2ちゃんのあちこちのスレで、地味ながら根強い人気を誇るリレー企画、バトルロワイアルパロディ。
高見広春の著作「バトル・ロワイアル」を原作として、若干のオプションルールを付け加え、
さまざまなお題に沿って参加者を募集し、原作のように参加者らに殺し合い・サバイバルをしてもらうという内容の
リレー小説企画です。
リレー企画としてさまざまな面白みを持つパロロワですが、パロロワのお題になっている作品が好きでも、
キャラクター同士に殺し合いを強要するという殺伐とした性質から敬遠している人、
殺し合い一辺倒のストーリーに飽きた人なども少なくはないはず。
このスレでは、殺し合いよりはクロスオーバーの方を楽しめるような、リレー小説企画のルールを考えてみたいと思います。
パロロワ好きもパロロワを知らない人も、自由に話し合ってみて下さい。
参考資料は
>>2から
>>5ぐらいにあります。
バトル・ロワイアルの基本ルール
@.「主催者」と呼び習わされる人物がゲームの参加者を集めた上で、参加者らに「首輪」をはめる。
この「首輪」はパロロワの種類によっては呪いの紋章などだったりすることもあるが、必ず次の機能を持ったギミックである。
・爆弾や即死魔法などの、参加者を殺せる機能。この機能が発動した場合参加者は回避・阻止の余地なく絶対に死亡する。
・リモコン機能。「主催者」はこれにより、いつでも「首輪」の即死機能を起動させることが出来る。
・「主催者」が参加者の位置をおよび生死を知る機能。後述する「禁止エリア」とも関連する。
・また参加者には知らされないが、盗聴機能もある。「主催者」は、これにより参加者の状態をダイレクトに知ることが出来る。
・参加者は「首輪」を外すのは困難。力づくで無理に外そうとすると、前述の「首輪」の即死機能が発動し、参加者は死ぬ。
また、パロロワによっては、「首輪」に若干の特殊な機能が付加されていることがある。
この「首輪」により、バトル・ロワイアルは成り立っている。詳しくは後述の項目を参照のこと。
A.参加者は「首輪」をはめられた状態で「主催者」の用意したバトル・ロワイアルの舞台に移動させられる。
バトル・ロワイアルの舞台は、原作を意識してか絶海の孤島や、それに類した閉鎖空間であることが多い。
舞台の周囲を後述の「禁止エリア」で隙間なく囲う、そもそも舞台は異次元空間などであるの理由で、
参加者らは通常の手段を用いては舞台から脱出できない。
B.参加者は「主催者」から、食料・水・地図・コンパス、そしてバトル・ロワイアルでの戦いに役立つアイテム、
「支給品」を与えられる。「支給品」の内容は様々で、強力なものから全く使えないガラクタまであり、ピンキリである。
C.参加者はバトル・ロワイアルの舞台で、他の参加者との殺し合いを行う。
正面攻撃や策略など、いかなる手段を用いても構わない。最終的に、これにより生き残った1人の参加者が優勝となる。
D.「主催者」は一定時間ごとに、参加者に「放送」で情報を与える。
「放送」で「主催者」はそれまでの戦いで死んだ人間の名を読み上げ、また後述する「禁止エリア」を指定する。
原則「放送」は、舞台のどこにいても聞くことが出来るが、参加者の意識がなかったり戦闘中であったりした場合、
聞き逃す危険性もある。
E.なおバトル・ロワイアルに原則として反則はないが、以下の行為を禁じている。
・「禁止エリア」に踏み込む
・参加者全員で馴れ合い、殺し合いを放棄する
「禁止エリア」とは、舞台内で足を踏み入れてはならないエリアを指す。
「禁止エリア」は「主催者」のかける「放送」ごとに増えてゆき、参加者の行動を制限する。
「禁止エリア」は参加者がひたすら舞台内のいずこかに身を隠し、逃げに徹するのを防ぎ殺し合いに駆り立てる措置である。
「禁止エリア」に参加者が踏み込んだ場合、「首輪」の即死機能が発動し、参加者は死ぬ。
また、参加者全員が殺し合いを放棄した場合、参加者全員の「首輪」の即死機能が発動し参加者は全滅となる。
具体的には24時間の間に1人も死者が出なかった場合、参加者全員が殺し合いを放棄したものとみなされる。
F.参加者が人道的理由などからバトル・ロワイアルに乗らない場合、次のような解決策が挙げられる。
・「首輪」の機能を解除したり、「首輪」そのものを外す
・「主催者」の何らかの盲点を突き、舞台から脱出する
・「主催者」を殺す
バトル・ロワイアルにおいて、これらの選択肢は「主催者」及びゲームに乗った人間を共に敵に回し、
また知力や技術力を必要とするため実現は困難だが、ゲームに乗り優勝を目指すことに比べれば、
無論多くの参加者の命を救うことが出来る。
このようにバトル・ロワイアルに乗らず脱出の手段を求める人間を「対主催」、
バトル・ロワイアルに乗り優勝を目指して他の参加者を殺して回る人間を「マーダー」と通称する。
バトル・ロワイアルは何故面白いのか?
@.マルチプレイヤーズ・ゲームとしての性質を持ち合わせている。
自分以外の参加者は究極的には敵だが、永続的にであれ一時的にであれ手を組むことも可能。
これによりゲームを有利に進めることが出来るが、自らの勝利のためにはいつまでも同盟を組めないという矛盾と葛藤が面白い。
A.他の参加者との駆け引きが必要になる。
相手を口車に乗せて騙したり、自らの構築した戦術や罠にはめれば、より安全に他の参加者を葬れる。
この際はめられる側も、はめる側の手の内を読むなどして対抗するため、
この際の頭脳戦や駆け引きが面白い。
B.参加者の「勝利条件」が複数設定されている。
すなわち自分以外の参加者を全滅させるか、「主催者」の裏をかいて舞台から脱出するかの二通りである。
これらの内どちらが自分にとって容易で望ましいものかを判断し、参加者は動くことになる。
ここでもまた葛藤が発生し面白い。
C.極限状態における参加者らの、特異な心理描写がなされる。
無論他者の殺害は人道に反した好意であるが、自分や仲間を守るためには他者を殺さねばならない矛盾、
ひょっとすれば今組んでいる仲間に裏切られ、背後から刺されるかもしれないという疑心暗鬼、
救いたい誰かのために、自らの命を賭けねばならない悲壮感などがクローズアップされる。
この極限状態で生まれるドラマは往々にして良質であり、読んでいて面白い。
D.通常の小説では出来ないような、背徳的な展開を描写できる。
バトル・ロワイアルの舞台では力が正義であるゆえに、参加者の欲望や悪意が剥き出しになりやすい。
このことを前提としているため、非人道的で道徳観の欠けた物語を展開しても、そこまで風当たりが強くない。
過度のエログロ表現を禁止している企画も多いが、それでも「本来なら許されないこと」をある程度行える背徳感が面白い。
E.いわゆる「クロスオーバー」を行う上での格好のルールである。
バトル・ロワイアルは、多数の参加者を包容できるルールとなっているため、多くのキャラクターを参加させられる。
この要素が「スーパーロボット大戦」シリーズなどにおける、いわゆる「ドリームマッチもの」との相性が良い。
企画によって参戦させられるキャラに一貫性を持たせることが条件となっているが、
この夢の競演という要素が面白い。
このスレで目指すこと
特に通常のパロロワでは、上記の項目のCの要素が最も重視されていますが、
このスレではEの要素を最も重視した、いわゆるクロスオーバーを楽しむのに最適なルールの考案を行いたいと思います。
Eの条件を満たした上で、更に次の条件を満たしたルールを考えてみましょう。
・多数の人間が参加できる
・他者の殺害による参加者の蹴落としを、優勝の絶対的前提条件としない(有利にはなる、程度がちょうど良いバランス)
・いわゆる「冒険」の要素を含有している
・戦術や戦略の組み立てで、ある程度は有利に立ち回れる
・だが勝ち残るには運も少なからず必要条件として絡んでくる
パロロワのルールをリファインしたものであっても、一から新しく作り出したルールでも構いません。
オリエンテーリングなどのルールを参考にするのもいいでしょう。
荒らしやアンチなどはスルーして、みんなで意見を出し合ってみて下さい。
(゜д゜)<あらやだ!ネギ買い忘れちゃった。