「お兄ちゃん、明後日はこの町で過ごす最後の誕生日になるんだね」
君子がしみじみとした口調で言った。
「そうか…そういえばそうだな…」
生まれ育ったこの町での最後の誕生日か…。
そう考えれば少しは感慨深いかもしれないな。
「ねぇ、母さんもいないことだし、私に準備任せてくれないかなぁ」
自信ありげな口調。いたずらっぽく輝く瞳。良いアイデアを持っているのだろう。
それを無碍にする理由も、俺には無い。
「わかったよ、君子。お前に任せる」
チュッ。君子は俺の頬に軽くキスをした。
「うふっ、物わかりいいね、お兄ちゃん。
一生忘れられない日にしてあげるから、楽しみにしててね」
それだけ言って君子は俺の部屋からスッと消え失せた。
あいつは俺の期待を裏切ったためしがない。
どうやら今年の誕生日は本気で楽しめそうだ。
14日。
今日は俺の誕生日。
さて、可愛い君子は、いったいどんな準備をしたのだろう。
「ただいま」
「おかえり、お兄ちゃん」
俺が家に帰ると、君子は制服にエプロンをつけて、台所でお湯を沸かしていた。
玄関には見覚えのある靴があった。これは…かすみの…だな。
「君子、かすみが来てるのか」
かすみが来ているのか…まぁ当然の人選だろう。
しかし「かすみと一緒」な誕生日なんて、腐るほど味わってる。
今更それで「一生忘れられない日に」なんて出来るのだろうか?
「うん、お兄ちゃんの部屋にいるよ」
君子の部屋でなく俺の部屋?
一応片づけているし、引っ越しに備えていらないものは捨てたから
かすみに見られて困るものとて特に無いのだが
かすみが許可無く俺の部屋にいる、ってのはどういうことだ?
違和感をオブラートにくるんで君子に問いかける。
「そっか。ん?今日はかすみと一緒にケーキ作りとかするんじゃないのか?」
「うぅん、今年はゼリーを昨日の夜作って、
もう冷やしてあるから、後は盛り付けだけなんだ」
服装一つとってもわかるように、かすみはセンス自体に難がある。
菓子を作る腕自体は客観的に見て標準以上だと思うのだが、
いかんせん盛り付けなんかは君子がやる方がずっと見られるものになった。
クッキーとかなら器を埋めつくせるからまだ良いのだが
ケーキとか蜜豆とか飾らせると、素人の俺にもわかるほど
歴然とした差がついているのだった。
かすみも身の程を知っているのだろう。
以前、菓子が出来たとかすみが俺を呼びに来た時に
「盛り付けるの、手伝わないのか」って言ったら
「私が手を出さない方が良いみたいだから…」
なんて、淋しい笑顔をのぞかせたこともあった。
自分が「良い」と思うものが受け入れられないことを自覚してしまった
そんなかすみをちょっと可哀想だとも思う。
しかし…一緒に何か作るとしたら
やっぱり最後の最後で台無しにされたくはない。
実際盛り付ける段階に至ってからかすみが手を加えて
「台無しになった」のがわかることも何度かあって
かすみへの怒りを押し殺して笑う君子、って場面も数年前にはたまに見かけた。
一昨日の気合い入った君子の顔を思い出すと、
最後はかすみに立ち入られたくなかったとしてもわからないではない。
「そっか、じゃ、とりあえず部屋行ってかすみ、呼んでくるかな」
「あ、良いよ、すぐ持って行くから、二人で部屋で待ってなよ」
どうもおかしい。
ゼリーだって蝋燭はたしかに立つのだが…。
まぁ今日の幹事は君子だ。
文句は全て終わってから言ってもいいだろう。
俺は自分の部屋を開けた。
雨戸まで閉まってるようで昼間なのに真っ暗だ。
ちょっと面食らう。
おいおい、かすみはいったい何をやってるんだ?
ガサガサと音はするものの、返事はない。
仕方ない奴だなぁ、いい年してかくれんぼでもしてるつもりなのか。
部屋の真ん中まで行って電灯の糸を引いた。
ガチャッという音とともにスイッチが入って蛍光灯が点く。
一瞬の間をおいて部屋が明るく照らされる。
俺は息を飲んだ。
俺の瞳に、仰向けにベッドに横たわったかすみが映る。
目隠しをされ
鎖付きの首輪をはめられ
口にはオレンジ色のボールギャグをかまされて
制服のまま後ろ手に縛り上げられた、無惨な姿のかすみが。
スカートから伸びる白い脚は膝を曲げた姿勢で固定され、両足首が縛られていた。
縛られた足首に首輪の鎖が繋がっているから
ちょっと膝を伸ばしたり、横に転がろうとするだけで
かすみの首は絞められてしまう。
せいぜいモゾモゾと鈍く体をくねらせることくらいしか出来ないようだった。
なかなか巧妙な縛りだった。
芸術性はともかく、相手を動かすことが出来て、
かつ自由を完全に奪っている点では評価出来るだろう。
「ウ、ウゥゥ〜〜ッ…」
かすみが情けない声を上げる。
目隠しといってもたかが布切れ一枚だ。蛍光灯が点いたことはわかって当然だ。
あげられた声のニュアンスが、抗議なのか哀願なのか
俺にはよくわからない。
「かすみ」
声をかける。
部屋に入ってきたのが誰だかわかったのだろう。
俺に呼びかけられて、かすみはビクッと体を震わせた。
「ヒヤァ〜〜ッ。ハフヘフェ……」
ボールギャグのせいで言葉は明瞭に聞き取れない。
肩は上下に震えている。
目隠しのせいで涙そのものは見えなかったが、
かすみは間違いなく泣いていた。
泣きながら…助けを求めていた。
クククッ。
おもしろい。おもしろいぞ。
そうか、そういうことか、君子。
まったくお前みたいなよく出来た妹を持って俺は幸せだよ。
俺は笑い出していた。腹の底からこみ上げる笑い。こんな気持ちは久しぶりだ。
部屋の真ん中で笑っていた俺の後ろで扉が閉まる。
「上出来だ。」
俺は振り返らずに率直な評価を口にする。
当然そこにいたのは君子だ。
先ほどと同じく制服にエプロンという格好で
手にはティーカップ三つと紅茶ポットと
ゼリーの入った大皿と取り分けるための小皿を乗せたお盆を持っている。
「ふふっ、今年の誕生日は特別なものになりそうでしょ、お兄ちゃん」
「ああ、公平に見て、どうやら今までの中じゃ一番っぽいな」
「ふふふっ、ありがと。嬉しいよ」
君子は部屋の真ん中にいた俺を追い越してベッドの上に上がり、
お盆をベッドの脇の棚に置いてベッドの上で正座した。
畳んだ膝の上に目隠しされたかすみの顔を乗せる。
君子はかすみを仰向けにしようとしていたみたいだが、
かすみは首だけは横を向いて、正面を見ようとしなかった。
足首に繋がった鎖が動きを制限しているので、
かすみは膝をまっすぐ立てざるをえない。
縛られた腕が背中の下にあるので、豊かな胸が強調され、盛り上がる。
なかなかの迫力だ。
投稿写真コーナーにでも送ったら、すぐ採用されるだろう。
さっきまでかすみの顔のあった位置には、唾液が大きな沁みを作っていた。
君子の膝の上でも、横向きのかすみの口は
ボールギャグに開いた穴からだらしなく唾液を噴き出してその頬を伝わせる。
かすみが仰向けになるのを拒否したのは、息苦しさもあってのことなのだろう。
口を開けっ放しにさせられたかすみには、溢れる唾を飲み込むことすら容易ではないのだ。
君子はかすみの頬を伝う唾液を人差し指ですくって、
それをかすみのもう片方の頬に、耳に、鼻に、顎に、首筋に塗りつける。
かすみはなんとか動く首と肩を左右に振って逃れようとしているようなのだが
目隠しをされ、縛られたかすみは、一箇所をカバーしようとするたび
同時に二、三箇所を無防備に晒け出す。
君子は勿論そこを的確に突き続け、
やがてかすみの抵抗は目に見えて弱くなった。
さっきまでは必死にもがいて振っていた肩は
今はただ、泣き声とともに震えていた。
君子、やるじゃないか。
辛口の俺でも君子の鮮やかな手際には賛嘆を禁じ得ない。
傷をつけずに相手を屈服させるのは
いかにかすみが潜在的マゾだといっても容易では無いはずだ。
そんな俺の思考は君子の言葉に中断する。
「ねぇ、お兄ちゃん」
「うん?」
「今年のプレゼントなんだけど…」
君子の笑みがパッと大輪の花を咲かす。
「パンパカパ〜ン、君子から愛するお兄ちゃんへの誕生日プレゼント、
朝の目覚ましから夜伽まで、あなたの性活を豊かにする万能奴隷『かすみたん』で〜す」
かすみの哀れな姿を見たときから予想はしていたが、
君子の今年のプレゼントは初々しいメス奴隷一匹だった。
「君子、ありがとよ。俺、これ凄く気に入りそうだよ」
「ふふっ、そうでしょ。お兄ちゃんの欲しいものなんてお見通しなんだから」
そう、君子は俺の期待を裏切らない。
かすみの目隠しは白い布切れなのだが、
双眸辺りの布は濡れて、かすみの目元に張り付いていた。
鼻の頭あたりまで、ところどころ乾いた涙の痕が沁みを作っている。
俺が悪者=君子を倒し「助けてくれる」という
そんな僅かな可能性に期待をかけていたのかもしれない。
悪いな、それでも俺がお前の白馬の王子様だ。
お前が王妃になれるような女でなくただの側女だった、ということさ。
「お兄ちゃんこういうの燃えるでしょ。
お兄ちゃんの部屋のエロ本こういうのばっかだったもんね。
『かすみたん』はお兄ちゃんの嗜好を受け入れてくれる、絶好の素材だよ」
あまりに率直な君子の物言いに、俺は苦笑する。
「たしかにM女の適正高そうだな。でも飼うのって大変なんじゃないか?」
「心配いらないよ、十日くらい飼ってみるだけだもん。
それに、『かすみたん』家に帰す必要ないんだ」
「ん?どうして?」
「『かすみたん』の両親も海外旅行中なんだ、昨日から」
なるほどそいつは都合が良い。
そうか、君子の奴、それを聞いて今日の趣向を思いついたんだな。
普段から表面だけは上手く繕ってる君子は
近所から学校まで情報収集はお手の物だ。
俺には真似できない才能だろう。
君子が情報を操作すれば、
俺など三日も経たないうちに街中を歩けなくなるだろう。
そんな君子が俺に反抗しないのは、
君子の凶悪過ぎる本性が露見する危機を
時に他人に責任をなすりつけ、
時に自ら犯人の汚名を受けて、俺なりに精一杯庇ってきたからだった。
君子の人生において、俺は切り離せない助演男優なのだ。
そしてもう一つ、君子が「素」に戻れる場所が他にないこと。
君子は俺以外の人間の前では三百六十五日、二十四時間常に演技をしている。
父や母でさえ君子の本性に気付くどころか、疑ったことも無いだろう。
その本性を知らない連中は口々に君子のことを誉めるのだが
当の君子がそんな奴らのことを内心どう思っているのか
真実を、俺以外は知らない。
君子の人生において、俺は共犯者でもあるのだった。
最後に、君子は俺のことをどうやら性的対象として意識している…ようなのだ。
とはいえ俺は知っている。
君子の俺への関心は、タブーを破る背徳感が刺激的なだけなのだ、と。
君子も知っている。
君子と深い関係に陥ることを俺は望んでいない、ということを。
だから君子はクスクス笑いながら
「お兄ちゃんでオナると、当社比1.5倍感じるんだよ」と言うにとどまり
それ以上は俺の領域に侵入しようとしない。
俺達はまさに運命共同体に違いなかった。
「あぁ、お兄ちゃん、ベッド上がる時気をつけてね。
『かすみたん』が逃げないように周りに画鋲をばらまいてるんだ」
先にベッドに上がった君子が言う。
なるほど、目隠しする前に画鋲を蒔いたのだろう。
そりゃかすみは不本意ながらもベッドの上で待つしかないわけだ。
俺は画鋲に注意して、普段より少し遠くからベッドに上がる。
ベッドの端が軋む。かすみは震動に、ビクッと身を震わせる。
「ふふっ、じゃあこれ取ってあげる」
君子がかすみの目隠しを外す。
「うふっ、ご主人様とごたいめ〜ん」
君子の声が醸し出す陽気さとは裏腹に
泣き腫らしたのだろう、かすみの目は真っ赤だった。
「ね、『かすみたん』は、目隠し興奮してくれた?わたしは興奮しちゃうなぁ」
そう囁いた君子は両手を制服のままのかすみの大きな胸に当て、
制服の上からやわやわと揉みしだく。
「ウ〜〜ッ!」
かすみの悲痛な叫びが響く。
君子の胸への愛撫から逃れようとして体を捻った際に
思わず膝が伸びてしまい、
足首と鎖で繋がった首輪が締まったらしい。
「何、『かすみたん』、首絞めるのも好きなんだぁ。
お兄ちゃん来たから鎖外そうと思ったけど、止めとこうかなぁ?」
君子がいつものようにコロコロと笑う。
かすみにとって、素直な妹のようでも頼りがいある友人のようでもあった
そんな普段の君子とおんなじの、十五年間耳にしてきた愛らしい笑い方だった。
普段学校に行くとき、一緒にお菓子を作ってるとき、
おそらく何百回何千回とこの笑い声を聞いてきたはずだ。
だが、今日はいつものように「君ちゃん」なんて言えない。
口に填ったボールギャグがかすみの立場を否応なく明確にする。
「ヒヴァヒマフッ、ハフフェヘッ、ハヒフェヘオゥ〜〜ッ!!」
かすみは多分抗議のつもりで声をあげたのだろう。
しかし今の君子には、涎流しながら喉だけで発したかすみの悲痛な叫びも
承諾の心地よい響きに聞こえているらしい。
かすみの叫びにうっとりとした表情を浮かべながらウン、ウンと頷いている君子。
瞳を閉じたその顔は、滑稽にも宗教画の聖母のようだった。
かすみの叫びに応えるかのように、君子の攻めが変わった。
触れるだけの軽いタッチで制服の上からかすみの乳房を弄ぶ。
かすみは動かない体を微妙に左右に振って逃れようとしているのだが
君子への抵抗としては、まるで意味をなしていない。
フェイントで焦らした君子の指は、俺の予想通りかすみの胸の先端で止まる。
「ふふっ、『かすみたん』、乳首固くなってるね。
ブラと制服の上からでもわかっちゃうよぉ。
でも、目隠しで感じてたなんて、
『かすみたん』も君子と同じ、変態さんの仲間入りだね」
君子の嘲弄。
明らかな証拠を掴まれ、あまつさえ弄ばれたかすみは
否定もできずただ嗚咽しながらその身を君子に委ねるだけだった。
かすみが膝を折り曲げたまま体を左右に振ったので、
スカートが派手にめくれあがり、薄紫色の下着が俺には見えていた。
かすみには似つかわしくない扇情的な下着。
だがかすみに似合わないわけではない。
「かすみ、お前にしちゃ上出来なパンティだな。
俺はてっきり熊さんパンチュとか履いてるのかと思ってたが…」
「そうでしょぉ、私も最初見たときはびっくりしたよぉ。
あの『かすみたん』が…だからねぇ」
君子は「うふふっ」と笑った。
「ね、お兄ちゃん。もしかしたら『かすみたん』期するものがあったんじゃない」
そうか。そうかもしれないな。
「かすみ、どうなんだ、返事しろよ」
かすみと目が合う。
「ゥウン〜〜ンッ」
何だよ、それじゃわかんねぇよ…。
でも、首を横に振らない辺り、案外図星かもしれないな。
しかしなんだ、合意の上だったのか。
ちょっと拍子抜けだがそこまで刺激を求めるのも危険だしな。
それにセックスの行為そのものには合意しても、
俺の責め方はかすみの許容範囲を逸脱しているだろうから
かすみが嫌がり、抵抗することには変わりないだろう。
ふふっ、責めて責めぬいてやるぜ。
この十日間が一生忘れられないくらいにな。
「なら良いじゃねぇか。やることはどうせ同じなんだしな」
「ヒハヒハフッ、ヒハヒハフッッ、ヒヤァァッ!!」
かすみは小さく横に首を振る。
うつむいたかすみの目から新たな涙がひとしずく頬を伝い、ボールギャグのゴム紐で止まった。
「同じなんだよ、かすみ」
俺は独り言のように返事をすると、ベルトを外しズボンを下ろして
かすみにトランクスの盛り上がりを見せつけた。
かすみは後ずさったようだが、実際は君子の体に阻まれ数センチも動いてはいない。
ズボンに続いてYシャツとTシャツを脱ぐと、一緒にして机の上に放り投げる。
靴下も邪魔だろう。二足まとめて脱いだ服の上に放る。
「さて、じゃ見せてもらおうかな」
「ヒヤァァァッ!!」
抵抗するかすみの膝を力で割り、俺は縛られた脚の間に体をこじ入れた。
片手でスカートを捲り上げると、薄紫のパンティがよく見えるようになる。
素材はシルク…だろうか?光沢がある軽い材質は多分絹なのだろう。
俺は指でかすみの秘裂をパンティの上からなぞってみる。
「ウ〜ウッ…ゥ」
かすみが声を上げる。
クリトリスはこの辺かな…。
「もっと上だよ、お兄ちゃん」
俺の意図を察した君子の声。お節介な奴だ。
俺はシルクのパンティの上から人差し指をノロノロと這わせる。
俺の指に込められた力が、パンティの皺を消し、溝の形をあからさまに描き出す。
「グゥッ」
かすみは腰を振って逃れようとしたが、動きのどこかで
また首を絞めてしまったらしい。動きが鈍くなる。
「抵抗ご苦労さん」
指がかすみの隠核にたどり着いた瞬間、かすみはまた、首を小さく振った。
俺の目と、涙の溜まったかすみの目が合う。
俺は躊躇しない。
「『やっちゃってください』って下着が言ってるんだよなぁ」
パンティの上から親指でグリグリと刺激する。
「気持ちいいだろ、かすみぃ」
かすみはうつむいて顔をしかめる。
そんな表情作っても無駄だ。
どうせ感じてるんだろうが。
「フア…フワァァァッ!」
くぐもったかすみの声が響く。
君子の細い手がかすみの首元から制服の内側に入って、
かすみの左の乳首をつまみあげていた。
「ほら、御主人様に聞かれたら返事するの」
「ウゥフゥ〜〜ッ!!」
かすみが肩を無茶苦茶に振って暴れる。それでも君子の手は乳首をつまんで離さない。
突如かすみの肩を振るペースが鈍くなる。
「フワッ、ヒィッ…」
目元が潤み、頬が紅潮してるかすみ。
どうやら抵抗して動いた結果、皮肉にも自ら性感を高めてしまったらしい。
俺はかすみのクリトリスを薄い布地の上から刺激しながら、
かすみの脚の付け根を舌を尖らせて突っつく。
「ヒィ…アッ!!」
モゾモゾと所在なくしていたかすみの腰がはねる。
「なんだよ、今の腰の動きは」
指での愛撫を続けたままかすみの顔に息を吹きかける。
かすみは目を合わそうとする俺の視線から逃れるために、
首を限界まで捻る。その動きはかすみのバストを更に強調した。
俺は君子がいじっていない方の乳房を掴む。
「ふ〜ん、そういう態度なんだ。わかった、天国見させてやるよ。
そしたら考え方もちっとは変わるだろ」
君子と俺の四本の腕が、二十本の指が、二枚の舌がかすみの身体を行き交う。
かすみは正座した君子の膝の上に座らされ、君子はかすみの胸や耳、うなじを責める。
足首が縛られたままのかすみの膝の間に身体をねじ入れた俺は、
片手でスカートを抑えつけながらクリを弄び
もう片方の手はパンティの上から蟻の戸渡りをさすり、
時々菊門まで手を伸ばしたりして
股間の愛撫に専念する。
「ウゥゥ…ハゥッ……ハッ、ハァッ…ハッ」
かすみの息遣いは荒かった。
ボールギャグを装着したかすみの唇の端から涎がつぅっと流れて、
顎の先で溜まり、涙混じりの滴になって制服の胸元に落ちる。
Yシャツに滴が落ちると、その部分が透ける。
透けて見えるブラも薄紫だった。きっとシルクの揃いなのだろう。
胸を弄んでる君子の手に滴が落ちた時は、
君子はそれをかすみの目元やおでこに塗りつけるのだった。
俺はパンティは直接舐めない。
むしろかすみの足の付け根に沿って、すべすべした白い太股を舐める。
ふと、水っぽい臭いに気付く。
かすみのパンティの中心に、左右対称な沁みが出来ていた。
「かすみ、これ、何だ?」
沁みの中心に沿って指を走らせる。
「フグッ、ヒィッ!」
ボールギャグをかまされたかすみには答えられないし
その質問に答えたくもないだろうが
かすみが感じている事実は誰の目にも明らかだった。
パンティの一番細くなってる部分をつまんで、軽く引っ張る。
「ウゥ〜ッ」
脱がされまいとしてかすみが吼える。
だが、俺の目的は脱がすことではない。
左手でかすみのクリトリスの包皮を剥き
右手の人差し指と親指で円を作って、そこにパンティの細い部分を通す。
そのまま俺は右手を上に勢いよく走らせる。
この間一秒未満。
パンティはT字型に変形してかすみの秘裂に食い込んだ。
剥き出しのクリトリスをパンティが直接こする。
「ウ〜〜〜〜〜ッ!!」
想像だにしなかった刺激にかすみがひときわ大きく叫んだ。
脚がぎゅっと絞まって俺の肩と二の腕を締めつける。
俺を締めつけていたかすみの脚の力が抜けた。
ハァハァと荒く息をついている。
イったんだな…。
焦点の合わないとろんとした目。口元から垂れる涎。
オナニーは経験していても、今までこれほどの絶頂を味わったことがあるか?かすみよ。
「かすみ、気分はどうだ?天にも昇る心地だっただろ」
股間から顔を突き出して聞いてみる。
「返事聞いてみようよ、お兄ちゃん」
君子がかすみのボールギャグに手をかけた。
「言っとくけど叫んだり騒いだりしたら明日からこの町にいられなくなるからね」
君子は念押ししてからかすみのボールギャグを外す。
スーハーと深呼吸するかすみ。
「で、どうなんだよ、かすみ」
「ほら、答えて。『かすみたん』」
ウゥ…と声が漏れた。
かすみは泣いていた。
…ったく泣き虫め。
しかしボールギャグ外してやってもちゃんと喋りやしねぇ。
それじゃ駄目なんだって教えてやらなくちゃいけないよなぁ。
「なぁ、泣いていても何も状況は良くならねぇんだぞ」
「そうだよ、小学生の時分から同じこと言われてるのにね」
君子がかすみの左の耳を噛む。
「ふわぁ…」
かすみの身体がビクッと跳ねる。
絶頂の余韻を引きずっている身体は、少しの刺激でもおおげさに受け止めてしまうのだ。
そのことをかすみは悔しく思っているかもしれない。
しかし「悔しい」なんて感情では所詮この快楽には勝てやしない。
俺は君子の愛撫の再開に呼応して、左手でパンティの上から尻の谷間をさすり出す。
唇を噛み締めて耐えるような表情を作ったかすみだが、呼吸は整わない。
「今度はこうしてやるぜ」
俺はパンティの脇から指をこじ入れ、掌の中心を尻の谷間に合わせると、
中指を菊門の回りで二、三周させた。
肛門に指を突っ込まれる危険を察知したのだろう。
「ひっ、やめてっ、やめてっ」
腰を浮かせて逃げようとするかすみ、
だが当然それは膝を伸ばす運動を意味した。
「ぐぅっ」
鎖がジャラッという音を立てて伸び、かすみの首を絞める。
かすみの首が鎖に引っ張られて後ろに倒れる。
そこには……君子の頭があった。
「きゃっ」
ガコッという鈍い音がして君子の頭とかすみの頭がぶつかる。
「…あ痛ぁ〜」
君子が右の目元を押さえてうつむく。
かすみはかすみでまだ星が回ってるようで目の焦点が合わない。
俺はといえば、無言で悶絶していた。
腰を浮かしたかすみが鎖に引っ張られて戻ってきた結果
尻をまさぐっていた左手の上にかすみの全体重が乗っかったのだった。
垂直に立てた中指は突き指していた。
骨折はしていないらしいことだけでも幸いといったところか。
痛む頭を押さえながら、それでも君子は俺の異変を察知する。
「あ痛たた…お兄ちゃん大丈夫?」
「くぅっ…あんまり大丈夫じゃない…だがそれよりも…」
「それよりも?」
君子の右目はまだちゃんと開いていない。
それでも左目だけでアイコンタクトが成立する。
「…かすみぃ…」
「…『かすみたん』…」
俺と君子の声に混じる本物の怒気。
「ご…ごめんね」
素に戻ったかすみが謝る。
「『ごめんね』じゃねーよ、『ごめんなさい』だろうが」
俺は口から泡を飛ばしながら説教する。
「俺たちはお前を気持ちよくしてやったのに、お前は俺たちに痛い思いをさせた。
御主人様とか奴隷だとかそういうの置いておいて、お前にもそれが
人間として許されないことだってわかるだろうが、エェッ!」
叫びながらも俺は冷静だった。少々頭には来ていたのだが、
怒りも演出として利用出来る、という計算が先に立つ。
「だから謝って…」
やはりかすみだ、見事に引っかかってくれる。
「謝っても受け入れるかどうかはこっちに権利があるわけだ」
俺は出来るだけ冷たい声を作ろうと試みる。
「被告人 七瀬かすみに質問する。
原告、君子は被告を気持ちよくさせたのに、被告は原告に痛い思いをさせた、
この点について相違あるかね」
「気持ちよくなんか…」
小さな声で反論するかすみ。
「証拠は明らかなんだよ、七瀬君」
裁判官と検事は俺の二役だ。弁護人は君子。
子供の頃、俺達は裁判ごっこなんて不思議な遊びをよくしていた。
きっかけはよくわからないが、多分TVドラマの影響だったのだろう。
もっともその時は、被告人役が君子でかすみは弁護士のことも相当多かったのだが。
検事でもある俺は、証拠であるかすみのパンティの沁みの上をなぞる。
「くっ…ふっ」
かすみは喘いだ。ちょっと驚く。
俺自身は突き指の痛みで見事に萎えてしまったのだが
かすみはまだまだ身体の疼きが引いてないようだったからだ。
「御覧のとおり、この下着の沁みが
被告人が性の快楽を貪る淫乱女であることの動かしがたい証拠であります。
原告に外傷を与えたことについては、被告本人が認めております」
真面目くさった俺の言葉。
「…うぅ…もういや…」
縛られたままのかすみが小さな声で誰にともなく抗議した。
「裁判長」
「なんだね、弁護人」
君子は原告兼弁護士…法廷で実際にやったなら
さぞかし複雑なポジションだろう。
「被告人を性の快楽を貪る淫乱女だと先ほど仰いましたが
それが事実と異なることを証明してみせます」
俺は厳かに口を開く。
「よろしい。やってみたまえ」
それが合図となった。
君子はかすみの後ろに回って服を脱がしはじめた。
ますスカートのボタンを外す。
特に抵抗もなくかすみのスカートが外れる。
スカートを下に引っ張る時にかすみが少し暴れた。
かすみのスカートを剥ぎ取ったものの、足首と首を結ぶ鎖が邪魔になっている。
仕方ないのでスカートは鎖に引っかけることにした。
366 :
高林:2001/06/23(土) 14:20
かすみは制服の上着にパンティと靴下だけで、首輪をはめられ両手両足は縛られている。
これ以上脱がさないでこのまま突っ込みたくなる、そそられる格好だった。
「裁判官。見てください、この恥ずかしいパンティ」
手の込んだ装飾が施された薄紫色のパンティ。
中心部は紫色と茶色の中間色に変色している。
君子が質問する。
「被告人はいつどこで、これを買ったのですか?」
かすみは顔を真っ赤にして答えない。
「黙秘権は認めますが、答えないことで
何らかの不利な事が起こる可能性も否定できませんよ」
君子は、先ほど俺がやったようにパンティの股間を覆う細くなった部分に指を掛け
パンティをT字型にしてクイッと引っ張った。
「ふぃぃぃっ」
かすみが声を上げる。
君子はかすみの股に食い込んだそのパンティを右に、左に振る。
パンティが擦れる場所が変わるたびに
かすみは吐息を漏らしながら首を小さく左右に振るのだった。
先程もちらっと見えたのだが、かすみの恥毛は三角形に
丁寧に処理してあって、俺にはそれが意外だった。
しかし生粋のマゾ女のかすみには責められる姿がよく似合う。
俺の股間に血液が集まってくる。
君子の愛撫に観念したのだろう、かすみが口を開く。
「きょ…去年のホワイトデーで、た、高林君に…もらいましたっ」
高林か…予想外の名前だった。
というより、誰かが贈ったものなんて可能性は全く思いもしなかった。
なるほど、かすみらしくないのもこれで得心がいくというものだ。
しかし高林の奴はいったい何考えてかすみにこんなもん送ったんだ。
森下茜に贈るならともかく…。
ここで、俺の頭に一つの可能性がよぎった。
ああ、そうか。森下茜が選んだんだな。
ま、森下茜ならそういうものを贈るのが良いよ、とか
言ってもおかしくない気がする。
それでもさすがにこれはエッチ過ぎるとは思うが。
しかし森下茜が選んだものだと思うと更にそそられるなぁ。
弁護士モードの君子の問いは続く。
「贈り物ということですがブラのサイズは合ってますか?」
「……はい…。」
かすみは抵抗しても無駄だということを悟りつつあるようだ。
そうだ、自分の価値観など捨て、俺たちに服従するんだ。
服従、忠誠、肉欲、奉仕。
今までの生活以上の快楽をお前は感じずにいられないはずだ、かすみ。
「一応確認してみますね」
君子は穏やかな声でそう言うと、かすみにのしかかって
おもむろに制服の上着を脱がせようとする…が
縛られたかすみを脱がせるのは難しい。スカーフは簡単に外したものの、
首輪に付いた太い鎖や縛られた腕の可動範囲の狭さのせいで
かすみの胸の連峰を制服が越えていかないのだ。
とはいえ胸元までたくし上げた制服の裾から、
かすみのブラのデザインははっきり見て取れる。
パンティとお揃いの薄紫のブラには、同じ系統の凝った装飾が施してある。
「ああ、もう。仕方ないな、切っちゃえ」
君子は弁護士モードを中断したようで
俺のベッドの棚の上にあった鋏を持ち出すと
かすみの制服を下から上へジョキジョキと切り裂きはじめた。
かすみは目をつむってイヤイヤと首を左右に振る…
…がそれ以上の抵抗はしなかった。
ここで動かれたら面倒くさくて仕方ない。
「待った」
俺は君子に耳打ちする。
「ふふっ、しょうがないなぁ」
君子は、かすみの胸の、ちょうど中心くらいまで鋏を入れると
そこで鋏の向きを九十度変え、横に鋏を走らせる。
縛られた脇でいったん鋏を止め、今度は背中に鋏を走らせる。
もう一度同じことを繰り返すと、かすみの制服は乳首までの長さに裁断された。
ブラの下半分が顔を覗かせている。
あまりにショートな、下乳丸出し制服のかすみを再び見つめる。
視線にかすみが身をよじる。そんな仕草も俺の硬度を増した。
想像通り、ショート制服+パンティ+靴下の組み合わせは相当そそる姿だ。
「さて、被告人に質問ですが」
コホンと一つ咳払いを挟む。君子はもう弁護士モードに戻っていた。
「その下着を付けるのは何回目ですか?」
「えっ……あっ……」
かすみの顔が紅潮する。
俯くかすみに向けた君子の視線は揺るがない。
「そ…その…は…初めて……で…す…」
俺は心の中で喝采を送る。
当然次に来る質問はこうだ。
「では、どうして今日、初めてそれを身に着けたのですか?」
かすみがハッと顔を上げる。俺と目が合う。
さぁ、かすみ、自分から言ってみろ。
俺に女にされに来た、と。
「それは…そ、その…」
口ごもるかすみ。
俺は顎で君子に指示を出す。
君子が再びパンティをT字型に引っ張ってかすみの股間に食い込ませる。
かすみに考える時間と余裕は与えない。
「ふぁあぁぁっ!」
刺激に耐えきれないのだろう、かすみが叫ぶ。
実に良い声だ。素晴らしいよ、かすみ。
「どうして今日、初めてこのエッチな下着を付けたんですかっ」
君子が怒ったような声で質問を繰り返す。
「そ、それは…特別な日…だからっ」
聞いてて、何だかこそばゆい。
つまり何だ、かすみはそういうつもりで来た、ってわけか。
う〜ん、しかしかすみの考え方も大人になったものだ。
これじゃもう、単なる少女趣味とはからかえなくなっちまうなぁ。
「どうして特別なんですか?」
君子の質問は的確だ。かすみはどんどん袋小路に追い込まれていく。
「それは…」
今にも泣き出しそうな顔。止めてくれと懇願する視線。
ちらっと俺の方を見たかすみ。俺は微笑んでやる。
「さぁ、言ってくれよ」
できるだけ優しい声も作ってみる。
懇願しても受け入れられることはない。
それが認識できたのだろう。
かすみが肩を落とすのがわかった。
君子は今度はいっさいの愛撫を加えない。
沈黙が部屋を支配する。
だがこれは単なる沈黙ではない。
俺と君子がかすみの返事を待っているゆえの沈黙だった。
かすみには強烈なプレッシャーがかかっているはずだ。
実際には三十秒程度の時間だったのだろう。
三人とも無言の中、かすみの息遣いだけが聞こえていた。
俺には随分長い間に思えた。
当然かすみは俺以上に長く感じていたに違いない。
そして……遂にかすみは耐えられなくなった。
「誕生日…だった…から…」
そう言ってしまってから、かすみは顔をくしゃくしゃにした。
涙が頬を流れ落ちる。
俺は一呼吸おいてさっきと同じ優しい声色でかすみに話しかける。
「ありがとう、かすみ。本当に嬉しいよ」
「わ〜〜っ、ハッピーバースディ、お兄ちゃん」
君子のわざとらしい喝采。俺はそれを途中で制す。
「で、聞きたいんだけど、セクシーな下着姿を見せてくれるだけ、じゃないよね」
語りかけるように話す。
かすみは顔をあげないで、うつむいたまま肩を震わせていた。
「俺、どこまでやっていいのかなぁ?」
君子もかすみに微笑みかける。
「ちゃんと言ってくれなくちゃ、困っちゃうもんね」
俺達に何を言っても無駄だと悟ったのだろうか。
かすみはうつむいたまま唇を噛んでいた。
新しい涙が目元に溢れ、頬を伝う。
今日一日でかすみはどれだけ泣いたのだろうか。
かすみは今度こそ本気で何も言わないつもりなのが俺にはわかる。
舌でも噛み切りたいほどの恥ずかしさなのかもしれないが
俺の知る限り、かすみにはそんな度胸はない。
かすみに追随して、このままただ黙ってるのも芸がないだろう。
俺は、先刻までのモードに戻ることにした。
「ところで弁護人、先ほど被告、七瀬かすみは
淫乱な変態女ではないと証明すると言ったが
これまでの遣り取りからそれを否定するだけの材料は集まったのかね」
「ええ、淫乱な女との印象を与えることに大きく貢献しているこの下着ですが、
入手経路は『もらいもの』で、なおかつ入手から一年、一度も着けていなかったとのことです。
これは一つ材料になるでしょうね」
「ふむ……だがきわめて弱いな」
「ではお待ちください。次の調査に移ります」
君子はかすみのブラのホックを外した。
肩紐のないストラップレスタイプの奴で、ホックは後ろにあった。
後ろ手で縛った腕がホックを外すのに干渉したが
君子の手に掛かればさしたる困難のうちには入らない。
ブラを外すと、かすみの発育の良い乳房がぷるんっと顔を出す。
ぷるんっという擬音が違和感なく感じられる、弾力を感じさせる揺れ方だった。
まるで一度取ってから付けたような、ほぼ上下が対称な乳房。
ツンと立った乳首は桜色と朱色に少々オレンジを落とした色合いで
控えめな大きさの桜色の乳輪と併せて
白い肌には見事なアクセントになっている。
君子は下から乳房を押し上げるように手を動かして乳首を摘む。
本当に乳首までしかない制服の裾に、乳首が時々擦れてる。
制服と乳首が擦れる刺激は格別のようで、かすみはその都度泣きそうな声をあげる。
俺の股間はかすみの声に興奮を禁じえない。
「いつ見ても立派だよね、『かすみたん』のおっぱい」
君子がかすみの耳元で囁く。
「私もこのぐらい欲しいなぁ、『かすみたん』」
そして俺にちらっと視線を向ける。
おいおい、俺に君子のを揉めって言ってるのか?
俺は気がつかなかった振りをする。
「結構同じもの食べてるのに、どうしてこう差がつくのかなぁ」
「遺伝だろ、遺伝」
君子が苦笑する。
「理不尽だよねぇ」
「弁護人、先ほどから見る限り、このツンツン尖った乳首とか、
おおっぴらに感じてる反応とか不利な材料ばかり出てきているように思うが
被告人が淫乱女じゃないと言うための新しい材料はあるのかね?」
俺がモードを切り替える。君子はそれに追随する。
「ええ、この色が大事なんです。この色素の沈着の少なさ。
マスターベーションの経験も浅いようですね」
「ふむ、なるほど」
「七瀬さぁん、マスターベーションはおいくつから、ですかぁ?」
声は聞こえているのだろうが、かすみは貝になって喋ろうとしない。
いい感じに服従の精神が養われつつあると思ったのだが
先ほど「誕生日にこの下着を着てきた」ことを自ら言ってしまったのが
余程ショックだったのだろうか。
しかしそんな一時的な抵抗なんて、苦痛を増やすだけなのになぁ。
「おや、黙秘権ですか」
君子が俺の方をちらっと見る。アイコンタクト。
俺はそれに頷く。
君子は切り札のカードを切ろうとしている。
俺はそれを直感した。
「この格好でお散歩したいのかな。
そうだ、なんなら『かすみたん』の大好きな児童公園に
この格好で置き去りにでもしてあげようか」
おいおい、それは問題が起こるだろうに。
「今あそこ、浮浪者が二、三人寝泊まりしてるんだってねぇ。
さぞ溜まってるんだろうねぇ、一晩中でも一緒に遊んでくれるかな」
そう言いながら君子はかすみの太股を撫で回す。
かすみの目に戸惑いが広がる。
多分計算をしているのだ。
外に出れば助けを求めることも出来る、とか
誰にも会わなかったら浮浪者の餌食だ、とか。
「かすみ、誰かにあってもその格好じゃ痴女以外の何者でもないぞ。
俺だったら、そんな格好の奴に助け求められたら、
取り合えず適当な暗がりで一発やっておくがね」
かすみがビクッと反応する。
当たったみたいだ。わかりやすい奴だな。
「あれ、『かすみたん』、そんなこと考えてたんだぁ?」
君子の『かすみたん』って言い方はまるで『ドラ○も〜ん』って発音だ。
かすみは目を伏せ、また体を強張らせる。
「じゃあ良い案があるよ。浮浪者の人たちをうちに連れてくるの」
現実味のない意見だ。
浮浪者なんかにうちの敷居をまたがせることはありえない。
だが、今のかすみにはそんなこともわからないようだった。
見るからにガタガタと震えだしたかすみ。
「二、三人で足りるかな?」
俺が追い討ちをかけてみる。
「神社とか臨海公園も回って、もう少し探そうぜ」
かすみの顔が恐怖にひきつる。
君子が後ろから、すっと胸に指を這わす。
「初体験がリンカーンだなんて、刺激的だねっ。
あれっ、『かすみたん』本当にヴァージンなのかなぁ」
おおっ、たしかに盲点だったぜ。
俺が知る限りかすみは誰とも付き合ったことはないが
だからといって処女だって保証は無いしな。
「調べてみる必要があるな」
374 :
疑惑:2001/06/23(土) 14:26
「いやぁぁぁぁっっ」
かすみが久しぶりに暴れた。
今度は鎖を伸ばさないように、足首と尻をくっつけて暴れている
「お兄ちゃん、押さえてっ」
おいおい、そんなに嫌がるのは何かあったってことか?
俺は再び正面からかすみの膝を割った。
拘束してあるおかげで、暴れるかすみにもたいして手こずりはしなかった。
かすみの腹に顔を埋め、体重をかける。
「もう…手間取らせてくれちゃって」
君子は呆れるようにつぶやいて、かすみの腰に手を回した。
その手がじりじりと下りてきて、かすみのパンティの中に入る。
かすみは首を横に激しく振っている。
そこまで暴れるからには何かあるのだろうか?
俺の中に疑惑が広がる。
かすみは処女じゃない…まさかなぁ…?
暴れているかすみをよそに、
かすみの頭にぶつからないように体勢を低くした君子は
いきなり膣に指を入れたようだ。
「ひいぃぃぃっ」
かすみが絶叫する。
「うるさいなぁ、『かすみたん』は。近所迷惑だよぉ」
君子が眉間にしわを寄せる。
「そんな『かすみたん』には…」
君子の口元に笑みが張り付く。
「指、二本にしちゃうぞっ」
「いやぁぁっ」
かすみは短く叫んだ。
勿論君子はそんなことを意に介する奴じゃない。
「う……うっ」
かすみは強烈な異物感に呻く。
「お兄ちゃ〜ん」
「ん?」
「安心して。『かすみたん』の膜、しっかりあるよぉ」
そうかそうか。処女か。まぁかすみならそうあるべきだろう。
まぁやっぱりかすみの膜を破るのはこの俺じゃないとな。
「さて、裁判官」
君子が居住まいを正す。とはいえ右手はかすみのパンティに突っ込んだまま、だが。
「被告はいまだ処女であり、マスターベーションの回数も浅いことからも
愛撫に気持ちよがる淫乱女であるとの見解は不適切だと考えます」
「うむ…」
俺は大仰に頷く。
「強烈な快感があったことは事実でしょうが自ら求めてのものではないですし
原告に傷を負わせたことについては反省しているようです」
そういえば君子の頭は腫れも引いてきたようだな。
「減刑を検討しよう」
「ご厚情に感謝します。良かったですね、被告人」
減刑と聞いて、かすみがそっと目を上げた。
俺と目が合った。微笑みかけてみる。
かすみが居心地悪そうに目を伏せる。
その視線はパンティに入りっぱなしの君子の手に向けられていた。
減刑されたんだから当然指を抜いてくれるとでも勘違いしているようだ。
そうだ、そうやって期待してろ。
期待しないところに、それを裏切る悦びも存在しないのだから。
君子が俺に目配せする。
減刑する、と口先で言ってみたところで
俺と君子が下す刑罰は、実際は何ら変わりはしない。
元より刑は決まっていて、執行を待つばかりだったのだから。
俺は立ち上がり、出来るだけ厳かな雰囲気を作ろうと低音を張る。
「被告人、七瀬かすみに告ぐ」
かすみが唾を飲み込んだのがわかった。
たとえ頭では無駄だとわかっていても、
裏切られるのが嫌だからどんなに期待するまいとしても
パンドラの箱に最後まで残っていた「希望」はしぶとく頭をもたげてしまう。
希望することを止められないことこそが
人類の最大の苦しみの源泉だということをわかっていてもなお。
残念ながら人間はそういう風に作られてしまっているんだ。
「被告人が当初言われていたような人物でないこと、
原告に対して十分な謝罪の意を持っていること明らかなゆえ
罪は三等を減じよう」
俺は上からかすみを見下ろす。
かすみは下を向いている。
俯き加減のその顔からは表情は窺うことが出来ない。
「で、判決だが…」
俺は勿体つける。かすみは顔を上げない。
裏切られる瞬間のその顔が見たいのに。
舌打ちが出そうになるのを抑えて、また厳粛な声を作る。
「人間容器の刑が妥当かと思われる」
かすみが僅かに顔を上げた。
人間…容器…?
聞き覚えのない言葉への戸惑いを隠せない。
当然だ、そんな刑罰は無いのだから、この場以外では。
「ふふっ、刑執行だね」
君子が膣に入れた指の運動を再開させた。
「ひっ…あっ……はぅっ…」
クスクス。君子が笑う。
「『かすみたん』膣の感度良いね。クリトリスとどっちが感じるかな」
「ちょ…人間…容器って…ひあっっ」
「ああ、これはそのための下準備だよ」
かすみのパンティの中で君子の手が蠢いている。
「ひっ」
かすみが腰をピクンと動かした。
君子は指を二本〜おそらく人差し指と中指〜を突っ込んだまま
親指でクリトリスを刺激したのだった。
「ふふっ、凄い締め付けだね」
君子の二本の指はかすみにくわえ込まれたまま締め付けられているようだ。
だがパンティの中で君子はなお盛んに、そして繊細に手を動かしている。
その振動は直接かすみの体の中に響きわたる。
「ふぅ…うぁっ」
かすみが腰をよじる。制服の裾がまた乳首をちりちりと刺激する。
「はぁっ…ひぃっ…ぃっ」
かすみは歯を食いしばって押し寄せる快感の波に耐えているようだが、
傍目にもその腰は快楽を貪るために運動しているのが見て取れた。
君子はその間にも手を振動させ続け、クリトリスを直接刺激するのも忘れなかった。
「ふぁあ…」
肩を上下させるかすみ。身体全体で呼吸するから、つられて胸が上下に揺れ、
尖った乳首は更に制服に刺激される。
「うぃひっ……も、もう…嫌ぁっ」
「全然嫌じゃないくせに」
君子はクスクス笑う。
「自分からはしたなく腰振ってるんだもん。
『嫌』なんて言っても誰も信じないよぉ」
「えっ!」
かすみが驚く。小さくではあるが自分から腰を振っていたことに
やっと気付いたらしい。見る見る間に俯いた頬が紅潮した。
俺は追い打ちをかける。
「やっぱりこいつは正真正銘の淫乱女だな」
君子がおおげさに天を仰ぐ。
「はぁ…せっかく弁護してあげたのに
これだけ感じられちゃうとやっぱり淫乱女そのものだね…」
「そんな…」とかかすみが言ったようだ。
俺は正面に回って下からかすみの乳房を掴む。
「事実じゃんか、ここもこんなにエッチな形してんだしよぉ」
かすみの張りのある乳房の中心で、つんと立った乳首は上を向いている。
俺はおもむろに舌を這わせる。
「ふぁっ…」
目を閉じ、眉を寄せて顔をしかめるかすみ。良い表情だ。
俺は乳房を強く掴むと絞るように揉み、
円を描くようにして乳輪を舐め回す。
「ほらっ、どうなんだよ」
乳首を歯で軽く挟んでしごく。
君子はなおもパンティの中で指を蠢かす。
「いやぁっ、いやぁっ…ふぃっ……ぃっ」
この責め苦から逃れようとしているのか
それとも沸き上がる快感が抑えられないのか、
かすみは腰を左右に捻る。
だが、かすみの力一杯の抵抗も、俺の興奮と君子の嗜虐心に火をつけただけだった。
俺は掌の中心にかすみの固くなった乳首を据え、
十本の指をひらひらと舞わす。
指を動かして触れた場所だけでなく、指の微弱な動きが掌に伝わり、
かすみの乳首に繊細な刺激を与える。
「ふぁっ…ひぃ………もぅ…」
直接触ったり揉む時だけでなく、制服の裾やこうした微弱な刺激にも
かすみは良好な反応を示してくれる。
巨乳は感度が悪い、と誰が最初に言ったのかは知らないが
かすみの感度はむしろ良い部類に入るだろう。
「そろそろイカせてあげるね」
パンティの中で君子の指がなにやらクネクネと蠢いた。
俺もあわててかすみの胸への刺激をより直接的な運動〜乳首の吸引〜に変える。
かすみは腰を前後にビクビクと跳ねさせた。
その勢いで腰を振られたら、俺などすぐに果ててしまいそうな激しい動きだった。
「ふふ。じゃ、イッてらっしゃい」
君子は笑顔でかすみを見送る。
膣に突っ込んだ手を振る。
かすみの行き先は決まってる。忘我の境地だ
「じゃあな」
俺はかすみの吸っていた乳首を少し強く噛む。
前後に振られていたかすみの腰が跳ね、上に伸び上がった。
その勢いで、俺の口の中にあったかすみの乳首も引っ張られる。
だが俺は歯で挟んだ乳首を離しはしなかった。
伸び上がるかすみに合わせて鎖がジャラッと音を立て、引っ張られる。
何度目だろうか、かすみの首輪が鎖に引かれて絞まる。
だが、それはもはやかすみには関係なかった。
首輪が絞まったときは、既にかすみは失神していたのだから。
「おい、完全に失神しちまったよ」
「ふふっ。見てよ、この気持ちよさそうな顔」
秘裂を中心にフロントの下半分がグチョグチョに濡れたパンティ。
ショート制服が僅かに隠しきれない尖った乳首。
肩で息を吐く度に豊かな胸も穏やかに揺れている。
眉をひそめたまま、だが口元には笑みにも見えるほころびがあった。
「はい、お兄ちゃん、紅茶」
君子が紅茶を入れてくれる。うん、なかなか旨い。
失神したかすみを放って、俺と君子はちょうど飲み頃の紅茶を啜った。
なんでも、紅茶を入れるのが上手い先輩が家庭部にいるらしい。
たしかに君子の紅茶は高校に入ってから旨くなった気がする。
「それにしても、かすみ、なんか幸せそうな顔…してやがんな」
「うん…ちょっと羨ましい…かも」
俺は苦笑で返す。
「しかし、思わぬ誕生日になったもんだな」
「でしょぉ。でも『かすみたん』があんな下着つけてくるとは私も思わなかったよ。
ふふっ、初めから少しはその気もあったみたいね」
「ま、そんな気は本当にほんの少しだろうけどな。
ムード盛り上がっちゃったらあるいは拒否できないかも、ってくらいだろ、せいぜい」
「でもあのロマンチストの『かすみたん』にそこまで思わせたんだからねぇ」
君子がじっと俺を見上げる視線のニュアンスが、俺にはよくわからなかった。
「…ぅ…うぅ」
「おっ、眠り姫のお目覚めだ」
かすみはまだ正気を取り戻していないらしく、寝惚けた眼で天井を見ている。
「おはよう、かすみ」
「おはよう、『かすみたん』」
俺と君子がかすみの顔を覗き込む。
「…っひっ!!」
かすみが後ずさりした。
とは言っても足首が縛られているから、一度には数センチしか動けない。
そして俺達は、二度も三度もかすみが動くのを放っておくほど寛容ではない。
後ずさったかすみの背中が障害物に当たった。
障害物に跳ね返されたかすみが首を上げて、障害物を見上げる。
「元気が良いねぇ。何よりだよ」
かすみの動きを止めた障害物=俺は呆気なく捕まった獲物を抱きしめる。
「ぃ……ひぃっ!」
かすみの震えが伝わった。
「疲れは取れたぁ?ちょっと心配したよぉ、勝手に一人でイッちゃったから」
玩具を取り戻した君子は楽しそうな笑みを浮かべてる。
「それは…」
かすみの反論を俺は許さない。
「次はこんなのでどうだ?」
俺は縛られたままのかすみを持ち上げて、うつぶせに倒す。
鎖で首輪と足首が縛られているので、かすみは膝だけでベッドに立っている。
腕は後ろ手に縛られているので、胸と顔を付けてバランスを取るしかない。
濡れたパンティをまだ履いてはいるものの、二穴をこっちに突き出した格好になる。
かすみは膝を揃えて横に倒れようとするが、その前に俺はかすみの尻を掴んだ。
尻に上から力を加え、右足をかすみの閉じようとする膝の間にこじ入れる。
足を捻るとかすみの脚が開いた。
「そのまま脚開いてろよ」
言い放つと、更にかすみの膝を内側から蹴って脚を広げさせる。
身体に力が入らないのだろうか、かすみの抵抗は弱い。
脚を開くとかすみのパンティの尻の部分に張りが出た。
俺はそんなかすみに満足を覚えた。
人差し指の爪を立て、パンティ越しに尻の割れ目から会陰部、
小陰唇、クリトリスまで軽くなぞる。
「ひくっ…!!」
かすみが尻を揺らす。
抵抗の意味で尻を振っているのかもしれないが
濡れた跡がはっきり付いた下着のかすみが尻を揺らすのは
俺の興奮を更に高めるだけだった。
かすみの尻が目の前でモゾモゾと揺れている。
「ふふっ、欲しいか。欲しいんだろ?」
俺はトランクスをずらすと、怒張した俺のペニスを
パンティ越しにかすみの大陰唇に当てた。
グリグリと刺激してみる。
「いやっ!!やっ、やだっ!!」
かすみが更に腰を跳ねさせる。
「おいおい、腰を振るのは突っ込んでからにしてくれよな」
俺は薄笑いを浮かべ……かすみの尻を抱えて思い切り平手で叩いた。
「ひぃっ!!」
ビシュ! バシュ! ドシュ!
三、四発入れるとかすみは大人しくなった。
「そうそう、最初からそうしていれば良いんだよ」
「ひどい…」
目に涙を溜めたかすみと目が合った。
「かすみぃ、また『いじめて光線』が出てるぞぉ」
俺はまた右手を大きく振りかぶった。
かすみがぎゅっと目を閉じる。
だが俺が狙ったのは今度は尻じゃない。
振り下ろした手はやや失速しながら中指を立て
かすみのパンティをめくり上げて飛び込み、
グチョグチョに濡れそぼった膣に突入する。
「!!」
かすみが身体に入ってきた異物に呻く。
膣壁はきつい。
君子はよくもここに指二本も入れたな。
いつまでも感心してるわけにもいかないので
俺は指を鈎状にちょっと曲げて、
爪を立てないようにしながらグリグリと膣内を刺激する。
「ひっ…あひっ……」
かすみは膣がよく感じるのだろうか。
腰がピクピクひくつき、尻がモゾモゾと揺れる様を見ているのもなかなか楽しい。
押し潰された乳には同情を禁じ得ないが
ベッドに着いた乳首も、身体が揺れる度にかすみに快感を与えているのだろう。
俺は空いた左手でかすみの尻穴をいじる。
「ひっ…いや。そこはっ……いやっ!!」
かすみの懇願を無視し、二回ほど軽くノックした後で、
俺のもう一本の中指はかすみの肛門から侵入した。
「いやぁぁぁぁっ!!」
かすみが叫ぶ。うるさい。静かにしろ。全く面倒な奴だな。
俺は第一関節まで沈んだ左の中指を、引き抜こうとした。
だが、かすみの直腸がキュッと締まって容易には抜けそうもない。
「かすみ、力抜くんだ。じゃないと尻の指は抜けないぞ」
「で、でも…どうやれば…」
「クソを出すようにするんだよ。下腹に力を入れろ、かすみ」
かすみはおとなしく俺の命令に従ったのだろう。
少し抵抗が緩くなる。
俺はここぞとばかりに更なる潜入を開始する。
「えっ、話がちが……ひぁっ!!」
指は第二間接近くまで埋まっていた。
かすみは相当辛そうな顔をして、脂汗を流している。
かすみの膣と尻の内壁から早い心音を感じる。
ドクドクドクドク…。
「かすみ、苦しいか」
「……はい、くるしいです」
「そうか、じゃもう一回だけ尻の力を緩めてくれ」
かすみは俺を見た。すぐに目を伏せる。観念したのだろうか。
かすみの尻の内側の圧力が弱まった。俺の指がソロソロと撤退を始める。
まとわりついてくる腸壁を振りほどいて俺の指が第一関節まで出てきた。あともう少しだ。
かすみもフーッと深く息をついている。
かすみの尻の入り口近くまで出てきた時、俺の指がドリルのようにクルクル回った。
「ひぃぐぅっ!!」
そうだ、こういうものは入り口付近が一番感じるものなんだ。
案の定、かすみは肛門をいじくられて新たな快感を覚えているようだ。
じゃあこっちも、かな。
膣から指を抜き、膣前庭と小陰唇への責めに移行する。
「やっ…あっ、ひぃっ…ひっ」
二穴の入り口付近を重点的に弄ばれたかすみは、
身体で唯一自由になる腰を激しく振って抵抗した。
だが俺もかすみの抵抗に屈するわけにはいかない。
腰をどんなに振られても、意地でも入り口付近をいじる指を外さなかった。
執拗な責めに、かすみの腰の動きが更に加速する。
強引に払い除けようとしているのだろうか?
いや……俺は気が付いた。
かすみは自ら快感を求めて腰を振っているのだ。
かすみの表情は恐怖で歪んでいたが、その眼に俺は映っていない。
ただ快楽を貪り続ける自分への恐怖を浮かべた瞳で、俺でなくどこか遠くを見ていた。
「ふぁっ、ふぁっ、ふぃぁ〜〜」
かすみはみたび絶頂を迎える。
「クスッ、今度は早かったね」
振り返ると君子が立っていた。
「そういや今まで何処行ってたんだ?」
君子がいないことは気付いていたが、ちょっと帰りが遅いような気もする。
トイレなら「トイレ」で済むしな、君子の場合は。
「ちょっと…ね」
君子は意味深に笑った。
「あ、次は私に任せて」
君子はかすみを正座のような形で座らせた。
「じゃあ今から人間容器の刑を『かすみたん』に執行しま〜す」
君子は最初に運んできたお盆を手に取った。そこには器一杯のゼリーが乗っている。
ゼリーを大さじのスプーンで掬うと、かすみの口許に近づける。
「『かすみたん』口、開けて」
かすみは気丈にもきっと君子を睨みつける。
「あれぇ、この期に及んでまだそんな態度取るんだぁ」
君子の声が帯びた冷たさには、俺までぞっとする。
「じゃあ仕方ないね」
君子はスプーンを持っていない方の手でかすみの乳首をつまむ。
かすみは目をつむってそれに耐えた。
君子が乳首を引っ張る。釣り鐘型の高さが増えていく。
と、そこで君子がかすみの乳首を力任せに捻り上げた。
「ひぃぃっっっ!!」
「大きな声出しちゃ駄目だよぉ」
君子はクスクス笑うともう一度かすみの乳首を引っ張る。
心なしかさっきより引っ張る力が強いようだ。
「ふ…あぁ…あぁっ」
恐怖に歪むかすみの耳に口を寄せて、
君子はもう一度「『かすみたん』口、開けて」と言った。
今度は小さく、だがはっきりとかすみの口が開く。
君子がゼリーをかすみの口に放り込んだ。
「そう、それで良いんだよぉ」
君子がニコニコと笑いながら俺を手招きした。
もちろん俺には君子の意図がわかっている。
「かすみ…」
「えっ…」
それ以上は言わせない。
俺はかすみの唇を自分の唇で塞いだ。
385 :
器:2001/06/23(土) 14:36
かすみは目を大きく見開いて俺を見ている。
かすみの目元には涙が滲んでいた。
そうか…キスされるの、初めてなんだな。
初めてのキスは好きな人に縛られて、首輪をかまされて
口に食べ物が入ってる状態で、でした、
なんてのは滅多にいないだろうよ。
貴重な体験だぞ、なぁ、かすみ。
俺は舌をかすみの歯に沿って滑らせた。
反射的に閉じてしまった口を何とかしてほぐそうというのが俺の狙いだ。
かすみのうなじに手を回して引き寄せてみた。
だがかすみは閉じた口を開こうとはしない。
一度唇を離す。
「かすみ…」
呼びかけて右手でかすみの髪を撫でる。
かすみは目をつぶって、今度は口を開けてくれた。
かすみと舌を絡ませる。
かすみの口内にはまだ冷たいゼリーが塊で残ってて
それがプルプルした感触で俺の舌を刺激する。
かすみの舌を吸うとゼリーの味が俺の口の中に広がった。
うん、君子は良い仕事をしている。
かすみの唾液が極めつけの調味料だな。
かすみの口の中で舌を動かして、ゼリーの塊を俺の口内に移そうとする。
「…!!」
かすみもその意図に気付いたらしい。
再び目を開くかすみ。新たな涙が溜まっている。
そうだ、俺はお前という人間にキスしてるんじゃない。
お前は俺にとって、ただの器なんだ。
かすみの唇から口を離した。
「どうだった、ゼリーの感想は?」
俺は君子に笑顔を向ける。
「あぁ、良い仕事してるよ。あとは器もなかなかだな」
君子も笑顔を返してくれる。
「ふふっ、そうでしょ。ゼリーも器も自信作なんだ。
きっとお兄ちゃん気に入ってくれると思ってたよ」
君子は片目をつぶった。
「でもね、この器はこれだけじゃないんだよ」
「これはもういらないね」と君子は脚と首を結んでいた鎖を外した。
鎖に引っかかっていたスカートがバサリと落ちる。
君子はかすみの足首の縄も解いてしまった。
「力抜いて」
かすみは逆らわない。
…いや、逆らえないのか。
君子はそのままスルスルとかすみのパンティを脱がして、俺に放った。
俺はそれを広げて蛍光灯に照らし、沁みを確認する。
「かすみ、お前漏らしたんじゃないのか。
この沁みは不自然に大きいぞ」
ついでに、匂いも嗅いでみる。
「でもアンモニア系の匂いでもないな…これは何だぁ?」
「いやぁっ!!」
かすみは涙混じりの叫びをあげた。
ふふっ。良い声だ。そんなかすみには御褒美をやらなきゃな。
「じゃあ返してやるよ」
俺はかすみの顔に沁み付きのパンティを被せる。
パンティの脚を通す二つの穴から、涙を溜めたかすみの眼が出ている。
おでこから鼻筋に沿ってパンティの濡れた部位が覆う。
「そうだ、かすみ、その辺舐めてみろよ、お前の尻の味がするはずだぜぇ」
「ひぃんっ…やだぁぁっ!!」
かすみは首を左右にブンブンと勢いよく振る。
パンティが顎から外れ、くしゃくしゃと丸まってかすみの顔の上半分だけにかかった。
せっかくのパンティがこのまま吹っ飛ばされちまったら芸がない。
俺はかすみの顔からパンティを剥がして、かすみの尻があった部分を舐め上げる。
「こんなに旨いのに。勿体ないな」
「もう…いや…こんなの…」
涙を流すかすみ。
だが、今の俺は既にどこかが麻痺してしまっていた。
かすみの涙程度では何も感じないのだ。
そんな俺の方を見て、君子が楽しそうに笑う。
「そろそろ本日のメインディッシュの時間かな」
君子はかすみの頭と背中に回った腕はベッドに着けたまま、
かすみの腰を持ち上げ、脚も高く上げさせる。
かすみの膝は肩にほど近く、かすみの足首は頭より高いところにある。
いわゆる「まんぐり返し」の体勢だ。
君子がかすみの膝に縄を巻いて、今度は縄を首の後ろに通して固定する。
この格好なら、かすみの恥ずかしいところは全部見える。
濡れたアソコも、ひくつく肛門も一望の元に見下ろすことが出来る。
と、君子が薄く切ったゼリーをかすみの秘裂に入れる。
「ひっ!」
冷たさにかすみが震えた。
君子はスプーンでえぐるようにして、
薄く切ったゼリーをかすみの中に並べていく。
「ふわっ…やっ!!」
かすみの抵抗など全く意に介すこと無く君子の匙がかすみをえぐる。
時に優しく撫でるように、時にかき回すようにしながら、
かすみの秘裂に君子の自信作のゼリーが沈んでいく。
「ここはもういっぱいいっぱいだからね」
君子はポツリというと、今度は臍の上にゼリーを乗せ出した。
冷たさにかすみが身をよじる。
「駄目だよ『かすみたん』、そんなに暴れないの」
君子は笑顔を浮かべながらスプーンの背でかすみの乳首を撫でる。
「ひゃぁぁぁっ!!」
慣れぬ金属で敏感なところを愛撫されたかすみの腹からゼリーがプルンと落ちて
縛られたかすみの腕の下敷きになって潰れる。
君子は苦笑した。
「もう、暴れちゃ駄目だって」
君子はスプーンを上下ひっくり返すと、柄をかすみのむき出しの尻に突っ込んだ。
匙の部分を指で弾いて揺らす。
「ひゃぁぐぅ…いやぁっ!」
「なら静かにしてようね」
君子は尻のスプーンを抜いた。
「クスクスッ。消毒消毒っと」
そのまま先ほどまで尻に入っていた柄の部分をかすみの口に突っ込む。
「むぐぅぅ!」
かすみが絶叫する。口の中にスプーンの柄が入っているので
実際はそう大きな声にはならなかったのだが。
堰を切ったようにかすみの目に涙が溜まり、こぼれた。
「うぅ…ひっく…ひっく…っく」
かすみの声がかすれている。
自分の尻の中を味わう羽目になったショックは相当大きいようだ。
それにあれだけ泣き、わめき、絶頂に達すれば
心身の疲労もそれなりでは済まないだろう。
君子はあらためてかすみの臍、胸の谷間、と
身体の中心線に沿ってゼリーを並べた。
ゼリーの塊を載せる度に、その冷たさにかすみの身体が震える。
「私さぁ、一度やってみたかったんだよね、女体盛りって奴」
君子がウフフッと笑う。
「女体盛りっていったら、普通刺し身じゃないか」
「うん、でも今日はお誕生日バージョンなんだっ」
君子の声の嬉々とした響き。
本当にやってみたかったのだろう。
『ここに肉の器があるのになぁ』
かすみと菓子作りをしながら、いつも思っていたことなのかもしれない。
「さぁ、お兄ちゃん、どうぞ」
「じゃ、いただきます」
俺は高々と持ち上げられたかすみの秘裂にむしゃぶりつく。
さっきからの反応で、どこが感じるのかもだいたいわかっている。
俺はかすみの肉びらを指で広げると、ゼリーを吸い出しにかかる。
チュバッ……チュチュバビッ…
音を立ててかすみの秘裂を啜る。
「ひぃぃっ、ひぃぃ、うっ…うぅん…」
かすみの尻が所在なさげに揺れる。
かすみの中からは新しい泉が湧き出ていた。
かすみにとっては初めてのクンニリングス。
俺は顔をかすみの秘裂に埋めて、首を前後させながらレロレロと舐める。
かすみの肉びら、皮を被ったクリトリスを挨拶程度にいじった後、
膣口に埋められたゼリーを吸い出しにかかる。
ちゅーーっ、ちゅばっ、ちゅばっ。
俺がゼリーを吸い出すたびにかすみの膣内の気圧が下がり
ゼリーと一緒に小陰唇が俺の口の周りに吸い付いてくる。
ゼリーが膣壁にくっついて離れない時は
俺は舌でゼリーを更に押しつけたり、舌先でほじったりして
ゼリーを吸い出しやすい位置に持ってくるのだが、
かすみにはその刺激がたまらないらしく、
ビクビクッと腰を震わせ、息を荒げて反応してくれるのだった。
そんなかすみに俺の悪戯心は燃え上がり、
指先で包皮をめくって舌でクリトリスをくすぐってやる。
かすみの荒い息が乱れ、それに時に喘ぎが混ざり、俺の股間を充血させた。
「ふふふっ、お兄ちゃんの顔、涎と愛液とゼリーでテラテラ光ってるよ」
君子が言うとおり、俺は顔中をそれらが混じり合った液体で光らせながら
舌を動かすことに没頭していた。
両腕でかすみの太股を固定して
真っ正面からかすみの目を見つめながら、
舌を膣の入り口に突っ込み、
勃起したクリトリスを弄び
ゼリーを貪る。
かすみの泉はこんこんと湧き出して、
ゼリーが少なくなった分を埋めてしまう。
鼻にかかった喘ぎ声と、それに交じる嗚咽が俺好みのトッピングだ。
「お兄ちゃん、そんなに美味しい?」
俺は舌を止めて、答える。
「君子、器が良いとやっぱり旨いよ」
「ふふっ、そっか。そうだと思ったよ」
君子は満足そうな顔をしながらかすみの胸を責めて、囁く。
「良かったねぇ、器が良いから美味しいってさ」
「そんな…良くなんか…」
かすみはしゃくりあげながら返事をする。
「もっと喜ぼうよ、器にとっては最大限の誉め言葉だよ」
君子はニコッと笑う。
それだけを見れば邪気のない笑みだ、なんて言う人もいるだろう。
だが君子が今日何をやったのか知れば、
その言葉を発した人は色を失うに違いない。
俺はかすみの臍の上、胸の谷間のゼリーも
時には舌で押しつけて刺激を与え、
時には乳首と一緒に転がしながら舌で拾いあげる。
かすみは僅かな理性を振り絞って耐えようとしているようだが
ぽぉっと染まった頬が、乱れて額に張り付いた髪が
意図に反して漏れる鼻にかかった声が、ひくつく腰が、
その理性は風前の灯火に晒されていることを示していた。
「ふぅ、ご馳走様」
秘裂の中にどうしても吸い取れなかったゼリーが少し残ったものの
その他の部分は一通り食べ尽くした俺は、君子に手を合わせた。
「お粗末様でした」
笑顔で応えた君子は、さっきまで使っていた器〜かすみ〜の恥毛を指で撫でる。
かすみの秘裂から溢れたエッチな汁が、恥毛にヌルヌルとまとわりついていた。
「『かすみたん』、凄いねぇ。
ここも、こんなにビチョビチョにしちゃって、よっぽど嬉しいんだねぇ。
眠れる才能を引き出したのは私なんだから、ちゃんと感謝してほしいなぁ」
「…ごめんなさい。許してくださ…い」
かすみは小さな声をやっとのことで振り絞る。
だが、それは君子の歓迎する言葉ではないはずだ。
俺は君子をちらっと見た。
君子は口元に浮かべた笑みを消さなかった。
「さぁ『かすみたん』、容器としての本領をそろそろ発揮するよぉ。」
「えっ?何を…すれば良いんですか?」
かすみの声は消え入るような小ささだった。
だが、その喋った内容は、明らかに
かすみが君子の言いなりになりつつあることの証左であると言えた。
「『かすみたん』のアソコで」
君子が相変わらずの微笑を浮かべながら言い放つ。
「お兄ちゃんのスペルマを搾るんだよ」
かすみの反応は遅かった。
沈黙、無言、いやそれは絶句だったのかもしれない。
「そんなの…出来ません」
しかもやっと出てきたのは拒否の言葉だ。
馬鹿な奴。
そんなことを言えば言うほど辛い立場になるのはかすみ本人だというのに。
「『かすみたん』、出来なくてもやらなくちゃいけない時もあるんだよ。
あれ、ちょっと矛盾してるかな。ま、そのくらいの覚悟を持たなくちゃ、ってこと」
君子の笑みは変わらない。
やれやれ、仕方ないなぁ、この子は、といった風情だ。
本当、まったくしょうがない奴だ。
マゾの自分を認めちゃえよ。
「おい、かすみぃ。お前は絶頂の連続でさぞ満足してるんだろうが、
俺はなっ、お前のあられもない姿を見せつけられて、生殺しなんだよっ」
「じゃあさ、それっぽくやってよ。協力してあげるからっ」
君子はかすみに、そしてかすみに見えないように俺にウインクした。
「まずはそのポワポワした胸でお兄ちゃんのを挟んであげるね」
「……うぅ…」
俺はかすみの腹の上に腰を下ろした。
両膝を地面に着けて、かすみの腰を俺の膝とすねで挟む。
俺の両足首がかすみの尻の少し上で交差する。
かすみはイヤイヤと首を振るが、君子は左右からかすみの胸を掴んで俺の欲棒を擦る。
「クスッ、やっぱり胸が大きいと良いね。こんなこともあんなことも出来て」
きっとかすみの意図には反してるのだろうが、
その発達した胸の感触は俺の股間を更に漲らせる。
兎にも角にも弾力は抜群だ。きっとかすみの胸で張られたら痛いだろう。
そんなことを思いながら俺はかすみの腹の上で腰を動かす。
「い…痛いです。そんなに擦らないで…ください」
「お兄ちゃん、痛いって」
「仕方ねーな、じゃ、代わりに舐めろよ」
かすみの顔が一瞬凍り、再びその眼に涙が浮かぶ。
だが、今更そんなこと気にはしていられない。
「ほら、舌を出して。先っぽが近づいた時に舐めるのよ」
君子の指導に従って、かすみは目をつむって舌を出す。
舐めるというより俺がかすみの舌にぶつけているだけなのだが、
今までになかった亀頭のてっぺんへの刺激は、
腰の動きが遅くなった分、かすみの胸の与えてくれた摩擦が減ったことを差し引いても
決してマイナスにはなっていない。
ってか澄ました顔で解説してる場合じゃないんだよっ
……っ、げ、限界だっ。
俺の中で急激に射精感がこみあげる。
「か、かすみ、口、開けろっ」
かすみが口でなく目を開けて「えっ?」という顔をする。
「…ぅ…ぅぅ、おっ」
びゅく、びゅくっ…ぴしゃどっ
かすみの顎から額中央やや右寄りに、一直線に白い汚濁が伸びた。
咄嗟に目をつぶったかすみだが、鼻筋から垂れてきた精液に為す術はない。
ウインクできないかすみは、両目とも開けることが出来なくなってしまった。
「ふぅ〜。やっと人心地ついたぜ。今までどっちが奴隷かわからないくらい
奉仕してやってたんだからなぁ…」
おおっと、また一つ良いアイデア思いついちまった。
「君子、紅茶くれ」
君子が俺が今まで飲んでたカップを差し出す。
「違う違う」
君子はかすみのカップにとくとくと紅茶を注いだ。
俺は頷きながらそれを受け取る。思った通り冷めかけている。
ちゃぽん。
俺は紅茶に萎みかけたムスコを入れると、尿管に残った精液を絞り出した。
「かすみ」
呼びかける。かすみの首を起こして、日常生活と同じ、地面に対して垂直にする。
「口開けろ」
相変わらず目を開けられないかすみは従順に口を開けた。
「ミルクティーだ。飲め」
そう言ってかすみの口に紅茶を流し込む。
少し唇の端からこぼれて残った制服に染み込んだが
かすみはその殆どを飲み干した。
「かすみ、君子の入れた紅茶はなかなか旨いだろ?」
「………はい…」
顔を起こしたため、垂れて口に入りそうになる精液に時々口をつぐみながら、
かすみは何とか答える。
「味の決め手は取れたてのミルクなんだけどなぁ」
そう言って俺はかすみの頬に俺の小さくなったムスコを押しつけた。
「……!! ぇぇぐっ!」
何を飲み込んだのかようやく悟ったらしい。
かすみは胃から紅茶を戻そうとしたようだが
固体ならともかく、そんなに上手く液体は戻ってくれない。
「ゲホッ、ンゲホッ!」
出てくるのは不自然な咳だけだ。
吐こうとしても、身体は自らの意志通りには動いてはくれない。
かすみの胃からは一滴の紅茶も、精液も戻ってはこなかった。
かすみがゼィゼィと息を切らしている。
顔を起こしてしばらく経ったから、目元に溜まった精液も
もう流れてしまったのだろう、かすみの目は開いていて、
そこには新しい涙が溜められているのが俺にはわかった。
今日どれくらいかすみは泣いたのだろうか。
まぁそんなことは俺の考えるべきことじゃない。
俺には、それよりもっと、やることがある。
「さぁ、じゃあそろそろ行くかな」
俺の言葉が何を意味してるか、かすみにもわかったようだ。
「い…いやっ、そんなの駄目っ」
精液まみれの顔でかすみが叫ぶ。
「その顔で言われても説得力かけらも感じねぇよ。
それによ、お前俺に指図する気か?
駄目かどうかを決めるのはお前じゃねぇんだよ」
満面に恐怖を湛えて俺を見つめるかすみ。
膝から下をじたばたさせるが、可動範囲はたかがしれている。
俺はかすみの表情に満足して開いたまま固定された太股を両手で押さえる。
「それじゃ行くぜ」
「いやぁぁぁぁっ」
嫌がるかすみの秘部に息を吹きかける。
さっきまでゼリーを吸う度に反応したかすみの秘裂は赤く充血し
俺を受け入れる用意は整っているように見える。
397 :
破瓜:2001/06/23(土) 14:45
俺は自分の先端を濡れそぼった膣口に固定して
その接点にぐっと体重をかける。
「ぐっ…」
俺の分身がかすみの中へ侵入を開始する。
まだ残っていたゼリーがクニュクニュとまとわりつく感触はまた膣とは違って、
きつく締め上げる膣との良い緩衝剤になっていた。
やっと半分ほど入ったあたりだろうか
俺の侵入を阻むしっかりした壁に当たった。
ふふっ、望むところだ。
俺は一度引いてから腰を進ませる。
「えっ……あっ、やっ、いやっ」
俺の分身が壁にメリメリとめり込んでいく。
ぷつっという音と共に俺はそれを突き破る。
「…うぁっ!!……ぁっ……うぅ…」
かすみの瞳が大きく、大きく見開かれ
大粒の涙が両目に浮かんでは横に流れていく。
「……うっ……うっ…」
かすみの喘ぎには先ほどまでのような艶がない。
破瓜の痛みで、快感を味わうどころじゃないのだろう。
仕方ない、俺が二人分味わってやるぜ。
その先は先ほどのような正面からの抵抗こそ無いが、なにしろ狭い。
俺は深くゆっくりとかすみの中に出し入れしながら更に奥を目指す。
「お兄ちゃん、血、流れてるよ」
接合部に目を凝らしていた君子が気付いた。
俺も少し抜いて確認する。竿にねっとりとした血が付いているのが見えた。
かすみの処女を奪ったのはこの俺だ。
その実感に背筋が震えるほどの快感を覚える。
かすみの破瓜。
俺の雁首に溜まり、恥丘に伝わる赤い血。
苦痛に歪む顔が俺を更に大きくする。
「はひぃ、ひぃ…」
かすみの喘ぎ声もただ痛々しい。
そして俺にはそれが脳を駆けめぐる快感になる。
398 :
奥に:2001/06/23(土) 14:46
処女膜の向こうも、かすみの中はやはり狭い。
かすみは時々痛みを紛らわせるためか
腰を動かすのだが、俺はその度に果てそうになっていた。
俺は射精感をやり過ごすために話しかける。
「なぁ、あの下着を着てきたからには、
こういう展開も期待してたんだよなっ」
かすみがいっぱいいっぱいで返事する余裕など無いことなどわかってる。
だが、かすみは俺の目をじっと見て、新しい涙を溢れさせた。
「ははっ、そんなに嬉しいかよ」
歓びの涙だと決めつけると、かすみの顔がくしゃくしゃに崩れる。
俺の遅々とした、小刻みな前進は
俺自身をなんとか四分の三くらいまで入れることに成功した。
まんぐり返ってるかすみには、接合部も全部見えているはずだ。
「ほぉ〜ら、見ろよ。入っちまったぞ」
「ぅ…ぅぅ…ぅ…」
かすみの言葉は痛みのせいかショックのせいかほとんど声になってない。
更にかすみを突く。
相変わらずきついが、俺もそれなりにコツを掴んできた。
前後の往復に、円運動を少し加えると少し楽に進んでいけるのだ。
愛液にゼリーと潤滑油が大量にあったのが勝因だろう。
腰を少し引く。
かすみの膣が吸い付く抵抗を感じながら、ゆっくりと腰を離し
今度は膣の壁のような抵抗を押し開きながら腰を突き入れる。
…かすみの奥に当たった。
固く、弾力がある子宮をコツッコツッと叩く。
「はっ…ひっ…」
奥に当たる感覚は、同じ壁のような感覚でも処女膜とは違う。
根本までペニス全体で快感を感じているから、というのもあるかもしれないが
処女膜と当たるのは快感にほど遠いただの壁だったのに対して
子宮と当たるのはそれだけで気持ち良いのだ。
「か、かすみっ、そろそろイクぞっ」
俺の腰が速度を上げる。
とはいえ今の今まで処女だったかすみはきつく絡みつき
進むにも退くにもさっき胸でしごいた時の速度の半分も出せないのだが
それでも、その度にコツッコツッと子宮に当たる快感は格別だった。
俺が何をしようとしているかわかったのだろう。
かすみは最後の力を振り絞って声を出す。
小さな、小さな声だったが、何を言ってるのか俺にはわかった。
「やっ、中はいやっ」
俺は微笑んでやる。
お前はもう俺から離れられない。
ぴゅるっ、だくっ、どくっ。
前立腺を精液の塊が通るのがわかる。
俺はかすみの中に放出する。
腰がとろけていきそうな絶頂に、頭の中が白くなる。
「やっ、いやっ、やっ…」
小さな声で必死に抗議していたかすみが静かになった。
「グスッ……グスッ……」
しゃくり上げるかすみから放出してすっきりした肉棒を抜く。
さっきまでに比べれば体積は減っているから、
抵抗もそれほどじゃない。あっさりと抜ける。
抜く際、俺の白濁した精液とかすみの破瓜の赤い血が
ところどころマーブル状に混ざり合った液がかすみの中に溜まっているのが見えた。
俺はティッシュで汚れを拭き取ると、パンツ一丁で
君子の入れてくれた二杯目のお茶を飲む。
「君子、何か足りないと思ったら誕生日には蝋燭だ」
「あっ、そうだね」
俺は縛られ、まんぐり返ったままグスグス泣いているかすみの開通間も無い秘部に
直径5センチほどの蝋燭をずい、と突き立てる。
「……!!」
「かすみ、これもトレーニングだよ。力の使い方を覚えな。
これからのために、な」
マッチで火を点ける。こういう時はやっぱりマッチだよな、うん。
炎を見つめるかすみの目が、その怯えた仕草がたまらない。
「ハッピバースデートゥーユー♪ハッピバースデートゥーユー♪
ハッピバースデーディアお兄ちゃん♪ハッピバースデートゥーユー♪」
こうして俺の17度目の誕生日の夜はふけていったのだった。