★PCゲーム レビュー★

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782名無しさんの野望
The Bard's Tale
【内容】
アクションRPG。金と女を求めて遍歴の旅に出たお調子者のBARDとして、陰謀に
巻き込まれていくコンシューマー移植作。
【良い所】
ともかく、主人公ののりが独特。プレイヤーの分身として容赦なくつっこみを入れる
ナレーターは、秀逸。どこかおかしいコメディタッチの作品でありながら、展開される
ストーリーは黒い。ところどころ、頭のねじが足りないんじゃないかと思うほどに、吹っ
飛んでいる。
全編を貫くテーマ「Bad Luck」の真相に気がついたとき、愕然とするかも知れません。
旧3部作がついてくる。
【悪い所】
上方見下ろし視点で、カメラの自由度が円運動しか出来ず、低い。このため、かなり
古くさい印象を受ける。実際、会話シーンではいちいちリアルタイム描写でサイドビュー
になるので、コンシューマーの制限は容易に外せるはずなのですが。
主人公がBARDなのに曲が少ない。「Bad Luck」の変奏が過半を占める。真相に気
がつくと、悪い意味で呆然とするかも。
魔法が、全ゲームを通じて一定数に制限。
英語がかなり難解。薄い辞書しか持っていないなら、ネット英英が欲しい。
【こんな人にお薦め】
旧作がやりたい人。長時間続く大型RPGに飽きた人。正調ヒーローではなく、斜に構えた
主人公を好む人。英語がわかるなら、コメディーが好きな人にも。
エレキをかき鳴らすゾンビや、道半ばで逮捕された勇者に会いたければ、やるしかない!

☆スコア 
総合:7
グラフィック:6
独自性:7
おまけ:8
ネタ:10