■フランソワ林 7点
覚えることは多いが、基本ルールはシンプルにまとまっていて、とっつきは
悪くない。マップのほどよい広さ、各要素の適度なボリュームと、難しいなりに
良いバランス。上級者がじっくりやり込む懐の深さも。でも、本作ならではの
際立った特徴に欠ける印象は受けた。地味さも味だけど。
>「ヴァンテージマスター」はこつこつ遊べる佳作。
わかりやすい魅力がもっとあれば、とは感じたけど。
■サンフランシス小山 7点
属性の相性や魔晶石の重要性など、覚えることの数に圧倒されそうだが、
ルールはいたってシンプル。厳然としたルールの前に運が割り込む隙が
無いので、慣れると戦略的に戦えるようになる。「空の軌跡」キャラクターに
よる初心者救済は親切。あとは、もう少し、わからせる丁寧さがあれば。
>「ヴァンテージマスター」は、少々ぶっきらぼうだが、じんわり楽しいタイトル。
■奥村キスコ 8点
隙を突いた一撃が決まると気持ちいい、トレーディングカードゲーム的な作品。
4すくみの属性関係や配置、地形や障害物、時間経過や魔晶石占拠など、
考えることが山盛り。徐々にマップが広がり、縛りも増えていくけど、有利不利か
明確なのでつねに理論的に考えていけると思います。
>今週は、「サモンナイト」と「ヴァンテージマスターポータブル」という、毛色の
>違ったふたつのシュミレーションRPGを。>「ヴァンテージマスター」はPSPですが、
>データの読み込みがスムーズで快適に遊べますので、気にされる方はご安心を。
■ローリング内沢 8点
精霊を効率よく召喚し、属性や地形効果などを考えながら敵マスターを倒すその
高い戦略性は、まるで将棋やチェスに通じる楽しさがある。力押しや運ではなく、
頭を使ってくり広げる戦闘はパズルゲームに近い印象も。シンプルルールながらも
奥が深く、じっくりとやり込める作り。
>「ヴァンテージマスターポータブル」はテクニックや戦略性がゲームの楽しさに
>直結している作品。>将棋やチェスのように2手、3手先を考えることの楽しさが味わえます。
■メーカーアンケート
「ターゲット層」
→戦略シュミレーションファン
→「空の軌跡」ファン
「平均プレイ時間」
→シナリオモードは約30時間
→やり込み要素を含むと100時間以上