★がんがれ 極悪アールビバン★

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564某地方芸大生
俺がリア消だった頃、FF好きだったから天野絵も当然好きなわけで、
近くで展示会がある、しかも入場無料みたいなので、
「見たい」と言って母親に連れて行ってもらった。
アールビバンの展示即売会に。
俺の母親は絵のことはよーわからんし、あんまり興味ないみたいだった。
行って絵を見てるとすぐに男の店員が話し掛けてきたのを覚えている。
母親は買う気なんかなかったのに、俺が隣にいるのをいいことに、
「お子さんのためにもイイんじゃないですかぁ?」
などと言い、母親を説得していた。>>1のリンクにもあるように、
話すにしたがって、絵の飾られたイーゼルが増えた。
最終的に母親はうまく言いくるめられて、ラッセンの50万くらいの絵を買った。
「一生に一度くらいコレぐらいのもの買ってみてもいいよね」
みたいなことを母親は言っていた。
俺は小学生だったし、正直自分が見に行きたいって行ってたくせに、
たかだか消防ごときに天野の絵を見てもよくわかるわけなかったし、
母親がこうして変なデカイもん買っちゃったのも
「まぁたまにはこういうのもイイか」
ぐらいにしか思ってなかった。
565564@某地方芸大生:03/07/07 00:39
それから数ヶ月たってまた同じ会場で展示即売会があるので
今度は一人で行ってみた。店員は寄って来なかった。
ウザくなくていいや、と思いその時は「笹倉鉄平」キレイだなぁ、とか思いながら
満喫して普通に帰った。
中学に入ってから美術部に入って絵の勉強をする。
高校になってからも美術部、そして美術系大学進学の為に予備校にも通った。
その過程で当然アールビバンのやってること、あの絵の価値なども
わかってくるわけで、そして、そんなに裕福な家でもないのに、
あの時母親にあんな散財をさせてしまった自分に激しく後悔するわけで。
こういうことが分かった今でも母親には事実を言えないでいる。
故に実家にはまだラッセンの絵が鎮座している。
母親に申し訳ない気持ちでいっぱいで、ただただ自分が悔しい。
いつか自分の描いた絵をあそこに飾ってやる、それで親孝行しようと思ってる。
まだまだ全然未熟者だし、画家一本で食っていこうなんて気もない。(美術の教員になりたいので)
でも、これだけはきちんとけじめをつけたい。
許すまじアールビバン。そしてあの時止めてやれなかった自分。