D9829;9829;M IIIの予感   part.3

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609名無しさんの野望
QuakeConでは、idスタッフを交えてのパネルディスカッションがあった
ということで、そのレポートが出ています:
ttp://www.homelanfed.com/index.php?id=16400
また訳しましたが、量が多いこともあってちょっと雑な訳文になってます。
ご了承を。

QuakeCon Doom III Keynote Panel Highlights
2003/08/15 13:06 - John [JCal] Callaham

本日午後、QuakeConにおいてDoom IIIキーノート・パネルが開催された。
以前お伝えしたように、毎年お馴染みとなっているメインプログラマーの
ジョン・カーマックは、今年は参加していない(非公式には、今週は
彼の体調が悪いためと聞いているが、これはパネルの際には言及されなかった)。
かわりに、キーノートはもっとフォーマルなパネル・ディスカッションの形式で
行われた。4人のidのスタッフが、司会(moderator)からの質問に答える形式だ
(司会は、有名なビデオゲームライターのSteven Kent。Doom IIIのビジュアルな
メイキング本の執筆のため、idのスタッフと一緒に作業している)。
id Software側のパネリスト:
CEO Todd Hollenshead、リード・デザイナー Tim Willits
プログラマー Robert Duffy、リード・アニメータ Fred Nilsson。

以下、Doom IIIキーノート・パネルのハイライトから:

キーノートの最初の部分は、KentがDoom IIIに関する質問をidチームにぶつけ、
これまででもっとも有名なFPSシリーズの最新作を作るにあたって、どのような
苦労があったかをメンバーが語る形式で進められた。
Willitsによれば、前2作のエレメントは残しながらも、Doom IIIはまったく違う
ゲームになっているとのことだ。
610名無しさんの野望:03/08/16 18:12 ID:dwWQgU8g
idのメンバーは、プログラミング、レベルデザイン、アニメーション、アートと
いった側面が、前2作に比べてとても詳細で複雑なものになっていることを語った。
Willitsが語るところによれば、Doom IIIのマップ作成はディテールを要求される
ため、Doom前作にくらべて多人数の協力作業が必要になるとのこと。
以前は、一人のマップ作成者でマップの最初から最後まで作ることができたのに
対して、Doom IIIでは、しっかりしたマップを作るには、数人で協力して助言しあう
必要があるそうだ。

Doom IIIはMODのサポートも深く配慮されている。Duffyによれば、
Doom IIIではほとんどあらゆるものがテキストファイルベースになっていて、
MOD製作者が望むように、かなりな部分まで簡単に改造できるそうだ。
ゲーム開発用のツールもDoom IIIに含まれた形で出荷され、Willitsは、
短期間の間に大量のMODが出回ることを期待しているという。

Willitsによれば、物理エンジンはid Software独自のもので、他のゲームのように
ライセンスされたものではないそうだ。100個の箱が積み上げられたテストマップ
の説明もあり、1個の箱を撃てば100個の山全体が崩れるとのこと。
Willitsが言うには、そういったシーンは、他のゲームの物理エンジンを
屈服させるだろう、とのこと。

Doom IIIは主眼をシングルプレイに置いており、Hollensheadによれば、
idがこれまで作った中でベストのシングルプレイヤーゲームとのこと。
ストーリーラインについては小説家と協力し、ストーリーボードを使って、
ソリッドなシングルプレイ体験が味わえるよう配慮した。
611名無しさんの野望:03/08/16 18:12 ID:dwWQgU8g
Hollensheadは、期待の大きな他のゲーム(Half-Life 2、Halo 2など)が、Doom III
の威光を削ぐとは心配していない、と述べた。彼が言うには、他のゲームによって
自分たちのゲームの良さが損なわれるわけではないから、とのこと。

Hollensheadによれば、Doom映画化の話は今も進行中で、良い映画になるのでは
と楽観的に考えているという。

観客より、Doom IIIのマルチプレイヤー・マップで、ランダムにモンスターが出る
ようにはしないのか? との質問があり、これに対しては逆にWillitsより観客に
向かって、そういった機能があった方が良いか、との問いかけがなされた。
これには、ラウドでポジティブな反応が返されたので、idスタッフは、
そういった機能を入れる可能性が高まったと述べた。

Willitsによれば、Doom IIIのマルチプレイヤー・モードは、デスマッチ、
チーム・デスマッチ、ラスト・マン・スタンディング、トーナメントで構成される。
Doom IIIの主眼は、あくまでソリッドなシングルプレイヤーゲームなので、
CTFやco-opのモードは含まれない。
Nilssonによれば、Doom IIIのマルチプレイヤーゲームにおいては、
strafe jump、rocket jumpは可能とのこと。

Duffyが述べるには、Doom IIIのLinux版、Mac OS X版については、PC版に近い
進捗で開発が進んでいるとのこと。
Hollensheadが述べるには、PC版の発売の後、Linux用、Mac用のファイルを
それらのOSのユーザ向けにダウンロード可能にするだろうとのこと。
Mac用のリテール版発売に関しては、可能性あり(possibility)。
Linux用のリテール版発売に関しては、考えにくい(unlikely)。
612名無しさんの野望:03/08/16 18:13 ID:dwWQgU8g
Xbox版のDoom IIIでは、PC版と基本的には完全に同じ体験が味わえる。
Hollensheadによれば、RAMの容量を除けば、XboxにはPC版を移植するにあたっての
技術的なボトルネックは存在しないとのこと。また以前レポートされたように、
Xboxへの移植は、開発会社Vicarious Visionsが中心となって行う。

Raven Softwareが開発中である、Quake IIの直接的な続編にあたるQuake IV
については、パネルの中ではそれほど言及されなかった。
このプロジェクトに関してRavenと協力中のWillitsによれば、IVでは
再びStroggsとの戦闘になるが、まだゲームプレイについて何か明かすには
早すぎる段階とのこと。
Hollensheadは何も確約してはくれなかったが、来年のQuakeConでは
Quake IVがお見せできれば良いな、と語った。

観客から、2年前のQuakeConでアナウンスされたNerve Softwareによるチーム
ベースのマルチプレイヤーゲームのステータスに関する質問が出された。
Hollensheadは質問には直接答えず、ゲームは開発中だが、これ以上の情報に
ついては公式なアナウンスメントまで待ってくれ、と述べたに留まった。

ゲームの中での広告について観客が言及し、たしかに過去にその件について
語ったことがある、とHollensheadが認めた。そういった件に関しては検討中だが、
idのビジネスモデルにおいてクリティカルなものではない、とのこと。

観客の質問に対してHollensheadが答えたところによると、id Softwareが
RTSなど他のジャンルのゲームを開発する予定は無いとのこと。