アルトネリコのミュールに服を買ってあげるスレ

アルトネリコのミュールに萌えたりいつまでも裸なミュールに似合う服を考えたりするスレです。

ミュールの力なら服なんていつでも作れるだろう
それをしないってことは裸が好きなんだよ

つーことでこのスレは終了

あとはミュールの髪を触ったり撫でたり梳いてみたりするスレということで

>>1
乙　とりあえず羅針盤つくってくる

>>2
それもいいな

>>1
乙

ミュールのAA待ち(･∀･)

「うるさい…別に服なんてどうでもいい…」

そんなもん水着に決まってんだろスクール水着！真ん中に『みゅーる』って油性ペンで書け！！！

>>6
本当はほしいくせにー（・∀・）

むしろ全身に青色の絵具を塗りたくってスクール水着に見せかけたい

　 　　r ､
　　 　＼,＼
　　　　　ヽﾍ｀ヽ.
　　　　　　｀〈_　〈
　　　　　_____,.ゝ､｀ヽ､
_,,,,..-‐''" 　｀ヽ､〈　　 ヽ.
　　 ,.-‐‐､　　　ヽ､　　　ヽ.
____/ｒ ､　 i｀'ｰ-へ!iヽ.　 　ﾊ 　　シュレリア様にミュール○して来い言われたけど、どう考えても無理です。
___/oヽ,_） ﾊ　　　| ヽ,j.　 　｀! 　　手ぶらで帰るとシュレリア様にシカトされるしどうしよう・・・
「i7､___,.／7-ｒへﾝ 　 ｀　　 　〉
ｧﾍ〈￣　ｲi_ｲｨ-ヽ.｀''ｰvﾍ_r'´
　　ヽヽ　!､|::|´￣└‐''"ﾚ'"
　　　ﾍ〉　〈7
　　　　ﾄ_ｲ┘


１乙

っ白髪染め

着たいけどなにを着ればいいのか分からない/恥ずかしいって線もある。
ミュール様におまいらの妄想を捧げるのだ。

バスタオル・はだYと着たからには、裸エプロンしかないだろう

肌が青白いんだし、黒いゴスロリとかな。

まず服着せる云々より、口すら聞いてもらえるか微妙だ

それでもライナーならきっと・・
ライナーならきっとなんとかしてくれる・・・

まあ実際何とかなるんじゃないか。
ラストバトルでミュールを口説き落としたわけだし、アヤタネの仲介もあるだろうし。

どう考えてもゴスロリは必須

シャドウ・ミュールは巨大着ぐるみだと考えるんだ！
むしろ直系子孫（？）のオリカにどんすけコスがある事から考えても
ミュールに着ぐるみ属性があるのは間違いないだろう。

つまり小林幸子コスで謳ってくれ、ミュール（ｶﾞｯ

ミュールのＡＡってないんだなー

ばんそうこう三枚から始めよう

和装もあるだろうな。
アヤタネもいるし。

つランドセル

やっぱり白いフリルのドレスを着たかわいいおよめさん

それは冗談として、和装は神職くのいちサムライを取られたのが痛い。
振袖に千歳飴くらいしか思いつかん。

でもスタンダードはゴスロリデザインで。ヘッドドレスあるし。

うむ、やはり黒ゴスだな

割烹着とかどうよ？

プリンセスプリンセス

黒ゴスはやはり共通認識か
自分は包帯が欲しいな

包帯はマニアすぎるお＾＾；

割烹着はハマが着ている。
ここは学生服ではなくスモックとかで手を打とう。

ブレザー、セーラー取られたからなぁ。


園児服しか残ってな（ｒｙ

まぁランドセルとか似合いそう

ビジネススタイルなタイトスカートはどうよ？

タイトスカートはくなら、その上に白衣も着るんだ
アンバランスさがたまらん（*´Д｀）

幼女な保健室の先生路線なのか？

和装はあれだ、十二単で

素肌にオーバーオール忘れちゃいかんぜよ。
でも黒ゴスはガチ。

>>34
髪の毛長いしちょうどいい・・・わけないだろ！
あと俺は保険医より化学教師の方が。

黒髪赤目で蒼白の肌をした黒ゴス幼女がいるスレはここですか

はい、ここですよ。
お触りは厳禁ですが。

首輪だけでいいじゃん

>>38
靴下もはかせようぜ。
オーバーニーか普通のかは任せるからさ。

>>38>>39
目隠しも忘れるな。
監禁してｾｸｰｽ三昧だｗｗｗ

>>37
>>40

さて1行目と2行目を逆に書いてしまったわけだが････　orz

>>40
「ニンゲン…サレ！！」

ミュールミュールミュール、うるさいんだよぉ！

NAKED：裸
ゴシック：黒ゴスロリ
キンダーガーテン：園児服
宮中雅装：十二単
マッドティーチャー：白衣
白衣ノ天使：ナース服
SAMURAI：侍
良妻賢母：裸エプロン
メトロモニー：ウェデングドレス


適当に名前つけたけどこんな感じか。
ガストシリーズは知らん。

デザインが園児服と被るが、裏をついて妖精さんとか

和だったらかむろっぽい服装とか。

折角の黒髪を生かしたいのです

ミュールは服着せてもすぐに脱ぎそう

一本三つ編み＋黒セーラー

オリカ＝マリー
ミシャ＝エリー
修羅＝リイタだから、
ミュール＝アニスで

>>49
>>49
>>49
>>49
>>49

なに着せても宿会話でやっぱり裸のほうがいいとか言って脱ぎだすミュールたんﾃﾗｴﾛｽ

それでいてどこでも一人でウロウロする癖があるから大変

後ろからアヤタネが服持って追いかけるんだよ

それでもなんだかんだ言って他のRTと話してるライナーを見てて一歩踏み出そうとするんだよ。

そして四つ巴のライナー争奪戦開幕

裸エプロンはガチとして、弓道着とかのハカマ系は駄目なんか?
あ、すく水は白でよろしく

>>51

えーと、誰もつっこまないので俺が。

修羅…?

大人用のぶかぶかのＴシャツなんてどうかな？

>>59
おそらくシュレリア＞澪羅＞分割＞シュ+羅＞修羅
なんじゃなかろうかと個人的見解。

ところでお前ら、ミュールの初台詞のところの喋り方なんだが。


ミュールが「〜ですわ」という喋り方をしているんだが。

>>62 シュレリアに嫌味をこめて言ってるんだろうか？

コスモスフィア妄想
Ｌｖ１ ミュールに服を着るということを教える世界
Ｌｖ２　ミュールと一緒に遊ぶ世界
Ｌｖ３　趣味のウイルス作りについて
Ｌｖ４　ＲＴと人間の差別意識の話
Ｌｖ５　アヤタネの母としてのミュールの話
Ｌｖ６　他２人のＬｖ６のお話（ライナーを離したくない）
Ｌｖ７　もしもミュールが普通の女の子（生態じゃなくて境遇ね）だったらの話
Ｌｖ８　人類滅殺を考えるミュール
Ｌｖ９　挙式→抱擁→塔と一つに

如何せん描写が少なすぎてネタが出しにくいな

ﾐｭｰﾙ「ﾗｲﾅｰは好きだ。でも人間を許すことは出来ない」

ﾗｲﾅｰ「それでもいい。俺はﾎﾙｽの翼で、ﾐｭｰﾙは塔で暮らそう。共に生きよう。逢いにくるよ、ｸﾞﾝｸﾞﾆﾙに乗って。」

それなんてもののけ姫

>>64
>如何せん描写が少なすぎてネタが出しにくいな
だからこそ煮詰めていく楽しみがあるわけだよな

とりあえずLv1はミシャみたいに作り物の世界になるんじゃないかな？
設定資料集によれば｢空想世界｣ってやつだな。
ライナーを試すためのおどろおどろしい世界か、
あるいはミシャと同じくライナーに気に入ってもらうためのやたら綺麗な世界か、
どっちかじゃないかな？

シュレリアもミュールも俺の妹

ミュールもライナーに惚れるんですか？
ミュール参戦したらシュレリア様以上においしいとこ取りしそうな気がする

一番思考も子供っぽそうだし
一番ダイレクトにアプローチしそうなミュール様

そういえばミュールのＡＡってないよな

頭の良い子供くらいが、ミュールは一番可愛いと思う

本編でのミュール様の行動を多大な嘘をこめてまとめてみたぞ

Phase１以前　ミシャがさらわれてクロニクルキーがとまる

Phse1開始直前　ミュール様目覚める、思いきり寝坊していることに気づきあわてる
　　　　　　　　　　　いそいでウィルス作成してプラティナに送る

Phase 1　プラティナでELMA-DS大暴れ。シュレリアをやっつけて大喜び
　　　　　　ほたる横丁にもELMA-DSを派遣。動力装置の警備体制がだめだめな事を啓発する。
　　　　　　六角板をちゃんと計算して落とす。悪いRT研究所に見事命中　やったね、ミュール様
　　　　　　パージャによってELMA-DSが破壊される。とりあえず3日ほど泣いてすごす。

眠いのでこれくらいしかでし

>>73っ[ミュール日記]

>>73
6年は寝すぎだと思うんだミュール様。

>>64
誰かがミュールCSのSS書いてたような気がする…

しかし既に塔をハッキングしまくってるミュールは
Lv9で塔と一つになった所で花嫁コス以外に今更得られるものがあるのだろうかｗ

>>74
ミュール日記のあったスレは崩落して死の雲海に沈んだのでは…
つ[追憶の尾翼]

…と思ったら過去ログ倉庫に復活してた模様。
埋もれさすには惜しいネタなんだけど、
向こうは21禁板だし転載でもすべきか？

ネタ無いから頼むよ

これか

279 ：ミュール日記 [sage]：2006/02/22(水) 11:58:22 ID:sOYG9R1e
○月×日
子守唄みたいなのが聞こえなくなって目が覚めた。暇だし今日から日記を付けることにする。

○月×日
塔の中を色々探ってみる。別に変わりなし。シュレリアが塔のてっぺんでえらそうにしててむかつく。

○月×日
退屈なので、ちょっとシュレリアに喧嘩を売ってみる。とりあえず意図的にバグを作ってけしかけてみた。

○月×日
この前のバグでプラティナはだいぶ騒ぎになったらしい。せっかくだからもっと本格的にやってやろう。というわけで自立行動できるウイルスを作ってみた。名前はアヤタネ。

○月×日
経歴の偽造なんかに不安はあったけど、アヤタネはちゃんとプラティナに潜り込んだらしい。とりあえず、何かお土産を買ってくるよう伝える。

○月×日
アヤタネがオボンヌとかいうお菓子を箱買いしてきた。友達のオススメとか。なかなか美味しい。今度は３箱買ってこさせよう。

○月×日
アヤタネがエレミアの騎士に選抜された。私の子だから優秀で当然だ。それと、例のオボンヌの友達も同じ騎士になったらしい。
とにかく、これでアヤタネがシュレリアの近くに居られる機会が増えた。さて、これからどうしよう？

○月×日
前にシュレリアのガーディアンをパクって作ったＥＬＭＡ−ＤＳが勝手に出て行ってしまった。やっぱり犬にはちゃんと鎖を付けておかないと。
攻撃が効かないことに焦るシュレリア。笑える。結局その場はアヤタネがＥＬＭＡ−ＤＳを引っ込めてくれた。よく気の利く子だ。

○月×日
オボンヌがパージャを探して下に降りたらしい。さすがに下の事まで気が回らないから、とりあえずほっとく。パージャが来たら来たでいいや。どうせやられるのは犬だし。

○月×日
何か知らないうちに細かいウイルスがだだ漏れしてる。人間はどうでもいいけど、プラティナのレーヴァテイルにはホントごめん。
アヤタネ頑張れ。超頑張れ。

280 ：ミュール日記 [sage]：2006/02/22(水) 11:59:01 ID:sOYG9R1e
○月×日
子守唄を詠っていた子がオボンヌと一緒に塔へ来た。何故か知らないけど、子供のまま成長してない。でも胸は私よりある。不公平だ。

○月×日
バカ犬が暴走。私の言葉を勝手に使ってイオンプレートを一枚落とす。もうね、アホかと。バカかと。下に住んでるレーヴァテイルが迷惑するでしょうが。

○月×日
タスティエーラが昔のこと持ち出して私の悪口を言っていた。むかつく。

○月×日
オボンヌがパージャを持ってきて、それでバカ犬をやっつけた。グッジョブ。
でも、相変わらず細かいウイルスがだだ漏れ中。面倒くさいから放置。
一番言うこと聞いてくれるのが自立行動可のアヤタネってどうなのこれ。

○月×日
ミシャ（子守唄の子）が小さくなったのは、クロニクルキー（子守唄）のヒュムネクリスタルを奪われたのが原因らしい。オボンヌ達はそれを取り戻すため頑張るとか。アヤタネはアヤタネで何かやりたい事があるとのこと。
私は疲れたから少し休もう。この場所、寝心地だけは良いし。

○月×日
やたら騒がしくて目が覚めた。またウイルスが暴れているのかと思ったけど、違うらしい。下の教会とかいうのが、わざわざ塔に来て喧嘩している。面倒くさいからこれも放置。

○月×日
リンカが聞こえた。いまどき塔と接続するとか、物好きもいるもんだ。
それとアヤタネ。何か私のために色々頑張ってたらしい。気持ちは嬉しいけど、普通に寝てたよ。

○月×日
また子守唄が聞こえるっぽい。眠くなってきた。

○月×日
アヤタネ、やや暴走。私が寝てるうちにシュレリアの体を乗っ取った。そこまでする気なかったんだけど。ここで引っ込むのもアヤタネに悪いから、とりあえず便乗。塔を支配してみる。

○月×日
ずっと詠いっぱなしで可哀想だがら、ミシャをクレセントクロニクルから出て行かせる。

○月×日
一度は直接行ってみたかった塔のてっぺんへ。眺めは良いけど寒い。

○月×日
オボンヌ達が来た。しかもアヤタネを倒して。久々に怒った。痛い目見せてやろうとしたけど、返り討ちにされる。何かもう嫌になってきた。自棄になる。
そしたらシュレリアがサスペンドを詠いだす。そこまでしなくても――

281 ：ミュール日記 [sage]：2006/02/22(水) 11:59:37 ID:sOYG9R1e
○月×日
リネイションが詠われたらしい。とりあえず生き返った。子守唄が聞こえるけど眠いのを我慢して、ちょっと暴走気味だったアヤタネに文句言ってやろうと思い復活させる。その途端、やたら使命感溢れる目で出て行った。人の話をちゃんと聞け。
追記：サスペンドのせいか、昔やったゲームのデータが�d�j

○月×日
シュレリアが塔の外に出て行った。管理者のくせに無責任だ。羨ましくなんかない。

○月×日
オボンヌとシュレリアが塔のバイナリ野で何か話をしていた。どうやら仮想体験で遊ぶらしい。むかつくから悪戯してやる。

○月×日
私がシナリオを弄ったとも知らず、オボンヌとシュレリアは仮想体験を楽しんでいる。いい気味だ。

○月×日
私シナリオの仮想体験もいよいよ終盤。仮想とはいえシュレリアが泣いているのは胸がすく。

○月×日
仮想体験がエンディングを迎えた。けど、どちらかというと綺麗な終わり方になってしまった。反省。
次はもっと救いの無いエンディングにしなければ。過去の作品を参考にしてみよう。

○月×日
次回作の構想を練っていたら、私がシナリオを弄っているのがオボンヌにばれたらしい。そのせいで酷い目に遭った。もう止めとこう。

○月×日
いつのまにか、部屋の前にタスティエーラが仁王立ちしている。何やってんの？

○月×日
アヤタネが一つしか残ってないプラズマベルを落とそうとしていた。だから下に住むレーヴァテイルの事を考えろというに、どいつもこいつも。オボンヌ達が阻止してくれたけど、ついでにアヤタネを取られた。返せ。

○月×日
アヤタネ、言うことを聞いてくれない。とりあえず、むかついたからオボンヌ達にA.B.R.をけしかける。でも負けた。不貞寝する。

○月×日
オボンヌ達が部屋にやって来た。
いきなりミシャがウン年前に私が作った詩を詠い出す。恥ずかしいから。凄い嫌がらせだから。見てないで止めてよアヤタネ。「お願いします」じゃなしに。
何かもうね、後はやけくそ。戦って負けて、詠って……疲れたから、日記書くのも今日で止める。

誰だよこのミュールｗｗ

>>76
違うんだ…ミュールがだんだん心を開いていく様とか、レベルごとのコスチュームとか、
ミュールのコスモスフィアには色々あるじゃないか……

>>79-81
よくわかりませんがますますミュール様の魅力にとろけそうです。

もう溶けてる横のバター

エロパロにはミュールのコスモスフィアLv7〜の妄想もあった。
とろけた。

ttp://www.uploda.net/cgi/uploader1/index.php?dlpas_id=0000102377
謳持ちだから、ミュールの分も作ってみた。

>>85
それもこっちに転載したほうがいいかな？
別にエロくないし

このミュール日記で、彼女がブレイクしたようなもんだよなあ。
考えた人ＧＪ！

転載してくれ

>>89
了解。それじゃあ、大分長くなるけど、以下転載

29 ：(1/26)：2006/03/26(日) 01:04:13 ID:cCLGcHKF
　光が消えて視界が開けると、もはや見慣れたストーンヘンジの石柱群が見えた。

「う・・・何だこのプレッシャーは・・・」

　しかし、身に感じる空気は、今までの世界とは全く異なり、恐ろしいほど重く沈んだプレッシャーを纏っている。
　とてもじゃないが、長時間耐えられそうにもない。

　・・・とりあえず、この世界の様子を見てみることにする。
　この世界に何か嫌な予感がすることもあったが、第一にこのプレッシャーに触れたくなかったのも理由だ。
　ストーンヘンジから出ると、特有の白い光景が消え、だんだんとこの世界の全貌が見え始めてきた。
　・・・そしてこの世界の全景を見て、俺はショックを受けた。

「何だ、この世界は・・・」

　わけが分からなかった。
　今まで鮮やかで華やかな彩りを見せていた世界は、その中心にある『生命の塔』を境とし、漆黒の幕に覆われていた。
　まるでこの世界を２分するような・・・いや、実際にその幕は世界を２つに分けていた。
　幕から先は何も見通せない。漆黒すら適さないほど、暗く黒い闇。

「ここが・・・ミュールの・・・」
「そう。母さんのコスモスフィア、レベル７。
　久しぶりだねライナー」
「！・・・アヤタネ！」

　声がするほうに振り返ると、やけに等身が縮んだアヤタネがいた。
　鎧甲冑の姿はそのままだが、もちろん現実世界のアヤタネじゃない。と言うか現実世界ほど優しくないし。
　ここにいるのは、ミュールの心の護としての存在であるアヤタネ。
　ミュールのコスモスフィアの案内人を務めるアヤタネが、彼の身の丈もある長刀に乗り、魔女の箒の様にふよふよと浮いていた。

「ライナー・・・本当に、よくここまで来てくれたね」
「アヤタネ、この世界は一体？
　パラダイムシフトは失敗したのか？」
「違うよライナー。
　レベル６の母さんはちゃんと成長を遂げたさ。この世界はその結果。
　ここは母さんの、母さん自身が想う自己の存在意義が顕在した世界」
「自己の・・・意義？」
「要は、母さんがどう生きたいか。その生きる目的を描いた世界、とも言えるかな」
「ミュールの、生きる目的・・・
　そうか、このプレッシャーは・・・」

　思い出した。
　俺は前に一度このプレッシャーに触れたことがあった。
　クレセントクロニクルで、封印の解けたミュールと対峙した時の、あのプレッシャー。

「そうか・・・ミュールはまだ、俺達のことを憎んでいたんだな」

　憎悪。嫌悪。破壊。
　俺達を殺し滅ぼし絶やしたいという感情。
　ほんの小さな少女に、世界の全てを敵に回す決意をさせた感情。
　胸が、ひどく痛んだ気がした。

30 ：(2/26)：2006/03/26(日) 01:05:11 ID:cCLGcHKF
「そういうわけとはちょっと違うよ、ライナー」
「・・・違う？違うって、どういうことだ？」

　小さいアヤタネの声が、内に向きかけていた俺の意識を戻した。
　違うというのなら、この肌に感じる憎悪は何だというのだろう。
　思わず語尾が強くなった。

「・・・どうやら、わからない、って顔してるね。
　それなら、またこの世界を見て回るといい。
　この世界がどう成り立っているのか、それを見れば鈍いライナーにもこの世界の意味が分かると思うから。
　それじゃあ、時が来たらまた会おう。それまでに優柔不断が直るといいね、ライナー」
「え？あ、おいアヤタネ！
　・・・ああ、また行っちゃったよ」

　アヤタネはコスモスフィアに潜る度あんな感じだ。
　ストーンヘンジで二言三言話したと思うと、すぐに俺の前から消えてしまう。
　案内どころか、コスモスフィアのミュールを護る様子すら無い。
　本当にミュールの心の護なのだろうか、あいつは。

「現実のアヤタネと声も口調も同じなのに、口は悪いし一言多いし」

　ほんといい加減なやつだ。
　・・・でも、アヤタネの言っていたことが気になる。

「ミュールは本当にまだ、俺達を憎んでいるのか・・・？」

　俺達とミュールとは、打ち解けることができたと思っていた。

　あの戦いの後、俺はシュレリア様と共にプラティナに残って、エレミアの騎士として塔の管理を続けている。
　そこへある日、ミュールが混じりだした。アヤタネと一緒に、さも当然と言わんばかりの態度で。
　その中でミュールは人に危害を与えたりなんかしないで、何をするわけでもなく、ただ日常を送っているように思えた。
　俺達と話をしたり、アヤタネと一緒に茶会を開いたり、何かにつけてシュレリア様をからかったり。
　さながら、俺達と交流をしたいかの様にも思えた。
　ミュールへのダイブの話を持ちかけたのも、ミュール自身からだ。
　俺達とミュールとの距離は縮んでいたと思っていたのは・・・錯覚だったとでもいうのだろうか？
　考えれば考えるほど、分からなくなってきた。

「・・・だめだな、俺。これじゃミュールを疑ってるみたいじゃないか」

　そうだよな、心ってそんな単純なものじゃない。
　信じよう。俺達と談笑していたミュールを。
　意を決したような表情で、ダイブしてみないかと話を持ち出したミュールを。
　コスモスフィアの中で視てきた、成長していったミュールの心を。

「よし、こういう時は行動あるのみ、だ。
　アヤタネの言った通り、この世界の様子を見てみよう」

　そう独り言をつぶやいて、俺はストーンヘンジを後にした。

31 ：(3/26)：2006/03/26(日) 01:05:59 ID:cCLGcHKF

　　― 生命の塔 ―

「とりあえず塔まで来たものの・・・これ以上進めそうにないな」

　生命の塔。コスモスフィアの中心にあるこの塔を境にして、例の黒い幕が下りている。
　一応幕の下りてない場所はないかと探してみたものの、そうそう旨い話があるわけもなかった。
　文字どおり、この幕は世界を2分しているようだ。
　何か手がかりはないかと来たのはいいけど、分かったことといえばそれだけだった。

「・・・この幕、越えられないかな」

　黒い幕は、見たところ分厚い感じではない。
　恐る恐る手を幕にさしのばすと、ツプ、と指先がもぐりこむ感触があった。
　どうやら、物理的に遮断しているわけではないらしい。

「・・ええい、ままよ」

　思い切って、勢いをつけて腕を突っ込もうとし

「ライナー、そっちはだめ！」
「う、うわっ」

　たところで、後ろから突然静止の声が掛かった。
　危うく手を止めるものの、咄嗟のことでバランスを崩しかける。

「危なかった。ライナー、この黒幕から先には行かないで。絶対」
「だ、誰だ・・・って、君は・・・」

　背後を振り返ると、そこには学生服を着たミュールがいた。
　シュレリア様と同じデザインの水兵服とフレアスカート、ただその服の色はシュレリア様の白とは対照的に黒色の服。
　体の小さい彼女には制服のサイズが大きいのか、ちょっと袖を遊ばせている。
　間違いない、彼女はレベル５のコスモスフィアで会ったミュール。
　"学園"という空間で、人と交流をしようとしていたミュールだ。

「久しぶりね。元気してた？」
「え・・・君は、レベル５の？
　どうして君がここに？」
「気付かないなら説明してあげるけど、とりあえず場所を変えましょ。
　ここはアイツと私たちの境界よ。場所が悪いわ」
「アイツ・・・？」
「私たちの敵。今は私たちが封印してあるけど、それもあまり効果ないの。
　こんな所にいたら、すぐアイツに見つかって手を出されてしまう。
　だから急ぎましょ、ライナー」

　そう言って、ミュールは俺の手を取って駆け出した。
　ミュールに釣られるように、俺も生命の塔を離れる。

「お、おい。そのアイツ、って何なんだ？」




「この世界のミュールよ」

32 名前： (4/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:06:36 ID:cCLGcHKF
　　― 学園・教室 ―

「ここなら大丈夫。ここは私の領域だから」
「ふう・・・」

　少し弾んだ呼吸を整える。
　生命の塔を出る直前、制服のミュールがとんでもない言葉を口にした気がする。

　この世界のミュールが敵？　封印している？

「なあ、ミュール・・・
　さっきの、この世界のミュールが敵って・・・どういうことだ？封印って何だ？」
「そうね。ライナーは、この世界のミュールって何だと思う？」

　・・・一瞬、口にするのをためらった。

「・・・多分、憎悪。俺達人間に対する憎悪の、残り火か何かだと思う。
　この世界に漂うプレッシャーは、クレセントクロニクルでミュールと対峙した時に感じたそれと同じだから」
「ご名答、でも満点じゃないわ。
　この世界のミュールは『憎悪』。でもそれは残り火なんてものじゃない。
　ミュールに心芽生えてから今もなお轟々と猛り燃ゆる憎悪の塊。
　それが、この世界のミュール」
「・・・嘘だろ」

　思わず言葉が出てしまった。
　レベル７の深層心理になおも確固として、ミュールの憎悪は存在しているという。
　頭では否定していて、心のどこかで納得していても、やはり衝撃はひどく強いものだった。

「ライナーの良い所は、そういう馬鹿がつくほどの正直者でお人好しだと思うけど、転じて短絡的なのが問題なのよね。
　より浅いレベルにいた私たちがこの世界にいるのか、どうしてだか分かる？」
「え・・？」

　そうだ。制服を着た、学園のコスモスフィアにいたミュールは、ここよりも浅いレベル５のミュールだ。
　それが、より深層であるレベル７に、今ここに存在している。

「このレベルのコスモスフィアが、どういう心理世界だか、ライナーは知ってる？」
「・・・アヤタネが言ってた。
　この世界は、ミュール自身が思う、自分自身が生きる理由とか目的とかって」
「そう。そこに、私たちとこの世界本来のミュール・・・つまり、複数のミュールの心が存在する。
　今、迷ってるの。ミュールの心は」

33 名前： (5/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:07:32 ID:cCLGcHKF
「迷って・・・？」
「コスモスフィアのレベルは、そのままレーヴァテイルの意識と心理の深さ・価値と等価なのは知ってるわよね。
　ある姿のミュールが別のレベルに移るということは、ミュールの心理の優先順位、心の比率に大きな変化が現れたということ。
　つまり元々この世界のミュールである『憎悪』の持つ、ミュールの意識内における絶対的優位が薄れてきてるの」
「・・・つまり、どういうことなんだ？」

　さっぱり分からない。
　はぁ、と溜息をつく制服のミュール。何か呆れられてる気がする。

「つまり・・・今まで築いてきた価値観がひっくり返るほどの心の変化が、ミュールの中で起きているのよ。
　人間への『憎悪』だけじゃなくて、他の方法で接するということ。
　そのことを自覚したミュールの心は、どんどん変わっていったの。
　憎悪しか存在しなかった心は、人間と交流しようとする私達を生み出したわ。
　そして今や、この深層心理レベルで私たちが存在できるほどまで、ミュールの心は揺らいでる。
　あなたのお陰よ、ライナー」

　そう言うと、制服のミュールは俺の手を軽く握ってきた。
　面と向かってそんなこと言われたせいで、顔がちょっと赤くなった気がする。

「・・・君がいる理由は分かったけど、それならどうしてこの世界のミュールを封印なんてするんだ？」
「私は『共存』のミュール。
　私は人間と友好関係を持とうという意志。その辺はもう一人のミュールと同じね。
　人間を絶滅させようとする『憎悪』のミュールとは、どうあっても相容れない存在よ」
「『共存』・・・」

　そうか、制服のミュールの世界は学園。他人が集う最小単位の人間社会。
　今更ながら、彼女の世界を理解することができた。

「憎しみを持って人間と付き合うなんて不可能よ。
　だから私達は、『憎悪』のミュールを倒したい。私たちが存在するためにも。
　・・・でも、『憎悪』のミュールの力はとても強いわ。
　私たち二人掛かりで封印しても、身動きとれなくするのがやっとなほどに」

　・・・改めて、ミュールの憎しみの深さを知った気がした。
　ミュールに、ほんの小さな女の子に、世界の全てを敵に回そうと決意させた意志。
　その意志と対峙したが、レーヴァテイルとして最強の存在だったとはいえ、とてつもないほど強力だったのを覚えている。

　そこで、あることに気がついた。

「なあ、今二人掛かりでって言ったよな。
　するとこの世界には、この世界のと君以外にも、もう一人のミュールがいるってことなのか？」
「？　そうだけど・・・言ってなかったかしら？」
「いや、全然・・・」

　沈黙。
　何となく、ミュールの頭の上をトンボが飛んでった気がした。

「・・・まあ、いいわ。
　もう一人の、ライナーにとっては三人目かしら。
　そのミュールに会わせてあげる」

34 名前： (6/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:08:29 ID:cCLGcHKF

　　― プラティナの宿屋 ―

「ライナー！」
「う、うわっ」

　部屋に入ったとたん、誰かが突進してきた。
　タックルと言うには軽い衝撃と一緒に、その誰かは俺の体に腕を回し、抱きついてきた。

「ライナー、また会えたね」
「き、君はレベル６の・・・」

　胸にオボンヌのプリントが入ったTシャツ一枚きりに身を包んだミュール。
　Tシャツのサイズはやたら大きく、裾がミニスカートほどの長さもあり、襟からは鎖骨が見え隠れしている。
　レベル６のコスモスフィアで会った、俺に甘えてた、他人の温もりを欲したミュール。
　・・・オリカやミシャもそうだったけど、レベル６って露出癖でもあるんだろうか。

「その子が三人目のミュール。
　レベル６で会ったと思うけど、『依存』のミュールよ」

　後ろからひょいと顔を出して、制服のミュールが解説を入れる。
　『依存』・・・他人に甘え頼るということだろうか。
　確かにレベル６は俺にべったりくっついてたような・・・良かった、独占欲じゃなくて・・・

「何、その三人目って。せめてコスモスフィア順で言って二人目じゃない？」
「気にしないで。説明の順序からそうなっただけだから。
　それに少しライナーから離れたら？誰も取らないんだし」
「別に。あなたには関係ないでしょ？
　ね、ライナー」

　・・・ああ、もしかするとパラダイムシフトして独占欲に変わりかけてるのかもしれない。

「まあいいわ。
　とりあえずもう一度説明するけど、元々ミュールの深層意識には『憎悪』しか存在してなかったの。
　けど現実世界の交流とパラダイムシフトを繰り返した結果、深層意識はだんだん変わっていったわ」
「ああ。つまりこの世界の様子は、ミュールが何人もいるからこうなったってわけか」
「ご名答。
　生命の塔を境として、今私達のいる『依存』の領域と、さっきまでいた『共存』の領域。
　そして黒い幕の向こうが『憎悪』のミュールの領域」
「つまりね、ライナー。
　ミュールにとって人間とは敵か味方か、その２つの勢力が存在しているから、ミュールは迷っていると言えるのよ」

　鎧ミシャの世界が、ふと頭をよぎった。
　自由意志と使命、二律背反した心が争った世界。もしあの二人のどちらかが消えていたら、ミシャの精神は崩壊するとハマは言っていた・・・
　それならまさか・・・？

「・・もしかして、このままだとミュールの心が壊れたりするのか？」
「勘がいいわね。でも、それはあくまで最悪のパターン。
　私たちと『憎悪』の両方が消失した場合、ミュールの心は完全に壊れる。
　ちなみに『憎悪』だけ消滅すると、せいぜいミュールの感情が消えて、植物の様になるくらいかしら」
「それだって十分最悪じゃないか！」
「もう、怒鳴らないでよ。
　だから『憎悪』を消滅させるんじゃなくて、倒すの。
　力を奪ってアイツを弱体化させて、そうすれば私たちのどちらか一人でも簡単に封印できるわ。
　でも今は私たち二人掛かりでやっと『憎悪』を上回る程度。身動きを取れなくさせるくらいしかできないの」

　俺の体に抱きつき続けているＴシャツのミュールが、より強く抱きしめる。

「ライナー。だから、お願い。私達を助けて」

35 名前： （7/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:09:34 ID:cCLGcHKF
「『憎悪』は私たちが封印して身動きが取れないし、私たちも封印にほとんどの力を使っているから大したことはできない。
　膠着状態の千日手。時間が経っても、内的要因による大きな変化は望めそうにないわ」
「でもライナー。今は外的要因のライナーがいる。
　今の状況を大きく変えることが可能なのよ」

　制服のミュールとＴシャツのミュールが、交互に口を開いた。

「変えるって・・・どうやって？」
「別に、難しい話じゃないわ。
　人間を敵と見るか味方と見るか、ミュールの心がどちらにも寄っていないからこの世界があるの。
　だから、ミュールの心をどちらかに傾かせることができれば、この世界は変わるわ」
「ライナー。私たち、ライナーと会ったことで生まれたの。
　そして、ライナーと触れ合って、ミュールの中でここまで大きな存在になったわ。
　だからライナーなら、私たちの存在をミュールの中でより大きくすることができるはず。
　ライナーが導いてくれれば、ミュールの心はその方向に進むはずよ」

　・・・二人が言いたいことは分かった。

「・・・君たちの中から、一人のミュールを選べっていうことか」

　二人のミュールは同時に頷いた。
　それは、つまり・・・

「私は『共存』のミュール。
　ライナーたちと会って生まれた、人を滅ぼさず、人と共に生きようという意志。
　人と共存することで自分が生きる意味を見つけ出そうとする意思。
　ライナーが私を選べば、ミュールは人間という種全体と共存することを望むわ」
「私は『依存』のミュール。
　ライナーが生んでくれた、他人を・・・ううん、ライナーを頼りたいという意志。
　憎しみ以外の生きる道を、これからの人生を、ライナーにずっとずっと導いてほしいという意思。
　ライナーが私を選べば、ミュールはライナーと共に暮らすことを望むの」

　二人のミュールが、静かに語りだした。
　俺は今までオリカとミシャのコスモスフィアに潜ってきて、彼女たちの心に少なからずの変化を与えてきた。
　でもそれは端のきっかけで、俺の思うがままに彼女たちの心をいじくりまわしてきた訳じゃない。
　しかし今度は違う。ミュールは俺に、俺が、ミュールの心の形を決めてくれという。
　・・・それはつまり、ミュールは、俺に人生の全てを任せようというのだろうか？

「ミュール・・・俺、そんなの・・・」

　言葉が続かない。
　そんな俺の気を察したのか、Ｔシャツのミュールが俺の体に顔をうずめてきた。

「辛いかもしれないけど、お願い。ライナー。
　ミュールの心は、『憎悪』と『共存』、そして私の３つに定まっているの。ただ決めかねて迷ってるだけ。
　ライナーはただ、誰かの心を後押ししてくれればいいわ。
　・・・私、ライナーと、もっとずっと生きていきたい」
「ミュール・・・」

　唐突に、手のひらに温かみを感じた。
　気が付くと、制服のミュールが俺の手を握っていた。

「私だってこれから人と共に在りたいという気持ちは『依存』に劣らないつもり。
　でもそれはただのエゴ。ミュールの心の欠片の自己主張に過ぎないわ。
　だから難しく考える必要はないの。
　ただ、ライナーが望むミュールを選んでくれれば、それで良いのよ。
　だから、お願い。ライナー」

「・・・少し、考えさせてくれ」

36 名前： (8/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:10:15 ID:cCLGcHKF

　　― ストーンヘンジ ―

「だいぶ迷っているようだね、ライナー」
「・・・アヤタネ」

　顔を上げると、小さいアヤタネが長刀に乗って目の前に浮いていた。

「少しは考えがまとまったかい？」

　アヤタネの問いに、俺は首を横に振る。

「・・・まだ分からない。決まらない。
　何が一番良い答えなのか、誰を選んだ方がミュールにとって良いのか。
　そもそも、俺なんかがミュールの心を決めて良いのかすら分からない」

　俺の答えに、ふふふ、とアヤタネは笑う。

「やはり君はライナーだ。優柔不断でバッサリと割り切ることができない」
「・・お前は現実のアヤタネと違って、口が悪いけどな」
「ふふ。でも、その優しい心は認めてるよ。後は度が過ぎない程度にすれば良いんだけど」

　褒めてるんだか貶してるんだか分かりやしない。
　そしてアヤタネは、俺のまわりの中空をくるりと一回りする。

「・・・ライナー。母さんの心は、ひどく幼い」
「・・え？」
「人間に心を消され、自分で紡いだ心も憎悪に染まってしまい、そして染まりきったゆえに幼いまま。
　だから母さんは分からない。自分はどうしていいのか。
　だから母さんは迷っている。自分は人間とどうあるべきなのか。
　だから母さんはライナーに助けを求めた。自分ではどうにもならないから」
「・・ああ」
「ライナーは母さんに選ばれたんだ。それは、母さんの心を変えたライナーだからこその選択。
　もしかすると自我が壊れるかもしれない。それを承知でライナーに全てを託した。
　だから、母さんに遠慮して妥協するなんてことは止めて欲しい。
　ライナーが心で思った母さんを選んで欲しい。
　例えそれがどんな選択だろうと、どんな結果になろうとも、クレセントクロニクルで母さんの心を打ったライナーだからこそ、任せられるんだ」
「クレセントクロニクルで・・・」

「・・少々饒舌になってしまったね。
　人の心はゲームじゃない。定まった選択肢で定まった結果が出るなんてことはありえない。
　だから頭じゃなく、母さんを変えた、ライナーの心で、素直に思った母さんを選ぶんだ。
　僕からはそれだけ。
　・・・それじゃあ、また会おう。その時までしばしの別れだ」

　その言葉と共に、俺の目の前からアヤタネが消える。
　アヤタネの言葉が頭で、いや、心に反響する。
　俺が心に思ったミュールを、選ぶ。

「・・・よし」

　心が、決まった。
　忘れてた。コスモスフィアの中のミュールは、姿じゃなくて心そのものだってこと。
　頭で考えてもどうしようもないんだ。
　ミュールの心が俺を選んだのなら、俺はここでその心に応える。
　俺のありったけの心で応えよう。
　俺たちとミュールのためにも。

「行こう、生命の塔へ」

37 名前： (9/16) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:11:05 ID:cCLGcHKF

　　― 生命の塔 ―

　塔の前には、二人のミュールがいた。
　いや、塔の前にある黒い幕の向こうには、『憎悪』のミュールもいるのだろう。
　この世界に存在する全てのミュールがここにいた。

　空気に漂うプレッシャーが、一層強さを増している。
　前に生命の塔に来たときとは異なり、黒い幕が激しく波打っていた。
　まるで二人のミュールを狙っているかのように、蠢き、黒く光り、もがいていた。
　それは、『憎悪』のミュールの呪詛のようにも見えた。

「ライナー・・・」
「ミュール。俺、決めたよ」
「・・ありがとう、ライナー」

　制服のミュールとＴシャツのミュール、二人のミュールが俺の側から離れた。
　俺と二人のミュールでちょうど三角を作るように、儀式じみた空間を作った。
　いや、これは儀式なんだ。ミュールの心の。

「私は、『共存』のミュール。
　人と共存する中で、自分が生きる意味を見つようとするミュールの意志」

　制服のミュールが、口を開く。
　黒い幕の動きが、より激しさを増す。
　・・・彼女はどんな気持ちでこの場にいるのだろう。

「私は・・・『依存』のミュール。
　憎しみ以外の道を、これからの人生を、ライナーと共に在りたいというミュールの意志」

　Ｔシャツのミュールが、口を開く。
　黒い幕は尚、その激しさを増す。
　この向こうから、俺の挙動一つで消されかねない事を理解しているのだろうか。
　・・だとすれば、これは呪詛じゃない。
　これはきっと慟哭だ。

　場を沈黙が包んだ。
　二人の、いや、三人のミュールが俺を見つめる。
　俺は応えなければいけない。誰を選ぶのかを。

「俺は・・・」

　自分の声のはずなのに、今まで発音してきたどの言葉よりも、とてもクリアに自分の声が聞こえた。



「俺は、君たち二人を選ばない。
　俺は、『憎悪』のミュールの所に行く」

38 名前： (10/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:11:59 ID:cCLGcHKF
　場の全てが止まった。
　制服の『共存』のミュールも、Ｔシャツの『依存』のミュールも。
　世界を覆っていた『憎悪』のプレッシャーさえも、その時を境に止まっていた。

「ライ、ナー・・？」
「『憎悪』の所にって・・・」

　二人のミュールの視線が、信じられないという表情に変わった。

「あなた・・・正気なの！？
　『憎悪』を選んだりしたら、どうなるか分かってるの！？
　ミュールの心は間違いなく、再び人間を憎むわ！私たちだって存在しなくなるかもしれない！」
「ライナー・・嘘でしょ？」
「嘘じゃない。俺、考えたんだ。
　二人は、『憎悪』のミュールの力を奪って封印するって言ってた。
　でもそれじゃいけないんだ」
「どうしてよ！
　人間を憎んでる者が、人間を敵と見ている者が、どうして人間と共にいることができるの！？
　私たちが存在するために、『憎悪』は在ってはならない存在よ！」

　『共存』のミュールが、ヒステリックに叫ぶ。

「それじゃずっと昔にミュールを封印した人達と変わらないじゃないか。
　障害となる人を力づくで排除するのは簡単だよ。
　でもそれじゃ、封印した『憎悪』のミュールはさらに人を憎む。多分君たちだって憎み始める。
　それじゃあ何も解決なんかしない。より強い怨恨となるだけだ」
「じゃあどうしろって言うのよ！
　だからライナーは私たちじゃなくて『憎悪』を選ぶって言うの！？」
「誰も選ばない。ただ彼女の所に行って、説得するだけだ」
「それこそ何も解決なんてしない！」

　ばっ、と俺に腕を突き出す『共存』のミュール。
　俺に向けられた掌には、段々と青い光が集まって・・・って、まずい！

「ミュール、止めてくれ！」
「嫌よ！じゃあライナーもそんなこと言うの止めて！
　私のこと助けてよ！」

　だめだ、完全にヒステリーを起こしてる。
　なおもミュールの掌の光がどんどん強くなる。
　もしあれが俺に放たれたら・・・歴戦を潜ってきた勘が伝える。
　おそらく、死。


　　しゃりん

　瞬間、一本の閃光が走った。
　閃光は弧を描き、『共存』のミュールの掌に集まった光に触れ、四散させる。

「優柔不断、鈍い頭、デリカシー無し。それに甲斐性無しも追加だね。
　もうちょっと上手く説得できないのかい、ライナー」
「アヤタネ！」

39 名前： (11/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:13:11 ID:cCLGcHKF
　小さいアヤタネが、ずっと乗りものにしていた長刀を抜刀していた。
　アヤタネがミュールの掌に集まっていた光を消したのか？
　その光景に呆然とする、『共存』のミュール。
　そしてアヤタネがゆっくりと刀を振るい、納刀すると、チーーン、という澄んだ音が響く。

「落ち着いたかい、母さん」
「ア、アヤタネ・・・？」

　その音にハッとするように、『共存』のミュールが我に返った。
　先ほどまでの緊迫した空気は、もう無い。
　これはアヤタネの力なのか？ミュールの心の護であるアヤタネの・・・

「今だよ、ライナー。今度こそライナーの考えを解ってもらうんだね」
「あ、ああ」

　再び長刀に乗ると、小さいアヤタネは俺の頭をコツンと突付いた。
　その折に、アヤタネの技に見入っていた俺も我に返る。

「ミュール。俺は『憎悪』のミュールに手を貸そうなんて思ってないし、かと言って彼女を見捨てたくない。
　彼女だってミュールの心の欠片なんだ。それを邪魔だからって、再び封印したりするのは間違ってる」
「・・・でも、それじゃあ私たちは存在できない。
　憎んでいる相手と共に生きるなんて無理なのよ」
「俺は君たちを生んだミュールの心を信じるよ。
　きっと黒い幕の向こうにいるミュールだって分かってくれる。
　俺たちは憎しみ合うことなんかなく、共にいられるはずだって。
　互いに争ったりせず、共に暮らせるんだって。
　だって・・・君たちは、そうして生まれたんだから」

　沈黙を続ける『共存』のミュール。
　そこに今まで沈黙していた『依存』のミュールが口を開いた。

「・・・分かった。私、ライナーを信じる」
「！　あなた！」
「ライナーがもう一度ミュールを救おうとしてるんだもの。
　私も手伝うわ。だからライナー、『憎悪』を救ってあげて」

　『依存』のミュールをにらむ、『共存』のミュール。

「あなた・・追従するつもり？盲信と信頼の区別もつかないの？」
「私なりに考えた結果よ。私は、ミュールの心を大きく変えたライナーを信じるわ」
「・・・クレセントクロニクルの時とは事情が違うわ。
　相手はミュールの憎悪の権化なのよ」
「その時ライナーがミュールを救おうと選んだから、私たちはここに在るのよ。
　今回だってきっとできる」
「ミュール・・・お願いだ。分かってくれ」

40 名前： (12/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:13:52 ID:cCLGcHKF
「・・・好きにして。
　どうせ私たちが分かれた時点で、『憎悪』を再封印するという手段は無くなったのだもの」
「ミュール・・・」

　違う、そうじゃないんだ。投げやりな想いで、否定的な想いで『憎悪』のミュールは救えない。
　けどその言葉は口にできなかった。

「先に『憎悪』のところに行って、ライナー。
　あの子は、『共存』は人と共に生きようとする意志。最後にはちゃんと分かってくれると思う。だから・・・」
「・・・分かった。彼女を、頼んだ」
「ええ。ライナーも、黒い幕の向こうのミュールのこと、お願い」

　『依存』のミュールにこの場を任せ、黒い幕に手を触れる。
　ぐっと力を込めると、かすかな抵抗と共に入っていった。

「さあライナー、行くんだ。この向こうに母さんの心がいる」
「ああ。アヤタネ、行こう」

　俺の言葉に、小さいアヤタネはふるふると首を横に振る。

「残念だけど・・・そろそろ限界だ。
　いくら母さんに紡がれた存在とは言え、詩われなければ僕はただの心の護。
　今までずっと力を蓄えてきたけど・・・さっき使ってしまったからね」

　言うが早いか、段々と薄れていく小さいアヤタネの身体。

「アヤタネ！？か、身体が・・」
「この場に現れるほどの力が僕にはもう無いだけ。それだけだよ」
「俺を・・・守ってくれたせいなのか」
「気にする必要は無いよ。
　僕は母さんの心の護だけど、今は母さんの心を護るために在るんじゃない」
「え・・？」
「言ったはずだよ。母さんはライナーに全てを託した。
　僕がそのライナーの邪魔をする必要も、意志も、意味もない。
　僕はただの見届け役。母さんの選んだライナーが行き、導く末を見届けるためにいる。
　だから、万一の時のために力を蓄えてるためにも、極力姿を消していた」
「アヤタネ・・・」

　もう風景が透けて見えるほどに消えた小さいアヤタネが、にこりと笑った。

「ライナー、僕は満足だよ。
　この母さんの心でもっとも重いかもしれない世界で、君の選択を見ることができた。
　僕にも思いもよらぬものだったけど、それは母さんの心を動かした。
　だから、きっと上手くいく」
「・・・ありがとう、アヤタネ。
　俺・・・アヤタネのお陰で、クレセントクロニクルのときの気持ち思い出せた。
　任せてくれ、絶対に『憎悪』を救ってみせる」

　再び微笑むと、小さいアヤタネは完全に姿を消した。

　・・行こう、この黒い幕の先にいるミュールのところへ。
　意を決して、大きく一歩を踏み出す。
　立ったまま水に入ったような感覚と共に、俺の体は『憎悪』のミュールの領域へ侵入した。
　てっきり中は暗闇かと思っていたが、そこは夜の闇ていどの暗さしかなかった。



　そして見えた視界のその見えた先に、『憎悪』のミュールがいた。

41 名前： (13/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:15:12 ID:cCLGcHKF
　まず目についたのは、ミュールの顔半分を覆うほど大きな両眼帯。
　両肩、両もも、そして腰には素肌の上から黒い革ベルトが巻きつけられており、その動きを制限している。
　手足には革ベルトは無いが、代わりに太く銀に光る鎖で両手両足が繋がっていた。
　まるでタチの悪い拘束具だ。

「ナゼダ・・・」

　低く、そして腹と肝に響く声が俺の耳に届く。
　憎悪に染まっていた頃のミュールの声だ。

「あの二人が私を封印した時点デ、私が消されるのは時間の問題だった・・・
　それなのにオマエハ、ナゼ・・・
　ナゼ・・・オマエハ、あの二人を選ばなかった・・？」
「聞こえていたろう。
　邪魔だからって封印するなんて、昔にミュールが受けた仕打ちと全く同じじゃないか。
　その苦しみを何百年も受けてきたミュールに、そんなことして欲しくなんかない」
「黙れ！」

　俺の言葉をさえぎるように、『憎悪』のミュールが吠えた。

「戯言を言うな！何も知らない者が、私を封じ続けてきた者が！
　オマエの心が入る余地など、どこにもない！
　生存存在全てを賭けた我々の中に、我々の存在が介入するな！」
「俺は君を封印した人間の末裔だ。
　けど、俺たちはもう君を封印する事なんて望んでいない。
　俺たちは君が受けた苦しみを知った。
　今の俺たちは、君と共に生きることを望んでいるんだ」
「何を語る！
　だから過去を忘れて生きろと！？受けた屈辱を水に流せと！？
　全てを捨てて共に生きろとでも言うのか！？
　できるわけがない、できるはずがない！！」
「捨てろなんて言わない。忘れろなんて言わない。
　それは君の苦しみ。過去の俺たちの過ち。消すことなんてできない。
　でも、俺たちは共に生きられるはずだ！
　ミュールの心は、そう望んでいるのだから！」
「黙れぇ！」

　唐突にミュールが俺に向けて両手を向けた。
　そしてその手に黒い光が集ったかと思うと、黒い光が俺の腕を貫く。
　激痛で地面に倒れそうになるのを、なんとか堪える。

「ぐっ・・・」
「何をこうの言いつつ、結局オマエラは私を消すのではないか！やはりそれが目的か！」
「違う！確かに、俺はミュールを憎しみから助けたい。
　でも、俺は『憎悪』の君だって助けたい。君だってミュールの心なんだ。
　もう憎しみとか恨みとか、そんな感情をミュールに持ってほしくないんだ！」

42 名前： (14/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:15:59 ID:cCLGcHKF

　再びミュールの両手に黒い光が集い、今度は俺の脚を貫いた。

「ぐあっ！？」
「何が違う！何が異なる！
　私が消えねば憎悪は消えぬ！ならば私を殺さねばならぬ！
　私は自殺する気など毛頭無い！なら消えるのはお前らだ！！」
「消えるんじゃない！
　変わるんだ。自分という存在を。自身の意味なんて決め付けるものじゃない。
　ミュールはミュール自身が思う存在に変われるんだ！この世界にミュールが何人もいることがその証じゃないか！」
「五月蝿いーーーっ！」

　三度ミュールの両手に集う光。しかし放たれたそれは俺に当たらず、脚を掠めるに留まった。
　四度、五度。幾度も放たれる光は、かすりはするものの、俺に命中することは無かった。

「五月蝿い！うるさい！うるさい！
　心が変わるものか！人生が変わるものか！！
　ならばあの二人のミュールはなぜ私を封印した！なぜ私を消そうとした！
　それが心など変わらぬ証だっ！！」

　ふらふらと狙いの定まらない両手を構え、再び俺に向けて力を集めだすミュール。
　その突き出された両手は先ほどまでとは違い、しっかりと俺の胴を標準している。
　そしてミュールの掌に集まった黒い光が、再び俺を貫こうと放たれる。
　しかし、突然俺の前に現れた光の壁が、ミュールの黒い光を遮った。

「なっ・・・」
「これは・・・」

　・・・詩だ。詩が聞こえる。
　二つの詩が、この世界に来て幾度と効いた声が、ハーモニーを奏でている。
　感じる。これは俺を護るためだけの詩じゃないって。
　そうか。分かって、くれたんだ。

「ミュール・・・他の二人も、もう君を封印しようとなんてしていない。
　人は変われるんだ。いや、変わっていくんだ。それが生きるっていうことなんだから」
「うるさい！言うな！それ以上喋るな！」
「俺はミュールに生きてほしい。
　普通の女の子として、普通の生活をして、人としての幸せを掴んで欲しいんだ。
　俺たちは君を受け入れる。争うことなんかないんだ」

「言うな・・言うな！」

「だから、ミュール・・・変わろう。
　俺たちと一緒に、幸せになろう」

「言うなぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっ！！！」

43 名前： (15/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:17:04 ID:cCLGcHKF

　『憎悪』のミュールの怒号と共に、集まっていた黒い光が霧散した。
　そしてそのまま、糸が切れたように前のめりに倒れこむ『憎悪』のミュール。

「ミュール！」

　激痛が走る脚に渇を入れてミュールの元へ駆け寄る。
　ミュールの身体を抱きかかえてみるが、ピクリとも動かない。
　ダラリと力なく垂れ下がった手が最悪の事態を想像させたが、ゆっくりと上下している胸がその不安を打ち消した。

「良かった。気を失っただけみたいだ」

　ミュールの無事を確認した直後、辺りを覆っていた暗闇が、まるでガラスが砕け散るように崩壊した。
　急に光が差し込んできたために目を細めてしまったが、生命の塔のふもとに立つ二人のミュールを確認することができた。
　あちらも俺のことを見つけたようで、俺の元へ駆け寄ってくる。

「ライナー！」
「ちょっと、大丈夫！？」
「ああ、気を失ってるだけみたいだ。けど顔色が悪い・・・衰弱してるかも」
「良かった・・・じゃなくてライナーのこと言ってるのよ！
　ああもう血とか流してるし！」

　すぐさま癒しの詩を歌う『共存』のミュール。見る間に俺の傷が塞がっていった。
　それと共に、何となく『憎悪』の血色が良くなった気がする。

「はい、お終い。変なところとか無い？」
「ああ。『憎悪』のミュールも大丈夫そうだ。・・・ありがとな」
「・・・別に。知らないわよ」

　と言いつつ、そっぽを向く『共存』のミュール。
　思わず笑みがこぼれそうになった。
　けど分かってる。さっきの詩で。
　俺たちとも『憎悪』のミュールとも共に在ることを選んでくれたんだって。




　と、突然にコスモスフィアに響き渡るの爆音が起きた。
　そしてストーンヘンジの方角から立ち昇る、巨大な光の柱。

「あれは・・・」
「パラダイムシフト！」

44 名前： (16/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:18:48 ID:cCLGcHKF
「ライナー！」
「ああ。急ごう！」

　ストーンヘンジへ走り出す、二人のミュール。
　俺も彼女らに続こうと、未だ気絶したままの『憎悪』のミュールを抱き上げた。
　軽い。
　その体重の軽さに、驚かずにはいられなかった。
　本当に・・・こんな小さな女の子が、あんな憎悪を抱えていたんだ。

「ライナー、何してるの！早く！」

　先で呼ばれて、ハッとした。
　いけないいけない。最近気持ちがネガティブに偏りすぎだ。
　既に塔から離れ始めた二人を追って、俺もミュールを抱えて走り出した。



　　― ストーンヘンジ ―

　中央の石床から、まぶしいばかりの光の奔流がほとばしっていた。
　安定した、正真正銘のパラダイムシフト。

「さあ、行こう。みんなで次のレベルに進もう」
「ううん。私たちは進まない。ライナーとその子だけで行って」
「え・・？」
「・・・私も『依存』も、パラダイムシフトはしないわ。
　私たちは元々レベル５とレベル６のミュールだし。
　それに、ライナーが変えてくれた『憎悪』だけが、世界を構築する意味を持つと思うから」

　『共存』のミュールの言葉に、『依存』のミュールも肯いた。

　遠慮しているんだ。この子達は。

「・・いいや、違うよ。
　君たちは、『憎悪』を共に生きようとしたんだ。
　力を奪って封印しようとするんじゃなくて、『憎悪』を受け入れて救おうと変わったんだ。
　『憎悪』のミュールもそう感じたからこそ、パラダイムシフトが起きているんだと思う。
　変な引け目とか思わなくていいんじゃないかな。君たちがいたからこそ、今があるんだ。
　だから・・・君たち三人が、パラダイムシフトする意味があると思う」
「ライナー・・・」

　『依存』のミュールが、一歩俺に近づくように歩み出た。

「分かったわ。ライナー、『憎悪』を私たちに頂戴」
「ああ」
「私たちこの子と一緒に、パラダイムシフトするわ。あなたも、いいわよね？
　多分・・ううん。きっと、その方が・・・」
「ああ。俺も、きっとそれが良いと思う。
　ミュール・・元気でな」
「うん。ライナーも・・また、会おうね」

　そう言うと、二人は一人を抱きかかえ、共に光の柱の中へ消えていった。
　それを見届けた後、俺も光の柱へ飛び込んだ。





＜Cosmosphere Level 7 Completed...　Get Costume "BIND"＞

45 名前： (17/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:20:04 ID:cCLGcHKF


　ミュールのレベル８の世界に潜ると、辺り一面を覆っている漆黒の闇が目に入った。
　一面の黒。
　ともすれば自分の手さえ見えなくなりそうな闇。

　　　なんだここは・・・ストーンヘンジじゃないのか？

　声を出そうとしたが、唇が動くだけで全く音が聞こえなかった。

　　　な、なんだっ。声が・・音が聞こえない！？

　何度か叫んでみるも、骨振動の音すら聞こえない。
　光も音も無い世界。
　これがミュールのレベル８とでもいうのか？
　パラダイムシフトしたミュールの心は、壊れてしまったとでもいうのか？

　　　・・・とにかく、歩いてみるしかなさそうだな。

　結局その結論にたどり着き、一歩足を踏み出す。しかし、踏み出した足は地面の感触を感じなかった。
　足場が無い。浮いている。違う、浮いてない。じゃあ立っている？違う、立ってない。
　座ってない伏せてない倒れてない宙にいるわけでもない。
　自分自身の身体以外何も感じ取れない。
　暗い。黒い。狭い。広い。近い。遠い。

　　　ええい！落ち着け・・・落ち着くんだ。
　　　暗闇に惑わされるな。俺は確かにここに立っているんだ。ここに在るんだ。

　音にならない声を発し、気合を入れる。
　気をしっかりもつと、何とか足裏に地面を感じ取ることができた。
　光も音も何も無い世界が、こんなに恐ろしいものとは思わなかった。
　地面を確かめながら、一歩一歩ゆっくりと進んでゆく。
　この世界のミュールのことを考えながら。

46 名前： (18/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:21:13 ID:cCLGcHKF

　　　・・・

　一瞬、何かの音が聞こえたような気がした。

　　　誰だ？誰かいるのか？

　返事は無い。いや、物音がしない。
　気のせい？いや、耳鳴りすら起きない世界で空耳というのも変な話だ。

　　　・・・・・

　再び聞こえた。
　いや、振動とかで聞こえるような感じじゃない。
　頭の中に直接響いてくるような、妙な音が聞こえてくる。

　　　・・・・ぐす、ひぐ

　その声の存在を理解すると、だんだんクリアに聞こえるようになってきた。
　これは、泣き声？ミュールの？
　しかし姿は見つからない。姿はないけど、声は聞こえる。とても小さな声。
　ミュールはこの近くにいるんだ。

　　　どこだ？どこにいるんだ。俺はここにいる。ミュール、君はどこにいるんだ。

　音にならない声を叫ぶ。
　聞こえてるかどうかなんて分からない。ただ叫んだ。
　俺がミュールを呼ぶたび、ミュールの声は徐々に大きくなっていった。
　消え去りそうな程の小さな声から、だんだんはっきりと聞こえる程に。

　そして、突然俺の前方の暗闇の中から、薄い光に包まれた空間が現れた。

47 名前： (19/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:22:21 ID:cCLGcHKF

　その空間は、まるで鳥かごだった。
　長い長いパイプがオルガンらしき鍵盤から地面を伝い、天に向かって伸びている。
　ミュールのいる鍵盤を中心に、そのパイプは楕円を描くように鍵盤を囲っている。
　パイプの感覚はひどく狭く、人の子一人通れはしないだろう。

　その檻の中の鍵盤の近くに、ミュールが一糸纏わぬ姿で泣いていた。
　膝を抱えて。小さく丸まって。泣き声をもらしていた。

　　　・・・だれ？

　俺に気付いたらしいミュールが、顔を上げて俺を見つめた。
　目元は赤く腫れ上がり、頬には延々と涙が流れている。

　　　やだ・・わたしもううたいたくない・・
　　　もううたいたくないよお・・

　目から新しい涙を流しながら、か細く消えるような声がミュールから発せられた。

　　　どうしてわたしはこんなとこにいれられるの？
　　　どうしてわたしをとじこめるの？
　　　ここからだして、だしてよお・・・ぐすっ、ひっく

　パイプ越しに、ミュールは泣き続けた。
　・・・分かった、この世界のミュールの心のこと。
　光の無い世界。音を消した世界。パイプの檻。
　でもそれはつまり、ミュールはずっとずっと泣き続けていたということ。
　俺たちが普通に暮らし、子を作り、育んでいる間、この子はずっと泣いていたということ。
　一人きりで。

　　　・・・ぐす。
　　　おにいちゃん、ないてるの？

　いつの間にか、俺の頬には涙が伝っていた。

48 名前： (20/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:23:23 ID:cCLGcHKF
　　　・・大丈夫だよ。
　　　君を閉じ込める人たちはもう誰もいないから。

　涙を流しながら、きょとんとした目で俺を見つめるミュール。

　　　うそ。そんなのうそ。わたしここからでられない。

　　　嘘じゃない。君を縛る人も、無理矢理詩わせる人も、ひどいことをする人も誰もいない。
　　　俺は君と一緒に暮らしたいと思う人間。
　　　君はもう自由なんだ。さあ、ここから出よう。

　立ち上がり、半信半疑という感じで歩き出すミュール。
　パイプの檻のすぐ手前まで歩いてくると、ミュールは恐る恐る手を差し出す。
　そしてその手がパイプに触れた瞬間・・・パイプがひとりでに動き出した。
　ミュールを囲うように配置されたパイプは弧を描くように一箇所に、鍵盤の真後ろに集った。
　檻は消えた。残ったのは、一つのパイプオルガンだけ。

　　　あ・・・ああ・・・

　　　もう、泣かなくていいんだ。
　　　君は好きなところに行ける。何にだってなれる。
　　　さあ、おいで。

　ゆっくり、ゆっくりと。不確かな足取りで一歩一歩俺に近づくミュール。
　よろけながら、俺に向かって、少しずつ近づいてくる。
　俺は腰を落として手を差し伸べ、ミュールを待った。
　そして俺の目の前まで来ると、ミュールは俺の差し出した手を握る。
　俺もその手を取ると、ミュールをそっと抱きしめた。
　子供をあやすように優しく。そっと抱きしめた。

　　　ミュール・・・辛かったろう？寂しかったろう？
　　　大丈夫、大丈夫だ。
　　　行こう、世界が君を待ってる。
　　　陽光が、風が、木々が、鳥が、動物が、俺たちが、君と共に生きたいと思ってる。
　　　大丈夫。もう、大丈夫なんだ。

　　　ひ・・っく、うぇ・・・

49 名前： (21/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:24:25 ID:cCLGcHKF

　ミュールが俺の服を握る。強く、強く握る。
　目に涙を溜め、服を掴む手は震え、小さな肩も震わせ、泣くのを必死に堪えている。
　俺はミュールを抱きしめた。ミュールが人の体温を感じられるよう。
　もうこの子は一人じゃないんだと教えるために。

「うぁ・・うああぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ！！」

　まるで堤防が切れたかのように、俺の腕の中で、ミュールは大きな声をあげて泣き出した。
　声。
　無音の世界を作っていたミュールが、初めて声をあげた。
　これは産声だ。ミュールの産声だ。
　ミュールが俺を抱きしめてくる。俺もそれに応えるように、しっかりとミュールを抱きとめる。

　ミュールを囲う檻となっていたオルガンが、ひとりでに音色を奏で始めた。
　それはミュールを祝福するようにも、檻ではなく詩と共にある楽器だと主張するようにも聞こえた。



　そして、俺たちの足元から、光の柱が昇り立った。






＜Cosmosphere Level 8 Completed...　Get Costume "NAKED"＞

50 名前： (22/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:25:29 ID:cCLGcHKF
「う・・・」

　まぶた越しに入る日の光を感じ、目を覚ました。
　えと、ここはどこだ？
　レベル８でミュールを抱いたことは覚えている。
　そしてその後、足元から光の柱が出現して・・・

「お早う。人のコスモスフィアの中で気絶するなんて、ライナーも結構非常識ね。
　脚がしびれてきたわ」
「・・ミュール？」

　俺に注がれる光を、ミュールが俺の顔を覗き込む形で遮った。
　いつもの格好で、いつもの口調で、俺に膝枕をしていた。

「ここは私のコスモスフィア、レベル９よ。
　私たちはレベル８でパラダイムシフトして、そのままこの世界にやってきたの。
　ようこそいらっしゃい、ライナー」

　そう言って微笑むミュール。
　ただ、その笑顔が現実世界で見たものと、全くの別物に見えた。

「君は・・・あのミュールなのか？」
「それは『憎悪』という意味かしら。それとも他のミュールの心を指してるの？
　どちらにしろ、その言い方は失礼じゃない？
　『憎悪』も『共存』も『依存』も、すべてはミュールの心の一欠け。
　パラダイムシフトするごとに変わり、分かれ、そして総てが統合したミュールがレベル９の私。
　このレベルに来るの初めてじゃないんだから、そのくらい分かってちょうだい」
「あ・・ごめん。
　ただ、ミュールの笑った顔が、前よりずっと綺麗に見えたから」
「お世辞言っても何もならないわよ。
　・・・でも、憑き物が落ちたって、今みたいなことを言うのかしら。とても清々しい気分。
　コスモスフィアの中で変な話だけど、風の匂いや陽光の力強さを感じる。
　きっと今まで気づいてなかっただけなのね。世界がとても心地良い・・・」

　ミュールは視線をわずかに空に移すと、再度俺の方を向いた。
　どこか暖かさを感じる笑みと一緒に。

「ライナーと出会って、ライナーに私の中に入ってもらって、ライナーに私の全てを見せちゃって。
　今の私、ライナーのお陰でここに在るわ。
　ありがとう。ライナー」
「こう面と向かって言われると・・何か恥ずかしいな」
「あら、奇遇ね。実は私も少し恥かしかったりするわ」

　ぷっ、と、二人で同時に吹きだした。
　二人で一緒になって笑う。
　しかしひとしきり笑うと、ミュールの顔が次第に曇っていった。

「・・・ごめんなさい、ライナー。
　正直なこと言うとね。ライナーのこと完全に信頼してた訳じゃないわ。
　ただ今まで人間を憎んできた心に迷いが出来て、人間が本当に私の敵か見極めようとしたら、余計に分からなくなって。
　平静に取り繕ってたつもりだったけど、自分が壊れてしまうような錯覚さえ覚えた。
　自棄になってたんだと思う。どうにでもなれ、って。
　だから、混乱の原因だったライナーを私の中に招いた。ライナーに全てを任せた。違う、投げ出した」
「・・ミュール」
「今まで、ライナーは私を信じてきてくれたんだと思う。だからこそ今の私があると思う。
　そのライナーを、今までずっと裏切ってたわ。
　・・・本当に、ごめんなさい」

51 名前： (23/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:27:34 ID:cCLGcHKF
「それなら、俺も謝らなきゃな」
「え・・？」
「俺だって、ミュールのこと完全に信頼してたわけじゃないと思う。
　このレベルに来る前、ミュールのコスモスフィアの中で、俺は何度もミュールを疑ってきた。
　俺を信頼してコスモスフィアに呼んだミュールを裏切ってきたって思ってたんだ」
「でも、そんなの勘違いよ。言ったでしょ、私は最初から信頼してたわけじゃ・・・」
「でも、今は信頼してるよな」

　反論するミュールの言葉が止まった。

「俺、嬉しいよ。ミュールのレベル９に来れたこと。そして、ミュールが俺に心の内を話してること。
　確かに俺達、互いを分かってなかった。信頼仕切ってなかった。
　でも、今こうして俺はミュールのレベル９に来れてる。
　ミュールは俺に本心を明かしてくれた。俺に全部見せてくれた。
　俺もミュールに本当のことを言えた。ミュールの心に触れてきた。
　俺たち、互いのこと分かりながらここまで来たんだ。俺たち互いに繋がってるんだ。
　そうだろ？」
「・・・・」

　と、急にミュールが俺の顔をがしっと掴んできた。
　そしてそのまま、両腕を右回転。俺の首も右回転。
　急に捻られたものだから、首がぐきりと悲鳴をあげる。ぐえ。
　何をするんだ急に。
　そう抗議の声をあげようとするが、ミュールの顔が見えない。
　力づくで振りほどこうと思った矢先、上を向いている俺の左頬に、水滴の感触が当たった。

「この、レーヴァテイルこまし・・・」

　・・・小さな声が、こらえて震えているような声が、かすかに聞こえた。

　俺は全身の力を抜き、ミュールが泣き終わるのを待つことにした。
　気が付かないふりをしながら。
　俺の頬に掛かっているミュールの手に、俺の手を重ねながら。

52 名前： (24/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:30:00 ID:cCLGcHKF

　俺たちは今、レベル９の儀式のために生命の塔に向かっている。
　脚が痺れて歩けないミュールを背負い、塔までの道を歩いている。

「・・・なあ、一つ聞いていいか？
　レベル７で三人のミュールがパラダイムシフトして・・・
　その、何だ。ミュールは今、俺たちのことどう思ってるんだ？」
「もちろん、憎んでるわ。私を監禁して封印した人間は、敵よ」

　その言葉に、心臓がどきりと跳ね上がった。

「・・・けどライナーは違う。
　そして、今世界に生きている人間とは・・・きっと敵じゃない。きっと、何とかやっていけると思う。
　昔のライナーだって、世界を敵と味方に分けていたでしょ？
　人間ってきっと一色じゃないと思うの。そして、その色は悠久じゃない。
　多分、それが人間の多様性っていうこと」

　一瞬肝が冷えた。
　だが、ミュールのその言葉が、とても嬉しかった。

「・・・おどかすなよ。
　またミュールのコスモスフィアで死にそうな目に合うのかと思ったじゃないか」
「あら、ライナーって女の子を自分好みに染め上げるのが好きなの？
　ライナーって他の子にも随分深いところまで潜ってるし、やっぱりそういうの好き？」
「ち、ちが・・」

　俺の肩に掛けていた手を首にまわし、俺の胸をさするミュール。
　顔を首筋や耳元に近づけ、吐息が当たるように話してくる。

「私、ライナーならいいわよ・・・？
　ライナーだったら、調教されちゃってもいいわ。
　私の身体と心、ライナーの好きなように開発しちゃってもいいのよ？」
「な、な、な、な、な、な」
「冗談よ」

　思わず、がくりと転びそうになった。

53 名前： (25/26) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:31:22 ID:cCLGcHKF


「・・ねえ、ライナー」

　塔の麓が見え始めた頃、黙っていたミュールが再び口を開いた。

「何だよ。もうからかわれないぞ」
「違うわよ。
　一つ、お願いがあるの」

　ミュールの口調がいつもと異なるのに気付き、俺は歩くのを止めた。
　その声が、何かを振り絞るような声だったから。

「・・・二人きりの時、ううん、コスモスフィアの中だけでいい。
　あなたとシュレリアの仲を邪魔したりしない。
　だから敵とか味方とかそんなんじゃなくて、もっとこう、この暖かさを感じれる関係に・・・」

　肩をつかむミュールの手が、ぎゅっ、と、力を増した。
　俺はただ、言葉を待った。
　何となく分かったからだ。
　きっと今この時、ミュールは精一杯心力を注いでいる。
　心を決めるための。決意を表すための。それを言の葉に乗せて俺に伝えるために。
　そして

「・・・私、ライナーの家族になってもいいかな？」

　数秒、もしくは遥かに長い時間の後、ミュールの囁くような小さい声が聞こえた。
　ミュールの指が俺の肩から離れ、再度ぎゅっと掴む。
　俺の言葉を、待っている。
　少しの沈黙の後、俺は口を開いた。

「・・・だらしのない兄貴に、しっかり者の妹か。
　俺の親父も石頭の頑固者だしな・・・まるでどこかの家族劇みたいだなこりゃ」
「・・・妹って何よ。
　そりゃあ現実野で存在してた時間が短いからこんな姿だけど、
　眠ってたりバイナリ野で活動してた時間含めれば、ライナーよりもっとずっと年上のお姉さんなんですけど」
「はは、それじゃあ400何歳のお婆ちゃんってわけだ」
「・・言ったわね」
「ぐ、ぐえ・・・ミュール、首を絞めるのは・・止め・・」

　肩にまわしていた腕を首に巻きつけ、ちょうど締め技に持っていくミュール。
　頚動脈が絞まってたりはしないし、非力なミュールに俺を落とせるわけもないのだが・・・苦しいものは苦しい。

　と、急に首を絞める力が緩んだ。
　しかし腕は変わらず首に巻きつけられている。そのまま再び力を込めるミュール。

　ミュールの吐息が首元に当たる。
　背負っている俺に、力強く抱きついている。

　『ありがとう』
　聞き取れるか聞き取れないかの僅かな声が、俺のうなじの辺りで聞こえた気がした。

54 名前： (26/27) 数え間違い [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:34:09 ID:cCLGcHKF

　　― 生命の塔 ―

「やあ。ご苦労様だね、ライナー」
「？！アヤタネ！」

　生命の塔の麓には、レベル７で消えたはずの小さいアヤタネが、何事もなかったかのように浮いていた。

「驚かないでくれ。僕は母さんの心の護。
　姿が消えることはあれ、消滅することはないのだから。
　母さんが僕を想ったから、僕はまたこうしてここに在る。それだけさ」
「あ、ああ。そうだったな・・・」

　そういえばハマやどんすけも同じことを言っていた。

「おめでとうございます、母さん。
　今までライナーの行動を見届けてきて、本当に良かったと思ってます」
「ええ、アヤタネもありがとう。
　無茶な注文しちゃったわね」
「ありがとうございます。
　さあ母さん、儀式の準備ができています。奥で着替えてきてください。
　ライナーと僕は先に儀式の場へと向かいますので」
「え・・ここで塔と繋がるんじゃないのか？」

　俺の言葉に、小さいアヤタネは例によってくすりと笑う。

「事だけを済ませようっていうのは良くないよ。
　これは母さんの一生に一度の事象。おごそかにするなんてとんでもない」
「分かったわ。着替えてくるから、二人は先に行ってて」
「はい。じゃあ行こうライナー。あっちに準備してあるから」

　ミュールを背中から降ろすと、着替えるためにこの場を離れていった。
　そして飛んでゆく小さいアヤタネを追うと、塔の側に何やら見えてくるものがあった。

55 名前： (27/27) [sage] 投稿日： 2006/03/26(日) 01:35:18 ID:cCLGcHKF
「・・・畳？」
「母さんと兄妹になるんだろう？
　それなら、それにふさわしい場を作らないとね」

　いや、それと畳とどういう関係があるんだ。
　そうツッコミを入れようとした所で、着替え終わったらしいミュールが現れた。

「お待たせ・・って何？あの畳」

　ミュールも俺と同じツッコミを入れる。

　ミュールは、桃色を基調とした着物に身を包んでいた。
　黒い帯には金色の模様が映えるように彩られており、
　またそれと対照的に、とても長い袂の袖と脚の部分の生地と連なるように白い花の模様が入っている。
　さらに踵の高い木製のサンダルを履き、漆黒の長い髪を揺らしていた。

「よく似合っていますよ、母さん。
　それでは二人とも、畳の上に座ってください。儀式を始めましょう」
「・・一体何をするつもりなんだ？」
「ふふ。アヤタネが私たちを祝福してくれることに変わりはないわ。
　行きましょ、ライナー」

　物分りがいいらしいミュールは、畳の上にちょこんと正座した。
　とりあえず俺もその横に座ることにする。
　小さいアヤタネは俺たちの前の水の入った赤い皿を用意すると、朗々とした声で謡い始めた。

「ミュール。
　貴女はライナー=バルセルトを兄とすることを・・・
　支えあい、助けあい、共に家族として、幸せに暮らすことを誓いますか？」
「・・誓うわ」
「ライナー=バルセルト。
　貴方はミュールを妹とし・・・
　支えあい、助けあい、共に家族として、幸せに暮らすことを誓いますか？」
「ああ、ここに誓う」
「分かりました。
　では、誓いの杯を乾しなさい」

　ミュールが目の前にある赤い皿に入った水を、ぐいっと飲み干す。
　俺もそれに続き、赤い皿を取り口を付け・・

「ってこれお酒じゃないか！」
「当たり前さライナー。兄弟の契りを水でやるなんて聞いたことないよ」
「だからってコスモスフィアで酒飲むのかよ・・・
　ってミュール！？」

　横を見ると、ミュールの頭がふらふらと揺れていた。
　顔は耳まで真っ赤で、目の焦点は頼りい。見るからに酔っ払っていた。
　そしてそのまま、後ろにどさりと倒れこむミュール。

「わ、わーー！ミュール、しっかりしろ！」
「・・母さんにお酒はまだ早かったかな」
「呑気なこと言ってないで、水！水持ってこいって！」
「口移しかい？」
「何でもいいから早くしろーー！」




＜Cosmosphere Level 9 Completed...　Get Costume "VIRGIN"＞

以上、某SSスレからの転載でした。
こんないい文章を書いてくださった職人様に感謝。

まだ読んでないけど乙

テキストでうｐすればよかったものを。
なんにしてもGJと言っておこうか。

>>あっちーこっち
乙かれ。後でじっくり読ませてもらうわー

読んだ
ライナー殴ってくる

>>117乙です。

しかし大佐、誤字脱字修正の終わったtxtを持て余す○|￣|＿

>>122
よくやった、感動した。どんとあげちゃうのもありだ。きっと。

ところでミュール様の髪、手入れなしであのつやつやはずるいと思います！

マジレスすると目から塩水出てきた（；ω；）

てめーのおかげで煩悩満載のレスが出来なくなっちまったじゃねーかヽ(`Д´)ﾉ

gj

>>90-116
えぇ話や… ヤバイなぁ 俺シュレリア様にも転ばなかったのに
ミュール派に転びかけてる…
何はともあれうpした人GJ＆乙

一応修正版も上げときます。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi31883.zip.html
pass = at

>>124
ある意味、これ以上の(子)煩悩の話もありますまい。

>>125
ミュール日記の人が某所で続きを書いてます。
さああなたもミュールスキーの世界へ。

>>126
某所・・・どこだー。某所なんだから明かせないのだろうけど
読みテｪー。c⌒っ.д.)っ

しまった、忘れてたぜ。
>>126さん修正乙！ﾐｭｰﾙｶﾜｲｲﾖ　ｶﾜｲｲﾖﾐｭｰﾙ

ボルドならミュールにベタ惚れしそうじゃない？

ボルドはただのボインスキーの疑いアリ
ミュールは無理

亜耶乃社長の乳に引かれて入社したのかよ

あの顔と体型でつるぺた大好きだったりしたら・・・

大陸の端から突き落とした方がいい。
世界平和に貢献できる事請け合い。

いや待て、ライナーの父親があの強面だ。そしてライナーはロリコン。
10年後にはガチロリのゴツイ親父ができるかもしれんぞ。

プラティナから突き落とした方がいい。
物語的にもヤツは美味しすぎてムカつく。

「このレーヴァテイルこまし・・・　」
の所が最高に萌えました（＾＾；；；

ageるな。

>>64Ver.のコスモスフィアも見てみたいな。

裸エプロンは！ナース服は！！
絆創膏3枚はどうしたーーーーーーーーー！！！

>>64
LV1　白スク水
LV2　園児服 or ランドセル
LV3　給食着
LV4　学者帽＋ケープ
LV5　保母さん
LV6　オボンヌの着ぐるみパジャマ＋ライナー人形
LV7　黒ゴス
LV8　悪の首相チックなボンデージ
LV9　ボリュームあるレースのウェディングドレス

修正ヨロ

Lv.1にはダボダボのオーバーオールを推したい

>>126
ミュール日記の人の続編というのは気になる…
詳細オボンヌ

>>129
Lv6はもっとエロく！ヘチく！！
という訳で>>138の裸エプor絆創膏に同意ｗ

間違えてた。
>>129じゃなくて>>139ね。

素のエロさじゃだめだ。セックスアピールに欠ける。
押し倒したくなるような可愛さで攻めるんだ。

>>139
和服がどこかに欲しいな

同志がいた
髪長いからアップにしたら雰囲気変わりそう
長すぎて頭の上でぐるぐるとウンコみたいになっても困るがｗ

Lv.5で和服だと、おかんというより座敷童みたいだなｗ

ギリギリ路線も攻めてほしいところ

前張りとか包帯とか

和服に包帯…サラシか

どっかでニーソックスはかせてもらえればそれで･･･

ミュールのコスモスフィア妄想しても
いつも心の護で詰まるんだけど

何かいい案ないかね？

１．アヤタネ
２．ELMA−DS
３．魔人ミュール
４．シャドウミュール

これしかないだろ

つミュールの唯一の味方だったオババ様

職場だったシルヴァホルンとか？　レプリカホルンみたいな感じで
>152踏まえてホルンに座るミニタスティとか？
オカリナがハマになるなら、どうにかなりそうなもんだが・・・ハマと被りすぎかも

何気にミュールは妄想されてる割に行動少ないから厳しいな
会話も少ないし服もないから嗜好もわからん

ああ、一応設定的にはコスモスフィアは存在しないと思うぞ
ウィルス体ミュールはコスモスフィアの接続先たるバイナリ野に存在するから
多分シュレリア様と同じような感じになる　が、気にすんな

エンディングで肉体復活したんじゃないのか？

>>150
５．オルガン
６．ティリア神（偶像）
７．生まれて初めて見た人間（シルヴァホルン関係員？）

>>153
本体出てきて戦った気がするが？
βだからコスモスフィアもあるだろう

８.喋る「銘菓オボンヌ」

>>150
ちっちゃいシュレリア様

>>150
ＥＬＭＡ−ＤＳでいいんじゃない？

パクリ！パクリ！とシュレリア様に責められて半ベソ

そこで変化球。
ちっちゃいアヤタネを推す。口調は大人のままで。
体は子供！頭脳は大人！その名は（ｒｙ

モロ>>126やん

みんなでEXEC_RIG=VEDA/.を解読しようぜ

いはけなき子や　光が如し
（
捧げや　捧げや　言の勾玉や　癒せや　癒せや　呪り永久に真に
（永久の呪いを癒せる言葉を捧げろ？言葉を捧げて永久の呪いを癒せ？）
いはけなき子は　しなに罪なし　現の限りは　託されし遺産
（
かこつは運命　すまふ術なし　孤独にねんじ　かく歩む道
（
捧げや　捧げや　言の勾玉や　癒せや　癒せや　呪り永久に真に
（永久の呪いを癒せる言葉を捧げろ？言葉を捧げて永久の呪いを癒せ？）
さらぬ厄とて　童の前に　斬るが如くに　因果を解かれ
（消えない筈の因果の鎖が少年に断ち切られた？）
真の光　我が身を照らし　放つ詩声　天足らしたり
（

(　）内を埋めてくれ自信が無い人は最後に？を入れておこう

いはけなき子や　光が如し
＝今を生きる子らよ、我らと比べ何と美しきことか。
（いはけなき子：直訳で幼子、意訳で現代に生きるレーヴァテイル）
（光：15行目の託されし遺産参照。第二期のミュール達とは異なり、幸せであろうかという感嘆）

捧げや　捧げや　言の勾玉や　癒せや　癒せや　呪り永久に真に
＝言の葉を、詩を紡げ。この身を縛る運命から逃れるよう。
（言の勾玉：煌びやかな言葉、詩）
（呪い：第二期のレーヴァテイルの従属を強いられてた運命？）

いはけなき子は　しなに罪なし　現の限りは　託されし遺産
＝今に生まれし子は、過去の過ちとは無縁。我らが成し遂げれなんだ生を生きる幸せを持っている。
（しなに：？）
（現の限りは：現代では）
（託されし遺産：第二期のレーヴァテイルの境遇から開放するという思想？それとも第二期では得られなかった幸せを子孫は得て欲しいという願望を託す？）

かこつは運命　すまふ術なし　孤独にねんじ　かく歩む道
＝嘆くべきは我らが運命。抗う術は無し。孤独に耐えて生きる運命。
（ほぼ直訳）

捧げや　捧げや　言の勾玉や　癒せや　癒せや　呪り永久に真に
＝言の葉を、詩を紡げ。我らを縛る業を癒すよう。

さらぬ厄とて　童の前に　斬るが如くに　因果を解かれ
＝いざ少年により、我らは運命から解かれた。我らを縛る従属の業から解き放った。
（さらぬ厄：直訳で大したことのない厄災）
（童：ライナー）

真の光　我が身を照らし　放つ詩声　天足らしたり
＝ああ、世界とはこのように光満ちるものか。謳う詩はもう運命への抗いではない。
（真の光〜：人への憎しみから開放されたミュールの心境。）
（天足らす：世界を満たす詩？戦い抗う詩とは根本的に異なる）


４〜７章節訳してたらマジ泣けてきた（つДT）
唐突に変わりすぎた気もするが、ミュールは救われたと考えていいのか？

自分の訳だと全体を通して意味が通ってないんで、他の解釈も頼む。

修正。

天足らす：心満ちる。

いろいろ突っ込みたい所だが、まずオリジナルの歌詞はイラネ

呪りは祈りという意味
つまり捧げや〜の所は　詩を捧げ、永久に祈りを　という感じだろう

謳わされ続ける事を否定したミュールが
自ら癒しの詩を、それも永遠の祈りとして捧げる
歌の大部分でこのフレーズが流れるのは大きなポイントだな

幼子は人間を指して、その罪＝自分の封印を仕方の無い事とするって事だろう
現状を仕方の無い事として、恨みではなく「運命だ」と一人納得するわけ
そういう現在の悲観達観した状況を「たいしたことじゃない」と言い
自分の世界を開いてくれた
ならば自分は世界に癒しの祈り詩を捧げよう

こんな感じじゃないかね　ざっとだが

そんな悲観的に割り切れるなら、あそこまで暴れんだろう。
達観するんじゃなくて、レーヴァテイルの運命を認め、それを打破するために憎み争った。
人を信じず信じられず、人の味方をするレーヴァテイルも敵として、レーヴァテイルのために命を懸けた。
それが前半部。

第二紀の人間が認めなかったレーヴァテイルの心を、ミュールの前でオボンヌが認めた。
最深度までコスモスフィア到達した（信頼関係を結んだ）オリカやミシャの姿は、ミュールの目にはさぞまぶしく移った。
強制されたものでない、心からの二人の詩は、ミュールの心を満たした。
それが後半部。

そんなとこじゃないか？

>>163-166
待て、これはガストの罠だ

ジャーン！ジャーン！ジャーン！！

げげえ、みゆる！

>>166
いや、散々策を巡らし暴れ、最後は自ら拳で語った末に、完膚無きまで負けたわけだからさ
万策尽きた状況って事考えると達観するのは自然だと思うんだ
しかし、もはやこれまでという状況で放たれたのは
自分を排除する刃でなく、共に手を携えようという共存の言葉だった・・・って経緯だし

ミュールの世界敵対の基本理念は人間への憎しみだが
行動内容が「特定種族の保護」でなく、どっちかというと「世界崩壊」に突っ走ってる様子見ると
まああれだ、歯止めが利かないというか逆恨みというか、世界を呪うような感じだと思うんだ
そういう憎しみや世界への憎悪を覆す内容ではあると思うんだが・・・


しかし下手に日本語のほうが感情読み解くのは難しいなｗ
ヒュムノス語なら意味はともかく感情は一発で読み解けるだけに、思わぬ盲点だ

>>170
その後贖罪のために追憶の翼で独り歌うミュール想像して切なくなった

ラストバトルで素っ裸でいなかっぺ大将涙を流して白旗振ってるミュール想像してフイタ

ミュール日記とかが載ってた某パロスレが果てしなく過疎ってる件

あれくらいが普通の速度

黒ゴスのミュールはまだかね

　　　　　　　　 ﾊ,,ﾊ
　　　　　 　 ('(ﾟ∀ﾟ∩_　おいらをどこかのスレに送って！
　　　　　　／ヽ 　 〈／＼　お別れの時にはお土産を持たせてね！
　　　　 ／|￣￣￣|.＼／
　　　 　 　| .ﾓﾂ煮..|／
　　　　　　 ￣￣￣
現在の所持品：たばこ・ライター・コーヒー・ブラックブラック・枕・ケータイ電話
睡眠薬・聖教新聞 ・ダッチワイフ・外付けSCSI340MHDD・ネットランナー4月号
TYG02・小嶋進社長・ゲルトモ・ディプスファンタジア・抵抗1kΩ(黄紫橙金)・媚薬
バーボン・メシマズ嫁のお手製弁当・吉牛の割引券・銀魂１巻・将棋の駒(角行)
ｼﾞﾝｷﾞｽｶﾝｷｬﾗﾒﾙ・ﾎｯﾄｶｰﾍﾟｯﾄ・第三のビール・笛・nintendoDS・執刀用メス
善玉ドリンク・ブラジャー・なめこ（んふんふ）・虹鱒・茶碗・脱税の証拠
抱き枕

って、このＡＡ直接CAVEに回されたのかよｗｗｗｗ

何でケイブスレ住人が俺以外にもいるんだよｗｗｗｗ

ミュールは本当に好きな人の前でだけ服を着るタイプ

しまった！

ミュールはいつでも塔をハッキングできる→塔の力を無尽蔵に引き出せる
→詩魔法をつむぐ必要が無い→ダイブする必要が無い

ライナーにミュールダイブさせようとする必然性が全くなくなってしまった！

シュレリアにダイブしている→私も

普通に服を着て生活するようになってから思い出話で常に裸だったころのことを言われ恥ずかしくなって襲いかかってくるミュールたんﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ

ミュール好きっ
殺されたいほど好きっ！

>>182
ttp://ranobe.com/up/src/up101517.jpg
あいよ

＞＜

ミュールの絵初めて見たお

もしかして183レス目にして初の服ゲットなのかミュール様
ものすごく・・・殺されてみた（ｒｙ

ミュールの全身をべろべろ舐めまくりたい

rayってアニメの主人公がミュールに似てる
声はミシャだけど

>>188
スルーしてた。
見る。

ミュールかわいいよミュール

丸一日書き込み無しとか泣けるな

ハマスレなんて2、3日に一度阻止の流れがあるだけだぜ

とにかくミュール様に服を着せればいいわけだろ
ちょっと隣の部屋からタブレット強奪するところからはじめてみる

なんとなく、大ミシャのスタンダード着せたら似合いそうだ

リンケージぱくってくる。
成功したらミュールもきょぬ〜だぜ！

黒リンケージにELMA-DSを側に控えさせ
白リンケージのシュレリア様と二人でプリキュア

動きづらそうな格好だから、ぷかぷか浮かんだまま、ポーズなしだけどな。

・・・・・・ﾃﾗﾊｽﾞｶｼｽ

マックスハートでオババ様加入と聞いてやってきました

とりあえずおまいらいますぐHINOTOでぐぐれ
話はそれからだ

イメージ検索の方行くなよ

うむ。素晴らしいな。

ブラボー・・・

素晴らしい

199の絵が神すぎて
半年前に衝動買いして放置したままだったペンタブ使って書いた
俺のドヘタレ絵を今のタイミングでupしていいのか迷う、
どうしよう・・・

>>203
がんばれ。俺もがんばる

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi32788.jpg.html

upしてきた、描いた絵を晒すのはこれが初めて。
あらためて見るとちょっと後悔ぎみ・・・orz

よく行動した
とりあえずサイズは適当に縮小ておいたほうがいいんじゃなかろうか。あとは誰か頼む
さてタブレット取り返してこないと

レスありがとう、これからはちゃんとサイズに気をつけるよ。
もっとまともな絵が描けるようにこれからも頑張る。
>>206も頑張ってね、応援する。

どうやったらペンタブ使いこなせるんだろうなー？

>>208
慣れかと
消しながら描くといいかもしれない

などと大層言えたもんでもないが

下手の横好きで絵描いてる俺は
199の絵はミュール本人より背景のクレセントクロニクルの書き込みｽｹﾞｰと思ってしまった
どうしよう

ファイル整理してて気付いたが
OVAでちらっと出てくるオリカのスタンドっぽいのは
やっぱりミュールなんだろうか？

ttp://shop.salburg.com/product/at_ova/index.html
ここのトレーラーの1：00あたりにでてるが、服？着てるっぽいんだよなー
微妙に雰囲気違うがそもそもOVAの質が（ｒｙなので誤差範囲だと思う

>>211
上位エロ悪魔の称号を持つ俺にはわかる。
あれは全裸のミュールだ。見えた。

髪・体格からしてミュールっぽいな
目が赤くなかったのが残念だ

ワンピースっぽいの着てる・・・か？
画像にして加工でもしないとはっきりわからんなコレ

ﾐｭｰﾙってﾜﾝﾋﾟｰｽってｲﾒｰｼﾞがある。

同意

透けたレースの黒いワンピース？いい趣味してるな（*´Д｀）ﾊｧﾊｧ

でも吊り目のヘテロクロミアで黒ゴスが最強

>>217
黒薔薇は夜に咲く?

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi33045.jpg.html

DVDから写真とってみたがいまいちわからんな。
とりかたが間違ってるんだろうか。

>>219
全裸です。
エフェクトで適当に誤魔化しているけれど。

カサマツさんってどうやって見るの？さんざん調べたがわからんかった。

>>221
ダウンロードって書いてるとこだけ押しなさい

ありがとう、解決した。アレはわかりにくいなｗ

ひの拓氏のサイトで神絵があるけど・・・既出？

その道はすでに>>199が通過した道だ

>>222
半年ロムれというのが筋だろアホか

>>226
その筋に反逆する

だがミュールのｽｼﾞなら甘んじて受ける

>>227
はいダウトー。

まあ、半年ＲＯＭれってのもおかしな言い分だけれど。

ミュールさんはカタカナでしかしゃべれないのか　？

きっと普通に喋るとロリ声だから、ドスきかせるために変声器使ってるんだよ

それじゃシュレリア（様）と同じじゃないかｗ

なぜか神谷明ボイスのミュールが頭をよぎった

すまない、sage忘れた…

いいや、駄目だね！

ミュールの声が神谷明にしか聞こえなくなる呪いをかけてくれるわ！

ケンシロウがリグヴェーダ謳うのか・・・

>>235
♪ほあたた　ほあたた　ほあたたたほあっ
　ほあたた　ほあたた　ほあっちゃたたたた
　おーまーえーはーすーでーにー　しーんーだーがーごーとーしー

こんな感じか？ｗ

お前はもう、謳っている…。

ミシャ「え、そ…そんな！た、たすｋ、ｳ…ｳｨｰｷｨﾗｰ　ﾁｽ ｸﾛﾆｸﾙｷｨｰ〜♪

強引にｸﾛﾆｸﾙｷｰ謳わせて、勝手に眠ってしまうミュール女史

・・・・不眠症？（´・ω・｀）
それともどじっ娘なのだろうか・・・

「シャイィィィンスパァァーーーク！！！」と叫びコワレタセカイするミュールが浮かんだ、どうしてくれる。

>>239
体は子供・頭脳は大人のミシャに眠らされるミュール。
・・・毛利小五郎も神谷明だったよなぁ。

オリカにもっこりダイブするミュールまで浮かんでしまったｗ

>>234の呪いは、最早ウィルス。
感染した人々の絶望ｗ

いやマジで助けて欲しいんですけどｗ

ああ、クレセントクロニクルの中で「暗いよ狭いよ怖いよー」と泣き叫ぶミュールたんが見えるよ…

>>243
そんなミュールを助けてしまったせいで又フラグを立てたオボンヌ

「リョウちゃんかんげき〜〜〜〜〜！」しか思いつきません＞＜；

たくさんのRTの心を掴みつつ、本命にも大穴とも結わないライナーこそ、もっこり遼ちゃんかもしれん

第３世代崩壊の原因は痴情のもつれ。

電車の中でコーヒーをリアルに吹きかけたが留めた。鼻が痛ぇぞどーしてくれる!(笑

いつのまにやらえらく恐ろしいウィルスが蔓延してますね。…紅茶吹いちまったよｗ
それはそうと199の神な絵を眺めながらミュールさまを描いてみたんだが
ごめんミュールさま。やっぱしヘタレ絵ですorz

りるぁ〜〜くすしろ

このウィルスに対抗するため、別なミュールのイメージを考えるんだ。

眼鏡かけて頑張ってSAのシナリオ書いてるミュール。
人間世界に溶け込もうとしたけど何していいのか分からずオロオロするミュール。
見かねたアロエ娘に保護されるミュール。

神谷明の声で。

ラ「そういやさ、前からミュールに聞きたいことがあったんだけど」
ミ「…何よ？藪から棒に」
ラ「いや、シュレリア様にダイブした時のことなんだけど…」
ミ「…！！な、なによ！？あれは前に謝ったじゃない！！」
ラ「…え？い、いや、そういう事じゃ…」
ミ「そもそも悪いのはアンタ達でしょ！？人が寂しい思いしてる隣であんな事…！！」
ラ「いや、だから…」
ミ「ズルイわよ!私だっていっぱい遊びたいのに！！」
ラ「………」
ミ「はあ、はあ…」
ラ「…あのさ、ミュール」
ミ「…何よ？」
ラ「俺は、あのSAの話ってミュールが書いた物語なのか？って聞きたかっただけなんだけど…」
ミ「……へ？」
ラ「いや、あの話ってなんて言うか…ちょっとはっちゃけすぎてたし…」
ミ「〜〜〜！！」
ラ「あ、あはは…」
ミ「……あ、あれは…第１期のデータバンクの中にあった物語にちょっと手を加えただけよ…」
ラ「そ、そうなんだ…」
ミ「………」
ラ「……あのさ、ミュール」
ミ「………？」
ラ「今度、ああいうゲームやってみないか？」
ミ「えっ！？」
ラ「今度シュレリア様にでも頼んでさ、色々やってみようぜ」
ミ「ほ、ホント！？いいの！？」
ラ「ああ、きっとおもしろいぜ！」
ミ「そ、それじゃあ私学園物とかやってみたい！！」
ラ「ああ、SAの元の話な」
ミ「あとね、あとね…！！」
ラ（こうして見ると、見た目相応の女の子だよな…）

>>253
(*・ω・)ﾎﾟｯ

あ

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi33825.jpg.html

なんとなく描いてみた。
線がぜんぜんまとまらねぇorz

>>256
和服いいね〜なんかむやみやたらに似合うな




ちょっと幽霊っぽいけど

ttp://up.2chan.net/q/src/1146316437513.png

ttp://hinoto.org/img/diary3/060422.jpg

>>259
これは素敵なケツイですね

>>259-260
ケツイ風ミュール様を期待したらヒャッホイ

実はアヤタネは俺とミュールの息子、
封印される前、俺が無理やりミュールタンを孕ませました＾＾

ミュールスレは平和だと思ってたのに・・・
>>262腹掻っ捌いて責任を取れ

もらう→阻止はミシャスレでやってくれ…

もらう→阻止がされてないのは空気スレとオボンヌ殴りスレぐらい

>>265
オボンヌスレはオボンヌ→殴るの流れだけどな

よし良いこと考えた

おまいら全員ミュールにウィルス化してもらえば争いは無くなる！

カミガコウリンサレターーーーーーー！！！！！！！！！！

ミュールにはひらひらワンピが似合うと思うー。

　　　　　　　_　　　　　　　 　__
　　　　　,.'´　｀'ヽ￣￣ ＞'"´　｀ヽ､　
　　　　/　／⌒ヽヽ､／　'⌒ヽヽ　　',
　　　 ,' ./　/_三ﾆ=-'ｰ=ﾆ三__ヽﾊ　 |ヽ.
　　　 i　!　,'´　　　　)ｺ　　　　｀|　|.　|　',
　　　 |　　i　　　　 ゝ'y'　　　　 |.　　 |　 !
　　　 |　　i　‐-- 　　　　 --‐　|　i　 |　 |
　　　 | 　 .|rr‐‐t､｀　　´,.r‐‐;t､|　|.　|　 |ヽ､
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　　／|　　.!!　　　　　,　　　 　　|　|.　|　/ ヽ;:::::::::',　i::::',
　/::::::| | 　|ﾍ､　　　 _ __. 　 　,.ｲ　|.　|ｲ　　 i:::::::::::|/:::::::!
　i::::〈||::i:::::|/i｀＞.､　　 　_,.イﾄ||::::i:::::|ﾖ　　/::::::::::::!:::::::::!〉､
＼:::::::|ﾊ:::::| ﾄ| ﾄ],く｀i7ﾆ'「二7､|::::|::i::!､_.／::::::::::::/::::::::/::::::!
::::::＞::Vヽ!イ＼ﾄ､__二__／￣｀ﾚﾍﾊ/／／:::::::::::/::::::／::::::/
::::::::ヽﾝ::::/--､:::::ヽ___7/::::::::::::,.-‐-/:::/γ⌒ヽ/::／::::::／

「僕の母さんでキモイ妄想すんな！カス共！！！」

>>270
やあ兄弟。

>>270
アヤ兄！！

>270
初めまして、僕が君の新しいお父さんだよ
これからよろしく頼みます

アヤタネおにいちゃん、変なおじちゃんがいるよぉ？>>273

そういやミュールのＡＡってまだ無いよな。

ちょｗｗ、ここウイルス多すぎｗｗｗｗ



ミュールはエルマＤＳをつれてもののけ姫とか。

エルマに跨がる母さんか、とても似合うね。

>>277
またがるって・・・せめてタスティのほうき座りみたいな感じにして下さいorz

ミ「はいよー・・・えるまー・・・・」

エ「・・・・・・・・」

ミ「はいよー・・・えるまー・・・・」ﾍﾟｼﾍﾟｼ

エ「・・・・・・・・」

ミ「はいよ〜・・・・えるまぁ〜・・・・・」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

エ「・・・・・・・・」

以下繰り返し

>>279
ＥＬＭＡちゃんに乗って颯爽と現れるシュレリア様。

ミュールとＥＬＭＡ−ＤＳを見てニヤニヤ笑いながら去っていく。

曲がり角を曲がったところで落馬。

ミ「・・・・・」（見送る）

エ「・・・・・」（見送る）

ミ「・・・・・・・・・・ｸﾞｼｯ」

エ「！！　・・・・・・・ひ、ひひ〜ん」

ミ「！　はいよー・・・・えるまぁ〜？」

エ「・・・・・・・・ひひ〜ん・・・・・」ﾊﾟｯｶﾎﾟｯｺ ﾊﾟｯｶﾎﾟｯｺ

ミ「アハハ！　はいよー、えるまー！」

エ「ひひーん」(ﾌｩ・・・)

>>281
(*・ω・)ﾎﾟｯ

　　　　　　_　　　　　　　 　__
　　　　　,.'´　｀'ヽ￣￣ ＞'"´　｀ヽ､　
　　　　/　／⌒ヽヽ､／　'⌒ヽヽ　　',
　　　 ,' ./　/_三ﾆ=-'ｰ=ﾆ三__ヽﾊ　 |ヽ.
　　　 i　!　,'´　　　　)ｺ　　　　｀|　|.　|　',
　　　 |　　i　　　　 ゝ'y'　　　　 |.　　 |　 !
　　　 |　　i　‐-- 　　　　 --‐　|　i　 |　 |
　　　 | 　 .|rr‐‐t､｀　　´,.r‐‐;t､|　|.　|　 |ヽ､
　　　 |　　.| ゞ=='　　 　　ゞ==' .|　|.　|　 |:::::::＼　〈ヽ.
　　／|　　.!!　　　　　,　　　 　　|　|.　|　/ ヽ;:::::::::',　i::::',
　/::::::| | 　|ﾍ､　　　 _ __. 　 　,.ｲ　|.　|ｲ　　 i:::::::::::|/:::::::!
　i::::〈||::i:::::|/i｀＞.､　　 　_,.イﾄ||::::i:::::|ﾖ　　/::::::::::::!:::::::::!〉､
＼:::::::|ﾊ:::::| ﾄ| ﾄ],く｀i7ﾆ'「二7､|::::|::i::!､_.／::::::::::::/::::::::/::::::!
::::::＞::Vヽ!イ＼ﾄ､__二__／￣｀ﾚﾍﾊ/／／:::::::::::/::::::／::::::/
::::::::ヽﾝ::::/--､:::::ヽ___7/::::::::::::,.-‐-/:::/γ⌒ヽ/::／::::::／

「・・・（もう何もいうまい）。そんなことより僕が一番ムカついたのは、
　最終決戦前にライナーに『母さんを頼みます』と言ったのに、奴がEDで
　別の女を選んだ事だ！！！あのオボンヌ野郎、、、犯す！！！」

>>283
ここでマジレスがとびますた

絢胤様に汚い言葉を吐かせるんじゃねえ(　ﾟДﾟ)ｳﾞｫｹ!!

>>285
ageんな( ﾟДﾟ)ｳﾞｫｹ

sage原理主義者shine

輝け

働け

自己満足でミュールのＳＳ書いてる俺が勝ち組

ライナー×アヤタネは基本。

>>281
全裸でエルマに跨るミュール様(*・ω・)

　 |　　　　　　　　　　　 __,.,.,.,.,.,.____,._　　　　　 ヽ
　　 j　　　　　　 　 ,..-'"´　　　　　　 　 ＞-､,　 ／
　　/　　　　　　／　　／´ﾞi ﾞ!:⌒ヽ　　　`'"´　ヽ、
　/　　　　　 ／　　 /　,.-,ﾆ,､ﾞi,::::::::＼　　,..イ　rﾆi,
　　　　　　 /　　　 レ'／_::::::::〉〉::::::::::::`'":::::::|
　　　　 　 /彡　　／/_'､ヽ,=-'ﾞ:::::::::::::::::::::::::└--‐
　　ﾞヽ,　 /三　　/::/__:::::＼＼:::::::::;:;:;;;;.-､:::::::::::::::::
　　 ,,..-v'三 iｰ-':`-, r''‐ｧ-､＼`'',.-‐'"´ﾞ!l;;;;:;:;:;:;:;..
　　´::::::ヾﾆ　ﾞi;:::::::,.ﾉ_ヽlﾞ_;;;;}ヽ;ヽ_」i::::::/:::!l;;:::::::::|「
　　>､::::::::｀ヽ `,ン´::,.-`,.-‐｀ﾞ''`::〉ﾞヾk::__ﾉ l;;:＿;||:
　　,r'ﾞ〉::::::::::::}　レ',.-'´:::::::::::::::::'::::::::::/二二,`ｰ--
　　{::::::::::::::::::/ ／::::::::::::::::::::::::::::::::;:;/;;;ヽr';;;;ヽ,.:;:;:
　　ヽ;:::/::::::/ /:::::::::::::::::::::::,,;::::::::::::::l;;;;;;;:::ﾞヾ',ノL;;:
　　 .）/::::::/ /::::::::::::::::,..-､ヽ::::::::,;:ノ;;;;;:::::::::::::;;;;;//
　　ﾞ}/:::／ /::::::::::''∠__,...､.ヽﾞ__ '"､::::::::::::::::__／/::
　　::ﾞi´ 　 j::::::::::::::l　 ヽ`+､ﾞ--､ ﾞ!|::::::::::/,.-7''ﾞｰy'
　　l:::ﾞi,　 |:::::::::::::::ﾞi,,　　ヽ,,,_ヽ/ .!|:::::://:::/,.-__;//
　　 i,:::ヽﾉ:::::::::::::::::::::｀ﾞ'ｰ､　 　 〉':::://:::://:/　 //
　　l,ﾞi,::;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::;;;ﾞ''ｰ'":::://:::/-':::ﾉ　///
　　;ﾞi,.ヽ;;;;:::ヽ､:::::::::::::::::::::;;'ﾞ:::::／　ﾚ'::,ｲ´´/ /// /
　　;;;/　＼:::::::::ﾞ''-､:::::::'"ﾞ:::／-;:シﾞ)　///　/// /
　　/ .∧　 `'-､::::::::｀ﾞﾞ'''";:;,..-'／/　.///　/// //
　　 /　　`'''- .,＿｀ﾞﾞ''二,.-;;'":::/　 ///　/// ///
　　'　　　　　　　　｀i　};;;;/:::/i;ヽ, ///　/// ///
　　　　　　　　　　 / /;;:ｲ:/ iﾞ:::::;）//　/// ///　/
「スレの流れが止まっているので、ちょっとメイドインヘブン使いますね、」

全然加速してねーよ！

ところで
「ミュールの欠片」ってなんだろう？

野暮なことを聞くな

クレセントクロニクルでミュールの肉体はグラスノ化してるらしいから
そのグラスノの欠片じゃないだろうか

ミュールﾀﾝの髪の毛が入ったお守りだと俺は信じてる

下の毛です。

・・・・・・これでミュールの欠片バカ売れの予感

装備に、ミュールの毛を植毛。

・・・ホクロ一本毛みたいな装備のライナー一行が浮かんだぞ。

むしろオリカレベルＥＸのアトリエ友情出演な、
ハゲルさんに付けてあげたい。

>>301
それがマジＱならぬオバＱ誕生の瞬間だった…

オボQ乙。

初代オバＱの中の人のご冥福を祈ります…

ところでお前ら、『処女の陰毛』が何故お守りになるか知ってるか？

男の（金）玉に当たった事が無い ＝ 弾に当たらない

さっき、ばあちゃんに聞いて感動したｗ

なんとも日ノ本的な言葉遊びだ。
素敵だ。

その趣旨だと出征軍人のお守り用っぽい

ミュールに下の毛って生えてたっけ？

確かめに行ったら、アヤタネに殺されそうになった

>>309
で、どうだった?

>>310
とりあえず確認出来たので報告。
その、なんつーか…





濡　れ　て　た

>>311
ばっか！
おまえそれトラップだよ。　俺も引っ掛かったもん。

正体は挟んだアヤタネだぜ？

もうアヤタネでもいいや…

いや、その、実に当たり前なことを聞くんだけどさ・・・・

アヤタネって男？

>>314
ミチタカだからな

実は女の子です。本名はみちこ。
ごつい鎧を着ているのは胸を隠すため。

>>316
>ごつい鎧を着ているのは胸を隠すため。

それは某管理者殿にけんかを売っているのか？

>>317
むしろ某総司に喧嘩売ってるんだ

じゃあ鎧の中に化粧直しセットが入ってる説を提唱してみる。
ファンデやマスカラ、更にミュールに着せる服まで。
四次元赤鎧。

>>319
紅茶セットとサンドイッチの入ったバスケットも追加な

ランチマットも忘れない気配り

ライナーには逆立ちしても真似できない見事な従者ぶりに心酔

パラソルも忘れるな。日に弱いだろうからな

日焼け止めクリームは自分も使うが、別途ミュールの肌に合わせた高級品を用意してる。

ここまでくるともはや執事
燕尾服アヤタネとドレスアップミュールのやり取りキボン

ミュール「アヤタネ、茶が温いわ」
アヤタネ「母さん、それは緑茶じゃなくて紅茶です」

紅茶は高温
緑茶は種類によって変わるが、大体80度くらいが目安。

玉露だと60度そこそこだけど。

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi34864.jpg.html

スケブをスキャンしただけだが、ちょっとミュールを描いてみた。
服装はパクリ…。

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi34867.jpg.html

ゴメン。納得できない所があったから少し修正。

ちょ、ぎん・・・・いや、みゅーるさまー

（´ー｀）y─┛~~~

>>328
ＧＪ、かわいいと思うよ。

>>329
俺もそう思ったぜ

仰る通り水銀灯のパクリ…orz
とりあえず、ゴスロリミュールを書いてみようと思い立ったのは良いが、
衣装が思いつかなくて、その時急に、なんか水銀灯の衣装なんか着せたら似合うんじゃねえか？
と思い立ち、パクったと言う次第。
下手の横好きだけど機会があれば又なんか書きたい。

似合ってるな、ミュール様。
そういえばここはミュール様に服を買ってあげるスレだった。

〜◆◆〜

　　▼

どうぞ。

水銀灯ってなにした人？ググっても電気屋さんしか出てこないよ？

>>336
ttp://www.tbs.co.jp/rozen-maiden/04chara/suigin.html

>>337
ｱﾘｶﾞﾄー！ﾛｰｾﾞﾝﾒｲﾃﾞﾝか。聞いた事はあるかもしれない。


にしてもだ、残虐で非道って書いてあるよ･･･。

ただの乳酸菌好きな人だから気にするな

オボンヌにヤクルト薦めるミュールがいると聞いてやってきました

ミュール様に銀様喋り属性が追加されました

>>279
>>280
>>281
おれはコッチがいい。

ミュール様スレなんてあったのかよ…

>>342
逆に考えるんだ。
普段は銀様しゃべりでも、
心を許した相手には>>279-281の様な喋り方になるのだと。

　　　 ,ｨｨr--　 ..__､j
　　 ﾙ! {　　　　　　 ｀ヽ,　　　　　　　∧
　 N { l `　　　　,、　　　i　＿|＼/ ∨　∨
　 ゝヽ　　　_,,ｨjjハ、 　 |　＼ ならこう考えよう！
　　`ニr‐tﾐ-rr‐ｔｭ<≧rﾍ　　 >　普段は銀ちゃん
　　 　 {___,ﾘ ヽ二´ﾉ　 }ｿ　∠　　ヘッドドレスを奪われると
　　　　'､ `,-_-ｭ　 u /|　　 ∠ >>342！！！
　　　 　 ヽ`┴ '　／／l＼　　|／＼∧　 /
--─‐ｧ'|　｀ニ--‐'´　/　 |`ｰ　..__　　 `´
　 　 く__レ1;';';';>､　 /　__ |　 ,=､　___
　　 「　∧ 7;';';'|　ヽ/ _,|‐､|」 |Ｌ..! {L..l　))
　　 |　 |::.V;';';';'|　/.:.|トl｀´.!　l _,,,ｌ | _,,|　 , -,
　 　 !　|:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; |　| 　 | |　.l /　〃 ))
　　　 l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ　＼!‐=:l/ `:lj　 7
　　　 | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::＼::　 ::::|　 ::l　/

>>342
>>280見たらディスプレイが唾だらけになったんですが

実にさりげなくハマスレを抜いたな。

っていうか>>328とかのＤＬ数が結構多いのをみると。
ＲＯＭってる奴は結構いるのか？

半角二次元に転載されてたのよ

手乗りサイズのSDリンケージなら欲しいかもしれない・・・

過疎

ゴスロリ（？）絵がでたから次は園児服か？

絆創膏三枚

サランラップなんてどうだ？

もう愚者には見えない服でいいよ

>>353-355
お前ら…お前らみたいなバカは嫌いじゃないぜ。
俺は…タートルネックのセーターＬサイズオンリーかな…

ぶかぶかのビキニ

>>356
それは袖がぶかぶかで手どころか指すら出ず
長けも長いから乙女の秘密スポットが見えそうで見えないという
最終兵器ですか？

包帯、黒ワンピ

>359
確かに包帯は似合うかもな

最萌にはミュール出撃してないんだよな。

色々と創作意欲は掻き立てられるな。

シャツ一枚、縁側で干涸び。

ぱんつはいてない

>>363
タライに張った水を足で蹴って遊び、手には納涼と書かれた団扇
隣で寝ているELMA-DSも忘れずに

ウンチポケット片手にELMA-DSの散歩中、
向こうからELMAを連れたシュレリアが…。

縁側
開け放った障子
日陰に敷かれた煎餅布団
こちらに背を向け、Yシャツ一枚で寝転がるミュの人

生尻丸出しで。

>>364>>366
電波を受信しました

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi35576.jpg.html

また描いて見たけど凄く雑…orz

縁側！縁側！
なまあし！なまあし！
ぐっじょぶ！ぐっじょぶ！

>>368
あなたが神か？

>>370
五月十六日？
縁側なま足？

なんのことです？

>>368
ＧＪ！かわいい！

ゴメン、どうやって見るのか教えて…。

頭の妖怪アンテナを立てるんだ、ボーイ

見るためにはまずダウンロードしないことにはな
何を？ははっ、そんなだから坊やなんて呼ばれちまうのさ
一歩先へ踏み出す度胸もねぇんなら、とっとと家に帰ってママのオッパイでもしゃぶってな！

前はちょっと…な感じだったハーモニウスがだんだん好きになってきた
ミュールの謳った原曲も聴いてみたいよな
設定資料集の散文詩は原曲の歌詞っぽいけどあれ読んだだけで泣けてきたし
あんな詩を役に立たんとかいって捨てるなんてまともな神経じゃないよな、ホント

そういえばミュールのインストールポイントってどこだ？

まんまん

舌

背中

オリカと同じでうなじのあたりに

おへそ

左臀部あたりを希望

潜在的に見られたくない場所な筈だけど、
あの娘オープンな格好だからな〜

肩甲骨の辺りだと推測。
個人的には左手の掌を希望

太ももの付け根、内側

尻の上、尾骨。
蒙古斑！蒙古斑！

ラ「蒙古斑・・・・まだまだ子供だな。」

ミ「ちがう！ちがう！蒙古斑じゃない！　だから見せたくなかったんだ！！」

ｼｭ「そうですよライナー！蒙古斑があるから子供という決め付けはよくありませんよ！！そういう偏見で苦しんでる人だっているんですよっ！！」

ラ・ミ「　ど　っ　か　ら　出　て　き　た　。　」


シュレリア様は蒙古斑で苦しむ人だと脳内保管してみよう（・∀・）

>>387のｼｭ様は笑いを堪えきれない表情とみた。

>>387
ああ、ラス1行読み違えてたよ。
ミュールじゃなくてシュレリア様が蒙古斑に苦しむ人だったのね。

だが…
ミュールスレに…シュレリア様への脳内補完などは…必要ない…！

>>387のラをオボンヌではなく空気総司と間違えたから俺の脳内大変なことに･･･

安心しろ

俺もだ

こうなったら行くところまで行っちまおう。

ﾗｰ「蒙古斑・・・・まだまだ子供だな。」

ﾐｭｰﾙの使徒「ちがう！ちがう！蒙古斑じゃない！　だから見せたくなかったんだ！！」

（ｒｙ

>>384
正確には、ポイントを潜在的に見られたくないから隠してる。
場所はランダムなはず。

何か、梅雨っぽいので妄想。

アヤタネお手製の、オボンヌマークの入った雨合羽と長靴を着用して、
水溜りで遊んでるミュール。

脱ぐと全裸

レインコート蒸れ蒸れ
↓
あついからぬぐー

こうですか？

　空はどんよりとした雲に覆われている。空というのは、具体的にはホルスの翼の上空だ。
　糸のような小雨が空港都市ネモに降り注いでいた。
　下は死の雲海、上は雨雲。上下を雲に挟まれた何とも奇異な光景を眺めながら、空港前に立つミュールはため息をついた。
　あり合わせの防水素材で作られた雨合羽を羽織り、地に届くような黒髪は泥が跳ねないように結ってある。フードも付いているのだが、視界の邪魔になるので後ろに下げていた。
　今日で連続三日目の長雨だ。ようやく雨足が弱まったのが今朝。それまでは外に出るのも困難なほどの豪雨だった。
　ミュールは紅い瞳を塔の上部……イオンプレートへ向けた。よりによって自分がネモに滞在している時に気象を乱す事もないじゃないか、と恨めしげな視線を投げたが、過去にその一部を派手に欠けさせたのは自分である。ばつが悪そうに視線を落とした。
　長靴の爪先で、傍の水たまりを蹴ってみる。小さく水玉が跳ねた。小さな子供がするように……事実、見かけはそうなのだが……何度か繰り返す。
　思い切って、両足を揃えて水たまりに飛び込んだ。水飛沫が辺りに散らばる。
　アヤタネお手製の長靴は少しも水漏れする事なく、雨合羽も立派にその役目を果たしてくれる。思わずミュールの口端に笑みが湧いていた。
　詩魔法を使えば、服なんていくらでも紡ぐ事が出来る。だが、それが必要であるとも思わなかった。シュレリアに倫理的問題がどうこう言われて、とりあえず人前に出る時は簡単な着衣をするようにしていたが、その度に窮屈な気分だった。
　その主義思想を正直に述べてはばからず、色々周囲を困らせていたミュールを、アヤタネは内心苦笑しながらなだめていた。あの戦い以降、暇を縫ってはこうして下に降り、人間達を見聞するのが生活の一環となってからも、彼女の着衣に関する考え方は相変わらずだった。
　だけど今。こうして小雨の中、お手製の雨合羽を来ているミュールは窮屈どころか至極ご機嫌そうだった。水たまりを跳ねながら、無邪気に微笑んでいる。
「母さん。転んだりすると危ないですよ」
　離れて見守っていたアヤタネが、しばらくしてから声をかけた。
「アヤタネ。この雨合羽、とても着心地がいいね」
　ミュールは上機嫌な表情を崩さぬまま、素直な称賛をアヤタネに送る。
「それはよかったです。でも母さん、服を着るのは嫌だったのでは？」
「うん……だけど、これはアヤタネが私のために作ってくれた物だから」
「ありがとうございます……急拵えですので、あまり上出来ではないですが」
「大丈夫。しっかり水を通さないから」
「そうでしたか」
　ホッとしたような笑みを浮かべ、アヤタネは頷いた。
「午後からは欠航が解除されるそうです。一旦、宿屋に戻りましょう」
「うん」
　親子並んで、優しい雨の中を歩いていく。雲間から細く陽光が差していた。


「ところで母さん」
「何？」
「雨合羽は肌の上に直接着る物ではありませんよ」
「そうなの？」

>>393氏の発言から即興で書いてみました。色々おかしい所があるかも……お目汚し失礼。

いやいや、GJですぞ。

ついでに、かなり下がってたので上げますね。

>>397
遅れたがGJ
なんつーか、状況がとてもしっくりきていいと思う
大丈夫、違和感ない出来だよ

ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/niji7/src/1148562270318.jpg

ｳﾋｮｰ

ホラーな雰囲気だな

これは一見ホラーだ。
だが諸君。イメージ検索「貞子」の「成果」を忘れてはいけない。

つまり湯船に入ろうとしたら先に入ってた（潜水してた）ミュールとご対面、そのまま裸の付き合いが始まったというｳﾜﾅﾆｦｽﾙﾔﾒﾛｰ

ひとつーのいのりがーせんのいのちをうばーう

ミュールはこんなに乳はない！

確かにホラーだなｗ
水遊びは暗い所でするのが好きなんだなミュールは。

ほの暗い水の底から、という言葉が浮かんだ

仄の暗い水の底から　じゃなかったっけ？

うかつにもツミ子を思い出した

覚悟ノススメを思い出した

完　　　　　　　　　　　　　　　調








了　　　　　　　　　　　　　　　教






ファルス司祭を

散＋雹を、アヤタネ＋ミュールとかでいけねーかな

ｺｺｶﾞﾐｭｰﾙｽﾚ!!＞λ..... [ｵﾘｶｽﾚ]

ミュ「ニンゲン…サレ！」
ラ「わかった」

ミュ「グス…、言ってみただけなのに…。エルマおいで…」
DS「………(プイ)」
ミュ「……うぅぅ、寂しくなんかないもん…」

全然ミュールっぽくないね…orz

>>414
ミュール様カワイス

ミュール「いっぺん死んでみる？」

ミュールはそんなこといわないもんっ

>>414,>>416の続き
ミュ「べ、べつにホントに>>415に死んで欲しくてそんな事言ったんじゃないんだからね！
　　　ただのはずみなんだからね！…って、何言わせるのよ…」

地獄少女ミュール第１話が始まります↓

ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/niji7/src/1149471577556.jpg
みゅ、みゅーーーるっ！！！

ミュールでは無いが萌えたので保存はしておく。

ミュールかわいいなぁ

>>413
とりあえずハマスレにも足を運んでごらん
そうすれば宮崎羽衣３役をコンプしたことになる

>>423
413です。
もとよりハマスレから入りました_ｌ￣ｌ○

>>424
おめでとう、これで３役とも制覇だな

とりあえずミュールに似合う服は着物でいいよな。地獄少女とカブるとかはどうでもいい。
地獄ょぅιﾞょ。

外見は子ミシャ、中身は黒オリカ、能力はシュレリア。
３人の融合体みたいな感じでいい気がする。

しかしゴスロリも捨て難い。

>>428
ミュール様もRTなんだから「全部」だな。

さっきミュールを荒縄で亀甲縛りしてきた
最初は怯えてたけど俺が「これが現代風のファションですよ＾＾」
って言ったらとっても嬉しそうな顔してたよ＾＾

>>430
せやけどそれはただのボルドや

せめてアヤタネにしてくれよ＾＾
ウイルスだからミュールにデータ書き換えてもらって女にしてもらうから

>>432
ならば汚染されたファルスをあげよう

だからそういう流れは本スレでやれ

いや、本スレでもやめようよ

ttp://www.imgup.org/iup219472.jpg
(´・ω・`)

けんかしてる幼女もえす

>>436
(´；ω；`)ﾌﾞﾜｯ

裏切り者って・・・
二紀でRTを道具のように扱うよう仕向けてた管理者に言われたくはねぇ

　　　　　　　　　 　　　　　l^丶
　　　　　　　　　　　　　　 | 　'ﾞ''"'''ﾞ y-―, 捧げや　捧げや ♪
　　　　　　　　　　　　　　 ﾐ　´ ∀ ｀　　,:' 　　　　
　　　　　　　　　　　　　(丶　　　　(丶 ミ　　　　言の　　 　　勾玉や ♪
　　　　　　　　　 （（　 　 ﾐ　　　　　　　 ;':　　ﾊ,_,ﾊ 　　ﾊ,_,ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　;:　　　　　　 　ﾐ 　 ';´∀｀ ';　';´∀｀ ';
　　　　　　　　　　　　　　`:; 　　　　　　,:'　　ｃ　 ｃ.ﾐ'　 ｃ　 ｃ.ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　U"ﾞ'''~"＾'丶)　　　u''ﾞ"J 　 u''ﾞ"J


　　　　　　　　　　　 /^l
　　　　 ,―-y'"'~"ﾞ´　 |　　　癒せや　癒せや♪
　　　　 ヽ　　´ ∀ ｀　 ﾞ':
　　　　　ﾐ　　.,/)　　　､/) 　　　　呪り　永久に♪　　真に♪
　　　　　ﾞ,　　 "'　　　´''ﾐ　　　ﾊ,_,ﾊ 　　　ﾊ,_,ﾊ
　　（（　 ミ　　　　　　　;:'　　,:' ´∀｀';　　,:' ´∀｀';
　　　　　 ';　　　　　　彡　　::　っ　,っ　 ::　っ　,っ
　　　　　　(/~"ﾞ''´~"U 　　 ι''"ﾞ''u 　　 ι''"ﾞ''u

ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d63458.jpg
うん・・・？

ここは黒髪幼女を愛でるスレじゃ・・・

・・・・うん、ミュール様ならこういうのもありそうだ

ここでネタも無いけど、プラズマベルの出力を上げます。

お陰で体重が軽くなったワ！

重力が強くなるんだから体重は増えるんじゃ…

地面を浮かばせているプラズマベルの出力が上がれば、浮力はどんどん増大する。
つまり重さは変わらないまま、地面だけ上ってゆく。
つまり成層圏まで持ち上がって、ヒュムノス流れる。
地球〜はま〜わ〜る〜

それなんて飛行石

ラピュタとアルトネリコのＥＤは雰囲気的に似てると思うんだ。

一応保守

山笠ミュール

>>450

　　ふ ん ど し ミ ュ ー ル と 申 し た か ！

山伏姿でおｋ

いや シュレリア様のワンピとおそろいで

かーわいいぞー きっと

>>453
カチューシャ付けたらWA3のラスボスみたくなりそうだ

そのＷＡ３のラスボスのキャラスレでも、
ミュールはそのラスボスに似てると書かれてた。

何となくミュールの中の人が柳瀬なつみ女史でも良いんではないか

と今週の電プレを読んで思った

柳瀬女史だと俺が発狂（いい意味で）しますよ

>>456
ういういヲタである俺への挑発と受け取っておく
つコワレタセカイ

>>458
なら某錬金術師ばりに脳内デュアルボイスで両立


「ライナー、来てっ！」
と柳瀬ミュールが活動し始めたから困る

柳瀬ミュールは若本RTに続く新たな勢力か

ぶるあああああぁぁぁぁぁぁ！

ミュールちゃん･･･
俺全然おまえさんのことが眼中になかったのにエンディング見てからすかっりファンになっちまったよ。

すかっり･･･
恥ずかしいミスだ！

696 名前：名無しさん＠そうだドライブへ行こう 投稿日：2006/05/25(木) 12:32:36 ID:6LxMbExn0
モーターアップのガソンリのやつがオススメ

697 名前：名無しさん＠そうだドライブへ行こう 投稿日：2006/05/25(木) 17:56:58 ID:PDdAWpdr0
がそんり　（・ｪ・｀ ）

こういう人たちも居るから気にするな！

不可能インポシッボォ！！！

がそんり

学者か！？

普通にかっこいいな

そういや、ミュール日記の続きとやらはどこにあるんだ

ワンピミュールと行水したいとでＳＵＵＵ！

じゃあ俺が水撒いてやるからとりあえず外行くか。
ホースあったっけな･･･

>>468
行水なら白Tシャツ一枚だ
濡れた髪が透けた服に纏わり付いてﾌｩｱﾊﾊｰ

道路で撒くのにそんな格好させられるかwww

さぁ水撒くぞー

銭撒くど！銭撒くど！

銭形ミュールだ！

ミュール「むぁてぇえええええい！オボンヌー！」

いやむしろ銭形はタスティエーラのばっちゃんでミュールが大泥棒だろ

五右衛門がアヤタネで次元がファルス司祭（F91モード）ですか？

>472
ひょっとこ斎乙

仕事忘れて風流せい

仕事辞めてゲームせい

ミュール･･･お前 シンガーエンジェルですっぱだかで出てくるからびっくりしたよ。

いつもすっぱだｋ

服着てる時ないだろ

背中にチャックがついてて中から
グラマラスミュールが出てくるんだよきっと

そして オボンヌの視線釘付け。
ミュールエンドか！

奴は真性のロリコンだからそれはないな

ロリコンならダメじゃん！

まったくだ あの変態め。

だが代わりたい！

ふと思ったけど、ミュール関連のパロディってほのぼの系のほうがつくりやすいよね。

そもそもミュールパロが少な（ｒｙ

そもそもミュールに出番が少なくてパロのしようがな（ｒｙ

つまりミュールのドラマCDが出（ry

続・ミュール日記のような、アヤタネとミュールのコメディ道中記のドラマCDｷﾎﾞﾝ

つまりこういうことか

みゅ「おなか空いたな･･･」
アヤ「わかったよ、母さん。はい､コレ」
みゅ「ありがと・・・ってまたオボンヌ！？一体いくつ持ってるのよ！」
アヤ「ライナーの好物だからね、いついかなる時でも出せるように持ってるんだ」
みゅ(あのオボンヌ魔人め・・・今度会ったら殺しとこう･･･)

俺の中でアヤタネはこんなヤツだ

アヤタネもオボンヌ(銘菓の方)好きだからね

アヤタネはライナーを愛してる（性的な意味で）→ライナーはオボンヌがすき→好きな人の好みに合わせたい→だからオボンヌが好き


だと思ってた。

普通にミュール関連を出せばバレになるからネタにしづらいんだろうね。
ってか、ここに来てｵﾚの中でアヤタネとミュールの株が急上昇なんですが。

パンツ一丁が漢の寝巻き。余計なモノなんざいらん！！
でもわたしパジャマどころか普段からスッパですよ？今日も今日とて人間どもに圧勝中のミュールです。

今おなか冷やしてうずくまっていますが。
ポンポン痛い。
勝利には痛みが伴なうものなんだなぁ、と深く痛感。

ああアヤタネ、ポンポンから手を離さないで、呆れ顔浮かべないで。
今お腹から手を離されるとほんとヤバいから。

『母さん……別に僕の手じゃなくても自分の手を当てていればいいじゃないかな？』

母さんビックリです。
母の顔色みてください。
血色よさそうですか？自分で言うのもなんですが私、青っぽいですよ？

我が子がこんな冷たい子だったなんて。
私があなたを構成するのにどれだけ苦労したか……

やっぱり男の子なら強くないと。どんな武器がアヤくんに似合うかな？
やっぱ剣かな？槍とかなんかダサいし。なぜかオッサン臭いよね。加齢臭がする。

銃器とかならアリかも？でも銃器って卑怯臭い。遠くからパンパンパーン。
狙ってますよー撃ちましたよー当たりましたかー？、外れましたかー……もう１発いきますよー
違う違う。そんなチャランポランなのは絶対ダメ。

アヤくんはもっとこう殺る気１００％な武器が似合う。
だから剣。むしろ刀。あの頑丈さとか経済性とか一切無視した切ることのみに特化した武器。

うん、決まり。
アヤくんの武器は刀で。
それも１本じゃなくて２本。２ばい２バーイ。なんて完璧。すごい発想。
たまに自分の才能が怖いですよ？

あと顔は超美形。ここ重要だから。
アヤくんにはレーヴァテイルみんなに好かれてもらいたいし。

そんな感じで構想に構想を重ねて構成したのにアヤくんは私のことを放って何処かにいくのですか……
ああ、これが母離れというものなのですね。都合４００年近く存在してきましたが初めてです。初体験です。

母さんちょっとショックです。
ごめんなさい嘘つきました。母さんすごいショックです。

あまりにもショックなので胸が痛いです。ついでにお腹も。現在進行中です。
ダメかも。もうダメかもしれない。むしろダメ以外には有り得ない確信が急上昇ですよ？
サヨナラ、アヤくん。
結婚式で出れない母さんを許してね。

『……わかった。わかったから。だから母さん、アヤくんは止めて……』
なぜかアヤタネはこの呼び方を嫌う。
まるで意味がわからない。

構成初期の小さかったころはこう呼ぶと「おかーさん」って呼びながら頬をすり寄せてくれたのに。
母さん、すこし寂しいです。

そんな感じでションボリしていていてしばらく後、あるいは数瞬すら刻まれていない刹那、
（基本的にバイナリ野で存在してきたから、いまいちリアルタイムってよくわかんない。）

ふとお腹に温もりが宿り、頼りない無重力感のあとに訪れたのは背中から伝わる圧倒的な安心感。

お腹で抱かれて抱え上げられ、そのままアヤタネの組まれた足に「チョコン」と座らされたのだ。
はたから見れば年の離れた兄を座椅子にしている妹に見えるだろう。

まるで子供を慰めるような行動に私は不満を覚え、首をそり後ろを仰ぎ向く。

そこにはアヤタネの顔があった。そこに在ったのは慈しみに満ちた顔。
決して笑顔ではないが、しかし微笑のようにも見え、泣いている赤子にも似た、少しだけ表情筋が動いただけの顔。
それがアヤタネが浮かべられる、欺瞞も仮初も除いた精一杯の表現だということを私は知っている。

……言っておきますけど、私はあなたの母なのですからね。
こんな姿だけどいっぱい生きてきたのだから！

『知っています。解っています。母さん、僕はあなた子供なのだから。』
やはりあやすような調子でそう言う。

たぶんに納得はいかないけれど、アヤタネがそう言うなら母さん許してあげます。
母は偉大なのですよ？

私はアヤタネにもたれかかり、体重のすべてをあずける。
背中から感じるのはたしかな安心感。お腹には伝わる温もり。
それは単純な熱量ではなく、アヤタネの手から私の中に伝わっていく否定のカケラもない真実のつながり。

お腹に当ててくれているアヤタネの手に、そっと手を重ねる。
私を抱きかかえてくれいるアヤタネを、さらに包み返すように。

それは母の矜持であり、お返しでもあり、仕返しでもある。
母さん、やられっぱなしじゃガマンできないタチだから。
いつか人間に仕返しするつもり全開ですから。

とりあえず攻種ウィルスを後で作成してプラティナあたりを混乱さしてシュレリアを目一杯働かしてやろう。
残業につぐ残業。とうぜんサービス残業です。ボーナスにも査定されません。
疲れかえってリンカーネイションで一杯やる暇もなくドロのように眠り疲れが取れる間もなく次なるウィルス。

過労によるストレス。
余裕なき精神から起こる部下へ罵声、離れていく騎士たちの心。
孤独に１人スンスン泣くシュレリア。

パーフエクトプランです。
ぜひ行動に移しましょう。

そんなこと考えていたら、急にあたまが重くなりました。
どうやらアヤタネが私のあたまに頬を置いているようです。

……アヤタネが私に頬をすり寄せるのはずいぶん久しぶりで、
例えそれが我子に父が頬ずりしているような形であることに対して不満があることを考慮にいれても。

私は、アヤタネの抱擁に幸せを感じた。

シュレリアいじめは後でいいや。明日できることは明日にすればいいし。
とりあえず今はこの時間が続いてくれればいい。
お腹はいつの間にか痛くなっていた。

今日も、いつもどおり。

連投ｽﾏｽﾇｽ
ここのログを読んで何かの扉が、開き勢いで書き殴る。

スレ違いだったらｺﾞﾒﾝﾅｻｲ

いや､問題ないGJだ

最後の「お腹はいつの間にか痛くなっていた。」は、「お腹はいつの間にか痛く無くなっていた。」だな……
最後の最後で誤植する。それがｵﾚ的クォリティー


……orz

うん、 面白かった。

GJダヨ。

良い物を読ませていただいた。
ＧＪ！

スレ違いではないみたいなのでまずは安心ＤＥＡＴＨ

いそがしい時期なのであまり時間はとれないけどヒマをみていろいろ書き殴ります。

ムダに長文だったり、誤字脱字はそろそろ履歴書の特技欄に買いてもいいレベルですが
そこは生あたたかく脳内補完でｵﾅｶﾞｲｼﾏｽ……

オケラだぁって〜ミミズだぁって、みんなみんな生きているんだ友達なぁんだぁ〜

レーヴァテイル以外にもわりと生き物を愛してやまない人間の敵、ミュールです。
ニンゲンハ　ホロビヨ


『アヤタネ、猫をかって。』
この「かって」は「買って」と「飼って」という２つの意味がかかっています。
ダブルミーニングってやつです。

だって私、リアルマネー持ってないし。
人間の敵やってますけどそれじゃ給料でないし。

っていうか、これだけ情報網が整備されてるのにデジタルマネーがないってのはダメだと思う。
データ資産の偽造ができないじゃない。
シュレリアの職務怠慢に私、もう憤慨です。

でも彼女が仕事をがんばると、これはこれで私がいろいろ困る。
世の中あまりにもうまく出来ているから、１人１人はうまくいかないのかなぁ。
そんなプチ悟りを開いてなんだかアンニュイ。

そんな私の葛藤もなんのその。
愛刀をほたる紙で拭き、曇りをぬぐっているアヤタネは心底不思議そうに私を見る。

例えるなら動物番組で「天才犬あらわる！！難解な計算を次々と制覇！！むしろ天覇！！！？」
で、内容は「５６９３２　−　５６９３１は？」　「ワン！」
　　　　　「８６７３２　÷　８６７３２は？」　「ワン！」

ギャラリー「うわーうわーうわー」
司会者　　「凄いですねー天才ですねー」

そんな、番組に対して向けられる冷ややかな目。
「え？何いってるの？それで通ると思っているの？コトバ　ツウジマスカ？」みたいな。


『……え、と、母さん。猫を飼いたいの？』

冷ややかすぎて物理影響すら与えるかもしれない。
と、思うほどのアヤタネの視線を無視して私は首を振る。猛烈に降る。

いまこの運動エネルギーで地軸が傾いても仕方ないと思えるぐらいの決意を込めてブンブンと。
ちょっと頭がクラクラ。

アヤタネの顔がいつもの無表情から私だけが知っている無表情に変わる。
そこに在るのはいつもの顔だけど、それに内在するのは私とアヤタネの間にだけに在る真実。
母と子の、否定しようもないガチの世界。

困った。こんなときのアヤタネは本気で私を怒っているときだ。なんで怒ってるの？
自然、うつむき仰ぎ見な視線になる。

『……ダメ？』

ふぅ……といった一息漏らした後に、一息飛びにアヤタネは言葉を紡ぐ。
それはもう容赦なく。

『ちゃんと世話はできるのですか？
　基本的に虚無的情報体である母さんとちがってご飯あげないとダメなんですよ。
　トイレとかの仕付けもあるし。』
　
ガミガミ

『だいたい母さん、この前さみしい、って言って作った犬だって
　ろくに世話にしていなかったじゃないですか。』

ガミガミガミガミ

『リアルタイム尺が微妙に狂っているから餌の時間もムチャクチャだし。
　３日ぶりに餌を与えた次の食事が２０分後って何なのですか？嫌がらせですか？
　まだお皿に残っているのにですよ？
　絶食させた瞬間に膨満感ですか？　急に満腹にすると太るのに。』

ガミガミガミガミガミガミ……

『けっこう怖いんですよ？　ペットの肥満。
　生活習慣病が人間だけのサガと思ったら大間違いです。』

ガミガミガミガミガミガミガミ…………

『散歩だって自分ですると言っていたのに、放ったらかしにしたからあの犬、勝手に暴れて、
　あろうことか僕の同僚と上司を危険な目にあわせたんですよ？
　これでボーナスが減ったら母さんに買ってあげると言っていた祭り限定の「金箔包みオボンヌ」も考えないと駄目ですね。』

ガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ

お説教タイムに入ったアヤタネはマジだから怖い。
ほんと怖い。何ならもっかい封印されてもいいと思うぐらい逃げたい。

あと、すごく長い。
今なら相対性理論の、時間は不変ではないという説を無条件で受け入れられます。

そうしてアヤタネはようやく静かに口を閉じる。
それからの時間がどれだけ経っていたのかは解らない。
時間尺の壊れた私に、それを推定するすべはない。

理解できるのは猫はかえない（ダブルミーニングで）ということと、
なんか頬が湿っぽくて生温かいということ。

頬に水分が流れ伝わり、そうして口びるのやや下に留まった数瞬の後、
やがて表面張力を達した水滴はしずかに床を暗く濡らす。

ポチャン、ポチャン。

私は知っている。
それはあくまでデータ上の知識として。

これは「泣く」という現象であるということ。
心を留めきれないと何故か生理システムとして涙腺から分泌される液体。なみだ。

最初から「心」を壊されていた私には無縁であるはずの現象。

これが涙かぁ……心が壊されていても流れるなんて、基本アーカイブ領域を最適化させないとダメかな。
泣かない存在が泣く。人間の敵が涙をながす。それは在り得てはいけないこと。

在り得ない現象は、修正しないといけない。

長い間ねむっていたからいろいろクズデータが溜まっていたのかもしれない。
矛盾はデバックしないと。

そんなことを考えながらも止まらない涙。
ああ、もう。鬱陶しいなあ。もうすぐ根源から止めてあげるから。消してあげるから。
涙が流れるなんてバグ、ちゃんと壊してあげるから……

意識を形而下世界から塔のバイナリ野に集中させた。

やがて涙は止まる。

それはバイナリ野から直接わたしの無意識下を操作する前に。
私の心を私がいじくるその前に。

アヤタネは妙なデザインの布切れで私の顔をふいていた。
まるでドロで汚れた顔を拭うように。

力強く、優しく、ゴシゴシと。
そんなに私の顔は汚れていますか？と、抗議しようと思ったけど、
私の顔は涙以外にも鼻水がたれていたり、
きつく結えられた口の端からは唾液が少し伝っていたりと、それはもうけっこうな修羅場。

そりゃ拭うの手に力が入っても仕方ないですね。
母さん、猛省。

そんな母さんの内省を知ってか知らずか、アヤタネの手はあいも変わらず力強く、ぬくかった。
アヤタネの手と布切れが縦横無尽に顔を覆う。

ゴシゴシ。

思っていたよりも広く大きい手の平に身をまかせながら、母として思わざるを得ません。
アヤタネ、大きく育ってくれましたね。
猫はかえないけれど。（ダブルミーニングで。）

いつまでもこんな母をささえて下さい。ついでにその成長した手で人間ほろぼしてください。

まだ止まらない涙。
ゴシゴシと止まらない大きな手。

変わったのは私の顔だけ。
泣いているくせに笑っている私。昔とくらべてどこか変わってしまった私。

今日も、いつもどおり。

最初に思いついた妄想では２，３レス程度の話だったのにいざ書けばこの長文という不思議。

自分のクンフーが足りないのかミュールママの魅力が制御不能なのかはたぶん謎。
次はほんと短い話を書きたいです。

なぜか勃起した・・・
正常だよな？ な！

ほのぼの ですねぇ。

ぐっぢょぶです

アヤタネに萌えた俺はもうあかんかもしれん…orz

お茶とお菓子と下らない会話がそろわないお茶会なんて在り得ない。（１）



タンスの上に置かれたおやつを取るのに毎回息子にダッコして
もらわないといけない、そんな母親が私ことミュール。

さいきん思います。
やはり人間の敵として、威厳を得るためビジュアル面を強化する必要があるのではないでしょうか？

やはりいまの姿ではいろいろ限界がありますので。
具体的に言わせてもらえれば、身長がほしい。

人間を皆殺しにしてレーヴァテイルすべてを救うために必要不可欠なんです。
その、威厳とかそんな理由で。

別にアヤタネがいない時おやつを勝手に食べようとかじゃないですから。
そこのところ勘違いしてもらうと困りますよ？

お茶とお菓子と下らない会話がそろわないお茶会なんて在り得ない。（２）



ちゃぶ台に肘を預け、持ち込みの堅焼き煎餅を心地よく噛んでいたアヤタネが
興味深そうにこちらへ振り向く。口に含んだ煎餅をポリポリ鳴らしながら。

必要以上に焼き締められた煎餅はなかなか胃に流されることを良しとせず、
結果としてアヤタネは無言のまましばらく、何かを言いたそうな目で私を見つめる。

ポリポリポリポリ

煎餅が完全に咀嚼されきる１分４２秒のあいだずっと。

お茶とお菓子と下らない会話がそろわないお茶会なんて在り得ない。（３）



『……解りました。さすが母さん。よくそこまで決意してくれました。
　不肖の息子として、僕も全面的に協力させてもらいます。』

なんて力強い言葉。
さすが、アヤタネ。頼りになります。

『さっそく明日から牛乳を持ってきましょう。
　栄養評価に一定の評価があるメガミルクあたりが妥当でしょう。
　実は母さんがいつこんな決意をしてもいいように目ぼしい業者には当たりをつけてあります。』

さすが、アヤタネ。仕事が早い。
それはさすがに用意しすぎだと思うけれど。

『１日１２本の契約でいいですね？
　これぐらい飲めばあっという間に母さんの背は伸びるし、
　少しはメリハリのあるラインになる可能性もあります。』

ツボをついてくれます。
シュレリアを威厳で圧倒する私。おもに溢れんばかりの胸とかヒップの力で。くやしがる彼女。
さすがアヤタネ。でもすこし言葉に毒を感じるのは気のせいですか？

『でも少しカロリーオーバーになるからね。
　母さん、これからはおやつ禁止にするけどいいかな？』

さすがアヤタネ……って、え？

お茶とお菓子と下らない会話がそろわないお茶会なんて在り得ない。（４）



いえ、それでは当初の目的が……
も、もちろん私の目的は人間の敵として威厳を獲得することで、
べつにおかしなんてどうでもいいですけど、それでも世の中には順序ってものがあるし、
今はいそいでおかしを犠牲に何かを成すタイミングではないと思いませんか？
いまはもっとこう、すごく明るい未来にむかって漠然とした設計図を引く時期だと母は思うわけで、
そんなことを考えているとき、横におかしがあったら効率的に思考が進むと思いませんか？
だから今回の意見は保留ということで別におかしが惜しいわけではありませんから言い訳なんてしていませんから。
ほらほらそんな顔しないでアヤタネもひとつ摘みませんか？私はやはり甘くて柔らかいのがすきです。
買ってきてくれた煎餅は母さんには少し固くて痛いです。
ああ、お盆のおかしがすっかり無くなってしまいましたね。タンスの上にある買い置きのおかしを入れましょう。
なんで今度は微笑んでいるのです？早く母をダッコしてください手が届かないのだから。

そんな母と子の会話。

今日も、いつもどおり。

たいして意味はないですがサブタイを入れて見ました。

すげぇ どんどん来るよ。

ぐっぢょぶです。

職人はおれを萌え殺す気か、、、、、、、ﾊｧﾊｧ

ttp://www.xera.org/usrbbs/detail/files/comren2996.jpg

鬼太子？

まいったな。ここのSSみた後にエロパロスレのあえぎまくりミュールみたせいでおさまらん状態だ。

張り付いたように動かないオボンヌ･･･！
それに呼応するように笑顔になるミュール･･･！
この二つが符合する事は一つ･･･！

やられた･･･！ひざ枕だ･･･！
困惑顔を見るために積極的に仕掛けにきた･･･！

ＳＳですらねーけど触発されちゃったので投下

基本的に一人ぼっちのシュレリアを羨ましがらせるため（だけ）に
息子を量産して大家族を作ろうとするミュール。

もちろん息子たちはアヤタネ似の美形の兄弟。
娘？母より（スタイルの）優れた娘など存在しません。

ビジュアル的に危険（全裸幼女の逆ハーレム）かなと思いつつアヤタネに相談。
「ねぇアヤタネ？弟は欲しくない？」

悪鬼の形相でオボンヌの元へ向かうアヤタネ。
これはこれで面白そうだから放っておきましょうとはミュールの談。

>>531
オボンヌを奪った方が効果的かつお徳だと思われ。
そして白黒RT対戦で第三世紀の崩壊。

せめて設定上、レベル９までいけるのがメインヒロインだけとかにすりゃあ
もうちょっとオボンヌはボコられずに済んだかも・・・・
・・・・いや、それでもオボンヌはオボンヌか・・・・

というかなぁ、コスモスフィア制覇してからずっとオボンヌが自分を選んでくれる事を待ってるRT達が気の毒で仕方がない。

つまり、オボンヌはいっぺん死ぬか？ と

ちょっとオボンヌ殴ってくる

アルトネリコのライナーをぶん殴るスレ3発目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1148483278/
ごあんなーい

>>533
そうだよなぁ
アルトネリコ覚えるのが一人だけとかなら戦闘参加もヒロインになるだろうし。
自分の場合は誰もLV9までやらずにミュールED探すな。
探すよ？

>>90のコスモスフィア踏破後、手を繋ぐ二人の後ろ姿。
白い光にフェードアウトしながら、前へ歩くライナーとミュール。
それがミュールEDと信じている。

そういえばオリカは彼女の「娘」だった！！
このネタ、>>523さんつかってくれないかなあ・・・・

>>539
最近ちょっと時間とれるようになったので、なんか書きます。イヤとかいっても書きます。
そんなリピトー溢れるアファターファイブ。

０と１の間にある無限大。あるいは虚無。たぶん虚無。（１）


さいきんは塔内メモリバスで拾ったレトロゲー三昧の毎日、
黎明期のバランス無視にいっそ感心すらしているミュールです。

ここ数日の記録。
きのうは１日中、導力プラグにいました。
その前も１日中いました。
その前もそのまた前も。

……だって仕方ないじゃありませんか。私の本体、封印されてますし。
だから活動のほとんどは虚数領域で、最近になってようやく導力プラグ限定で
物理世界に質量化できるようになったぐらいなんですから。

そのようなわけで今日も今日とてレトロゲー。
人類デストロイな仕事はウィルスをつかって全自動化。さすが、できる女はちょっと違います。

偶然ひろったゲームですがこれがなかなか熱い。
最初はクリアどころか数ドット落ちると死ぬというシビアっぷりに泣いていましたが、
気がつけばノンミスで２３週目突入している自分の才能が怖いぐらいですよ？
でもここからが本番。さあ、目指すは未踏の２５６週目！！

ポチ

あ。

０と１の間にある無限大。あるいは虚無。たぶん虚無。（２）


モニターがまっくらです。
横を見るとシステム強制終了のコマンドを打ち込んだアヤタネがいました。
顔がやや疲れ気味みっぽい。

『ただいま、母さん。』

『なんてことをするんです、アヤタネ。
　母がここまで到達するのにどれだけの時間を費やしたか。』

そんな私の抗議をまるで春の風でも浴びているかのように受け流し、
アヤタネはもくもくと荷物の整理やら着替えを続けます。

どうやら遠征から帰ってきたばかりみたいですね。
電源を落としたことは別にして、お疲れ様です。

『どう、母さん。人間の抹殺とかは進んでいるのかな？』

『当たり前です。
　母はやることをやっているからこうして遊んで……じゃなくて、
　古代のプログラムを研究してこれからのウィルス作りに役立てていこうかと……』

あれ、なんだかアヤタネ今日もすこし怒っていますか？
また母さんなにかやってしまいましたか？

０と１の間にある無限大。あるいは虚無。たぶん虚無。（３）


『今日はＡ４区画に発生したウィルス処理で大変だったよ。

　あの子たち、第一種命令が「人間及び人間生活圏の破壊」だから
　それはもう、手当たりしだい壊そうとするんだよね。
　例えば僕の相棒とか、生活環境の設備だとか。』

言葉がチクチク刺さります。
そりゃあ、私のウィルス設計は甘かったかもしれないけど。
ラクしたいから命令系統をだいぶ簡略化してしまったけど。ぶっちゃけ全自動。

道具類を棚にしまい、装備の一部を充電器におきながらアヤタネの小言は続きます。

『しかもウィルスのコードにこの動力プラグの座標データが入っていたし。
　たぶん誕生時の残存データなんだろうけど。』

重たそうな鎧と汗ばんだシャツを脱ぎ、濡れたタオルで体を拭う。

『母さん、ウィルスを作成するときは不必要なデータ消しておいてね。
　同僚と上司の目を盗みながらデータの削除とログの編纂をするのって大変なんだから。』

新しいシャツに着替えたアヤタネは私に面と向き合い、両方のコブシを腰にあてながら言い終える。
銘菓オボンヌのイラストを大胆にプリントしたシャツを恥じ入る事無く着こなしながら。

小言が終了した喜びよりも、母さんは息子のファッションセンスに愕然です。

『年中はだかの母さんに言われたくありません。』

返せません。これには一言も返せません。

０と１の間にある無限大。あるいは虚無。たぶん虚無。（４）


『そんなわけで今日からゲームは１日１時間までです。
　やることをやれて無いから、これは仕方がない処置ですね。』

『そ、そんな！　２０週するのにも数十分かかるのに、
　それでは２５６週なんて到底不可能じゃありませんか！！』

とうぜんの権利として抗議をするも、

『今期はウィルスの襲撃が多くて、今度から危険手当が出なくなるんだよね。』

とか、

『母さんが何十時間も無秩序に塔のログ漁っていたからここの光熱費もバカにならないし。』

とか、

『生産量が不安定になって、食料も高くなって……生活費を削れない以上、
　犠牲にするのは僕の服とか嗜好品とか私生活ぐらいなんだよね。

　……このシャツも、代えが無いから同僚から貰ったものなんだよ？』

『…………』

母、撃沈。
そこまで言われたら何も言えません。言えるはずもありません。
特に最後のが効きました。
こんなにも我が子に苦労させていたとは。

０と１の間にある無限大。あるいは虚無。たぶん虚無。（５）


『まあ、別にぼくはこのシャツ気にいっているからいいんだけどね。』

沈んでいる私を見てアヤタネはいつものように透明な微笑を浮かべ、私を慰めてくれた。

その言葉は私に余計な心配をさせないための言葉なのか、
それとも心底そう思っているのかは解らない。
どうか前者でありますように。わりと本気でそう願い、そして母は誓います。

これからはマジメに頑張って人間を殺します。
ゲームも……止めはしないけど１日１時間に抑えます。

ああ、断片化した過去ログによると２５６週クリアした者のみが見られるという幻のエンディング。
身長にも満たない高さから落ちるだけで死ぬという身でありながら洞窟を進み、
行く手を阻む幽霊やコウモリといった障害をくぐりぬけ、
アイテムを有効に活用しクリアキーを捜して地底へと潜りつづける……
それを延々と永遠にも似た時間の果てに至る２５６週クリアー……

０と１の間にある無限大。あるいは虚無。たぶん虚無。（６）


でも、幻の２５６週クリアーは幻だからきっと美しいのですね、と自分に言い聞かす。
もう母さんはふっきれました。
だいじょうぶ。もう全然だいじょうぶ。

そんな感じで１つ成長した私を、アヤタネは慈愛に満ちた目で見ていてくれる。
そして慈愛に満ちた声でこんなこと言うんです。

『それと母さん。そのゲーム２５６週クリアしたことあるけど、別になにも無かったよ。』

『……え？ちょ、アヤタネ！！？』


そんな母と子のコミュニケーション。

今日も、いつもどおり。

なんか番号で呼ばれるのも不便なんで昔つかっていたコテを。トリは無くしてしまいましたが。
ひつじとでも呼んでくれたらいろいろと助かります。

それと>>539のひと、せっかくネタふってくれたのに全然関係なくてﾇﾏﾇ

そんな・・・んなこと、全然いいっす
食用ひつじさんの作品、本っ当にイイっす！！！
三日前、このスレに辿り着いて、貴方の作品のおかげで
いきなりミュール信者になってしまいました！・・・シュレリア萌も消えてませんが・・・
今後に、期待してます!

ひつじ殿
楽しみにしてた甲斐がありまちた。今回もとてもほのぼのでした。
ありがとうございました。

ゲーム中ではミュールってあまりキャラを前面に出してこないんで、けっこう好き勝手書いてます。
私的妄想内ですがこの親子、ゲーム中ではシビアやってながら私生活では反動でヌクヌク馬鹿カワイイんだろうなぁ、っていうこと考えながらプレイしてますた。

たぶんこれからもボチボチ書き殴るので皆々様、平にご容赦を。南無。

理由がわからんのがあれだけど、なんかすっごい文体に味があってすっげえいいなあ
なんだろ、すっとぼけたような繰り返しがつぼに入ってるんだろうか

ひつじさんの書くミュールは最高に可愛いですな
どうも舌足らずな印象を受けますｗ
最後に


子供お母さん最高

ミュール万歳！

ひつじさんの書いたもののまとめサイトとかありますか？

コテはつけて無いですけど羊です。本筋以外ではなるべくコテをつけたくないので。

まとめサイトとか無いです。
通り魔的にいろんなスレで書き物しているんで、正直自分でもどこに書いたのか覚えてなかったり。

実際、これほど長い期間１つのスレに居座ること自体マレなんです。

甘い誘惑なんて退けるに限る。まあ、無理だけど。（０）

コノ物語ノ始マル前。
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1152627226/260-268

甘い誘惑なんて退けるに限る。まあ、無理だけど。（１）


お口の匂いが甘くてしかたない一児の母、ミュールです。
主な成分は砂糖。具体的にいうとポット３杯分の角砂糖。

『ミュールは甘い息を吐いた！　しかしアヤタネは眠らなかった！』

『……何をやっているのですか？母さん。』

物好きにも古代のテキストデータ『葉隠れ』を（しかもペーパーメディアで！！）
読んでいたアヤタネは不思議そうに首をかしげる。

すきをついて耳元に吹きかけたのに効果ゼロ。母さん、なぜか悲しいです。

それはさておき、むう、古代でもっとも成功したレトロゲーの１つが元ネタなのに
アヤタネには伝わらなかったみたいです。

母さん、ちょっと残念な気持ちだけど少しばかし優越感をかんじてますよ？
アヤタネにも知らないことがあるのですね。

アドヴァンテージ、プラス１。

『ところで母さん、やけに息が甘い気がするのだけど、
　まさかまた僕に黙ってお菓子をたべてないでしょうね？』

アドヴァンテージ、マイナス１０。

自爆ですか？
完膚なきまでに自業自得ですか？

甘い誘惑なんて退けるに限る。まあ、無理だけど。（２）


『た、食べたわけないじゃないですか……
　ちゃんと私は今日に用意されたお菓子しか食べてませんよ？』

用意された以外の場所で角砂糖は食べて来たけど。
ひさしぶりに昔の知り合いに会って、なんか少し嬉しくてついつい手が伸びて、
気がつけばポット３杯分の角砂糖食べてきたけど。

……うーん、３杯分。我ながら凄いと思う。我ながら情けないとも思う。

『なんとういか、角砂糖を３杯分煮詰めたような甘い匂いがするんですよね。』

あなたエスパーですか。
なんでそんなピンポイントなんですか？

『母さん、虫歯の原因であるミュータンス菌は糖分によって繁殖するらしいよ。』

そしてアヤタネの右手に輝くのは虫歯除石用のドリル。
ギャルンギャルンいわせてます。
なぜか満面の笑みを浮かべるアヤタネ。
涙を浮べながら全裸で逃げる私。


恐ろしいまでに、今日もいつも通り。
そんな母と子のガチ日常。

そんなわけで今日はシュレリア様のスレとクロスオーバーです。
どうでもいいけど何故かシュレリアには様ってつけたくないですか？拙はつけたくて仕方ないです。

だから、と言うのは言い訳でしかないけどミュールﾏﾏの観察はちょっと少なめ。
マジ勘弁ナ。

一瞬シュレリア様とミュールたんがクロスカウンターしたくて仕方ないに見えた

>>559
ひつじさんの書くミュールはやばい
やばいというよりむしろやヴぁい、可愛すぎ

これは… メモ帳に保存だな。
永久保管だ。

>>560
何かの弾みで詩魔法が使えなくなった二人が
子供のケンカな肉弾戦を繰り広げる様子を幻視した

むきーと組み合ってる二人の裏で
オロオロするだけのオボンヌとアヤタネも見えてきたorz

>>563
オボンヌとアヤタネは保護者かｗｗ
俺は「今日は塔に被害の出ない喧嘩で楽だな」とオボンヌをお茶請けに茶をすすってるライナーとアヤタネが幻視できる

むしろここのアヤタネなら笑顔で喧嘩をみていそうだが・・・
ところで羊さん、むかし書いていたスレを教えてもらえないでしょうか？
ホレマスタ

ミュールに欣ちゃん走りを強要する夢を見た

このスレのおかげで俺の中でアヤタネの好感度急上昇中

>>565

ほとんどのスレは覚えてすらいないし、まとまったテキストもないﾃﾞｽﾖ。
一応、記憶してる範囲じゃ数年前に書いてたサクラ大戦のエログロスレが多いかなぁ……

たしかそこが今のコテを名乗った最初のスレだったような。
でもエログロですよ？
女の子が酷いことされたり、泣かされたり、エッちぃ目にあったり。殺されたり食べられたり。
ぶっちゃけ、ミュールママとは真逆のノリだという。

……ｿｳｲｳﾉｶﾞ希望ﾅﾗ書ｷﾏｽｶﾞ

お願いですからやめてくださいorz

ひつじ殿 それは勘弁ですじゃ。
俺の彼女のアヤタネちゃんが・・・俺の妾のミュールちゃまが
･･･そんなひどい事をされるなんて考えただけでも･･･痛いですじゃ。


しっかし、、エログロですか。ここでのひつじ殿の文体からは想像がつきませんな。

もともと文体なんて呼べるものは持ち合わせてないのです。
その時そのスレに合わせて書き変えているんで。
文章のノリもここみたいな白いのが４、エログロみたいに黒いのが６ぐらいの割合ﾃﾞｽ

ミュールママの語りも多分今回が初めての文体とおもわれ。

サクラ大戦のエログロは当時西洋近代史にこっていたので、そのネタをつかえる場として
おじゃましていた記憶がありﾏｽ

今だから言えること。
半年近くいて１００レスオーバーのＳＳを書いたけど、じつはサクラ大戦シリーズすべて未プレイなのはひみつだ。


しかし兎にも角にも皆々様、
年がら年中スッパで息子に（様々な意味で）弱くてぜんぜん目標を達成できなさ気なミュールﾏﾏﾝを
大事に思っていただいているようで、ありがたい限りで御座います。
たぶんママンはずっとこんな感じだと思いますので、なま温かい目でみてやってください。

ひつじ氏 シュレリア様スレとミュールスレでキャラが微妙に違いますなww

スレどころかレス単位でキャラ変わりﾏｽ
そんなことよりミュールについて語ろう

一度でいいから着せてみたいコスチューム。
はだか割烹着。

二番手行きます！

裸エプロン

し〜ぷすい〜つ

たまには 着せてやろうぜ。

または さま〜ぶり〜ず

しゅれりあちゃんとお揃いで

イチジクの葉

バンソウコウ3枚もあれば十分じゃね？

一枚でよろし

露出度少ないものも

というわけでゴシロリはガチ

>>579
ミュールってロリ、黒髪ロング、赤い目って
ゴスロリ着てくださいって言わんばかりの容姿だと思う

>>580
次回作で外見18歳のダイナマイツバディで登場するか
それとも封印の影響で成長せずつるぺたままか

14歳くらいが一番良いと思うんだ

ゴスロリはちょっと盲点で御座い。
たまには拙もそのような趣きでＳＳを綴りたい真夏の夜の夢。



……いや、昔エロパロ板で書いてたころのログをひさしぶりに見たらｵｲﾗ、こんなキャラだったんですよ。
けっこう気にいってたけど。今でもわりと好きだけど。
よし、今度からこれでいこう。

ムカついたら言ってください。それなりに善処いたす所存とかそんな感じﾃﾞｽ

スイート　ハーツ、ただし隠し味は苦ヨモギ。そんな苦心作。（１）


百里の道も一歩から。
おっきな野望（人間皆殺し）もコツコツと。
そんな大器晩成型なパブリックエネミー、ミュールです。

いきなりですが完成しました。
ようやく完成したんです。

『それは興味深いですね。なにが完成したのです？
　掃除ロボットですか？全自動洗濯機ですか？
　それとも地球破壊爆弾？いいですね。すべてがきれいになりますし。』

ここ一週間ほど大規模な調査のために留守にしていて、今日ひさびさに帰ってきたアヤタネがすこし、
本当に少し、それは母親の私だから気づくというレベルでまぶたの端をケイレンさせ、
ここ第三予備導力プラグの入り口で立ち尽くしていた。

理由はかんたん。だって部屋が汚いから。
部屋が汚いというより、むしろゴミの中に部屋がありますよ？みたいな。

散乱する正体不明な素材のくず、部屋を縦横無尽に蹂躙しているプラグ、工具箱に収まる気ゼロなツール類、
そしてそれらを圧倒する質と量で部屋の体積を確実に圧迫しているお菓子のハコ、ハコ、フクロ、ハコ、
食べカス、エトセトラ、エトセトラ。

怒りで震えるアヤタネを母として、また、人間の敵たるミュールとしてたしなめる。

『まあ聞きなさいアヤタネ。これには理由があるのです。
　これらは私の大きな野望を達成するために積み重ねられたチリとゴミなのです。
　積もり積もってやがては山となり、いずれは私を天の頂に連れて行くキャットウォークなのです。』

私だって言うときは言います。
いつも息子に怒られてばかりじゃないのです。

スイート　ハーツ、ただし隠し味は苦ヨモギ。そんな苦心作。（２）


『そうなのですか。僕としたことが早計でした。』

そういうとアヤタネは正座をし、私を手招きする。
それはアヤタネが私にヒザ抱っこをしてくれたり、ヒザ枕をしてくれたりする時に取るスタイルだ。

わかってくれましたか。母はこの偉業を成し遂げるのにオツカレなので、
すこし休みたかったのです。
さすがアヤタネ。常に私のことを思って一歩先の行動をしてくれますね。

トコトコと私は膝元にむかい、えい、という掛け声と共に飛び込む。
細身に見えるアヤタネの身体は戦士として見た目以上に鍛えられており、
わたし程度の質量ではビクともしない。
ホコリっぽい匂いと汗じみた体臭、
それと幽かにこの子が愛用している香木の匂いが鼻腔をくすぐった。
アヤタネもお仕事、ご苦労さま。

眼を閉じ静かな幸福感に包まれていると、ふと浮遊感に襲われる。
どうやらアヤタネが私の両脇に手をやり、持ち上げているようだ。

おそらく私をひざ抱っこの形に座らせなおす気なのだろう。
いいでしょう。母はそっちでも全然ＯＫですよ？

そして浮遊感は下降感に転じ、私はそのまま膝にうつぶせの形で乗せられ……

『……なんでうつぶせ？』

スイート　ハーツ、ただし隠し味は苦ヨモギ。そんな苦心作。（３）


私の野望よりも高々と振り上げられるはアヤタネの右の手の平。
それは頂点に達したその次の間に轟音を奏で、数瞬もかからず私のおしりにたどりつき、

空気が爆ぜたような音に部屋が振動する。
音源地は私のお尻。

『！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！』

声にならなかった。
いえ、例え声を出せたとしてもこの音に全てかき消されてしまうでしょう。

あまりの出来事にわたしは首をひねりあげアヤタネを仰ぎみる。
そこにあるのはいつもの見慣れた、静かに怒っているときの顔だった。

『母さん、めッ。』

また、手の平が天に昇る。
なんか涙がでてきました。

けっきょく、私が解放されたのはそれから半刻の後だった。

スイート　ハーツ、ただし隠し味は苦ヨモギ。そんな苦心作。（４）


お尻がジンジンして熱い。座るに座れないので自然そのままうつぶせ状態。
すでにアヤタネの膝からは降ろされているので、今は２人向き合う形になっている。

『それじゃあ、母さん。この有様を説明してくれますね？』

『ふつう、まず説明を聞いてそのあとに折檻というのが人の在り方だと母は思います……』

ようやく涙声は収まったけど、
それでもすこし鼻声になっている口で私は抗議した。

『僕は人じゃなくてウィルス生命体ですしね。
　母さんも説明とか対話とか問答無用で人間を殺す気ですよね？
　それと「懲罰とその有効性」という本によればまず体罰で相手の思考を奪うのが有効らしいね。』

やぶ蛇でした。アヤタネすごく機嫌悪いです。
今回の長期調査がそんなにこたえたのでしょうか？
っていうか、その嫌な方向で有益性が溢れている本はなんなのですか？

これはよくない。現状を改善しなければ。

『パ、パンパカパーン……』

そんな力ないファンファーレを吐き、私はゴミの山をまさぐってこの１週間の成果をアヤタネに見せる。
その渾身の一作に、さすがのアヤタネも言葉につまる。



前編、閉ジル。

はい、前編終了です。
はい、正直に言います。終われませんでした。
最初は２レス程度で終わるはずのネタなのになぜか５倍ぐらいになりそうです。

ﾖﾉﾅｶﾌｼｷﾞ

アタイ、あなたのレスを待ってるわ

キャラ変えるのﾜｽﾚﾃﾀ……


今宵でこのスレに居候して早、幾週。
初めて１日のうちに終えれませんでした。畜生。

此度はまず前編終了という形で一旦幕を閉じ、明日にでも第二幕を開く所存なれば、
平に平にご容赦を。

なんと言うか、ただただ拙の力不足で御座い。畜生。

……ﾑｶﾂｸ？

いや、楽しみにしてる

ﾖｶﾀ

今後もた〜のしみにしてるよ ひつじしゃま。

だから また 書いてね。

まぁ・・・

食用羊君が居ないと

DAT落ちするから！

後半、ﾋﾗｸ

スイート　ハーツ、ただし隠し味は苦ヨモギ。そんな苦心作。（５）


ゴミの中に埋もれ、絡まったケーブルやらパイプなどに
引っかかりながらもなんとか苦心のすえにお披露目できたソレ。

それは、そこに在るのは私だった。

ただし電子情報体と物理上限体との狭間を往来する不安定な私ではなく、
確かな肉をもった正真正銘掛け値なしの、生きている私。
本体とは異なる、肉のうつわ。

数千種類にわたる有機物を材料にして（原料はおもにお菓子）
違法開設したプラグからは浴びるように導力を使い、
通常のグラスメルクでは在り得ない３桁後半ぐらいの処理を並列化しながら造った珠玉の一品。

そりゃアヤタネだって驚きます。
だって、つくった当人も驚いてますし。
本当に造れるんだぁ、って感じで。びっくりびっくり。

いえ、たしかに試算した理論値ではじゅうぶんに有り得ましたし、
それに見合う物資とエネルギーも投入しましたけど。

でもお菓子を原料にして生身の肉体って無理ない？
いちおうカーボンベースと言えばそうだけど。

ちなみに腕とか舐めると、なんか甘いです。

こんな無茶な材料でバカな合成ができるグラスメルクという技術。
調べてみたらやっぱりシュレリアが創った技術体系のようです。

う〜ん、シュレリアをからかいに行きたいけど、そうするとこの作品も否定しちゃうのでグッと我慢。
引くときには引ける女、ミュール。
やっぱ一味ちがう。そりゃお菓子の味もします。

スイート　ハーツ、ただし隠し味は苦ヨモギ。そんな苦心作。（６）


ひさびさに驚きの表情を浮かべていたアヤタネはようやく言葉を紡いだ。

『……どうしたのです？これは……』

『つくった！！』

右手の親指をあげて腕が抜けんばかりの勢いで前面に押し出す。
グっ、って感じで。

『そんな、「今年の自由工作はハリキリました！」ってノリで作るものではないでしょう？
　なんでまた生身の擬似体なんか……』

仮にも生きている体。
それを造る並大抵ではない労力をアヤタネも解っているのでしょう。

『……この身体なら、いろんなところ行けるでしょう？』

虚数体の私ではここから出られないから。
だいぶ封印は緩んでいるけれど、
それでも高次意識を保てるのは導力プラグや虚数空間といった限られた範囲のみで。

わたしは此処にしかいられなくて、
それは昔みたいに、ただただ詩を謳うことのみを強要された機械のような、
いえ、ただの機械として存在していた時代を思いだして……

スイート　ハーツ、ただし隠し味は苦ヨモギ。そんな苦心作。（７）


『……そうだね、母さん。いろんな所にいこう。２人でいっぱい、いろんな所へ。』

私の追憶は本日２度目となる浮遊感によって遮られる。
アヤタネの両手は私の脇にやられ、すくい挙げるような形になっている。

暗い洞穴で縮こまる子犬を抱き上げるように、深い沼に沈んだ贄を救いだすように。
……まあ、手っ取り早くいうと「高い高い」なんですが。

ちなみに「高い高い」してあげている方が息子で、されてるのが母親。
最近そんな位置関係にも慣れてきましたが。
慣れるのもどうかと思うけど。

『ところで母さん、よくこんな禁忌領域に属するグラスメルクが出来たね。
　この種の生命に関する創造はリミッターがかかっている筈なのに。』

わりと本気で感心してる調子で聞かれる。
すこし気分いいかも。

スイート　ハーツ、ただし隠し味は苦ヨモギ。そんな苦心作。（８）


『ふふん、何事にも裏技というものがあるのですよ？　
　グラスメルクするさいに認証される限界規定域を過剰な導力で強制介入させることにより、
　擬似的に解析波動をフラットにして認証を無理矢理おし通せば不可能じゃないのです。』

まあ、そのための導力を確保するためにプラティナの生産ラインを３，４ラインほど止めましたが。
でもそんなこと知ったことでは無いです。
せいぜいうろたえるがいい。人間ども。
私の希望を達しつつ、人間どもを絶望させる。
これほど完璧な作戦がかつて存在したでしょうか。いえ、ありません。（反語）

得意絶頂になった私。
でもその顔はそう長くはもちませんでした。

『……生産ラインを止めたの、母さんだったんだ。』

私を抱きあげるアヤタネの指に力が入る。
爪がささらないように、でも押しつぶす気持ちで指のひらをグッ、と。

痛い痛い地味に痛いです。
なんか私しましたか？したのでしょうね、コレ。

『あの生産ラインはね、来週に開かれるフェステバル関係で集中稼動されていたラインでさ、
　いろいろと祭りに関係する商品が生産されていたのですよ。
　例えば、「祭り限定金箔オボンヌ」とか、「祭り限定金箔オボンヌ」とか。』

やっぱり私何かしたみたいです。
あとアヤタネ、ソレぜんぜん例えてないです。
ストレートです。直球勝負にもほどがあります。

スイート　ハーツ、ただし隠し味は苦ヨモギ。そんな苦心作。（９）


『まあ、僕としてはラインが停止したところで同僚が残念がるという程度ですし、
　困る事といえばせいぜい原因不明な強制停止の調査で休みがつぶされて、
　残業と貫徹を涙ながらに上司からお願いされる程度なんですが。

　ええ、もちろん引き受けましたよ。上司の信頼を得るのが目下ぼくの第一目的ですからね。
　限界稼働時間の手前まで働らかされたとしても望むところというものです。』

アヤタネの目が座ってきた。生命体としての自己保存本能が全力で働きかける。
逃げよう。うん、逃げるに限る。
ジタバタする私。
ガッチリ完璧に私を捕まえて離さない息子の両腕。

そして訪れるのは覚えのある下降感。
ポジションは再びアヤタネの膝で、私は飽きずにうつぶせ。

『アゲイン？（意訳：本日二度目となる折檻ですが流石にやりすぎではないでしょうか？）』

『アゲイン。（意訳：拝啓、母上さまへ。そろそろいい加減いろいろ学習してください。）』

また、空気が爆ぜる。
今日も、いつも通りなのですか？

なんかまた涙がでてきた……

意図ｾｽﾞ　外出フラグ　ガ　立ッタ

最近微妙にヘタレ込んでいるﾏﾏﾝを何処に連れていってあげるべきか、悩む……

ミュール・・・か、可愛すぎる・・・・
母親とは言わないからこんなバカな姉が欲しい

ぶはっ！なんでそんなに究極なんですか！？
もう、このスレから離れられない!

今日も暑いそうなのでプールなんてどうでしょう？

ぶはっ　緑茶吹きました　　　こんなにへっぽこな音神様・・・ﾀﾏﾗｿ

わああ、表示されなかったと思って二回感想書いちまった

>>601・・・・・シルヴァプレートの焼肉一家とかどうでしょう？

マジでいいよね、ミュールまま・・・・

まえにも誰か書いたけどひつじさん文体は不思議でしかもウマイな・・・・その道のひとですか。

ﾁｶﾞｲﾏｽ

ところで１つ尋ねてもよかですか？
ミュールの本体はクレセントクロニカルに封印されていて、実際に塔で活動しているのは
ミュールが封印時に精神だけをコピーさせたシャドウなんだよね？

で、そのシャドウってのはあくまでコピーなんでミュール本体とは別の代物なのだろうか？

>>610
書く上でえらい問題だよな・・・そこｗ
しかしシャドウとミュールの細かい設定はよくわかってないはず

ミュール本体とシャドウは一応のつながりがあって
そこをたどって位置を捕捉し拘束、封印するのがクレセントクロニクル
だから完全に糸無し凧ではないようだが、その関係に意識の共有化があるかというと微妙

ELMA-DSに降りたモノ、シュレリア様を乗っ取ったモノ、ｸﾚｾﾝﾄｸﾛﾆｸﾙで光ってたモノ
巨大なシャドウミュール、ｼﾝｶﾞｰｴﾝｼﾞｪﾙ脚本監修
これらは全てシャドウだろうが、ミュール本体は会話ほとんどなくてわからんのよね

案外コスモスフィア内の別人格みたいなモノなのかもしれない＜シャドウ
と、いうかそういう事にしておいたほうがいろいろと創作に都合が良（ｒｙ

なるほど。
実においしい情報をありがとう。ｗ

ミュールﾏﾏﾝはそんなにも書き手にやさしいひとだったのか。

巨大シャドウミュールのデザインはかなり素晴らしいと思う今日この頃


・・・・本体には負けるがな!

CS妄想してるんだけど
Lv6しか話の流れが出てこない

むしろＬ１からＬ５までの変遷を聞きたいのですが。

いやいや、lv6しか出てこないっていってるんだからエロネタしか浮かばないってことだと思うぜ

それならそれで構わん。お前が想うエロ可愛いミュールをこのすれで存分に晒すがいいさあぁぁぁぁ！！！！！




ホント、晒してくださいお願いします。

お ひつじ氏の新ネタか。

楽しみだぎゃ

俺的ミュールコスモスフィア内部

Lv.1:いかに人間に憎悪を持ったか
Lv.2:レーヴァテイルに対する想い
Lv.3:シュレリアに対する想い
Lv.4:しだいにライナーに興味を持ち始める
Lv.5:憎悪に疑念を抱く
Lv.6:ライナーに心を許し始めるミュール
Lv.7:ライナー以外の人間を信じることが出来るかわからないという感情
Lv.8:人間を許し愛することを誓うミュール
Lv.9:ライナーに全てを捧げる

>>619
泣けた

Lv.EX:シンガーエンジェルを倒す

Lv.EX ｼﾝｶﾞｰﾃﾞﾋﾞﾙﾐｭｰﾙ登場

Lv.EX : シンガーエンジェルブラック、デビュー。

ぶっちゃけありえない

二人はシンガーエンジェル

白のシュレリア、黒のミュールと対比されてる事に今更気付いたorz

しかしミュールとシュレリア様がタッグ組んだら無敵だな・・・

一人一人は小さな火だが、ふたり合わさると炎となるからな。

どちらか一人だけでも恐ろしく大物だと思うけどな

そりゃけっこうな火だろうさ。
なんせ世界が一回燃え尽くしたのだからな。

今度は二人で世界中を萌えさせるわけか

オボンヌもその気になればグラスメルクで世界滅ぼせる罠

物騒な兵器だな・・・・プチグラスノインフェリアに星を溶かす溶解炉など
ソッコーで人類ほろぶわな
ってソル・シェールの総人口ってどんぐらいだっけ？

ホルスの翼以外にひと住んでいるのだろうか？

連絡の取れない二つのアルトネリコが無事ならば、おそらくは。

>>632
参考までにネモが50万、ほたる横丁が2万ちょい
プラティナが1万ちょいくらい
イムフェーナは失念

塔外壁（段々畑とか対空岸壁とか)は住人がいても些細なものとして
あとはホルスに小さな村が多数あるらしい

そういうのを踏まえると、ソル・シエール総人口は200万〜300万の間くらいと予想

>>634
次回作が出るとしたらその新天地かもしれんね
最終的に３つの世界を回れるようになるっていう

いつだって悪い諸々は甘い顔でやってくる。（１）


芸能人じゃなくても歯は命。
そんなわけで堅焼き煎餅を湯気で柔らかくしてから食べる派のミュールです。

なぜかこの食べ方をするとアヤタネは非常に味わい深い顔で私を見ますが。
マイノリティをバカにすることは母さん、許しませんよ？

それはともかく鉄ストーブの上に乗っかっているヤカンに近づけ、
沸き溢れる湯気に身をまかせてしおれていく堅焼き煎餅。

それは堅くてなんぼというアイデンティティを蹂躙する背徳感と、
私ごのみの柔らかさへと調教する征服感を同時に満足させる真っ黒な悦楽とか何とか……

『いや、そんな暗黒みせられてもやってることはほほえましいですから。邪道ではありますがね。
　ってか、きょうび御老体でもそんな食べ方めずらしいですよ？』

私とは対照的にポリポリと子気味よい音を出しているのは息子のアヤタネ。
ちなみに食べているのはザラメという砂糖の結晶をまぶした私好みの煎餅。しかし……

『好みだろうと思って買ってきたのですが、母さんじつはザラメは嫌い？』

さっきからザラメに手を伸ばさない私を見て問う。

『いえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえ。別にぜんぜん好きなんですよ？
　でも今日はなんというか、堅焼き煎餅な気分なだけなんです。』

『そんな食べ方するひとが堅焼き煎餅な気分なわけないです。』

ピシャリ。

いつだって悪い諸々は甘い顔でやってくる。（２）


そのあまりにも挙動不審な断りにアヤタネは細胞単位で右眉をつりあげましたが、
とりあえずは不問とする雰囲気です。
息子の空気を読むことに関しては超一流の母親。それが私です。
ひごろの心温まるスキンシップの賜物ですね。
今の私なら２０ストン先からでもアヤタネが発する「折檻オーラ」を感知できます。ふふん。

そんな情けない自慢（自覚はアリ）はさておき、いまは堅焼き煎餅に集中しましょう。

『しおれろー　しおれろー。骨抜きになってしまうがよいー』

たまには人間の敵らしく、これぐらいの残酷さは見せますよ？
むしろ、もっと魔王っぽい感じしないとナメられる。

しゅんしゅん湧く湯気。
ふにゃふにゃ煎餅。

『ふははは。しおれろー　しおれろー』

笑い方に魔王っぽさを工夫してみました。誰もが認める会心の演技ですね。

あ、でも全部湿気らしちゃダメですよ？
その煎餅にある芯の部分は変えちゃいけないんです。
なにごとも本質はだいじですから。

柔らかいけれど、噛んだときにちょっと歯ごたえがあるぐらいが理想。
アルデンテってやつですね。

『そんな食べ方をアルデンテなんていったら煎餅職人に失礼です。』

またピシャリと言われました。

いつだって悪い諸々は甘い顔でやってくる。（３）


『母さん、紅茶がはいったけど砂糖は何杯いれる？
　ミルクの比率は６．５：３．５でいい？』

ふつう、煎餅なら緑茶を用意するものだけど緑茶は甘くないわけで。
だからアヤタネが用意してくれたのは紅茶。
砂糖とミルクがデフォなあたり、ちゃんと解ってくれています。
でも……

『ん、今日は砂糖はいりません。』

アヤタネの顔に衝撃が走る！
この世の信じられないものを見たとき、誰もがするであろう普遍の表情！！
ああ、息子もこんな人並みな感情を浮べることができるのですね。
母はうれし…………くはないかも。
そんな砂糖を入れないぐらいでここまで驚かれる母親ってどうなの？

『と言うより本当に今日はどうしたのです？
　母さんが糖分を全面拒否するなんて僕の同僚が「オボンヌ飽きた。」って言うぐらい
　在り得ないことですよ？そんなのはファンタジーです。フィクションです。』

ついに私は息子のなかで「不思議な何か」なってしまいました。
それに比類されるアヤタネの同僚も大概な人物みたいですが。

『いえ、かあさんにもいろいろ都合というものが……』

いつだって悪い諸々は甘い顔でやってくる。（４）


納得のいかない顔から、何か思い当たるものが付いた顔でアヤタネは私に問いかける。

『そう言えば母さん、ここ最近ずっと生身の擬似体に入っているけど
ちゃんと歯はみがいている？』

母親である以前に１人の淑女である私になんと失礼なことか！！

『ちゃんと磨いています！！
　あまり母さんを見損なうと本気で泣きますよ！？』

それは淑女の吐く台詞ではないですけれど。

『そうですね……御免、母さん。』

『まったく、母さんはちゃんと寝る前には歯を磨くし、戸締りと照明の確認もします！
　布団に入る前には「人間が早く滅びるように願うダンス」（オリジナル）をしてから、
　すごく疲れた体を癒すために砂糖をたっぷり入れたミルクを飲んでぐっすり就寝してるのに！！』

『……まって母さん、いま明らかにおかしい事をいいませんでしたか？』

『「人間が早く滅びるように願うダンス」（オリジナル）？』

『それにもツッコミたいところですが今は耐えましょう。その次です。』

『布団で寝てること？でも私はベットより布団派なのよね。
　ベットってなんか場所とるからヤダ。ここ結構せまいし。』

『母さん、実は僕も布団派なんです。
　それも煎餅布団の固さが病み付きで……じゃなくて。』

『すごく疲れた？』

『僕もいい加減疲れてきました。はい次いって。』

『私が世界の魔王として三面六臂の活躍をするというエピソードですね。
　あれは勇者が生まれるという予言の晩のことで……』

『一言たりとも言ってないですから。そんな希望と妄想が溶け合ったエピソードは捨てて下さい。』

ええと、つまりは消去法というわけで、残ったおかしい事ってのは……

『……戸締りと照明の確認？』

『……さすがに引っ張りすぎだと思いませんか？』

息子にダメ出しされました。

いつだって悪い諸々は甘い顔でやってくる。（５）


『なんで歯をみがいた後に糖分をとるんです？
　歯磨きの意味わかってますか？』

『はみがき 【歯磨き】　歯を磨いてきれいにすること。　これ自体は一種の動名詞だが純粋に名詞的活用もする。
　例文　「ねえマイケル、カバの歯磨きって世界大戦引き起こすらしいわ。」
　　　　「あの時、歯磨きさえしていなければ、ジェニファーは……ジェニファーは！！！」』

『そんな今さっきデータベースから得た知識を自慢気に語られてもね。
　と言うより母さん、そんな胡散くさい辞書からデータ引っ張ってきたってことは、
　歯磨きに関する詳しい知識もってなかったって告白するようなものですよ？』


いやぁ……第二期時代はシュレリアと戦争するのに忙しくて栄養はもっぱら塔から得ていたし、
この時代になってからはずっと情報生命体だったから虫歯とかあまり縁がなかったのですよ。

呆れ顔な我が愛する息子。

『……そう言えば僕この前いったよね。
「母さん。いろんな所にいこう。２人でいっぱい、いろんな所へ、」って。』

いやな気配がする。
これは私のよく知っている気配。
２０ストン先からでも感じれる自信があるアヤタネの折檻オーラ！

『言われたような言われてないような、
　言われたけどなんか不吉だから言われない方向でお願いしたいような……』

つだって悪い諸々は甘い顔でやってくる。（６）


『この前、面白い人間を見つけてね。天覇とかいう企業のＮＯ.２なのですが、
　彼が使っている武器はドリル状のランスで、ギュルンギュルン回るんですよ。
　あれなら母さんの悪い虫歯を根こそぎ削ってくれると思うんですよね。』

……根こそぎはダメじゃないですか？

『むしろそろそろ根こそぎにいかないとダメじゃないかと、僕は思うんですが。』

そういって私の腕を握り逞しい力で下界へと引っ張っていくアヤタネ。
懸命に抵抗しながらもズルズルと引くずられていく我が両足。

うん、今日もいつも通り……

〜いつだって悪い諸々は甘い顔でやってくる。〜　　そのアフターエピソード。


結局、ドリル治療は勘弁してもらえました。
でも代償は小さくないですよ……

交換条件その１。歯を磨いたあとは甘いものを食べないこと。
歯を磨くとなんか口の中がスースーして変な感じになるから嫌いです……
その打開策として甘いホットミルクを飲んでいたのにー

交換条件その２。アヤタネ指導官による正しい歯の磨き方。
息子にがっちりアゴをホールドされて
アヤタネが持つ歯ブラシは右に左に犬歯に臼歯に裏に裏に思うがまま私の咥内を蹂躙し……

そんな感じで、ええ、思う存分歯を磨かれました。
ちょっとアゴがグラグラ。
これからはこういう風にブラッシングしてください。とはアヤタネの談。

うん、明日から、明日からはちゃんと頑張ろう。
だから今日は最後の甘いホットミルクを……

２０ストン先から折檻オーラが放たれている気がするのは多分気のせいですよね？

GJ!
人類の敵のクセに虫歯になってんじゃねーよっ！ｗ

そういえば、虫歯菌って鍋やキスで感染するらしいですよ。
ある一定の年齢まで虫歯菌の侵入を防げると、以後虫歯にならないらしいです。永久歯になる頃ですかね？

またまた ぐっぢょぶ！











なのよ！

音神様のアフォっぷりに萌えつきますた

ミュール母さんで歯石除去の練習したい。

ぎゃ〜。ひぃ〜。と悲鳴を上げる母さん。

いちご味とメロン味の歯磨き粉、どちらにするかでアルトネリコの超演算をつかうも決められずにいるミュール

バナナ味も加わった事で事態はさらに複雑化する。

ならいっそのこと三色味にしてしまえばいいと思いついたミュールさんだ

そしてハミガキ粉がおいしくてハブラシを飲み込む





アヤタネ「これが世に言うハミガキック事件だよ！」

酷い目に遭ったミュール母さん。
反省し、今は歯磨き粉だけ舐める様にしている。

歯磨きはしていない。

あほの子っぷりに磨きがかかってきたぜ・・・・！

にしてもすごくミュールの性格が位置付けられてきたな・・・・

羊です。
いつの間にかﾏﾏﾝの立位置がアホの子になっとる……

いえ、拙の責任なのは重々承知しておりますが、もっとこう、いろんなミュールであった方が
良いのではないかと思う灼熱の屋根の下。

暑いから全裸で過ごす母さん。
いつも全裸だが。

俺も脱ぐか

はい ミュールとペアル（rt

じゃあ俺も！

広がる全裸の輪

そして繋がる手錠の輪

ＡＴの現行ヒロインに無い要素を彼女に詰め込めば・・・・？でも
アフォの子が自然にして予定調和だと思う

俺は逆だな
オリカ並みのセンスを持ち（実際オリカのヒュムネコードミュールだし）
ミシャと同じ生まれを持ち（本人同士はミシャクルシェ以上の犬猿の仲だろうが）
（ライナーたちが見ていない）シュレリア様と同じ昔を歩んだ人ってイメージ

３人のおいしい所総取りですよ

その結果完成したのが見た目可変型天然ボケキャラ

ミュールの幼女マンコに俺の童貞チンポを突っ込みたい
はぁ〜

アヤタネに輪切りのソルベにされるぞ

俺が斬り棄ててしんぜようぞ…

ミュールは一児の母なのに幼児だから性欲がとまらんから困る・・・・・・

>>668
１児の母？ウイルスは全てミュールの子供ですよ？

>>668が白濁の海に沈む………

そして浮かぶ。
いまから三週目行ってきます

ところでミュールの口調は序盤の「ですわ」口調と、
終盤のとどっちが正解なんだ？

終盤って変わってたっけ？

とりあえずELMA-DSに降りた時と
シャドウでリンカーネイションのとき
シュレリア様のコスモスフィアLv5解明編のとき
あとタスティの問答直前にクレセントクロニクルから追い出される時

こんなもんかね
最後の以外は雄弁に語ってるし、優雅に悠長に語ってるな
最後のとラスボス戦のときはカタカナのカタコトっぽい

生身とウィルス体の差・・・なのかね

虫歯が痛いから（ｒｙ

やっぱミュールはアホの子なんか・・・・・・・



最高だな！！！！！

>>674
生身だからっつーか、やっぱ恥ずかしいんじゃね？
いまさらつっこむまでもなく全裸なわけだし

常に全裸はやっぱり恥ずかしいのかね。
性的な意味で。

だったらみんな全裸になればいいじゃない

そしたらミュールも恥ずかしくない

股間が恥ずかしいことに

猛々しい象さんが！

いかん！若本声の大魔術師が来るぞ！！

「ﾌﾞﾙｱｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!」

穴子さん！ 俺とネモの女性達にミュールビズを流行らせましょうぞ！

全裸やん。

ヒント：プライドと言う名の服を着ている

でも全裸やん。
犯罪やん。

ヒント：あの社会の管理者はシュレリア様

ミュール＆シュレリア
社長＆クレアさん＆スピカの裸姿に遭遇

ここに反ボイン同盟成立

巨乳狩りですね。
第一期の科学力を用いて、巨乳を貧乳にする技術を開発だ！

そんなの 駄目だ！
俺が生涯かけて胸を大きくするメルク技術を研究しているというのに！！

そう、ミュールの為に

小さいのがいいんだ！

やはりミシャが理想形か。

確かに あれくらいが丁度 いい。

そして、あれで20代なら 更にいい。

一時間レスなければミュールの幼女マンコに俺の童貞チンポ突っ込む

そうか。じゃあ却下

はえーよバカ
二日レスなかったのになんで一分で阻止されるねん

よし

一時間レスがなければミュールのコスモスフィアのLv1（の文章）をクリアする

あまり無理をするなよ。

さぁ、ごゆっくり…。

ミュールCSのSSってまだ需要あるのかね

もちろん。さぁ、遠慮せずカモン！

You、投下しちゃいなYO！

需要がないわけが無い。

軍需は無いよ

あるさ。

ミュールってさぁ

ワインより緑茶や抹茶な感じがするんだよねぇ

息子が和風趣味だからなぁ……

拙の脳内設定では導力プラグ内は生々しい機械やコードに囲まれつつ、
中央の住居スペースにはちゃぶ台と和ダンス、それと誰を弔っているのか不明な仏壇があるみたいな
ものすごく居心地悪そうで愉快な４畳半間ﾃﾞｽ

･アホの娘ミュール
･柳瀬ミュール
･和風ミュール

が確立された俺の脳内ミュール

あたりハズレだけが価値じゃないらしいですよ？（１）


敵だからといって決して人間を侮らない。
そんな謙虚で研究熱心なわたしが人間の敵、ミュールです。

最近は人間の間でアルトレカというのが流行りだそうで。

やっぱりね、数百年も寝ていると今の流行とかが
気になったり気にならなかったり気になったりするわけですよ。

『気にならないんですね。』

ゴメンなさい気になりますこれでも年頃なんです４００歳だけど。

一刀に切り返したのは息子のアヤタネ。
夕飯に使うニンジンをシャクシャク剥いてます。
ニンジンはけっこう苦手だけど、甘辛く煮てくれたらけっこう好きなんですよね。不思議。

ちなみに息子は割烹着を着ておさんどんスタイル。
似合います。掛け値なしに似合っています。
母としては微妙な心境だけど。
でも仕方がないじゃないですか。私の身長じゃ台所に届かないし。

だから、今日はエンドウ豆の筋を抜くのが私のしごと。
私だってちゃんと働いていますよ？

あたりハズレだけが価値じゃないらしいですよ？（２）


新聞紙というホルスの翼では一般的なペーパーメディアを地べたにひいて、その上でサヤの筋を取って。
ほじくり、ほじくり。
横からは小気味いい包丁のリズムと、旨みのとれたダシの香りがする。

……こういうのは良いですよね。

漂う否定のしようが無い生活臭。
それは私が１人ぼっちで暗い冥い底で歌っていた時にはけっして望めなかった香り。

生きている匂い。命の温もり。それが香る幸せ。
今日も、いつも通り。





…

……

『……じゃなくて！！』

まだ何も解決してないから！そんないつもの終わりを持ってこられても困るから！！

あたりハズレだけが価値じゃないらしいですよ？（３）


『なんです、母さん？
　僕は人参に飾り包丁を入れるのに忙しいから、今日はこれでシメましょうよ。
　ほらほら、今日は母さんが好きな星型ニンジンですよ？
　甘辛風味で煮込んであげますから。
　ほかにもウサギさん型や昇り竜さん型のニンジンもほら、こんなに。』

星型は基本として、特級厨師なみの細工が施された跳ねウサギと昇り竜の造形は
すでに料理の枠を超えて芸術の域に達しています。

わーい　キレー　カワイー。だからアヤタネは大好きですよ？

『って、ごまかれませんから！買ってきてよ！アルトレカ！！』

憤慨した私は地べたをバチバチ叩く。その勢いで豆がまわりに飛び散り、
アヤタネが困った顔でそれらを拾いあつめている。

『まったくもう……　母さんは仕方ないですね。でもまあ、今日は夕飯の仕度を手伝ってくれたので、
　僕としてはお駄賃をあげるのが筋だと思うわけですが。』

それは息子が母親にいう言葉ではないですけれど。
そんな私の葛藤もなんのその。アヤタネは割烹着のポケットに手をいれ、
その中から銀メッキされた輝かしい袋を取り出す。

それは太陽にかざして中身を見ようとか、少し切れ目をいれて確かめようとかという
小手先を笑いとばすような重厳な梱包のカード袋……

『ア、アヤタネ、それは……』

『いえ、同僚の付き合いでね、僕も何種類か買っているんですよ。』

そういってヒラヒラとカードのはいった袋をヒラヒラと泳がす。

あたりハズレだけが価値じゃないらしいですよ？（４）


私は飛びつくように、いえ、それは比喩では無く
まさに飛びついてアヤタネからカードを奪い無造作にそれを開ける。

我ながら一切の理性なく妥協もなく己の欲望をさらけ出して袋をやぶる。
ドキドキを抑える努力はとうの昔に放棄され期待いっぱい夢いっぱい、
ゆるりゆるりとカードを袋から抜いて……

ザ、絶望。

『……ちがうなー
　これ、違うなー』

『おや、狙っているカードは出ませんでしたか。残念でしたね。
　いったい、どんなカードを集めているのです？』

『うーん。どんなカードっていうか、ねえアヤタネ。』

何、母さん？そう答える息子に私はたずねる。

『これ、どういうのが当たりなの？』

『は？』

その問いはアヤタネにとって思いもよらなかったものらしく、
腕組みして首をかしげるというオーソドックスな疑問スタイルをとり始めた。

ちなみにその体勢から右腕は包丁を操って小気味良いリズムを奏で、
左手は計量スプーンを器用につまみ、かしげられた首をさらにかしげ
スプーンにのったダシを口に運んでいる。

器用というか、客観的に言って奇妙なんだけどそこはアヤタネ。
角度や関節のヒネリを微妙に調整してモデルのように、
むしろ神話の偶像にならぶ神々しさすら醸し出して家事をこなしています。
さすがアヤタネ。

あたりハズレだけが価値じゃないらしいですよ？（５）


和が子ながら面白いのでしばらく見ていたいのですが、
しかしあまり料理に効率のよさそうな体勢だとは思えません。
ここはすみやかに息子の疑問に答えるのが得策でしょう。

『この前、街頭スフィアの監視映像をダラダラ盗み見していたのですけど、
　そこ都市の子供たちがそれはもう生き生きとカードを買って開けていたのです。』

「やっとA.B.R.βが出たぜ！これで３体集合〜！！」とか、
「あ、またミドリメカだよ！２枚ダブッっても嬉しくねぇ！！」とか。

それはもう生き生きと。
羨ましいぐらい、憎らしいぐらいに生き生きと。

それは死体として生きることを強要され、
心のひだまで晒され諸々の全てを捧げるように求められ、
求めた自由を根こそぎ否定され、
肉と骨を溶かすように結晶化され棺のような空間に押しやられ、
這い出そう抗らおうとして立ち塞がれ薄暗い洞の中で生きる私にとってそれはひどく、
ひどく憎かった。

独白になったような私の言葉を聞き何時の間にかアヤタネは包丁を止めている。
無表情だがいつもより眼に力があるアヤタネの顔。
それは息子が本当に私を心配している時に浮べる表情。
私があまりみたくない顔の１つ。

あたりハズレだけが価値じゃないらしいですよ？（６）

『……まっ、本当はそれほど羨ましくなんかないですけど。
　ほら、私は人間の敵なのですから、たまには憎悪ってモノを
　アピールしてみないと格好がつかないでしょう？』

そういってカラコロと笑う。笑ってみせる。
人間の敵として不敵に。
息子の母として威厳と愛おしさを。

そんな私をアヤタネは泣く子をあやすように撫で、
そして自らの割烹着に手をいれてソレを差し出す。
まるで泣き止まない子供にお菓子を与えて泣き止ますように。

『はい、２袋目。』

再度、比喩ではなくアヤタネに飛びつく私。
母としての威厳？
そんなことは後にしてください。今忙しいですから。


そしてザ・絶望。

『ちがうなー』

『だから何が違うのです？
　そもそもさっきのアタリって何の話なんですか？』

あたりハズレだけが価値じゃないらしいですよ？（７）

『ですからさっき言った少年たちですけど。』

『彼らがどうなのです？』

『あんなにも生き生きと袋を開き、その中身に一喜一憂するということは、
　きっとそれには凄い価値があると思ったのです。』

『……はあ。』

例えば、何か豪華な景品があたるアタリのカードとか。

『だって、そうとでも考えないとただのカードにあそこまで喜べないでしょう？』

だから彼らは情熱をこめて袋を開封し、出てきたカードに一喜一憂しているのだろう。
まあ、そうは言っても人間の幼体が欲しがるような代物。
彼らにとっては代え難い宝物なのだろうが、それは文字どおり子供だましな景品なのだろう。
察するにオマケみたいなお菓子とか。あるいはレアな形のお菓子とか。

『……』

ただレアというのみで、ただ売られていないというだけのお菓子。
ただそれだけの代物。
まったく、人間とは度し難い生き物です。
あのような幼体の段階ですら浅ましく見せかけだけの価値に飛びつくのだから。

『しかし人間の敵として、私には彼らの嗜好などを研究する必要があるのです。』

つまりそれはもう仕方なく、仕方なく必要なのだ。
その、オマケのお菓子が。

『別に食べてみたいとかじゃ無しに純粋に研究目的で。』

あたりハズレだけが価値じゃないらしいですよ？（８）


すでに背を向けて夕飯の準備を進め、
そして無言を貫いていたアヤタネが重そうに口を開く。

『……母さん、アルトレカに当たりとかハズレといった概念は存在しませんよ。
　そりゃシリーズの違いや人気で値打ちの高い低いはありますが。』

『え、じゃあ当たりで貰えるオマケの超レアお菓子は？』

『勝手な妄想をロックしないでください。
　アルトレカはさまざまなレシピやデータ、
　あるいはカードの画像そのものを趣味に応じて集めていくもので、
　当たりクジみたいに赤い印がついていたらオマケ進呈、というものとは違います。』

『違いますか……』

ちょっとショック。

『はいはい、疑問が解けたならお手伝いして下さい。
　すこし話込みすぎたから、味噌汁の風味が飛んでしまいそうです。』

アヤタネにお願いされて私は２人分の食器とお箸をちゃぶ台にならべ、
見計らったように炊き上がったご飯をそれぞれのマイ茶碗に盛る。

あたりハズレだけが価値じゃないらしいですよ？（９）


漂う否定のしようが無い生活臭。
それは私が１人ぼっちで暗い冥い底で歌っていた時にはけっして望めなかった香り。

ふと思う。
考えてもみれば、私は毎日とくべつな食事をしているのだ。
どこにも売られていない、世界にたった１つの食事。
アヤタネが私のために作ってくれ、私といっしょに食べてくれる食事。

これはレアとか貴重とかなんて言葉では表現できない。しちゃいけない。
それでもあえて表現するのならこれは……

『ありがたい、ですかね。』

『うん？　何か言いましたか、母さん？』

よそい分けた味噌汁を両手にもってきたアヤタネが聞く。

『いいえ、なんでも。
　さあ、はやくいただきましょう。
　ああ美味しそう、さすがアヤタネ。
　この昇り竜さんのニンジンもあれだけ煮込んだのにぜんぜん型崩れしていませんし。
　でも私が丹念に繊細にそれでいてダイナミックに剥いた豆の
　自然を生かしたシンプル美にはまだまだ遠く及ばないみたいですけどね。』

そう言い、今度は自然に笑ってしまった。
精進するよ。そう笑いアヤタネは少し大目に煮物をよそってくれる。

生きている匂い。命の温もり。それが香る幸せ。
今日も、いつも通り。

あんまりバカな子すぎるミュールばかりでは拙の脳内で偏りが起こるので、
今日はほんの少し考えるミュールで。
そんなテーマだったのに書きあげてみればやっぱりまだまだ御バカな子だという。畜生。

>>698 (=>>700氏?)

ＣＳ話、ものっそい楽しみしている自分が在るのです。
昔、ミュールのＣＳ話を書こうとして挫折した拙で在るがゆえに。

……なんかね、書いても書き直してもプロットがエログロになるんですよねぇ……世ノ中不思議。
そんな理由で、それは酷く個人的な理由であることは重々分別しておりますが、恥を忍んで御願い申し上げます。

羊しゃん、乙なのよん

アホの子というより、野生動物みたいになってきましたなｗ

知能ある野生動物。しかし本能強し。

しかし色々考えているフリして結局目的はお菓子なんですねww
>>721
野生動物っていうか子猫ですなｗ興味のあるものにすぐ飛びつく

羊さんのおかげで、このミュールが完全に固定されちまったよｗ
「ゴメンな」と差し出されたライナーの手にある銘菓オボンヌ。
ミュール、ひとすじの涙を流しリグ・ヴェーダを紡ぐ。
…台無しだーｗ

まずは喰うのだよ。
無言無表情で奪い取るように引ったくり、頬を一杯に膨らませてむしゃむしゃむしゃむしゃ………でも無表情。

あれか

ライナーのごめんね
ではなく…。

ライナーがオボンヌをくれたから人間を許したと解釈すれば良いのだな。


つまり
オボンヌ＞人間の詫びる気持ち

ということか。オボンヌ…すげえな。

ごめん、俺の脳内ですでにオボンヌ＝ライナーなもんで
>>725のレス理解するのにかなりかかったｗ

>>719じゃあエログロで書いて某スレにでも落としちゃおうよ♪

>>726
ひさしぶりにエロパロ板いったらサクラ大戦のエログロスレが復活していてﾋﾞﾋﾞﾀﾖ


ところでミュールがハーモニウス（ミュールが一度だけ人間のために紡いだやつ）を紡いだのは何時なんだろう？

資料集を見るかぎりだとずっと精神のない道具として扱われ、意識を獲得しても水面下に隠し、
あるとき一気に革命みたいな感じなんですが……

・産声がヒュムノスでした
・厨二の至り
・夜中、お母さんに隠れてコッソリ
・シルヴァホルン監視員に手取り足取り秘密のレッスン中に

>>727
呼ばれちゃいないが設定を語ろうではないか

ハーモニウスの元の詩をミュールが紡いだ時期は不明だが
「最初に紡いだ詩」であることだけは判明している

ミュールの誕生は3390年
ちなみに反旗を翻すのは・・・塔をクラックし、ホルス右翼を堕とし、
シュレリアを圧倒するもタスティに封印されるのは・・・3420年だ

普通に考えて、3390年から数年以内に最初の詩を紡いだ物と思われる
実年齢にして5歳以下と見積もっていいだろう
なぜなら、第一紀よりも高度なRT製造技術がある第二紀絶頂期ならば
第一紀において数年で配属されたティリアなどよりも早く実戦力化されると思われるからだ

そういうわけで3400年の多少前あたりと思われる
ちなみに確定はしてないが、ハーモニウスの元の謳は
歌詞に登場する「Metafalica」というものじゃないかと言われている
この単語はヒュムノスとしてヒュムノサーバーにも登録されてるので信憑性はそこそこ

ちなみにそのハーモニウスの元の謳は
人々への愛と、世界への感謝を謳ったもの
人類愛、世界愛みたいなもんだな

しかし当時の人々はそういった暖かさではなく
よりシステム的な、機能的な、効率的な謳を謳うことをミュールに要求し
その最初の謳は捨て置かれたらしい

初期なので感情がない、とはいっても
フュージョン後のハーモニウスがしっかり利いてるあたりみると
やっぱりミュールには最初に裏切られたた想いが結構響いてるみたいだな

もの凄く明細かつありがたい情報、感謝至極で御座い。
なんか一瞬考察スレに来たのかとｵﾓﾀﾖ

しかしそうか、いつ紡いだのかは断定できないのか……それならそれで好き勝手書けるなぁ。
個人的には「厨二の至り説」がピンポイントでキてます。

幾万焦土を望んだ歌姫、幾万衆乗を救わんとする歌姫。
これは根本で交わりながら、伸びた線上では決して交わらない２人の歌姫が紡いだ詩である。

これは滑稽で矮小で、だから結果としていびつな物語。
全くもって、酷く救いのない物語。

もしもあなたが今のミュールを愛しているならば、決して覗いてはいけない物語。
一握でもシュレリアを敬愛しているなら紐解いてはいけない物語。

しかし、しかしそれでも彼女の一面を知りたいのなら、それを止めるような野暮な真似はしまい。
だが繰り返して言おう。これは、酷く救いのない物語である。

http://syobon.com/mini/mini.cgi?mode=dl&file=28364

key[mule]

ぶっちゃけ、これは黒いお話です。
いまのミュールママが好きなかたは読まないほうがいいでしょう。

今は昔、ミュールがまだ１つの道具として世界を支えていた時代の、その終わりの物語。
もろもろが黄昏に行進する滅びの物語。

これは単に拙が物書くバランスを維持するために、
ここで白い世界を紡いだ拙がバランスを取るために書き連ねたもう１つのミュール。

しつこくも繰り返します。
これはとてもとても黒くて酷いお話です。

ちなみに妄想とアルコウルの勢いだけで書きなぐった代物なので、構成とかムチャクチャで誤字脱字があふれていると思います。

本来なら晒すべきではないのでしょうが、ミュールには固定されていない様々なイメージを持っていて欲しいという、
ただただ拙の個人的な我が侭で投下いたしました。
このスレに直接書かず、アプロダに置いたのは最後の良心で御座い。畜生。

なんかノン･リード･ミーのURLにおいてあった絵を見たらバロック〜歪んだ妄想〜思い出した

>732
クロニカルキー乙かれ様です

俺なんて国語の成績２以上見たことが無いぜ！
逆に音楽はいつでも５だったが

おぉ・・・・黒いですね・・・・

>>729
ミュールが最初に紡いだのはあくまでハーモニウスであってそれ以外の詩ではないよ
ミシャが謳ったハーモニウスはミシャの想いが重なってかなり変質してるから
ミュールが最初に謳ったハーモニウスとはかなり趣の異なるものだとは思うけど
一応どっちもハーモニウス。
パージャがダウンロードした相手によって全然別の詩になってても
あくまでパージャという詩であるのと同じ。

メタファリカについては不明だけど多分もっともっと古い詩なんじゃないかな?
ヒュムノス語の流派にある古メタファルス律とか、設定資料集にあるメタファルス文化とか
そっちと関連してると思ってるんだけど…
クレアさんのCDに出てくるんじゃないかとちょっと期待してみたり

そういや歌い手によって歌詞とか変わるんだっけ。
ってか、毎回即興で詩つくっているのかなぁ……

生まれついてのミュージシャンだからな

彼女ら、普通に毎回戦闘で詩っているけど毎回即興で詩っているわけだ。凄いね……

>>738
いや、PAJAとは事情が異なると思うんだ

PAJAはDLしてPAJAそのものを謳ったわけだけど
Harmoniusの場合は「昔ミュールが謳った詩の想い」をDLして
その想いを受けたミシャが「紡いだ」謳じゃないか？

少なくとも「元の謳」と「ミシャの想い」がフュージョンしたのは事実で
フュージョンした場合「ヒュムノスは形を変え」「途端に詩の効能が変化」するらしいから
つまり別の詩になるってことだろう
だからやっぱりミシャのハーモニウスと、ミュールの最初の詩は別物だと思うんだ

metafalicaは古メタファリカ律だから、メタファルス文化に属するのは間違いない
ただヒュムノスって定義されてるから古代の歌「metafalica」とは別の
塔建造後に作られた「ヒュムノス・メタファリカ」に当たるんだと思う

>>742
う〜ん…
とはいえその「ミュールの想い」が記録されたヒュムネクリスタルの名前が「ＨＣハーモニウス」だからなあ…
ミシャの謳ったほうの詩に別の名前がつくんならともかく
ミュールの紡いだ詩はハーモニウス以外のなにかじゃないと思う
攻略本の用語事典のハーモニウスの項目にも
「ミュールがはじめて紡いだヒュムノス。」って書いてあるしな

メタファリカについてはあまりにも情報がないからよくわからないけど
そもそも塔建造直後にはまだレーヴァテイルがいないから
ヒュムノスってものの定義は時代によってある程度違っててもおかしくはないかなとも思う。
少なくともミシャの謳うハーモニウスに出てくるメタファリカは
楽譜や決められた歌詞があって、それが伝えられてきたものだと思ってる。
ミュールがメタファルスをはじめとする古い時代の文化に憧れていることを
クリスタルの想いから察したミシャが、その中でも代表的な詩を引き合いにして
ミュールを讃えたんじゃないかな〜？と。

…またえらく長くなったな、興味無い人達スマンね

そういう知識はどこで得るんだ？
ゲームに出てた？

>>743
攻略本も確認　確かにそうだな・・・
ミュールの最初の謳も、ミシャが謳ったの
もどちらも「ハーモニウス」と呼称するのであってるっぽい
まぁ中身が別物になってるのは確かだが、metafalicaは違うっぽいなぁ・・・

メタファリカに関しては、こうなると確かに
月奏が伝えてきた伝承歌とするのが一番無難な線になってくるな〜
ただ、古メタファルス律がハーモニウスで多用されてるのはミュールの趣味なので
メタファリカと言う言葉はミシャの配慮でなく、最初のハーモニウスから織り込まれてるのかもしれん
そこはもうミシャとミュールの博識対決になってしまうがｗ

しかしあれだね、metafalicaは投稿スフィアにでも聞いてみるかねぇ・・・
初期から出ててずっと謎なわけだし

>>744
ゲーム、設定集、攻略本　それに蒼紅のコメントとかだな〜
ヒュムノスの歌詞なんかも参考にしてる
「metafalica」に関してはまさにハーモニウスの歌詞の1単語の出演

おまいさんら、そこまで知識あるならそれを元ネタにＳＳでも書いてくれようｗ

知識があるからといってＳＳを書けるわけではない

そりゃそうだ、、、、、おれだって書けないから偉そうなこと言えないが

こう、嗜好がキャラじゃなく設定に向かってるから
まったくわけわからん妄想ネタばかり思い浮かぶorz
例えば・・・
グラスノインフェリアの時、娘の為に犠牲として散った親父さんの話とか
若い夢と老いた現実に揺れる管理者の想い人とか
自律機動兵器郡による魔力増幅塔攻略戦とか

・・・我ながら明らかに飛躍しすぎてわけわからんorz

遅いけどようやくアルトネ全クリできた。
そんで結局ミュールってどうなったのかが分からん。
ＥＤでは使徒の祭壇でアヤタネと分かれたようだけど・・・。
一緒にどっかいったのかな

ミュールは消滅したっ！！！

何故だッ！

坊やだからさ・・・

というボケはいいとして
>>750
語られてない　でFA
バイナリ野に帰った、アヤタネと放浪生活、などという説から
オボンヌの元に押しかける、シュレリア様と痴話げんかする、みたいな説まである

一応リグヴェーダの歌詞で「私はひとりで生きていきます」みたいなこと言ってるから
ひとりであちこち旅してるのかな〜？とは思うけど
そのさらに後のお話なんていくらでも作りようはあるわけで…

まあそんなことを考えだして止まらなくなるとSSとかを書きだしたりするわけだね