2ちゃんねる陽ノ下光ファンクラブ〜その6〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
次第にミシミシ廃屋全体が軋んだ音を立てる。
髪も身体もびっしょり濡れたまま、ただ寒さと孤独に耐えるひかりん。
「助けて…」そう大声で言いたかったが、しかし既に空しさを十分に感じ取っている
ひかりんにはそれが無駄だと悟っていた。
「えへへ…私…何、してるんだろ…」泣きながら、自身に対する嘲笑がこぼれる。
…とその時、ついに廃屋の壁が崩れ出し、ひかりんの体に覆い被さってきた。
とっさにかわしたものの、少し遅れた為、服は擦り切れ、髪も汚れてしまった。
絶望に打ち震えるひかりん…。