が、がおして1時間以内に叩かれなければお米券77枚目

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486名無しくん、、、好きです。。。
「新しい布陣の下で政策の実現を図っていかねばならない」
福田康夫首相が夜の緊急記者会見でこう述べ、突然退陣を表明した。
だが自らの手で臨時国会の召集を9月12日と決め、先週末には総合経済対策をとりまとめたばかりだ。唐突な決断だと言うほかない。
安倍晋三前首相が臨時国会で所信表明演説を済ませた直後に政権を放り出したのは、昨年9月だった。
そして今度は福田首相である。国民はわずか1年のうちに2度までも首相が任期途中で職責を放棄する場面を目にすることになった。
重大な背信行為であり、その無責任ぶりに驚き、あきれるばかりだ。
首相が説明した辞任理由はこうだ。
臨時国会では国民の暮らしにとって一刻の猶予もない重要案件が山積みしている。態勢を整えて臨んだ方が良い結果を得られる。
本当は政権運営に行き詰まり、文字通り進退が窮まったというのが実情だろう。
首相は就任以来、「福田カラー」が見えないと批判され、指導力不足を指摘され続けた。それだけに、自らの手で政策の実現を図っていくことに強いこだわりも見せていた。
臨時国会では景気対策と新テロ対策特別措置法の延長、さらに消費者庁の設置を重点政策と位置づけ、全力で当たる方針を強調してきた。
そのためには8月には大幅な内閣改造に踏み切り、自前の「布陣」を整えたのではなかったか。
ところが、綻びは与党内から生まれた。連立を組む公明党が早朝の解散・総選挙を望む立場から国会召集を遅らせるよう注文し、会期幅oも短くするよう迫った。
総合経済対策をめぐっても、首相は本意ではない定額減税を盛り込むよう押し切られた・
首相でありながら、自分の意向が通らない。改造でやや上向いた内閣支持率も再び下り始めてきた。
国会対策上の配慮などではない。もはや今後の政権運営に展望が開けなくなった。それが辞任の真相だ。
首相は会見で「積年の問題が顕在化し、その処理に忙殺された」oと悔しさをにじませた。
同時に「大きな前進のためにいろいろな基礎を作ることができたと自負している」と実績も誇った。
困難を承知で政権の座に就きながら、うまくいかないと投げ出す。安易な振る舞いは首相の座を軽いものとし、日本の政治全体に深い傷を残した。その罪はあまりに重い。