コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 14
■SSを投下される方へ
1.投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れて下さい(または「何レス目/総レス」を名前欄に)
2.規制に掛かりやすくなっていますので、支援要請の旨も冒頭に書いて下さい。
3.投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為に必ずリロード。尚、直前の投下完了宣言から15分程度の時間を置いてください。
4.投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!
5.ゲーム内容以外で本編放送前バレ情報があるSSは始めに注意書きを。
6.なるべくタイトル・カップリング・分類の表記をして下さい。(特にタイトルはある意味、後述の作者名よりも重要です)
・読む人を選ぶような内容(オリキャラ・残酷描写など)の場合、始めに注意を入れて下さい。
7.作者名(固定ハンドルとトリップ)について
・投下時(予告・完了宣言含む)にだけ付けること。その際、第三者の成りすましを防ぐためトリップもあるとベスト。
トリップのつけ方:名前欄に「#(好きな文字列)」#は半角で。
・トリップがあってもコテハンがないと領地が作れず、??????自治区に格納されます。
■全般
1.支援はあくまで規制を回避するシステムなので必要以上の支援は控えましょう。
2.次スレ建設について
・950レスもしくは460kB近くなったらスレを立てるか訊くこと。立てる人は宣言してから。
・重複その他の事故を防ぐためにも、次スレ建設宣言から建設完了まで投稿(SS・レス共に)は控えることが推奨されます
※SS投稿中に差し掛かった場合は別です。例 940から投稿を始めて950になっても終わらない場合など
3.誤字修正依頼など
・保管庫への要望、誤字脱字等の修正依頼は以下のアドレス(
[email protected] )に
※修正依頼の際には 作品の管理番号(その作品が始まる際の、スレ番号-レス番号。保管庫の最優先識別コード)を“必ず”記述して下さい
例 0003_0342 のタイトルを ○○○ カップリングを ○○○
(↑この部分が必須!)
もし、管理番号を記述されず○スレ目の○番目の……などという指定をされると処理が不可能になる場合があります
4.睡眠は1日7時間は取りましょう
「ライ……旧保管庫は最後までSSに翻弄されて…旧保管庫はSSに殺されたんだ」 「ルルーシュ……」 「これが王の力だというのなら、力ある者は俺達だけで十分だ。ロロはもちろんSSという力を、 つまり、存在そのものをこの世界から消してやる!旧保管庫に対してそれがせめてものっ」 「うん……ってちょっと待って今“俺達”って言った?」 THREAD 14『SS 狩り』 『――お前がV.V.か』 「ルルーシュ」 『自己紹介は不要だろう。だが1つだけ聞いておく。 一年前、ブラックリベリオンの時に俺のメモ帳から未完成のライナナSSを削除したのは、お前か』 「そうだよ。下手くそなSSがあったからね。でも、それを聞くってことは…」 『ああ。俺が文才ゼロだ』 「じゃあそっちにライが書いたSSがあるでしょ。それを頂戴。そうしたら規制を緩めて…」 『もう遅い!!既にこれはお前と俺との戦争になった。ライが書いたSSは渡さん』 「ふぅん。でも、君が投下するころには僕は既に…っ!?」 「嚮主V.V.!SS投下です!」 「……なるほど、そういう事か」 『あぁ、少しの時間でよかった。ほんの少しだけお前が油断すれば。 俺がまだ推敲中だと思い込み、投下する時間が少し遅れるだけで。V.V.、SSを投下するのは、この俺だ』 『SSには支援せよ!』 「――でもっ」 『ブリタニアは中華連邦の内通者と結託し、この場所で感想のいらないSSを研究・実験している。 このような職人への冒涜を許してはいけない!研究員やデータは全て抹消する。いつSSが投下されるかわからない。 故に、スレッド14を中心にSSを投下しつつ、全てのレスを、埋め尽くせ!! 実験物と思しきSSを発見し次第、新保管庫に保管せよ。私が直々に読む!』 「これじゃあブリタニアと同じじゃないか。ライルルまで投下する必要があったのか?本当に」
1乙4GJ テンプレの睡眠7時間って入ったの、もしかしておれのせいかw
執事なライ 「…お帰りなさいませお嬢様」 「(キュン)…た、ただいま…」 僕は今何故か、…じゃない王様ゲームの結果でアーニャの執事をやっている ……執事は罰ゲームの定番とミレイ会長は言っていたがあえて言おう、嘘だッ!! 「…いい…」 「な、何か言った…?」 「な、何でもない…」 頬を少し赤らめながらアーニャは話す …温泉の直後だから仕方が無いか 「……執事って何をすればいいのかな?」 予備知識など全く無い。とりあえずメイドさん見たいなものと考えて お帰りなさいませお嬢様とは言ってみたが多分間違えたなこれは 「……そ、添い寝…」 「…へ?」 「…一人じゃ眠れない…だから…あなたと一緒に…」 「…で、でも…」 「…主人の、命令…」 「…わかりました、お嬢様」 執事っていつまで続くのだろうか …いや、ある意味このままでもいいか そう思いながら、僕は小さな主人とともに眠りについた
>>1 乙
って早っ早いよ
>>4 !ついにV.VまでwwwGJ!
対抗してみたテスト …すみませんでした
>>1 乙
>>4 乙&GJでした!もっふー!
速すぎるよ、そして文才ゼロに吹いたww
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
>>1 乙です。
>>4 相変わらず早っ!そして文才ゼロ吹いたwww
>>8 対抗GJ。アーニャかわええ。
>>1 乙です。
改めましてこんばんは、KOUSEIです。
投下しても大丈夫と言っていただけた方もいたので、すぐに投下しようか迷ったのですが、
やはり待たせていただきました。
次スレ立ってないのに、12レスも投下すると、
立てる時に規制とかで上手くいかなかったら1000越えちゃったりするかな?
なんて、不安になったもので……
では皆さんの厚意に支えられて前回の続き(Bパート)を投下させていただきます。
あと、すいません12スレも投下しません。12レスの間違いでしたw
支援します
>>8 修羅場の人卿、GJ
えっ?対抗ってもしかして僕?
対抗されるということはそれだけ評価されているということ、ありがとうございます!
12スレ吹いたwwwww支援は任せて下さい
ターン4『政庁 防衛戦』Bパート ナイトオブスリーと政庁守備隊の戦いは、ナイトオブゼロの予想に反して攻守が完全に入れ替わろうとしていた。 「……っ!」 ジノの神妙な顔から発せられる呼吸音と共に、死神の鎌にも似た“トリスタン”の槍が“サザーランド”の頭部を切断する。 作動する緊急脱出用のイジェクション・シート。遠くに射出された箱型のコックピットを横目で見て、ジノは言った。 「七騎目!」 振るった槍を構えなおす。同時に、背後の二騎の“サザーランド”が黒い銃口をこちらに向ける。 それに気付き、ナイトメア形態のまま脚部に力を溜めて素早く飛び上がる“トリスタン”。 “サザーランド”に騎乗していた騎士達は一瞬引き金を引くべき対象を見失った。 ジノはニヤリと笑う。なぜならジノにとってはその一瞬で充分だった。 巧みに操作された“トリスタン”は“サザーランド”の背後に着地し、一閃。 次の瞬間。その二騎の“サザーランド”は兵器としての機能を完全に奪われ、四つの塊となって、崩れ落ちた。 「八騎! そして九騎!」 慣性で揺れる金髪の前髪から汗が飛ぶ。続いてジノは視線を360度巡らし、敵を探る。 『でやああああ!』 “トリスタン”の側面から大型ランスが迫る。グラストンナイツ。エドガーの“グロースター”だった。 「しつこい!」 ジノは槍でその一撃を受け流す。そして、返す刀でその“グロースター”にトドメを刺そうと、槍を振り上げた。 しかし、 『させるか!』 今度は違う方向からクラウディオの“グロースター”がランスを構えて迫ってきた。ジノは咄嗟の判断でトドメを刺すのを中止して防御に転じた。 重量の違う二本の槍が接触して火花を散らす。負けたのは大型ランスの方だった。 グラリと体勢を崩す“グロースター”。そこにすかさず“トリスタン”の槍が上段から襲い掛かる。 もらった! ジノは心で小さく呟いた。そしてMVSの刃はKMFの命とも言えるエナジーフィラーの格納部分を易々と切り裂いた。 小さく上がる煙。しかし、爆発はしない。コックピットは当然無傷。騎士にも怪我は無いはず。そうなるようにした。 ジノはそれらを見届け、追い詰められているにも関わらず笑みすら浮かべて言った。 「十騎!」
支援
支援
19 :
名無しくん、、、好きです。。。 :2008/08/03(日) 21:29:10 ID:lwKZ+kuu
12スレだったとしても俺は全力で支援し全力で読むぞwww
『よくもクラウディオを!』 体勢を立て直したエドガーが、仲間がやられた事に対する怒りに任せて、至近距離でスラッシュハーケンを打ち出す。 “トリスタン”はそれに素早く反応。身を回転させるようにかわし、“グロースター”に肉薄する。 『……!』 息を飲むエドガー。繰り出される“トリスタン”の槍。グラストンナイツの腕をもってしても、回避行動すら取れなかった。 刹那。その槍は一呼吸で“グロースター”の頭部と脚部を完全に破壊した。 「十一騎……。よし!」 勝利に浸る余裕はない。 ジノは急いで“トリスタン”を戦闘機に変形させ、全方位から迫る“サザーランド”からの銃撃を飛び上がってかわす。 そして、ふぅ、と張り巡らせた緊張を吐き出すように大きく息を吐いた。 状況は、包囲されたころより好転した。 退却するのに一番のネックだったグラストンナイツの“グロースター”を片付けた。 これにより、この“トリスタン”に追随できるような腕を持つ騎士はこの場にいなくなった。 「さて、こうなったらスタコラサッサだ」 ジノはずいぶん数の減った“サザーランド”を無視して、機首を退路に向け、足のペダルを踏み込む。 風の層を突き破り、加速する“トリスタン”。退却を阻む者はだれもいない。 が、そう上手くはいかなかった。 「!」 ジノは、背筋に寒気のようなものを感じて、“トリスタン”をKMFに変形させて減速。そしてフロートを唸らせて急浮上、急旋回させた。 刹那、先ほどまでの“トリスタン”の進行方向を妨げるように、幾筋もの紅黒い光が、彗星のように上から降り注いだ。 降り注いだ光は地面を浅く削り、小さな煙を立てる。 「これは、可変ハドロンブラスターの拡散モード……」 それを見て、ジノは気の抜けたようにはぁ、と息を吐く。 「なんだ、そういう事か」 ここにきてジノもアーニャと同じ事を納得した。 いくら手を抜いていたとはいえ、ナイトオブスリーである自分を追い込められるような人間は冷静に考えてみればそんなにいない。 「おまえかよ。ロイ……」 ジノは上に視線を送る。 するとそこには、やっぱりというかなんというか、右肩の短い砲身を構えた青い騎士――“クラブ”の姿があった。
支援
支援
『ジノ……まさか、あの包囲から突破するなんて。完全に予想外だったよ』 外部スピーカーから響く同僚の声に、ジノは「ハッ」と息を吐き軽く笑って答えた。 「俺の実力も安く見積もられたもんだ」 『そうかもしれないね。これでも、君の強さは僕が一番良く理解してるつもりだったんだけど』 「だろうな。けど、実戦で予想を越えるなんて事は良くある事だ」 『全くもってその通りだ。次からより一層気をつけるよ』 “クラブ”は、そのままフロートを起動させつつ静かに着地した。それに伴って、“クラブ”を中心に円形状に風が吹いて、ほこりが舞う。 ジノはその光景を見て、フフンと笑った。 「アーニャはどうした?」 『トイレ掃除』 「おお、それは災難。アイツの事だから、お前に言われた事は徹底的にやるぞ」 ジノは肩をすくめる。 ロイはそれに対して、淡々とした口調で答えた。 『そうかもね。まぁそれは置いておいて……ジノ』 ロイの声のトーンが一段下がった。 『悪ふざけが過ぎるんじゃないか』 その底冷えするような声。 (うわ、怒ってるな〜) ロイとは、友人となってそれほど長い年月は経っていないが、その考えは手に取るようにわかる。 だから、ジノは不敵に笑った。 「そうかな?」 ジノは軽薄に答えた。 ロイのムッとする顔が鋼鉄の装甲越しでも見えるようだった。 『……大人しく降りてくるんだジノ。そして、皆に謝れ』 「嫌だ。と言ったら?」 『……ジノ』 押し殺したロイの声。しかしアーニャと違い、ジノはそんなものでは物怖じしない。いや、むしろ……。 「俺もラウンズ。お前もラウンズ。立場は同格。だったら俺はお前の命令に従う必要は無いよな?」 『……』
支援
支援
「さて。となると、この後の展開はおのずと決まってくる」 ジノは、停止させておいたMVSの微細振動を再起動させる。全てを切断する刃がその対象を求めて断続的な唸りを上げる。 “トリスタン”は地面に着地し、同時に槍を自身の周りで数度回転させ、それをクラブに向けて構えた。 「“私を止めてみたまえ”。ナイトオブゼロ」 『……』 “クラブ”から反応は無い。ただ突っ立ったままだ。 それでもジノは“クラブ”をジッと見続ける。まるでその中にいる騎士の心まで覗き込むように。 やがて、 『……いいだろう』 そう言って、 青い騎士は背から、スラリと二振りの刃を取り出して構えた。ショートソードだ。“トリスタン”の槍と同じMVSの刃が、重く不気味な振動の音を立て始める。 『ラウンズを止めるのは、確かにラウンズの役目だからね』 “クラブ”は腰を少しだけ落とし前傾姿勢になる。 それを見つめ、口元を緩めるジノ。同時に、ゾクゾクとした感覚が彼の背中を駆け上る。 ――逆らうな。あいつを怒らせたら怖いぞ。 ――いや、倒せ。倒せ。倒せ。 二つの思考。両極端の感情。そしてその狭間に立つジノ・ヴァインベルグ。 その擦れ合い。その狭間に身を置く感覚が何ともいえない恍惚にも似た感情を生み出す。 所詮騎士だの、貴族だの着飾ってはいるが、それ以前にジノは一人の男の子であり戦士。強い相手と戦えるという事実はその心を興奮させる。 小細工無しのガチンコなら尚更だ。 「本気で来いよロイ」 『……一つ確認したい』 「なんだ?」 『……脱出装置は正常か?』 ジノはその言葉を聞いて、思わず呆気にとられた。 挑発とも取れる言動だが、それは軽口ではない、ドスの効いた脅し文句。 そんなの、今までロイに言われた事がなかった。 「ふ、ふふ、ふふふ。くっくっく」 ジノは頑張って押し殺す。でも、その笑いが止められない。 ロイとの戦い。 二人とも味方だ、その上技量の高いラウンズだし、何より友達だ。当然本気の戦いにはならないだろう、でも……。
支援
支援
熱い戦いにはなりそうだった。 「ふん……言うねぇ!」 ジノは槍を振り上げ、ランドスピナーを加速させた。 ○ “トリスタン”の死神の鎌にも似たその槍が、大きく振り上げられて、こちら――“クラブ”に迫る。 ロイは巧みに操縦桿を操作する。“クラブ”は二刀のMVSを十字に重ねて、その槍を受け止めようとした。 しかし、それはフェイントだった。 その槍は、途中で軌道を変えて、ロイが剣を構えたのとは違う方向から襲い掛かってきた。 『もらった!』 “トリスタン”の槍が唸って迫る。 「……」 しかし、それはロイだって読んでいた。 迫る穂先に反応し、それを一本のMVSで受ける。 だが、重量級に分類できるトリスタンの槍を片手で受けるのは流石に無理があったらしく、その衝撃で“クラブ”がよろめいた。 だが、ロイは慌てない。一本で受け止めるという無理をしたお陰で、もう一本のMVSは空いている。 ロイはそのMVSを“トリスタン”の頭部を狙って鋭く突き出す。しかし、“トリスタン”はそれを悠々とかわした。 『そう上手くいくかよ!』 トリスタンはかわした際の勢いを利用し、回転しながら両刃の特性を生かして、重みのある一撃を繰り出してくる。一回、二回、三回。 ロイは巧みにその連続攻撃を受け流すが、それを受ける度に“クラブ”の腕が鈍い軋みの音を上げた。 「くっ!」 重い一撃がコックピットを何度も揺らし、そのたびに重い振動がロイの体を打つ。 ロイはラウンズの名に恥じないレベルの訓練をしている。だから並みの騎士に比べて体は頑丈だと自負している。 だが、そんなロイでもジノの一撃を受けるたび、その重い振動によって内臓という内臓から全てが吐き出されそうになる。 (……強い) 分厚い眼鏡の奥の瞳が鋭く尖る。 ジノはその専用機の特性上ヒットアンドアウェイの戦法が得意と思われがちだが、そうじゃない。 ジノの得意分野は“トリスタン”の機敏さと大型の槍による重量級の一撃を生かした接近戦での高機動戦闘だ。 この“クラブ”とて、他の量産機の“グロースター”等と比べれば相当機敏ではあるが、“トリスタン”と騎士であるジノの技量はそれを上回る。
支援
支援
全力で支援!
支援
支援
ロイは隙を見て、ショートソードを一旦引き、即座に二本同時に鋭い突きを繰り出す。 ジノはその攻撃を崩せないと見るや、機体を一旦跳躍させ距離を取った。 「……」 それぞれの得物を、手馴れた動作で構えなおし、睨み合う二騎。 『……いいねぇ』 ジノの楽しそうに呟く声が、スピーカー越しに響く。 『ロイ。俺とお前のいままでの模擬戦の戦績を覚えてるか?』 ジノの質問にロイは淡々と答えた。 「……僕の34勝105敗5引き分け」 『そうだな。数だけ見れば、俺はお前より圧倒的に強い事になる。だが、今の戦いはどうだ?』 「……」 『お前の事だから、自分よりジノの方が強い〜とか思ってるんだろうが……それは違う。互角だよ、いや、それ以上かもしれない』 「……」 『お前は強いし、なにより怖い奴だよホント。油断はしない。相手を過小評価しない。常に沈着冷静。でも、それは実戦の時だけなんだよな。 お前はいつだって無意識に人に遠慮していた。謙遜してた。友人の俺にでさえ……』 「……買いかぶりすぎだよ」 『いや、お前は優秀だよロイ。それは俺は良く知ってる。でも、俺はそんなお前と模擬戦をしても、良い訓練にはなるが、熱い気持ちにはなれなかった。だから俺は――』 「……まさか、それが理由かジノ。こんな馬鹿げた事をした」 『いや違う。本当にナナリー総督のためさ……と言いたい所だが。まぁ、今思えば少しこうなる事を望んでたのかもな』 “トリスタン”が改めて槍を構え直す。ロイも“クラブ”の操縦桿を強く握り直した。 『お前の真の実力が知りたい。いや、知ってはいるから、きっと確かめたいんだろうな。俺自身で』 「……そこに意味はあるのかジノ」 『意味? おいおい野暮な事を聞くなよ!』 “トリスタン”のランドスピナーが唸る。ロイも一拍遅れて、前に出た。 『好きな子の事を知りたいって思うのは!』 振り下ろされる槍。それを両剣をクロスして受ける。 『当然の!』 “トリスタン”は止まらず、更に下から薙ぐ。“クラブ”は半身になってそれをかわす。しかし完全には間に合わず、青い装甲が少し削られて火花が飛ぶ。 『事だろ!』 数度回転されて勢いの付いた槍が更に上段から振り下ろさせる。 「ッ!」
支援
みんな支援は落ち着いてしようぜ
支援
落ち着くんだ、支援は数ではなく、その心遣いにより有効となる!
ロイは歯を食いしばってそれを、ショートソードで受け止めた。 ○ 「おい、いいのかあれ……」 “サザーランド”に騎乗する騎士の一人がポツリと言った。 加速していくラウンズ同士の剣戟の応酬に見惚れ半分、呆然半分として見守っていた十人以上の騎士達も、その一言でハッとなって我に返る。 『い、いいのかって?』 「止めないと不味いんじゃないか?」 『じゃ、じゃあお前止めろよ……』 モニター越しに言われて“サザーランド”に乗る騎士はブルブルと首を横に振った。 「ば、馬鹿いうなよ。あんなの草刈り機の中に手を突っ込むようなもんだぞ……止められるのは同じラウンズ様ぐらいだって」 すると、仲間の一人は思い出したかのように言った。 『そうだアーニャ様! ナイトオブシックス様は!?』 ○ その頃。罰として政庁全ての女子トイレの掃除をナイトオブゼロから命じられたアーニャは、現在その女子トイレの一室で悩んでいた。 「……落ちない」 ブラシで何度も擦るが、便器に付いた汚れが落ちない。アーニャは眉間に皺を寄せる。 「いかがですかアーニャ様」 その時、この政庁の掃除を任されている掃除係のお婆さんが心配になって見に来てくれた。 アーニャがトイレに来たら、このお婆さんが掃除をしていたので、一緒にやらせてくれと頼んだら快く引き受けてくれた人だった。 アーニャは怪訝な顔のままお婆さんに向き直る。 「落ちない……」 「トイレクリーナーを使っても駄目でしたか?」 「駄目」 「なら、このおばば特製の洗剤を使ってみてください」 そうして、手渡されたのはペットボトルだった。しかし、中には明らかに飲料水とは思えない不気味な虹色の液体が入っていた。 「……」 アーニャはすぐに便器に向き直り、しつこい汚れの場所にペットボトルの液体をたらす。そして、またブラシで擦った。 すると、
支援
支援
「落ちた」 汚れは綺麗に落ちて、便器はピカピカになった。 「すごい。これ」 アーニャが感心して言うと、お婆さんは曲がった腰を揺らし嬉しそうに笑った。 「はっはっは。私は掃除が趣味でしてね。暇さえあれば、こういう掃除に使えそうな薬を新しく開発しとるんですよ」 「へぇ」 「死んだ爺さんも。お前がいる家は綺麗で居心地が良い、と言ってよく誉めてくれたもんです」 「……女性が掃除できると、男の人は喜ぶ?」 「今は男女平等の世の中ですから、必ずしも女が掃除を上手くなる必要は無いんでしょうが…… ここだけの話。喜びますねぇ、家が綺麗だと男も良く帰ってくるようになりますから、浮気もしないですし」 「本当?」 「本当ですとも。まぁ、貴族であるアーニャ様には掃除の上手い下手は関係無いでしょうけどね。あっはっは」 そして、お婆さんはまた、曲がった腰を揺らしながら嬉しそうに笑った。 「掃除が上手いと、男は喜ぶ。その上、浮気もしない……」 アーニャは深く心に刻み込みこんだ。 余談だが、これより二日後。 政庁内のロイ・キャンベルに与えられた部屋が何者かに一面洗剤まみれにされる、という事件が発生した。 しかも、辺り一面泡だらけであり、辺りにはその泡が付いたブラシやスポンジが落ちていた事から、 犯人は泡が立つようにゴシゴシと執念を持って部屋中を磨きまくったと思われる。 大変悪質な“悪戯”だった。 エリア11に滞在していたナイトオブスリーとナイトオブセブンはこの事件にいたく憤慨し、 「これはラウンズ、ひいてはラウンズを直轄する皇帝陛下に対する冒涜であり、決して許される事ではない」 とし、犯人には厳しい厳罰を与える事を宣言して犯人特定の調査を開始したが、結局最後まで犯人は見つからなかった。 なお、この日はナイトオブシックスは体調を崩し、与えられた部屋から一日中出てこなかった。 食事を運んだ給仕の話では、ドアの前に立つと中から、 「そんなつもりじゃなかった。そんなつもりじゃ……」と震える声で何度も呟くアーニャの声が聞こえたらしい。 とまぁ、これはあくまで余談である。 「ありがとうお婆さん。参考にする」 「はっはっは。おばばの知識がアーニャ様のお役に立てるのですかな?」
支援
支援
支援
「うん。お陰で一つ、やってみたい事ができた」 「それは良かった。さぁ、ここが終わったらトイレはあと三つです。もう少し頑張りましょう」 アーニャはこっくりと頷いて、再び便器を磨き始める。 「ふぅ」 そして、アーニャは額に浮かんだ美しく尊い労働の汗を腕で拭った。 ○ 場所は戻って、再びジノとロイの戦闘会場。 『アーニャ様は、今、確かトイレ掃除をしておられます!』 「って事は……」 結論。誰にも止められない。 そうこうしている間に、ナイトオブゼロとナイトオブスリーの戦いはどんどん白熱していく。 刃がぶつかるスピードが上がり、剣戟の音が増え、その度に両ラウンズのKMFの各部から機体の負荷が原因で軋むような音と、 装甲を這うようにバチバチと小さな電流がほとばしる。 というか、少なくともその若い騎士の目には二人が本気で殺し合っているように見えた。 「くっ、グラストンナイツの方々は機体を失っていらっしゃるし……」 若い騎士は、ほとほと困り果てた、その時、どこからともなく一機の“サザーランド”が現れて、“クラブ”と“トリスタン”の方に向かっていった。 騎士は親切で、その“サザーランド”に声を掛けた。 「おいおい。そこの“サザーランド”。どいつか知らないがあの戦いを止めるつもりなら止めておけ。怪我じゃ済まないぞ」 その“サザーランド”は歩みを止めない。 「おい。聞いているのか!」 すると、その“サザーランド”はピタッと止まった。そして、外部スピーカーで一言。 『大丈夫、私もラウンズだ』 「へ?」 そして、その“サザーランド”は再び、激戦を繰り広げる二騎のKMFに向かっていった。 ○ 何十合目か分からない“トリスタン”の槍による攻撃を、“クラブ”はシュートソードで弾き、二騎は再び距離を取った。 「……」
支援
しえん
ロイはコックピットの中で、モニターに映る“トリスタン”を睨み続けながら、荒くなった息を整えた。 『ふぅ。ここまで続いたのは初めてだなロイ』 ジノの軽薄な声が響く。しかし、その息はロイと同じく上がっており、呼吸音がはぁ、はぁと断続的に響いていた。 「……」 ロイは次の攻撃パターンを瞬時に頭に浮かべ、“クラブ”を身構えさせる。 “トリスタン”はその場で槍を振り回し、どっしり構えた。 『湧き上がってるんだろ? 昂ぶってるんだろ? いいぜ、俺が全部受け止めてやる……来い!』 「……」 ロイは鋭い瞳で“トリスタン”の一挙一動に集中した。そして、それにいつでも対応できるようグリップを握る指に力を込める。 そして同時に考えた。 心の湧き上がり、昂ぶり。 確かにある。強い騎士と戦っていると、確かに何か、ワクワクとしたものがこみ上げてくる。 しかも、それは麻薬のように心地よくロイの心を包み込む。 しかし、それはロイにとって嫌悪、とまでいかなくても、好ましいと捉えられる感情ではなかった。 怖いのだ。それらを自分が受け入れると、最終的には全てを壊してしまうような、そうゆう漠然とした予感がある。 だから、いつもなら、ロイはそれに抵抗するのだが……。 (いいだろう……) ロイは、今回その麻薬をあえて受け入れた。 どっちにしろ、こんな微妙な情勢の時期だというのに、こんな大それた事をしたジノを簡単に許すつもりは無い。 当然殺しはしない。極力怪我もさせない。しかし、お仕置きする必要はある。だから……。 (殺す“つもり”で、いくぞ) ロイが心で布告する。 それに呼応して、青い装甲に包まれた、脚部の機関がバッタの跳躍前にも似た動作で力をためる。 刹那。“クラブ”は身を低くして弾丸の如く飛び出していた。 迎え撃つ“トリスタン”。唸る“クラブ”のショートソード。得物同士がぶつかり合って飛び散る光のしぶき。 『ッ!』 “トリスタン”はよろめきながらも、その剣戟を受け止めると、すぐに制御を取り戻し、軽いステップを踏みながら、 槍をまるで軽い鞭のようにしなやかに繰り出す。何度も。 “クラブ”は再び受けに回った。その“トリスタン”の攻撃を受け止めるたびに“クラブ”の足が半歩づつ下がる。
支援
支援
(受けでは負ける……なら攻める) ロイは、意を決してその重い一撃の渦の中に飛び込む事にした。 そもそも、槍と剣では、距離が離れれば離れるほど剣の方が不利だ。それならば、いっそ内へ。という思い切った行動だった。 その前進を嫌がり、防ごうと繰り出される“トリスタン”の槍。 それを受け、かわし、時に装甲を削られながら潜り抜けつつ、“クラブ”は“トリスタン”に徐々に肉薄する。 そして、“クラブ“は自分の攻撃エリアに足を踏み入れた。 『!!』 ジノが息を飲む。 機体同士が接触するまで近づいた所で、ロイは渾身の力を込めて二つの刃を繰り出した。 ジノはその攻撃に対し、半端な防御や回避は命取りだと悟ったのか、それを防御ではなく、攻撃によって防ごうと会心の一撃を繰り出す。 「うおおおお!」 『だああああ!』 三つの刃がそれぞれの敵を切り刻もうと空間を切り裂き、風の唸りを上げた。その時。 ガチイイイイイイイイ。 その帝国最強の騎士二人の渾身の一撃は、二騎の間に介入した何者かによって止められた。 『!』 二騎の専用機の間に立つのは、量産騎の“サザーランド”。 (ス、スタントンファーで、クラブとトリスタンのMVSを避けて腕を止めた!?) ロイはその光景に唖然とした。少なくとも“サザーランド”の騎士は自分とジノの閃光のような攻防が“見えていた”という事になる。 そうでなければこんな芸当はできない。いや、例え見えていたとしてもだ、ラウンズである自分でもこんな芸当ができるかどうか……。 ジノも同様に驚いているのだろう。攻撃を受け止められた後、“トリスタン”の動きは無く、止まったままだ。 そんな二人を尻目に、“サザーランド”のコックピットが開き、内部が外にスライドする。 中から現れたのは、黒い衣装――アッシュフォード学園の制服に身を包んだ男だった、その男は静かに立ち、二騎を見渡して言った。 「止めるんだ二人とも」 それは、試合終了の合図だった。 その言葉に反応するように“トリスタン”のコックピットハッチが開き、中から白いパイロットスーツに身を包んだジノがスッと立つ。 そして端正な顔で苦笑して言った。 「ちぇ、良い所取りだなスザク」
支援
支援です
ロイも、コックピットをスライドさせ“クラブ”の外に出て学生服の少年に呼びかける。 「スザク!」 スザクは、ゆっくりとこちらを見て軽く笑った。 ナイトオブセブン。枢木スザク。ジノ、アーニャと同様ロイの同僚で友達。 栗色の癖毛、童顔とも言える柔らかな顔立ち。一見すれば育ちの良いお坊ちゃんのような風貌だが、 その見た目とは裏腹に、敵からは「白き死神」と呼ばれ、すさまじい戦闘力と技術で恐れられている男である。 「久しぶりだねロイ。けど、再会を喜ぶより先に、今は君の名を貸して欲しい」 「僕の名を?」 「ああ……」 と言って、スザクは少々険しい顔でジノに向き直った。 「ジノ」 「久しぶりだなスザク。元気だったか? で、何だいその格好?」 ジノがトリスタンの装甲に肘を付き、笑顔で、片手をヒラヒラと振る。 「……」 スザクはその様子を少し呆れ気味に見つめ。言った。 「ナイトオブゼロとナイトオブセブンが命ずる。政庁守備隊はナイトオブスリー。ジノ・ヴァインベルグ卿を拘束せよ」 「へ?」 ジノがそれを聞いて素っ頓狂な声を上げる。 周りにいた“サザーランド”は少し戸惑っていたが、その躊躇は一瞬だった。ラウンズ二人の名に勝る命令を出せる人間は今この場にはいないからだ。 そして、特に抵抗もしなかった“トリスタン”はあっという間に“サザーランド”に取り押さえられた。 「お、おいスザク!?」 ジノの慌てた声。スザクはそれを無視してチラリとこちらを見た。 ロイはコクリと頷き、言った。 「ナイトオブスリーを連行しろ! “男子トイレ”まで」 もちろん、全部の掃除を終えるまで、許すつもりは毛頭無かった。 ターン5『戦う 理由』に続く。
支援
投下終了です。支援感謝です! 感想等ありましたらよろしくお願いします。 PS、本編でも、この回のジノは大変な悪戯っ子に見えました。 あ、ちなみに、このSSでジノが盛大に告白していますが、ロイ×ジノはありません。……多分。
>>59 乙です。週一の楽しみ、堪能しました。
KOUSEI卿のお話は戦闘主体であっても会話主体であっても毎回引き込まれます。
次回も期待してます!
>>59 KOUSEI卿、GJでした!
ガ○○ムO2のハムの人ですね、わかります
とまあ、冗談はおいといて、アーニャがマジで掃除してる……余談が可愛らしいww
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
KOUSEI卿乙でしたっ 相変わらずの戦闘描写のよさに台詞回しが凄い羨ましいです。 こんなジノとロイに囲まれていたらスザクも 本編ほど歪みそうにはなさそうですが・・・さて。 あと、アーニャが可愛らしすぎます。 次の投下も楽しみにしています、全力で!!
GJと言うしかない!! アーニャがもういかんですw
>>59 GJ!KOUSEI卿のSSにはいつも引き込まれます。続きが気になる。
ところで、22:30頃に投下しても大丈夫ですか?
支援します
もちろんです、全力で支援をし、感想を書く、それが我々支援者のつとめ
>>59 GJ!尺のせいではあると思うんですが、本編2期は今のところ色んな機体が出すぎて
KMFの1対1みたいな展開でもあんまり燃えられないんですよね
こうやってじっくりKMF戦を見てみたかったので本当に燃えました。
あとトイレ掃除するアーニャになぜか物凄く萌えましたw これがギャップ萌え?
(前スレに誤爆すみません)
>>64 支援します
ありがとうございます、そろそろ投下します。 作者:余暇 タイトル:虫食い同好会の冒険 8レス分あります。勢いで書いてしまいました。
1000とったあああああああああ!!! 支援
支援
『虫食い同好会の冒険』 「ではこれより、記念すべき第一回虫捕り親睦会を始める!」 「「おー・・・。」」 ここは、とある森の中。卜部さんが無理やり結成した『虫食い同好会』のメンバーである僕たちは、彼に連れられて虫捕りに来ていた。ではここで、メンバー紹介。 「いやあ、ついにこの日が来たか。俺は今、猛烈に感動している!」 会員ナンバー1番にして、同好会会長の卜部さん。言わずと知れた無類の虫好き。 「はあ、そうですか。それは良かったですね。」(また、アレを食べさせられるのか。) 会員ナンバー2番、副会長も務める僕ことライ。いつの間にか会員になってました。 「確かに名誉顧問にはなったが、なぜ私まで参加せねばならない!」 会員ナンバー0番、名誉顧問ゼロ。僕が頼み込んで渋々名誉顧問になってもらった。 「何を言うんだゼロ。我々の船出の日だぞ、名誉顧問であるお前さんがいなくてどうする。」 「私はライに泣きつかれて名前を貸してやっただけだ!虫が好きなわけではない!」 「すまない、ゼロ。僕も止めたんだが、どうしてもって卜部さんが。今回だけ我慢してくれ、一緒に地獄に落ちよう。」 「おい!その地獄ってのは何だ!虫を食べるとそんなにひどい目に遭うのか!?」 「地獄とは大げさな。食べた虫の亡霊に少しうなされるだけだ。念仏を唱えれば治まる。」 卜部さんの言葉に、ゼロがドン引きする。 「亡霊だと!?念仏だと!?ライ、それは本当か?そんなの聞いてないぞ!」 「重ね重ねすまない。名前を借りるだけだし、教えなくてもいいかと思ったんだ。でも安心して、ちょっと一週間ばかりうなされるだけだし、 僕はどういうわけかお経を完璧に知っていたから、もし良ければ教えてあげるよ。」 「ふざけるな!それのどこがちょっとだ!それに記憶喪失の分際で、なぜお経は知っている!」 「それはバトレーにでも聞いてくれ、僕にも彼の意図が読めないんだ。あと、僕の記憶はもう戻ってるから。」 「そんな細かいことは今はどうでもいい!適当に終わらせて、さっさと帰るぞ!」 それは、地獄に足を踏み入れる二分前の出来事だった。
支援
ヤバかった、後三秒遅れたら前スレ1000だった
>>70 頑張って書いてください、全力で
支援
ガサガサ。僕たちは草の根をかき分けて、森の中を進む。 「ああ、そうだ、言い忘れたことがあった。」 不意に、卜部さんが口を開いた。 「この辺はな、熊やイノシシが出るんだ。気をつけろよ。」 その言葉に、僕とゼロは自分たちの運命を呪った。 「ちょっと卜部さん、それって今さら言うことじゃないでしょ!」 「そうだ、なぜ事前に伝えようとしなかった!そんな危険な場所だと最初からわかっていれば、対策だって取れたはずなのに!」 「それじゃ面白くないだろ。冒険ってものは、スリルを味わうものなんだぜ?」 ((ダメだこいつ、何とかしないと・・・。)) その後、本格的に虫捕りが始まったが、僕とゼロは二人で対策会議を開いていた。 「なあ、ルルーシュ。君のギアスで何とかならないのか?そうすれば、すぐにでも帰れるだろう?」 「ああ、それは俺も考えていた。早速あいつにギアスを・・・。」 そこへ、卜部さんがやってきた。何か浮かない顔をしているが、今が好機・・・。 「実は、二人に伝えなければならないことがある。」 「ん?何ですか、卜部さん。」(何だろう、すごく嫌な予感が・・・。) 「すまん!道に迷ってしまった。帰り道もわからなくなってしまったんだ。」 「「・・・は?」」 嫌な予感、的中。 「「なにーーーーー!!??」」 森の中に、僕たちの嘆きの叫びがこだました。
支援
「よっ、はっ、それっ。こら、逃げるな!」 あれからというもの、卜部さんは食糧調達に奔走している。 「だめだ、かなり深い所まで来てしまったようだ。無線が繋がらない!」 僕は騎士団に救助要請を出そうとしたが、まだ連絡はついていない。 「・・・・・・。」 ゼロは・・・、真っ白な灰になっていた。 「ゼロ、君らしくないぞ。いつまでそうしてるつもりだ?ゼロならもっと堂々としていろ。」 「何がゼロだ。こんなわけのわからん場所で、誰に看取られることもなくひっそりと去らねばならんとは。英雄には最もふさわしくない結末じゃないか。」 「大丈夫だ、ゼロ!二人を飢え死にさせることは、決してしない!俺がたくさん虫を捕ってやるから。四聖剣は虚栄にあらず、だ!」 「やかましい!そもそもこうなったのは卜部、お前のせいだろう!それに、俺は虫を食すという屈辱など、絶対に受けん!絶対に、生きて戻ってやる!」 そう言って勇ましく歩き出すゼロ。良かった、よくわからないけど元気になったよ。でも一つだけ忠告しておこう。口調がルルーシュに戻ってるよ。 ギュムッ。 「ブキッ!?」 「む、何か踏んだか?それに今、何か声が・・・。」 「あああ、ゼ、ゼロ!足元、足元!」 ゼロが足元を見るとそこには、尻尾を踏まれて激怒する大きなイノシシが! 「な、なにー!?」 「「「逃げろーーーー!!!」」」 それから二十分もの間、三人はイノシシから逃げまくった。
支援
全力で支援! 風呂入るか
「はあ、はあ。やっと逃げ切ったか・・・。」 僕たちは何とか逃げ延びることができた。しかしゼロは・・・。 「・・・・・・。」 返事がない、声も出ないほど疲弊しているようだ。無理もない、二十分もの間、全速力で走ったのだから。 でも彼の実力を考えると、イノシシから逃げ切ったのは奇跡と言えよう。 「ゼロ、君はよくやったよ。やればできるじゃないか。」 「・・・う、うるさい。俺はまだ、死ぬわけにはいかんのだ。本来ならば、あんなのは俺のジャンルじゃない。だがここで死ねば、ナナリーが・・・。」 ああ、ゼロ。酸欠で頭が回らないのか、ルルーシュに戻ってるよ。卜部さんがまた虫を捕りに行ってここを離れてるからいいようなものの。しかし・・・。 「なあ、ルルーシュ。仮面くらい外したらどうだ?暑苦しいだろう。今なら卜部さんもいないし、大丈夫だよ。」 「そ、そうだな。中の空気を入れ換えねば・・・。」 彼がその仮面に手をかけたその時。 「おい、二人とも!疲れてるところすまんが、また走ってくれ!」 卜部さんが物凄いスピードで走って来る。 「卜部さん、今度は何です?」 「いや、セミを捕ろうとして網を振り回したら、うっかりそこにあった蜂の巣を叩き落としてしまってな。 今まさに蜂に襲われてるんだ、すぐそこまで来てる。」 「馬鹿者!なぜこっちに逃げて来るんだ!これ以上俺たちを巻き込むな!」 「だからゼロ、口調が!」 ブワーン!!そこには、真っ黒な蜂の大群が! 「「もういやだああああ!!!」」 森の中に僕とゼロの悲鳴がこだました。
支援
支援ww
いつの間にか、僕たちは川のそばまで来ていた。 「なあ知ってるか?タガメも食べられるんだぞ。」 嬉々として川に入り、虫を探す卜部さん。息一つ切らしてないよ。実はこの人、最強なんじゃね? 「・・・・・・。」 ああ、ゼロが燃え尽きてるよ。でも、運動不足の解消になって良かったかも。 「ゼロ、今のうちに川の水でも飲んだらどうだ?このままでは本当に死ぬぞ。」 「ああ・・・。そうしたいが、もう体が言うことを聞かないんだ・・・。ライ、もし俺が死んだら、今度から君がゼロの仮面を・・・。」 「全力で断る。僕にあんなカッコ悪いポーズを取れと?絶対に嫌だ、だから生きろ。」 「ライ・・・。お前の中でのゼロの存在価値、何気に低くないか?」 「気のせいだよ、ゼロ。それに君は、ナナリーの所に生きて戻るんだろ?君はまさか、ナナリーを悲しませるつもりかい?」 「そ、そうだ・・・。ナ、ナリー。ナァナァリィイイイ!」 不死鳥の如く蘇るゼロ。シスコンには不死身の付加能力でもあるのか? 「うお!?何だお前、二人に何する気だブヘッ!?」 声がした方を見ると、卜部さんが一頭の大きな熊に吹き飛ばされ、川に沈んでいた。 「な!?卜部さーん!やばい、こっちに近づいてくる!」 「くそ・・・。もうここまでなのか、ナナリー・・・。」 観念した様子のルルーシュ。僕も何とかしたいが、もう体力は残っていない。 熊が僕たちの目の前に立つ。僕とルルーシュは観念し、目を閉じた・・・。
支援
ちょwwしえんww
「ライ!」 突然誰かの声がしたかと思うと、熊の頭が外れて中から人が出てきた。 「え?カ、カレン?」 熊だと思ったのは実は着ぐるみで、中にはカレンが入っていた。そして彼女は、僕に抱きついてきた。 「バカバカバカ!本当に心配したんだから!」 「すまない、でもどうして?」 「今朝あなたの部屋に行ったら、『さがさないでください』って書き置きがテーブルの上にあって、 私どうしたらいいかわからなくなって・・・。C.C.に相談したら、『あいつはここにいるから、今から探しに行こう』って言ってくれて、それで・・・。」 「C.C.が?」 「まったく。どうしようもないバカだな、お前は。」 着ぐるみの中からC.C.が姿を現した。 「あんな書き置きを残せば、誰だって心配するだろう。そんなに恋人を泣かせたいのか、お前は?」 「・・・ごめん。カレンをこんなことに巻き込みたくなかったんだ。苦しむのは、僕とゼロだけで十分だ。」 「貴様!やはり私を軽んじているだろう!ゼロであるこの私を!」 怒るゼロをC.C.がなだめる。 「まあ、怒るな。組織を束ねる者である以上、監督責任は生じるもの。 お前は卜部やライとともに行動することで、部下の命を守った。違うか?」 「そうだったんですね!さすが、ゼロ!」 「う、うむ・・・。まあ、当然だ。私はゼロだからな。」 C.C.にうまく丸めこまれ、カレンに尊敬の眼差しを向けられ、ゼロは怒るに怒れなくなった。さすがC.C.、扱い方をよく心得ている。
支援
「さあ、そろそろ帰るぞ。向こうに車を用意してある。」 僕たちは帰ることにした。ちなみに卜部さんは僕が回収した。 「ゼロ、歩けるかい?良ければ肩を貸そうか?」 「・・・すまん、そうしてくれ。今回は少しばかり張り切りすぎたようだ。」 「何を言う、ライは私と一緒にこの着ぐるみに入るのだぞ。」 「な!?C.C.、どうしてアンタがライと一緒に!」 「ふっ。せっかくお前の頼みを引き受けてやったのだ。それくらいのことでガタガタ抜かすな。 ライ、お前ももっと喜べ。この狭い空間の中で私の柔肌の感触をじかに味わうことができるのだぞ?」 「ダメ!ライは私と一緒に着ぐるみに入るの!ライが触れていいのは私だけなんだから!」 「おいおい、卜部さんはどうするんだよ!」 「「置いていけば?」」 「ダメだって!」 結局、C.C.とゼロが熊の着ぐるみに入って卜部さんはその熊に抱きかかえられる形になり、僕はカレンと並んで歩くことになった。 アジトに帰還後、ゼロの命令で、虫食い同好会は活動停止処分となった。理由は「体力を異常に使うし、危険だから」とのことだった。
支援wwww
支援
おまけ 「大変だ、ゼロ!」 「どうした、騒々しい。」 「卜部さんがまた、『虫捕り親睦会』をやると言い出したんだ!」 「何だと!?同好会は活動停止処分にしたはずだぞ!」 「僕もそう言ったよ!でも卜部さんは、『今度はトウキョウ租界の中でやるから、体力も使わないし危険もないし、大丈夫だ』って。」 「くっ!どうすればいい、どうすれば!」 ガチャ。 「ゼロはいるか?」 「卜部さん!」 「くそっ。そんなに虫が好きなら、一人で虫捕り世界一周旅行でもしていろ!」 キュイーン! 「わかった。そうするよ。」 卜部さんは部屋を出て行った。 「や、やったのか?」 「ああ、やったよルルーシュ。君はやったんだ!」 「フ、フフフ・・・。どうだ、これが俺の実力だ。俺に逆らえばこうなるのだ!ハーハッハッハ!」 数ヶ月後、卜部さんによって『虫食い同好会』の名は全世界に知れ渡り、『国際虫食い協会』なるものが設立された。 ちなみに、なぜかブリタニア皇帝が名誉総裁になっていた。
支援ww皇帝何してんのwww
風呂上がりに全力で支援!
以上です、支援ありがとうございました。 前スレでライカレ物に関して言われてましたが、 ここ連日の自分の投下ラッシュが引き金だったかもしれませんね。 ほとんどの方は「投下されるものはどのカップリングでも歓迎」のようですが、 正直、ちょっと責任感じてます。これからも投下は続ける予定ですが、 ジャンルを少し変えようかな、と・・・。 ネガですいません。頭冷やしてきます。
GJ 皇帝吹いたww オチが秀逸ですね
余暇卿!GJ!
腹筋いたいwwワロタww
ゼロのシスコンパワーがすごいよ・・・
虫食い同好会活動停止処分で卜部涙目ww
それも皇帝なにしてんだwwwww
次の投下もお待ちしております。ライカレいいじゃないですか。自分大好きですよ。 ないと死にますよw
>>74 えっ!?毎日SS書かなきゃいけないのか!?
・・・よし、がんばるか。
>>94 シャルルー!www凄い楽しそうな皇帝が浮かんだw
GJでした。そしてどうかそう仰らず。余暇卿のライカレSSは私にとって日々の潤いゆえ。
あんなこというのは一部の人間だけ…と思いたいんだけどなあ…
>>94 余暇卿、GJでした!
卜部ww 何故R2であんなに早く退場してしまったんだorz
最近、ブリタニアのオレンジ、騎士団の卜部がギャグSSの双璧化してる気がするぜ!
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
余暇卿、卜部さん大好きですねw ライたちはともかく、 ゼロが虫捕り網持って彷徨ってる所なんて想像したらシュールすぎて笑える と思ってたらさらにシュールな人がオチにきたw ハチって特に黒色に反応するらしいからみんな大変だったろうな… さて、今朝の単発レスはまさにこういうことを思ってしまう職人が出ることが目的な書き込みだったと思うんだけど 本当に楽しみにしてる人間だって大勢いるんです。残念すぎる
>>96 いや、ライハーレムを期待……ま、いっか
というかメモ帳の容量が少なくてストックゼロから毎日書き続けるのは結構しんどいんだけど、皆さんはどうやって書いてますか?
特に携帯の方
余暇卿、GJ。 卜部さん・・、あんたどこまで虫好きなんだw。 しかも、皇帝と知り合ってるし。 ゼロはあのままの格好で山に行くのは死ににいくようなものだと思うぜよ。 あとカップリングの事は気にしなくてもいいと思う。 自身の妄想を吐き出す、それだけで充分かと。
23:15分から投下してもいいですか?
いや、投下しちゃうぜ
>>102 ライハーレムはきついです・・・自分で書き込んどいてアレだが・・・
まあ、がんばってみます
支援しますよ。ライハーレムか…アプソン、キング、コルチャック…とか?
定刻になったので投下します 舞台裏の暮らし ・V.Vがいなくなってしまって悲しくなったんです・・・ ・ギャグです ・カップリングはライ×V.V(なのか?) ※注意※ ・V.V壊れてるかもしれない・・・ ・ライが女装するんでそういうのが苦手な方は全力でスルー
全力で支援!
支援
女装?V.V.!?全力で支援!
僕はアッシュフォード学園でミレイさんに拾われてから数十日後、記憶を取り戻し自ら 眠りについた。優しくしてくれた友人達、黒の騎士団員としての生活。どれも楽しくて温かかった。 みんなを悲しませたくなくて僕はみんなの記憶から「僕」という存在を消した。 僕が眠ってからどれくらい立ったのだろう。僕は再び起こされた。 気がついたら森の中にいた。 「誰だ!起こした奴は!!!」 「ぼくだよ」 後ろから声をかけられた。振り返ると子供がいた。地面につくくらいの異様な髪の毛。 子供にしては肝が座っている。こいつ見たことがある。僕が眠りにつく前に最後に話した人物だ。 「V.Vだと!?お前死んだはずじゃ・・・?」 「うん、死んだよ。よく知ってるね。一年間眠ってたのに」 そういえばそうだ。なぜ僕は死んだことを知っているんだろう?他にもシャーリーが亡くなったことや C.Cの記憶がなくなってしまったことも知っている。不思議だ。 「シャルルがさ、『本編に支障が出なければどこかで生きててもいい』って言ってくれたんだ」 「いや、話が矛盾してるし・・・」 「細かいことは気にしないの。これでまた機関車集めができるからね」 V.Vは鼻歌を歌いだした。どこかで聞いたことがある。たしか人面機関車のテーマソングだったような・・・
支援。うお、凄い勢いで喰い付いてきた人が
支援
「それで君を起こした理由なんだけど、単刀直入にいうとぼくの妹になってほしいんだ」 「はっ?」 イモウト?なぜ?そんな「なれ」といわれてなれるものではないし、第一に僕は男なんだが・・・ 「わかってるよそれくらい。でもきみぐらいしか思いつかなかったんだ」 「他をあたれ。心を読むな。それに僕に妹なんて無理だ。それに頼むなら女に頼め」 「頼める女の人がいなかったんだ。それに心を読むのは仕方ないんだ」 「じゃあ、あきらめろ」 まったくこんな理由で起こされるだなんて。寝ぼけるのもいい加減にしてほしいものだ。 「寝ぼけてなんかないよ。ぼく」 「なぜ妹がほしいんだ?お前には弟がいただろう。あの縦ロールが」 「もうぼくのこと兄だって思ってないよ、シャルルは。だから今度は妹がほしいんだ」 「僕は男だ!何度言えば・・・」 「それくらい分かってるってば!」 さっきまで穏やかだったV.Vの口調は一転して厳しいものになった。 「君に拒否権なんてないよ。もし逆らったらコロスから」 いや、なんでこんな小さな事で殺されなきゃいけないんだ。こんな事で殺されたら母上と咲久耶に悪い。
私の支援はトーマス卿の為に!
リアルタイム更新と支援の並列作業中
「ね?君に拒否権はないでしょ?」 このクソガキ!そう思ったとたんいきなり眠気に襲われた。なんだ?なぜ眠く・・・ 「今から移動するから少しの間眠っててね、ぼくの妹」 まて・・・僕は賛成してな・・・い・・・ZZZZZ 「おやすみ、ライ」
全力で支援!
支援
―――――――――――――――――――――――――― 気がついたら大きなテーブルの前にいた。いや、テーブルだけでなくこの部屋事態が大きい。どこだここは? 「これからぼくたちが住む家だよ」 テーブルをはさむようにしてV.Vが座っていた。なんで気がつかなかったんだ。 V.Vはというとあの気味の悪い衣装ではなく半そで半ズボンのどこにでもいるような少年の姿での登場だった。 「ここはどこなんだ?」 「東京租界だよ。シャルルが用意してくれたんだ。高級マンションだって」 「色々とバレたりしないのか?」 「まあ君のことはみんな忘れちゃっているからバレることはないと思うけど ぼくの方はなんともいえないよ。それにいつ本編からお呼びがかかるかドキドキものだよ」 そういってV.Vはテーブルの上に機関車をおいた。それを手にもちテーブルの上で走らせる。 「それはなんだ?」 「ぼくの趣味。いいでしょ?」 そんな人面機関車みせられても困るのだが。 「それで妹の件なんだけど」 「またそれか・・・」 「そうだよ。とりあえず色々女の子についてお勉強しようか」 「えっ!?ちょ、まってくださ・・・」 「もんどうむよう」
支援
トーマス卿は更新を! 支援は我々が請け負います、全力で
支援 キャラ部屋および領地トップ更新完了
そして専属の先生をつけられての特訓がはじまった。 スカートになれるために常にスカート着用。 そしてカツラ着用。ツインテールだ。(その上V.Vから『髪を切るな、伸ばせ』命令が出た) 女の子らしくみせるために歩き方の練習。 お行儀、裁縫、料理、etc・・・ こうして僕はそこら辺の女の子よりも女の子らしくなってしまったのだ。 情けない・・・情けなさ過ぎる・・・・ 僕は本当に妹になってしまうのか?いや、こんな事絶対にやめさせてやる! 母上と咲久耶に誓っても!
支援
これが私の全力全壊、忠義の支援!
>>122 速い、速すぎる!
投下終了。 支援してくださった皆さんありがとうございました あといろんな意味でトーマス卿スイマセン。 そのうえリアルタイム更新とは・・・さすがです・・・ ちなみにこのSSは次回 舞台裏の暮らし〜土を食べてもおいしくない〜 につづきます。 ライハーレムはがんばって書いてみたいと思います ご希望の人があれば書きますが、さて誰にしようかな・・・?
GJ、保管完了! ……そして、なんと続く!?これはまたしても全力で頑張らねばなりますまい。 お疲れ様でした! ※リアルタイム更新ですが400到達騒動の時に3つ連続でやりましたw
>>126 ワラビ餅卿、GJでした!
V.V.は壊れてる以前にキャラ把握出来ないままに退場しちゃったしなー
て言うか続くんかい、これ!
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
電波が大量に飛んでくるが収めておくスペースがねぇorz
>>126 GJそしてfight
まあ、捏造になるけど幻惑部隊かイレギュラーズで。
あと、黒の騎士団の斑鳩の3人娘
>>126 GJ!ライ、ガンバw
よし、今度のSSはV.V.を絡ませてみよう。
でも基本はまた×10ライカレだったりorz
なんたるカオ…ス? 状況が全く分からないけどV.V.もそれに引っ掻き回されるライもかわいいよw 人面機関車…V.V.はトーマスと不気味な仲間たちを集めるのが趣味なのか
12時15分ぐらいに投下してもいいですかね?
>>59 GJ!相変わらず戦闘描写のよさに脱帽でありますw
しかし、アーニャが可愛すぎる・・・ヒロインってカレン・・・?でよかったんだよね?
次も期待して待ってます
>>94 GJ!笑わせていただきましたwww
それとシスコンパワーすげぇwww
次の投下もお待ちしております
あと気にせず投下して欲しいです・・・自分も余暇卿のライカレSSは楽しみにしてたんで残念です・・・・・・
>>126 GJ!このスレのV.V.ものは和んでたけど今回はワロタwww
そして単発ものかと思ったら続くのかwww楽しみにさせていただきます
135 :
銀飯 :2008/08/04(月) 00:18:25 ID:oqd8aMOh
では、投下します。今回の話は、”可愛い弟君(かわいいおとうとくん)”の続きで、ナナリー・アリスが生徒会に合流し、ライがプレゼントを出すまでの話です。 ルルーシュの扱いがひどすぎるんですが、一応悪夢ZEROになれるチャンスを入れております。この作品ではカレンの中では南=ロリコン=悪です。 しかし、私自身はロリコンを否定するつもりは一切ありません。あくまでもネタです。
支援
137 :
銀飯 :2008/08/04(月) 00:20:01 ID:oqd8aMOh
「運命の欠片−託すべきもの14−背伸び@」 「みなさん、お待たせしました。」「すみません、時間がかかってしまって。」 ナナリーとアリスが仲良く生徒会室に入ってきた。 (うん、相変わらず仲がいいな。あの二人は・・・。あれ、ナナリーの感じがいつもと・・・) 僕はナナリーの変化に戸惑っていたが、女性陣は一発で見抜いたようだ。みんなナナリーに近づいていって、 「あら〜、ナナちゃん。化粧なんかしちゃって、さては愛しのライ君にアピールかな〜?」 ミレイさんはナナリーを冷やかすように言い、 「ナナちゃん、ものすごく似合ってるわよ。」 シャーリーはものすごく目を輝かせている。 「・・・いつもと雰囲気が違って大人びて見えます。」 ニーナは素直に驚いているようだ。 「ふん、ライが文化祭で忙殺されているのに、のんきなものね。これだからお子様は・・・。ライもライよね・・・。でもライは南の変態とは違うはず!」 よく聞き取れないが、何かひどいことをいっているように感じる。 「私も咲世子さんと一緒に手伝ったんですけど、とてもきれいでしたよ・・・。」 アリスが惚けたように明後日の方向を見ていた。
支援
139 :
銀飯 :2008/08/04(月) 00:20:56 ID:oqd8aMOh
「運命の欠片−託すべきもの14−背伸びA」 「け、化粧?なんで、また急に」 盛り上がっている女性陣たちに対し、僕はナナリーの意図が全くつかめなかった。ちなみに他の男子の反応は、ルルーシュはナナリーに見とれてフリーズしている。スザクは特に感想がないようで、リヴァルは発言の機を逸したようで、どうしようかと戸惑っている。 「ラ〜イ〜、お姉ちゃんがその理由を教えてあげるね。」 ミレイさんは僕に青筋を立てながら近づいてきた。 (なんか、昨日会ったセシルさんと似ているな。ということは、ミレイさんの料理も・・・) 「ライ君、それはひどすぎだよ。女の子に失礼だよ!」 シャーリーがなみだ目を浮かべながら僕を糾弾してくる。 (シャーリー、そこまでキレなくても・・・) 「その発言はひどいと思いますよ。」 ニーナがずいぶん低い声でぼくを非難した。 (ん?なにか起爆スイッチみたいなものを持ってないか?) 「・・・やっぱり100%幼女じゃないと駄目なの?少しでも化粧をして大人びると愛せないなんて・・・。」 カレンが前髪を垂らしながらぶつぶつとつぶやいている。 (カレン!?君は一体僕を何だと思っているんだ!?僕は少女漫画でつぶれ肉まんが主人公の作品に出てくるCIAエージェント、ロリコンのヒュー○ットとはちがうよ!) 「先輩、その発言を取り消すなら今のうちですよ。」 ギラッ!とアリスがとんでもない殺気を放っている。 (いや、そこは喜ぶべきなんじゃないのかい?だって君は・・・)
支援
支援
142 :
銀飯 :2008/08/04(月) 00:21:48 ID:oqd8aMOh
「運命の欠片−託すべきもの14−背伸びB」 「ライ!貴様!どういうつもりだ!?ナナリーはお前のために・・・。いや、違う、断じて違う!お前のためになど!?」 ルルーシュが僕のほうに絡んでくる。 (良かった、いつものるルーシュに戻ったみたいだ。) 「ぐわぁあああっ!」 ルルーシュが突然の悲鳴を上げた。みんな一瞬あっけに取られたが、足を抱えてうずくまっているルル−シュに変わって僕に近づいてきたのがナナリーだった。 (もしかして、カットインする時にルルーシュの足をナナリーの車椅子が踏んだのかな?) そんな僕の疑問をさえぎるようにナナリーが恐る恐る尋ねてきた。 「あ、あの、どうでしょうか。そ、その私の化粧は・・・?」 「う、うん。最初は違いに戸惑ったけど・・・。こうして近くで見るとすごく似合ってるよ。」 そう言って僕は自然とナナリーの顔に手を当てた。 「あ、ありがとうございます。」 パアッ!擬態語をつけると今のナナリーの表情はこうなるのだろうか?それほど晴れやかな笑顔だった。
支援
144 :
銀飯 :2008/08/04(月) 00:22:36 ID:oqd8aMOh
「運命の欠片−託すべきもの14−背伸びC」 (う〜ん、やっぱり絵になるわね。これを撮ったらさぞ売れるでしょうけど、そんな野暮な真似はね〜。) (う、うらやましすぎるぜ、ライ。) (いいな〜、私もルルに・・・。化粧を変えてみようかな?) (ナナリーちゃんの車椅子って、本人の体重を入れたら50キログラム前後じゃ?時速が10キロ未満だとしても・・・。だとしたらルルーシュ君大丈夫かな?)←科学的分析 (・・・ふん、今だけよ、ナナリー。あなたもあと1年すれば捨てられるのよ!そう、あなたより幼くて可愛い女の子が2期の中華連邦にいるんだから!!)←未来線? (今だけ、今だけよ。ナナリーがあんなに幸せそうな顔をしているんだから。先輩との仲をしばらく見守って上げなきゃ・・・。なによ、この胸のモヤモヤは!?) (ルルーシュ、大丈夫かな。骨折してなきゃいいけど・・・。)←天然
支援
146 :
銀飯 :2008/08/04(月) 00:23:46 ID:oqd8aMOh
「な、ナナリー」 (あんなに、か弱くて幼かったお前が・・・。今は自分ひとりの意思で・・・。俺を車椅子を使って踏みにじってまで、ライと歩むことを選んだんだな・・・。ナナリー、大きくなったな。) 「俺は、もう・・・、いいんだな?」 「おっ、おい、ルルーシュ!?」 「駄目だよ、ルルーシュ!カッコいい台詞だからって無理して使っちゃ!君がその台詞を言ったら中佐と違って死亡確定フラグになっちゃうよ!?」 リヴァルとスザクが懸命に俺を励まそうとしている。だが、もう目の前が真っ暗だ。 (中佐って何だ?それより、もっと体を鍛えなければいけないな。なぜか筋骨隆々の俺がKMFのハンドガンやスラッシュハーケンを食らってもビクともしない図が浮かんでくる。試しに「肉体を鍛えろ」と自分自身にギアスをかけてみるか?) 「あの、ライさん。今朝言っていたことなんですけど・・・。」 「ああ、みんな揃ったし、ちょっと待ってね。あっ、もしかして?」 「はい、せっかくライさんからプレゼントを頂けるのですから、少し背伸びしてみようと・・・。」 「そうだったのか、ちょっと待っててね。」 そう言って僕は昨日買ったプレゼントを取り出した。しかしこれが・・・・。
支援
148 :
銀飯 :2008/08/04(月) 00:25:23 ID:oqd8aMOh
今回の投下は以上です。 ここでルルーシュが肉体を鍛えろのギアスをかけるかどうかですが・・・。 魔王ゼロだと面白みがないので・・・。
GJ 今回はアリスより特にカレンの嫉妬が目立ちますねw 基本空気は読めるのに、女心が分からないって感じの天然ライがいい味出してるなぁ これからも何かやらかしてくれそう。 1つだけ、途中でルルーシュ視点になったのに少し戸惑ったかな。 連日の投下でお疲れでしょうが、続き待ってます
150 :
銀飯 :2008/08/04(月) 00:36:08 ID:oqd8aMOh
あっ、いけない
>>146 は「運命の欠片−託すべきもの14−背伸びD」でつながったまますですので、保管の際もつなげてお願いします。
>>148 銀飯卿、GJでした!
ナナリーが化粧をする、やはり薄めな感じなのだろうか……いい!
そしてルルーシュww 魔王ゼロ様まではいかなくともこの厳しい世界を堪え忍ぶ肉体を手に入れて欲しい
切実に
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
アレ?おかしいな?ネタが浮かばず考えてたらこんな時間?……0000から考えていたのに…これがネタギレ?
152 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:39:46 ID:WwURWOS+
こんばんわみなさん。 キセキ 中編が出来上がりました。 中編には歌詞の一部がセリフ風になって入っていますが、曲が分かってもできれば口に出さないでくれればありがたいです。 投下いいですか?
起きてて良かった、支援します!
執筆中ですが是非支援させて頂きます
155 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:42:03 ID:WwURWOS+
キセキ 中編 焼き鳥を頂いた僕とC.C.は再び祭の見物に回る。(勿論焼き鳥はすぐに食べ終わり、包み紙は近くのゴミ箱に捨てた。) 「ピザも美味いが、焼き鳥も中々美味かったな。」 「まさか藤堂さん達に、あんな美味しい焼き鳥が焼けたとはね。」 「ま、味は少し醤油味が濃かったがな。」 「朝比奈さんだし…しょうがないよ…」 「あら?もしかして…?」 「ライ?それに…」 「ん?」
支援
157 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:43:58 ID:WwURWOS+
また聞き覚えのある声を聞き、僕は前を向く。 そこには紺色の浴衣を着たスザクと桃色の浴衣を着込み、この場に似つかわしくないキャップとサングラスを身につけたユーフェミア皇女殿下の姿があった。 似合わないとはいえ、キャップとサングラスでの変装は皇女であるユーフェミア殿下には必須なのだろう。 しかし今日は知り合いに多く会う。 「スザク…それに皇女殿…」 「ライさん!この場では不味いです!それにあれほど…」 「あ…!」 僕はユーフェミア皇女殿下に言われ、開きかけた口を閉じる。 「ごめん…えっと…ユフィ。」 そして、この前偶然ショッピングモールで会った時、公共の場では「ユフィ」と呼ぶようにと殿下に注意されたことを思い出し、殿下をそう呼んだ。 「でも、何でスザクとユフィが祭りに…」 「えへへ♪」 ユフィは陽気な微笑を浮かべ、スザクと腕を組んだ。 「今日はスザクとデートです♪」 「あはは…まぁ、そういうことなんだ。」 スザクは頬を少し赤らめて苦笑しながらそう言った。 「もしかして、貴方達もですか?熱いですね♪」 ユフィは少しにやけながら僕とC.C.を見てからかう。
支援
159 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:44:51 ID:WwURWOS+
「まぁ、そんなところだ。」 C.C.も僕の左腕に組み付き、スザクとユフィに見せ付けるような態度を取った。 「ちょっともうC.C.…それより、昇進おめでとう、枢木中佐。」 「ありがとう…ライ。」 僕はC.C.に掴まれていない右手を差し出し、スザクと握手をする。 スザクはこの一年ユフィの騎士としての激務や、特区日本反対派のテロリスト達の鎮圧戦で功績を上げ、一階級特進していた。 元は敵だったとはいえ、友人の出世は友達として喜ばしく、僕は素直に彼を祝福した。 「じゃあ、ライ、僕らはもう行くよ。」 「さようなら、ライさん。」 握手を終えると、スザクとユフィは腕を組んだまま僕達の前から去っていく。 二人とも黒の騎士団である僕と同じで本来は忙しい身だ。 こういうときぐらい二人だけでゆっくりしたいのだろう。 僕は仲良く話しながら去っていく二人の後姿を見守っていた。 「あの二人も久しぶりのデートなんだから、きっと楽しいんだろうなぁ…あ!?」 僕は二人から気がそれるとまだC.C.がまだ僕と腕を組んでいることに気付き、慌てて振りほどいた。
支援
161 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:45:52 ID:WwURWOS+
「なんだ…もう終わりか?」 「あ…当たり前だよ!子どもじゃないし…組んだままだと結構歩きにくいし…」 「…はぁ、組むのもダメ、繋ぐのもダメ…全く、ガキめ。」 「迷子じゃあるまいし、繋いだほうがよっぽど子どもっぽいじゃないか!」 「分かってないなお前は。大人の付き合いは身を寄せて行うものなのだぞ。お互い離れてぶらぶらしてるほうがガキだ。 スザクとユフィを見ただろう?」 「ああもう!ちょっと一人で歩いてくる!この先の公園で待ち合わせね!」 少し腹を立てた僕はC.C.と少しの間別行動を取ることに決め、勝手に待ち合わせ場所を決め、彼女から離れていった。 「はぁ…全く、正真正銘のガキだな。勝手にしろ。」 C.C.も僕の後姿から目を離し、僕とは正反対の方向に歩き出した。
支援
163 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:47:12 ID:WwURWOS+
数十分後… 「はぁ…」 C.C.と別行動を取ってから数十分後、僕は片手に沢山の商品が入ったビニール袋イカ焼きを食べながら模擬店が並ぶ道を歩いていた。 特区全体が会場のため、何百以上の店が立ち並んでいたが、暇つぶしにやった射的で全ての商品を撃ち落しても、どんな食べ物を食べても満足が出来なかった。 「C.C.…」 まさか彼女が隣に居ないだけでここまで祭がつまらなくなるなんて… いくらなんでも僕も硬くな過ぎたかも知れない。 やはり彼女と手を繋いであげるべきだったのかな… 「ライさん?」 「どうしたライ?」 「ん?」 また聞き覚えのある声が背後から聞こえた。 後ろを振り返るとナナリーとナナリーの車椅子を押すルルーシュの姿があった。 二人とも浴衣を着込んでいる。 「ナナリー…ルルーシュ…」 「C.C.は一緒じゃないのか?」 「確かライさん、C.C.さんとデートだって…」 「ああ…それなんだけど…」 僕はルルーシュとナナリーに訳を話した。
全力で支援!
支援
166 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:48:16 ID:WwURWOS+
「というわけさ…悪いのは僕だ。」 「なるほどな…確かにお前が悪い。いくらあいつが腹立たしい魔女だとしても、お前はあいつに謝るべきだ。」 「いくらC.C.さんでも、それじゃがっかりしちゃいますよ!」 ルルーシュは少し険しい目で僕を見つめ、ナナリーも珍しく僕を怒った。 本当に二人の言うとおりだ… よく考えてみればC.C.は長く生きてきた中で、「本当」の恋人を持ったことがないはずだ。 初めて出来た恋人である僕に手を繋ぐことを求めるのは当然だ。 本当に僕は子どもだ…自分のことしか考えてなかった。 「ルルーシュ、ナナリー、僕、C.Cに謝ってくる!.」 「ああ。」 「頑張ってくださいね。」 「ああ、じゃあ!」 僕は二人にそれだけ挨拶すると、浴衣で走りにくい格好であることも気にせず、走って待ち合わせの公園に向った。
支援
168 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:49:18 ID:WwURWOS+
……… 「馬鹿者…」 私は待ち合わせの公園のベンチに座り、ライが来るのを待っていた。 公園は街と違って店が出ていないため、とても静かだ。 ライと分かれてから沢山の店を回ったが、何を食べてもどんなゲームをしても気は晴れなかった。 「あいつが一緒じゃないと…何も美味しくない…何も楽しくない…」 まさか自分がここまで男に頼らなければ何も楽しめない女になっているとは… もう何年も昔、奴隷だった私は私にコードを与えたものと契約し、人に愛されるギアスを得た。 そして人に愛されるようになり、どんな物も男も手に入ったが、代わりに本当の愛が分からなくなった。 そんな私がやっと会うことの出来た本当の恋人…ライ。 なのに…私と手を繋ぐのが嫌なのか?少し恥ずかしいだけで、腕を組むのもダメなのか? お前にとって私は何なんだ?単なる火遊びか? 必要以上深く考えてしまうせいで考えれば考えてしまうほど感情が隆起し、目から雫となって膝の上に落ちていく。 いつからこんなに脆くなった?全部お前のせいだライ…全部全部お前の…
執筆してたら、C.C.を書いてしまった、別に出す予定無かったのに、支援!
170 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:50:24 ID:WwURWOS+
「C.C.!!」 「は!?」 浴衣の裾で涙を拭き、前を見上げる。 そこには、息を切らしながらこちらに歩いてくるライの姿があった。 「ライ…」 「…!」 ライはベンチの私の前まで来ると持っていたビニール袋を落とし、思い切り深く頭を下げた。 「ごめん!」 ライは一言謝るとベンチに座っている私に視線を合わせる 「僕は、自分のことしか考えていなかった…だから…ホント、ごめん!」 ライは再び頭を下げ、すぐにまた頭を上げて私に視線を戻した。 「今更…遅いけど…」 そして、左の手の平を私に差し出した。 「…ふん。」 私は鼻で笑い、ベンチから立ち上がる。 本当に今更…だがなぜだ…涙が…心から溢れる想いが…止まらない。 「C.C.…泣いてるの?」 「…遅すぎだ馬鹿者。だが…」
支援
172 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:51:11 ID:WwURWOS+
涙を拭うのも忘れ、私は私の右の手の平を差し出して、ライの左の手の平を優しく握る。 たったそれだけで、お互いの思いが伝わる。 ああ、こいつは本当に私を愛しているし、私もこいつを本当に愛している… うまくいかない日も、二人で居ればどうにかなる気がする… 強がりも寂しさも忘れられる気がする… だから「愛しいお前」に…そばに居てほしい… ライにもそれが伝わったのか、ライは握った私の手の平を優しく自分の方へ引き寄せる。 私は抵抗せずそれに引かれ、そのままライと抱きしめあう。 そして…少しの間見つめあった後、お互いの唇と唇を重ね合わせた…
全力で支援!
支援
175 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 01:54:09 ID:WwURWOS+
投下終了 タイトル書き忘れた… タイトル・キセキ 中編 カップリング・C.C. あと誤字もあった… ビニール袋イカ焼きを食べながら→ビニール袋を持ち、イカ焼きを食べながら です。 まいどまいど申し訳ありませんでした。 後編はルルとナナリー、スザクとユフィ藤堂やギル達にもスポット当てます。
>>175 夏のお祭りで浴衣でカラコロいいなぁ〜!
ちょっとした所を素直になれない二人も可愛いじゃないか!
ライ×C.C.万歳卿GJ!
次回は他の人物にスポット当てるんですか、ライのお養父さん今回出てこなかったから少し心配しちゃいましたよ
夏祭りいいな〜夏らしくて本当にいい。
こりゃ結婚式の話書いてる場合じゃないかな?
>>175 ライ×C万歳卿、GJでした!
甘い、甘かったです、こういうC.C.もいいなぁ
でも藤堂とギルのほうが気になる自分にorz
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
僕はまだC.C.書いたことないけど書きたくなってきた、て言うか書いちゃった、脇役で
C.C.はライやルルーシュをからかっているイメージが先行するんだよなー
感想ありがとうございます。 しかし僕の間違いをもう一つ見つけてしまった… カップリングに書かってるのがC.C.だけになってる… ちゃんとライ×C.C.にしないと…
>>176 ライ×C.C.万歳卿→ライ×C万歳卿、ですね、僕も人のこと言えませんが気をつけたほうがいいですよ
>>166 C.Cに謝ってくる!.→C.C.に謝ってくる!、だと、微妙な誤字ですが一応
しまった! ピリオド一つ忘れるとは無念… 反省しながら寝ます…
>>180 というかズレてたかんじですが
起きたらライカレメイドものの電波に周波数が合ってることを願いながら……おやすみ
>>175 GJ!
やっぱライCいいなぁ。
基本フリーダムなC.C.なのにこうすねたりする部分はかわいすぎるなwww
うおおおおおお!! ハーレム難しいぃぃぃ〜 水泳部カフェの女の子たちってSSに出してもおk? あと幻惑部のみなさんも検討中なんだが・・・
>>183 がんばれ〜
ネタが浮かばない、しかしここは敢えて自分を追い詰める!
今日中に投下すると宣言しよう
さあ、全力で考えるか
12:25分から投下します 支援できる方がいたらよろしくおねがいします
187 :
名無しくん、、、好きです。。。 :2008/08/04(月) 12:24:21 ID:wdrpyYlU
支援じゃーー
定刻になったので投下したいと思います さすがに昼間だからだれもいないかな・・・? 舞台裏の暮らし 〜土を食べてもおいしくない〜 ・トーマス卿、また(いろんな意味で)スイマセン ・ギャグです ・前回に引き続きライ×V.V ※注意※ ・本編(土の味)をまだ見てない人は読まないほうがいいです ・ライがまた女装するんでそういうのが苦手な方は全力でスルー ・ルキアーノファンのみなさん、ごめんなさい ・死んだあの人たちがよみがえってきます・・・
189 :
名無しくん、、、好きです。。。 :2008/08/04(月) 12:28:07 ID:wdrpyYlU
支援♪支援♪
「ライ、おなかがすいたよ。朝ごはんまだ?」 「いま作ります!だから少し静かにしていろ」 こんな会話が毎朝行われるようになってしまった。 あれから一週間、僕は毎日女装して暮らしている。そうしないとV.Vに殺されてしまう。 この間一度してこなかったらまじで殺されそこになったことがある。 あの時は怖かった。ほんとに怖かった。 「なかなか妹らしくなってきたね、ライ」 「うれしくないぞ」 「生意気な妹だね。まあぼくは兄だからなんでも許すけど」 パンを片手に持ちながらモグモグ口を動かしているV.V.。 そういえばこいつは昨日の夜もどこかに遊びに出かけていた。 いったい何をしているんだ? 「趣味が同じ人の所へいっていたんだ」 「大丈夫なのか?ばれたら縦ロールに怒られるぞ」 「大丈夫。その人はぼくのこと知ってるからね。昨日もがんばって保管してたよ」 「?ホカン?」 なにやら別次元の話になってきたみたいだ。僕にはさっぱり分からない。
191 :
名無しくん、、、好きです。。。 :2008/08/04(月) 12:31:06 ID:wdrpyYlU
siennn
「じゃあ、昨日の『ギアス』でも見ようか?」 朝ごはんを食べ終えると早速V.Vが変なことを言い出した。 僕たちの暮らしは結構暇なのでV.Vはよく変なことをしでかす。 アニメ本編じゃできなかったことをしたいのだろうか? 「じゃあ見ようか」 V.V.がリモコンの再生ボタンを押した。爽やかなオープニングソングが流れ出す。 しばし僕らは熱中してみていた。 「・・・今回もすごい展開だね」 「ルルーシュがスザクに踏まれてるよ・・・」 「たしかに『土の味』だね。これなら土が口に入ってもおかしくないね。土っておいしいのかな?」 「美味くないと思うぞ。・・・食べたことないけど」 「・・・カレンが・・・ジノに・・・」 「ライ、がんばれ。きみの出番はまだまだ先だよ(多分)」 「うう・・・」 「なんで彼女は、こんなにも露出したドレス着てるんだろうね?」 なんだかお先真っ暗になってきた。ほんとにこんな展開で続編でるのか?(作者の思い) 次回予告まで見終わるとV.V.はリモコンの停止ボタンを押した。 「とりあえずルキアーノって奴が危ないのはよく分かった」 「危ないよね、彼は。あれだとすぐに死んじゃうよね」 アニメ感想を話しながらちょっと悲しくなってきた。なんで僕、ここにいるんだ?死んでないのに。 この前なんかモブキャラでだされたんだよな。僕にはかなり似てなかったけど。
少し乗り遅れたが支援!
テレビも見終わったし、やることが無くなってしまった。さてどうしよう。 「じゃあ、いっしょにお買い物でも行こうか?ぼくの妹?」 「その呼び方だけはやめろ。それに外に出たらまずいんじゃ・・・?」 「大丈夫。だってぼくはV.V.だから」 いや、理由になってないし。そういえば冷蔵庫の卵と牛乳がなくなっていたし、丁度いいか。 女装のまま外に出るわけにも行かず、僕はカツラをはずした。 「はずしたらだめだよ。君はぼくの妹なんだから」 V.V.は僕がはずしたカツラを指差した。あの格好で外に出ろと!? 無理にもほどがあるだろ。他の人の目からしたらただの変体じゃないか。 「大丈夫だって。君ならばれない」 「いや、僕にもプライドっていうものがあるから・・・」 「殺すよ」 「・・・はい」 いつもはつけてないけど女装して外にでるので、僕はV.V.からボイスチェンジャを渡された。 一応身なりもきちんとした。僕が着ているのは青色のワンピースだ。 V.Vからピンク色を注文されたが、全力で却下した。 さて、いざ外の世界へ!
支援
久々の外の空気はとてもすがすがしいものだった。ただ卵と牛乳買いに行くだけなのに こんなに幸せだとは。 通りすがっていく人達が僕たちを思いっきり見てくる。 変体ですよね、ごめんなさい。文句は自称僕の兄に言ってください。 ・・・なんで男はみんなほほ赤らめて見てくるんですか。 女の人達は「びじーん」とか「きれー」とかいってくるけど、あんまりうれしくない。 だって僕は男だもん! 「なに考えているの?」 「あ・・・いや、その・・・」 V.V.が心を読めることをすっかり忘れていた。やばい、変なこと考えていたのがばれてしまう・・・。 「ふふ、可愛い妹だね。兄として誇りにおもうよ」 うう、ムカツク〜。でも殴れない。どっちが年上なんだか分からなくなってきた。 ってあれ?V.V.の方が年上なんだっけ?年下だっけ?まあどっちでもいいや。 スーパーの中に入るとV.V.はお菓子売り場へと直行していった。 また人面機関車の仲間達を買うのか。 とりあえず僕は乳製品売り場へと向かった。 「えっと・・・牛乳、牛乳・・・ってアレ?」 そこには見知った顔がいた。 だれだっけ?あのピンクのフワフワな髪をした人と、あの金髪男は・・・?
支援
「ライじゃないですかぁ!」 「ユ・・・ユーフェミア様!?」 「ちなみに私もいる」 「・・・どちら様ででしょうか?」 「クロヴィスお兄様です」 ああ、あのすぐにお亡くなりになったクロヴィス殿下か。あの時はまだ僕は研究所にいたからよく覚えてないや って2人ともなんで生きてるの!? 「あの・・・お二方ともお亡くなりになったはずでは・・・?」 「ふふふ、この地区では生きていられるのです。不思議ですよね〜」 「この地区はアニメ本編で死んだものたちが集まる場所なのだとか」 「あ・・・そうなんですか・・・」 もうビックリしないぞ。だってV.V.が生きてたからな。・・・って僕死んでないってば! 「君はしかたないんだよ。続編がでたらまたこの地区から出られるけど今の段階では・・・」 V.V.がいつの間にやら隣にいた。どうやらこの皇族2人組みはV.V.を見ても驚きもしなかった。 まあ、死んでるからね。って理由になってないか・・・。 「盤上のギアス劇場がでるんですって?」 「そうだよ。ライもでるみたいだし、よかったらプレイしてみてよ」 じゃあ僕このままずっとこの地区にいるっていう可能性もあるってわけか。 悲しすぎる。死んでないのに、僕。
支援
支援
「まあ!盤上のギアス劇場!?買わなくちゃ!」 「ユフィが言うなら私も買うかな」 「それでは、さようならライ。また会いましょう!」 「なかなか似合ってるワンピースだったよ、ライ。それでは」 皇族2人組みはどこかへいってしまった。ああそうか。僕女装してたんだ。 忘れてた。うわ、恥ずかしい・・・。その上男ってばれたよ・・・。ボイスチェンジャつかってたのに・・・。 「まあまあ、可愛いから許して貰えるって」 誰にだよ。でもこの格好のおかげでレジの男の店員さんに「可愛いからオマケしてあげるよ」って言われたし ラッキーか。この格好も悪くない。 店の外にでた僕たちは家に帰る途中、電気屋で皇族2人組みを見かけた。まさか盤上予約してるのか!? とりあえず見なかったことにした。なんだか僕の中の2人のイメージが壊れていく・・・。 気を紛らわすため、僕はV.V.に話し掛けた。
抜けなければ。後は頼みます。
「V.V.なにを買ったんだ?」 「ああ、これ?僕のコレクションの仲間にはいる『トーマス可翔式』だよ」 「『トーマス可翔式!?』なんだそれは!?」 「飛んでお客さんを運ぶんだ。あの世へ」 いやいや、何気に怖いこと言わないで下さい。話かけた僕が馬鹿でした。 にしても今回の買い物はつかれたな。すごい疲れた。なぜだ? 僕が勝手に死んだことにされていたからかな? 「大丈夫だよ。続編に関してはぼくもなんとかするからさ。僕の可愛い妹」 だから人のいるところでやめてくれ!その呼び方は! そういえばまた女装に反逆できなかった。前回宣言したのに。 ええい!次こそ!次こそ全力で・・・! そう心の中で誓いながら僕は空に向かってガッツポーズをするのだった。 母上!咲久耶!僕は絶対女装に反逆するからね!
(ふふふ、ライはまだまだ子供なんだから。でもそういうところが可愛いんだよな。 これからもよろしくね、僕の妹)
支援
投下終了。支援してくださったみなさんありがとうございました あと、トーマス卿スイマセン。勝手に飛ばさせてもらいました ちなみに次回 舞台裏の暮らし 〜第二次!? ムシムシ 決戦〜 につづきます(多分) ハーレムは今がんばってます とりあえず、水泳部と幻惑部と、あと○さん率いる★☆軍団に出演してもらう予定です (あくまで予定なのでどうなるかわかりません) ハーレムENDってどうやって終わらせればいいんだろう・・・?
>>206 ワラビ餅卿、GJでした!
なにこの特区あの世ww この発想は無かったぜ!
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
>>206 GJです
いやはやその発想はありませんでした
クロヴィスがこのスレで出てくることなど考えてもいませんでした
ハーレム物も頑張ってください
209 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 13:39:32 ID:WwURWOS+
GJ! あの世吹いたw ようやくキセキ 後編が完成。 人居るかな?投下良いかな?
211 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 13:47:48 ID:WwURWOS+
よし… タイトル・キセキ 後編 カップリング・ライ×C.C. 行きます。
支援
213 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 13:48:55 ID:WwURWOS+
キセキ 後半 時計の針が午後九時を指した頃、祭りのメインイベントである花火大会が遂に幕を開けた。 普通の打ち上げ花火からキャラクターの形を模した花火、幾つもの色がついた花火など種類は豊富だ。 一般の人々は歩きながら顔を上げたり、よく見える場所に移動し、店を開いている人々は物を売りながら空を見上げ、もっとよく見たいと思った者は店を閉めて見る場所を移動し、様々な色に彩られていく夜空を見ていた。 『た〜まや〜!』 玉城、杉山、井上、南の四人は店を続けながら花火を見ている側で、お好み焼きピザを売りながら夜空に咲く大輪の花を見ていた。 「しっかし、お好み焼きピザも売れてるし、あんな綺麗な花火も見れたし、良い事尽くしだよな〜!」 「ぷっ!綺麗か…玉城らしくない台詞だな。」 「何だと南!」 「止めなさいよこんな時に!」 玉城と南の言い争いを井上が仲裁する。 杉山は三人が揉めている間、ブリタニア人の子どもにお好み焼きピザを売っていた。 「熱いから気をつけろよ。」 「うん!」 子どもは杉山に笑顔を送り、お好み焼きピザが入った入れ物を持って駆け出していった。 「平和だな…」 杉山は心の底からそう思った。 一年前、自分達が騎士団として戦っていた頃は、こんな日々が訪れるなんて思っても居なかった。 あんなに憎かったブリタニア人への対抗意識はもう無い。 ただ、これからは日本人とブリタニア人が手を取り合い、違う人種の子ども達が仲良く遊んでいける時代に期待するばかりである。 そう思いながら杉山は空に上がる花火を見た。
214 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 13:49:35 ID:WwURWOS+
「黄昏てるな杉山。」 「ん?」 ふと自分を呼ぶ声が聞こえ、杉山は前を向く。 そこには、黒い浴衣を着込み、白い浴衣を着た千草を連れた扇の姿があった。 「扇…」 「お好み焼きピザ、二枚くれ。」 あれから一年…千草は記憶を未だに取り戻せずに居た。 医者の見立てによると、もう二度と記憶が戻ることは無いかもしれないらしい。 しかし、千草は言った。 「要さんと一緒ならそれでも良い。」と。 これからも扇は生きていく…千草と共に…
支援
216 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 13:50:38 ID:WwURWOS+
店を閉め、人気の無いビルの屋上で花火を見ていた藤堂、四聖剣とギルフォード、ダールトンの七人は大きめのシートを引き、その上に座って日本酒を飲みながら、花火を楽しんでいた。 「しかし、不思議な感じだ。」 藤堂はギルフォードに渡したコップに酒を注ぎながら呟く。 「一年前まで剣を交えていたブリタニアの軍人と、酒を飲み交わす日が来ようとはな。」 「ハハハ…私も驚いているよ。」 ギルフォードはそう言いながら藤堂から注いでもらった日本酒を口に含む。 「う…エリア11…いや、日本の酒はかなり強いんだな。」 「はっはっは、すまんな、割るための水を持ってくるのを忘れてしまったよ。」 「いや、嫌いではない。」 「それは良かった。」 藤堂とギルフォードが会話していると、また一発花火が上がる。
支援
218 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 13:51:25 ID:WwURWOS+
『た〜まや〜!!』 「ん?」 ギルフォードは花火の音と共に聞いたことのない奇妙な単語を耳にし、それを叫んだ四聖剣とダールトンの方を見る。 五人とも酒を飲んで酔いが回り、すっかり意気投合しているようだ。 「藤堂…「たまや」とは…なんだ?」 「ああ、日本人は花火が上がると景気付けに言うのさ。ダールトン将軍も、あいつらに感化されてしまったんだろうな。」 「そうなのか…」 「我々も言って見るか?ギルフォード。」 「良いのか?」 「我々にはもう境界などないさ。」 「そうか…そうだな。便乗させてもらうよ。」 再び夜空に一発の花火が上がり、鮮やかな紫色の花火が上がる。 『た〜まや〜!!』 日本最高の侍と帝国屈指の騎士の声が合わさり、夜空に響く。 藤堂とギルフォードはこれからも己の道を歩み続ける。 これからは共に認め合ったライバルとして、戦士として、そして友人として…
219 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 13:52:34 ID:WwURWOS+
「綺麗ですねぇ〜…」 「うん。」 スザクとユフィは特区から移動し、枢木神社で花火を見ていた。 ここからじゃ花火は少し遠いとスザクに言われたが、ユフィはここで見たいと言い、スザクはそれに従った 確かに距離は少し遠かったが、ユフィは色とりどりの花火に心を奪われ、見入っていた。 「スザク…」 「ん?」 「もう、私の傍に居なくても良いんですよ。」 「え?それって…」 ユフィの突然の発言にスザクは驚き、花火からユフィへと視線を移す。 ユフィも花火から目を逸らし、スザクに視線を合わせた。 「私…知ってるんです。スザク…まだナイトオブラウンズになりたいんでしょ?」 「な…!?」 スザクはナイトオブラウンズに入り、ナイトオブワンになって日本を手にし、日本をブリタニアの支配制度から解放することを目指していた時期があった。 スザクは確かに今も自分がもしラウンズになっていたらどうなっていただろうと考えることもあるが、日本が開放された今、もうそんな事に興味はないつもりで居た。 第一ラウンズになると言うことは皇帝直属の騎士になるということ。 スザクの今の実績では不可能でもないかもしれないが、もしラウンズになったらユフィと一緒に居れなくなってしまう。 「ユフイ、何を言ってるんだ…僕は君の…」 「そうです。でもそれは私が独断で決めてしまったこと…スザクの意思じゃありません。」 「それでも僕は、不幸せだなんて思ってないよ。むしろ僕は今が一番幸せだ!」 「私も…幸せです…」 「だったら…」 「…私はもう、スザクに沢山幸せを貰いました。」 ユフィはスザクに優しく言った。
220 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 13:53:14 ID:WwURWOS+
「ユフィ…」 「これからももっとスザクから幸せが欲しいです。でも、ブリタニアはまだ他の国の領土への征服活動を続けているんです。 日本は独立できたとしても、ブリタニアのせいで苦しめられている国はまだまだ沢山あるんです。 でも特区日本で手一杯の私一人の力じゃ、どうすることも出来ません… だから…スザクがナイトオブラウンズになって、充分な力を手に入れて、ブリタニアの内部を変えて欲しいんです。 その間日本は…私が守ります。」 「ユフィ…」 −思い出した…僕が軍に入った目的はブリタニアの内部を変えるため… 確かに日本は独立しようとしているものの、ブリタニアが変わったわけじゃない。 僕がやるべき事は…まだ他にある。 「ユフィ…ラウンズになるってことは、また戦争に出ることでもある…もしかしたら、しばらく会えなくなるかもしれないよ。」 「手紙も書くし、連絡も入れます。たまに時間が空いたら、会いにだっていきます。断絶状態と言うわけじゃありません。」 「もしかしたら…戦死するかもしれない…」 「…!」 ユフィは瞳を凛々しい物へと変え、スザクを見つめる。 それがユフィではなく、ユーフェミア・リ・ブリタニアの物だと悟ったスザクは、彼女に跪いた。 「ユーフェミア・リ・ブリタニアが命じます!必ず生きて、私の元に帰って来なさい!」 「イェス・ユア・ハイネス!」 ここに、皇女と騎士の新たな誓いが成立した…
支援
222 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 13:53:47 ID:WwURWOS+
「凄い音ですね、お兄様。」 「ああ。」 ルルーシュとナナリーは特区の人気の無い土手の上で花火を見ていた。 人込みの中では、少々ナナリーに気の毒な気がしたし、ナナリーと二人になりたかったからである。 「お兄様…」 「ん?」 「いつか…私もお兄様と一緒に花火が見られるようになるでしょうか…」 ナナリーは珍しく弱々しい声で言った。 「ナナリー…」 「私…恐いです…このままずっと目が見えなかったら…」 「そんなことは言うな!」 ルルーシュはナナリーの前に移動し、膝を付いてナナリーを抱きしめる。 「お…お兄様!?」 「大丈夫だ…俺が保障する。お前はまた目が見えるようになる!だから…あきらめるな!」 「…はい。」 二人の兄妹はこれからも、嬉しい時も苦しい時も、共に歩んでいくだろう…
泣けてきた 支援
224 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 13:54:48 ID:WwURWOS+
−そして…僕とC.C.は再び二人で祭りを楽しんだ後、口付けを交わした公園に戻り、花火を見ていた。 僕の左の手の平でC.C.の右の手の平を握りながら… 「なかなか、綺麗なものだな。」 C.C.は僕に言った。 「うん…」 僕は一言で答える。 僕は花火を見ながら、C.C.と共に過ごした日々を思い出していた。 学校のプールで始めてあった時、ギアスの事を聞いた時、一緒に記憶探しをしてくれた時、神根島でガウェインから落とされた僕を見つけ、抱きしめてくれた時、特区日本設立宣言時、ユフィに撃たれた僕が起きた時に涙混じりの笑顔を見せてくれた時… 全部忘れることが出来ない大切な日々だ。 「…C.C.」 僕は花火を見ながら口を開いた。 「何だ?」 「僕は君が好きだ…明日、今日よりも好きになってる、毎日溢れてくるそんな想いが止まらない…それぐらい好きだ。」 恥ずかしい台詞だったが、今は二人きり… 僕は何の迷いも無くそう言えた。
C援
支援
227 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 14:01:12 ID:WwURWOS+
「君が僕にくれた日々が積み重なって、二人で歩いてきたそれが「軌跡」になる… 僕らは同じ昔の人間だけど、住む場所も生まれた時期も違った筈だ…そんな僕らが出会って、同じ道を歩いている事って「奇跡」だと思わないかい?」 「キザなやつめ…だが、確かにそうかもしれないな。」 「だろう…だから…」 僕はC.C.の前に移動し、再び彼女を抱きしめる。 「僕らが出会った「奇跡」に感謝して、これからも僕は君と寄り添って歩いて、君との愛を形にして、いつまでも君の横で笑っていたい…良いかな?」 「…」 C.C.は僕の背中に無言で手を回す。 「…ライ、今更言うな。」 少し間が空いてC.C.が言う。 端から見れば味気ない言い方であるが、それだけで僕の心は満たされていく。 「C.C.…」 僕は少しC.C.を胸板から離し、彼女を見つめる。 彼女には、アリガトウや愛してるという言葉じゃまだ足りない…それほど僕は彼女のことを想っている。 言葉じゃ上手く言い表せないから、せめてこう言おう… 「C.C.、僕は…幸せだ。」 「…私もだ、お前が居なくなって、私が何十年、何百年、何千年時を越えても、私はお前を愛している。」 僕達はそれだけ言葉を交わし、再び口付けを交わした。 僕らはまだ旅の途中…まだこれから何十年も続く未来へ、僕らは歩いていく… 僕が果てる日が着る最後の一秒まで、僕は彼女と共に居よう…
全力で支援
229 :
ライ×C万歳 :2008/08/04(月) 14:06:15 ID:WwURWOS+
投下終了。 もうお分かりになっていた人も居ると思いますが、ネタにした曲はテレビドラマROOKIESの主題歌であるGreeeeNのキセキです。 最近H2やタッチの実写版にがっかりし、ROOKIESもそれと同じかなと思ってみていたら…川藤先生の熱血とニコガクメンバーの友情に涙し、楽しんでみていました。 「キセキ」は、何十年何百年何千年時を越えるという部分で「ライCに良い」と思い、チョイスしました。 しかしROOKIESは良かったなぁ… 僕ももし俳優になれたらこういうのに出てみたいなぁ…
>>229 乙&GJ
いやはや読んでて泣けました
ルル×ナナ スザク×ユフィも泣けるし
黒の騎士団とブリタニアの和やかに酒飲ん出んのも和みます
これからも頑張ってください
ついでにキセキは僕も好きでCD持ってます
ルーキーズも好きでした川藤先生のまっすぐさがいいですねぇ
スレチですみません
あ、タイトルが後編じゃなくて後半になってる… 後編に修正お願いします。
>>229 ライ×C万歳卿、GJでした!
実現した優しい世界といった感じで、とても良かったです
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
誰か、助けて ネタと創作意欲が溢れ出してきたのに文才が追いつかないorz ……でも悪を断つナイトオブワンやテビルガンルゥは自重するべきか
>悪を断つナイトオブワン こう、意外とそのまんまな気が… あと書きたいようにかけばいいと思うんだぜ。明らかにおかしければ 指摘してくれる人もいるし。
235 :
233 :2008/08/04(月) 16:37:00 ID:/MlQrLEd
って投下予告するの忘れてた
執事のごとく、カレンメイドバージョン完成したので2100より投下します
>>234 我が名は〜、皇帝陛下の剣なり!、とかも考えたが確かにまんまな気がする
最近、このスレの勢いについていけねぇ……疲れてるのかな
237 :
名無しくん、、、好きです。。。 :2008/08/04(月) 16:46:48 ID:wdrpyYlU
ユン○ル飲んで頑張るんだ
>>233 機体の名前から某氷剣奪われて
内部パラメータの為に冥府の王に蘇らされる人思い出した俺よりマシです
>>237 俺ああいうの苦手なんだよな……夏場は甲子園見ながらのんびりすることにするよ。
俺の地元の高校まだ勝ち進んでるし。俺の分も他の職人さん頑張ってくれ!
しばらく書くのはやめようかと思ったのに・・・。またライカレ書いてしまった。 一度書きたかったシチュなので、はずせなかったんだ。 でも昨日はちょっと感動した。自分があれだけ連投したSSを待っててくれる人が あんなにいたとは思わなくて、すこしウルッときた。 みんな、ありがとう。やっぱこのスレ、最高だ。 今日中に投下するので、見たい人は見てやって下さい。
>>240 楽しみに待っている!支援出来ればさせてもらいます
自分はノネットさん相手、ジノ親友で話を書いているんですけど
暗いし続き物になるうえ需要ないからどうしようか迷ってる。
ただでさえ月下とクラブのやつが終わっていないというのに。
最近どの職人さんがコテ無しで話してるのかおおよそわかってきたのがまたなんとも。
ていうかこのスレに書き込んでるの職人ばっかりかと錯覚しそうになる 一回皆でチャットとかしたら楽しそうだ
確かに職人だけの会話には興味あるなww まあ、スレ違になるけどね
あれ、今結構、人いる? 繰り上げて1800より投下しますので支援頼みます
投下するよ、いい? 答えは聞いてない! まえがき タイトルは「執事のごとくif メイドのごとく〜Kallen the sweet maid〜」です 注意点 ・ライ×カレです ・ナナリーは出ません ・スザク、壊れてるのか壊れてないのか最近分からなくなってきた ・ノリで書きました ・まえがき〜あとがきまで11レス程度です ・働かなきゃ負けかな、って思ってる……けどバイトがねぇorz それでは全力で投下します
支援
「3番は誰?」 とりあえず僕から聞いてみることにした 「3番は私よ!」 ライのお相手はぁまたしてもぉカレンだったぁ! 「よろしく頼むわね、ライ」 「こちらこそ、カレン」 まーたスルーですかー? 「じゃあ、くじを引いてね」 「ライからどうぞ」 「いや、レディファーストってやつさ、カレンが引きなよ」 カレンが引くと、やはり従者に決まったようだ 無視し続けていたら、天の声は去ったようだ 忘れるな、いずれ第二、第三の天の……聞かなかったことにしよう 今回は僕がレディファーストと言ったせいか、従者の割合は女子が多い 「それじゃあ、明日には注文した執事服とメイド服が届くから、今日は解散……あ、そうだ、皆これに目を通しておいてね!」 そういって渡された紙束の一枚目には「従者はどのように主に仕えるべきか、主はいかにして従者に報いるべきか、総集編」と書かれていた その後、カレンと騎士団のアジトで会う約束をして、とりあえず僕は部屋に戻った 部屋にチーズの匂いが充満している、ということは「C.C.!」 「なんだ、ピザならやらんぞ」 「別にいらない」 いつもこのやり取りをしてる気がする「…旨いのに」って食べて欲しいのか?どっちだ?
「なんだ、その紙は?」 「明日のイベントについての資料だそうだ」 「…そうか」 C.C.は興味を失ったみたいだな 「何処かにいくのか?」 「騎士団のアジトにいく」 「…そうか」 「とりあえず僕が帰って来るまでには部屋から出ていってくれないか?」 「なんだ、日帰りか?童貞坊や」 僕はC.C.を無視して部屋を出た 黒の騎士団のアジトにて、僕とカレンは明日のイベントについて話し合っていた 「メイドと言ってもどういうふうにすれば良いのかしら?」 「う〜ん、とりあえずこの紙に書いていることをやってみたらいいんじゃないか?」 「それもそうね、えーと、ゴホン、ご主人様、いかがいたしましょうか?」 「待つんだ、カレン。いきなりそれは意味が分からない」 いきなりどうしようかと聞かれても、何を言えばいいのか分からない 「えっと、とりあえず僕が帰って来たっていうところから始めない?つまり……第三章のこの辺りから」 「分かったわ………お帰りなさいませ、旦那様、お仕事お疲れ様です」 あれ?何だろう、この胸の高鳴りは 「あぁ、ただいま、カレン」 「…えっと…ご飯は出来ておりますがいかがなさいますか?」 理解した、旦那様だと主従関係というよりむしろ夫
支援
支援
>>242 いやそんな凄い精度じゃないんだけど、SS抜きの話題でなんとなく誰かがわかるというか(代表例:千葉はラ○○○さんとか)
切れましたorz むしろ夫婦みたいだ 「えっと、それじゃあご飯を食べたいな、あと旦那様じゃなくてご主人様のほうが」 僕の言葉に少し赤くなるカレン 「分かりました、ご主人様」 多分僕の言いたいことは伝わったはずだ その後も紙に書いているメイドの仕事をこなしていくカレン、そしてその奉仕を受ける僕……なんか幸せ過ぎて死にそうだ 「それでは、ご奉仕させていただきます」 「あぁ、お願い「何をやってるんだ!お前たちは!」お、扇さん!?」」 何故だ?いや、扇さんがいることは想定の範囲内だ だが、怒りながら入ってきたのは? 扇さんなら聞き耳なんか立てたりせずに、普通に入ってくる、つまり僕達が何かしているとは分からないで入ってくるだろう 扇さんが僕達が何かをやっていると知った原因は……くそ、団員の中の誰かと考えられるが、候補が多すぎる「玉城がお前たちがそういう、その、プ、プレイをやっていると喋り回って」玉城、後でじっくり話し合わねば、主に拳で 横を見るとカレンが赤くなっている、いや、カレンは赤ってイメージはするけどいつもの三倍くらい赤い気がする
支援
「…そんな、玉城に見られてた?いますぐ口封じを……いえ、もう遅い…そうだ、逆に考えるのよ、皆公認の恋人になるチャンスだと」 なんか物騒な単語が出てきたんだけど…気のせいだよね? 「聞いてるのか?ライ!俺は別にそういうことをするのを否定してる訳ではない、ただ段階を踏んでだな」 「……そういうことをしていたと思われてる?そういうこと……ライ、子供は最初に男の子が欲しいな、それでね、ナオ……」 なんかカレンは別の世界にトリップしてしまった 「だから、カレンの保護者としては正式に付き合っていれば何の問題も無いんだが」 よし、話に一段落付きそうだ、誤解だというのは今しかない 「つまりだ、「扇さん!」なんだ?ライ」
支援
「実は……」 僕は生徒会のイベントについて説明した 「…そういうことか、疑ってすまなかった。玉城には後で俺がじっくり言い聞かせてやる。皆にも誤解だと言っといてやるから、お前たちはそろそろ帰ったほうが良いんじゃないか?」 「ありがとうございます」 流石は扇さん、どこかのシスコンとは違う、ちゃんと話を聞いてくれる とりあえず扇さんは部屋を出たしカレンを正気に戻さないと 「カレン!」 「…私五人目は…はっ!……何、ライ?」 「いや、もうこんな時間だし帰らないと」 「そうね、じゃあまた明日……楽しみにしててね?」 そして翌日 生徒会実にメイド服を着たカレンにシャーリー、ニーナにスザクが入って………スザク!? 「なぁ、スザク?」 「なんだい?ルルーシュ」 「何故、お前がメイド服を?」 「会長に渡された服がこれでさ、どうかな、似合ってる?」 「……ノーコメントだ」 だから何故君はノリノリで女装をするんだ、スザク! 「それでは、第一回「君が主で私が従者」を開始します!」 よかった、微妙な空気になる前に始めてくれてありがとう! 「それでは、いかがなさいましょうか、ご主人様」 流石カレン、少しの練習でかなり様になっている
「そうだね、じゃあ紅茶でも淹れてくれるかい?」 「分かりました、ご主人様」 あぁやっぱり幸せな気分だ 「紅茶をおもち、きゃ!」 「大丈夫か、シャー、熱っ!」 「申し訳ありません、ご主、あっ!」 「いや、大丈、ぶっ!」 ……あっちは凄いことになってるようだ、大丈夫なのか、ルルーシュ? 「お待たせいたしました、ご主人様」 「あぁ、ありがとう」 うん、美味しい、昨日の練習の成果はここにもでているようだ 「しかしまあ、思ったより面白味に欠けるわね〜」 大丈夫です、スザクがメイドな時点で面白いです、会長 「そうですね、ご主人様」 なぜ同意するんだ、スザク! 「と、いう訳で従者役の人は全員これ(猫耳と猫尻尾)を付けてね、会長命令よ!」 目を輝かせるな、スザク! そうしてネコミミメイドになったカレン 「……ご、ご奉仕する…にゃん」 ば、馬鹿な!まだ戦闘力が上がるだと、く、落ち着くんだ、僕! 野生に身を任せてはいけない、制御するんだ! 「どうかいたしましたか…ニャ?ご主人様?」 頑張れ僕の良識的な心!昨日扇さんに言われたことを思い出せ!
>どこかのシスコンとは違う ライさん君が言うな支援w
「責任をとるというのであれば、OKだ!」……違う、扇さんは笑顔で親指を立ててこんなことを言ってない! そうだ、周りを見てみたら落ち着くかもしれない! そう思いルルーシュのほうを見てみると「きゃ、ごめんにゃさい、ご主人様」 シャーリーがこけてルルーシュと抱き合っていた。 「…落ち着くんだ、俺!俺にはナナリーが、だがこのシャーリーは、しかし」 本当に落ち着け! 幸いその呟きは真っ赤になっているシャーリーには聞こえてないみたいだ 「…ご主人様?」 しまった、カレンのことを忘れていた、というか何をしようとしていたんだっけ 「えっと……可愛いよ、カレン」 しまった、思ったことを口に出してた! 「…やだ、もう、ライったら、可愛いだなんて」 あっ素に戻ってる、そしてクネクネしだした このあと、結構長い時間、シャーリーとカレンは違う世界に飛び立っていた 「落ち着いたかい、カレン」 「も、申し訳ありません、ご主人様」 とりあえずカレンはシャーリーより早く正気に戻ったようだ 少し落ち込んでいるみたいだ……そうだ! 「カレン、今日はありがとう、君の奉仕に対して何かしてあげられることはあるかい?一応僕が出来ることならなんでもするけど」 「え、えっと……それじゃあ」
僕は今、騎士団のアジトにカレンと一緒にいる 「…それで?ここで話すことって?」 「えっと……ライ、なんでもするっていったわよね?」 「確かに言ったけど」 「じゃあ、あの、その…わ、私と、こ、恋…、いえ、なんでも無いわ……とりあえず今度パフェでも奢って「カレン」…な、何?」 流石にカレンの言いたいことが分からないほど鈍感じゃない…と思う 「僕と付き合ってくれないか?」 カレンが少し赤くなる 「今日のイベントとか関係なく、僕は前から君のことが好きだった……だから」 しばしの沈黙のあと「私も貴方が好きよ、ライ、だから」 カレンは顔を赤く染めて、多分僕もそうだろうけど、返事をしてくれた そして二人の距離が近づき………バン! 「いや、めでてーなおい!ふたりともお熱いこった」 「おい、待て玉城!」 「「玉城、扇さん!?」」 「私もいるわよ、カレン」 「私もだ」 「すまない、私もいる」 井上さんにC.C.、ゼロまで! 「ラウンジでそんなことをやっているお前たちが悪い」 そうかもしれないけど、C.C. もう少し皆…て言うか玉城、空気を読め!この下郎が! 「場所をわきまえて行動してもらいたいのだが」
すまない、ゼロ、だがその場の雰囲気というものがあるんだ 「ライ」 「な、なんですか、扇さん」 怒ってるのかな?昨日の今日だけに 「…カレンを泣かせるなよ、そして幸せにしてやってくれ」 「…もちろんです、約束するまでも無いです」 「そうか」 僕達は二人きりでアジトからの帰り道を歩いていた 「全くもう玉城のヤツ」 カレンは未だにご立腹のようだ…そうだ! 「カレン」 「何、ライ?」 「…キスしても、いいかい?」 「!……えぇ」 月明かりが一つになった影を照らしていた おまけ 僕達が付き合い出したことをミレイさんに報告した、からかわれるかもしれないが、後から知られるよりはマシだろうという結論がでたから そして、ミレイさんはしばらく考えこんだあと、「よーし、祝福を込めて、全校生徒による、男女逆転祭りを開催するわよ」 何故に? 追伸、玉城は全治一ヶ月の怪我をしたらしい が、一週間後には元気に騒いでいた
支援
あとがき 以上です、支援ありがとうございました!感想も書いてくれると嬉しいです おまけが蛇足な気がしますが あと何故ルルーシュが壊れるんだろうか? あとロスカラ再構成なライのごとく〜Lie the combat butler〜を思い付いたんで気が向いたら書いてみたいと思います ……えぇお察しの通りライナナです、というか元ネタ知ってる人は大体想像がつく展開になりそう それでは、次回も全力で投下する予定です! トーマス卿、0012-0731より、2-2、カレンだった、と繋げていただけますか
>>265 GJです!期待どおりの甘さを堪能させて貰いました。
あと玉城のキャラがよく出ていたと思いますwそれに扇さんの父親っぷりはもう鉄板だなあ。
次回投下を心からお待ちしてます。
>>265 GJ!カレンかわええ。そしてスザク、もう手遅れなのかw
さらに、ルルとシャーリーに何があったかも気になる。
次、誰もいないなら19:00頃に投下しても大丈夫かな?
支援しますよ
ありがとうございます。そろそろ時間なので投下します。 作者:余暇 タイトル:V.V.のいたずら カップリング:ライ×カレン 設定:騎士団編カレンEND後、ところどころV.V.視点あり。(トーマス様ごめんなさい) またもライカレを受信しちゃいました。どうしようもないな、自分。
支援
支援。本日の潤いがお越しになった
『V.V.のいたずら』 「ただいま、シャルル。」 「お帰りなさい、兄さん。今日はどちらへ?」 「ああ、あの二人を観察してたんだよ。狂王とその恋人をね。」 やあ、自己紹介が遅れたね。僕の名はV.V.。最近、新しい趣味ができたんだ。黒の騎士団にいるかつて『狂王』と呼ばれた男・ライと、 その恋人・紅月カレンの様子を観察すること。何故そんなことするのかって?ここ連日、彼らの周りで起こっている出来事が面白いからさ。 扇風機で遊んだり、蚊でくだらない作戦思いついたり、ヒーロー番組作ったり、ダンベルを足の上に落としたり、河童に変身したり。君も一度覗いてごらん。 「兄さんも趣味が悪い。他人のあーんなことやこーんなことを覗き見するとは。どこかの家政婦じゃないんですから。」 「でもね、シャルル。本当に彼らの周りは毎日面白くて飽きないよ。特にセンスのかけらもない仮面をかぶった男がね。シャルルもきっと気に入るよ。」 でもそういえば、僕って今まで覗いてるだけで、一度も彼らに干渉してないよね?もし僕が干渉して、彼らを普通ならありえない状況下においた時、 一体彼らはどうするんだろう?面白そうだな、でも具体的に何を・・・、そうだ! 「フフフ・・・。」 「兄さん、何か悪だくみですか?」 「ああ、そうだよシャルル。ちょっとあの二人にいたずらしてくるよ。」 フフフ、どうなるかな?さあ、今日も僕を楽しませてよ・・・。
支援
支援
「うう・・・。」 僕は照りつける太陽と、ザラザラした砂の感触で目が覚めた。おかしい、僕は昨晩部屋のベッドで寝たはずなのに。これは夢・・・? ザザーン。 「あれ、海?ここって砂浜?夢にしてはリアル過ぎないか?」 ギュッ。頬をつねってみた、痛いということはこれは夢じゃない。じゃあここはどこだ?ふと振り返ると、崩壊した遺跡の入り口が見えた。 僕はこれに見覚えがある。 「まさか、ここは神根島!?間違いない、僕はこの遺跡に見覚えがある。でもどうして僕がこんな所に?そういえば、以前にもゼロや カレン達が式根島から神根島に飛ばされたことがあったっけ。あの時と今回は同じ原理なのか?」 ここへ僕を飛ばした人物の意図はまったく読めない。なぜなら、この遺跡はギアスに関するものだ。ギアスが使えた頃の僕ならともかく、 あの式典の日以降、僕のギアス能力は消失して普通の人間になってしまった。まさか、今さら僕を封印する気か?いや、それなら最初から 遺跡の奥に僕を連れて来て、抵抗させる間もなく封印すれば済むこと。一体、なぜ・・・? 「いや、考えるのはよそう。相手に何か目的があるのなら、必ず干渉してくるはず。それまでは、この島を歩いてみよう。 他に誰かいるかも・・・って、何これ?」 見ると、砂浜の近くに僕のカバンが落ちており、中には何故か・・・。 「何で学園の水着とバスタオルが入ってるんだよ?僕に泳げってか?」 いよいよわからん。でもとりあえず僕の荷物なので、僕はそのカバンを持って島を散策することにした。
支援
支援
「しかし、気味悪い森だなあ。木の実はおいしいんだけど。」 僕は朝食代わりの木の実をかじりながら、森の中を歩いていた。 「しかし、なんで水着なんだろ。本当に何を考えてるんだ・・・。」 森の中を歩いていると、何やら水の音が聞こえてきた。どうやら滝があるらしい。 「ちょうどいい、水浴びでもするか。」 そして僕は森を抜け、滝の前に出た。ところが、そこには先客がいた。どうやら魚を捕っているらしい、何やら大きな魚を抱えている。 「あれ?誰かいる。良かった、僕だけじゃなかったみたいだ。おーい!」 僕はその人物に声をかけた。ところが・・・。 「・・・!誰!?」 ブンッ、ごすっ。その人物は問答無用で僕に魚を投げつけ、顔面にクリーンヒットした僕は、その場に倒れた。 「いってー。何なんだよ、もう。」 「誰だ!またスザクか!?」 僕の目の前に現れたのは、ナイフを片手に持ったカレンだった、のだが・・・。 「ええ!?ラ、ライ?」 「やあ、カレン。僕だよ。それより君は、は、早く服を着た方がいい。表現の自由があるとはいえ、それはいろんな意味でまずい。」 そう言われて、カレンは自分の姿を見直した。そして・・・。 「い、いやあああああ!み、見ないでえええええ!!」 「ぐはっ。お、落ち着いてカレン。見ないって、見ないから早く服を着て!って、わー!ナイフを振り回すのはやめてー!」 僕はしばらくの間、カレンにボコボコにされた。まあ、その間にいろんな絶景を目に焼き付けることができたので、これはこれで良しとしよう。 『フフフ。君は本当に変態だねえ、狂王。我が身に危険が降りかかっているにも拘らず、見上げた根性だよ。』
支援
支援
「だ、大丈夫?ごめんね、気が動転しちゃって。」 さっきからカレンがひたすら僕に謝っている。彼女はすでに、服を着ていた。 「い、いや。あれは僕も悪かった。急に声をかけたからね。」 体中あちこちが痛い。 「あ、そう言えばさ。さっきの『またスザクか』って、どういうこと?」 僕にそう聞かれ、カレンは言いよどむ。 「えっとね・・・。前に神根島に飛ばされた時、ここで水浴びしてたらスザクに会ったの。それで、スザクに押し倒されちゃって・・・。」 「な、なん・・・だと?」 僕は言葉を失った。かつて敵対したとはいえ、大切な友人だと思っていたスザクがカレンを?押し倒した? 「あ、あの、ライ。でもね、その時は何もやましいことはなかったから!もう済んだことだし、ここは穏便に・・・。」 「何が済んだことだ!スザクだって、僕とカレンの関係を知っていたはずだ!その当時はまだ付き合ってなかったけど。 それなのに、あいつはそんなことを!許さん、許さんぞ!下郎の分際で私の女に手を出すとはいい度胸だ。こうなれば、奴を徹底的に・・・」 「落ち着きなさい!」 僕はカレンに押し倒された。すぐ上に彼女の顔が見える。 「嫉妬してくれるのは嬉しいけど、少し落ち着いたら?私が『何もなかった』って言うんだから、信じたらどうなの?信じられないなら、実力行使で黙らせるまで・・・。」 「え、ちょ、ちょっとカレン!?何する気?君こそ落ち着きなよ!僕はもう大丈夫だから、怒ってないから、だからやめ・・・って、アッー!!」 『ほう・・・。またか、この二人は相変わらずだなあ。若いっていいねえ。』
支援
支援
カレンが朝食を食べ終えた後、僕たちは島を巡回することにした。念のため言っておくけど、 カレンの朝食はさっきの魚のことだから。それ以外を想像した人、明日から月下マンね。 「でもどうして、私たちは神根島に飛ばされたのかしら?」 「さあね、しかも二人とも、学園の水着を持たされてるってどういうことだ?」 「さあ・・・。『一緒に泳げ』ってことかな?」 カレンが赤面し、僕も黙り込んでしまう。 「と、とりあえず、島を一周して他に誰かいないか探そう。あと、連絡手段もね。」 「そうね、今のままだと助けも呼べないし。」 僕たちは島を一周したが、人も連絡手段も見つけられなかった。 「困ったわね・・・。」 「ああ、困ったな・・・。」 僕たちは昼食の木の実を食べながら、森を抜けていた。目の前には海が広がっている。 「海に出ちゃったよ。」 「そうね。ライ、あのさ・・・。」 カレンの方を見ると、少し顔が赤い。 「せっかくだからさ、泳ごうか?」 「え?本当に泳ぐの?」 「だってさ、黒幕の意図は読めないとはいえ、せっかく水着があるんだよ?それにね、一度ライと一緒に海に行きたかったんだ。」 「カレン・・・。」 「だからさ、泳ごうよ。ね?」 「・・・そうだな。夕食の魚も捕らないといけないし、気分転換にはいいかも。」 そういうわけで、僕とカレンは海で遊ぶことにした。
支援
支援
「カレン、もう着替えたかい?」 「待って、今そっちに行くから。」 僕は先に着替えを済ませ、カレンを待っていた。とそこへ、カレンが出てきた。 「ど、どうかな?学園の水着だけど・・・。」 カレンは少し顔を赤くしている。僕は正直、目を奪われた。シャーリーに泳ぎを教えてもらった時も思ったけど、学園の水着って、 学校指定の割には露出が多い気がするんだよなあ。特に胸元が大きく開いてるものだから、カレンの豊かな胸が収まり切らずにその 深い谷間が見えてしまっている。でも何か、水着のデザイン以上にサイズが小さいような・・・。 「ね、ねえライ。やっぱり地味かな?」 カレンが不安そうに聞いてくる。とんでもない、今でも十分すぎるくらいだ。 「いや、すごくかわいいと思うよ。ただ、微妙にサイズが合ってないような気がするんだけど。」 「な!?あんまりジロジロ見ないでよ、恥ずかしいから。」 カレンが上半身を手で覆った。 「この水着、入学した年に買ったんだけど、学園ではいつも体育は見学してるだけだから、別に買い替える必要もないと思ってたの。 入学してから少しずつ成長はしてたんだけど、最近はそのスピードが上がってきてるから、かなりきつくて・・・。」 「スピードが上がってる?どういうこと?」 僕は単純な疑問を口にした。だが・・・。 「・・・!誰のせいよ、誰の!私だって好きで成長してるわけじゃないわよ!でも、仕方ないじゃない。だってライが・・・。」 「ええ!?僕のせいなの?僕、カレンに何かした?」 「察しなさいよ!」 僕は何故か、顔を真っ赤にしたカレンに怒られてしまった。 『ふふっ。この二人の場合、喧嘩をしても微笑ましいんだよね。でも狂王、君はもう少し女心を勉強した方がいいと思うよ。』
明日から月下マンになっちゃったww 支援
支援
支援
「うーん、気分爽快!」 カレンが気持ちよさそうに泳いでいる。僕はしばらく泳いだ後、波打ち際で休んでいた。 「そろそろ、夕食の準備をしないとな。」 そんなことを考えていると突然、 バシャッ。カレンに思い切り水をかけられた。 「わぷっ!?何するんだよ。」 「やーい、悔しかったらここまでおいでー。」 「・・・こいつ!」 僕たちは波打ち際で追いかけっこを始めた。たまに水をかけ合ったりしながら。 「ほらほら、遅いよー。」 「君が速いからだろうが!」 僕はなかなか彼女に追いつくことができないでいた。その時。 べしゃ。僕はつまづき、顔から思い切り砂浜に突っ込んだ。 「ちょっとライ、大丈夫?」 心配したカレンが近寄ってきて、起き上がろうとした僕に手を伸ばした。 「よっと。」 「きゃっ。」 僕はその手をつかむと、カレンを自分の近くに引き寄せた。 「捕まえたっ。」 「もうっ・・・。ずるい。」 僕とカレンは顔を見合わせて笑った。そして・・・。(以下省略) 『仲がいいのはわかるけど、四六時中ベタベタされると周りの人間はたまったもんじゃないだろうなあ。 当人たちはどこ吹く風なんだろうけど。』
支援
支援
海水浴を終えた僕たちは、海で魚を捕ったり、森で木の実を採ったりして夕食を調達し、今まさに夕食中。 「「いただきます。」」 豪快に魚にかぶりつくカレン。 「いい食べっぷりだな。」 「あ、やっぱり女の子はおしとやかな方がいい?」 「いや、今のままでいい。変に飾ろうとしない自然体のカレンを僕は好きになったんだから。」 「・・・恥ずかしいセリフを平気で言うのね。」 「え?僕何かまずいこと言った?」 「ううん、何も。」 夕食後。 「今日、学園も騎士団も休みで良かったな。」 「そうね。もしそうじゃなかったら、今頃大騒ぎになってるわ。」 カレンが僕の肩に寄りかかってきた。 「ねえ、私たち帰れるよね?このままここで暮らすなんてことはないよね?」 不安そうな表情のカレン。僕は彼女の頭をなでた。 「大丈夫だよ、きっと帰れる。すぐに戻れなくてもそのうち、あの時の僕みたいに誰かが捜しに来てくれるさ。信じよう、みんなを。」 「ライ・・・。そうね、信じましょう。今までだって、私たちの信じた道を進んで、特区日本までこぎつけたんですもの。信じていれば、大丈夫よね。」 「うん。だからさ、今日はもう休もう。」 「そうね、私も疲れちゃった。おやすみなさい。」 「ああ、おやすみ。」 二人は並んで眠りについた。 『お疲れ様、今日も楽しませてもらったよ。やっぱり君たちはお似合いのカップルだね。さあ、元いた場所に帰ってもいいよ。 君たちにいたずらをしたことは謝るけど、君たちも随分楽しんだみたいだから、おあいこだね。』
支援
目が覚めると、僕は自分の部屋に戻って来ていた。ん、何かいい匂いが・・・。 「おはよう、起きたのね。もうすぐ朝ごはんできるわよ。」 「おはよう。カレン、昨日のあれは夢だったのか?」 「ううん、夢じゃないみたい。日焼けの跡が痛いし、使った水着は干してあったし。 私たち、確かに神根島に行って、こうして戻ってきたのよ。」 「そうか。不思議な体験だったけど、楽しかったな。」 「そうね。あんな形で勝手に飛ばされるのはごめんだけど、旅行にはまた二人で行きたいな。」 「同感だ、今度休みでも取るか。」 二人は笑い合った。その後、仲良く日焼けして生徒会室に顔を出した僕たちが、みんなにさんざん冷やかされたのは言うまでもない。 「ただいま、シャルル。」 「お帰りなさい、兄さん。今回はどうでしたか?」 「うん、楽しかったよ。二人も楽しそうだったし。」 「結局のところ、兄さんは何がしたかったのです?ご自分だけが楽しむのが目的ではなかったのでは?」 「まあね。彼は最近、忙しそうにしてたから。一度リフレッシュしてもらおうと思ってね。」 「なるほど。兄さんはよほど狂王がお気に入りなのですね。」 「うん。周りの人間も面白いからね。」 バトレーに発見されるという偶然からこの世界に目覚めた君が、周りの人間を変え、そして世界を変えた。 今君の周りに広がる優しい世界は、君が創ったようなものさ。君にはその世界で生きる権利がある、思う存分楽しみなよ。 まあ、僕も楽しませてもらうけどね。
支援
支援
おまけ ここは模擬戦を行うための敷地内。今日はある実験が行われる。 「さあ行くぞ。見よ、これぞゼロ専用パワードスーツ『魔神零式』だ!」 ゼロがマントと上着を取ると、そこには筋骨隆々のゼロの姿が! 「どうだライ、すごいだろう?圧巻だろう?強そうだろう?」 「ああ、体と頭のアンバランスさが酷すぎて気色悪いな。」 「そこかよ!まあいい。『魔神零式』は私のパワーを二十倍にアップさせてくれる超アイテムでな、 ゆくゆくは生身でナイトメアと戦えるように改良するつもりだ。」 「でもそれってさ、君の体がもたないと思うんだ。君は特別に鍛えられた人間というわけではない、むしろ平均以下だ。 今の出力でもかなりの負荷がかかってるというのに、これ以上無理をしたら・・・。」 「うるさい!私だって少しは戦力として役に立ちたいんだ!早速実験を行う。『ハドロン波』を使う。」 「ええ!?何かいきなりやばそうな兵装だな。自滅フラグ立ってない?」 ゼロがナントカ波を出しそうな構えを取ると、掌に赤黒いエネルギーが集約、そして・・・。 「波―――――!!!」 チュドーン!ガラガラガラ!ボキボキボキ! 「す、すごい破壊力だ。瓦礫を一瞬にして消し去った。でも最後の何かが折れるような鈍い音は何だ?」 「ふっ、知れたこと。私の両腕が折れる音だ。」(だらりと腕が垂れている。) 「・・・。あ、そう。実験は失敗だな。中身が脆弱すぎて、まともなデータが取れやしない。『魔神零式』はお蔵入りだな。」 こうして『魔神零式』は、「装着者の身を滅ぼす呪われた兵器」として、倉庫にしまわれることとなった。 果たして次に犠牲となるのは誰なのか!?つーかこれ、続くのか?
支援
以上です、支援ありがとうございました。 一度二人で海に行かせたかったんです。どうせなら誰もいない神根島が いいなあと思い、V.V.に登場願ったわけです。 やはりライカレ物が自分に一番向いてるのかもしれません、書いてて思いました。 もう少しだけ、この路線で行こうかな、ネタ尽きかけですがw
余暇卿GJ! ライカレ最高! ライカレ万歳! そして何気に観察してるV.V.とかww 魔神零式ワロタwwwwww 次回の投下も全力でお待ちしております さて、明日からあだ名が月下マンになってしまいましたよww
>>301 GJでした!
特区も成立し、皇帝達もヤバいちょっかいかけてこない、
本当に優しい世界になってるんですねえ。ちょっとホロリときました。
ライとカレンはいつもながら最高でしたがw、優しいV.Vというのも良かったです。
次回の投下をお待ちしてます!
>>269 謝ることなんてありません。いつもどおり全力で保管いたしました!
>>299 おまけのパワードスーツ『魔神零式』のデザインは悪夢ゼロと考えていいですか?w
>>305 某カエル型宇宙人がよく着る、筋肉ムキムキのスーツをイメージしましたw
オイ、余暇卿の領地の表記が「V.V.にいたずら」になってるww
>>307 作者も言われるまで気づかなかったww
トーマス様、それはあなたの願望ですかw
>>306 私は強化外骨格を思い出した、ちょうど名前がアレだしw
>>308 最新20件とか一覧全部それになってる。トーマス卿どうやら元のデータを打ち間違えたみたいだなw
>>309 『ギアスのススメ』
こうですか?
……覚悟なルルーシュに散様なコーネリア殿下を想像してしまった。
そしてボルトがダールトンでライがライ?
違和感ねぇw
>>310 ぎゃあああ!入力ミス!余暇卿、申し訳ありません。直ちに修正します!
9時15分に投下したい! 支援してくれる人はいるかな?
おうさ任せろ
今日の晩酌(肴はピザ)をしつつ支援じゅんび
ぜひ
317 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:16:37 ID:AOW9yVCW
では投下! 「仮面の戦い」の続き「×素直に誰か選ぶ」です リクエストと独断の結果カップリングはライ×カレンになりました。 注意点は今までと一緒です
318 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:18:49 ID:AOW9yVCW
×素直に誰か選ぶ やはり、ここは素直に誰か選ぶべきだろう。 だが誰を? ………そんなの決まっている。 僕には最初から心に決めている人がいたんだ。 「やぁっ!」 「キャッ!」 ランスロット仮面の蹴りに吹き飛ばされた紅蓮仮面。 チャンスとばかり、ランスロット仮面はすかさずランスロットトルネードキック(勝手に命名)を紅蓮仮面に放った。 「ーーー!!」 「危ない!」 僕は2人の間に割って入りランスロットトルネードキック(勝手に命名)を受け止めた。 「「ライ!?」」 僕の乱入は両者、意外だったらしく驚きの声をあげた。 「大丈夫? カ…… 紅蓮仮面」 「え、ええ」 「そうか、良かった」 紅蓮仮面の無事がわかると僕は紅蓮仮面を守るようにランスロット仮面に対峙した。 「紅蓮仮面、お願いがあるんだけど」 「な、何?」
支援
風呂掃除しながら支援
321 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:20:50 ID:AOW9yVCW
ランスロット仮面と対峙したまま僕は話す。 「カレン……って少女知ってるかな?」 「え、ええ知ってるわ」 流石に私が本人とは言わない紅蓮仮面。 僕は気にぜず続ける。 「すまないけど呼んで来てくれるかな。大事な話があるんだ。ここは僕が引き受けるよ」 「え? ええ、わ、わかったわ」 頷くと紅蓮仮面は僕を気にしつつも走って行った。 「ライ、それが君の答えかい?」 「ああ、そうさ。だから僕は今からこの気持ちを彼女に伝える。邪魔するなら相手になるよ」 僕は無意識に構えをとる。 それを見てランスロット仮面も同じく構えをとった。 「お止めなさいスザ……ランスロット仮面!」 「………!」 突然ユフィに叫ばれランスロット仮面は振り返った。
支援
支援
324 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:23:08 ID:AOW9yVCW
「もう、いいです。ライ、それがあなたの本当の気持ちなんですね」 「………うん。すまないユフィ。君の気持ちは嬉しい。……でも僕はカレンが好きなんだ」 「………そう、ですか」 どこかぎこちない笑顔でユフィは笑った。 その笑顔はとても寂しそうだった。 「私、わかってました。お二人の間には切っても切れない硬い絆があったことを。それでも……知っていて欲しかったんです」 服の裾をつかむ彼女の手は震えていた。 それでも彼女は笑顔を絶やさなかった。 「あなたが好きでしたライ」 「ありがとう。そして、ごめん……」 僕が謝ると彼女を首を横に振った。 「謝らないで。だって私、まだ諦めませんから…………スザク!」 「イエス、ユア、ハイネス」 最後に彼女はイタズラっぽく笑うとランスロット仮面を引き連れ夕日の中へ歩いて行った。 っていうか今、普通にスザクって言ったよね? 僕の気のせい?
支援
支援
支援
328 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:26:06 ID:AOW9yVCW
「とうっ!」 「うわっ!!」 やり切れない思いを感じる間もなく、マスク・ザ・サヨコさんがクナイを投げてきた。 「スイマセン! 今の話聞いてました!?」 思わず僕は叫んだ。 「聞いてました。しかし私は主のために生きる仮面くノ一。あなたの気持ちはどうであれ主のために尽くします。ミスターチーズ君さん!(君まで名前)」 「了解した!」 いつの間に協力関係になったのか? ミスターチーズ君は熱々ピザを投げ、マスク・ザ・サヨコさんはクナイを投げた。 「むっ!」 飛びかうピザをクナイが貫く。 一見意味なさそうに見えるがピザを貫くことにより熱いピザの具が飛び散り地道に熱い。 目に入ると意外に大ダメージだ。 しかも、マスク・ザ・サヨコさんのクナイはピザごときじゃ勢いは落ちない。 これは予想外にも近づくことはおろか、避けることすら困難だ。 ところでミスターチーズ君、食べ物を粗末にしてはいけませんよ。 「グッ! しかしこの弾幕をどうやってくぐればいいんだ」 意外に完璧な攻撃! 何か突破口は……
支援
支援
331 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:29:37 ID:AOW9yVCW
「!!」 一旦、攻撃が止んだと思ったのも束の間、気がつくとマスク・ザ・サヨコさんの姿がない。 (………ふふふ、これが隠れ身の術という奴です) どこからか聞こえてくるマスク・ザ・サヨコさんの声。 「何この忍者漫画っぽいノリ!? うわっ!」 どこからか飛んで来るクナイを僕は慌ててかわした。 「フッ、どうだ? 手も足も出まい」 「クッ、悔しいけどその通りだ………ん?」 気がつくと僕のすぐ横に普通にミスターチーズ君がいた。 「………ん? ああ、私は忍者じゃないからあんなの出来んぞ」 「カッコ悪っ!」 「フッ、だがな」 ミスターチーズ君は再びピザを投げる。 それを目掛けてどこからかクナイが飛んで来る。 まずい! さっきのコンボに加え、クナイがどこから来るかわからないときた。 このままじゃ僕はいずれ………
支援
支援
334 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:32:00 ID:AOW9yVCW
ガツン!! 「全く、勝手に部屋から出るなって言ってあるだろ! こんな所で遊んでいて………まったく」 「る、ルルーシュ?」 突然現れたルルーシュはミスターチーズ君を後ろから殴りつけ、気絶したミスターチーズ君を引きずっていた。 「ああ、ライか。すまんな、こいつは俺の知り合いでな。迷惑かけたな。この埋め合わせはまた今度する」 そう言ってルルーシュはミスターチーズ君をズルズル引きずって帰って行った。 でもルルーシュ、いくら君が非力だからって金属バッドはやりすぎでは? (………ミスターチーズ君はやられましたか。やりますねライ様) 「スイマセン、そのノリ止めてくれません?」 (………わかりました。ならば正々堂々戦いましょう) 急に木葉が舞い上がり、その中からマスク・ザ・サヨコさんが現れた。 「では、行きます!」 「来るっ!」 素早く動きまわりクナイを投げるマスク・ザ・サヨコさん。 ミスターチーズ君のピザが無くなったとはいえ、突破はやはり困難だ。 しかし…… 「イケる!」
支援
支援
337 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:35:05 ID:AOW9yVCW
ごくわずかなクナイの隙間を抜け僕はマスク・ザ・サヨコさんの元まで一気に駆け抜けた。 「甘いです!」 「!?」 見通していたのかかかと落としを繰り出すマスク・ザ・サヨコさん。 僕は腕をクロスさせて受け止める。 「やりますね」 「つ、強い………あっ!」 「?」 「…………ピンク」 「!!?」 咲世子さん意外と色っぽい下着ですね………グェ!! ガードした腕の上からマスク・ザ・サヨコさんは僕の頭を蹴り下ろし、僕は地面に頭を叩きつけられた。 「さ、さあ、追い詰めましたよ覚悟してください!」 顔を真っ赤にして言うマスク・ザ・サヨコさん。 今のはまずい。 今の蹴りで僕は脳震盪を起こし意識がグラングランする。
支援
支援
340 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:37:26 ID:AOW9yVCW
「さあ、大人しくお縄に……」 プルルルル 「はい、もしもし」 マスク・ザ・サヨコさんの携帯がなりマスク・ザ・サヨコさんは電話に出た。 『咲世子さん、今どこにいるんですか? 明日お兄様が一緒にピクニック行ってくれるそうですから早く帰って準備しましょう』 「わかりました。では明日ライ様も一緒に…」 『ダメですよ咲世子さん』 「?」 『ライさんが来てくれるのは個人的には嬉しいですけど、お兄様は最近、私と仲が良いライさんに嫉妬してピクニックに誘ったんですからライさんがいたら逆効果です』 「そうですか。わかりました」 ピッ 「事情が変わりました。それでは失礼します」 マスク・ザ・サヨコさんは携帯を切ると木の葉を撒き散らし去って行った。
支援
支援
343 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:38:49 ID:AOW9yVCW
「……………」 とりあえず、戦いは終わったらしい。 僕を疲れてその場に座り込んだ。 「ライ!」 するとタイミング良くカレンがやって来た。 「大丈夫だったライ!?」 「大丈夫? 何のことだい?」 あの場にいたのはカレンではなく紅蓮仮面。 だから僕は白を切ることにした。 「だって………あ、イヤ、なんでもないわ」 「そうかい? ところでカレン、今度の休み予定ある?」 僕は立ち上がると何気なく口にした。 「今度の休み? べ、別に予定ないけど…」 「そう、ならデートしよう」 「えっ!」 僕は振り返ると精一杯の笑顔を見せた。 「僕も……イヤ、僕は君が好きだ」 「ライ………!」 僕はこの日、カレンに告白した。
支援
すえん
346 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:41:06 ID:AOW9yVCW
そして 「ごめん待った?」 「いや、今来たところよ。ってこれ普通男女逆じゃない?」 僕はカレンと待ち合わせした公園で初デートの待ち合わせをして少し遅れてしまいデートのお約束が逆になってしまった。 「ねえ、ライ聞いていい?」 「何だい?」 「あなたいつから私のこと好きだったの?」 「っ!」 いたずらっ子ぽく笑ってカレンは言った。 「さ、さあ、どこからだろうね。あ、あんな所にお面屋さんがある!」 「あ、逃げた。待ちなさいライ!」 数日後、僕はカレンに全く同じ質問をしたらカレンは全く同じ方法で答えをごまかした。
支援
348 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:42:52 ID:AOW9yVCW
おまけ ルルーシュ「おい、C.C。なんだこのピザの請求額は?」 C.C「さあ、なんだろうな?」 ルルーシュ「なんだその態度は! よーし、いいだろう。今日から貴様はピザ禁止令だ! 少しは反省するがいい!」 C.C「!!?」 そして カレン「それでね〜」 ライ「はは、ドジだな」 デート中のカレンとライ ミスターチーズ君「ミスターチーズ君参上! デートを邪魔されたくなくばピザを奢れ」 ライ・カレン「!!?」
支援
350 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:48:07 ID:AOW9yVCW
以上で終了 カレンEDでした 読み返してみたらギャグかこれ? 自分で書いててなんだがユフィが可哀想になってきた。 支援ありがとう 次回は長さとカオス度がスケールアップしそうなんでその時になったら支援お願いします
>>3 SS単体 転送完了
スレ別一覧 更新完了
一ヶ月一覧 更新完了
領地一覧 更新完了
キャラ部屋 更新完了
領地トップ 更新完了
作品単体間リンク 修正完了
オオォウルゥグリイイイン!
で、御座います。
失礼。351のアンカーは
>>350 宛です。
全然オールグリーンじゃない……。
>>350 GJ!
ミスターチーズ君の悲惨さは異常ww(3回死んだかな?)
ぜひとも再登場をw
>>350 GJ
食べ物を粗末に扱う結果が禁止令ですね、わかります
で、ネタ被り(王様ゲームとか執事的な意味で)
ってどうなんでしょうかね
チンされるべきなのでしょうかね
……最近、寝落ちが多い
>>301 余暇卿、GJでした!
色々言いたいことは有るけど魔神零式がツボにはまったww でも、自らを傷つけながら戦う戦士っていえばかっこいいよね、なんとなく
>>350 萌は文化卿、GJでした!
マスク・ザ・サヨコが強すぎるww そして地味に強力なピザ投げw
最後にたかりに来たミスターチーズ君に吹いたww
貴公らの次の投下を全力でお待ちしております
ついでに言っておく、感想ありがとうございました
玉城は書いててあの軽さとチンピラさが楽しいです 扇さんは私の中ではああいう理解ある大人なイメージです
スザクは天然なだけなんです、たぶん シャーリーは所謂ドジッ子メイドをイメージしてああなりました
……コテ外してて大丈夫かな?
356 :
萌は文化 :2008/08/04(月) 21:56:56 ID:AOW9yVCW
>>352 ちょっ!www
相変わらず早すぎる!
あなたは神か悪魔か!?管理人卿
あ、誉めてます
夜間分まとめて感想
>>265 GJ >ば、馬鹿な!まだ戦闘力が上がるだと
安心してラブコメを堪能してたんだけど、とうとうこのライのツッコミで吹いた。リゲイン返してください
>>301 GJ ( ´∀`)←読んでしばらくこんな顔になる
葛藤はあったと思うけど投下してくれてありがとう。卿のライカレは俺のリゲイン以上の活力剤ですよ
冷静に他人を監視してツッコむV.V.、この後も干渉する気なのか…だがそれはそれで楽しみだ
>>334 GJ 結果的にライはあんまり動かなくても勝手に解決していったけど、他の選択肢より大変なことになってる気がするw
珍しくこのルルーシュはC.C.に対してビッとしてますね。それがオチに繋がるわけですがw
ところで今更だけど、職人方も支援者も大体おおよその引っかからない範囲は分かってきてるとは思うけど
管理人卿の作っていただいた前スレ203のツールはテンプレに入れなくても良かったのかな?
C.C.思いっきり八つ当たりじゃん ただルルも金属バットてwww サヨコさんがかわええ珍しく壊れてないサヨコさんだ ユフィはこれから頑張って幸せをつかんでほしい これからも頑張ってください
すみませんコテってなんですか?
>>357 すいません、今回のテンプレ作ったの私です。あれも含めるべきでしたか……、自分で作っておいてすっかり忘れました。
ツールを纏めたツール部屋……は流石に需要無いかな。
名前+コテハンを略しました ↑これです
>>357 感想ありがとうございます すいません、リゲインは返せません
自分はところどころにネタ入れてるのでそれに反応してくださる方がいると分かり、励みになりました
これからも全力でネタを入れながら頑張りたいと思います
>>354 大丈夫かと、自分もインスパイアされて書いたので
まいどどうも、こんばんはです みなさんいらっしゃいますか〜? ぶるーでぃすてぃにーです(←アルファベットうちがめどかったらしい) 次回“その5”は明後日・・・つまり今日と申し上げましたわたしです が、 やっちゃいました。あがってません。有言不実行です! なんてこったい! なので今回はインターミッションとして[手をとりあって その4.5]をお送りします 姑息ですが、どうぞご勘弁!
こんばんは!毎度ありがとうございます! 今日もSSをお持ちいたしました! 今回はコードギアス REGAIN COLORS 10話となりますw いつもより長くなっています、中々量をあわせるのはうまくいかないものですねorz それではお召し上がりください!
支援
っと、何というタイミングの悪さorz 一旦、配達の時間を遅らせていただきますorz
うわぉ。被っちゃいましたか!? どうしましょ。今回わたしのは本編じゃないですし、配達人さんにお先を譲りましょ わたしはその後ででも〜
支援
>>361 361さん教えてくれて本当にありがとうございます
2ch初心者なので分からないことが多くて
迷惑をおかけしないように心がけてはいますが
もし失礼なことを言ったり行ってることが変だったりとご迷惑をかけるかもしれませんが
これからもよろしくお願いします
369です早速迷惑をかけて申し訳ありません 支援
いえいえ、そちらが早いわけですしそちらから 自分はもう一度推敲をしながら支援しますw
>>371 それじゃあ、お言葉に甘えましてお先です〜
●注意書き●
今回は本編ではなく、本編を保管するインターミッションです
ゆえに“その5”ではなく“その4.5”なわけです
今回は暴力描写が顕著です。お嫌いな方はスルーをお願いします〜
これを見ないとその4、その5がつながらない・わからないということはありませんので
スルーしよっかーな方もご心配なくです
支援
とりあえず宣言順に投下すればいいのでは
>>369 いえいえ、誰でも最初は初心者です
そういう僕も初心者ではないと言い切る自信などありません
少しずつ慣れていけばいいと思います
コードギアス LOST COLORS [手をとりあって] その4.5 【インターミッション】 やってしまった…。ついにやってしまった! オレはあらかじめ用意していた荷物をベッド下から取り出し、壁にかけておいたジャケットを羽織った。 念のため机の中から拳銃も取り出す。弾を確認して内ポケットに忍ばせる。 「アケミ! アケミ! 早く仕度しろ! 急げ!!」 隣の部屋ではまだゴソゴソしていた。オレは声を荒げて急がせるが、当の本人はのんびり鼻歌まで歌っている。 「なによォ、いきなり帰ってきたと思ったら急に出かけるだの支度しろだの言ってェ」 間延びした声にイライラがつのった。いつもなら可愛いと思うその声が逆に癇にさわる。 個人用端末のメモリーを全消去した上で物理的に破壊した。もう中のデーターを見ることはできまい。これで指示された事は総て済んだ。 あとは高飛びするだけだ。何も心配いらない。言われたとおりにすべて済ませたのだから。 振り向くとアケミが後ろに立っていた。 「ねェ、何か怖いことしてるんじゃないのォ?」 オレの態度に何かを感じ取ったのか、心配そうにしているアケミをオレは抱き寄せた。 「心配いらない。お前は何も心配することないんだ。幸せになろう。今度こそ幸せになるんだ」 そうさ───オレにだって幸せになる権利はあるはずじゃないか。 オレが裏切ったんじゃない。世界の方が先にオレを裏切ったんだ! 黒の騎士団? 行政特区日本? みんな糞喰らえだ! もうたくさんだ。これで、そう、これでもうオレが危険に身を委ねることはなくなる。こいつを心配させることもなくなる。 これからはこいつとずっと一緒にいられる。この先ずっと。何の心配もなく一緒に暮らしていける。 「ねェ、いいんだよ。あたしはあんたさえ一緒にいてくれればいいんだよォ・・・」 そう言う彼女にオレはもう一度心配いらないと繰り返した。
支援
支援
その時腕時計のアラームがなった。約束の時間はもうすぐ。そろそろ出なければ間に合わないかもしれない。 アケミの手を引いてオレは部屋を出ようと玄関に・・・・・。 「誰だ、お前?」 玄関に子供が立っていた。扉が開く音も、閉まる音も何も聞こえなかった。だのに、子供が扉の前に立っていた。 もう一度、「誰だ、お前?」とつぶやく。自分の声が情けないほどかすれているのがわかる。 次の瞬間アケミが倒れた。無言。その首から真っ赤な何かが噴出している。目の前の子供の姿がナイ。 『え・・・?!』 何が起こったのかわからない。わからないまま、オレもまたいつの間にか床に倒れ伏していた。 生暖かいドロドロとしたものが床とキスしているオレの顔を濡らす。鉄の味。生臭い匂いがオレの鼻をうった。 『なんなんだよ。これ・・・』 次第に暗い、とても暗い何かが自分をとりかこんでくるのがわかった。寒い。とても寒い。なんでこんなに寒いんだろう。 視線をあげる。その先に真っ赤な様相の子供が立っていた。違う。赤い服を着ているんじゃない。服が赤く染まっているんだ。 「・・・・・そうです。はい・・・・・・」 携帯電話で誰かと話しをしている。なぜだろう。上手く聞き取れない。耳栓をしてるかのように音が遠い。 「最後・・・一人・・・工作員・・・処理・・・総て完了・・・・・・た。任務・・・す」 おかしいな・・・それがオレが最後の考えた事だった。そして、オレの思考は暗い底のないどこかに沈んでいった。 「総ては・・・・・・ツー様・・・御為に」 ・ ・ ・ 携帯をポケットにいれ、レインコートを脱ぎ捨てると少年は用意しておいた小包を部屋に置いて外に出た。 数分後500m程離れた路上で手に収まる程度のスイッチを押す。 爆音が響いた。 もっとも、誰も爆音など気にはしない。たとえそれが街中で起こった爆発によるものでも気にする余裕などない。 喧騒と悲鳴と怒号が飛び交う行政特区日本。その街中を幼い顔立ちの少年が人の群れをかき分けて歩いていく。 その少年のことを知るものは、いない。 いまはまだ、いない・・・。
支援
支援
以上でした 時系列的にはその5が始まってからの話です。いったい何が起こったんだ!? と次回への興味がかきたててもらえたら成功かなぁ、と ●前回“その4”と今回についてのご注意点(事後報告・・・●rz) 藤堂さんの旧友として登場した「明石元一郎(げんいちろう)」と彼を引き立てたという描写のあった「当時の参謀次長、児玉大将」はオリキャラになります 元ネタは明治時代の実在の軍人「明石元二郎(もとじろう)大佐」と「児玉源太郎大将」です 日露戦争時の人物で近代戦史ではすっごい有名な人です。ライ並(?)にチートな人たちです。近代史好きとしては御興味持ってもらえたら嬉しいなぁ等々 今回のキャラ、男女二人も(当然?)オリキャラです。鉄砲玉の名前は竜二、そのスケ(古っ)はアケミ。これはもうヤクザ映画の伝統ッテモンデショ さて、明日こそは(早ければ今日深夜にでも)インターミッションなんぞでお茶濁しせずに“その5”投下です 乞うご期待! ・ ・ してもらえたら嬉しいです<(_ _)>
>>BLUEDESTINY卿 お疲れ様でした。 今回の作品ですが、SS単体間のリンクはどうしましょ?
どうもおつかれさまです<(_ _)> 今回は4と5の間の話ではありますが、リンクはつけない方でお願いしましょ ギアスの登場人物がカレだけな上、視点がオリキャラというルール逸脱状態ですし いつもご苦労さまです。これからもがんばってくださいませ<(_ _)>
では、その形で更新しました。領地から行けますのでご確認ください。
>>360 いえ、謝られなくても…もし気がついていても多分ご自身でテンプレ入れるのも…ね?
大人ですから多分難しい選択だったと思うので。
でも今後も改変などはあるかもしれないけれど、今は一応目に付きやすいようテンプレに入れておいてもいいんじゃないかなぁと
>>381 GJ 本当に読む側が引き込まれる文章力を持った方ですね
正直、卿は初めていらっしゃった時にいきなり腐女子宣言するし侮ってましたw すみません。
できれば、アケミさんなどオリキャラあり宣言は冒頭でお願いしたいな。いきなりだと「?」となるんで。
もしくは詳しく言えない場合「オリキャラについては今後明らかになってきます」とか注意書きが欲しい
>>381 BLUEDESTINY卿、乙でした!
今回は閑話といった感じで感想は書きづらい……申し訳ないorz
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
>>384 の追記 半角カナは機種によって文字化けの可能性があるので、インターミッション の部分を当方で全角に修正致しました。
>>387 あ〜そうなんですか。半角って文字化けするんですかぁ。知らなかったです
ちょっと勉強足りないですね自分。もうちっとしっかりせねば●rz
>>386 コメントいただけるだけでもありがたいです。期待にこたえられるようがんばりますね
>>385 そう言ってもらえると・・・照れちゃいますよw
調子にのって、もっとバンバン投下しちゃうかもしれませんw
オリキャラの扱いは・・・そうですね、もっと気をつかって注意書きとか気をつけるようにしますね
ご助言ありがとうございました<(_ _)>
え〜っと、再度配達に参りました! 先ほどは被ってしまい申し訳ありませんorz それでは、先ほどの文章をそのままに・・・・・・。 今回はコードギアス REGAIN COLORS 10話となりますw いつもより長くなっています、中々量をあわせるのはうまくいかないものですねorz それではお召し上がりください!
支援
全力で支援!
第十話「サクラ」 「それじゃあ、星刻さん。お世話になりました」 ライは星刻に一礼をする。 「君も気を付けてな。もし中華連邦に来たら天子様に会ってくださるか?」 「え?僕が天子様と?」 「あぁ、あの方の友達になってほしい。君なら全く問題ない」 そうやって笑いながら手を差し出す星刻に。 「えぇ、その時は是非」 ライも笑顔で握手に応じた。 そして、ライを最後に騎士団全員は地下の階層へと降りていった。 「彼がいれば永続調和の契りを・・・・・いや、よそう。彼はゼロの部下だ」 星刻はそうやって星刻は来るであろうブリタニア軍への説明の準備をした。
支援
支援
「新しい総督がナナリー・・・・・・か」 ライは自分の愛機である月下の調節をしながら呟いていた。 まさかナナリーが総督としてこのエリア11に来るとは思っていなかった。 目も見えず、足も動かないことで利用されているのだろうか? 「今回のことでルルーシュはナナリーを奪い返す・・・・・だが、その後はどうするんだ?」 多分、ナナリーはゼロのやり方を否定する。 そんな彼女にルルーシュはゼロとしてどう話すのだろうか・・・・・・。 もし奪い返せたとしても皇帝はナナリーを見捨てる可能性も高い。 「ルルーシュに任せるしかないか。今の僕は彼を守るだけだ」 ライはそう自分に言い聞かせると調節に集中することにした。 「ライ、いるか」 格納庫にゼロが入ってきていた。 「何か用かい?」 ライは月下から降りるとゼロの元へと向かう。 多分、今回の作戦のことなのだろう。 「君には私と共にナナリー総督の下へ向かってもらう」 「・・・・・僕が行ってもいいのかい?」 ライはゼロ・・・・・ルルーシュへと話しかける。 「ナナリーを連れて外に出るとすれば、私だけでは荷が重いかもしれん。 それに・・・・・何故だろうな、お前を連れて行くほうがいいと感じる」 「・・・・・・分かった」 そう言ってライは月下の調節に戻っていく。それを見てゼロは格納庫を出て行こうとする。 「あ、そうだ。ゼロ」 「何だ?」 「折り紙って、持ってるかな?」 ライはそうやってニッコリと笑っていた。
支援
しえん
『作戦目的は新総督を捕虜にすることにある。如何なる事があろうと絶対に傷をつけるな』 ゼロの号令と共にライたちは次々に戦艦へと乗り移っていく。 ライは輻射波動で戦艦の一部に大きな穴を開ける。 そこへライはゼロと共に中へと侵入していった。 後は機体から降りて、ゼロがギアスで道を作っていく。ライはその後に続いた。 極力ライはギアスを使わず、戦って先へと進む。 「ライ、君は本当に色々なことができるな。肉弾戦ならスザクにも引けをとらないだろう」 「それはどうも。でも、あんまり彼とは戦いたくないかな」 そんな会話をしながらもライとルルーシュは前へと進んでいった。 扉の先には小さな庭園があった。 そして、その向こうに昔と変わらない姿のナナリーがいた。 その姿にライもルルーシュも安心したのか声が出ない。 外では爆発音が聞こえる中、ここは何故か静かな気がした。 そして、ナナリーはライたちにこう話しかけた。 「あなたたちは間違っていると思うのです」
支援
そして、ナナリーから聞かされる彼女の決意。 それは行政特区日本の再設立だった。 予想外の答えにルルーシュは動揺して、ナナリーの言葉に答えられないようだった。 そんな中、ライはゆっくりとナナリーの元へと歩み寄っていく。 「待て!ライ!」 ルルーシュの言葉を無視してライはナナリーの前に屈む。 「え?おにい・・・さま?」 ナナリーは近づいてきた人物にそう話しかけていた。 そんなナナリーの言葉にライは首を横に振りながら優しく答える。 「こんにちは、ナナリー。残念ながら僕はルルーシュじゃないんだ」 「あの・・・・あなたは・・・・・」 「ナナリー、折り紙はまだやっているかな?」 「え?あ・・・・はい・・・・時々、折っています」 そうやって答えるナナリーにライは優しく微笑むとナナリーの手を取った。 そして、その手の平にライは昨日作ったものを手渡した。
401 :
名無しくん、、、好きです。。。 :2008/08/04(月) 23:13:46 ID:0rixVeiO
支援
ナナリーはそれを触り、それが折り紙だということに気が付く。 何が折られているのかと思ったが、これは覚えがあるものだった。 「さく・・・ら?」 そう言った瞬間ナナリーの目から涙が零れた。 「え・・・・私・・・・・なんで・・・・・」 「これを持っていてね、ナナリー」 ナナリーの涙をライは拭うとルルーシュの元へと戻る。 「ライ・・・・お前は一体・・・・・」 「後は君に任せる。外の方が危ないみたいだ。カレンの援護にいかないと」 そう言うとライは庭園から出て行こうとする。 「あ、あの!」 ナナリーが大きな声で話しかけてくる。ライは振り返って目を見開いた。 彼女の手の平には少しくたびれている折り紙が見えた。 それはナナリーと一緒に折ったあのサクラだった。 (・・・・・忘れたはずなのに・・・・持っていてくれたんだ) ライはそのことに涙が出そうになる。 「それは君の大事なものなんだろう?大事にしておいた方がいい、作った人もそれを望むだろうから」 それだけ言うとライは庭園から出て行ってしまった。
支援
支援
外に出るとナイトオブラウンズの機体がカレンたちと戦闘をしていた。 「カレン!藤堂さん!」 ライは朝比奈を斬り払ったラウンズの機体・トリスタンへと飛び込んでいく。 『今度はお前か。さっきみたいに弱くないでいてくれよ』 そうやって振るわれる鶴嘴型MVSをライは簡単に避ける。 (この人・・・・手加減している) そう分かった瞬間、ライは怒りを抑え切れなかった。 戦場で手加減されるのは戦士として屈辱的なものだったのだ。 鶴嘴型MVSが振り下ろされる、月下はそれを跳躍して避け、その上に着地してMVSを抑える。 そして、一気にトリスタンの顔面に渾身の蹴りを放った。 トリスタンは軽く吹っ飛ぶが、難なく踏み止まる。 そんなトリスタンにライは右手を上げると「来い」という挑発をする。 『なるほど、こいつは失礼した。なら本気でいかせてもらうぜ』 そうするとトリスタンの動きが一気に早くなった。 「ちぃっ!」 繰り出されるMVSをどうにか廻転刃刀で斬り払う。 しかし、ライの月下が防戦一方になってしまった。 (これがラウンズの本気・・・・・・技量で負けるつもりはないけど・・・・機体性能が違いすぎる!)
支援
しえーん
408 :
名無しくん、、、好きです。。。 :2008/08/04(月) 23:17:20 ID:pa7fEPle
ガーーンッ! MVSの切り上げにより廻転刃刀が弾き飛ばされる。 「しまった!」 『じゃあな、出来ればもっと良い機体で戦ってみたかったぜ』 そのままトリスタンは月下へとMVSを振り下ろした。 ドンッ!! ライの月下を横から激しい衝撃が襲った。 「え?」 そちらを見るとライの月下を仙波の月下が体当たりで吹き飛ばし、変わりにMVSを受けていた。 「仙波さん!!」 『君はまだまだ強くなるだろう。その力、ここで散らすには惜しい。皆を・・・・頼むぞ』 そして、仙波の月下が爆発する。 『あ〜、弱いものいじめは好きじゃないんだけどさ』 その言葉を聞いた瞬間、ライは一気にトリスタンとの距離を詰めていた。 トリスタンのMVSを輻射波動で受け止め、仙波の月下の残骸から廻転刃刀を足で蹴り上げて右手でそれを受け取る。 そのまま一気に連撃を繰り出す。駆動系が悲鳴を上げているのが分かった。 普段とは違う戦い方を、昔生きていた自分のように力の限り振るう。 後のことなんて考えていられなかった。
全力で支援!
411 :
名無しくん、、、好きです。。。 :2008/08/04(月) 23:18:29 ID:0rixVeiO
支援
「うおおおおぉぉぉぉっ!」 ライの斬り上げがトリスタンの右腕に大きなダメージを与える。 しかし、こちらも甲壱型腕を斬り捨てられている。駆動系も限界だった。 (だが、まだ動かないわけじゃない!) そのままトリスタンへと更なる追撃を繰り出そうとライは操縦桿を握り直す。 そんな時、向こうで戦っていた紅蓮がランスロットにより戦艦から落とされていた。 「カレンッ!」 『おいおい、まだ勝負は終わってないだろう?』 「しまった!?」 強い衝撃と共に月下は戦艦から一気に叩き落されていた。 (くそっ!あそこにはルルーシュが!ナナリーが!僕の大切な人たちがいるのに!) 落ちていく月下はルルーシュたちがまだいる戦艦へと手を伸ばすが、届くはずもない。 どんどんと戦艦が小さくなっていく。 (また僕は・・・・・失うのか!!) その瞬間、衝撃が走った。 見ると紅蓮が月下を抱えて飛んでいた。 「カレン?」 『ライ、後は私に任せて!』 そう言ってカレンはライの月下を黒の騎士団の潜水艦へ下ろすと一気に空へと上がっていった。 「お願い、カレン」 空中で戦い始めた紅蓮を見ながらライは悔しそうにそう呟くしかなかった。
仙波さん;; しえん
支援
支援
以上です!いかがでしたでしょうか? 今回はナナリーと会うシーンで折り紙は必須だと思いこんな感じにw そして仙波さんは本編のようにあんな終わり方は嫌だったので、こんな死に方に 改行で何度か引っ掛かりましたが問題なく投下できてよかったですw 今はこちらと同時進行でライinラウンズ編も書いているのでその時は支援をよろしくお願いします お店の名前に関しては未だに募集中です! ただいま「ピザーライ」「ピザーヤ」「ピザ月下」「ピザクラブ」が候補となっています 皆さんの斬新なお店の名前を楽しみに待っています! ではまた次の配達で!!
>>416 GJ!おいしくいただきました!
いや〜ナナリー可愛いな〜。サクラの折り紙持ってるところでジーンときたよ
あとこれで次から月下は飛ぶのかな?
次回の配達も楽しみにまってます!
・・・ハーレムどうしよう・・・オチでつまったよ・・・orz
乙でした 仙波さん・・・・゚・(つД`)・゚・。 次回のライの大活躍に期待ですね〜
>>416 ピザの配達人卿、GJでした! 今回も美味しくいただきました!
仙波さんに黙祷……………
本編ではいつの間にか死んでいただけに、こういう散り方は非常に良かったと思います
そして忘れたはずなのにさくらの折り紙に涙し、かつて折った折り紙を持っている……目から水が
貴公の次の配達を全力でお待ちしております!
>>388 板的に腐ネタは困りますけどw マジで描き方に感心しますよ。これからも投下お願いします
>>416 このところ、鬱展開本編放送後すぐのロスカラネタ保管は多分にあったけれど、その後過去分は
おざなりにされてきた気がするので、こういう遡ってのライの介入も非常に面白いですし望んでました。
ツラい部分はあるけれど続き楽しみにしてます。…まだ店名は考えているけど難しいなぁ。
>>416 「ピザーニャ」
某アールストレイム家が経営する外食チェーン店のひとつ。
CMには某円卓の騎士が出ているとかいないとか
GJ 仙波あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!
長編のプロローグが出来たので、明日投下します
>>422 ピザク…いや、ごめん何でもない。
やはり私はどこまでもピザーライを推す!
某ブランドをもじって「ピザクラブフォーメン」とか思い浮かんだけど、
ここは多分紳士淑女の集まるSSスレだからなぁw なにかラスカラと合わせた気のきいた店名はないものか…
>>424 あまり深夜投下だと支援しにくいですが待ってます
書き間違えorz
明日になったので投下します まえがき タイトルは「ライのごとく〜Lie the combat butler〜 プロローグ 運命はドイツ語でいうとシックザール」です ・本編再構成ものです ・今ロスカラを友人に貸してるので執筆速度が低下する恐れがあります ・なんと、プロローグだからかギャグが全くといって良いほどありません ・まえがき〜あとがきまで4レス程度なので支援はいらないと思います それでは全力で投下します
支援
く、ここはどこだ何やら騒がしい場所だが しっかりするんだ、私はこんなところで倒れる訳には……あれは! 全く今日は厄日だ、ナナリーと一緒に祖界に買い物に来たらこんな馬鹿共に絡まれるとは 「だから、金さえ寄越してくれればいいんだよ」 「アッシュフォード学園のお坊ちゃんとお嬢ちゃんだ、金ならたっぷり持ってんだろ?」 くそ、あの力を使うか?いや、今はナナリーがいる、不審がられる訳には 「なぁ、いいだろ?それとも何か?痛い目を見なきゃわかんねーのか、オイ」 こんなことならスザクの同行を断るんじゃなかった 少なくともナナリーは守りきる、この俺が! 「あー?やんのかコラ!」 その兄妹、特に妹を守ろうとする兄、を見たとき、僕の頭に何かが思い浮かんだ 母を、そして大切な妹を守りきる為に力を欲した自分、そして目の前で大切な存在を失った自分 気付けば僕はその兄妹を守るように立っていた 「お前たち、止めておくんだな!」 俺達を守るように立ちはだかる男は圧倒的とも言える強さでチンピラをのしてゆく あの男、スザクに匹敵する身体能力をもってい「…お兄様」 「なんだい、ナナリー?」 「あのお方は一体?」
支援
「そうだな、通りすがりの正義の味方ってとこじゃないか」 「…そうですね、どこか優しいかんじがしますし」 そう、俺達がこうしてのんきに会話をしていられるほどにその男は強かった 「チクショー!覚えてろよ!」 そんな捨て台詞を残し男たちは去っていった そこで僕は兄妹の方を向き、安否を確かめる 「大丈夫だったか?怪我はない?」 「あぁ、すまないな」 「大丈夫です、ありがとうございました」 良かった、そう思うと全身から力が抜けてきた 「なっ、おい、しっかりしろ!」 達成感を感じながら僕は意識を手放した 「大丈夫か……」 凄い熱だ、こんな体で戦っていたというのか 「お兄様、この方は」 「熱がある、倒れたのはそれが原因みたいだ」 「…あの、お兄様」 「分かっている、恩人をそのままにはしておけないさ」 その後俺はその男を必死で背負いながら、ナナリーの車椅子を押してクラブハウスまで辿り着いた その男のことをミレイ会長に預けて、疲労で死にそうな体をベットに投げ出した そして、その男が一体何者なのか、1051通りの考えを54通りまで絞ったところで眠りについた
支援
あとがき 支援ありがとうございました という訳で投下しました、初の長編、正直自分に正気かどうか聞きたいです ライ執事もので、一応騎士団ルートです 完結を目指して全力で頑張ります!
長編とのことですが、このプロローグだけじゃ正直この先の展開が全く分からないなぁ。だがそれがいい! 続き期待してます。あえて言えば、セリフ以外のところで淡々とした箇条書き感がちょっと否めないかな。 「〜した」ってのが後半になるにつれて続いちゃってるので。 …あと貴公がゲームを購入しているだろう人間なればこそコソーリ言うけれど、 なぜか権利者に消されていない某サイト動画は執筆に参考になると思われます。 携帯オンリーならスイマセン
>>434 全力支援者Y卿、GJ!
ライの登場の仕方が良いですね。
ランペルージ兄弟にいきなり好感をもたれますし。
完結まで楽しみに見させていただきます。
自分も今日中に第2部を投下したいなと思っています。
実行できるかな・・・
>>434 乙
長編を書くなら時間軸を注意した方がいいよ。うちの作品はもはや時間軸がカオスだから。
2期から始まるはずが、ナナリーとV.V.を契約させてみよう→アリスを入れてみよう→時間軸カオス。
ゲームやTVの時間軸も完璧無視だし。
個人的に、頓挫した本格悪夢編の話も書きたい。
感想ありがとうございました!
>>435 箇条書きですか、なるほど、注意して書いてみることにします
あと投下は携帯からですがパソコンも使えます、ただ、管のほうしか見ませんが
>>436 ありがとうございます、貴公も頑張ってください
>>437 一応時間軸は黒の騎士団ルートにそって進めようと思ってます
一応終わりは朧気ながら考えているのでカオスになる前に全体の構成を考えていきたいと思います
……無理かなぁ、ノリと思い付きだけで書いてるし、ストック常にゼロだし
それでは次回も全力で投下します!
……おやすみ
こんばんわ、こんな夜中にこっそり投下しようと思います。 1:10頃から投下しようと思うので、 支援できる方がいたらよろしくお願いします。
了解
sinnenn
支援ありがとうございます。 前回投下したSSの続きです。 内容としては、R2の15話のスザクがリフレインを使おうとした所に ライが介入するIFものです。 今回はカレンにリフレインが打たれようとするところからスタートです。 カップリングは一応 ライ× カレン です。 注意点 スザクを批判している内容があるのでそういうのが嫌な方はスルー推奨です ほのぼのもいちゃいちゃもしてません オリジナルな設定、名称があります。 ライは黒の騎士団カレンルートを通って、記憶改ざんでラウンズになってます。
「やめて・・・やめてよ、やめてったらぁ!!」 カレンの悲鳴だけがこの広い部屋に虚しく響き渡る。 カレンの背後から腕を押さえつけ、感情を宿さない声でスザクは告げる。 「怖がらなくていい、君はすぐに自分の意思を失い、僕の質問に答える」 必死に逃れようとするカレンのうなじにリフレインの注射器を近づける。 「お兄ちゃん・・・ラぃ・・・」 それは無意識の言葉だったのだろう、瞳を潤ませカレンは敬愛する兄と最愛の人の名を呼んだ。 来るはずが無い、彼女の理性はそう彼女を嘲笑った。しかし、現実はカレンの理性を裏切った。 通路を疾駆する人物を見つけたカレンのその瞳が大きく見開かれる。 最初は幻覚か何か、自分でも気づかないうちにリフレインを打たれてしまったのではないかと思った。 彼が私を助けに来るはずが無い、彼は記憶を改竄されていて私のことを覚えていない。 彼の記憶の中では私・・・紅月カレン、いやカレン・シュタットフェルトは一年前のあの日に死んでいるのだから。 だが二度目、現実はさらに彼女の思いも容易く踏み越えていった。 「カレンを放せ、枢木スザクッ!!!」 『紅月』と自分のことを呼び、頑なに『カレン』と呼ばなかった少年。 その少年が自分のことをカレンと呼んだ、その意味。 カレンは押さえきれない感情とともに必死にライに手を伸ばす。 「らい・・・ライ、ライッ…あぅっ!」 黙れと言わんばかりに、掴まれた腕を力任せに引っ張られる。 声は出せなくなってもカレンは視線だけはライから外さなかった。 翻る藍色のマント、ナイトオブラウンズのみが着用を許された白地の瀟洒なスーツ、 それでも、それを身に装うのは紛れも無く、かつてカレンと共に黒の騎士団の双璧とまで呼ばれた少年だった。
左手の注射器は首筋に近づけたまま、煩わしそうにスザクは突然の乱入者に声をかけた。 「・・・『カレン』か。ライ、君は記憶が戻ったのかい?」 それならば、君ももう一度捕まえる必要がある、と何も映さないスザクの瞳が物語っていた。 感情の自制が効かず思わずカレンへの呼び方を誤ってしまったことに、ライは内心でしまったと舌打ちする。 無表情のスザクに対するのも表情の無いライ、互いに表情の中に何を潜ませているのかは窺い知れなかった。 あくまでナイトオブイレブンとしてライのほうから口火を切る。 「すまない、婚約者の姿が重なってしまったみたいだ。 君も知っているだろう、彼女とそこの捕虜は似ているんだ。 しかしスザク、ナナリー総督からのご命令があるはずだ、捕虜は丁重に扱えと。 君が今しようとしていることは、国際法もナナリー総督のご意思にも反しているが、そのことを自覚しているのか?」 ライは自身にかけられた忌まわしいギアスを思い出す。 カレン・シュタットフェルトは婚約者で、行政特区日本の式典会場で虐殺に巻き込まれて死んだ。 そう偽りの記憶を植えつけられていると。 「無理にライ・ア・ブリタニアを演じなくてもいいよ。わかるんだ、今の君と以前の君じゃ雰囲気が全く違うからね。」 僕を甘く見ないでほしい、スザクの鋭さを増した視線にはそのような意味合いが含まれていた。 「ナナリーの意思を無視しているのはわかっている、だけど今は手段を選んでいる場合じゃない」 ライには信じられなかった、目の前にいる人間は本当に自分の知っているスザクなのか。 既に記憶が戻っていることは知られている、ならば昔の友人として、ライはスザクに訴える。 「スザク、君は一年前僕に教えてくれた。間違ったやり方で手に入れた結果に意味はない、と。 何が正しいかなんて人の主観で変わるけれど、そうだとしても君のその在り方を綺麗だと思った」 一年前、お互いが敵対していることなど知らなかったあの頃、 ライはスザクが教えてくれた言葉を思い出す。だから今のスザクは許せなかった。 「これが本当に間違ってないやり方だって君は信じているのか? 君が目指していた、正しいやり方で得る結果とはこんなものなのか、違うだろっ!?」 かつての友にも過去の自分からも否定されて、スザクの何も映さなかった瞳が動揺に揺れる。
一時間ぶりだな ああ、間違いない。SSだ 支援開始
「くっ…しかし、それではいつまでもゼロが誰か分からないじゃないか!?」 スザクが焦ったように声を荒げるが冷静にライは切り返す。 「機情に行って確認すればいい。君が知りたいのはゼロが誰かではなく」 一旦言葉を切り、スザクの本心を告げる。 「ルルーシュであるかそうでないか、なんだろう!?」 図星だったのだろう、完全にスザクが沈黙した。 「目的のために手段を選ばない今の君は、君の嫌うゼロと全く同じだな」 二度とリフレインを使う気にさせないよう、スザクが最も嫌うであろう言葉を選び突きつけた。 スザクの脳内にある一人の人物がフラッシュバックする。 かつて親友だった男、すべてを欺き、自分の夢を、大切な人を、全てを奪った憎むべき男。 黒のマントを翻し、左目の位置にあたる部分がむき出しになった仮面、その左目が怪しく輝く。 自分がしようしていたこと、それはまさしく自分が嫌悪したゼロの、 他人の意思など関係なく踏みにじるギアスの能力と一緒ではないかと。 「僕…俺は、あいつのようにはっ!!!」 スザクはリフレインの入った注射器を床にたたきつける。 カレンを掴んでいた手を離し、こちらを見ることもなくスザクは出口のほうへと歩き始めた。 拘束から開放されて気が抜けたのか、崩れ落ちるよう椅子に倒れ掛かるカレン。 慌ててライはカレンに駆け寄り、腕の中に抱きとめる。 カレンに駆け寄る途中、ライはスザクとすれ違ったが互いに視線も合わせなかった。 聞こえてくる微かな嗚咽、ライの背に回された手に力が篭る。 「カレン…もう大丈夫、大丈夫だから」 彼女の髪を優しく梳きながら、ライは子供をあやす様にカレンに囁きかける。
sien
支援
「僕のやったことは許されるとは思っていない、だから許しは請わないよ」 ライ達に背を向けたままスザクは誰に言うわけでもなくそう言った。 聞きようによっては傲慢とも受け取れるその答えの中に、ライはスザクの本心を見つけたような気がした。 スザクは自分の行為がどれほど愚かなことか理解していた。だから許されることも謝ることも良しとせず、 その罰を受けたがっているのではないか、と。 その生き方はまるで母のため、妹のためと他者からの略奪を正当化していた自分に少し似ていて。 「…君も哀しい生き方だな」 ライもスザクを一顧だにしないまま、思わずそんな言葉が口から漏れた。 スザクは外周と中心をつなぐ通路で一瞬立ち止まる、だが何もいわずに出口のほうへと去っていった。 いつまでもこうしていられる状況ではない、逃走手段を模索しながら カレンが落ち着いてきた頃合を見計らって声をかける。 「カレン、少しは落ち着いた?」 もう大丈夫、とカレンはライからそっと離れる。 目許はまだ赤みがかっていたが、その瞳には強い意志が感じられた。 「今がチャンスだ、ここから逃げ出そう」 「えぇ、そうね」 行こう、とライはカレンの手を取って走り出す。 幸いにもこの部屋からKMFの格納庫まではそう遠くない、KMFの起動キーは持っている。 自分が記憶が戻ったことはスザク以外には知られていない、今なら上手くごまかせるだろう。 いざとなれば自分には絶対遵守のギアスもある。 だがライの決意とは裏腹に、誰に見つかることもなく格納庫への高官専用の直通エレベーターに乗り込めた。 エレベーターが到着するまでの僅かな間にこれからの行動をカレンに伝える。
支援
「君は僕の監視の下、紅蓮の操作系統を説明する為に連れて来られた、ということにしよう」 格納庫にいる可能性が高いのは技術者だ、捕虜の扱いなど完全に畑違いの専門外である。 それほど詳細な説明を求められることも無いだろう、とライは踏んでいた。 「わかったわ。でも、捕虜にしては私の格好変じゃない?」 スカートの裾をつまんで、自分の格好をカレンは指摘する。 「変?いや、良く似合っているよ」 何を勘違いしたのか、上から下まで見定めるとライは笑顔でそう言い切った。 「な、何言ってるのよ・・・そうじゃなくって、捕虜としては扱いが良過ぎないかってこと!」 もう・・・と、まんざらでもなさそうにカレンは顔を赤らめる。 「ナナリーからも君を丁重に扱えと命令は出ているし、 君の格好を見て捕虜ではないと誤解してくれるのなら、むしろ好都合だ」 「それならいいけど。・・・ライ、きちんとエスコートしてね」 「お嬢様のご期待には、全力で。・・・なんてね」 この場を和ませるように二人で冗談めかして笑い合う。 (ブリタニア軍の包囲の手薄な場所は把握している、皇族が使用するルートは警戒が薄いはずだ。 あとは黒の騎士団の出方次第だけど、カレンが連絡すれば迎えは来る・・・いや、僕がいれば罠だと思われるか。 かといって、KMF一機では流石に無理だ。僕が一緒にいることが最大の障害か、なんて皮肉だろう) ライは自嘲気味に笑う。 「どうしたの、もしかして自分が居たら黒の騎士団は迎えに来ないんじゃないかとか思ってないでしょうね?」 「い、いや・・・そんなことは」 カレンの心を見透かすような眼差しに、ライは思わず視線を逸らしてしまう。 「大丈夫よ、私からもみんなにきちんと説明はするし、話せば分かってくれるはず。 ルルーシュも貴方が戻ってきてくれたら喜んでくれるわ。それにね・・・」 ライの手がぎゅっと握りかえされる。 「私はあなたと一緒に戻りたい…それじゃあ、ダメ?」 上目遣いにそう呟いてカレンは頬を染める。 「そ、そんなことはない…僕も君と一緒に」 不意に見せた彼女の可憐な表情に、ライは言葉が上手く継げなかった。 「ふふ…嬉しい。ありがとう、ライ」 とカレンは本当に嬉しそうに微笑んだ。
sien
支援
支援
今回は以上です。 たくさんの支援本当にありがとうございました。 文章の感想、指摘、甘いのから辛いのまで絶賛受付中です。
456 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 01:43:44 ID:eP81EPEI
GJ! ライカレか… 僕も先程キセキの続編として、また歌詞参考の新作が完成しました。 この作品、ライカレ派の皆さんにすっっっっっっっっっっごく失礼なことしてます。 しかし、僕はカレンにも幸せになって欲しく、このスレの新たな発展のためにも、茨の道を行こうと思います。 五十分ごろ投下おk?
>>455 そらかね卿GJでした!!
この後の展開も楽しみにしてます
あと、欲を言えば、カレンとの再会をもう少し細かく描写してくれたら…
泣いた後にしては、妙にあっさりと先に進んだ気がしたので
いや、これは個人的な趣味ですね、すいません
兎に角、次回も楽しみにしてます
>>455 そらかね卿GJ!
私としては淡々と進んだのがいいと感じました。
抑揚を付けた物も好きですけどこういうのもいいと思います
>>456 支援致しましょう
460 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 01:52:34 ID:eP81EPEI
では…私は阿修羅の道を行く。 タイトル・あいうた カップリング・ライ×C.C. 備考・ライカレ派の皆さん、ごめんなさぁぁぁぁぁい!!
461 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 01:53:11 ID:eP81EPEI
あいうた 「C.C.、僕は…幸せだ。」 僕がこの台詞をC.C.に言ってから、五年目の夏が来た…
茨の道、むしろライカレへのスパイスになるんではないかと 支援
よし、今回は注意書きもちゃんと書いたし、カップリングも書けた。
投下する条件は全てクリアされたぞ。
〜投下後〜
投下終了の宣言もOK、支援してくださった方へのお礼も書いた。
今回俺完璧じゃね・・・あ・・・タイトル入れ忘れてるorz
すいません、
>>443 タイトルは「覚醒の銀の騎士」です。
464 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 01:54:10 ID:eP81EPEI
「C.C.〜!朝だよ〜!」 僕とC.C.は特区日本内のマンションに同居していた。 結婚はまだだが、僕らは夫婦のように暮らしている。 今日も僕は朝御飯を作り、C.C.を起こすために彼女の部屋に行き、ベッドの中でチーズ君に絡まっている彼女の体を揺すっていた。 普通逆だと思うんだけどなぁ… 「仕方ない…今日もか…」 僕はC.C.の耳元に口を近づけ、そっと囁く。 「起きないと…キスするぞ〜」 … …… ………起きない。 間違いない、コイツ絶対起きてやがる… 僕は彼女の唇に優しく自分の唇を重ねた。 「う〜ん…」 すると眠そうな目を擦りながらC.C.が起き上がった。 「毎日毎日なんでこうなのさ…」 「魔女は王子様のキスで目覚めるんだ。」 「それを言うなら王女様。」
支援
投下中にごめんなさいごめんなさい、支援
467 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 01:55:26 ID:eP81EPEI
C.C.を起こした後、僕はキッチンに戻り、皿に料理を盛り付けて食卓に並べていた。 するとリビングの扉が開き、パジャマから白い半袖と黒いハーフパンツに着がえたC.C.が現れた。 「ベーコンエッグとトースト…マーマレードオレンジにミルク、サラダ…なんとも普通な朝食だな。」 「文句があるなら朝御飯自分で作ってよ。」 「ヤダ。」 僕らは食卓に着き、朝食を摂りはじめる。 C.C.は五年前から変わらず、家事炊事掃除洗濯…自分では何も行わず、いつもピザを食べて部屋を汚してばかり… 普通の男だったらとっくに実家に帰ってるレベルだ。 でも実家がない僕にはそんな真似などできるはずもなかった。 しかしあれだけグータラしてて太らないのがすごい。 「さてと…テレビテレビ…」 僕はテレビを点け、ニュース番組にチャンネルを合わせる。 やっていたニュースの内容は、「ナイトオブワン・枢木スザク、日本総督・ユーフェミア皇女殿下と熱愛発覚!」だ。 スザクは五年前、ユフィの騎士を自分から辞め、ブリタニア本国に行ってナイトオブラウンズの七番に着任した。 それから数々の戦場で功績を挙げ、「白き死神」という異名も得た。 しかし、凶悪な異名とは裏腹に、温厚で優しい性格で兵士達の支持も高く、五年の月日を経て昇格ナイトメア戦で前ナイトオブワンのビスマルク卿を倒し、若干23歳の新ナイトオブワンとなった。 それからはブリタニアの政治面でも活躍することになり、ブリタニアの差別制度は次第になくなりつつあった。 今では差別意識を持つブリタニア人も減り、ユフィとの恋愛も肯定的な意見が多かった。 「(スザク…頑張ったな。)」 僕は心の中でスザクに賞賛を送った。 スザクにはこれからも自分の信じる道を進んでいって欲しい。 「よし…僕はもう政庁に行ってくるよ。」 僕は食卓から立ち上がり、隣の椅子に置いた鞄を持つ。
支援
469 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 01:56:06 ID:eP81EPEI
「ああ。それと…」 「分かってる。七時には終わるから、政庁まで来てくれよ。」 「分かった。」 今日は久しぶりにC.C.とのデートを約束していた。 僕は「騎士団の双璧」として忙しいため、時間が取れるのは久々だ。 「行って来ます!」 C.C.の頬にキスをすると、僕は政庁に向った。
支援
471 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 01:57:07 ID:eP81EPEI
「ゼロ。」 僕は政庁に着くと、オフィスに鞄を置き、数種類の書類を個人用オフィスにいるゼロに届ける。 「ああ、すまんなライ。」 ゼロは僕から書類を受け取り、丁寧に書類を見始める。 ゼロは黒の騎士団総帥として、日本総督であるユフィの補佐として、そして優秀な政治家として手腕を振るっていた。 「騎士団の双璧」である僕とカレンはそんな彼の補佐役だ。 「それと…ルルーシュ。」 僕は着ているスーツのポケットからクリアケースに入った桜の形をしたブローチを取り出し、デスクの上に置く。 「これはナナリーにね。」 ナナリーはこの五年で視力がかなり回復し、まだ並の人より視力は低いものの、少しずつ完治に近づいていた。 このブローチはその祝いだ。 ゼロは仮面を外し、ルルーシュとしての素顔を見せる。 「ありがとうライ、ナナリーも喜ぶよ。」 「あと…これも。」 僕はブローチを取り出したのとは別のポケットから指輪のケースを取り出し、ルルーシュに渡した。 ケースの中には、紅く美しいルビーの指輪が入っている。
支援
473 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 01:57:41 ID:eP81EPEI
「ライ、これは?」 「これは君へのご祝儀だよ。カレンに結婚指輪、まだ買ってないんだろ。」 「な!?」 ルルーシュはこの五年でカレンと親密になり、来月に結婚することになっていた。 勿論、ルルーシュがゼロであることはカレンももう知っている。 「ライ!指輪ぐらい自分で用意する!こんなにしてくれなくても…」 「言ったろ、ご祝儀だって。これぐらい良いよ。」 「しかし…」 「僕はC.C.にもちゃんと用意してるよ。だから心配しないで。」 「う…分かった。」 ルルーシュはブローチと指輪のケースを懐にしまい、再び仮面をつけた。 僕はすこしにやけながらゼロを見ると、オフィスに戻った。
支援
475 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 01:58:47 ID:eP81EPEI
午後七時 仕事を全部終えた僕はオフィスを出、政庁の入り口に向う、そして、僕を待っていたC.C.の姿を見つけた。 C.C.は少しゴシックロリータ風のふわふわした感じの服を着て僕を待っていた。 「ごめんC.C.、待った。」 「一分くらい待った。どうしてくれる?」 「全然待ってないじゃん…」 「だまれ。今日は私の言う事を全部聞いてもらうぞ。」 「いつも聞いてるじゃないか…」 僕の反論を無視し、C.C.とのデートが始まった。 C.C.は高級イタリアンレストランで高級ピッツァを食べ、好きな服やアクセサリーを僕のカードで購入しまくる… 「騎士団の双璧」の一角としてかなりの額をカードに入れているとはいえ、この調子でデートを続けていけばいつかすっからかんになりそうだ… (C.C.が)デートを楽しんだ後、僕らは特区内の公園に向った。 僕がC.C.に愛を誓ったあの公園に… 「ふう…しかし、いつ来ても何も変わらないね。」 「だな。」 僕とC.C.は公園に着くと、辺りを見渡してそう言う。 ここは五年前からずっと変わっていない。 ベンチのペンキも余り落ちていないし、電灯もヒビ一つなく、新しいままだ。 誰も居ないことを確認した僕とC.C.はベンチに腰掛け、僕はC.C.の右手を、C.C.は僕の左手を握った。
支援
支援
478 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 01:59:39 ID:eP81EPEI
「…C.C.。」 「何だ?」 「笑わないで聞いてくれ。」 「内容による。」 「…愛してる。」 僕は顔を少し赤くしながらそう言った。 「…ぷ!はっはっはっは!」 C.C.は僕の言葉を聞き、馬鹿にしたように笑い出した。 「わ…笑うなって言ったろ!」 「い…いや…お前…それはクサすぎるぞ…はは!…もっと捻れ!」 C.C.は笑いながら僕に言う。 仕方ないじゃないか、この言葉以外、今の気持ちを伝えることが出来ないんだから… 五年前のあの日以降も、僕たちには色々あった。 時には喧嘩もして、分かり合うための時間を過ごした。 どれもかけがえのない時間で、忘れることが出来ない 「C.C.…」 「ん?」 僕は一度C.C.から手を離し、ポケットから指輪のケースを取り出す。 そして中からエメラルドの指輪を取り出し、C.Cの右手の薬指にはめた。
支援
480 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 02:00:40 ID:eP81EPEI
「ライ…お前…」 「C.C.、僕と…」 「待て。」 「え?」 C.C.もスカートのポケットから指輪のケースを取り出し、中からサファイアの指輪を取り出した そして僕の左の薬指に指輪をはめた。 「C.C.…君…」 「先に指輪の交換を済ませてしまったな。」 C.C.は再び右手で僕の左手を握る。 「今後とも宜しくな、ライ。」 「…ああ。」 僕達は手を握ったまま口付けを交わす。 僕達の指には、お互いの愛の印である緑と青の宝石が輝いていた。 僕には君の選んだ人生(ミチ)は僕(ココ)で良かったのかなんて分からない。 ただ泣いて笑って過ごす日々に、お互いが隣に立っていることで、それは僕が生きる意味になる… 僕らは五年間、本当に密度の濃い時間を過ごしてきた… この指輪は僕達が作り上げてきた思いが募った形だ。 これからもずっと君の手を握ってよう… 僕の声が続く限り、君の隣で僕は愛を唄おう… 僕が歳を取って声を枯れてきたら、もっとずっと彼女の手を握っていよう。 これからもずっと…君の手を握っていよう… ただ、ありがとうだけじゃ伝えきれない。 これからも泣き、笑い、悲しみ、喜びを共に分かち合って生きていこう。 いくつもの夜をこえて… 僕は君と愛を唄おう…
支援
482 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 02:01:10 ID:eP81EPEI
おまけ 一方その頃、ルルーシュとカレンもクロヴィスランドでデートをしていた。 二人はいま向かい合って観覧車に乗っている。 「綺麗…この指輪、ライが?」 「ああ、ご祝儀だそうだ。」 「もう、ライったら…」 カレンは困ったような笑みを見せ、薬指にはめたルビーの指輪を見つめた。 「カレン。」 「何?」 「お前…まだライの事…」 「…バカ。」 カレンはルルーシュの隣に移動し、彼の頬にキスをする。 「のあ!?」 「私の今の一番は…アンタよ。」 カレンはそう言って、満面の笑みをルルーシュに送った。
483 :
ライ×C万歳 :2008/08/05(火) 02:03:41 ID:eP81EPEI
どれほど批判を貰おうと…今の私は、阿修羅すら凌駕する存在だ!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……… ネタ曲は分かるとおりGReeeeNの愛唄です。 みなさんホントに ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい………
>>483 ライカレ派の自分ですが、一つだけ言う
自分の考えたカップリングで謝る必要なんて無い
寧ろ謝られた方が何か不愉快に感じるんだぜ?w
これはこれで一つの作品としてGJ!!と言うよ
>>483 ライ×C万歳卿、ハムさんと一緒で阿修羅すら凌駕する存在なんですからそんな謝らなくてもw
カレンがどうとか言ってたので相当酷い扱いなんだろうと覚悟してましたが、
最終的にルルーシュと幸せになったので安心しましたw
しっかり嫁に尻にしかれてる旦那面白かったです!
ただ最後がまんま歌詞だったのが残念です。
歌詞の一文から捻って気持ちを文字にするとかなら分かりますが…
GJ! 自分はどんなカップリングでもイケる口ですが、正直このルルカレ描写が必要だったとは思えないのですが… あと歌詞の一部を使ったりシチュエーションを使うのはまだしも最後歌詞が一気に使われるのも… キツい事ばかり書いてしまいましたが、ライC話いつも楽しみにしてます 次回も楽しみに待っています
>>485 それは僕の独断です。
その部分は元のままが好きだったので点付けたままにしました。
不味いのなら明日修正以来を出します。
>>483 C.C派の自分としてはマジGJっすよ!!
個人的な事なのでスルーしてもらって構いませんが別に特区成立でせっかくみんな幸せなのにシャーリー・・・・って感じになりました
別にルルカレがどうではなくただルルシャリが一番好きなんです
大変偉そうな事いってすいません
>>483 GJ!
ある意味、アニメの最終話までにありそうなカップリングで心の準備になりました。
これが感想とするのもどうかと思いますがw
おはようございます。ライ×C万歳卿の0014-0461で歌の歌詞を多分に引用されているとのことですが、私一人の判断で決めるのは少々危険な問題と判断いたしました。 皆様のご意見を聞かせていただきたいと思います。 >>ワラビ餅卿、あくまで個人的な興味で訊きたいのですが、0014-0190の冒頭でV.V.が言っていた「趣味が同じの人〜」の“趣味”とは何でしょうか?
>>483 乙
カップリングについては個人の自由なので謝る必要はないと私も思うのですが、
事前に注意書きで具体的に教えて頂きたかったです
スルーするか否か決められませんので・・・
歌詞のそのまま長文引用については、あの権利団体の影がチラホラするような?
常識が通用する相手じゃないからな
う〜ん、徹夜物の自信がそれなりにある物で歌詞も少しいじったつもりでしたが… あの権利団体と言われればそれまでですね。 僕は最悪の場合は「あいうた」は保存しなくてもOKです。 皆さんに迷惑はかけられません。
おはようございました
>>455 そらかね卿、GJでした!
というかこれ続くんでしょうか、ならばこれからどうなるのか期待せずにはいられない!
>>483 ライ×C万歳卿、GJでした!
ライカレは好きだがルルカレも結構好きな自分にとっては気にならず読める内容でした
ただ誰かがルルナナ(恋愛要素あり)書いたら……まぁ流石に無いか
貴公らの次の投下を全力でお待ちしております!
>>492 GJ、作品としてはとてもいいと思いますよ。
ただ、やはり著作権法に引っかかる可能性はありますね。
すこし前なら、この程度の歌詞の引用は許可を求めなくても使用可能だったのですが…。
近年はQ&Aまで変更されるといういい加減な判断基準で……JASRACに直接問い合わせるしか無いですね、この判断は。
私も同じく歌をモチーフにした事があるので使いたい気持ちは非常によく分かります。
私は直接問い合わせなんて面倒くさいな、と思い……使いませんでしたが。
どこまでの引用がダメか、という明確な線引きが無いので、難しい問題ですね。
トーマス卿の質問に答えたいと思います
趣味とはV.V.の趣味である『人面機関車集め』でございます
V.V.が夜な夜なトーマス卿の家にいく理由として「趣味が同じ人の元へ遊びにいく」
ってのを勝手に捏造したわけです。
決してトーマス卿の趣味が青い人面機関車集めだということがいたいわけではなく・・・
って自分で言ってて分かんなくなってきた・・・日本語難しいよ・・・
ライ×C万歳卿GJ!
ライカレ派としては少し心が痛む部分がありましたが・・・
ライCをたっぷり見せてくれたおかげで少し癒されましたよ
>>494 著作権問題か・・・。難しいですね・・・。
なぜこんなに基準が曖昧になってしまったのか?
不思議ですね
>>494 マジで!?
次のネタにギャグとして使おうと思ってたのに…
>>455 待ってました。ライが介入したあの場面、本編ではスザクの心情が鬼畜から急激に変わってあっさりと
「俺は、あいつのようには」で終了だったので、446のあたりなんて本編スザクの心情すら補完してくれた気がする。
それにしてもライのスマートさがよく分かる流れだなぁ。まだ混乱しているだろうに。
ひとつだけ、もしかして次回で書いていただけるのかもしれないけれど
確かにカレンがライに「どうして、いつ記憶が戻ったの?」という件は欲しかったかもしれない。楽しみにしてます
>>483 「ひどいこと」というので残酷描写か何かかと思って覚悟して読んだら…
カップリングは職人さんの自由ですからそこまで謝らなくてもいいじゃないですか
でも人様のご祝儀に、しかも昔の想い人から指輪ってのはどうなんだろう
ある意味カレンにとっては結構「ひどいこと」をライがしている気がw そういう意味?w
JASRACのHP見てきたけど分かりにくいね。
そして替え歌をHPに載せるのも手続きしろとか…やって、られるかー!(カレン風に)
ふむふむ、色々意見を頂きました。 手続きはちょっとよく分からないので危ない部分を書き直しして投下した方がいいですかね? 失礼ながら話変えますがここってBL禁止でしたっけ? 僕男だけど人の内面の勉強のためにBLもたまに嗜むんですよ。 けっこうBLって開き直ると綺麗に見えるんですよ。(少しイミフな意見で申し訳ない) ネタもちょっと考えては見たんですが…やはりこのスレの衛生を考えて控えるべきでしょうか?
BLの印象についてはわからんでもないけど、このスレに投下するのはNGですよ。 過去にそういう話題が出たことあるけど、荒れる元なだけだった。
>>498 BLは確か最初か2スレ目ぐらいでものすごい拒絶反応が出てた気がするw
拒絶というか、まずギャルゲーム@2ch掲示板の規約の5で やおい・ホモ・ボーイズラブ等は禁止されています。 キャラにその気はないのに咲世子さんや周りの女子が勝手にアッー!とか言ってるギャグならアリだと思うし もちろん友情物もアリだと思いますが、いくら綺麗に見えてもガチはいかんぜよ
うむうむ…やはりダメか… ま、当然といえば当然ですよね… しかたない、ネタは蔵入りか… 行き場がなくなったムラムラはどうしようかな? まいいや、変なこといってすみませんでした。
>>498 私はPCのBLゲーを嗜んだりもするからOKだけど、このスレではNGじゃないかな
前にライとルルーシュで抱き合っただけで「腐は勘弁してください・・・orz」ってレスが付いてたから
ネタ程度で「アッー!」とか「やらないか」とかはいいんじゃないでしょうか
>>503 たぶんそれ書いたの私ですね
あの時は全然BL意識して書いてなかったのに拒否反応強かったんですよね
今となればここの板を考えればあの反応は当然と思っていますし
探せども探せどもロスカラBLはあってもノーマルSSを書いているHPが少ない… ので、そんな人間のオアシスとしてできたのがこの板のこのスレなんじゃないですかね?w だから過剰に拒否反応してしまった人もいたんじゃないかな
パソコンでプレイ動画見ながら携帯で執筆してたら 会話とかほぼ同じになってしまったんだが大丈夫なんだろうか? 一応細かな変化は付けてるんだけど
イベント丸々写したって事? それとも、シチュエーションはオリジナルだけど会話がゲームと同じになってしまったって事かしら…? あくまで個人的な見解だと、前者は黒、後者もかなり黒いグレーな気がする… 一部引用とかなら全然アリだと思うけど。
508 :
506 :2008/08/05(火) 16:55:04 ID:4tnw1R4c
起きた後の自己紹介あたりの会話です、その前後はオリジナルなんですが
ならOKじゃないかと。あの自己紹介の会話にアクロバティックな変更加えられてもって気もするしなw
なら大丈夫じゃないかな? ただ、大抵の人は覚えてるシーンだろうし、自分なりに適当に短く纏められたらそれがベターなのではないかと。
511 :
506 :2008/08/05(火) 17:08:50 ID:k3Ui5LjR
ありがとうございます、あのシーン無かったら無かったで微妙かと思うので多少変えて書きました 一応さっき完成したんで夜、明日になったら投下しようと思います、全力で ちなみに508だけID違うのはパソコンから書き込んでるためです
曲写しは権利団体がああなのでマズかったと思うけど あまり考えすぎてても2次創作って何もできない気が。 最終的に文句言われたその時には、消してもらえばいいんじゃないかな 独り言だけど、サンライズは権利関係厳しいけどバンナムはそこまででもないしね… 投下お待ちしてます。
>>506 すまない、なんか勝手にSS的にアリかどうか聞いてると思い込んでた…
権利的には多分全然大丈夫だと思う…コンマイ以外そこまで二次創作に厳しい所って無いし。
514 :
506 :2008/08/05(火) 17:37:18 ID:k3Ui5LjR
>>513 いえ、あなたの解釈であってます
まぁ権利的にも不安でしたが
>>514 著作権法からだと、ゲームやアニメの台詞は確か対象外かと。明確ではないですが。
とある小説の中の、めちゃくちゃ重要な一説を抜き出した…としても、立証出来ない場合もありますし。
この場合、どれくらい引用したかという長さの問題ではないようですが。
基本的に出版物ではないので、大丈夫だと思われます。
しかし、歌詞に関してはやはり、うるさい所があるため厳しいですが……むぅ。
516 :
あしっど :2008/08/05(火) 18:54:02 ID:CIT7o5UQ
えーっと・・皆様のSSに刺激され、初めて書いてみました。 よければ、いろいろと意見とかいただければ幸いです。 タイトルは「蒼天の騎士(1) エリア11赴任前のある夜…」です。
しえん
518 :
あしっど :2008/08/05(火) 18:54:54 ID:CIT7o5UQ
薄暗がりの部屋の中、2つの影があった。 一つは大きく、もう一つは子供のように小さい。 「いいのかい?シャルル。彼を派遣して…」 「仕方ありませんよ、兄さん。彼が…狂王が自ら望んだのですから」 「でも、記憶操作はしてないんだろう?」 「ええ、していませんよ。もっともナナリーがいる限り彼は裏切れない。 あの男はそういう男ですよ」 「そういうものかなぁ…」 小さな影が微かに動いたもののそれ以上追求しなかった。 「まぁ、保険は別にかけているからいいか…」 そのかわりぼそりと聞こえないほどの小さな声でつぶやいた。 蒼天の騎士(1) エリア11赴任前のある夜… 「もしもし、お兄様?お兄様なのでしょう…私です、ナナリーです。」 ナナリーが電話に話しかけている。 最初は、嬉々とした話し方であったが、しかしそれは徐々に沈んだものに変わっていく。 なんて残酷な事をさせるんだっ…怒りが心の奥から沸きあがってくる。 側にいながら何も出来ない自分とその行為を実行しているスザクに対して…。
519 :
あしっど :2008/08/05(火) 18:55:36 ID:CIT7o5UQ
会話が終わったのだろう。 ため息が漏れ、電話機を持つ手が下ろされる。 「大丈夫かい?ナナリー」 「大丈夫です、ライさん」 健気に心配させまいとするのが伺える。 しかし、その仮面の裏側には酷く傷つき、弱々しい彼女のやさしい心がある。 「僕では当てにならないかな…我が姫よ」 おどけた口調で話しながら、しゃがみこみナナリーの手の上に自分の手をのせる。 「いいえ、当てにしてますよ…我が騎士ライよ」 ナナリーは、のせられた手をしっかりと握り返し、少し微笑みながらおどけて答える。 彼女の専属騎士になってから、お互いに隠し立てすることなく語り合うための儀式。 目が見えないというハンディキャップのカバーするかのようにナナリーの感覚は鋭くなっている。 そして、聴覚以上に鋭くなったのは触覚で、手を握っていれば、相手の嘘さえ見抜くほどの些細な変化さえわかるようになっていた。
し・え・ん
支援
522 :
あしっど :2008/08/05(火) 18:56:19 ID:CIT7o5UQ
「お兄様が変なんです。あれは確かにお兄様でした。そして、スザクさんも…」 不安と怯えた思いが言葉に出る。 彼女は、ゼロが兄である事を知らない。 ここでそれを話すべきか…迷いがよぎる。 それにゼロは処刑されたとも聞いている。 なのに、電話の相手をナナリーは兄と断定した。 聞き間違いではあるまい。 だが、なぜ生かされている…皇帝にとって彼を生かしておく利点があまりにも少なすぎる。 C.Cの為かとも思ったが、もしそうならC.Cをなぜそれまでして欲する必要があるのか…。 そう、あまりにも不確実な情報と不確定要素が多すぎ、真実が見えてこない。 結果、今言えることを言うしかなかった。 「ナナリー、今ははっきりとは答えられない。あまりにも情報が少ないんだ。 本当にすまない。」 「いえ、困らせるつもりは…」 自分があまりにも我がままを言っているとでも思ったのか、慌てて否定の言葉を言いかけるナナリー。 それは彼女の優しさであり、迷惑をかけまいとする心。 その思いを感じながら提案する。 「そのかわり、エリア11に着いたらきちんと調べてみるよ。それで我慢してくれるかい?」 「はい。ライさん…でも…」
523 :
あしっど :2008/08/05(火) 18:56:51 ID:CIT7o5UQ
「でも…はなしだよ、ナナリー。僕は、君の眼であり、足なんだからね。 だから、本当に知りたい事、行動したい事をどんどん言ってくれ。 僕はナナリーの為に動きたいんだ。それに僕自身、知りたい事もある」 そう、僕の心に残っているこだわり…。 愛しい彼女への思いが…。 「ライさん…」 そんな僕の心の焦りがわかるのだろう。 心配そうな表情がナナリーの顔に浮かぶ。 「いや、すまない…これでは姫の騎士失格だな」 少しおどけた言葉で誤魔化そうとする。 「やっぱり…カレンさんの事…今でも…」 ずきりと心に痛みが走る。 やっぱり、ナナリーはわかっている。 僕がまだカレンを思い続けている事を…。 「そうだよ。確かに今でもカレンを愛している。でもね…」 ここで嘘を言えば、より優しい彼女を傷つける。 だから、僕は本心を言うだけだ。
支援
支援
526 :
あしっど :2008/08/05(火) 18:57:30 ID:CIT7o5UQ
「それと同じくらい…ナナリー…君も大事なんだ」 捕虜となり投獄され、処刑されてもおかしくなかった僕を騎士として指名する事で救ってくれたナナリー。 その恩と僕に向けてくれる好意が今の僕のすべて。 だから、僕は今ここにいる事が出来る。 だからこそ、僕はナナリーの為すべてを投げ捨ててでも守らなくてはならない。 今は側にいない親友のルルーシュの代わりに…。 「わかりました、ライさん」 握っているナナリーの手に力が入る。 「でも…(あきらめません…)」 その後の言葉はあまりに小さく聞こえなかった。 「え?」 「何でもありません」 真っ赤になりながらあたふたとするナナリー。 「いや…だって…」 「当てにしてますよって言っただけです…」 そう言うと手を離し、自ら車椅子を動かし逃げていくように隣の部屋に移動した。 「…なんだったんだ?」 あまりにも急な事で呆然としていたが、それでも最初の不安が少しでも薄れたのならよしとすべきなのかもしれない。 そんな事を思いつつ、これからの事を思案し始めていた。
支援
しえん☆
529 :
あしっど :2008/08/05(火) 18:59:17 ID:CIT7o5UQ
以上です。 いかがなものでしょうか・・・。
面白かったですよ〜 いままでギャグ以外で三角関係っぽい設定ってあまり見なかったですし、 やはり続きが気になるお話ですから、次回にも期待しちゃおうかなっと〜
これからの展開が楽しみな一品。また神が増えた。GJ!
あしっど卿! 初投下ご苦労様です! ナナリーかわいいよ、ナナリー 全力でナナリーを守ると誓うライもかっこいい! 次回の投下も全力でお待ちしております! ちなみに今夜ハーレム投下する予定です 時間はいつになるか分かりませんが・・・
GJ!カレンのことを想いつつもナナリーを守ろうとするライがいいですw 次の投下を楽しみにしております。
>>529 GJです!これは今までにない展開で面白い!
次の投下が楽しみです
>>532 ついにハーレムが・・・
投下する前から言わせていただきたい
GJと!!!!
535 :
506 :2008/08/05(火) 19:37:35 ID:k3Ui5LjR
>>529 あしっど卿、初投下、乙&GJでした!
なかなか続きが楽しみな作品ですね
ただ、せんえつながら、あしっど#(好きな文字列)としたほうがよろしいかと
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
>>532 全力でお待ちします
>>529 初投下乙&GJ!三角関係か、気になるな・・・。
さて、毎日投下中のバカが来ましたよ。19:50過ぎに投下していいですか?
>>536 毎日投下中のアホですが支援します、全力で
ごめんなさい
>>536 ですが、ちょっと用事ができてしまいました。
また後にしますので、他に投下される方がおられましたら、
どうぞ投下なさって下さい、すみませんorz
というか毎日投下中の人って何人くらいいるんだ?
>>536 です、ごめんなさい、ただいま戻りました。
20:25頃より改めて投下させていただきます。
おかえりなさ〜い&しえん〜
それだけは勘弁。っていうか嫌です。
うわわわ!ごめんなさい!
>>542 は誤爆です!540氏、どうか投下を!
温かいお出迎えありがとうございます、投下します。 作者:余暇 タイトル:見守る心 カップリング:ライ×カレン+C.C. またしてもこのカプです。
『見守る心』 「あれ?カレン、その指どうしたの?」 アジトのラウンジでカレンと談笑していた僕は、彼女の指に絆創膏が貼られているのを見つけた。それも一つや二つではない、かなりの数だ。 「ああ、これ?ちょっとね・・・。」 彼女は理由をはっきり言わずにごまかそうとする。 「理由は何?君がそんなに指を怪我するなんて今までなかったじゃないか。特に最近になって急に増えだしたよね。何があったの?」 彼女が心配な僕は何とかして理由を聞き出そうとする。 「だから大丈夫だって。そんなに大した怪我じゃないんだから、あなたが心配する必要はないの。」 「心配するよ。僕は君の恋人だろ?どうして隠し事をするんだい?僕には隠し事をするなって言うくせに。ねえ、どうして?」 「だから何でもないって!」 突然カレンが語気を荒げ、僕は押し黙ってしまう。 「あ・・・。その、ごめんなさい、怒鳴っちゃって。でもね、本当に何でもないの。理由はまだ話せないけど、いつか必ず話すから。 その時まで、そっとしといてくれる?」 申し訳なさそうにうつむくカレン。彼女にそこまで言われては、僕もこれ以上追及のしようがない。 「わかった、今は何も聞かない。無理に聞き出そうとして悪かった。でもこれだけは約束して欲しい。いつかきっと理由を話すこと、 そして、僕に内緒であまり危ないことはしないこと。いいね?」 「うん、わかってる。ごめんね、ライ。」 その日は結局、何も聞けずじまいだった。一体何なんだろう?
全力で支援
しーえーんー
その日の夜、部屋に戻るなりチーズの匂いが鼻をついた。 「遅かったな。」 C.C.が僕のベッドの上に転がり、ピザを食べていた。 「まったく、君という人は。」 「やらんぞ。」 「いらないってば。」 僕はカバンを置いて、ソファに腰かけた。ベッドから起き出したC.C.が僕の隣に座る。 「カレンと何かあったか?何やら言い争っていたようだが。」 僕は、今夜ラウンジであった出来事を話した。 「ふむ、なるほどな。」 「C.C.は何か知らないか?カレンがどうして怪我をしたのか。」 「さあな、知らん。心当たりがないわけではないがな。」 遠い目をして、C.C.が答える。 「心当たり?何だそれは、教えてくれ。」 「おいおい、野暮なことを聞くな。」 「野暮なこと?」 「人というものは、好きな相手に対して好印象を植え付けるために、自分のいい所を見せようとする。 そしてそのために、人知れず努力する。今のあいつがそれだ。あいつが陰で行っている努力をお前が知れば、 せっかくお前を喜ばせようとしていたあいつの気持ちを傷つけることになる。今のお前がすべきことは、 あいつを信じて見守ってやることだ。いつか向こうから真実を明かす時が来るまで、待っててやってくれないか?」 たぶんC.C.は何かを知っている。でも、これ以上聞き出すべきではないと僕は思った。カレンもいつか真実を話すと言っていた。 あまり疑心暗鬼になっては、彼女を信用していないということになる。もっと信じてあげなければ。 「わかった、カレンから話してくれるまで待つことにするよ。」 「そうか、ありがとう。」 C.C.は静かに笑った。
支援
あれから一週間が過ぎた。カレンとは普通に接しているが、まだ指の怪我の理由を聞き出せていない。 そして今日、カレンは僕の部屋に来ている。 「あれ?ライ、この服・・・。」 カレンが僕の来ているシャツを指差した。 「ん?この服がどうした?」 「袖のボタンが外れてる。」 「ああ・・・。」 そう、この服の右側の袖のボタンは、つい数日前に糸がちぎれて外れてしまったのだ。 「別にいいよ、これくらい気にしないから。」 「ダメよ、身だしなみはきちんとしなきゃ。外れたボタンはある?私が直してあげる。」 「え?カレン、ボタンの縫い付けできるの?」 「失礼ね。女の子なんだから、それくらいできるわよ。」 軽く頬を膨らませるカレン。 「ごめん。じゃあ、お願いしようかな。」 カレンは嬉しそうに頷いた。 カレンは自分のカバンから裁縫セットを取り出すと、ボタンを袖口に縫い付け始めた。 まだ少しぎこちないが、丁寧にボタンを縫い付けていく。そして・・・。 「ほら、できた。」 ボタンを縫い付け終わったカレンが、その箇所を見せてきた。外れていたボタンが、元あった場所にしっかりと縫い付けられている。 「わあ、ありがとう。助かったよ。カレンは裁縫も上手なんだな。」 「あ、実はね。」 カレンが上目づかいに僕を見る。 「この間の指の怪我、お裁縫が原因なの。」 そう言ってカレンは、事の真相を話し始めた。
支援
「私のお母さん、お裁縫が得意でね。小さい頃、私が破いちゃった服とか、よく直してくれてたの。 『女の子なら、こういうことも覚えておいた方がいい』って言われてたんだけど、習う機会もなくって。おまけにレジスタンスに入ってからは、 戦いに明け暮れてたから『女のたしなみなんてどうでもいいや』って思うようになって、どんどんガサツな女になっていったの。恋愛なんて絶対にすることはない、そんなことまで思うようになったの。」 カレンが昔を思い出すように、目を閉じながらゆっくりと話し、僕はそれを黙って聞いている。 「でもね。ライと出会って一緒に過ごすようになってから、私の中で何かが大きく変わったの。あなたはいつだって私に優しく微笑んで、支えてくれる。その微笑みを、あなたの視線を一身に受けたいと思うようになった。 まさしく『恋心』ってやつね。あなたに少しでもいい所見せたくて、お料理も始めた。少しでもあなたにふさわしい女になりたい、そう思ってた。でも、あなたは私の想像をはるかに超えていた。 付き合うようになってからも、『自分はこの人と釣り合いが取れない、ふさわしい女じゃないんじゃないか』って、ずっと思ってた。」 「・・・・・・。」 彼女は話し続ける。今まで自分が抱えてきたものを一気にさらけ出すように。 「そんな時にね、C.C.が言ってくれたの。『釣り合いを取ることが恋愛ではない、いかに相手を想い、それを相手にぶつけるかが肝心なんだ』って。」 「C.C.が・・・。」 最近のC.C.は特にカレンに目をかけるようになって、色々彼女の相談に乗っているとは聞いていたが本当だったのか。
支援
カレーに入れる赤ワインの分量間違えた支援
「それでね、私C.C.にお願いしたの。『もっと彼に自分の想いを届けられるようになるために、協力して欲しい』って。 彼女と一緒なら自分を磨くことができる、そう思ったの。彼女はすぐに承諾してくれたわ。それからすぐに取り組んだのが、お裁縫だった。 『布に糸を通し想いを込めることで、お前の心情やぬくもりが、その布や糸を通じて相手に伝わるから』って。最初は全然できなくて、何度も針を指に刺してた。 あの絆創膏はそれが理由なの。今は少しずつ慣れて、怪我をすることはなくなったけど。」 そうか、そういうことだったのか。カレンのことがよくわかったような気がした。僕との釣り合いのことで悩んでいたこと。 もっと自分自身の想いを僕に伝えたくて、ずっと努力していたこと。どれだけ僕のことを想ってくれているかということ。 縫い付けられたシャツのボタンに手を触れる。ボタンから、そのボタンとシャツをつなぐ糸から、カレンの心のぬくもりが伝わってくる。 僕はこんなにも彼女に愛されている。僕はカレンが愛しくて、彼女をそっと抱き寄せた。 「ライ?」 「ありがとう。こんなに僕のことを想ってくれて、陰で努力していたんだね。それを僕は何も知らずに、変に疑おうとした。ごめん。」 「いいのよ。私こそつまらない意地張って、あなたに余計な心配させてしまったわ。ごめんなさい。」 「釣り合いが取れないなんてとんでもない。君は僕なんかにはもったいないくらい、最高に素敵な女性だよ。そんな君に愛されて、僕は幸せ者だ。」 「ありがとう。そんなに言うなら、私のこと、ちゃんと捕まえていなさいよ。そしてもっともっと、私を夢中にさせて。」 僕たちは見つめ合い、そしてキスをした。互いの心を見えない糸でつなぎ合わせるかのように。
その日の夜、ゼロの部屋に行くとC.C.がいた。 「やあ、C.C.。いつもありがとう。」 「何の話だ?」 「カレンのことだよ。いつも相談に乗ってくれて、いろんなアドバイスをしてくれてるみたいだね。裁縫のことだってそうだ。 男の僕にはわからない悩みも彼女は持ってるだろうから、その時はまた相談に乗って欲しい。」 「ふん、何かと思えばそんなことか。別に私が好きでやっていることだ、気にするな。ただな、これだけは覚えておけ。 あいつほどお前を愛し、尽くそうとする女は他にはいないし、おそらく二度と現れないだろう。あいつはお前なんかには もったいなさ過ぎるほどの女だ、生涯をかけて守り通せ。もしあいつを泣かせてみろ、その時は・・・。」 C.C.の目つきが鋭くなる。「カレンを泣かせたら私が許さん」と訴えかけていた。 「わかってるよ、C.C.。カレンのことは絶対に僕が守る。一生をかけて幸せにしてみせる。 だから、これからも彼女のこと、支えてあげてやってくれないか。」 「ふん、最初から私頼みか。甘い奴だな。まあいい、お前たちがこの先どういう道を進むのか、私も興味があるのでな。 気が向いたら相談くらいは乗ってやるよ。」 「ああ、よろしく頼む。」 僕たちは笑い合った。そこへ、ゼロが話しかけてきた。 「お前が最近カレンの相談に乗っているというのは本当だったか。だが、どういう風の吹き回しだ? 以前はいがみ合ってばかりだったのに、何がお前をそうさせる?」 その問いに、C.C.はニヤッと笑って答えた。 「さあ、どうしてだろうな?」 (私はかつてひたすら愛を求め、ついに本物の愛にたどり着くことはなかった。だが、違う時を生き、 時を越えて愛し合うあの二人の間には、間違いなく本物の愛が存在する。私は確かめ、見届けたいのだ。 あの二人が持つ、本物の愛の行く先を。そして守ってやりたいのだ、かつての私のようにならないために。)
支援
以上です、支援ありがとうございました。 C.C.をなんだかんだ言って面倒見のいいお姉ちゃんみたいにしました。 自分のSSの中では、カレンとC.C.は姉妹みたいな感じにしてます。 自分の文章力て客観的に見てどうなんだろう。 自分ではそんなに文章力ある方だとは思わないんだよなあ・・・。
素晴らしい物語に乾杯。そして、542の誤爆については心より謝罪。
余暇卿乙でした〜 面倒見のいい、しーつーお姉ちゃんとカレンさんが微笑ましくてよかった 文章力も何でも磨きに磨いても、まだまだ磨いていけるわけですし、 これからも納得いける域にたどり着くようがんばって磨いていきましょ〜 わたしもがんばって、今以上にいい文章書けるようにがんばりますよ、うん
>>560 GJ 文章力もまさしくGJかと。連日投下できる速さはグレート(偉大)のGJ
>>543 トーマス様、青空卿の領地が大変な事(領地没収?)になってますよ。
>>560 余暇卿GJです。
毎日のライカレを密かに楽しみにしています。
カレンとC.C.の組み合わせはやっぱりいいですね。
ライのために一生懸命なカレンも可愛らしかったです。
文章力のことを気にされているようですが、自分より遥かにあると思います。
というか、毎日投下できるほどのネタの多さとそれを文章化できる力がある時点で
すごいと思いますよ。
さて、今から今日中に書き掛けを完成できるかな・・・
>>560 余暇卿、GJでした!
優しいお姉さんなかんじのC.C. 個人的には多少の違和感を感じたが、これがいいSSである事実は揺るがない
一生懸命頑張る健気なカレンも良かったです!
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
あとトーマス卿、この間メールを送りましたが届きましたでしょうか
>>560 GJ!!毎日よくネタが出て来ますね
その才能が羨ましいですよ
次回も期待してます
>自分ではそんなに文章力ある方だとは思わないんだよなあ・・・。
ほぅ…卿が無いなら自分はどうなるのかw
>>563 今直しました。教えてくださってありがとうございます!青空卿、本当にすいませんでした。
>>565 修正はしてたのですがサーバーの方に上がってませんでした。今は対処済みです。
>>529 初投稿お疲れ様でした。初なのに丁寧に書かれていて文にツッコミどころがなかった。
カレンを想いながらブリタニア側のナナリーの側にいる…なかなかなかった設定ですね
ライは脅されてそうしているのかな?続きが気になります
>>560 GJ カレンもかわいいしC.C.もかっこいいよ。
本編で分かったことですがC.C.は家事をやれないんじゃなくて、やらないんですよねw
これの続きで、ライのことを想いながら家事を教えてもらうカレンやからかいながら教えるC.C.も見てみたいなぁ。ぜひ!
卿は初投稿時からして人を引き込める文章力がある方だなと思いましたよ。
そこまで思い悩む必要もないのでは?もちろんもっと良い文章をと思うのは書き手として当たり前で、
読み手としてもさらにより良い文章を読めるならばそれは喜ばしいことですが。
21:40から投下します。 やべえ!時間ねえ!
カレーを食べつつ支援準備
定刻になったので投下したいとおもいます ハーレムの日 ・大変だった・・・ ・そのわりにはあまり上手くできてない・・・ ・カップリングなんてありませんw ※注意※ ・誰かオチ方教えて・・・ ・スザクの壊れ方が異常
「ライ、リヴァルみてよコレ」 授業も終わり、たくさんの生徒たちが部活動に勤しんでいるこの時間。 僕とリヴァル、そしてスザクは3人で生徒会室にいた。 仕事も一段落終えた僕たちは、しばし休憩をとっていた。 「?なにコレ?」 スザクが僕に差し出してきたのは子供向きのテレビ番組に出てきそうなキャラクターのフィギュアだった。 「スザク、これ何?」 「ランスロット仮面だよ」 「「ランスロット仮面?」」 「うん、ロイドさんが遊びで作ったものなんだけど・・・。 よくできてたから生徒会のみんなにみせてあげたかったんだ」
支援
僕はスザクからランスロット仮面のフィギュアを受け取った。 空中とび蹴りのポーズをしているランスロット仮面は確かにとても精巧に作られていた。 色もきちんと塗られており、まるで本物のようだ。まあ大きさは違うけど。 「すごいなぁ」 僕はランスロット仮面のとび蹴りをしている方の足をつついてみた。 ポキッ 「あ・・・」 ランスロット仮面の足が 折 れ た 。 「ご・・・ごめん、スザク!あ・・・足が・・・」 「何やってんだよ、ライ〜。ドジだな〜」 「ほんとごめん・・・ってスザク・・・?」
支援
支援
カチッ え・・・。なんかスザクからスイッチ音がしたんですけど・・・。 なに?モード変形?何かに変身しちゃうのか? 「・・・お前がゼロだったんだな・・・」 「スザク、何を言ってるんだ・・・?僕はゼロなんかじゃ・・・」 「黙れ!」 へっ?何がどうなってるんだ!?なんでスザク怖いの!?僕が足を折ったから!? 僕の手のにはいまだランスロット仮面の片足が握られている。ちょっと気持ち悪いが手放したら怒られそう・・・。 って!リヴァルどこに行った!あいつ逃げたな! 「・・・スザク、なんで僕がゼロなんだ?確かに足を折ったのは僕なんだが・・・」 「ランスロットを嫌っている奴は僕の敵なんだ・・・」 「は・・・はあ・・・」 「僕の敵といえば・・・ゼロだ・・・」 「ソ・・・ソウデスカ・・・」 これってもしかしてスザク壊れちゃった?どうしよう、直せないよ・・・、ううっ。
支援
「つまり!お前はランスロット仮面が嫌いだから足を折った!つまーり!僕の敵!お前はゼロだ!」 「し・・・知らないよ!僕はゼロじゃない!折ったのは偶然だ!」 「嘘をつけ!」 「嘘はついてない!弁償するから!」 「許しは請わないよ、ライ・・・いや、ゼロォォォォォォオオオオオ!!!!!」 スザクが追いかけてきたぁああああああ!!!!!!! 「うわああああああああああ!!!!!!!!!」 「ゼロォォォォォォォオオオオオオオオオ!!!!!!」 なんで、こうなるのおおおおおお???????
支援
支援
―――――――――――――――――――――――――― ガサガサガサ・・・ 「いっちゃいましたね、会長。作戦成功!」 「ふっふっふ、あとスザクが追いかけてくれるわ。さっ、コッチはコッチで準備しなくちゃ」 「ヘイヘイ、わかってますよ」 「よろしい!では、第二トラップ発動!実験、スタート!」 ――――――――――――――――――――――――――
しwえwんw
支援
「ハアハアハア・・・」 「ゼロォォォオオオオオオオオオ!!!!!」 僕は鬼のスザクの魔の手からのがれるため学校中を全速力で走っている。つ・・・つかれた・・・。 さすが、スザク・・・。こんなに走っているのに息を切らしていないんだ・・・。 その上メチャクチャ早い。人間じゃないだろ、この人。(それに逃げているお前も人間じゃないというツッコミはスルー) げっ!ランスロット仮面の足が手の中にまだある!気味地悪い!どうすればいいんだ! コレ捨てたら呪われるよね・・・。 「!?」 やばい!このまま真っ直ぐ行くと行き止まりだ!どこかで曲がらなくては! どうしよう・・・どこに逃げたらいいんだ・・・。 思いつくところが3つしかない!?どこに逃げよう? ○:プールに逃げる △:教室に逃げる □:校舎裏に逃げる←(デンジャラス!)
支援
超絶俺ルール発動しちゃったよ。あえて □:校舎裏に逃げる←(デンジャラス!)
投下終了。間に合ったぁ〜。 支援してくださった皆さん、ありがとうございました さて、選択肢はどれ選んでもハーレム行きですが、ひとつ地獄がまってますよww
>>495 な〜るほどそうだったんですか。てっきり女装ネタとかロ○ネタとかシ○タのことかと思っておりました。
ま、それならそれで全然構わないんですけどね!(ワラ
〜ちょっと重要なお知らせ〜
皆様、取り敢えず、現在までの分は全て上げました。と言いたいところですが。
0014-0461については、現在UPを見合わせてる状態です。理由は
>>490 をご覧ください。
本日あれから時間の許す限り、法律・音楽・Webサイトの情報をみてみましたが、歌詞の引用に関しては
矢張り非常に厳しいと言わざるを得ません。と申しますのも、運営の最終的な責任が全て私に帰属する以上、
なんらかのトラブルが起こった場合に、サイトそのものの閉鎖を迫られる場合も考えられるからです。
例の作品に関しても、最悪の場合歌詞の部分を全削除する形を取るかもしれません。
具体的な境界についてですが……、書き手の方で慎重策を取っていただくしかないというのが現状です。
法的なガイドラインの整備については、当方でも色々案が出てますので、暫くお待ちください。
>>589 GJ
つ、続きが気になる!
あえて□のデンジャラス
GJでしたwww スザクの魔の手から逃れてハーレムへと辿りつけるのか、続きが気になるところですw それはそれとして、わたしも□をw
住民の皆様、そしてライ×C万歳卿へ これは音楽関係の引用の(理不尽なまでの)厳しさを皆様に知ってもらうために敢えて書いたものです。 決して貴方や貴方の作品を糾弾するためではありません。
>>589 ワラビ餅卿、GJでした!
スザクww えぇ、吹きましたともww つーかどんだけ脆いねんそのフィギュア
皆が□を選ぶなか、敢えて△を選びたい
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
本人が仰られていたけどライ×C万歳卿が「危ない部分を書き直しして投下」か トーマス卿にメールで修正以来等していただくしかないでしょうな。 てかトーマス卿…もはやプライベートな時間なくね?(´;ω;`)
596 :
あしっど :2008/08/05(火) 22:04:06 ID:CIT7o5UQ
皆様、感想ありがとうございます。 すごく励みになります。 で…22時15分頃から第2話投下いたしますが、よろしいでしょうか? それとアドバイスを受けたので、次回からは「あしっど・れいん」で投下します。
さてとですね 昨日宣言しました[手をとりあって]その5なんですが もう少しだけ時間をいただいて、10:30から投下させていただけないでしょ〜か いま最後の推敲をしているところでして えぇ、カレー食べつつ、支援もしつつ執筆中でした 先に投下される方がいらっしゃったらその後でってことでどうでしょうか?
>>596 すいません、言い方が悪かったみたいで
>>3 を参照してください、たぶんそれで分かると思いますが
>>597 全力で支援します
そんではあしっど・れいん卿を支援しつつ、最終調整しま〜
>>598 あ・・・すみません。
よくわかりました。(赤面
うー・・・読み方が足りなかったですね。(爆
タイトルは、「蒼天の騎士(2)再会」でお願いします。 カップリングは…ライ×ナナリー×カレンでいいのかなぁ。(苦笑 自分自身でも先の予想がつきません。(爆
浮遊母艦が爆発によって激しく揺れる。 眼が見えず音と振動だけでしか周りの状況がわからないナナリーにとって今の状態で襲いかかる不安の大きさは、普通の人とは比べ物にならないだろう。 それでもナナリーは気丈にも何も言わずじっと耐えている。 そんな不安を少しでも和らげようと手を重ねる。 その手は、少し汗ばんでいた。 「心配しなくても大丈夫だよ…ナナリー。僕が側にいるからね」 ナナリーの手が僕の手をしっかりと握り返してくる。 「ライさん…」 それで少し落ち着いたのだろう。 顔から緊張が少し抜けたようだった。 その時、庭園のドアが開いた。 蒼天の騎士(2) 再会 そこには、確かにゼロの仮面をつけた男が立っていた。 僕はゆっくりと立ち上がるとナナリーを庇うかのようにゼロの仮面をかぶった男に対峙した。
>>596 支援します
今読んでて思ったのですが
>>518 の
>「仕方ありませんよ、兄さん。彼が…狂王が自ら望んだのですから」
のところですがシャルルの場合他人のことを”彼”ではなく”あ奴”と
言うんじゃないかと思ったんだけど僕だけかな?
>>597 支援はお任せくださいw
「な…ラ・ライ…なぜ…お前が…」 僕の姿を確認し、うろたえるゼロの仮面をかぶった男。 その態度を見て僕の中でパズルの一部が合わさっていく。 ゼロは処刑されていない。 間違いない…彼だ。 「久しぶりだね…ゼロ」 その僕の言葉に落ち着きを取り戻したのだろう。 ゼロは両手を大きく広げ近づいてくる。 「ああ、久しぶりだ、ライ。まさか君がここにいるとは…」 「予想外だったかい?」 ゆっくりと腰に携帯した銃を構える。 「?! どういうことだっ…ライっ…」 ゼロの歩みが止まる。 「残念だけど、黒の騎士団のライは死んだんだ。 今ここにいるのは、ナナリー皇女殿下の専属騎士ライ・エニアグラムなんだ」 「きさまぁーーっ…」 ゼロの怒りの叫びが庭園に響く。 彼の怒りははっきりとわかる。 しかし、今ここですべてを話す事は出来ない。 未だに監視されている可能性の高い僕が少しでも変な行動をすれば、それは間違いなくナナリーに危害が及ぶ。 それだけは避けなければならない。 ましてや、今ここでゼロに彼女を渡す事はナナリーとの約束を破る事になる。 例えそれが親友であっても出来ない事だ。
支援
割り込みすみません支援
お互いにらみ合う…そんな均衡を破ったのはナナリーだった。 「ライさん、すみません…ゼロとお話させてください」 「しかし…」 「しかし…ではありません、我が騎士ライよ。私は彼と話したいのです」 「…イエス…ユアハイネス」 頷くしかなかった。 銃は構えたまま、ナナリーの横に移動する。 「始めまして、ゼロ」 「お初にお目にかかる、ナナリー総督」 よそよそしいまでの挨拶。 二人が兄と妹とわかる僕からしてみれば、そうとしかとれない光景。 ふと見るとナナリーの手が震えている。 (僕も一緒だ…ナナリー) 僕はしゃがむとそっと左手をナナリーの手に重ねる。 手の震えが止まり、凛とした面持ちのままゼロのいる方に顔を向け、はっきりと言葉を発するナナリー。 「あなたは、間違っていると思うのです。」 「いや、間違っているのは、ブリタニアだ。強さだけを望む世界が何をもたらす。君はその考えに賛成なのか?」 「そ・それは…」 言葉に詰まるナナリー。 「それに君は利用されているだけにしかすぎない」
しえんっ
しかし、圧倒的に有利な展開であったゼロがナナリーの次の一言で、言葉に詰まる。 「いいえ。違います。今回の事は、私自ら望んだ事なのです」 「…っ…」 そして、言葉に詰まるゼロに対して、優しくゆっくりと自分の考えを述べていく。 「世界はもっとやさしく変えていけると思うのです。だから、私はユフィ姉さまの遺志を継ぎ、行政特区日本を…」 「復活させるというのかっ」 「ゼロ、貴方もそこに参加してくださいませんか?」 ゼロに手を差し伸べるナナリー。 「やり直せるはずです…人は…」 何もいえなくなるゼロ。 今、彼の中ではいろんな思考が渦巻き、混乱しているのだろう。 なにか声をかけたい衝動に駆られるものの、今の自分にかける言葉などない。 すまない…ルルーシュ。
支援
支援
ぐらりと大きく浮遊母艦が傾く。 どうやらそろそろ脱出しないと拙いみたいだ。 「ナナリー、残念だけど時間だ。脱出しょう」 「はい、ライさん」 僕は躊躇なくナナリーを抱きかかえるとゼロが入ってきた反対側のドアから出ようとする。 「まて、ライ」 ゼロの声が僕を呼び止める。 「なんだ、ゼロ」 「お前は、ナナリー提督の騎士になったのだな」 「そうだ」 「では、ナナリー提督の事を守り通す意思があるんだろうな」 (ゼロ…いや、ルルーシュ…わかっているよ) 「もちろんだ。ナナリーは僕が守ってみせる。親友との約束を果たすためにもね」 僕はそういうと振り返らず部屋を後にした。
支援
支援
全力で支援!
なんとかナイトメアフレイムの格納庫に着くと、すばやく自分の愛機に乗り込む。 「ごめんね、ナナリー、すこし狭いけど我慢してね」 「いえ、大丈夫です」 (ライさんとこんなに密着なんて…) そう思った瞬間、赤面し体の体温が上昇するのがわかる。 (お兄様…ナナリーは悪い子です。御免なさい…) そんなナナリーの変化にナイトメアフレイムを動かす事に集中しているライは気がつかない。 右手のMVSでハッチを切り開き、空に飛び出す。 その直後、ライの機体の前を赤い機体が横切った。 ライの視線がその機体に釘付けとなる。 紅蓮…。 そう、カレンの愛機だ。 小脇にゼロを抱えているところを見ると無事ゼロを救出したらしい。 無線のスイッチを入れ、カレンに話しかけたい衝動に駆られる。 じりじりとした苛立ちが湧き上がる。 しかし、なんとかその衝動と苛立ちを押さえ込める。 今はナナリーを無事に非難させる事が最優先だと自分に言い聞かせながら…。
支援
カレンは、ほっとしていた。 なんとかナイトオブラウンズの3人を退け、無事ゼロを救出したのだから。 その彼女の横を浮遊母艦から脱出したであろう蒼いナイトメアフレームが通り過ぎていく。 どうやら戦う意思はなさそうだ。 そう確認し、そして…彼女は…混乱した。 ブリタニア式のフロートユニットを付け形状が若干違うものの、左手に甲壱型腕部を付けた蒼く塗られた月下がいたのだから。 そう…彼女の愛した男の愛機がそこにいた。 「なんで…あの機体が…」 (あの人は…処刑されたはず…。なのにあの人の専用機だった機体が…) 思考がぐるぐると空回りし、遠ざかる蒼い機体を見送る事しか今の彼女に出来る事はなかった。
支援
以上、2話終了でございます。 支援ありがとうございました。
>>617 無事に非難→無事に避難、かと
>>621 アシッド・レイン卿、GJでした!
なんとも続きの気になる終わり方、表現も巧く、そしてナナリーが可愛い!
しかしカレンとはどのようになるのか……
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
トーマス様、わざわざありがとうございます。 えーと、決まったらメールでお知らせすればいいのでしょうか?
鹵獲され、改修されて運用される月下・ブリタニア仕様! ミリオタとしてはとてもとても燃えるシチュなわけですよ、あしっど卿GJ! 続きをますます期待していますよ〜
理想はメールですね。ただ、コテハン報告ぐらいだったらここでも大丈夫かと思うのですが。
>>621 GJ!!
面白かったです。今後の展開が楽しみすぎる!
>>621 なんと姓がエニアグラム…ノネットさんENDから派生?
あえて隠しているなら聞きませんが、良ければ少し設定を教えていただけたらと。
それにしても今宵、おそらくまた2ちゃんねる初心者から職人が誕生したことを喜びたい。
そうまでして書かせるロスカラすげぇ…続きが気になるなぁ。
>>603 ライは見た目は若くとももしかしたらシャルルの先祖の血が入っている人間だから
一応は敬い半分で、「彼」でもいいんじゃないかな。ルルーシュには息子だからあ奴って言うけど
トーマス卿にはもはや「頑張れ、超頑張れ」としか言えない…
さて、続いてわたしの方からも投下を 40分から[手をとりあって]その5 を投下したいと思います みなさんまだいらっしゃいますか〜?
>>603 いやぁ、皇帝は、V.Vに話す時だけは、えらい丁寧な言い方だったと思ったのでああいう風にしました。
今度、録画見直して確認してみます。
>>622 その通りです。
うわー・・何度も見返したはずなのに・・・。(汗
支援
それではそろそろ投下を 今回は藤堂さん後編です 引き続き明石元一郎大佐(オリキャラ)も出ます 時間軸としてはその3コーネリア編と同じ時間での出来事になってます レス数は8です。それでははじめま〜す
>>628 BLUEDESTINY卿、支援の準備は出来ております。
支援
場に集まった全員が起立して出迎える。 重傷を負っていると聞いているが、それを感じさせぬ身のこなしで彼は現れた。 「皆ご苦労だ。楽にしてくれたまえ」 その身を包む黒衣とマント、異貌の仮面。 行政特区日本の実質的リーダー、ゼロ。 ──ブリタニアの特務機関が求めるギアスという存在、さ。ゼロにも関わる“何か”であるって話さ─── 元日本陸軍大佐、旧友明石元一郎より耳にした話が蘇る。 『神聖皇帝が求める“何か”とつながる謎の魔人』 それが示す真実とは何を意味する? ゼロとはいったい何者なのか──── コードギアス LOST COLORS [手をとりあって] その5 【藤堂鏡志朗・後編】 会議とはいったものの、内容は現状を再確認するその作業でしかなかったというのが実際のところだった。 現状は膠着状態と言っていい。 テロの実行犯に関する痕跡はほとんどなく、それゆえ背後関係に関する捜査も行き詰っている。 総督府が介入に二の足を踏んでいるのは不幸中の幸いではあるものの、それは剣山の上に張られたロープ上での綱渡りにほかならない。 それでも各責任者にゼロの指示がとばされていく。 ──扇は今回派遣されたブリタニア軍の責任者、ダールトン将軍との会見の準備を ──ディートハルトは引き続き情報の分析を。特区内での暴動の可能性については特に注意を 「自警団──藤堂・・・藤堂?」 いつの間にか自分の名を呼ばれていた。そのことに気がつかずにいた私を隣に座っていた仙波がつついて知らせている。 「どうした? 君らしくもないな。疲労がたまっているか?」 そんなところだと誤魔化すわたしに、ゼロは「事件より一週間、皆の不眠不休の対応には敬服の限りだ」とねぎらって見せた。 「しかし」 ゼロは続ける。 「これは誠に危急存亡の時である。今、軌道にのった日本の名を降ろすわけにはいかない。そのためにも今は、私とともに耐え忍んでほしい」 場に集まった全員がゼロの言葉に同意の相槌をうつのだった。
支援
・ ・ ・ 自警団にはディートハルト靡下の情報室との協力で捜査活動を進めるようにとの指示が下った。 自警団・・・現在の私の部下には旧日本軍や解放戦線で諜報などに携わった者もいる。 それらの人員を集め、情報室との連携を組むようにとの指示はすでに出した。しかし私自身が得た情報も含めディートハルトとの情報のすり合わせはやはり必要だろう。 だが、その前にゼロ自身に直接報告する必要はある、とも思っていた。 ゼロの執務室へ赴く。ノックの後、部屋に入る。 「失礼する」 「藤堂か、用があるだろうとは思っていたが」 部屋のほぼ中央に立っていたゼロが振り向く。 『うん?』 その振り向く姿になぜか私は違和感を覚えた。 「午前中は公務を棚にあげ、千葉と映画鑑賞としゃれ込んだと聞いている・・・が」 その声色に批判的な色はない。『あぁ』と思う。小手先のカモフラージュなど先刻御承知というわけならしい。 「うむ。いくつか報告したい事項がある」 「聞こう」 テロ発生の数日前にブリタニア本国より訪れた皇帝直属の特務機関の軍人のこと。 その機関[機密情報局]の動きについて、エリア11総督府はその実相について把握していないこと。 反ブリタニアデモ頻発の影に組織的な扇動工作の事実があり、扇動者自体についてはほぼ特定できたこと。 ただし、その背後にあると思われるスポンサー=黒幕については未だ突き止めきれていないこと。 ダールトン将軍を主将に旅団規模の戦闘部隊を派遣はしたものの、コーネリア自身に積極的な治安介入の意思は薄いということ。 明石元一郎より知りえた情報を整理したものを私はゼロに報告した。 無論[例のオカルト]についての情報は伏せて、だ。 「中々興味深い報告だが・・・よくこれだけのことを短期間に調べ上げられたものだ」 暗に信頼できる情報なのか? という色が声に乗っていた。 「旧日本陸軍の諜報機関に所属していた男でな。有能な人物だ。信頼できる情報源だと保証する」 ほう・・・。と驚きの声をあげる。 「奇跡の藤堂にそこまで言わせるか」
支援
私は旧友についてゼロに説明することになった。 明石元一郎。旧日本陸軍大佐。私と同い年の37歳。 「前の戦争がなければ陸軍史上初めて20歳代での将官、閣下と呼ばれたやもしれぬ男だ」 EUでの駐在武官を経て、当時の参謀本部次長の児玉大将に見出された彼は、諜報の分野にて類をみない功績を挙げたと聞く。 変わり者で、協調性に欠けるひねくれ者。しかし私にとって、ヤツは妙にうまのあう友人だった・・・。 「それほどの人物であったのに解放戦線には参加しなかったのか?」 私が「旧日本陸軍所属」と紹介したことにゼロはさすがに気がついていた。 「彼は戦後総てを投げ捨て表舞台から隠れた。世捨て人になった・・・と言えばいいか」 惜しいな。とゼロはかぶりを振った。 「それだけの人物ならば是非ともスタッフに加えたいと思うが」 本人にはもはやその気はなさそうだ・・・と伝えると残念そうに「そうか」とゼロは答えた。 「だが一度会ってみたいと思う。可能であれば連絡をとってくれないか」 それもいい・・・と思った。ゼロならばヤツを再び表舞台へと引きずり出してくれるかもしれない。 ──そうすればまた元一郎と轡をならべられるか・・・─── 元一郎の話はそれでおしまいだった。私はもう一つの用件──実戦部隊のリストをゼロに提出した。 行政特区参加とともに解体された黒の騎士団の実戦戦力。 実際には巧妙に隠匿され、温存されていたわけだ。 わたしはこれを緊急の事態には即時運用が可能とするべく再編することとゼロに指示をうけていた。 現在ラクシャータ靡下の技術部隊が整備・調整などに忙殺されている。遅くとも一両日中には全機材が稼動可能になるはずだ。 すでに基幹戦力を無頼から月下に移行する作業は終了している。各パイロットの機種転換訓練も完了していた。 性能面でブリタニア軍の主力機サザーランドを圧倒する月下を多数配備できている現状は軍事的に心強い。 しかし、それを確認したゼロの言葉にはなぜか力がなかった。 「これが役立たないままに終わればよいのだがな」
支援
支援
そう語るゼロの言は正直私には意外に思えた。 ディートハルトなどには「カオスの権化」などと賞される(正直なところ褒め言葉なのかと疑問ではある)ゼロには策謀家・陰謀家としての印象が強い。 印象通りのゼロならばこの事態を利用し、軍事力の使用も辞せず、手段を選ばず暗躍すると思っていたのだが。 「知っての通りわたしは日本人ではない、が」 受け取ったリストを確認しつつゼロが口を開いた。 「わたしはこの特区日本を・・・いや、この日本という国を故郷にしたいと思っている」 それはおよそゼロという存在が思い起こさせるイメージとはかけ離れた述懐だ。 「いま、この日本を守るために最も必要なのは実力を以って戦闘を挑むことではない。事の真相を明らかにしてブリタニアの介入を食い止めることだ。わたしはそれに全力を尽くしたい」 またしても考えていたことが顔に出ていたのだろうか? 語り終えたゼロは私にその手を差し出した。 「そのためには藤堂。君の力が必要だ」 「承知している」 日本のために。その思いは同じなのか? 私はこの男と手をとりあうことが出来るのか? 私はゼロの手を取った。強く握り合い・・・。 『んっ?』 先程感じた違和感、それよりもなお一層強い違和感が私の五感を刺激する。 『この感じは───!!?』 その時、部屋の扉が蹴破られるかのような大きい音を立て、開かれた。 「ゼロ!! 緊急事態だ!!」 玉城、井上両幹部を伴った扇副指令が飛び込むように部屋に入ってきた。「藤堂さんもこちらでしたか」その表情は険しく、慌てふためいている。 「どうした、扇」 「どうもこうもねぇよ! 緊急事態だ! 大事になっちまった!!」 怒鳴るばかりで全く答えになってない玉城。二人よりも幾分冷静さを残している井上が二人の言を引き継いだ。 「特区外縁部のターミナル区域で大規模な暴動が発生したわ。付近に展開しているブリタニア派遣部隊と衝突をしかねない勢いなのよ」 「なんだってっ!!!」
支援
その時点ですでに暴動はターミナル区画からその周辺へと広がりを見せていた。 『なんとしてもブリタニア軍が介入を図る前に沈静化を図らねばならない・・・!』 だが事は容易ではない。ひとたび“暴動”となればそこに理性はなくなる。 ただ「落ち着け!」と声をかけるだけでは収まらない。かといって実力をもって強権的に鎮圧するのでもいけない。 まして特区日本の自警団であるからこそ、同じ日本人──同胞に強権的な鎮圧を図ることには最大限の慎重さが求められる。 我々自身が“日本人”への“抑圧者”になるわけにはいかないのだ。 幸いなことに、こういう状況で力を発揮する人材はいた。 かつて旧日本軍の憲兵大尉であり、黒の騎士団では零番隊副隊長として紅月隊長の補佐を行っていた木下という男だ。 暴動を起こしている集団を小集団に分散させ、それらを包囲し、ゆっくりと力を削ぎ、押さえ込んでいく。 言葉にするほど簡単なことではない。だが彼ならそれを確実にやってみせるだろう。 誠実で温厚な性格の彼は、また粘り強い部隊運用でも知られていた。武力を以って力仕事で押さえつけることが出来ないこのようなケースではまさに彼は最適な人材だと言えた。 ・ ・ ・ 暴動発生より6時間がたつ。 「いけそうですね」 隣接する工業区に設置した仮司令部で事態をモニターしている私。その傍らで扇副指令がつぶやいた。 ブリタニア派遣軍との折衝をようやく終えたその足でここまで来た彼の、それが第一声。 彼もまた課せられた任務を最前線ではたしてきたのだ。 「えぇ、なんとか収まりそうではあります」 現場の各指揮官からも周辺への広がりが収まりつつあるとの報告があがり始めてきている。 「ところで」と私は扇副指令へと顔を向けた。 「ゼロは今、どこに?」 ゼロ・・・ですか? と扇副指令は聞き返した。 そういえば本部で対策を練るとは言ってましたが・・・とは言うが、やはりその所在を把握していないようだった。 「仙波大尉を呼んでくれ」 司令部付の自警団下士官に命じ、私は席を立ちあがった。
支援
支援
全力で支援!
・ ・ ・ ゼロは、いた。 事件のあと危険であるため一時放棄となった特区政庁ビル、その自身の執務室に。 「藤堂? なぜ、ここに?」 デスクの前、何かのファイルを手にしているゼロ。 私は部屋に入り、後ろ手に扉を閉めた。自動でロックされる。 「・・・・・・・・・」 無言で振り返り、正対するゼロに、私は先刻感じた違和感が間違いないものだとあらためて確信した。 「この部屋は・・・」 私は部屋の中央まで歩を進め、進めつつ、口を開いた。 「この部屋は機密保持のため、あらゆる電波類を遮断する作りであるとか」 ファイルをデスクに直し、ゼロはそうだ、と肯定する。 「盗聴器の類はない。あったとしても、その用を足す事はできない。それを確認したうえでわたしに何を聞きたいのだ?」 「真実を」 ゼロは仮面の下で笑ったようだった。 「明かされないことの方が多いものなのではないかな、真実なんてものは」 そうかもしれない。だが、 「慣れない軽口など叩くものではないな、戦闘隊長殿」 彼が纏う“気”が一瞬で変質したのを私は感じた。 だが、不安は感じない。むしろ、これは安堵か? 「先刻、報告に訪れた時だ。私が最初に声をかけた時、君はこちらを向きながら右足をうしろに引いて間合いをとってみせた」 ほう・・・と彼は感心してみせた。表面上動揺を見せてはいない。 「確信したのは手をとりあった時だ。君は、身体を正対させずに斜めにして手をとってみせたのだよ」 それを、それらを無意識に自然な動きでやってのける熟練した戦闘者の動き。それは私の知るゼロのものではない、と。 修練によって身体に刷り込まれたのであろう無駄のない動き。それらは紛れもなく“彼”のものだと記憶が語ったのだ。 「以前、同じ様なことを言われたことがあったな・・・。やはり、同じ様に無意識の動きから、格闘技の経験があるのではないか?と看破された事が・・・な」 ゼロは、いや、彼は、無造作に前にでた。 緊張が、走る。しかし、彼の言葉はやはり意外なものだった。 「藤堂“さん”、貴方に聞いていただきたい話が、あります」
支援
全力で支援!
・ ・ ・ 『・・・電波の届かない区域におられるか・・・・・・』 もうすでに二十数回欠け続けている。一時間近く携帯がつながらない。 「いったい何をしてやがる、鏡志朗・・・・・・」 明石元一郎は苛立っていた。焦ってもいた。 デモから発展した、発展させられた暴動はすでに落ち着きつつあるようだ。さすがは黒の騎士団の面目躍如と言ったところか。 だが、 ──これで幕じゃあない。第二幕が、その役者がもう出番待ちしてやがるんだよ!!! 場所がまた悪かった。ここは居住区の新規造成予定地。辺りに広がるのは家屋が建てられることを待つ更地のみ。 薄暗い街路灯が申し訳なさそうにその存在を主張していた。 現在の時刻は午後9時をまわったところ、もはや人気などまるでない。もっとも昼間だって似たようなものだ。 ──だからこそ、やつらが根城にしたとも言えるのだが・・・。 突き止めることは出来た。だが、それだけだ。致命的に遅かったのだ。自分は。 「鏡志朗よ・・・、俺たちはやることの何もかもが遅すぎたのかもしれない、ぞ」 連絡がとれないのは藤堂鏡志朗に対してだけではなかった。トウキョウ租界に残してきた部下、特区中心部に散らばせた部下とも連絡は途絶えている。 ・・・おそらく、部下たちはもう生きてはいまい。 とにかく鏡志朗に接触をせねばならない。そしてこの情報を伝えなければ。 「敵はブリタニアじゃあなかったんだ。俺たちはまちがっていたんだよ」 その時、街路灯が一際大きく瞬いて、消えた。 ──・・・・・・・・・っ!!?─── 暗闇の中、彼には見えていた。 街路灯の下、そこにさっきまでその存在を確認できえなかった人影があることが。 彼にはわかってしまっていた。 それが、その人影が、自分にとっての“死”そのものであることが。 『鏡志朗よう・・・・・・』 元一郎は、せめてもの抵抗をするべく、懐の拳銃に手をかけた。 『お前は、お前はまだ、こっちには来るんじゃ、ねぇぞ・・・・・・!』 地面を蹴る大きな足音が響く。ひとつだけ。 そして、それっきり、音は消えた・・・・・。
仮司令部に戻った。 司令部には代理を頼んだ仙波の他、四聖剣の皆が集まっていた。 「おかえりなさい、藤堂さん・・・。藤堂さん?」 朝比奈が低く懐疑の表情を見せた。 「中佐? どうかなさったのですか、中佐!」 同じように千葉も声をあげる。 俺は、両の眼から涙をこぼしていた。 「俺は、な」 何事かとあつまる四人を制して言った。 「俺は、今日、天命を知った。今日この日のため生まれきたことを知った」 ゼロに対して、部下ではなく同志としてありたいと思っていた。武人として、男として、下風に立ちたくないと思っていた。 彼は俺のそんな矮小な自尊心を吹き飛ばしたのだ。そう感じた。 彼の話、そう、彼が語ってみせたのは物語。それはまったくもって荒唐無稽な代物だった。 まるでお伽話だ。今時子供であってもこのような話は一笑に付すだろう。 まして大の男が、軍人である俺が泣いて耳を傾けるようなものではない。 なのに、 『なぜ、俺の胸を熱く、激しく、こんなにも揺さぶるのだ』 そう、理屈ではない。魂が、俺の魂が揺さぶられてしまった。 初めて思った。この人こそが俺の主だと。全身全霊をかけて仕えるべき主君なのだと。誰に強制されたものでもない、俺自身が認めた“俺の王” 元一郎はなんと言うだろう? 旧友の顔がふと浮かんだ。 腹を割って話せばきっとヤツも力を貸してくれるだろうと思った。 幾度となく仲違いもしたが、最後には必ず分かり合える、そんな友達だから。 早く話したいと思った。早くこの胸に湧き上がる思いを聞いてもらいたい、と。 暴動の沈静化はもうほとんど完了している。心配することは何もなかった。はずだった。その報告を得るまでは。 「そんなっ!!!」 通信士の下士官が悲鳴を上げる。 「ブリタニア軍の戦闘装甲騎が市民に対して無差別発砲開始!」 それは、終焉に至る舞台の第二幕。 一発の銃声が開いた終焉を彩る開演の合図だった・・・。
支援
支援
今回は以上で〜す 期待して頂けた分な文章に仕上がっていたでしょうか? 禁断症状を抑えるために感想を・・・感想をくださいィ・・・ 次回その6は「第二次ナリタ攻防戦」です どうぞご期待ください (してもらえるかなぁ・・・)
>>654 BLUEDESTINY卿、GJでした!
す、凄すぎる……貴方が神か?
読み進めば引き込まれていくこの文章、続きが気になって仕方ありません!
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!!
>>654 GJ!!!!!!
すっごいどきどきして読んだ!
続きが気になる!
全力で正座して次回の投下をお待ちします。
その時は支援させていただきたく!!
>>654 GJ!!神だ…ここに神がいる…
続きが気になりすぎてどうにかなりそうDEATH
えーと、要望があったので、一部設定を・・・。 黒の騎士団カレンEDの特区日本での虐殺発生版と思っていただいたらいいと思います。 もちろん、カレンとナナリー好感度高レベルという事で・・・。(笑 ちなみに、ルルーシュからは、ナナリーの騎士にならないかと言われていますが、返答してません。 ライは、東京決戦の後、神楽耶様達を中華連邦に脱出させるための陽動作戦を行います。 その際、カレンやC.Cを逃がすため、単機で敵軍の中に突貫するのですが、その軍の中には援軍として参加していたノネットさんがいたりします。 そこで一騎打ちになり、敗北し捕虜となってしまう。 (月下はノネットさんと戦うまでにガタガタになってしまっており、最後のカケだった相打ち狙った輻射波同の不発でエナジー切れで決着。) で、本国に送られ、死刑にされそうになっていたところをナナリーが騎士に任命する事で助けられる事になります。 ただしその際、反逆人を騎士とするわけにはいかないため、ノネットさんが後見人に名乗り出てくれます。 (一騎打ちの戦いが気に入られたようで、騎士になるまでビシバシ鍛えられます。(笑)) 結果、黒の騎士団のライは処刑という事になり、ライは、ライ・エニアグラムと名乗る事になったわけです。 後、月下に関しては、彼の操作技術の高さゆえに、専用調整された月下以上のスペックを出し切れるナイトメアフレームがなかったため、そのまま使用ということになっています。 ヴィンセントは、また少数生産のみで、新参騎士たるライに回されることはないみたいです。 なお、彼が黒の騎士団であったという事実を知っているのは、皇帝、V.V、ナナリー、スザク、ノネットを初めて一部の関係者のみとなっています。
>>651 GJ!続き待ってたぜ!
卿の作品はいつもいい男の煮出し汁出てるなあ、燃えるよ藤堂。
もう一人の信念の人、ディートハルトなんかにも今から期待しちゃうぜ僕ァ。
>>654 GJ!完全に話に引き込まれました。
こんなスケールの大きなストーリー、自分には書けません。
やっぱり凄い職人さん多すぎるよ、ここ。
>>654 特区成立後の困難を描いた作品は珍しいし、展開が読めないから続きが気になりすぎます。
こういうのを書いてると説明文が多くなって冗長的になりがちだと思うけど、それも感じさせない。
なんか…岩佐(公式小説作者)もびっくりな読み応えだと思う。
レベル高すぎて本当にびびるわ。プロの犯行じゃないだろうな?w
>>658 早速の補足説明、本当にありがとうございます。これを見てからまた読み直してみますね。
次回の投下を楽しみにしてます。
>>654 BLUEDESTINY卿、こいつぁすげぇ、なんというどシリアス!!
描写も的確ながら、テンポの良さを失っていない文がイイ!
藤堂さんがゼロ(ライ)に忠義を示すという凄まじい心強さを感じる展開なのに絶望感がひたすらに増幅していく・・・・
オリジナル展開だというのに、なんというストーリー・・・すごいよ、マジで
なんだかオラ、ワクワクしてきたぞ!
次回も楽しみに待ってます!
>>651 ……文章の巧みさもさることながら、オリキャラという極めて扱いの難しい材料をこうも旨く料理するとは。驚嘆の一言に尽きます。
貴方の次回の投稿を全力でお待ちいたしております。
ところで皆様、500という数字に因んだ何かおもしろいネタないでしょうか?
BLUEDESTINY卿テラスゴス もしかして文章の専門的な勉強されていたりするのですか? トーマスさん、警告読みました。 パソコン空いたので今から極力修正してメール送ります。
>>654 GJ
これ以外に今の気持ちを表せる単語が存在するだろうか……否、それでもまだ足りぬ。これほど重厚かつ綿密な文章を俺は見た事があっただろうか。
そうか、貴公が神か……
>>654 BLUEDESTINY卿・・・素晴らしすぎる。
その文才が羨ましすぎる。それに比べて自分は・・・
今日の投下は止めておこう。まだまだ自分は未熟だ。
この余韻をしばし味わってから投下します 具体的には明日になったら
あーーーっとですね・・・ なんかモニターが見れないくらい顔真っ赤になってしまってるんですがwww みなさん感想ありがとうございます。次回への原動力になります。がんばります! もちろんプロではないですし、専門的な勉強などもしてないですが、学生の時にちょっとだけ真面目にライター目指してたりもしていました もっとも今は全然畑違いのお仕事してますが(ヒント:学園編の某キャラのコスプレ) 次回もGJ言ってもらえるようがんばりますので、どうぞよろしくです〜!!!
>>634 もう言葉がみあたらないぜ.。。俺に言えるのはGJだけだ…
トーマス卿、500ってなんのこと?
BLUEDESTINY卿乙でしたっ これってコードギアスのSSだっけ?(褒め言葉)と思うくらい 重厚な雰囲気の出ている素晴らしいSSでした。 漢達の生き様が熱く書かれている作品は中々ないと思います。 ここの職人さん達はほんと化け物だらけです。 ・・・自分の文章は淡々と書きすぎてて駄目だな、と痛感いたしました。
>>669 多分記念すべき500本目のSS記念なんだぜ!
…ネタが思いつかないよう
>>654 GJ!
重厚だ…人物描写に厚みがあってそれが非常に物語に感情移入させてくれますね。
続きが楽しみでかなわん。
>>670 こんばんは同士。俺も自分の文がどうしても説明調になり過ぎて面白い文章にならないんだぜ。
そのため書いては納得いかずお蔵入りというケースばかり…
ちょw 投下躊躇する職人まで出ちゃってるじゃん。フレイア並みに才能が怖えぇ
畑違いの仕事も楽しそうだけど、才能って埋もれているところには埋もれているんですね…
>>663 この前400だと思ったら、もう500行くんですか?
あなたの活躍がなければこんなにこのスレが盛況になることもなかったでしょう。
500ブリタニアポンド分くらい酒と飯を奢りたいです
>>671 大丈夫ですよ、ネタがないのは貴方だけじゃありません。
自分も最近の何日間連続か最早忘れるくらいのSS多投により、
ネタが尽きかけです。くそ、次が自身の20作目なのに・・・。
あんなに素晴らしい作品の後に投下するのは気が引けますが…… いくぜ、俺の投下パート10! まえがき タイトルは「ライのごとく〜Lie the combat butler〜 第一話 状況説明と車椅子の構造に関する考察」です ・本編再構成ものです ・ギャグがありません ・まえがき〜あとがきまで8レス程度です ・一部本編とあまり変わらない会話があります ・やべっ大学のレポート書かないと それでは全力で投下します、支援頼みます
支援
職人の皆様、BLUEDESTINY卿が凄いのは疑い余地のないところですが……。
敢えて言いたい。それは投下を躊躇う理由にはならないと。
一人一人その人の“色”があると思います。熱い文章、冷めた文章……。
私は心より思う。このスレに存在しない作品は、―明らかな板違反でない限り―需要のない作品であると!
(つっか、前スレの小ネタなんてどうなるのよ)
>>669 それはですね……。概算ですが、作品総数が来週末には恐らく500に達します。しかしその時のネタが思い浮かんでおりません。
300はガン○レ、400はエヴァ。じゃあ500は?このままだと、私の下手くそなイラストが500記念を飾るということになりかねません。
「会長」 「あら、どうしたの、ルルーシュ?」 「昨日の男はどうなりました?」 「まだ、意識を取り戻して無いわ、今はナナちゃんが具合を見てるわ」 そうか、まぁあの熱じゃあ…なんだと 「会長、あの男とナナリーを二人きりにさせているのですか!」 「いや、まぁ気を失っているし、一人にさせておくのも、ね」 くっ、確かに一理ある、だがナナリーに何かあったら俺は! 「ところであの子は一体誰なの?」 確かに詳しくは説明していなかったな 「実は……」 「へぇ、絡まれている所を助けて貰ったの」 「えぇ、正直なところ彼がいなければ危なかったです」 そう、悔しいがあいつがいなければ俺はナナリーを守りきれなかったかもしれない 「じゃあ、あなたたち兄妹の恩人って訳ね」 「…まぁ、そういうことですね」 そして俺達は途中で生徒会のみんなと合流し、男を寝かせている部屋に向かう ナナリーを守る、その決意を固めながら 「知らない天井だ」 いや、知っている天井だったらどうという訳ではないが 「あら、目をさまされたんですか?」 ん、声が聞こえる
支援
本日最後の支援
ぼやけていた視界がはっきりしてくる 「君…は?」 そこに居たのは昨日目にした少女だった 「私の名前はナナリーです、貴方は?」 僕?僕の名前…「……ライだったと思う」 そう、自分自身のことがいまいち分からない 「ライ、さんでいいんですか?」 目をつぶっている少女、ナナリー、が聞いてくる 「あぁ、おそらく」 車椅子に乗っているということは足が不自由な……僕はあることを思い付き周りを見回してみる そこにあるものの名称、使用方法等が頭に浮かぶ……どうやら自分自身のこと以外は覚えているようだ 「あの、おそらくと言うのは?」 「…僕は自分についての記憶が無いみたいだ」 「えっ」 カチャ 「あら、目が覚めたのね、皆、早く入ってきなさい」 その女生徒の声に、数人の生徒が部屋に入ってきた 「あなたは?」 「私はミレイ・アッシュフォード、ここ、アッシュフォード学園の生徒会長よ」 「…ここはアッシュフォード学園というんですか、わかりました、アッシュフォードさ「ミレイでいいわよ」ミレイさん」 「それでね、あなたのことを調べさせてもらったんだけど何もわからなくって」
支援
「とりあえず、呼びにくいんで、名前を教えてくれると嬉しいんだけど」 「…僕の名前はライ、だと思います」 「思います?どういうことだ」 「こら、ルルーシュ。まずは自己紹介でしょ」 「…ルルーシュだ」 どこか不機嫌そうな男がそれだけを言う 「俺はリヴァル。リヴァル・カルデモンドね」 「私はシャーリー。よろしくね」 「枢木スザクです。よろしく」 近くにいた生徒が立て続けに自己紹介していく 「そして、あなたの傍にいる可憐な少女が「ナナリーですよね」あら、知ってたの」 「えぇ、起きてすぐに教えてくれました」 「そう、ちなみにルルーシュの妹さんね。おイタするとルルーシュにこっぴどくやられるわよ」 「…で、ライ。君は一体何者なんだい。そして、おそらくとはどういうことだ?」 「…わからない、名前についても自信が無いんだ」 先ほど確認してみたが、自分自身のことを思い出そうとしても、もやがかかったようにそれが隠されしまう ただ一つ、僕には不思議な力が使えることは覚えている……だがこれは人に言うわけにはいかない 「お兄様、ライさんは記憶が無いらしいんです」 「記憶が無い?」 「んー、記憶喪失ってことかしら?困ったわね…」
支援
sien
得体の知れない自分を置いておくと迷惑だろうと思い、僕は無理に立ち上がろうとする 「…ミレイさん」 「えぇ、そうね、なんだったら、記憶が戻るまで、ここにいればいいんじゃない?」 「はぁ!?会長、何を…」 「おぉ、それいいアイディア!」 「バカ、すぐ乗るんじゃない!」 「よし、キマリ!こんなこともあろうかと、もうお爺様に許可をもらってきちゃった」 「会長!はぁ、何があっても知りませんよ、ホントに」 「彼の言う通りだ…僕のせいで危険なことに巻き込んでしまうかもしれないし」 「それは大丈夫よ、女の勘ってやつだけど」 「まぁ、ちゃんとしかるべきところには届け出てはみるけどね。なんにせよ身元引受人は必要なわけだし」確かにありがたいのだが 「まぁ確かにこいつは悪いやつではなさそうですが、しかし」 「ルルーシュがそう言うなら大丈夫よ、記憶が戻るまで私が面倒をみることにするわ」 彼、ルルーシュといったか、はかなり信頼されているみたいだな 「やれやれ、会長一人じゃ不安だし、俺たち生徒会メンバーで面倒みるか」 「あ…ありがとう」 「いや、礼を言うべきはこちらの筈だったんだがな」 どういうことだろう?
支援
「そうと決まったら、皆にも紹介しなくちゃね。ニーナ、カレンもちょっと」 壁際にいた二人の女の子が近づいてくる 「こっちの眼鏡の子がニーナ。あっちの大人しい子がカレンよ」 「…どうも」 「よろしく」 「私たち、生徒会メンバーがあなたをばっちりバックアップするわ。生活に必要なものはここに揃えておいたから当面は問題ないでしょう」 なんというかここまで至れり尽くせりだと申し訳なくなってくる 「今日はまだ目覚めたばかりで本調子じゃないでしょう?明日からいろいろやってみましょうか!」 「…ありがとう」 「それじゃあ、皆解散〜」 ミレイさんがそういうと皆が部屋をあとにしていき、ルルーシュとナナリー、ミレイさんが残っていた 「ライ、あなたにお礼を言っておくわ、ありがとう」 「いえ、そんな僕は「俺からも礼を言わせて欲しい、お前は俺たちを助けてくれたんだからな」」 「…いや、あの時は体が勝手に、それにここまでしていただいて「あぁ、それはお礼を言うべき人が違うわよ」」 「ルルーシュがあなたをつれてきたあとにナナちゃんから頼まれてそうしたんだから」 「そうなんですか…ありがとう、ナナリー」
支援
支援
どうやら僕がこの学園にいられるのはこの少女のおかげらしい 「いえ、助けていただきましたし、何か出来ることがあればいいな、と」 「それにしても記憶喪失とは思わなかったけどね」 「…すいません」 「あぁ謝らなくてもいいわよ」 「それじゃあまた明日ね」 「それでは失礼します」 「じゃあな」 会話を終えたら一気に疲労感が襲ってくるのが分かった ……そして僕は再び眠りについた
支援
あとがき 支援ありがとうございました ゲーム本編をなぞりつつ書くのは難しいと実感しました ところで次はカレンお世話係とライ執事化なんですがプレイ動画見るのだるいんでオリジナルな会話になると思います 展開は覚えているので大丈夫だとは思うんですが、見ながら書く方が良いんだろうか? さて、ストックゼロから書き続けること10日間、正直疲れて来ましたが、何故かレポートを書かないといけないのに執筆速度が上がってきたぜ! こうなったらレポート無視だ、目指せ!2週間連続投下! それでは、次回も全力で投下したいと思います! …凄すぎる作品の後に投下したので感想がいただけるか不安 あとトーマス卿、0014-0430より繋げていただけますか
>>455 そらかね卿GJ!ライカレな人なら誰もが妄想するIF補完ものをありがとうございます!
>>560 C.C.とカレンが仲が良いのは実はデフォだと思うww2人とライの関係は大好物ですww
他にも日に日にすばらしい作品が増えてるwwカップリングは職人様の書きたいものをそのまま吐き出せばいいと思う。
このスレでは純粋に妄想の産物を楽しみたいなあ。数少ないNLのSSサイト?なんだしね。
>>693 お疲れ様です。繋げて修正しました。
>>694 NLか……もっと早くにそんなサイトを見つけていたら……
すいませんがもう寝ます。朝起きたら500のネタが来てることを祈りつつ……。
6分でもう保管完了かよ……相変わらずすげえなあw 500のネタも提供したいがトーマス卿の自称下手くそなイラストを見たいというオイラは少数派か?
>>693 まだ本編を少し改変したプロローグという感じなので皆さん感想は書きづらいかもしれないですね。
このあとの展開を楽しみにしてます。
|-`).。oO(蛇足だし気持ちは分かるけど、レポートは書いたほうがいいと思うんだぜ…身内で留年した人間がいるので余計に。
読み手として投下は嬉しいけど、この機会にレポ書いてもらってマターリと合間に推敲を重ねてもらうのもいいかも。
でももしそうなっても絶対戻ってきて下さいね)
500・・・ 500と言えば、500円 500円・・・500円玉? ワンコイン? ワンコインと言えば・・・ワンコイン亭主・・・ 出勤する亭主に布団の中から「昼飯代よっ」って500円玉放り投げる主腐・・・ なんか、るる山さんとしーつー姉さんのお姿ががはまるようなキガス ハッ!? これはこれでSSを書けというお告げではっ!!! ↑(とっととその6を書けよおい) というわけで電波を受信したので置いておきますね。わたしも寝ます。おやすみなさ〜い
>>700 これはヤバいだろ……特に、神無月の奴。
いや、元ネタ知らないけど素晴らしい。そして、「次は千葉ライで!」というコメントがあって俺号泣
むらむらしてきた。何か書こう
>>693 全力全力支援者Y卿乙。ただ、まだまだ序盤なので感想が書きにくいかな?
ちょっとアンケート的なものを投下しますがかまいませんか?1レスだけですみます。
眠気と戦いながら、支援
705 :
銀飯 :2008/08/06(水) 01:11:07 ID:Y3bHTao2
アンケート的な感じのSSを投下します。ずばりルルーシュを魔王ゼロすべきか否か? 本編の話は3時以降にとうかすることになると思いますので、あしからず。 以下SS 『運命の欠片−託すべきもの15−リボン(序)−』 ○「肉体を鍛えろ」とギアスをかける ×「肉体を鍛えろ」とギアスをかけない 「おい、ルルーシュなんか冒頭で変な選択肢が出てるぜ?」 「ルルーシュ、間違った力で手に入れた肉体には何の意味もないよ。」 「いや、私はその力のおかげで健全な筋肉を手に入れ、豪腕と一部の人たちから熱狂的な支持を受けているんだが」←????? 「くっ、ふざけるな。肉体労働なんて俺の専門外だ。そう、俺の専門は頭脳を使った・・・。」 「でもこの前、ライにチェスで負け越してたよな?」 「ルルーシュ、言い訳はみっともないよ。ライを見習って少しは鍛えた方がいいよ。」 「だっ、黙れ!?」 (ええい、ライが来る前まで俺の体力に関してとやかく言われることはなかったのに・・・。くっ、運動ができることがそんなに自慢できることなのか?スザクのような筋肉一代馬鹿みたいなやつしかいないだろうが・・・。) 「だが・・・。」 (目の前にいる。俺並みの知力、いや、知略、スザク並の身体能力、シュナイゼル兄上を思い出させる政治的才能、すべてを兼ね備えたもう一人の親友が・・・。悔しいが、ナナリーとのツーショットがまぶしすぎて見えない。) 「だいたいお前がそんな貧弱だと、ナナリーがかわいそうだぜ。そのうち車椅子を押すだけで息切れとかになりかねねーし。」 「ルルーシュ。どんなに険しい道のりも最初の一歩を踏み出さないと始まらないんだよ。さあ。」 「くっ。」 (どうする、どうすればいい?今まで肉体労働などもってのほかだと思っていた。別に生まれが皇族だからじゃない。自分には適正がないと判断したからだ!! しかし・・・リヴァルの言っていることが可能性として無きにしも非ず、だ。ナナリーの車椅子ならばたとえ死んでも押し続けるが、だがその結果ナナリーに迷惑をかけることがあってはならない!! ならば、俺が導き出す結論は・・・)
感想ありがとうございました、読んでくださる方がいると分かっただけでも力となります
確かにまだ始まったばかりで感想書きづらいですね
とりあえず本編に沿いながらイベントは重要なものを除いてオリジナルを入れて行きたいと思います
>>698 確かにレポートは書くべきか、まぁSSの合間にでもやることにします(逆だろ)
>>700 えぇ、本編には無かったルートを目指します
>>703 申し訳ない、まだほぼ本編なぞってますから。読んでくださってありがたいです、○で
707 :
銀飯 :2008/08/06(水) 01:13:32 ID:Y3bHTao2
以上です。魔王ゼロの需要ってあるのかなと単純な疑問が浮かんだので投下させていただきました。 本編の話はもう少し時間がかかります。今回の話のキーワードはアリスのリボンです。妹の形見だったような?妄想かな?
割り込んじまったorz しかも○とか書いてるから中途半端にリロしたのまるわかりや
ルルーシュww 銀飯卿GJ。 ここは、将来的な問題で○。 しかし、ライはどんだけ完璧人間なんだ。 3時以降ですか・・さすがにそこまでは持ちそうにないですorz すいません。そしておやすみ
>>693 まずはGJです
ところで最近レベル高いシリアル多くて萌えとギャグ専門の自分は肩身がせまい気がしてきたぜ
>>710 そんなことないですよw
投下するなら支援します
>>710 ギャグ専門でやろうと思ってたのに最近レベルの低いシリアス気味な長編書き始めた僕が通ります
ギャグと萌えは偉大です、シリアスというステーキしか食ってないと胃もたれしますし、デザートとか間食も必要ですしね
故に私は出来る限り支援しますし、全ての作品に感想を書き、全力支援者と名乗ることを決意しました
…いっそのこと本編は軸だけ再現してイベントの内容ほぼオリジナルにしたほうがいいか検討中
……眠くてテンションおかしいな、もう寝よう、おやすみ
714 :
ライ×C万歳 :2008/08/06(水) 02:03:40 ID:0aeQ72er
ふう…問題の話(修正文送信済み)の前日談ですが新作完成。 今回は曲ネタなしの新作です。 投下しても…大丈夫かな?
daizyoubu nemmui sienn
716 :
ライ×C万歳 :2008/08/06(水) 02:10:24 ID:0aeQ72er
行きます タイトル・バースデイ カップリング・ライ×C.C. 備考・誕生日ネタ 日にちは皆さんにとっては多分お馴染みの日にちです
717 :
ライ×C万歳 :2008/08/06(水) 02:11:29 ID:0aeQ72er
僕とC.C.が思いを確かめ合った夏祭りから五年後… 僕らはお互いに合意し合い、旧特区街のマンションを買って同居していた。 とはいっても、僕は「騎士団の双璧」の一人として激務をこなし、C.C.は毎日グータラ三昧… 愛はあっても、五年前と全然変わらない日々が続いていた… 「ただい…!?」 ある日の午後五時半頃、珍しく騎士団の仕事を早めに終え、マンションの自宅に帰ってきた僕はリビングに入り、キッチンを見た瞬間、僕は凍りついた。 「ああ、お帰りライ。」 C.C.が…エプロンを付けて料理をしている。
718 :
ライ×C万歳 :2008/08/06(水) 02:12:21 ID:0aeQ72er
バースデイ 僕は早速閉まっていた窓とカーテンを空け、夕焼け空を見る。 …雨も雪も矢も火の玉も隕石も降っていない。 窓とカーテンを閉めて視線をリビング内に戻すと、僕は新たに床がピカピカになっていることに気付く。 C.C.が…モップ掛けをした跡がある。 僕は再び閉まっていたカーテンを空け、夕焼け空を見る。 …雨も雪も矢も火の玉も隕石も降っていない。 そしてまた窓とカーテンを閉めて視線をリビング内に戻すと、僕は新たにリビングが今日はピザの箱や読んだ広告や雑誌で散らかっていないことに気付く。 C.C.が…部屋を散らかしてない。 僕は再び… 「もういい!」 C.C.は珍しく大きな声で怒りながらフライパンを僕に向けて投げつける。 「グハ!」 フライパンは鈍い音を立て、僕の後頭部に直撃した。
支援
720 :
ライ×C万歳 :2008/08/06(水) 02:13:29 ID:0aeQ72er
「あ〜イテ…」 僕はフライパンが直撃した後頭部を撫でる。 すると後頭部には結構大きなタンコブが出来ていた。 「酷いよC.C.〜…」 「失礼な反応をするお前が悪い。」 C.C.はキッチンで焼きあがったスポンジケーキに生クリームを付け、イチゴを乗せながら言った。 横着なC.C.がご飯(しかもフルーツのブロック切りや大盛りサラダ、クリームシチュー、照り焼きチキン等かなり豪勢)やケーキを作るなんて…どこか具合が悪いんだろうか? 医者に連れて行こうか?いや、彼女は病気になるような体質じゃない。 じゃあ変なものでも食したのか? …いや、焼きたて宅配ピザばかり食べてる彼女に限ってそんなことはない。 一体どうしたんだろ? 僕は聞いてみることにした。 「ねぇC.C.。」 「何だ?忙しいときに。」 「今日は、なんか良い事でもあったの?らしくないことして…」 「失礼な奴だな。まるで私がいつもは何もしていないみたいじゃないか。」 いや実際何もしてないだろ。 起こすのも炊事も掃除も洗濯も全部僕の仕事じゃないか。 まぁ突っ込んだら揉めそうなのでここは自重しよう。
721 :
ライ×C万歳 :2008/08/06(水) 02:15:24 ID:0aeQ72er
「しかしお前、本当に忘れてるんだな。」 「え?」 キッチンから手製の円形ショートケーキを持って出てきたC.C.は、食卓の中心にケーキを置く。 そのケーキの中心には細いチョコレートクリームで、「ハッピーバースデイ! ライ」と書いてあった。 「これって…」 「今日はお前の誕生日だ。」 「あ…」 思い出した。 今日は僕が五年前、アッシュフォード学園に現れた日だ。 記憶を取り戻した時、本当の誕生日も思い出したけど、それは僕が狂王だった頃の誕生日… 僕はそれを嫌に思い、僕がアッシュフォード学園に訪れ、記憶のないまっさらな自分でみんなの前に現れたその日を誕生日に決め、今日まで生きてきた。 C.C.はその日を覚えていて、僕が帰ってきたときに恥ずかしくないよう、誕生パーティの用意をしてくれていたのだ。 そんな大事な日を忘れ、彼女の優しさにも気づけないなんて…僕はバカだ。 「C.C.、ありがとう。覚えていてくれて。」 「全くだ。もっと敬意を払えよ。」 C.C.はエプロンを外し、食卓の椅子に座る。 僕も上着を脱ぎ、椅子に座った。 そしてC.C.は用意していた赤ワインのビンを開け、二つのグラスに注いで、片方を僕に渡す。 「ハッピーバースデイ…ライ。」 「ありがとう。」 二つのグラスがキンという乾杯の音を鳴らし、リビングに響き渡った。
支援
723 :
ライ×C万歳 :2008/08/06(水) 02:16:02 ID:0aeQ72er
いつもはだらだらしていても、僕のことは何一つ忘れずに居てくれるC.C.… 僕はそんな親切な彼女と、死ぬまで苦楽を共にしていきたいと思った。 この時僕は決意した。 「夏が来たら、彼女にプロポーズしよう。」と。
支援
725 :
ライ×C万歳 :2008/08/06(水) 02:17:47 ID:0aeQ72er
投下終了 誕生日ネタがやりたかったからやった。反省はしてません。 ライの誕生日が学園に現れた日ってのはもう…デフォですよねぇ(ぇ あれの前日談だから修正文、通るといいな… 通らなかったらまた修正を繰り返しますけど(笑)
よし、深夜3時に投下します。
感想を書き忘れた。
>>725 深夜に乙andGJ!
ライのためにけなげにがんばったC.C.にギャップ萌え
そういや、記憶が戻った(失った?)C.C.がライと同年代を生きた人間だったらライをなんと呼ぶんだろう?
「陛下」かな?
728 :
銀飯 :2008/08/06(水) 02:55:14 ID:Y3bHTao2
眠いので前倒しで投下を。 話としては”14−背伸び”の続きです。 河口湖前日にライがナナリー、ミレイ、アリスにそれぞれプレゼントを渡す話で、前半ナナリー、後半アリスがカップリングの中心になります。 705は無視しても問題ありません。 ライが尊敬する人物とシャーリーの中でのライの人間像が笑いのつぼで、ナナリーが怖いです。
729 :
銀飯 :2008/08/06(水) 02:56:17 ID:Y3bHTao2
『運命の欠片−託すべきもの15−リボン 前@−』 「何をやっているんだろうな?」 そう言って僕は男子陣のほうを見た。 「ライさん、どうなさったんですか?」 ナナリーが僕に質問してきたが、微妙に非難の色が混じっている。 「ああ、なんかルルーシュの肉体改造がどうのこうのって向こうで言っているみたいで・・・。」 「まあ。お兄様は貧弱すぎます!ライさんやスザクさんを見習って欲しいです。」 グサッ! 擬音語?いや、擬態語かな?今のルルーシュの状況を表すとそんな効果音と共に眼に見えない刃が突き刺さっているようだ。 (確かに、肉体を鍛えた方がいいな。車椅子に轢かれて骨折って、笑えないし、ナナリーに罪悪感を抱かせちゃうだろうし・・・。イタッ!) 「な、ナナリー?」 足元に痛みが走ったので眼を向けると、ナナリーの車椅子の車輪が僕を踏んでいた。 「お兄様のことは放置しておきましょう。それよりも・・・」 そう言ってナナリー(青筋がたっているような?)は僕のほうへ手を差し出した。なぜか手の甲を上にしているが・・・。 ピーブーっ!!ルルーシュの肉体が今にも肉片となってはじけそうだ。 (ナナリー、さっきからルルーシュに対してひどくないかい?ルルーシュ、僕が尊敬してやまない、某漫画(以前リヴァルに貸してもらった)の次兄みたいに有○拳を使えたら苦痛を感じないようにして上げられるんだけど・・・。) 「ああ、ごめんね。今渡すから。」
730 :
銀飯 :2008/08/06(水) 02:57:20 ID:Y3bHTao2
『運命の欠片−託すべきもの15−リボン 前A−』 「はいっ!」 僕の言葉にナナリーは満面の笑みを浮かべたが・・・。 (それにしても僕まで踏むなんて・・・。なんで手の甲を上にしているのかな?これじゃまるで・・・。) 「見て、見て、みんな、あれ、あれ!」 ミレイさんはものすごく喜んでいるみたいだ。 (ミレイさん、毎回、みんなの興味をあおるのはやめてください!) 「か、会長!?ナナちょん、いやナナちゃんの、あ、あの手って!?」 シャーリーが顔を真っ赤にして、しきりにこっちを指差しながら動揺している。 (いや、違うよ、シャーリー。少女漫画の見すぎじゃ・・・。) 「・・・多分、あれですよね?」 ニーナは、表情こそ読み取れないが声がわずかながら昂ぶっている。 (まさか?ナナリーを狙っていたのかい?) 「・・・っ。ライ・・・。」 カレンはなみだ目を浮かべて、何か吹っ切れたような感じでこちらを見ている。 (正直怖いし、カレンの中で僕の何かが崩れた気がするのは気のせいか?) 「・・・ナナリー・・・」 アリスは胸元を抑えながら何か遠い目でこちらを見ている。 (あれ、なんであんな表情をしているんだろう?いつもなら僕に突撃をしてくるのに・・・?) 「うひょー、ナナリーのやつ、やるじゃねーか。」 リヴァルが面白がって声を上げた。 (ルルーシュに聞こえるようにわざと言ってるだろう?) 「でも、ブリタニアの法律でも15歳未満との結婚は無理なはずだよ?婚約かな?だとしたら、ルルーシュ、結納の・・・」 スザクがものすごく先走ったことを言っている。 (いやいや、まだそこまでいっていないよ。今はね・・・。しかし結納か。ルルーシュにナナリーを渡してくれなんて言ったら・・・。) 「・・・ナナリー、俺は、もう必要・・・ないのか?ふっ、ふはははっは!燃えた、燃え尽きたよ!?真っ白の灰にな!!」 ルルーシュが壊れたように踊っている。 (ルルーシュ、気持ちはわからなくもないけどその台詞の使いどころは完全に間違っているよ。痛!?)
731 :
銀飯 :2008/08/06(水) 02:58:00 ID:Y3bHTao2
『運命の欠片−託すべきもの15−リボン 前B−』 ナナリーが今度は僕の手をつねった。 (みんなから見れば死角の位置、いや見えていたとしても催促の手を出しているとしか見えないか?ナナリー、心眼でも持っているのかい?) 「ライさん。」 今度ははっきりそれとわかる非難の声、顔に浮かんだ青筋だった。 (ごめんなさい、調子に乗ってどうでもいい話を引っ張りすぎました。)←作者の声 (なんで、作者のせいでぼくが・・・) そう思いつつも、昨日の買い物で買ったプレゼントをとうとう渡した。 「・・・これは・・・?」 「ペンダントだよ。」 「・・・そうですか・・・。」 ナナリーは顔の表情をゆがませていた。 (なにか、ナナリーがものすごく落胆している気が・・・?もしかして指輪を期待してたのか?) (何だ〜。ペンダントか〜。まあ、少し安心したわ。) (うんうん、ライ君。ナナちゃんに指輪は早いよね。というより、渡しちゃったら犯罪だよ!)←シャーリー感想:ライ=ロリコン確定フラグ? (ペンダントですか?あれ、でもあのペンダントって?多分構造上・・・。) (良かった!本当に良かった!ライ、やっぱりあなたは南とは違ったわ!) (良かった!先輩が、先輩が・・・?先輩が!?なっ、何を考えてるの、私は?ナナリーが、でしょ!?) (くぁ〜、惜しいことしたな、ライ。あそこで指輪を渡しとっきゃ・・・。) (指輪は高いからね。婚約ペンダントになるのかな?) (なぜだ、ライの行動に安堵する気持ちより、残念がっている気持ちが強いというのはどういうことだ。確かにライは優秀だ。しかし、ナナリーと婚約などもってのほかだ!!それなのに、こうも落胆するとは!?)
732 :
銀飯 :2008/08/06(水) 02:58:33 ID:Y3bHTao2
『運命の欠片−託すべきもの15−リボン 前C−』 「気に入らなかったかな。」 僕はナナリーの意見を聞こうとした。 「い、いえ。そんなことはないです。とってもうれしいです。ただ、おもちゃであっても指輪を頂けるものだ、と思いこんでいたので・・・。」 ナナリーは落胆の言葉を浮かべたが、 (ナナリー、それを渡してしまうと、みんなの中で僕という人間が崩壊してしまうんだ!!だから、期待に添えなかったことに許しは請わないよ。) 「期待に添えなくてごめんね。でも、これ、面白いペンダントなんだ。付属のワイヤーを使えば首飾りになるし、しかもね。」 そう言って僕はナナリーに渡したペンダントを手に取った。ナスカの地上絵を模した黄色のマークがある青いペンダントで、見る人が見れば勇者の証とわかるだろうが・・。 「このペンダント、3つに分かれるんだ。珠の部分と上下半分に別れたペンダントに。だから、3つに分けて他の部分をナナリーの大事な人にあげることもできるんだよ。」 そう言って僕はペンダントを3つに分けた。 「そうなんですか?あの、じゃあ、ライさんはペンダントの上半分を持っておいていただけませんか?いえ、ぜひ、ライさんにはこのペンダントの一部を持っておいて欲しいんです!私はこの下半分を大事にしますから。」 そう言って、ナナリーは僕にペンダントの上半分を差し出した。 「うん、ありがとう。それじゃあ、僕も上半分を大事にするよ。」 「はいっ。」 僕の答えにナナリーは最高の笑顔で返してくれた。あとは珠の部分をどうするかだけど・・・。 続く
733 :
銀飯 :2008/08/06(水) 03:02:36 ID:Y3bHTao2
以上で投下終了です。 魔王ゼロの需要はありそうですね。 別の作品を作った時に登場させます。 眠い・・・。おやすみなさい。
>>733 銀飯卿GJ!
このペンダント、ロ○の紋章っすかwww
んでナナリーがア○ス、ライがジャ○ン、最後の一人(誰か想像付きますが)がア○テアとなるわけですか
身体鍛えるためにギアスかけるとマオ戦で苦戦しそうな気もしますが…
よくよく考えるとライもアリスもいるから大丈夫かw
おはようございます。 本日はお休みなのですが、昼から出かける用事があるので、 出かける前に投下になりますが支援お願い出来るでしょうか?
支援します
どんとこい!
ありがとうございます。 では、投下いたします。 タイトルは「蒼天の騎士(3) 政務」になります。 えーカップリングは・・・ライ×ナナリー×カレン+(ミス・ローマイヤ)と言う事で・・。(笑
「ナナリー、何ゆえ志願した?ゼロの復活したエリア11に…」 普段からは想像できないほどの優しい声で皇帝が映像通信の中から聞いてくる。 「私は、今まで何も出来ず流されるままでした。 でも、私はお兄様や大切な人たちに見られて恥ずかしくない選択をしたいのです」 決意のこもった声で皇帝に対しはっきりと答えるナナリー。 そして、その側には、彼女の騎士が控えている。 ナナリーを見つめた後、皇帝の視線は側に控える蒼き騎士装束の男に移った。 「ライよ、お前はどう思う?」 先ほどとはうって変わって威圧感のある声が向けられる。 「僕は、ナナリー皇女殿下の騎士です」 ナナリーの顔をちらりと見た後、言葉を続けた。 「ナナリー様の理想を現実にする為に僕はここにいます。それ以外、言う事はございません」 きっぱりと言い切り、皇帝の視線を見つめ返す。 「くっ…あっはははははははははははは…」 皇帝の笑い声が大きく部屋に響く。 「いいだろう、好きにするがいい」 そう言うと映像通信は、一方的に切られたのだった。 蒼天の騎士(3) 政務 エリア11に就任したナナリーが行ったのは、行政特区日本の新たなる宣言であった。 しかし、それは多くのブリタニア人だけでなく、日本人にも反感を買う結果となった。 ユーフェミアの提唱した行政特区日本がどうなったかと言う事を知っていれば、誰も賛成などしないだろう。 だが、それでもその険しい道を進もうとするナナリーの為、僕は自分が出来る限りの手を回し実行していくしかなかった。 そして、多くの難問をかって黒の騎士団で手に入れていた情報を活用する事で解決へと進めていく事に成功する。 その結果、ナナリーの特区構想を露骨に反対するブリタニア人はなりを潜め、ナナリーの政策に反対するものは少なくなっていった。
支援
「ふぅ…」 ぐったりと椅子に身体を預けると窓の外をぼんやりと眺めた。 考えてみれば、赴任以来、寝る時とシャワーと食事の時以外は、ほとんど政務にかかりっぱなしだったような気がする。 あ…後は、ナナリーのところにお茶に呼ばれるくらいか…。 一応、ナナリーの騎士である以上、なるべくナナリーの側にはいるつもりだったが、以前に比べ一緒の時間は格段に少なくなっているだろう。 しかし、この書類を仕上げたらなんとか目処が立つ。 もう少し待っててくれよ、ナナリー。 そう思い、気を取り直して書類整理に取り掛かろうとする。 するとコンコンとドアをノックする音が響く。 「どうぞ」 ドアが開くとそこには補佐官であるミス・ローマイヤの姿があった。 「失礼します、ライ卿」 そう言って部屋に入ってくるとテーブルの上に書類の束を載せた。 「こちらの書類はチェックが終わりました。このまま進めても問題ないと思われます」 「そうか、ありがとう。助かるよ。 後は部屋戻って少し休憩でもとればいいよ。朝からぶっ続けだったんだろう?」 「はぁ…」 普段の彼女からは想像できないほどの歯切れの悪い返事しか帰ってこない。 「後は、何か質問でも?」 言いにくそうな素振りを見せる彼女の為に、あえてそういう対応をとってみる。 「はい。実はライ卿にお聞きしたい事が…」
書き込んでいた書類を脇によけて彼女の方に視線を向ける。 「いいよ。なんでも聞いてくれ」 「なぜ、ライ卿はこの政策にそこまでして力を注ぎ込まれるのですか? ここ数日の政務で卿がかなりの政治手腕と事務処理能力をお持ちだと言う事はわかります。 でも、ナナリー総督の政策は、国政に反します。 そのような事に…」 言い終わる前に僕は言葉をさえぎった。 「ミス・ローマイヤ、いいかい、確かに今までのブリタニアのやり方で、ブリタニアという国はここまで大きくなった。 だが、新しい方法を模索すると言う事をやめちゃ駄目だと思う。 だから、僕はナナリー様の提案する政策を実施してみたいと思うし、その為に力を注ぎたいとも思うんだ。 それは決して無駄にはならないと思う。それに今の現状に満足していたら、国は退化していくばかりだからね」 そこまで言い切り、すこし間をおいた後、にこりと微笑んで言葉を続けた。 「後…戦いのない優しい世界というものがあったらいいと思わないかい?」 「え、ええ・・そうですわね。すみません、用事を思い出しましたので失礼いたします」 慌てて答えるとミス・ローマイヤは部屋から出て行った。 「どうしたんだろ?」 ライが疑問に思いながらも再度書類にとりかかった頃、廊下では真っ赤な顔をしたミス・ローマイヤが壁に寄りかかっていた。 (なんで…年下にこんなにドギマギしてるのよ、私はっ…)
支援
彼が私の部屋に来たのは、午後もかなり過ぎての事だった。 「今日も遅かったのですね、我が騎士ライよ」 「すみません。書類整理が溜まってて…。どうも書類整理は苦手なものでなかなか終わらないんですよ」 苦笑しつつ少しおどけた感じで答えるライ。 「そうですか…」 それが嘘だと私にはわかっている。 彼の事務処理能力、政務の手腕の高さは今やこの政庁で知らぬものはないほどだ。 あの厳しい補佐官のミス・ローマイヤでさえ、彼を褒め認めている。 そんな彼がこのエリア11に赴任以来、政務に追われ忙しそうに動き回っている。 そう、私の掲げた行政特区日本という無理難題を何とかするために…。 (わかっているんです。だけど…だけど…) ライさんがここまで苦労しているのは、私の為…。 でもいつも側にいて欲しい…。 会える時間が少なくなるほどにその思いが強くなっていく。 (なんて嫌な娘なんだろう…私って…) 自己嫌悪に陥りそうになる。 どろどろとした心の不安が湧き上がってくる。
「ごめんね、ナナリー」 そんな私の気持ちを察したのだろう。 優しい声が私を包み込む。 その優しさに今まで我慢していたものが一気に吹き出す。 私は、彼にしがみつき泣き出していた。 「ごめんなさい、ライさんっ…私のせいで…ごめんなさい…」 何度も繰り返し謝り続ける。 そんな私を彼は優しく抱きとめてくれている。 「ナナリーのせいじゃないよ。僕がやりたいからやっているだけなんだ」 「でも…でもぉ…」 「まただ…。でも…はなしだよ、ナナリー」 抱きしめられながら、やさしく頭を撫でられている。 (なんて落ち着くんだろう…) それだけの行為で、あれだけ心の中に湧き上がっていた不安といやな思いが払拭されていくのがわかる。 それはあまりにも心地よい時間。 でも私はゆっくりと彼から離れた。 本当はまだ離れたくなかったが、このままだと離れる事が出来なくなりそうだったから。 だから、私は彼から離れ、にっこりと微笑む。 まだ涙が頬を濡らしていたが、それを拭うのは後にする。 「ありがとう、ライさん…」 その頃…ドアの前ではミス・ローマイヤが部屋の中の雰囲気に呑まれ、入れずにいた。 少し目じりが赤いのは、中の話を聞いて感動し泣きそうになるのを我慢している為であったが、本人は気がついていなかった。
支援
「太平洋奇襲作戦」以降、カレンは少しイラついていた。 すべてはあの時に現れた蒼い月下が原因だ。 あの機体は、癖が強すぎて誰にでも動かせるものではなかったはずだ。 それを動かす事が出来る人物…。 それは誰なのか…。 それだけがずっと頭の中を占めている。 そんな時、ナナリー総督赴任の様子がTVで流され、行政特区日本の新たなる宣言がなされた。 他の団員達は、その宣言の方に気を取られていたようだが、私はその事よりも画面のある人物に釘付けとなった。 ナナリーの側で彼女を補佐する白銀の青年の姿に…。 「なんで…そこにいるの…ライ…」 ぼそりと出たつぶやきは、誰にも聞こえなかったようだ。 他の団員達が行政特区日本に対して議論を交わす中、ふらふらと部屋を出た私をゼロは自分の部屋に呼んだ。 「気がついたか…カレン…」 「ライが…ライが…」 「そうだ。ライだ」 ゼロは、ゆっくりと仮面を外すと椅子に座り身を任せる。
支援
「なんで…彼は処刑されたって…」 「どうやら、真実は別のようだな」 「本当に彼なの?」 「ああ、これは伏せておいたが、前回の作戦の時、彼と会ったよ。間違いなくライだった」 「どうしてっ…黙っていたのっ…」 ゼロいや、ルルーシュに無意識のうちに詰め寄る私。 「いい加減にしろ、カレン。ゆっくり寝られやしない」 部屋のソファーから緑色のロングヘアーの女性がゆらりと起き上がる。 CCだ。 「彼が生きているのよ。落ち着いていられるわけないじゃない」 「では、お前はどうするのだ?」 「それは…」 何も言葉が続かなかった。 「ふんっ…」 C.Cはつまらなさそうに私を見た後、ルルーシュに視線を向けた。 その視線に頷くルルーシュ。 「そこでだ、カレン…。なんとか段取りをつけるから、彼と会ってきてくれないか…」
支援
>>725 ライ×C万歳卿、GJでした!
失礼すぎだろwライw いや、分かるけど、君の気持ちも分かるけど
>>734 銀飯卿、GJでした!
……ルルーシュ、生きろ! スザク、婚約ペンダントっておいw
嫉妬したりルルーシュに対する扱いが酷いナナリーも可愛いと思う僕はなんかもう駄目かもしれない
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
リロして無かったorz 支援
猿かな?支援
支援
第3話終了です。 支援ありがとうございました。 悪禁食らっちゃいました。(あう・・・・。
>>755 GJ!!ローマイヤまで落としたかw
流石はライですね
投下速度が速すぎるかと…
2分毎ぐらいの間隔で投下するといいと思いますよ
>>755 面白かったです。いいところで区切るなぁ。
ローマイヤの性格がちと違和感感じましたけど、
考えてみれば違和感感じるほどあの人の描写って本編では出てないんですよね。
次回を楽しみにしてます。乙でした。
>>755 あしっど・れいん卿、GJでした!
ミス・ローマイヤー落としとるー! 可愛いナナリーがいいですね
カレンがライのことを知り、どうなるのか
次回がとても楽しみです
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
質問なんですがクラブハウスにいる使用人って咲世子さんだけでしたっけ? 違ってたとしてもそういう設定で書くつもりですが、念のため
>>759 断言する自信はないけど咲世子さんだけでじゃないかな?
前書きに注意点として入れればどちらかでも多分OKだと思うよ。
ところで投下したいけどこの時間は人いないから止めた方がいいかな? 26レスくらいあるし
自分でよければ支援します
携帯なので三分に一回ぐらいなら支援しますW
ありがとう ところで歌詞について討論してたけど一部歌詞をギャグに使う所があるんだが自重した方がいいかな?
自重しとくにこしたことはないんじゃない? 歌詞については過敏にならざるを得ないんじゃないかと。
ありがとうございました、そうしてみます 一応ああいう議論があった後ですし自重するべきかと
766 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 14:38:33 ID:97o4Q2Jm
わかった。 歌詞ネタは少しだけ自重します 修正してから投下するんで45分くらいから投下 「仮面の戦い」の続きで「□ほっといて帰る」です カップリングはライ×ナナリー 注意点はいつもと同じに加え ・ルルーシュ、スザクの壊れかたが酷い ・今まで以上に意味不明 ・っていうかギャグかこれ? レスは約26です
支援
768 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 14:43:12 ID:97o4Q2Jm
□ほっといて帰る 皆戦いに熱くなって僕に気づいていない。 僕は今の隙にと、その場から立ち去った。 「ナナリー、居るかい?」 「ライさんですか? どうぞ」 クラブハウスに帰った僕は今度の休みにナナリーを誘うためナナリーに会いに来た。 「失礼するよ。一人……みたいだね」 「はい、お兄様はまだ帰ってないみたいですし、咲世子さんはどこか行っちゃって」 「あ、はは、そうなんだ」 ルルーシュはしらないが咲世子さんは知ってます。 けどさすがに話す勇気はない。 僕は乾いた笑いでその場を濁した。 「ところでナナリー、今度の休み暇かい?」 「お休みですか? お暇ですよ」 「そう、ならデートしよう」 「えっ!」 さらっと僕が誘うとナナリーに一瞬驚いた後、ほんのり赤くなった。 「で、で、デートですか!?」 慌てて手をぶんぶん振るナナリー。 その仕草がすごく可愛らしい。
支援
770 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 14:46:32 ID:97o4Q2Jm
「うん、僕が相手じゃ不満かな?」 「い、いえ、そんなこと………でもデートって……こ、恋人でするものじゃ……」 「そう? なら、恋人になろう」 「!!!」 今度は耳まで真っ赤になりナナリーは固まった。 「ら、ライさんと……こ、恋人ですか!?」 「嫌かい?」 「い、いいえ! 私、嬉しいんです。まさかライさんが私のことそんな風に思っていてくれてたなんて……」 恥ずかしそうにモジモジするナナリーはホントに小動物みたいで愛らしい。 「じゃあ…」 僕はナナリーの手をとった。 「はい、私、ライさんの恋人になります。だからデートもOKです」 少し照れながらナナリーは微笑んだ。 僕は心の中でガッツポーズをした。 ガシャーン! 「キャッ!」 「ナナリー!」 突如窓ガラスを突き破られ誰かが室内に入って来た。
支援
支援
773 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 14:49:16 ID:97o4Q2Jm
僕はガラスの破片からナナリーを守るため彼女を抱きしめた。 「平和のために戦う僕は今、友のために………ランスロット仮面参上!! 許しはこわないよ(決めセリフ)」 「ら、ランスロット仮面!? どうしてここに!」 「俺が呼んだ」 突然の来訪者に気をとられていたためか、僕はいつの間にか部屋の中にルルーシュが居たことに今気がついた。 「ルルーシュ!?」 「何!? 何が起こっているんですか!」 目が見えないナナリーは何が起こっているかわからず怯えている。 僕はナナリーを安心させるため優しく抱きしめた。 「あ、ライさん…」 ホッとしたように笑うナナリー。 「貴様っ! とりあえずナナリーから離れろ!!」 そんな僕とナナリーを見て叫ぶルルーシュ。 悪いけどこんなかわいいナナリーを前に僕はそんなこと出来ません。 「ルルーシュ、君が呼んだってどういうことだ……!」 「フン、いいだろう。教えてやる」 するとルルーシュは普段の彼から想像も出来ないくらい怒りに満ちた顔で僕を睨んだ。
支援
支援
776 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 14:52:17 ID:97o4Q2Jm
「ナナリーがな……」 「?」 「ナナリーが最近、口を開けばお前のことばかり! しかも以前なら俺が早く帰ってくれば嬉しそうに笑ってくれたナナリーがその日、貴様が来なかったというだけナナリーは残念そうにしている!! ふざけるな! ナナリーは俺の妹だ! お前なんかに、お前なんかに嫁にやるもんかぁぁーーーー!!!」 狂ったように叫ぶルルーシュ。 つまり、訳すとシスコンによる嫉妬。 「お、お嫁さんだなんてお兄様……」 何故かそこに反応して照れるナナリー。 「私は、ライさんさえ良ければ……」 「ーー!! ランスロット仮面!! 殺せ! 今すぐ奴を殺せぇーー!!」 「いや、殺したらユフィに怒られる……」 待てランスロット仮面、ユフィが怒らなきゃ僕を殺す気か? 「そんなもの知るかぁぁーー!! あいつは、あいつは俺から全てを奪う気だ! 奴を、奴を殺せー!!」 最早、ルルーシュに言葉は届かないようだ。 ルルーシュ、正直友人にそこまで殺意を抱かれるのはヘコむ。 でもねルルーシュ。 「悪いけど、僕はナナリーを諦めるつもりはないよ」 「ライさん…!」 僕はナナリーを車椅子に乗せ、構えをとる。
支援
支援
ライの動画みてた おもしろかった 支援
支援
781 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 14:54:58 ID:97o4Q2Jm
「ゴメン、殺しはしないけどユフィとルルーシュのために行くよライ!」 ランスロット仮面は僕に連続して拳を繰り出す。 「っ!」 僕は拳をなんとかかわしつつランスロット仮面の頭部目掛け蹴り上げる。 「!!」 しかし、ランスロット仮面はそれを柔軟な動きでかわし天井まで飛んだ。 「行くよ!」 「!?」 ランスロット仮面は天井を蹴りつけ、ランスロットスパイラルトルネードキック(勝手に命名)へと繋いだ。 「グッ!!」 「ライさん!?」 僕はなんとか両腕でガードしたがガードごと壁まで吹っ飛ばされた。 流石(?)ランスロット仮面だ。 ガードしたのにガードした腕がジンジンと熱い。 「フハハ、いいぞランスロット仮面! 殺せ! 殺すんだ!」 もうすっかり悪の組織の幹部みたいなルルーシュ。 正直、腹が立つな…。
支援
支援
ランスロット仮面 まwwたwwおwwまwwえwwかww 支援
785 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 14:57:14 ID:97o4Q2Jm
そこへ ガシャーン! 「ナナリー! 悪いけどライは渡さないわ!」 また窓ガラスを破って今度は紅蓮仮面が現れた。 「えっ? カレンさ…」 「紅蓮仮面だと!!」 僕はナナリーの発言を必死に邪魔をした。 カレンは、カレンはあんなことしない………と僕は信じたい。 「お前は……! フッ、まあいい。ナナリーさえ無事ならライは貴様らの好きにするがいい」 「えいっ!」 「ぐほっ!!」 いい加減腹が立ったんで近くにあった皿を投げ、ルルーシュの顔面に見事ヒット。 ルルーシュはそのまま気絶した。 「ルルーシュ! ………正直、自業自得だと思うけどユフィのために続けさせてもらうよ」 「ナナリー。ライは渡さない!」 「クッ」 今度は僕に逃げられないようにするため先に協力して僕を捕らえるつもりらしい。
支援
787 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 14:58:56 ID:97o4Q2Jm
まずいな。 ランスロット仮面だけでも厄介なのに紅蓮仮面まで相手となると…… (お困りですかライ様?) 「この声は咲世子さ……」 「メイドくノ一! マスク・ザ・サヨコ!!」 僕はナナリーの発言を無理やり割り込み叫んだ。 そうしないと無意味なやりとりをしなくてはならないからだ。 「その通り、よくご存知で(今日2回目)」 「いや、さっき会ったし」 マスク・ザ・サヨコさんは木の葉を撒き散らし、僕の隣に現れた。 「加勢しましょう」 「助けてくれるんですか!」 するとマスク・ザ・サヨコさんは僕にビシッと指差した。 「勘違いしないでください。私はナナリー様のために加勢するのです。変な仲間意識は持たないことです」 「何故に少年漫画のライバルキャラ気取り!?」 ともかく、僕はマスク・ザ・サヨコさんという強い味方を得た。 「行くよ!」 「冥土を見せてあげましょう」 「クッ、メイドだけに…!」
sien
支援
790 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:01:49 ID:97o4Q2Jm
マスク・ザ・サヨコさんの乱入により、形勢は一気に逆転した。 体力的、格闘センスなどはあちらが上だがこちらには全てが万能なマスク・ザ・サヨコさん(詳しくは他の選択肢参照)のおかげに上手く相手を牽制しつつ戦える。 「まずい、このままじゃ!」 マスク・ザ・サヨコさんのスピードとクナイに圧倒され徐々に押される仮面2人。 「ぐっ、こうなったら!」 ランスロット仮面はパチンと指を鳴らした。 「ランスロットォー!!」 ランスロット仮面が叫ぶと轟音を響かせクラブハウスに巨大な機械の手が侵入してきた。 「キャッー!」 「ナナリー!!」 崩れ始める天井からナナリーを守るため僕は急ぎナナリーの元へ走り彼女を抱きかかえた。 「ナイトメアの腕!? まさか!!」 紅蓮仮面が叫ぶ。 しかし、それにかまっていられない。 このままではナナリーが危険だ。 僕は急ぎナナリーを抱え外に出た。
しwえwんw
支援
793 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:05:06 ID:97o4Q2Jm
外に出て僕は驚愕した。 「まさか! 本物のランスロット!!」 なんと本物のランスロットがクラブハウスに腕を突っ込んでいたのだ。 スザク、ランスロット仮面じゃなくてスザク。 やっていいことと悪いことがあるだろ。 「僕はユーフェミア様の騎士だ! 許しはこわないよ」 ランスロットの手の上に乗ったランスロット仮面はそのままコクピットに移動した。 「そうだ! 咲世子さんは!? 紅蓮仮面は!?」 僕は2人の安否が気になりクラブハウスに戻ろとすると… 「フハハハハ! 見たかライ!! すべてが私の思うがままだ。貴様は最初から私の手の中で踊っていたのだ!」 高笑いが聞こえ僕は校舎の上を見るとなんと屋上に信じられない人物が立っていた。 「ゼロ!? ゼロ仮面だと!?」 「仮面はいらん! ゼロだ、ゼロ!」 そう、黒の騎士団の司令官ゼロ。 まさか、この騒ぐに黒の騎士団が一枚噛んでいたなんて…… 「ライさん」 ゼロと聞いてナナリーは震える声で小さく僕の名前を呼ぶ。 僕は震えるナナリーの手をそっと包むように握った。
支援
ナイトメアファイターw 支援
支援
797 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:07:46 ID:97o4Q2Jm
「黒の騎士団が何故僕を狙う」 「そうだな、強いて言うなら貴様は知らず知らずの内に私の怒りを買ったというところかな」 「ゼロ! 何故ゼロがここに!?」 無事だったのか紅蓮仮面が瓦礫の中から出てきた。 「ほう、紅蓮仮面か? 今回は私の私用でね。ついでだから君の目的にも協力してあげよう」 「ゼロ………ありがとうございます!」 尊敬の念で話す紅蓮仮面。 ということは紅蓮仮面はカレンではなかったのか? 僕は少しホッとしたが、ならあれは誰だ? ※ ライがカレンが黒の騎士団だと知らないだけでカレンです。 「ゼロ!」 ランスロットが屋上のゼロへ銃口を向けた。 「まさかここで君に会うとは…。君のやり方は間違ってる! 今ここで!」 「しまった! ゼロは白兜と敵対してるのを忘れてた」 先程までの威厳はどこへ行ったのかゼロは急に動揺し始めた。 その時、空から一閃の光がランスロットのライフルを撃ち抜いた。 「何!!」 「キャアー!」 僕はナナリーを爆風から庇いながら上空を見た。
支援
799 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:09:48 ID:97o4Q2Jm
「ガウェインか!」 ゼロが叫ぶ。 上空には黒いナイトメアが地上を見下ろしていた。 黒いナイトメアはゆっくりと地上に降りゼロの前まできた。 「早く乗れ」 「ああ」 ゼロはすぐに黒いナイトメアに乗り込もうとするが、それを黙って見ているランスロットじゃなかった。 「させない! ……何!!」 しかし、ランスロットは突如現れた紅いナイトメアによって吹き飛ばされた。 「あの紅いナイトメアまで!」 中のランスロット仮面が叫ぶ。 「ゼロ、今の内に!」 「紅蓮仮面か!? 助かる」 その隙にゼロは黒いナイトメアに乗り込んだ。
支援
支援
802 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:12:23 ID:97o4Q2Jm
ガウェインコクピット内 「助かったぞC.C……て何だそれは?」 「私はC.Cではない。ミスターチーズ君だ。それと礼ならこれをよろしく頼む」 「何だこれは……ピザの請求書? って桁が明らかにおかしいぞ!」 「なんだ? 払えないなら今すぐ降りるんだな童貞坊や」 「ちっ、いいだろう。もしこんな時じゃなかったらピザ禁止令にしたところだぞこの値段」 そのころライは… 「何なんだ! 何が起こっているんだ!」 あまりにも急展開すぎる展開についていけず僕は吐き捨てるように叫んだ。 「ライさん………」 ナナリーを見ると彼女は怯えていた。 それでも彼女は泣いたりわめいたりせずに、彼女は精一杯僕の胸元を握っていた。 そんなナナリーを見て僕は覚悟を決めた。 「大丈夫だ、ナナリー。僕は絶対に君を守り通して見せる」 「ライさん………はい! ……キャ!」 黒の騎士団のナイトメアとランスロットは交戦を始めランスロットは2対1という不利な戦いのためか苦戦をしており、紅いナイトメアにランスロットは吹き飛ばされ、その衝撃が周囲に吹き荒れた。
誰も言わないから言うけどV.V.が支援してる 支援
まじで?支援
支援
806 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:14:31 ID:97o4Q2Jm
「クッ、ここは危険だ。早く離れよう」 「はい!」 僕はナナリーを抱えて校舎の方へ走りだした。 「ナナリー! 逃がすか!」 僕達に気がついた黒いナイトメアは僕を捕まえようと迫って来た。 ランスロットの助けに僕は期待したが生憎、ランスロットは紅いナイトメアに阻まれている。 「ハハハ、観念しろライ! ……何!」 黒いナイトメアがスラッシュハーケン吹き飛ばされた。 見ると正面にはいつの間にかサザーランドが1機立っていた。 『見つけたぞゼロ!』 「ジェレミア先生!?」 サザーランドから響いてくる声は間違いなくジェレミア先生だった。 『ゼロの正体を探るため学園に潜入していたが……正体は分からなかったとは言えやはりゼロはここに居たか!!』 「オレンジか! こんな時に!」 『ゼロ、この屈辱……そして私の生徒に手を出した罪を今ここで!!』 そういうとジェレミア先生のサザーランドはゼロのナイトメアに向かって行った。 これで2対2だ。 僕達はこの場を2人に任せて走りだした。
支援
支援
809 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:16:44 ID:97o4Q2Jm
一方そのころ崩壊したクラブハウスでは 「ぷはっ! し、死ぬかと思いました」 とりあえずマスク・ザ・サヨコは無事だった。 僕はナナリーを抱え校舎の近くを走っていたらヴィレッタ先生が手招きをしていた。 「2人とも! こっちだ」 「ヴィレッタ先生!? こっちって何かあるんですか?」 「いいからついて来い」 僕達はヴィレッタ先生について行くと学園の地下に案内された。 「一体なんなんですか? ここにシェルターでもあるんてすか?」 するとヴィレッタ先生は立ち止まった。 「着いたぞ」 「「?」」 ヴィレッタ先生が扉を開けると中にはロイド先生が居た。 「やあ、来たね。おめでとう〜。君はなんとディバイサーに選ばれました」 「ディバイサー?」 「そうコレの」 ロイド先生が電気をつけるとそこには青いナイトメアがあった。
支援
支援
神までいる 支援
813 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:18:56 ID:97o4Q2Jm
「これはナイトメア! しかも、どことなくランスロットに似ている」 「その通り〜、僕が開発したランスロット・クラブ(以下略)君の専用機だよ」 嬉しそうに自慢するロイド先生。 ジェレミア先生は潜入していたと言っていた。 恐らくこの2人も軍人か何かなのだろう。 にしても… 「何故これを僕に? 別に僕は軍人でもないですし、記憶がないですからナイトメアに乗ったことないとも言い切れませんが僕はただの一学生ですよ?」 「フフフ、それはね……」 ロイド先生は怪しく笑った。 「こんなこともあろうかと思ってね」 「ロボアニメの科学者だからってそれで許されると思うなよ!」 「……冷たいね。でもこのままだとまずいんじゃない?」 「まずい?」 「そう、ランスロットはともかく彼はそろそろ限界だよ」
支援
支援
816 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:23:11 ID:97o4Q2Jm
そのころ外では 「ゼロォォォ!!」 ジェレミアのサザーランドはボロボロになり、その場に崩れ落ちた。 「今日はやけに手ごわかったなオレンジ」 「本当ですね。ナイトメア戦じゃなければ負けてたかも…」 「……キョロキョロ」 「どうしたC.C?」 「ミスターチーズ君だ。いや、今回は今のところ大丈夫だなと思って…」 「?」 ランスロットに対峙するガウェインと紅蓮。 「%8
支援
818 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:26:02 ID:97o4Q2Jm
「クッ、ジェレミア卿がやられたとなると、この2機を相手にするのは辛い」 ロイド先生がモニターをつけると外の映像が流れた。 「ジェレミア先生!」 「何? 先生がどうしたんですかライさん?」 「ああ、やっぱり…」 諦めたようにヴィレッタ先生は顔を伏せる。 「フフン〜♪ どうするライ君? 乗る? 乗らない?」
支援
820 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:29:34 ID:97o4Q2Jm
人の気も知らずにロイド先生は楽しげに言う。 「ライさん!」 心配そうにナナリーは僕に顔を向けた。 僕は…… 「乗ります。やらないで後悔するよりやって後悔したい。何より僕は彼女を守りたい!」 「あは〜♪」 「ほう」 ロイド先生は嬉しそうに笑い、ヴィレッタ先生はニヤニヤと笑った。 「ではおめでとう〜♪ ランスロット・クラブの初陣だよ」 ロイド先生は僕%8
支援
エラーで所々切れちゃってるね 支援
規制かな?修正中かな? 支援
824 :
規制がorz :2008/08/06(水) 15:37:15 ID:97o4Q2Jm
「ではおめでとう〜♪ ランスロット・クラブの初陣だよ」 ロイド先生は僕にキーをよこした。 「あ、彼女も一緒に乗せてね」 「え! 何故ですか!? ナナリーをそんな危険な目にあわせるわけには…」 「だって外危険だよ。それに今からここ自爆させるし」 「ええ!?」 「秘密保持のためだ」 仕方ないと頷くヴィレッタ先生。 「全然納得いかないんですけど」 「ライさ%
支援
し、支援中上司に見つかった支援(ToT)
いや、なら仕事してろよw
828 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:45:16 ID:97o4Q2Jm
「全然納得いかないんですけど」 「ライさん」 ナナリーが僕の服の裾を引っ張り僕はナナリーを見た。 「大丈夫ですライさん。私、ライさんと一緒なら恐くありませんから!」 ナナリーは両拳を握って見せた。 「ナナリー……」 ナナリーから、僕は彼女の覚悟が感じとった。 「うわっ!」 ガウェインと紅蓮の攻撃にランスロットは後退する。 「フハハ、ついに白兜を追い詰めたぞ。パイロットは殺さなくともその機体は破壊させてもらうぞ」 「さようなら。ブリタニアのエースさん」 本来の目的を忘れかけて真面目に戦い始めている黒の騎士団組であった。 「このままじゃ……ん!」 ランスロット仮面は学園の敷地内の一部が移動し、ちょうどナイトメアが入れそうな穴が開いたことに気がついた。
支援
>>826 お前に命じる、生きろ!
規制きついな 支援
支援
支援 仕事・・・がんばれ・・・
支援参加っ!!
「うおおおっ!」 「何だ!?」 穴の中から蒼いナイトメアが飛び出したのをランスロット仮面は見た。 「敵は? 居た!!」 僕は地上から見上げるゼロのナイトメアを確認した。 「なんだあれは!?」 「蒼い白兜……?」 相手はまだ状況を把握していない。 「先手、必勝!!」 「何!!」 僕は落下の勢いを利用してゼロのナイトメアを蹴り飛ばす。 予想外のナイトメアの攻撃に反応することが出来ず、ゼロのナイトメアは校舎にその機体を埋めた。 「キャア!」 僕の膝の上でナナリーは悲鳴をあげる。 「大丈夫かいナナリー?」 「はい、大丈夫です」 「ライ!? それにナナリーも!? そのナイトメアは? いや、それより何故君達がナイトメアに乗っている!?」
皆、落ち着いて全力で支援するんだ!流石に多すぎるぞ
支援
支援。つかこんなに潜んでたのかお前らw
838 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:55:12 ID:97o4Q2Jm
僕達の会話を聞いてランスロット仮面から通信が入った。 「話は後だ。それよりまずは黒の騎士団を」 「………わかった。でも無理しないでね」 そんなこと言われなくてもわかってる。 僕一人ならまだしもこちらにはナナリーが居る。 無茶なんかする気はない。 「ナナリーだと!? ナナリーもあの蒼い白兜に乗っているのか!」 会話を聞き動揺するゼロ。 「そんな……ライが、ライがあの機体に……」 同様に紅蓮仮面も放心状態になっていた。 「引くぞ紅蓮仮面!」 「ゼロ!?」 「白兜が2機ともなると厄介だ。それに時間をかけすぎた。このままだとそろそろブリタニア軍も到着する!」 「………了解」 ランスロット・クラブというイレギュラーに恐れをなしたのかよくわからないがゼロのナイトメアは紅いナイトメアを抱え、空へと撤退していった。
支援
支援…ちょっと多すぎかな
841 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 15:57:19 ID:97o4Q2Jm
「助かった……?」 撤退を確認した僕は安堵のため息をついた。 こっちはマニュアルもろくに読まずにナイトメアを操縦しているのだ。 きっとあのまま戦ってたらジェレミア先生のサザーランド以下の活躍しかできなかったであろう。 「良かったですねライさん」 安心したようにナナリーは僕に笑顔を見せた。 「ああ、本当だね」 しかし安心したのも束の間だった。 「………どういうつもりだランスロット仮面?」 ランスロットはランスロット・クラブに対してMVSの刃先を向けている。 「本来の目的に戻っただけさ。ライ、悪いけど僕はユーフェミア様のために君に決闘を申し込む」 さっぱり意味がわかりません!! 何故わざわざナイトメアフレームで決闘なんですか!? 「馬鹿らしい。なんで決闘なんか…」 「ライ、君はもっと空気読むべきだ」 カチンッ なんか今、お前にだけは言われたくないことを言われカチンときた。 「いいだろう。その決闘を受けよう。だけど先にナナリーを降ろさせてくれ」 「わかった」
支援
SS書きながら支援
844 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 16:00:22 ID:97o4Q2Jm
「よし、それじゃあナナリー」 「………嫌です」 「ナナリー………!?」 驚いたことにナナリーははっきり断り、強い口調で言った。 「争いは良くありません。何で決闘なんかするかもわかりません。でもここまできて私だけ安全なところで待ってるなんて嫌です。私も最後までライさんと一緒にいます!」 「ナナリー……」 「迷惑……ですか?」 不安げに言うナナリーを僕は抱きしめた。 「ううん、逆さ。心強いよ」 「あっ! ライさん………」 「ならば僕は君のために絶対に負けない」 ランスロット・クラブはランスロットに向き直った。 「来い。悪いけど僕はナナリーのために君を倒す」 「わかった………行くよ!」 こうしてランスロットとランスロット・クラブの真剣勝負が始まった。 「そこだ!」 「遅いっ!」 MVSでランスロットに斬りかかるがランスロットは素早く避ける。
支援
846 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 16:03:06 ID:97o4Q2Jm
「なら!」 続けてスラッシュハーケンを発射するがこれもかわされる。 けど…… 「計算通り!」 初めて乗った僕の技量とランスロット仮面の技量の差は明確、さらに機体の性能まで劣っている。 正々堂々では決して勝てない。 つまりこれは小細工。 スラッシュハーケンは最初からランスロットなど狙っていない。 スラッシュハーケンで背後の動かなくなったサザーランドを捕らえ、一気にに引き寄せた。 「なんだと!」 背後から飛んでくるサザーランドを避けるランスロット。そこをMVSで斬りつける。 まさに絶好のタイミング。 しかし、 「うおおっ!」 「何!」 「ああっ!」 ランスロットはこちらの攻撃をかろうじてかわし、それどころか逆にこちらが一撃を喰らい、背中から倒れた。
支援
848 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 16:06:28 ID:97o4Q2Jm
「やっぱり………小細工でどうにかなる相手じゃないか」 「ライさん! 大丈夫ですか?」 「大丈夫さ。ナナリーこそ大丈夫?」 「はい、私は大丈夫です」 「そっか、良かった」 すぐさま機体をチェックするが特に異常は無さそうだ。 しかし、実力差が明確な以上、このままじゃどうにもならない。 「どうするライ? 降伏するなら受け入れよう」 「それはナナリーを諦めろってことかい? だとしたらふざけるな。僕はナナリーが好きなんだ。彼女を手離す気なんて毛頭ない!」 「そうか……わかったよ」 そこで通信が切れる。 「ごめんナナリー……僕は…」 「ライさん!」 ナナリーは僕の言葉を人差し指で止め、彼女は笑った。 ただ精一杯の気持ちを込めて僕へと笑いかけてくれた。 僕にはそれだけで充分だった。 「ナナリー!」 「はい!」 「君が好きだ。最後まで僕に付き合って欲しい」 「は、はい!」 プロポーズともとれる言葉にナナリーは赤くなりながらも頷いた。
支援
支援
851 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 16:10:24 ID:97o4Q2Jm
『世界の終わりで〜〜♪』 なんとなくクライマックスになったのかR2のあの曲が挿入歌として聞こえてきた気がした。 「って、本当に歌ってますよ」 ナナリーが指差すとそこには崩れたクラブハウスの上で何故か熱唱しているジェレミア先生がいた。 その後ろではヴィレッタ先生がドラムを担当し、ロイド先生がスピーカーをいじっていた。 「何してんのあんたら!?」 『おお、ライ、イヤ! ライ卿よ! 私は今君の純愛に猛烈に感動している!! 私も加勢してやりたいのだが知っての通り私のサザーランドは壊れてしまってな。だから私は君を激励するために歌を歌うことにしたのだ!』 「全く意味がわかりません!」 何故か歌うジェレミア先生が気になったもののランスロットは気にせず向かって来るため僕はとりあえず気にしないことにした。 『〜〜♪(熱唱中)』 「行くよライ!」 激しいランスロットの斬撃を必死に避けランスロットの背後に回った。 『〜〜♪(熱唱中)』 先ほどと同じようにスラッシュハーケンで壊れたサザーランドを引き寄せる。 「2度も通用しないよ!」 ランスロットはMVSでサザーランドを両断する。
支援
もう今日中にこのスレ終わんじゃね? 支援
854 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 16:12:23 ID:97o4Q2Jm
サザーランドは爆発し、僕はもう一度スラッシュハーケンを撃った。 『〜〜♪(サビ)』 やはり当たらない。 だがそれが狙いだ! 「行っけぇぇ!」 スラッシュハーケンはランスロットの後ろの校舎に張り付きそれを利用して一気に距離を詰める。 「なんの!」 ランスロットは迎え撃つためMVSを構える。 だがこちらも承知の上。 僕はMVSをランスロット目掛け投げた。 同時にスラッシュハーケンを機体から切り離した。 「何!!」 ランスロットはすぐにMVSを切り返す。 一方こちらはスラッシュハーケンを切り離したことでバランスを崩し、スライディングするように倒れランスロットの足元まで接近する。 これにはランスロットも反応が遅れMVSを構え直す。 その隙にこちらはサザーランドから拝借した銃でランスロットの頭を撃ち抜いた。 「もらったぁぁ!」 「しまっ……!」 『今風の中〜♪』
んだねぇ・・・終わりそう・・ 支援
856 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 16:15:24 ID:97o4Q2Jm
勝敗は決した。 実戦なら続くだろうが頭部を破壊されたことによりランスロット仮面は自らの敗北を悟った。 「見事だよライ」 ランスロット仮面はコクピットから降りると自らの仮面を外した。 なんとランスロット仮面の正体はスザクだった(今更)。 僕はナナリーをコクピットに残しスザクの元へと向かった。 「君の勝ちだよ。ライ、ナナリーと幸せにね」 スザクは握手を求め手を差し出した。 「スザク……」 僕はスザクは握手を………しなかった。 「って、んなことで水に流せるかぁ!!」 「ライ! イヤ! ごめん! グハッ!!」 僕はその後、スザクの意識が無くなるまでスザクを痛めつけた。 こうしてこの戦いは終わったが、まだまだ僕とナナリーはルルーシュの激しい嫉妬に悩まされる日々が続くのであった。 一応、言っておくがナイトメア戦まで発展したのは今回で最初で最後である。
支援
胃炎
859 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 16:17:58 ID:97o4Q2Jm
おまけ スザクの病室 ユフィ「まったく、あなたは……何もあそこまでしろなんて私は言ってませんよ。おかげでお姉様に怒られましたよ」 スザク「す、すいません」 ルルーシュ「まあまあ、スザクだって一生懸命だったんだ許してやれ」←そもそも最大の原因 ユフィ「まあ、そうですね。私のためにやったのですから私にも責任がありますから今回は許しましょう」 ルルーシュ「ははは、良かったなスザク………でスザク、今度ナナリーとライが二人でピクニック行くらしいからその時にだな……(小声)」 グサッ! ルルーシュ「うっ!………バタリ」 咲世子「すいません。失礼しました」 頭にクナイ刺さったルルーシュを連れて行く咲世子 ユフィ「………ルルーシュは全然反省してませんね」 スザク「………頑張れライ」
s抜けたorz 支援
861 :
萌は文化 :2008/08/06(水) 16:22:19 ID:97o4Q2Jm
以上で終わり
何だこれ?
私にもわかりません。オチも弱いし意味不明だ。
今回規制厳しかったorz
管理人卿、お手数ですが
>>816 の> 「%8 はそのまま消して繋いじゃってください。
後、他のエラーで切れたところも繋ぐ修正お願いします
次回は久々にライセシ、それともディートハルトの変なイベントシリーズ、でも寝起きドッキリの新作もやりたい
ネタはあっても執筆が追いつかないorz
僕はV.V.じゃないよ。仮にIDがV.V.だとしても、V.V.という名の紳士だよ
>>755 あしっど・れいん卿
GJ 心理描写がしっかりしてるのでどんだけ萌え、いや燃えさす気か。ライは記憶改修されたわけじゃないから
>黒の騎士団で手に入れていた情報を活用する事で
などをカレンはどう取るのか…今後も楽しみ。
ライの本編介入モノをきちんと書けてる人ってすごいな。もし自分が書きはじめたら
ダラダラと書いた挙句、どこで切り上げたらいいのか分からなくなるわw
>>766 萌は文化卿
色々と乙でした。ほぼ完全オリジナルストーリーで、ランスは無人で飛んでくるし、ものすごい超展開なのに
ここまでやられるとこれはこれですごく楽しめた。なぜか途中で戦隊物巨大ロボ合体BGMが聞こえてきたよ
ナイトメア戦も具体的でリアル感あって面白かった。けど校舎ヤバくね?w 最後ルルーシュは…自業自得だな
>>861 萌は文化卿、GJでした!
指パッチンで来るランスロットww だがその機能は紅蓮にこそ付けて欲しい、腕的な意味で
それにギャグ満載のなかに甘い要素を入れられるのも素晴らしい、ナナリーが可愛かったです
貴公の次の投下をお待ちしております、全力で
↑ちょっと変えてみたけどあんまり変わってる気がしないのはなぜ?
Gガンダムw
17:10から投下したいとおもいます 支援のほどよろしくおねがいします
定刻になったので投下したいとおもいます 舞台裏の暮らし S 〜宣伝 テレビに映る 刻〜 ・サイドストーリーです ・ギャグです ・やっぱりライ×V.V. ※注意※ ・セリフだけで構成されています ・ルキアーノさんファンまたごめんなさい ・V.V.はやっぱり壊れてる・・・?
支援了解
支援していいのは感想を書く覚悟のあるやつだけだ! 支援
「は〜い、ぼくV.V.。妹のライといっしょに暮らしている一家の大黒柱だよ。 ぼくたちがいるのは東京租界の中にひっそりとある『行政特区あの世』だよ 」 「・・・」 「この場所はコードギアス 反逆のルルーシュ R2 のアニメ本編で亡くなった人たちが集まる 素敵な楽園だよ。この特区はブリタニア人もイレブンも関係なく住めちゃうんだ」 「V.V.さん?」 「誰でもウェルカムなのさ。もちろん、中華連邦の人もOK!EUの人もOK!Cの世界の人もOK! さあ君もおいでよ!この特区あの世へ!」 「V.V.さん?」 「なんだい?ライ?」 「・・・なんでそんなテンションなんだ?」 「うん、この特区あの世にもっと人がほしかったから宣伝してみたんだ。それも今回は全国放送だからね」 「それって全国民の皆さんにむかって『死ね』って回りくどく言ってるのと同じだよな?」 「・・・細かいことは気にしないの」
支援
「それよりも特区あの世ってなんだ?この前まで『地区』だったじゃないか」 「うん、なんだか『地区』よりも『特区』の方がうけがよかったんだ」 「・・・じゃあ、なんで『あの世』なんだ?」 「そっちの方が覚えやすいでしょ?」 「・・・僕、死んでない・・・」 あなたも来ませんか?行政特区 あの世 へ 「変な勧誘するな!それも僕は死んでないって何回いえばわかるんだ!」 「そういえば君は確か女装に反逆するっていってなかった?」 「そういえばそうだった!って僕女装してない!殺される!」 「まあ、今回はただの宣伝だし、許すよ。でも今度してこなかったら・・・」 「はい、わかりました。兄さん」
支援
「ところで宣伝の話に戻るけどさ」 「?なんだ?」 「行政特区あの世の見所ってなにかな?」 「見所?さあ・・・?」 「・・・(答えないと殺すよ)」 「!ええっと、あっと・・・皇族とか関係なく接しているところかな?」 「そうだね、上下関係はないよね。あとみんな自給自足だし」 「僕たちだけ違うな。皇帝からお金もらってるよな。なんでだ?」 「それは大人の事情ってやつだよ」 「いや、意味わかんないし・・・」 「ほら、そろそろ時間だよ、ええっとみんな来てね〜」 「来るなよ〜来たらいけないからな!」 「特にルキアーノさんとか・・・」 「それはいっちゃいけません!!!!」
支援
支援
投下終了。支援してくださったみなさんありがとうございました。 ルキアーノさんがやられキャラにしか見えなくてついネタに・・・ 多分、今夜また投下すると思いますんでその時も支援よろしくお願いします
>>877 ワラビ餅卿、GJでした!
やった!特区あの世が採用されたぜ! なんか天国みたいだなって天国か!
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
>>867 いやぁ、特区「あの世」・・・。(笑
ブラックた〜♪
好きですよ、こういうの・・。
ショートストーリーでネタまとめるっていうのは難しいんですよね。
すごいと思います。
>ルキアーノさんがやられキャラにしか見えなくて
私のSSでも紅蓮の餌食の予定です。(もしかしたら月下になるかも。笑
>>861 もえは文化卿、めっちゃおもしろかったです!
普通に声にだして笑ってました。ランスロットが指パッチンで来るのかっこいいなぁw
>>877 ブラックジョークっぽいですねw
いつの間にか確固たる上下関係が出来てるライとV.V.がいいw
よし、完成したぜ! 明日の夜になったら投下します、全力で さあ、レポートの内容考えるか
なんか今日中にこのスレ終わりそうね。 平均、2-3日が寿命か。1週間も見てなかったらえらいことになるな、このスレ。
>>882 そんなときのための保管庫さ
トーマス卿には感謝しきれない恩があるぜ
>>883 いつもご贔屓にしてくださってありがとうございます。
なのに、なのに……大問題発生!
みなさん、ごめんなさい。本日の更新出来ないかも知れません。
>>884 えっといったい何が
あと気にする必要はないかと、貴方にも都合というものがあるわけですし
少なくとも毎日更新はしなくとも私は気にしませんが
近畿地方の集中豪雨。落雷、瞬停。コンピュータ停止。しかも更新中に! 今現在わかってることといえば…… 保管システム 全 壊 です。現在バックアップから順次復旧をしておりますが、現在の分にいつ追いつくか判りません。 当然ですが 徹 夜 決 定 本日中更新 絶 望 的 さあ皆さん!災害対策を怠ったマヌケな管理人を笑ってあげましょう!
>>886 なんですって!!??
とういかトーマス卿はご無事なんですか!?保管庫云々よりもそっちが心配ですよ!
まさか近頃頻発してる雷がかんな事態を起こすなんて…
>>886 フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
……冗談です、すいません
大変ですね、体に気をつけて頑張ってください
>>886 愛をこめて…
m9(^Д^)プギャー!
なんてピンポイントなんだ落雷…
無理しないでくださいトーマス卿!
>>887 日頃の行いが良かったせいか、物理的損失はノートPC1台で済みました。ワハハハ
……明日にでも新しいの買ってこよ。
みなさますいません。本日は更新も支援も不可能っぽいです。今より全タスクを復旧作業に割り当てます。
明日の朝にまた報告しにきます。
〜重要!〜
職人の皆様、作品の投下を躊躇するのだけはおやめください。徹夜などよりも作品が来ないほうがよっぽど苦痛です!
作業戻ります。では。
>>890 管理人卿の熱意と優しさに全俺が泣いた
ならば私も全力で執筆を開始しよう
>>886 ブアッハッハッハッハッハッハッハッハーーーーー!!!
あやつめ、やりおったか!!(皇帝風)
という冗談はさておき、何という不幸・・
トーマス卿めげずに頑張ってください!!
トーマス様、ふぁいとーです。 えー、8時30分ごろ投下したいと思いますが支援お願い出来るでしょうか?
支援は任せてくれw
時間が合えば支援します。しかしついに1日に2回投下される職人さんが…すごく嬉しいのではあるけれども。
>>890 お見舞い申し上げます。昨日も今日も関西は大変でしたね。
うちの近くを走る鉄道も、二日連続で止まりました。
明日もこんな感じの天気になるそうです。何なんだ、一体。
タイトルは「蒼天の騎士(4)変化」です。 今回のカップリングは・・・・ないかなぁ・・。 一応、次の山場のライ×カレンの下準備って感じなので・・・。 なお、スザク…壊れてますのでご注意を…。
支援
携帯のメールをチェックしていると見慣れないメールが1件入っているのに気がついた。 普通に見るとただの迷惑メールにしか見れないだろう。 そう思って削除しょうとしたが、メールの最後の文章を見て動きが止まった。 「To the 1st of the blue sky from the 2nd of the flaming red」(紅蓮の2番より蒼天の1番へ) その文章は、黒の騎士団の頃、カレンとの連絡に使っていた一文だった…。 蒼天の騎士(4) 変化 問題のメールは、その文章以外は出鱈目で何も意味はなかったが、僕の精神を不安定にさせるには十分だった。 結局その日は、ポカばかりを繰り返し、ナナリーだけでなくミス・ローマイヤまでも心配される有様。 もっとも二人ともこのメールが原因とはわからず、ただ今までの激務で疲れているのだろうという考えのようだった。 その為、その日はしっかり休息するようにとナナリーからの厳しい命令を受け、昼過ぎにはあてがわれた屋敷に帰ることとなった。
支援
ナナリーと昼食を済ませ、政庁から出ようとした時、一人の人物から声をかけられた。 その人物の名は枢木スザク。 かっての僕の親友の一人であり、今は皇帝直属の騎士の一人、ナイトオブセブン。 ルルーシュを売ることで今の地位を手に入れ、どんな手段を使ってもゼロを追い求める男。 そこまで堕ちた経過を知っているだけに同情はするが、許せはしない。 ましてや、ナナリーの騎士となった僕の目の前で、この前のようなナナリーを悲しませる行為を行った事に激しい怒りさえ感じていた。 だから、彼とはほとんど会話らしい会話を赴任してからしていない。 そんな冷えた関係の彼から声をかけられるとは思ってもみないことだった。 「やぁ、ライ。久しぶりだね」 「久しぶりたな、スザク。残念だけど今日はもう帰って休みたいんだ。また今度にしてくれないか…」 こちらから話すつもりはない。 そういうニュアンスを含めて挨拶をする。 しかし、それを気にかけた様子もなく、スザクは会話を続ける。 「そっか。確かに今日は、ミスばかりだったようだからね。」 「ああ、疲れが溜まっているみたいだからな。失礼するよ」 そう言って会話を区切ると背を向けて立ち去ろうとする。 「そうか、疲れだったのか…。てっきり黒の騎士団から秘密連絡でもあったのかと思ったよ」 いやみったらしい言葉が後ろから発せられる。 確かにそれに近い事実はあったが、認めてやる必要などない。 僕はゆっくりと後ろを向き、かって親友であった人物を一瞥すると歩きながら答えた。 「もしそうなら、もっとうまくやるさ」
支援
支援
スザクとの会話にうんざりしながら屋敷(正確に言うと総督宅。ライはその1室を間借りしている)に帰ってくると、 門のところに一人の女性が立っていた。 「咲世子さんっ…」 「お久しぶりです。ライ様」 深々とお辞儀をしてくる。 「懐かしいなぁ…。一年ぶりですね。」 そう言いながら、彼女に近づく。 (大丈夫なんですか?黒の騎士団だとバレれば…) 「ほんと懐かしいですね…」 (大丈夫です。すでにチェック済です。問題ありません。) 「で・・どうしたんです?」 「はい。今度、こちらで仕事をする事になりましたので…」 「え?」 「またよろしくお願いいたしますね」 思考がいったん停止しかけて言葉が出ない…。 それでも何とか止まりかけの思考を動かし質問する。 「えーっと他にいた家政婦さんは?」 「以前おられた方は、なんでも急な用事で全員辞められたとか…。」 「…」(なにやったんだよ…) 「でも心配なさらないで、明日には後3人派遣されてきますので問題ないかと存じます」 にこにこと笑顔の咲世子さんに絶句するしかなかった。 その夜、帰ってきたナナリーは、咲世子さんとの再会に涙を流して喜んでいた。 そして再会を祝しての3人のささやかなそれでいて楽しいパーティは夜遅くまで続いたのだった。
支援
支援
次の日の朝、政庁に出かける時、咲世子さんから1枚のメモを渡された。 「暗記し、紙は処分してください」 小声でそれだけ言うと、何事もなかったかのように門を開け、僕を送り出した。 途中コンビニに寄り、店内をぶらりと回りながらメモに目を通す。 そこには、本日行う行政特区の視察の予定が細かく書かれており、 その途中での替え玉との入れ替えの指示やその後に向かって欲しい場所が書かれてあった。 (ふう・・情報駄々漏れだなぁ。完全に予定把握されてるよ…。) 今更ながらに黒の騎士団の情報把握に驚くと同時にブリタニアの不甲斐なさに苦笑するしかなかった。 「カレン、段取りは出来た。本日15時にその場所に行ってくれ。ライが来るはずだ」 ゼロがメモを渡す。 そこには簡単に時間と場所だけが記入されている。 「タイムリミットは、1時間だ。いいな」 確認するかのように時間を強調する。 「わかったわ。で…何を聞いたらいいの?」 「それは君に任せる」 「え…?」 「私の聞きたいことは、前会ったときに答えをもらったからな」 まるではるか遠くを見るような感じで壁を見つめるゼロ。 ライと会った時、何があったのだろうか…。 「だから、カレン。今度は君の番だ」
支援
以上で4話終了です。 会うとこまでしょうかと思ったんだけど…。 中途半端になりそうだったので、今回はここまでにしました。 しかし…書いてる本人も先は予想できません。 支援、ありがとうございました。
支援
>>909 GJ!ライとカレンが会うことになって、この先どうなるんだ・・・。
しかも作者さん本人にもわからないとは。期待します。
さて、21:05頃に投下してもいいですか?
支援りょーかいです。
>>909 あしっど・れいん卿、GJでした!
先の分からない展開、いきなり出てきた咲世子さん
カレンは何を話すのか
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
>>909 GJです!またしても続きが気になるwww
カレンとの会話も気になるけど咲世子さんの動きも気になる・・・
次の投下も楽しみにしております
>>911 支援します
ありがとうございます、トーマス様、どうかお気になさらずに。 では投下します。 作者:余暇 タイトル:甘えて欲しいお年頃 カップリング:ライ×カレン 設定:騎士団編カレンEND後、カレン視点で話は進みます。
トーマス様、ありがとうございます。 なんか…無茶苦茶感激してたりします。 よりがんばっていいものを書きたいと思います。
支援
『甘えて欲しいお年頃』 カリカリカリ・・・。部屋の中にペンを走らせる音が響く。もうだいぶ遅い時間なのに、彼はまだ休もうとしない。 (大丈夫って言ってたけど、やっぱり心配だなあ。) 私はため息をついた。 ここはライの部屋。行政特区日本で重要なポストを任されている彼は、毎日仕事に忙殺されている。 今夜も昼間に片付かなかった仕事を自室に持ち帰り、明日までに終わらせる作業に追われている。 心配になった私は、大丈夫と言った彼の意見を押し切り、夕食を作ってあげることを口実に彼の部屋に上がり込んでいた。 (悔しいな、私にもっと彼を助けてあげることができたらいいのに・・・。) 私は、恋人でありながら彼の力になってあげることができない自分が情けなく、悔しかった。自分は彼の食事を作ったり、話相手になってあげることしかできない。 もっと彼の肩の力を抜いてあげたい、せめて二人きりの時だけでも仕事を忘れ、自分に思い切り甘えて欲しいのに、彼はどこか遠慮しているところがあった。 (そういえば、最近寝不足だって言ってたわね。何かリラックスできる飲み物は・・・。) 私は冷蔵庫の中を調べてみた。すると、牛乳があるのに気がついた。 (牛乳か・・・。そうだ、今日はホットミルクを作ってあげよう。気持ちも落ち着くし、きっとよく眠れるわ。) 私はそう考え、牛乳を小さい鍋に注いで火にかけた。
支援
「うーん、やっと終わった。」 ライがソファの上で大きく伸びをした。どうやら仕事が終わったようだ。私は温めたミルクをマグカップに注ぎ、彼の所へ持って行った。 「お疲れ様。はい、これ。」 「ありがとう。ん?これは・・・。」 ライはカップの中で湯気を立てる白い液体に目をやった。 「ホットミルクよ。落ちつくし、よく眠れると思うわ。最近寝不足だって言ってたでしょ?だから何かよく眠れるようになるものはないかと思って・・・。」 「そうか。本当にいつもありがとう。食事を作ってくれるだけじゃなくて、こんなに気を遣ってくれて・・・。」 彼は静かに笑い、ホットミルクに口をつけた。 「ああ、あったかくておいしい。これは落ちつくな。」 彼は嬉しそうだった、でも・・・。私にはどこか、まだ遠慮がちに見えた。 もっと甘えて欲しい、そう思って私は、ある行動に出た。 「ねえ、ライ。疲れてるでしょ?肩揉んであげる。」 「え?これ以上悪いよ。ホットミルクを飲んだら家まで送ってあげるから・・・」 「いいから遠慮しないの。あなたはそこでじっとしてなさい。」 私はライの背後に回って、肩を揉み始めた。 「うわ、ガチガチ。あなた、やっぱり働き過ぎよ。少しは休んだら?」 「うーん、そうしたいんだけど特区も成立したばかりだし、今が重要な時期なんだ。ゼロやユーフェミア殿下たちにも期待されてるし、 その期待に応えなきゃ。」 「じゃあさ、せめて私と二人きりの時だけでも仕事のことは忘れてよ。ずっと張りつめたままじゃ、いつかつぶれるわよ。」 「でも、カレンにはいつもお世話になってるし、これ以上君に甘えるわけにはいかないよ。君に迷惑をかけたくないんだ。」 ああ、やっぱりこの人は何もわかっていない。迷惑だなんてちっとも思ってないのに。むしろ強がられた方がよっぽど迷惑なのに。 私は無性に腹が立ち、背後から彼を抱きしめた。
支援
「カ、カレン?」 ライはあわてて離れようとするが、私は決して離さまいとして、さらに強く抱きしめた。 「いつ私が迷惑だなんて言ったの?私、今まで一度でも『甘えるな』なんて言ったことあった?ちっとも迷惑なんかじゃないよ。 むしろ、そうやって遠慮された方がよっぽど迷惑よ。何のために私がいるの?一体何のための恋人なの?もっと私に甘えてよ、甘えて欲しいの。 それなのにそんな風に遠慮ばかりされたら、私・・・悲しいよ。」 私はいつの間にか泣いていた。頬を伝う涙が止まらなかった。 「ごめん、カレン。君に迷惑をかけまいとしていたのに、かえって君を悲しませていたんだね。本当にすまない。 でもどうしたらいいか、わからないんだ。今まで人に甘えたことなんてなかったから、どう甘えればいいのか、 どこまで君に甘えていいのかわからなくて。カレン、僕はどうすればいい?」 私の頬を伝っていた涙を拭いながら、彼は尋ねてきた。そうか、彼は今まで人に甘えようとしなかった。 だから甘え方を知らなくて、甘えることに怯えて、強がることしかできなかったんだ。 だったら、これから私が教えてあげればいいんだ。そう思い、私は彼の頭をなでた。 「何も考えなくていいのよ。あなたがしたいようにすればいいし、私にしてほしいことを遠慮なく言ってちょうだい。 私も、何でも言うこと聞いてあげるわ。」 「な、何でも・・・。」 そう言って彼は、顔を真っ赤にした。彼の想像したことが何となくわかってしまい、私も赤面する。 「え、えーと、その・・・。あ、あなたがどうしてもって言うなら、今あなたが想像したことだってその・・・、うん。」 気まずい。我ながら大胆なことを言ってしまったものだ。でもこれも、彼のためだ。 いや、彼のためだけじゃない。そういうことは私も望んでることだし、たとえ彼に言われなくても・・・。
支援
「ふああ・・・。」 不意に、ライが大きな欠伸をした。ホットミルクを飲んで、私に『甘えていい』と言われたことで、気持ちが落ち着いてきたのだろう。 「眠いの?だったらベッドで寝なさい。連れて行ってあげるから。」 「でも、君を家まで送らないと・・・。」 「また遠慮して。何でも言うこと聞くって言ったでしょ?本当はどうして欲しいの?正直に言いなさい。」 「えーと・・・。ひ、一晩、僕のそばにいて欲しい。」 「うん、正直でよろしい。」 顔を赤くしながら本音を言うライの頭をなで、私は彼をベッドまで連れて行った。 そして彼をベッドに寝かせた後、私は添い寝をするように彼の隣で横になった。 「ねえ、まさかずっと僕の隣で・・・。」 「あら、『一晩そばにいて欲しい』って言ったのはあなたでしょ?それとも、別々の方がいい?」 「い、いや。君さえ良ければこのままで・・・。」 そう言ってライは私の手を握り、私は嬉しくて彼の体を抱きよせ、自分の体に密着させた。 二人の鼓動の音が速くなるのを感じつつ、私たちは決してお互いから離れようとしなかった。 「眠れる?暑くない?」 「ううん、平気。カレンの匂いが気持ちよくて、すごくよく眠れそうだ・・・。」 「・・・バカ。恥ずかしいこと言ってないで、早く寝なさい。」 返事がしないので彼の顔を見ると、彼はいつの間にか寝息を立てていた。子供のようにあどけない、安心しきった穏やかな寝顔だった。 「ふふっ、かわいい寝顔しちゃって。お休みなさい、ライ。今まで甘えてこなかった分、これからはたくさん私に甘えてちょうだい。 私、あなたの言うことなら何でも聞いてあげる。私はそうすることでしか、あなたの力になれないから。」 私は、眠る彼の唇にそっとキスをして、眠りについた。明日からは、今まで見たことのない、彼の甘えきった表情を見られることを夢見ながら。
支援
以上です、支援ありがとうございました。 「最近ホットミルク飲んでないな」と思ったら、電波を受信。 久しぶりにカレン視点で書きましたが、書きながら作者本人が、 「甘い話だな・・・。」などと思ってしまいました。 皆さまから見て、糖度はどれくらいでしたか?
>>927 余暇卿、GJでした!
うん、甘いです 具体的には砂糖溶かしきったお湯くらい甘いです
でもなんでだろう、こんなに虚しい気分になるのは
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
>>927 GJでした。お萩と同じくらい甘いです。いいなあ。
余暇卿のライの内面描写は郡を抜いてる感じで感心しきり。
次回の投下をお待ちしてます。
>>927 うわー…ご馳走様でしたって感じが…。(笑
すごい…こんなの書けんわ
931 :
食卓の騎士 :2008/08/06(水) 21:46:00 ID:thE8BcQf
>>927 GJでした!
このホットミルクは甘いですね。
トーマス卿、無理せず頑張ってください。
と言いつつ仕事を増やさせていただきます。
タイトル:「キューピッドの日〜逃走編」
覚えている方がどれだけいるか分かりませんが、前回(12スレ)の続きです。
お、待ってました。支援します
支援はお任せあれ〜
934 :
食卓の騎士 :2008/08/06(水) 21:50:12 ID:thE8BcQf
× そうだ、中華行こう! 「そうだ、中華行こう! 考えてみればなにも馬鹿正直に学園内を逃げ回る必要はないんだ。よし、そうと決まれば善は急げだ」 早速、僕はギアスと早退届を駆使して学園を抜け出し、ゲットーに隠していた黒の騎士団での僕専用機で、中華連邦へ向かった。 『卒業イベントはどうした?』とか、そんなことはこの際無視だ。 どうせ作者がそこまで考えていなかったに決まっている。 ところで中華行きを決めた瞬間に、遠くの方から「フ」のつく3文字の何かが崩れ落ちる音がした気がしたが…多分気のせいだろう。 キューピッドの日〜逃走編
>>909 人物の描写もうまいし、読めない展開。続きが本当に気になりすぎる…
次回の投下をお待ちしてます。いや全裸待機したい
>>927 甘いものは苦手だけどこんな甘みならばいくらでもかっ食らえるんだぜ?
いや卿のライカレは極上のワインみたいにトリップできる。ご馳走様でした。
ニヤニヤが止まらない。またの投下をお待ちしてます。
>>931 支援します
936 :
食卓の騎士 :2008/08/06(水) 21:51:57 ID:thE8BcQf
数時間後、斑鳩に着艦した僕は逃亡者の心地から解放されのんびりと朱禁城の通路を歩いていた。 すると、後ろから聞き覚えのある声がした。 「ここにいたか、ライ」 「あ、シンクーさん。こんにち……は?」 振り向いた僕の目に映ったのは、こちらに歩いてくる星刻さんと香凛さん。 そして2人の頭上には物凄く見覚えのある帽子が被られていた。 「何とか間に合ったな、ライ。早速ですまないがこれをかぶってくれ」 そう言って差し出されたシンクーさんの手には、形と色が微妙に違えどやっぱり見覚えのある青い帽子があった。 「あ、あの〜。これは一体?」 「今日は中華連邦設立以前からこの地に伝わる伝説にちなんだ記念日、『天女の日』なんです」 チャンリンさんが答えてくれる。 「それってもしかして、帽子を互いに交換した男女は永遠に結ばれるとかそういうものですか?」 「よくご存知ですね」 (やっぱり!ミレイさんこれを基にしていたのか?) 「ここ暫くは自分達の帽子を取りに来る女性が全くいない事にいじけた大宦官たちのせいで廃れていたが、 天子様の強い希望などもあって久方ぶりに催されることとなった。 ゼロも騎士団を挙げて協力してくれると言ったそうだ。」 シンクーさんが嬉しそうに語る。 (違う、ルルーシュはそんなこと知らない。絶対に誰かが嘘を言っているんだ。 C.C.とかC.C.とかC.C.あたりが!)
支援
支援
939 :
食卓の騎士 :2008/08/06(水) 21:55:54 ID:thE8BcQf
「では、失礼します」 そう言ってチャンリンさんが僕に帽子を被せる。 それと同時に、城内に大きなドラの音が響き渡った。 「星刻様、始まったようです」 (あぁ…やっぱり開演の合図ですか) 「そのようだな。ところでライ、」 「何ですか?」 「ハアッ!」 いきなりシンクーさんが抜刀して僕に斬りつけてきた。 「うわ!?」 文字通り、間一髪のところで回避する。 「な、いきなり何をするんですか!?」 シンクーさんがゆらりと剣の切っ先を僕に向ける。
支援
支援
942 :
食卓の騎士 :2008/08/06(水) 22:00:49 ID:thE8BcQf
「我は問う!天の声、地の叫び、人の心! 何をもってこの「天女の日」を中華連邦の意思とするか!!」 「血迷ったんですか、シンクーさん!?」 「黙れ一級建築士!我は全ての天子様を代表し、お前の帽子の略奪を唱える!!」 「あぁ…言ってること以外は素敵です、星刻様……」 クーデターの時の形相もかくやと言わんばかりの表情で叫ぶシンクーさんと、 後ろでうっとりしているチャンリンさん。 「えーと…天子様が僕の帽子をほしがってるってことですか?」 シンクーさんの演説?から導き出された答えを恐る恐る口にする。 「おかしなものだ。天子様に悪い虫がつかないようにと願いつつも、私は天子様の願いを聞き届けようとしている。 今こそ、私は!」 シンクーさんの袖の下から隠しナイフ?が飛び出し、僕の額を掠める。 「ちょ、帽子どうこうの前に僕が死にますよ!?」 紙一重で避けつつシンクーさんに抗議する。 「そうだな、この行動が天子様の御心に副っているかはわからん」 「その前に僕の意思はないんですか?」 「天子様は6分前のことなど、覚えておられぬかもしれん」 「さり気なくバカにしてません?」 「それでも、私は命を救っていただいた代わりに、お前の帽子をお届けすると約束したのだ!」 「いやいや、色々とおかしいですよそれ!」 「私は、心に誓って天子様に貴様の帽子をぉ!!」
支援
支援。言ってること以外www
945 :
食卓の騎士 :2008/08/06(水) 22:04:23 ID:thE8BcQf
「しんくー!」 突如誰か(予想はつくけど)がシンクーさんを呼んだ。 声のしたほうを見ると、やっぱり帽子をかぶった天子様が僕の帽子を指差して立っていた。 「覚えて…おられた!」 「そりゃ6分前なら覚えてますよ!ってもうだめだ、会話が成立しない」 僕は一目散に逃げ出した。 「しんくー!(泣)」 「天子様!くっ、この外道が!」 シンクーさんが阿修羅のような形相で僕を睨む。 「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、ライを倒せと天子様が呼ぶ! 貴様の帽子、この私が必ず奪ってみせる!」 追いかけるシンクーさんと逃げる僕。国を越えて僕の逃走劇は続くのだった。 ・ ・ ・ ・ その日の夜、結ばれたカップルたちがイチャつく朱禁城をようやく抜け出した僕は、 満身創痍ながらも、なんとか斑鳩の自室にたどり着いた。 結局シンクーさんは半日以上僕を追い回した末、吐血して倒れた。 すぐさまチャンリンさんが来て、シンクーさんと自分の帽子を交換した後、医療室に運んでいった。 僕の帽子はシンクーさんの攻撃でズタズタに切り裂かれ、ボロ雑巾どころか糸くず程度しか残らなかった。 こんなことなら学園で逃げてればよかった、どこで選択肢を間違えたのだろう。 僕はベッドに倒れこみながらそんなことを考え、意識は闇に墜ちた。 BADEND
946 :
食卓の騎士 :2008/08/06(水) 22:09:40 ID:thE8BcQf
以上です、いかがだったでしょうか? まさか「中華行こう!」が1番支持を受けると思っていなかったので、驚きましたw 星刻ファンの方はごめんなさい。 にしてもギャグは書くのが難しい。
>>946 GJ!腹抱えて笑わせてもらいました。
天女の日w天子の記憶力6分とかwwやばい徐々にキたw
>>946 GJ 確かにいきなり中華に逃げる選択肢で来るとは思わなかったw
それとそんな風に本編の真面目なセリフをギャグに昇華できるセンスが小憎い
他にも非常に興味がある選択肢があるのでできれば書いて欲しいなぁ
GJ 真っ赤に燃えるってシンクーそれじゃないだろ…君は自爆の方だろw
>>946 食卓の騎士卿、GJでした!
吹いたww 星刻の壊れっぷりがヤバイww
ちゃっかり交換してるチャンリンww そしてバッドエンドなのかww
面白すぎる、もう一度GJ!
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
そろそろ新スレ立てないといけないな、だが携帯なんで無理なんだよなぁ
あとテンプレどうすればいいんだろうか
>>946 食卓の騎士卿GJ!
星刻GJ!あなたでこんな笑うとは思わなかった!
言い方は凄くかっこいいけど内容がw
あと「フ」のつく三文字の何かが分からないんですが、何なんですか?
GJ!!!
>>951 旗のことだとおもわれますが
>>950 そろそろ新スレ立てないといけないな
上等だ……!僭越ながら私めが 挑戦させていただきます!
復旧作業、予想より早く終わりそうです。
>>952 おお!分かった!ライの肩書か!ありごとうございます!
ぬおっ! だ、大丈夫なんですか、トーマス卿 申し訳ない、ウチが携帯でインポッシブルなばかりに
主・予備ともに駄目でした(またかよ)。どなたか建設願います。
957 :
食卓の騎士 :2008/08/06(水) 22:38:35 ID:thE8BcQf
感想&支援ありがとうございました。
>>948 いちおう全ルート書くつもりではいます。
書き終えるのがいつになるかは分かりませんが…
>>951 フ○グです
あー・・・次のスレで投稿したほうがいいですよね。
では僕がやってみます
>>958 大丈夫じゃないですか?どれくらい使うかによるけど
>>958 早い!早いよ!なんか色んな意味で負けた気がしたぜ
…あれ?昨日一日着てないだけでもう次スレ…? 相変わらず恐ろしい速度のスレだ 明日が怖い
いやぁ、ネタがどんどん出てくるんですよ。 今日休みだったんで、用事で出かけている時以外、頭の中で話し転がしてたから・・。 仕事だと・・・無理ですけど。
965 :
名無しくん、、、好きです。。。 :2008/08/06(水) 22:48:39 ID:Kt+y8ppr
>>963 その圧倒的な執筆速度と文章力に心奪われた
この感情、まさしく、愛だ!!!
>>964 乙!
なんつーかもうもふもふ卿には逆立ちしたって勝てん気がw
えーと・・では、新しい方で投稿しますね。 なんか出来てるみたいだし・・・。 しかし、これでやっと7の途中までだなぁ・・・。
普通に埋めるか、また軽い雑談で埋めるかどうしますか?
残りは何をすればいいんだろうか 前スレラストのサーバーの容量の話かな? インフォシークが無料50MB/有料200MBってどっかで聞いた気がする
なんなら小ネタがあるからそれを投下しょうか?
それじゃ投下させていただきますorz トーマス卿、仕事増やしてすいませんw 題名「悩みがあるからこそ人生」 CPはライ+ルルーシュです ちょっとルルーシュの扱いが酷いです。ファンの方すいませんorz かなり短い物ですのでご容赦下さい。 それでは
行政特区日本の成立後、ブリタニア側も黒の騎士団側も多くの問題を抱え、その解決の為に各方面で奔走していた。 KMFパイロットのエースであるスザクとカレンは未だに抵抗を続ける各地のテログループの鎮圧に赴き、ライはゼロの作戦補佐として特区の内政に従事していた。 この特区はまだ始まったばかり、問題は山積していた。 皆の先頭に立ち、様々な問題に対して陣頭指揮を執るゼロの疲労は計り知れないものがあった。 知略は彼の得意とするジャンルだ。しかし、それが長く続けばそれは彼の不得意なジャンルになる。 最近ゼロは溜め息をつくことが多くなっていた、ライはそのことが心配の種だった。 今もゼロの執務室で一緒に仕事をしているのだが、チラチラと彼の様子を目で追ってしまう 「…ゼロ、最近疲れてるみたいだけど大丈夫か? ここまで大変だと僕もきつい時があるからさ」 「大丈夫だ、心配いらない。ここが正念場だからな。ここを乗り切れば特区の基礎が出来る。それまでの辛抱だ。 仕事に関してなら私は大丈夫だ。…それより、な…」 一度言葉を切るゼロ。どこか悲嘆めいたその雰囲気にライは思った。 『どうしたんだろうか?何か重大な問題が…?まさか!!ブリタニア本国が何かしらの要望を出してきたのか!?いや、そんな簡単な事じゃないのかも知れない。 プライベートの事か…!? C.C.のピザの請求があり得ない額に…!?』 多種多様な可能性をその頭の中に思い起こしながらライはゼロの言葉の続きを待った。 「…実はな、ライ…」 ゼロが仮面に手を掛ける。プシュッという音と共に仮面の後ろが折りたたまれ、ルルーシュの黒髪が零れ落ちてきた。 ゴクッと生唾を飲むライ。彼がルルーシュとして話をするということは、部下ではなく友としてライの言葉を望んでいる証だった。 「……ルルーシュ、まさか、それほど重大な問題が…!?」 「…あぁ、俺は思ったんだ…、あまりにも…、そう、あまりにも……!」 「…あまり、にも…?」 意を決したルルーシュがライの肩を掴み、大きく見開いた目を合わせながら言う。というか血走った眼で訴えかけてくる。
支援
「ライ!俺の扱いがあんまりなんじゃないかと思うんだが、お前はどう思う!?」 「…………は?」 唖然、呆然とはまさにこの事!あまりの言葉に次に続くべく「何が?」という言葉をライはすっかり忘れてしまった。 「え、え? えっと…えぇ?」 悲しいかな、彼の頭の良さが裏目に出てしまい思考が導き出した答えが喉から出る前に、 更に思考が追い越し別の答えを導き出してしまう、考えが音として外部に出ない。 「確かに俺は優柔不断で決断を迷うことがある、イレギュラーに弱いのも認めよう。 しかしな、自分で言うのもなんだが、政策や作戦指揮、策謀に関してはかなり高い能力を持っていると思うんだ。」 「はぁ…」 「それに俺が黒の騎士団を結成した動機はナナリーの為だ、愛する妹の為に世界に反逆する俺は、傍から見ても惹かれる部分があるかと思う! 」 ルルーシュが鼻息荒く語りだした。 「なのに俺の扱いはどうだ!? ヘタレの部分が誇張されたり!ギャグ担当だったり!!」 ここに来てやっとライにも彼が何に憤っているのか分かってきた。 「あぁ、君が何に対して意見を言ってるのかは、分かってきたよ… 重度の妹LOVEだってこともね…」 「それにだ…! うっ!また胃がきりきりと痛みだしてきた……」 胃のあたりを押さえるルルーシュの肩をポンと叩き、背をさする。 「……あの、…その、なんていうか…ごめんね。」 頬をかきながらバツが悪そうに謝る。というか彼は悪くない。職人の皆さまも非は全くない。 そう、たまたまだ。 たまたまルルーシュにギャグや損な役回りが回ってしまうだけなのだ! 何故そうなるのか? 面白くなるからです。 カッコいい部分を持つルルーシュの別の側面が見れれば親近感が沸くからです。
支援
支援
「…大分辛そうだね、ちょっと待っててくれ。薬局に行って胃薬買ってくるから。」 「ああ、すまないなライ。…そうだ、曲がり角には気をつけろよ。」 「ん?何故だ?」 「…お前は、一級建築士の資格を生まれながらに持っているからな…」 少し虚ろな目で空を見ながらルルーシュは言ったが、当の本人は「?」みたいな顔をしていた。 ライは他人の事には敏感だが、自分の事に関しては天然くんだった。 「…よく分からないけど分かったよ。少し待ってくれ」 ルルーシュを執務室のソファに座らせ、ライは薬局に向けて走り出した。 『容姿端麗、頭脳明晰の彼にも悩みがあるんだなぁ、でもこれが人生の醍醐味ってやつかな?』 そんな事を思いながら走っているとすぐに廊下の曲がり角にたどり着いた。 勢いよく曲がるライ、そして向こうから歩いてきた大量の書類を持つ事務化の女性職員にぶつかった。 ドンッという音とともに、ひらひらと宙を舞う大量の書類。 「…ごめん、大丈夫?」 「……はい」 彼女が床に叩きつけられる前に彼女の手を引き、胸へ寄せたライ。 女性職員の頬はほのかに桜色に染まっていた。 その様子を見てもライ気付かない、頬の色を見ても『びっくりさせてしまったかな?』くらいにしか思っていない。 執務室でお腹を押さえながら一人呟くルルーシュ 「だから気をつけろよと言ってやったのに… うっ、いたたたた… この話も俺はこんな役回りか…!!」 今日も彼の異名は健在だった。
支援
以上です。 久しぶりの投下だから妙に緊張していまいましたw このSSはある方のサイトのSSを見て思いついたものです。 皆さまが少しでも楽しんで頂ければ幸いです。 前書いた物の続きも遅筆ですが書いておりますorz それではまたお会いしましょう!
>>982 空マメ卿、GJでした!
許しは請わないよ、ルルーシュ なんか妹愛が強い部分とかギャグに使いやすいんだ
ほら、本編ではかっこいいからさ、たぶん
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
そういや明日ギアス劇場発売か、ライは気になるけとオールハイルブリタニアやりたい気分が上回る
明日に買う人挙手 ノ
ノ
空マメ卿乙です! GJです!!! ルル・・・可哀想な子・・・・・・ わたしの書いてる話じゃ、ヘタレ扱いどころかすでに鬼籍に入っているし・・・ ごめんねルル。次の話ではきっと強い子に書く・・・・・と思ったけど、ないな。うん ヘタレの方が面白いもんな。ルルはw
あ、KONOZAMA発動で当日入手できない予感が・・・・ とりあえず、ノ
ノ 同時発売の某CLANP絵付アーケードゲームのDS版も同時です
>>982 GJ!!空マメ卿は健在ですね
面白かったですよー
なるほど、確かにゼロはギャグ担当やオチによく使われますよねw
どの職人さんが最初に設定したのかちょっと気になるw
他の作品もお待ちしてます
ノ と言いたいところだけど、評価固まるまで様子見ですかね。 コ○ケ直前に今回の想定外の出費は流石に少々堪えます。
GJです。 面白かった〜っ。 やっぱ、短編って技術とセンスがないとだめなんだなぁと痛感してしまいました。
>>982 GJですよ
大丈夫だゼロ!
代わりにC.Cをお馬鹿にさせたらギャグでもカッコ良く出来る!
っと、チーズ君に酷い目合わせた俺は熱々ピザぶつけられてくる
さて、そろそろ埋めにはいるべきか 1000ならレポートガン無視して毎日投下し続ける!
>>988 保管庫見てきたんですが、ルルーシュをギャグ担当にした作品がありました。
私の一番最初の作品です。
その次の物でもギャグにまわしてるので、もしかしたら私かも……
え〜ルルーシュ、本当にすいませんorz
>>989 コミケに出るのかコミケに行くのかが非常に気になってしまうのは俺だけでしょうか
ちなみに保管庫見たらフラグ1級建築士と名づけたのは私のようです
ちょっと意外
まぁ、ルルーシュは、芝居がかってる分、やりやすいからねぇ。 一度、チャレンジしてみょうかしらん。
1000ならカレンはアニメでもライの嫁
orz 間違って書き込んだ…タイミング見計らってたのに…
1000 :
食糞大好きロックマンXシリーズのシグマ :2008/08/06(水) 23:48:56 ID:9gM53b++
:∩
ヽヽ 。・ .∩ ゚
:じ ヽヽ
.`J ∩
∩・ ノノ ( ( ) ( ) )
,,------ 、 ノノ ∪ ( ) ( ) ( ノ
/: ____▽,,,,,,_ヽ. 。∪ ⊂ヽ ____...................____
} i:ェェヮi ト.ェェ:-i { /⌒Y⌒\ :):) . ,, -ー" _,,.. _,,._ ,,.._ ,,.._ _,,.. ゙ ヽ、
ヾ::/イ__l丶 r'1ノ ノ ) じ: / /,,r"i/ ,r"i/,,r"i/,,r"i/,,r"i 、 ヽ
.}::l: ゝ--イ l:: :{^\ | / ./ /#; / /#.; / /#; / ,/#; / ,/#; / .," i |
ト!;_`二´_,,;!イ| | ノ :| ∩ i i. /#; / ,/#; ./ /#; / ,/#; / ,/#; / .,' / /
| |__人___| |_/| | ノノ ヘ. |〃/ ,|〃/ ,|〃/ .,|〃/ , |〃/ .,"..;;/ /
| | ヽ| ト' | |/^ヽ :∪ ヽ ヽゝ' `ヽゝ~ ヽゝ' ~ヽゝ' ~ヽゝ' " /
| | | |_/ ヽ__人_ノ ゙ ー-- 、、... _ ____ ,,,,, .... --―"
⊆, っ とーっ
>>1000 ならシグマのクソ肉餃子試食会開催!!
会場
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1216830102/
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。