鞠絵たん・・・・。

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75鞠絵
>>73
兄上様、わたくし、本を読むのは大好きですけど、実は、お話を書く方は、さっぱりですのよ。
やはり、いつも本を持ち歩いていると、書く方も得意に思われてしまうのかしら?
でも、兄上様のご質問ですもの。わたくしなりにお答えしますねv

集中出来ない時は、集中しなくちゃって思ってもダメなものですよね。
そんな時は、お部屋から出て、お家の周りでもいいので、
少しお散歩してみるといいそうですよ。
なんでも、腿の筋肉の動きが脳を刺激して良いんだと、何かの番組で見ましたわ。
そう言えば、昔の文豪の方達は、お散歩好きだと聞きますし、
それに、わたくしが兄上様へのお返事を考えるのも、そんな時なんですよ。

ただ、面白い文章を書くコツとなると、さすがにわたくしでは……。
あ、でも、兄上様も、わたくしが文章の作法とかを持ち出すとは思っていませんよね?
でしたら、これは、わたくしの体験なんですけど、聞いていたたけますか?

実は、療養所にいた時に仲良しだったひばりちゃんは、
物語を書くのがとても上手で、連載小説を書いては、わたくしに読ませてくれましたの。
それである時、こんな会話があったんです。
76鞠絵:2001/05/19(土) 19:22
わたくし
「どうして、ひばりちゃんは、いつも、こんなに面白いお話が書けるの?」
ひばりちゃん
「簡単だよ。こうしたら鞠絵ちゃんが面白いって思うだろうなって考えながら書いてるだけだもの」
わたくし
「ううん。それって簡単に出来る事じゃないよ。すごいわ」
ひばりちゃん
「でもね、本当はそれだけじゃダメなの。鞠絵ちゃん、キャッチボールした事ってある?」
わたくし
「え? ……小さい時に兄上様とゴムボールの投げっこぐらいならしましたけど……。
あ、でも、兄上様が衛ちゃんとキャッチボールしているところなら何度も見ていますわ」
ひばりちゃん
「それならわかると思うけど、キャッチボールって相手が取りやすいボールばかり投げてると、
実はあんまり面白くないんだよ。時々ちょっと取りにくい、でも、意地悪じゃないボールを
投げてあげると、とっても面白くなるの。お話を書くのもそれと同じなんだよ」
わたくし
「そう言えば、衛ちゃんも、兄上様から時折捕りにくいボールを投げられても、逆に、
子犬みたいに喜んで走り回ってましたわ」


……そう言うわけで、兄上様、シャレと言うわけではありませんが、
今日は衛ちゃんからグローブとボールを借りて来ましたの。
さぁ、ちょっとだけお外に出て、わたくしにお付き合いしてくださいなv
少し気分を変えれば、きっと素敵なお話が書けますわ。