英雄伝説 空の軌跡総合スレ208

僕の考えたリベール軍人シリーズ

フランツ・ジェスイット（24）
リベール国軍本部所属でカシウス・ブライト准将の副官を務め、階級は中尉。
士官学校を主席で卒業し、将来をおおいに嘱望されていた。
このように有能な青年将校であるフランツに転機が訪れたのは、勤務地レイストン要塞前門で、
スミレ色をした髪の幼い少女、レン・ブライトとはじめて出会った時である。
その恋という名の衝撃は、目前の少女を上官ブライト准将の義娘と認識するよりも先にやって来た。
幼い頃より勉学と武術に邁進してきた武骨一辺倒の彼には青天の霹靂であり、
その後も度々レイストン要塞に遊びにやって来るレンのため
彼の彼女への思いと苦しみはフランツを追い詰め（彼女は上官の娘であり、何より自分の半分の年齢しかない）
彼をして極端な行動に向かわしめる。
ある日要塞前門の橋上にレンを呼び出すと、彼女の両肩を掴み
己の秘めたる、しかし烈しい思いを滔々と彼女にぶつける。
ややあって呆気にとられていたレンがまさに言葉を口にしようとしたときに
「く ぅ お ら ぁ ぁ ぁ　変　態　ぃ　ぃ　ぃ　！　！　！」
という叫び声とともに急迫してくる女性。
それがレンの義姉エステル・ブライトであると分かった瞬間に
フランツは腹部に強烈な一撃を喰らい、勢い余って濠に突き落とされてしまう。
その後、「レンに襲いかかっているように見えた」というエステルの弁解虚しく、
国軍本部、いやレイストン要塞中から『上官の娘に手を出したロリコン』
として後ろ指さされることになってしまったフランツだが、未だにレンのことは諦めていないらしい。