>環境省は14日、生活水準を下げずに50年までに温室効果ガス排出量の05年比80%減を可能にする試案を公表した。
>1人当たりのGDP(国内総生産)成長率が年1〜2%でも全乗用車をエコカー化し、太陽光発電容量を05年比で120〜
>140倍にするなど、「脱化石燃料(石油など)」や省エネを徹底することで実現可能としている。
>試案は、7月のラクイラ・サミットで主要8カ国の首脳宣言に「先進国全体で50年までに80%以上削減」することが盛り込
>まれたのを受けたもの。
>同省はエネルギー使用量を4割削減するほか、再生可能エネルギー(太陽光など自然エネルギー)の大幅導入などで80%
>減が可能と試算。50年時点の日本の姿として▽経済発展を重視し都心部に人口・資本が集中している社会▽ゆとりある生活
>を求め人口・資本が地方に分散している社会−−の2ケースを想定した。
>「経済重視型」は年2%の成長率が前提。電気などに変換する前のエネルギー全体に占める割合は再生可能エネルギーが
>28%、原子力を26%にする。太陽光発電設備の能力(発電容量)を05年比120倍に引き上げ、原発発電量を同1.4倍にす
>る。全乗用車の電気自動車化も提案した。
>「ゆとり重視型」は年1%成長で、太陽光やバイオ燃料など地域で生産したエネルギーをその地域で使う社会。再生可能エネ
>ルギーは全体の4割を占め、原子力は26%。太陽光発電容量は05年比140倍に増やし、原発発電量は同1.2倍にする。
>乗用車は電気自動車、ハイブリッド車を5割ずつ。両ケースとも公共交通機関の利用率は「経済重視」「ゆとり」とも50%(00年
>比10ポイント増)に上げる。
>政策面では、大規模排出事業者に排出上限を設定する制度や、国民に排出量に応じて課税する環境税の導入なども提案した。
>斉藤鉄夫環境相は「80%減は先進国としての責務。達成する以外に日本が生き残る道はない」と述べた。
そうか・・・