やがて、戦人は、徐々に他のゲーム盤での攻防を思い出していた。
(戦)「ベアト、今回は気合はいってるな!そうでないと面白くないぜ!」
しかし、その一言がベアトの逆鱗に触れる。
(ベ)「貴様、このゲーム盤を理解できていないようだな・・・」
(戦)「なに?」
(ベ)「他人に守られているのを自分の力とでも思っているのか!バカが・・・ひねりつぶしてくれる!」
ベアトリーチェが全魔力を開放する。空に浮かぶは神をも殺す、星連なりし大いなる槍。
それを放つ。戦人に。戦人を守る結界に。
それはこの世界のベアトと別の世界のベアトの、魂のせめぎ合いとも言えた。
そして、それらは舞台を、劇場さえも吹き飛ばし、・・・跡には。
(べ)「戦人、今のお前を許すわけにはいかないのだ。私が、私であるならばな・・・」
横たわる、戦人。その腹には、命無き事を疑わせない、大きな穴。
ベアトリーチェは、自らが開けた大穴に手をかざす。
それは見る見るうちに塞がり、やがて、傷は無くなった。
しかし、それだけ。戦人が息を吹き返す事は無い。
【10月5日 01:11 戦人は死亡した。もちろん他殺。】
第十の晩:【そして、誰もいなくなった。】
うみねこのなく頃に、生き残れた者はなし
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10月5日 07:00
迎えに来た運転手達(複数台だった)が、応答が無いのを怪しみ、美名詩音庵に入った。
【ロビーで霧江が死んでいた。】
【戦人は発見されなかった。】
その他16名の死体はこれまでの記述の通り。合計17名の死亡が確認された。
また、彼らには発見されなかったが【戦人も殺されている。】
ちなみに【この運転手達は、発見者以外の意味は持たない。犯人・犯行に全く関わり無い。】
【犯人・犯行に関係する可能性のある登場人物はあくまで始めに示した18名のみ。】
ワ・タ・シ・ハ・ダ・ァ・レ?
謎:戦人は、誰がどうやって殺したのか。
ベアトリーチェの主張「妾が魔法で殺した。」
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以上です。
補足として、来そうな青である『○○は生きている』という青について・・・
これだけではなく、何故その○○が生きていると主張するか説明を入れてください。
魔女が、その説明では赤字を抜けていないと思ったら、その旨を提示します。
では、どうぞ!!