ギャルゲー板SSスレッド Chapter-3

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33引越ししてきました
【これまでのお話】
 ニューナンブを手にひびきの高校に乗り込んだ山口巡査(ドラマCD参照)は光たちの教室に入るなり発砲。渡瀬公一(ドラマCD参照)を射殺した。突然の出来事に戦慄が走る教室。そんな混乱の中で山口巡査は言った。
「光ちゃん、成長した姿を見せておくれ」と――――。
 脱衣を断った光は、山口巡査の狂気の前に『お漏らし』という醜態をクラスメイトの前で晒すはめになったうえ、彼の手により『お仕置き』と称したスパンキング地獄を味あわされる。
 惨劇を前にし山口に怒りを抱く男子生徒達。しかしそんな彼らに山口は言った。
「疲れたからちょっとの間、誰かに僕の代わりを頼もうかな?」
 その言葉に男子生徒達は動揺する。『不可抗力を理由に陽ノ下光を陵辱できる』中にはそんなことを考える者もいた。そして山口の代わりに光を陵辱する生徒が選ばれる。
 それはあの坂城匠だった……。
34引越ししてきました:2001/08/20(月) 17:16
「ほら、光ちゃん。僕のペニスをしゃぶるんだ」
「……うぅ、もうヤダよぉ」
 光は水浸しの床にへたり込んだまま動かない。
「そんなこと言ったってやらなきゃ公一みたいに殺されちゃうよ!!」
 『公一』という言葉に光がビクンと反応した。
「光ちゃんだって死にたくないだろ?」
 そう言って光を引きずり起こす。光の身体は軽く非力な匠でも容易に起こすことができた。
「生きてれば公一の仇だって討てるかもしれない。だから今は、どんな事があっても生きるんだ、光ちゃん!!」
 山口巡査の顔色を覗いながら匠は言った。
 聞こえは良い台詞だが匠の人間性とこの状況を考えると誰も匠を誉める気にはならない。 
 それでも光の心にだけは何かが届いたようだ。
「…生きて…公一君の…カタキを……」
「うん、そうだ光ちゃん!」
 ふらふらと匠のペニスに手を添える光。それだけで匠のペニスはピクッと反応した。
 光の顔が段々と近づく。生徒達の視線が更に集中する。山口巡査の口元がフッと微笑んだ。
 ドクン…ドクン…ドクン… 匠の心臓が高鳴りだした。
 そしていざ光がイチモツを咥えこもうとした時だった。
「そうだ、折角だからゲームをしよう!」
 教卓の上で一服をしていた山口巡査が言った。
「今から光ちゃんがフェラをしてこの男子がイッたら彼を殺し、男子をイカせることが出来なかったら光ちゃんを殺す。…どうだい、面白いゲームだと思わないか?」
 山口巡査の提案に教室内がざわめいた。
(そんな!! イッたら殺されるなんて……!!)
 匠の心はまるで緞帳が降りたかのように真っ暗になった。
「よーし決定だ。じゃ、光ちゃん続きをヨロシクッ」
「………」
 光は再び狙いを定め匠のペニスに優しく口付けをした。
「うッ…」
 思わず声をあげる匠。そんな匠を見守るクラスメイト達。誰かが生唾を飲んだ。
(イクな僕、イクな、イクな、イクな、イクな、イクな……!!)
 匠は頭の中で叫び続けた。
(生きてれば公一君の仇が討てる、だから今は生きなくちゃ……!)
 小耳に挟んだだけの知識を総動員して奉仕をする光。この時の光はただ生きる事だけを考えていた。クラスメイトの前で痴態をさらす事の恥ずかしさや、イカせたら匠が殺されてしまうという考えは頭から抜け落ちていた。
 匠が言った『どんな事があっても生きる』その言葉にただ忠実なだけだった。つまり匠にとってこの言葉は自分の首を絞める結果になってしまったというわけだ。
 ちゅぱちゅぱと淫らな音が室内に響き渡る。そのフェラは拙いものだったが嘗て無い快感に匠は頭が真っ白になりそうだった。
(こんな時は数学の公式…いや、歴史の年号だッッ!!…って年号なんて覚えてないッ!)
 やがて匠は両手で自らの頭を抱え激しく悶え始めた。脂汗が滴り落ちる。
「ひ、光ちゃん止めてくれーーーー!! イキたくないっ 僕はまだ死にたくないんだーーーっ!!」
 それでも光は止まらない。おそらく匠の声は耳に届いてはいないのだろう。
(生きて公一君の仇を、仇を、仇を、仇を……!!)
 ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ……。
 更に速度を増す舌技。
「や、やめてくえええぇえぇぇぇぇぇえええぇぇえぇ!!」
 やがて匠は一番大きな声をあげそして……イッた。
 同時に本日3度目の銃声が響き渡る。
 ………坂城匠、イク(逝く)。