皆様、こんばんわ。私事により、大変長らくお待たせいたしました。
いよいよ最後となってしまいましたが、謎はもちろんメインディッシュとなっております。
では、よろしくお願いいたします・・・
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もう、この庵には二人はしかいない。
いや二人は、この世界に二人ぼっちのような気がしていた。静かだ。
(霧)「みんな、死んでしまったわね・・・」
(戦)「そうだな・・・」
(ベアト)では、賑やかにしてしんぜよう!
二人は、突如ふってわいた気配と声に、驚き、戸惑う。
二人を黄金の蝶とその燐粉が包み、空間がねじれる。その輝きと周囲の違和感に、思わず目を瞑り、
やがて戦人が目を開けると、そこは舞台。周りには無数の山羊が、特別観覧席には有名な悪魔や魔女達がいた。
そして舞台には、戦人と、もう一人。
(戦)「真打登場のつもりか?ベアトリーチェ!!」
(ベ)「まぁ、そういうことだ。さて戦人、お前も推理小説好きなら、この話のオチは読めているだろう?
列席の皆様はそれを見に来ているのだよ。」
(戦)「・・・一応聴くぜ。霧江さんはどうしたんだ!」
(ベ)「お前の予想通りさ。
【霧江は死亡した。10月5日00:01の事であった。刺殺で、即死であった。】もちろん
【霧江が死んだ時点で、戦人は生きている。】
【霧江と戦人は相打ち殺人ではない。お互いに傷一つつけてない。】」
(戦)「そして、俺を殺して終幕、か。いささかありきたりだな?もっと捻って良いんだぜ?」
(ベ)「お約束のオチは、安心して見られるだろう?さて、では、参るぞ!!」
(戦)「上等だ!魔女幻想をぶち壊し、赤字の真実を虚構の海に帰し、全てを夢オチで終わらせてやるぜ!!
(山羊達)「いや、それもどうよ・・・」
そして、始まる青と赤の攻防。
【同姓同名やあだ名等名前を使ったトリックは無い。】
【二重人格者はいない。】
【人間以外の生物は関係ない。】
【自殺者はいない。】
【事故死者はいない(毒トラップ関連死者も8名とも他殺扱いとする)】
無数に繰り出される戦人の青は、しかし魔女によって全てはじき返される。彼女は、無限。
(戦)「はぁはぁ・・・ちっ!くそ・・・」
(べ)「そろそろ息切れか?ならばこちらから行くぞ!」
攻守が逆転する。ベアトリーチェから放たれた無数の魔法が、戦人を襲う。
やがて、その一つが戦人を捉え、直撃!
すさまじい爆音と砂煙が辺りを包む。
(べ)「ふぅ・・・木っ端微塵か。本編と同様の、お約束の最後だな。」