美術が好きな人は澁澤についてどう思ってんの?
2 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/04/29(日) 07:47
いやらしい。抜ける。
s
4 :
空耳:2001/04/29(日) 18:10
読んだことがないのう
以外× 意外○
是非読んで下さい。
映画ではビスコンティ、ブニュエル
絵画ではシュルレアリスム、ダダ
形而上学派、未来派の作品が好きな
方は絶対はまるはずです。
退廃的、不道徳とされるものへの
愛情を強く感じます。
8 :
goatsong:2001/04/30(月) 03:00
この人は、人を中毒にさせる作家じゃないかな。私も、数年前に
は毎日、澁澤を読んでいたし、彼以外には、読む気が起きなかっ
たことがある。今は読んでないけど。
「夢の宇宙誌」と「胡桃の中の世界」は、美術好きには必読の書
でせう。この人は、やっぱり学者ではないから(というか、彼は学
者嫌いなのだが)知識から言えば、ちょっと物足りないのだけれ
ど、評論は、詩人の直感とでも言うべきか、やっぱり慧眼の持ち
主。琳派について書いた、「舞楽図を愛す」だとか、そんなような
題の随筆があって、その中で彼は、琳派の本質を幾何学的精神
とし、「舞楽図」を「無意味なムーヴメント」と論じているけど、この
あたりには、本当に敬服した。私は、幾つか琳派についての文章
を読んだのだけれど、これ程に簡にして、要を得たものは他にな
いと思う。
>>4 空耳氏は、グリューネヴァルトとかトランジに興味があるんでしょ?
「幻想の肖像」では、正にグューネヴァルトのトランジについて論じ
ているので、読んだ方が良いでせう。(ところで、彼は毎回、「魔の
山」のナプタ教授の言説を引用するけど、それを「死せる恋人」とか
トランジみたいなものの文脈で援用するのは、明らかに間違いとい
うか本来的ではない。同じグリューネヴァルトであっても、「イーゼン
ハイムの祭壇画」の磔刑図に言及するのが、本来的な解釈だろう)
9 :
空耳:2001/05/01(火) 01:49
アドバイス有り難うございます。
なんか学校で論文が載っている冊子がおいてあったので
貰ってきて読んでみたけど、おもしろくなかった。
柱の穴が何メートルで、
なんとかの資料によるとこういう経緯でたてられたとか、
えんえんと書いてあるんだもん。
(いや、大切だと思うんだけどさ・・・)
いつもおもしろく思うのは、
違う分野の人が書いた美術論評なんだよね。
それは、「勉強」の部分が少ないからなんだけど。
これじゃいけないわ。
でも知識を持っている人が
あらゆるジャンルを駆使して縦横無尽に論じているものって
いつもおもしろい。
10 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/03(木) 00:50
澁澤の美術批評は単なる印象批評でしかなく、ほとんどが作家の履歴の紹介。
それ以外のカバラ、グノーシス、魔術等のエッセイは、
発表当時はそれなりに影響力があったかもしれないが、
今ではその手の専門書が多数翻訳されており、入門書の価値ぐらいしかない。
むしろ澁澤の功績は美術の面より翻訳にこそあったと言うべきでしょう。
11 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/03(木) 14:04
手術の時使った麻酔(だったかな?)の影響で幻覚を見た話が好き。
天井に地図が見えるやつ。
12 :
空耳:2001/05/10(木) 23:41
さっき幻想の肖像読み終わった。
並行して夢の宇宙誌も読んでいるけど、
こっちの方がおもしろいなー
ドイツわくわくって感じ!
思ったよりやさしく読めたので、イメージ変わりました。
上品で賢い荒俣宏って感じ。
(いや、荒俣宏も充分賢いと思うけど・・・)
でも趣味似ているよね?この二人。
本当はトランジットの意味わからなかったんだけど、
理解した!
私もナフタ教授のところはおかしいと思いました。
絶対あの絵は精神美を表していないと思うぞー
コスメ・トゥーラを知ることができたのは幸いです。
あと、ポントルモに対して私が抱いていた印象というのを
うまい言葉で表現していて、さすがだと思いました。
13 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/11(金) 12:18
14 :
∵∝:2001/05/12(土) 01:19
澁澤龍彦
ペニスケースつけて風呂場で踊ってる写真なかったっけ?
15 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/12(土) 23:59
文学板で近親相姦で盛り上がってたぞ>澁澤
16 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/13(日) 00:00
「想像力の自立的な運動は、植物界と動物界、有機物界と無機物界のあいだに
設けられた冷たい禁止の一線を、融通自在に侵犯するのである。
この自然発生的な侵犯、この奇跡の浸透作用を、
私は広義のエロティック、すなわち普遍的な、抽象的な、
無差別の愛と名づける。」
澁澤龍彦「加納光於の世界」より
やっぱりこんな文章、誰にでも書けるものではないと思う。
17 :
catt:2001/05/13(日) 00:55
学生の時に澁澤龍彦さんに旅館の一室で延々とシュールレアリスムの講義を受け続けた
夢を見ました・・黒板を叩きながらの解説が印象的でしたw
人 々
ミ@Д@彡
18 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/13(日) 00:56
ブルトンの物マネか
19 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/21(月) 17:39
澁澤龍彦 u-n nankaku arunda?
20 :
∵:2001/05/21(月) 21:15
55kaku
21 :
19:2001/05/21(月) 23:42
22 :
空耳:2001/05/26(土) 00:58
今日、クイルズという映画を見てきた。
はっきり言って、見たほうがいいと思われます。
マルキ・ド・サドに一度でも耽溺したことのある人ならば。
つっこみたいところが無いわけじゃないけど、
(ラストがわざとらしいとか、下手な役者が一人いるとか)
それを抜きにしても、すんばらしい映画です。
ジェフリー・ラッシュって全くすごい役者だよ。
感服したね!
なんであれがアカデミーとれないの?
グラディエーターってそんないい映画なの?見てないけど。
また、私が前から感じていたことを代わりに言ってくれた気もする。
「芸術は人間に悪影響を与えるのではない。
そういう人間はそれがなくても罪を犯したはずだ。」
ってよくテレビで言うけど、甘っちょろいこと言ってんじゃないよ、て感じ。
ある種の芸術は、やはり人に悪影響を与える。
そういうものは別に規制したっていいと思う。
(だって悪影響を与えるんだからさ・・・)
それで人間が自分の創作したい物を創作しないでいられるわけじゃないんだから。
反対に規制を解いたからって素晴らしい作品が生まれるわけでもないと思うし。
もっとも規制の仕方も色々あると思うけどさ。
それはさておき、パンフレットには非常に萎えました。
なにあれ。
サドはハンニバル・レクター?
どこのバカ映画批評家か?て思ったよ!
香山リカまで登場するし。
23 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/26(土) 01:00
実は、お墓にまで行ったことがある。。。
24 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/26(土) 01:04
奥さんの名前が澁澤龍子って、出来過ぎだよね。
25 :
イロゲー:2001/05/26(土) 13:47
若いころ澁澤龍彦にはまった。次に興味は種村季弘に移り
その後、荒俣宏を経て現在は唐沢俊一の本を多く読む。
なんとなく、自分は退化しているんじゃないか?っていう気がして
ならない。
26 :
∵ :2001/05/26(土) 18:00
27 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/26(土) 19:00
澁澤龍彦という文字があまりにもコテコテなので、
なんか近づき難い印象があります。
28 :
223:2001/05/26(土) 19:26
あるときは詐欺師ある時は本物。それが澁澤龍彦で、あーる。
29 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/27(日) 04:13
私生活では快楽主義者だから・・・子供はいらないと
何回もおろす堕ろさせてるけど。
自分の主義を貫いていていい。
富岡多恵子は昔の女だよね。
30 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/02(土) 02:22
age
31 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/03(日) 01:50
>29富岡って舞踏の?
32 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/03(日) 03:13
舞
踏
に
も
い
る
の
か
?
僕は、
サド=>澁澤龍彦=>三島由紀夫=>保田与十郎=>
右翼業界書=>野村秋介=>・・・と、激しく流されている。
34 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/03(日) 03:21
倒
錯
的
な
流
れ
だ
な
35 :
31:2001/06/03(日) 03:53
>32勘違いでした
36 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/07/19(木) 15:16
彼の本はおもしろいと思います。「世界悪女物語」と「毒薬の手帖」しか読んだことないけど、とっても興味をひかれるテーマデスよね。
37 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/07/19(木) 20:11
グロいですな。だいたい字が仰々しい。フツーに
『渋沢龍彦』となぜ書けない!?
四,五冊しか読んだこと無いが,一冊読めば充分の
感あり。
38 :
わたしはダリ?名無しさん?:
>>29 富岡多恵子は、池田満寿雄の昔の内縁の妻だ、その後、菅木志夫の妻になった。
見方によっては、美神(見た目ではないぞ)のような人だな。