エリカ、100g200えんじゃないです!

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220大神特派員
「狂牛病の原因は私のご先祖様!」

国内初の狂牛病確認の報が畜産業界を震撼させている最中、こんなショッキングな論文
が科学誌サイエンスに投稿された。
投稿したのはパリ大学で神学の教鞭をとるシスター、コンスタンス・フォンティーヌ教
授(23)。
狂牛病の原因については、プリオンと呼ばれるタンパク質が関与している事が既に知ら
れているものの、プリオンがいつ、どこで、なぜ発生したかはいまだにわかっていない。
教授の説によると、プリオンの発生源は教授の曾祖母エリカ・フォンティーヌだという。
エリカの肉体は純度100%のプリオンで構成されており、埋葬した彼女の遺体から溶け
出したプリオンを養分に育った植物が家畜の餌として与えられた結果、狂牛病が発生し
たというのだ。

コンスタンス・フォンティーヌ教授といえば、神学が専門でありながら、他分野の著書
を多数執筆し、そのたびに失笑を浴びてきた珍人物として名高い。
また、フランス軍の戦闘機ラファール搭載のDEFA554 30mm機関砲をなぜか
常に携帯しており、直腸内にエグゾセ対艦ミサイルを格納しているともいわれる。
著作に、
「チョンマゲの免許の取得法」
「クロワッサンの語源はクロワさんだった!」
「How to おはようダンス」
などがある。
今回も同様のトンデモ話かと思われたのだが、狂牛病の発症数がエリカ・フォンティーヌ
の墓所に近いほど増加していること、墓所近くの雑草から実際にプリオンが検出された
ことから、専門家の間にもこれを支持する意見が出始めている。


以下は、教授との一問一答。

―― パリ大学始まって以来のバカ教授とまで言われているあなたの論文が、威信ある
科学誌サイエンスに掲載された事について、どう思うか?

教授「コンスタンス大感激ぃ! もらった原稿料でプリンいっぱい食べちゃいます!」

―― ……。最後に、同時多発テロ事件で犠牲になった人々に対し、神学者として、カ
トリック教徒として、なにか一言。

教授「世界貿易センタービルがものすごい勢いでテロリストさんの乗っ取ったボーイング
767にぶつかっちゃうなんて、許せません! 懺悔するなら今のうちですよ!」

―― ……ありがとうございました。