?@ アートな映画 ?@

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441空耳
私は誰かに反論する時は絶対に名前を入れるし、
名前を抜くのは個人情報にかかわる時のみです。(この板では)
どのスレッドのどの突っ込みかはわかりませんが、
それが名無しなら、これだって名無しで書き込んだって良いと思いません?
侮辱されたような気がしますし、うんざりするし、
正直こういう応酬なしに普通にやりとりできないものかと思ってしまいます。

私は大文字の芸術の意味で言ったんですよ。
もともと彼にはそういう大文字の芸術に対する強い信仰があるんです。
芸術だけじゃない。凶暴なほどに純粋な崇高さを求めているんです。
人間にも、何事にも。例えば良い例が走れメロスだってそうだし、
前に出た駆け込み訴え(これは私も太宰の傑作中の傑作だと思う)もそう。
清貧譚 なんかもそうかも。
彼に破滅願望があることは確かですが、
それもこれも全て彼の崇高なものに対する信仰から来るものなんですよ。
でも彼が三島とは違うのは、
自分の身近な生活の中に潜む崇高さに気が付いたということ。
または非常に情けない人間が時として信じられぬ程の崇高さを見せるということ
それがあんこってやつかもしれない。
黄金風景なんかがいい例。ヴィヨンの妻も、人間失格も、斜陽も入るかも。

中期というのは、創作意欲に関してもそうですが、
生活が地に足ついていた頃。
二番目の奥さんを貰って地味でもいい、
素直にこつこつと生きていこうと思っていた時期。
富嶽百景に始まると言っていいと思う。(これも良い作品)
東京八景は時期的には中期ですが、後期を色濃く予感させる作品と言えます。
それ以外は後期に入ります。