ギャルゲー板SSスレッド Chapter-3

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246超敏感な主人公
 主人公が『映画行かない?』と光を誘い、デート当日は約束通り映画を観た2人。映画を観たあとは、光が間接キスなどのモーションをかけたりしていた。普段の主人公なら、それにも気づかずに終わるだろう。しかし、今日の主人公は違った。
主人公「光」
陽ノ下「ん、なぁに?」
主人公「今、お前が考えてること当ててやろうか?」
陽ノ下「えっ、どうしたの急に」
主人公「ま、いいから。じゃあ言うぞ」
陽ノ下「う、うん・・・」
主人公「光・・・素振りで気づいてほしいと思ってるだろ。ホントはもっと近づきたいのに」
陽ノ下「・・・!」
主人公「図星みたいだな。で・・・」
陽ノ下「えっ、まだあるの?」
主人公「ははっ、何言ってんだ。まだまだこれからじゃないか」
陽ノ下「・・・・・」
主人公「光、今日の服装・・・」
陽ノ下「ん?」
主人公「照れちゃうけれど、今日は特別だからミニにしたんだな」
陽ノ下「う・・・」
 また照れちゃう光。
主人公「で、俺たちこうしてデートしてるわけだけど・・・光はこう思ってるな? 『信じられない、貴方と過ごす日曜日』と」
陽ノ下「・・・!」
主人公「さあ、まだまだいくぞぉ」
陽ノ下「えーっ?」
主人公「明日もし晴れたら、2人で地図を広げて、青い海が見える場所へ行きたいと思ってるだろ・・・って、明日は月曜だから行けないじゃないか」
陽ノ下「あっ、そうか・・・じゃなくて、もうやめようよぉ」
主人公「へっ?」
陽ノ下「キミには敏感な所もあるっていうのはよく分かったから。でも、もうこれ以上私の心を読まれるのは恥ずかしいよ」
主人公「・・・分かった。ごめんな、光」
陽ノ下「う、ううん・・・別にいいけど・・・」
主人公「というわけ。あまり主人公が敏感ってのも困るんだよ。プレイヤーさん、分かって下さいよ」
陽ノ下「・・・? 誰に言ってるの?」
主人公「??? さあ・・・俺には何のことだかさっぱり分からないよ」
陽ノ下(とりあえず、いつものキミに戻ってくれてるようだね・・・)