面白いフリーソフト レビュー&攻略質問スレPart180

このエントリーをはてなブックマークに追加
745名無しさん@お腹いっぱい。
ガイア歴1658年。
魔族の襲撃により焼け落ちた聖ヘレンズ帝国……。

血の聖戦……あれから半年の月日が流れ、
城下町では町民達の熱意ある活動によって、聖ヘレンズ帝国は徐々に復活の兆しをみせていた。

聖ヘレンズ帝国国王ブレイドV世が魔将軍ラーハルトの陰謀により暗殺されてから、
しばらく王不在の状態が続いていたが、その3ヶ月後には将軍の地位をもつ
シェイド・ハーベルトが全兵士、そして町民の意志により王の座に即位した。

「サーラ……。私は、明日この城を出ようと思っている」
「はい……シェイド様。いよいよ出発なさるのですね」
「あぁ。奴等が待っている」
そう告げると、国王シェイドはかつての部下に愛用の剣を渡した。
大剣ともいえるその重い剣は、ガイア世界における7大聖剣のひとつでもある。
「聖剣ドラゴンズ・アイ?」
「それはお前が持っていてくれ」
「私が……ですか?でもシェイド様……」
「心配は無用だ。私にはこの聖剣ファルコンがある」
「カイン様の剣ですね……」
「そうだ。この剣にはジェラルド師、そしてヴェイクの意志も込められている。
 この先、必ず私を導いてくれるはずだ。……必ずな」
「……わかりました。それではこの剣は、私がお預り致します」
「頼んだ……サーラ」
翌朝、シェイドは聖ヘレンズ城を後にし、北のレモリア大陸へと旅立った。
先に大陸へと向かった聖ヘレンズ帝国将軍ユウ・スティン、そしてその兄ルイ・スティンを追うために。