ひぐらしのなく頃に part509

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339名無しさん@お腹いっぱい。
>>337
ごめんね、クッションにこれ貼るべきだったね

梨花「また、また越えられないの?!でも今度こそ、今度こそ!!」

激しく床を叩く。手の痛さはとうに感じなくなってきている。
先ほどから無言で俯いていた羽入が静かに口を開く。

羽入「いいのですか?もう戻れる時間は短いのですよ?」

梨花「いいわよ、何度だって。この惨劇を乗り越える為にみんなとの未来を迎える為に」

私はまたダメだった。でも希望を失わない限り、奇跡が起こることを起こせることを
大切な仲間達に教わった。そのことに報いる為にも諦めるわけには行かない。

羽入「・・・・。判りました。梨花がそう言うのなら、付き合いますです。」

俯いた顔に一瞬光が見えたような気がしたが、どうでもいい。
次こそ忘れずに、必ずやり遂げる。やり遂げる。。。。。。。

梨花「羽入、今は・・・?!」

いつもの挨拶を言う。だが何かがおかしい。身体の自由が・・・利かない?!

羽入「そんな事言っている暇は無いのですよ。ほら・・・」

羽入が指した先には・・・私の・・・腹を割く・・・

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

羽入「だから、言ったのです。戻れる時間は少ないと。でも、梨花が望んだことなのです。
私は、貴女と共に、永遠の時間を・・・この腸流しの儀式の場でずっと・・・」

響く梨花の悲鳴。繰り返し繰り返し、私を呪う声もやがて止み、静かに静かに
ただ引き裂かれるだけの肉塊となった、梨花だったものを見下ろす。
私への最高の供物はこうして出来上がった。永遠に、永遠に。

ひぐらしのなく頃に END