次の日、俺は放課後がくるのを待った。
そう教室に誰もいなくなるのを、だ。
午後四時半すぎ。
俺は教室のうしろの黒板に、一枚の大きな模造紙を貼り付けた。
そう、持ってきた画鋲で。模造紙には、真っ赤な文字でこう書かれていた。
やあレディ。いや、みなさん。
もう僕は君に裏切られて有名人だったね。
前世と同じ裏切りと過ちが繰り返されるようだ。
僕は結局、この世界からは拒絶されているようだ。
愛する人からも、前世からの因縁も。
君は僕を忘れて新しい恋をするようだ。
だが待って欲しい!
君はいつか必ず思い出す。
僕はそれまで待っている。
今回ばかりは僕は君のキューピッドとなってしまったようだ・・・
だが10年後か約束された13年後・・・そう13階段の13年後・・・
僕は君を迎えに行くよ。
卒業までお元気で。
僕はこの学校でいつまでも君を見守っているからね??
コバヤシくん・・・彼女を泣かせたら許さない。
君はハートのエースなのだから。(ここにハートのエースを貼る)
そして・・・僕は・・・
繰り返されるあやまちに
人は誰も気づかない
こんなにも・・・愛していたのに・・・
放課後のジョーカーになりきれなかった
11(ジャック)より
さいごにスペードのジャックを貼り付けた・・・
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