【CHANGE】白鷺みすと総合スレ【ベジルベータ】

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625名無しさん@お腹いっぱい。
【感想】CHANGE I 〜〜〜Aの謎〜〜〜 NEO
No.14416 - 2012-09-30 18:34:02 - 眼鏡侍

白鷺みすと様のあの名作、「CHANGE I 〜〜〜Aの謎〜〜〜」のリメイク版作品であります、
「CHANGE I 〜〜〜Aの謎〜〜〜 NEO」の感想を書かせて頂きますね。

物語の本筋はリメイク前と同等のものとなっており、戦乱の世に生きる主人公アジュレイドが、ヒロインのエリナと共に、世界を救う為に冒険すると言うものです。
リメイク前の物語が忠実に再現されており、あの感動をもう一度味わう事が出来るのが、何よりも嬉しい所です。
きっとこの物語は作者のみすとさんにとって掛け替えのないものであり、6年の月日が流れても尚、リメイクしてでも描きたいと思った特別なストーリーなのだと思います。
制作ツールはRPGツクール2000から新しいRPGツクールVXに変わったものの、決して色褪せぬ思いが伝わって来ました。

リメイク前をプレイした方ならご存知かと思いますが、本作の一番の大きな特徴は、やはりキャラクターの変身システムであり、それはリメイク後の本作でも健在です。
主人公のアジュレイドと共に旅をするエリナは、物語中盤以降に別のキャラに変身する事が出来るようになります。
アジュレイドはアグマタイト、三千院 沙羅、エルドラに、エリナはリリー、鳳 大地、セリーナにそれぞれ変身する事が出来ます。
変身はメニュー画面のみならず、1ターン費やす代わりに戦闘中でも行う事が出来る為、枠自体は2人であるものの、実際には合計8人で敵と戦う事が出来ると言う訳です。
各々のキャラには特徴があり、マップ上での特殊能力も異なれば、ステータスやスキルも全く違います。
乗物に関しても、エルドラが飛空艇的役割を、セリーナが船的役割を果たしてくれます。
変身が使えるようになると同時に、アジュレイドとエリナは時空移動のスキルを覚える事が出来、それからは3つの世界を自由自在に行き来する事が出来るようになります。
626名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/22(水) 14:17:58.15 ID:q7bWQ/Kz
戦闘は今回もボス敵のみとなっており、所謂雑魚戦は一切ありません。
フロントビューのバトルシステムで、物理攻撃やスキルを用いて戦います。
戦闘中に逃げる事は出来ず、難易度はかなり高めとなっており、初見では簡単にやられてしまう事もしばしばあるかと思います。
バトル前には極力セーブを行うように心掛け、時には変身を使用し、属性防御や状態異常防止の装備を整えたりして、強敵を打ち倒して行きましょう。
戦闘に勝利しても、序盤は経験値が入りますが、それ以降は時々アイテムが手に入る位です。
お金は一切手に入らず、店で回復アイテムを買う等と言った事も出来ませんので、そこはご注意頂きたく思います。
スキルは世界各地に配置されている、各々の仲間キャラの姿をしている固定シンボルの敵を倒す事で、覚える事も出来ます。
どの敵も凶悪な強さですが、戦闘の難易度を変えてしまう程の優秀なスキルもあるので、努力を積み重ねて倒しましょう。

恒例の謎解きは今回も非常に難解です(笑)。
ストーリー等には大きな変化はありませんが、謎解きはリメイク前とは完全別物になっております。
努力しても中々解けない場合もあるかと思いますので、そんな時にはツクールランドの掲示板の過去ログを確認してみましょう。
意外と別のキャラに変身する事であっさりと進む場合もありますので、困った時には変身すると言う事も忘れないで下さい。
後、みすとさんの作品の謎解きでは、時々灯台下暗しと言う言葉を思い出すと良い場合も多々あります。
努々どうか余り深く考えずに、作者様の罠に騙されませんように(笑)。

以下、駄文をご容赦下さい。
627名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/22(水) 14:19:48.33 ID:q7bWQ/Kz
・ストーリーは難解なものの、哲学的な何かを感じられるものがあります。一回で全てを理解する事は難しいと思いますが、本作にはその為に後述の記憶のクリスタルが用意されておりますので、
 最初からやり直さずとも、物語を何度も見直せるのが良い所だと思います。
・登場人物の情報を知る事の出来るキャラクター図鑑、各章のイベントを連続で見る事の出来る記憶のクリスタル、マップの移動速度を変更出来るスピードシンフォニーが何気に嬉しいプレイヤーへの配慮です。
・リメイク前と顔グラやホコグラが変わった事で、雰囲気が変わったと思うキャラも多かったです。前と似通っていても面白くなかったと思うので、逆に新鮮で良かったと個人的には思いました。
・メインBGMが3104さんから煉獄庭園さんにチェンジ。3104さんの素材も文句なしに良かったのですが、煉獄庭園さんの切ない曲が流れるシーンには感動。
 戦闘の曲は過去2作と同じものを使っていたので、折角ですから煉獄バリバリロックを選曲しても良かったのではと思いました。
・リメイク前よりもリメイク後の方が上手く纏まっています。無駄なマップも少なく、変身しなければならない回数も減り、道にも迷わずテンポ良く先に進みます。
 作者様のツクールの技術が間違いなく全体的に向上している事が分かるかと思います。個人的にはリメイク後の方が好きかも知れません。

クリアするだけであればそんなに時間は掛からないと思いますが、可能であれば各地に配置された敵を倒して、多くのスキルを覚えて欲しい所です。
世界を回りに回って、倒せる敵から順番に闇討して行くとすれば、6〜7時間位見て頂ければクリア出来るかと思います。
戦闘も謎解きも難易度高めで苦労するかも知れませんが、リメイク前をプレイした事のある方も、そうでない方も、是非本作で楽しんで頂ければと思います。
キャラの正体を当てる推理も頑張りましょう(笑)。

余談ですが、先日、みすとさんの新作のシェアウェアゲーム、「ベジルベータ」が販売開始されました。
推理&ACTと言う新ジャンルの作品であり、こちらも非常に楽しい作品でしたので、是非体験版のプレイをお願いしたく思います。

それではっ!
628名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/22(水) 14:22:54.93 ID:q7bWQ/Kz
【感想】CHANGE II 〜〜〜怪盗ジュエル〜〜〜
No.14362 - 2012-09-11 20:25:46 - 眼鏡侍

白鷺みすと様の制作した謎解き主体のファンタジーミステリーRPG、「CHANGE II 〜〜〜怪盗ジュエル〜〜〜」の感想を書かせて頂きますね。

みすと様の過去作に「CHANGE I 〜〜〜Aの謎〜〜〜」と言う作品がありますが、本作は物語の内容としては直接繋がってはおりません。
ゲームの目指している方向性が一緒という意味で、同じタイトルを冠したシリーズとなっているように思います。

物語は主人公の怪盗ジュエルとその助手のテトラが遺跡に向かう所から始まります。
遺跡を進むと突然、テトラが行方不明になってしまいます。
最深部で謎の人物ドウルと出会ったジュエルは、テトラを捜す為に世界中に散らばった願いを叶える10の宝石を集める事になります。
果たしてジュエルはもう一度、テトラと再会する事が出来るのでしょうか……。

本作の特徴としては、主人公の怪盗ジュエルが変装キットを使用する事で、旅の途中で知り合った特定のキャラになり切る事が出来ると言う点があります。
変装可能なキャラは旅を続ける事で少しずつ増えて行き、最終的にはすっぴんのジュエルも含めて合計で10名にまでなります。
それぞれのキャラは見た目もステータスも覚えている特技も異なり、ジュエルは戦闘中に先制攻撃が出来、テトラは古文書を読む事が出来る等、
各々に何かしらの特殊な能力があり、時にはこれを上手く利用して、用意されている謎を解いて行く事になります(要はワイルドアームズのグッズに近い)。
変装しているキャラによって、街や村で話し掛けた人との会話内容が変わって来る等、芸が非常に細かかったりします。

Aの謎をプレイした事のある方はご存じだと思いますが、本作も謎解きがゲーム中一番のメインとなって来る為か、
バトルはイベントバトルだけであって、所謂雑魚戦は一切ありません。
今回はレベルも上がる事はなく、キャラを強化する為には宝箱に入っていたり、店で購入する事が出来るアップ系のアイテムを使います。
HPアップ、MPアップ、パワーアップがありますが、序盤はHPアップでHPを高くしておくのがお勧めでしょうか。
ある程度のHPが確保出来たら、今度は相手へのダメージを増やす為に、パワーアップで攻撃力を限界まで高めると良いと思います。
629名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/22(水) 14:23:57.72 ID:q7bWQ/Kz
戦闘に関してですが、本作は前作同様、死にゲーです(笑)。
イベントを進める場合や、特技を覚えてキャラを強化したり、お金を入手する為には、マップ上に存在するシンボルの強敵を倒さなければならないのですが、
戦ってみるまではどの敵だったら今の状態でも倒す事が出来るのかと言う事が、一切分かりません。
ですから、初見は敵にやられてしまう事を覚悟の上で、戦闘になる前には必ずセーブしておきましょう。
倒せる相手から順番に少しずつ倒して行き、特技を覚えたり、アップ系のアイテムを買う等して、地道に進めて行く事が大事です。

前作とは異なり、本作はバトル中にキャラのチェンジを行う事が出来ないと言う事も、忘れては行けない点ですね。
一度バトルになったらそのキャラを使って相手を倒すしかないので、ある程度決めたキャラを優先的に強化する事をお勧めします。
私が使い易いと思ったキャラは主人公の怪盗ジュエルであり、どんな相手にも必ず先制攻撃が出来る上、
HPを回復させるターンラウンド、MPを回復させるリターンラウンドを覚えてしまえば、回復ポイントや宿屋にわざわざ行かずとも、
バトル中でもフィールド上でも永久機関状態になれます(要はHPを全快させた後に、MPもほぼ全快近くまで回復出来ると言う事)。

因みに入手出来るお金にも限りがあるので、私としては宿屋の使用はお勧め出来ず、ダンジョンに配置されている回復ポイントを使って頂きたいと思います。
今回は謎解きはAの謎に比べれば分かり易いものが多く、そこまで苦労はしないかと思います。
宝石を集める為に世界を股に掛けて大冒険するのは、やはり気分が良くなりますね。
プレイ時間は人にもよるかと思いますが、6〜7時間程見て頂ければ十分かと。
戦闘の難易度は高めだと言わざるを得ませんが、ファンタジーミステリーRPGの名を冠するのに相応しい作品であると思います。

もし謎解きに苦労しても、みすと様のツクールランドの攻略掲示板の過去ログを見れば、きっと何とかなるはず。
バトルで躓いてしまった場合でも、最悪の最悪、手に入れた装備品を全部売っぱらって、一人にアップ系のアイテムを与えまくれば……(って、おいっ!?)。
果たして貴方はラストまでにドウルの正体が分かるでしょうか。
最後の展開で胸が切なくなってしまった私です。
多くを語らないものの、胸に来るストーリーがきっと貴方を待っている事でしょう。

是非、プレイしてみて下さいね。

それではっ!
630名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/22(水) 14:27:30.64 ID:q7bWQ/Kz
【感想】CHANGE IV 〜ゾレイユの野望〜
No.14388 - 2012-09-21 23:00:05 - 眼鏡侍

白鷺みすと様の制作されたファンタジーミステリーRPG第4弾、「CHANGE IV 〜ゾレイユの野望〜」の感想を書かせて頂きますね。

物語は何者かに追い掛けられている主人公のルシナーが、
仲間達と共に世界征服を企むゾレイユの野望を阻止すべく世界を旅すると言ったもの。
合計で5つの世界を回って行く事になり、各世界ごとにそれぞれ趣があり、凄まじい数のマップを冒険する事が出来ます。
兎に角、マップの数が尋常ではないので、クリアまでには相当時間も掛かる、紛れもない超長編です。
休日と仕事帰りの帰宅後に少しずつ進めておりましたが、それでも1週間以上は余裕で掛かってしまいました(笑)。
謎解きも非常に多いので、自らの知恵を試してみたいと言う方にもお勧めです。

本作の大きな特徴の一つとして、戦闘はボス戦のみであり、雑魚戦は完全に排除していると言う事が挙げられます。
これはみすとさんのチェンジシリーズ全てに共通して言える事なのですが、
何時も雑魚戦がなく、非常に手強いボス戦が常に待ち構えている、これは恐らくこのシリーズに掛けるみすとさんの強い拘りなのでしょう。
雑魚戦がないと物足りないと思うプレイヤーの方もいらっしゃるかも知れませんが、私個人的にはこう言う頑固な拘りが好きです。
雑魚戦がないからこそ、テンポ良く進んでストレスを感じなかったり、謎解きや宝箱探しに集中出来るのです。
これはこれでRPGとしては全然有なのですよ。
631名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/22(水) 14:28:11.24 ID:q7bWQ/Kz
本作の大きな特徴の二つ目は、やはりこれです、チェンジシステム。
主人公のルシナーは冒険を進める事で、シーズ、ハトイ、キリリ、マテオと言った頼もしい仲間達が増えて行くのですが、
彼は旅の途中で変身の能力が使えるようになり、ソルシアとデトと言うキャラに変わる事が出来るようになります。
三人共マップ上での能力も異なれば、戦闘中のステータスや特技も異なります。
今回はメニュー画面だけでなく、Tと同じように戦闘中でも別のキャラに変身する事が出来ます。
因みに、イベントの時はルシナーかソルシアかデトかによって、台詞も変わる所が面白かったりします。
芸が細かいですね(笑)。

ボス戦で得られるものは主にお金やアイテムだけであって、キャラは物語を進める事で少しずつ強化されて行きます。
過去作ではシンボルの敵と戦って勝利する事で、特技を覚える事が出来ましたが、今回は自動的にどんどん習得して行きます。
今回も敵は非常に強いのですが、特技や状態異常や装備品やアイテム等を考慮すれば、上手く立ち回る事が出来るでしょう。
一部の敵は余りに強過ぎて、マジで泣きそうになりながら何度もトライしましたが、それだけに倒した時の感動は一塩です。
時には運に頼らなければならないと言う場合もあるかも知れませんが、運も実力の内って言葉もありますからね。
色々試してみると、その内、意外な弱点を発見して、勝利への光が見えて来る場合もあります。
戦闘の難易度にしても、謎解きの難しさにしても、超長編と言う意味でも、根気が大事なゲームですので、
強い精神力を持って臨んで頂きたいと思います。

以下、駄文をどうぞ。
632名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/22(水) 14:28:57.32 ID:q7bWQ/Kz
・物語は若干難しめかな。時々理解が追い付かずに進んでしまう時があった。多くを語らないのがチェンジシリーズの良い所でもあるのだが、
 もう少しだけ詳しい説明が欲しかったかな、欲を言えばね。
・得られるお金には限りがある。故に、決して無駄遣いはせぬ事だな。高い装備品を買う時には、本当にそれが必要なのかどうなのかを良く考えた方が良いだろう。
・良いか、商業の町ケレニー、舐めんじゃねえぞ。あそこは宝の宝庫、序盤に行ける間に通い詰めろ。パセリ、バイバリー、ノコギリソウのあの性能と安さを考えろよ。
・王家の兄弟はgood。回復役のシーズと、意外とHPや攻撃力が高いファイターパラメータのキリリちゃん。
 確実に500Pのダメージを与えるランスロットを覚えた瞬間に、キリリちゃんは戦闘女神様になるw
・宝箱を取り逃してもう取れないと落胆する事はねえぜ、少年少女達よ。終盤では今まで辿って来た5つの世界を自由に行き来出来るようになる。
 さあ、今こそ気球に乗って、果てなき冒険へといざ行かんっ!

ゾレイユの正体を、貴方は見事に当てる事は出来るでしょうか。
私はゾレイユの正体には初見で簡単に気付く事が出来ました。
深読みさえしなければ、今回はすんなりと分かるはず。
ラストの展開はある程度読めていたものの、今回もちょっぴりほろ苦い最後でした。

もしWの超長編が苦手って人は、そこでクリアにしないで、是非とも中編のUの怪盗ジュエルをプレイしてみてね。
作り込み自体はWには届きませんが、最初から最後まで非常に上手く纏まっています。
Uはマジで名作。
絶対にプレイした方が良いと思います。

それではっ!