Battle: Los Angeles は明らかに苦痛に満ちたゲームだ。
ゲームは明らかに予算が欠けており、ゲーム性、完成度、予算、全ての面で欠けている。
Saber Interactive はまぁこの大作映画をひどく少ない開発費の中
こじんまりとまとめておりPS3、XBOX360、PCでダウンロード可能な
低価格ゲームとしては、それなりの予算でそれなりの内容にまとめている。
私はなんだかんだでこのゲームを値段以上にかなり楽しんだ。
しかし、ゲーム内容はあまり優れていない。ゲームの出来は普通かそれ以下だが、
映画のシナリオと設定がそのまま使われており、その部分がかなり優秀という印象だった。
(ウワー! エイリアンが襲ってきた! それを止めねば!というシナリオ。シナリオは良かった)
ゲームの内容と映画の内容をそのままコピーする処理では、Saber Interactive が
かなり良い仕事をしている。ゲーム時間も映画と変わらず2時間程度で、息もつかせぬ展開を
味わえる。短すぎる印象はあるが、無駄に引き延ばすより展開が早くて面白い。
カットシーンは、ちょっと酷い。ちょっとまぬけな印象だ。でもなんとなく笑えて憎めない変さだ。
武器は機関銃、狙撃中、グレネード、ロケットを使える。
機関銃はあまりブレず初心者向けで、狙撃はブレずやりやすくこれも簡単だ。
このゲームに敵は一種類しか登場しない。同じ種類のエイリアンだけだ。
このエイリアン達は避けることもリーンする事もほとんど動くこともなくひたすら立ったまま銃を撃ってくる。
敵にAIや見かけの違いは無く、違いがあるのは体力と攻撃力だけだ。
だが実はさほど飽きることがない。それに気がつく前にゲームがエンディングを迎えるからだ。
シングルは短く、マルチプレーは無い。あらゆるアンロックは何周もゲームをしないと解放されない。何周もしたいとは感じないが。
ダウンロード市場で10$出すとすると、もっと価値のある良いゲームが山ほどある。
まぁでもとんでもなく買い損というほどではない。敵が一種類でワンパターンではあるし、
一瞬だけ楽しむタイプで長居できるゲームではないが、映画的展開は優れている。
IGN:5.5/10