面白いフリーソフト レビュー&攻略質問スレPart180
111 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
日本人にはイギリス人は同じように思われているが、そうではない。彼らは各々国が違うのだ。グレート・ブリトン・
アイランドに住む人としは同じなのだが、 イングリッシュとスコティッシュとアイリッシュと、あと一つウェールズ人
を加えて、この四つの国民が激しくいがみ合ってる。
ここで、私は、アイリッシュ(アイルランド人)はイングリッシュから現在でも激しく差別され虐げられており、
この微妙な感情は、日本社会における韓半島出身者や歴史的被差別民への感情とまったく同じものだと、あえて
はっきり書く。このことが理解できれば、北アイルランド紛争とは何か、ひいてはアイリッシュとは何かが、
日本人にも理解できるのだ。
副島隆彦 「ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ」より抜粋
112 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 20:33:30 ID:fwbeJyVd
この本は、今の時代には珍しく極端に政治的な本である。
『地獄の黙示録』や『ゴットファーザー』、あるいはクリント・イーストウッド、オリバー・ストーン、スパイク・リーなどの監督作品は、
ハリウッドで制作された商業映画でありながら、アメリカ知識人の文脈では「政治映画」というジャンルに分類される。
本書はこれらの優れた政治映画映画を導きの糸として、そこから、欧米の白人社会内を分断するカトリック対プロテスタントの
激しい対立や、リベラル対保守という政治的対立のほんとうの意味を、明らかにしていく。なぜなら、そこにアメリカ社会を理解
するための確信があるからだ。
同時に、欧米の白人社会の間にプロテスタントとカトリックという深い対立と差別の構造があることが本書によってはじめて
明らかにされる。こんなことは欧米の知識人の間では常識なのだが、彼らは絶対にそのことを口にしないから、日本人は
これまで誰もはっきりと理解できなかったのだ。
副島隆彦 「ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ」より抜粋