勝手に
>>703の別END
クリスマス当日
魅音「お料理の材料も一杯買い込んだし、ケーキも作ったし……今日は張り切っちゃおうかな♪
……あれ? 圭ちゃんの家、灯りついてないし鍵かかってる。留守かな?
ちょっと出かけてるだけだよね。玄関前で待たせてもらおうっと」
〜30分経過〜
魅音「あ、あれ……? おかしいな、何で帰ってこないんだろ……。
圭ちゃんと約束してるんだから、何かあったなら連絡あると思うんだけどな……
家に帰って、圭ちゃんから電話かかってきてないか聞いてみようかな」
〜15分経過〜
魅音「電話も無かった、かぁ…。もしかして圭ちゃん、事故にでもあったのかな?
だったら大変だ、探さないと!」
〜1時間経過〜
魅音「はぁはぁ……どこなの圭ちゃん…? どこにもいないよ…!!
…くしゅんっ! あ、雪も降ってきた…。こんな中でどこかに倒れたりしてたら……!」
〜2時間経過〜
魅音「はっ…ぁ…はぁ、ふぅ、はぁ……圭ちゃん、どこ…? 私が見つけてあげるから。
待ってて圭ちゃん、圭ちゃん、圭ちゃん……!」
沙都「ちょ、魅音さん! こんな道ばたでどうしたんですの? 雪まみれでしてよ!?」
梨花「圭一と一緒なんじゃなかったんですか?」
魅音「あ……それが、圭ちゃんどこかにいなくなっちゃって……」
沙都「こんな時間まで? まさか今までずっと探し回ってたんですの?」
梨花「凍傷になってしまうですよ…」
魅音「でも、圭ちゃんが……私を待っててくれるって。今日、一緒に過ごしてくれるって……
だから……!」
沙都「あっ、魅音さーん!!」
〜3時間経過〜
魅音「はぁっ、はぁっ、ふぅっ、はぁっ……何やってるんだろ私……もう夜中で……
でも……圭ちゃんは、こんな雪の中で怪我してるかもしれないんだから…………あっ!」
べちゃっ!
魅音「……あはは……転んじゃった……ケーキも材料もぐちゃぐちゃ……
馬鹿みたい……どうせ、今から圭ちゃんが見つかってもこんなの役に立たないのに……
持ち歩いたまま走り回って……ほんと、ばか………みたい………………」