コミックZ編集部
響子「ハイ月刊……」
相田響子、2?歳
彼女は後にこの時の様子をこう語っている
舞佳「あ………あの……今………有明にいるンですけど……
杉本…桜子と……………鳴沢唯………が………」
このテのイタズラは特に珍しいことではなく………
いちいち相手にしていては仕事にならないと断りつつも
舞佳「早くしないと始まっちゃうんですよォォッッ!」
彼女は述懐する「この時は違っていた」
響子「君ッ 名前は?」
舞佳「私…メジャーキャラになんか………
一回だってなったことはないけど……」
響子「ネエッ君ッ」
舞佳「これ……黙っていたら
一生……一生ギャルゲーマーのみんなに……
顔向けできないっていうか……」
響子「アリガトォォォォォオツツ!」
舞佳「…………」
響子「よく報らせてくれたわッ
このTELをしなかったら君はあぼーんされるところだった」
舞佳「………ハイ……」
響子「いいッ、今から君に重大な仕事をお願いするわッ」
舞佳「………し………仕事………ですか」
響子「今から2レスッ、イヤッ、1レス半だけ試合を引き延ばしてッ!」
舞佳「…………ッッ!わ……私が……ですか」
響子「貴方にはその責任があるのよオッ!
エーッと、君ッ携帯の番号は?
ィよしッ分かったわー
編集長−ッッ!」
えー、新参者のど素人ですが、拙文書かせて頂きました。
まだ外伝って書いても良かったんでしょうか?
>173
誰が続き書いていいっつったよ
舐めてンのかてめェ…(嘘です)
176 :
全然オッケーです:01/09/21 01:11
>173
良かった…君が現れてくれて
>>173 君を待っていた。
外伝が完成すればいいなあ。
実は、用意がある。
5人の。
コミックZ編集長 澤井
澤井「あ〜〜〜〜?何言ってるのよ昼間から」
響子「私は今から有明へ飛びますが………一つお願いがあります」
澤井「………」
響子「この事実をTV局へ流してくださいッッ今すぐッッ!」
ビッグサイト西館4階 コスプレスペース
唯「広いね………」
桜子「ええ……いい広さです………聞こえます……」
唯「うん、唯にもシャッター音がよく聞こえるよ……
アレ………………………?」
スペース中央付近に大量のダンボールが散乱している。
舞佳「ゴ……ゴメンナサイ……梱包くずしちゃって……
すぐ………片付けますから………」
桜子「急いでくださいね(はぁと)」
舞佳「ア……ハイッすぐにッ!」
アイドルユニット「Debut](伊藤亜紀、藤村さおり、田中久美)
久美「唯ちゃんと桜子ちゃん−!?ウッソでショォォオツツツ」
澤井「いえ…未確認情報なンですけどね、万が一ってこともないから……」
亜紀「エライことじゃないのオ〜〜ッ!」
澤井「ええ……まあ……」
文化放送
佐々木「チョ……亜紀ちゃんッッッ生放送中だよこれ亜紀ちゃんって!?」
>「TV局」→「ラジオ局」の間違いです……。
スマソ
亜紀「杉本桜子と鳴沢唯が萌え合おうとしているのッッッ
今ッ有明ビッグサイトでッッッ」
久美「ホントかどうかはワカラないのッッッッ
でもホントだったらタイヘンだよッッッッ」
さおり「私達、これからビッグサイトへ行きます!
この情報がウソでもかまいませんッッ
確認するだけの価値はあるんですッッ」
亜紀「見たかったよねみんなッッ!唯と桜子が萌合するのよッッ
見逃していい訳ないよね−−−ッッ!」
ギャルゲ−ファンの結束は固い「ラジオ聞いたかッ」
秋葉原に「まさかッッッ」
中野ブロードウェイに「まじまじまじィ〜〜!?」
大阪日本橋に「うんッそれで!?」
アニメイトに「ホントかよ」
サンシャインシティに「タイヘンだァッッ」
ときメモ3の原画にも匹敵する強烈さで瞬く間に燃え広がった
唯「ねえ君……わざとゆっくりやってない………?」
舞佳「えッ!……あ………いえ………」
唯「もう2レス近いのに、ちっとも終わらないじゃないの」
舞佳「で………できるだけキレイにと……せっかくだから………」
(ううッそりゃばれるわよねッ)
姫野「外出ゥ?」
伊藤鬼作 3?歳 勤続?年無遅刻無欠席
鬼作「ああ、2〜3時間ほど………」
姫野「そりゃいいけど………午後の会議に間に合うの?」
鬼作「唯と桜子が萌合をするんだ…俺にとって全てに優先される………」
姫野「……………」
せりな「鹿島祭の出店の準備、もう終わってるのよ!?」
転校生 雪村雪乃丞
雪乃丞「スマン………」
せりな「この期に及んで外出だなんて……説明してくれるわよね!!!」
雪乃丞「ゆ……唯と……桜子が………」
せりな「ハァ〜〜〜!?チョ……どこいくのよッッ雪乃丞ッ」
雪乃丞「(悪いッ!!!)」
ドサドサッ
舞佳「ア………またやっちゃった………」
桜子、ゆっくりと舞佳に近づく。
桜子「質問に………答えてくれますか」
舞佳「………ッッッ」
桜子「何で時間稼ぎをしているの………?」
舞佳「(もうダメッッ)」
桜子「(顔を近づけて)答えて」
舞佳「あ………ア………アンタ達なんで勝手に萌合するのよォッ!
杉本桜子と鳴沢唯が人知れず萌合をしていいワケないでしょォォォッッ!
〜〜〜〜〜ッッごめんなさいッッッ!
なまいき言っちゃいましたッッはは〜〜〜ッッ!!」
そして、ビッグサイトに向かう人の波。
とりあえず………今はこれが精一杯………。
やっぱ先達のSS書きは腕が違うわ……。
この後「SゥゥゥゥゥYッッ!」の唱和になるんだけど……。
私が書いて良いのかねえ?
184 :
名無しくん、、、好きです。。。:01/09/21 15:29
父親に肩車された幼児(メッセサンオーを見つめて)「萌えてる…」
響子「あやまることはナイわ、桜子と唯が勝手に萌合していいワケない」
唯「お姉さん……確か………」
桜子「唯ちゃん。……この2人にかまわず勝手に始めましょう」
唯「そだね」
舞佳「〜〜〜〜〜ッ」
バァン!……ドドドドドド……
DOSユーザー「いたあーーッッ!」
Winユーザー「夢じゃないッ」
サターン信者「桜子と唯がいるうッ」
プレステ派「桜子と唯がホントに萌(や)るんだ―――ッッ!」
PC−FX持ち「なんで隠すンだよォォッッ」
ス―ファミ現役「何年待ったと思ってンだァァッッ」
舞佳「…………ッッ」
響子「ハハ…間に合ったわ………」
舞佳「〜〜〜〜〜ッ」
響子「お2人だけの…何者も干渉できないさまざまないきさつはお察しします。
だけど………許して下さい」
唯「(ボソッ)バカ………」
響子「アリガトウゴザイマスッッ!」
響子、観客達に向き直り拳を振り上げる。
響子「SゥゥゥゥゥYッッ!!!
SゥゥゥゥゥYッッ!!!
SゥゥゥゥゥYッッ!!!」
S(桜子) Y(唯)
観客達も一斉に拳を突き上げて、
観客「SゥゥゥゥゥYッッ!!!
SゥゥゥゥゥゥYッ!!!!」
唯「(しょうがないわね、桜子ちゃん)」
唯達に一礼して、台車を運んでゆく舞佳。その前に立つ響子。
響子「君が集めたのよ」
舞佳「………(涙)」
桜子「(ニコォ〜)
業界のため………
営業のため………
お客のため………
つくづくそんな運命から逃れられないようです
それが………幸福でなりません
やろう唯ちゃん……
キレイで――――
ていねいで――――
真剣な――――
エロゲーを」
唯「(ス………)」
バッ(普段着から一瞬にして八十八学園の制服にチェンジ!)
唯「よおっしッ!」
>ス―ファミ現役
ワラタ
188 :
名無しくん、、、好きです。。。:01/09/22 21:13
ここもお客が減ってきたねえ………ageときますか……。
おもろい。
愁作さんが入れ込んでる様がナイス。
ガッ(マシン起動)
同時に「同級生2」を開始する二人。動作音のみが響く。
……ガガッ……ガガッ………ガ…ッ
初日終了と同時に一旦休止。双方、動かない。
響子「幸せよねェ、ほんと」
舞佳「あの………どっちが萌えるんですか?」
響子「ン〜〜〜………どっちが萌えるかはワカンないけど………
どっちがヒロインかは――――今、分かるわ」
舞佳「ヒロ………イン」
響子「およそギャルゲーってやつのイベントのだいたいは
サブキャラがヒロインの周りで起こすものなのよ
杉本桜子と鳴沢唯の――――格が今決定するの」
しかし、二人とも初日から全く進めようとしない。
舞佳「………とまったままです………」
響子「〜〜〜〜ッッッ」
唯、突然タイトル画面に戻る。
観客「………!!唯がプロローグに戻ったッッッ!」
桜子「………?」
唯「握手しよう、桜子ちゃん(ニコッ)合図もなしで始めるなら…せめて……」
桜子「フフ……」
歩み寄る桜子。
その瞬間唯の歩道橋登りCG(プレステ版)炸裂!
しかし桜子はそれを看護ベッドの中に入って避け、
そのままの姿勢で唯を見上げる。
桜子「あなた……誰?(初対面イベント)」
その萌えに危うく吹き飛びかける唯、何とか踏みとどまる。
唯「こ……ッこれがッッ病弱キャラッッッ
なてと繊細で……なんて弱々しく……
なんて桜子的ッッ!」
桜子「フフ………プロローグに戻っておいての専用CG……
ホントに特別扱い……鳴沢唯と萌え合ってることを実感させられます」
唯、再びプレイを再開して遭遇イベントを次々に起こす。
桜子「!」
唯「ガッ(クリスマスCG)!」
観客「イベントCGだッッッ出た〜〜〜〜ッッ!」
ひるむ桜子に更にイベントCGを叩き付ける。
唯「ガガッ(プレステ版水着姿CG)!」
観客「妄想を残すイベントCGィィィッッッ桜子が崩れたァッ!」
唯「お兄ちゃん、見ないでえッッ(シャワーCG)!」
観客「オオッ!?」
舞佳「うわッッ裸ですよ裸………ッ」
響子「数々の萌え要素を持つ唯だけど………
あのイベント数の多さが鳴沢唯、真の萌えと評するギャルゲーマーも多いわ」
観客「唯ちゃんサイコ〜〜〜〜ッッ!」
桜子「ふふ………いいスタートです………」
観客「桜子ちゃんッッ反撃してえェェッッ!」
桜子「楽しませてもらいました。これがギャルゲー一般作だったら……
なんとしても食らいたくないシロモノなのですが……」
更にイベントを起こす唯を抑えて、
桜子「ごめんなさい……私のわがまま聞いてもらって……」
観客「病院裏の森イベントォォォォッッ!」
桜子「エロゲーの場合はそうもいきませんよね」
その通りよ桜子ちゃん!!!
エロゲーキャラは、萌えを逃げちゃいけない!!!
観客「雪が降ってきた―――ッッッ萌えてんぞこれッッ」
ユーザーの欲望は全て受けて見せる!!!
たとえそれがどんなに犯罪的でも………
受けきってみせる!!!
エロゲー道とは……!!!
理想のエロゲーとは……
エロゲーキャラの王道とは!!!
肉体を……否ッ
首のロケットを開く桜子、オルゴールの音が唯の胸を打つ。
唯「はうっ!」
観客「オルゴール付ロケット―――ッッッ!
まだ動くのか―――ッッ!」
処女を獲らせて!!!
萌えを得る…!!!
193 :
190-192:01/09/25 08:54
えー、引き続き萌合を書かせていただきました。
なんとかがんばって綺麗な試合にしたいです。
それでは、旧執筆者の帰還を願いつつ……age。
面白かったッス。
>唯「こ……ッこれがッッ病弱キャラッッッ
> なてと繊細で……なんて弱々しく……
> なんて桜子的ッッ!」
ここなんか特に好きだなぁ。
ブラボー、ブラボー
>>190-192
>処女を獲らせて!!!
>萌えを得る…!!!
素晴らしい。笑える。
>>190「誤)なてと繊細で→正)なんて繊細で」でした………。
すいません。
ageるぜェ〜〜〜。
ギャルゲー以外に人を萌えにするものなどあるものか
処女を獲らせて萌えを得る
それがエロゲーよッ
桜子、倒れた唯を引き起こす。
アレッ
フィールドまで出てきたの?めずらしいじゃないの、桜子ちゃん。
海岸!!?思いっきり萌えさせてよッッ。
桜子「ごめんなさい、ちょっと疲れちゃったみたい……」
しかし、桜子はそのまま病院内に唯もろとも戻る。
観客「決着は病院でッッ切ないぞ桜子ォッッ!」
おいしいところ持ってくじゃないの、桜子ちゃん。
更に、容赦なく毎日の病院でのイベントを発生させてゆく桜子。
効くッ………否ッッ効きすぎるッッ
まさかッッ―――一方的に萌やす気なの!?
しかし、
桜子「ごめんなさい、明日から検査でしばらく会えないの……」
1月1・2日遭遇無し!
ベストポジション
唯、和服姿に素早く着替え、桜子の背後に回りこむ。
唯「お兄ちゃん、一緒にお参り行こっ」
観客「初詣ェ〜〜〜ッッ!」
そうだね……いつもそうだった
ポスタードリームの景品になった時も
必ず唯に見せ場をくれた
唯だけをスペシャルにして(第一期)
全部チャラにしてくれた
唯「お兄ちゃん、唯の気持ちに気づいてるはずだよッ!?」
倒れた桜子に萌えボイスで追い討ちをかける唯。
エロゲーは甘くない!!!
抜きゲーギリギリまでユーザーの欲望を受けきり
唯「唯の……目を見て」
響子「告白ッッ」
紙一重で萌え!!!
抜きキャラ寸前まで―――
ユーザーを―――
勃たせて
紙一重で!!!
唯「唯は……お兄ちゃんの事……」
しかし、唯が言い終わる前に桜子は一本のカセットテープを取り出し、再生する。
看護婦「まさかあんなにあっさり死んじゃうなんてねえ……」
萌え!!!
亜紀「…………死亡イベント…………」
あまりの切なさに胸を押さえてうずくまる唯。
エロゲーは甘くない!!!
桜子「純愛なんてことが許される、一般作にでも出演してたほうが
良かったかもしれませんね―――唯ちゃん」
201 :
199-200:01/09/28 08:07
ああああああ………大苦戦!
やっぱり省略を避けるために3つに分けるべきでした。
今回の反省はこの後の回想シーン以降で返して行きたいと思います。
>199-200
……昔を……あの98DOS時代の……熱い想いが……蘇る……
アリガトォッ!アリガトォッ!!!
頑張ってくれっ!負けるな!応援してるぞっ!
いいよ!いいよ!
最大トーナメントの熱い情熱が蘇って来る…
闘りてェ!こいつと!いますぐ!もッ…もうッッ!!
ダウンロードを完了することなく萌え画像見る事を全うできなかったこの俺……。
あまつさえ18メガを毎秒5,5キロずつ落とす(完了まで約1時間)のに
92%完了時でパソコンがフリーズする屈辱―――――ッッ
その俺の無念!!! 誰が知る!!! 誰が知る!!!
うらやましい―――
貴方はそう言いました
エロゲー離れした虚弱体質という話題性―――
杉本桜子はメジャーキャラへの道を約束されていたと貴方は言う
そうじゃない!!!
私には―――道がなかった!!!
エロゲーキャラ以外の選択はなかったの!!!
私にも夢がありました
同級生として―――
幼なじみとして―――
先輩として―――
街中をよろめきながら歩く桜子。
いくら胸を張っても決して逃れられぬ憐憫の視線―――
満席の映画館で、老人に席を譲られる桜子。
病弱ゆえの負い目
病弱―――
エルフ本社
桜子「エ……エロゲー………出させてください」
病弱が 他の選択を許さなかった
唯ちゃん
私には
エロゲーしかなかった
ごめんなさい!間違えて試作品あぷしてしまいました。
完全版は今夜か明日の朝あぷ予定です。お許し下さい。
>>172 遅レスだけど、メチャワラタよ。
「ハァハァだッッ」
「ギャルゲーの呼吸法だッッ」
何だよ、ギャルゲーの呼吸法って(藁
うずくまる唯に向き直る桜子
うらやましい―――貴方はそう言いました
通常キャラ離れした虚弱体質という話題性―――
杉本桜子はメジャーへの道を約束されていたと貴方は言う
駅前での再会イベントを発生させ、更に唯を萌えさせる。
そうじゃない!!!
私には―――道がなかった!!!
桜子、唯とともに海岸へ移動。
桜子「こうしていると、とっても安心する……」
海岸デートから更に主人公の自宅へと移る。防戦一方の唯。
病弱キャラ以外の選択はなかったの!!!
私にも夢がありました
寝坊する主人公を起こしにくる幼なじみとして―――
転校初日から遅刻して、パンを咥えて走る転校生として―――
ちょっと天然の入ったおっとり型の先輩として―――
町をふらつきながら歩く桜子。
いくら背筋を伸ばしても
決して逃れられぬ憐憫の視線―――
映画館。
途中で貧血を起こして運ばれる桜子。
病弱ゆえの負い目
病弱―――
1994年、エルフ本社
桜子「か……隠れキャラ…………やらせてください」
病弱が
他の選択を許さなかった
唯ちゃん
私には
病弱キャラしかなかった
桜子、主人公の部屋での私服CG(パンチラ付き)を唯に叩き込む。
……………!!!
退院してみて初めてワカったよ
桜子ちゃんアナタ………焼きもちキャラだったんだ
そのまま主人公に押し倒され、Hシーンに持っていこうとする桜子。
しかし唯は自分の部屋で
唯「その言葉を………待っていたんだから」
Hシーン直前のクッションお抱えCGで反撃する。
こんなに―――
こんなに噛み合う敵(あいて)だったなんて―――
ファサッ
遂に頭のリボンをほどく唯。
しかし桜子も自分のシナリオの展開を止めず、既に下着姿である。
響子「……………ッッ!」
観客「脱げてきたッッ」
「桜子が脱いでるッッ!」
「何年ぶりだ!?」
紅潮した顔で唯を見つめる桜子。
唯「桜子ちゃん、悪いけど終わらせてもらうよ。
唯の勝ちで!!!」
突然唯が桜子に突っ込む。
桜子、正面から受け止めて抱きかかえる形になる。
そして―――
ギュッ
唯「抱き枕〜〜〜ッッ!!!」
鳴沢唯・等身大抱き枕ホールド!
211 :
208-210:01/10/02 17:52
大変お待たせいたしました(待ってた人いるのか?)。ようやく続きです。
正直、「モノローグ=試合」を同時に表現するのがこんなに大変とは思いませんでした(w
いずれにせよ(原作では)後二回分。
まだ書いて良いのならば、全力で書かせて頂きます。
それでは、ご意見、ご感想、お待ちしております。
素晴らしい!
まさにオールドファン納得の展開。
ちなみにエルフには唯関係の大人のおもちゃも多数存在してるとか。
あと2回か。全力で頑張ってください。
私もそろそろ準備を始めなければね。
213 :
名無しくん、、、好きです。。。:01/10/06 11:07
明日執筆再開あげ。
唯「抱き枕ァ〜〜〜ッッ!!」
桜子の腕の中で包まれる唯。
唯「ヨオッシッッ!」
唯の勝ちだよ!!!
観客「決まっちまったッッやっぱり唯ちゃんだッッ!」
桜子、静かに目を閉じたまま腕をほどかない。
ここで決めるッ
唯、更に自分の体を桜子に押し付ける。
同人界直伝―――等身大クッション
通称 抱き枕
鳴沢唯数ある萌えグッズのなかでも
ベストを一つ挙げろというならこれ!!!
観客「動かない!!!」
「桜子ォハネ返せッッッ」
「完全に萌えれる抱き枕は絶対に萎えれないッッッ!」
舞佳「決まっちゃうんですかこれでッッ!?」
緊張した面持ちで二人を見つめるDebut三人娘。
2人が登ったエロゲーという山
同じ頂きを見ながらそれぞれが別の路線を別のキャラで登りつめようとしている
その頂きへ
唯が
一歩先んじる!!!
片手を観客に差し上げる唯、歓声が一層湧き上がる。
……………?
桜子ちゃんの力が消えてる
不審に思い抱き枕を解くと、桜子の手がぶらんと垂れ下がる。
眼を閉じたまま、完全に脱力している桜子。
唯「桜子ちゃん………」
瞬間!!
桜子「○○君……来て」
Hシーン決めの萌えボイスが直撃!
しまったァッッ!?
その直球さに吹き飛ぶ唯。
油断も………
スキもないよッ………
…………………ッ
攻撃がこない………!?
首を上げる唯。
桜子、唯の眼前で力無く倒れている。
唯「桜子ちゃんッッ!」
216 :
214-215:01/10/07 11:33
ラスト直前、書かせていただきました。何だかんだでとうとうあと一回となります。
ただ、ここで問題が一つ。
「桜子は一体誰になりすますのか?」
一応暫定案は考えているのですが、かなり無理があるので現在再考中です。もし、
よい案がありましたらご提案頂けると嬉しいです。
それでは、ご意見・ご感想、お待ちしております。
217 :
名無しくん、、、好きです。。。:01/10/07 16:58
ああ……トーナメントが終わってすっかり廃れていたと
思っていたら……凄いッ!
218 :
名無しくん、、、好きです。。。:01/10/07 19:41
>>216 まずはお見事!と言おう。
変装案だけど、別にそこまでこだわらなくてもいいのでは?
今までだって、もっと滅茶苦茶なやつは山ほどあったし。
コナミ本社で如月さんに化けて目眩を起こしてるとか
ベレー帽つながりでコミパ神様やってるとか
北の国で「起きないから奇跡って言うんですよ」とかのたまうとか
まあ、いろいろあるね。
>>218 いや、ひょっとして、アンタ正解いっちゃったんじゃん?
>北の国で〜
倒れたまま微動だにしない桜子。
唯「桜子ちゃん」
響子、とっさに桜子に駆け寄り容態を見る。
響子「……………!担架をッ早くッ!」
観客「桜子ォッ」
「桜子ちゃァンッ」
「桜子ォ―――ッッ!」
「さ〜〜〜くらこッ!
さ〜〜〜〜くらこッ!!
さ〜〜〜〜〜くらこッッ!!!」
桜子コールがコスプレスペースに悲しく響き渡る。
私設 野々村病院
一様に困惑した表情で集う同級生出演キャラ達。
老人「若っかいのォ」
しばらくして、手術室から金髪白衣の女性が現れる。
真子「鳴沢さん―――いるかしら?」
進み出る唯。
真子「杉本さんの担当医の斎藤です―――残念です。」
呆然とする唯に一通の手紙が手渡される。
宿敵、鳴沢唯様
杉本桜子の遺言をかなえて下さい。
何故なら貴方は私にとって
そして私は貴方にとって
生涯の敵であり、姉妹であり、障害物であり
そして親友なのですから。
繰り返します。
杉本桜子の遺言をかなえて下さい。
今から貴方には―――
この事実をギャルゲー各社に流し―――
葬儀の式を取り―――
弔文を読み―――
この世から杉本桜子の名を完全に葬り去って欲しい―――
式場 幕張メッセ
喪服姿で弔文を読み上げる唯。
思えば一病人杉本桜子が隠れキャラ桜子へ生まれ変わり歩んだ七年―――
それは同時に
ギャルゲーマーのため
エロゲー界のために歩んだ七年と言えるでしょう
貴方が移植の度に新しいイベントでユーザーを騒がせるほどに
私は隠れキャラを堅持し続けました
七年―――
もう十分でしょう
死をもってこの七年を終わらせます。
空港。
響子「どちらへいかれるんですか!?」
唯「地方に住んでる―――お友達の所へ」
落ち着いたら、貴方にある人物を訪ねて欲しい。
地方在住のその娘は貴方も良く知る人です。
彼女はその町の一番大きな桜の木のそばにいます。
最近、記憶喪失になった娘なので
一人で訪ねてあげて下さい。
田舎町の土手道を歩く唯。次第に巨大な桜の木が見えてくる。
花と―――
甘いものが大好きな娘なのでどうか―――
満開の桜の木の下で、一人の少女が花吹雪を見つめている。
麻由「……………」
ため息をつく唯。
きっと貴方を心から歓迎するでしょう。
唯「杉本桜子ちゃんッッッ!」
麻由「(ビクッ!)」
唯「もうッ(声で)バレバレだよ〜〜」
桜子「(かつらを取って)やっぱり?」
ギャルゲーマー刃牙外伝 〜完〜