2ちゃんねる陽ノ下光ファンクラブ〜その6〜

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>>145 こんなのどう?

「今日は部活で遅くなっちゃった」
光はそう呟きながら夜道を歩いていた。
 ガバッ!!
突然男が強い力で光を背後から抱き締める。
(え!? 何?)
男は素早く右手で光の口を塞ぐ。
「うぐぅ」
(ち、痴漢!? この辺りによく出るって……琴子が言ってた)
男は左手で光の右胸を揉みしだく。
(い、いやぁ……か、体が動かない……)
あまりの恐怖に光は殆んど抵抗できない。
しかし、男の右手が緩んだ瞬間を光は見逃さなかった。
勇気を振り絞り、思いっきり男の右手に噛み付く。
 ギャアッーー!
悲鳴と共に、光に対する締め付けが弱まる。
光は男の腕から逃れ、一気に走り出す。
光は暫く走った後、電柱の影に隠れて息を整える。
どうやら男は追ってこないようだ。
「どうしたんだい?」
突然背後から声をかけられる。
光は恐る恐る振り返る。
「や、山口巡査……」
光は涙を浮かべて山口巡査に抱きつく。
「い、いま、私……痴漢に……」
「そ、そうか。もう安心だよ……」
そう言って、山口巡査は光を優しく抱き締める。
その右手には、まだ新しい歯形がくっきりと残っていた……。