1 :
名無し(略):
ポール・デルヴォーの絵に出てくるなまめかしい女性は
けっこう勃ちます。
2 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/20(月) 01:37
まだ生きてんだっけ?
3 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/20(月) 04:18
死んだと思うけど・・・。
バルテュスとまちがえてませんか?
バルテュスもすけべちっくだけど。
4 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/20(月) 09:47
ちょっと前芯だ
5 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/20(月) 20:28
>4
デルヴォーが?
バルテュスが?
6 :
名無し(略):2000/11/21(火) 00:07
ちがうよバルテュスはロリコンで
デルヴォーは性転換願望者だよヽ(●´д`●)ノ
7 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/21(火) 01:42
8 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/21(火) 01:53
バルテュスロリコン説は、絵を見てると納得・・・
奥さん、すごい年下の日本人なんだよね。
デルヴォーがしんでます。
バルテュス今年92歳ですが生きてるはず。
10 :
名無し(略):2000/11/21(火) 15:11
>>7 「imago」っていう雑誌にそういうような文章が載ってた。
「夢」特集の号。
わからないか・・・
rori
12 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/21(火) 17:10
>8
同感(笑)。犯罪画像を思わせるような絵もあるよね。
13 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/21(火) 19:39
>12
トランプ遊びやってるミニスカートの少女の股が
わずかに開いてたり、少女が全裸で仰向けになってたり。
そんな絵ばっかり。
デルヴォーのほうがスカッと明るいお色気でいいよ。
14 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 09:50
>>13 バルテュスにはひざの上で仰向けになった少女の服を
口で脱がせている素描もある。
かといってデルヴォーの方がスカッと明るいお色気ともいえない
と思う。
15 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 14:46
>14
そうだね。デルヴォーって神経質な(?)お色気かも。ちょっと病的。
16 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 15:39
17 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 16:48
無機質で人形みたいなヌードというのはよくわかる。
でもデルヴォーのヌードにはバルテュスの絵のような
「何か悪いものを見ている感覚」が起こってこない。
あ、ヌードだあ、裸だ、そんな感じ。
18 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 17:17
>17
シチュエーションが幻想的すぎて、現実感がないからかな。
複数の女性が描かれてることも多いしね。人形っぽさは個人的に
クラナハっぽい感じ。バルテュスのほうはなんか生々しい。
19 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 17:38
陰毛の描き方に卑猥さを感じる。
20 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 19:46
デルヴォーもバルテュスも長生きだ。
作品が怪しくても作者が健康的だってのは面白いね。
21 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 21:56
>20
そのとおりだ(笑)
そういえばマグリットの絵にもヌードが出てくるね。
モデルはいつも妻ジョルジェット。
22 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/22(水) 22:19
>20
老人ホームでも長生きするのはスケベ爺らしい。
23 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/23(木) 00:16
でも、デルヴォーはあんな絵描いてるけど、
真のスケベオヤジだったんだろか?
もしかしたら折り目正しいインテリ絵描きで、女性ヌードはただ単にモチーフとか。
ポルノ小説書いてる人の中には真面目な好青年っぽい人も多いというし。
24 :
あらーの:2000/11/23(木) 00:28
女性のヌードは風景のひとつの材料であって
ほんまは 遠くに見える 夜汽車、廃墟、街灯がだいじなんやと思うよ。
25 :
あらーの:2000/11/23(木) 00:28
デルボーにとって 女性のヌードは風景のひとつの材料であって
ほんまは 遠くに見える 夜汽車、廃墟、街灯が大事なんやと思う。
26 :
あらーの:2000/11/23(木) 00:29
女性のヌードは風景のひとつの材料であって
ほんまは 遠くに見える 夜汽車、廃墟、街灯がだいじなんやと思うよ。
27 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/23(木) 02:47
>25=26=27=あらーのさん
私もそう思う。意味なくヌードの女性を描いているようで、
ぢつは大切なテーマは他にあるという・・・。
もしかしたらバルテュスもそうかもしれないんだけどね。
デルヴォーってベルギー人だよね。
誰かデルヴォーのこともっと教えて。
28 :
名無し(略):2000/11/23(木) 20:00
シュールな雰囲気が全てなんだと思います。
たしかに「訪れ」とか「ピグマリオン」とか
怪しい作品もありますが、「森の駅」とか「春」とか、
なーんかエッチだけど、それ以上に幻想的で、
いつか、どこかで見たような景色だなー・・・と思わずにはいられない
作品が多いですよね。
それが人間の無意識に関係しているのなら、デルヴォーは
偉大なシュルレアリストだと言わざるを得ないような気がします。
29 :
あらーの:2000/11/23(木) 23:35
>27わたしはダリ?さん
10年前に仕事でベルギーに住んでいた時にサンティデスバールのデルボー美術館に何回か通いましたよ。
彼のインタビューやロブグリエの話しなど出てくるおもしろいビデオを持っています。
よかったら見ますか?
バルテュスのこと教えて下さい。
「バルテュス」は通り名で、
『バルタザール=イグナチウス=ド=ロヨラ』というすごく立派な
名前をもっている..
31 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/25(土) 04:08
バルテュスはポーランド系フランス人の貴族の出。
妻セツコは日本人で、いまスイス在住。
ところでデルヴォーはデキリコに影響を受けたんでしょうか。
それともデキリコがデルヴォーに影響を受けた?
>31
キリコの方が先だと思いますよ
影響は・・・受けたんでしょうかね。
マグリットがキリコで目覚めたのは有名ですよね。
33 :
名無し(略):2000/11/25(土) 23:00
↑レメディオス・バロもキリコ風味。
彼女はすんごい美人で憧れてたけど、子供堕ろした
と知ってがくっときた。
34 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/25(土) 23:08
伊勢丹美術館のバロ展行ったよ。
カレンダー買っちゃった。
子供の話しは・・・ちょっと残念だな。
35 :
羊:2000/11/26(日) 01:20
バロは、質感というかマチエールへのこだわりの執拗さが好きだなあ。
個人的には、キリコとはけっこう違うような印象があります。
むしろエルンストの絵柄をまっさきに連想しました。
>>34さん
あ、私が持っているカレンダーもたぶん同じものです(笑)。
ガルシア・マルケスの「百年の孤独」の新装版が出た時、バロの「螺旋の運航」
を表紙絵に使った装幀がすごく素敵だったので、旧版持っているにもかかわらず
(しかも読んでない)新装版の方が欲しくなったことがあります。
バロの顔立ちは、彼女自身の絵の中に出てくる人物と本当にそっくりですね。
そう言えば伊勢丹のバロ展ではフェミニズムに関わる作品をいくつか見ました
が、
>>33さんの堕胎に関する話もそれらと無関係ではないんだろうなと思いました。
>>31 シュルレアリスムの画家は殆ど全て、デ・キリコの影響を
何らかの形で、受けていると思うよ。(シュルレアリスムは
現代にも続いている運動なので、「1920年代の」と限定
しておくべきかも)
37 :
名無し(略):2000/11/26(日) 21:02
>>35 バロは自分の鷲のような鼻をコンプレックスにしていたようです。
整形医を訪ねる絵が実際描かれてます。
じつは1ですが、デルヴォーやめてシュルレアリスト総合スレを
別に立てましょうか?(^_^;)>
38 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/26(日) 23:34
デルヴォーは1930年代に入ってようやくシュールレアリスムに
参加するのだから、キリコからデルヴォーへの影響でしょう。
キリコはシュールレアリストというよりシュールレアリストに
強い影響を及ぼした画家といったほうがいいかも。
たしかキリコ自身はシュールレアリスム運動には参加していなかったはず?
39 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/27(月) 00:05
>1=37さん
このままでいんでない? このスレ気に入ってるよ。
>38さん
キリコはシュールレアリスム運動に参加してなかったはずだけど、
その与えた影響はものすごく大きいですね。
なおデルヴォーもシュールレアリスム運動には参加してなかったと
どこかで読みました。
自らシュールレアリストだとは名乗っていなかったとかなんとか。
40 :
名無し(略):2000/11/27(月) 18:00
あんまり関係ないけどエッシャーってすごいシュールでかっこいいんですよね。
京都の古本屋で画集見つけて、三巻セットで6000円即買いでした。
41 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/11/29(水) 00:26
エッシャーのだまし絵あげ
42 :
名無し(略):2000/11/29(水) 01:31
エッシャーはトリックアートとしても、一級の作品をたくさん制作したけど、
モノクロかグレイスケールで描かれた(刷られた?)南イタリアの風景も
幻想的で好きです。
43 :
藍:2000/12/01(金) 12:39
このスレッド初めて読みました。
昔はポール・デルヴォーの絵が大好きで
44 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/01(金) 18:55
キリコとマグリットとデルヴォーは雰囲気が似ていますね。
この3人の中では、デルヴォーがエロチックなのが多いせいか、
一番人間的な感じがする。
45 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/02(土) 00:02
本能のおもむくままに、裸婦を登場させたデルヴォー・・・
ではなくて、彼の絵は彼なりに計算されてたような気がする。
いろいろ考えすぎて画面がやけに緊迫してるバルテュスとは違い、
デルヴォーのは一見ストレートに見えて、それでいて実は
いろんな寓意が隠されていて・・・、って感じかな。
なんかうまく表現できないんだけどお〜〜。
>43さん
「夜の通り」がある美術館とはどこですか?
46 :
名無し(略):2000/12/02(土) 00:34
マグリットは幻想的な絵は少なくて、シュールでちょっと皮肉な感じ
の絵が多いような気がします。
難解さはあまりないですよね。
そんでもって、デルヴォーはただのすけべじゃなくて、
45さんの言うように、シュルレアリストとして
かなり洗練された感覚を持っていたような気がします。
47 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/02(土) 01:56
ルネ・マグリットもポール・デルヴォーもベルギー人でしょ。
フランスでもドイツでもオランダでもない、そんないかんともしがたい
中途半端さが、偉大なシュールレアリストを生むのかも。
2回ほど旅行したけど、これといって特徴がないというか、
強い印象の残らない国なんだよなあ、ベルギー。
48 :
goatsong:2000/12/02(土) 02:06
49 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/02(土) 02:15
「これはパイプではない」っていう
フーコーの本がありますよね。難しいのが。
50 :
羊:2000/12/02(土) 02:39
数年前に新宿(だったかな?)でマグリットの展覧会をやっていた時に
見ました。「これはリンゴではない」という絵。
絵柄そのものは簡単だけど、なかなかに難しい絵だと思います。
あと「透視術」という絵も、絵を描く者の立場から見ると、トリッキーな
面白さがある気がします。
著作権といえば、シュールレアリスム辺りの人はまだ著作権が切れていない
場合が多いですね。
(死後50年でしたっけ。国によっては70年だったりもするらしい…)
私がよく参照している本で「西洋絵画史WHO'S WHO」という便利なものが
あるのですが、これ人に貸したところ「ダリが載ってないね」て言うんですよ。
「嘘だあ、あんなメジャーな人が載ってないわけないじゃん」とか最初は
言ったのですが、よく見ると本当に載ってない。
考えてみればダリはこの前亡くなったばかりの人なので、著作権の問題で
この本に載せられなかったのかな?と思ったものです。
51 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/02(土) 02:48
難解かどうかは別として、マグリットの作品の場合は
技法(色彩やTEXTURE)よりもコンセプチュアルなものを
重視するあまり、WEB上での公開をケチったのでは・・・?
下手な印刷のPOSTCARDより、最近のプリンタの技術の質
のほうが格段に優れているからねぇ。
52 :
名無し(略):2000/12/03(日) 00:54
マグリットって絵だけ見てもダメなんだよね。
タイトルと合わせて完結した作品なんだと思う。
タイトルにこだわるか否かって、
クラシックで言うところの絶対音楽と標題音楽の関係
になると思うけど、みなさんはどう思われますか?
コンセプチュアルになればなる程、タイトルが意味ありげになる
傾向があるような気がしますけど・・・
53 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/03(日) 15:08
でも確かマグリットの多くの作品は、
タイトルを知人につけてもらったりしたものだったと思うけれど。
タイトルと絵の主題の乖離から受ける超現実感みたいものを
重視していたような気がする。
54 :
羊:2000/12/03(日) 23:38
確かに、内容とタイトルがあまり関連してなさそうな作品もありますね。
「大家族」とか。
「光の帝国」は、タイトルの語感がすごく好き。
55 :
藍:2000/12/04(月) 10:13
>>45さん
レス遅れてすみません。
福岡市美術館(大濠公園内)です。
56 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/04(月) 10:26
シュルレアリスムの絵画は文学作品からタイトルをつけたのが多いよね。
昔の画集を見ると文学関係に疎い研究者がわけわからん邦題を付けたパターンが多かった。
57 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/04(月) 12:57
内容とタイトルが乖離してゆく点はシュールレアリズムでは
重要じゃなかったっけ?ブルトンがアポリネールやロートレアモンを
評価したのもそういう点の先駆者としてであったと思うけど。
58 :
名無し(略):2000/12/04(月) 20:07
「意味ありげ」をどう評価するかという問題だと思うけど・・・
59 :
45:2000/12/05(火) 16:38
>>藍さん
教えてくださってありがとうございます。
福岡市美術館にデルヴォーがあるのですね。
この美術館には疑惑の「エルヴィス」(by ウォーホール)もありますね。
こんど福岡へ行くことがあれば、必ず訪れたいと思います。
60 :
名無し(略):2000/12/11(月) 00:09
シュルレアリスム運動って結局、お祭り騒ぎだったのですね。
61 :
わたしはダリ?名無しさん?:2000/12/31(日) 21:03
いま渋谷ユーロスペースのレイトショーでベルギー人のアニメをやってる
そうですが、人魚のなんとか、っていうのが絵柄がデルヴォーぽいので
興味魅かれてます。
あと、前のほうで比較されてたバルテュスですが、「ハンニバル」では
親戚ってなっていたし(粋な遊びね)、妻子はスパのニュースな女達に
出てたね。娘のハルミは元・スーパーモデルのイネス・ド・フレサンジュの
弟と婚約してたそうだが、ゴールインしたのかな。話それてごめんね。
みなさんよいお年を!
62 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/01/01(月) 22:52
>>59 福岡市美術館はダリのポルト・リガトの聖母もあります。
(常設200円)
63 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/01/03(水) 23:45
ポール・デルヴォーの絵って、
「卑猥すぎる」
という理由で、展示禁止になったことがあるそうですね。
そんなに卑猥?
>63
1960年代頃に出たシュール関連の画集では、デルヴォーの絵のヘア部分に●ベタが
ほどこしてあった。多分それと似たような理由だったのでは・・・。
65 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/01/11(木) 18:38
>47
ボードレールが、『哀れなベルギー』って、コンプレックス丸出しの批評書いてたよね。
66 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/01/11(木) 18:44
ベルギー関連ということで「ヤン・ファーブル展」。
2001.3.3−5.27 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて。
虫をテーマにしたドローイングは非常に可愛らしいです。
68 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/12(土) 23:43
age
69 :
X:2001/05/20(日) 13:05
美術の絵で勃った事は無い。
そこまで色気のある絵にまだ出合っていない。
70 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/20(日) 15:33
なんでこんな議論がなされるの?
ここでは。
芸術ってすばらしいもの、ってのはおじいさん達が決めたこと。
それに縛られ過ぎ。
印象派は当時の価値観では「猥褻」とされていた。
ヌードが出たら即、「ほんとは違うものがテーマ」?
渋沢龍彦を読んでみな。デルボーもでてるから。
ふつう、読まなくたってわかるけどね。これはあと知恵。
デュシャンの遺作も猥褻なんでしょ。
扇情的なテーマは芸術にはそぐわない、直接性表現は芸術ではない、
猥褻と芸術は違う。
そんな事、じゃないよねえ、まさか。
71 :
すけべ:2001/05/21(月) 11:54
すけべの何処が悪いの。 人間がスケベ状態になれるから皆さんこの世に生を受ける
のでしょ。 高層ビルも、空飛ぶ飛行機も、もとはと言えば大変な肉体的労働を苦から
楽に転換する、偉大なスケベ心があってこそ作り上げることが出来たので、貴重な生命
活動ではないでしょうか? 問題はコントロールする人間の行いであってデルボーの
絵画をすけべの絵と受け取るあなたの心の問題ではないでしょうか。 母胎は命がけで
子供を出産するのだから、すけべ行為の後に来るプロセスをお母さんに聞いてみな。
72 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/21(月) 16:09
すけべは悪くないですよね!私も大好きです。嫌いな人いるんでしょうか?
デルボーは私から言わせれば、もっと色気が欲しいですね。あれでは、逝けませんね。
やっぱりすけべが目的で描いたんじゃないからかなぁ。
絵はなんだか夢の世界を見てるようで、好きですねぇ。
73 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/21(月) 18:21
欲望が芸術のテーマになるのは当たり前。
そう言う意味ではエロ本と芸術は紙一重。
ある意味、作品は作家の自慰。
下衆な話だが自慰の対象となるのも、また藝ではないか。
現在、名作と言われているものがかつて「猥褻」と呼ばれていたことに
出会うのは難しく無い。
性意識が「不純」と決めたのは誰?発端がウンダーグラウンドなのは全てがそう。
扇情的なテーマは芸術にはそぐわない、直接性表現は芸術ではない、
猥褻と芸術は違う。
誰もそんな風には思ってないよねえ。
作家は清廉潔白な表現するだけでは無い。いわんや 清廉潔白な人が作家になるわけではない。
ワイエスのヘルガ。
そこに作家の性的な欲望をみたら、不純なのだろうか。
74 :
∵ббб∵:2001/05/21(月) 22:58
「芸術」になると、どんな猥褻さが表徴されていても、
対象化のフィルタがかかってるわけだから、直截的に即物的な
性欲が刺戟されたりはしないと思うけど。
クーンとチッチョリーナが性行してるのとか。
全然実用性がない(呵
>作家の性的な欲望
それは誰にもわからないよ
結局解釈の問題に収斂されるのでは
ことにデルヴォーって残している言葉が少ないし
どうでもいいが、自分はデルヴォーは本当に素朴な画家だと思う
後期の路面電車を描いた作品なんか子供のお絵かきにしか見えない
自分の感覚では、裸婦像にもなんの色気も感じないよ。
そもそも彼そんなに絵うまくないし
76 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/21(月) 23:24
前にみたんだけど、陰毛未解禁の時代に、おちんちんを映した
写真を使った作品が雑誌に出ていたけど、ああいうのはOKなの?
チャタレー裁判とか、活字の世界では、芸術と猥褻についての
論争とかあるけど、絵画が卑猥だからって、摘発されたって
話しは聞いたことないけど。
77 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/22(火) 01:29
何年か前に、今はなき三越美術館ほかで開催された「メイプルソープ展」カタログで
やばい部分をスミ塗りにしたっていう事件はあったなあ
78 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/22(火) 03:02
芸術作品に対して修正を行うなど言語道断!
失礼極まりない愚劣な行為
79 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/22(火) 06:52
>>76 そもそも、が問題。ベルメールの作品展、日本でやった?各国でやった時。
映画だけど、各国で評価を二分した当時の問題作「愛のコリーダ」。
当時はギャグに使われてたけど、放映禁止は日本だけ。(まあ、これはショウガないかな。)
この前きた全裸ミュージカルも日本だけ「パンツはけ。」
で、ティーバックになったでしょ。
現在、名作と言われているものがかつて「猥褻」と呼ばれていたことに
出会うのは難しく無い。
ということは、今は芸術とみられていない「猥褻」もわからない、と言うこと。
法がこれに対応するのはある程度仕方ないと思う。
しかし、それを鵜のみにする価値観が出来るのは残念だ。
名作にだけ、猥褻問題があるわけじゃない。
80 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/22(火) 07:05
>>75 その通りだと思う。
感受性の問題。私の知人(年齢が高い)がミレーを見て涙を流した。
感動と思いがあったのだろう。
しかし、私は泣けなかった。そこまでの思いはわかなかった。
同じことだと思う。
ただ、表題のように感じることも同じく「感じる」ことだ。
異性の美しい(との見方は個人差があると思うが)裸体を見て
「美しい」の他に「欲望」を感じる感性は感じる方が多彩だと思う。
81 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/22(火) 07:08
もちろん、真意はここには無いことはわかるが
「技術のあるなし」で感性をきめているなら、仕方ない。
素朴な描写イコール素朴なら、これも仕方ない。
82 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/22(火) 12:23
すみません。81の文は決して悪意ある意味ではありません。
素朴な描写イコール素朴なら、これも仕方ない。
は、仕方ないじゃなくて、当然の感想だ。これです。
シーレだって人物画以外は普通の(?)風景画を残してる。
そこまで「魂の画家」するこたあないもの。
83 :
tsukuyomi:2001/05/23(水) 03:55
84 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/05/28(月) 09:55
85 :
goatsong:2001/06/11(月) 22:34
86 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/07/08(日) 02:17
デルヴォーの絵に出てくる裸の女性って、みんな同じ顔してません?
マグリットは奥さんをモデルに裸婦を描いたそうだけど、
デルヴォーの裸の女性もぜんぶモデルが同一人物なんでしょうかね〜。
87 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/08/18(土) 17:48
デルヴォー大好き。
エロイけど、射精できない。愛撫しか不可能。そんな感じの、エロ。
当たり前か。あの人の絵にでてくるのは、女じゃなくて人魚だし。
鉱物調査の博士などがでてきたり、夜汽車がでてきたり、なんだか
素朴な「理科」を感じさせ、SFの原風景のようにも思える、そんな
シリーズも好きだ。まだ精通のない少年の夢だから、ヌケない絵でも
当たり前。
エロスは人間が生きることの根底にある。だからヌードや性器は出ていて
も、それ自体で彼の絵のエロスがあるわけじゃないと思う。
エロと猥褻談義は別スレ立ててほしい。
それよりも、デルヴォーの絵について語ってくれることきぼん。
88 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/08/21(火) 02:11
デルヴォーは二流というかB級っぽさがイイね。
シュルレアリスム自体、うさんくささがたまらない。
そういう意味で、クロヴィス・トルイユやドロテア・タニング
トワイヤン、ピエール・モリニエなど大好きな作家だ。
デルヴォーの描くエロティックな少年の夢物語は
自慰によって世界と合一する、ある意味天使的なセックス。
郷愁を誘う無人の街と全裸の女という取り合わせは秀逸だ。
絵と向き合う我々はデルヴォーと共に『美しい街』を視姦する。
89 :
:2001/08/21(火) 03:26
>>88 挙げている作家は正解だがベルメールはどうなのよ。
>『美しい街』を視姦する。
美術館でやってみそ。
結構かちょええぞ。
90 :
わたしはダリ?名無しさん?:2001/08/21(火) 03:56
>>89 ベルメールも好きだよ。
ただ彼の「イマージュ論」を読んでしまったんで
単にB級のカッコよさでくくるのに躊躇してしまった。
>美術館でやってみそ。
美術館は苦手だからなぁ。必ず友人(or彼女)に批評家きどりで
解説してる奴等がいるけど、そういうの見るとコミケのような
閉鎖感を感じてしまう。
とは言っても好きな作家の展示があれば行っちゃうんだけどね。
91 :
:2001/08/21(火) 04:06
ベルメールについて語ると人形に持っていかれる。
デルヴォーは性同一性障害みたいなことを言われる。
しかし、あの不思議な空間は捨てがたい。
遠い記憶のように感じるのです。
92 :
としくん:01/08/28 00:32 ID:XIy4KUNI
去年、ベルギーのシント・イデスバルドのデルボー美術館行ってきたよ。
ブリュッセルから電車で1時間半プラス路面電車で1時間10分。遠かった。
でも、館内デルボーだけ。ちょっと異様な雰囲気でした。
93 :
わたしはダリ?名無しさん?:01/09/24 01:30
>93
……異様な雰囲気かぁ。コワイような羨ましいような。
デルヴォーの油絵ってみんなサイズでかいから、静かで人気のないとこ
で、ああいう絵に囲まれてると、あやうき心持ちになりそう。
自分もいちど逝ってみたい(この表記がすごくフィットするな)。
デルヴォーの美術館……屋上に天文台とか地質学標本とか並べた部屋が
あったりするといいな。いや、単なる夢想。
94 :
わたしはダリ?名無しさん?:01/10/11 23:33
エロチック・・・?
私は逆だな。死を感じる。
骸骨の絵と通じてるんだよ、裸婦も。
>私は逆だな。死を感じる。
同意
しかし、骸骨の絵とは違うべ。
骸骨はつまり昔々からの死の象徴だな。
くだらんけど、メメントモリの世界でしょ。
ベタだが、エロスと死の関係でくくれるべ。
エロスと死とは対立しないでしょ
エロス・・性・・。オーガズムは「小さな死」とも言われますよね。
だから逆とは思わない。
でもこれってシュールレアリズムの洗礼受けたものの見方なのかな
>でもこれってシュールレアリズムの洗礼受けたものの見方なのかな
普通の見方です。以上
98 :
わたしはダリ?名無しさん?:01/10/12 03:34
彼はヒッキ−体質だよね。恐いくらい孤独だよね。
モンテクリスト伯の主人公みたいに好きな人を忘れられずに諦めきれずにいたんだよね。
僕の病気はいつ治るだろうか
100 :
わたしはダリ?名無しさん?:01/10/14 18:51
デルボーのように美男になりたい
101 :
わたしはダリ?名無しさん?:01/10/14 21:56
僕は女が嫌いだ
一昨年、埼玉の絵
102 :
わたしはダリ?名無しさん?:01/11/08 19:04
私の夢に出てこい
103 :
わたしはダリ?名無しさん?:01/11/15 07:44
>>87俺も好きだ
デルヴォーはどこまでもオナニストだよね
視姦で満足する少年のレヴェル
実際絵の中の男(時に少年)と女の関係をみてるとデルヴォー
が生身の女を拒絶してるのがわかる
かといってゲイじゃなく女は見るべきものと捉えてるように感じる
あとシュールレアリスムとの関係で女がその材料で
あるのは確かだけどそれだけであれば女だけに執着しないよね
骸骨の登場する絵はまさに材料ということなのかもしれない
でも個人的にデルヴォーは肉体を持った女とのパラドックスを
楽しんでるようにも感じる
非現実の世界を表現するのには一連の夜汽車の絵で十分なの
かもしれないけどそれに女のエロティシズムに対するこだわりが
加味されてああいう絵になるっていったら単純すぎかね
デルヴォーに入った経緯は言わずもがな
>>76 遠い昔のことだが、ゴヤは裸のマハの絵で宗教裁判所に
告発されたことがある。最高刑は火あぶりだったから、チャタレーどころではない
危険な橋渡り。
105 :
わたしはダリ?名無しさん?:01/11/21 21:29
つるつる感が違う…(*・o・*)♪しなやかなのよぉぉぉ…♪
おぱんつをはいておしりをサワサワすると…キモチいいのん…
106 :
わたしはダリ?名無しさん?:
デルヴォ−乙女座、私も乙女座!まんせーー!!