【花が】POSTAL第13回【育つぜ】

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827名無しさんの野望
「殺人という遊び」を楽しむタイプのゲームには、大きく二つの快楽要素が存在する。
出会った奴の首をスパーンと片っ端から飛ばして行く爽快感。
他人をいたぶり、その惨めな姿を眺めて楽しむ嗜虐感。

ポスタルで言えば、
集団にロケラン発射や、町の真ん中でガソリン引火なんかは前者、
頭サッカーや、女の子の尻を蹴りまくって追いかけたりするのは後者に当たる。

ポスタルはその双方をバランス良く取り入れてある。
しかし中途半端でもある。

爽快感を楽しむ装置は数多く存在するが、完璧ではなかった。
ショットガンで体を細切れに吹っ飛ばす事も出来ないし、
ロケラン直撃で肉片飛散なんて事もない。
嗜虐感と楽しむ装置も多く存在するが、完璧ではなかった。
額に銃を突きつけて跪かせる事もできないし、
死体に対して行えるアクションも少ない。

結果、殺人ゲーの需要層である、
爽快感を求める人間も、猟奇的変態性を持つ人間も、
FPSヲタも、誰も、満足させる事ができない。

しかしバランスは極めて良い。(FPSゲームとしてのバランスではなく)
より多くの人間が楽しめるように出来ている。
これを機会に、殺人ゲー市場の裾野が広がり、
様々な方向に特化したゲームが出てくれば良いと考える。