【滅菌】ひぐらしのなく頃に Part196【あぅあぅw】

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また、「強力な意志ゆえの同一現象」という点で言うと、
・毎回山狗が死体調達を失敗する
といった意味不明な同一性が全然解消できない、という点もある。

また、
・意志云々と関係したり関係しなかったりと処理されながら曖昧に固定される
 (もろもろの設定や過去、スキル、パラメータを支えている条件は意志云々とは別に保存されてしまう)
・初期設定と他の変動余地の境界が全く示されていない(→困ったら後から「それは初期設定だから無問題」と回避できる)
という都合のいい特徴まで備えているので、
・赤坂だけは雪絵の生存に関して二択ある
という特例は認められても、そもそも赤坂が公安に就職しないなどといった、
可能世界が取り扱われるときの難問はハナから無視されている。
(それだったら安い確率論なんて持ち込むだけ破綻が早まると思うのだが、竜騎士の脳内世界では、そういうご都合は問題ではないらしい)

まあ、作者の恣意と気分次第で二択だったり三択だったり、別の可能性が恣意的に導入されるということだろう。
つまり、世界の意志というのは、何も社会や関係が決定される意味での問題性を孕んでいるわけではなく、
「作者の意志(恣意)」「演出の意志(ご都合)」と言い換えられたほうが近いものだ。
意志で平行世界の同一側面を語ったために、破綻というかいい加減さが余計に露骨になったという印象がある。