ごめん!ういぽ6を万引きしましたm(__)m

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177(財)零細系統保護協会
予め事前に了承してもらうが、
漏れのこの書き込みは12/4とか5/1とかにちょっとつかれたときとかオート進行中とかに、
もこもこっと思うがままに、全体的な構想とか別にないままつれづれに書いているので、
前に言った事と違うとか矛盾しているとかそういう細かい突っ込みは簡便な。

あとスレ違いという点については認識しているのだがあくまでも上に書いているように
ゲーム中の出来事なのでちょっぴりゲームに関係あるし、
競馬スレでこんないいかげんな書き込みして本格的に議論されても正直しんどいので
ここで自己隔離してひっそりとやっているのだ。

まあ、あと、当分は一般論と言うか、基礎論と言うか、ひとまずの仮説的な話を
しているので、例外とか反証とかあんまり考えずに抽象的に話を進めているので
細かい突っ込み簡便な。

なんだか嫌われたのか定期晒し挙げされておるが、まあいいや。
178(財)零細系統保護協会:03/01/27 21:51 ID:n+SIJdYu
統計的手法の適用と限界

以前、血統の傾向をつかむための手法としての統計学的手段について
ちょっぴり触れたのだが、もう少し考えてみたりしよう。

まず、統計学的手法というものがどういうものかだが、
母集団を用意し、そこから標本をランダムに抽出し、そうして取り出されたサンプルについて傾向を分析する、というのが統計「学」的手法だ。
単なる集計と違うのは、この「ランダムな抽出」という過程。

例えば、埼玉県のOL百人にききました、競馬場に行った事がある人は100人、
したがって100%、埼玉県のOLは全員競馬場に行っている、というのは「統計学的」に正しくない。(ていうか信頼性が低い)
これをやるなら、埼玉県民10万人にきいて、そこからランダムに100人取り出して、
その中でOLかつ競馬場に言っている香具師の割合を調べるという方法が
正しい。(ていうか信頼性が高い。)
もっというと、これとは別に、神奈川県民にも同様の調査をして、埼玉のそれと比較して
はじめて埼玉県OLの真の傾向をつかめる。

競馬に当てはめると、
トウショボーイ産駒の傾向を把握するためには、
総てのトウショウボーイ産駒の成績をひとまず集計し、
そこからランダムに何頭かのサンプルを取り出して、
同様の手法で取り出した別の種牡馬の産駒と比較しなければならない。

で、これに近い事をやっているのがアーニング・インデックスというやつだ。
知ってるな?
179(財)零細系統保護協会:03/01/27 21:56 ID:n+SIJdYu
一方、「血統の傾向」として距離適性やら馬場適性やらを調べたい場合の
もうひとつの問題点として、レース体系の問題がある。
要するに、下級条件戦はダートの中短距離戦が多いということだ。
(自由国民社とかいうところがだしている種牡馬辞典参照)
単に数を数えていくだけでは、オープン級の活躍馬をたくさんだしているのでない限り、
統計的には殆んどの種牡馬が「ダート・1200ー1800」が1番勝鞍が多く、そこが得意だ、
という結論になってしまう。
逆にいうと、芝の3000m級が得意かどうか知りたくても、そもそもそういう条件のレースに出ていないとかな。

もうひとつ重要なポイントなんだが、
そもそも種牡馬というものは、優秀な競走成績をおさめたが故に種牡馬になっているのだから、
産駒にはその優れた遺伝子が受け継がれているはずである。
しかし、実際の競馬では活躍した父と同程度以上の活躍をする産駒は、
割合からいえば一握りで、殆んどの産駒は父の成績より遥かに劣る戦績を残す事になる。
例えば菊花賞と天皇賞(春)を勝った馬が種牡馬になったとしよう。
その産駒が100頭いて、80頭が未勝利、18頭が下級条件止まり(d1800)、
1頭がハンデGIII芝2000に勝ち、1頭が菊花賞と有馬記念と天皇賞(春)に勝ったとしよう。

このとき、父の血統的特徴・傾向はどれになるのか。
統計学的/数の論理でいけば、未勝利馬が80%なわけだから、
この馬の血統的/遺伝的特性は駄馬。平均勝鞍はダートの中距離。
ってことになるわな。
んで、G1×3の馬は偶然、たまたま、もしくは母方の血?だと。
180(財)零細系統保護協会:03/01/27 21:56 ID:n+SIJdYu
が、↑これは本当に正しい見方なのか?
そもそも優れた能力があって種牡馬入りした父の能力を
正しく受け継いでいるのは、ただ1頭の長距離G1を勝った馬であって、
残りの子には父の能力(=遺伝的特性)は受け継がれていないのではないか?

という疑念がつきまとう。

つまり、父である種牡馬の血統的な特性を把握するためには、
産駒のうち父の能力を本当に受け継いでいるであろう馬のみをみなければ
意味がない。

じゃあ、「父の能力を本当に受け継いでいるであろう馬」ってのはどうやって
抜き取ればいいのか?

ああ、もう無間地獄だ。結局感性に頼らざるを得ない。

ということで次は感性でみた具体的な血統をひとつ挙げてみる。
181(財)零細系統保護協会:03/01/27 21:57 ID:n+SIJdYu
漏れが血統というものを強く意識させられたのが
平成2〜3年ごろのトウショウボーイ産駒の活躍なんだ。
サクラホクトオー、パッシングショット、シスタートウショウ、ダイイチルビー、
あたりだな。
こいつらは揃いも揃って、直線最後方からドキューンと付き抜けやがるんだわ。
マイルCSでバンブーをスバッと差し切ったパッシングショット、
(桜花賞よりは)オークスで府中の直線最後方からイソノルーブルを鼻差まで猛追したシスタートウショウ、
安田記念でダイタクやバンブー(前がふさがった)を一気に差し切ったダイイチルビー、
こいつらを立て続けに目の当たりにしたんだわ。
もう少し歴史を紐解けばミスターシービーもそうだし、スケールの差はあるがモガミチャンピオン、セキテイリュウオーあたりも同様のレースっぷりで活躍した。
こういうのを並べてみると、トウショウボーイ産駒にはなにかあるぞ、と思わざるをえん。
トウショウボーイ自身はむしろ軽快な先行馬で、天性のスピード(という表現がここでは胡散臭いが)で活躍したんだが。