【ひぐらし】悪かった点【ファン歓迎】 =第10話=

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271名無しさん@お腹いっぱい。
はっきり言って、ここの住人は本スレも見ているんだから、
自己晒ししてもあまり意味は無いし、ネタ投下にしかならないのだが、
あまりにネタが無いので、ここに晒してみる。

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917 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 21:17:57 ID:+Jq/BNyO
過去ログを見ていたらこんなネタが閃いた。

871 名前:名無しさんの野望[sage] :04/12/28 12:27:22 ID:PflqMP8C
解って字、何気に角だの刀だのとぶっそうですな

羽入が牛神を原型にしていて角を生やしているのは、最初からの構想なんだよ!
そしてヒロインが刃物をキーイメージにしているのもそうだ!
牛(神)の角を刀で切り落とす物語がひぐらしだったんだ。
したがって、祭編では羽入の角を切る展開になるだろう……!
ΩΩΩ な、何だってー!

922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 21:32:26 ID:+Jq/BNyO
まーでも、あの萌えキャラ造形とかのバランス感覚の欠如を忘れながら、
竜ちゃんが「神の角に傷がついていることには、傷つき失われた神話性という意味があり…
 その神話性とはギロチンのような残虐さの歴史であり…
 いわば現代で言えば軍事や国家の暴力性と重なるものがあり…
 その暴力との戦いというテーマに決着をつけるのが、「解」すなわち、
 人間の人為によって神の神性(角)を切り落とす振舞いであり…
 そのためにも、仲間たちという人間の団結とその世界を打ち出したいのだ…
 この作品は神の神性とその堕落、人間の社会を描くのだ…!」
とか考えている可能性はありそうだ。こう書くと、なんだかすごくもののけ姫なんだが。
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たぶん、竜騎士の脳内設定はこれでガチかもしれん。
こう考えると、ギャルゲーオタ+ミリオタである竜騎士のテーマとしてはしっくり来るんだよな。
ただ、竜騎士の描く軍事や政治的決定にリアリティが無く、羽入が萌えキャラ化されているから、
いかに当人的にはシリアスに盛り込んでいても、コケているように思えるのだが。
272名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 22:13:59 ID:Mq7Nj8po
鬼の特徴=角。
だから人と鬼の仲立ちってことで下向きの角。

程度と踏んでいるが。
ああでも自分で角折る羽入ってシーンはすごい出てきそう。
・それで何らかの能力発動で圭一達生存羽入消滅
・羽入消滅の直前に圭一達の俺達は仲間だ発言戻ってくるのを信じてるぞ発言
・転校生なり前原家の次女なり誰かの娘なりで羽入受肉
の3段コンボと予想。
273名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 22:16:41 ID:p1zZ5nyS
>>272
最後は羽入の笑顔でキメか。
274名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 22:26:08 ID:Mq7Nj8po
そしてバックに流れるボーカル版「想い」
竜騎士渾身の1枚絵で平和な各人の近未来と共にスタッフロール。

で、どう見ても蛇足ですなスタッフルームと裏スタッフルーム。

完璧だな。
275名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 22:27:06 ID:+Jq/BNyO
ただ、テストチップスで語られるオヤシロ様伝承の原案では、
すでに災害とリンクしているんだよね。神―災害 というイメージがあり、
そこに祟〜暇編で自衛隊や国政などが災害と当初からリンクされている以上、
原案的なイメージは、神―災害―軍事etc.だったと見ていいんじゃないかな。
神の怒りとしての災害と、国家の決定としての災害(虐殺)というふうに
災害を通して表裏をなしている。

この原案にこだわりがあったからこそ、神(超常現象)・国家(陰謀論)が
真相と絡むのが前提になっていて、これは竜騎士にとって譲れない一線だった。
よって、他の真相考察を取り入れることはできなかった…。
そんな竜騎士脳内ストーリーを妄想してしまう。

まあ、竜騎士の力量でプロットとして展開させると、
>>272の言う展開ぐらいに収まる可能性が大なんだけど。
276名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 22:46:53 ID:C5HPWXmT
>>275
竜騎士のオリジナリティが、竜騎士本人にも解ってないのかもな。
型月なり、原案なりに、引っ張られちゃって、自分の持ち味を出し切れない。
277名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 22:50:48 ID:lbJ8VAaE
>>266
真相を知らされた上でやってるから後悔はしていない
278名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 22:51:26 ID:+Jq/BNyO
まあ、妙に意固地というか頑固なところが竜騎士にはあるからな。
皆編スタッフルームは「出来はどうあれ俺のこだわりを貫きたかった」と言ってるように見えた。
279名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 22:57:01 ID:JIgLuHWJ
まぁ確かに光る部分はちらほらあるんだよね。それがもったいない。
いい編集がつけばそれなりにやってけた人かも。
こういう状況になると厳しいだろうけど。
280名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 23:00:58 ID:C5HPWXmT
>>278
東方の人曰く「売らなきゃいけないゲーム」と「売らなくていいゲーム」がある。
売らなきゃいけないゲームは、こだわりはどうであれ、出来を優先しなければ客が離れる。
売らなくていいゲームは、出来はともかく、こだわりを貫ける。

で、ひぐらしは「売らなきゃいけないゲーム」
281名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 23:07:58 ID:C5HPWXmT
誤字脱字以外に、推敲ってのは大切だよな。
表現方法、ストーリーの建て直し、その他いろいろを立て直せる。
プロットがガタガタでも、解りやすい表現になれば、少しはマシになる。
282名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 23:08:27 ID:Apq1z24p
>>280
まぁ竜騎士には無理だろうな
出題編はその喩えで言う「売らなくていいゲーム」だったからな
283名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 23:11:47 ID:g1BF3owx
結局商業展開が致命的だったか……
ま、しゃーないわな。
284名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 23:38:17 ID:hetfR+LV
正直ひぐらしは恐怖描写と推理的謎解きがなかったら何も残らないよな……
推理的謎解きは皆殺し編でダメになったし、恐怖描写ももう絶望的だし。
部活シーンはもう今更いうまでもないし(まあこれとのギャップが恐怖描写を盛り上げてたっていうのもあるけど)、
普通の萌えシーンに関しても正直3流だしな……。
285名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/13(月) 01:19:35 ID:hcy/Q3Cu
>>275に自己レス。
神―災害―軍事という軸になっていて、それぞれが神の怒りへの恐怖(天災)、
市町村単位の実感では手が届かない国家の決定の脅威(虐殺)となっているのが原案ならば、
より一層ホラー&ミステリという枠では無理だな、これ。

真相解明が必要になるミステリの中にホラー要素を埋めてくいくとすると、
ホラーは真相が明かされるにつれて段階的に減っていくことになる。
よって、いわゆるコメディとしての喜劇ではない、和解劇としての喜劇になるんだけれど、
真相解明と和解をあわせていく中で、目に見える関係(仲間や村)に依拠しなくてはならなくなる。
ここで神を実体化させて和解させてしまっては、現実的なメリハリが消失してしまう。

飛躍的にホラー要素を増大させていく進行で(つまりミステリ側面を捨てて)
姿無き神と顔無き国家が一方的に叩きつけてくる逆境や苦難を描くのならば、
その畏怖の対象である神との決別や別れ、村からの脱出などを締めの一つにできるんだけれども、
一方的に決定を叩き付けられる状況という感覚が消えながら、和解を打ち出していくかぎり
神や国家の圧迫的な雰囲気が作中の演出から消えてしまう。

つまり、ホラーと和解劇はいかにも調和しにくいということなんだろうな。
少なくともそれは、最終編のラスト間際ぐらいにしか使えない。
ミステリというジャンルの枠を使わずに、やったならば、神&国家との対峙という構図は
それなりにうまくいったのかもしれない(もちろん、少年漫画的展開は不要)。

・悲劇としての国家&神による大量死 とそれとの対峙 (という推定テーマ) 関連して信頼関係
・ホラー演出の膨張と拡大
・ミステリとしての全体構成の要請、真相解明の必要
この三者を合わせようとしているのが、思いっきりカン違いなんだろうなぁ。
国家と神をを真相とするミステリは良質とは言いがたいから、この二つは調和しないし、
96〜104で言われたように、ホラーとミステリの共存も難しいから、この二つも調和しない。
せいぜい調和するとしたら、神と国家が背後にあるホラー作品、ぐらいになる。

となると、神―災害―軍事という軸にこだわりたかったのならば、ミステリとして売るのは大きな間違いだ。
しかし、竜騎士はその見極めができていなかった&議論と考察をうながす作品としてやりたかったために、
漠然とミステリのかたちをとってしまい、それゆえに作品を取り巻くものは膨張し、作品への期待も膨らんだが、
結果的に大きな借金として我が身に跳ね返ることになった。
これは、仕掛け師としてのやりたいこと(ミステリとして煽る)と作家としてのやりたいこと(テーマの軸)が
共存しようのないものだったのに、それに気付かずにやりだしてしまったということなんだろう。