東京キャラクターショー

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オタクを捕獲したハンターです。
このほど何とかオタクを隔離施設へ送り込む事に成功しましたが、それまでの道のりは長く険しいモノでした。
何より厄介だったのはオタクから漂ってくる強烈な異臭です。私もガスマスクをつけて決死の覚悟でオタクに近付いて行ったのですが、
半径5M内に入るとそのガスマスクも完全に効力を失い、私も何度か命を失いかけました。
怒り狂った私はライフルを使っての遠方からの狙撃を上の方に提案しましたが、
オタクは人類史上稀に見る貴重なサンプルであると咎められ、私は完全に行き場を失ってしまいました。
オタクを捕まえるのにはどうしたらいいのか?
半ばヤケになった私はとある下らない作戦を思い付きました。
スズメを捕まえるのと同じ要領でオタクの家の玄関先に秋葉原で適当に見繕ったグッズを置き、
その頭上に網を仕掛けたのです。私は鼻くそでもほじりながらその場を見守りました。
不謹慎だと思われる方もおられるかと思いますが、いくらオタクと言えども人間は人間です。
このような稚拙なやり方が通用するはずがないとタカを括っていました。

だが現実は私の想像を超える事態に進展していきました。滅多に外へ出るはずのないオタクが、
グッズを仕掛けた途端意気揚揚と外へ飛び出して来たでのです。
「ハァハァ…」と呟きながら夢中になってアニメグッズを漁るオタク。そんなオタクを捕らえるのに大した手間は掛かりませんでした。
オタクは現在とある隔離施設で研究員に日々身体を切り刻まれる毎日を送っています。
私はオタクのそんな姿を見て哀れみの視線を向けると共に今までの苦労は何だったのだろうか
と激しい脱力感にみまわれています。
いっそこの職業から手を洗うのも良い選択なのかも知れません。
とりあえず現状はそんなところです。長文失礼しました。では。