わけにはいかないのだ。ここにいてもできることはない。わかってくれるな?」
今日は荒垣さんの学校葬だった。俺は独りで寮に残っている。
あの人の唯一の身内なのに、葬式にも出ることができない。
桐条先輩から事前に連絡があった通り、昼前に先輩のところの
会社の人が二人来て、荒垣さんの部屋を手際よく片付けて行った。
貸与品のリストがちゃんとあって、
彼らがそれだけをきっちり引き取った印にサインをした。
荒垣さんの遺品は、召還器と装備を除けば、ダンボール一つに
納まった。おとといくらいまで熱心に見ていた経理学校の資料が
どうしても見つからない。
誰も居ない。一人きりで過ごすには、ロビーやラウンジでは広すぎる。
キタローは荒垣の部屋に入った。あの朝、裸を始めて晒したの
と同じとは思えないほど殺風景な空間。
箱にただつっこんであるだけの武器を整理しなくちゃと思いな
がら、キタローはぼんやりして行動に移れずにいた。
「ここに居たのか」
いきなり真田の声がしてキタローはびくりとした。
「もう片付けに来たのか……」
「俺だってここに住んでたのに」
キタローは小さい声で恨み言を言った。
「……まあ、仕方ないんじゃないか?」
キタローは振り返った。真田は顎に手を置いて、部屋を
見回している。
「大学の寮と違って、ここには夫婦用の設備はないからな。お前
たちのことは、把握されてなかったということだろう」
急に、キタローにはその場にいるのが耐えがたくなった。
「そこをどいてください、先輩。僕が外へ行きます」
「待てよ」
真田の手が届くところはできれば通りたくなかったが、どいて
くれなかったので仕方なく、真田のすぐ脇をすり抜けようとした
のに、真田の左腕が伸びてキタローはひっかかった。
「前から気にいらなかった。結婚だなんて。どうやって、シンジを
たぶらかしたんだ?」
キタローの中で何年も封印されていた記憶がはじけて、サイレン
のような叫び声があがった。
==========
本日はここまで。
この日の真田がキタローにどう出るか、何パターンか
考えてみたんですけど、順平のとき以上に賛否両論が出そうで怖いな。
一方美鶴は、特に今回と次回いいとこ取りすぎるかもしれない。
今晩も乙!
荒垣セツナス…
肉が地雷踏んだな
ワクワク
肉彦ナニするんだろ
>746の続き。
我ながら無駄にネタを盛り込みすぎw
=======
「おい?」
キタローが悲鳴をあげたのに驚いて真田は、その身体を思わず
わし掴みに捕えた。キタローは「離してくれ」と叫び続けていたの
だが、その言葉は真田に届いてはいない。
「おいどうしたんだ」
身をよじって暴れるキタロー。離すまいとしてますます力をこ
める真田。間違って家の中に飛び込んだ小鳥は、そのことに気
づいたとき出口を探すあまりガラス戸に激突する。真田はキタロ
ーに怪我をさせまいと、キタローはとにかく真田を振り切って逃げ
たくて、狭い部屋の中でもみ合う。
やがて真田の耳はキタローが言っている単語を捉えられるようになった。
「離してくれ」「乱暴しないで」「ここでは嫌」「ついて行くから」「自分
で脱ぐから、ちゃんと脱ぐから、お願いだから服を壊さないで」「全部
俺のせいだおじさんについであの人も」
支離滅裂である。
「落ち着け。俺がわからないのか?」
キタローの目が真田に向いた瞬間を捉えて、真田は自分の口で
キタローの唇を塞いだ。
「何をしている!」
寮に戻ってきた美鶴がかけつけたのはその時だった。
「墓場を離せ」
美鶴は二人の間に割って入って真田からキタローを引き剥
がした。キタローはパニックが限界だったようで、気を失って
倒れ掛かる。床にぶつかる前で美鶴が抱きとめた。
「様子を見に来てよかった……」
「美鶴。」
「で? 墓場に何を言ったのだお前は」
「分からん。話をしようとしたら突然叫びだして暴れた」
美鶴はため息をついて首を横に振った。
「とにかく、手伝え。私はコレをロビーまで運ぶから、毛布を
持ってついてこい」
「墓場を一人で残しておくのではなかった。会社には小柄な者を
よこすように言っておいたが、正直アイギスを休ませて待機させ
ておくべきだった」
ソファーに横たえたキタローの隣に座って、美鶴はキタローの
髪を撫でている。
「暴れる前に墓場は何を言っていたのか?」
「シンジの部屋から出たいので通してくれ、と」
「それだ……」
美鶴は痛ましげに目を伏せた。
「なにがそれだ、なんだ。何が何だかわからん」
「……明彦、お前は、自分が男だという自覚はあるのか?」
「何を言いたい。俺はバカなのかもしれんが、そんな口頭
試験みたいな話し方は止めてくれ」
「……言ってしまうほうがもっと馬鹿にしている気もするがな。
いいか、私が来たとき、お前は完全に出口への導線を塞いで
いたぞ。出たいのに、怖い人間が途中で邪魔をしている、すり
抜けようとしたが捕まってパニックになった。言われずとも分
かることだ」
「待ってくれ。俺は別に怖くなんかないぞ。シンジだって怖いの
は見た目だけで……」
「無配のチャンピオンが立ちはだかって迫ってきたら、鍛えて
いないふつうの人間は十分怖いぞ。まして、今の墓場は
女の子なんだ。何かされると思ってパニックになってもおかしくない」
「だが俺は仮にも先輩だぞ。見知らぬ強盗じゃあるまいし」
「レイプの半分以上は顔見知りによるものだというレポートがある」
真田は頭を抱えた。
「なるほど、確かにお前の話を聞くとどれもこれも納得が行く……」
「お前には自分が他人に脅威となり得るという自覚が足りない」
「まだ追い討ちをかけるつもりか」
「墓場はつい最近、寮の中で襲われたんだ」
「あの、ドアが壊された時のか……!」
真田の頭の上で豆電球が点った。
「実際にドアを壊したのは、すんでのところで墓場を救った
荒垣だった。加害者のストーカーじみた執着を重くみて、荒垣は
墓場を守るために結婚したいと言ってきたんだ。」
「それで、墓場に何かしようとしたのは誰だったんだ。……
この寮内に男は俺の他には…天田と、コロマルも一応オスだったよな……」
「ノーコメント。その件は既に終わっているからな」
(おかあさん)
何だかいい匂いがする。すぐそばに誰かがいて見守ってくれているような暖かい感じがする。キタローは目を開けた。
「気がついたか。私が分かるか?」
「……桐条先輩……」
目を覚まさなければよかった。これは現実で、また戦いの日々が始まる。キタローは視線をめぐらせて、真田がいるのも認めた。
「明彦は叱っておいた。配慮が足りなくてすまないことをしたな」
「先輩……俺、もう駄目かもしれません……」
「急にどうしたんだ?」
真田が割り込んだ。
「美鶴。時間は…その、ここに居て、いいのか?」
「ああ、構わない……急ぎの案件はないから、よかったら話してみろ」
「真田先輩のことも分からなくなるなんて……俺……」
キタローは先ほどの経過をすっかり思い出していて、恥ずかしそうに目を伏せた。
「お前はよくやっている」
真田も言葉を添えた。
「俺の振る舞いについて言い訳はしない。シンジ……荒垣がいなくなって辛いのはお前も同じことなのに、そのお前に襲い掛かって一層傷つけるような真似をした。謝る。……いや、謝るより、二度としないと誓う。……すまなかった」
「僕、思い出しちゃいました」
キタローはぽつりと語った。
「怖かったから、覚えていないようにしたのに、忘れてたと思
ったのに……俺、もう駄目です。戦いも、誰かと親しくなるのも
怖くてたまらない。かといって夜一人で寝てるのも、怖かった
あのことが触覚で再現されて眠ってられない……」
この先を話すのは勇気が要った。
「俺……以前、引き取ってもらったところのおじさんに、……されてたんです」
「されてたって(何をだ)」
真田が質問を完全に言う前に美鶴が肘で突いて止めた。
「子ども部屋に鍵なんてない。昼間の疲れでただ眠くて、目も
開けられないような時間に、いつも酒臭い息が近づいて、重く
のしかかって……」
キタローは涙があふれるのを手の甲で隠した。
「怪我させられたことはないと思う。病院沙汰になった記憶はない
から。でも始めての精通は……彼の手で……」
まだ話は終わっていない。真田も美鶴も口を挟まなかった。
「それからは毎晩のように下着から引きずり出されて吐かせられ
て……やめてと言ってもいやだと言っても彼には届かない、気持ち
良いだろって言われて……確かに快感もあった、けれども
肉体の反応と触覚と、そこから生まれる熱とそして嫌悪感、自分が
ばらばらになって壊れて行く……もう僕は、もう……」
キタローはソファーの上に起き上がり、きちんと座って美鶴に向き直った。
「桐条先輩助けてください。俺のせいかもしれない。僕と”爛れた
関係”にあったおじさんは亡くなった。酔っ払っての帰宅途中に
溝に嵌って死んだんです。あの時、ほんの少しほっとしたけど、
同時に、僕の呪いが届いたのかもってずっと思ってた。……
荒垣さんも、されてはないけど、一緒に寝てたし、僕を連れて
行きたい死神が邪魔な人間を先に取っていったという考えが
頭から消えない……」
「お前のせいじゃないことだけは確かだな。シンジは、あの
ままでも長くなかった」
「それどういうことですか。何か病気だったのあの人……」
キタローは血相を変えて美鶴と真田に迫った。真田は
キタローに、荒垣は天田の母親を誤爆して死なせてしまった
あと、劇薬のペルソナ抑制剤を使い続けて、その副作用が既に
あちこちに出ていたことを説明した。
「じゃあ僕は……どのみち決してあの人と結ばれなかったって事ですか」
キタローは自嘲した。
「俺はシンジによく言われた」
真田は腕組みをして、目を閉じて話し出した。
「先へ行くことばかり考えずもっと周りを見ろと。……だのに
気がつけば、あいつだけが先に、もう届かないところへ行っ
てしまった……」
「墓場。お前が中間試験には登校できるめどは立ったのだが」
美鶴はキタローを見た。
「こんな時だ、学校のことは考えず、タルタロスもいいから
思い切ってもう少し休め。」
「慣れない女の身でお前はよくがんばっている」
真田も慎重に、少し距離をおいたまま、心配そうにキタロー
を見下ろした。
「もしかしたらお前を男に戻せるかもしれない。可能性はまだ
残っている。……ただ、俺にはとてもできない。その代わりと
言っては何だが……」
キタローは真田の次の言葉を待った。
「俺がシンジのあとを引き継いでも良い。対外的には、俺の
彼女ということにしておいて良い。自慢する訳ではないが俺は
虫除け位には使える評判を保っていると自負するぞ?」
「……考えておきます」
キタローは曖昧に首を振った。
「明彦。その代案も墓場にしてみれば大して代わりはない」
「なぜだ」
「荒垣とは夫婦だったのだぞ。兄がいなくなったから弟の妻に
なれと言っているようなものだ」
「そのたとえ話とは大分違う気もするがな……いずれにせよ
墓場次第だ、迷惑なら忘れてくれていい」
真田は上着を持って立ち上がった。
「明彦、お前は思考がいつもシンプルでいいな。その点だけは
私も少し見習おう」
美鶴も話をきり上げようとしているようだ。
実質的には何も変わっていない。ただ、この二人の先輩に
打ち明け話をしただけだ。それだけなのにキタローは気持ち
が軽くなっているのに気づいた。助けてくれと求めて、それに
答えるだけじゃなく、実際に物質的にも精神的にも支えになって
くれるだろうという確信があった。
まだ怖い夢を見るかもしれない。それでも、何とかやっていけ
そうな気がしてきた。たとえこのまま男に戻れなくなってしまったとしても。
赤い夕焼け雲が窓から名残の光を反射していた。
「ただいまー」
玄関が騒がしくなった。皆が帰ってきたようだ。
「コロちゃんと外で会って一緒に帰ってきたよー。墓場君起きてる?」
「直会(なおらい)のメシ貰ってきてやったぜー。夜食も多目
に。さっさと食べて準備しようぜ」
「何の騒ぎだ?」
「あの、中庭にレジャーシート拡げていいですか?」
「それはかまわんが……」
「今夜ナントカいう流れ星が見れるってゆかりっちが。シートに
寝転がって一緒に見ようかって話になって」
「りゅう座ガンマ星流星群の極大日なんです」
風花がパソコンを開いて説明ページを見せる。
「天文現象の特異日ですよ。真夜中前に月が出るまでですけ
ど、いつもよりたくさん流れるんです」
「あのね、墓場君。昔読んだ童話にね、女の子をおばあさん
が、流れ星になって迎えに来る話があったの。それでね、私も
お父さんが亡くなった夜、庭に出て星が流れないかずっと待
ってたことあるんだ。お父さんの星は見れなかったけど。今夜
は空を皆で分担して見れば広い空のどこで流れても見逃し
にくくなるでしょう?」
「にぎやかなのはいい。今夜の月の出は……まだ宵の口じゃ
ないか。まあそのくらいまでなら問題ないだろう。よかろう、
許可しよう」
夕食を早く済ませて皆で空を見た。たくさんではないが、流れ
星を全員が一つか二つは見ることができた。特別課外活動部
の親睦が深まった気がする。
=========
リアルで今夜はしし座流星群の極大日なので
突然ですが脳内で流星観測が始まってしまいました。
次からはいよいよ最終話。
キタローを男の子に戻してゲームの世界へ返します。
荒垣さんにももう一度、会えます。
うめえGJ
>756
ありがとう。
今重大な書き忘れに気がついた。
ゆかり達は天田のことも探して、
夜中に帰ってきた場合にも備えて
庭で流星パーティーをしてるのに全然描写がない。
そして明彦の覚醒はその翌日、
次話はその晩ってことでひとつよろしく。
GJです。ってことは天田の描写は次あたりにあるんですか?
なんとなく天田とガキ妻キタローその他がどう和解・合流するか気になります。
最終章、めちゃ楽しみに待ってます!全裸で。
>755の続き。まずは天田編。
ごめんなさい、>758を読むまで天田の話は考えてませんでした。
>758を見たあと慌てて作ったので>754-755と微妙に矛盾があります。
そして自分の原稿もあしもとに火がついているので
こちらへの投下はとことん遅れる悪寒が。
==========
十月五日未明。荒垣を病院に搬送はできたものの、薬効の
甲斐はなかった。真田は荒垣にしがみついて離れない。美鶴
は後ろ髪を引かれながらも、理事長を初めとする関係各所
への連絡へと電話室に向かった。
天田はそれをぼんやり部屋のすみで眺めていた。空っぽの
気分だ。
荒垣を満月シャドウ戦の時間に合わせて呼び出したことと
その後の経過は、救急車の中であらかた話した。美鶴たちと
話していて、復讐しか頭になかった自分と違い、荒垣にはまだ
やりたかったことがいくつもあったであろうことを天田は今更
のように悟った。
元々荒垣は美鶴たちと共にシャドウ討伐隊の一員だった。
S.E.E.S.に戻ってきたということは、美鶴たちを助けて戦力として
身を投じるつもりが間違いなくあったのだ。
そして大人の事情は分からないものの、キタローを可愛がっ
ていたのは本当で、天田の目からもほほえましい新婚ぶり
だった。荒垣への復讐としてキタローの方を傷つけることも
一瞬考えた。もし実際にそうしていたらと想像することさえ、
今となっては自分が恐ろしい。
天田はそっと病院を出ていった。
ポートアイランド駅はずれのたまり場は、昼間でも薄暗く異様な
雰囲気が漂う。荒垣を倒したあとのことは考えてなかった。その場
でか、かつて母親と住んでいたアパートの前に戻ってか、影時間
中の変死はどれも適当な理由をつけて処理されるであろうこと
だけを期待していた。復讐は果たされ、しかも影時間が終わって
も自分は生き残っている。
「ちょっと、あんた……」
因縁をつけられるのではなく、周囲をうかがうように声をかけ
られた。ぼろぼろの服を着た男とも女とも見分けのつかない人物だった。
「あんた、荒垣さんを知ってるだろ? 駄目だよ心配かけちゃ。こっちへおいで」
天田は後ろを見ずに駆け出した。
実はこの人は荒垣の知り合いで、昨日の昼間荒垣が天田を
探し回っていたのを伝え聞いて、天田が厄介ごとに巻き込まれる前
に保護しようを声をかけたのだ。彼だか彼女かはそれから
ひと寝入りしてつけたテレビで、荒垣の「事故死」を知ることになる。
×保護しようを声をかけたのだ
○保護しようと声をかけたのだ
=======
その日天田は普通に登校した。就学児童が平日の昼間に街を
うろうろしていれば目立つのだ。二時過ぎには授業も終わる、死に
場所を探すのはそのあとからでいい。
学校から美鶴たちに通報が行くのを少しでも遅らせるために、
天田は翌日から三日分の休暇届けを出した。名目を「母親の三回忌」として。
図書館で地図を広げ目をつぶって、ふたをしたままのペンを降ろす。
そこが僕が自分の足で歩く最後の土地になるんだ。
ポケットには片道切符。財布もまだ十分すぎるくらい残っている。
お金があるってことは自由なんだなと天田は自嘲した。二年前は、
母親に学校を休ませられて二人で旅行した。泊まろうとした宿に何
回も断られて、ようやく落ち着いた宿は変わった部屋だった。壁一面を覆う大きな
鏡があったり、バスルームの椅子が穴あきだったりしたっけ。
もしかして、あのとき母さんはお金をあんまり持っていなかったの
かもしれない。
だけど昼間の店員と、夜のパン工場と、パートをかけもちして働き
づめだったのに、なんで家にはお金がなかったんだろう。
列車は影時間の前に麓の温泉町についた。お金があっても、小学
生一人では見咎められるかもしれない。結局機械から鍵の出てくる
特殊なホテルを見つけて天田はそこに入った。気がつかなかったが
やはり疲れていたのだろう、夢も見ずに眠った。
朝が来て天田は、観光案内所でフリーの地図を手に入れ、そこに
紹介してある小さな博物館や展示館をはしごして時間をつぶした。
時計が四時半をさしたのを区切りに駅前のロータリーに向かう。
驚いたことに最終バスはもう終わっている。
天田は止まっているタクシーに近づいた。
「あの。△△山に登りたいんですが」
「今からかい」
「見晴らしの良いスポットご存知じゃありませんか」
夜になってしまっては見晴らしも何もない。もう少し台本を練って
おけばよかったと天田が自分に舌打ちしかけたとき、初老の運転
手は思いがけないことを言った。
==========
のど風邪っぽいので本日はここまでで中断します。
GJ!続き気になるぜ
お大事に
GJJJ!
アムリタ!
続き待ってるよ
お大事に
無理するな
GJ
767 :
名無したんはエロカワイイ:2006/11/21(火) 19:47:04 ID:hxE3BocF
最高級 デリヘル 福岡 で調べて
今更ながら最初のネ申が恋しい…適度に内容かぶってたから面白かったけど途中から完全に想像オンリーだし('A`)
定期的な文句乙
どうでもいい
生存確認&風邪はひかずに済んだぜの投下。
=======
運転手は訛りのある言葉で思いがけないことを言った。
「ここ数日は駄目だねえ。ナンか、ジャコなんとかいう流星群が見れるっ
つーて、車何台も連ねてやってきててさ。景色のいいとこみーんな陣
取っちまってて。わざわざ来たならご愁傷様だけど、紅葉もまだ時期
早いし、正直出直した方がいいと思うよ」
「流星群……って、夜ですよね?」
「ああ。なーんか皆してライト切って溜まってるんだよね。危なくて
しようがない。」
「あ、ありがとうございます。もうホテル戻ります。明日仕事あがりの
母と落ち合って、景色見てから帰ろうと思ってたんです。おやすみなさい」
口からでまかせのストーリーを語って、天田は運転手から離れた。
でまかせのつもりだったが、一部は本当のことだったと気がついた。
あのときも、母さんと旅行に出てたんだ。だけど、母さんはいったい
どこへ旅行するつもりだったんだろう。
しばらくしてまた天田は、バスターミナルまで戻ってきた。今度こそ
誰もいない。バスの通るような道ぞいに歩いていけば山に登れる
はずだと天田は思った。通りがかる車だけ気をつければ、子ども一人
くらい闇に紛れて目立たないだろう。
しかしその目論見は外れた。一時間もしないうち、一台の乗用車が
すぐ近くまで来て止まった。天田は考え事をしていて、車に見つかる
前に隠れるという行動が取れなかったのだ。
「坊や、何してるの?」
「どこへ行くの?」
こうなってしまっては仕方ない。一時的に年齢を忘れよう。
「ボク、家出してきたんです。歩いて静岡のおばあちゃんちに行くんだ」
車に乗っていた三人の男たちは顔を見合わせた。
「えーとボク、おばあちゃん家に行くってこと、お家の人たちは知ってる?」
おかしな成り行きになった。多少のやりとりの後、天田は彼らの
車に乗っていた。埃だらけのワゴンの中はがらくたで一杯で、それ
までも定員ぎりぎりだったのに天田が増えたことで一層窮屈にして
しまったみたいだ。
見咎めてしまったからには放ってはおけないと、親の電話番号を
聞き出そうとしたり、「おばあちゃんち」への行き方を知っているかと
尋ねられたり、はては彼らの本来の目的である流星観測を諦めて
家まで送ってやるからと言い出されて、さすがに天田もワガママを通
せなくなったのだった。
最初は大学生くらいに見えた彼らは実際はもう少し年がいっていて、
仕事を終えてから車を出して山に登り、真夜中少し前まで天体観測を
して仮眠してからまた町に戻って出勤するのだと言う。天田のことは、
帰路で適当な駅に寄って落としてくれるということだった。
その夜天田は今まで知らなかった経験をした。
写真に写った流星からその高さと速さを知る方法、空を人数で
分けて流星群の活動を測るやりかた。誰もが興味を持つものでも
ない天体をよりよく知るために、知恵を絞り時間とお金を使って
わざわざ平日にここまで出向いてくる。
天田は防寒具を貸してもらい、夜食も分けてもらった。
月が昇って暗い流星を見るには条件がよくないからと、彼らが
カメラや望遠鏡を片付け始めたとき、天田はその晩最大の流れ星
を見た。空の三分の一をゆうに横切る長さで、白い線は光が通った
あともしばらく、鉤型に曲がったしっぽをつけて空に残っていた。
「オーッ、惜しいなあオイ……」
「カメラ一台でも残しときゃ撮れたかな?」
悔しがる若者たちを尻目に、ゆうゆうと空を遊び消えてゆく様子
は、天田に荒垣を思い出させた。なぜだか天田自身にもよくわか
らなかった。荒垣は屈託がないという形容とは程遠い人間であっ
たと思うのに。
その晩の影時間を、天田は暖かい車の中で迎えた。
===============
この伏線は次回で消化予定。その次回で天田編は
「終わらせるッ!」
乙&GJ
待ってました
マハ保守ンダ
レスありがとう。ちゃんと見てくれてるんだね。
見得を切ったけど本日だけでは天田編終わらなかった……
===========
時計の針が0時を刻む瞬間、空気が変わる。全ての機械が止まり、
世界がゆっくり冷えて行く(車の彼らに適性がもしあったなら、皆既日食の
ようだと驚いただろう)。体積と表面積の比がどうとかで天田は大人達より
多めに防寒具を着せられていたが、エンジンの止まった今、天田は彼ら
こそ凍えはしまいかと少し心配になった。
狭い車の中、どう考えても象徴化された人間の赤い棺おけは置くこと
はできない。今の自分はあの棺の中に誰かと一緒に入っている状態に
なるだろうが、それらしきオブジェが見えないのは、やはりあれは幻覚
であり実体として存在するものではないのだろう。
明日はどうしよう。
流れ星も見れたし、望遠鏡やモニタを通して星を見せてももらったし、
楽しかったけど、これは自分が子どもだから許された一種のお祭りの
ようなものだ。元々自分には何もない、だから死んだっていいなんて
簡単に言えるんだということはわかっている。
おとといまで復讐のためと自分を奮い立たせて、いろんなことを
ガマンして日々を送ってきたけれど、もう本当に、自分の中にはなんにもない。
帰りたくない。けれど……。
天体観測に適した立地条件の場所は決まっていて、近くには
彼らのようなグループの車が何台も止まっている。天田を受け
入れてくれた三人組は、観測中もしょっちゅう知り合いらしき男
女の陣中見舞いを受けていて、そのなかの二、三人には「○○
の甥っ子」という名目で紹介されもした。そのあと、「もし明日俺ら
と別れたあとでお前に何かあったら、俺こうだよな」と、手錠を掛け
られた振りをされた。冗談ぽかったけど、本当にそうだろうと天田
には分かっていた。今の状況でも、仮に天田の保護者である成
人が彼らを訴えたら、誘拐の罪に問われるのはありそうなことだ
った(実際にはそういう人間はいないけれど)。
行き止まりな気分。けれどあまり悲壮感がないのは、お金だけ
はたっぷり持っているからだろう。二年前の母さんは、もし自分
の想像が当たっているなら、お金もなくて、いろんなところで断ら
れて、もしかしてかなり追い詰められていたのだろうか。
真夜中になると必ず訪れる影時間。電灯も空調も止まる不気味
な時間。眠ってしまえばいつの間にか抜けているし、運悪く寝付け
なくてもじっと大人しくしていればなんなくやり過ごせる。……こんな
ことを、いつだったか得意げに、誰かに向かって説明した覚えがある……。
天田はいつの間にかまた眠ってしまっていた。
==========
続く。
orz
「ハァハァ、ジュブ、ぐちゅ、ジュブブ、キタロー、これでよいか?」
口から涎を垂らし、頬を朱に染め、やや涙目な美鶴が上目遣いに聞いてくる。
キタローは美鶴の頭を掴み、
「もっと激しくしゃぶれ。いつもの威勢はどこ行った?オラオラ」
と無体なことをした。
「どうしたら満足できるのだ?」
「そうだな、そのデカイ乳で挟め」
「挟む?何をだ?」と美鶴は困惑している。
「今、咥えているモノをお前のオッパイで挟んで扱けっていってんだよ」
キタローは普段の鬱憤が溜まっているのか、平生の口調がウソのように
強硬な態度である。
美鶴はその豊かに実った双丘でキタローのモノを挟み、体を上下に
動かしだした。
「おお、いいぞ、このデカパイが!こんなものを持って生徒会長に
おさまっているなんてとんでもない。うう、出る」
美鶴の顔に白濁の液体が大量に降りかかった。それは、美鶴の顔を、
胸を、服を淫靡に汚した。
その瞬間、自分の中の何かが弾けた。というところで目が覚めた。
下半身が冷たい。
@シャワーを浴びに行く
A代わりの下着を探す
ニアBどうでもいい
>776の続き。やった! 天田編完結。
=======
自分は夜の街を駆けている。鍛え抜かれた筋肉と循環器系に、
脳からのアドレナリン分泌も加わって、どこまでも走って行けそうな
錯覚すら起こさせている。今夜は仲間とともに、既に一体シャドウを
倒したというのに、疲れの気配すらない。制服の下でわずかに滲ん
だ汗だけが、影時間突入からの時間経過を身体感覚として自分に
伝えて来ている。
(ああ、これは、夢なんだ)
成熟した雄の肉体の中で天田は思った。肉体だけでなく、精神も
自分のものではないようだ。誰かの身体の中に入って、その誰かの
肉体と感情を通して世界を体験しているようだ。
(僕も自分なりに鍛えてたつもりだったけど、全然違う。こんなふうに
体が動いたらもっと自信がついただろうな)
けれど肉体の主は、本日の成果にまだ満足していないようだ。全
方向に注意を向けて何かの気配を探っている。
「確かなのか、あのシャドウの一部がちぎれて逃げたと」
「俺は見た」
「このまま逃げおおせてまたどこかで育って現れたら厄介だ……いたぞ!」
聞いたことのある声だと思った、会長さんじゃないか。
「美鶴、位置の精度は」
これは真田さんだ。二人とも、今より少し若い。
「百のオーダーで。エリア8のブロック3−E。合流するぞ」
相互通信できる機械を使ってはいるけど、このパーティーは全員が、
シャドウ探査もできるんだ。すごいな。
「待て、美鶴。お前はブロック手前で待っていてくれ」
「なぜだ。レーダーの反応からも、このシャドウはたいした規模ではない」
「だからこそだ。万一のことがある、俺らだけで突入する、連絡を待っていてくれ」
声の主は何かに疑いを持っている。不安材料のある現場に、特に
桐条さんを近づけたくないようだ。
「駅前で美鶴を置いてきたのは正解だったな。この辺り俺らは慣れてる
がお嬢さんは正直連れ歩きたくない」
身体の主は何も言わない。無駄口を叩きたくないようだ。
そこで自分らを待つ敵に、負ける気はしない、ただ、間に合わないかも
しれない。
「シンジ、速すぎる、ペースを落とせ」
ではこれは荒垣さん? 何で荒垣さんが、ここに。
僕は荒垣さんを通して、ある晩の戦闘を体験しているのか。
まだこの体や思考様式に慣れてなくて、荒垣さんの感覚を言語化する
辞書もできてない。だから、具体的にどういう心配なのか僕には分から
ない。その瞬間、今度は、あの日のホテルの記憶に意識が飛んだ。
けばけばしい色の塗料がはげた家具。冷蔵庫のモーターが嫌な
音を立てている。そういえば晩ごはんをいつ食べたのかわからない。
母さんは部屋の隅に座り込んで、長い髪が顔を隠している。
「お腹すいたよ」
僕が声をかけても動かない。もしかして眠ってしまったのだろうか。
お風呂にも入らず、寝巻きに着替えもしないで?
「眠いよ。夜遅いし、もう寝るんならちゃんと着替えようよ。ねえ」
僕は母さんに近づいた。
影時間になったのはその瞬間だったらしい。いつものことだが、
雰囲気ががらりと変わる瞬間はいつもきみがわるい。
耳障りなほどだったモーターが止まる。あかりも消えて、しかし
こんなときのための非常灯も作動する気配もない。
母さんがゆっくり顔をあげた。
「起きてたの。ご飯どうする、それともお風呂出して…ああでも今は
ボイラーが」
どうせなら影時間になる前に、お風呂入れればよかったな。
しばらくは何もできない。
「まただ……旅に出ても、変なことは相変わらずついてくるのね……」
「心配ないよ、母さん。僕もいるし」
”影時間”という呼び名は知らなかったけれど、夜中に目が覚め
て最初はびっくりしたけど、何も起こらないしそんなに怖いこと
もないんだよ。
「そうだ、先に寝ちゃおう? お風呂とかそのあとでいいよ。
眠ってしまえばすぐだよ、ホラ」
僕は母さんの手をひっぱってベッドまで導こうとした。
「来ないでッ!」
ものすごい大声だった。
「あんた何で平気なの、あたしがこんな怖がってるのに平然として。
もしかしてこれはあんたのせいなの、あんたがいるから今夜もまた
こうなの。それとも」
僕はびっくりしたはずみに後ろにひっくりかえってしりもちをついた
けれど、今度は母さんの方が立ち上がって、髪をふりみだしたまま
ゆっくり近づいてくる。
「これはあたしの幻覚で、狂っちまったあたしの見た幻覚で、その
あたしと話してるあんたもあたしが見る幻覚なんだそうに違いない」
「何を言ってるの母さん」
「お前さえいなければ、また元の暮らしに戻れる。可愛い赤ちゃんと
あの人と、青い屋根のアパートのあの部屋で。この悪魔さえ倒す
ことができれば」
そして言葉として聞き取れない吠え声とともに、母さんは僕に
のめりこんできた。胸が焼けるように痛んだ。
(そうだった)
(母さん、ちっともやさしくなんかなかった)
(帰ってきたときは、疲れさせないように、心配させないように
って、おしゃべりは控えたし、いいことしか言わないようにしてたのに)
(ドアもそっとしめて、うるさくしないように気をつけてたのに)
(母さん、ずっとガマンしてたけど、聞いてよ、タケちゃんが
僕を殴るんだ。でも)
(母さんは僕のこと刺したね)
「お前速すぎる、ペースを落とせ」
「アキ、すまないが先へ行く。」
「何? 待てよシンジ……」
負けず嫌いのお前の性格はよく知っている。単独先行は
危険と言うのもわかっている。だが、今見えているシャドウは
また活性化した。そして何かに狙いをつけている。
間に合ってくれ。
見えた。子どもだ。象徴化していない。生身でシャドウに
相対しているのは危険だ。
荒垣はドア越しにペルソナの攻撃を直接ぶつけた。続いて
手持ちの鈍器でドアを破って開けた。
荒垣が見たものは、消え行くシャドウの黒い影の名残と、上半身を
カストールに潰された女性、そして息を吹き返した子どもだった。
ナイフで刺された上に首を絞められていた子どもが目を開けて
最初に見たものは、母親の遺体を隠すように屈み込んでいる
荒垣の姿だった。
「人殺し!」
叫び声をきっかけに、二年前の自分と、追体験している自分が一つになる。
(そうだ。あのときはショックで、ちょっと前のことを忘れていたんだ)
(母さんに教われてたことを忘れて、荒垣さんが母さんを倒したところ
だけを記憶に留めた)
(仇だと思い込んで、本当にあったことを思い出さなかった)
(思い出したくなかったのかもしれない)
(母さんと一緒の暮らしは楽しかったって、楽しいことだけだったって、
思いたかっただけかもしれない)
「何をしてるんだシンジ、一般人が怪我を……」
ドアはあけっぴろげで、追いついた真田さんが部屋の惨状を見る。
ここで僕は眠らされた。痛みがひどくて消耗が心配だと真田さん
が判断したからだ。
「美鶴? 困ったことになった……」
通信を切った真田さんが荒垣さんに向き直る。
「手配は済んだ。一旦撤収だ」
「だが……」
「血は止めた。病院が動くまで、ここにいてもできることはない」
「俺が運ぶ。影時間のうちに、少しでも病院の近くまで」
「……勝手にしろ。……いいか、俺の知っていることは上に話すから、
何があっても俺はお前の味方だから。忘れるな」
×教われてた
○襲われてた
何てことだ、仇じゃなかった、むしろ恩人だったんだ。
「特別課外活動部を抜けるだと?」
「ペルソナは返却できない、だから薬を使って一生使わねえ」
「正直学園を離れては、わたしたちも君をかばいきれないよ?
せめて連絡のつく範囲にいなさい」
荒垣さんの深い後悔と、二度とペルソナは使わないという決意。
あとの二人も、シャドウとシャドウに支配された人間を区別できな
かったという事態を重く見て、ペンテシレアの探査能力を補助
機材で上げ、探知はその複合体のみを使うことにして素のペル
ソナではやらないことに決めた。
桐条さんも真田さんも、高校生らしからぬ深い人たちなのは、
この事件でそれぞれ悩み、苦しんだ結果なのかもしれない。
(何だ、見ちまったのか)
荒垣さん。
(誰にも言わなかった。むしろお前には知らせたくなかった)
これは荒垣さんの生前の残留思念なのだろうか。それとも
(お前を刺して殺そうとしていたのがシャドウなら、俺はお前が
言った通り無辜の人間を巻き込んだ人殺しだし、万一お前の
母親が正気でしたことなら、お前はこの先人を信じられなくなる)
荒垣さんが居たらこんな風に言ってほしいと思う僕の願望
なのだろうか。
涙があふれて止まらなかった。今見たのは、本当にあった
ことで、中身が一杯つまった生を一生懸命いきてたのが
荒垣さんだったんだ。
(僕がこれからどうすればいいか、わかったよ)
気がついたら暖房が戻っていて、暖かくなったので、天田は
また眠ってしまっていた。
「本当にここでいいのか」
「うん」
すっかり明るくなった駅前。この先の乗り換え経路も言わされた。
天田は自分から、(いないけど)「親とおばあちゃんに」心配
かけたと電話すると彼らに言った。
一晩を暖かく過ごさせてくれた天文ファンの若者たちと別れて、
天田は学園のあるあの街に帰ることにした。
たまり場の、事件現場にもう一度足を向けようとしたところで、
天田は、おとといの朝会った人と真田が立ち話しているのを見た。
こちらを向いていた知らない人が、天田の方を向いていたので
先に気がついて、泣きはらした目とそれを押さえるハンカチを握り
締めていてはすぐに言葉が出てこなくて、身振りで「あの子が
いる」と真田に知らせた。
真田はこちらを向いて、相手の人にちょっと合図してから、
天田に近づいてきた。
「ごめんなさい。探して、くれてたんですね」
「ここに平然と出入りできるのがたまたま俺だっただけだ」
でも、怪我してた僕を助けてディアか何かかけて楽にして
くれたのはこの人だ。
「言っとくが、俺は連れ戻さないからな。お前次第だ。帰る気が
あるなら帰ってこい。戦う気がまだあるならだ。そうでないなら、
親戚のところへ戻れ。何も背伸びして戦いに身を投じなくても、
無理に活動を続ける理由などないだろう? お前には、迎えて
くれる親戚がいるんだ」
「いえ、帰ります。……連れて行ってください」
真田は話し続けていたのを止めた。
「もちろん、謝ります……一杯。許してくれるまで何度も。
今度は、僕が荒垣さんの代わりに、シャドウ制覇まで少しでも
役に立ちたいんです」
「お前……」
「ジャージ姿なのはトレーニング中ですよね? 途中まで付き
合います、僕に合わせてたらトレーニングにならないだろうから、
どこかで待ってます。登校までに一度寮に戻るでしょ? そこで
僕を連れて行ってください」
真田は何かを察したらしく、黙って頷くと、はらはらして見ていた
小柄な人に挨拶した。
寮に戻った天田を見て他の寮生たちが無事を喜んだのは言うまでもない。
その夜。
再び天田を迎え入れた部の興奮が過ぎ、一人で通りかかった
キタローを天田が呼び止めた。キタローはわけのわからないまま
導かれたソファーに、天田と隣り合って座った。
「僕、リーダーさんにも謝らないといけませんでした」
キタローは首をかしげた。天田にリーダーと呼ばれたのは初めてだ。
「僕、荒垣さんに態度悪かったと思います。事情はお聞きになった
と思いますが、母さんの仇だからって、あの人の本当の姿を見ようと
しなかった。あの人は子どもの僕をかばってくれたり、好きそうな
お菓子をくれたりして普通にやさしかったのに」
(やさしい人だったよね、僕の苦しみを軽くしようと、結婚まで考えたほどに)
天田の話は続いている。
「リーダーさんのことも誤解してました。そっけないし、あまり話し
かけてこないし。女の人たちはうるさいくらい構ってたけど、そんな
こともなくて。僕とウマが合わないんだろうと、こっちからもあえて
距離をおいてました。だけど間違いだった、ごめんなさい」
何を言うのだろう。態度悪いとは天田じゃなくてもよく言われるけど……
「僕、母さんのしつけが悪いって言われたくなくて、ずっと気を
はってたんです。正しいことをしてるとこだけ周りに見せよう
って。でも、ちゃんと見ていてくれてたんですよね。見ていて
くれていることを、僕自身には気づかせないで、気をつかわせな
いように、ずっと見守ってくれてたんですよね?」
……それは買いかぶりのような気が……
「もう大丈夫です。今度は、荒垣さんの代わりに、リーダーさんの
ことも守ります、僕が」
天田に忠誠をささげられたような気がする。
しかし二人の仲は、まだ特別なものではない……。
==========
舞台違っちゃいますけど、天田の覚醒は、この晩ということで。
>777
シャイな人ですね、パスをわざと間違えてスレに書くなんて。
jpがjpgでなく順平の略だと気づくまで
延々とパス間違いを繰り返してしまいました。
キタローの着てる緑の胸当ての先はやはりメイド服?
>781
乙です。
スレを私物化しているような気がして
心苦しいので、
他の人の投下があるとほっとする。
791 :
>>781:2006/11/25(土) 23:54:44 ID:tGI1Jc4u
>>790 どーも。反応があるとは思わなかった。ありがとうです。
SEXスレとあるから、こういうものがいいかな、と思いまして。
続きキボンヌであれば、書きます。
乙&乙です
793 :
>>781:2006/11/26(日) 18:25:38 ID:YqCyekwT
思い直して、シャワーを浴びてから、着替えた。
そろそろ、学校に行く時間だ。
「おはよう、墓場」と美鶴に声をかけられた。一瞬、
夢で見た美鶴の淫猥の顔が浮かび、美鶴の顔を直視できなかった。
「調子はどうだ?」
「大丈夫です」
「そうか、無理するなよ」
会長の「無理するなよ」という言葉が、セックスのやりすぎで
無理するなよに聞こえてしまった自分は相当病んでいるかもしれない。
まだ、会長とは特別な関係ではない。
(放課後)
教室の後ろを見ると、ゆかりがいた。思わずスカートをめくりたく
なるが、その思いをグッとこらえて、声をかける。
他の人間に聞こえないように、ゆかりに向かって「屋上行こう」と
声をかける。
ゆかりは一瞬、赤らんだが、すぐに気を取り直し、「いいよ」と
言った。俺の愚息が弾けそうだ。
夢で美鶴にぶちまけた俺の欲望は、とどまることを知らない。
なんだか新たなエロスの悪寒
職人二人ガンガレ蝶ガンガレ
職人乙
保守
大団円まで秒読み。真田編はサクッと行きます。
==
すべてのものが止まる影時間。今夜はタルタロスに行かないので、
皆自分の部屋で大人しく過ごす。
真田はベッドに腰を下ろして、愛用のグローブを磨いていた。ほころ
びを繕うのと異なり、闇の中でも指の感触だけで仕上がりの具合が分かる。
もっとも今夜は闇夜ではない。厚くかかっていた雲が動いて、南側
に広く取ってあるガラス窓から、月明かりが差し込んで真田の顔を
照らし出した。
月のほかに、別の視線を真田は感じている。しかしわざと見返し
てはやらない。なぜなら、誰だか分かっているからだ。俺に用が
ある癖して、こちらの手の区切りがつくまで窓の外でじっと待っている
ような奴はあいつしかいない。
「どうした。入ってこいよ。」
独り言のふりで、実は窓の外にいる存在に真田は語りかける。
「いつまでそこで待ってても、俺は呼んでなんかやらないからな。
用があるんならさっさと入ってこい」
月の光が、少しゆらめいた。
「何を拗ねてるかって? ああ、拗ねもするさ。先へ先へと進む
だけじゃなくちっとは周りも見ろって、さんざ俺に言った癖に、
肝心なところで俺を追い越してお前は……それも二度目だ……」
真田の手の中のグローブが、手ごと、膝の上に落ちる。
「シンジ。二度目だ。文句ぐらい言わせてくれたっていいだろう?」
落ちた手と反対に、真田は顎を上げて顔を水平にした。何かが
垂れて来そうだったから。
「美鶴んところの実験体に応募したとき、お前は怒ったな。お前も
俺に黙って勝手に決めてきたくせに。金なら俺の分があるから
お前は関わるなと。俺は強くなりたかった。けど、お前の理由は
自分じゃなく俺のためだったんだよな。俺にいいコーチのいるジム
という環境をくれるつもりで……」
真田はグローブをベッドに置いて立ち上がった。
「俺はもう高校生では一番強い。でも……もう、お前はいない……
どうして……美紀ばかりかお前まで……俺を置いて……」
真田はとうとう窓に向き直って叫んだ。
「何とか言えよ、シンジ!」
そこにいるならぶつけてやろうと思っていた文句がのど元で
止まった。確かに、荒垣はそこにいた。ただし、思いもかけない姿で。
「どうして入ってこれないか、分かったろ?」
「……ここが二階である時点で、おかしいとは思ったんだ」
「これを渡しに来た。これだけは、次元の壁とやらを超えてそっちに送れる」
「おい。……何を。もう行ってしまうのか? シンジ……」
月明かりに混じっていた白い光がみるみる薄れて行く。
「過去に捕われるのはいやなんだろう? 俺のことも、そうすればいい……」
「嫌だ、行くな!」
咽喉も切れよと叫んだ自分の声が消え行く中に、真田はこう聞いた。
「……ただ、俺がどうするかは、俺の自由だがな……」
電灯がついた。影時間が終わったらしい。真田は先ほどと同じように、
ベッドに直角に腰掛けている自分に気がついた。
目の前の板張りの床に何かが落ちている。トランプより大きめの
プラスチックコーティングされたカードだ。それは、以前キタローに見せ
られたペルソナカードに片面がよく似ていた。もう片面、ペルソナの
絵柄があるはずの面は白紙だ。
「コレを使うかどうかはお前の自由だ、と言いそうだな、シンジなら」
何の気なしにカードを指で弾いてみて、我に返った。もしかしたら
これは遺品なのだからそんな扱いをしてはいけなかった。引き出し
から新品のハンカチを出してそれで包み、大事に制服の胸ポケットにしまった。
これはカストールだったものだ。もう自分は使えないからとカード
にして真田によこした。だが、ペルソナは使う人間を映す。荒垣には
カストールだったものが、真田が召還してもそうなるとは限らない、
たぶん別のものになるだろう。
真田はわくわくしてくるのを感じた。
(見ててくれよ、シンジ……)
====
あっしまった、もしかしてネタわってしまった気がする……。
次回から最終話の予定で。
799 :
名無したんはエロカワイイ:2006/11/28(火) 00:00:50 ID:QdWR9PoW
おk 期待
涙
GJ!いい感じだ
個人的には真田編が一番よさげだ
職人乙
次スレはたてるのか?
レスさんくす。さすがに今日は眠気が酷いので投下は休みます。
>次スレ
自分のシリーズはあと1話なので
まずこのスレ内で終わると思うし、元もと過疎スレだったし、
全年齢板でこのスレタイという矛盾もあるので、
次スレは立てなくてもいいんじゃないかと思うのですが。
>781=793さんという新たな職人さん次第かな。
それとは別に、キャラを特定しないペルソナP総合SSスレとしてなら
あってもいいとは思う。
複数キャラが絡んだ話だと
「それは○スレに投下した方が・・・」
とかキャラスレで言われてた人もいたしね。
そういう利用の仕方なら、そろそろテンプレ整備始めないと
980に間に合わないと思う。
総合SSスレを立ててにぎわうかどうかは自分にはわからないけど。
ペルソナ総合じゃなくてP3総合の方がいいと思う
今でもP3アンチって結構いるし、ペルソナ総合にしても
殆ど投下が3になったら1とか2を投下したい人が、投下し辛くなるんじゃない?
つーかP3厨は総合とか何とかスレタイつけても
P3専用スレだと勘違いするからな。絶対に総合化は無理だ。
いや、俺はむしろ旧作の方が好きだから(P3も好きだけどな)
この板の他スレだけど異聞録で連載してる人がいてさ
誘導されたら嫌だなって思ったんだよ
エロパロ見てると住み分けした方がいいと思うんだ
すまない。
「ペルソナ3総合SSスレ」と書いたつもりが、
3がPに入れ替わってた。
さすがに現状では異聞録や罪罰と合流は無理でしょう。
798の続き。
========
することがないので早めに就寝した。そのせいだろうか、一度目覚
めたらまだ夜中なのに目が冴えて寝付かれない。キタローは布団か
ら出て、ベッドに腰掛け、裸足の足をぶらぶらさせて窓を見上げた。
(おととい……いや、四日前まではあの人が隣にいたんだよな)
荒垣が来る前は普通に一人で使っていた個室。今は何だか広す
ぎて、隙間風に囲まれている心地さえする。
いつまでもこうしていても仕方ないと、布団に入り直すために窓に
背を向けたとき、雷光のような光が壁面全体から差し込んだ。
雷ならば一瞬、しかしこの光は消えない。振り向いたキタローは
それが何か認めた。
「荒垣さん……」
荒垣は全身輝いているせいでまぶしくて顔立ちもよくわからない。
「肉体っつう器がなくなっちまったせいでこんなに広がっちまった参った」
端は周囲の空気に溶け込んでいるので境界がはっきりしないが、
窓から覗く範囲では全身分は四階建ての寮と並ぶくらいになるだろう。
「もう行くんだね……とっても良いところへあなたは行けるんだ……
よかった……」
守ってくれると言ったのに途中で放り出すなんて酷いじゃないか
とか、何でペルソナを起動しなかったのとか、それ以前に天田君と
のいきさつも話してくれてないなんて本当に夫婦だったのかとか、
言いたいことはいろいろあったけど、涙ばかりあふれて言葉は咽喉
につまって出てこない。
「入れてくれるか?」
「窓を開け……え?」
今度は生前のままの身長で、既に部屋の中にいた。ただ、存在の
密度が一層濃くなったせいだろうか、まぶしすぎて見ていられない。
「……こんなこと言うのも何だけど少しは出力落とせない?」
「入室許可もらったからといって全部入るこたぁねえ、一部だけにしてみるか」
今度は、どうやら正視できる明るさになった。ただし、外も明るくなったままだ。
「すまんな、この形態になって日が浅いモンで、まだ勝手がよく分かってねえ」
「……荒垣さん、自分の方が天使になっちゃって……」
キタローは泣き笑いをした。
======
本日はこれだけで。
真田が見たものは、キタローの視点で初出にしたかったので
真田編では描写を抜かしました。
倶楽部の公式設定と既に違ってきてますけど気にしない。
GJ!
そして回復おめ
オラの尻が一番えっちだべさ!
(⌒ ⌒ヽ
∧_∧ (´⌒ ⌒ ⌒ヾ
( ) ('⌒ ; ⌒ ::⌒ )
( ̄ ̄ ̄ ̄┴- (´ ) ::: )
| ( *≡≡≡≡≡三(´⌒;: ::⌒`) :; )
/ / ∧ \ (⌒:: :: ::⌒ )
/ / / \ \ ( ゝ ヾ 丶 ソ
/ / ( ̄) | |\ ( ̄) ヽ ヾ ノノ ノ
/ ( ノ ( | | \ ノ (
⊂- ┘( ) └--┘ ( )
UUUU UUUU
813 :
名無したんはエロカワイイ:2006/12/07(木) 21:11:03 ID:Eca5CvRX
なるほどなー。
809の続き。
========
キタローは泣き笑いをした。
「良かったね、あなたはこれから、とても良いところへ行けるんだ。
あなたの後ろに、すべてを浄化するような光が見えるよ」
人間が水の中にもぐり続けることができないように、今の荒垣が
この世に留まり続けることもおそらくかなり労力が要るだろう。もう
天国とか、そっちの方へ昇ってしまう方がずっと自然で楽なはずだ。
「すまんな」
「何で? 何で謝るの、何を謝っているの?」
「お前との約束は果たせなかった」
「そんな……! だって、無理だったんでしょう? あの薬とか……」
「全部聞いたんだな……」
荒垣を包んでいる白い光が苦笑するように揺らめいた。
「自分のしたことだ、ツケは払わないといけねえ……だが、現世では
無理だったが、本当の意味でお前を守ってやることがこれでできるようになる」
「嘘だ、……」
涙で咽喉がつまってキタローはうつむいて顔を拳で一度拭った。
「もう一緒には居られない、側にいてもくれない癖に……あなたはっ!」
未練を断ち切るためにあえて言い放った。
「早く行って! 俺があなたなしで早く平気になれるように!」
これ以上荒垣を見ていれば見ているほど、一緒について行きたく
なってしまうから。
「本当なんだ。……ちょっとだけ、試してみるか?」
荒垣から金色の光の粒が流れて、キタローのパジャマの胸にかかり、
そこで跳ね返ってキタローの表面で散らばった。
「ピーターパンって本当だったんだ……」
「何だそりゃ……ああ、ディ○ニーか……」
アニメのピーターパンでは、寝巻きを着た子どもたちにピーターが
金色の粉をかけると空を飛べるようになる。荒垣は映画を見たことは
なかったが、今なら、人類が持つすべての知識を集合的無意識を通じて
利用できる状態なのだった。
キタローは荒垣に抱かれて、これから荒垣がそうなる状態を体験していた。
===================
<chirasi>
倶楽部&資料集の発売とフェス発表で怒涛の
数日間でしたが、脂肪確定なのか……
そりゃ人間離れした能力を発揮してくれちゃったけどさー。
それなりに可愛がって育てたのに
ラスボス封印したら力尽きてたなんて酷いよ。
後日編ではアイギスより、キタローが幸せな日常を
過ごしているところが見たかったな。
</chirasi>
ところで、この話では、
後で荒垣さんとは合流できることを匂わせるような
書き方をしてもいいのかな?
自分の作品なんだからおまいさんの好きなようにしていいんじゃね
次回も期待してるぜ!
>>14-241の奴書いたものだが、まだこのスレが残っていたとは…
フェス記念に時間があれば続き書いてもいいかな?
>>819 あなたのその言葉を待っていた!
是非書いて下さい
821 :
名無したんはエロカワイイ:2006/12/14(木) 03:32:03 ID:KPsw8Q9s
きたああああああああああああああああ
今すぐ書け!
>>819 うぉぉおれはぁあ!うぉまぇをぉお!むぁっていたぁああ!!
ネ申!!
期待しております!!
>819
あ、復活おめでとうござます。楽しみにしてます。
流れを読まずに
>>815の続き。
=========
肉体の殻から開放されたここからは全世界が見渡せる。見たいと思うところに
意識を向ければ、すぐそばから部屋の中が見える。勉強をしている者、
テレビを見ている者、喧嘩していたりトレーニングしてたり、誰もが自分の
生活を営んでいる。
愛し合っているカップルもあった。しばらく目を留めて、キタローは
「前に順平に聞かせた演技、あれ全然違ったよね」
と荒垣を振り返った。
「そういやそんなこともあったな」
荒垣は樹齢数百年の大木のようにキタローに寄り添っていた。
「もう今は体は治ってるんだよね?」
「気持ちよくしてやるなら可能だがな。簡単すぎてつまらねえ」
小さな光の点が弾かれてキタローの胸に飛び込んだ。ほとばしる光が
上下に貫いて、線香花火のように消えた。エクスタシーと言えば言える
のかもしれないが、確かに簡単すぎてつまらない。
「第一今の俺には余ってるところも欠けてるところもねぇ……」
荒垣さんはどこもかしこも光っていて、ブツがあるならどの辺りかもよ
くわからない。
「今、お前は俺ん中にいるんだ。……魂だけだがな」
「ねえ荒垣さん、あれは何?」
荒垣の向こう側に、色あせた記憶が見える。良いものではないが、
大切にしまってあるような感じだ。
「見ても構わねえが、大して面白くもねえぞ」
キタローは”それ”に注目した。
赤い髪の少年と銀色の髪の少年が並んで歩いている。赤い髪の子は、
背中に小さな女の子を背負っていた。
「いつも美紀のお守りさせちまって、悪いな」
「何で実の兄貴より俺の方にまとわりつきたがるんだろうな」
「だってそれは俺だってそうだもの。なあ、シンジも一緒にこっちへ来ないか」
「きょうだい揃って迎えてくれる親がいるんだ、お前はあっちでがんばれ」
ああ、これからあと少しして、厨房から出た火事で孤児院が燃えて、
真田先輩の幼い妹さんが死ぬんだ。
「美紀、美紀……!」
「よせ、火の勢いが強すぎる、お前まで燃えてしまう!」
「あっと言う間だった、手を握り直す暇もなかった、いつも持ってたヌイグ
ルミを忘れたと言って……」
サイレンと張り合えるほど号泣する真田先輩を支えて、炎をじっと見つめ
ていた荒垣さん。
次の場面は、もっと幼い。五歳ぐらい? ガリガリにやせた子どもが木の
ベンチに座っている。同じくらいの子どもが、幼い妹の手を引いて近づいてくる。
「あのね、僕、あきひこ。こっちは妹のミキ。名前、何ていうの?」
荒垣さんは自分の名前も年も言えない。
母親らしい女性がなくなって始めて、存在が当局の知るところとなった
生い立ちの荒垣さんは、それまで戸籍すらなかったのだ。
またもっと昔。小さな子どもが台所をひっくり返している。何かすぐに
食べられるものはないかと探して。ビスケットやクッキーがあれば御の
字だが、生のインスタントラーメンでもいい。仕事に出かけた母親は
食事を作り置いてくれなかったので、腹が減れば自分で何かみつけて
貪り食うしかない。
バシッ、いきなりはたかれて小さな身体は部屋の端に吹っ飛ぶ。
「またこんなに散らかして。片付けるの誰だと思ってるの。盗み食いも
したね、本当に悪い子」
後の孤児院生活でも、規則正しく食事が出てくるという状況を長いこと
実感できなくて、台所に忍び込んで盗み食いする癖が抜けずに叱られ
た。これも、荒垣さんに養親が決まらなかった理由の一つだった。
胸が痛い。
「見せない方がよかったな……これも俺だし、お前を連れてくる予定はなかったから特に消さずに置いたもんだったが」
「ううん……見せてもらってよかった。でも、生きているうちに知っときたかった」
心臓が痛い。
「いかん、そろそろお前は限界だ。離れている時間が長すぎると戻れなくなるぞ」
自分の部屋に瞬間転送されたかと思うと、寝ている自分の姿が見えた。その
自分を見ている心臓からピンク色の
筋が伸びて、寝ている自分を包む雲と繋がっている。
まばたきする間に自分は荒垣さんと分離して、またベッドに座って天使に
なりかけの荒垣さんと対面していた。
=========
次回で終われるかな?
つ、つづきをお願いしますであります
828 :
名無したんはエロカワイイ:2006/12/17(日) 22:53:11 ID:LRy8pb6T
そうと決まれば保守るよー
保守。
冬コミ原稿上がった♪
次回は23日頃に書きに来る予定。
その前に、ひいちまった風邪を
治さないとな・・・
素敵なスレを見つけてしまった…
>>830 つ トイレ
木星が呼んでるので保守
>>830 つ保健室の怪しい薬
834 :
名無したんはエロカワイイ:2006/12/22(金) 18:32:17 ID:GTx++eon
リク
つ「お神酒の勢い」
リクとか・・・場所まちがえてるし
キャラ全員高校生(相当)だし
あと、個人的に酒を言い訳にコトに及ぶのは
かっこよくないと思う。
>>830 風邪が治るようにいいもんやるよ!ちゃんと食うんだぞ!
つ『ミステリー弁当』『粥だったもの』
お見舞いありがとう・・・
風邪ながびいてやばい。
年とると本当やだね。
微熱さえも出ないでダラダラ体力だけ落ちている。
また月曜に半休とって医者いかないとな・・・
>836
「粥だったもの」は昨夜食った。
(インスタントのパック)
湯の量を間違えて湯の表面に
凍りモチの戻しそこないが浮かんでる風情だったぜ
フゥーハハハー
このテンションだとクリスマス向きの話には
どうなってもならんので待たせてすまないが。
保守たのみます。
>>837 ごめんね『粥だったもの』食わせてごめんね
俺も風邪ひいたんだけどまさに自業自得ってやつだったぜ
フゥーハハハー
保守
840 :
名無したんはエロカワイイ:2006/12/27(水) 13:40:26 ID:0MxdCCzW
風花と風呂でセックス
ゆかりと自分の部屋でセックス
千尋と千尋の部屋でセックス
順平と順平の部屋でイチャイチャする夢を見た
マジレスすると犯人のテンタラフー
842 :
名無したんはエロカワイイ:2006/12/30(土) 08:34:23 ID:wAQyaG98
保守
コミケで本売ってきました。
ペルソナ3のコスプレイヤーさんいろいろ見ました。
明彦とかジンとか。主人公とガキさんは二人くらいいました。
タカヤがいたのにはびっくりしました。
女の子キャラは見なかった。まぁあの子たちの特徴は
服じゃなく性格(ゆかり)とか髪型(美鶴)とかですし。
三次元化してもいまいちコスプレっぽくないかもしれない。
風花・天田は別の問題があって、
(男女ともに)成人は身長で無理そうですしね。
風邪ようやく治りましたが風邪で遅れた仕事が押してます。
年またいでしまうとは思いませんでした。
代わりに、次回登場させる予定のガキさんの台詞を送ります。
各自脳内変換してお聞きください。
「もうお前の側に立ったり、手を握ったり
抱きしめてやることは叶わなくなった。
けれどいつでもお前の側にいる。
俺のことは早く忘れろ。死人に捕われていて良いことなんかない。
俺は世界の一部になって、お前を包む空気になって
いつも側にいる。必要なときだけ思い出せばいい。」
では皆さん、良いお年を。
844 :
名無したんはエロカワイイ:2006/12/31(日) 04:19:18 ID:YL9MODs0
タカヤがいたのか…
ワロス
845 :
名無したんはエロカワイイ:2007/01/02(火) 22:39:44 ID:KDIbfreT
たのしみだのう
ちょっとだけ>826の続きを進めます。
===========
「これを渡しに来た」
輝きがキタローの前に伸びて、退いたかと思うとペルソナ
カードが一枚宙に浮いていた。キタローが手に取ってみると
それは、絵柄が灰色に抜けたあの奇妙なカードだった。
「勝手に持ち出してすまん」
「気づかなかった……」
「手クセの悪いのが役に立ったな」
荒垣が静かに見下ろしてくる視線を感じている。
「俺はここから逃げ出した何かを戻そうとした。カードに残る
匂いのようなものを追って、そして見つけたんだ、そいつが
何であったか」
キタローはふと不安になった。光輝く、荒垣だったものは
先刻より明らかに自分から遠ざかっている。荒垣さん。
どうしたの。行かないで。キタローの胸の中で泡のように浮か
んだ言葉は、だがどれも口にされることはなかった。
荒垣は今最後の力をふりしぼって大事なことを告げようとしている。
自分の感傷で邪魔をしたり時間を無駄にしてはいけない。
==========
847 :
名無したんはエロカワイイ:2007/01/03(水) 14:24:29 ID:Zp4/88pL
糞スレかと思って開いたら、
凄く(・∀・)イイ!スレ
っつーかこのスレタイ印象悪すぎやろー
セクシーならおっけーだったのか?
ここはペルソナ3の二次創作の小説スレ?
クソスレを再利用してるだけじゃね
スレタイからして糞スレまっしぐらの筈だったのに、神職人の気まぐれで良スレになり、
dat落ちの危機も神保守のお陰で免れ、時々小ネタもはさまれながら
今まで生き延びた
ネ申 ス レ で す 。
853 :
名無したんはエロカワイイ:2007/01/05(金) 15:12:49 ID:D7P0Cf8S
コンセントレイトしちゃうぞ!
あれだな、ぶっちゃけ読み手にとっては、中の人なんてどーでもいいんだよな。
つーかしゃしゃり出てこられるとすげ−なえる。
アニメとかで声優の姿を見ちまったときに似てるな。
実態を知ってしまうと以後素直に楽しめなくなるわさ…知らぬが華ってな。
じゃあ判り易く実例を挙げるからそのちっちゃい脳ミソに叩きこんどけよ。
@職人はスレ立てすんな…大体そいつの個人スレになるからな。
A投下予告&投下後のあとがきすんな…どこの大先生ですか?誘い受けとか虫酢が走る。
B感想に全レスすんな…お前は生徒を受け持つ先生か?
C序盤だけとか細切れ投下すんな…半端な代物で反応を見ようなどと…姑息にすぎる。
Dコテハンで雑談すんな…自己顕示欲強すぎでうざい。
E自分のサイトもってるならそっちでやれ…以下同文。
F叩かれたからってすぐに消えるな…だったら最初から来るな。
>>854 お前は優しい奴で、他人の悲しみを分かってやれるやつだってことは分かった。
え?はい。今すぐROMります。
久しぶりに書き込みたくなったんで、フヒヒすみません。
今までスルーしてたけど、確かに人気作家気取りの◆3By.1wnG6Aの自分語りは目に余る
次回のシナリオ相談したりされても、俺らは編集じゃないし、
「今日の巨匠」のサイトじゃないんだから、コミケに行っただの日報なんて誰も求めていない
肝心のSSも、パクリもののセリフとセリフの合間に事実が進行しているだけで、
はっきり言ってつまらない、つか、ちゃんと読んでない
それだけにコテハン語りのところだけが余計に目立ってしまう
◆3By.1wnG6Aだけのスレでしょ
ここは氏の専用スレだったのか?
知らなかったとはいえ悪いことをしたな
謝罪するから、氏が快く受け入れてくれることを祈る
続きが気になって仕方がない、職人を待ちわびる俺がageますよ
邪魔だからこのスレageんな!ミーミーが下がる
文句しか言えない気違いは消えてくれ!
一人の私物スレになってるって言うなら見なけりゃ良いだろ。
クソスレにしかならないはずが2人のネ申によって奇跡の良スレになったのに!
864 :
名無したんはエロカワイイ:2007/01/08(月) 12:21:08 ID:wzw1yzO0
嫌なら見にこなきゃいいのに、何でグチグチ文句垂れるのかなぁ
>>854の言うことはまあ解るんだが、
>F叩かれたからってすぐに消えるな…だったら最初から来るな。
ココだけ気になる。
叩かれても気にせず投下を続けろって意味?
作品の出来にもよるだろうけど、投下前・投下後、雑談コメントって、
洒落にならない位、結構ウザいものがあるんだよなぁ…
自分も長編描いてた時、最終回であとがきコメント残そうとかしたんだけど、
投下の直前になって内容が痛すぎる事に気づいて止めた。てか止めて良かった。
いやまぁ、「そういう事は作品で語ればよかったじゃん野暮だよ野暮」ってのもあったんだけど。
Fのやつは『荒らしに変貌するな』って遠回しな意味だととった。
ここに来る前は、某板で他の人の作品を楽しんでたんだけど、ちゃんといたよ…。
自分の作品があまりに叩かれるから、逆ギレして荒らしになった奴ら……。
いや肝心の作品の出来は、どれも最悪だったんだけどね。
今はどうか知らないけど、多分そいつらもう通報食らったと思う。
ペルソナ3スレ住人の人達は、みんなとても良い人達ばかりですね。
思わず本音をベットリと、吐き出してみたくなりました。
こんばんは。
作品以外は書くなってことなのかな?
スレッドの雑談に混じりたければ
トリップ外して名無しの一人に完璧に
擬態できないとだめってこと?
コミケの話はやりすぎだったと認める。
興味ない人は興味ない話題だしね。
でもこのスレで書き始めてからも
風邪引いて心配してもらったり
粥もらったりしてそんなことが
書き続けるモチベーションにつながってるんだよね。
前の方の保守ネタが面白くて、
保守がわりに何か書いて残しておこうという色気もあった。
完璧外したみたいなので柄に合わないことはやめます。
元々ここの雰囲気が気に入っていついてしまった訳だけど
あと一話、それだけ書く時間が今どうしても
今取れない。
かといって、三月まで放置したりしたらここは
たぶんもう終わっているだろうしね。
がんばって暇みつけて何とかしようと思います。
話はできてるの。
書く時間がとれないの。そんだけ。
次にこのトリップで書くときは
話が進むときです。
保守はお任せします。
それから、予想外の事態が起こって
万一ここが埋まっても
私は次スレは立てません。
必要だと思った人が立ててくれればいいと思ってます。
頼むから話投下しないなら静かにしてくれ…
書き手は黙々とSS書いててくれれば満足だと皆思ってるから
>>こんばんは。
こんばんわ。
>>作品以外は書くなってことなのかな?
>>スレッドの雑談に混じりたければトリップ外して名無しの一人に完璧に擬態できないとだめってこと?
そのとおりです。
>>コミケの話はやりすぎだったと認める。興味ない人は興味ない話題だしね。
コミケに興味がないのではなく、あなたがコミケに行ったという話題に興味がないのです。
>>でもこのスレで書き始めてからも風邪引いて心配してもらったり粥もらったりして
>>そんなことが書き続けるモチベーションにつながってるんだよね。
そもそもあなたが「風邪を引いた」なんて不必要な近況報告しなけりゃ、心配を掛けることもなかったんですよねw
>>前の方の保守ネタが面白くて、保守がわりに何か書いて残しておこうという色気もあった。
>>完璧外したみたいなので柄に合わないことはやめます。
是非そのように取りはからってください。お願いします。
>>元々ここの雰囲気が気に入っていついてしまった訳だけどあと一話、それだけ書く時間が今どうしても今取れない。
>>かといって、三月まで放置したりしたらここはたぶんもう終わっているだろうしね。
>>がんばって暇みつけて何とかしようと思います。
>>話はできてるの。書く時間がとれないの。そんだけ。
こういう余計な書き込みをするなってことを指摘されてるのに……読解力がまるでないようですね。
>>次にこのトリップで書くときは話が進むときです。保守はお任せします。
>>それから、予想外の事態が起こって万一ここが埋まっても私は次スレは立てません。
>>必要だと思った人が立ててくれればいいと思ってます。
今度は脅しですか?
「ここを落としたらもう俺様の作品は読めなくなるぞ。それでもいいのか」って意味にしかとれないですよ。
別に無理して続きを投下しなくったっていいんじゃない?
原稿料貰って大手出版社の有名雑誌に書いているわけでもなし、誰にも迷惑なんて掛からないから安心して打ち切りなさい。
そもそも大して面白くもない妄想文に、2,3人の読み手が騒いでいるだけだし、読めなくなっても何の影響もないよ。
大先生を気取るのもいいが、少しは大人になって自分を見つめ直してみれば。
3年後の君が今の君を見たら、死ぬほど恥ずかしいと思うことだろう。
どうでもいい。
アンチは消えろ 嫌なら見ないかスルー汁
それとも他人を叩く事に生き甲斐でも感じてるのか?
874 :
名無したんはエロカワイイ:2007/01/09(火) 18:29:58 ID:WBJ9VEM7
それより俺は風花千尋の話の続きが楽しみで夜も眠れないよ
それならば保守ネタでもひとつ。
風花orコロマルスレに投下したら叩かれそうなネタを……。
風花「(良かった、ここまでは敵の反応は無いみたい…。
ん?なんだろこれ……何か書いてある。)」
『この落書きを見て、後ろを振り向いた時、お前らは 』
ゴゴゴゴゴゴゴ……
風花「(………。)」
スッ
『 死 ぬ 』
ゴゴゴゴゴ………
風花「(……前方に敵の反応は無し。後ろは…え、これはストレガ!?
うそ!?私のユノにはさっきまで何も反応は無かったはず!)」
ジン「………。」 ニヤリ
風花「(あ、手榴弾が!)
順平君、コロちゃん、危ない!!」
876 :
名無したんはエロカワイイ:2007/01/09(火) 19:53:52 ID:DsRyFkyD
書き手にしろアンチにしろ恥ずかしいと思う俺参上
どっちも自己満足(オナニー)でしかないからな
ドゴッ!!!
順平「ぐあっ!」
コロマル「キャインッ!」
ドガアアアアアアンッ!!!!!
順平「痛って…何すんだ風花……それに今の爆発は?おい、風花、どこだ!」
コロマル「ガルルルル……」
ゴゴゴゴゴゴゴ………
順平「お、おい……。なんだよ、この腕…風花!どこだよ!」
ゴゴゴゴゴ……
順平「風花ーーーーーーーーッ!!!」
>846の続き。
携帯で書いてたからちょっとだけだけど。
===========
「俺はそいつを見つけた。カードに残る匂いのようなものを辿って」
荒垣は話し始めた。
「そのままそいつをカードに戻せればよかったんだがな……」
普段でも低い荒垣の声は悪い報せを告げるぞと予告するかの
ように一層暗い響きを帯びていた。
「できなかった。お前の中にいる間に、それは育ってしまったんだ。
それに、まだ自分が何だったのか自分でも忘れたままでいる。
無理やり事実をつきつけて、ここへ戻れとは、俺も言えなかった」
じゃあ僕は一生このままなのだろうか。荒垣を遮ってはいけない
ので、キタローはそう思っただけで口には出さなかった。
「お前は直ぐにでも男に戻れる。ペルソナを合成……だったか?
……してそのカードに上書きしさえすれば」
キタローの内心を読んだかのように、荒垣はそう言った。
「だが……」
荒垣は言い淀んだ。
「どうしてお前が女の子に変わったかその理由もわかった。
それは、今までお前の中にいて、今は別のところにいるソレに関わっ
てくる話だ。そいつは”死”を司るもの。死が人間からマイナスされて、
お前は代わりに生み出す力を得た。そういうことだ」
ではこの胸は、実用品でもあったのか。キタローはパジャマを押し
上げている巨大な膨らみを見た。あのまま荒垣と結ばれていたなら、
別の未来が本当にあったのかもしれない。
「そのままでいる限り、お前は死ぬことはない。だが……」
荒垣の声はほとんど聞き取れないほど低くなった。
「”刈り取る者”が、どこにいても必ずお前の許に来るように、
いずれそいつも必ずお前の許にやってくる」
===========
>今度は脅しですか?
違いますよ。書いた通りです。
先を読めないかもしれない、というのが脅しになるのは
有難くも続きを読みたいと思っている人に対してだけなのだから。
アンチや荒しには痛くも痒くもないわけだし。
そうならないよう、できるだけのことはするつもりです。
話進めれば何言ってもいいってもんじゃないぞ
881 :
名無したんはエロカワイイ:2007/01/09(火) 23:49:38 ID:bOJq0/b4
結局、相手が目の前にいない事をいいことに
他人に喧嘩を売り、批判をしまくるだけみたいだな。
色々な板やスレを見てきたがここも一緒か、失望した。
どうでもいい・・・
風花千尋の作者ガチエロここじゃ駄目ってことで消えちゃったんだよね
そんなんどうでもいいから投下してほしかったっすw
>889の続き
===========
キタローは黙ってベッドから立ち上がった。
荒垣が居るはずの窓に背を向けて勉強机に向かうと、机の
平ひきだしから何かを取り出した。
キタローの手の中でカチリと音がした。キタローはそれを、
召還器を向けるように自分の首筋に当てた。
「おい……」
荒垣のうろたえたような声がした。キタローが右手に握ってい
たのは刃を出したカッターナイフだったからだ。
今これをつき立てて命を絶っても。
荒垣さんと一緒には逝けない。
キタローは手を下ろして、荒垣を振り返った。
「余程の勢いがないと、自殺なんてできないね。俺には無理だ」
そう言ったキタローには表情が拭い去られたように消えていた。
今は時期ではなかった。生きるための本能というものは、
細胞の一つ一つに通っていて、刃を突き刺そうとしてもその動きに
全身が逆らうのだ。そのとき、荒垣の中にキタローの目が何かを捉えた。
「それは何?」
==========
つまんね
ってかさセクース体験平均年齢が17なのはわかるが高校生が制服でラブホに入れないだろ
最近モナー戦争まとめて読んだせいか、ここの職人に対するレスの冷たさにがっかりした。
確かに近況とか日記のようになってて2〜3行にしとけとは思ったが。
折角最初の頃の職人さんも戻ってきてくれそうだったのに、投下しにくいかんじだな。
続き待ってるので、職人さんがんばってください
批判レスが連続すると直後に擁護レスが挟まるな
作者は黙って話書いてろってのが読めなかったか?
そうやって職人追い出して楽しいんだろーなー
まぁ変な人は気にせずどうぞ!
どうでもいい。
RPG板で変なスレタイの見つけた。
ここが埋まった時のことは心配しなくてもいいようですね。
>883の続き。
===============
「それは何?」
荒垣の中に、黒い電気石の塊のような何かがちらりと見えた。
その重い黒がキタローの胸の中をみるみるうちに真っ黒く染め
上げた。怖いのだ。
さっき荒垣さんと一体化して飛んでたときに、彼の過去を
垣間見たが、今見えたのは新たなイメージで、もしかして未来
なのだろうかとキタローは思った。少なくとも荒垣の中にある
ものだから、荒垣さんは既に見ていて知っている何かなのだ。
避けられない、黒い未来。
「お前はだめだ。知りすぎても良いことはない……」
荒垣は手を回してそれを光のなかに隠してしまった。
「パンドラの箱の話を知っているだろう、希望は残しておくものだ」
その黒いものはよく分からないままになった。そのときまた別
のイメージが見えた。たった一人で、宇宙を漂う、自分。
どうして一人なんだ。
みんな、一体どこへ。
キタローは思わず身震いをした。おかしいな、まだ十月なのに。
こんなに冷え込むはずはないのに。
「お前に見せないように、十分遠ざかったつもりだったが、
ぬかった。大丈夫か?」
荒垣はキタローの様子を見ていたらしかった。
「外出するときに羽織るマントがあっただろう。あれを取ってくるといい」
「僕が取りにいってる間に荒垣さん消えてしまわない?」
「ああ。まだ大丈夫だ」
キタローは言われた通り一枚余分に羽織って震えが止まった。
「前に聞いたことがあるが……まだ、つらいか?」
キタローは唇を噛んで、どう答えようか少し考えた。
あれは九月末のことだった。ロビーで荒垣さんと話して、今の
暮らしをどう思うかと訊かれたんだ。
楽しい? 自由? 忙しくて充実している? どれも違うなと
言葉を捜している間に勝手に口からは「つらい……」と出ていて
それを聞いてから、本当にそう思っていたらしい自分に驚い
た。「甘ったれんじゃねえ」と叱られると思ったのに、(今知った
荒垣さんの生い立ちからすればなおさらだ)そうはならなかった。
「そうか……つらいか……」
コートのポケットに手を入れたまま、荒垣さんは唸るような声を
出した。あのあと、何と言われたっけ。「大丈夫だ、じきに良い
めぐりあわせもある」そんなようなことを言ってたような気がする。
その言葉は荒垣自身の体験から来るものだったのだろうか。
あれからひと月経たないのに、状況はよくならず、荒垣もいな
くなってしまう。
桐条先輩と真田先輩に、もうだめかもしれないと訴えて助けを
求めたのが、数ヶ月昔に思える。先輩たちと話して、少し楽にな
ったと思ったのに、もう肩の荷を何もかも下ろして楽になってしま
いたいとまた思ってしまう自分がいる。
「もうお前を抱いてやれない」
荒垣の声は神々しい響きを帯びた。
=========
GJ!
続き楽しみにしてるよ!
次の場所で住民に迷惑を掛けることになるだけってのが
どうもこのアフォには理解できないらしい
自己中も大概にしなさいな
書きたい人は書けばい。
批評したいやつも書けばいい。
煽り煽られ、それが2ch。
仕切るくらいだったら自分が投下しろと言いたい。
>891の続き
===========
「もうお前を抱いてやれない」
荒垣の声は神々しい響きを帯びた。
「俺にはもう抱きしめる腕も、髪を撫でる手もない。
隣に並んで歩いていくこともできない。」
キタローは思わず立ち上がって窓に駆け寄った。
「だが、これだけは言える。
いつでもお前の側にいると。
お前は忘れてしまうだろう。存在を感じられない男はいないのも同じだ。
むしろ忘れてしまうのが自然だし、死人に捕われていて良い
ことなんか一つもない。
俺は世界の一部になって、お前を包む空気になって
いつも側にいる。必要なときだけ思い出して力にすればいい。」
キタローは窓枠にすがり付いて外を見た。
荒垣だったものはまた少し遠ざかったように見える。
「頼みがあるが……」
「何」
荒垣が先をなかなか続けようとしないのでキタローは促した。
「その……その乳をくれないか」
「いいよ」
即答してキタローはパジャマの前を止めているボタンに手をかける。
「いや、そのままでいい」
「どうやって持って行くつもり」
「それより……何に使うのか訊かないのか」
「荒垣さんが妙なことに使うはずないもの」
「妙なことか……」
荒垣は苦笑したようだった。
「賽の河原って知ってるか。生まれて間もない赤ん坊がたくさん、
腹を空かして泣いてる。自分が死んでいることにも気づかずに。
俺はその辺りをかつて通った。これから先へ行く前に、全員は無理だが、
俺に気づいた奴だけでも乳を飲ませて、安心して眠らせてやりたいんだ」
荒垣はまた少し黙った。
「どうしたの。もう、行かないといけないのじゃないの?」
「考えてた」
何を、とは聞くまでもない。荒垣がまっすぐ自分に向い
ているのを感じるから。
やがて光が大きく揺らめいた。
「ところで、ドアの外に誰か居る気がしないか?」
「居ないと思うけど。鍵もちゃんとかかってるし。見てこようか?」
キタローは窓から離れて部屋の鍵を一度あけて外を覗
いて、また荒垣を振り返った。
「誰もいないよ。空耳じゃ?」
キタローが向き直って正面が窓に向いたタイミングを
荒垣は見逃さなかった。
「すまん、耐えてくれ……」
キタローが最後に聞いた荒垣の言葉は、呻くような、
祈りのような呟きだった。拳ほどの大きさの光の塊が突進して
まともに腹に入った。突然のことで、キタローは逃げることも
避けることもできなかった。
キタローは身体を二つに折ってその場に倒れこんだ。その
背後で、少しドアが開いた。
====================
批判されているのはつまらない作品もだけど
むしろ人格の方が問題視されていることに一刻も早く気付いて欲しい
作品にも作者の傲慢で独り善がりの人格がじっとりと滲み出てるよ
諭してやろうとか何様のつもりだよw
こっちは楽しみにしてるんだからほっといてくれ
荒らしはスルーだ。
それよか
>>898のSS楽しみだ。
もう諦めろ
何を言っても荒らしで粘着で変な人だ
もう2ch自体が差し押さえされて終わるけどな
904 :
ふっむy:2007/01/12(金) 17:42:58 ID:eAJMHoLW
初代戻ってきてえええええええ!
901
大人だな
>898の続き。
========
あまりの衝撃に一瞬息が止まった。キタローは今起きたことが
信じられなかった。
(荒垣さんが殴るなんて)
たとえば靴下に詰めこむとして、光をどれだけ集めれば
拳と同じ堅さになるだろう? 普通の生活で一番明るい光は
太陽光だが、眩しくて目が痛いということはあっても一瞬で殴ら
れたような衝撃を与えられることはない。荒垣は自分の一部を
固めてロケットパンチのようにキタローに打ち込んだのだった。
ただ殴られたのなら静かにしていればやがて痛みは消えて
行くはずだ。逆に痛いところが広がっているみたいのは、端が
解れたセーターの糸を引っぱり続けているように、どこか組織が
壊れてその場所が広がり続けているからなのだろうか。
助けを呼ばなければ。だがまともに言葉にならない。
体の中で太い肉棒が無理やり押し込まれていくようだ。これが、
女の子として誰かを受け入れるということなのだろうか。こんなに苦しい
なら、二度とセッ○スなんてしたくない。
キタローは痛みでちょっとの間気を失っていたようだ。次に気づいた
ときには、乳首を内側からものすごい力で吸われていた。
敏感なそこを吸われて気持ちいいなんて絶対うそだとキタローは思った。
(まさか荒垣さん、乳房を持っていくのを面倒がって、ここを直接その
賽の河原とやらに繋いだんじゃないだろうな)
無数の唇が巨乳に群がって一斉に吸い付いている図はなかなかシュ
ールだが、そんな想像でもして気を紛らさないととても耐えられなかった。
10/5に日付が変わる直前に死んだ荒垣はまだ意識を残していた。
生前は心身一体だったものが、肉体が失われて、精神だけが思考する
エネルギー体に変わってまだしばらく彷徨うことができた。
誰もがそうなる。そのうちにやがて意識が変容し、現世への執着を脱ぎ
落として次の次元に移る準備ができる。
肉体から離れたことで、集合的無意識への心理的障壁がなくなった
荒垣は、キタローのためにまだできることがあるのに不意に気づいた。
限られた時間の中で絵柄の消えたカードにまつわる情報を集めてまた
学生寮に繋がる回路を開き、窓の外に帰ってきていたのだった。
しかし持ち前の強い意志で、濃い存在感を保っていた荒垣も、そろそろ
消える潮時だった。最後に訪れたキタローから立ち去る前に、荒垣は
自分の一部を切り離して、キタローに埋め込んで失われた男性性の代
わりに接木を試みたのだ。
キタローの中で根付く場所を探して荒垣の遺志を継いだ光の柱が暴れ
回る。侵入した異物に打ち負かされてキタローの少女の部分が萎縮を
始める。無血ながら高速早送りで改造手術を受けているようなものだ
った。ふつうの性行為なら先行して受け取るはずのソフトな愛撫も包
まれる安心感もない、リラックスして開口部が緩むのを待つ余裕もな
く無理やり侵入され体を作り変えられてしまうのは、初夜であるならば
最悪のパターンだった。
一方、キタローに埋め込まれなかったほうの荒垣は、とうとう個としての
まとまりを失い、ばらばらの粒子になって次第に拡散して行くところだった。
変容に耐えることで精一杯だったキタローが、遠ざかる荒垣を見送らずに
済んだのは、せめてもの慰めだったのかもしれない。
結果的にキタローは二度目の性転換を生き延びた。次に目を覚ましたの
は病院だった。ベッドの傍らに、制服を着たアイギスが座っていた。
===============
万一2ちゃんが見られなくなったら、
過去ログ倉庫の避難所で会いましょう。
このスレ内での完結を求む
ちょっとぐらい荒れても「どうでもいい」の一言で
すぐに元の流れに戻るのがペルソナ3関連のスレだとオレは信じてる
>907の続き
============
「ここは……」
咽喉が渇いていて声があまり出せない。
「アイギス、コップに飲み水を持ってきてく……」
皆まで言わないうちにアイギスは言った通りのことをしてくれた。
何だか動作が少し乱暴だ。
「ありがとう……」
渡されたコップから飲んだ水は薬っぽい味がした。
「今回は君が運んでくれたの? 今はいつ?」
「今は土曜日の正午近いです。あなたを運んだのはタクシーです」
やはりアイギスは怒っている。眠っていたのは一晩だったようだ。
「自分で口にするものくらい気をつけてください」
「何?」
「昨夜1時過ぎにあなたの部屋で、人が倒れたような音がしまし
た。順平さんがドアをあけるとあなたは床で転げまわって苦しん
でいたとのことです。家具などにぶつかって怪我をしないよう、
真田さんと二人がかりで捕まえておくのに苦労しました。何をした
かったのか分かりませんが、勝手に毒物を摂取するのは遠慮してください」
「待ってよ。毒なんて……せいぜいマッスルドリンコくらいしか。
寮の物置に除草剤はあったけどそんなもの飲んだりは……あ、女
装はしてたっけ俺」
「申し訳ありませんが、冗談を聞く気分ではありません。イクツ菌
感染者は隔離であります」
「……ごめん」
「コロマルさんは昨日夕方から部外者の侵入は見てないと言って
います。わたしの知る範囲でも同じです。よってあなたの体調悪
化は自分で摂取した何かによるものだとわたしは判断します。」
キタローは説明がむずかしい事態になったことに気がついた。
死んだはずの荒垣さんが来て、無断で性転換させられたなんて
誰が信じるだろう。
「僕の”病気”のことは……」
「全員が知っています。今朝になってわたしをここに残してみな
さんは登校しました」
「……もう大丈夫だと思う、連絡を……」
「あなたの携帯はここです」
アイギスは、荒垣と一緒にキタローを助けたとき以来、キタロー
自身と携帯をセットで持ち出すというパターンを覚えていたらしい。
連絡なら自分でしろというのだろうか、突き出された自分のケータイ
をキタローは受け取った。
(個室だし、ペースメーカーもないようだけど)
それでも部屋にある機械からはできるだけ離れて、キタローは
メールを何通か送った。
「トイレだから、ついてこなくていいよ」
アイギスにそういい残してキタローは男子トイレに向かった。
==========
=========
放課後最初に病室に顔を出したのはゆかりと風花だった。風花は
ベッドの上に起き上がっていたキタローを見るなり駆け寄ってきた。
泣いたあとがはっきりわかる赤い目をして。
「リーダー……もう、もう……」
ポカポカぶってくるがハンカチを握りしめていない方の片手だけだし
女の子だから全然痛くない。
「あたしたち女子は君の暴れっぷりがあんまりすごいから来るなって
三階に足止めだったんだけどさ、風花はルキア使ってずーっと見ち
ゃってたんだよね。すごい心配してたんだから。反省しなさいよねっ」
「うん……」
今年は病院関連がやたら多いなと自分でも思っていた。今度神社
で、成績アップばかりじゃなく無病息災も祈っておこう。キタローは風
花にもきちんと向き直った。
「ごめん。もう大丈夫だから。念のため診察受けたら今日はもう帰っ
ていいみたい」
「胃洗浄の結果も何も出てないそうであります」
「うん……うん……」
「ホラ、顔洗ってきなよ」
ゆかりに促されて風花はぺこりと頭だけ下げるといったん退出した。
「ところで男に戻ってるんだって?」
「うん」
「そっかー。にわか女子高生は傍から見てもいろいろ
大変そうだったもんね。良かったんじゃない?」
「うん。桐条先輩に余計な手間かけさせちゃったけど、
来週には学校に戻るよ」
「……来週?」
風花が戻ってきた。
「来週って、たしか火曜日から中間試験じゃ?」
「そうなんだよね。間が悪いけど、やるだけはやってから
臨むよ。さっそくなんだけど岳羽、あとで、ノート見せてもらえる?」
「いいけど、数学と英語は選択違うでしょ?」
「あたし数学リーダーさんと一緒だから」
「悪い、山岸もそっちは頼める? 英語は……困ったな、
国立文系クラスの取ってるの誰かいたかな?」
「おーい来てやったぜーいるかー」
そのとき順平の声がした。
=============
何この板違いスレ・・・。
========
そのとき順平の声がした。
「言われた通り、ジャージ持ってきてやったけど
よ……ちょっと苦労したぜ?」
「悪い、助かった。……ごめん、岳羽、山岸。着替え
るからちょっと席外してくれるかな?」
キタローのこの辺の感覚は完全に男に戻っている。
「あ……じゃあ先帰ってるから……」
「キミ、今夜は帰れるの? 検査入院とかはしない?」
「たぶん。今はお医者さんの手が空くのを待ってる
ところだから。あー、夜に集まってもらって、話がし
たいんだけど、皆に言っておいてもらえるかな?」
「分かりました。場所は一階ロビーとして……何時に?」
「たぶん一番遅くなるのは桐条先輩じゃない?」
「なら先輩には連絡するついでに、いつごろ帰れそ
うか訊いておきます。」
「じゃ、またあとで」
ゆかりと風花がドアの向こうに消えた。
===========
イク時って「カッ」ってするのかな?
>917の続き
===
「急に頼んで悪かったね」
「んだ。お前いないのに教室で勝手にロッカー開けたら俺まるで
ドロボーじゃん? ケータイメールなんて俺が書いても
画面じゃわかんねーし。んで困って宮本に相談したら部活の方で
マネージャーに話してお前の出してきてもらったって」
「そう……ありがと」
キタローは順平からバッグを受け取ると、中の部活
ジャージを出して着替えを始めようとした。
「……なあ、もしかしてこれから、体力テストとかするのか?」
「ん? しないよ? これじゃここの廊下も歩けないし」
キタローは何かのシミがついてパジャマの破れ部分を
順平に見せた。
「さっき気がつかないでトイレ行っちゃったんだけど、よく考
えたら十分異様だしねー」
「待て」
順平はキタローの手を押さえてジャージを取り上げ、代わり
に紙袋を渡した。
「ジャージで病院脱走して無断外出とかする気じゃないかって
友近が予想した通りだった、ったく野球しか興味のない小学生
じゃないんだからさ、ガッコの外でジャージで歩ってくのは勘弁してくれ」
==
ここ小説スレ?
俺の日記帳。
風花「閉鎖って本当なんですか?」
明彦「わからん…ただ、少なくとも俺は最後まであの作品を読みたいな」
美鶴「そうだな、しかし私達に出来るのは…」
順平「そうっスね、アレしか無いっス」
ゆかり「色々言ってても仕方ないしね、ほら、先輩達も一緒に」
美鶴「ああ、そうだな」
ニア保守
どうでもいい
メイド服もっかい着たい
ゆかり「あ〜っ!!」
順平「く、空気読み人知らず…」
風花「フフ、でもリーダーらしいです」
美鶴「君はいつも美味しい所を持っていくな」
明彦「まぁいいじゃないか」
荒垣「おいお前ら」
順平「なんスか先輩」
荒垣「閉鎖の件は多分、大丈夫だ」
美鶴「!!」
荒垣「ドメイン差し押さえは無理らしい…というか、今更か」
全員(…知らなかった…)
久々に神保守ktkr!!
>919の続き
====
「え? これ……」
キタローは紺地にブランド名が金色で抜いてある紙袋を見つめた。
口のシールは一度開いて閉じたあとがあった。
「着替え一式入ってる。金は三人で出したから心配すんな。
下着は白ブリーフで良かったんだよな? ダイ○ーはないから
デパートブランドだけど。ズボンは短めが好きみたいだから、店行
って丈つめてもらえ。レシート持ってけば格安でやってもらえる。
今日のところは折って穿いとけよ」
「これ……ファッションには詳しくないけど高いのじゃないの?
柄とか生地とか……」
「ま、その色はお前に似合うと思うぜ。……正直クラスとかの連中
ごまかすの限界だったから、元気になってまたガッコ通って自分の
口で説明してもらえるならそれでもういいさ」
病気と言っていたのは少女の姿を外に出せない方便で、実際は
寮の中で普通に生活していたのだけれど、友近や宮本が言った
らしい「快気祝い」をそのままキタローによこして、しかも男に戻っ
たのを残念がるどころか一緒に喜んでくれているような順平の
様子は、昼間着替えを頼みにメールを送ったときには予想も
していなかった。
だから直接きいてみた。
「お前、お前には俺が女の方が良かったんじゃなかったのか?」
「あのな……」
順平はがっくりして見えた。
「お前俺をそこまで情けない奴だと思ってたのか?
言えねえよ、そんなこと」
順平はキタローと身体の距離はそのままで、腕だけ伸ばし
て肩を押さえた。
「お前が息してないって真田先輩が真っ青になって人口呼吸
や心臓マッサージはじめて、必死すぎて真っ赤になって汗ふい
てんだか涙ふいてんだかわかんなくなって俺に『代われ』って
すごい形相で迫ってきて……たまたまそこで心臓が動き出した
から俺の手柄みたいに皆言ってくれるけど、俺言われたまんま
やっただけだし……じゃなくて!」
順平は手を外してまた元のように脇にたらした。
「言えねえよ。お前わかるか、抱いて押さえてんのにどんどん
女から骨っぽい男の体が腕の中で変わって行かれる恐怖が。
見てるだけでもコレ一体どうなんのって思ったのに、当事者に、
前の方が良かったなんて、アレをまた逆にして元に、いや、女に
一回変わったままのが良かったなんて言えねーよ」
なるほど、あれは外からはそんなことになっていたのか。
いずれにしろ二度とやりたくないが、説明だけは何とかつけない
といけなさそうだった。
「お前さ、友近とかから聞いたのと全然違うじゃん、あいつらか
ら聞くお前って普通に親切だし、友達とかっていろいろ親身
っぽいじゃん。何で俺には冷てー訳?」
「特に順平だけに辛く当たってるつもりはないけど」
===
>923 乙です。
職人さん負けんな!
続き待ってます
>924読み返したら書き漏れあったので時間前後しますが補足いれました。
>922 乙です
>926 ありがとう。
=====
「あのさ、ごめん。もしかして迷惑?」
紙袋の中身を取り出したまま封も切らないのでさすがに
順平も不安になったらしい。
「外出できるくらい元気になってたらいいなって話だったのが、
何だかお前が病院抜け出してどっかでかける前提になってて、
そんなら快気祝い送ろうぜ!って盛り上がって、俺も一緒に勢い
のまま買ってきちまったけど着て……くれるよな?」
「いや。うれしいよ? もしかしてそう見えない? 着させてもらうよ。
靴とソックスはそっちの部活バッグの中にあると思うからそれも貸してくれ」
学校のことは桐条先輩に確認しないといけないけど、顔出す前
にあの二人には電話くらいはしないとまた水くさいとか言われそうだ。
袖を通しながらキタローはぼんやり思った。そうだ、電話。
「ところで、英語俺と同じクラスとってる奴だれか知らない?」
「……お前、文系γIクラスだったよな?」
うーんと順平は考え込んだ。
「友近は違うだろ、宮本は俺と同じ私立文系のIIだし……ウチ
のクラスと合同はEか? そっちに知り合い……あ!」
「何?」
突然順平が両腕を大きく振り回した。誰か心当たりがあるらしい。
「あいつだよあいつ! ホラ、放課後いつも教室の前に立って
るメガネの! おかしいな名前が度忘れして出てこねえああもう!」
「何だが気が合うな順平! 俺もだよ。彼には毎日のように世話
になってるのに名前が……今何時だ? もう家についてる頃だよな?」
「じゃね? あいつの家学校から近いし」
キタローは既に携帯電話をかけていた。
「ごめん、墓場だけど。今いい? いまウチ?
ずっと休んじゃったけど来週くらいから学校行けそうでさ。
……うん。うん。そうなんだ。でね。
俺に英語3科目のノートコピーさせてくれる気なんかない?
……うん……いや、まさか!
さすがに今回はね、君には及ばないと思うよ。いやホント。
いさぎよく負けは認めますよ。」
相手に合わせるタイプにしたって、器用すぎだろと
傍で聞いてる順平は思う。
「もう着替えは終わったでありますか」
アイギスが入ってきた。
「しっ! アイちゃん、今電話中」
順平は声を出さずにアイギスに知らせた。
「そう。作文のあの解が、授業聞き逃したのが残念で。
……君はどう書いたの?
……そう。そうだよね、普通は。それでいいのかー。
ホラ電話だと時間かかりすぎるから。これから君んちいって、
貸してもらって10分先のコンビにでコピーしてすぐ返すから。
そう。ウチの寮のね、伊織。伊織順平に行ってもらうから。」
「え? 俺?」
キタローは受話器を塞いで順平を振り返った。
「頼まれてくれるよね? 手間賃に、化学のノートつけるから。
俺まだ検査あるんだよ。終わってからだと遅くなるし」
「……どうせ他人のだろ、世界史もつけてくれるなら」
「わかった。商談成立な」
キタローはまた電話に戻った。
「ごめん。伊織には話つけた。……え?」
「俺のメリットは……って。……いやそれは流石に……
そういう人じゃないし彼女は。あ……
あのさ、まだ時間いい? 思い出したことあって。
あの人ときどき言い回しが古風だろ、もちろん君のことだから
気づいているとは思うけど。例としてはあの人の口癖でさ……」
順平にはわからない話が始まってしまったようだ。
「そう。最初にきいたときはぎょっとしたけど、
それは英単語をそのまま辞書でひいたからで、
状況とか文脈とか考えたらそんな大仰な意味じゃなく単に
……な程度のことだったんじゃないかって。
それと、どこからその用法が来たのか、典拠もほぼ、
わかったと思ってる。聞きたい?」
(一体何の話しをしてるんだ?)
「そう。夏に別荘にお邪魔させてもらったことはきいてると思うけど、
その時に先輩のお父様と少し話して。
先輩が小さい頃に、学生時代に使った参考書で英会話の
おさらいしながら面倒見てたんだって。
その書名も分かってる。今も出てるから注文だせば買えるよ。ただ……」
「そう。半分くらいは今は使わない表現になってるから、
今なら別のを使うといいと思うけど、……
俺? 俺は、あの人の言うことちゃんと理解したかったから、
あの人のことだから別に含むところはないとは思っていたけど、
細かいニュアンスとかとりこぼしたらまずいじゃない?
ホラ、生徒会でも寮でも直接顔合わせるし、
一行だけの英語メールとかよこすし」
「待って待って、あの、俺のでいいなら貸す、いや、
俺の書き込みあってかまわないならあげるよ。
もう一通り目通したし。もったいないよ。
試験終わったら学校にもってくから。
……いや、それはない。だってこの電話、伊織もきいてる。
俺がノートだけ貰って本を君にあげずにばっくれたら、
約束ちがうだろって大喜びでとっつかまえてボコるだろうから
あいつは。……いやそれ違う。誤解。
伊織そういうとこはちゃんときっちりしてるから。
……うん。長くなったけど。それじゃ、あとで。来週学校で」
「あのーお前メガネの彼とはいつもあんな風なわけ?
俺がコピーしにパシリさせられるほかさっぱりわかんねえんですけど」
「ん? 昔の英会話教材の話だよ。
三十年もベストセラーだった本でね。
彼とは他に英文学の話もしたことある。
フィネガンズ・ウエイクを原語で読もうとして挫折したらしい。
ユリシーズなら抜粋がリーダーに載ってるほどだし
まだ手がつけられそうだとかねー」
「固有名詞が既にもうわけわかめなんですが……」
「とりあえず次の試験には関係ない。忘れていいよ」
パシリをおおせつかった順平は先に病院を出た。
ジャージの入ったバッグに、キタローの脱いだパジャマも預かっていた。
というのは、キタローが電話中に、アイギスとこんな会話を交わしていたからだ。
「ところでアイギス、俺ら学校にいってる間に、
あの服入院服とかに替えてやれなかったの?
……ええっと、誰も命令はしなかったから
君の手落ちとかじゃ全然ないんだけど、
改めてみると、破っちゃったの俺だし、胃洗浄のあとのも
すごいもん着せてたなって……」
「私は介護の技術は習得してないであります。
それに、……キタローさんの意識のないところで、
あの服を廃棄させてはいけないだろうと考えましたであります。」
きれいな服に着替えさせたら、前の服はどうなるか。
効率を第一とする付き添いの人なら、そのままゴミと
して処理しかねないわけで。
「順平さんはあの服を買ったのが誰か、ご存知でないのですか?
私は覚えています。
鼻歌まじりに荒垣さんが帰ってきて、
買い物包みの中に、あの、さくらんぼ模様に
赤いリボンのついた、上下そろいのあの服がありました」
「荒垣さんが買ってくれたもんだったのか。
そうか。そりゃ、勝手に脱がせられないよな。
アイギス。君の判断は正しかった」
順平はパジャマを預かって、とりあえず
シミの方は洗濯で何とかならないか
やってみることにしたのだった。
破れは……裁縫は、あいつの得意芸だしな……。
検査も終わり、キタローは荷物を片付けて
退院の準備が終わった。
町まで出るために今しがた
ロビーから公衆電話をかけて
タクシーを呼んだところだ。
ベッドにこしかけたキタローは、
窓の外を見てタクシーが来たら
すぐ知らせようとしているアイギスに声をかけた。
「タクシーが来るまで少し時間がある。話したいけど、いいかな」
=============
がんばれ!
急にテレッテがいい奴に…
職人さんがんがれー
>934の続き
====
「アイギス。そこの椅子に座って。」
キタローはベッド脇の折りたたみ椅子を手で指した。
「前に君と話したこと、覚えているよね」
アイギスが腰掛けるなりキタローは話し始めた。
「僕が突然女の子になって、君の部屋に預けられたあの夜だよ」
「はい。屋久島で初めて会ったときのことを話していましたね」
「あのときから、僕はすっかり変わってしまった。君が僕を見つけて
そばにいると言い張ったのを、プロポーズの言葉みたいに思い違え
て、一人で舞い上がっていた。今振り返ると、何てむじゃきで
子どもっぽかったんだろう。美少女がそばでずっと見ていてくれる、
そう考えただけで、モノクロだった心の風景が鮮やかな色彩あふれる
ものに変わった。嬉しかった。
今の僕は、結婚がそんなものでないと知っている。二人で暮らしを
築いていくものだ。いくら君がかわいらしくても、機械と結婚はできない。……
アイギス。君は変わっていない。かわいらしい機械のままだ。見か
けの愛らしさに気を取られて、君が機械であることを忘れさえしなけ
れば間違えようもなかったのに。
君が、僕の側にいると言ったのは、僕の側にいるのが一番大切だと
言ったのは、僕を慕ってくれたからじゃない。監視だ。」
きっぱり言い切ったキタローは、しかし悲しそうに見えた。
「もう一つ、わかったことがある。君も知っていたはずのことだ。
僕の中には、僕でない何かがいて、このからだに閉じ込められてい
るのを嫌ってある晩はなれていった。そして残った僕は女の子になった。
欠けた男の子の部分を、あることをして補って、また僕は男になること
ができた。アイギス、君も気づいていただろう、なのにまだ君はここに
いる。だから……」
キタローの声が薄くなって途切れそうになる。
「君が監視していたのは僕自身だ。僕の中にずっと居た、死をつかさ
どる者(長いので英語を使って”デス”とこれから呼ぶよ?)ではない。
そうだね?」
『デス』と聞いた瞬間、アイギスの肩がぴくりとはねたように見えた。
「でも……それは……なぜ、あなたが……」
「昨夜僕は一度死んだ、少なくとも、死に、ごく近いところまで行った。
人間にはふだん意識していない記憶領域があって、異常事態には
制限が外れてふつうの何十倍もの情報を利用できるようになる。今ま
で見たりきいたりしたこと、見て知っているけれど意識していないこと、
そんなようなものを集積させていたそこが、ものすごい速さで情報処
理を行なった。そうして出た結論は一つしかない……
証拠こそ出して見せられないけど、今話したのは事実であると君も
認めるんだね?」
「カマをかけたのですね、……いいえ、今更違うと言っても無駄で
すね……でも、それならばどうしてそのことを私にお話するのですか?」
「故意に、必要な情報を隠している人物がいる。大型シャドウは
全部で十二、残りはあと一体、毎月僕らのレベルより少し低い
強さにきっちりあわせたように現れる大型シャドウ……。誰もが
次で終わると信じて浮かれている。
だが、十二の根拠は何だ? タルタロスで今までであったシャ
ドウが、ハングドマンまでのアルカナに限られているから?
次に開放される領域ではどうなるかわからないのに?
そもそもタルタロスは何階まであるのか?」
「……」
「女の子になっていた間、カードから消えていたペルソナがある。
インキュバスだと思い込んでいたそれは、今のレベルでも呼び
出せない高位のペルソナだった。けれど、思い出したんだ。
僕は一度”デス”を召還している。あの四月の満月、オルフェウス
の皮を破って暴走したのがそれだ。
けれど、宿主の制御が外れたペルソナはシャドウと何が違う
のか? あのあと十日ほど僕は寝込んだものの、僕はまだ
影人間化していない。シャドウは人から生まれる、天田くんのお
母さんの例がある。ペルソナはもう一人の自分、それを宿し
扱うのも人間だ。……
ねえアイギス。これは質問じゃないけど、僕、本当に人間なのだろうか?」
「君の使命が具体的にどういうものであるのか詳しくは知らない。
シャドウ討伐に特化された戦車だと幾月さんは言っていた。僕は……
いずれ、君に殺される運命なのだろうか?」
アイギスの背景に窓枠がかかっている。窓一杯に夕焼けの
赤が広がる。これから流される血の色に見えて背筋が寒くなる。
「私には答えられません。現状ではデータが足りないのです。
どう言ったらいいのかわからない。私は混乱しています。」
「いいんだ。君は、命令されたことに従うだけだろう。それ以外に
意志の持ちようがない。覚えておいて欲しいのは、僕も、
シャドウ討伐に全力かけて戦うつもりでいること、そしてもう
犠牲を出すつもりはないということだ。僕はどうあれ、
みんなは人間だ。手にかけてはいけない。……
ロボット三原則は知っているね?」
「はい、理解しています。復唱しますか?」
「いい……その必要はない。そしてこれは僕の願いだけれど、
その時がきたら、今は言えないようだけれど、君の知っている全てを、
しかるべき人に教えてやって欲しい……」
「お話の途中ですが、車が来たようです。退院手続きを先に。」
このスレのおかげでガキ×キタに萌えられるようになりますた
それは しょうゆです
>940の続き
============
キタローは駅前でタクシーをおりて
アイギスだけ先に返し、自分は買い物をしてから
帰宅した。
「よっ遅かったな。ノートコピーさせてもらってきたぞ
あとレシートこれな。」
「サンキュ、コピー代返す。」
キタローはその場でメガネの生徒に連絡を入れた。
「ノートコピーするときに俺も見せてもらったけどよ、
俺のノートと全然違うのな。俺なんかリーダーの訳
教科書に直接書き込んじまってるのに。
つか、10月の今リーダーの訳が最後まで全部
できてるってどういうこと?」
「俺もリーダーは原文ノートに写して訳はその隣に書いてるし。
写す手間おしんだつもりか知らないけど
教科書に書き込んじまうと単純に見づらくね?」
「……ん……そうだけどよ……」
「順平の場合、自宅での学習量が少なそうだけどな。
お礼の世界史と化学は、明日コピーさせてもらうからその時に。」
キタローは部屋に上着だけ置いてまた台所にもどってきた。
ダイニングテーブルに真田が突っ伏して寝ている。
「……帰ってきてたのか……」
「よく寝てましたね。荒垣さんのお知り合いのところに
行って来られてたんでしたよね。」
真田はエプロンをつけて鍋に向かっているキタローに
近づいた。
「約束しろ。俺より先に死ぬな」
キタローは火を止めて、ゆっくり振り向いた。
照れくさいような半分呆れたような、
少し角度を変えただけで表情が変わってみえるような
顔をしていた。
「アキ、すまなかった。
お前にまた辛い思いをさせた。
こいつが死ぬことはないと確信はしていたが、
それでも、お前のことを考えてなかったのは
謝る。本当にすまなかった」
真田は目をぱちぱちさせた。
目の前にいるのはまぎれもなく墓場キタローという
名の後輩で、
十年以上のつきあいの親友ではなかった。
「先輩?
お腹すいてますか?
桐条先輩もあと少しで戻るそうです。
そしたら、皆で食べるようN屋のあんまん
たくさん買ってきました。好きでしょう?」
そう言ったのは確かにキタローだった。
「墓場……」
「だめですよ、昔流行った関白宣言じゃあるまいし。
単なる後輩にそんな真剣に言われても照れちゃいます。
それに、負け知らずのチャンピオンに
置いてゆかれるような戦いなら、
僕ごときが残されても、
生き延びられる訳ないじゃありませんか。」
キタローはにっこりした。
「もう誰も死にませんよ。」
それから、ふと真面目な顔になった。
「ご心配をおかけして、申し訳ありませんでした。
何をしてこうなったのか、それから今後の見通しとか、
皆揃ったらちゃんと説明します。」
「それは何だ?」
「コロマルのですよ。あんまん肉まんは味がついてるから
あげられないもので」
「ささみだな、俺にもよこせ」
キタローはしようがないなというふうにため息をついた。
「さっき順平にもねだられたし。
今さましてる分から少し分けますね。
コロちゃんにはまたゆで足して……って
俺一パック全部ゆでちゃったっけ?
半分残しておいたはずなんだけどな……
あ、これおしょうゆです」
コロマル用の食器にほぐしたささみ肉を
いれて歩き出そうとするキタローを
真田は呼び止めた。
「あとで話がある。風呂は俺が声かけるまで待て」
「……はい……?」
「昨夜は騒々しくしてごめんね。もう大丈夫だから。
今夜まだ皆で話するけど、ここは暗くしておくから、
先に食べておやすみ」
コロマルは少し食べてキタローを見上げてワン!
と吠えた。
「さっき持ち帰ってきた食べ物の匂いと違う、だそうです」
アイギスが通訳する。
「ごめんね、アレは人間用で、君には味が濃すぎるから。
食べたら具合悪くするからあげられないの」
コロマルは少し考えて、またワンワン!と言った。
「昨夜はお前も濃すぎるものを食ったのか、だそうです」
「え……?」
キタローは一瞬後、ひざを叩いて笑い転げた。
「あーそうとも言えるわー。確かに濃いよ、濃すぎたよ!」
コロマルは何事かとキタローを見ている。
少ししてアイギスが質問した。
「その、今度あなたの中に入ったものは
濃いものでありますか?」
「……す、少なくとも、薄くは、ないとおも、思うよ……
そっか、説明はこの線で行こう。」
美鶴が帰ってくるのに合わせて、
ふかした中華まんじゅうが大皿に盛られた。
「一応、一人三つまでは大丈夫だから」
「先輩、それ四つめじゃないですか?」
「ん? そうだったか?」
「あ、僕の分一つならあげます。あと寝るだけですし、
そんなに食べれませんから」
「お前小学生に譲られて恥ずかしくないのか明彦」
「だって墓場は俺の好物だったのシンジに聞いてわざ
わざ買ってきてくれたんだろ? その気持ちは素直にありがたいし」
「あの、私も一つあげます。肉まんとあんまんどっちにします?
おとりにならない方二個めで私取りますから」
(てゆうか運動部組と文化部組で食べる速度違いすぎよねー)
==============
ちょっ肉彦W
たかるなよWW
最近SSがほのぼのしてていいな。
テレッテもいい奴化してるし続き楽しみ。
>947の続き
===
「食べながらでいいから、聞いてほしい。」
今夜の会合を召集したのは自分なので、全員が見渡せ
る位置にいたキタローは椅子から立ち上がった。
「まず、昨夜はびっくりさせてごめん。……もう、女の子で
いるのは限界だったんだ。」
キタローはため息をついて、例のカードを取り出した。
「僕の男の部分を持っていったカードの、ペルソナが戻れば、
僕も男に戻れると思った。それは正しかったみたいだけど、
ペルソナの種類が違ってた。……これはまだ、僕には扱え
ない高レベルのペルソナだったんだ。……このカードに重ね
てペルソナを作ろうとしてもできなかったのはそのためだった。
別の方法を考えた。昨夜、僕は持っている全てのアイテム
から、使えそうなものがないか探した。その結果、僕が飲み
込んだのは――」
===
>948そう言ってもらえると、
寄り道していろいろ書いた甲斐があります。
でも本筋はひたすら深刻な展開を迎えてしまっているのですが……
楽しみにしてるよ頑張れ
風花「もう少しっぽいですね」
美鶴「こ、コラ!山岸、黙って見てないか!」
風花「ご、ごめんなさい…」
ゆかり「桐条センパイ、興奮しすぎ」
美鶴「す、すまない、しかし、こう、熱中してしまってな」
ゆかり(センパイ…多分昼メロとか好きなタイプだ)
ガキさん「おい、お前ら」
順平「はい?」
ガキさん「もう佳境だ、終わるまで黙ってみとけ」
順平「は〜い」
天田「とかなんとか言いながら、なかなか上機嫌ですね」
肉彦「なんだシンジ、主役的な位置がそんなに嬉しいのか?」
全員「!!」
美鶴(く…!!この筋肉は!)
ガキさん「…アキ」
肉彦「なんだ?シンジ」
ガキさん「ちょっと嬉しかった」
全員「!!」
ゆかり(意外〜、荒垣先輩って茶目っ気とか有ったんだ)
ガキさん「み、みんな見てんじゃねぇ!下らない話してる暇があったらい、いつものヤツやれ!」
順平「は、ハイ!」
保守
アイギス「意外な一面が重要‥なるほどな〜」
>949の続き
==
「ホムンクルスなんだ。」
「え?」
「あの、人間の小型版……って、江戸川先生のヨタ話じゃなかったのか?」
「ん、まあ……ブツの出所はあの先生だったりするんだけどね……」
キタローは鼻を擦った。そして心の中でこっそり謝った。
(荒垣さん、勝手に人外にしてしまってごめんなさい)
「人間のモトをもう一人分足せば、男に戻らないかなあって……」
「お前そこまで切羽詰ってたのか……」
順平は呆れたように頭を抱えた。
「でも、そのホムンクルスが男の子だって保証はないんじゃ……」
「それがね、当時は人間といえば、男のことだったから」
「何それ。むかつく!」
キタローの説明をさえぎってゆかりが吠えた。
「実証科学が確立する前、魔術の時代について読んでみたらもっと
むかつけると思うよ。人間の発生も、元々男の子が既にできあがった
小さな人間を持ってて、女の子がそれをお腹の中で育てて生むだ
けだ、って思われてた時代のアイテムだからね、これは。」
「だったら女のお前が飲んだら妊娠…」
「女の子が男の子から受け取るやり方で摂取してたらあるいは
そうなったかも」
「飲んだ、って言いましたよね今……」
実在するということさえたった今知ったような代物と、それの(多分)
間違った用法をあっけらかんと白状されて、さすがに突っ込むより
前に咀嚼するのに皆忙しかった。
「ご心配と、迷惑かけてすみませんでした。もう、次はないと
思うから。もう、女の子はこりごりです」
しばらく、誰も何も言わなかった。沈黙を破ったのは順平だった。
「ま、現に男に戻っちゃってるし、お前がそれで落ち着いたって
いうんならそれでいいけどよ」
「しかし検査は徹底的に受けてもらうぞ。どこか具合が悪くなっ
てるかもしれん」
「勘弁してくださいよ、先輩……」
美鶴ににらまれてキタローは言葉を継いだ。
「せめて、試験終わってからでいいですか? ご心配はとても
ありがたいのですけど……」
「君は火曜日からの試験を受けるつもりなのか?」
「勿論です。それと……」
キタローは本格的に美鶴に向き直った。
「先日から学校のことで、いろいろ手配してくださってたでしょう?
でも、結局は転校先を当たってたってことですよね? ……だって
体型こそ違うけど、顔は男の墓場キタローまんまでしたし……
名前かえたって、書類作ったって、クラスメートまではごまかせ
ない。そうでしょう?」
「……ああ……そうだが……」
「それじゃだめだったんです。コミュの大半はあきらめざるを
得ない。改めて探すにしても時間がかかりすぎる。先輩、あと
で復学の手続きについて、相談させてください。」
キタローは湯のみに手を伸ばして緑茶を一口のんだ。
「今度のことで、考えたことがあります。二、三提案しますから
聞いてください」
キタローは座を見回した。
===
>951 乙です。
>>953 GJ
関係無いが個人的に巨乳よりヒンヌーの方が好きな俺ロリコン
ある時は、嫌がるゆかりを鏡の前に立たせてスパンキング。
またある時は、動揺して動けない風花を縛ってスパンキング。
またまたある時は、言葉だけで抵抗しない会長をスパンキング。
アイギスもやろうとしたが、尻も金属でできていた為、
真っ赤になった手をフーフーしちゃう、いまいち外道になりきれないキタロー。
>953の続き
===
「山岸、君は南条のデータベースサーバーにまだアクセスできたっけ?」
風花は美鶴と顔を見合わせた。
「できると思いますけど……」
「管理者に山岸にもアクセス権を発行してもらうか?」
「いえ、いいです。むしろ先輩のアカウントそのままの方が。……そこ
に一緒に置いて欲しいものがあります、今回の顛末を記した僕の
日記ですが」
「ああ、それなら、私が保管している記録も一緒にまとめて格納して
もらうことにするか? 山岸」
「はい……」
「そういうことでしたら僕は写しを三つ作ります。一つは南条のDBに、
一つは桐条先輩の記録と一緒に、そしてもう一つは」
キタローは風花に視線を向けた。
「君が個人的に使えるデータサーバーに、皆の日誌と一緒にしまっ
ておいてほしい。レンタル代金は出してあげるけれど、場所は誰に
も教えてはいけない。そして、こういう設定は組める? 君が三日
おきとか定期的にアクセスしなくなったら、予め設定した宛名に
メールが自動送信されるような」
風花は少し考えた。
「できると思います。無料でなく有料サーバーなら、メールプロ
グラムも使えるところがありますし。」
「でも急に何なの?」
「うん……一言で言えば、保険、かな?」
===
>954 実は、元々男の子が巨乳って無理があるとは私も思ってました。
でも、戸惑ってるキタローが不憫で下着を買ってあげようと思ったのが
これを書き始めたきっかけではあるのですがね。
>956の続き
====
「保険って……」
キタローは目を伏せて、皿の間に散らばったまんじゅうの
底紙を一つ拾った。
「僕は根が暗いんだろうね、最悪の可能性を考えて、対策を
講じてそれで安心する。いやなことに気づいてしまったんだ。
僕らの……というより、シャドウの発生とペルソナはそれ自体
機密事項だろ? 影人間の発生は既に社会現象になってい
るのに、この件についてはまだどこにも漏れていない。仮に次
の満月でシャドウを根絶やしにできたとして、その後はどうな
るだろう。狡兎死して走狗煮らる、とも言う、ペルソナ使いが
要らなくなったら、僕らも消されたりしないだろうか?」
「オイ本当に暗れーな……」
順平はげっそりした。
「それで、私がサーバーにアクセスしなくなったら自動的に
全てが白日の下に晒されるよ、と。でも、誰に対しての牽制
なんですか?」
「ここに居る中で、この事態に責任のある者はいない。桐条
先輩にしても岳羽にしても、家族は関わっていたかもしれ
ないが、負の遺産を継ぐ筋合いでもない。僕たちは皆、
これを次の世代に残さないために戦っていると思う。
……もう、犠牲は出したくない。早くこの戦いを終わらせて、あとは
静かに人生を送りたい。でも、そうはならない気がする。何かが、
おかしいんだ。必要なはずの情報がまだ足りない、故意かどうかは
わからないが、知らせてもらってない」
キタローは上体を起こした。
「あまりいい例じゃなくてすまないけど、例えば順平、君がヒーロー
になりたくて、全てが終わったあと僕を消して、リーダーは月光館
二年男子だったと情報を流したらどうだろう。一般人は僕の存在を
知らない、君は名誉だけを受け取ることができる。……実際は、君
も戦いに加わってはいるのだからあながち嘘でもないのだけどね。
今の状況では、似たことが十分可能だ」
「おい待て、俺が……」
順平に水を向けることでキタローがわざと話をそらしたことに誰一人
気づいていなかった。次の発言で恐らく抗議しようとしていた順平
も止まった。
「リーダーをやってみる? 僕の持ってる権限分だけだけど」
「……」
「……正直、たいしたことはやってない。タルタロスで次の階層が開
くまでは間がある。レベルは十分だし、山岸のナビがあれば誰でも
できる。……僕が出撃できないと、特別活動そのものがストップし
てしまうというのはまずいと思う。岳羽、天田君、君たちも一度は
体験してみて欲しいのだけど」
「はい……」
「やってみる。……でも、正直ずっとってのは無理。」
「とりあえずはそれでいいよ。そのときには、ナビとのホットラインが
ついた通信機と、命令用チャンネルを預ける」
「でも考えてみれば、どうして人数分、風花と通信できるセットがないんだろうね?」
「二年前に使っていた通信機は三つ、今残っているのはそのうちの二つ。
墓場に持たせているものとナビ用のがそれだ」
「あと一つは……」
「二年前にな、荒垣の分が、壊れた」
沈みかけた雰囲気を立て直すためにキタローは新たな指示を出す
用意をした。
「先輩。俺が言うのもおこがましいですが、場合によっては、すぐに現
場指揮を取れますね?」
「ああ……」
「勿論だ。」
「荒垣さんと三人だった頃は、どなたも攻撃・回復・偵察の三役をこな
していた。人数の増えた今は、動的に役割交換は無理だが、最悪
独りになっても事態を何とかできると自信を持っていて欲しいんだ。
それから……」
キタローは急に疲れを感じた。まだだ、まだ休むわけにはいかない。
唇をかみ締めて、下腹に力を入れる。
=========
君の文章力と表現力、羨ましいよ。荒垣との関係もいい感じだったし…。
自分も深くて思慮深い話が書けたらいいのに…。
キタローは何かに気づいている…。いずれキタロー自身がいなくなるんでは
ないかと思うのは自分だけだろうか?
どうなるんだ本当に
小説サイトをかなり巡っているのに
>>959のサイトが見付からん。
わざと書き方を変えてるのかもしれないが。
あ、教えてくれと言ってるわけではないのであしからず。
>959の続き
===========
「タルタロスで待機組にも、改めて頼みたい。もしも、6月の時の
ようにエントランスにシャドウが現れたり、僕との通信が切れた
りしたら、もうサポートはしなくていい、逃げろ」
「え……でも」
「戦闘を放棄しろってこと?」
「もっと早く気がついてもよかったんだ。6月にエントランスを
大型シャドウが襲った時は、桐条先輩でも危なかった。また
同じことが起きないとも限らない。山岸は戦闘手段を持たな
い、彼女を守って逃げ延びてくれ。天田くん、岳羽。どちらか
は残すので判断は任せる。それからコロマルも……もう、
彼を戦闘には出さないつもりだから」
「コロちゃんに……何か問題でも?」
「彼を危険な現場まで連れ歩くのは良くない。コロマルも、
元は巻き込まれただけの無関係な存在だ。病院に連れていった
恩返しと当犬が言うので甘えてきたけれど、もう十分だ。
かわいがってくれる家庭が見つかったら、ここから離した方がいい」
「そんな……勝手に決めんなよ!」
「静かに……寝てるのが起きちゃうよ順平?」
立ち上がった順平を制して、キタローは静かに話し続けた。
「先輩たちに続いて僕らも来年で卒業だ。この部が解散するのはもっと
早い時期になるだろう。ここで……この寮でいつまでも彼を飼い続ける
わけにもいかないだろ? いつかは、手放さねばならない。そして、
万一怪我をしたり取り返しのつかない障害を負ったりする前に、元気で
まだ若いうちの方が、もらい手を捜すのも楽なのじゃないだろうか……」
「確かに、一理あるな……」
「犬なら、俺の養父母が飼いたがっていたが……」
「お前の実家も敷地は広いし、犬にはいい環境だろう。」
「先輩、ご両親に打診してみていただけますか」
「ああ。もう年なので、子犬ではなく成犬を希望しているといって
いたから。」
(結果的に、コロマルを里子に出す話は実現しなかった。真田夫婦
に一旦は引き取られたものの、突然寮から引き離されたコロマル
はごはんを食べなくなってしまったので、どうしようもなく返品と
相成ったのだ。寮に戻されたコロマルがその後大活躍したのは
ご存知の通りである。)
「逃げるのはいいけどよ、最終的に寮に戻るってのでいいのか?」
「んーそれなんだけどね……待ち合わせポイントをリストに作って
おいて、出陣する前にいくつか打ち合わせておいたらと思うのだけ
れど……でも、仲間を見つけやすくて、敵には狙われにくい、その
ための条件……あの、何ですか先輩?」
美鶴と真田が視線で会話し始めたのをキタローはめざとく捉えていた。
「……それは、シンジに聞いたのか?」
「え……?」
美鶴が立ち上がって、事務室から地図数枚を取って戻ってきた。
「荒垣から聞いたわけではないのか……そういうものなら、既にある」
「え、何これ……すごく詳しいし……」
「データは二年前ので古いが、情報を更新したらすぐにでも使える」
地図には縦横に線が引かれて地域ごとに小区画に分けられ、それ
ぞれに記号と数字を組み合わせた名前がついていた。
「こんなモン外で広げてられないってことは、これ皆暗記しろって?」
「あ、でも……すごく覚えやすいですよこれ。エリアの記号が変わる
ところは必ず大きな目印が」
「そしてこちらが、今墓場が言っていたような、待ち合わせに使える
ポイントのリストだ」
「見通しのよさ、人通り、補給基地の近さ……初等部で自宅組に
配布してるのよりずっと実際的で詳しいですね。あ……この辺なら
分かります。でも、この界隈からはここまで戻らないと、特に女性には
危険度が高すぎますね」
天田が指したポイントは、二年前、美鶴が荒垣たちからの連絡を
待っていた場所だった。美鶴もそのことに気づいたが、天田が荒垣
に憑依して見たものを知らなかったので何も言わなかった。
「でも、こんなもんあったんなら、どうして今まで出してなかったんスか?」
「それは、活動場所が以前は街に出向いていたのが、今はタルタロスが
主だから」
「使うなと言われたんだ」
真田の説明に不機嫌を隠さず美鶴が割り込んだ。
「何? 聞いてないぞ」
「これは荒垣が作ったんだ。荒垣が抜けたあと、内容を知っているメンバ
ーが部外者になったから、もう使うなと」
「まさか……当然抗議はしたんだろうな?」
「無論だ」
怒りで美鶴の顔は紅潮している。
「あいつはS.E.E.S.を離れるにあたり、召還器その他すべてを置いてい
った。それだけじゃない、危険な抑制剤を使って命を縮めることまでし
ていた。そんな荒垣が情報を私利私欲に悪用する訳がない。理事長は
何を見てきたのだ!」
「幾月さんの立場としては、そう言うしかなかったのかもしれませんよ」
キタローはその場を流した。
「荒垣さんは部に戻って亡くなった。だから、今は使わせてもらっても
いいですよね?」
「よし、ポイントだけでも更新しよう。皆行きつけている場所があれば、
リストの情報提供を」
「あ、じゃあ今夜の会合はお開きにさせてもらっていいですか」
にわかに共同モードになったその場から、キタローは立ち上がった。
「明日、一人あたり30分ほど時間もらって個人的に話したいけど、
出かける予定のある人は寝る前に山岸に言っておいてもらえるかな。
明日コロマルの散歩とコピーに出る前に、予定表を作って山岸に預けておく
ので。場所は二階ロビー。……アイギス、定期メンテは明日は入って
なかったよね?」
「はい。燃料もまだ十分であります。」
「じゃ、君の時間は最後に伝えさせてもらうよ。……お皿さげて、お茶
入れ直してきます。天田くん、もうかなり遅いから、適当なところで
抜けて先に寝なさいね?」
「昨日の今日だし、そう長く続けやしやいだろう。おい、墓場。30分たっ
たら風呂に入るぞ。洗ってやるから一緒に来い」
===========
>960-963 レス嬉しいですね。
ウチのサイトは見つけづらいのは確かです。冬出したコピー本の後書きに
ここのこと書いちゃってるのでそれをお持ちの方は確実に特定できます。
2001年開設、P3サーチには登録していません。ヒントはその位で。
>968の続き
==========
「明彦……一つ言っておくがな」
キタローが事務室のパソコンを使いに立ったあと、美鶴が言った。
「墓場は荒垣じゃない。しつこく構いすぎて泣かすなよ。むしろ荒垣
が並外れて辛抱強かったんだ」
「そうか……だが、しばらく俺は意識的に墓場を構うぞ」
「……な、何で俺の方見て言うんスか! 俺と墓場が何かできて
るみたいじゃ……」
「……と、こういう風に配慮が足らんのが問題だと言いたいのだ私は」
「そうか。伊織、スマン、たまたまお前が正面にいたから見回して
顔が止まった終点でちょうどそっち向くことになっただけだ。それに、
言うまでもなく学校ではお前らがいるだろう? 俺は、寮に戻ったら
バトンをもらう」
「何の話ですか?」
「あの顔色を見ろ。どう見たってやばいじゃないか。シンジを亡くし
たのは皆同じだが、とりわけあいつには、身内だったんだシンジは。
俺はしばらく気をつけていることにする。いいな?」
元はホテルだったこの寮の共同風呂は決して狭くない。恐らく
しまい湯なのに湯の温度は高く、眠る前に程よく温まることができ
そうだった。キタローは既に全身を洗ってもらって湯船に浸かっ
ており、真田は今度は自分の肌を磨いている。
「水使うから奥に下がってろよ」
さっきから湯と水を交互にかぶっている。血行をよくして筋繊維
の回復を早くするためらしい。
「頭も洗ってやろうか?」
キタローは進んで真田の前に椅子を持ってきて座った。
「おねがいします」との意思表示だ。
「ずいぶん素直だな。もっと警戒するかと思ったが」
キタローは首を横に振った。真田が男のキタローに欲情していな
いのは明白だったし、洗い方も丁寧で育ちのよさが感じられた。
楽をさせてもらうのに躊躇したり拒否する理由がない。
「でも何の気まぐれです? 洗ってもらったことなんて初めてですよ」
もちろん、ひとりで入浴できない幼児時代は自分にもあったはずだ。
けれどとうに忘れてしまった。
「いや……心臓マッサージで力を入れすぎたからな……どこか壊した
んじゃないかとずっと心配だった」
キタローは苦笑した。肋骨が一本くらい折れていても、息を吹き返せ
たほうがいいよ。
「それと、アザとか人面創とか出てないかと期待したんだが……」
「何ですそれ?」
「お前、シンジが少し混ざっただろ?」
味噌汁のだしに煮干を使っただろう位の軽い調子で言われて
キタローの方がびくりとした。
「あの夜、シンジが俺んとこに来たんだ。つい意地をはって
顔も見てやらなかった。お前んとこにも来ていないはずはな
い。……どこかかゆいところはないか?」
「あ……特には。先輩?」
「何だ」
「……いえ。やっぱりいいです……」
「おかしな奴だな」
はじめての経験が真田だったら、他人と肌を触れ合わすの
に嫌悪感を刻まれることもなかっただろうとか、たぶん女の子
は安心して抱かれてくれるだろうとか、この状況であえて言う
ようなことでもないと思い返したので。
「流すぞ。シャンプーが入らないよう、しっかり手でもふさいでおけ」
水流の弱いシャワーを、少し流して温度を安定させてから掛けられる。
単なる後輩の自分にさえこんな扱いをするのだから、好きな女の子はもっと
大切にするんだろうなと思えた。
「これで終わりだ。」
絞ったタオルでざっと拭かれて、キタローは湯船に戻った。
そうだ、もう一つ懸案があった。
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>971続き
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どう話を切り出そうか考えているうちに、湯船に長く漬かり
すぎてしまったらしい。
「もう出た方がよくないか?」
真田が心配して声をかけてきた。キタローは湯船の縁に手を
かけて立ち上がろうとしたが、ぐらりと揺れた。
「危ない!」
真田が寄ってきてキタローを支えたので、キタローはもたれ
る格好になった。
「ホラそこに座れるか?」
「先輩……頼みがあります」
真田は動作を止めて、目だけ動かした。
「何だ。言ってみろ」
「もう少し小さな声で……誰にも、聞かれたくない」
湿度の高い浴室には集音マイクは置けない。監視カメラだ
らけのこの寮で、話したい相手以外に知られずに会話するに
は、今が絶好のチャンスだった。
「荒垣さんが……世話になっていた方を紹介してください。僕ら
未成年だから、部屋を借りられないでしょう。ここが……この寮
が使えなくなった場合に備えて、シェルターを……」
「お前、しばらく俺んとこで寝ろ」
キタローが言ったことは十分聞こえたはずなのに、依頼への
返事ではなく、普通の声で真田は言った。
「一人で立てるか?」
「あ……」
「そこにスポーツドリンクがあるから、飲んでおけ。俺はもう少し
マッサージしてから出る」
キタローが先に脱衣所を出ると、アイギスが待っていた。
「やはり、私を疑っているのですね。あなたは」
「アイギス、そんなつもりで話をしたのじゃないよ」
「でも先ほど、情報を故意に隠している者がいると」
「もし君のことを言ったのなら、何か口実をつけて席を外してもら
ってたと思うよ。……ああでも」
キタローは薄く笑った。
「君の耳は高性能だから、寮の内ならどこに居てもらっても同じか」
そしてまじめな顔になった。
「明日でなく今言ってしまおうか。明日が今日と同じとは限らない、
日付変更線を越えたら、いつ何が起こってもおかしくない、僕には」
「シャドウ討伐隊の現場リーダーとして、アイギスに命ずる。
僕からの最初で最後の命令だ。以下の特別課外活動部員の生命
を守れ。(敬称略)
桐条美鶴、真田明彦、岳羽ゆかり、伊織順平、山岸風花、天田乾、
そしてコロマル。……僕は君が既に受けている命令の内容を知ら
ない、それと衝突することがないと良いけれど。」
「名前が足りません、どうか……」
「必要ない。僕は、君が倒すべき存在なのかもしれない」
「ならせめて、荒垣さんの名前も。まだここの入り口には名札が……」
「あらが、き、さん……」
キタローの頭がふらついて大きく揺れた。アイギスははっとし
たが、相変わらずキタローは彼女を見下ろしていた。
「うるせえ。こいつがいいといったらいいんだ。」
その声は、今まで話していたキタローの声ではなかった。
「怖がらせたならすまん。こいつのことは、俺が守る。お前
は、お前が命じられたことをやれ。あいつらだけでも、相当
手間だろう……」
キタローはうつむいて膝をついた。思わず差し出したアイ
ギスの手を、キタローは取らず、壁に手をついて立ち上がった。
「アイギス。荒垣さんは死んだんだ、もういない」
「キタローさん!」
キタローはアイギスの手を取った。彼女の指には
弾が込められている。指先の開口部は正に
キタローの胸に向いていた。
「前に僕は、君の姿の理由がわからないといったけれど、
今はとてもそうは思えない。
君をデザインした造形師は、良い仕事をした。……
もしも君の銃が僕を貫いても、僕は、君を憎むことが
できそうにない……」
キタローはアイギスの手に唇を寄せて、それから
そっと手放した。
「もう行くよ、また明日、アイギス。おやすみ、良い夢を」
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dat落ちが近いな、完結まで感想とかは控えないか
俺だけ空気読めてなかったらスマソ
977 :
名無したんはエロカワイイ:
上げてみるか