ローグ系のRPG パート3

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「ごめんね、お前は私が未熟なときから私を助けてくれたのに…」
「しかたないよ、すぺくとるの伸びには僕もかなわないしね。火耐性しかないとあいつに殺されちまうよ、ははは」
「せめて十一首にまで育ててあげたかったんですけど」
「もう僕は足手まといさ」
「そんなことないです! お前のボルトのきめ細かさはブレス一辺倒のすぺくとるにはないものでした」
「でも僕もブレスを使うようになって、中途半端だったよな」
「…」
「じゃあ僕は行くよ」
「うん、このカプセルの中に入ってて下さいね」
「え? だってもう僕の出番は…」
「だって、思い出のアルバムはおうちに留めておきたいもの!」
「って死蔵されるんかい! やだぞそんなの!」
「今までありがとう、おろち…。せーの、イルイル!」
「鬼ィィィィッ!」
きゅううううう、しゅぽっ!
「いつまでも大好きですよ、おろち…チュッ。さーて、耐性に優れてアイテムを壊さない強い子を探さないとね。
 こーら、すぺとくる、何時まで寝てるの? 今日も18階の探索、行きますよっ」