【音楽流星群2】神秘の宝石騎士団【談話室6】

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805とある美術館の学芸員
では初音ミクです。
これはソフトなのであって、なにかしらの実体ではありません。
なのになぜこれほどの数のユーザーがいて、大きな共感を生み、さらにその共感を共有できているのか。
この「ハジメテノオト」の、このフレーズを読んでみてください。

 空の色も 風のにおいも
 海の深さも あなたの声も
 ワタシは知らない だけど歌を
 歌をうたう ただ声をあげて

 時の流れも 傷の痛みも
 愛の深さも あなたの声も
 ワタシは知らない だけど歌は
 歌はうたえるわ だからきいて

ソフトウェアである初音ミクは、ボクらのこの世界に触れることができないんですね。
もちろんこの歌を書いた人間は生身のひとですがw、しかしそのことに気がついている。
これは重大なことです。
まるで、「ベルリン天使の詩」を撮ったヴィム・ヴェンダースの視点ではありませんか?