今垣光太郎、新春インタビュー

Ａ:昨年を振り返って今垣光太郎に選手にとって
　の２０００年はどんな年だったでしょうか。

今垣：そうですね。一年の目標だった賞金王戦に
出場することは達成できたので、そのことは良かった
と思っていますが、最後ちょっと納得いく走りができ
なかったのでちょっと課題を残したなという感じですかね。

Ａ：ファンから見ると年間を通じて安定していた
ように見えたのですが。

今垣：２月の近畿ダービーで怪我をしてちょっと
前半は焦ってましたね。総理杯の優出とかがあって
賞金の方はそこそこだったんですが、早く賞金王出場
を決めたいという焦りがありましたね。５月の期初めには
フライングもしてしまったりで、夏ぐらいまでは攻めきれない
レースが続きました。９月頃にやっと賞金王出場が大丈夫
となってからは自分のレースができるようになりましたけど。
ただＳＧもＧ１もひとつも優勝できなかったんでその辺は
かなり不満です。（笑）

Ａ：賞金王決定戦のレースについてはどうだったんでしょう。

今垣：トライアルの１レース目が２着だったんで、２走目で
なんとか３着までに入って３走目を迎えたかったんです。エ
ンジンが他のメンバーと比べてちょっと出ていなかったし、
どうしても焦ってしまいましたね。それで２マークで少し無
理をしてという結果です。この借りは今年こそ返したいです。
本当に。

Ａ：今年の目標を教えて下さい。

今垣：１日でも早く賞金王決定戦出場を決めたいと思っています。
それが目標です。出場するレースがＳＧ・Ｇ１なんでそこそこの
成績を残していればボーダーラインあたりまではいけると思いま
すが、どの選手もゼロからのスタートなんでフライングや事故が
あればと考えると、一日でも早く出場の権利を取りたいと思って
います。できればＳＧを勝って決めてしまえると一番なんですけ
どね。

Ａ：最近レースが荒っぽいのではないですか？
今垣：とにかく準優に乗れるように頑張ります。
Ａ：ズバリ!!今年の目標は？
今垣：とにかく準優に乗れるように頑張ります。
Ａ：･･･････
今垣：とにかく準優に乗れるように頑張ります。

Ａ：戦い方は変っていきますか。

今垣：今まではぺラも整備も「伸び」重視でやってきたんで
すが今年は「ターン」で勝負する戦いに変えていこうと思っ
ています。どのコースからでも勝負できる足とターン力で勝
負できる選手になるというのが目指す道ですね。

総評

２年連続賞金王決定戦出場で名実ともにトップレーサー
の地位を固めた今垣光太郎選手は福井支部のみならず
全国の競艇ファンから熱い視線を浴びている。まだ誰も
達成していない夢の３億円レーサーに向けてがんばって
ほしいものだ。今年はさらに飛躍の年と期待しよう。