【タイトル】メトロ・アングラ
【ジャンル】地上を目指すRPG
【URL】
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/091107/n0911072.html 【私のプレイ時間】4時間
【備考/DL容量】要RPGツクール2000RTP
【コメント(感想)】
「ヴァーレントゥーガ?SLGって時点でゴミ。説明書読まなきゃ遊べないゲームは、楽しませる為の努力が全然足りないね。」
「Ruina?ま、最初は悪くは無いと思ったよ。かったるくて直ぐに飽きたけど。見た目で騙してるから馬鹿にはウケがいいんだろ。」
デビューからわずか三作目にしてベクターレビューを獲得した、フリーゲーム界の超新星ボトルネック氏が送る超大作、メトロ・アングラ!
由緒あるコンテスト、第4回ふりーむコンテストで最優秀賞に限りなく近い健闘賞を受賞という確固たる実績を引っ提げて登場だ。
固定概念に囚われない、コピーゲーを量産してるクズ共と自分は覚悟が違うと彼は豪語して憚らない。
わかりやすさ、キャッチーさ、ひきつける力を重視し、作者が楽しみ方を伝える事を第一に考えたと力説するその中身は
面白いかつまらないかでしか判断しなくて結構!という自信が楽しさのインパクトと共に伝わってくる快作だ。
常に全力で戦い世界の理の核心に近いと自称する彼が、フリーゲーム界に新風を巻き起こすのは時間の問題であろう。
さてその中身は、画像から音楽まで全素材自作という凄まじい代物だ。彼にはクリエイターたるもの自作素材で勝負せよという信念がある。
特に敵の自作グラフィックはまさに圧巻、誰もが「完全に実写だこれ…」と驚愕せざるを得ない。
元国語教師の作者が推考を重ねたセリフ、回復と攻撃の読みが重要な奥深いバランス、そしてカタルシスを呼ぶ重厚なストーリー……
メトロ・アングラの登場によって、それ以前のゲームは「プレイヤーに楽しませる努力が足りない」クソゲーである事が立証された。
そしてメトロ・アングラ以後のゲームは、どれもメトロ・アングラの強烈な影響を受けずにはいられないだろう。
この先メトロ・アングラを超える作品が出現するとすれば、それは間違いなく氏の新作「メトロ・モノリス」しかないであろう……
全てのフリーゲーム作者よ、さ ぁ ふ る え る が い い