>>5 えっと。
別にグローバル競争を信望するわけじゃないが、
現実に国際社会はヤクザの縄張り争いに例えられるように
生き馬の目を抜く競争社会でありそれが良いこととは言わんが、
そういう世界で生き延びていくためにどうすればいいかを考えなきゃいかん。
「全員が馬鹿になれば平等に幸せ」ってのは、
他国の頭の良いハゲタカに良い餌を差し出すだけ。
日本が、どこか戦略的に無価値な場所にあるなら、
あるいはおまえさんの言うような国家像もあり得たかも知れない。
しかし日本はロシアと中国から太平洋に進出するための障害物とみなされ、
アメリカからはその二大国を押さえ込む防衛線と見なされ
近所には朝鮮半島と台湾という火薬庫を抱えている。
国際情勢と無縁ではあり得ない。
そういう世界で我々が生きていくために、否が応でも競争社会へ参加するしか無い。
幸福かどうかなんてのは、生きてて食っていけるから言えること。
そういう大前提を無視して理想の国家像を語られたところでそれは絵に書いた餅だわ。
>GHQに統治されるまで日本工業が大量生産方式を導入しなかった理由を、
戦前や江戸期について妙な幻想を抱いているようだが、
大量生産を導入しなかったんじゃなくて出来なかったのだわ。
機械加工の精度が日本は大きく劣っているから、
職人がひとつひとつすり合わせをしないと組み立てできなかった。
戦前の日本は部品は国内で作れても、
それを作るための工作機械は輸入品に頼ってたのが実情。
ただし、導入できる部分については積極的にやっている。
「あゝ野麦峠」で有名な絹糸とかな。