やって見ろ

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85(財)零細系統保護協会
ちょっと
>何故英愛、仏、米では細々と父系が続いて忘れた頃に活躍馬が出るのに、
>日本では頑張って3代しか父系が続かないのか。

から横道に入りすぎたので話を戻すが、

なぜ、日本では、オリジナルな父系が続かないのか。
諸外国では続かないのか。
日本の生産界の繁殖理論や技術が未熟なのか。

根本原因を探ってみる。

結論は、実は既に誰もが知っている話なのだが、
ここで述べる結論のようなではっきりとした形で表明する試みは、
今まで意外と無いんじゃないかな。

と思う。

(言い古されたテーゼをちょっぴり新鮮ないい方に変えてみるテスト)
86(財)零細系統保護協会:03/02/03 03:00 ID:dWDt0iFo
ヒントは、少し前に書いた、

流行血統の定義、
日本と諸外国のリーディングサイヤー事情

日本を除く諸外国で、リーディングサイヤーを取ろうと思ったら、
SHを1頭出せばコトたりてしまう。

これが、海外で血脈が続く理由だ。
87(財)零細系統保護協会:03/02/03 03:01 ID:dWDt0iFo
もう少し詳しく言おう。

JRAの賞金体系と、海外の賞金体系の、差だ。

これは金額の多寡を言っているのではない。
2着以下にも賞金が結構でることを言っているのではない。
(それもあるが)

下級条件戦と上級戦との賞金格差が、JRAの場合低すぎることが、
日本の独自の父系の発展を妨げているのだ。

現在、JRAの下級条件戦、500万下(漏れは400ー800ー1500時代の人間なのだが)
の1着本賞金は1000万。
これに対し、JRAGIの中のGI、最上級にして至高のGI、3倍に最も偉大なGIである、
ジャパンカップの一着本賞金は2億5千万。
まあ、ジャパンカップは最近政治的な理由で急激に賞金が跳ね上がったから別格としても、
漏れの中ではいまだに最高格の権威を誇る伝統のGI、日本ダービーで1億5000万で、
天皇賞で13200万だ。(何故有馬が18000万なんだ!)

(GIの賞金の多寡についてはひとこと言いたくなってきたのであとで。

つまり、最底辺クラスのレースと最上級のダービーとでは、たったの15倍しか賞金格差が無いのだ。