しかし、6世紀になると神性の流出説は異端とされ、天使は人間と同じく神の被造物となりました。
天使は、神意を厳密に人間へと伝えるために存在する。
天界と地上をつなぐ存在、天と地を往還する存在、それが天使です。
(このあたりは宗教板の方に補足していただきたいところだけど)
天は可視的なものではありません。時間と空間、物質の境界を超越したものです。
天は明確な「場」ではないのです。
ヴォルテールは「哲学辞典」でこう皮肉混じりに書いてます。
天使の住家がどこか、空中か、真空か、惑星か、明確にはわからない。
神は人がそれを知るのを喜ばれない。