的場文男の百叩きについて。

動物虐待反対。

二ｹﾞﾄ

三平ストア

島根県のみなさん、パチンコをするなら、

　　優良パチンコ店　エイト○ン

に行こう！　遠隔（※１）をやっていないパチンコ店は「エ○トワン」だけ！
違法ロム（※２）を使っていないパチンコ店も「エ○○○ン」だけ！
人通りの多い時間帯、店の入り口付近の席でドル箱つんだサクラが座ってないのも「エ○○○ン」だけ！

詳しい方はご存知の通り、どんなにパチンコの遊戯人口が変動しても、その市場規模は変わりません（※３）。
要するに、客が減っても、残った客から絞り盗る量を増やして調整しているのです。
しかし、何故それが可能なのか？…ご理解頂けると思いますが、９割以上の店が確実に遠隔等を行ってます。
１万店以上のパチンコ店の中で、遠隔も違法ロムも確実にやってないのは「エ○○○ン」ただ１店です！

※１…遠隔とは
　「お、あの客は新顔だな。勝たせて味を占めさせるか。遠隔操作で設定変更しよ」
　「客が減ってきたな。ま、設定を絞めて（違法）、１人あたりから搾る量を増やせばいいか」
　「あのオヤジ負け続けてるからそろそろ辞めるかもな。今日は勝たせてやるか」

※２…違法ロムとは
　「うちのアタリ確率は、もちろん他と同じ『○○○分の１』ですよ！（ロムいじってるからウソだけど）」

※３　　　　　　　市場規模　　　遊戯人口
　平成06年　30兆4,780億円　2,930万人
　平成08年　30兆0,630億円　2,760万人
　平成10年　28兆0,570億円　1,980万人
　平成12年　28兆6,970億円　2,020万人
　平成14年　29兆2,250億円　2,170万人
　平成16年　29兆4,860億円　1,790万人

五み男

age

(;==)」L(==;)加賀美終わってるな

age

あの！ロディオ乗りは的場文男騎手しか出来ない！一心同体〜華麗な手捌き最高です

…………………………

タコイカ氏ね

マイネルーチェマイネルレーニアマイネルシーガルマイネルフォーグマイネル祭りきぼん

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現在一番人気アサクサキングスローレルゲレイロ3120円 三連単アサクサキングスローレルゲレイロダイレクトキャッチ12250円

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本日参戦

コスモマーベラスカワカミプリンセスコイウタ

フサイチパンドラカワカミプリンセスアドマイヤダンス

レッドドラゴン頑張れ

カワカミプリンセスの主戦本田→武幸四郎に変わる時、
競馬板で的場文男にしろと言う意見が多かった。

個人的には内田博之が上手いと思うけど。

馬がかわいそう…………………………

age

＼(^_^)(^_^)／

昨日はよくも 邪魔と裏切りしやがったな…………………………

age

1:ホッカイエレガント◆Kreiw.ZIzY :2007/04/22(日) 20:34:32 ID:lFrmMkez
動物虐待反対。 その通り その通り

大井逝きたい

死にたい

age

age

ふーん

(*^o^)／＼(^-^*)

(^.^)(-.-)(__)

川崎で…………………………

ジェイラッカー頼むぞ



百万馬券演出汁

a

スレ乱立防止の為、スレッドを立てるまでも無いニュース、
ちょっとした情報はここに書き込んで下さい。

※競馬に関係ないニュースはsageで
※ソースがある場合はリンクを載せ本文は簡潔に
※絶対可憐チルドレンＯＰを歌う可憐girl'sのうちの一人、武藤彩未ちゃんは
※美浦の武藤調教師の娘さんです
※ネタ・ニュースに関係ない雑談は禁止
※その他関係のある雑談も、原則禁止の方向で
※弟さんも将来騎手を目指して頑張っているとのことなのでこのスレでの
※絶対可憐チルドレンの話題は許可されています
※誘導、注意、それへの反応はほどほどに

前スレ
▼とるに足らないニュースの為のスレッド218▼（実質219）
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/keiba/1217252226/

ＪＲＡのお知らせ　　　　　　　　　 　 　 　　　　　　　　　　　　　 　 ttp://jra.jp/news/index.html
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絶対可憐チルドレンＯＰを歌う可憐girl'sのうちの一人　　　　 　ttp://www.z-child.com/
デイリースポーツ online 競馬.　　　　 　　　　　　　　　 　　　　　 ttp://www.daily.co.jp/horse/
スポーツ報知 競馬　　　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　 　　　　　 ttp://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/index.htm
武藤彩未ちゃんは美浦の武藤調教師の娘さんです　　　　 　　ttp://www.amuse.co.jp/artist/mutou_ayami/
日経新聞 サラブネット　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　 ttp://sports.nikkei.co.jp/keiba/index.cfm
競馬ブックホームページ.　　　　 　 　 　　　　　　　　　 　　　　　 ttp://www.keibabook.co.jp/
ケイシュウNEWSホームページ　　　　　 　　　　　　　　　　　　　 ttp://www.keisyunews.co.jp/
競馬実況web | ラジオNIKKEI.　　　　 　 　　　　　　　　　　　　　 ttp://keiba.radionikkei.jp/
netkeiba.com ニュース　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　 ttp://www.netkeiba.com/news/
弟さんも将来騎手を目指して頑張っているとのことなので　　　ttp://www.barks.jp/feature/?id=1000041020
Keiba@nifty：HOTニュース　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ttp://keiba.nifty.com/nc/
このスレでの絶対可憐チルドレンの話題は許可されています ttp://websunday.net/rensai/set_children.html
インフォシークニュース 競馬　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ttp://news.www.infoseek.co.jp/sports/horse_racing/
Yahoo!スポーツ 競馬　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ttp://keiba.yahoo.co.jp/

百叩きはヤダーいたいいたい

どれだけ痛いかわかる？
いっとっけどこんなもじゃねーぞ！

今日も頑張れ

ﾍ(^q^)ﾉ ルネッサーンス
　 >く

今年はダービー勝てよ

引退…？

熊沢も痛そう　　

南井父の騎乗はマジで馬かわいそうだった

age

ふーみん

火曜日宜しく

まかしとけ

最終レースのマキノジャパンさすが!!しびれたゼ

今日の最終Rカッコよすぎるぜ!!
明日も頑張れ

来週 大井 頑張ってください

ＨＪＤＳＪＶ７７８Ｒ７Ｒ５せＺっすＹてゅふふふふＨ

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http://nakatec.jpn.org/pub/nph-i.c/P1010744.JPG

トミケンベアート

内田63武豊55横山54岩田48福永48中舘47

戸崎158的場101坂井83御神本83今野82

ほ、ほー

今日から頼むで

的場文男さん　乗り変わりで一体どうしちゃったの？　怪我でもしたのか・・・
今日これからのレース楽しみにしてたのに

マイネルバイタル

がんばれよ

３R　落馬で怪我大丈夫？

ホッコーパドゥシャエイシンデピュティエアシェイディ三連単ボックス百円

どうした左海！

ボンネビルレコード

世界の文男、阪神競馬場に光臨！

じじい だめやん

馬の上で踊ってる

東京大賞典でるん？

<a href="http://www.phentermine-hcl.org/">phentermine</a> [url="http://www.phentermine-hcl.org/"]phentermine[/url] http://www.phentermine-hcl.org/ 98143

明日から大井

明日も船橋

77

六千勝の的場文男

＼(゜ロ＼)(／ロ゜)／

月曜日は二勝ぐらいで

今年も頑張れ

あけおめ

だあ

落ちたらしいが・・・。

内からボンネが来たぞ！　ボンネビルレコード、ボンネビルレコード、ボンネビルレコード

スレ落ちしてるぞ？

今日のオークション行った人いる？ニックのゼッケンほしかった！！いくらまで上がったんかな。

6000勝記念ジャンパー競り落としたかった。8万までなら勝負したが。。

「牛肉については…、国内と屠場からの生食用としての実績は有りませぇぇん！！」

「それを踏まえっ！！法律でぇ、生食用というか、そのぅ、
　普通の精肉をユッケで出してるのを全て禁止してっ、禁止すればいいっ！
　禁止するべっきだと思います、禁止して頂きたいと思いますっ！
　要は生食用以は出しちゃいけないという風にしてしまえば明らかに違法ですし、
　それは即逮捕というかぁ〜」

「この2日間、数え切れないぐらいの『人殺し』というメールを企業に頂きました！
　衛生管理に不備は…有ったのかも知れませんっ！
　そこら辺の認識の甘さが…事件を起こした以上有ったと思います！
　でも！話戻しますが、生食用という肉は流通しておりません！！」

「日本中のぉっ！全てのぉ！焼肉屋さんとぉ！同じ物を使用しぃ！
　その中でぇ！私達、もしくはぁ！納品業者様にぃ！何らかの不備が有って！
　このような！事態は！起こしましたっ！！
　これに関してはぁ！真摯にぃ！お詫び申し上げまぁっす！！
　大変失礼致しましたっっ！！！！」

ヘ(^_^)

マカオ、ベガス、バカラ
基本は拉致

大井ナイター行きたい

大井ナイターwww

U^q^U

１　
２　それでも弱い奴必ず居るもんだ
３　出し切れない実力は誰のせい
４　いつの間にか瞳奪われて始まった
５　ぶち壊す勇気とパワー沸いてくるのは
６　今の自分がかわいそうだって誰がどうしていつ決めた
７　フライドチキンきんぴららっきょう
８　今なら海へ向かうバスに間に合う
９　変わらない町並みが妙に優しいよ
１０　星座の瞬き数え占う恋の行方
１１　辛いときはいつだってそばに居るから
１２　迷惑よだけど今夜だけいいわ
１３　抱きしめたいのは誰かじゃなくフェイクじゃない自分さ
１４　今情熱が嵐になってコースを走り始める
１５　どうしたら最後までがんばれるの壊れずに
１６　苦虫、腹の虫もヘナヘナと撤退しちゃうよ

へたっぴ

火曜日５勝＼(__)

今日は手抜きwww

カワイソス中川涼子 日刊スポーツにやられた

「ルーラー、何しとんじゃ、はよう行かんかい」

　角居の声に、ルーラーシップは顔を上げる。直前の記憶がはっきりしないが、あろう事かゲート前でうたた寝をしてしまったらしい。
「すみません」
　ルーラーシップは慌てて動きだし、ゲートへと入る。

　満員の中山競馬場。２０１２年有馬記念。１番人気、ゴールドシップ。２番人気はルーラーシップ。
　各専門誌、メディア、自分より若い３歳のゴールドシップを大本命視していた。
　気に食わない。不満げに舌打ちする。ウィリアムズはたいして気にもせず、パートナーのルーラーを歩ませる。
　内田は仏頂面でゲートへゴールドシップを誘導する。
「２番人気…か」ルーラーはそう呟くと、自分のゲートへ向かう。
　所詮３歳所詮３歳。ルーラーは心の中で何度も反芻する。
「頼むぞー!!ルーラーーー！」
　スタンドで一人のファンが絶叫するのを聞き、ルーラーは息を飲んだ。
「出遅れ惨敗だけは駄目だ」
　ルーラーは思わず、そうつぶやいてしまい、慌てて首を振る。そんな事ではいけない。

　ルーラーはゲートに入り、芝コースと正対する。他の馬はよく知っている。何度となく対戦しているし、同じ栗東で共に走る仲だ。
　しかし今シーズンは…２、３着が多く無念な結果が多かった。ゴールドシップは種牡馬確定だろうがルーラーは怪しい。
　せめて気迫では負けないようにと、ルーラーはゴールドを睨みつける。しかしゴールドは…薄笑いを浮かべた。

「そう来るか…」ルーラーはつぶやく。スターターが旗を解きゆっくりと上がっていく。

　３秒前。ゴールドは堂々と胸を張りレースを待っていた。徐々に緊張してきたルーラーは動けない。
　２秒前。ルーラーの息遣いが荒くなり、立ち上がるそぶりを見せた。係員が様子を見に来た。
　冷静に帰ったルーラーはハッをなる。一旦入れ直させてもらう。

　よかった。あのままゲートが開いていたら…ルーラーはつい、安堵してしまった。
　そしてそんな弱気な自分に嫌気が差し、俯く。こんな事では駄目だ…気持ちで負けてはいけない…
　気を取り直してゲートで胸を張るルーラー。集中しないと…そう考えた瞬間。ルーラーの精神に、一筋の雑念が入り込む。

(いつから、こうなった？)
　一瞬。ルーラーの脳裏に、香港でＧ１を獲った時の歓声と声援が過ぎる。


「ガシャン」
　ゲートの開く音に、ルーラーはハッと震える。なんという事か。雑念に囚われ、出遅れてしまったのだ。
　しかし隣を見るとゴールドシップもルーラーと同じく他の馬より２〜３馬身程度遅れていた。正直、普段のルーラーならもっと出遅れてた。
　たまたま白昼夢に囚われていたせいでワンテンポ出ることが出来たが、それでいい訳はない。競走馬にあるまじき体たらくだ。

　馬体を合わせて進むゴールドを見ると、騎乗する内田の表情から微笑みが消えていた。
　もっと出遅れる思っていたのか。今の俺ならもっと出負けすると。ルーラーの心中に炎が燃え上がる。なめるな。
　４コーナーへ向かうルーラー。それより先に、まくっていく内田とゴールドシップ。

　しかし、再び…ルーラーの心中に、雑念が入り込んだ。
(他の馬より遅れるのだけは駄目だ…！)

残り１００。先頭はエイシンフラッシュに変わりゴールドシップ。
(これなら…届く！)
　ルーラーの渾身の追い込みがターフに響く。ルーラーの馬体がゴールドの真横に向かい吸い込まれて行く…かのように見えた。
　しかし、ゴールドシップは二の足を使い、残りほんの１０ｍのところで僅かに伸びた…
　本能的に自分の体をゴールドシップの真横へと追いつこうとするルーラー。しかし、そこにまた、雑念が襲う。
(外傷を負うのだけはだめだ)

「勝ったのは！僅かに内ゴールドシップ！」
　実況の声が響く。
「こンの…クソボケがぁぁぁぁ！」
　先ほどのファンの銅鑼声が追い掛ける。

　ルーラーはとぼとぼと引き上げる。
「よしよし、ようやったわ、なあ？」
　阪神１２Ｒに出るルグランヴォヤージをモニターで見に行く角居が、擦れ違いざまに遠慮一つなく声をかけて来る。
　ルーラーは肩を落とす。スタンドから降り注ぐ野次。
　辛い。
「辛いです…」
　ルーラーはつい、そう呟いてしまった。慌てて辺りを見回すルーラー。しかし、その呟きは誰にも聞かれなかったようだ。
　その時だった。

　ローズキングダムとトゥザグローリーが、神妙な様相でルーラーの元に歩み寄って来た。
「…親父が倒れたって」
　トゥザはそう言って、金子真人が持つ携帯電話を指差す。金子はそれを、ルーラーに手渡した。
　突然の事だった。ルーラーは現実感を感じられないまま、携帯電話を受け取り耳元に当てて、言った。
「すみません…まだ検量など残ってるので、手短に…」
『…お父さんが倒れました。病院に搬送されて、緊急処置を受けています。可能な限り早く来て下さい』
　ルーラーは無言で、電話を金子に返す。金子は電話を引き継ぎ、何事か話してるようだった。
「…レース、見てる途中だったんだって…」
　ローズが呟いた。
　ルーラーはスタンドに視線を移す。ゴールドシップがスタンドから祝福を受けていた…自分には野次しか飛んでこなかったのに…
　ゴールドシップがスタンドへ向かって歩いて行く。歓声が高まる…

　ルーラーはその場に座り込み、両掌に顔を埋めた。
　父は…自分が直線で競り負けた姿は見ていなかっただろう。けれども…
「俺は…親父が倒れてる時にも…勝てなかったのか…」


「ルーラー、何しとんじゃ、はよう行かんかい」

　聞き慣れた声に、ルーラーはハッと、顔を上げる…それは…レープロを脇に抱え、かすかに顔だけ向けた角居の声だった。
「す…すみません、今行きます！」
　ルーラーは慌てて自分の入るゲートを探る…？これから阪神１２Ｒが始まるはずだが…？？今は…その角居は自分に目を向けたままだ。
　目の前にはゴールドシップが居る。そして…自分の背中には…ウィリアムズ…
　ルーラーはあわただしく周辺を見回す。戦況を見守る己の厩務員。ゲートで待ち談笑するトゥザやローズ…
「ボサっとすんなや！」
　今度は顔も向けず、角居が怒鳴る。ルーラーは慌てて、蹄鉄を上げてへゲートへ向かう。

　満員の中山競馬場。２０１２年有馬記念。１番人気、ゴールドシップ。２番人気はルーラーシップ。
　各専門誌、メディア、自分より若い３歳のゴールドシップを大本命視していた。
　気に食わない。不満げに舌打ちする。ウィリアムズはたいして気にもせず、パートナーのルーラーを歩ませる。
　内田は仏頂面でゲートへゴールドシップを誘導する。
「２番人気…か」ルーラーはそう呟くと、自分のゲートへ向かう。
　所詮３歳所詮３歳。ルーラーは心の中で何度も反芻する。

　何が何だかわからない。自分は…長い白昼夢を見ていたのか。
　いや、他の説明などありはしない。なんたる事か。自分はそこまで落ちぶれたのか。
　しかし、父が急に倒れるなどという事が現実になるよりマシだ。ルーラーはそう思い、苦笑いをしてゲートに入る。

「頼むぞー!!ルーラーーー！」
　スタンドで一人のファンが絶叫するのを聞いた。
またか。ルーラーはそう思った。いつもの事だ。これで負ければ声援は罵声に変わる。
「出遅れ惨敗だけは駄目だ」
　ルーラーは思わず、そうつぶやいてしまい、慌てて首を振る。そんな事ではいけない。

　ルーラーはゲートに入り、芝コースと正対する。他の馬はよく知っている。何度となく対戦しているし、同じ栗東で共に走る仲だ。
　しかし今シーズンは…２、３着が多く無念な結果が多かった。ゴールドシップは種牡馬確定だろうがルーラーは怪しい。
　せめて気迫では負けないようにと、ルーラーはゴールドを睨みつける。しかしゴールドは…薄笑いを浮かべた。
「そう来るか…」ルーラーはつぶやく。スターターが旗を解きゆっくりと上がっていく。

　３秒前。ゴールドは堂々と胸を張りレースを待っていた。徐々に緊張してきたルーラーは動けない。
　２秒前。ルーラーの息遣いが荒くなり、立ち上がるそぶりを見せた。係員が様子を見に来た。
　冷静に帰ったルーラーはハッをなる。一旦入れ直させてもらう。

(…なんだろう。これは経験した事があるぞ。それもそう昔じゃない。むしろ…ついさっきだ)
さっきの…白昼夢だ。何故レース前にそんな物を見てしまったのか。それは恥ずかしい事ではある。
　だけど今観てる光景は…夢の中で、一度見たような気がするのだ。。
(あれは…予知夢？…いやいや…まさかなあ…)
　ルーラーは密かに微笑む。 あのままゲートが開いていたら…つい、安堵してしまった。
この感覚もデジャヴーがある。白昼夢で見たような。それは、ルーラーの心中で確信に変わる。
　しかし、そんなまさか。そう思いながらも。ルーラーは白昼夢の中で、自分だけゲートに入れ直しさせてくれたことに安堵したのを、鮮烈に覚えていた。
(まさかな…)ルーラーは再びそう思った。
　だがあの白昼夢が、もしも、もしも予知夢なら。ルーラーはそう思った。難しいスタートだが、
ドンピシャにくれば、好スタートも可能では無い。
　ルーラーは、ヤマを張った。

（ガシャン）
抜群のスタートだ。決してルーラーにとって安易なタイミングではなかった。
しかし…ヤマ通りであれば、どうにでも処理できる。
ゴールドシップが出遅れるのが見えた。完璧だ。
４コーナーに入ってもゴールドシップは後ろでもがいていた、先頭のエイシンフラッシュを交わし５馬身、７馬身とリードを広げていった。
(やった！)
ウィリアムズの手が天へと伸びる。２着に１４馬身差をつける歴史的圧勝。これが超良血馬の仕事だ。

ルーラーは軽やかにもう一度１コーナーを軽やかに駆ける。
ゴールドシップの内田は顔をさらにしかめ、スタンドのビジョンを見ていた。
(ざまーみろ!!)
　ルーラーは内心思う。文句なしの大逆転だ。
　歓声は否応なしに高まる。これが競馬場だ。人気で劣っていても、出遅れ癖のある馬でも。いいレースをすれば大歓声を挙げてくれる。
　その代わり失敗すれば糞味噌だ。だけど、この時、この瞬間に、それは関係ない。
(やってやったぜ！)
　ルーラーは心密かに叫びつつ、控え目な嘶きを見せ、スタンドを一周し、検量場へと向かう。

　２着エイシンフラッシュと談笑を交わし、ウイナーズサークルへ向かう途中、すれ違う角居が呟いた。
「らしくないな。お前、あんなん強かったのか？」
　角居らしい祝福だなと、ルーラーは苦笑いで答えた。確かに…予知夢の通りにゲートを出たなんて、ちょっとずるいような気もする。

　有馬記念優勝の後じゃ、さぞや祝福も痛かろう…そう思いながら戻るルーラー。しかし、待っていたのは控え目な祝福だった。
（あれ？なんだろう…）
「…良く勝ったな」
　厩務員までも。控え目に、そう声を掛けて来ただけだった。何故だろう？ゴールの瞬間、視界の端に入ったみんなの様子は、こうでは
無かったように思う。皆スタンドから身を乗り出して、自分を見ていたはずだ。
　皆、自分に不満なのだろうか…或いはそう思われても仕方は無いか…今年の自分のスタートの成績は良くない。
　スタンドには競馬場の係員が集まっている。役員も出て来たようだ。時間には少し余裕があるだろう。
　気掛かりな事がある。普段、こういう事はしないようにはしているが。
　ルーラーは物陰に入り、ローズキングダムに声を掛け、携帯電話を借りた。

　ルーラーは父のキングカメハメハに電話を掛けた。
「もしもし？シップだけど…」
『…なんじゃ、まだレース終わったばかりなのに…いかんじゃろ』
「ごめん…ちょっと気になる事があったから。親父、元気かな」
『元気に決まっておろうが。見てたぞ。ようあんな着差つけたな…じゃが…大丈夫かのう、あれは』
「え？」
『吉田さんが倒れたみたいじゃぞ…気がつかなかったか？』

　ルーラーは電話を持ったまま、傍らのローズキングダムに尋ねる。
「吉田さんが倒れた…？」
「…気がつかんでもしゃーない。心臓が止まったらしい…ウィリアムズはん、まっとるで」
「ごめん、父さん、また」

ルーラーはそう言って電話を切り、リプレイ映像を流しているモニターに駆け寄る。映像は、たまたま、ルーラーがゴールに飛び込む
シーンを再生していた。両手を挙げ、涙を流している吉田俊介が、急に苦しそうに胸を押さえ…
「なんてこった…」
　そう鮮明では無い映像でも、吉田さんが心臓の辺りを押さえているのが、はっきりと見て取れた。
　映像が、現在の中継へと切り替わる…娘らしき女性が、父親の肩を抱えるように絶叫している…
　素手で掴まれたかのような衝撃が、ルーラーの心臓にも走る。全身から冷や汗がとめどなく流れる。息が詰まり、頭から血の気が引いて行く。
「お前は悪くない」
　ローズが呟く。しかし、ルーラーは、頭を抱え、蹲る。
「ぼ、僕が…」
　好スタートを切り、圧勝したばかりに。理不尽な後悔がルーラーを襲う。


「ルーラー、何しとんじゃ、はよう行かんかい」

　聞き慣れた声に、ルーラーはハッと、顔を上げる…それは…レープロを脇に抱え、かすかに顔だけ向けた角居の声だった。
「す…すみません、今行きます！」

そこは検量場では無かった。満員の中山競馬場。２０１２年有馬記念。
　ターフビジョンに映るゴールドシップ。そして…ルーラーシップ…
　戦況を見守る厩務員。ゲートに備えるローズキングダムやトゥザグローリーや…
　何がなんだか、解らない。
「ボサっとすんなや！」
　今度は顔も向けず、角居が怒鳴る。ルーラーはどうにか歩き出す。
　一体何が起きているのか。さっきのも白昼夢なのか。しかし。
　父の声も、吉田俊介の傍らで絶叫する娘の姿も、しっかり脳裏に焼きついている。

　ルーラーは呆然とゲートに向かって、よろよろと歩く。

　３秒前。ゴールドは堂々と胸を張りレースを待っていた。徐々に緊張してきたルーラーは動けない。
　２秒前。ルーラーの息遣いが荒くなり、立ち上がるそぶりを見せた。係員が様子を見に来た。
　冷静に帰ったルーラーはハッをなる。一旦入れ直させてもらう。
「また…またこの状況…」ルーラーは震えながらそう呟くと、ゲートから逃げるように出る。

眩暈がした。冷や汗が止まらない。息が苦しい。鼓動が鳴り止まない。
そのときだった。
ローズキングダムがゲートで暴れるのが見えた、さっきまでとは違う。こんなことは起こってない。

冗談じゃない…ルーラーはそう思った。何が起きている！？
一体自分はどうしてしまったのか？混乱と恐怖。ルーラーは叫び出したい衝動を必死に抑える。

ルーラーはスタンドに目をやる。吉田さんはあの中のどこかで、ルーラーは出遅れると思って、固唾を飲んでいるのか。
　何故か、少しだけルーラーの気持ちが楽になった。そうしよう。ルーラーは思った。吉田さんの娘の為にも。
　ここは、ルーラーらしい競馬をすればいいのだろう。ルーラーならこうなるという競馬だ。
　ルーラーはゴールドシップをチラリと見る。まあ、問題無いだろう。

スターターが上がりファンファーレが流れゲートが開いた。
これでいい。ルーラーはゴールドシップに首を傾けながら、わざと出負けを試みた。

最悪だ。最悪だが、今の自分らしい競馬だろう。今この時の父や吉田さんのためにも、
多分ルーラーならそんなものだろうと思っている競馬。それをやる。
　ルーラーの前足が、浮き上がりながらも走り出すため、瞬時に芝生へ吸い込まれて行く…

　ルーラーに、芝の感覚が伝わる。競走馬としての本能が、それに後ろ脚の蹄鉄が強く跳ね押し返す。
　痛烈な衝撃音が響いた。

それは自分の脚から鳴ったものではなかった。

ゲートに時間が掛かりイレ込んで、同じタイミングで出遅れていた、となりの１０番ダークシャドウが倒れているのが見えた。

ハルシオンバイアグラ

戸崎の師匠www

(^^ゞ

じいさん 頑張りすぎです(._.)