現代美術について語って下さい

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1脳みその不思議
私的には森村よりシンディーシャーマンの方がよいと思う。
ちなみに森万里子は糞。

現代作家は何が楽しくて消耗作品ばっかり創るの?
なんで理解しないと怒るの?
2わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 00:41
怒るというより人間に対して不信感を抱くのだろう。そして、作家は自分以外の人間が
馬鹿に見えてきて、もはや社会復帰はできない後戻りのできないところまで
逝ってしまう。
その頂点で何が見えるのかは作家によって違うだろうけどね。
3わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 00:54
>>1
森万里子と比べたら失礼ですよ。
4わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 00:55
現代美術ってやつあー ワザと難解にして、作家がカッコつけて語る
というものが多い気がするぜよ。
平面で勝負するやつも少なくなってきたしなー。
平面でいいのって、ゲルハルト=リヒターくらいかなー。
5わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 00:59
リヒターいいよね。
6わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 01:09
キャラクターっぽい図柄って、人に飽きられるのが早いから、消耗品になりやすいのだろう。
また、現代は昔より刺激に慣れてしまっているから、すぐ消耗品、賞味期限が切れた作品
が多いのだろう。
7わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 01:23
森万里子・森村泰昌・石原みどりってとこか。
日本人はコスプレがお好き。
8わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 01:23
キーファーもええぞ。ドイツ作家は頑張ったねえ。
9わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 01:25
変なおもちゃみたいなのは止めて欲しいな。
10catt ◆X.ore.zA :02/02/19 01:27
>>1如月小春さんを思い出しちゃうんですよねぇ・・
そこらへん見ると。
11わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 01:32
鑑賞板にしては珍しく
今日はよくれすがつきますとこ。

日本人だったら遠藤利克と草間弥生かな。
12わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 02:18
http://www.d2.dion.ne.jp/~yuuji_hh/
この人どう?良いの悪いの?
13わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 03:10
キーファー好きです。シュナーベル、ハンスホルク、ヤンセンとかも。
森村の本おもしろいよね。最近、美術手記だけがお友達だったけど、
こんなスレあるんだね。うれしかった。
14わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 03:18
13です。美術手帖でしたね。間違えちゃったおはずかしい。
15わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 04:05
素人なんでよくわかんないんですが
実際作家自身は頭良いの?
アフォ作家が難解だと勘違いしてる作品造ってるだけじゃないの?
そういう点から言えば岡崎はいいのかなあ?この板では全く人気ないけど
実際頭良いし。作品意味分からんけどね
16わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 07:09
>13
ヤンセン私も好きです!リヒターとキーファーも好き。
>15
岡崎サンは作品は結構いいんだけど、頭いいのかは知らん。
能書きばかりな気がする。
言葉で語らず、作品で語れる作家が僕は好き
17わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 10:15
>15
自分の感覚を信じたらいいんじゃない。いっぱい作品みてさ。
>16レスうれしいな。
最近、銅板をやる気になったんだ。線がおもしろいのとか好きなんだな。


18わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 10:41
岡崎は話も面白いよ、
話の展開や話題のずらし方なんかのバランスが彼の作品と同じなんだなって納得したよ。
ちょっと過剰なところはあるけど、それがサービスなのか媚びているのかは相手にもよるかも。

遠藤利克は話もつまらないし頭悪いよ、
まぁ作品が語っているだろ、でも魅力はあるしオレは好きだな。

だいたい何で日本の現代美術の世界はこうも言説が飛び交うのかと自問したが、
もの派の作家あたりから饒舌さが増したように思うよ。
作品が語る要素って少なかったからね、
メディアに載った時のサービスなのかね。
李さんとかモアベターさんとかほんと饒舌だね。
19わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 12:13
遠藤利克とか木とタールでの作品とかみたけど、その時李さんのもみた。
魅力あるとは思ったけど、河原温がとっても面白かったんで忘れてた。
20わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 12:32
19だけど、べつに比べてるんじゃなくて、個人的好みなので怒らないでね。
そういう作品も好きだよ。
21わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 14:57
現代美術って言説から入る人が多いのよね。
よく作品を見てない人が多いとも言えるけど。

本読んでいるのはとっても楽なことなのね〜
しかも、読書体験から作品作りをするのもとっても楽だわ
22わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 15:49
>21
へーそうなんだ。私は予備校で受験作品描くので初めて知った。
もうまねっこのまねっこみたいな感じ。それでもやっていくと
自分の自我がでてきて、ダッサイのいっぱいできたわ。
よく作品みてるかていうと、描写しているものに比べて見てないわ。
アントニオロペスなんかデッサン見過ぎて、画集がぼろくなったわ。
23わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 19:58
>>21

現代美術に限らん。日本の学問は文献翻訳ばっかり。実物を見ず、資料を大切にしないのは理系も文系も一緒。
24わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 21:20
>22 23
ロぺスは上手いけどつまンない。
だったらルシアン=フロイドの方がいいな。
見に行った時、絵の具の使い方もすごく上手いと思ったよ。
やっぱり作品は本物みたほうがいいよ。
25わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 21:29
>18
もの派の作家さんで、お亡くなりになった榎木先生(だったっけ?確か7年前くらいにお亡くなりになったと思うのですが、、)
の作品が見たいんだけど、なんかいい本あったら教えてくれませんか?
よろしくお願いします。
26わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 21:46
榎倉康二 ですね。
検索で出るんじゃないでしょうか
川口美術館のパンフレットとか追悼展のパンフレットとか・・
27わたしはダリ?名無しさん?:02/02/19 21:49
>24
確かに本物のほうがいいけどね。私のデッサンがハイキーなもんで
参考にしていました。ほんとはコルビッツとかあこがれちゃいます。
自分にはないものだから。ルシアン=フロイドも悪くないですが、
私は絵の具すごく薄いの。でもたまにべったりやりたく
なるんだけど、どうも上手くいかないの。そーっと描き始めないと。
28わたしはダリ?名無しさん?:02/02/22 00:55
>26
ありがとうございました。

スレをみると平面は、結構面白いものがある。
では立体や映像で面白いものってなんでしょう?
29戦時中回想:02/02/22 01:51
生感の喪失と回帰
テクノロジーはやがて遺伝子をも変える
100年後の未来を見るために今生身の身体を捨てられるとしたら?
答えはお前らがどちらを取るかということだ
30catt ◆X.ore.zA :02/02/22 11:41
>>28
川俣正さんはいかがでしょう?
あの人のは写真で見てもそれなりに共感できたりします。
人物にもクリストぽい木訥さがあって好感もてました。
31わたしはダリ?名無しさん?:02/02/22 15:41
>>30
あなた騙されています(藁
川俣は芸大在学中「川俣・保科・竹田」の三羽烏って呼ばれていてそれはもう…
怖いです(藁
3228:02/02/23 15:33
>30
ありがとうございました。
>31
とりあえず観てみます。
33わたしはダリ?名無しさん?:02/02/23 19:13
コートの男がネオン看板の前に立ってるっていう立体作品知らないですか?
ずっと頭に焼き付いてるけど、誰の何かわかりません。
外国人の作品です。
34わたしはダリ?名無しさん?:02/02/23 20:28
ジョージ=シーガルの事かしら?
35わたしはダリ?名無しさん?:02/02/23 20:49
>>34
どうやらそうらしいです
どうもありがとうございます。
36わたしはダリ?名無しさん?:02/02/23 20:55
川俣さん、10年前でも取り扱い画廊で嫌がられてた。

♪巻き込まれたら最後さ〜
37わたしはダリ?名無しさん?:02/02/24 19:08
ウ−ム。やっぱり平面で勝負しているヤツの方がどうしても好きだなー。
彫刻としてはシーガルやジャコメッティかな?
おっと、ジャコメッティは平面も凄くけどね。
38わたしはダリ?名無しさん?:02/02/25 20:04
平面ってなんだ、
ひょっとしてアレか、スーパーなんとかってやつか?
39わたしはダリ?名無しさん?:02/02/25 20:24
「スーパーサンシ」とか?
40わたしはダリ?名無しさん?:02/03/04 10:19
「アレフ ラット」か?
41わたしはダリ?名無しさん?:02/03/04 21:04
しかし、なんだ、現代美術ってやつは寂しいもんだな。。。
42わたしはダリ?名無しさん?:02/03/04 22:59
そうかな。
43彦坂尚嘉:02/03/04 23:01
まだまだ若者には負けられん。
そろそろ、
私の出番のようだな。
44彦坂尚嘉:02/03/04 23:05
ここは何文字までカキコメル?
今原稿用紙でざっと80ページ下書きしたところだが。
45わたしはダリ?名無しさん?:02/03/04 23:10
31>>
何が怖いんですか?
(川俣正って全然ビジュチュじゃないんすけど)
46わたしはダリ?名無しさん?:02/03/04 23:29
彦坂さん、さきほど某東京画廊でお会いいたしましたMadonnaです。
お元気そうで何よりです。笑顔がチャーミングになりましたね。

す て き な お じ さ ま
47彦坂尚嘉 :02/03/08 03:05
ハロー!Madonna!!
いやー。
まだまだ若者には負けられん。
そろそろ、
私の出番のようだな。
しかし、ここは何文字までカキコメル?
今原稿用紙でざっと167枚下書きしたところだが。
48わたしはダリ?名無しさん?:02/03/08 03:12
>47
何故ワープロ使わんのですか?
49わたしはダリ?名無しさん?:02/03/08 03:13
ゼネコンと金儲けした税金泥棒インチキ環境アートの付近に在住の方に質問します。
本当にあった方が良い作品ですか?。利用しましたか?。利用できますか。
50わたしはダリ?名無しさん?:02/03/08 03:16
>49
たくさんあるので限定してもらったほうが答えやすい。
51わたしはダリ?名無しさん?:02/03/08 03:49
それにしてもバブル崩壊のおかげで美術に興味の無いインチキ評論家や社会学者、コレクター、
美術に興味の無いジャーナリストや美術雑誌編集者そして美術に興味の無い助成関係者は
いなくなった。メデタシメデタシ。
52わたしはダリ?名無しさん?:02/03/08 04:01
お金のないところにはなんにも無い
今の現代美術界はぺんぺん草も生えないよね
53Madonna:02/03/08 05:49
>>47
え〜? なんだか、おじさま、感じがちがう〜!
「若者に負けられん」なんてセリフ、似合わないわ。

 げ ん め つ
粉砕してやる が おじさま の口癖だ
55わたしはKamakuraさん?:02/03/11 03:39
ボクチンと一緒に鎌近や鎌画に行って見てくれたりする♀タンがいましたら是非メールくださいまし
56彦坂尚嘉 はここに眠る:02/03/11 03:55
前本さんはあっち側へ行ってしまいました。
今度何処かで会ったら帰って来るように伝えてください(w てのは嘘ですが。
精神科で自助グループ作ってそういう御病気の方々とお互いのトラウマを
吐き出しあいながら抱き合って泣いているそう。鬱病の事は皆御存知でしょうが。
もともと分裂症ぎみの作品多かったね。だけどこの前出した本もカナーリ
気持ち悪かった。仕事無いから知り合いの編集者に泣きついてキューティーコミック
(既に休刊)に連載持ってそれが、かなりイカレタ内容(藁
だって小林さんの葬式で読んだ弔辞そのまんま載っけて、よく原稿料受け取れ
るもんだね、アーティストってそんなことしても許されるんですね。厚かましい。
「絶対!お姫様主義!」って本だよ、ブックオフでも引き取ってくれなかったし、
内容は、どこかの精神世界系のセラピー本で見たもんそのまんまぱくって
自分で考えた方法って、平気で書いてるし、自分の身内やプライベート晒しまくり
でプチ内田春菊状態。ダンナも夫婦揃って全然売れてないらしいから、子供2人も
抱えて壊れちゃったんでしょうか?心配です。
作家って、売れなくなり食いつなげなくなると追いつめられるんですねえ…。
5755:02/03/11 23:32
カマキンやかカマガに行って見たりしませう
58わたしはダリ?名無しさん?:02/03/12 17:17
タマキンじゃないですね
5957:02/03/12 23:35
>>52投資目当ての輩がいないからこそ面白いとも思うのです…
が…
61わたしはダリ?名無しさん?:02/03/21 06:09
    Λ_Λ!    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__(  ゚∀゚ )__<  ハッ!?祝日だったのね・・・
|_〃( つ つ   |  \_______
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
|  \           \
\  |⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
  \ |_______|
62よあに@同人板 ◆zFZ/C7JQ :02/03/21 07:44
おおもりよしはる=ロリペドオタ、アニオタ、モツオタ、ベトオタ、ブルオタ、セガ信者
ひまわりと幼女のすじまんこに異様な執着心を燃やしているロリペド絵描き
2浪して九州大学歯学科に進むがプロのイラストレーターになるために大学を中退、
同人活動とバイトに専念する日々を送るが、その生活は苦しいらしい。
自らを画家と呼び、ともすれば不真面目なものと見られかねないアニメ絵を「芸術」
の域にまで高めようとしている(らしい)。
最近は伝言板での鬱発言と日記での芸術論で電波でまくり。

最新作のサガたんすじまんこ絵
http://luna-kiss.kir.jp/cgi-bin/up-box/img20020319092427.jpg

オリジナルキャラ七瀬香奈恵抱き枕(すじ丸出し抱き枕)
http://www.p80.co.jp/p/k_sinki/yoshiharu/kanae2002.html
    
63わたしはダリ?名無しさん?:02/03/21 08:41
>61
か、かわいい?。
64わたしはダリ?名無しさん?:02/04/01 23:36
>63?・
65日本画家:02/04/02 02:20
今NHKで放送されてる日本画家「守屋多々志(正)」師の息子ってさ
東京大学を卒業した工学博士(建築)だけど、
浮気の性癖があるって事でも有名だよね。
親父さんは有名で偉大なのに、困った息子だよ。
66わたしはダリ?名無しさん?:02/04/03 07:46
創作活動の一環なんでせうよ>困った息子たん
67わたしはダリ?名無しさん?:02/04/13 06:42
上野行きましたか
68わたしはダリ?名無しさん?:02/04/13 07:23
ジョージ・シーガルとデミアン・ローブが好き
69わたしはダリ?名無しさん?:02/04/13 07:54
「現代美術」という用語は、今となっては死語であります。以上。
 よって、これにて

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥終了‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

70わたしはダリ?名無しさん?:02/04/13 08:29
私語は慎みましょうね。
死語だろうがなんだろーが語ろうと書いてるので
みなさんおおいに語ってください。
71わたしはダリ?名無しさん?:02/04/13 10:51
現代芸術とは作品そのものを言うのではなく、作品をめぐって
あれこれ論評しあい、あーだこーだウンチクたれる行為を言うのだ。
だから芸術というより、芸術論であり美学なのである。難解さは
現代芸術の重要な要素で、難解にしないと素人を煙に巻くことが
出来ないからだ。現代芸術作家は限りなく詐欺師に近いと思う。
72わたしはダリ?名無しさん?:02/04/13 12:08
71> 現代作家は岡本太郎の考えとは逆の方向に 持ってこうとしてるね
73わたしはダリ?名無しさん?:02/04/13 15:38
>70
ばばあつまんねー
74ムネオ:02/04/13 16:40
画廊回りしてウンチク垂れるのはいかがなものかと。
制作と鑑賞は別物であることを明確にしておきたい。
75わたしはダリ?名無しさん?:02/04/13 21:36
現代って何時頃?・・・????
76親切な人:02/04/13 21:49

ヤフーオークションで、凄い人気商品、発見!!!

「高性能ビデオスタビライザー」↓
http://user.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/NEO_UURONNTYA

ヤフーオークション内では、現在、このオークション
の話題で、持ちきりです。
77 :02/04/13 22:12
石膏(せっこう)像のモデルをした女子大生にわいせつ行為をし、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を
負わせたとして、奈良県警捜査一課などは12日、私立桃山学院高校(大阪市阿倍野区)の美術教諭、
寺嶋祥郎容疑者(51)を準強制わいせつ致傷の疑いで逮捕した。
同容疑者は「モデルをお願いしただけ」と容疑を否認しているという。
調べによると、寺嶋容疑者は昨年6月、京都市在住の女子大生=当時(19)に石膏像のモデルの
アルバイトを依頼。女子大生を全裸にし、石膏(せつこう)を体に塗る際、ビデオ撮影しながら必要以上に
下半身などを触り、女子大生をPTSDに陥らせた疑い。
女子大生は友人に寺嶋容疑者を紹介され、1日2万円でモデルのアルバイトを承諾。
わいせつ行為をされた際には、「石膏像の型を取るには必要な行為かもしれない」と我慢していたというが、
その後、対人不信などに陥って複数の病院に通院。
昨年10月、同署に被害を申し出ていた。(ZAKZAK)
http://www.zakzak.co.jp/top/top0412_3_05.html
7855:02/04/17 00:07
ボクチンと一緒に鎌近とかに行ってくれる♀タンやーい・・・
79わたしはダリ?名無しさん?:02/04/21 10:54
>1 禿胴

森村イタイし、森もイタイ。シャーマン最高。
現代美術は多様化してるように見えて、確かにもう袋小路。
リヒターは頑張った人だよね。大好きだよ。コンセプチュアルが
どうのこうのより、絵そのもので納得できた画家。
現代ってクリストとかでもいいの? 変なオッサンだよね。そこが好き。 
80わたしはダリ?名無しさん?:02/04/21 14:44
地方のテレビで、ヲタク君みたいなのが、暴走族の写真を展示してて
「混迷する現代日本をあーだこーだ」とかほざいてるのを見た。

こいつはエセ芸術家だと確信した。
81わたしはダリ?名無しさん?:02/04/21 21:51
知っていたら教えてください。
1ヶ月近く前なんですケド、電車の中吊りで
(たぶん)イラストの個展の広告を見ました。
その広告はこんな感じで→ _^)(^_^)(^_
小雪っぽい女の子の顔が真ん中にひとつ、
左右に半分ずつ描かれてマシタ。
お願いします!
82わたしはダリ?名無しさん?:02/04/22 13:32
age
83わたしはダリ?名無しさん?:02/04/30 00:56
教えてあげてください
84わたしはダリ?名無しさん?:02/04/30 03:36
おおもりよしはる=ロリペドオタ、アニオタ、モツオタ、ベトオタ、ブルオタ、セガ信者
ひまわりと幼女のすじまんこに異様な執着心を燃やしているロリペド絵描き
2浪して九州大学歯学科に進むがプロのイラストレーターになるために大学を中退、
同人活動とUOに専念する日々を送るが、その生活は苦しいらしい(藁
自らを画家と呼び、ともすれば不真面目なものと見られかねないアニメ絵を「芸術」
の域にまで高めようとしている(らしい)。  もう、死ねよ…と。
UOではKanaeというテイマーと、SASAWOという斧戦士(赤キャラ)を持っている。@Izumo

おおもりよしはるキタ━━(゚∀゚)━━━ !!!!
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1018642526/
オリジナルキャラ七瀬香奈恵抱き枕(すじ丸出し抱き枕)
http://www.p80.co.jp/p/k_sinki/yoshiharu/kanae2002.html
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/otaku/1016198191/
85わたしはダリ?名無しさん?:02/04/30 23:45
高さ2mを超える美少女フィギュアが、2002年5月15日にニューヨークで開かれる
クリスティーズのオークション・カタログの表紙に登場した。予想落札価格は、
8万〜12万ドル(1ドル=130円で換算して、約1000万〜1500万円)。
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/biz/182601

これに1000万出せる人が現代美術の理解者
86わたしはダリ?名無しさん?:02/04/30 23:57
現代美術は解説を読まないと理解できません。
めんどくさいから嫌いですぅ。
87この先の展開:02/05/01 00:08
解説読まなきゃ感動できない作品なんてダメダメ!☆
アートは感じるものYO(^0^)/

★!ちょっと待った!★
アートは感じるものだけじゃないぴょん!
色々本とか読んで見えてくるものもあるの!♥
88わたしはダリ?名無しさん?:02/05/07 02:57
現代美術について語って下さい!
89マジレス希望ー:02/05/14 01:13
LEDを使った現代芸術がありますが、あれの回路図って公開されてないのですか?
ぜひ自分で作って自分の部屋に置きたいと思います。

特に7セグメントLEDがランダムな数字を表示し続ける作品を再現したいです。
なんでも情報を寄せてください。
90わたしはダリ?名無しさん?:02/05/14 03:34
ああ、無理やりだけど魯山人とか現代美術としてみてみると、
めちゃめちゃ優れているような気がするなあ
91わたしはダリ?名無しさん?:02/05/14 23:15
森万里子はあんまり好きじゃない。
森ビルの娘だから都現美とかできたのかなーと思ったよ。
だって協賛プラダじゃなかった?
現代美術ってもう少し頭使って仕事してもらいたいよ。
92マジレス希望ー:02/05/18 06:09
LEDを使った現代芸術がありますが、あれの回路図って公開されてないのですか?
ぜひ自分で作って自分の部屋に置きたいと思います。

特に7セグメントLEDがランダムな数字を表示し続ける作品を再現したいです。
なんでも情報を寄せてください。
LEDアートは何か特許で使えないんでしょ
94 :02/05/31 19:26
 ↑
 どうゆうこと?
95わたしはダリ?名無しさん?:02/06/03 17:26
しかし都現美なんてよく行くけどいつもがらがらで大赤字なんだそうな。
なんでもっと現代美術の愛好家が増えないかなあ?。ワンダーサイトとかいう
ギャラリーも都が作ったけどこれもがらがらだしなあ。もっと愛好家を増やさ
ないと芸術は発展しないだろうな。
96Ferrari FX:02/06/08 15:33
東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/
で開催されている
「ARTEDINAMICA(アルテディナミカ) 疾走するアート:フェラーリ&マセラティ」展が見たい!
注目は、発売間近と噂されるRoad Going F1の怪物マシン
『Ferrari FX』の実物大モックアップと
『360 モデナ・バルケッタ・モンテゼーモロ』会長スペシャルでしょう。
(会長の結婚祝として1台限りののオープンカーを作るなんて
なんて素晴しい会社だ!)

同乗走行でフェラーリに乗れるかも知れません。
でも、注記の「※ 走行車両が故障した場合、やむをえず中止する場合があります。」
って凄いよな...(笑)
97わたしはダリ?名無しさん?:02/06/09 10:45
↑単なる自動車オタ。消えろ。
98ななしちゃん:02/06/10 16:50
>79
私もリヒターは頑張りやさんだなあと感心しています。彼の抽象画は好きじゃないけれど。
>1
理解してもらえなくて怒る作家はもはや作家ではないのでは?
99わたしはダリ?名無しさん?:02/06/11 20:46
それにしてもhiropnを部屋に飾ってる人ってどんな人なんだろうな。
それに5500万円だよ。予想価格はなんだったのか?
100わたしはダリ?名無しさん?:02/06/11 23:15
村上は鋭いよ。じっさい。
それよりヤフオクで泥こねてつくったようなこ汚い茶わんとか壷を何万円とかで買って
喜んでるようなコミュニティの方がおれには謎だ。
101わたしはダリ?名無しさん?:02/06/12 02:18
100に同意。
だいたい「現代美術は難解ぶってて実はアホ」って言葉を
コピペしてるだけで片づけた気になれるのは情けなかろう。
102Ferrari FX:02/06/12 06:31
車にも芸術的美しさがある事を知らない
>>97に美術を語る必要無し。
かといってビバンから絵を買った奴に美術を語られても・・・
なんか一生の汚点だよな。

> 295 :Ferrari FX :02/06/12 06:36
> おれも、220万の絵を売り付けられたよ。
> 「将来値上がりするので、投資と考えて欲しい」ってはっきり言われたよ。
>
> 今、公開して売ろうと思ったら画廊の見積もりは1/20近く...
>
> 車買った方が良かった。

高い授業料だったね。
104 :02/06/12 23:08
かといって、industrial designのわからんアホに
美術を語られても...
みぢかに芸術がある方が、お金に余裕があるのだろう。
105 >>:02/06/13 01:10
山口勝弘 筆舌に尽くし難し
アホとかゆうな。お前ら
106 :02/06/14 07:40
アホに美術語られてもなぁ
107わたしはダリ?名無しさん?:02/08/22 10:30
現代美術はどこからスタートすればいいの?何か本ある?オススメの美術館は?
108わたしはダリ?名無しさん?:02/08/23 01:12
>>107
「現代美術コテンパン」トム・ウルフ(晶文社)
「アート:“芸術”が終わった後の“アート”」松井みどり(朝日出版社)
「なぜ、これがアートなの?」アメリア・アレナス(淡交社)

 19世紀パリに始まったものが近代美術、20世紀半ばのアメリカで始まったものが
現代美術なのではないかと。ということで、手に入れやすい書物、ほかにもある?

 常設でいいものが見られる、お勧めの美術館は、川村記念美術館(千葉・佐倉市)、
豊田市美術館(愛知・豊田市)あたりであろうか。東京や広島の現代美術館、
瀬戸内海に浮かぶ直島(香川県)のベネッセの直島ミュージアムなんかもいいかも。
 どこの常設展も、現代美術をやってるところだとアメリカの50年代抽象表現主義
(というのがある、ポロックとか)、日本だと50年代の具体美術協会(というのがあった)
あたりから始まる、似たようなラインナップだ。

 企画展だと兵庫県立美術館でいまやってる「美術の力」がごちゃごちゃ言わずに
楽しめそう。
109わたしはダリ?名無しさん?:02/08/23 02:49
そういえば美大予備校生ってなぜかみんな
東京ミキサー計画読むよね。あれはあれで
面白かったが他にも色々あろう。なんで
あの本だったんだろう?
110ワラタ:02/08/23 21:22
関係ないけどさっきクイズ赤っ恥青っ恥で、
篠原有司男が街角回答者として女の人(奥さん?)と一緒に出てた。
職業欄に美術家(女性は美術商)とあるだけでなんのフォローもなかった。
女の人が答えてたんだけど篠原当人はいやがってるようだったヨ。
出演はほんの数秒ですぐ次の回答者に移った。
111107:02/08/24 00:50
>>108
丁寧なレスありがとうございました。都内の美術館はどうでしょう?
112わたしはダリ?名無しさん?:02/08/24 01:32
>>111
とりあえず、東京都立現代美術館。あとは東京国立近代美術館とか、原美術館とか・・・。
でもせっかく関東圏に住んでいたら、いちどは川村記念まで足を伸ばしてほしい。
113わたしはダリ?名無しさん?:02/09/06 15:43
現代美術の市場って日本でどの程度成熟してるんでしょうね?
>>113
わたしの知ってる企画画廊の方は、海外のアートフェアでのセールスに余念がありません。
こないだ行ったときも、店の奥で海外向けの作品梱包をしてました。

日本人で買うのは、定年後に画廊を回ってるコレクターさんたち、若いショップオーナー、
若いIT成金、地方の大金持ちの家の若旦那やお嬢さんがた、なんかでしょうか。
わたしとしては普通のOLさんたちに買ってほしいのだがよ。
115わたしはダリ?名無しさん?:02/09/07 15:55
あげ
116わたしはダリ?名無しさん?:02/09/08 01:26
個人の好みだけですよ、
芸術なんて。語れないよ。
117わたしはダリ?名無しさん?:02/09/08 05:15
日本にはアート、芸術っていう文化がないと思う。
人とか作品はあるけど、文化じゃないと思う。
日本人に根付いてるモノじゃない。
だから、誰も芸術を海外の文脈か、
個人の好みでしか語れないと思いますがどうですか?
118わたしはダリ?名無しさん?:02/09/08 06:12
>>117
欧州だったら政府が芸術家を保護するし
それは伝統ある貴族階級がいて芸術に造詣が深く
またその辺の階級が官僚になることが多いから、そうなる。
アメリカだったらバブル(もう終わったけど)で金がある
しかし成金日本国にはどっちも無い
同じようなことを他スレにも書き込んだ美術厨房ですが、そう思います
119117:02/09/08 07:49
>>118
なるほど、ヨーロッパの美術体制が理解できました。
 アメリカはどうなんでしょうか?
政府が芸術を保護しているということはあるんでしょうか?
以前知り合った、韓国のアーティストが
「ニューヨークはアーティストから大金を取るので、友達が生きていけない!」
って嘆いていました。
 知ってたら教えてください。
 
120わたしはダリ?名無しさん?:02/09/08 08:07
>>119
アメリカはヤヴァイらしいですね
村上隆は、アメリカは芸術家天国だと思っていたら
アメリカの某アーティストに「日本は芸術家が大切にされていて羨ましい」と言われたんだそうです
でその某アーティスト(名前忘れました)は権威ある美術誌の表紙を飾るような大物アーティストなのに
そんなになってもまだピザ屋の宅配のバイトをしているそうですw
どういうことなのかよくわからんのですが。
作品が高額で売れても利益がないということなんでしょうか?だとすれば税金の問題ですかね?
121774 ◆jfbGHd3E :02/09/08 08:17
>>120そんなになってもまだピザ屋の宅配のバイトをしているそうですw
どういうことなのかよくわからんのですが
ほんと?ですか。
印ディーペンでんとですな。
122117:02/09/08 08:24
実話だったのか・・・ギャラリーがアーティストから金を取るというのは・・・
 いろんなケースが在るでしょうが、その知り合いは年間契約をして他のギャラリーでは発表できないようにしつつ、大量にマージンをとるのでやっぱり飯が食えないと言っていました
 まるで、終監ジャソプのようなやり口だな。
123わたしはダリ?名無しさん?:02/09/08 08:30
>>121
僕、美術厨房なので間違ってるかもしれませんが(ピザ屋じゃなくて宅配でした)
http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/artscape/topics/9911/murakami/murakami5.html
↑ここに以前僕が読んだのとは違いますが、似たようなものを発見しました
>アートフォーラムなどの美術専門誌において2回連続で表紙に出て
>日本で巨匠と呼ばれているマシュー・バーニーも、
>当時は新人だったからシャワーのない部屋に住んでいたり、
>リクリット・ティラヴァニャも宅配便のバイトをやって作品をつくっていると聞いたりしました。
とくにリクリット・ティラヴァニャは現役バイトだったと思います
124117:02/09/08 08:37
>>123 わかりやす〜い!
資料サンキュウです。
125わたしはダリ?名無しさん?:02/09/17 02:40
バーニーはビヨークをゲットしたからいいよ
ティラヴァニャは作品が売れるわけでもないから大変だよ
126わたしはダリ?名無しさん?:02/09/17 08:41
フランスはアーティストを保護してくれるって聞いたけど、どうですか?
127わたしはダリ?名無しさん?:02/09/17 16:38

現代美術を対象にした軽メセナ事業みたいのあったら
乗る無名の作家さんて結構いるかな?

展覧会の企画運営と販売の場を提供して
売れたら作家さんに還元して、同時に会員顧客から
広く作家さんをバックアップするようなやつ。

128あぼーん:あぼーん
あぼーん
129 :02/09/19 18:34
>>127

内容によるな。
でも喰えなくなったらすがるやつは多いのでは。
130わたしはダリ?名無しさん?:02/09/20 06:14
ageます
131わたしはダリ?名無しさん?:02/09/21 12:22
age
132仏教美術:02/09/21 14:39
133わたしはダリ?名無しさん? :02/09/26 22:50
金木犀が香っています。
134わたしはダリ?名無しさん?:02/09/27 00:31
今年の金木犀はかほりが強い・・・・。
私的には森村よりシンディーシャーマンの方がよいと思う。
ちなみに森万里子は糞。

現代作家は何が楽しくて消耗作品ばっかり創るの?
なんで理解しないと怒るの?
125 名前:わたしは
136わたしはダリ?名無しさん?:02/11/17 23:42
発掘
137山崎渉:03/01/08 23:09
(^^)
138山崎渉:03/01/18 10:54
(^^)
139山崎渉:03/03/13 14:16
(^^)
140わたしはダリ?名無しさん?:03/04/11 13:12
   ______________
 /:\.____\
 |: ̄\(∩´∀`) \  <先生!こんなのがありました!
 |:在  |: ̄ ̄ U ̄:|
http://isweb45.infoseek.co.jp/shopping/omiseya/osigoto.html
ほんとだ、こんなスレあったんだね
NiCAFも六本木のcomplexビルも話題にならないねぇ。
まぁ、どちらもショボかったが。
展示されるのは、ダミアン・ハ―ストによるホルマリン漬けのサメや、
トレイシー・エミンによるシャンパンのコルクと使用済み避妊具で覆われた
ベッドの作品。このほか、ゾウのフンを塗りつけた絵画、血まみれの頭部の彫刻、
腐敗した牛の回りをハエが飛び交う作品など、性や死、体の一部を取り上げた作品が
並んでいる。15日夜の開館記念式典には、俳優ジェレミー・アイアンズや歌手
デビッド・ボウイら有名人らも出席する予定。
http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml;jsessionid=JVOIDZJ3FMQ1MCRBAEOCFEY?type=entertainmentnews&StoryID=2565191#
143わたしはダリ?名無しさん?:03/04/16 00:45
>>142
成金サーチ氏(実はイラク出身)の美術館がついにオープンか。
日本にもこういう景気のいいコレクターが出て自国の若い美術家を大プッシュしてくれんかな。
144山崎渉:03/04/17 08:46
(^^)
145わたしはダリ?名無しさん?:03/04/17 11:37
景気のいいコレクターで救えるものはいがいとたくさんありそうだ。
146山崎渉:03/04/20 03:56
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
147わたしはダリ?名無しさん?:03/05/12 10:40
148山崎渉:03/05/28 14:36
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
149山崎 渉:03/07/15 13:03

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
151わたしはダリ?名無しさん?:03/07/24 16:19
age
152カイカイ:03/07/24 19:44
最近、香川県でやっている草間彌生展みたかたますか?
興味があるので感想をきいてみたいでし。
最近人気がありますね。なんでだろう?
カイカイさん。行ってみるとわかるよ。内容は教えないけれど
オッとは思う。(海外でのビエンナーレなどによく足を運んでいるなら別だけど。)

たぶん「体験する部屋」があるはずで。(知ってる人はナイショにしておこう!。)
あまり予備知識仕入れず見てきなよ。面白くなかったら一応謝っとく。
そのほうが面白い。香川県だから規模の問題はあると思うけど。
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
155山崎 渉:03/08/15 18:37
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
156わたしはダリ?名無しさん?:03/11/05 19:14
age
157わたしはダリ?名無しさん?:03/11/14 11:47
http://www.wako.ac.jp/art/news.htm
「位相−大地」関根伸夫 作(1968年)再制作ちゅ。よろしこ
158YOSHIKI:03/11/14 21:55
脳から直接コンピューター操作が可能に?
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1296/sanf.html

私と語り合いたい者はこのBBSに。
t.A.T.u 応援もここに!
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=perform&vi=1046163268&rm=100

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
159わたしはダリ?名無しさん?:03/11/18 18:27
学校で現代美術の課題がでてるんですが、
ベルストンというガーゼみたいなものをみずにつけて貼り付けると乾く
という物質を使う課題のようで、立体絵画というものをやるそうです。
まず土台を作り(立体物で、すべてをベルストンで覆う)、
その上に絵を書いたり着色したりするそうです。
しかし土台は具体的過ぎてはだめ、それでは着色彫刻だ、といっていました。
今日学校で7時間考えたけれど思いつきませんでした。
ほんとに何でも良いのでなにか案を出してくれないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

160わたしはダリ?名無しさん?:03/11/18 18:30
 こんなとこでこんなコと言ってるあんたは既にアーティスト失格
できませんでしたとお漏らししながら先生にうったえろ
161わたしはダリ?名無しさん?:03/11/18 21:28
>>159
勃起したティンポにそのベルストンをくっつけて固まったら萎えさせろ。
すぽって抜けるぞ。
162わたしはダリ?名無しさん?:04/06/15 23:16
現代美術の最高傑作はミステリーサークルである。
作品の規模と多くの人をかき立てた好奇心の大きさは他の作品を圧倒している。
美術館の枠を超えた展示方法もすばらしい。
そして何より作者の無記名性が斬新だった。
これはいままでの現代美術にはありえないことだった。
これからの現代美術のあり方に大きなヒントを与えてくれるものであると思う。
163わたしはダリ?名無しさん?:04/06/15 23:24
今は、街中に視覚障害者用誘導ブロックやら
盲人用信号機やら障害者用トイレなどが
設置されるのは当たり前の時代となり、
障害者なんかは平気で車椅子かなんかで
街中を闊歩してたりする。
しかし昔は家系の誇りにキズがつくという理由で
カタワや目倉などの障害児が生まれた日には
納屋に閉じ込めて人目に晒させないようにしたものだ。

高卒などの知的障害児にとっても、
現代社会はとても住み心地の良い甘い世界ではある。
しかし知的障害者の分際で、身の程を弁えず
調子に乗って人並み以上の権利を要求している高卒を
目の当たりにすると、何様のつもりなんだろうと思う。

http://society2.2ch.net/test/read.cgi/soc/1087196289/
164わたしはダリ?名無しさん?:04/06/15 23:25
ミステリーサークル = 2ちゃんねる
165わたしはダリ?名無しさん?:04/07/30 20:37
チャップマン兄弟(・∀・)(・∀・)=(+_+)ニャリッ
について、おまいらどう思いますか?
>>165
面白いよね。おれは「街の灯」とかが好き。
>>107
現代アートを語るなら「アート・イン・アメリカ」でしょ
読んでる人いますか?
http://www.artinamericamagazine.com
168わたしはダリ?名無しさん?:04/07/31 05:25
「街の灯」って、どんなの?
Hellシリーズが好きだな。
マクドナルドが破壊されている悲惨なやつ
169わたしはダリ?名無しさん?:04/07/31 06:04
作品は語らず見ればいい
評論は無駄なんだよ
くだらね〜釣られるな馬鹿!
170わたしはダリ?名無しさん?:04/07/31 06:15
また一人釣れた。
171わたしはダリ?名無しさん?:04/07/31 06:39
現代美術の作家は、プレゼン命だから。
172わたしはダリ?名無しさん?:04/07/31 07:41
もう疲れた。死むたい
173わたしはダリ?名無しさん?:04/07/31 07:45
ご苦労さん
174わたしはダリ?名無しさん?:04/07/31 15:12
おいらの知り合いでは、アホな香具師がやってる。
175わたしはダリ?名無しさん?:04/07/31 19:17
176わたしはダリ?名無しさん?:04/07/31 19:33
>>167
>現代アートを語るなら「アート・イン・アメリカ」でしょ
>読んでる人いますか?
「アート・イン・アメリカ」は平面作品を扱っている内容が多いという
印象があります。Flash Artの方がよく読みます。
Flash Art(2004年8月、9月号)の表紙では、マウリッツィオ・カテラン
が首吊りにされている絵が、木にぶらさがっています。
一緒にビンラーデンの顔の絵も吊られているけど、ビンラーデンは
首吊りになっていませんw
177わたしはダリ?名無しさん?:04/08/04 00:05
バネッサ・ビークロフトにおける、パゾリーニの影響について
語ってください。
178わたしはダリ?名無しさん?:04/08/09 14:22
>>177
>バネッサ・ビークロフトにおける、パゾリーニの影響について
>語ってください。
パゾリーニの遺作の「ソドムの市」(変な邦題だが)の影響は、
なんだかんだであるんでしょうねえ・・・。ファシズムのイタリアを
舞台にした寓話だから。
でも人体を整列させるという発想の原点は、アメリカの海兵隊を使った
パフォーマンスからなわけで、ヌードの女性たちも、戦闘態勢にあると
いう解釈もできる。ミニマル・アートを人体に置き換えるという発想は、
ネオ・ジオと共通してると思う。
そういえば、ヴァネッサの新作で、女たちが食卓に並んでるのが
あったけど、ブニュエルを思い出したりしたなあ。
個人的には、人体を使うアーティストとしては、ヴァネッサより、
サンチャゴ・シエラの方が興味深いですね。
179わたしはダリ?名無しさん?:04/08/09 18:44
わー、すごいお答えが、返ってきた。
サンチャゴ・シエラって、知らないから、調べてみます。
レス サンクスです。
180わたしはダリ?名無しさん?:04/08/13 06:26
ブライス・マーデンがいい〜
181わたしはダリ?名無しさん?:04/08/14 06:57
「現代美術も楽勝よ。」
182178:04/08/18 16:15
サンチャゴ・シエラって、日本では未だあんまり紹介されてないみたいだね。
スペイン出身メキシコ在住の若手アーティスト。
2001年と2003年のヴェネツィア・ビエンナーレに参加してる。
ロンドンのリッソン・ギャラリーで個展がはじまるところ。
ttp://www.lisson.co.uk/theArtists/Sierra/santiagosierra.html

彼の作品で俺が凄いと思ったのは、ドラッグ中毒の4人の女たちの背中に
40cmの水平の線を刺青で入れるという作品。彼女たちはその出演料で
またドラッグに手を出すだろうという、全く人間の尊厳もあったモンじゃ
ないけど、そのアイデアは凄いと思う。日雇い労働者たちに重い鉄板を
60度の角度で支えさせるという作品もある。
俺はそのパフォーマンスを直接は観てないけど、VBより迫力あるだろ。
183わたしはダリ?名無しさん?:04/08/18 16:49
日本の現代美術は、莫迦しかやってねえだろ。
184わたしはダリ?名無しさん?:04/08/19 22:39
新板『現代美術』
よろしくお願いします。
http://jbbs.shitaraba.com/music/8827/

185わたしはダリ?名無しさん?:05/01/14 02:45:02
現代美術って手抜きにしか見えないのがあるんだけど。
一本線引いただけとか、キャンバス切り裂いただけとか。
おまえら、まだフラッシュアートとかアートインアメリカとかいってんのかよ!
あほ評論家の市原みたいなことやってておもしろいか?そんなの読んで
安っぽいプライドを満足させるのが精一杯だろうが。それでも自慢の内か?
2ちゃんで大活躍の太郎○象か?いい加減、後追いはやめれ。速く気づけよ、
自分がトンデモだってこと。
美術板で見かけたイタイ奴は大抵現代アーティストを名乗っていた。
188わたしはダリ?名無しさん?:05/01/14 19:25:04
古屋を見習え!
189:05/01/14 23:50:08
>>185
>現代美術って手抜きにしか見えないのがあるんだけど。
>一本線引いただけとか、キャンバス切り裂いただけとか。
「一本線引いただけ」ってのは誰の作品のことかしら?
>>182で引用されてる、サンチャゴ・シエラの、ドラッグ中毒の4人の女たちを
壁に向けて並んで座らせ、背中に40cmの水平の線を刺青で入れてゆく、
という作品も、一本線引いただけですけど、ちっとも手抜きではないでしょ?
水平に4つの線を並べるという展示は、あきらかにミニマリズムを想起させるけど、
刺青の機械で背中を傷つけられ、呻いてる麻薬中毒の女というのは、無菌状態の
アートの世界とは対極にある、下層階級の悲惨な現実であって、この強い対比によって
シエラの作品は、美術史に刻まれるべき強度を獲得してると思うわ。
190わたしはダリ?名無しさん?:05/01/14 23:58:47
>>185
あと、手間ひまかけてこそ芸術ですっていうような発想を問題にするために、
わざとモロ手抜きっぽい作品を作ってる、という説明もありだよね。

ところでRさん本当に女性なんですか?黒岸闘争の中で戦略的に「性転換」しただけかと
オモテタヨ。
俺もお絵描きをするけど、何故か他人に理解されませぬ。
いくら説明しても解ってもらえないからもうどうでも良くなった。
独りで絵を描いて独りで鑑賞して楽しもっと。絵を売ろうとは思わないし。というか金自体どうでもいい。
俺の周りの人はなんで古典的遠近法絵画が好きなんだろ……。
正直不思議でたまらないです。
192:05/01/15 00:46:04
>>185
>現代美術って手抜きにしか見えないのがあるんだけど。
>一本線引いただけとか、キャンバス切り裂いただけとか。
「キャンバス切り裂いただけ」ってのは、ルーチョ・フォンタナの
『空間概念』シリーズ(1949〜)のことをいってるんでしょうけど、この作品を理解するには、
この作品がつくられた時代の芸術的時代背景を、理解する必要があると思うわ。
つまり、この作品が生まれた、1940年代、50年代には、「あらゆる芸術は、
より純粋で自由な形態へと進歩すべきものだ」という固定観念が、大多数のアーティストの
信奉するところであって、フォンタナは、そういう前衛アーティストの急先鋒だった。

彼は本来は彫刻家で、1946年頃から抽象彫刻を模索することと平行して、絵画と彫刻という
美術の伝統的区分を破壊して、両者を統合する新たなアートを模索した。簡単に言えば、
色彩的で、より空間的な彫刻であり、立体的な絵画みたいなもの。

で、「キャンバス切り裂いただけ」と、素人目に見える作品は、当時の世界中の優れたアーティスト
(特にペインター)の度胆を抜き、自分たちのやってることに深い反省を促すことになったくらい、
斬新でお洒落な作品と受け止められたわけ。何でかというと、モノクロームに塗られたキャンバスに、
裂け目を1つ入れた表現が、絵画の平面性(別世界への窓であるかのごとく、ふるまうことで、
それ自体の物理的奥行きを、あたかも持たないかのように機能すること)が、「鑑賞」という観る事の
制度化によって支えられた虚構だと、はっきり示していたから。そうして、「絵画」が物理的に奥行きを持った、
薄っぺらな物体であることが、むしろ新鮮に、よりリアルな現象に、当時のアーティストには見えたわけなの。

フォンタナは、1954年に、おそらく世界で初めて、ネオン管を使った大掛かりなインスタレーション作品を
発表していることなどからも、極めて重要なアーティストだと言えますのよ。
193わたしはダリ?名無しさん?:05/01/15 01:06:39
>>192
>1940年代、50年代には、「あらゆる芸術は、
より純粋で自由な形態へと進歩すべきものだ」という固定観念が、大多数のアーティストの
信奉するところであって、フォンタナは、そういう前衛アーティストの急先鋒だった。

揚げ足を取るわけじゃないんですけど、この指摘と

>絵画と彫刻という美術の伝統的区分を破壊して、両者を統合する
新たなアート(…)色彩的で、より空間的な彫刻であり、立体的な絵画

っていうのは矛盾しないんでしょうか?最初の記述だと、フォンタナはグリーンバーグ流のモダニストだ、と
言ってるようにも見えるんですが、だとすると、フォンタナが絵画と彫刻とか、違うジャンル同士を混ぜ合わせたこと
とは矛盾してくると思うんですよ。グリーンバーグは何よりもジャンル間の混淆を攻撃したのですから。
それに、ネオン管を使うなんて、芸術に非芸術[大衆文化]を混ぜ込むことなわけで、余計に「純粋な芸術」を
求める立場とはずれてくる。

というか、フォンタナはむしろ純粋芸術に敵対してた面が強いんじゃないか。ネオン管つながりでいえばディスコの
内装なんてことまでやってますよね。まあ本人が書いたものをみると、なにやら神秘主義的というか形而上学的な
ことをいろいろ言ってますが、本質としては、かなりキッチュな人だったはず。

「空間概念」シリーズについておっしゃってることは説得力があって面白かったです。ただちょっと気になったんで。
194:05/01/15 01:15:04
>>190
>あと、手間ひまかけてこそ芸術ですっていうような発想を問題にするために、
>わざとモロ手抜きっぽい作品を作ってる、という説明もありだよね。
そうね。ただ、作品が成立した時代背景によると思うわ。
半芸術の運動の最初の例は、ダダイズムの時代、デュシャンの『LHOOQ』とか
だと思うけど。
「あんな髭なんて、誰でも描けるじゃ〜ん」なんて釣られるのが出たりしてね。

>ところでRさん本当に女性なんですか?黒岸闘争の中で戦略的に「性転換」しただけかと
>オモテタヨ。
わたくしの性は、謎狆とさせていただきたいですわ。
黒の騎士さんとのお遊戯は、一瞬面白く感じましたけど、あの方が現代美術よりも、
書道に御執心なのがわかって、幻滅しちゃいました。リハビリに努めて、リベンジして
ほしいものですわ。皆さんも、ああいう方が消えちゃうと、寂しくありませんこと?
195わたしはダリ?名無しさん?:05/01/15 01:24:43
おれはRは倍セクシャル気味の芸だと思う。
196わたしはダリ?名無しさん?:05/01/15 01:32:25
>皆さんも、ああいう方が消えちゃうと、寂しくありませんこと?
冗談でもやめてほしい。マジで。
197:05/01/15 02:07:24
>>192
>最初の記述だと、フォンタナはグリーンバーグ流のモダニストだ、と言ってるようにも見えるんですが、
わたくしの考えでは、当時のモダニストのなかでアメリカ在住の、ごく一部が、グリーンバーグ流の
考えを受け入れたにすぎず、1950年代のヨーロッパでは、グリーンバーグの知名度は、ほとんど無く、
ミッシェル・タピエが、キュレーター、批評家として活躍してたという印象があり、タピエはフォンタナの
擁護者でした。モダニズム信奉者の、ごく一部がグリーンバーギアンだったと認識しており、タピエも
また、別のモダニストだったと思ってますの。

>グリーンバーグは何よりもジャンル間の混淆を攻撃したのですから。
だからすぐに時代遅れになったんじゃないかしら?たとえばフランク・ステラが変形キャンバスの
作品を出してきたことを、お考えになったら?それからステラに影響されたジャッドが、モノクロームの
ペインティングから、彩色された金属の立体作品へと移行したことなど、思い合わせれば、
フォンタナのやってたことは、60年代のアメリカのアートへも受け継がれて行ったと、納得できないかしら?

>それに、ネオン管を使うなんて、芸術に非芸術[大衆文化]を混ぜ込むことなわけで、余計に「純粋な芸術」を
>求める立場とはずれてくる。
そういうポッピズムの立場からネオン管を使ったわけじゃなく、モダニズム彫刻としてなのよ。写真とか見れば
わかると思うけど。

>というか、フォンタナはむしろ純粋芸術に敵対してた面が強いんじゃないか。ネオン管つながりでいえばディスコの
>内装なんてことまでやってますよね。まあ本人が書いたものをみると、なにやら神秘主義的というか形而上学的な
>ことをいろいろ言ってますが、本質としては、かなりキッチュな人だったはず。
ディスコの内装をやったかどうかは、知りませんが、最初のネオン管作品は、現代美術のトリエンナーレ(1951)に
展示されたのよ。グリーンバーグの考えに反しているから、即キッチュとみなすのは、フォンタナさんにとって
不本意じゃないかしらね。
198わたしはダリ?名無しさん?:05/01/15 05:57:43
R=GS
大原で空間概念観たけど、あれって立体なのな。
200わたしはダリ?名無しさん?:05/01/15 11:22:34
>1950年代のヨーロッパでは、グリーンバーグの知名度は、ほとんど無く、

それはそうですね。フォンタナがグリーンバーグに影響を受けたと言いたかった
わけではないのです(多分グリーンバーグのことなんか知らなかったでしょうし)。

とするとタピエの思想というのはどんなものだったんでしょう?
やっぱりある種「純粋な美術」を思考するものだったわけでしょうか?Rさんの最初のカキコを
読むとそういうふうに思えるのですが。違うとすれば、タピエは「純粋な美術」をどういうもの
としてイメージしていたのか。

>フォンタナのやってたことは、60年代のアメリカのアートへも受け継がれて行ったと…
一般論としてはすごく良くわかります。

ただ、ステラやジャッドはそれこそグリーンバーグに大きな影響を受けつつ、彼を内在的に
批判しようとしたわけで、逆に言えば、グリーンバーグの批評がなければミニマリズムそのものが
出てこなかったわけですよね。もしフォンタナとミニマリズムの間に並行関係があるとすれば、
フォンタナも、グリーンバーグそのものじゃないにしても、似たような批評とか理論を念頭に置いて
空間概念みたいな作品を作っていたのか、をお聞きしたいんです。

>グリーンバーグの考えに反しているから、即キッチュとみなすのは、フォンタナさんにとって
不本意じゃないかしらね。

その通りですが、美術展に出してるからというだけでは、キッチュでないということにはならないのでは?
むしろ純粋芸術を展示する場と思われてるトリエンナーレみたいなところに、明らかにキッチュな素材を使った
作品を持ち込むという行為に注目したいのですが。
あと、はじめに書いたように、フォンタナ自身は、発言を見ている限りではキッチュ的なことは
何も言わないけど、作品を見ていくと違う視点が得られるということはあると思います。
201193:05/01/15 19:52:25
一つ訂正です。フォンタナがネオンを使って内装をやったのはディスコではなくて
映画館でした。すいません。
内装に限らず、フォンタナは墓碑彫刻とか、装飾の仕事を晩年まで大量にこなしています。
今 2ちゃんねるを初めとするネット内で話題沸騰中!
奇才 田中聡のエロポエム!爆笑&号泣必死!

現行スレ:絶好調田中聡の魂のポエム
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/kitchen/1102740496/l50
田中聡のHP:三流ポエマーの楽園
http://tyuboo.hp.infoseek.co.jp/
203:05/01/16 11:44:05
>>200
>とするとタピエの思想というのはどんなものだったんでしょう?
ミッシェル・タピエって人は、戦後の特に50年代、ヨーロッパの抽象美術運動に「アンフォルメル」という
言葉を名づけて、国際的にアンフォルメル展を展開し、アーティストの発掘につとめた人。
グリーンバーグみたいに理論的著作を書くよりも、ハラルド・ゼーマンみたいな、国際的に活動する
独立キュレーターのはしりって感じの人だったんじゃないかしら。
篠原有司男さんの「前衛の道」に、タピエが2度目に来日した時のインタビュー記事の画像がのってたんで、
その一部を抜粋してみましょう。
http://www.new-york-art.com/zen-ei-dai-05.htm
|1947年ごろパリで開いたいくつかの展覧会につけた題が「アンフォルメルの意味するもの」だった。
|その時私にとって重要だったのは「意味する」ということだった。アンフォルメルとは原始的な
|マチエールにすぎないのだから。どんなものも含むほど普遍化されているが、全くいかなる意味も
|になっていないマチエールのことだ。かつて二次元や三次元の幾何学が、あらゆる古典主義作品の
|基礎となっていたとするなら、アンフォルメルとは集合論的な絵画構造の基礎となるものにほかならない。
|だからそれは色をぶっつけたり、破裂させたりしたデタラメの絵のことだと思ったら大間違いだ。
|その構造はきわめて複雑な法則をもち、秩序とスタイルをもっている。
|(芳賀徹 訳)
|読売新聞(夕刊)1958年4月3日より
まあ、ちょっと衒学趣味的で、人を煙に巻くようなところもあるかもね。読売アンデパンダン展の
なかで、工藤哲巳の作品を「この展覧会のもっとも重要な収穫」と評価したり、やっぱりちゃんと
作品を見る目があった人だとは思うわね。マチエールと訳されてるけど、戦前のフランス絵画技法とは、
全く意味が断絶してるから、物質とでも訳したほうが良いのかもと思ったわ。
来日したとき勅使河原蒼風の作品も褒めたといわれてるようだけど、
これはたぶんビジネスとしてやったことでしょうね。草月美術館にはアンフォルメルの
作品が、いっぱいあるわけだし・・・。
204わたしはダリ?名無しさん?:05/01/16 11:47:05
なんだよ・・・。また、ひこさかか・・よ。
205:05/01/16 12:05:06
>>200
>ただ、ステラやジャッドはそれこそグリーンバーグに大きな影響を受けつつ、彼を内在的に
>批判しようとしたわけで、逆に言えば、グリーンバーグの批評がなければミニマリズムそのものが
>出てこなかったわけですよね。
こういう断定は、ステラやジャッドの発言に裏付けられているのかしら?でしたら、出展を教えて
いただけませんかしら?
彼らの発言をパラパラと斜め読みしてみたけど、ポロックやクラインとかのアーティストの名前の
引用はあっても、グリーンバーグの批評への言及は、見つけられなかったので。

わたくしの考えでは、グリーンバーグが美術界でヘゲモニーを握っていた60年代には、
すでに彼の理論は時代遅れになっていて、批評家だけがグリーンバーグを問題にしていた
に過ぎず、ミニマル、ポップと後に呼ばれるようになるアーティスト達は、50年代の抽象表現主義の
優れた作品を、自分たちの眼で批判的に観る事によって、自ずからそれらの限界を乗り越える
道を模索し、発見して行ったのだと思ってますのよ。論理的に説明できたかどうかは別にして。

批評家はアーティストの後から理論を組み立てるけど、理論が出てくる頃には、その素材だった
アート自体が、既に過去形で語られているってことは、現在でも変わらないことだと思ってますけど、
間違ってるかしら?
206わたしはダリ?名無しさん?:05/01/16 12:15:22
うわっ!Rだ!!!まだこんなとこで書いてんのー??
207:05/01/16 13:24:35
>>200
>もしフォンタナとミニマリズムの間に並行関係があるとすれば、
>フォンタナも、グリーンバーグそのものじゃないにしても、似たような批評とか理論を念頭に置いて
>空間概念みたいな作品を作っていたのか、をお聞きしたいんです。
それは難しい質問だわね〜。いちおうフォンタナのデカイ資料が手元にあるにはあるので、
「空間宣言」(1947)なんかを読んでみましたけど、批評家の言葉の引用もなし。
フォンタナ独自の思想なんじゃないかしらね?この宣言で述べられてること自体は、
もう具象彫刻は一切つくらない。近代建築がコンクリートを使うように、新しい素材(手段)をつかう。
芸術は発展し続けなければいけない。みたいな、右肩上がりの歴史意識を信奉する
モダニズム、アヴァン・ギャルディズムの典型みたいに思ったわ。

作品を見てるうち、スパツィアリスモ、スパツィアーレというイタリア語の言葉にしても、
どうも普通の意味の3次元の空間を意味するというより、ひょっとして宇宙主義、宇宙的とでも
訳すぐらいのニュアンスが、込められているんじゃないかと、そんな気がしてきた。
もともと彫刻として、穴ぼこを空けた作品なんかを作りはじめ、キャンバスを錐でブスブスと刺して、
穴あけた作品なんかを経由して、裂け目の作品が生まれてきたわけで、何か野蛮な暴力が、
宇宙の生成の瞬間に作用してるみたいな、カナ〜リ宗教っぽいイメージが、根源にあるような気がする。
卵の形の変形キャンバスに、穴を開けまくった作品もあるし、古代インドの宇宙論なんかの影響とか、
いろいろ勘ぐりたくなるわね。そういえば、ブランクーシにも卵の作品があったわね。穴はあいてないけど。
208:05/01/16 13:39:40
フォンタナによるネオン管作品の写真(1951)
ミラノのトリエンナーレ美術館の入り口の階段上に設置された。
http://www.dolcevita.com/events/fontana/fontana2.htm

Lucio Fontana, Cubo di luce, 1959
ダン・フラヴィンに先駆け、より斬新でミニマルな光のキューブ。
http://www.lenbachhaus.de/3_info/set_inf3.htm
209K:05/01/16 13:42:32
R キモイ。だって、アーティストだって人間だもの。
210:05/01/16 13:53:32
猫の足跡を使った作品もあったんだ。知らなかった・・・。
ttp://www.catgallery.com/fontana.htm

『空間概念−神の終焉』
"Concetto spaziale. La Fine di Dio"
1963 Óleo, lustrina y desgarros sobre lienzo 178 x 123 cm
やっぱり卵型だ。そういえばフォンタナが学んだミラノの
美術アカデミー・ブレラには、ピエロ・デッラ・フランチェスカの
卵を拝む聖母子の絵があるのよねえ・・・。
ttp://museoreinasofia.mcu.es/coleccion/sala24/default.php
211わたしはダリ?名無しさん?:05/01/16 14:31:13
>>205
レスありがとうございました。とりあえず以下の点のみ。

>こういう断定は、ステラやジャッドの発言に裏付けられているのかしら?でしたら、出展を教えて
いただけませんかしら?

まず、ステラにしてもジャッドにしても、作品そのものに、絵画なり彫刻なり、ジャンルの「本質」をそのままの形で取り出そう、という
方向性が認められるわけですよね。これは50年代末のアメリカ美術の文脈では、グリーンバーグの批評を外しては考えられません。
ジャッドの場合、生活の糧として長らく批評家をやっていましたから、テキストに即してグリーンバーグの影響を確かめることができます
(有名な"Specific Objects"などを一読すれば、それは明らかです)。
ステラについては、発言だけ見ているとそれほどあからさまではないかもしれないけど、少なくとも最初期の「ブラック・ペインティング」
は、グリーンバーグ的な「本質への還元」を、意図的に愚直な形でやってみせたものと見ていい。また、学生時代ステラと親しく付き合って
いたマイケル・フリードは、ステラがグリーンバーグの批評を熱心に読み込んでおり、当時の批評の中では唯一読むに足るものだ、と断言
していたと証言しています。

蛇足を承知で付け加えれば、ステラ、ジャッド、それにその他のいわゆるミニマリズムの作家たちが、グリーンバーグから決定的なヒントを
受け取ったこと、ただし、グリーンバーグの主張を文字通り実践してみせることで、そこに孕まれていた矛盾を剥き出しにしたこと、は
何も私がでっち上げていることではなく、60年代中盤以降繰り返し指摘されていることであり、現在では定説というか常識です。
212わたしはダリ?名無しさん?:05/01/16 16:43:02
なんかこのスレ熱いなあ。
いいなあ。
213わたしはダリ?名無しさん?:05/01/16 21:42:20
タピエをゼーマンに比べるのは、ゼーマンに失礼だとおもう。なんか面白そうなやつを、適当な
枠組み(しかも何となく深遠に見える枠組み)をでっちあげて括ってみせてるだけだから>タピエ

今から見ると「先見の明」みたいに見える発言もいくつかはあるが、基本的に「下手な鉄砲数うちゃ当たる」の世界。
214193:05/01/16 22:11:36
>>203>>207
遅くなりましたが、タピエについてのレス、フォンタナについての追加情報、ありがとうございました。

フォンタナの書いたものは、今から見るとどうもピンとこない部分があります。以前
「なにやら神秘主義的というか形而上学的な」と形容した部分のことです。それは、Rさんも
おっしゃる通り、「カナ〜リ宗教っぽい」わけですが、さてここで本来の質問に戻ると、そもそも
Rさんが>>192で出された、ある意味非常にモダニズム的な「空間概念」解釈と、フォンタナの、こういう
疑似宗教的な部分はどう関係するんでしょうか。それとも、特に関係ない状態で共存してるんでしょうか。
215:05/01/17 01:04:25
>>211
なるほどね〜。いろいろ勉強になったわ。ありがとう。
>ステラ、ジャッド、それにその他のいわゆるミニマリズムの作家たちが、グリーンバーグから
>決定的なヒントを受け取ったこと、ただし、グリーンバーグの主張を文字通り実践してみせることで、
>そこに孕まれていた矛盾を剥き出しにしたこと、は何も私がでっち上げていることではなく、
>60年代中盤以降繰り返し指摘されていることであり、現在では定説というか常識です。
そこんとこの、イメージが全然沸かないんだけど。特に「グリーンバーグの主張を文字通り実践して
みせることで」という文句が、わたくしにはミニマリズムの具体的実践例と、全く結びつかないのよ。
わたくしのミニマリストたちに関するイメージでは、ソル・ルウィットとカール・アンドレの初期の関心は、
ブランクーシの『無限の円柱』などに起源をもつ、可変的に増幅する単純なモジュラー構造の配列、
組み合わせのヴァリエーションによって、空間をつくるというものだと思ってたんだけど、こういうのって
グリーンバーグの影響なのかしら?アンドレには、アルテ・ポーヴェラなんかと共通する、
線路の枕木、鉄板、レンガのような、工業素材自体の表層的美しさへのこだわりがあったと思うわね。
ジャッドの場合は、絵画とは何かというモンダイを追求する作品を、
突き詰めて行ったあげく、モノクローム絵画から、屏風みたいなモノへ、さらに立体へと移行する過程で、
ソル・ルウィットと結びついたような印象があるのよね。確かジャッドは、ステラからだけでなく、
ジャスパー・ジョーンズの作品からも、影響を受けたと何かに書いてたと記憶してます。
モノクローム絵画を実践してたという意味で、ジャッドはフォンタナやイヴ・クラインと、同じように
絵画のイリュージョン空間を破壊し、現実空間のなかに色彩を解放する、というような志向性を持ってた
ように思ってたんだけど。ジャッドの作品は、デミアン・ハーストは当然として、意外にもカバコフにも、
影響を与えてるようで、奥が深いわね。
216193:05/01/17 01:19:33
>>215
後で読み返してみて、なんか感じ悪いレスになってるな〜と反省していたのですが、Rさんに
紳士的、もとい淑女的に対応していただき、安堵してます。青二才なんで、大目に見てやって下さい。

>特に「グリーンバーグの主張を文字通り実践して
みせることで」という文句が、わたくしにはミニマリズムの具体的実践例と、全く結びつかないのよ。

おっしゃる通り、ミニマリズムと言ってもいろいろな傾向が混在していて、ステラ、ジャッドの路線と、アンドレなんかとは区別
した方がいいですね。ロバート・モリスは両方にまたがってるという感じでしょうか。前も書いたように、ステラとジャッドは
理論面ではかなりグリーンバーグに負うところが大きいのですが、これまたご指摘の通り、実践面ではもっと
多様なもの(グリーンバーグが認めなかったジョーンズを含めて)を参照していたと思います。ですから、グリーンバーグが
唯一の霊感源だなどと言いたかったわけではないのです。

なおイヴ・クラインについては、ジャッドは彼がアメリカに紹介されたときにいち早く注目して展評を書いていて、そこでの読みは
Rさんのおっしゃる通り、イリュージョンの抹消としてモノクローム絵画を解釈するというものなんですが、クライン本人は
フォンタナと同じく、何やら精神主義的、疑似宗教的な意味を自分の作品に担わせていました。しかもかなり本気で。その点で、同じく
形而上学的に見える「空間概念」と、どう見てもキッチュな墓碑彫刻とかネオン管作品とかを同時に作っていたフォンタナと比べ、クラインが
どうしても面白く見えないです、個人的に。
217:05/01/17 01:19:34
>>213
>タピエをゼーマンに比べるのは、ゼーマンに失礼だとおもう。なんか面白そうなやつを、
>適当な枠組み(しかも何となく深遠に見える枠組み)をでっちあげて括ってみせてるだけ
>だから>タピエ
「何となく深遠に見える枠組み」をでっちあげるのは、キュレーターの真骨頂じゃないかしら?
ポスト・印象派とか、アクション・ペインティングとか、トランス・アヴァンギャルディアとか。
要するにプロモーションのためのキャッチフレーズ以上のものじゃないのよ。でも、それが機能して、
何かアートの世界のカンフル剤になっていけば、それで良いのじゃないかしら。
フォンタナ、サム・フランシス、デュビュッフェ、タピエスなどなど、タピエがプッシュしたアーティストの
上位の連中は、決してニューヨーク派に劣らないと思いますけどね。
218193:05/01/17 02:23:16
>>217
大筋では賛成なんだけどね、やっぱ程度の差ってのはあるでしょ。ジェルマーノ・チェラント
なんて完全に開き直ってて、何でもいいからマーケットで流通しやすいようにとりあえずまとめて名前
つけちゃえって感じなわけじゃない。それとゼーマンを一緒にしたらゼーマンに気の毒だってこと。
だいたい、「トランス・アヴァングアルディア」って、それこそカンフル剤にも何にもなんなくて、
ガチガチの理論はもう飽きたから具象でも描こうか、みたいな気分を一時的に盛り上げて
終わっちゃったわけで。

あとタピエが推してた連中について言うと、フォンタナ、デュビュッフェあたりは別として、後は
やっぱどうもインパクトに欠けるというか、それはそれで小綺麗にまとまってるんだけど、いろんな読み
を許すっていうようなもんじゃないように思うけどな。
(別に批評のことだけを言ってるんじゃなくて、それをみた作家が全然別の方向に
発展していくような、そういう刺激を与えたりはしない、ってこと)
↑193の人すまん、213って打つつもりで間違えた。
220:05/01/17 04:21:54
>>216
>おっしゃる通り、ミニマリズムと言ってもいろいろな傾向が混在していて、ステラ、ジャッドの路線と、
>アンドレなんかとは区別 した方がいいですね。
モジュラー構造を最初にはっきり打ち出したのは、われわれ(ミニマリスト)のスピノザとアンドレから
呼ばれてたル・ウィットなんじゃないかという気がするのよ。はっきり調べてないけど。

ル・ウィットの初期作品は、普通の白い紙で作ってて、色彩や素材への関心を切り捨ててるじゃない。
展示が終わったら捨ててくれと、ギャラリーの人に言ったらしいけど、つまりコンセプトを提示できれば、
作品の物理的保存など無意味だし、誰も買うわけがないという、アートシステムに反旗を翻す、まさに
純粋芸術だったと思うの。アンドレも感化されて、枕木を積み上げたり、組み合わせたりするだけの
作品を作る。初期のインスターレーション作品ってのは、展示が終わればゴミに戻るという点で、
とっても潔いわね。デュシャンの『泉』も、潔いけど、サインが無い分、もっと純粋な印象を受けるわね。

>ロバート・モリスは両方にまたがってるという感じでしょうか。
モリスは、イヴ・クライン同様に本来がデュシャンピアンだったのよ。そこがモリスの作品を多面的に
してて、面白いところだと思うわね。モリスは若い頃のデュシャンが、各種の前衛運動をつまみ食い
しつつ、疾走していったのと似てて、たまたまミニマリズムが出はじめて、面白がってそれに乗ったし、
またランドアートにも乗って、それぞれのなかで良い作品を残した人だと思うわ。

>ですから、グリーンバーグが唯一の霊感源だなどと言いたかったわけではないのです。
なるほど、ちょっと誤解してたみたいですわ。評論を仕事にしてたアーティストにとって、
グリーンバーグ抜きには、文章を書けない時代だったんでしょうね。
221:05/01/17 04:57:58
>>216
>なおイヴ・クラインについては、ジャッドは彼がアメリカに紹介されたときにいち早く注目して展評を
>書いていて、そこでの読みは Rさんのおっしゃる通り、イリュージョンの抹消としてモノクローム絵画を解釈する
>というものなんですが、
へ〜。そうなんだ。ぜひ探し出して読んでみたいですわ。
ジャッドがイヴ・クラインから影響を受けて、モノクローム作品をつくりはじめたのか、前々から疑問だったんで。
クラインがモノクロームを始めたのが1955年頃。たぶんフォンタナからは大きな影響を受けていたでしょう。
彼らは年齢差にも関係なく、お互いの作品を認め合っていたように思うわ。

>クライン本人はフォンタナと同じく、何やら精神主義的、疑似宗教的な意味を自分の作品に担わせていました。
>しかもかなり本気で。
錬金術や神秘主義に凝ってたみたいよね。結婚式も、薔薇十字会による妙な感じで。
でもね、たとえば宮島達男さんの『メガデス』とかの作品が、創価学会の思想に導かれているかどうか、
云々したってあんまり意味が無いのと同じで、全く関係ないとは言い切れないけど、デンパ的な発言と
作品とは、結びつけて解釈しなくっても良いとおもうのよ。ジャッドみたいに、良い方向で解釈してくれる
人がいるのは、決して誤解されたってことじゃないと思うのよね。
(213さんではなく)193です。

>モジュラー構造を最初にはっきり打ち出したのは、われわれ(ミニマリスト)のスピノザとアンドレから
呼ばれてたル・ウィットなんじゃないかという気がするのよ。

この二人のうち、モジュラー構造を先に採用したのはどちらかと言えば、アンドレということになると思いますよ。
アンドレは、先にご指摘のあったブランクーシはもちろん、今までの議論には出てきていないけど、ロトチェンコ
のモジュラー彫刻(同じ規格の材木を組み合わせたもの)に、世界的にみてもいち早く注目して、59〜60年には完全に
モジュラー的な作品を作っていたので。なおアンドレは同じ時期、ステラとアトリエを共有したりしていて、個人的にも
非常に親しかったので、「ブラック・ペインティング」の、カンバスの形状を反復して画面内部の構造を作るという
手法とも関連があるでしょう。

ルウィットも61〜2年頃にはぼちぼちモジュラー的と呼べそうな作品を作り始めるのですが、この時点では
まだ「可変的に増幅する単純なモジュラー構造の配列、 組み合わせのヴァリエーション」という感じはあまり
前面には出てきてない。マイブリッジの連続写真にヒントを得たレリーフ?「走るI-IV」などは、その先駆けと言える
かもしれないけど、アンドレのものほど徹底してはいない。

ttp://www.sfmoma.org/images/ma/exhib_detail/lewitt_run_good.jpg
>コンセプトを提示できれば、 作品の物理的保存など無意味だし、誰も買うわけがないという、アートシステムに反旗を翻す、
まさに純粋芸術だった

これも微妙な点ですね。ルウィットは確かに、抽象表現主義に代表されるような、古典的な制作の概念に対抗して、
作品というのははじめに基本となるアイデア/コンセプトを決めて、後はその概念から論理的に演繹していくことだけで出来上がる、
だから創造性とか作家個人の趣味、主観なんて関係ないんだ、というようなことを言う。
ttp://www.ic.sunysb.edu/Stu/kswenson/lewitt.htm
ここからコンセプチュアル・アートが出てくるわけですけど、ただ通俗的な意味でのコンセプチュアルと、ルウィット
の作品そのものとも区別した方がいい。上のようにまとめると、非常に主知主義的、知性によって完全に制御された
芸術というイメージが湧くかもしれない。実際ルウィットは、それ自体としては馬鹿馬鹿しいぐらい単純なルールを定めて、
後はひたすらそのルールから引き出せる帰結を列挙していくんですが、その姿は、ロザリンド・クラウスが大昔に
指摘しているように、ほとんど偏執狂的といったほうがいいような、何か錯乱した印象を与える。
ttp://www.oberlin.edu/allenart/collection/lewitt_sol_fi.html
あと、最初のリンク先の文章は、コンセプチュアル・アートの代表的なマニフェストと考えられていますけど、よく読んでみると、
ルウィットは、素材とか制作の過程(作る行為)の重要性も認めていて、必ずしも「コンセプトを提示できれば」それでいい、と
考えていたわけでもないことがわかる。実際、他の作家と比べても、ルウィットの60年代の作品はよく保存されている方だと思います。
224わたしはダリ?名無しさん?:05/01/17 17:37:09
アートインアメリカ、フラッシュアート、クラウス、チェラント、ゼーマン・・・タピエときたかい。
なんか、80〜90年代に青春してた香具師の現代美術談義でっか・・。

つくづくとほほだね。

それにしても、当時だったら、それなりにオマイ等のまじめさに
耳をかしてもらえたかもしれないのに・・な。

今、そんな話聞くと、熱く語ってるだけによけいに白けて聞こえる。
名無しになった黒木氏がウザイ。
226わたしはダリ?名無しさん?:05/01/17 19:10:36
Rって、黒木なんだ
Rに粘着してる奴だろ>黒基
228わたしはダリ?名無しさん?:05/01/17 20:05:22
>>221
>錬金術や神秘主義に凝ってたみたいよね。結婚式も、薔薇十字会による妙な感じで。

薔薇十字会の教義は、教祖?の著書に線を引きまくって読み込んだ他、通信教育でも勉強していたクラインでした。
結婚式は薔薇十字会じゃなくて聖セバスティアン騎士団(入団していた)の格好ですけどね。
ちなみにフォンタナがパリに行って、クラインも参加していたとあるグループ展を訪れたとき、
貸してもらったらしく、その騎士団の衣装を着込んでいる写真があって笑えます。

>作品とは、結びつけて解釈しなくっても良いとおもうのよ。ジャッドみたいに、良い方向で解釈してくれる
人がいるのは、決して誤解されたってことじゃないと思うのよね。

ジャッドは別にそれでいいと思うんですよ。クラインの作品の背後にある思想なんて知ろうと思っても知り得ない立場にいたわけですから。
でもちょっとでも系統的にクラインの書いたものを読んで、モノクローム以外の作品(例の「人体測定」などなど)を見ていくと、
インチキ宗教っていうのがありとあらゆるところに顔を出しているのがわかる。純粋にフォーマリズム的に作品だけ評価したくても
できなくなってくる。
神なき時代に芸術を新しい代替宗教として確立しようとした、とかいうと
深遠に聞こえるかもしれないけど、要するにケチなハッタリまたはペテンなんですよね、クラインの場合。
229わたしはダリ?名無しさん?:05/01/17 20:22:40
>クラインがモノクロームを始めたのが1955年頃。たぶんフォンタナからは大きな影響を受けていたでしょう。

クラインは、自分はまったく美術のことを知らない状態でモノクロームを発明した、と主張していました。
のちに(57年頃)、マレーヴィチなどの先例があったことを知り、大きな衝撃を受けますが、その時も
自分の作品とマレーヴィチのとは全然趣旨が異なる、自分の作品の方が優れている、と強弁する。
ただ、それなりに動揺したのは確かみたいなので、モノクロームを始めたとき、本気で自分が最初だと思って
いたんじゃないかという気はします。

クラインは概してパラノイア的な人物で、オリジナリティとかプライオリティとかいった概念に文字通り取り憑かれて
いました。作品によく使っている青をIKBと称して商標登録したり(他にもいろいろなものを商標登録している)、
アメリカで、自分がやろうとしていたのと似たようなインスタレーションが既に行われているのを知って抗議文を
送ったり(しかしそんなの誰でも思いつきそうなアイデアだったし、誰にも相手にされなかった)。
そこかしこにせこさが滲み出ています。
230わたしはダリ?名無しさん?:05/01/17 20:29:11
Rは、やっぱ、松井みどりなんかと同じ路線なの?だったら、DQN。
それから、どうして白けて聞こえるの?それが知りたい。
231213:05/01/17 20:49:18
>>220
>モリスは、イヴ・クライン同様に本来がデュシャンピアンだったのよ。

クラインは自分とデュシャンの関係を明確にしたことはない。

>モリスは若い頃のデュシャンが、各種の前衛運動をつまみ食い
しつつ、疾走していったのと似てて、たまたまミニマリズムが出はじめて、面白がってそれに乗ったし、
またランドアートにも乗って、

モリスが、後に「ミニマリズム」とか「ランド・アート」と呼ばれることになる傾向をある意味で創始したとき、
どちらもまだ明確な傾向/流派としては存在していなかった。だから「乗った」という言い方は当たらない。
モリスはジャッドと実践/理論の両面で対立していた。
232:05/01/17 22:24:45
>>221
>クラインがモノクロームを始めたのが1955年頃。たぶんフォンタナからは大きな影響を受けていたでしょう。
この記述は間違いで、1949年に最初のモノクローム絵画を連作でつくりはじめてます。失礼しました。
わたくしがクラインの回顧展で観た作品では、初期のモノクローム作品では、赤やピンクや黄色など、
ブルー以外の単色も試みられており、画枠の四隅を丸く削った変形キャンバス作品もあり、当然ながら
額縁はなく、側面まで単色で塗られてます。(例えば、"Monochrome rouge sans titre(M 25)",1949 40 x 19cm)
つまり、立体としての平面作品として、モノクロームに取り組んでいたことは明白であり、
マレーヴィッチの作品とは、製作意図が異なってると思います。フォンタナから影響されたのかどうか、
時代的に考えると、その可能性は高いと思いますけど・・・。
233:05/01/17 22:52:51
>>228
>でもちょっとでも系統的にクラインの書いたものを読んで、モノクローム以外の作品(例の「人体測定」などなど)を
>見ていくと、インチキ宗教っていうのがありとあらゆるところに顔を出しているのがわかる。
>純粋にフォーマリズム的に作品だけ評価したくてもできなくなってくる。
そういうグリーンバーグのような見方では、デュシャンの作品も、現代の作品も、理解することは不可能なんじゃ
ないかしら? みんなキッチュといわれちゃうわけで。
イヴ・クラインが1960年に行った『人体測定』(アントロポメトリー)シリーズを鑑賞するためには、
若い女性の肉体を用いて製作されたという、 製作プロセスについての情報が作品の重要な要素だと、
わたくしは思うのよね。
クラインは、自分の作品は抽象ではなく具象だと語っていますし。

純粋にフォーマリズム的に見るということ自体、また1つの制度的観点として、相対化されるべきことでは
ないかしら?
たとえばポロックの作品をアクション・ペインティングという観点で観ることだって、否定されるべきでは
無いと思うわ。つまりパフォーマティヴな要素が強調され、素材(メディウムなどの)の物質性が
強調されていることは明白だし。そういう要素を切り捨ててしまう見方は、やはり偏狭だったと思うわね。
>>233
レスありがとうございます。

>そういうグリーンバーグのような見方では、デュシャンの作品も、現代の作品も、理解することは不可能なんじゃ
ないかしら? みんなキッチュといわれちゃうわけで。

いや、違うんですよ。>>221でRさんが肯定的に捉えられているジャッドのような見方、つまり、クライン自身が
自分の作品にとって本質的と考えていた疑似宗教性を、無視するとまでは言わないまでも括弧に入れて、彼のモノクロームを
「絵画のイリュージョン空間を破壊し、現実空間のなかに色彩を解放する」ものとして解釈する立場のことです。
221の宮島達男に関するご意見などを拝見する限り、これはRさんご自身のクライン理解とも重なるわけですよね。
「純粋なフォーマリズム」という言い方がまずかったようなので、それは取り消します。
なにはともあれ、ポイントは、クラインを見る上で、Rさんのような理解が面白いものであることは間違いないんだけど、
ことクラインに関しては、ある程度調べていくとそういう理解ができなくなる、ということです。

それと、グリーンバーグが芸術に対立するものについてキッチュという語を使ったのはほぼ一回だけで、
あとは「非芸術」とか、いろいろな言い方をしていたことを付け加えておきます。

>>233
>たとえばポロックの作品をアクション・ペインティングという観点で観ることだって、否定されるべきでは
無いと思うわ。つまりパフォーマティヴな要素が強調され、素材(メディウムなどの)の物質性が
強調されていることは明白だし。

全面的に賛成です。最近のポロック観もほぼご指摘の方向に向かっていますし。

ただし、「アクション・ペインティング」という概念/用語を発明したハロルド・ローゼンバーグは、「アメリカのアクション・ペインターたち」
という大もとの論文を読んでみても判るように、物質的な痕跡としての作品そのものは、その原因としての(描く)行為に比べればまったく重要でない、と明言しています。
今となってはどうでもいいことかもしれませんが、この点については広く誤解が拡がっていて、それこそ、純粋視覚主義のグリーンバーグに対して、ローゼンバーグは制作
と作品の物質性を強調した、というように言われることが多いので、蛇足ながら指摘しておきたいと思います。
236わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 00:08:03
グリーンバーグ自体はデュシャンの作品だって観ているし、藝術としてみとめていますよ。
いいものではないとは言っていますけど。

というか、製作過程-プロセスを過大に観るのも、ある時代の風潮ではあったとは思いますけど、団塊の作家さんにはそういう制作をしている作家が複数いたりしたわけで
今となってはそのような態度も相対化されなければならない現状なのです。
237わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 00:16:21
なんか若いのが古い文献がでているような美術の講釈たれてる印象!こういう作業って日本人の得意技だな。

238わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 00:22:59
このスレの住民は若くないんじゃないかと(藁。
239わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 00:27:21
根鎌は40は下らないとだろうな。
というか、まともな鑑賞体験ってのがこいつにあるかどうかは別としてだが、
240:05/01/18 00:28:04
>>229
>クラインは、自分はまったく美術のことを知らない状態でモノクロームを発明した、と主張していました。
というか両親ともにアーティストという環境で育った人なわけだから、柔道をやってるときでも、
美術への関心を持ち続けてたと思うけどね。
>のちに(57年頃)、マレーヴィチなどの先例があったことを知り、大きな衝撃を受けますが、その時も
>自分の作品とマレーヴィチのとは全然趣旨が異なる、自分の作品の方が優れている、と強弁する。
「強弁」ではなくて、正論だったと思うけどね。だから衝撃を受けたりはしなかったと思うわ。
そもそもマレーヴィッチは、純然たるモノクローム絵画を残してはいないんじゃなくって?
『白い背景の上の白い正方形』(1918)にしても、実際には「白い背景の上のきわめて白に近い
灰色の正方形」が描かれているのであって、額縁に収められていますわよね?
マレーヴィッチ『黒い正方形』(1914,15年頃)(1919年のモスクワでの個展での展示風景)
ttp://www.iuo.it/dipeo/insegnamenti/misler/male/imagepages/113.html
マレーヴィッチ『白い背景の上の白い正方形』(1918)
ttp://www.ouc.bc.ca/fina/images/fina141/malevic1.jpg
>>232
>1949年に最初のモノクローム絵画を連作でつくりはじめてます。

これはどこでご覧になったのでしょうか?49年と言えばクラインはまだ11歳、芸術はもちろん、先に出た薔薇十字にも、柔道にも
はまっていない時期ですが・・・。
クラインは柔道留学で日本に来ている間(53年)に最初のモノクローム絵画を作ったと主張してたんですけど、これは残ってないので何とも言えない。
54年にはやはり柔道を教えるためにマドリッドに行き、その時、自費出版で作品集を出すのですが、これはまだ実際に描いてもいない
モノクロームを何点か「図版」として掲載し、それに「ロンドン、1950年」とかキャプションを添えてあるという代物です。いわば「経歴詐称」。
そういうわけで、ご指摘の連作は「59年」の誤記ではないかと思われます。

>画枠の四隅を丸く削った変形キャンバス作品もあり、当然ながら額縁はなく、側面まで単色で塗られてます。

付け加えれば、支持体そのものにもかなり厚みがあるので、壁に掛けるとかなり飛び出す。そこを捉えて、クラインについて最初の体系的な博士論文を
描いたナン・ローゼンタールなどは、ジャッド的な指向、それこそ「絵画のイリュージョン空間を破壊し、現実空間のなかに色彩を解放する」という
方向性がクラインのモノクロームにはあると主張してます。そういう見方は、現象学的な記述としては正確だし、そのまま受け入れたくなりますが、
ところがクライン自身は、青という色の象徴的な意味合いをやたら強調し、それが、目に見えないけど空間の中にある「感受性」(「気」とか「風水」
みたいなもんでしょうか)の存在に気付かせるきっかけになる、とかなんとか、そんなことばっかり言うのですね。
>「強弁」ではなくて、正論だったと思うけどね。

マレーヴィチの例はクライン自身が引いているので挙げました。もっとそっくりな先例として、ポーランド構成主義の代表者である
ウラジスラウ・ストシェミンスキ(読み方は間違ってる可能性があります> Strzeminski)で、これはテクスチャーの感じといい、クラインに
かなり近いものがあった(30年代前半の作)。

ttp://artyzm.com/s/strzeminski/e_kompozycja.htm

今から見ると、マレーヴィチ同様、そんなに似てないじゃないかと思われるかもしれません。それにストシェミンスキも、本当の意味でのモノクローム
(画面全体を単一の色彩で塗った作品)はほんの少ししかやってない。でも、クラインは自分が人類史上始めてモノクロームを発明したとかねてから
自信たっぷりに吹聴していたし、実際そう思い込んでいたので、少しでも近い例が既に存在すると言うことを知って、非常に動揺するわけです。
というのは、彼にとっては、マレーヴィチやストシェミンスキの作品を見た人たちに「なんだ、お前が最初じゃないのか」なんて言われてしまう
のが何よりも怖かったんですね。自分は「前人未踏の感性の領野を切り拓く、まったく新しい芸術の創造者」だと本気で信じていたのですから。

しかも間の悪いことに、ストシェミンスキの作品は、政治状況のせいで西側には長い間知られずにいたんだけど、ちょうど57年末に、当時のパリで
意欲的な活動で注目されていたドニーズ・ルネ画廊で、他のポーランドの前衛たちの作品と一緒に展示されるんです。フランス美術界の最前線を
自ら任じていたクラインとしては、やっぱりかなりの衝撃だったんですね。このあたりのことは単なる憶測ではなくて、最近出た著作集に入ってる未発表原稿で本人が詳しく書いています。
ttp://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/284056095X/qid=1105976584/sr=1-2/ref=sr_1_8_2/402-2371722-2804159
243241:05/01/18 01:12:35
>49年と言えばクラインはまだ11歳、芸術はもちろん、先に出た薔薇十字にも、柔道にも
はまっていない時期ですが・・・。

これはとんだデタラメでした。28年生まれですから21歳です。深くお詫びします。申し訳ありませんでした。
244:05/01/18 01:13:30
>>241
>これはどこでご覧になったのでしょうか?49年と言えばクラインはまだ11歳、芸術はもちろん、
>先に出た薔薇十字にも、柔道にもはまっていない時期ですが・・・。
2000年にルイジ・ペッチ現代美術館(プラトー)で開催された回顧展ですの。
当時のカタログが手元にございますけれど、1928年生まれのクラインは、1949年当時は21歳で、
この頃に、モノトーンと静寂によるシンフォニーを構想していたとあります。
>>244
年齢に関する誤記については再度お詫びします。以後十分注意します。

>2000年にルイジ・ペッチ現代美術館(プラトー)で開催された回顧展

ああ、わかりました。ニースで始まったやつですね。
「モノトーンと静寂によるシンフォニーを構想していた」のは、そうなのかもしれません。これも本人が後で言ってるだけだから確かめようがないんですけど。
ただ、モノクローム絵画に関しては、日付が確定できるのは55年のオレンジの横長のものからなんですよね。その年の「サロン・デ・レアリテ・ヌーヴェル」に出そうとして
落とされたので、これははっきりしてるんです。

話が脇に逸れましたが、おっしゃる通りクラインの両親はともに画家で、パリの自宅でサロンを主催して芸術家たちが集っていたというから、直接的にせよ間接的にせよ、例えばフォンタナの
作品のことをクラインが聞き知っていた可能性はあると思います。問題は、クラインが自分でモノクロームを描き始めたきっかけを説明するとき、薔薇十字やら何やらは持ち出すけど、他の芸術家からの
影響にはまったく触れないか、マレーヴィチ、ストシェミンスキの時のように、ヒステリックに否定するかどっちか、という点です。
246わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 01:34:08
クラインがああいうわけわかんないことばっか言うのはつるんでた批評家(ピエール・レスタニ)とか
がわるいという面もあるとおもう。
247:05/01/18 02:25:41
>>242
>ウラジスラウ・ストシェミンスキ(読み方は間違ってる可能性があります Strzeminski)で、
>これはテクスチャーの感じといい、クラインにかなり近いものがあった(30年代前半の作)。
すごい!こんな人知りませんでした。この方が真性のモノクローム絵画の創始者かもしれませんね。
初期の草間弥生っぽい、穴ぼこペインティングもあるし。こんな人が、あんまり知られてないってのは、
残念ですわ。単にわたくしが知らなかっただけでしょうけど。1918年にモスクワの美術学校で、
マレーヴィッチやタトリンと出会ってて、1932年には岡本太郎もメンバーだったパリのアブストラクション・
クレアッション協会のメンバーにもなってるのに。ポーランドにずっと住み続けたのが、
当時国際的知名度が上がらなかった理由でしょうね。

それにしても感心してしまうわ。もうマレーヴィッチなんか当局に弾圧されて、作風を後退させてる時代、
ヒットラーが政権をとった1933年にモノクローム絵画を生んだというのは。
Wladyslaw Strzeminski (Minsk, Belarus 1893 - Lodz 1952)
ttp://artyzm.com/s/strzeminski/e_strzeminski.htm
ttp://www.ddg.art.pl/strzeminski/works.html
>しかも間の悪いことに、ストシェミンスキの作品は、政治状況のせいで西側には長い間知られずにいたんだけど、
>ちょうど57年末に、当時のパリで意欲的な活動で注目されていたドニーズ・ルネ画廊で、他のポーランドの
>前衛たちの作品と一緒に展示されるんです。フランス美術界の最前線を自ら任じていたクラインとしては、
>やっぱりかなりの衝撃だったんですね。このあたりのことは単なる憶測ではなくて、最近出た著作集に入ってる
>未発表原稿で本人が詳しく書いています。
う〜む。それは確かに衝撃だったんでしょうね。すごく参考になったわ。
248:05/01/18 04:54:59
>>218
>ジェルマーノ・チェラントなんて完全に開き直ってて、何でもいいから
>マーケットで流通しやすいようにとりあえずまとめて名前つけちゃえって
>感じなわけじゃない。
チェラントの最大唯一の功績は、「アルテ・ポーヴェラ」というキャッチフレーズで、
60年代後半に出てきたイタリアの優秀な前衛アーティストたちを、国外でも有名にした
という点で、イタリアが現代美術のアートワールドの、周縁的な場所でしかない以上は、
こういう売り出し方は、しょうがないと思うんですのよ。マリオ・メルツは
去年死んじゃったけど、クネリス、パオリーニ、ピストレット、ファブロなどなど
息の長い活動を続けてるアーティストが、この世代には多いわね。
>だいたい、「トランス・アヴァングアルディア」って、それこそカンフル剤にも
>何にもなんなくて、
まあ、クレメンテはいちおう、がんばってる方じゃないのかしら?
新作は観てないんで、わかりませんけど。そりゃあカテランには勝てないにせよ。
ほかの人たちは、もうワンパターン過ぎで、つまんないわね。
249わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 10:19:36
>>247
ストシェミンスキ、面白いですよね。名前の正しい読み方は「ヴワディスワフ」だそうです。
夫人だった彫刻家のカタルジナ・コブロも興味深い作家です。
ttp://kobro.art.pl/
>この方が真性のモノクローム絵画の創始者かもしれませんね。

21年にロトチェンコが赤、黄、青の三幅対の単色絵画をやっていますけどね。この作品を見て批評家のタラブキンは「これをもって伝統的絵画は終わった」といい、実際
ロトチェンコを含めた当時のソビエト前衛は、これと前後して、テクノロジーに基礎を置いた三次元作品(「構成主義」「生産主義」)に専念していくわけで、
モノクローム=絵画の終わり→立体・三次元空間という流れだけ取り出すと、クラインの55〜57年頃の動きや、もちろんアメリカの戦後美術の流れと重なるところが大いにある。

>それにしても感心してしまうわ。もうマレーヴィッチなんか当局に弾圧されて、作風を後退させてる時代、
ヒットラーが政権をとった1933年にモノクローム絵画を生んだというのは。

どうなんでしょうか、ソ連とポーランドの間では政治状況に多少タイムラグがあったんじゃないでしょうか。
しばらくするとストシェミンスキたちも弾圧というか圧力をかけられて、ドイツがポーランドに侵攻した後は作品もずいぶん
破壊されてしまったとのことです。
250わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 10:45:22
つまらん作文大会は終了!

終了 終了 終了!!!!!
251わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 11:01:15
↑心配しなくても、だいたい議論は一巡したんじゃない?
252わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 11:01:50
文章の書けない人が

>>250で何か騒いでますが・・・
253わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 11:10:05
いや、やっぱり、作文だよ。しったかにすぎないね。
そんな80年代ひきづっててどうすんのよ。
254わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 11:31:01
>>253こそ、よほど80年代に思い入れがあると見えるね
255わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 11:34:40
じゃあ21世紀にふさわしい芸術談義してよ。>253
俺も二人には現在を語ってもらいたいな
過去の検証ばかりしていても話にならん
スレタイからしてもその方が適当だろう。>256

二人って誰と誰?253はどっちかの自作自演ってこと?
258わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 11:48:17
くだらん女言葉やめれ、そんなに自慢したい?村田さん
259わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 11:49:19
>>255
まずはじめにオマイがしろよ(藁
>>259
というかオマイがしろよ(藁
261わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 11:54:09
>>258
誰?村田さんって?
>>258
村田タン?
>>253は地下に潜った黒岸
264わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 13:30:24
過去のことはもういいから先にすすめや。現代の理論家に
ついて検討してちょ。
265わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 16:47:47
こんな2002年のお題目を、何故、今日に限って何人もの人間
がとりあつかっていて、その裏にどういった画策があるのか、疑問で
仕方がないです。3年振りになぜ、こんな事を今日だけとり上げている
のかのほうがよほど興味があります。
266わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 16:49:45
2002年に誰かがしくじっただけの文を、『 誰かを囲うように扱う 』
意味が、、、。 
267わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 17:05:06
>>265
2ちゃんってそんなもんなんじゃないの
268わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 17:30:57
>>268
そうだな。そんなもんだ。
269わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 18:23:14
>>258
rに失礼だろw。
270:05/01/18 19:11:04
>>245
>問題は、クラインが自分でモノクロームを描き始めたきっかけを説明するとき、薔薇十字やら何やらは
>持ち出すけど、他の芸術家からの影響にはまったく触れないか、マレーヴィチ、ストシェミンスキの時のように、
>ヒステリックに否定するかどっちか、という点です。
展覧会のカタログにあった、1957年にクラインが書いた文章を読むと、1946年頃までは具象画家の父の影響で、
馬のいる風景や海の風景などを描き、また抽象画家の母の影響で形態と色彩のコンポジションの絵を
描いていたが、しばらくして、具象画も抽象画も、まるで牢獄の窓のように不自由なものに感じられるようになった、
とかなんとか書かれてました。その頃の絵が残ってない理由は、たぶんクライン自身が処分したんだろうと
思います。1948年に書かれた両親にあてたイタリア旅行メモを読むと、古典絵画や近代絵画に対しても、
それなりの関心を持ってたらしいことは伺えますが、当時アーティストとしての自覚を確固として持ってたか
どうかは、文章からは読み取れませんでした。
ということで、>>232で、わたくしが引用した、"Monochrome rouge sans titre(M 25)"が、ほんとうにカタログに
書かれてあるように1949年につくられたものか、クラインが後に偽造したか、疑おうと思えば疑えるものでしょう。
この作品は、記憶に従えば、4隅が丸く削られた小さい木の板に薄く赤で着色されただけのものです。
(キャンバス作品ではなく。)

クラインの文章をいくつか読んでみても、そんなに不合理なことは書いてないように思えましたけど・・・。
例えば油絵の具を混ぜた色は汚く思え、粉末のピグメント自体の色のほうが純粋で美しいと感じていたという
記述とか、わたくしには、とてもよく理解できることでした。
271わたしはダリ?名無しさん?:05/01/18 19:39:40
 MCエッシャーと数学(math time)

MCエッシャーの絵画には、トロンプ=ルイユ(騙し絵)
と対称性の法則、鏡映対称性と、反鏡映対称性と
が存在します。『模様』としての画面を生み出す
緻密な計算能力と、本能とか才能の類とは別の
『理性的発想能力』、そしてその計算された画
面を持ち崩さない細密にして、同じ絵柄を幾つ
も描ける人間性が、見た人間を錯覚世界の宇宙に
誘うのでした。        
科学的な配列、錯覚を利用するのがご存知エッシャ
ーの得意技です。その、『絵画という感情的な分野
に、一切の感情を挟まないタイプの科学絵画』
『緻密にして計算されつくした方程式絵画』
『万華鏡の如く散りばめられる鏡映対称性法則絵画』
が、体系付けられ、決定付けられたパターンであるか
らこそ、本人の調子に流されず、かつ感情の悪い波に
も後ろ髪引かれず作品を同質同レベルで排出させ続け
る事ができた理由でしょう。            
彼の科学絵画をして心理学者は、『特別な次元』と
呼んでいます。              
                                           
    
272普通の人:05/01/18 19:55:26
 私の見地からすると、イブクラインの「光学絵画」には技法のとりかかり
の性質上、当たり外れがたくさんあると感じます。自然現象的な技法をあつ
かっている以上は、必ずあってしかるべき、デカルコマ二ー的な当たり外れ。
 かの滝口修造先生のように、デカルコマ二ーのテクスチャーをかなり
のレベルでコントロール出来うる人間ならば、またクライン作品が自身の体
を用いたデカルコマニー的人体測定プリントであるならば、操作のしようもある
のですが、なにぶん、拓を取るのが自分以外の人間。しかしこの作成方法、自分自身
が参加してしまったら、制作、微調整段階で作品を見たとき、凄く滑稽に感じそう
なもので、作品との一定距離がないと、「おふざけ」と取られてしまうのが現代
美術の典型であり、そこを考えると、、、、、。なによりかによりお答えしずらいのが

     
    僕、実物見たこと無いのですよ。!!!!

 
 大事なものとはコミニケーション交わせない、、。なんとむなしい。
、、、、、。っていうかまあ、イブクラインの作品の中で扱われている
技法自体、物凄く研究的かつ革新的なので、その結果として、真贋が
わかりずらい状態になってしまっているのかと憶測します。
 僕の仮説だと、ルネッサンス絵画のような、技法体系もしっかりしていて
、構図、パース、空間、解剖学、黄金律等も常用されている、そのような
「技術者以外には、贋作を作る事すら困難な技術体系の確立された絵画」
と違って、とても分かりにくいのでしょうね。僕はキュレーターでないので
到底その真贋を決定づける「憶測」の集合体としてこうして物申す事ができて
も、「確信」「決定」としての発言が出来ないのです。済みません。
273普通の人:05/01/18 20:08:02
 でも、具体的打開策として一つ考えうるのが、「〜氏の影響」「〜の否定」
として外装的な意見に振り回されず、とりあえず全面的に、クライン氏自体を
高く評価して、
 
  第一に「クライン氏が、この人体測定プリントを作成できうる人間
     になるまでに、どのような苦労、葛藤があったか、どういう事実
     を乗り越えて見せたか、苦悩、出来事、葛藤、そしてそれにまさる
     表現欲求とか、周りに見せてあげたかったもののためにどれだけ
     頑張られたか、そしてそれがどんなに良い形で実ったかを伝えて、
 
  次に「その技法のきっかけが誰であったか、なんであったか」を
     「分かり易くするための親切心」くらいで説明してもいいんでは。
     年号とかは数字があってりゃもう、問題ではないような、、。
     ほら、イブクラインって、作品普通にカッコいいし、目も凄い引くじゃないですか。
     だから気負わずとも、皆が振り向くんで、後はその注目を円滑にしてあげるだけで充分
     なんとかなりますって!!!!きっと!!
          
274:05/01/18 22:46:20
>>231
>クラインは自分とデュシャンの関係を明確にしたことはない。
本人の証言ではないですけど、柔道を通じて1947年にクラインとニースで
知り合い、終生の親友となったアルマンは、1947年のシュルレアリスム展の
カタログを、1948年にクラインからもらったのがきっかけで、デュシャンの
ことを知ったそうですわ。(『コンセプチュアル・アート』岩波書店、74頁)
ジャッドは、デュシャンを認めない人だからロバート・モリスとは、
そりが合わなかったんじゃない?
たとえばロスコなんて、イヴ・クラインと初対面のとき握手を拒否し、散歩中に
ウォーホルにあっても無視したという逸話があるらしいけど、50年代の後半において、
デュシャンを認めるか、全否定するかということで、アーティストを2つのタイプに
分類できるのではないかしらね。
275231:05/01/18 23:02:32
>>274
>1947年のシュルレアリスム展の
カタログ

これはグループ展だから、その中から特にデュシャンに注目したのはむしろアルマン自身の関心によるものと考えた方がいい。
>ジャッドは、デュシャンを認めない人だからロバート・モリスとは、
そりが合わなかったんじゃない?

おっしゃる通り。ただしジャッド自身の作品も、特に初期は、シュールレアリズム、ダダ的な文脈(同時代で言えばオルデンバーグなど)で
解釈されることがあった。本人は純粋な形態を目指していたのだが、批評家たちは「漠然と何かに似ている、オブジェ的なもの」として理解した。

>50年代の後半において、
デュシャンを認めるか、全否定するかということで、アーティストを2つのタイプに
分類できるのではないかしらね。

これも賛成。
276:05/01/19 06:47:41
そろそろ、議論のまとめに入りましょう。
>>222
>この二人のうち、モジュラー構造を先に採用したのはどちらかと言えば、アンドレということになると思いますよ。
なるほど。わたくし、長いこと大きな勘違いをしてたようですわ。もっとも先駆的にミニマリズム彫刻の共通特長を
打ち出したのは、アンドレだったということになりますわね。
>なおアンドレは同じ時期、ステラとアトリエを共有したりしていて、個人的にも非常に親しかったので、
>「ブラック・ペインティング」の、カンバスの形状を反復して画面内部の構造を作るという
>手法とも関連があるでしょう。
ああ、それは重要なポイントですわね。そういうことになると、前にあなたがおっしゃられたように、アンドレも
ステラやジャッド同様、モジュラー構造の作品を発想したときに、彫刻という「ジャンルの「本質」をそのままの形で
取り出そう、という方向性が認められ」、そうである以上は「グリーンバーグから決定的なヒントを受け取った」し、
「グリーンバーグの主張を文字通り実践してみせることで、そこに孕まれていた矛盾を剥き出しにした」のであり、
それは「60年代中盤以降繰り返し指摘されていることであり、現在では定説というか常識」ということで
よろしいのでしょうかしら?
わたくしもそのあたりの事情を遅まきながら勉強しようと思いますので、よろしければ、グリーンバーグが
アンドレに影響を与えたであろう論文なり、アンドレのグリーンバーグへの言及なりの資料をご存知でしたら、
お教えくださいませ。
277:05/01/19 07:53:31
ずいぶんとレスしてないことがたくさんありますが、話が拡散しないように、主な論点を整理してみます。
(1)フォンタナの解釈
・R : フォンタナはモダニズムを信奉するアーティストであり、「絵画と彫刻という美術の伝統的区分を
 破壊して、両者を統合する新たなアートを模索した」
・193氏 : 「フォンタナはむしろ純粋芸術に敵対してた面が強いんじゃないか」
 ネオン管というのは、「明らかにキッチュな素材 」であり、「芸術に非芸術[大衆文化]を混ぜ込む」
 意図があった。
(2)グリーンバーグのミニマリズムへの影響
・193氏 : 「グリーンバーグから決定的なヒントを受け取った」ことが「現在では定説というか常識」
・R : アンドレへのブランクーシの影響、ジャッドへのフォンタナやイヴ・クラインの影響が決定的で、
    グリーンバーグの影響は無視できるほど少ない、というか否定されるべき旧思想だが、当時
    美術界のヘゲモニーを握っていたという意味で、影響を与えていたのではないか?
    と思ってたが、193氏のほうが事情に詳しそうなので、現在は態度軟化中。要するにアンドレへの
    グリンバーグの影響が示されれば、それで納得するつもり。
(3)イヴ・クラインについて
・193氏 :ある程度発言を調べていくと、クライン自身が自分の作品にとって本質的と考えていた疑似宗教性を、
  括弧に入れて、彼のモノクロームを、「絵画のイリュージョン空間を破壊し、現実空間のなかに色彩を解放する」
  ものとして、フォーマリズム的に理解ができなくなる。
  「モノクローム以外の作品(例の「人体測定」などなど)を見ていくと、インチキ宗教っていうのがありとあらゆる
  ところに顔を出しているのがわかる。
・R : 「全く関係ないとは言い切れないけど、デンパ的な発言と作品とは、結びつけて解釈しなくっても良い」
    そんなに不合理なことは書いてないように思える。(もっとデンパなアーティストはイパーイいるし)
   個人的にイヴ・クラインの業績を高く評価しているため、もう少し擁護してあげたいと思っている。
278梅田聡一郎:05/01/19 10:55:29
そうですか、クラインは擬似宗教性を尊ぶ人間でしたか。レディ=メイダー
マルセル=デュシャン氏は武道のラインに芸術性を見出し、柔道初段を取得し
ましたね。それは結構有名な話で、おそらく、武道=武術=武芸=芸術と
判断されての英断だと感じます。アグレッシブにして流血の耐えない印象の
武道に、なにか芸術的側面を見出し作品化したのは、ジャンミッシェルの『kalate』
(本当は合気道の『居捕り』)等、最近では結構評価を受ける格闘をモティーフにした
芸術作品は、存在します。そして自分の受身の力を信じてデュシャンは自邸の2階から
飛び、足をぶち折りました。という、講道館柔道初段マルセルデュシャンの武勇伝。
 写真に残っているそうです。(笑)イブクライン氏の作品を私1度も直接お目にかかっていません。しかし本質的に僕が抱いている
感情は、『表現に対する欲求がある人間』というのは、何を手に取ろうが自身の感情を
表してしまうわけで、例えばもし イブクラインの『人体測定プリント』が人体を大きく取り扱い、モティーフの女性陣が
軽やかに、開放的に画面上に登場するそのシルエットが生かされているという事と、その
開放的で放出的な暈しと、透き通るというよりは、むしろ、空間に深さとか意味を感じる
『青い青』、その3つがとても(噛み合っている)ということで、、、。
 
279梅田聡一郎:05/01/19 11:08:59
 例えば名作とか大作が保有する共通項としてあげられるのが、一つ。

「大作とは、ありえぬ二つ以上の技法の融合を果たした作品のことである」

「一つの作品の中に、いくつかの技法を投じてある事が逆に作品テーマを引き立てる
よって、技法によってテーマは散漫になるどころか、その物珍しさに同調=シンクロする
かの如く、浮き彫りになっている。」

 この一例として、

ゲルハルト=リヒター 写真と絵画の筆跡(ストロークとかそれでできるテクスチャ)の魅力を1画面に纏めている「写真絵画」

イブクライン     インスタレーション的要素と、人物のクロッキーのように、動きの流れを追うような魅力をもつ「光学絵画」

 と、大作とは、いくつもの魅力を保有するだけでなく、「ありえない、通常は表現としてとても繋がりえない二つ以上の技術」を
一画面に内包してしまう事にある。

 そしてその革新的な技法によって現代のイメージの難解さをお伝えするのが現代美術である。

 これが一言で言うところの現代美術である。(ような気がする)
280梅田聡一郎:05/01/19 11:12:01
 そう、現代美術を一言でいうと、

 革新的、現代的な技術を用いて、現代社会の問題やテーマを表現する

 だと思う。
281193:05/01/19 11:12:40
>>276-277
Rさん、まとめありがとうございました。私もだいぶ混乱してきたなあと思っていたところでした(私のせいですね)。

>>276
>もっとも先駆的にミニマリズム彫刻の共通特長を打ち出したのは、アンドレだったということになりますわね。

絵画だと、既に何回も名前が出たステラとか、さらにRさんが指摘されたジョーンズなんかが先駆者でしょうけど、彫刻に関してはそういうことだろう
と思います。もっとも、ミニマリズムの場合に限らず、この頃のアメリカ美術では、プライオリティといっても僅か数ヶ月の差だったりすることが多いので、
むしろ同時多発的な現象として考えた方がいいでしょうね。

>グリーンバーグが アンドレに影響を与えたであろう論文なり、アンドレのグリーンバーグへの言及なりの資料

とりあえず挙げられるのは、ステラの「ブラック・ペインティング」が初めて公開されたとき(59年MoMAでの「16人のアメリカ人」
というグループ展)、アンドレはカタログに寄せた短い文章です。曰く、
Art excludes the unnecessary, Frank Stella has found it necessary to paint stripes. There is nothing else in his painting.
Frank Stella is not interested in expression or sensitivity. He is interested in the necessities of painting.
Symbols are counters passed among people. Frank Stella's painting is not symbolic. His stripes are paths of brush on the canvas.
These paths lead only to painting.
もちろん、これはあくまでもステラの作品を解説した文章で、アンドレが自分の作家としての抱負を直接述べたものじゃない。ですが、少なくとも59年前後の
ステラとアンドレは、前に書いた通り非常に親しかったし、一種共同戦線を張っていました。だから、この文章に見られる明確にグリーンバーグ的な論理は
アンドレ自身の考え方と見なしてもそう間違いではないと思います。
282梅田聡一郎:05/01/19 11:16:00
 でも僕は思うんすけど、初対面で握手しない人も一杯いますし、挨拶
をしない「会釈」という社交辞礼という文化も日本に存在します。
 だから、その会釈しなかったとかそういう「1つの仔細」を掘り下げるのは
単純にかわいそうな気が。自分がされたら嫌な事を、まして偉大な人間には僕
はちょっとできないし。その、人間ですから、挨拶を無視くらいしますよ。あと
「R」は分かりずらい、、、、。
283193:05/01/19 11:27:27
「ミニマリズムにおけるグリーンバーグの影響」問題について一応まとめてみます。

ロバート・モリスに関しては、有名な「彫刻に関するノート」第一部、第二部(66年)では、グリーンバーグとフリードの名前を挙げて、自分が彼らの
彫刻史観を下敷きにしていることをはっきり打ち出しています。

ジャッドについていうと、やっぱりグリーンバーグの影響が一番露骨に出ているのはジャッドの場合だと思います。これはジャッド自身が批評を書いていたからという
だけではなくて、彼の作品を下支えしている理論というか基本的な考え方自体がまったくグリーンバーグ的なんです。だからRさんも指摘されたように、モリスのダダ/
シュールレアリズム的な側面には拒絶反応を示すということにもなる。

ただ、いいかげんしつこいですけど、出発点においてミニマリストたちが多かれ少なかれグリーンバーグを下敷きにしていたとしても、彼らがそこから始めて発展させた
作品自体は、むしろグリーンバーグの理論をひっくり返すようなものだった。この辺は邦訳もあるフリードの「芸術と客体性」などで詳しく論じられているので、ただ
指摘するだけにします。

それと、Rさんが一貫しておっしゃっているように、ミニマリズムは実に多種多様なものを参照して出てきた動向なわけですよね。モリスならデュシャン、それにケージ、
ジョーンズ、ラウシェンバーグのネオ・ダダ路線と大いに絡むし、アンドレの場合、ブランクーシ、ステラに加えて、エズラ・パウンドやガートルード・スタインからの
インパクト(アンドレは詩もたくさん書いている)も見逃せない要素です。
284梅田聡一郎:05/01/19 11:29:08
 学習能力の高い人間は、実物を鑑賞した経験がなくとも、頭に芸術
を抱きつづける。「たいした鑑賞経験」など毛頭関係ない気が、、、。
 「美術を鑑賞したくても鑑賞できない」という欲求が、改めて名作を
見たとき、ありがたみをもって接するに至る。よってその「何回見た」とか
いうのは、「付き合った女の人数を自慢する行為」のようだ。
 やっぱ、見たくても見れない人間は成長してからの作品との一期一会に持つ、
感嘆が違うと感じます。
285梅田聡一郎:05/01/19 11:32:31
 さあ、盛り上がったので私そろそろ。失礼。
286193:05/01/19 11:35:12
>>277
>ジャッドへのフォンタナやイヴ・クラインの影響が決定的で、
実は、ジャッドはずっとヨーロッパの美術は既に終わったものとして軽蔑していた。クラインを評価したのは、そういう意味で例外的な事例で、
自分のやりたいことと非常に近かったので驚き喜んだという感じだと思います。ジャッドは61年4月にニューヨークでアメリカ初のクライン展を
見るまで、他の大多数のアメリカ美術家と同じように、クラインのことなど聞いたことさえなかったはずですが、その61年以後のジャッドの
ペインティングは、砂を混ぜて表面のザラザラ感を強調するところなど、クラインの影響が明白ですね。
ただし、この辺のジャッドとクラインにきょうつうして見られる
>>232
>額縁はなく、側面まで単色で塗られてます。(…)つまり、立体としての平面作品として、モノクロームに取り組んでいたことは明白であり、
というところは、ジャッドは、クラインというより、59-60年のステラから学んだんだと思います。上に書いたように、クラインは「フランス人で
ありながら」同じようなことをやっているというので、ジャッドは評価した、ということですね。
287梅田聡一郎:05/01/19 12:01:26
 額装をしない、作品の性格上したくない人間というのは結構いて、
そういう人は結構側面を背景と同じ色か、画面の拡張として扱います。
平板の側面は絵を飾ったとき、決まって目立つもので、舞台裏のような
だらしなさがあるから、そのへんの杞憂もあっての事でしょう。立体と
平面の概念は恐らく、分別もって解釈されていますよ。画面を見続けて
、それを鮮やかにまとめた人間にとって、側面の悲哀は結構目につき易い
ものの一つであると感じます。「処理としてのベストな判断」をなさった
んだと思います。側面が空白のほうが感動するのであれば、多分余白にして
おかれたと思います。船越桂さんも彫り跡を大胆に「木のもち味」と解釈
して残されますし。多分判断としてのベストさを考えたと憶測します。
288梅田聡一郎:05/01/19 12:07:17
 画面を扱ったとき、「長方形の区画の中」を、いかに美的にまとめるか
に、画家は修身します。そのため、一番の絵画の弱点とは画面のアウトライン
にあって、額装とはまさにそれを救うものでもあるような気がします。
 その額装が作品の風合い上合わない、という場合、絵を描く人間は往々にして
側面を塗りますし、それは今インす多レーション描く人間で結構「常識」なんで
すが、そういう起源が存在したのですね。僕は無意識に四隅塗ってました。
289梅田聡一郎:05/01/19 12:15:17
 四隅と、吊った鎖が見えるのはいつ、どこの世界の公募展でも悩み
の種です。「傾き」は人間の目と、繰り返しの調整でいつしか合います。
しかし、決定的に見えているものはそうしてフォローするしかない処も
多々ありまして。そういう飾った時の事情を感じた、優しい配慮でないか
と僕は感じますが、、、、、。絵画というのは奇妙にして絶妙で、鎖の位置
をあわせたからといって、平行にならないのもありますし。恐らく、
場数を踏んだ画家特有の、「展示の際の懸念」。これが真実の理由のような。
290梅田聡一郎:05/01/19 12:19:10
 これを逆説すると、画家は能力が優れるにつれて、展示の事を念頭に
置いた絵作りをするにいたる、という公式が出来ますね。
 
  深けえ〜♪
291梅田聡一郎:05/01/19 12:25:56
 あと、まあ何年間絵に従事したとか、そういう事情は、あまり関係
なく、「まずは教養を携えて現れた」という事実も立派な「経験」と
言うわけです。だから。御年を召されてから美術にこられるも、最初から
美術に腰を据えるのも、『どちらにも入り口は開いている』という事でしょうね。
 20代になってから美術をする人間には、独特のありがたみから来る空気が
あります。その独自性を肯定するか、否定するかは

 

        『正にとりまく周囲の環境次第』



 という事なんでしょうね。
292梅田聡一郎:05/01/19 12:33:14
 我々は、「美術」でなく「学識」を携えて美術に現れる人間の数々
を、いかなる恥もいとわず、評価し、お迎えする「義務」がある、という
事ですね。美術をするに当たって、まずは「学識」を得る事を選んだ、
尊敬すべき殊勝な方々よ。ようこそ美術へ。ここから先は楽しきばかり。

             みたいな。
293梅田聡一郎:05/01/19 13:00:48
 イブクラインはあの測定プリントをもちいて、「クロッキー」を
しているというわけです。あのテクスチャーでしか得られない開放感
人間の、青空の下ダンスするような開放感を

  「モノクロームでもってクロッキーした」

 という事だと僕は見ました。
294梅田聡一郎:05/01/19 13:03:29
 なんかこのインターネットって、発言の一部しか表出しなくて、
すごく誤解されやすそうだね。
295わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 13:03:45
マルチポスやめれ>梅田聡一郎
296梅田聡一郎:05/01/19 13:13:19
 マルチポスってなんですか!?そしてあなた誰ですか!?
297梅田聡一郎:05/01/19 13:17:31
 よしましょうよ。そういうの。昭和初期と違いますよ。

          「穏便に。」
 
 独善的ですよ。貴方たちの反論っていつも何か違うものに
例えたりする差別用語ばっかりで。こっちの言葉の意味も希薄
になろうってもんですよそりゃ。
 こういうものって、結局「言葉」の域をでないものですから、
貴方がそう解釈されたら、もう、そうでしかなくなりますよ。
実際。たとえこっちにそういうつもりが無くても。
298梅田聡一郎:05/01/19 13:23:05
 穏便にやっていきたいから、こういう所でこういう事して
いるわけで。あと、貴方「マルチポス」という言語を僕が6割くらいしか
理解できない事を、僕の文章から見越して用いてますよね。そういうの辞
めたほうがいいですよ。
 「言いにくいのなら、ご自身お気づきでないのならわたくしが言いましょう。
ご自分が私に意味を求められていないのだから、それは分からるはずないと思
います。」
299梅田聡一郎:05/01/19 13:27:11
 私の尊敬する人物と、対談していたご老体が申していました。
「美術の真の深い理解とは、美術用語の、年号の、暗記とはまったく違う」
 というそうです。マルチもなにも、僕は会社おこしてないすから。
 貴方、少し、雑学が多すぎる。熱意が弱い。と感じます。
 いわんや私より貴方のほうが恥ずかしいですが。
300名無し募集中。。。:05/01/19 13:28:04
>マルチポス(ト)

ただの2ch用語
中学生でもつかうだろw
301わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 13:30:36
書いてることがよくわからないのですが、ネットが不慣れな
年寄り気味の方ですか。
 比較的、僕はお年寄りの方には親切なので叩きません。

302わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 13:33:47
「2chのおやくそく」より
ttp://info.2ch.net/before.html

頭のおかしな人には気をつけましょう
利用者が増えるに従って、頭のおかしな人もそれなりに出没するようになって来ています。
頭のおかしな人に関わるとなにかと面倒なことが起こる可能性があるので、注意しましょう。

頭のおかしな人の判定基準
・「みんなの意見」「他の人もそう思ってる」など、自分の意見なのに他人もそう思ってると力説する人
 他人が自分とは違うという事実が受け入れられない人です。自分の意見が通らないとコピペや荒らしなど
 無茶をし始めるので見かけたら放置してください。
・根拠もなく、他人を卑下したり、差別したりする人、自分で自分を褒める人
 他人を卑下することで自分を慰めようとする人です。実生活で他人に褒めてもらう機会がないが
 プライドだけは高いとか、匿名の掲示板しか話し相手のいない人です。可哀想なので放置してください。
・自分の感情だけ書く人
「〜〜がムカツク」とか自分の感情を掲示板に書くことに意味があると思っている人です。
何がどのようにムカツクのか論理的に書いてあれば、他人が読んでも意味のある文章になりますが、
そういった論理的思考の出来ない人です。もうちょっと賢くなるまでは放置してあげてください。
303梅田聡一郎:05/01/19 13:39:48
 実名で無い限り、私は相変わらずですよ。貴方がそうしたいのなら
僕は要求しませんし、僕はいつもこのままですが。住所をお教えしても
良いし。
304梅田聡一郎:05/01/19 13:42:43
匿名って大変ですね。こんなことまで言われて。僕は理解しがたいです。
305わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 13:42:59
書いてることがよくわからないのですが、ネットが不慣れな
年寄り気味の方ですか。
 比較的、僕はお年寄りの方には親切なので叩きません。

306わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 13:46:12
きたぁ〜〜〜〜。歓迎ですよ^^ひさしぶりに見た。Rといい・・・
やっぱね。超歓迎
307名無し募集中。。。:05/01/19 13:48:45
>画面を扱ったとき、「長方形の区画の中」を、いかに美的にまとめるか
>に、画家は修身します。四隅と、吊った鎖が見えるのはいつ、どこの世界の
>公募展でも悩みの種です。

アイドルのポスターを貼るときに画鋲つかわんとセロテープを丸めて裏から貼る
ようなもんだろ
俺も中学生ときやってたぞwwwwwwwぇうえw
308梅田聡一郎:05/01/19 13:49:57
 ご自分の名前書くのも面倒だったり、顔をだしては否定したり、そういう
感覚でおられるから、こういう事を書かれるのでは。匿名で他人の卑下ばかり
してるからこういう虚ろい事になるんではないでしょうか。
 こういう時代だからこそ、分かりやすく安直にいきましょうよ。
 僕の折角の長文台無しにしてくれて有難う。みたいな。
309わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 13:50:22
いやいや、すばらしいよ!!頑張れ!梅田さん
310わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 13:54:20
Rも頑張れ!おもしろくなってきた
311梅田聡一郎:05/01/19 13:56:56
 どうしよう。この人、、、。では少しだけ暗い君に梅田聡一郎がご説明
しよう。貴方達は結構危険なタイプの人間である事は察します。その匿名性
をいかんなく利用している快楽者である事もわかります。なので一言言いましょうか。
 
   「それも、結構、壁を大事にしている良い行いですよ」

 なかなか悪くない着眼点ですね。絵を描く際のテープは水張りテープとマスキング
テープが主立っていて、セロテープはなかなか絵の世界には登場しにくいのですが、
あえて説明すると、そのやり方は「接着面」が少ないが故、梱包や美術品を扱う時、
なかなか用いられないのですよ。なので、あまり、ある程度以上強度を要求する
テーピングという行為には不適当だと感じます。
312梅田聡一郎:05/01/19 13:58:11
 ぐらいで。
313わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 13:58:39
少しだけ暗いんです。教えてください。テープのこと
あと、Rさんも教えてください
314梅田聡一郎:05/01/19 14:00:02
何か、言われないのですか?
315わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 14:00:05
みたいな
316梅田聡一郎:05/01/19 14:01:13
 チョッと時間がきたようです。しばしお待ちを。すぐもどります。
テーピングという行為は、あらゆる作業の基本です。頑張ってください。
317名無し募集中。。。:05/01/19 14:04:16
>>311
いやちがう
壁じゃなくて「ポスターに穴を開けたくない」って言ってんのwww
318名無し募集中。。。:05/01/19 14:07:56
よーし俺の勝ちだな

じゃあな
319umeda souichirou:05/01/19 14:29:38
私の見地からすると、イブクラインの「光学絵画」には技法のとりかかり
の性質上、当たり外れがたくさんあると感じます。自然現象的な技法をあつ
かっている以上は、必ずあってしかるべき、デカルコマ二ー的な当たり外れ。
 かの滝口修造先生のように、デカルコマ二ーのテクスチャーをかなり
のレベルでコントロール出来うる人間ならば、またクライン作品が自身の体
を用いたデカルコマニー的人体測定プリントであるならば、操作のしようもある
のですが、なにぶん、拓を取るのが自分以外の人間。しかしこの作成方法、自分自身
が参加してしまったら、制作、微調整段階で作品を見たとき、凄く滑稽に感じそう
なもので、作品との一定距離がないと、「おふざけ」と取られてしまうのが現代
美術の典型であり、そこを考えると、、、、、。なによりかによりお答えしずらいのが
320umeda souichirou:05/01/19 14:33:30
 さっきまでは、僕もついてけないような高度な会話があったのに、、、。
ああ、、、。もう。
321わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 15:07:20
「会話」って、あんた一人でグダグダ言ってるだけだったじゃん。
だからマルポスやめろっつの>>319
322わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 15:11:47
>>278
わけわからん。柔道とか二階から飛び降りたとかいうのはクラインだろ。
だいたい骨折なんてしてないって。合成写真で何もないところに飛び降りたように
見せかけてるだけ。実際はトランポリンかなんか下に置いてあって無傷。
しかしあの写真を真に受けるDQNがいまだにいるとは、クラインもさぞかしあの世で
お喜びだろう。
323わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 15:20:56
>>322
278よんでみたけど、たぶん「マルセルデュシャン」っていうのを「芸術家」とか
「柔道家」とかみたいに普通名詞として使ってんだよ。つまりDQNってことなんだけどね。
324:05/01/19 15:46:06
梅田聡一郎さんは、>>272の普通の人さんと同一人物でしょうか?
>>272の一文を拝見して、直感的に、この方はアーティストに違いないわと
思ってましたのよ。お返事したくても、なかなか積み残ししてる物件が多くて、
申し訳ありませんでした。こういう匿名掲示板では、揚げ足取りや煽りだけを
目的とした、質の低い反応が、不可避的にあらわれるものですが、そういう
ものを一々相手にしていると、相手を喜ばせるだけですから、お気になさら無いほうが、
賢明ですわ。
325:05/01/19 16:04:20
イヴ・クラインについて少々書こうとおもったんですが、残念ながら、
今ちょっと多忙になってしまって、とりあえずメモ程度のことを書いておきます。
クラインは1955年には色の異なったモノクロームを作成し、同時に展示
したと思いますが、その後は、ウルトラマリンブルーに近い青をIKBとして
特権的な1色に選択してます。その後また金箔と薔薇色を加え青とともに
3つの基本色として特権化しますが、基調は青。その理由付けは、
いろいろあるにせよ、モノクロームに使う色を1色に絞り込まねばならなかった
実際上の理由は、モノクローム絵画なりオブジェなりが、ギャラリーまたは
美術館のホワイトキューブを地として、必然的に前提せざるを得ないものだという
ことに、クライン自身が気づいたと思われます。
たとえば1つのホワイトキューブの空間の中に、異なる色のモノクローム作品が、
たとえ併置されなくても、設置されている場合、その空間は鑑賞者の意識、記憶の
なかで、混色がおこると思うのです。ああ、時間が無いので、とりあえずここまで。

326わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 16:22:21
http://pc5.2ch.net/pcqa/kako/1071/10712/1071291234.html
より。
なんだド厨房じゃねーか!!
ブチブチ短文を連投するところからしても、同一人物と見て間違いないな。もちろん、その後完全に無視されてるのはいうまでもない。

> 121 名前:梅田 総一郎 :03/12/14 11:31 ID:IGNsPF4F
>  パソコン一通りそろえたいのですが、おおよそ幾らしますかね。{ワード込み}
>
> 122 名前:梅田 総一郎 :03/12/14 11:32 ID:IGNsPF4F
>  今現在、そんなに予算も見込めない状況なんで、、、、、。
>
> 123 名前:梅田 総一郎 :03/12/14 11:34 ID:IGNsPF4F
>  パソコン印象悪かったけど、今そんなでもないから買おうと思っているところなんで
> 、値段が知りたいところなんですが。
>
> 124 名前:梅田 総一郎 :03/12/14 11:35 ID:IGNsPF4F
> 僕今、24歳ですが、そんな金持ってないんですよねl。どうしましょう悩んでいたとこ
> ろです。どうにか30000円くらいで目処つけてるんですけど、、、。
>
> 125 名前:梅田 総一郎 :03/12/14 11:38 ID:IGNsPF4F
> ノートパソコンを、中古屋さんで見つけたほうがいいでしょうか、、、。



327わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 16:38:41
328わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 16:48:00
おおおおおーーーーーっ 死んじゃうぅぅぅぅ・・・・・・・
329わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 17:38:14
なんだよ・・ぉ。R様やめちゃうのぉ?。残念だわぁ。梅田さんと
同じ匂いを感じたのにぃ。もっと頑張ってぇ。

それにしても、梅田さん最高ですぅ。。もっとご教授ねがいますぅ。
330わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 18:52:03
?。
331わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 19:20:53
>>325
>たとえば1つのホワイトキューブの空間の中に、異なる色のモノクローム作品が、
たとえ併置されなくても、設置されている場合、その空間は鑑賞者の意識、記憶の
なかで、混色がおこると思うのです。

ご指摘の通りだと思います。クラインはこのことを繰り返し述べていて、おっしゃるように、55年に初めて
モノクロームを展示したとき、色がまちまちだったので、見に来た人たちは壁を「地」、個々の
絵画を「図」、展示室全体を一個の「装飾的アンサンブル」として見てしまった、と言っています。で、
これを避けるために、例のIKBに一本化したのだ、と。

しかし、そもそもなぜクラインは上記のような見方を嫌がったのか?ここで、私が以前からしつこく問題にしている
クラインの似非神秘主義が関わってくるんです。当人の説明によれば、クラインのモノクロームは、“純粋な色彩の顕現”
を通して、“感覚世界を超えたところにある不可視の宇宙的なエネルギー”(彼がなぜか「感(受)性」と呼ぶもの)を見る人に
意識させるための装置なんだという。ここでポイントなのは、たしかにクラインのモノクロームは表面のザラザラが強調
されていて、一見物質性を前面に押し出したようなものにみえるんだけど、実はクライン本人は物質性など全然重視して
おらず、むしろ見る人の意識が画面を、まるでそれが存在しないかのように通り越し、その向こう側に突き抜けていくことを望んで
いたということです。
そして、クラインが言うには、こういう“突き抜け体験”は、見る人が意識を集中して、「観想」の状態に入らないと起こらない。
ところが異なる色のモノクロームが同じ部屋にいくつも掛かっていると、気が散ってしまってこの「観想」が出来なくなる、と。
なので次の個展では全部を同じ色(青)にしてみた、そうしたらお客は一点一点の絵を集中して見られた、“超越体験”が出来た、
万歳・・・。
332193:05/01/19 19:24:58
まったく同じことが有名な「空虚」展についても言えます。ある画廊を、その中に一切作品を置かず、壁や床を白く塗っただけで
公開する、というものですね。この“作品”はよく次のように解釈されます。“展示空間というのは、芸術を芸術として成り立たせ
ている仕掛けである。画廊の中に置かれれば何であれ自動的に作品と見なされるのだから。しかし、普通はみんなこの空間の存在を
忘れるか、無視している。クラインは改めて展示空間に人々の注意を向けさせた”云々。デュシャンあたりを嚆矢として、とくに
60年代後半以後のアメリカ美術で顕著になる、いわゆる「制度批判」に連なるものとしてクラインを見る解釈です。
ところがまたしても、クライン自身の説明は全然違う。曰く、“モノクロームをしばらくやった後、そもそも自分の目指しているのは
非物質的なもの=「感性」なんだから、モノとしての作品はなくてもいいということに気付いた。だから何も作品が置いてないからといって、
画廊はからっぽなわけではなく、「感性」に満たされている。観客は「観想」状態に入り、この「感性」に全身浸されるのだ”。

実際、「空虚」展のオープニングの前日、クラインは会場に籠もって、自分の「感性」で空間を満たしておいた、などとも言います。
初め「感性」は何やら壮大な宇宙的エネルギーとして捉えられていたのが、ここへ来るとクライン自身の個人的な力にすり替わっている。
芸術家たる私イヴ・クラインは、超自然的なパワーを自由に操る超人だ、というわけです。

どうでしょうRさん?私なんかはもうこれだけでゲンナリしてしまうんです。作品を見るときに、「作者の意図」を絶対視する必要はないということは
十分承知しています。でもクラインという人は(短い)生涯にわたってこの手のことを延々言い続け書き続けるんですよ。しかもその基本は、
物質性の無視といかがわしい超越性の顕揚。要は、お前ら凡人には百年かかっても判らない世界の真の姿を芸術家たる俺が教えてやる、だから
黙って受動的に「観想」してろ、ってことなんです。
333わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 21:51:18
なんだったんだ、埋駄・・・
まさしく一陣の突風のように荒らして去っていったな。
334院様:05/01/19 22:05:46
>>301
 僕の文章が引用されていたので、感動したb。

 ちなみにダルイんでこのスレは読んでません。
335わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 22:08:58
>>334
そう言わず、272以降は飛ばし飛ばし読んでみて。
336わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 22:14:10
結局よく分からなかったよ・・・
337院様:05/01/19 22:19:46
272以降おもしろい?まだ見てないんだけど。
以前見た内容が、現代美術に酔ってる人らの会話に思えて、
自分の制作にそこで(美術史)で行われてる概念や意識が活かせてないような
人らが集まって会話してるようにしか感じなかったんだよね。
 制作もしてる鑑賞者という人らにしか感じなかったな。
338わたしはダリ?名無しさん?:05/01/19 22:20:51
いや、埋め駄のカキコだけ読んでくれれば。
339院様:05/01/19 22:25:31
いま272読んだけど痛そう。えへへ
かなりイッちゃてそう。続きも読まんとわからんけど。
340院様:05/01/19 22:45:28
残念。やっぱり、読む気が興らなくって読めんかった。
でも黒さんよりは梅さんの方が天然で痛そうなだけは理解できたと
思いました。
341わたしはダリ?名無しさん?:05/01/20 00:56:09
>>340
イタイね>楳さん
「マルチポス」で小一時間引っ張るあたり、かなりイタイ。
ご苦労さんでした>院様
100年経てばこれも古典
343わたしはダリ?名無しさん?:05/01/20 01:01:36
楳 このウメ使うところは書道関係の人かな。楳ジョテキか341くらいだと。
344わたしはダリ?名無しさん?:05/01/20 01:03:26
楳図かずおのウメでしょ。
400年残れば文化遺産
1000年残れば世界遺産
残れば
348わたしはダリ?名無しさん?:05/01/20 04:04:53
30代になったら売り残り  最近は負け犬というらしい
349梅田聡一郎:05/01/20 09:35:28
 Rさん、有難うありがとう。つうか僕は結構普通に話してるんで。
すいませんね。結構僕は「各々の個性は残った状態でのコミュニケーション」
を欲していて、周りがそういう毎日だとかなり嬉しくて、あなた達の
コピー機とか錠剤を思わせるような性格は惨いっちゃ惨いんですが、、、。「R」さんの知識量から、
何者か私は分かります。しかし、僕はいちいち触れません。有難〜。
350梅田聡一郎:05/01/20 09:45:38
 外反母趾内転筋を動かすのがもったいないので触れたいところにだけ
触れます。僕は結構、「ケーキの好きなところだけ、ナイフでカットして
まで食おうとする浅ましい性格」なので、悪しからず。

 「R」さん、なかなか人を選ばない姿勢、この状態で僕に話しかけたり、
コミュニケーションを取ったりする事の不具合、損を承知で敢えて私
に絞って話しかけるあたり、貴方かなり「毅然性の強いタイプの芸術家」と
お見受けします。そして、一見して分かる通り、僕の知識はそこまで伸びて
いないにも関わらず、全力でお答えしているあたり、ある程度以上「職業化」
されているお方ですね。 なんとなし尊敬します。こういう所まで降り立って
お話される以上、私に対してなんらかの救済処置のような概念もあると思います。
 文体から見受けられるのは、僕よりも、もっと本格的な場面で美術と接した
機会もある人間だという事実です。
 
  会ってもないのに、既に尊敬しております。
351梅田聡一郎:05/01/20 09:49:24
 まあ、消耗された品物を、つなぎ合わせて、ゴミのような物を芸術
品化する関係の立体作品は、現代美術の立体作品とかでは、学生でも
やる事ですよ。リサイクル観念もあり、作品費用も掛からない。僕も
友達に廃材で額を作ってもらいまして、、、、。そういう美術も
あります。
 
352梅田聡一郎:05/01/20 09:54:46






    TVタックルみたい、、、、、。

    
353梅田聡一郎:05/01/20 09:58:04
 場所を選ばないと。アア。
354梅田聡一郎:05/01/20 10:24:00
 無限の住人で静馬永空に凛が言った言葉「200年も生きていてその体たらく
では、貴方、人の上に立つ人間ではない」という台詞。
 そこまで専門知識に詳しく、年季の入った言葉をお持ちなのに、その体たらく
と、他人の批難ばかりが目立つ貴方の体たらく、美術に向いている人間ではない」
という、、、。
 あなた達のふざけた一語一句のために、私の周りが奔走しなければいけないため
、私も、愛する場のためにいろんな意見を公に出していくことが可能な環境を作って
頂いた身の上から一言。
 
   「もう、お付き合いできませんが、変られるのならいつでもまってます」
355わたしはダリ?名無しさん?:05/01/20 10:43:15
>>354
凛って誰?
356わたしはダリ?名無しさん?:05/01/20 14:27:45
近美で今やってる痕跡展にクラインもフォンタナも来てるね。
357わたしはダリ?名無しさん?:05/01/20 16:44:28
>>350

 梅田が言えば言うほどRも惨めに感じてくると思うよ。

 痛さを演出してるのかなというぐらいの痛さですね。梅田さん。
358わたしはダリ?名無しさん?:05/01/20 16:47:52
>毅然性の強いタイプ
 
 おもろい日本語だね。
359わたしはダリ?名無しさん?:05/01/20 19:26:32
いやいや、梅田さんは良いキャラだよ。わたしの周りにも
こんな感じのこと考えてる人おおいもん。ただ、本人が
いわないだけだし。

Rも良いキャラだよ。せっかく現代美術を学ぶために海外の
アート雑誌を読んでるんだし、それなりに知ってるみたいだし
ね。ちゃんと正しくお勉強して知識を披露してくれてるんだもん。
松井みどりなんか、似たり寄ったりのお勉強をして、今、本とか
書いちゃってるんだからさ。


追い出したりしたらもったいないよ。もっとしゃべらせなきゃね。
360わたしはダリ?名無しさん?:05/01/20 23:31:49
ふ〜ん
361:05/01/21 08:12:58
>>281
>ステラの「ブラック・ペインティング」が初めて公開されたとき(59年MoMAでの「16人のアメリカ人」
>というグループ展)、アンドレはカタログに寄せた短い文章です。
この文章は、わたくしが買ったまま、ほとんど読んでいない、"Theories and Documents of Contemporary Art"
(Univ. of California Press)という電話帳のような本にも掲載されてて、簡潔でわかりやすいと思います。
わざわざ全文を引用していただいて、ありがとうございました。大変参考になりましたわ。

>Art excludes the unnecessary, Frank Stella has found it necessary to paint stripes.
>There is nothing else in his painting.
>Frank Stella is not interested in expression or sensitivity. He is interested in the necessities of painting.
ここで言われてる必然性という言葉が、アーティスト個人の心理のなかの、いわく説明し難い内的な必然性を
意味するならば、芸術を自己表現の産物とみなす旧来の芸術論と変わりないと思いますのよ。でも、どうやら
自己表現や感受性を否定していることからみて、ステラが関心を持つ必然性とは、「<絵画>の必然性」であり、
<絵画>とは、個人の感受性などを超えた、<アート>のあるべき姿へと発展する<歴史>的な<必然性>
なんだとアンドレは主張してるんじゃないかしらね?
わたくしが、疑問なのは、こういう思考が、特にグリーンバーグ的なものだったのか、あるいはエンゲルス流の
社会主義的歴史観、芸術観に共通の見方に過ぎなかったとも言えるんじゃないか?という点ですの。
アンドレがこの頃から社会主義的思想を持ってたかどうかは、知りませんけど。
362:05/01/21 08:14:21
>>281
>Symbols are counters passed among people. Frank Stella's painting is not symbolic.
確かにアンドレは自分の作品の原理としても、シンボリックなものを排除してるし、ステラもスタイルは
変化していっても、今に至るまでシンボルは使ってないみたいだから、初心を貫徹してるのね。
>His stripes are paths of brush on the canvas. These paths lead only to painting.
縞々模様が、<絵画>のあるべき理想を熟慮した結果として、必然的に生まれたという点には、
納得し難いけれど、シンメトリーや反復を表現しやすいっていう意味では、ブラック・ペインティングの
縞々には必然性があったと思う。でも、シンメトリーや反復を表現することが、<絵画>の<必然>では
ないように思えるし、とりあえずステラとアンドレの間で、なぜかこういうプチ・ブームが盛り上がったのが、
ミニマリズムの起点だったんじゃないかしら?
363:05/01/21 09:10:00
フォンタナについての総括。
わたくしもフォンタナについて、キッチュじゃないかと疑った作品があったことを思い出しましたわ。
フォンタナが抽象に移行する前の、セラミクスによる彩色彫刻や、とくに極めつけなのが、
金のモザイクで覆われた女性の顔で、思わず噴出したくなってしまうものも確かにございます。
ttp://www.dolcevita.com/events/fontana/fontana1.htm
でも、こういう真剣な試みを続けて、自己否定を繰り返した結果が、空間概念シリーズへ結実したわけで、
彼の残したドローイングとかを見ても、フォンタナが、デュシャンなど見向きもせず、自分が信じるモダンアートの
道を邁進して行ったことを、わたくしは疑うことはできません。
"Theories and Documents of Contemporary Art"では、"gestural abstraction" という概念のもとに、
フォンタナと抽象表現主義のペインターたちを同一の章にまとめ、"geometric abstraction"と
区別してますけど、このような分け方も、悪くないんじゃないかと思います。

ヨーロッパの前衛運動は、20世紀の前半までは、必ず詩人を同伴した、文学運動でもあったこと、
象徴主義や、未来派や、ダダや、シュルレアリスムの伝統を考えてみれば、美術家が隠喩や論理の
飛躍ととれる言葉遊びを好み、到達できない憧憬を語り、観ればわかることを、わざわざ語ることを
嫌ったことなどに、もうちょっと寛容であるべきではないかと思いますのよ。
>>354
>>357は黒岸だから気にしないでいいよ。
365わたしはダリ?名無しさん?:05/01/21 11:20:49
Rさん、レスありがとうございました。
>>361-362
本格的にお返事をするとなると、これまでの書き込みとかなり重複してしまいますので、以下の点のみ。

これまで、グリーンバーグ批評の影響をたびたび強調してきましたが、それは言ってみれば最低限の事実確認のためで、
これまた繰り返し書きましたように、50年代末から60年代初頭グリーンバーグが**唯一の**影響源だったといいたい
のではありません。ただアンドレにとって、エンゲルスなどよりも、グリーンバーグの方がはるかに身近だったという
ことは間違いがない。
たとえば、いま現在日本で書かれている映画批評を読んで、註などで明示されていなくても、この著者は完全に蓮實
重彦の影響を受けているな、とか一瞬で判るっていうことがありますよね。それは、同じ時代に生きて、同じような
雑誌を読んでいれば、ほとんど直観的にわかることなわけですよね。ちょっと曖昧な言い方になりますが、やっぱり
「時代の空気」みたいなものってあると思うのです。一方戦後アメリカの場合、もう半世紀も前のことだから、そういう
「空気」は、ある程度調べないと掴みにくくなってしまっている。ただ、ローゼンバーグでもいいしトマス・ヘスでも
いいし、その他諸々の当時第一線で活躍していた批評家たちのものを読んでいけば、彼らの書いたものからは、
ステラやアンドレたちのような作品とか思想は出てこないということがわかるはずです。もちろん、こういう作家たちは
批評だけじゃなく、Rさんが強調されるように、作品そのものを見ることから、同じぐらい大きな(場合によっては
より大きな)霊感を得ていたということはあります。でも、“絵画を含めた各芸術は自分にとって本質的な要素のみを
追究し、それ以外を捨て去るべきだ”なんていう見方は、ただ作品を見ているだけでは出てこない。そこで、あくまで
補助手段的なものだったにせよ、グリーンバーグの批評が大きな意味を持ったと思うわけです。
366わたしはダリ?名無しさん?:05/01/21 11:26:19
そういうわけで、
>>362
>とりあえずステラとアンドレの間で、なぜかこういうプチ・ブームが盛り上がった

のは、「なぜか」じゃなくて、彼らがたとえば抽象表現主義を見、同時にグリーンバーグの批評を読んでいた
ことを考えれば十分納得のいくことだと思います。

そろそろ平行線になってきましたので、この話題はとりあえずこのぐらいにします。ただ、機会があったら
グリーンバーグの書いたものを少し丁寧に読んでみて下さい。また、ミニマリズムについての研究書も。
今まで私が書いてきたことが、単にみんなのいっていることを要約しているだけだということがわかって
もらえると思いますので。
367わたしはダリ?名無しさん?:05/01/21 12:02:35
>>363
フォンタナについてもだいたい言えることは言ってしまいましたから、やはり簡単に。

私もフォンタナがデュシャンとかウォーホルとかクーンズ(!)みたいな「確信犯」だったとは思いません。
その意味では、ちょっと誤解を与えるような書き方を以前してしまったかもしれないですけど。たとえば
Rさんの挙げているモザイクにしても、もっと初期の墓碑彫刻にしても、フォンタナ本人は至極真面目に
作っていたのは間違いない。例のネオン管のインスタレーションなども、本人は別に俗悪だとは思って
なかったんでしょう。

とはいえ、キッチュというのは、本人がそのつもりでなくてもキッチュになってしまうという点があり
ます。作家は真剣に、西洋の伝統に連なる高貴な表現を追究しているつもりでも、後から見ると明らかに
時代錯誤でグロテスクに見えるということがある。ナチスの御用芸術(建築でも美術でもいいのですが)
が究極のキッチュだというのは今では共通の認識だと思いますけど、シュペーアやブレッカーたちにすれば、
古典古代の様式でアーリア人種の優越を表現するんだ!と興奮してたでしょう。だからフォンタナが
「真剣」だったからといって、それだけでは彼の作品がキッチュじゃないということにはならないと思います。
ネオン管も、なにか神秘的な空間を出現させた…のかもしれないけど、同時に、当時は映画館だのお店だのの
インテリアに最先端の「意匠」として多用されてたわけで、そういうコノテーションは排除できない。

だから、作り手の意図というよりは、どのように受け取られたかっていう受容の問題ですね。Rさんは作家の
意図を重視され、私は作品が当時や現在持ち得る含意に注目しているということでしょう。このまま行くと、
この話題も平行線を辿り続けそうなので、以上で私の方はおしまいにしますね。

あと、フォンタナは抽象に移行してからも、とくに教会などの装飾を中心に、かなり伝統的な具象モードの
作品を並行して手がけていますよね。その意味で、「自分が信じるモダンアートの道を邁進して行った」と
しても、彼の行き方はもうちょっと複雑で、単線的・直進的・純粋主義的とは言えないんじゃないかと。
>>366
聞きたいのは逆でさ、
グリンバーグが一時ヘゲモニーを握っていたことは常識だと思うんだが、
一連の整理がアメリカ一国主義になりがちじゃないか?
という疑問を感じたよ。

せっかくクラインとかフォンタナの話が出てくるんだから、
ヨーロッパの動きも位置付け直すべきだと思う。

時々ミニマルやコンセプチュアルの「新しさ」を、
アメリカ性以外の仕方で説明するのに困難を覚えるんだよ。
一応は抽象表現主義以後のスケール感覚
(コンポジション概念に対する批判)
が背景にあるとは言えるんだが、
見方によっては二十世紀初頭の抽象との差異が曖昧になる。

ロシア・アヴァンギャルド情報などが遮断されていた時期の
アメリカ人が主張する、
自国美術の独自性みたいな歴史観は、
大いに再検証されるべきじゃないかな?
369わたしはダリ?名無しさん?:05/01/21 12:22:04
ここってさあ、現代美術について語ってるんじゃなく批評自慢の板に思うよ。必死の様相で書き込みする様子は若い男でよくいる「僕のことを理解してくれ〜」って叫びに似ている。

折れのような傍観者には松井みどりが一人いれば足りるんだけどな。
370わたしはダリ?名無しさん?:05/01/21 12:28:21
これはなんていう人のサインですか??油絵なのですが…価値あるのかな?
http://g.pic.to/7s8e
371わたしはダリ?名無しさん?:05/01/21 12:28:51
>>363
>美術家が隠喩や論理の 飛躍ととれる言葉遊びを好み、到達できない憧憬
>を語り、観ればわかることを、わざわざ語ることを嫌ったことなどに、
>もうちょっと寛容であるべきではないかと思いますのよ。

これはクラインも含めておっしゃってるんですよね?クラインやフォンタナが超越的なものに取り憑かれてた
のは別にいいんです。でもことクラインに関するかぎり、やはりそれほど素朴な人じゃないと思います。
とにかく肥大したエゴの持ち主で、作品にも著作にもそれが露骨に現れている。
自分の発明(だと本人が思うもの)は全部商標登録するくせに、前に書いた通り、先駆者がいるという事実を
突きつけられても認めようとしない。他の方がデュシャンとの関係について指摘されてましたが、
かなりデュシャン的な発想のことをいろいろやっているにもかかわらず、自分がデュシャンにヒントを得た
とか絶対に言わない。

たびたびクラインの書いたものを問題にしましたが、実際彼は「わざわざ語ることを嫌った」どころか、自分の
作品の解釈は自分が全部あらかじめ指定してしまおうという人だったのです。モノクロームの表面の話のように、
たとえ自分の解釈が作品そのものの特性と矛盾する場合でも、いやこの作品はこうだから、と譲らない。
芸術家は多かれ少なかれみんなそういうところがある、という意見もあるかもしれませんが、クラインの場合
あまりにもあからさまなんで、付き合いきれないのです。

作品の可能性を評価するというRさんのご意見は大事だと思いますので、この件についても私の方からはこれまでと
いたします。
372366:05/01/21 12:35:12
>>368
いや、全面的に賛成なんですよ、私も。ただ、ご自身で指摘される通り、「ミニマルやコンセプチュアルの「新しさ」を、
アメリカ性以外の仕方で説明する」のは非常に「困難」で、その背景には、たとえば60年代初めまでは
「ロシア・アヴァンギャルド情報などが遮断されていた」ということが大きい。アンドレは例外的にブランクーシや
ロトチェンコにいち早く注目していたけど、ステラやジャッドは、少なくとも64年頃まではかなり排外主義的というか、
ヨーロッパの同時代のことは頭からバカにしていた(よく知りもしないで)。

私も「グリンバーグが一時ヘゲモニーを握っていたことは常識」だと思ってましたが、そうでもないみたいなので、
そこをこれまでは強調してきたというだけの話で、368さんの言われる通り、「アメリカ人が主張する、
自国美術の独自性みたいな歴史観は、 大いに再検証されるべき」だと思います。
373366:05/01/21 12:40:35
>>369
>「僕のことを理解してくれ〜」って叫び

私自身のことは別に理解してくれなくてもいいんです。
374366:05/01/21 12:52:09
というか、今までの私の書き込みには私自身の意見はほとんど入ってなくて、
>>368さんの言われる通り、常識を受け売りしてるだけですから。
(クラインの話は多少私情が入ってますけど。)
>>373
黒岸が自分が言われたことを他人にも言ってるだけだから気にしないでいいよ。
>>375
言えてる(藁

黒岸が松井に好意を示すとは思えんけど。
黒木氏は、他にも痛い人がいることにして安心したいんだろうね。
378わたしはダリ?名無しさん?:05/01/21 17:14:16
イタサにおいてさえ宇芽ちゃんにはかなわない・・・哀れ区路棋士

そういや今日宇芽ちゃんどうした?図書整理の日でつか?
379:05/01/21 21:07:18
>>366
>>とりあえずステラとアンドレの間で、なぜかこういうプチ・ブームが盛り上がった
>のは、「なぜか」じゃなくて、彼らがたとえば抽象表現主義を見、同時にグリーンバーグの
>批評を読んでいたことを考えれば十分納得のいくことだと思います。
つまり、シンメトリーや反復やモジュラー構造といった、幾何学的な抽象を構成する原理が、
抽象表現主義に対抗するために、意図的に選択されたのではなく、<絵画>や<彫刻>にとって、
不純な要素を消去していって、最後に残る必然的な本質的原理であるということが、
グリーンバーグの批評を熟読したことから導き出された故に、必然的に選択されたというわけですね?

>グリーンバーグの書いたものを少し丁寧に読んでみて下さい。また、ミニマリズムについての研究書も。
>今まで私が書いてきたことが、単にみんなのいっていることを要約しているだけだということがわかって
>もらえると思いますので。
そうですね。やはりミニマリズムに内在する思想は、西洋美学の根幹であり、広い応用性を持っていると
思うので、今まで我流に理解したつもりになってましたけど、また勉強し直してみますわ。
いろいろと、かみくだいて解説していただいて、ありがとうございました。
380:05/01/21 21:42:15
>>278
>そうですか、クラインは擬似宗教性を尊ぶ人間でしたか。レディ=メイダー
>マルセル=デュシャン氏は武道のラインに芸術性を見出し、柔道初段を取得し
>ましたね。それは結構有名な話で、おそらく、武道=武術=武芸=芸術と
>判断されての英断だと感じます。
梅田さんのご意見に、わたくしも同感しますわ。
イヴ・クラインは「アートってのは、生きてるってこと、そのものなんだよ」と語り、
デュシャンは「エロス、それはイノチ」と語ってます。
生きることの、矛盾に満ちた、豊かな、悲惨なありかたを、<アート>と区別せず、
生きられたアートとして、毅然として提示してきたアーティストたちに、わたくしも
深い敬意を覚えますし、そういう倫理を継承したいと願っておりますの。
381:05/01/21 21:43:08
>>350
>貴方かなり「毅然性の強いタイプの芸術家」とお見受けします。
それは本当に良い表現ですわね。アーティストは毅然性を強く持たないと、
自分自身の存在理由を信じられなくなりますわね。じゃなかったら職人になってしまうわけで。
誰かが既にやって褒められたことを繰り返して、より上手にできましたって言って、
人に誉めてもらおうという態度は、わたくしは好きではありませんの。
同様に、誰かが馬鹿にしたから、自分も安心して馬鹿にしていいんだという、小人のような嗜好もまた、
アートとは対極にあるもので、好きではありませんの。
382わたしはダリ?名無しさん?:05/01/21 22:42:34
>>379
>つまり、シンメトリーや反復やモジュラー構造といった、幾何学的な抽象を構成する原理が、
>抽象表現主義に対抗するために、意図的に選択されたのではなく、<絵画>や<彫刻>にとって、
>不純な要素を消去していって、最後に残る必然的な本質的原理であるということが、
>グリーンバーグの批評を熟読したことから導き出された故に、必然的に選択されたというわけですね?

というふうにまとめていただくと、これまたちょっと私が念頭に置いていることと違うんですが…。
抽象表現主義との対抗という話を排除したつもりはなかったので。
しかしまあ、誤解が誤解を生むということになりそうですから、この辺でストップさせていただきます。

私の書き方は、このスレや他のスレでたびたび皮肉られているところを見ると、どうやら
「美術史オタク」的というかひとりよがりなものと受け取られているようで、当人としては
まるで大学で討論でもしてるみたいなつもりで文献とか事実を引用したりしていたら、それも
知識のひけらかしやら単なる自己主張というようにしか見えないらしい。大学のルールが外で
通用するなどと思ったあたりからして認識不足でした。反省しきりです。
これ以上Rさんにお付き合いいただくのも心苦しいですし、これで撤退といたします。Rさん
どうもいろいろありがとうございました。
>>382
別に俺みたいな「同類」もいるし、
時々書いてくれよ
384わたしはダリ?名無しさん?:05/01/21 22:54:36
>>382
椹木スレのカキコのことかい?黒岸の世界制覇戦略だから気にしなくていいよ。
ちなみに368=383。
386:05/01/21 23:14:12
>>382
>大学のルールが外で通用するなどと思ったあたりからして認識不足でした。反省しきりです。
遊びのルールは遊び相手が1人いれば、遊びの中で決められていくものではないかしら?
わたくしは、いろんなお話ができて、とても楽しかったですよ。もっといろいろな、
お友達が参加してきてくれたら、もっと楽しくポリフォニックな遊びの場になったでしょうに。

>これ以上Rさんにお付き合いいただくのも心苦しいですし、これで撤退といたします。Rさん
>どうもいろいろありがとうございました。
こちらこそ、レベルの低いわたくしの応答に対して、辛抱強くおつきあいして下さって、
ありがとうございました。ミニマルからクーンズへと現代美術の話題にまで繋げていけたら、
さらに理解が深まるとおもうけど、それはまず、わたくしがもう少しミニマルを
勉強してからの方が良さそうね。ではまた何か機会がありましたら、お話しましょう。
387わたしはダリ?名無しさん?:05/01/22 01:23:54
観てもいない展覧会を観たといったり、
読んでもいない本を読んだといったり、
作品をつくってもいないのに作家を自称したり、
全く、なりきり宿には根鎌が相応しい(藁。

388くろきし:05/01/22 01:31:21
もうすぐ世界制覇だ!(藁。
389わたしはダリ?名無しさん?:05/01/22 01:33:49
ガンバレくろきし! それいけくろきし! やれいけくろきし!


390梅田 聡一郎:05/01/22 09:02:43
 私、もっぱら「馬鹿にされる方」の人間で、、、、、、、。
頭がおかしいとか、おかしいとか、馬鹿っぽいとか、良く
言われて、そういう一言って、救いであったりします。
 なんか嬉しいです。たまにそういう人いるんですよ。
本当、嬉しいです。ほら、頭の切れる人って、なんかそういう
「学識を用いた高度な嫌がらせ」とかも、人生乗り切る為にやっちゃう
んで、そういうのが凄く、僕は、ため息で、
 こうする事で、
 「そういう事を言う誰かを待ってた」ような気がします。
 Rさん、また良いお話をお願いします。
391梅田 聡一郎:05/01/22 09:18:58
 僕は結構同じ事を繰り返した経験が少ないですけど、
結構それって、落伍者では。勉強して、大学に行って
、既存の技術を、既存の道具で学んだ上で、今があられる
方が殆どですよ。そういう事を言って、僕のような人間に逃げ道を作って
くれる方がいるのは凄く嬉しいです。でも、面白いだけの僕は
「中途半端」にすぎないのですよ。僕はそう考えます、
392梅田 聡一郎:05/01/22 09:43:47
 「否定」も「罵詈雑言」も「籠に棒立てたような稚拙な罠」も
「差別用語とも言えないぼやき」も「僕の好きな世界に対する卑下」
も、僕の世界には少しもはいってこない。
 「僕」と「僕を否定しないでくれた相手」の為に、一生懸命。

   それが僕の中途半端なりのオリジナル。

 こういった感じの方向で。
393梅田 聡一郎:05/01/22 10:13:33
わたしは。かつてない純粋なやる気を錠剤飲んで絞ってます。
「やる気の有無も見分けず、中途半端さだけ目に付くなら、他人行儀で良い。」
わたしがどれだけを犠牲にやる気を再三絞っているか。半端が消えたら出直します
 
394梅田 聡一郎:05/01/22 10:32:27
 追伸 わたし、時折思い出して涙が出る程尊敬しておりましたよ。
本当はそれが「普通」で、あなたが変でおかしいのでは?
395わたしはダリ?名無しさん?:05/01/22 11:57:29
> 本当はそれが「普通」で、あなたが変でおかしいのでは?

どっちがおかしいということではなくて、双方おかしいと考えるべきだ。
396わたしはダリ?名無しさん?:05/01/22 22:23:19
宇芽ちゃんのポエジー
397:05/01/23 04:36:19
>>367
>作家は真剣に、西洋の伝統に連なる高貴な表現を追究しているつもりでも、後から見ると明らかに
>時代錯誤でグロテスクに見えるということがある。ナチスの御用芸術(建築でも美術でもいいのですが)
>が究極のキッチュだというのは今では共通の認識だと思いますけど、シュペーアやブレッカーたちにすれば、
>古典古代の様式でアーリア人種の優越を表現するんだ!と興奮してたでしょう。だからフォンタナが
>「真剣」だったからといって、それだけでは彼の作品がキッチュじゃないということにはならないと思います。
ナチの御用芸術家、建築家のような、一流のアーティストを政治的に駆逐したあとに残ったクズたちと、
フォンタナを比較するのは、ちょっと違和感がありますわね。
具象・抽象をとわず、フォンタナの作品からは、誰も試みていないことに挑戦することから生まれるパワーが、
たとえ妙な感じがする作品からでも、感じられると思うのよ。
他方でナチの芸術というのは、まさに悪い意味での古典の陳腐な模倣であり、前衛的な精神を
すべて否定した、スターリン主義下の旧共産圏や、北朝鮮の御用芸術の同類だと思うわ。
そういう後ろ向きの芸術も、文化史としての美術史の研究対象になるという点は、理解できますけど。
要するにフォンタナが真剣だったからキッチュではないというよりは、その作品が徹頭徹尾独自だから、
過去の様式の折衷的、模倣的という意味でのキッチュという印象からは、遠く離れていると言い直しておきます。
398:05/01/23 06:11:29
>>365
>ただ、ローゼンバーグでもいいしトマス・ヘスでもいいし、その他諸々の当時第一線で活躍していた批評家たちの
>ものを読んでいけば、彼らの書いたものからは、 ステラやアンドレたちのような作品とか思想は出てこない
>ということがわかるはずです。もちろん、こういう作家たちは批評だけじゃなく、Rさんが強調されるように、
>作品そのものを見ることから、同じぐらい大きな(場合によってはより大きな)霊感を得ていたということは
>あります。でも、“絵画を含めた各芸術は自分にとって本質的な要素のみを追究し、それ以外を捨て去るべきだ”
>なんていう見方は、ただ作品を見ているだけでは出てこない。そこで、あくまで補助手段的なものだったにせよ、
>グリーンバーグの批評が大きな意味を持ったと思うわけです。
ステラたちと同時代のカラーフィールド・ペインターたちは、グリーンバーグの思想に、きわめて忠実であった
ということは、全く疑い得ないし、彼らのスタンスは抽象表現主義と何ら変わらないものだったと思うのよね。
でも、アンドレの先の文章で重要なのは、“絵画を含めた各芸術は自分にとって本質的な要素のみを追究し、
それ以外を捨て去るべきだ”というところに重点があるというよりも、「(自己)表現や感受性には、自分たちは
関心が無い」と述べ、自分たちは感性ではなく知性によって(そうはハッキリ書いてないけど)、
<絵画>なり<彫刻>なりの必然性を探求するんだ、と反・抽象表現主義の宣言をしてる点だと思うのよね。
そういう考え方が、はたしてグリーンバーグ抜きに出てこなかったのかどうなのか、当時のアメリカの
批評家たちの判断の方が、曇ってたという可能性もあるんじゃないかと思うわけだけど。

>そこで、あくまで補助手段的なものだったにせよ、グリーンバーグの批評が大きな意味を持ったと思うわけです。
グリーンバーグの批評が、ミニマリズムの成立の補助手段的な意味を持ったというなら、わたくしも同意見ですわ。
399梅田 聡一郎:05/01/23 10:10:43
 ポエジーとか言うな。暗い連中のする事でうんざりしている所だから。
多分頭に(死ね)とかよぎっちゃうんだろうなあ。
 
 R 氏は本当に頭が良いですね。掘り下げ方も格好よく、文章の
柔らかさも失ってないような感じで。こういう教わり方をする人間
は結構幸せだろうと感じます。こういう地方だと、堂々としてないと
、付け込まれてしまう感じがほとんどですが。良くわたし辺りの質問
にも答えられますし。
 「一人一人大事にされてますね」かつとても柔和な物腰で美術を分解
してるな、と感じます。
400わたしはダリ?名無しさん?:05/01/23 10:38:34
宇芽ちゃんのポエジー
401わたしはダリ?名無しさん?:05/01/23 10:44:26
梅多さんの書き込みって、難しいんだけど、よく読むと詩的な格調高さがあって、
素敵ですね。
402わたしはダリ?名無しさん?:05/01/23 10:50:34
キッチュを悪口としか思えないところがRの限界だな。
前にまだ80年代かよ・・・と言われてたが、これじゃ19世紀並みだ。
403:05/01/23 11:26:40
>>402
>キッチュを悪口としか思えないところがRの限界だな。
たまたまフォンタナに関しては、キッチュという形容はあたらないと書いた
までのことよ。
キッチュという概念自体、多分に曖昧で、本来は悪口で用いられていたものでしょ。
それが1960年代ぐらいから、かつてはキッチュとみなされた、雑種的なスタイルの混交が、
特にポストモダン的デザインや建築の分野で、流行したわけだけども、わたくしの経験では、
西洋の美術批評の世界では、「あまりにもキッチュだ」という表現で否定的に評価する
ときに、キッチュという言葉が使われていて、褒め言葉では使われてませんわよ。
日本人がファッションを評して、「キッチュで可愛い」とか言ってるのは、意味が分かって、
言ってるとは思えないわね。
あなた、たぶんベンヤミンとか読んでお詳しそうだから、今日の芸術表現において、
キッチュであることのポジティヴな価値について、説明してみてくださる?
例えばオルデンバーグ。
キッチュじゃないと作れないような質の良い作品(変な形容だが)がたくさんあるよ
ソフト・スカルプチュアの一部ね。
スイッチとハンバーガーが良い。
405:05/01/23 11:56:31
>>372
>「ミニマルやコンセプチュアルの「新しさ」を、アメリカ性以外の仕方で説明する」のは非常に「困難」で、
>その背景には、たとえば60年代初めまでは「ロシア・アヴァンギャルド情報などが遮断されていた」ということが
>大きい。アンドレは例外的にブランクーシやロトチェンコにいち早く注目していたけど、
ポロックのスレでも、ロシア・アヴァンギャルド、とりわけロトチェンコのミニマリズムへの影響の指摘は
あっても、ブランクーシの『無限の柱』を、アンドレがいかに高く評価してたか、全く言及が無いのが、
ちょっと不思議なことでしたのよ。『無限の柱』のシリーズは、1921年には既に製作されていたようですし、
はっきり確認してませんけど、ニューヨークのコレクターの手にも、デュシャンを仲介して、早い時期に
渡っていたんじゃないかと思いますの。
わたくしの考えでは、『無限の柱』は、完全にミニマリズムの特徴を有した最初の作品だったと思ってますの。
特に無限という概念が重要だと思いますのよ。マン・レイの日記によると、ブランクーシが、転居したコレクターの
家の庭に設置されてた『無限の柱』の下の方をノコギリで切ってから、
「この『無限の柱』は、どこで切っても『無限の柱』なんだよ」と、マン・レイに説明したそうですのよ。
つまり、長さや大きさは可変的な作品だ、ということだと思いますわ。
そういうわけで、モダニズム彫刻の父であるブランクーシにおいて、すでにミニマリズムへ直接リンクする
アイデアが結実していたと思うのよね。
406:05/01/23 12:03:24
>>404
>例えばオルデンバーグ。
>キッチュじゃないと作れないような質の良い作品(変な形容だが)がたくさんあるよ
>ソフト・スカルプチュアの一部ね。
>スイッチとハンバーガーが良い。
キッチュという概念とポップという概念は、どのように区別されているわけかしら?
リキテンシュタインはポップだがキッチュではないと思う?
407梅田 聡一郎:05/01/23 12:28:35
 苦労のあともなくさらさら、と、いう境地を有元利夫は愛し、それを目指し、
その境地に達したと思う。作品についても、生き方についても。
 それは苦労や苦悩と無縁だったという事ではない。だが、少なくとも
有元利夫の没後出発された日記と素描集「もう一つの空」(新潮社刊)を読み、
彼が「良い作品を作る」ためにいかに迷い、自らを励まし、様々な問いかけをし、
その問いかけを半数したかという痕跡を知るまでは、(常に彼の身近にいた婦人
は、それを目の当たりにしたのだろうが。)
 彼はそんな深い創造の苦しみなど知らぬ気にいつも余裕をもってのどかにせいかつ
し、そのそぶりは楽しみながら作品を生み出していたと見えるのが事実である。
>>406
リキテンシュタインは、
社会的次元がほとんど関係ない作家でしょう。
409わたしはダリ?名無しさん?:05/01/23 13:00:54
有元利夫みたいなのが、一番質のわるいキッチュだと思う。

質じゃなくて「タチが悪い」と言い直すべき
質の悪いキッチュなんてドンキに腐るほどあるから
鈍器は芸術家の救世主でつ。
412梅田 聡一郎:05/01/23 13:33:57
 習ってますから。本物から。さりげなく。評価も体から滲み出てますし。
「全然さりげなくない名登場」をする貴婦人の指導もあって、、、。
私、2年前と、ちと違う。
あ。。変なもの体から滲み出してますよ。。。
414わたしはダリ?名無しさん?:05/01/27 00:39:44
キッチュ→ハンパなまがいもん

ポップ→軽い、解りやすい

キャンプ→くどい、アールデコ
415梅田 聡一郎:05/01/27 12:12:44
ちょっと!!ステキとか言われてるよ!!!!誰だ!!!
(こんだけ言われてそれひとつしか耳に入らない自分も結構ステキ)
416梅田 聡一郎:05/01/27 12:16:07
 誰だ!!僕のこと「素敵」と言えた、チャレンジャーは!!
知りたい、、、、。くそっ。チィッッ。本当に知りたい。
 僕、何年ぶりかに素敵って言われた、。(あ、キャンプとか
わからないから)興味深々。誰だろう、、、、。この茶々偽名ども
が居なければ分かったかもしれないのに、、、、。(がっつきすぎ)
417梅田 聡一郎:05/01/27 12:19:18
 もう、何年も聴いてない「素敵」。僕は。(男勝り素敵。みたいな。)
ちょっと誰だよ。墓場から掘り起こされ気分!
418わたしはダリ?名無しさん?:05/01/27 12:23:25
オレオレ、オレだよ。
んで話のついでだが、ちと100万ばっか都合してくんね?
一週間後には倍にして返すからよ。
419401:05/01/27 12:27:25
まさに飛んで火に入る夏の虫
390=400=401
「ポエジー」と言ったらブチ切れたので(「死ね」ときたよ)口当たりよく言い換えてみたら
欣喜雀躍。久しぶりにマジ藁田。
420梅田 聡一郎:05/01/27 12:51:22
 ぐはああ!!!っつなにするの。酷いじゃないですか。
こうして本名出す以上は「ある程度以上単純な性格」なのは分かるで
しょう。酷い
421わたしはダリ?名無しさん?:05/01/27 15:27:05
えーと
自分を大切にしてください。
あとキャンプはスーザン・ソンタグという人が考え出した概念です。
422わたしはダリ?名無しさん?:05/01/27 17:51:46
Rって、結局、日本人は、莫迦で俺みたいになにもしらないってところから
出発してるのだね。メッセージって内容だけではないのだよ。そういうこ
と言ってるっていう意味があるの知らないの?その言い分じゃ、壱件みたい
な阿呆にシンパ感じてるんでしょ?
シンパ感じるのは林道夫じゃないの?イチケンはバカにされていると思う。
424わたしはダリ?名無しさん?:05/01/28 07:14:19
岡○乾○郎はゼネコンと金儲け。
1 :わたしはダリ?名無しよ。 :02/02/11 15:06
なにが芸術だよ。金儲けの税金泥棒じゃん。 (土木)施行会社とかコンサルタント会社とか見てみるとスゴイぜ。

2 :わたしはダリ?名無しさん? :02/02/11 15:25
河川工事代金をツリ上げただけ。

5 :わたしはダリ?名無しさん? :02/02/12 10:14
団体役員なんかに知り合いが居ると楽だよ。
オレも某東北田舎の施設の仕事をここ5年くらいやってたけど、 適当にじいさんたちに付き合って印象派の話とかしていれば毎年予算貰えたよ。
さすがに来年は厳しいな。もっと人脈広げとけば良かったな。 今、作品集作ってるんだけど岡○さんみたいに色んなとこ配るんだ。

6 :私はダリ?名無しさん? :02/02/12 13:43
金もうけするのはいいけどね。岡○乾○郎の実家は駄目になったし、 そろそろミエをはってきた人生がつじつまが合わなくなってきたから 岡○乾○郎はどうしても大金が欲しかったんだろうけれどね。
これが芸大の平○先生のように売り絵画家なら何にも文句はにけど。 (でもノ−ベル賞を国民の税金で取ろうとすることや、意味無い美術館を建てるのは良くない)
岡○乾○郎は税金泥棒しながら、浅□彰の猿マネしていろいろ批判するのは問題。 もうちょっとまじめな性格ならば丸山直文みたいに関東の大学の先生にでもなれて定期収入も入ったのに。
425わたしはダリ?名無しさん?:05/01/28 07:14:53


7 :わたしはダリ?名無しさん? :02/02/18 18:26
自分の作ったT−シャツ送ってきてくれたけど こんなの恥ずかしくて着られないんだけど・・・

8 :わたしはダリ?名無しさん? :02/02/20 23:13
本人には会ったことはないが、灰○塚には行ったことがある。何やら実験的でやりたい放題だなという印象を受けた。
HPのほうもご自分のイラスト展示やT-シャツの通販など、地元の方をないがしろにしているのではないかと思った。私は美術関係のボランティアをしているので正直腹が立った。

428 :わたしはダリ?名無しさん?:05/01/27 22:25:27
現代美術と公共工事ねえ、 どちらも、今はさっぱりだな。で、大学の先生か、 岡○乾○郎も彦坂も多摩美には今はかかわってないのだっけ?

429 :わたしはダリ?名無しさん?:05/01/28 00:34:04
ゼネコンと金儲けした岡○乾○郎環境アートの付近に在住の方に質問します。 本当にあった方が良い作品ですか?。利用しましたか?。税金の無駄だと思いませんか?。
>>424-425
ネタが古すぎ。今ゼネコンと言えば川俣正。
427利毛T ◆aBS2/MH9CM :05/02/08 13:26:04
フォグレスで、昨年の”Frieze Art Fair”の紹介記事を読んでたら、女性の糞を使った素晴らしい
インスタレーション作品が紹介されてました。椅子に座った女性の前の床に、彼女がその日の朝に
出した便が置いてあり、背後の壁には、彼女の肛門の美しい拡大写真が設置されているもの。
ここまでシンプルに切り詰めた手腕は素晴らしいと思います。
作者の平川典俊さんのインタビュー。
http://dazed.excite.co.jp/dazed_people/art/noritoshi_hirakawa/
フォグレスの記事。
http://www.fogless.net/artreview/041015_londonartfair/londonartfair.html

確かに。

匂いってのは最後の砦だよな。
429:05/02/11 06:21:47
>>427
>ここまでシンプルに切り詰めた手腕は素晴らしいと思います。
わたくしも、平川さんの糞の作品は、歴史的な意義が出てくるかもしれない
と感じますわ。なんとなく、コスースの『1つまたは3つの椅子』みたいな
見せ方も面白いし。やっぱり薔薇色の肛門の写真が効いてると思う。
自分の糞を真空パックにして、商品にした作品をつくったアーティストも
何年か前にいたけど(もちろんマンゾーニの真似)、フレッシュな大便の
インパクトには敵わないわよね。
Rは須賀吐露プレイも逝ける口だな。
誰に仕込まれたのか白状しなされ。
431わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 10:33:15
Rて男性が求めるものを本能的に感じ取ってるだけなんじゃない。
432わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 10:37:23
誤爆かな?
433わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 12:26:19
平川って、アナルが好きだな、、、、、
そりゃ、見る方はビックリするし不快感をかんじるのだけど、だからどうしたよっていいたくなることもあるよな。
434わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 12:31:36
アートの状況を考えると、まあいいんじゃないかとか、いけそうだねとか思うのだけど、
実際に作品を見ても(うんこはみてないけど)その感想が変わらないっていうのは結局つまらない。
435わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 13:00:19
コスースよりも、ボイスのイスの上の脂肪を連想してしまったよ。
あれも、糞がらみだって話だしね。

但し、糞ネタはもう糞って感じではないの?
436わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 14:42:50
東京都の現代美術館に行ったがさっぱりわからなかった
ただ、宮島達男という人の、集積回路を使って数字を生物のように見せた作品は、
刹那的で面白かったな。
437souichirou umeda :05/02/11 15:00:26
 それは133631nitプロジェクトの一環としての回路ですね。若い時の宮島達男
さんはポリシックスやグラインダーマンのような格好で楽しそうでした。
あの時を刻む機械に、意味性を求めてしまう人間は結構たくさん存在する
筈です。
 「機械の年輪」を刻む事に成功した宮島達男氏の作品に、機械の感じている時間
を提供する力があるのは凄く理解できます。皆が好きな作品で、置かれている場所に
おいても醸し出す雰囲気がまた違うような気がします。
 作品の材料自体には結構簡単な部材が用いられています。しかし、本人の考え、
哲学が複雑冥利な為、簡単な部材にも、難解なテーマがこもります。
 だからぼくは好き。
 
438souichirou umeda:05/02/11 15:02:00
それが刹那の秘密のような気がします。
439souichirou umeda:05/02/11 15:06:38
 都心部の美術館は俯瞰が広く、一つ一つの作品を鑑賞する、そしてその意味性に
ついて個人が深く考えるにおいては、「地方の俯瞰の狭い美術館」のほうが
、実は適当なのです。(経験談ですが。)広い空間には開放感がありますが、
本人の気持ちの方もいささか散ってしまう嫌いがあります。
 一方で、広いスペースはスペースでがっちり押さえて、狭い空間にも、
ぴしゃりと作品を適材適所に当て嵌めてある美術館においてある作品は、
結構テーマが掴みやすくなっています。テーマそのものの場所に配置されている
し、かつ無駄が無いので、観賞者もそういう意味で捉えるしか無い、という
シチュエーションが出来上がっているからです。
 っておもいました、、、、、、、。うふふ。ふふふふ。
440souichirou umeda:05/02/11 15:07:19
R様はどうでしょう?
441souichirou umeda:05/02/11 15:16:51
 僕はこう感じましたが。
442わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 16:00:12
ロザリンド・クラウスのいう<アンフォルム>に興味があるんですが、
1993年に出版されたという
「Optical Unconscious(MIT Press, 1993)」
と、
僕の手元にある
「批評空間1995《臨時増刊号》モダニズムのハード・コア」
のP193〜P223の約30ページにわたって掲載された、
「視覚的無意識/Optical Unconscious/ロザリンド・クラウス
小俣出美・鈴木真理子・田崎英明▼訳」
とは、
どういう関係にあるんでしょう?
批評空間に掲載されたものはオリジナルの触りってことでしょうか?
批評空間誌をみても何も説明がないのでよくわかりませんが‥‥。

443souichirou umeda:05/02/11 16:09:30
  公平さとはこれだ〜 my取説

私は言葉を選ばない連中ととりあうのも、
自分の言った事ひとつ自分と向き合わずに解決する人間も
直接のコミュニケーションを避けるのも
器用で礼節があろうと
名があるというだけで、異常な無礼を働く人間も
見過ごせない

もう一度研鑽を一緒に積みなおしてもらう
しかも絶対お返しに金で買えないものを与える

才を理由に研鑽を避けるのも
「恥」を理由に本名を避けるのも
払う金だけ払って、自分の前から早々に立ち去る人間も
大嫌い
しかも絶対に許さない
矮小な人間のラストの矮小な恋愛をあざ笑った事も
それに無理に介入した事も
許さない
之ほどに毅然性の高さを
恥を忍んで見せて
おかしいと罵られる事も
金輪際許さない
恩は恩、仇も恩で返す私の気質を見越して
付け上がるのも
もうこの年齢、この時期になり
絶対に許さない
私は、暇を無理に作ってでもやる一普通人。
その覚悟を上回る人間だけ、僕の邪魔を許可する。
444わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 16:33:25
ひろゆきが
肩書きを社長から現代美術家に変えて、東京都現代美術館で
「2ちゃんねる −仮想空間の"場"の生成とコミュニケーションー」
とかいういかにも現美的なタイトルで回顧展やったら
既存の現代美術家なんて一瞬にして霞んでしまうんだろうな。
>>442
途中の一つの章の翻訳。
あとは、数年前に行われた「重力」展のカタログにも、
クラウスの本の最終章が訳されている。
446442:05/02/11 17:08:08
>>445
は〜、なるほど。
レスありがとうございます。
「視覚的無意識」
日本語で全文読んでみたいものです。
「モダニズムのハードコア」掲載の30ページを読んだだけでも、
けっこう頭がトロけて気持ちいいですね。
出てからもう12年も経つのに、
なかなか機会に恵まれませんね。
>>446
ついでに批評空間の4号に載った
「主の寝室」も読んでおけ。
図が間違っているから5号で訂正。
この論文を書き直したやつも視覚的無意識に入っている。
448442:05/02/11 17:32:15
>>447
そうなんですか!
詳細な情報、ありがとうございます。
「主の寝室」探してみます。
ちょっと得した気分です。
449わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 21:59:58
>442たん
「視覚的無意識」の翻訳は何年も前から誰かが進めているという話でつ。
でも「オリジナリティと反復」も訳されるまで十ウン年かかったので、気長に待つしか
ないと思いまつ。
450わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 22:03:17
>442たん
「視覚的無意識」の翻訳は何年も前から誰かが進めているという話でつ。
でも「オリジナリティと反復」も訳されるまで十ウン年かかったので、気長に待つしか
ないと思いまつ。
進めているのは小西信之です。
が、最近「西洋美術史研究」に載った駄文などを見ると、
一時の情熱がだいぶ冷めてしまったのではないかと不安ですね。
452わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 22:06:28
>>450
それまでに英語の勉強した方が早いかもw>442
しかしクラウスの文章読めるようになるまでには結構努力が要るだろうな
453わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 22:08:01
>>451
禿同。あの駄文はひどかった。つうか子弐志の文章ってどれ読んでもだめぽ
454わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 22:09:43
455わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 22:11:59
>>451
小西って「Passages in Modern Sculpture」もやってるんじゃなかった?
クラウスの訳は自分が一手に引き受けるってか・・・ちょっとお女史可哀想かも。
『視覚論』のピカソ論も改稿されて『視覚的無意識』に所収されているから、
実質上ほぼ日本語で読めるようなものでしょう。
457わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 22:43:57
>>456
でもよく話題に上るポロック論は訳されてなくない?
458442:05/02/11 22:45:05
>>449
>「オリジナリティと反復」も訳されるまで十ウン年かかったので、気長に待つしかないと思いまつ。
どうもそのようですね。
「モダニズムのハード・コア」に掲載された23ピースのテクストを見るかぎりでは、
「オリジナリティと反復」の時とはちょっと趣が違ってて、
その全貌は、まるで「グーテンベルグの銀河系」のような万華鏡的モザイク世界か、
あるいは根茎状に相互に絡み合うテクスト群のリゾーム的世界が広がっているのかな、
なんて勝手に想像してます。
待ち遠しいかぎりです。

459わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 22:45:35
>>457
>>445の言ってるのがポロック論
445でも、エヴァ・ヘセ論省くのは大問題だと思ったよ。
尾崎バカかと。
461わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 22:53:49
>>460
重力がテーマの展覧会のカタログに載せる翻訳でヘス省いちゃだめだよね。
というわけで442たん、
>実質上ほぼ日本語で読めるようなものでしょう。
と456たんはいうけれど、既存の訳をかき集めて読んでも大事な部分が抜け落ちてる
危険があるということですわ。
462442:05/02/11 22:54:05
う〜ん、
それじゃ「批評空間」のときは、幸い訳がよかったってことか〜。
う〜ん‥‥。
463わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 23:02:06
>>462
「ハード・コア」のはそんなにいい訳と思わなかったけど?
それでも読んで面白いと思えたとしたら、それは442さんの向学心の賜物でしょう。
だいたい「ハード・コア」は、日本でフォーマリズム以後の美術批評が知られてないから紹介するとかいって
グリーンバーグとかフリードとかクラウスの訳を載せたわけだが、どれも総じて問題のある訳だった。

ところでこのところクラウスネタが盛り上がってますが、この板にはクラウスと聞くとすぐに
「80年代の思い出に浸るオサーンたち氏ね」とか言って煽ろうとする香具師がいますので要注意かと。
クラウス=80年代と思ってるあたり、ご当人がモロ80年代的思考パターンにはまってることを自ら
暴露してるわけですが、ともかく万が一現れたらスルーってことで皆さんお願いします。
でも8割は読めるので、
残りの部分を英語で読むべき。
アマゾンでペーパーバック刈っと毛
465わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 23:04:17
小説風の部分(斜体になってるからすぐ見分けが付く)はとばして。
どうせ同じ文章の繰り返しだし。
第一章は「グリッド」の再録みたいなものだし。
ドイツ語かフランス語を知っていると、
実はクラウスの構文はわかりやすいかも。
あれは英語にとってのヨーロッパ翻訳文体だから。
467442:05/02/11 23:08:03
そうですか〜
やっぱ英語かあ。
詩性の無い訳文ではツライしなあ‥‥
できれば「アンチ・オイディプス」なんかを読んでるときのような
ときめきが欲しい‥‥
468わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 23:09:11
でも442たんは英語自体これから勉強だから
469わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 23:10:55
>>446
最近のは翻訳文体とかなんとかいうより、本人が教育的配慮を完全にすっとばして
書いてる気がしてすごく読みにくい。思考に飛躍がある。
>>469
俺も長年そう思っていたんだが、
先日再読したらかなり単純な文章だと気付いた。
一人称の語りが入っているだけのこと。
471わたしはダリ?名無しさん?:05/02/11 23:41:33
>>470
「視覚的無意識」までについてはおっしゃる通り。「最近」と言ったのは
それ以後の文章のこと。内容が難しいんじゃなくて書き方が結構めちゃくちゃだとおもう。
大病したらしいのでそのせいかとか思ったりして
472:05/02/12 03:20:49
>>439
わたくし、日本を離れて5年ぐらいになりますので、日本の美術館事情に、とてもうといんですの。
金沢とか直島とか、新しく出来た美術館には、機会があれば、ぜひ行ってみたいですわ。
一般論で言えば、俯瞰的に鑑賞される必然性がある作品でない限り、上から見られるのは、
迷惑なんじゃないかしら?例えばミケランジェロのダヴィデ像は、見上げられることを想定して、
あんなに頭や手を大きくしてるわけでしょ。もし上から見下ろされたら、バランスがガタガタになっちゃうと
思うわね。

でも、美術館に吹き抜けの空間ってのが無いと、やっぱり息苦しいわけで、そういう場所に
ふさわしい作品を、しかるべきスケールで、パーマネントなインスタレーション作品として、
展示する傾向はあると思いますけど・・・。単純に、東京都現代美術館の展示空間は悪い、という話
ではないのかしら・・・?
美術館の空間性のあり方というテーマについて、青木さんという方が対談されてる文章があるので、
参考までにご紹介しておきますわね。奈良さんとか、良いこと言ってると思いましたわよ。

Dialogue:美術館建築研究[1] 美術館建築をめぐって(1-2)(磯崎新 + 青木淳)
ttp://tenplusone.inax.co.jp/dialogue/dialogue1_1.html
ttp://tenplusone.inax.co.jp/dialogue/dialogue1_2.html
Dialogue:美術館建築研究[3]アートの現場から[1](中村政人 + 青木淳)
ttp://tenplusone.inax.co.jp/dialogue/dialogue3.html
Dialogue:美術館建築研究[4]アートの現場から[2](奈良美智 + 青木淳)
ttp://tenplusone.inax.co.jp/dialogue/dialogue4_1.html
473souichirou umeda:05/02/12 09:27:05
抜粋が多すぎる、、、。全然勉強に成らない。
474souichirou umeda:05/02/12 09:31:04
アクリルガッシュについて

 合成樹脂で顔料を結合する絵の具は総じてアクリルガッシュと呼ばれている。美術家は、使用する樹脂をそう呼ぶ。
 画材としてのアクリルガッシュの発達は社会的な必要に促されたものであった。1920年代、ラテンアメリカ(特にメキ
シコ)で、有名なオロスコ(1883〜1949)、シケーロス(1896〜1974)リベーラ(1886〜1957)を含む画家グループが公共
建築の壁面に絵を描こうとしたのが当初の発明動機でした。
 というのも油彩がこうした条件下では非常に長持ちしづらくなっていて、大壁面には不適当だと判断されたからです。
「乾きが速く、気象条件が変わっても安定した性質の絵の具」
 を、壁画は求めていたのです。
 実際、彼は当時すでに工業分野では存在していましたが、顔料の展色剤としてはまだ開発されていない。ある物質、即ち、プ
ラスティック樹脂が求められていました。成型プラスティックは家庭用品に定められていたので、パースペックス、或いはプレキ
シグラスは列車や飛行機でガラスに代わるものとして使われていた。
 画材の需要リサーチが開始され、適当な媒質を開発する事に注力するべきであるという事になったのも見逃せない。
 顔料は多少のバリエーションはあるが、基本的には総て同じ。新しく成ったのは顔料を結合するに同じ、ポリマー(重合体)を用いる
事である。(ポリマー=重合体)という言葉は、同一の小さな分子を繋いでより大きな分子にする事によってどんな物質をも強化する重合体である。
 合成樹脂を重合させ、画材に適するようにしたのがこのアクリルガッシュや、「PVA」=ポリビニールアセテートである。
 
475souichirou umeda:05/02/12 09:32:06
同時に、科学的構造によって完全燃焼できるような多孔質の膜が形成される。この絵の具は酸化や還元にも強い事が研究の結果で分かっている。粘着力も強く、絵の具の各層が互いに接着し合い、殆どはがせない状態になる。
 
476souichirou umeda:05/02/12 09:34:00

 

   本文が入らない。面倒くさいから良いや。子どもじゃないしな。
477souichirou umeda:05/02/12 09:35:56
 
 
  これが中学生の勉強。言えば要求すれば与えられる「初歩」。
478わたしはダリ?名無しさん?:05/02/12 14:30:58
クラウスの本は八十年代中頃にでたよね。ということは、八十年代
前半に雑誌に書いたもの等のまとめ。翻訳は遅いのはしょうがない。
なにせ、あんなの売れないし、実際売れていない。
原文で読むのが当然でしょうね。それも、二十年前の論考だ。

クラウスくらいしか訳されていないからありがたがるのもわかるけど
批評理論に関してはアメリカの理論関心者に向けられてるから日本
ではあまりとりあげられることもなかったみたいね。

いまだったら何があるのかな?オイラは美術は興味ないけど
いまだ、フリードとかいってるようじゃね・・。
479わたしはダリ?名無しさん?:05/02/12 16:39:31
>>478
理論の価値を発表の日付(だけ)で決められるかどうかは疑問の残るところ。478氏の言うように、アメリカの美術批評は日本ではほとんどまともに読まれてこなかったのだから、
「いまさら」という批判はあまり意味がないと思う。最終的にどう判断するかは別としてとりあえず読んで理解しないことには話にならない。
そういう意味では批評空間一派が「モダニズムのハード・コア」を出したのは当然すぎる行いだった。読んでみて使えると思ったら使えばいいし、そうでなかったら無視すればいい。
もっとも、
>いまだ、フリードとかいってるようじゃね・・。というのには賛成。
ただし、「いまだ」に60年代のものを読んでるのがいけないというんじゃなく、日本のフリード読みは批判的視点がなさすぎるから。
前に名前の挙がった尾崎信一郎氏などがその典型。フリードは60年代当時からさんざん叩かれてきたが、尾崎氏はその事実になんか感情移入してしまって、
叩かれながら頑張っているフリードはエライ!応援してるぜ!みたいな話にしてしまう。なぜフリードが批判されたのか、どこが批判されたのか、はあまり理解していないようだ。
大袈裟に言えば、ソ連の崩壊っていう事実を無視して共産主義を文字通り信仰しているような感じ。その点岡崎氏は「創造的誤読」というか、自説に役立つ限りでつまみ食い的に読んでいる。
ただし岡崎の周辺の若者たちは、それをみて単純にフリード面白い、と思ってしまうのか、尾崎氏の場合と中身は違うが、結果的には似たような無批判な読みになる。
古谷利裕氏が「偽日記」に時々やってるフリード支持/クラウス批判も、岡崎氏に比べると「誤読」の度合いが少なく、ある意味でまっとうなだけに、フリードを巡る論争の肝心の部分は
取り逃がしてる。
480わたしはダリ?名無しさん?:05/02/12 17:12:08
>>479
アメリカの批評の射程があるってことでしょう。主に誰に向けられている
かということではないか?>>478の言うのは意味ないとは書いてないのでは?それに
クラウスらの議論はジェイムソンなどとの座談会でも日本語で読めるよ。
アメリカの議論の射程を考慮にいないと日本ではやはりいまさらの観は
ぬぐえないな。

余談だけど、フリードはヘーゲリアンだからあまり紹介されなかったの
だろうね。モダニストとしてはカント主義者のグリーンバーグの方が
かっこよかったんでしょう。おそらくだけど。
481わたしはダリ?名無しさん?:05/02/12 17:41:17
>>480
いや、クラウスが日本でどれぐらい知られているかはまあどうでもいいんだ(ご指摘の通り、
比較的よく紹介されてきていると思う。このスレ読んでいて意外に翻訳がでているのを知って驚いた)
その「アメリカの議論の射程」ってやつが日本では考慮されてないと言いたかっただけ。

余談だが、確かにグリーンバーグはカントの名前を出しているけど、内実はヘーゲル主義と考えてさしつかえない。
それに、最近じゃあフリード紹介の方がはるかに盛んじゃないだろうか?あ、もちろん日本の話ね。
482わたしはダリ?名無しさん?:05/02/12 21:25:50
>>463
アハハ、このところのレス、早速他スレで皮肉られてるよ、フリードのフの字、クラウスのクの字を見ただけで
アレルギー反応でちゃう理論嫌い・批評嫌い・文字嫌いの香具師に!
483わたしはダリ?名無しさん?:05/02/12 21:30:02
>>482
この板では定番だな。しかし、高等数学についてケンケンガクガク議論してる香具師らを
見て金にならないとかいって軽蔑するポーズを取る香具師ってあまりいないけど、自称作家で
少しでも理論的な話には異常な敵意を燃やす香具師が多いのはどうしてだろう。どうせそういう
理論的な議論をしてる連中なんて美術マーケットにはほとんど影響力ないんだからほっときゃいいのに。
まあ気にせずこの話題を続けましょうや。
ところで、読みにくいと言われる最近のクラウスは、
ジェフ・ウォールなどを褒めているようだね。
どうなの?
485わたしはダリ?名無しさん?:05/02/13 01:21:21
>>484
そうしますか。
ジェフ・ウォールに言及してるの?参考までにどこでか教えてもらえます?
486わたしはダリ?名無しさん?:05/02/13 02:43:30
オクトーバー系で、クラウス以外の人たちって訳はでないのかな?
487わたしはダリ?名無しさん?:05/02/13 02:51:28
シュミレーションアートて何?
ネオジオて何?
488わたしはダリ?名無しさん?:05/02/13 02:59:23
おれはマーケットの動向に興味があるからクラウスとかオクトーバー誌など興味がない。
学芸員ならクラウスやグリーンバーグって商売柄役に立つんだろうけど作家の卵が読むっていうのはどうなのかな?
489わたしはダリ?名無しさん?:05/02/13 03:14:58
↑ たんなる趣味だろうよ
日本の現代芸術は物質主義に陥っていると思われます。
作品の質感が美的なものであるかのような効果を狙っている反面、
芸術的な体験を鑑賞者に与えることができない作品が作られている
ということです。
これは現代芸術の物質主義と言えるのではないでしょうか。
物質主義じゃなくて、素材主義だな
物質主義という言葉は次のような意味から選ばれています。
敗戦後の日本の生活スタイルは、アメリカ流の物質主義を受け入れた
という言い方があります。
精神的な生活の豊かさよりも、物質的な生活の豊かさを追求する
という考え方です。
私が日本の現代芸術に見られる風潮を示そうとして使った
物質主義という言葉を、狭い意味で素材主義と置き換えることは
可能だと思います。しかしもう少し広い意味で物質主義と言いたいのです。
スレのレベルを下げないでくれ
494あげ:05/02/17 19:26:41
とりあえずスレをあげておきますね
495わたしはダリ?名無しさん?:05/02/17 22:45:06
>>490
なるほど、だから日本のパフォーマンスアートって
しょうもないのばっかなんだなぁ。
496わたしはダリ?名無しさん?:05/02/18 07:25:18
ここのスレって現代美術わからんて言う人が多い気がするんだけど
私は、制作者の意図じゃなくて自分自身の気持ちに当てはめてみて
共通感覚が得られた時に成功してるなと感じる。
物質主義的な絵画であれ、なんであれ、感情がわき上がって来る作品が優良だと思います。
全て一緒くたにして語ることが出来ないのがアートだからです。
わからん小難しい解釈によって本質的な部分にベールがかかってしまっているとは思います。
497わたしはダリ?名無しさん?:05/02/18 07:26:27
最後の1行、現代美術ことです。眠くて間違いました。。。。
498わたしはダリ?名無しさん?:05/02/18 10:50:27
日本の現代芸術は物質主義に陥っていると思われます。
作品の質感が美的なものであるかのような効果を狙っている反面、
芸術的な体験を鑑賞者に与えることができない作品が作られている
ということです。
これは現代芸術の物質主義と言えるのではないでしょうか。
>>498
例えば誰を指して言っているのかね?
「日本人現代アーティスト」をひとくくりにして語るのは
意味が無いと思う。
500初心者:05/03/04 06:14:40
テキストは何読んだらいいのでしょう?
こんな美術番組をみつけた。France 3
http://programmes.france3.fr/suivezlartiste/
ポンピドゥーセンターの作品を一つずつ紹介しているらしい。1回1分半程度。
ダウンロードするなら過去ログも含めNet TransportやGet ASFを使えば可能。
502わたしはダリ?名無しさん?:05/03/15 11:45:21
ちなみに日本にゲンダンイビジュツはありません。レプリカなのです。
503わたしはダリ?名無しさん?:05/03/15 12:54:46
>ゲンダンイビジュツ

確かに、そんなものみたことがない。
504わたしはダリ?名無しさん?:05/03/15 13:06:28
現代美術って「問題提議」や、何かの「プロセスやアプローチ」をテーマにしているのですか?それとも思考停止が狙いなの? そんなことを考えさせるということは感じてる証拠なのかもしれないけど、小生の記憶には残りづらいです。
日本の場合、小中高の教育が悪いよ。
印象派趣味で止まるようになってるから。
506わたしはダリ?名無しさん?:05/03/15 21:52:38
小中学校で何を教えたらいいのでしょう?
507わたしはダリ?名無しさん?:05/03/16 02:43:17
現代美術というのは輸入文化です。
思考停止ではなく作法を知ることです。
どんな表現でも作法にのっとって
すげーなら海外で認められます。
508わたしはダリ?名無しさん?:05/03/16 12:23:30
そうです。輸入物みたいなもの。だから日本人が現代美術と思っている
のは外からみたら少々滑稽なわけ。バナナ扱いされるわけ。(黄色い顔で中身は
白人の意味不明の人たち)

音楽にたとえるとロックもある意味そうなわけ。しかし80年代にヘビーメタル
隆盛の時期にほんの一時期ジャパンメタルがもてはやされた時期があって、
演奏テクニックを追求が流行った世界にとって、日本人の緻密なテクニックが
受けた時代があった。
 それがちょうど今のアニメ・オタクの流行に似てるね。
アニメはどっちかというとテクノに近いと思うぞ
一流派として認知されている感じ。
メタルだともっぱらブートの産地扱い。
510わたしはダリ?名無しさん?:05/03/16 23:51:19
海外で認められる必要あるのか?
なんで外から見る必要がある?
滑稽だろうが日本人に必要なものならそれは大事なもんだろ。
ゲンダイビジュツかどうかなんてかんけーない。
日本人に必要なものじゃなかったから外国様の権威にすがった挙句、こう言われてるわけで。
512わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 00:35:15
現代美術は必要なのに日本には無いって言ってんの。
513わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 01:01:27
>>512
美術好きだから現代美術が盛り上がったらいいなぁなんて淡い期待を持ってるけど
なんで盛り上がらないといけないのか、とかなんで必要かなんていう質問には
上手く答えられる自信がない。
512さんはなぜ必要って思うのですか?
514わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 03:22:01
いまはもはやなんでも現代美術です。
大衆のためのお茶の作法みたいなものです。
日本人は偉い白人が評価するもの=正しいものと
いつの間にか洗脳されているんだな。
515わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 11:30:03
>>514
???????????
516:05/03/17 12:33:22
なぜサッカーという競技が必要なのか答えられる人はいるのだろうか?
ヨーロッパで生まれた球技が南米でもてはやされる訳は?
それこそヨーロッパの植民地主義の賜じゃないのか?
第三国家はサッカーを否定しなくてはならないんじゃない?

日本の現代美術が輸入文化だとしてどうするべきなのよ?
輸入文化の質が成熟しないと思ってるのかな?
その答を出そうとして各世界の色んな場所で色んな作家が活動してるんじゃないのかい?
その答えは確実なものではないかも知れないけどそのプロセス自体に充分意味があると思うよ。
現代美術は実験であるべきで、決して肯定された事柄にたいして迎合することじゃ無いのだから。
現代美術の必要性はそこにしかないんじゃないの?
517わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 13:46:01
作法?まずは言葉(説明、経緯、目的等々)ありきなのですか?部門別の作法が必要なら「現代美術」という言葉自体に類型疲労か形殻化が免れないようですね。作法を必要するなら、私のような素人は扉の前でアレルギーを起こしそうです。西洋指向はこの分野だけではありません。
518わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 13:48:44
ほんとは現代芸術そのものがキニイラナクて、否定したいんだけど、
それだけの知識も史観も何もないんです。感覚だけなんです。
だからとりあえず日本の現代芸術は輸入品だ! だから駄目だ!!
などと言っておけば、えらいインテリもどこかでそんなこと言ってような
気がするし、最近は右っぽいこと言ってれば時流に乗れるし、
カッコついて、いい気分なんです。
だから許してwおねがいwwww

そんなところか
519:05/03/17 14:07:36
>作法?まずは言葉(説明、経緯、目的等々)ありきなのですか?

作法や言葉は多少知っておいたほうが無難ってくらいのものでしょう。
実際に実験を行う場合に於いて、その人の興味の視点が評価されるべきの事でしょう。
その視点は必ずしも作法や言葉を知っていたから得られるものでもないでしょう。
現代美術って只の言葉でしょう、各自がその言葉に対して主観的なイメージを持っている限り
その言葉の定義をココで論ずるつもりはないけれど。
まあ便宜上使わざるをえないけど....

520わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 14:40:27
>私のような素人は扉の前でアレルギーを起こしそうです

何だこの馬鹿
521わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 14:49:23
>部門別の作法が必要なら「現代美術」という言葉自体に類型疲労か形殻化が免れないようですね

その根拠を述べよ。
522わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 15:36:05
最近、高藤高丸(たかとうたかまる)という年齢不詳の、見たところ35前後だが
画家志望の人と知り合った。見た目すごくアブナそうな人である。
実際アブナい人なのだろう。しかし本当に特殊な芸術性を獲得しようとする人は
いささか変わった所があって当然なのではないかとも感じた。
本物か、それとも偽者なのか、絵を見せてもらったが判然とはしなかった。
彼の人間性を考えた時、その作品はあまりにも穏やかなのである。
今度彼の知り合いのカラオケボックス、歌ポケットという店で個展をやると言う。
板橋の大谷口の店だ。3/19〜4/2までだそうだ。
どういう形の個展かは知らないが興味のある人は行ってみて感想を聞かせて
もらいたい。土、日、水が彼が店にいて本人にも会える。
523わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 16:18:07
連続カキコですまんのだが、もう少し高藤さんについて触れたい。
というのも私がこれまで会った人間の中では最高にインパクトを受けたからだった。
彼の絵が穏やかなものだと書いたのだが、現代美術というにはとても古めかしいと
言ってもよいかも知れない。中には感情が画面に溢れかけたものもあり、
私はこういうものがよいのではないかと言うと、彼の言うには、そういう
感情を乗り越える作品の方がより上質なのではないかと切り返され、そういうかきての
理屈もあるのかと思った。
小さな作品ばかりだそうでF4とか6とか、木炭で描いた近くの雪景色とか
パステル画とかだそうである。
524わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 16:23:41
忌さんに同感です。確にその言葉に先入観を持ってしまう。理解しなきゃ、楽しまなきゃって脅迫観念に近い。でなきゃどこなの誰かに馬鹿と言われる。いま現代美術が支持されるにはこの言葉の一人歩きを止めないと一連托生で石とともに玉まで世間から忘却される。
525わたしはダリ?名無しさん?:05/03/17 23:40:53
>>524
思いっ切り使っちゃてるし…
どう言い替える?
自分は分ける必要ないと思ってるが。実験的なものでも、造形美を追求したものでも
受け手が会って成り立つものでもあるしね。作品だけ切り離して分類しても意味ないでしょ
526わたしはダリ?名無しさん?:05/03/18 00:53:41
象徴派、印象派等々ー記憶して系統別に流れを掴みやすくする。安心すると思うんだ。いきなり洪水の様に目に飛び込んでくるよりは。日本人独自の知識や形から入る感覚やお勉強でもいい。世間を拒絶するよりは。
527わたしはダリ?名無しさん?:05/03/18 01:10:29
連投。私は置換や対比の方法で楽しんでる。元々日本人は西洋人より遥かに抽象に馴染む感性を持っているはず。着物の柄や日本画や建築。数寄や破調。そこからたぐり寄せる感じ。
528初心者:05/03/18 23:13:29
「ビジュツ」が輸入品というのは「〈日本美術〉誕生」佐藤道信著の事を踏まえて言ってるのでしょうか?明治政府の政策であったと、。
そんなこと言ったら美大の学科区分が全部輸入品になるだろ
530初心者:05/03/19 01:34:18
「教育」が悪いみたいにいうと「安い」政治家みたいで否なんですが、先生が作家だったり、公募展作家だったりすると現代美術に興味はわくんでしょうけど、。
>>524
理解しようという強迫観念にかられなくても
ミニマルアート、もの派、コンセプチャル
そういった作品を自然に楽しめる受け手が
げんに少なからず存在することを、念頭においたらどうだ?
「作品のコンセプトを知ることが楽しいんだ」
現代芸術の多くは、その根底に言葉、概念、コンセプトがあり、
それを知ることを厭う人間には、まったく楽しめないというのは
   厳  然  た  る  事  実  だ  。
ミニマルアート、あんなものは、意図を知らなければ、ただのガラスの箱だ。
それを作法といいたければ、言えばいい。

なにも最初からコンセプトを知って作品を見るのではない。
作品が何を意味し、なにを目指しているのかに興味を持つのだ。

馬鹿と言われたやつは、どこが馬鹿かというと、
自分が楽しめない芸術=くだらない と決め付ける発言をしたからだろう。
「自分に、その作品を楽しむための適性・資質が備わっているかどうか」
これを自省してから書き込むべきだったのではないのか?




↑現代美術ってこういう臭いオヤジがマンセーしてるイメージ。
言語障害がまじってきたな
534わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 09:23:16
現美が一般に愛されるには時間がかかりそうね。とくに「作品を楽しむ資質と適性」が問われるジャンルには。このスレに迷い込む素人やアンチを馬鹿扱いする一部のお調子者を放置してたら、現美の社会を自分達の手で首絞めてるようなものね。2ちゃん世代が次のお客さんでしょ
535わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 09:59:37
資質、適性を問うコンセプトを必要とする作品・通称ガラクター固定概念に縛られたい人にとっては、アートのぼうとくをしているように見えるのでは。それも策略のうちというなら返す言葉もないが。
そのために他の現美作品まで同質に扱われる危惧を持ちます。
536わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 10:04:53
現代美術に客が付かない理由は自分達のほうにある、と
よーくわかります、本当残念ですね。
537わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 10:20:46
連投三回目ごめんなさい。まとめて送信できないので。コンセプトの知識を持ってしても違和感が残る。作品が空回りしてるようで。意図するコンセプトからも、見てる側の作法からも、大きくかいりしてるように思えて息苦しく見苦しいーそんなときにワカランとつぶやいてしまう。
538TRUE ARTIST:05/03/19 10:54:54
>>500 :初心者
>テキストは何読んだらいいのでしょう?
他のスレからのコピペですが、残念ながら日本語で読める入門的テクストで、ましなものは、
以下のようなものしか、未だに無いようです。古本屋で見つけられれば、
中村信夫著 『少年アート』(弓立社)もお勧めします。1970年代後半のアートがどんな感じだったかが、
よく描かれてると思います。欧米のアートの世界と、日本の美術界との落差は、基本的に当時と変わってません。

|・松井みどり著 『アート:”芸術”が終わったあとの”アート”』(朝日出版社)
|平明に書かれ、1990年代の美術史を理解するのに役立つ良書と思います。
|松井みどり氏の文章はネット上でもいくつか読むことが出来るので、
|検索されることをお勧めします。

|・暮沢剛巳編 『現代美術を知るクリティカル・ワーズ』 (フィルムアート社)
|20世紀後半の美術史について、用語別、アーティスト別に簡略に解説され
|ています。案外、よくまとめられています。本を買わなくても下記のサイトでも読めます。
http://www.dnp.co.jp/artscape/reference/artwords/index.html

|・椹木野衣著 『増補シミュレーショニズム』(ちくま学芸文庫)
|著者が美術手帳の編集をやっていたからかもしれませんが、いろいろな
|美術関係者からは、やたらと持ち上げられてる本のようです。が、本文は
|ちょっとクセがある独断表現が多く、今から見ると誤解もあります。
|80年代の美術の傾向を、いちはやく紹介したという功績はあるでしょう。
539わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 11:22:06
中村信夫はだめだろ、
リヒターとロスコの見分けがつかないみたいだしな。
540わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 11:41:23
現代美術って2ちゃんねるの絵のこと?
541わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 14:59:43
作品を楽しむ資質と適性!〜裏を返せばワタシの作品は資質と適性を備えた鑑賞者でなくてはイケナイ。それだけの提示をしているのだ。

気恥ずかしくも、懐かしくもだ。抽象をはじめて自分の中にすごいゴー慢感じちゃって、描くのをヤメタ私としては。
542:05/03/19 17:52:23
抽象が現代美術?
543:05/03/19 17:56:55
資質と適性はどの世界にもあること。
美術はそんなに特殊なものじゃないでしょ。
544:05/03/19 18:01:38
美術とは何? どう答える?
545わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 19:30:08
ジャンルによって意図するものはかなり変わってくるでしょう。そうお尋ねになる貴方は?
546わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 20:45:14
美術は<新たな普遍性>を提示することだ。
普遍性は<真理>でも良い。

<美術>ジャンルであるから変わらない。
547わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 21:11:26
546さんの言わんとされることは良く分かります。
たぶん、私の感受性に「適性や資質」が著しく欠落しているのでしょう。
548わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 21:12:01
546さんの言わんとされることは良く分かります。
たぶん、私の感受性は「適性や資質」が著しく欠落しているのでしょう。
549わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 21:23:05
違う、欠落してるのではなく言語で形骸化を図るから見えないだけだ。
550わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 21:25:26
人類はホントにすごいんだ、<新しい普遍性>を獲得した美術をちゃんと評価するシステムを昔から持っている。
551わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 21:30:00
生命体の本質は変化、だから言葉で固めちゃダメ。
言語化できないものを言葉に置き換えようとするから元気がなくなるんだよ。

552わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 21:41:10
言語を棄てこれまでの氾濫する絵画に対し、原始に戻れ!あるいは記号による示唆ーアトは見る側に委ねよ!と。一方で世間は印象派を語ることはあっても、現美を語ることはありません。もっと戦略的に機動的に浸透していかなければ。言葉はそういう場合、大変有効と。
553わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 21:42:09
現在進行形という枠の中で、<現代美術>以外のジャンルで<新しい普遍性>を提示している美術があるなら、教えてくれ!
554わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 21:45:41
そもそも絵画=美術という考えが間違っている!
高階秀爾のような美術行政の官僚がいけなかったんだと思うよ。
556わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 21:57:42
戦略的・機動的にやってきたでしょ?その結果は?
美術の評価制度は、そんな広告代理店のような手法では揺るがない。

ロジックで擁護され、普遍性を獲得した作家がいるか?
いる。河原温とか。
558わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 22:00:15
私はもっと現実的です。80年代現美作品を購入したコレクターが次世代に移行し、はたしてその遺志を受け継ぐか?もし手放した時、次の担い手はいるのか? 人により違うでしょうが現美の世間の捉え方にこれぽっちも進歩がない。
559わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 22:00:54
>555、違う!
彼一人でどうこうとか、組織がどうのとかじゃないんだよ。
すべてはもっと大きなシステム、国民総意の結果なんだよ。
560わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 22:05:52
陶芸の世界ではネットで買手が着く。それも地の利で初めて2か月足らずの主婦の作品でも。
561わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 22:11:31
河原温はロジックがコンセプトでしょ。
562わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 22:12:17
>560、そんな細かいことは気にするな!
563わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 22:14:36
>558、それは作品の市場価値について心配してるのか?
564わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 22:20:14
私のように言葉に縛られる大人より次世代の子供達に委ねるしかないのでは。インテリは所詮気まぐれで現実問題に極めて弱い。そんな批評家は去った。ある意味いまはチャンスかもしれない。
565わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 22:28:13
次世代には80年代作品が陳腐化してるかも。
80年代が問題なのではなく、作家性だな。

マーケットが広がらないのは、現状の現代美術のフォーマットがイマイチ日本人にフィットしないからだ、皆うすうす感じてるだろ?
566わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 22:29:46
時間切れだ、続きは22日から。みんな頼むぞ。
567わたしはダリ?名無しさん?:05/03/19 22:31:34
バブル破綻してから現美が一部のインテリやコレクターから、大衆の手に移行しやすくなった。市場価格も含めて。もっと身近にもっていくには、資質や適性はこの際置いて、商品として安直なラッセンや山形より価値があることを宣伝することかも。そのための言葉なんだよ。
568TRUE ARTIST:05/03/19 22:57:29
>>539
>中村信夫はだめだろ、
>リヒターとロスコの見分けがつかないみたいだしな。
そんなに頭が良い人ではないとは思うけど、いくらなんでもそんなことないでしょ。
最初の横浜トリエンナーレの代表(4分の1だが)にもなったし。
行ったことは無いけど、彼がディレクターしてるCCA北九州の活動には、
興味を覚えている。カテランとかヨン・ボックとか日本ごときアート不毛の地に、1月近く滞在させちゃって
るという、その企画力・実行力は素晴らしいと思う。
東京で仕事できるようにしてあげたいものだ。
ttp://www.cca-kitakyushu.org/jp/
569わたしはダリ?名無しさん?:05/03/20 01:38:55
「日本ごときアート不毛の地」に賛成!
「大昔の酒場で良く語られたウンチ喰」みたいな書き込み禁止。
570わたしはダリ?名無しさん?:05/03/20 10:53:41
↑ あなた何人?自らをデイスパイズして何が面白い?何が生まれた?それこそ不毛だ。
571初心者:05/03/20 17:47:37
なんで美術の中心が“銀座”などとゆう高級高価地なんだ!史的のことがわかる本あればm(__)m。538>TRUEARTISTさんへテキスト読んでみます。
572わたしはダリ?名無しさん?:05/03/20 18:21:15
不毛はどの分野でも語り倒されている。もう聞き飽きたよ。中学生で卒業する発想だっ。
573わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/21(月) 19:22:47
>>571
>なんで美術の中心が“銀座”などとゆう高級高価地なんだ!
美術作品を買えるのはお金持ちだけだったから、
画廊が銀座に集まったのかも。

アーティスト村みたいに、一つの建物、一つの地区にアーティストを
集めて住ませて、展覧会をやったり、日曜には市場のように作品を
売ったら面白いと思います。
574わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/21(月) 21:08:28
賛成。
575わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/21(月) 22:00:21
ケンカばっかになると思います。
576わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/21(月) 22:13:18
>>573
>アーティスト村みたいに、一つの建物、一つの地区にアーティストを
>集めて住ませて、展覧会をやったり、日曜には市場のように作品を
>売ったら面白いと思います。
実際にミラノには、"Isola dell'Arte"という、そうした種類の場所があります。
廃屋のようになった古い建物を、市がアーティストたちに提供し、そこに住む金の無いアーティストが、
日曜大工的に空間をリフォームして、そこで制作、展示、コンサート、バザーみたいなことをやってます。
先日、現代美術の若手のアーティストたち(世界の十数カ国の出身)の作品を集めた展覧会が、
そこであって、私も見に行ってきました。もちろん無料です。
ttp://www.exibart.com/profilo/eventiV2.asp/idelemento/17084
バザーとか、縁日みたいな感じで一般の人たちも多く、日曜だったせいか
たいへん賑わっていました。
この場所に住む、貧乏アーティストたちも、上記の会場とは別のところで作品を展示してましたが、
80年代のグラフィティ・ペインティングと似たようなことをやっていて、現代美術としては、時代遅れの
ものばかりでした。
一般化できないかもしれませんが、群れをつくるアーティストというのは、
時代に後れてゆく傾向があるように思います。
577わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/21(月) 22:34:36
ウッドストックとか、
新しき村とか、

578576:2005/03/21(月) 22:51:04
>>576
>一般化できないかもしれませんが、群れをつくるアーティストというのは、
>時代に後れてゆく傾向があるように思います。
補足しますが、生活のため、保身のために群れをつくるアーティストは、時代に後れてゆく
傾向があるようだという意味です。時代に対して前向きな姿勢で、例えば現代音楽の作曲家と現代美術家が、
コラボレーションを行うたぐいのことは、むしろ積極的に行われるべきでしょう。
579わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/21(月) 22:58:53
最近流行りの共同アトリエにもその傾向がある。
金が入ったらさっさと独立するのが吉。
580わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/22(火) 00:07:58
576さんにも賛成。
ま、イタリアとニホンの場合を単純比較は出来ませんがね。
こんぽんてきにちがいますからね。
581わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/22(火) 22:10:21
現代美術ってやたらドラッグ臭がする。
もしかして、おまいらヒッピーか?
582わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/23(水) 10:22:06
↑ 葉っぱの臭いがするのは貴方のほうです。
583わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/23(水) 11:55:41
現代美術の作家は普通の常識的な人が殆どです。
なにか派手な事をやたらにやりたがる人なんてあまりいないと思います。
そういうのが恥ずかしい事をわかっているから...
普通にアーティストのオーラが出ていないのが現代系の特徴じゃないでしょうか?
584わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/23(水) 13:24:30
地味な仕事をコツコツ出来る人でないと、
作家を続けられないでしょうね。
みなさん見えないところで、努力してはります。
585わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/23(水) 13:32:41
>>581
そりゃ、まだ評価が確立されていない作品ばかりだから、受け手にとっては
ある種の不安定感があるのは当然だよ。
586わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/23(水) 19:06:45
この世界はピュアで真面目な人でなくてはやっていけません。傍でみていてもよく分かりますよ。
587581:2005/03/23(水) 22:35:14
というか、俺は皆現代美術にサイケデリックな世界を楽しんでいるのかと思った。
俺もそうだし。

>>582
俺はやってませんよ
588sage:2005/03/23(水) 23:27:37
Rまだいる?あんた海外在住なんでしょ?最近なんか展覧会見た?
589わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/24(木) 13:54:24
>>587
いや、それで作品を楽しめるならそういう視点もアリだと思うよ。
ただ個人的にはサイケデリックな感じで作品を見ちゃうとイメージの広がりが
無くなるような気がするんだよね。
590わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/24(木) 18:43:07
>>584
現代においては、アーティストはアイデアを出せば、
絵でも立体でも職人に制作させることができるので、肉体労働は少ないと思う。
>>586
「美しい罪のない目をしたアーティスト」のほうが感触はいいけど
実際は自分でアプローチする力もないと、のし上がれないyo!
神経の図太さも必要。
591わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/24(木) 19:25:35
口ベタなのよね。
592わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/24(木) 22:44:22
50年前なら打ちっぱなしの建築を工事の途中とみる。
30年前はそれを意匠とみる。
現代はこれを古いとみる。
一般人が現美を受け入れる素地は出来上がりつつあるよ♪
593わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/24(木) 23:56:14
歳をとろうがだめなヤツだめ。
594:2005/03/25(金) 03:35:37
>>588
>最近なんか展覧会見た?
Carey Youngという、ロンドンで活動する若手の女性アーティストの、ヴィデオ作品が、結構面白かったですわよ。
"I am a Revolutionary(2001)"という作品ですけど、モダンなオフィスの部屋にカメラが固定されていて、
画面の右手にアーティスト自身、右手に男性のトレーナーがいて、プレゼンテーションの練習をしていますの。
「私はキャリー・ヤング。私のアートは革命的です。」という風なフレーズをアーティストが語ると、トレーナーが、
「<革命的>というセリフは、もうちょっと自然に言ってみて」というようなアドヴァイスをし、また同じフレーズを、
アーティストが繰り返すということを、延々とやってるだけなんですけど、ショービジネス化してゆくアートの世界を
皮肉ると同時に、革命という言葉がキャッチコピー化して空しく聞こえるという批評性を持った佳作だと思いました。
2001年の作品だから、あんまり新しくはないけど、わたくしにとっては未知のアーティストでした。
下記URLに作品の紹介(英文)とイメージがあります。
http://www.careyyoung.com/past/revolutionary.html
もっと面白い作品を観てますけども、それを語ると、わたくしの居場所が分かってしまいますので、
控えさせていただきますわ。
ところで、コアな現代美術ファンの皆さんは、6月はヴェネツィア・ビエンナーレに行って下さいね。
あと金沢のバーニー展もね。
595わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/25(金) 05:07:51
哀・地球博はスルーですかそうですか。
596わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/25(金) 21:22:46
PS1で始まったGreater New York観た人はいる?
597わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/25(金) 21:53:01
ヴェネチアは一般公開前のプレビュー期間に行きましょう。
会場内は人でごったがえし、ゆっくり作品を見るのは極めて困難。
でも毎晩どこかで開かれるパーティにもぐりこめば、
あなたも世界のアート・セレブの仲間入りです。
なおヴェネチアのあとはそのままバーゼルに直行し、
優雅にショッピングを楽しむのが、正しい現代美術ファンです。
598わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/26(土) 03:58:47
>正しい正しい現代美術ファンです

正しいミーハー現代美術ファンでしょ
一番アーティストから嫌われるタイプの連中だわ
ちゃんと口臭は気をつけてね 
そういう人はヘドロのような臭気が出てしまうから....
599わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/26(土) 07:28:33
>> 1
現美は好きじゃない。
消耗品の糞に同意。
600わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/26(土) 08:57:40
>>598
ま、成功するアーティストほど、そうした人種との上手な
つきあい方を心得てるもんだけどね。

601わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/26(土) 09:50:55
>>600
と思いこんでいる現代美術ヲタであった。
602わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/26(土) 19:59:25
美術ジャーナリストでしょ。
603わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/26(土) 20:49:10
いやオタ。
604わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/27(日) 01:14:45
>>594
ボイス見た?

いいじゃん居場所ぐらいわかったって別に。セレブじゃないんだから。
605わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/27(日) 07:30:09
>PS1で始まったGreater New York観た人はいる?

ニューヨークがマーケットの中心であっても
ニューヨークが新しいアートをもう産み出せないって事を証明してるね
ギャラリーとミュージアムそしてコレクターの政治的な関係性を示しているよね。
MOMAは自分勝手な神話を築きたいだけなんだよね。
606わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/27(日) 09:30:26
オープニングをアーモリーの期間中にもってきたことだけでも
マーケットへの色目がみえみえだもんな。

初日に見にいったけど、いかにも先物買いに来ましたって
感じの観客(ギャラリストとコレクター)が多かったよ。
607わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/27(日) 12:10:57


詐欺師  →  植村博光(ウエムラ・ヒロミツ)
608:2005/03/28(月) 07:58:38
>>604
>ボイス見た?
まだですけど、めったに無い機会だから、ぜひ行くつもりですわ。
50年代のドローイングとか水彩も、カッコ良いのよね。
テート・モダンのボイス展の案内(各部屋をクリック)
ttp://www.tate.org.uk/modern/exhibitions/beuys/room_beuys.shtm
609わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/28(月) 08:08:05
そもそも「現代美術」と言う括りがわからん。
『現代』と言うのを時間で捉えるのなら今生存している作家が作った作品は古典的なことやってても『現代』だし。
ジャンル分なら漠然としすぎ。
610TRUE ARTIST:2005/03/28(月) 20:21:24
>>609
>そもそも「現代美術」と言う括りがわからん。
>『現代』と言うのを時間で捉えるのなら今生存している作家が作った作品は古典的なことやってても『現代』だし。
>ジャンル分なら漠然としすぎ。
現代美術は、美術を概念的に区分した1ジャンルを意味しません。それは、欧米を中心とする資本主義の進展とともに、
歴史的に形成された、具体的な制度であり、産業でもあります。
現代美術(コンテンポラリー・アート)とは、欧米を中心とする西洋文化を受け入れた社会において、先端的な表現を
追及する芸術(主に視覚美術)に対する呼び名です。
例えば、マネ、ピカソ、ウォーホル、ボイスなどが、それぞれの生きた時代において、その時代の先端的な現代美術を
実践していたとみなされ、西洋の美術史に残りました。彼らと同時代にも、その時代において既に古くなった表現を
模倣していたアーティストは、沢山いましたが、そういうアーティストの名前や作品は、西洋の美術史には残りません。
21世紀初頭の現在における現代美術は、100年後、200年後に、西洋的価値基準がつくる美術史において、
21世紀初頭の先端的な表現として記憶され、回顧されるような芸術を目指しているとも言えます。

欧米を中心とする国公立、私立の現代美術館、ギャラリー、美術財団、美術学校、ブローカーなどの組織と、
個人コレクターが、この現代美術という制度を維持し、普及拡大させようと勤めており、1つの文化産業を形成しています。
というわけで、日本画や洋画が、明治以降の日本固有の歴史に従い、形成された日本固有の制度、産業であるように、
今日の現代美術は、良くも悪くも、唯一の世界標準の美術の制度、産業なのです。
相撲とサッカーの違いのようなものです。
611わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/28(月) 22:05:56
中国では文化革命と呼ばれるアレですね。
612わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/28(月) 22:29:53
>611
どういう意味?
613わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/28(月) 23:54:38
610さん、すばらしい!
ちなみに日本に現代美術ありません。
彼等にとってプリクラの方がずっとゲンダイビジュツテキ。
もちろんあれは作品じゃありませんがね。
614初心者:2005/03/29(火) 01:21:06
↑では例えば「現代美術」って?
615わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 08:08:34
>>613は勘違いしているようだw

まあ、日本画や洋画はいずれ伝統芸能の域に達するわけですね。
616わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 10:17:55
現代美術=資本主義的文化産業
日本画、洋画=前近代的芸能産業
617わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 10:59:48
少なくとも宇佐美先生のほうが芸術に対して真摯だと思う。サム・フランシスの製作時間の短さに驚いた。時間ではなくインスピレーションが大切なんでしょうけどー
618わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 11:02:27
↑ すいません。スレ違いです。誤爆しました。
619わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 11:23:51


詐欺師  →  植村博光(ウエムラ・ヒロミツ)

620わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 11:24:12
勘違いしてないよバカ。
621わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 11:34:51
>616
就職先としてはどっちがましかな?
622わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 11:36:53
>>613
>ちなみに日本に現代美術ありません。

ナ、ナンダッテー!!

現代美術って何処に在るのでしょうか? 俺の想像ではスリランカに在りそうな気がします。
623わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 12:01:42
>> 622

売れ線はいくらでもあんでね?
624わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 12:25:17
>>615まあ、日本画や洋画はいずれ伝統芸能の域に達するわけですね。

これが勘違いでしょ。
625わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 13:44:53
現代美術は今の洋画のように国内向けレベルと海外レベルの二極構造の視点で発展するの?それとも、グローバルな視野で展開するの?できればグローバルに入って欲しいのだけど。分岐点の時期に入ったような気がする。
626わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 13:54:26
>>625
国内であれインターナショナルであれ、両方あって良いと思う。
そうやって根付くものでは?
ちなみに洋画は国内固有のものじゃ。
627わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 14:06:35
イコン作家にはかなり国際レベルの洋画家と思われる作品もあり。他分野の芸術には海外レベルの作品が多数挙げられるよし。国内限定洋画や日本画と決めつけるはいささか寂しいぞなもし。
628わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 14:42:39
>625
というか、この時代にグローバルで通用しない現代美術系じゃ駄目でしょ。
クサマやカワラの頃みたいに、NYに拠点を移さなくては
グローバルな評価を得られないという時代じゃないんだし。
今は日本にいても、いいコンセプトでそれなりの戦略があれば、
ちゃんとグローバルなレベルからもお声がかかるんだから。
まあ、その後で、国内とは比較にならないハードな競争原理のなかで
生き残れるかは本人次第だけどね。
いい時代になったもんだよ、ほんとに。
629わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 20:09:33 ID:
>>628
そうだね。TABAIMOとか日本在住でも、
海外で紹介されて、名が知られてたりする。少しだけかもしれないけど。

六本木の森美術館には、よい展覧会をたくさんやって
東京発のアートを国外にも発信してもらえたらいいとおもう。
630わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 21:32:52

厭味にしか聞こえん(w
631わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 22:25:54
えっ?どこが?
632わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/29(火) 22:41:56
え?
633わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 02:56:18
628さん、あくまでもそれは貴方の描く理想。現実には国内限定需要の作品もあっていいはず。
むしろ海外を意識する時点でやれやれって気分。21世紀もこの意識から卒業できないのかと。
634わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 10:55:53
今どき音楽や演劇を楽しむにあたって
「この作品は海外でも評価されたから」などと気にする人も珍しい。
635わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 12:47:16
堀江モン現象みると、世の中相変わらず向こうさんのご意見を伺っているよ。そうそう150年の癖は取れそうにないと見たーせめてグローバル視点で敢えて国内需要を意識して50年は行かないと。気が付けば国内でのプロパガンダが空疎になる。庶民から遠のけば意味がない。
636初心者:2005/03/30(水) 14:08:41
「流行」は「無責任」。帝展文展、日展のお上からの文化の流れを止めてくれ!ホリエモン(彫り絵紋)!記者クラブ破壊ジャ(時や)!
637先生:2005/03/30(水) 14:34:30
きぃ〜頭の悪いコメントばっかりするから、頭の良い人たちが書き込まないじゃない!
610がいいこと書いてんだから、モチっと話を膨らませなさいよ!

>国内限定需要、>グローバル、>流行、いったいなによ!
638先生:2005/03/30(水) 14:38:12
R,バーニーの現在の評価はどうなの?

サルタンのトランプがどこぞのサイトで17万つけてたわ、売り出し4万よ。
639わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 14:43:51
バーニーはクレマスターで一段落したと思われる。
ビヨークと別れたら新展開じゃないか?
640わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 14:59:40
>>628
雑誌とかで集めた知識をもとにした意見に過ぎませんね〜。
641初心者:2005/03/30(水) 15:21:35
料亭を盗聴盗撮せよ!
642先生:2005/03/30(水) 16:08:34
>638
って言うことは、金沢のバーニー展は落ちこぼれ展ということなの〜?
やーね〜

みんな、6月18日からですからね、行くのですよ!
行ってジブ煮食べて、ホテル泊まってカタログ買ってかに買って・・
経済効果を目に見える形で残して来なさい!!
643先生:2005/03/30(水) 16:35:08
>640
あなたは作家でしょ?
傾向と対策みたいなのはほっといて、力の限り良いモノを創りなさいね。

>国内とは比較にならない競争原理・・笑っちゃうわね〜何のことかしら?

644わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 17:26:09
>>628
雑誌に書いてるほうですが?
645わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 17:31:16
>>642
ジブ煮って何?美味しいの?
646わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 17:41:11
>>643
執筆
647わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 17:43:13
美術の破壊者ですが なにか?
648わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 19:14:22
一般人は、ほとんど現代美術に関係ないんだと思いますよ。残念ながら。
舞台、建築、音楽、文学などにうとくても、みんな平気で生きているように、
現代美術も、一部の人間だけに知られた文化でしょ。
美術館は一般の人にも美術を広め、教育するという役割があるけど、
ギャラリーは、コレクターや批評家を相手にしていればいいわけで。
ビート・アコンチも「美術館内以外に、美術鑑賞者は存在しない」と
言ったそうです。
649わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 19:28:41
これからの一般の購買層は饒舌な洋画や豪奢な日本画や精緻な仏像木彫が無機質のコンクリのマンションに似合わないことを充分を認識している。それまでの流れをよく見てきた層だ。芸術家はみな時の権勢のプロパガンダだ。その庇護の下にいることは否定できないがーつづく
650わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 19:30:41
個人の身近に置かれることで、その次の世代が日常見慣れた美術品を見る目で現美を受け入れることになる。いまは一部の道楽か公共事業の一環、先端企業のフロアーの装飾でも。だから一般の支持は必要と思う。
651わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 19:34:24
そのためには、それなりの宣伝や教育も大切。
652わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 20:00:45
>>649->>651
>それなりの宣伝や教育も大切。
でもそれは建前上。宣伝出来るならやったほうがそりゃいいよ。
誰か興味を持つかしら?
日本人が現代美術を買うと思っているの?
作品はインテリアじゃないんだよ。
みんな平等に現代美術を分かるようにしろって言っても無理。
だって鑑賞経験が一人一人違うもの。
デミアン・ハーストのホルマリン漬けのサメを、日本在住者大多数に
見せることなどできるものか。
653わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 20:50:24
作品を作品として売るのは作家の自由。
作品をインテリアとして買うのは、買う側の自由。
654わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 21:02:03
<先生>という人は、きっと現場を知らないんだよ・・
展覧会をするための行政との手続きや金の問題とか、
画廊の経営問題も、作家の経済状態も。
みんな苦労してるだろう。
655わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 21:34:10
先生?違うと思う。むしろ六本木辺りの画商のような匂いがする。
656わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 21:39:46
治部煮は鴨肉や根菜を八方のだし汁で煮込んで、吉野くずでとろみをつけたもの。生わさびを溶かして食する金沢の郷土料理〜参考まで
m(_ _)m
657わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/30(水) 23:54:33
外国で展覧会できるらしい。ただし会員になればの話。

http://smartart.seesaa.net/
658わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/31(木) 00:28:12
<先生>は農梨三ざんしょ。
659わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/31(木) 01:22:56
脳梨?
660先生:2005/03/31(木) 20:11:07
きぃぃ〜!どーせ私はノーナシよ!!
<プロパガンダ>は政治的意図の主義主張を強調するための宣伝よ。
横文字が使いたいならプロモーションでいいの。そんないい方してると
関係者が誤解されるでしょ!
確かに宣伝は必要よ、でもすでに随分やっても来たわ、その結果なぜ現状に終始するのか議論したほうがいいんじゃない?
問題は複雑よ、いろんな与件があるわ、そしてそれは構造的な問題なの。
でもあきらめちゃダメ、一つずつ前進させなきゃ解決しないからね。
661先生:2005/03/31(木) 20:33:30
>610から
私たち日本人の目指すべき未来について考えましょうよ。
西洋美術史に加担することが私たちの長年の夢だったわ、15年前、サザビースジャパンのカタログに載った
現存してるコンテンポラリー作家はリーウーファンと宮島達夫だけよ。
その宮島も1ガジェット50万!
そして宮島達夫や村上隆が学習し営業し成果を生んだ。他にもたくさんいるわね、これからもそうしたエースがどんどん出てくると思うわ。
しかしその一方で、これだけ現代美術の普及を図るための活動がなされているのに、シェアは一向に広がらない。
ということは、そもそも西洋美術が本質的には私たちにそぐわないものなのかも、
とも受け止められるでしょ?
洋画でも日本画でもない、私たちにシックリくる世界とは一体何ナノかしらね?
662先生:2005/03/31(木) 20:40:05
欧米のマーケットでは中国のコンテンポラリー作家が大変注目を集めているし、実際取引もデカイわ。
日本や韓国は飛び越えられちゃったカタチね、
中国マーケットの将来性、華僑の存在、選手層の厚さ、いろいろ理由は考えられるわ。

皆さん、どうお考え? オホホ・・・
663先生:2005/03/31(木) 20:44:23
>656、そのと〜りよ!!
ほんとにうまいのよね〜金沢の皆さん、ココがオススメを教えてね。ウフっ。
ゴリも有名ね〜
664わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/31(木) 23:02:32
森八の和三盆は美味しいけど以前より雜味を感じる。金沢土産なら、ほうじ茶。独特の芳香がよろしくてよ。
665初心者:2005/03/31(木) 23:11:14
印象派ずきは、油絵習ってる人が多いからじゃない?
666わたしはダリ?名無しさん?:2005/03/31(木) 23:19:34
プロモーションよりもプロパガンダのほうが西洋美術史には記録に残されやすいよ。取り合えず20世紀までは、ね。
667わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/01(金) 00:04:29
668わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 00:45:10
簡単に人を好きになる人は嫌いになるのも早い。
「いま」を気にしてしまうのは仕方がないけど、ゆっくり時間をかけて浸透していけば、揺るぎないものになるはずよ。 「嫌い」は興味がない知らないよりよりずっと「好き」に近いはず。 長〜い目で見ることよし。
669:皇紀2665/04/01(金) 01:36:33
「リビドー」という言葉の存在は性犯罪の再犯を生む
670先生:皇紀2665/04/01(金) 10:54:34
>665
そうかも知れないわね、油絵=美術と受け止めている人が多いのは確かよ。
でもね、
私はそれでもいいと思うの、印象派に偏る人やヒガシヤマカイイに向かう人、
中世美術やバロックロココ、近代美術やエジプトなんでもいいわ、個々が自分の
経験や思い入れを踏まえ様々な美術に傾倒することはとても良いこと。
そうした人たちを現代美術に引き込むのではなく、現代美術というシェアは如何に
すれば確立されるのか・・・なのよ。
ハマザキアユミはダメでアサイケンイチはOKと言い合ってもシェアの奪還にはならないわ。
ハマザキを支持する人は圧倒的多数だし、ハマザキを必要としてる。
でもアサイを支持してる人も沢山いる。そういうものよ。
671先生:皇紀2665/04/01(金) 11:03:10
>664
森八ウマソウネ〜ほうじ茶といっしょにいただきましょ〜う!!
みんな金沢行ったら買うのよ!!
672先生:皇紀2665/04/01(金) 11:05:53
21世紀美術館行ってきました〜って
ハッキリ判るようにカタログ片手にショッピングするのよ!
チラシでもいいわ〜
673わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 19:40:44
あなた長谷川センセですか?
674わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 20:21:47
内省的な成金おやじや、独身貴族捕まえて売り飛ばすしかないんじゃない?あと
675わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 21:09:00
金沢21美は地元の団体展らしいね。

はやくも終了!
676わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 21:13:10
たしかに現代美術のあり方には、
批判されるべき点が多々あるのだけれど、
結局どの美術館でも地元の団体が圧力かけているだけなんだよな。

677わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 21:24:56
ねずみ講のようなアートディレクター

http://www.netwave.or.jp/~aaa-com/ArtSalon/
678わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 21:26:22
日本の場合、
南條一人が相当状況を腐らせていることも指摘されなければならない。
679わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 21:47:14
詳しく
680わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 22:35:33
>>678
まあ、何嬢なんか勾留飢饉あがりのゴミだわさ。
森の中でアートごっこでお仲間とつるんで遊んでろってレベル。
状況を腐らせてるのは新聞、テレちゃんの方が罪はデカい。
日曜美とか、朝読み美術欄とか、なんじゃこれは、ってなもん。
681わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 23:08:21
どうでもいい女は声かけやすいよ
682わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/01(金) 23:35:00
そもそも日本人の大多数が「イデア」とゆーか普遍的存在に興味をもっていない
のに、現代美術っちゅー、原理主義が定着するわきゃないー。
683わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/02(土) 00:25:52
国語教育が逆に美術の仇になっている気がするね。
イタリアやオランダのように美術史が必修ではなく、
国文学が基礎に据えられている国だからな。
684わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/02(土) 00:29:15
現代美術って、原理主義って初めて聞いたっ。
685わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/02(土) 01:22:42
そういう時って女もニヒルに対応してわらちゃったりするんだよね、をとこの完璧さ(?)の前に。オヤジの前であやまちゃって帰ってきた奴何人も知ってるもん
686わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/02(土) 01:38:47
今のマスコミは企業の広告塔だな。視聴者資本の情報を!情報公開、要求、選択、判断。をとな ペイテレビ
687わたしはダリ?名無しさん?:皇紀2665/04/02(土) 01:53:31
富士美術館が宮島の作品を収蔵しているかどうか誰かしらない?
688わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/02(土) 04:09:33
暴力団がねずみ構だよ
689わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/02(土) 04:34:23
「あーたね、そんなこと言ったら年金もねずみ講だよ?」
690先生:2005/04/02(土) 15:58:53
>682
そう考えるのもムリないわね、現状そうとられても仕方なく見えるわ。
でも、こうも言えるの、興味の持てる普遍性が見当たらないってね。
何故か?それは日本が米の隷属国家だからよ。
パシリがどんなにいいアイデアを出したって、番長は認めないでしょ?逆にキレたりするわね。
韓国も一緒。米のパシリになってる日本を欧も認めるわけ無いわね。
だけど中国はご存知の通りちがうわよね。だからマーケットは日本韓国を飛び越えるの。
村上隆が評価されるのも頷けるでしょ、端っこじゃないとダメなの、日本に西洋美術史の中核は
担わせてもらえないわ。だから彼は努力して彼らにフィットさせ、わかるように説明した。
自分がアジア的端っこの存在なんだと。我々が彼の作品を心からヨシとしないのも頷けるでしょ。
691先生:2005/04/02(土) 16:06:22
私たちは、常に学習し、努力もしてる。私たち日本人のポテンシャルはとても
高いわ。
ムラカミを通して判ったこともたくさんあるわ。
それらを踏まえ、我々のための普遍性とは何なのかを、これからさらに追求する
べきだと思うわ。
私たちが向かうべき美術への態度が希望に変わっていくかもでしょ?

現代美術=原理主義というのはちょっと判らないわね。
692先生:2005/04/02(土) 16:36:34
>676
団体が政治的圧力を数の論理で掛けやすくはあるわね。
しかし美術団体がしめる経済的シェアは大変小さなもの。
こう考えると判り易いわ、国益にとって美術館とは何か・・・ということね。
簡単だわ、日本は土建国家なのよ。
もし戦略的美術網の構築を,というのであれば決定権は国に集約されるべきでしょ?
なのに自治体がやるからパーマネントコレクションがあちこちで被るじゃない。
欧米ではどうか?観光産業の重要な拠点でしょ?だからゴージャスなのよ。
日本の場合図書館でもいいのよ、でももう作っちゃたし、ゴージャスだから美術館にしたわ。
その決定権をもった地方議会に年間計画作って学芸員がイチイチ説明するわけ。
公共の場所だから公平にやれって言われる。真面目な学芸員はそれでも「現代美術とは・・・」
って一生懸命説明するわ、疲れちゃうでしょ?おまけに独立法人化の流れよ、
洋画やロココに動員が敵わない現代美術はシェアがどんどん落ちるわ。
終いには通路の電気を消して歩ってるわ、最初から造んなきゃいいのにね〜

だけど、だからガンバルの。私たちが現代美術が好きなのは新しい普遍性の提示に
未来を感じるからだわ。進化する未来に加担することが人の知性的な活動よ。
しかもとても不安定だわ。だからこそその代償として手に入れられるものも大きいのよ。

もう次なる私たちの新しい普遍性を探すべきだと思うわ。
693わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/02(土) 16:46:16
ひとくちに欧米の美術館といっても
欧と米じゃずいぶん話が違うんじゃないの?
米ではほとんどの美術館が法人でしょ。
694先生:2005/04/02(土) 16:56:56
>693
その通りよ。知ってるなら法人だからどうなのか説明しなさい。
695682:2005/04/02(土) 19:12:15
先生へ。。。

原理主義って簡単な話、世界を説明しうる上位の概念ってことだと思うんです。
上位の概念ってつまりは、「すべての現象の裏には普遍的なルールがあるはずで、
目先のこと、枝葉に惑わされてはいけない」わけで、宗教や、科学があれだけ広がりが
あるのも、ひとえに世界を理解しつくしたいという知的支配願望だと思うのです。

歴史を見てみればわかるけれど、我らの精神的拠り所となる上位概念が
上位であるためには、同時に下位を作らねばならない。下位にされたほうは、アイデンティティを
下位として説明されてしまうわけだから、いろいろ齟齬が生じる。(美)とかの抽象概念による議論が
延々と続くのは、アイデンティティの争奪の歴史でもあるわけですが、それが生ずるのは、
違う価値観、違う宗教観の人同士が、支配/非支配の関係で生じたものだと思うのです。
抽象概念、イデアとは、姿、形がないわけで、ないということは、どんな対象、現象にでも
適応、解釈できるという利点があるのですが、それは土地を追い出されて流浪の民になった
民族には都合がいいわけで。
土地に対する愛着が濃い島国からすれば、その土地がら追い出される必要がないかぎり
アイデンティティは保たれてる。日本人が内と外を使い分けているのはそういう習慣かららしい。
アミニズムは、基本的に抽象概念と反するもんだしね。


696682:2005/04/02(土) 19:21:57
、、、てーことで、日本にキリスト教が、(社会的システムレベルで)根付かなかったのと
同様に、概念美が、欧米的に扱われることはないかと。
村上隆が、一方で好意的に扱われ、一方でけちょんけちょんに扱われるのは
先生の言われた、隷属国家日本の「汚名返上!」「否!売名行為である!」といった
表裏一体の反応だと思います。
その他の大多数はどーでもよかったりするんではないでしょうか。
697わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/02(土) 19:31:01
保守王国「金沢」にも現代美術館が出来たことだし。ソフトの予算だって、現美は安いから購入もしやすいだろうしーやっちゃったモン勝ち。あとはイケイケどんどんだ!
698わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/02(土) 19:44:21
一般人にとっての美術の難解さは、現代美術が「わからない」の
ではなく、「知らない」のだと思います。我々が現代美術がわかる
のは、特殊な才能によるものではなく、相対的に教育水準が高いだけです。
仮に文法から古文漢文、歴史まで懇切丁寧に教える国語教育、一般学科並に、
義務教育で美術教育が行われたらどうなるでしょうか。
今日のように印象派までしかわからない現状は少なくとも変わると思います。
義務教育の美術教育はなぜあんなにも直感的な実技教育に傾倒しているの
でしょうか。あれが最も原因だと思うのですが・・。
699わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/02(土) 20:04:48
美術教育をしっかりさせるとしたら、日本の絵画史に力を入れるんじゃないかな。
700682:2005/04/02(土) 20:22:55
学校教育が荒廃していると見るか、現在の教育方針が現状に即してない(リアリティがない)だけか、
果たして、どちらでしょうか。
いずれにしても、社会環境と教育環境は両輪ですから、教わる人は教える側の矛盾を
容赦なく付くでしょう。

教養としての美か、娯楽としての美か、といことにも関わってくるでしょうね。

>義務教育の美術教育はなぜあんなにも直感的な実技教育に傾倒しているの
でしょうか。あれが最も原因だと思うのですが・・。

日本の美術教育は、感性を育むという言葉をよくつかいますね。
感性を磨くということは、相手の気持ちを組む、または、共感できるようになるという
意味ですから、欧米的な意味でのアートとは実は正反対のことなんじゃないでしょうか。
いかに日本が内輪を大事にするか、というのがうかがえます。
相手を説き伏せる論理の整合性をよしとする欧米の教育方針と対照的でしょう。
701682:2005/04/02(土) 20:23:37
>698
学校教育が荒廃していると見るか、現在の教育方針が現状に即してない(リアリティがない)だけか、
果たして、どちらでしょうか。
いずれにしても、社会環境と教育環境は両輪ですから、教わる人は教える側の矛盾を
容赦なく付くでしょう。

教養としての美か、娯楽としての美か、といことにも関わってくるでしょうね。

>義務教育の美術教育はなぜあんなにも直感的な実技教育に傾倒しているの
でしょうか。あれが最も原因だと思うのですが・・。

日本の美術教育は、感性を育むという言葉をよくつかいますね。
感性を磨くということは、相手の気持ちを組む、または、共感できるようになるという
意味ですから、欧米的な意味でのアートとは実は正反対のことなんじゃないでしょうか。
いかに日本が内輪を大事にするか、というのがうかがえます。
相手を説き伏せる論理の整合性をよしとする欧米の教育方針と対照的でしょう。
702先生:2005/04/02(土) 20:25:34
>682
原理主義=世界を説明しうる上位の概念・・・は正しいのね?
上の4行は判るわ。でもそれが下8行、更に下の民族性にどう繋がるのか判らないわ。

さも難しそうな言論を引用してカモフラージュするのはやめなさい。
そうした言葉で美術や自分を擁護してると感性が鈍っちゃうわ。
私みたいなノーナシが判るように書きなさい!

なぜ、現代美術ちゅ〜原理主義が日本に定着しないかの説明になってないわね。



703682:2005/04/02(土) 20:28:24
まちがった、
スマソ
704先生:2005/04/02(土) 20:50:23
>698
いい問いかけね〜
是非教育関係者のコメントが聞きたいわ。
義務教育課程の内情は知らないけど、何を教えるかは教師本人の裁量に
拠るところも大きいみたい。
教員採用試験の問題、そもそも作家が教鞭をとることの是非、
現代美術をどう言葉やカリキュラムに落とし込むのか・・・問題はいろいろ在りそうね〜
まるで大学のカリキュラムみたい!

話ずれてヘンだけど、東洋の近代〜現代美術史の、西洋のそれと対峙したものが見てみたいわ。
どんなかたちになるかしら?
705わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/02(土) 20:52:45
私は現状の教育方針が美術の現状に即していないと思いますよ。
創造の根源となる思想、理念を考えさせることが欠如していては、
ただの行為にすぎません。ただの行為から導き出される価値について
学ぶことは、日常生活や遊びの中で行うことで、わざわざ美術の時間
をすべて割いて行うにはあまりにも効率の悪いやり方です。
道徳的なことについても国語の時間や道徳の時間で行うべきことだろう
と思います。
ひとことで言えば、文化や歴史、ノウハウを生かした美術の本来的な
価値が教育に生かされていないように思います。
ただ作業的にモノを作らせて、それを美術の時間と称しているだけで。
706682:2005/04/02(土) 21:31:04
先生。。。

け、けしてカモフラージュしてるつもりはありません。
かいつまみすぎただけでして。失礼しました。

>なぜ、現代美術ちゅ〜原理主義が日本に定着しないかの説明になってないわね。

701でも言いましたが、アートに限らず西欧の世界に対する考えと島国の世界に対する考えの
違いがアートにも及んでいると思うからです。
抽象概念が、なぜ必要なのか?日本には抽象概念がなぜ有り難がられないのか?
(もちろんこれまでの話しを言っているので今後絶対という意味でなくてね)

一般の多くが、必要性を感じないからだと思います。
常識を疑え、因習を疑え、感覚を疑え、感情を疑え、これすべてアートに不可欠だと思います。
なぜなら、そこには、自己主張がないからです。自己主張といっても「俺はこう思うぜ!」
っていう意味ではなく、相手を説き伏せる理路整然とした理屈の主張です。
まわりがこうだから、、という考えが、西欧的では死を意味するんです。
かれらが、カオスとか、無秩序を恐れるのは、異文化と交流する際の、主導権争いに
相手を説き伏せるだけの力がないと、占領されて土地を追い出されてしまった歴史があるから、
その歴史観が西欧の考え方に影響及ぼさないはずはありません、、と。
説き伏せる言葉(観念)が上位で、風化変化していく形あるものは、仮の姿として見ているわけですよ。

島国は、土地と密着した生活していましたから、抽象概念がなくても恵まれた自然の中では
目の前の現象、土から芽がでて、作物できてそれを共同体でわけあってありがたや、ありがたやと
いった風土の上では、現象に対する愛着は、西欧とは違うでしょ。
省略しすぎ?
707682:2005/04/02(土) 21:50:56
>705
>創造の根源となる思想、理念を考えさせることが欠如していては、
ただの行為にすぎません。

ん〜、そこをサラリといってしまっているところを僕は問題としていきたいのですよ。
根源的とか絶対的とかは、誰がきめるのかと。

ただの行為にその国の歴史があるわけだから、その行為をマンネリズムとみるのは
常に外側からの介入になるわけで。たとえば美術をコミュニケーションツールとして
考えていくと、共同体内で自己で充足したコミュニケーションといえど、部外者から理解されなければ
デスコミュニケーションと見られる。
さらにこの部外者を説得しなければ、共同体が不利になる場合にはじめて
物ではなく、言葉のコミュニケーションの必要が出てくる。
以心伝心は西欧にはない日本の言葉ですが、これは現代の日本でも普遍ですね。
708682:2005/04/02(土) 21:57:04
で、マンネリかどうかは、論理的転倒で解決するのが西欧的理屈ですが、
日本はマンネリをねりねりと練りまわし、まるで行為の伝言ゲームのように
伝承につぐ伝承で、型、というかパターンが徐々にその時代の共同体に
なじむかたちで変化していっているのが日本美術の歴史なわけで
けして思想、理念によって型が変化していっているのではないとも考えられます。
709682:2005/04/02(土) 22:23:42
あ、そーか。
>そうした人たちを現代美術に引き込むのではなく、現代美術というシェアは如何に
すれば確立されるのか・・・なのよ。

この流れだったのですね。今気付きました。全然違う話をしていました。
いかに、広げるか、だったのですね。。。

710わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 00:39:02
>>707〜708おっしゃることはわかりますが、
ものを考える上での価値基準となるものを教えないことには
それに賛同したり、批判したりすることができないと考えます。
茫漠としたなかで本質を学べるほど子供は賢くありません。
まずは暫定的な価値基準を定めることによって、次のステップ
に移ることが可能であると思うのです。その教えに対する批判は
十代後半ぐらいになってから行えばよいわけで。
711710:2005/04/03(日) 00:46:16
結局、現状を見れば、あのような美術教育で美術を理解できるのは
一部の賢い人と美術過程へと進学される方だけというのが現実です。
やはり他の一般学科と同じように、否定することも想定に入れた、
暫定的な価値基準を身につけさせたほうが、手間が掛からないと思
うのです。十人〜二十人の少人数に教えるわけじゃないですからね。
日本全国の子らに教えるわけですから。
712わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 01:43:02
>>711
美術教育の中で行われるのが妥当かはわかりませんが、
各人がそれぞれの価値基準を作り上げることを身に着けさせることが必要と考えます。
これはむしろ早い時期から行わないと、
与えられた価値基準を無批判に受け入れてしまうことに疑問を持たなくなるおそれがあると思います。

713わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 06:43:58
美大制度は圧倒的に美術的筋力を増強できるし、
クリエーター発掘系のイベントとかも腐るほどあるじゃん。
その割には、その受け手である鑑賞者の能力を向上させる
機会はほとんどないんだよね。
だから、作家と鑑賞者との能力差がガキと大人ほど開きすぎて
いるんだよね。
714わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 07:45:11
>713
作り手と受け手に理解力の差があることは確かだね。
でもそれが、日本の現代美術に固有の問題だとは思えない。
ほかのジャンルでも言える話でしょ。

例えば建築だけど、戦後の日本はこの前死んだ丹下を
筆頭に、優れた現代建築家を数多く世に送り出した。
今日、日本の現代建築は世界のなかで確固とした地位を占めている。

では日本人の現代建築への理解力が戦後、飛躍的に向上し、
大衆レベルでそれを受け入れているのかというと、
それはまた別の話だしね。
715682:2005/04/03(日) 08:49:05
710

そうですね。
ここで語られている「現代美術」というのが、狭い意味の現代美術ではなく、
ただ、見る側からでも「美術好き」を
増やす、という意味でなら賛成です。
「上手く出来た子」だけ美術の才能があると思わせる教育にはぼくも
よくないなと思います。

ただ、子供は教育だけで嗜好が決定されるより、もっと生育環境から様々な要因により
子供自身の幼いなりの自我で、自ら選びとるものなので、
例えば、本人が、影響をテレビのヒーローから受ければ、
どんなに「正しい」とされる正規の美術教育を子供に受けさせても
彼は、美術の時間に既成のキャラを描きつづけるだろうし。

つまり美術教育は観念が先ではなく伝統とか慣習が先なので
例えば、過去、明治政府や、戦後の復興で、生活習慣を欧米並に教化したとしても、必ず日本人の部分を引きずって
結局は和洋折衷のような、なあなあな取り合わせになってしまって落ち着いたように
なるのじゃないかなと思うのですが。
欧米は、ファインアートは元をたどれば、宗教習慣に落ち着くんですよ。
だから欧米では、アートは宗教運動と変らない自然な行為なんですよ。
今の欧米の若者文化は、その宗教的思想の教化へのアンチテーゼ(反抗)として今も存在して
いるのですが、日本人は無宗派が多いように、日本の若者文化は、思想とかで勝ち得た文化でなく
教化で出来たものでもなく、もともと教養とは縁のない娯楽文化の延長でしかないので
教養としての美術と、娯楽としての美術を建て前と本音のようにこれからも
使い分けていくのじゃないかな。

これは個人的意見ですが、ぼくはアートはMy宗教だと思ってるんです。
だからすごくピュアに出来る。でも日本人はあるものに情熱的に信仰できますが、
宗教という一貫した体系(自律的教義)に対しては無関心である傾向があると思います。
ですので割り切って、教養を深める為、とかいう意識意外に、「楽しくてファインアートやってる」という
人口はなかなか広がっていかないんじゃないか、というのが僕の感想です。
716わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 10:16:40
あの〜、
あたまのいいみなさんにしつもんです。
ゲンダイビジュツがわからないと、
これからのジンセイでなにかツゴウのわるいこととか、
そんをすることがあるんでしょうか?
717わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 11:08:02
海外だと、娯楽の延長に現代美術があるから、
715のような考えもどうかと思う。
映画俳優などのセレブが現代美術に興味持ったりするじゃん。

真面目な話、小金持った人間が気軽に目を向ける対象になることも大事だと思う。
718わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 11:17:22
そういえばベッカム様はデミアンのコレクターとして有名だけど、
彼も西洋美術史を深く理解したうえでデミアンを評価してるのかな?
719わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 11:25:20
欧米だと、
芸術のヒエラルキーがまともに機能しているから、
映画監督、PVやCMのディレクターなどが、
デミアン・ハーストその他現代美術の意匠を使うのに意識的になっている。

けど日本の同業界の連中は、ファインアートを知らずに、
その影響を受けた同ジャンルの作品をパクるから、
かなり酷いことになる。
720わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 12:13:13
現美の人たちは、他の分野より知性的な人たちだったんだ。あちこちから都合よく引っ張りだしたこじつけに笑ったことがある。現美の人の具象画を見たことがあるけどドヘタだった。きっと一部でしょうが、その印象はいまだトラウマになって、少玉多石混合のメガネが取れない。
721682:2005/04/03(日) 12:23:33
717>娯楽の延長に現代美術があるから、

初耳! 娯楽から現代美術が出来たのですか!?

その根拠を教えてくれたら幸いです。

たとえ現代美術という意匠が娯楽的要素、例えば映画に引用された、としても
その引用元の御墨付きが支えに教化されるわけですよ。「つまりだれそれの引用だ」とか。

でも日本の特異な例は、西欧で流行ればそれをどういうイデアのもとに成立したか、という
物語をやすやすと解体し、日本の流儀にアレンジしてしまうこと。だから
そこで一旦思想と形体は分離される。
例えば、ゴスロリファッションは、もとは海外からきた階級問題から来たわけですが
それとはまったく別のレベルで取り入れている。

くどいけど、どお考えても現代美術は娯楽ではないと思うのですが。
村上隆のフィギュアは、綾波レイと同じではないでしょうw
娯楽を啓蒙化、教化させたのが現代美術ではなく
現代美術が娯楽や大衆美術に目をつけたのではないですか?
722682:2005/04/03(日) 12:34:23
ですので

>719
>ファインアートを知らずに、
その影響を受けた同ジャンルの作品をパクるから、
かなり酷いことになる。

という意見は、ファインアートという肉の部分(見た目)とイデアの部分が
イコールというか必然性のもとにつながっていると思っているから、
イデアと無関係に肉の部分だけを使用しているのを指して「酷い」と言っているにすぎないのだと
思います。
別の視点、楽しみ方でアレンジしているわけですよ。
というか、目的のない行為自体に耽ることを、そもそも遊び、娯楽、
というのではないですか?
723わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 12:41:53
>>722
イデア云々と、影響の元ネタを知っているか否かという問題は別でしょう。

724682:2005/04/03(日) 12:49:29
723>
ごめん意味がわからなかった。
どういうことにおいて別問題?
725わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 12:56:51
アートが受容するものであるかぎりは、
鑑賞者にとってはどこまでいっても
アートは「楽しみ」以上のものではないでしょう。

高度な美学的、美術史的教養を身に付けて、
作品の微妙な差異や複雑な表象体系を解読できるようになっても、
鑑賞するという行為の本質は「娯楽」だと思います。

作る側の理屈はまた別でしょうが。
726わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 13:10:53
>>724
日本のグラフィックデザイナーが、
美術に由来する外国のグラフィックデザインをパクっている場合も、
別に「芸術のイデア」に対する態度で説明する必要はない。
端的に無知なだけです。
727わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 13:15:39
現代美術って娯楽だろうなと思う、というか現代において美術が娯楽以外の何になりえるのだろう?
728わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 13:20:43
美術って娯楽だろう。
その当時当時の。
729682:2005/04/03(日) 13:24:09
725さんは、723ですか?

娯楽を広義にとらえるならば、まさにそうですね。

ならば、よけい引っ掛かるのですが、
娯楽が主観的であるならなおさら、楽しみ方に
「無知」「無教養」「酷い」「より高度」もないのではいかな〜。
そもそも、娯楽という言い方は、教養、意義を前提に成立する為の対にあるものでしょ?
アートが広義としての娯楽ではなく、アートたらしめるために対の概念として(アートが)想定している
娯楽について722では言ったつもりなんです。
730682:2005/04/03(日) 13:33:11
投稿ズレちゃったね。

726>
>美術に由来する外国のグラフィックデザインをパクっている=無知

現代美術を広義の娯楽として前提させるならば、

729と重なりますが、なぜ、「無知」「由来を知っていない」といけないのでしょうか。
楽しみ方は、由来を知っていないと楽しめないのですか?

そうなると現代美術=娯楽 説に矛盾を感じますが。
731わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 13:37:11
作家が無知なのは論外でしょう。
受容とはわけて考えるべき。

そもそも知識が娯楽要素から外れるという考えは狭量ですよ
むしろ大衆娯楽にこそ、
「解説本」のような知識にニーズがあるわけです。
732725:2005/04/03(日) 13:50:05
682さん
725は通りがかりの者で、723ではありません。
議論の流れを混乱させたようで、すみません。

733682:2005/04/03(日) 13:52:15
>731

ん〜。ちょっと話しの前提がズレてるように感じるので、僕の誤解かもしれないので
質問する側になりたいのですが。

>そもそも知識が娯楽要素から外れるという考えは狭量ですよ
では、娯楽要素に不可欠な知識とは文脈ということでOKですか?
解説本というのは「公式」というのがあるのですか?

非公式の解説本にニーズが集まる可能性はないのですか?
734わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 13:53:41
↑の、宗教を主軸とする西洋美術史の流れ(その主旨に賛成)に対し、当然概念が違う日本の現代美術は傍系となる。ならば、日本独自の自我の確立が必要なのでは。今世紀も西洋を意識しているようでは22世紀の人から、やっぱり「ニホンハ、フモウダネ」と言われるのでは。
735682:2005/04/03(日) 14:01:37
725さん
いえいえ、御ていねいにどーも。
議論というか、疑問を投稿しているだけなので。

734さん。
>当然概念が違う日本の現代美術は傍系となる。ならば、日本独自の自我の確立が必要なのでは。

ええ。ぼくもそう思います。
というか日本は、根っから主義主張でまとまる民族でないと思うので、
全別の理由で文化が展開してくとぼくは思います。
736わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 14:29:02
日本人の美術に対するリテラシーは低すぎると思うよ
早慶クラスの連中までもがラッセンやヒロ山形に引っかかるんだから。
こんなの少なくともヨーロッパではありえない。
737わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 14:45:26
必要なのは、賢い消費者になるための美術教育ね。

そういえば味覚の授業って知ってますか?
子供の舌がジャンクフードやファーストフード漬けにならないように
本物の料理や食材の味を教える授業。
フランスから始まり、最近では日本でも一部で試みられている。

美術でもそうしたものが必要なのかもしれない。

ヨーロッパやアメリカでは幼稚園や小学校低学年の子供が
先生に連れられて現代美術館に来てるのをよく目にするけど、
日本では見たことがないなあ。
確か金沢が始めたんだっけ。
738わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 14:51:13
美術に対する反知性主義が行き過ぎだと思います。
何も知らないところで「感性」と言われても、
出来合いの美術にしか関心を持たなくなるでしょう。
739わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 14:52:10
財界の連中が特にひどい。
フミヤに大金渡すような有様ですよ。
740わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 14:53:11
政治的関心の無い国に現代美術という概念が根付くことは考えにくいよね。
フランスはパリそしてアメリカはニューヨークに中心が移って行った事は
ただマーケットの理論だけでは無いんじゃないかな。
メディアの発達そしてそれを触発するだけの文化と論争、すべてがアートの
肥となって現代美術は存在する。
発展途上国にマーケットがないのは当然の事だと思う。
発展途上国にも素晴らしいアーティストは存在するだろうがマーケットは存在しない
なぜならば個人の文化的価値観よりも優先順位の高い社会的価値観が存在するから。
日本は民主主義国家でありながら戦後ずっと去勢された状態にあり国家を
二分する程の論議もないまま今に至っている。
このままでは、現代美術に於いては韓国や中国にますますに引き離されるであろう、
なぜなら両国はまだ戦争に参加出来るという選択肢が残されているぶん
国としての独自の考えがあるだろうから。
論争のおこらない場所にはたして現代美術が定着するのだろうか?
741わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 14:54:45
日本が好戦的になればいいのか?それは短絡的すぎる。
742わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 14:59:05
>日本が好戦的になればいいのか?それは短絡的すぎる

そんな単純に行く訳はないでしょう
好戦的になるもナニもその前の議論さえないことを言ってるのよ。
アメリカとの安保の下で政権の変らない日本に今迄、本当に論争があったか
と聞いてるだけだよ。


743わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 15:05:42
中韓の発展途上国ナショナリズムに引きずられて、
日本まで厨国家になる必要はないと思う。
744わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 15:07:43
>>736
観念的でオナニーとしか思えない議論を続けるばかりで、>>716の疑問のように、普通の
人が普通に感じてることに対して、誰も明確で説得力のある説明をできないからでしょう。
745わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 15:10:58
>>744
それは文化全体の話とは関係ないですね
746わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 15:12:59
>743
君、ポイントがズレテルよ。
747わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 15:17:04
ラッセンやヒロ山形に引っかかるのは、
アートの公式を情報のみで鵜のみにした
過度のアート信仰だとも言えるね。
ラッセンやヒロ山形が、本当に好きで買ったのなら「引っ掛かる」とは
言わない。

別にラッセンやヒロ山形でなくとも、実際、アートの価値相場を見込んで
買って、損した人は、アート事情にくわしいひとでも同じリスクと見るべき。
株で損する人はすべて無知というひと括りに出来ないでしょう。
748わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 15:27:33
現代美術が一般の人にとって必要か否かと聞かれれば...

必ずしも必要ではないでしょう
それを知らなくても困る事はないし生死にも関わらない...
しかし現代美術に足を踏み入れる人たちも元々、そんな美術表現の存在自体
や存在意義自体も知らなかった人が殆どでしょう。
その意味不明かもしれない表現が教科書などで見てきた印象派から脈々と
繋がる表現方法だと言う所にもっともショックがあるわけで、それを説明せずに
現代美術は語れないんじゃないかな。
だから美術史に興味の無い人でもそれを知る必要性はあると思うよ。
749682:2005/04/03(日) 15:33:21
もともと、西欧のやりかたは、物流の取り引きのために統一的価値という公式ルールを
持ち出すのが尋常手段で、それがたまに(というか往々にして)一方的であるのですが、
村上隆がそもそも漫画や、アニメをあつかったのは、そういう西欧次元で一方的に
商品価値ルールの決定権を行使していることに対抗して、ならばさきに本家としての漫画や、アニメを
西欧の流儀を利用して価値決定をリードしていこうという目的だとぼくは思っていたのですが、
結局、ますます、漫画や、アニメと日本のアートとの公式、非公式という図式を
助長させてしまっている気がしたのですがいかがですか?
750682:2005/04/03(日) 15:41:38
またくりかえしになるのですが、

アートという存在は、べつにあっていいし、749の問題もあって
日本人も西欧の公式ルールを知っていてもいいかも知れませんが、
それと「無知」とか「高度な美術」かどうかはぜんぜん違うと考えるのですが。

で、一方で公式ルールが本家だと言い、その公式に興味をしめさない人を
教育が足りないから、という理由で合理化されてしまうのは非常に複雑な心境です。
751わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 16:06:31
村上隆の悲劇は結局、彼の作品の根底にある批評性は日本の美術、そして
社会状況に向いていながら、それが海外を中心として商品として流通し、
それが逆輸入の形でさらに日本にアートとして入ってきたことじゃないかな。
その流通の形式に乗った事により批評性が薄まった感があるのは事実だと思う。
最近の海外での村上に対する評価が落ちたことは、国内での彼の活動にも
影響を与えるんじゃないかな。
本来あるはずの批評性がどんどん消えてなくなりそうでちょっと悲しいね。
もっと日本国内に爆弾を落として欲しかったよ。
752わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 16:09:34
682さんは、具体的に興味がある作家がいないんじゃないかと思いますよ。
753わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 16:33:38
実技重視の美術教育はだめだって言うけど、自分でやってみないと興味も湧かないよ。
現代アートに興味を持たせたかったら、現美実習をやればいいんじゃないの?
子供の発想にはかなわなかったり、子供が書いたヘタ絵とアーティストのヘタ絵はどう違うのかを
説明できないと、勘違いする子供が増えそうだけど。
754わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 17:03:05
せめてポロック以後の絵をちゃんと説明すべきですよね。
755わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 17:07:37
猫の死体を構成に使う生徒がいたら、
どう評価しますか?
756わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 17:13:28
こんな天気のいい日曜日だというのに現代美術論議とは

おまいらは2ちゃん屈指の熱い香具師らですね
757わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 17:28:03
>>755
動物虐待・・
倫理上の問題を問いませう。
758わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 17:33:43
屍体でも虐待になるんかいな
モラルの方はわかるが
759682:2005/04/03(日) 17:41:07
751>
村上隆の悲劇は結局、彼の作品の根底にある批評性は日本の美術、そして
社会状況に向いていながら、それが海外を中心として商品として流通し、
それが逆輸入の形でさらに日本にアートとして入ってきたことじゃないかな。

そうですね。そう思います。
逆輸入しちゃホントはダメなんですよw
海外へどんどん売って、価値決定権を奪取するくらいでないと。
なぜでしょう。
ぼくはやっぱり村上隆は、現代美術と日本美術をつなげられなかったと思いますよ。
日本美術に影響受けて今の学生が絵を描いても、西欧美術的流通ルートに乗らなければ、
やっぱりアートとしての価値は下げられて無知とされてしまいますよ。

752さん
>682さんは、具体的に興味がある作家がいないんじゃないかと思いますよ。
なぜそう思うのですか?
現代美術を否定的に言っているように聞こえるからですか?
760682:2005/04/03(日) 18:07:46
まちがえた、学生ではなかったw


あと、付け足しですが、
村上隆は初め何をしようとしたかというと
欧米の自国民が欧米の自身の美術の勉強をしたものが
正規の教養とし価値をそこにおくように、
なぜ、日本人が自国の美術の歴史「以外」の歴史を学ばなければ、
正規の価値基準とされないのか、というすごく当たり前の問いだったわけでしょ?
西欧美術の歴史を学んで、その変型としての西欧の「現代」の美術と
日本美術の歴史を学んで、その変型としての日本の「現代」の美術とが
なぜ同じ現代美術として正規(とされる)ルートに乗らないかという
問題だったはず。
761わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 18:46:36
>760

だからその疑問、または下克上をだれにタタキつけるべきっだたのか?
それは日本内での現代美術の悪状況があって日本国内で解決すべき問題が
先にあったのではないでしょうか?

762682:2005/04/03(日) 19:13:04
>761さん

そう思います。日本内でまずその矛盾を解決すべきなんですよね。
日本人は、村上隆にしろ誰にしろ、これはこれこれこういう理屈で
いいのだ!と無名時代から評価し自国の責任でアピールすべきであるはずのものを
いまだに、海外で価値が上がった時点で、買い始める。
自給自足できる自信が、今だ日本の現代美術に足りないんだよね。
763わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 20:09:57
それはいろいろな模索の末そうなってしまったと考えるべきです。
美術手帖周辺の歴史を追うだけでも色々わかりますよ。
764わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 20:39:38
岡倉天心が和魂洋才の時代の中、ただ一人アジアに視点を置かなくては、自国の立脚点を無くすと日本の芸術自我の思索を試み成功したよね。現美史70年、そろそろ日本現代美術の基礎思想の評論家が出てきても良い頃では。文学、映画の蓮実氏のように泣く子も黙るような旗手。
765わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 20:40:45
そんなエースが登場すれば、作家は言葉を駆使して説明する必要もなく作品に集中できる。一方では、教育指針や世間への浸透、商業圏の拡大、宣伝に役に立つでしょう。海外評価や西洋美術史云々は後世にまかせるとして。
766わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 20:43:15
個人的には、美術教育って習うより慣れろ。学ぶより真似ろ。そこから、ゆっくりと自分の中で熟成して拾捨選択のプロセスが確立されると思う。時間をかける教育じゃないかなあ?と思うんだ。3連投〜ごめん。
767わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 20:49:30
>>766
制作者にはそういう教育がなされていると思うよ。
問題なのは一般鑑賞者じゃないですか?
768わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 21:53:14
767さん。学校教育のほうです。小学生〜中学生の9年間を通して一貫して学ぶ。一般の成熟した大人の鑑賞者に育てるためのステップ。最後にどんな絵を買うか?理由(どこが好きか)や目的(趣味、資産等)互いに各々の価値観を尊重する。15才ならこの程度考えるようになる。
769わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 21:57:05
一般鑑賞者というのを、西欧の現代美術のような理屈を前提にしてしまえば、
確かに一般鑑賞者の教育云々という話しになる。でも

日本現代美術が成立する前提は、別に教育などされなくても、グルーブ感(ノリ)というものを
持っていなければ、日本の現代の美術とは言えないよ。
鑑賞者の問題より、制作者や、関係者が今の日本のニーズを見落としていると思うんだけどな。

例えば、ハマザキアユミみたいな人がいて、一度その世界に惚れてしまったら
英才教育でクラシックピアノとかどんなに正しい先生に正しい教育受けても、
「わたしはクラシックよりあっちがいいのに、、」となるだろ。
現代美術が広がらないのは、教え方がマズイとか、一般鑑賞者がマズイといって
日本人の口にあわない食べ物を、理解すれば食べられるはずだ、、といっているのに
近くないか?
日本人にあうから日本現代美術なんだというところをもちっと掘り下げて考えるべきじゃないか?
770わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 22:15:23
眼は口より、馴染むのが早い。建築が具体例。羽根田や京都駅の建築に違和感を持っても慣れるのも早い。嫌い好きという感情の前に見る行為がある。そこから何故嫌うのか自分で思考する。大人になる前の柔軟な眼の子供や日本独自の価値観を欲しい大人なら受容する態勢になると。
771わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 22:34:48

コレクターの親もコレクターだったりする事は実際に多い。


772わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 22:44:37
連投です。
東西の美術史の流れを教育すれば、現代美術の必然性も理解できるはず。ノリが実際、気まぐれで当てにならぬことは、80〜90年代に国民が学んだはず。
鉄は熱いうちに打て。技あっての芸ー大人の世界を教えるのも教育の一つでは。
773わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 22:59:06
真面目な話、教員養成系の美大がダメなんだろうな。
774わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 23:20:53
少しは収集家という人種を知っているつもりだが、
まず、ノリで買う人はいない。
あと、まじめに働く中年以上の常識人が多い、
大衆文化はガキのものですから。
775わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 23:26:57
大衆文化が、ガキそれは違うと思うよ。大衆はむしろ大人の文化だよ。ガキはとにかく文化云々の前に徹底して学べ!だと思うよ。
776わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 23:36:34
浮世絵、横尾忠則のポスター、挿絵、人形等々どんなカテゴリーにも大衆文化の側面と美術品の価値に通じる面がある。断定はまずいですよ。
777わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 23:46:56
ん〜、ノリ、という例えを出したのがまづかったかなー。
グルーブというのは、村上隆が、デュシャンの泉を例に、出した言葉で
「どんなに後世で言語的に理解したとしても、当時の皮膚感覚的な共通認識というか
アウンの呼吸みたいなものは、その時代に生きた人でないとわからないものがある。」
みたいな言い方をしてたんで引用してみた。

今活き活きしているのは、大衆文化でのニーズは軽んじれないのでは?
778わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/03(日) 23:48:47
訂正

今、活き活きしている大衆文化でのニーズは軽んじれないのでは?
779わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 00:11:20
軽ろんずるか軽んじないかそれこそ時間が応えてくれる。史実として記録に値する思想背景か、と。一方で空気や空間も馴れはじめると麻痺や飽きがくる。90年代の空気に冷静な評価も出てきている。日本人はブームに乗りやすいという自覚もあるからノリに対して免疫はあると思う。
780わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 00:24:47
>>大衆文化はガキのものですから。
これを
若者の遊びから卒業した人々です。
に訂正しますね。
781わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 00:44:57
「その時ぱっと花開いた一過性のムーブメントでは、価値無し」とはどういうことだろう。

ある時代の現象(一過性だとしても)を振り返り、言語化し、記述する行為が記録であり、
=歴史に残るということ。
いいもわるいも記憶に残らない現象は、ムーブメントといえるのか?
というか、それ以前に
まず、アーティストは記録より、記憶に残る作品活動すべしw

782わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 01:38:01
ムーブに乗らぬ乗るは、まさに個々の生きざまが反映すると思う。堤氏は自身の価値観と時代の波に敏感なコレクターだったのだから。一方で波に乗らずに評価や価格が安定するのを待ったコレクターもいるはず。これからは後者のような消費者であり鑑賞者であることが理想と思う。
783わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 01:40:39
んっ、最近盛り上がってるようだな。
どこかの学芸員氏も登場か?

銀座周辺の画廊を見て回ってる学芸員は少ないね、顔ぶれが決まってるようなもんだ。
BTが地方学芸員の貴重な情報源だったりするのは止めてくれよ。
忙しくてもちゃんと自分の目で作品を確かめて、作家を発掘してほしいものだ。
あと予算を付けて、作家を生かす方法も考えてほしいね。
784わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 01:51:33
781さんの記録に残らぬムーブはムーブと言えるか?
マツケンサンバが流行っても歌謡の時代史に残るか否かは「いま」判断するのは難しいでしょう。やはりそこには時間の淘汰を待たなくてはいけないでしょう。たとえそれがムーブと今を生きている我々が信じても。
785TRUE ARTIST:2005/04/04(月) 07:02:24
>>751
>村上隆の悲劇は結局、彼の作品の根底にある批評性は日本の美術、そして
>社会状況に向いていながら、それが海外を中心として商品として流通し、
>それが逆輸入の形でさらに日本にアートとして入ってきたことじゃないかな。
僕の理解では、村上が渡米してからの仕事は、ひとえに欧米のアートワールドに向けてのものであって、
そのために、当時の海外では、未だアートの素材として利用されることが少なかった、日本のフィギュアや
マンガを、余人の追随を許さぬほど、独自な性的変形を加えた形で、モティーフとして利用したのだと思います。
彼が海外のアート批評の世界で、正当に評価されたのは、その変形の独自性ゆえであり、当時の欧米の批評世界で、
割と流行っていたジェンダー論などを、ピンポイントに狙った戦略が有効だったからでしょう。また、彼が渡米前に
日本で展開していた、『加勢大周Z』などのコンセプチャルな仕事も、あわせて評価されたんだと思います。

彼がスーパーフラット論の中で想定していた、日本アート界の変革プランによれば、まず海外のアートワールドで
確固とした地位を築き、その威光をバックに、日本に上陸して自ら変革の求心力の中心となり、仲間を集めて、
パワーアップし、欧米のアートワールドへ再上陸して、天下を獲る、みたいなものでしたが、そのプランは迂回的で
妄想的なものだと思います。

>その流通の形式に乗った事により批評性が薄まった感があるのは事実だと思う。
むしろ、村上の迷走は、日本に片足を置くどころか、重心を日本に戻しちゃったために、食玩とかサトエリとか、
およそハイアートとしての国際的な価値の増大とは、逆行するものに注力し、現代美術の変化の速度に
遅れてしまった結果だと思います。

>本来あるはずの批評性がどんどん消えてなくなりそうでちょっと悲しいね。
>もっと日本国内に爆弾を落として欲しかったよ。
未だ終わってはいないと思いますが、重心を海外に移さないと、森万里子さんもそうですが、転落するのは
早いんじゃないでしょうか?ウォーホルやクーンズも、一度落ちて這い上がっているわけだから、
僕は胸中では応援していますが。
786781=777:2005/04/04(月) 07:19:00
ムーブメントというと、どうも「流行にのる」のみイメージされているようですが、
すくなくとも、「現代美術」というからには、なにかしらその時代を映し出す行為が
必要。大衆の流行にのるのもその時代のムーブだし、大衆の流行を批判するのもムーブだ。

いずれにせよ、マツケンサンバを例にとれば、(マツケンサンバがアートであると仮定して)
「マツケンサンバフィーバーがあった」という事実は、あとでそれが評価されようとされまいと
アートの歴史として記述される。そしてマツケンサンバを考察することでその時代の空気が
垣間見れる。
時間の淘汰とは、自然現象じゃないのだから、過去を振り返り評価する時代の思惑(それこそムーブ)
がからんで、再評価されることも、無視されることもあるでしょう。
それと、「現代日本を大衆美術が反映しているという事実を軽んじてはいけない」ことを否定する理由には
ならないでしょう。
時代に迎合するとか、時代に乗るとかそういう意味で、「当時の皮膚感覚的な共通認識」
というフレーズを使ったのではないと思いますが。
今生きている人の琴線にふれるような部分の多くを占めている大衆美術を
素材として選ばない理由を、「レベルが低いとか、知性がたりない」といって
しまうのはあまりにも時代錯誤ではないか。ということ。


787781:2005/04/04(月) 07:34:26
TRUE ARTISTさん

>村上の迷走は、日本に片足を置くどころか、重心を日本に戻しちゃったために、食玩とかサトエリとか、
およそハイアートとしての国際的な価値の増大とは、逆行するものに注力し、現代美術の変化の速度に
遅れてしまった結果だと思います。

情報サンクス。
とゆうことは、村上隆は、西欧と日本の間で(西欧の)現代美術の姿をまとうことで
自己矛盾を生じて、大変だろうなと思っているのですがいかが。
788わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 08:21:23
不勉強でよくわからないのですが、なんで欧米から評価を受けることに
こだわるのでしょうか。日本の中だけで完結してもよいと思うのですが。
なぜ作品を他国の業界人に知らしめ、理解してもらう必要があるのでしょうか。
789TRUE ARTIST:2005/04/04(月) 08:56:32
>>787
>とゆうことは、村上隆は、西欧と日本の間で(西欧の)現代美術の姿をまとうことで
>自己矛盾を生じて、大変だろうなと思っているのですがいかが。
僕にとって村上のスタンスで腑に落ちなかった点は、欧米の批評家向けの言辞では、
きちんと現代美術のスタンダードを踏まえた、面白い話をしてたのに、日本では例えば
オタクそのものを、そのまんま賛美しちゃって、オタク文化そのものを、無批判に海外へ
紹介するんだというような、そういう態度をとっていたように見えたことです。東なんかは、
てっきりそれを信じて、実際にアメリカでのスーパーフラット展では、欧米の審美基準で展示が
行われてるのに不満を表明してましたけど、それはいくら村上がメジャーになっても、無理なわけです。
僕の考えでは、村上が面倒でも、きちんと西洋の文化として現代美術があり、その土俵で
勝負するために、俺はこういう表現を使ったと、現代美術を知らない美術ファンに、堂々と
説明すべきだったと思います。それが同時代の現代美術の世界を、日本に紹介する契機にも
なりえたかもしれないと思うと、残念な気もします。
790TRUE ARTIST:2005/04/04(月) 10:00:01
>>788
>不勉強でよくわからないのですが、なんで欧米から評価を受けることにこだわるのでしょうか。
>日本の中だけで完結してもよいと思うのですが。
>なぜ作品を他国の業界人に知らしめ、理解してもらう必要があるのでしょうか。
中田がセリエAで、イチローがメジャーリーグで活動することを望んだのと同じで、一流のアーティストを目指す人は、
日本人であるより以前に、アーティストとしての自己の可能性を、最大限に発揮したいと夢見るのではないでしょうか?
20世紀から現在までの、日本の美術と、欧米の美術とを比較した時に、どちらの美術が、より素晴らしいと思えるか?
と考えてみて、「日本だ!」と思えば、日本に留まって日本の美術界で努力すれば良いし、海外のアートに、いっそう魅力を
感じれば、海外の欧米中心のアートワールドで、認められる存在になりたいと努力することになると思います。

>>610でも述べたように、「21世紀初頭の現在における現代美術は、100年後、200年後に、西洋的価値基準がつくる
美術史において、21世紀初頭の先端的な表現として記憶され、回顧されるような芸術を目指している」のです。
もしかしたら22世紀には、先端的な芸術表現の中心地は、上海になっているかもしれません。いま必ずしもニューヨーク
だけが、新しいアートの情報発信地では無くなっていますし。しかし、国際標準となるアートの枠組みは、資本主義体制が
崩壊しない限りは、今の事実上の世界標準たる現代美術の延長上にしか無いように思います。なぜなら、欧米諸国では、
このアートワールドの歴史と組織の権威を守り、文化として発展させていく努力が、美術館での教育などを通じて不断に
続けられているからです。
791わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 10:08:43
ノリについて無視や軽んじれない意見に。
私は、大衆文化(今、流行っているマツケン現象やそこから生まれるであろうツール)を否定したことはないですし、それをどう見るかは後世に委ねるものであり、記録されるか否かで評価が定まるものではないと思っています。
792わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 10:14:56
788さんの海外評価を気にするのは何故?
前の流れを読んで下さい。そこからはじまったいろいろな意見ですから。
793わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 11:13:48
国内に市場があれば、文化鎖国しても
海外評価を着にせず、発展できるし、
独自のすばらしい芸術が生まれる
(琳派の装飾、浮世絵のポップ、
ドイツのリアリズム、ドイツの現代美術)

米国は牛肉買え買え五月蠅いし、
中国は日本嫌いなら、日本から出て行け、
日本はマツケンのノリで、
着物きて、畳の部屋でPC使って、
オタクが独自の文化を築けば良いと
思います。
その時中央権威主義のピラミッド構造に
ならない事が大事だけど・・・
794わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 11:39:46
793の言っているような世界は正直嫌だな。
そんな市場にしたら作品評価が不透明になりすぎる。
795781:2005/04/04(月) 12:07:02
791さま
>記録されるか否かで評価が定まるものではないと思っています。

ええ、ぼくもそう思います。誤解がとけてよかったです。
記録は、記憶があってはじめて記録されますしね。
ギャラリーまわって記憶のない作品は、、。ね。


TRUE ARTISTさん
>日本の美術と、欧米の美術とを比較した時に、どちらの美術が、より素晴らしいと思えるか?
と考えてみて、「日本だ!」と思えば、日本に留まって日本の美術界で努力すれば良いし、海外のアートに、いっそう魅力を
感じれば、海外の欧米中心のアートワールドで、認められる存在になりたいと努力することになると思います。

そう思います。
もともと日本人は、以前でもふれましたが、個人的信仰はあっても、
普遍的概念(一流という根拠)というものはもともとこだわらない慣習があると思うので、大部分の人はなあなあに
好きな事(すべき事ではなく)をやっているので、現代美術は日本ではなかなか教化されにくいと
思います。それでいいと思ってるんですが。




796781:2005/04/04(月) 12:20:53
ただ、野球とアートを例にすると、少し違和感を感じます。
野球は、ルールが明確に数値化されていますので、評価は非常に客観的かつ
限定されています。どちらかというと、フィギュアスケート競技とか、シンクロ競技に
アートは近いように思います。つまり、判断がかなり融通がきくという感じでしょうか。

西欧は、文明をリードしていて、理論的で、先見的で、普遍を理解していて
、、、というイメージのマイナス部分が、アメリカの暴走(世界の警察幻想)だったと個人的に思うのです。
あくまで、大多数のとりまとめる市場と、普遍的価値とは本来分けてあくまで
ゲームとしてアートをわりきるべきだと思います。
797わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 12:21:47
610=790にほぼ同意。
確かに現代美術は「先端的な芸術」だが、基本的には資本主義体制を構成する一産業なんだね。

極言すれば、日本で現代美術を普及させることには、
日本で現代美術という文化産業に従事する人たちが
今よりも幸福になるということ以上の意味はない気がする。
産業の振興を通じて自分らの幸福を追求することは別に恥じるべき営みではない。
これからも村上氏のように胸を張って、どんどん頑張ってもらいたい。

けれどもそのために公教育の変革が必要だというのは、少し話が違う気がする。
もし本気で公教育を変えたいなら、現代美術産業の発展が
産業従事者以外の人々にも幸福をもたらすというビジョンを産業側が提示する必要がある。
それだけの力量が今の現代美術にあるだろうか?
798わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 12:27:10
二級印象派コレクションばかりが転がっている現状だって、
文化産業と無縁の現象とは言えないでしょう?
799781:2005/04/04(月) 12:50:02
797
>けれどもそのために公教育の変革が必要だというのは、少し話が違う気がする。
もし本気で公教育を変えたいなら、現代美術産業の発展が
産業従事者以外の人々にも幸福をもたらすというビジョンを産業側が提示する必要がある。

そうだね。教育が先にあるのじゃなくて、幸福をもたらすというビジョン(それはただの思い込みであったとしても)
で、人は選択し、共同幻想が生まれ、始めてその環境を後世にまで存続されるために
教育がなされる。教育が崩壊するのは、教え方がまずいのでなく、まずその前に
環境(現状)とビジョンに、ズレが生じるからだと思う。

800781:2005/04/04(月) 13:11:22
連投すまん。

市場とりきめと、最先端とは違うと思う。
前提で例えが変るかも知れませんが、例えば、

剣道、柔道と、Kー1、プライドなどに代表される総合格闘技、どちらが強いかと
言っているようなものですね。

剣道、柔道の一本は、格闘技のダウンと同じ質のものではない。

剣道は、もし真剣だったら、
柔道は、もし下が石畳だったら、という見立てのダメージで一本をとる。
格闘技のダメージ判定と前提が違う。
もともと無理を承知でどちらが強いがというシュミレーションをやっているようなものだと思う。
そういうあいまいさが歯がゆくて今、総合格闘技が人気があるのかもしれないが、
総合格闘技だって、ある前提にのっとったシュミレーションでしかない。

801わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 13:22:11
みんな村上隆のたとえ話に乗っかりすぎじゃないか?
格闘技云々とか。
802わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 13:51:29
公教育の問題だけ取り上げてもほんとしょうがないって話に賛成。
やっとそこへ話が及んだ。。。
外側の社会から必然的な要請があって初めて意味があるでしょ。
社会てのは、産業でも宗教でも良いんだけど。

教育現場の問題はあるにせよ、どにかなるのは無理でしょう。
功罪で考えれば、美術がほんとに好きな
生徒が、一人のアホ美術教師に反感を抱いたことがきっかけで
より深く知りたいとなるとかね。
803わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 17:13:36
中村敬治先生亡くなられましたね。
ご冥福お祈りいたします。
804わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 17:37:46
英語教育の変革を見習って
ひとつ国民的キャンペーンでもやってみますか?

「現代美術の教養は21世紀の国際人にとって重要なビジネススキルのひとつです」(笑)
805わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 19:30:08
現代美術は、物ではなく、イデアであるから、(まあ広義で絵画もそうだけど)
もっと節操なくてよいと思う。でも小さくまとまったアーティスト(日本に多い)は、
展示スタイルが、結局のところ表象(見た目、肉の部分)が作家のアイデンティティーに
なってしまっているから、現代美術と名うっていても、作家のイデアが見えてこないし、
鍛えられない。(スタイルに固執するから不可避的に目的と手段が転倒する)
物作り(文字通りの)にフェチを感ずる日本人は、なかなかその魅力を捨てきれないだろう。
そもそもフェチは、西欧の教養社会では、幼児期を脱していない(言語体系が発達していない)
感覚的な部分(マイナスイメージ)だけが先行する行為として見ているんだね。
だから、普遍とか、上位の概念(イデア)が有り難がられるわけだ。
物(固有性、現物主義)が以前残る日本では、イデアが有り難がられる環境がすでにない状態で
現代美術(見せ掛けのでなく)を紹介しても広がりを見せることな難しい。

教育だってそうだ。
西欧は、教育の根幹はイデアであるが、日本は、ますます「すぐ社会に役立つ教育を」にシフトしている。
社会に役立つとは、商いだ。つまり現物主義だ。大学にだらだら言っているパラサイトシングルを
増やさないように国が何をしているかといえば、「もっと早くから働ける環境づくり」
それを教育の場で提供する機会をつくることだ。
ますます日本は、観念的なことより、現物主義に移行している。美術の分野では
職人を増やそうとしている。アニメや、映画に力を注ぎ、教育機関をもうけているのは
日本ではそれが資本となると見込んだからだ。
その部分をまず自覚してからでないと不毛の議論になちゃいそう。
806わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 19:30:40
でもそんなこと言ったら、今の学校で行われている美術教育自体が
必要だろうかって話じゃない?そんな難しく考えないで、
学生にお絵かきや粘土をこねさせると同等かそれ以上の教育価値が
現代美術にあることが証明できれば、見直し対象になると思うんだけど。
20世紀以降ならば、メディア、ジェンダー、身体、映像論とか、
むしろ社会性のある内容もたくさんあるわけだから可能性あるけどなぁ。
ビジネス云々よりも、まずは、一歩でも現状から進展させることを
考えるほうが先じゃないかな。
807わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/04(月) 22:42:43
>806
言ってることは解るけどね。
日本の根本的問題として、美術に限らずどんな分野にも共通して、
何が正しいかは、大体の人は解っているけど、
・実行する気がない
・実行する時にブレーキがかかる
という現実がある。こういう現実が変え難く支配的なとき、
その社会は歴史的に衰退期にある。
つまり日本は衰退期にある、ということ。
808TRUE ARTIST:2005/04/04(月) 23:21:05
>>795
>もともと日本人は、以前でもふれましたが、個人的信仰はあっても、
>普遍的概念(一流という根拠)というものはもともとこだわらない慣習があると思うので、大部分の人はなあなあに
>好きな事(すべき事ではなく)をやっているので、現代美術は日本ではなかなか教化されにくいと思います。
今の日本人の標準的メンタリティが、100年前の日本人のそれと、現代の欧米人のそれと、どちらに近いかといえば、
僕はたぶん後者により近いだろうと思っていますので、今の日本で現代美術が、微々たるシェアしか持てない理由は、
他にあると思っています。現代美術は本来、未だに面白いものなのですが、日本にそうした情報が入っていかない理由は、
日本には世界標準のアートとは別のルールに準拠したアート(日本画とか洋画)が、既に高いシェアを持っていて、
その筋の方々が、その権威の維持に努力してるからだと思います。天皇家なども動員されていますし。
欧米の現代美術ファンの過半数は、年金で暮らしているようなお年寄り達です。若者のファンも少なくないですが。
つまり日本でなら、院展や日展を見に行くような年齢層の美術ファンが、自分達西洋の文化であるところの、歴史と伝統ある
現代美術を見に行くのです。そして自分達の孫ぐらいの年齢のアーティスト達が、どんな風変わりな作品を提示しているかを、
楽しんでいるわけです。
809TRUE ARTIST:2005/04/04(月) 23:21:39
>>796
>ただ、野球とアートを例にすると、少し違和感を感じます。
>野球は、ルールが明確に数値化されていますので、評価は非常に客観的かつ限定されています。どちらかというと、
>フィギュアスケート競技とか、シンクロ競技にアートは近いように思います。つまり、判断がかなり融通がきくという感じでしょうか。
そうですね、おっしゃる通りでしょう。現代美術や、その他の芸術分野一般を、ルールがあるゲームなら、何にたとえても
良いでしょう。プレーヤー=アーティスト、審判=批評家、興行者=ギャラリーや美術館、および観客=鑑賞者が構成する
ゲームであり、社会制度であり、資本主義体制における文化産業なのです。文化産業の下位のカテゴリーに、大衆的な
娯楽文化産業と、そうでない文化産業=芸術があると考えればよいと思います。もちろん、かなりボーダレス化が進んでいますが、
ある程度の境界はあります。
現代美術というゲームが、他のアートに比べて複雑なゆえんは、歴史の中で、ルールが常に変化し、ルールが成文化されて
いない、対立するルールがせめぎあってさえいるためです。一般の娯楽に比べて、ルールの理解が簡単ではなく、
20世紀の美術史などの教養を必要とします。つまり、現在の現代美術が面白いと感じられるようになるまでには、
個人の「感性」という後天的につくられた「制度」のハードルを、何度も飛び越えて、壊してゆかなければならないでしょう。
それは20世紀の前衛芸術の歴史を、追体験してゆく経験ともいえます。
そういう感性の自己変革を面倒だと思う方は、ルールの安定した伝統的なアートを楽しまれれば良いと思います。

810805:2005/04/05(火) 00:38:06
806>

いや、実際さ、日本で現代美術がどう活かされているか、というイメージ(ビジョン?)が
ハッキリ見えてないんだよね。とくに一般には。
関係者の意義あること、と一般者にとっての意義あることとが一致しない、つまり
利害が一致しないところなんだよね。
単純なところでいけば、現代美術(特にインスタレーション)は、
「何を売っているのですか?」というところのイメージが掴みにくいことでしょう。
「教育的価値」とは、価値と言うからには、何かに還元されなければいけない(社会的循環)。
その部分をどう証明するか。いや証明したとして、
たとえば、西欧で当たり前に説かれている「ジェンダー、身体、映像論」などは
とくに政治的(=宗教的基盤による)問題とリンクしているわけであるから
やはり宗教観の違う文化では、ジェンダー論一つとっても、ただ無知とか
教養とか、知識の次元ではなく、まさに信仰の質の違いといっていい。
それ(その教養)を知って幸せになれるか、などの「幸福観」までは、
民衆レベルで教化することが果たして出来るのかという話だと思うのですが。

言い換えれば、正義感を説くという問題でもある。キリストの布教のようなものでもある。
情報を与えることは出来ても、受けてがそれを信じるかどうかは、情報の整合性とは
まったく関係がない。「正しいことをしている、先を見通しているという」自信は
だから幸福になる、という根拠を導きはしない。あくまでそれは信仰でしかない。


811805:2005/04/05(火) 00:58:18
ですので、809での

>個人の「感性」という後天的につくられた「制度」のハードルを、何度も飛び越えて、壊してゆかなければならない〜 =自己変革
というのも、制度を破壊する先に何が見えてくるか、を悟るのは、知識(情報の有無)ではなく
思い込み(信仰)以上のものはないと思われます。
つまり、制度を破壊する行為によって破壊する前と後で何が幸福になったかが見えてこないと
=改革という説得力は見えてこないということです。

逆に言えば、現代美術が面白いと感じられない=自己改革が足りない、という
いじわるな言い方をすれば、自己改革セミナーと論理的には同じことを無自覚に言ってしまう
可能性を視野にいれて、考えなければ、それこそ宗教闘争と同じことをしていることになりはしまいか。

つまりは、相対的問題としてビジョンを考えていかないとただ、日本はだめだ。無知だを
繰り返す羽目になるのではいか。



812805:2005/04/05(火) 01:07:47
連投スマソ。

ちなみに
>今の日本人の標準的メンタリティが、100年前の日本人のそれと、現代の欧米人のそれと、どちらに近いかといえば、
僕はたぶん後者により近いだろうと思っています

僕個人の考えでは、逆で、メンタリティは、西欧と変ってきていると思っていますね。
ただこれは、僕の勉強不足でここで根拠を示すには、ちと荷が重いので出来ませんがw
思想家たちは、日本の自我をどう確立していくかを議論する際に、いろいろ幸福論を
戦わせておるようです。(蛇足でスマソ)

813わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/05(火) 01:27:40
自己改革セミナーの何が悪いんだ??
814わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/05(火) 04:47:29
メンタリティーでいえば現代西欧人と近くなってきてると思うよ。
やっぱり資本主義の洗礼を受け円高が急速に始まった80年頃から
は物凄い勢いで西洋化(疑似物質的、そして疑似精神的に)が進んだことは
確かだと思う。
しかし、何の疑問も持たずに全てを受け入れ、過去の貧しい時代を闇に
葬り去ろうとしたが故、日本人がもともと持っていた美意識や文化も
一緒に捨てて来たのは確かではなかろうか?
西洋、特にアメリカ資本主義は前進する事が正義であり、また現代美術も
前進あるのみだと思う。
815TRUE ARTIST:2005/04/05(火) 04:49:18
>>811
>ですので、809での
>>個人の「感性」という後天的につくられた「制度」のハードルを、何度も飛び越えて、壊してゆかなければならない〜 =自己変革
>というのも、制度を破壊する先に何が見えてくるか、を悟るのは、知識(情報の有無)ではなく
>思い込み(信仰)以上のものはないと思われます。
そんなことはありません。感性の絶対視からは、自由になれるわけで、ある意味で、芸術に対する「思い込み」や「信仰」を
相対化できる視点に立てると思います。そのことによって作品から「感動」を経験できなくなるということもないと思います。

>つまり、制度を破壊する行為によって破壊する前と後で何が幸福になったかが見えてこないと
>=改革という説得力は見えてこないということです。
勘違いされては嫌ですが、僕は別に、現代美術を受容することが、万人にとって幸福だなどと言うつもりはありませんよ。
宗教じゃないんだから。人それぞれ幸福のあり方は違うんだから、温泉につかって気持ちよくなるような鑑賞を望む人も
いるし、それでは飽き足らない人もいるのであって、どちらが優れているかということは言えないでしょう。
816805:2005/04/05(火) 12:17:25
>人それぞれ幸福のあり方は違うんだから、温泉につかって気持ちよくなるような鑑賞を望む人も
いるし、それでは飽き足らない人もいるのであって、どちらが優れているかということは言えないでしょう。

ああ、それならばよかった。少なくともTRUE ARTISTさんは、相対的に美術を見ておられるようです。
あおっているように見られるかと心配していましたが、よかったです。
817わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/05(火) 12:18:48
基準を「幸福」に置くのは間違っている。
818わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/05(火) 13:10:04
817は幸福と聞いて何を連想した?
何を嫌悪した?
819わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/05(火) 14:04:21
誰でもいいから、「佐々木こづえ」について教えてくれ。
820わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/05(火) 14:05:16
誰でもいいから、「佐々木こづえ」について教えてくれ。
821わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/05(火) 19:51:36
現代美術がよくなるには、イチケ○のような香具師がいなくなること。
822わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/07(木) 01:32:04
詳しい方が多そうなので、質問スレからこちらに移します。
流れから外れた質問をして申し訳ありませんが、荒川修作作品が
作品として成立しているといえる根拠となる考えを説明おねがい
できないでしょうか。言説的な内容を伝えることが目的であるのに、
やっていることは暗号化ではないでしょうか。
823わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/07(木) 01:38:51
暗号化のさじ加減がうまくいった時に彼の評価が高かったのだと思う。
824822:2005/04/07(木) 01:40:06
要するに彼の絵画を抽象画のように、ただ幾何学的で美しいと
感じるだけでは理解したことにはならないわけですよね。
しかし、記号があまりにも恣意的で、背後にある意味を読み解く
ことはほぼ無理です。なぜこれで作品として成立していると言え
るのでしょうか。なぜ最大級の回りくどい方法を選ぶのでしょうか。
825わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/07(木) 02:13:47
デュシャンの子供達のうちで、
最も成功した人の一人なんですよ
826わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/07(木) 14:47:13
今名古屋で展覧会やってるから学芸員つかまえてきいてみ

ttp://www.art-museum.city.nagoya.jp/
827わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/07(木) 18:08:30
828わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/09(土) 19:31:09
>>698
>義務教育の美術教育はなぜあんなにも直感的な実技教育に傾倒しているの
>でしょうか。あれが最も原因だと思うのですが・・。
学校の美術の授業で現代美術を教えるのは
現状では難しいと思う。まず美術の先生で現代美術を知らない人が多い。
校長先生もよく分かってないだろうし。
まず学校教育では、社会に出て他人とうまくやっていける人間を作るっていうのが
おおきな課題としておかれていて、美術史を知り楽しみ、自分で作品を考える
なんてレベルまでは、到達しないのだと思います。
アーティスト=オリジナル=反抗分子(社会と協調しない)
そんなふうに見られるのかもしれませんね。
829反ゴッホ:2005/04/10(日) 10:10:55
ゴッホは最悪だな。精神病、貧乏、不遇。=芸術家。それが憧れだからサイアク!!貧乏が当然という考えを払拭!成功=金持ち。日本村、。
830わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/10(日) 11:35:21
>精神病、貧乏、不遇。=芸術家。

これだけとれば、こんな奴いくらでもいるよ。
それでも代えがたいものを彼が得たということで憧れの対象になったのだろう?

>成功=金持

起業家になれって、、
831わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/10(日) 11:37:24
現代美術だと、ゲイ、エイズ、不遇、貧乏、って感じか?
トレなんて享年何歳だ?
832わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/10(日) 13:17:37
マシューみたいのもいるでよ
833わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/10(日) 13:34:20
ヘテロ、セレブ、順風、金持ちって?
しかしマシューバーニーはいずれ消えると思う
834わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/10(日) 14:34:11
貧乏、天才、障害者、キチガイ。これらの人が描いた絵を見たがる人が今の世の中に多い。
だからゴッホの絵も需要があるんじゃないかと俺は妄想する。
835わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/10(日) 18:39:02
Wolfgang Tillmansのスナップ写真でも、
彼の私生活を、のぞいてみたいという感覚を起こさせられるから
つい見てしまう。
836わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/11(月) 20:22:15
写真といえばコンタツクスがなくなるだと、銀盤。環境だな。
837わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/11(月) 20:24:09
芸術byMUTT
838わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/11(月) 20:26:34
水戸芸術館で海洋堂の展覧会がオープンしましたが公立美術館であのような媚びた企画はどうかと思う。いつから水戸は百貨店の催事場になったんだろうか?
839わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/11(月) 20:32:48
独立法人で赤字なんじゃない?収支会計公開してるの?
840わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/11(月) 20:33:24
これからもっと媚び媚びになります。
東京現代美術館はすでにジブリ美術館の分館ですし。
841わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/11(月) 21:08:43
芸術は大衆に先行するゆうこと?
842わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/11(月) 21:11:04
水戸てーまって何?
843わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/11(月) 23:07:35
収支報告の書式は統一してね。手書きの領収書は駄目よ。記録
844わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/13(水) 08:39:44
尊敬も差別です。
845わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/13(水) 09:30:40
突然すみません、デザイン系の美大浪人生のものです。
今日ちょっとした事情で時間に空きが出来たので、今開催中のものでなにか良い展覧会がないかなと思ったのですが
お金があまりありません。2000円ほどです。
僕は西東京の方に住んでいるのですが、吉祥寺などの中央線沿線などで、なにかいい展覧会のようなものはないですか?
板違いだったらごめんなさい、何せ情報源がないので・・・。
846わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/13(水) 09:43:44
展覧会情報サイトがいくつかあるじゃん
デザイン系ならそういうサイトにブックマーク貼るべき
847わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/13(水) 09:44:42
あとは美術手帖を立ち読み
それが楽
848わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/14(木) 00:24:26
>>845
"ぴあ"なら何処にでも置いてあるぞ。
安いしそれなりに役に立つ。
849わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/14(木) 00:27:28
>>838
運営費カットにおびえ、客寄せに走った結果ああなった。
850わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/14(木) 04:16:20
845
そのまま東京駅で銀座行って青白い顔の作家捕まえてシタリ顔でいーたい放題も面白いぞ。オープニングにあたって只飯もいいかも。
851わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/14(木) 06:06:47
デザイン事務所の名刺も手に入るかも
852わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/16(土) 08:02:10
愛美無罪
853:2005/04/17(日) 23:40:53
かれはだれもこころみたことのないことばのられつをえようときーをうちつずけるのだつたすらつしゆすらつしゆとつぶやきながら/
854わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/18(月) 23:04:01


詐欺師  →  植村博光(ウエムラ・ヒロミツ)

855わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/19(火) 01:10:35
この七つの文字
856わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/19(火) 12:32:17
>>845
私は東京アートビートとかREALTOKYOを使ってます。
857わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/19(火) 16:20:00
<ポストモダン>以降、どんな話があるんですか?
外にいるとアートワールドって
相変わらず金の話ばっかみたいでうんざりなんですけど、
何か面白い話ってあるんですか?
858わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/19(火) 16:28:37
いやふつうに、現代アートなんて、もう30年くらい前におわってますw
終わってしまったアートの運動をかたるのは、やめようよw
てかさ、いま現代アートとかいってわけわかめ、みたいな作品作ってるやつ
いっとくけど、、ただのあほ、あんたのやってること、ただの補足説明にしかすぎないから!!!!

残念

もうさ現代美術とか現代アートとかやめようよwもっと新しい名前つくろうぜw


いまだに、現代とか語ってるやつw時代遅れだからw
859わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/19(火) 17:02:43
>>858
そういえば、<ブリロ>以来終わったなんてやつもいたね。
でもまぁ、それでもそんなフィールドにこだわって誰かががんばってれば
面白い話がでてくることもあるかなって。
僕は最近の話あまり知らないから。
クソったれのリオタールと資本主義にはもううんざりなんだ。
860わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/19(火) 17:03:10
現代以外の今を表す日本語作ってけれ
861わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/19(火) 18:23:03
現代を今日から『ガアーッ!』と表す事にしました
そして美術を『ペッ!』と言い換えました

『ガアーッ!ペッ!』とは現代アートと同意語、いやそのものです。

ガアーッ!ペッ!が終わったって言うなよ、ガアーッ!ペッ!は今
やっと始まったばかりなんだから。
862わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 01:30:47
>>828
同意。
学校教育の場で現代美術、教える時間がないような気がします。
教師の解釈をそのまま教えたらそのまま信じてしまいかねないので
本来は制作作業を通して生徒が各々の解釈の幅を広げてくれればと
思うくらいしかできませんね。
実際生徒作品の廊下等への展示物、ほとんどの他教科の先生は工芸技術的に
評価しますしコンセプト重視みたいな課題を展示しても下手すると
指導の手を抜いているなんて思われることになったりします。
芸術の時間数も減ってきていてまともに技術も教える時間取れない中に
技術ができて、コンセプトの建て方もしっかりしている、なんて現実問題と
して厳しいです。
863わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 03:04:45
フィッシュリ&ヴァイスの『事の次第』見せるのはどうっすかね?
864わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 06:29:27
>862

そうだね一般的な一般人の印象派の解釈だって結局表面的な
評価に終始していて、その前の歴史的背景やその後のながれ
そして現在への影響さえあまり語られていない事を考えると
「アバンギャルド」という美術の根本的な精神性さえ伝えにくいという事だろうか。
それはプロというか、ちゃんと美術の歴史を大きな流れで考えられる人材で
ないとなかなかそういう教育は難しいだろうしね。
アートの歴史は歴史の更新というところがポイントだから、なかなか
社会主義的な学校の体質には合わないかもしれない。
結局、思想的なところに辿り着けば、学校のシステム自体に問題を指摘
される事は間違いないだろうからね。
まあ、教材としてはデュシャンの便器がアートとは何か?と言う質問には
良さそうだけどね。
865わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 07:51:20
たしかに極左すぎて社会主義的な学校の体質にさえ合わない。
866わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 10:00:29
「アヴァンギャルド」も「革命」も「反体制」も今やすべて死語。
アート革命としての現代美術はとっくの昔に死滅した。

生き残っているのは、投機資本主義とインテリア産業に寄生するゾンビだよ。
867わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 11:28:41
↑君は何か誤解している、もしくは知識の欠如。
868わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 11:58:48
最後の二行は当たってるんじゃね?
マシュー・バーニーとか、どこがいいのかわからん。
ブルース・ナウマンをPVにしただけじゃん。
869わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 12:28:12
>生き残っているのは、投機資本主義とインテリア産業に寄生するゾンビだよ。

言いたい事はよくわかるよ。
現代美術自体が本質であるはずの自己批判的精神を資本主義産業の片棒を
かついぐという様な袋小路にはまっているという指摘だろうけど、
経済を抜きにしては文化も糞もないことは事実じゃないのかな?
それが社会主義的な思想のもとで作られようが、お金の流れを考えたとき
結局はアートと金の矛盾は出て来るのじゃないかな。
例えばホワイトキューブを抜け出そうがアースワークに傾倒しようが
ミュージアムに出資してもらおうが結局カネの出所なんて決まってくるでしょう。
マネーロンダリングしようが汚い銭だろうがアーティストは正義漢ツラする
勘違い野郎も多いのは事実だけど。
それなら、どうしたらいいのさこの先は?
870hitlow:2005/04/20(水) 12:43:04
new vition
を作りダスんだからキョクサだよ

゜世界を解体できるのはキョクサ芸術だけさ
だから為政者はおそれる守るもんないし
871わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 13:11:30
キョクウとキョクサの違いってなんだよ。
方向性は違えどやってる事は殆どいっしょだろが。
暴力、プロパガンダ、民衆開放後の独裁統治。
政治的なアートで世の中が変わったためしなんて一度も無い!
極左芸術なんてただのポーズ、刑務所に入りたくないアーティストが
アクティビストを気取るなんてちゃんちゃらおかしいぜ!
だからアーティストはアクティビストにバカにされる。

ダダカン・ラブ
872わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 15:57:07
>それなら、どうしたらいいのさこの先は?

ゾンビのまんま、資本主義の腐肉(あぶく銭とも言う)をとことん喰らって
どこまで肥え太れるか、やってみるしかないんだろうなあ。

873わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 16:18:22
今って時代的に昔にたとえるとロココに近い気がする。
874わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 16:58:29
>ゾンビのまんま、資本主義の腐肉(あぶく銭とも言う)をとことん喰らって
>どこまで肥え太れるか、やってみるしかないんだろうなあ。

教会が宗教と言う名の商売のシステムで信者というお客から
むしり取ったカネで最高の技術で教会の建物を作り、そして最高の
技術を持った天才ダビンチをも顎でつかい絵を描かせた時代は
あんたからするとロマンティックで素晴らしい時代だと生きた事もない
時代を美化して、カネがかつて綺麗な物だった時代があるかの様に語る
語り種に何の説得力もない事を一言失礼ながら言わせて頂きたい。



875わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 17:10:43
>>869
だからって、金が舵をとるような資本主義の糞ったれにはもううんざりなんだ。
アーティストも批評家もポストモダンにやられて頭がどうかしてんじゃないのか?
金が大事だってのは分かるけど、
僕が気に入らないのは金が全てだなんて話が現実を支配し過ぎてるってことだ。
そんな退屈な話を本気で何とかしようって話が、
アートワールドにはないのか?
876わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 17:39:02
俺は左翼じゃないけど、資本主義もいつかは終わると思っている。
でも俺は想像力豊かなアーティストじゃないんで、
資本主義を超えた向こうにある世界をポジティブにイメージできない。
資本主義が終わった日って、いったいどんな感じなんだろう?
俺には残念ながら、ものすごいカタストロフのイメージじかわかない。
それをポジティブにイメージできたとき、
アートは金の呪縛から解き放たれるのかもしれない。
877わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 17:41:24
>875
怒りの鉾先が具体的にどのようなグループに向いてるのかわかりにくいよ。
ほんとに今のアートを全てひとくくりに出来るのかな?
今のアーティストだって美術館のありかた、ギャラリーのありかた、
そしてアーティスト自身のありかたに疑問をもっている人も多く存在してるよ。
ただ、そういうアーティストは資本主義のベースにのったギャラリーや
アートフェアには縁がない人もいるだろうけど...
ここ最近の日本の白痴幼稚ポップアートだって5年前にはだれも注目せずに
マーケットさえ殆ど無かったんじゃないかい?
それが売れたから批判するのはポイントが違うと思うよ。
まあ、それのブームに乗っかって売れた人もいるだろうけど、ちゃんと
リスクを背負って地道にやって来た人もいるから一色反に語るのは違うと思う。
日本には現代美術のマーケットなんて未だに無い!
878わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 17:45:53
で、その理由がコレクターの不在なんだよな。

良く言われる議論だけど、アヴァンギャルドだって、
それに理解を示したパトロンの存在から切り離せなかった。
どっちみち、
「資本主義批判を興味深いと考える資本家」のような、
逆説的な教養人が必要なんだよ。

で、左翼はしばしばそういう人まで欺瞞だと罵ることになりがち。
俺は信念的には左翼(的発想)にシンパシーがあるけど、
そういう厨房的な部分はどうかと思う。
879わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 18:39:14
経済がある程度大きな権力を保持し続けるのは間違いないかもしれない。
「良いもの」は権力(金)を生み、権力(金)が「何が良いか」を決めてるってのはしょうがない。
でも後者の野郎の態度がデカすぎないかってことだ。
なんで金以外の権力を想像できない?
>>876
>資本主義を超えた向こうにある世界をポジティブにイメージできない。
リナックスを考えてみればいい。
伽藍(資本主義)とバザール(こう言ってよければ共産主義)、
テンパって抵抗してんのはどっちだ?
社会主義国が崩壊して資本主義万歳!の20世紀末とは違って、
企業のネットが星を被い,電子や光が駆け巡って
ほとんど経費0で交流できるワイアード上で、
いっぱいいっぱいになってる資本第一主義の糞野郎をいつまで肯定するつもりなんだ?
アートワールドの外では、実際奴らの信念は覆され始めてるだろ?実質的にも理論的にも。
独占と資本よりによる美学よりも、オープンでフリーな美学が大きな成果を出し始めてる。
アートワールドでは資本主義の糞野郎に本気で対抗する権力を構築しようって話はないのか?
880わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 19:06:35
>アートワールドでは資本主義の糞野郎に本気で対抗する権力を構築しようって話はないのか?
それってただの権力抗争じゃないか。
日本でどれだけ無能な団体系画家が教鞭とってるんだよ。
そしてどれだけ無能な美術館長が無能な学芸員という名の公務員を雇って
社会的文化的に無意味な展覧会をしてるんだよ。
そんなのが今迄ずっと続いているじゃないか。
それさえも変えきれないのにアートがなにか変えられるなんてあり得ない。
目の前の権力にさえも変えきれないのに...

881わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 20:50:10

43 名前:わたしはダリ?名無しさん? メェル:sage 投稿日:2005/04/20(水) 00:37:28
詮索するようでご本人には申し訳ないんだが、日記を見てて単純に不思議に
思ったのは「この人はどうやって生活して=お金を得ているんだろう」と
いうことだった。ご生家が裕福なんだろうか。

生活形態と表現活動との間には、直接の関係はない。そのことで批判される
いわれは誰にもない。だけれどもこの人の「恐怖」とか「鬱屈」とかは、
どこかで「世界からの隔離」を前提にしていると思う。隔離が自ら解ける
ものであって、かつそれで解決する問題なんだったら、わざわざ作品にして
表現するまでもない、と言われても仕方ない気がするのだ。これは彼女
だけでなくて、異分野も含めて多くの若い世代の表現者に感じることでもある。
882わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 20:51:33
立島夕子を語るスレ↑このレス以降本人がスレ落とす為に必死
883わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 21:24:34
>879
いちばんの問題は、作者とか作家性、署名といった
アーティスト自身が大切だと思っているアート固有の価値観を
どうやって乗り越えるかでしょう。
アーティストは自意識が強いし、基本的に個人主義的傾向が強い。
だからこのハードルはけっこう高いと思う。

逆のいい方をすれば、
個人主義に根ざした近代的な芸術観に縛られてるかぎり、
アートがどんなにラディカルに振舞っても、
結局のところは資本主義の並走者のままなんだと思う。

884わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 21:26:03
ここで聞いてもいいかな…

どっか外国に絵の天才少女がいて、
その絵を紹介したページがあったのを前に見たんだけど思い出せない。
誰か教えて。

4歳とか5歳の時点で自画像かなんか描いてんだけど、
とてもその年齢で描いたとは思えないほどの出来で、衝撃を受けたのを覚えてる。
その後も年齢を重ねるごとに益々上手くなっていく。

日本語がおかしいのは疲れてるからで許してください。
885わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 21:40:58
886わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 21:43:00
>>885
残念ながら今は10代かそれ以上のはず
887わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/20(水) 23:48:26
>>880
>それってただの権力抗争じゃないか。
<権力>ってのは本質的な問題だと思う。
美術の歴史も、「美術史というもの」も、それを規定するのは<権力>だと思うから。
個人的な問題提起を地道に繰り返しても、それが大きな権力を獲得しない限り、
今じゃ様々な物語の一つとして処理されて、
最後はお決まりのリオタールの話に飲み込まれてお終い。
糞ったれの資本主義下じゃ<権力>の主たるものは金だからね。
だったらせめて、金に替わる権力を獲得することが、
胡散臭いポストモダンを本気で終わらせる可能性に繋がるんじゃないの?
たとえそれが見せかけであっても、新しい権力には必ず名前がつく。

>>883
うん。それは僕もそう思う。
もちろん、そういった問題意識を持って取り組まれてる作品や活動があるのは知ってるけど、
あまり大きな権力を獲得するには至ってない(何とかアートとかいったと思うんだけど、忘れた)。
今後必要なのは、日付を特定できる革命でも、15秒間の英雄でもない。
僕が期待してるのは、フリーのインディビュアリストたちによる、
急速でゆるやかな地滑り的移行(これこそ僕の個人的な意見だけど)。

僕は「アートというもの」に絶望してるわけじゃない。
もしそうなら、目を閉じ、耳を塞いで、口を噤めばいい。
ただ、アートワールドのもっとポジティヴな話が聞きたいとは思うけど。
888わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 01:10:34
>>887
ポストモダニストの理想そのものじゃん
ポモの肯定的側面を学んだ方がいいんじゃね?
889わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 01:16:29
>>888
そうだね。
だったらせめて、その糸口くらいは教えてほしい。
890わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 01:22:28
>>889
アメリカの美術界のあり方こそが、
昨今のアートワールドの市場主義の根源なんだが、
よくよく調べると、60-70年代の美術には
(彼らは40-50年代のモダニズムを批判するため、
時に「ポストモダン」を名乗った)
そうした状況に対する抵抗こそが美術の推進力だったと言える。

80年代のバブル期の美術にしても、
その権化のジェフ・クーンズすら、市場に対する批評として読むことができるだろ?

今のコンサバは、マティスを頂点とする
「モダン・マスターズ」趣味が基本にあるわけで、
それとは異質の要素を持つ美術運動については、
そこから色々な可能性がみつかると思うんだが。
891わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 01:49:11
>>890
なるほど。
ただ僕自身はそうした運動は結果的には逆に資本主義に内包されてしまったと思うんだ。
コンセプチュアルアートやアルテポーヴェラなんかもそれ自身に高値がついてしまった。
ただ僕が知りたいのはそうした彼らの思想やそれを参照できるテクスト、
そしてにもかかわらず、なぜ今のような状況に至ってしまったのかってこと。
もしめんどくさくなかったら、教えてほしい。
892わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 02:04:16
>>891
英語ならたくさんあるよ。
Benjamin Buchlohとか。
893わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 02:33:21
>>891
アヴァンギャルド敗北史観には問題が大きいと思う。
しばしば参照される、
ペーター・ビュルガーの『アヴァンギャルドの理論』(ありな書房)は、
戦前のダダと比べて、
50年代アメリカのネオダダをその堕落態と難じるが、
その基準は「アメリカ資本主義」に対する嫌悪にある。

しかし資本主義市場の価値観がいつでも勝利すると考えると、
結局はシニシズムに落ち着いてしまうだろう。
実際に重要なのは作品だろう?
ならば、作品が時代に先駆けていたり時代に逆らっている部分にまず注目すべきだ。
例えばネオダダの場合、
ラウシェンバーグの作品を見直すことにつながる。
894わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 02:37:33
>>892
うーん、英語は基本的にムリだね。
よっぽどじゃなきゃ読もうと思えない。
っていうか間違えた。
過去がどうだったかってんじゃなくて、
そこから具体的にアートワールドに今後どんな希望があるのかって話を聞きたい。
別にそれがポストモダンの名を冠していようがいまいが、
今の状況を何とかできそうなら、新しいラベルは用意されると思うしね。
895わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 02:41:55
>>894
英語読めないとキツイと思うが。
なぜなら日本語にはまともな議論が翻訳されていないから。
あんたの悲観主義も、イメージだけのもののように思える。

まあ言わんとすることはわかる。
日本の場合、美大がとにかく手を動かさせる教育を行っているから、
工芸的洗練は得意でも、
アートワールドとの緊張関係で作品を作っていく姿勢が稀薄になる。
896わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 02:46:00
>>893
うーん、具体的にどうやって?
そしてそれは現在起こってるどんな活動に連結されるのか?
個人的に興味があるのはその話が
巧妙で糞ったれの資本主義に内包されないで
それを乗り越える権力を獲得する可能性があるのか、
あるいはそうでなくてもそこからどんな希望が見えてくるのかってとこなんだけど。
897わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 02:48:32
>>895
確かにそうだね。
訳が下手くそなだけじゃなく、
欲しい本が絶版になってたり、翻訳がなかったりなんてよくあるからw
898わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 02:55:39
>>895
でも個人的には工芸的洗練の規律訓練を受けられるってことには賛成!
少なくとも、優秀な媒介者にはなれるから。
899わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 02:59:34
>>896
美術で直接資本主義批判を行うのは難しいだろう。
実際にできるのはアートワールドの市場に風穴を開けることだ。

現状で一番問題なのは、
新しい美術の紹介者が、例えば某金沢のように、
ファッション業界の資本とつながることばかりを優先する類の、
帰国子女による差額貿易でしかないことだと思う。
900わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 03:00:15
>>898
無理無理。伝統工芸の職人とアーティストは別物だ。
901わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 03:02:50
糞ったれの資本主義という言い回しはわからんでもないが、
ではあんたにとって具体的に、
腐った美術家、まともな美術家の例として、
それぞれどのような作家が思い浮かぶのだろうか?

そこからしか始まらんよ。
902わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 03:12:15
>>899
でも前にも言ったように、美術の外に出てみれば、
リナックスのように直接資本主義の理論を覆そうなんて本気で考えてる
人たちも、作品も、活動もいくらでもある。
本当に美術ではムリ?
そして僕が聞きたいのは現状の問題だけじゃなく、
そこから導き出される可能性の積極的な話。
言っておくけど、僕は悲観主義者じゃない。

>>900
優秀なプロデューサーがいればいいんじゃない?
構想から設計、構築まで一人でやる必要もないんだし。
903わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 09:00:47
ところで君は高校生?
904わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 11:17:26
>>881-882
たった一日で500以上も無意味な一行レスが付いてる・・・・あーとやな。
905わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 15:51:03
>>901
腐った美術家なんていない。他人を否定することに積極的な意味を見いだせないしね。
だからって、好きな美術家もいない。
でも僕自身が面白いと思ってる1つのモデルは何度も言ってるように、例えば<GNU/Linux>。
完全にアートワールドの外の話だけど。
未だ資本主義に内包されるどころか、奴らの糞ったれの信念を覆しはじめてる。
アートワールドでもしああいうプロジェクトが可能なら、いくつかの問題は何とかなるかもしれない。
例えば、コレクターの問題。誰でもフリー(自由に)でダウンロードできるなら、
「売る」必要すらない。ネットの網が星を覆った今、
デジタルデータという媒体はそれ自体、むしろ資本主義の糞ったれのやり方には限界がある。
それが大きな権力を獲得しそうなとき、
それは金じゃなく、<共有>って概念で規定される必要があるだろうから。
906わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 17:29:31
現実には、かなりの量産がきくはずの写真や映像の作品でも、
ごく少数にエディションを限定して、
高い値段でコレクターに売るというのが現代アート界の常識だからね。

それに正面切って異を唱えるアーティストもあまりいないみたいだし。

もっとたくさん作って安く売れない理由はいったい何なんですか?
と聞いてみたい気もするけど……w

「糞ったれの資本主義」はアーティストの問題というよりは
一義的にはアートを社会に流通、普及させる側の問題では。

固有名詞を挙げることにあまり意味があるとは思えないけど、
すぐに思い浮かぶのは、ガゴーシアンやサーチ、
クレンズ(グッゲンハイムの)といった、お金の匂いがぷんぷんする人たちかなw

彼らのやっていることを全否定するつもりはさらさらないけど、
彼らが膨大な資金力を背景にアート界で大きな権力を行使していることは
周知の事実でしょう。
907わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 17:45:49
最近、イチハラがBTに書いてない。一生書かないでくれたら
いいね。くだらないトレンドの紹介はいいかげんいらない。
イチハラ程度の哲学かぶれな文章もまったくいらない。
908わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 18:06:25
映像作品に関してであれば言いたい事はわかるよ。
せっかくテレビやコンピューターのモニター上で作品の再現が可能なのに
それを作っておきながら見せる事を惜しむのはビデオのメディアで表現する意味
があるのかを疑ってしまう。
そもそも、より多くの人に自分の表現を伝える為にメディア系のアートの
フォーマットに意味があるのだと思う。
地球の裏側にいる人にだってCDやDVD一枚でその作品を供給できるのに。
たとえば音楽であれば大手レコード会社に頼らずとも自主レーベルから
作品をリリースし、CD、DVD、MP3などを通して作品を安価で提供できる。
画像でもそれは出来るだろうし...
秋田昌美などは良い例ではないだろうか。
909わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 18:09:29
>>906
>もっとたくさん作って安く売れない理由はいったい何なんですか?
アートの市場なんて、たかが知れてるからじゃないの?
どうせ売れないなら、安値でバラまくより高値で高級ぶってみせたほうが
経済的にも言説的にも説得力ありそうだからね。
ただ、村上ですらガチャガチャとかバッチみたいのを大量生産してる。
でもアートワールドは、
それは高値の作品とは同等の価値(金)を持たない、
あるいはそれをアートとは呼ばないってことで、
市場と折り合いをつけたんじゃないかな。
この際、作家がなんて言ってるかなんてどうだっていいとして。

だからそういった糞ったれでインチキな屁理屈をねじ伏せる可能性を探さなきゃならない。
もちろん、実際にそれをアートに連結するためには、
工芸的技術や文脈と合意とかの糞めんどくさい手続きが必要だけど。
つまり、アートワールド内で権力を獲得する必要があるってこと。
それは金の支持なしに獲得することが理想だけど、この際手段なんてどうだっていい。
でもその前に、アートワールドの内外でその可能性ってのはどんなものがあるかって話を聞きたい。

>>908
っていうか、ネットがあればCDとかの物理的メディアすら必要ないけどねw
910わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 18:17:34
だから問題はアートの枠組みでのサウンドインスタレーションとか
ビデオアートとか他の業界からみればそんなにもったいつける程の
クオリティーや芸術性もないのに、みたけりゃ50万、100万払って
エディションが3つのDVDディスク買えなんてばかばかしいよね。
だったらエディションを500にして1枚5000円にしてみたら
本当の価値がわかるさ。
20枚くらいしか売れないのなら、もともと10万円の価値しかその作品には
ないとおもうよ。
911わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 18:22:17
>っていうか、ネットがあればCDとかの物理的メディアすら必要ないけどねw

俺は好きな本は手元に置いておきたいからデザインも含めて、
あとCDやレコードもデザインという要素があって成り立ってきた文化だから
それが必要ないという考えは信じられない。
物質が問題なのではなくて、その物質にまつわる文化も凄く重要だからね
912わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 18:26:49
お前って、ひとりでレスして面白いか?自作自演はやめれ
913わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 18:27:19
くそったれとかインチキとか言うのは容易いよなー
それが一番ラクだから
914わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 18:31:27
>912
お前って、ひとりで勘違いして面白いか?脳内認定はやめれ
915わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 18:54:11
>>910
そうだね。
じゃあ、あなたが面白いと思う作品ってどんなのですか?
916わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 19:15:13
アートだったらRodney Grahamは好き

映像でいえば「地獄の黙示録」以外にぴんとくるのはないかも
ドキュメンタリーでは「ゆきゆきて神軍」

やっぱりアートの映像作品って展示の空間にたよりすぎだと思う。
917わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 19:43:16
>>916
うーん、
ロドニー・グラハムなら、具体的にはどんなとこがいいの?
918わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 21:06:05
やっぱり、自作自演じゃん
919わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 21:11:20
自作自演のどこが悪いの ?
920わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/21(木) 21:29:23
楽しそうでいいね
921わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/22(金) 01:34:43
この長文、まさか黒?
922わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/22(金) 01:44:10
俺もそう思ったが黒がコテ出してくるとうざいから黙ってた。
923わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/22(金) 01:49:00
もし黒だったら絡むとややこしくなりそうだな。おれも黙っとくわ。
924わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/22(金) 03:40:14
>>900
左巻きのアーティストはリベラル気取りながらも妙な階級意識もってんだよね。
おたくらのアート革命政府軍の外から見たら同じようなもんだよ。
925わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/22(金) 10:43:27
>>924
右巻き工芸職人必死だな
926わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/22(金) 17:45:18
>911
うーん、それこそ好き嫌いの問題だと思うけど。
まぁ、僕もあなたと同じ意見だったけど、
実際<iPod>とか使ってるうちにわざわざ容量の少ない媒体を
ハードに出し入れするのがめんどくさくなってきた。
本なんかもそう。今時、百科事典買ってるやつなんていないだろ?
<ウィキペディア>で検索したほうがずっと早く有力な情報が手に入る。
フリー(自由)に使える上に常にアップデートされてるしね(コピペもフリーだし)。
資本主義の糞ったれの理論じゃ「絶対に成立しない」はずだったシステムだけどw

手書きのテクストが活版印刷にとって替わられたように、
物理フォーマットはデジタルデータにとって替わられる。
(アースワークや一過性のインスタはアーカイヴに移行し始めてるなんて話もあったし)
だけど常にそこから新しい文化は生まれるから、そんなに悲観することもないんじゃない?
それに予想に反して古い文化はそう簡単に消滅しないし。
(現にヴァルターベンヤミンの予想は外れただろ?)
927わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/22(金) 17:50:50
何よりそれを推し進めてるのは資本主義の野郎じゃないのか?
経費削減のために割りに合わないのは作らないってのが奴等の信念だろ?
でもネットとデジタルデータを扱うには奴等の糞ちっぽけな信念じゃ限界がある。
だからってこの流れは止められない。奴等は自分で自分の首を絞めてる。
そこで今度はデジタルデータをどうやって独占するかって話で
奴等はアナログな脳みそをフル回転させてる。
現状が糞だと思うんなら、別のモデルを肯定するしかない。
アートワールドじゃ、どんな話が肯定できる?
928わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/22(金) 18:37:39
>フリー(自由)に使える上に常にアップデートされてるしね(コピペもフリーだし)。
>資本主義の糞ったれの理論じゃ「絶対に成立しない」はずだったシステムだけどw

君のパソコンはフリーなの、インターネット接続料は?電気代は?
確かに思想的な事で言えば昔のヒッピーのコミューンみたいに同じ思想を共有する者同士
ハードもソフトも共同体形式で利用しあって世界中でのネットワークを築くと言う
ユートピア思想があるけど、実際には資本主義を無視する事なんてできない。
俺はまだロバートスミッソン的な敗ユートピア思想にシンパシーを感じるよ。
だからといって極端な悲観主義者ではないけれど。

929わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/22(金) 19:13:10
>>928
そうだね。
もちろん僕だってこの世から本気で糞ったれの資本主義が消えてなくなるなんて思っちゃいない。
ハードには必ず資本がついてまわるからね。
ネットワークのハードだって、膨大な資本によってくみ上げられてる。
でも現実問題、それを壊すことなんてできない。
現行の資本主義じゃネットとデジタルデータを扱いきれないけど、でも移行せざるをえない。
袋小路にはまってるのは奴等のほうだ。
だからどうやって資本主義がそれを内包するのか?
それとももっと新しいシステムに更新すべきなのか?
僕が言いたいのは、資本主義のシステムに内包されて代案がないために
ただひたすら現状を肯定するしかなくなってるアートワールド
の1つの可能性がそこにあるんじゃないのかってこと。
僕のちっぽけな脳みそじゃこんなことしか思いつかないけど、
他にも可能性はあるだろうし、僕はその話を聞きたい。
僕はただ、現状の問題を指摘するだけで何の代案も示さない話にちょっと飽きてきただけなんだ。
930わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/23(土) 07:29:50
引きこもってないで外に出てみれば、君なりの答えが見つかるのでは?
931わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/23(土) 08:32:00
つうかこいつはいつも例がリナックスだから、
実際には現代美術をろくに見ていないと思う。
932わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/23(土) 10:24:00
リナックスって新しいアートプロジェクトかと思ったら犬糞かよ。
ワロース
933わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/23(土) 12:41:08
しかもリナックスについての解釈も間違ってるしな。
(スレ違いだからどこが間違ってるかここで聞くなよ)。
伽藍とバザールというかレイモンド三部作をちゃんと読めてないし、ストールマンやリーナス
の活動がどんな考えによるのかもわかってない。
たぶんこの人はクリエイティブ・コモンズみたいなことを言いたいのだろうけど、それに
したって今の経済システムにそぐわないだけで、CCは別に資本主義へのカウンターでは
ないし。
934わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/23(土) 12:59:35
90年代のスターキュレーターの活動はどうなんだろうね?
オブリストとか。
935わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/23(土) 15:28:39
>>931
>実際には現代美術をろくに見ていないと思う。
それなら、現代美術をよく見ている人たちが、
アートワールドのもっと面白い話を肯定してくれればいい。

>>933
>しかもリナックスについての解釈も間違ってるしな。
そうだね。実際には彼らも資本主義に対抗しようとしてるわけじゃないし。
CCの話をしたつもりはないけど、レッシングの話も面白いと思う。
僕の話に大きな間違いがあるなら(あるけど)、それも誰かが訂正してくれればいい。
僕はただ1つのモデルを示しただけだ。
こんなとこで否定されるのを恐れた当たり障りのない話にも、
「〜だからムリだ」みたいな否定ありきのネガティヴな話にもうんざりなんだ。
批判ってのは、それを肯定的に改変しようとする姿勢、
もしくはそれに替わる別のモデルの提示がなくちゃ何の意味もないからね。
僕が青くさい剥き出しの正義感を引用してるのも、
若者の思い込みのほうが、シニカルな老人たちよりはずっと生産的だと思うからだ。
例えば>>934のように、キュレーターじゃ面白い話はないの?もうちょっと具体的に。
936わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/24(日) 01:59:16
>>935
やっぱりか。
黒本人ならやれやれだが別人だとして。
数ヶ月前にもあんたと同じ主張をして自分の無知と矛盾を反省してここから消えていったヤツがいる。
新しい主張どころかここじゃ相手にされんほど古臭い主張なんだよね。
937わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/24(日) 06:42:50
以前、R氏が黒に
アマゾンの奥地で電球を発明して喜んでる、みたいな事を言っていたが
、今回の長文引きこもり勘違い君にも激しく適用されるでしょう。
938途中参加:2005/04/24(日) 07:36:15
何の話をしているの?
手短におせーて。
939わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/26(火) 14:03:51
現代美術館でハウルをやる現実を直視しろということ。
940わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/26(火) 23:57:32
結構似たり寄ったり、流行追い、作品にコアがない。
941わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/27(水) 00:44:19
じぶりはいいよじぶりは
942わたしはダリ?名無しさん?:2005/04/27(水) 02:44:20
アートは、アーティストとの関係も、鑑賞者との関係も変化し続けると
ジェフ・クーンズがインタビューで言っているのを読んだ。
あと、「誰が画像(イメージ)の価値を判断できると思いますか」という
質問に対し、「幾人かのコンテンポラリー・アーティストは、
ある作品を観たとき、その作品の持つイメージの強さと
コミュニケーション力を理解する感性を持っている」とも言っている。
943わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/03(火) 13:22:40
>>937
その比喩って適切なんかな?
何の情報も無しに電球を作る奴がいたら、他の
文明から見れば低レベルであっても、そいつは
天才だと思う。
944わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/04(水) 01:24:55
俺もそれ思った。
米軍が残していった電球を見つけて舞い上がってる」くらいが適当かと。
945わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/08(日) 11:28:38
生のアーティストの声を聞いて勉強しましょう。
欧米で成功していると言っている割には英語力が痛いですけど

ttp://blogs.yahoo.co.jp/hidekiiinuma/MYBLOG/yblog.html
946わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/08(日) 12:45:29
フィギュアかな、木彫かな?
947わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/08(日) 21:54:25
>945 お、他スレのコテハン作家さんじゃないですか
948わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/09(月) 01:22:14
942
これだけ情報(イメージ)氾濫すれば固定化するんじゃない?
949わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/09(月) 16:32:33
>>945
この人有名なん?
950わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/09(月) 22:16:35
945 誰これ?

私はヨーロッパで作品を認められ成功しているアーティストです。
皆さんもこのブログを読んで。成功マニュアルを情報収集して頂けると、日本の現代美術も変わると思います

プロフィールからの抜粋・・
成功マニュアルってなんだよ、おいっ
951わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/10(火) 01:31:47
奨学金で海外行きたいなどうすればいいんだ?結構軽くもらえんのかな?
952わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/10(火) 02:23:45
まさかw
953わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/10(火) 20:27:07
>952
945に聞いてみたら?
954わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/13(金) 13:02:58
一刀彫?一本彫?着衣に着彩?
955わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/13(金) 16:54:47
顔、名前出して語ってんだから潔くて偉いよ。
956わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/13(金) 21:06:55
>>947
どこのスレ?
957わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/14(土) 21:13:50
954
云えてる射得てる
958弱記:2005/05/15(日) 04:06:42
芸術なんて本人がまじめになればなるほど周りは笑いの対象なんだよ。身内に対しては迷惑かけるだけ、。
959わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/15(日) 04:58:06
>958
だから細々と趣味でやるのさ。
世に出ていない作品の多さがそれを物語ってるさ。
960わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/15(日) 10:58:16
立島系でいけば大丈夫だよ、うんうん。
961わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/15(日) 23:11:26
現代美術で成功するには

http://smartart.seesaa.net/
962わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/16(月) 00:09:26
>945
なかなか面白いブログだ。

本人はアートの最先端を走っているつもりなんだろうけど、
言ってることのいちばん基調にあるのは、
「脱亜入欧」と「立身出世」という古くさいモチベーション。

明治維新以来、日本人のメンタリティが変わっていない証拠なのか、
それとも日本の現代美術という悪い場所(@椹木)が
こういう思考を育んでしまうののだろうか?
963わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/16(月) 00:45:54
>>961

この人の写真ってどんなものなんだろう?
盗作させるのを恐れてwebにはupしてないみたいだけど、
964?弱記:2005/05/16(月) 02:33:28
階段駆け上がってエイドリアーンとかって叫べるのかな?
リングだ、。
たしかに疑問もなければ答えもない>
花伝書か、40近くなっても現代美術、。のおれって、。文化の中心がわーかもの、。
965わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/16(月) 07:32:56
>>この人の写真ってどんなものなんだろう?
  盗作させるのを恐れてwebにはupしてないみたいだけど、

その逆かもよ
盗作がばれるのを恐れてwebにはupできないんじゃない?
普通、アートは人に見てもらってナンボのもんだから。
966わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/16(月) 10:21:37
森山大道のパクリみたいなこと自分で書いてるな。

それを有名なパリやニューヨークの画廊主に言われるんだと。w
極力固有名詞を避けてるのが怪しいな。
誰か騙されて会員になった奴がいるのかな?
967わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/16(月) 10:34:34
すでに某板で叩かれてる。
ひっこめ馬鹿ども。
968わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/19(木) 12:36:58
2CH作家は生まれそうにないでんな
969わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/19(木) 13:10:10
もうとっくにいるよ
俺とか
970お前のカーサンデベソ:2005/05/19(木) 14:34:10
腹壊した
971わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/19(木) 16:50:59
文章によっての目から鱗の体験が無いんだろうなー
972わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/20(金) 07:52:31
やっぱし画廊のさんちゃん商売と評論家の慣れ合い作家の自転車操業を改善しないと駄目ですね。そして買手へとのリンクをどうするか?
973わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/20(金) 16:03:17
974わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/20(金) 20:58:54
世界にデビューしたければ

http://smartart.seesaa.net/
975わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/21(土) 16:56:16
「芸術家による新聞その他の大量生産された素材の使用は文化的な生産物が日用品となった時代にあって、文化の階層秩序や表象再現の理論が衰退したことを知らせている」
976わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/21(土) 17:26:14
ソレヨクナーイ.
977わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/21(土) 18:32:00
岡本敏子亡くなったんだ知らんカッタ
978わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/21(土) 23:26:26
合掌
979わたしはダリ?名無しさん?:2005/05/22(日) 00:17:39
あの、みなさんミッシェル・バテュという人について知ってることがあれば教えていただけますか?
980わたしはダリ?名無しさん?
知らない