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117(財)零細系統保護協会
チキン、即金というのとはちょと話が別。

真のスプリント戦というものは、ほぼ一息で走りきるもので、
この場合は肺からの酸素供給では時間的に間に合わないので、
筋肉そのものに蓄積されているATPがもたらす筋収縮エネルギーのみで走りきる事になる。
したがって筋肉の量があればあっただけいいということになり、
スプリンター=ムキムキホースということになる。

この条件を満たしたとき、スプリント戦はわーっと行って行ったもん勝ち、
というレースになる。コーナーや坂の存在がこれをやや複雑な物にするが、
この意味で日本における最初期の「真の」スプリンターとしてヒシ曙を揚げておこう。
こうしたレースにおいてはちょっとした出負けや展開のあややコースどりで
簡単に結果が変わり、常に安定して勝ち続けるというのは多分に運が必要だ。
近年のスプリント戦線が毎回結果が変わって圧倒的なチャンピヨンホースが
出ないのもそのため(きっと)。
この意味では、(上位の)スプリント戦にはふつう「追込」は存在しない。
かつてのスプリント戦線を賑わしたバンブーメモリーやダイイチルビーは
驚異的な末脚を武器としていたが、あの時代のスプリント戦は「真の」
スプリンターではなかった。逆にいえばそれゆえに距離をこなしたといえる。

ところで、こうした運動は、筋肉内のATPが運動によりADPに変化するのだが、
比較的容易にATPに復帰するので、馬はタフに連戦を重ねていくことが可能だ。
(骨への影響は別)
逆にいえば、常にトレーニングを続ける事で筋肉を維持しなくては強さを
キープできないので、長期休養は馬のキャリアにはマイナスになる。
118(財)零細系統保護協会:03/01/21 22:44 ID:czK6DSk4
このようなムキムキ筋はしかし、
ある程度の距離を走る際には、大量の酸素供給を必要とするため、
また肺からヘモグロビンを経由しての筋肉への酸素供給には
どうしても時間がかかるため、
一定距離を超えるとパタッと脚が止まる事になる。
これぞスプリンター。


119(財)零細系統保護協会:03/01/21 23:01 ID:czK6DSk4
実際の競馬では確かに気性の問題も距離持つもたんに関係はあるだろう。

だが気性がどうであろうとも、
そもそも肉体的なポテンシャルがあってのものだし、
(どんなに負けない気持ちが強くても強いものには勝てねえ)

その気性って香具師が先天的なものなのか後天的なものなのかでいえば
上で言ったようにわからん。両方あるだろう。
また、検証の方法がない。
気性が「いい」とか「わりい」とかの基準も不明確だし、
ゲーム的に単にC<B<A<Sみたいな単純にひとつのパラメータというよりは
あまりにも複合的な要素すぎて手がつけられん。
だからある程度無視して考えざるをえん。
最初の前提で提示したように、血統=遺伝=遺伝子と考えた時に、
「気性」を遺伝要素、DNAのレベルまで分解していこうとしたときに、
精神構造って香具師は謎すぎる

そもそも馬はゴールを知っているわけではないので、先頭を走ろうとするか、
群れの中にとどまろうとするか、の行動を選択する。
また、馴致によって人間の言うことをきかせようと矯正するのだが、
「気性難」とはこの場合に人間のいうことをきかないというような時に
使うのだろうが、ちょっと観点を変えれば、
勝ち気で意地でも群れの先頭を走ろうとするタイプなのかもしれないし、
驚くほどに臆病なのかもしれない。「悍性」という言葉もあるし、

要するに、「気性」は謎すぎるってこった。
120(財)零細系統保護協会:03/01/21 23:08 ID:czK6DSk4
あるところからのコピペ

筋繊維細胞内に貯蔵されているATP(アデノシン三リン酸)が
ADP(アデノシン二リン酸)に分解される時に発生するエネルギーは、
骨格筋を収縮させる。
分解されて生じたADPがエネルギーを吸収すると、
ATPに変化して(再合成)、再利用される。
筋収縮時の筋繊維細胞内では、
『ATPが筋収縮エネルギーを発生して、ADPに分解される過程』と、
『ADPがエネルギーを吸収して、ATPに再合成される過程』が、
同時に連続的に起こっている。

121(財)零細系統保護協会:03/01/21 23:09 ID:czK6DSk4
「ADPがエネルギーを吸収して、ATPに再合成される過程」には、
筋肉内に貯蔵されているクレアチンリン酸(CP)や、
筋グリコーゲンが分解される時に発生するエネルギーをADPが吸収して、
ATPに再合成される場合と、
血流で運ばれてきた肝グリコーゲンおよび脂肪が分解される時に発生するエネルギーをADPが吸収して、
ATPに再合成される場合とがある。

前者は、「短時間に大量のATPが再合成され、大きな力が発揮できる」
もので無酸素性のエネルギー供給過程と呼ばれ、ATP_CP系と乳酸系とがある。

後者は、「持続的に少量のATPが再合成され、小さな力を発揮できる」もので、
有酸素性のエネルギー供給過程と呼ばれ、TCA回路系がある。
122(財)零細系統保護協会:03/01/21 23:10 ID:czK6DSk4
私たちが普段、歩いたり、部屋の片づけや机に向かっているとき、
筋繊維細胞内では十分な量の酸素と肝グリコーゲンや脂肪を元に、
TCA回路系によってATPの分解、再合成が繰り返されている。
酸素と肝グリコーゲンや脂肪が供給される限り、
TCA回路系はATPの分解、再合成を持続できる。

しかし、重い荷物等を持ち上げようと、筋肉が瞬間的に大きな力を発揮すると、
筋繊維細胞内では十分な酸素と肝グリコーゲンや脂肪が行き渡らず、
筋肉再合成が起こる。
123(財)零細系統保護協会:03/01/21 23:26 ID:V8FAHGqg
人間の100m走とマラソンほど、
馬にとっての1000mと3000mは
違いはない、という香具師もいるが、
より正確にいえば、人間による100m走と400m走、あるいは1500m走
あたりとの比較ということになるだろう。

厳密には、人間の体重/筋肉量/ATP量と馬のそれとの比較になるだろうが、
獣医でもない漏れにはちょっとわからん。

上のコピペもとのサイトによれば、
成人の蓄積ATP量(ATP CP系)は約8秒分で、
それを使い果たすと33秒分の乳酸系のエネルギーがあるそうだ。