山崎対策だ。ageとくか。
ゲームでね、「売る人間」と「作る人間」というのは大概分かれるもんだよ。
「作る」側の人間は、多かれ少なかれ「自己表現」みたいな物を追及する
から、そこに他とは違う何か、そのゲームだけの魅力を投入することが
できるようになる。
売る側は要するに営業屋だから、いかにセールスポイントがあるかとか
キャッチーな要素を入れられるかみたいなことを考える(良し悪しでなく
あくまで役割分担としてね)。
で、両者の要求を折衷するのが、多くの場合はプロデューサーという
立場の人間なわけ。
だから、あるタイトルが商品傾向が強いか、それとも表現媒体としての
傾向が強いか(例えば芸術志向であるとか)は、プロデューサーの
スタンスによって変わって来る事が多いと思うね。
ひとつだけ忘れちゃいけないのは、「売れること」を考えるのなら、
同時に「良い物を作ること」を重視しなくちゃいけないという点。
売らんかなで粗悪品でも何でも大量生産してたんなら市場は潰れるし
安全牌の企画ばかりで新規ジャンルの開拓を怠れば、ユーザーの
購買意欲も縮小して行く。
目先の利益のみを追うのは悪しき商業主義であって、その辺、物の
解ったプロデューサーなら常に次の一手を考えているはず。
「ゲームは商品である」と言う場合、その裏に商道徳も含めてのビジネス
に対するビジョンを踏まえておかないと妙な事になるので注意されたし。
913 :
名無しさんの野望:03/05/28 15:59 ID:l/DiCerW
914 :
_:03/05/28 16:02 ID:YkyfbJSd
以前あった売れるてるゲーム=良いゲーム論争ににてるなぁ。
業界側からそれは間違いない。
けどユーザー側から見ると、プレイするまで内容やデキはわからないわけで
ネームバリューや期待感から買う場合もあって、必ずしも面白いと肯定票を
投じたわけではないんだよなぁ。
>>896 俺が読んだのはDiablo、Simcityくらいかな。国内版は読んだこと無いが
確かに変わらないと言われればそうかもしれない。
海外のプレイヤーがみんな本気に云々とは思わない。
ただ攻略本の購買層がヘビーユーザーよりじゃないかと推測したんだが
実際掲示板やマルチでコンタクトできるのはヘビーユーザーの割合が多くなるから
彼らと話していてそう思いこんだのかもしれん。
917 :
くだくだ:03/05/28 21:26 ID:56oJxItv
こういう論議をしているときにいつも思うんだが、
なぜ「ゲームは商品であり、売れているんだから何かしらFFは優れているわけで・・・」
という視点を入れようとするんだろう。
映画の例で悪いが、まず「人が入った映画はいい映画」という視点ありきで映画を
評価する映画ファンはあんまりいない。いくら人が入ろうと、自分がくだらないと
思えば「くだらない」でいいと思うんだけど。
別に我々は売り手の側に立ってるわけじゃないんだから、素直に受け手として
評価すればいいと思う。905みたいな原理主義者はある意味正直だと思うよ。
個々の作品の「芸術性」(あくまでゲームとしてのね、笑わないでね)を
評価しようとせずに、みんなに受け入れられるためのアピールの手法や、
ゲームという産業自体の進化ばかりを評価していたら、個々のゲームは
いつまでたっても物凄い短いスパンで使い捨てられる娯楽とも言えないような
超低純度の麻薬扱いで終わってしまう。
芸術という言葉を使ったからと言って、世界の0.00001%にしか理解されない高尚な
世界というわけじゃない。娯楽と芸術はにたようなもん。ゲームにだって芸術性が
あっていいし、それがあるゲームは人を引き付ける。最近で言えばHL2なんか
じゅうぶん芸術的。
でもそういう芸術性を全く無視してゲームを作っても売れるもんは売れる。
芸術性と商業的成功は対立しないけど、商業的成功だけを狙って作ったものには
芸術性が失われてしまう。そういうゲームは批判されるべき。
俺みたいな少数派狂信者から。
そういうゲーマーまでゲームを商業主義の観点から見てしまったら、
いつまでもゲーム=商品で終わってしまうよね。
918 :
917:03/05/28 21:27 ID:56oJxItv
くだくだは俺のレスにかかる言葉。
このスレは良スレであり、ここの人達の
議論をバカにしているのではありません。
「芸術」「芸術性」というよりも
「大衆娯楽」「職人芸」という方がしっくりくる。
あの伝説のゲーム「○をみるひと」ですらファンがいるわけで。
人それぞれ嗜好があって、売れてるゲームってのは、沢山の人の嗜好にあってるんじゃないかなあ。
あのゲームは〜だからダメとか、〜だからいいってのは、結局個人のものさしであって絶対評価じゃないわけだし。
子供の数など減りつづけているんだし子供に迎合したゲームなぞ作るのはやめたほうが良い
とりあえず
(昔の)和ゲー:楽しい
洋ゲー:面白い
と思ってていいですか?
和ゲー:虚しい
洋ゲー:苦しい
925 :
名無しさんの野望:03/05/29 09:26 ID:VgtgFezS
>>922 そーいう意見言う人は自分がリアルでやってた思い入れのある物が好きなだけ。
FC⇒SFC⇒PS/SS/64(この頃からなんか日本のゲームに対して不満持ち始める)⇒PC(なんらかの切っ掛けでPC洋ゲーに目覚める、そんでマンセー)
俺もそうなんだけど、こんな感じのやつ多いんじゃない?
927 :
名無しさんの野望:03/05/29 12:35 ID:2Y4iNLMP
攻略本ってテーマパークのガイドブックみたいな感覚じゃあないのかね。
そもそも「まるごとゲームを買う」っていう選択肢しかない以上、
CDのなかに入ってる仕掛けは全部見ないともったいない、という風に思うかもしれないしね。
しょうがない。tvゲームは単純に「競う」ものじゃあないんだから。
非常に中途半端な遊び。
海外の完全ネタバレ系のテキストは「Spoiler」っていうよね。
日本語にすると「甘やかすもの」とか「台無しにするもの」って意味で、
どうしてもわからないなら見ればいいけど、面白くなくなるよ? とスタンスがはっきりしてる。
日本みたいに最初から攻略本とセットで買うのが当たり前、
攻略本みなきゃ自力発見できなさそうな隠し要素も当たり前・・・
なんていうのとは価値観が既に違っちゃってるんだろうなあ。
まして雑誌とかは
>>927の
>CDのなかに入ってる仕掛けは全部見ないともったいない
というようなのを煽るように煽るように持って行くしね。攻略本も売りたいから。
929 :
名無しさんの野望:03/05/29 14:20 ID:w/t0m5IF
アクションやシミュレーションの攻略本はまだしも、RPGなんてのは完全に
ゲーム以外のメディアで儲けようって魂胆が見えてるな
一般的な国産RPGはイベントからキャラの装備まで、プレイヤー全員が寸分違わぬ同体験をするわけで、
アイテムや小さなイベントの取り逃し、見逃しが、奇妙に特別な価値を持つと…
攻略本買ったことねーや。
ゲーム屋でバイトしてるけど攻略本買ってく人そんな居ないよ。
すべてのイベントみたいとか、アイテムコンプリートしたいとか言う人ってそんな多いのかな。
攻略本は今はあんまり売れてないでしょ
現状出てる本の数なんかも見てりゃー、一目瞭然
言わなくてもこのスレのみんななら分かってると思うけど、ネットの普及とかで
ハッキリ言って、攻略本いらずだしね
ただ、一昔前はたしかに928のいうような状況あったように思える
その当時攻略本って言っても大まかに2種類ぐらいあったよね
ゲーム発売と同時に出る内容の薄い攻略本、解体新書に代表されるような
発売日から何カ月も立ってから出る内容の濃いやり込み用の本
また話が変わって悪いが、そういえば開発者で言えば堀井雄二なんかも
発売してすぐくらいのネタバレをすごい嫌っていたよね
ガキだった頃は、そんなに気にするほどか?とは思ったが、
今考えれば、ユーザーの楽しみを無駄に損なわないようにと考えてたんだろうな・・・
今はどっちかっつと「攻略本ビジネス」よりは「設定資料集ビジネス」の方が近いな。
最初っからキャラ人気目当てでその手の本で儲ける気満々なの見てると頭が痛くなってくる。
>>933 だから結局テーマパークなんだって。ビジネスのイメージとしては。
ディズニーランドならミッキーのグッズを売るのは当たり前なわけで。
「スクエアFFランド」なのですよ。ゲーム文化はそこまで行き着いちゃった一端もある。
ゲームはテーマパークであるべきじゃない、っていう意見ならそれはまた別でそう言うべきだし。
小説ゼビウス―ファードラウトサーガ 双葉社ファンタジーノベルシリーズ
遠藤 雅伸 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
悠久の時を超え。甦る、ゼビウスの真実!これは原作者・
遠藤雅伸が自ら書き下ろした遠大なるゲームのオリジナル・ストーリーである。
内容(「MARC」データベースより)
アーケードゲーム「ゼビウス」は今から10年前に作られた。
エポックメーキングなこのゲームは、少年達の圧倒的な支持を得た。
そして今、あのキャラクター達が小説として甦った。
近未来の地球を舞台にくり広げられる新たなる戦い。
>>934 まあ、海外産でも、MMOゲームは酷くテーマパーク的な物になったけどな。
UOとか。
>>934 キャラ人気目当てのゲームがあっても悪くはないけど、そればかりでは困る。
日本人は先頭ランナーが間違うと全員間違ったゴールに着いちゃうからなぁ。
観客もぞろぞろ間違ったほうに付いて行くし。
別の道を行く奴は「マニア」とか「おたく」とかレッテル貼りして排除。
そのうえ二位のランナーに石投げる奴も多いしなぁ。
>>937 上手いこと言うね。
そうなんだよ。日本のゲームのあり方は、それはそれで「あり」だと
思うんだが、本当に「それしかない」に近い状態を危惧してしまうんだ。
要するに
「コンシューマばかりでなくPCでもゲーム遊ぶ」
「ライトでないコアなゲームの遊び方をする」
と言う選択肢の認知度が、もっと上がって良いはずなんだ。
まあ、このマラソンにはゴールの正解は無さそうだから、どちらが
間違ってるという議論とはちょっと違うかも知れないが・・・
しかし、昨今の日本でのコンシューマゲームの売り上げ状況を見てると、
行き止まりが見えてきた感はあるね。
「レミングス」思い出してしまった・・・
攻略本見ない派なんで……ドルアーガがいまだにクリアできない漏れ。
洋ゲーの加速するMODサポート事情と
和ゲーのクローズドな展開を見ても
ゲームとは名ばかりで両者が売っているものは
根本的に違うものらしいことが伺える
942 :
648:03/05/29 22:02 ID:SWir52mL
日本のゲーム文化の中でMODに類する物は、せいぜいツクール系とか?
フリーのロボット大戦とか戦国史とかカードワースとか、オリジナルの
シナリオなりなんなりを作りたいと言うユーザーの志向はあるはず
なのに、メーカー側にそれを掬い上げるつもりが全くないのが泣けるね。
昔は「ブルトンレイ」みたいなソフトもあったのに。
>>940 ドルアーガは、世間一般では名作とされてるけど、俺は好きじゃない。
隠し要素を手に入れないと実質クリア不可能なんて、ゲームのバランス
明らかに崩壊してるよ。
それもトライアル&エラーでどうにかなると言うような隠し方じゃないし。
あれは攻略本とか口コミとか、ゲーム周辺の情報環境を巻き込んで
行くという意味では斬新だったのかも知れないけど、ゲーム自体は
やっててそんなに楽しい物ではなかった。
結局、判明した所で、攻略本の通りにクリアするだけなわけだし。
ドルアーガに関しては、
結局ナムコ本社から徐々にリークがあったんじゃないかとそういう噂もあるが…。
いまでも格闘ゲームで隠し技を公開するタイムラグとか、
まあ本質的にはそういう売り方って寿命を延ばすのに手っ取り早いのかもしれない。
自分にとってドルアーガが新鮮だったのは
やはり長編でアイテムと成長があり、エンディングがあったってところ。
いま考えるとRPGというカテゴリではないが、ゲーム=エンドレスのようなところへは革命を起こしたかも。
よく考えてみるとゼビウスもストーリー性みたいなのを初めて突っ込んだんだった。
しかし修行(成長)→ボス→エンディング、という陳腐なまでのエンタテイメントのパターンの
始まりでもあったし、大衆化する上では避けようがなかったのかもしれないけど。
洋ゲーのMODにあたるのは、アニオタの同人活動かな?
2chの創作/なりきりスレみたいなのにTRPG的ルールを導入するような
ツールが上手く作れたら、かなり売れると思う。
逆に日本のアニオタ同人に相当するものとして海外にはFanFicてのがあって、
Fan の書いた Fiction だから FanFic ね、外人は絵が下手だから小説書くわけだ。
ご丁寧なことにやおい物まで(例:スタトレのライカー×データ)あったりするのだが、
でも、FanFic層と MOD層って、明らかに人種が違うんだよ。
結局、日本と海外ではゲームの性質自体が違うってことか。
‥話題がループしてますな。すまん
PCゲームとコンシューマゲームではゲームを取り巻く環境が違う
と言ったほうが自分にはぴったりくる。
で、と。
次スレはどうする?
このスレはこの板では久々にマトモな雑談スレだった訳だが。
951 :
名無しさんの野望:03/05/30 03:30 ID:JOJu8mAf
要するに外人は暇人って事だろ?
MOD文化なんて金にならない努力が大嫌いな労働馬鹿の
日本人に芽生える筈ねえべ。
952 :
直リン:03/05/30 03:35 ID:Or5gsg9F
>>951 何を楽しいと思うかの違いでしょう。
MODがその先へつながっていく社会状況の違いもある。
日本人だってゲームで遊んでいる以上暇はあるわけですから。
>>951 ちゃうよ 外人は暇の使い方が多様なだけ
日本人みたいに与えられた物だけで満足しないのさ
日本でMOD文化が根付かないのは
人と違うことはイケナイことだとふれ回ってる日教組のせい
955 :
名無しさんの野望:03/05/30 05:04 ID:lCgyuj0q
>>954 違う。 海外でも画一的な「常識的価値観」から外れた奴は悪意を持って排除される。
反骨精神が違うだけだろ。
>>955 日本はその「常識的価値観」が狭すぎるのが問題なわけで
957 :
名無しさんの野望:03/05/30 08:13 ID:lCgyuj0q
>>956 実際はどっちもどっち。
似たかよったか。
日本では本気でPCゲームにいくメーカーがしょぼいのしかない。
よってPCゲームでしかできないFPSやRTSが流行らないだけで
嗜好などは、たいして変わらない。
>でも、FanFic層と MOD層って、明らかに人種が違うんだよ。
これの意味するところがわからない。同人だってピンキリ。
MODやカスタムマップだってそうでしょう。
言語特性みたいなのを考えると日本語は漫画が得意で、英語はプログラムが得意、
というのは揺るがないと思うので、それぞれ逆は根っこから適性が無いような気がする。
20年前の流行語で「くれない族」というのがあったのを今の若者は知らんかな?
日本: 社会が逸脱を認めてくれないので、個性を伸ばせないよー
海外: 俺の個性の凄さで、社会に俺の逸脱を認めさせてやるぜ!
という意識の違いは明らかに存在すると思う。
実は MOD の話もこれと同じで
日本: メーカーがMODをサポートしてくれないので、MODを作れないよー
海外: 俺がバイナリ解析して凄いMOD作って、メーカーにMODサポートを余儀なくさせてやるぜ!
という差があるように感じる。
きみらがアニヲタキモイって条件反射で思ってる事も日本ぽいよな